JP2019213501A - 収穫機の走行制御装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明の一実施形態に係るコンバイン1の前部を示す右側面図である。
図2は、HST31の構成を示す図である。
図3は、コンバイン1の電気的構成の要部を示すブロック図である。
機体11の走行は、走行制御ECU83によって制御される。この走行制御では、主変速レバーセンサ85の検出信号から主変速レバー21の位置が取得される。
機体11の直進(前進・後進)走行時に、操向レバー22が中央の直進位置から左側または右側の旋回位置に傾動操作されると、走行制御ECU83により、機体11を旋回させるための旋回制御が開始される。
図4は、走行制御のための具体的な構成を示すブロック図である。
主変速レバーセンサ85の故障や主変速レバーセンサ85に接続された信号線の断線などの異常が発生したために、走行制御ECU83が主変速レバー21の位置を取得不能な異常が考えられる。この異常が発生したときには、走行制御ECU83により、スイッチ87を機体11の前後進の指示に使用可能とする設定がなされる。そして、走行制御ECU83からメインECU81にその旨の情報が送信されて、メインECU81の制御により、メータパネル84の表示器に、スイッチ87を機体11の前後進の指示に使用する旨が表示される。たとえば、こぎ深さスイッチが機体11の前後進の指示に使用可能とされ、こぎ深さを第1長さに設定するこぎ深さスイッチのオンにより、機体11の前進を指示することができ、こぎ深さを第2長さに設定するこぎ深さスイッチのオンにより、機体11の後進を指示することができる。
メインECU81と走行制御ECU83との間での通信異常により、走行制御ECU83がメインECU81から主変速レバー21の位置の検出のための調節データを取得できないときには、目標斜板位置算出部101により主変速レバー21の位置が取得される際に、主変速レバーセンサ85の検出信号から取得される検出値の調節が行われず、その検出値がそのまま主変速レバー21の位置に応じた値とされる。
メインECU81と走行制御ECU83との間での通信異常により、走行制御ECU83がメインECU81から油圧ポンプ41のポンプ斜板の実斜板位置に応じた値の算出のための調節データを取得できないときには、実斜板位置算出部102により実斜板位置に応じた値が算出される際に、ポンプ斜板位置センサ89の検出信号の数値化により得られる検出値の調節が行われず、その検出値がそのまま実斜板位置に応じた値とされる。
以上のように、エンジン32と左右一対の走行装置12との間には、HST31が介在されている。HST31は、エンジン32の動力で駆動される油圧ポンプ41および油圧ポンプ41が吐出する圧油によって駆動される油圧モータ42を含む構成である。左右一対の走行装置12には、油圧モータ42の動力が伝達される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することも可能である。
12:走行装置
15:脱穀装置
21:主変速レバー(シフト操作部材)
31:HST(動力伝達装置)
32:エンジン
41:油圧ポンプ
42:油圧モータ
66:サーボ機構
81:メインECU(制御装置)
83:走行制御ECU(走行制御装置、情報取得手段、通常制御手段、縮退制御手段)
85:主変速レバーセンサ(操作位置検出手段)
87:スイッチ(スイッチ操作部材)
89:ポンプ斜板位置センサ(斜板位置検出手段)
102:実斜板位置算出部(斜板位置検出手段)
Claims (8)
- エンジンと、左右一対の走行装置と、前記エンジンの動力で駆動されるポンプおよび前記ポンプが吐出する圧油によって駆動されるモータを含み、前記モータの動力を前記走行装置に伝達する動力伝達装置とを備える収穫機に用いられる走行制御装置であって、
走行制御用情報を取得する情報取得手段と、
前記情報取得手段が前記走行制御用情報を取得可能な通常時に、前記走行制御用情報を用いる通常手法により前記動力伝達装置を制御する通常制御手段と、
前記情報取得手段が前記走行制御用情報を取得不能な異常時に、前記走行制御用情報を用いない縮退手法により前記動力伝達装置を制御する縮退制御手段とを含む、走行制御装置。 - 前記収穫機には、前記収穫機を前進させるために中立位置から一方側に操作され、前記収穫機を後進させるために前記中立位置から他方側に操作されるシフト操作部材と、前記シフト操作部材の位置を検出する操作位置検出手段とが設けられており、
前記情報取得手段は、前記操作位置検出手段から入力される検出信号に基づいて、前記シフト操作部材の位置情報を前記走行制御用情報として取得し、
前記通常制御手段は、前記情報取得手段によって取得される前記シフト操作部材の位置情報が前記中立位置に対して前記一方側の位置を示す情報であるときには、前記動力伝達装置から前記走行装置に前記収穫機を前進させる方向の動力が出力され、前記情報取得手段によって取得される前記シフト操作部材の位置情報が前記中立位置に対して前記他方側の位置を示す情報であるときには、前記動力伝達装置から前記走行装置に前記収穫機を後進させる方向の動力が出力されるよう、前記動力伝達装置を制御する、請求項1に記載の走行制御装置。 - 前記収穫機は、第1状態と第2状態とに切り替えられるスイッチ操作部材をさらに備えており、
前記縮退制御手段は、前記操作位置検出手段の検出信号が入力されないために前記シフト操作部材の位置情報を取得不能な異常時において、前記スイッチ操作部材が前記第1状態であるときには、前記動力伝達装置から前記走行装置に前記収穫機を前進させる方向の動力が出力され、前記スイッチ操作部材が前記第2状態であるときには、前記動力伝達装置から前記走行装置に前記収穫機を後進させる方向の動力が出力されるよう、前記動力伝達装置を制御する、請求項2に記載の走行制御装置。 - 前記動力伝達装置は、前記ポンプのポンプ斜板の位置を制御するサーボ機構をさらに含む構成であり、
前記通常制御手段は、前記情報取得手段によって取得される前記シフト操作部材の位置情報に基づいて、前記シフト操作部材の位置に応じた前記ポンプ斜板の目標位置を設定して、前記ポンプ斜板の位置が当該目標位置に一致するように前記サーボ機構をフィードバック制御し、
前記縮退制御手段は、前記スイッチ操作部材が前記第1状態であるときに、前記ポンプ斜板の目標位置を前進側の一定位置に設定し、前記スイッチ操作部材が前記第2状態であるときに、前記ポンプ斜板の目標位置を後進側の一定位置に設定して、前記サーボ機構をフィードフォワード制御する、請求項3に記載の走行制御装置。 - 前記収穫機は、穀稈から脱穀する脱穀装置をさらに備えており、
前記スイッチ操作部材は、前記脱穀装置に入り込む穀稈の長さを第1長さと前記第1長さよりも短い第2長さとに選択的に設定するこぎ深さスイッチである、請求項3または4に記載の走行制御装置。 - 前記収穫機は、前記走行制御装置と通信可能に接続される制御装置をさらに備え、
前記動力伝達装置は、前記ポンプのポンプ斜板の位置を制御するサーボ機構をさらに含む構成であり、
前記制御装置には、前記操作位置検出手段によって検出される位置を前記シフト操作部材の実際の位置に合わせるように調節するための操作位置調節データが保持されており、
前記情報取得手段は、前記操作位置検出手段から入力される検出信号から前記操作位置調節データを用いて前記シフト操作部材の位置情報を取得し、
前記縮退制御手段は、前記情報取得手段が前記操作位置調節データを用いることができないために前記シフト操作部材の位置情報を取得不能な異常時に、前記操作位置検出手段によって検出される位置に応じた前記ポンプ斜板の目標位置を設定して、前記サーボ機構をフィードフォワード制御する、請求項2〜5のいずれか一項に記載の走行制御装置。 - 前記動力伝達装置は、前記ポンプのポンプ斜板の位置を制御するサーボ機構をさらに含む構成であり、
前記収穫機には、前記ポンプ斜板の位置を検出する斜板位置検出手段が設けられており、
前記情報取得手段は、前記斜板位置検出手段から入力される検出信号に基づいて、前記ポンプ斜板の位置情報を前記走行制御用情報として取得し、
前記通常制御手段は、前記ポンプ斜板の位置情報に基づいて、前記ポンプ斜板の目標位置を設定して、前記ポンプ斜板の位置が当該目標位置に一致するように前記サーボ機構をフィードバック制御し、
前記縮退制御手段は、前記ポンプ斜板の目標位置を設定して、前記サーボ機構をフィードフォワード制御する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の走行制御装置。 - 前記収穫機は、前記走行制御装置と通信可能に接続される制御装置をさらに備え、
前記制御装置には、前記斜板位置検出手段によって検出される位置を前記ポンプ斜板の実際の位置に合わせるように調節するための斜板位置調節データが保持されており、
前記情報取得手段は、前記斜板位置検出手段から入力される検出信号から前記斜板位置調節データを用いて前記ポンプ斜板の位置情報を取得し、
前記縮退制御手段は、前記情報取得手段が前記斜板位置調節データを用いることができないために前記ポンプ斜板の位置情報を取得不能な異常時に、前記斜板位置検出手段によって検出される位置に基づいて、前記ポンプ斜板の目標位置を設定して、前記サーボ機構をフィードフォワード制御する、請求項7に記載の走行制御装置。
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