JP2019212939A - 通信システム及び光通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザ間の公平性を確保すること。【解決手段】OLT200は、キュー221と、キュー222と、OLT200と通信する複数のONUが送信したデータをキュー221に格納する終端部230と、OLT300と通信する複数のONUに割り当てている帯域の合計値である第2の合計帯域値を受信し、OLT300と通信する複数のONUが送信したデータを受信した場合、受信したデータをキュー222に格納する識別部240と、OLT200と通信する複数のONUに割り当てている帯域の合計値である第1の合計帯域値と第2の合計帯域値とに基づいて、キュー221から読み出すデータ量とキュー222から読み出すデータ量との割合である読み出し比を算出する帯域算出部250と、読み出し比に基づいて、キュー221及びキュー222からデータを読み出す制御部210と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、通信システム及び光通信装置に関する。
光通信システムであるPON(Passive Optical Network)システムが、知られている。PONシステムは、通信事業者局舎に設置される光通信装置(すなわち、親局装置)と、加入者側に設置される複数の光通信装置(すなわち、子局装置)とを含む。親局装置は、OLT(Optical Line Termination)と言う。また、PONシステムに含まれるOLTは、PON OLTとも言う。子局装置は、ONU(Optical Network Unit)と言う。
ここで、多段に接続された複数のOLTが提案されている(特許文献1を参照)。例えば、複数のOLTのそれぞれは、配下のOLTから入力されるパケットを格納するキューと、配下のユーザから入力されるパケットを格納するキューとを有する。複数のOLTのそれぞれは、配下のユーザ数に基づいた帯域比を用いて、各キューからパケットを出力する。
特開2012−147360号公報
上記技術は、OLTの配下のユーザ数に基づいた比を用いることで、OLT間の公平性を確保した。しかし、ユーザが使用する各端末に接続する各ONUに割り当てられている帯域が、同じではない場合がある。各ONUに割り当てられている帯域が同じではない場合、上記技術を用いる方法では、ユーザ間の公平性が確保できない。
本発明の目的は、ユーザ間の公平性を確保することである。
本発明の一態様に係る通信システムが提供される。通信システムは、複数の子局装置と通信する第1の親局装置と、前記第1の親局装置と通信していない複数の子局装置と通信し、かつ前記第1の親局装置と通信する第2の親局装置と、を含む。前記第1の親局装置は、第1の記憶部と、第2の記憶部と、前記第1の親局装置と通信する複数の子局装置からデータを受信し、受信したデータを前記第1の記憶部に格納する終端部と、前記第2の親局装置と通信する複数の子局装置に割り当てている帯域の合計値である第2の合計帯域値を前記第2の親局装置から受信し、前記第2の親局装置と通信する複数の子局装置が送信したデータを前記第2の親局装置から受信した場合、受信したデータを前記第2の記憶部に格納する識別部と、前記第1の親局装置と通信する複数の子局装置に割り当てている帯域の合計値である第1の合計帯域値と前記第2の合計帯域値とに基づいて、前記第1の記憶部から読み出すデータ量と前記第2の記憶部から読み出すデータ量との割合である読み出し比を算出する帯域算出部と、前記読み出し比に基づいて、前記第1の記憶部及び前記第2の記憶部からデータを読み出す制御部と、を有する。
本発明によれば、ユーザ間の公平性を確保できる。
実施の形態1の通信システムを示す図である。 実施の形態1のOLTが有するハードウェアの構成を示す図である。 実施の形態1のOLTの構成を示す機能ブロック図(その1)である。 実施の形態1のOLTの構成を示す機能ブロック図(その2)である。 実施の形態1の一覧表の例を示す図である。 実施の形態1の合計帯域値の算出処理の一例を示すシーケンス図である。 実施の形態2の通信システムを示す図である。 実施の形態2のOLTの構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態2の一覧表の例を示す図である。 実施の形態3の通信システムを示す図である。 実施の形態3のOLTの構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態3の一覧表の例を示す図である。 実施の形態4のOLTの構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態4の状態管理テーブルの例を示す図である。
以下、図面を参照しながら実施の形態を説明する。以下の実施の形態は、例にすぎず、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の通信システムを示す図である。通信システムは、OLT200とOLT300とを含む。また、通信システムは、OLT100を含んでもよい。さらに、通信システムは、ONU400_1〜400_n(nは、正の整数),500_1〜500_n,600_1〜600_n、及び端末410_1〜410_n,510_1〜510_n,610_1〜610_nを含んでもよい。
OLT100とOLT200とは、電気通信を用いて通信してもよい。OLT100とOLT200とは、光通信を用いて通信してもよい。また、OLT200とOLT300とは、電気通信を用いて通信してもよい。OLT200とOLT300とは、光通信を用いて通信してもよい。
端末410_1〜410_n,510_1〜510_n,610_1〜610_nは、ユーザが使用する端末である。
OLT100は、光カプラ10を介して、ONU400_1〜400_nと通信する。ここで、光カプラは、光合分波器とも言う。光カプラは、スプリッタでもよい。
ONU400_1〜400_nは、端末410_1〜410_nと通信する。OLT100は、ONU400_1〜400_nに帯域を割当てる。ONU400_1〜400_nは、割り当てられた帯域に従って、端末410_1〜410_nから受信したデータをOLT100に送信する。また、ONU400_1〜400_nは、時分割多重方式を用いて、端末410_1〜410_nから受信したデータをOLT100に送信する。
OLT200は、光カプラ20を介して、ONU500_1〜500_nと通信する。ONU500_1〜500_nは、端末510_1〜510_nと通信する。OLT200は、ONU500_1〜500_nに帯域を割当てる。ONU500_1〜500_nは、割り当てられた帯域に従って、端末510_1〜510_nから受信したデータをOLT200に送信する。また、ONU500_1〜500_nは、時分割多重方式を用いて、端末510_1〜510_nから受信したデータをOLT200に送信する。
OLT300は、光カプラ30を介して、ONU600_1〜600_nと通信する。ONU600_1〜600_nは、端末610_1〜610_nと通信する。OLT300は、ONU600_1〜600_nに帯域を割当てる。ONU600_1〜600_nは、割り当てられた帯域に従って、端末610_1〜610_nから受信したデータをOLT300に送信する。また、ONU600_1〜600_nは、時分割多重方式を用いて、端末610_1〜610_nから受信したデータをOLT300に送信する。
OLT100は、制御部110と、キュー121,122とを有する。制御部110は、上位ネットワーク(図示を省略)に接続する。キュー121には、ONU400_1〜400_nから受信したデータが格納される。キュー122には、OLT200から受信したデータが格納される。制御部110は、後述する比に基づいて、キュー121,122に格納されているデータを読み出す。制御部110は、読み出したデータを上位ネットワークに送信する。
OLT200は、制御部210と、キュー221,222とを有する。制御部210は、OLT100と通信する。キュー221には、ONU500_1〜500_nから受信したデータが格納される。キュー222には、OLT300から受信したデータが格納される。制御部210は、後述する比に基づいて、キュー221,222に格納されているデータを読み出す。制御部210は、読み出したデータをOLT100に送信する。
OLT300は、制御部310と、キュー321,322とを有する。制御部310は、OLT200と通信する。キュー321には、ONU600_1〜600_nから受信したデータが格納される。制御部310は、後述する比に基づいて、キュー321に格納されているデータを読み出す。制御部310は、読み出したデータをOLT200に送信する。
このように、OLT100,200,300は、多段に接続される。また、OLT100,200,300は、直列で多段に接続されると表現してもよい。図1は、OLTの接続段数が3つの場合を例示している。しかし、OLTの接続段数は、4つ以上でもよい。すなわち、通信システムは、4つ以上のOLTを含んでもよい。そして、4つ以上のOLTが、多段に接続される。
ここで、OLT100又はOLT200は、第1の親局装置と表現してもよい。OLT200又はOLT300は、第2の親局装置と表現してもよい。OLT300は、第3の親局装置と表現してもよい。
また、キュー121、キュー221、又はキュー321は、第1の記憶部とも言う。キュー122、キュー222、又はキュー322は、第2の記憶部とも言う。
次に、OLT200の主なハードウェアの構成について説明する。
図2は、実施の形態1のOLTが有するハードウェアの構成を示す図である。OLT200は、プロセッサ201、揮発性記憶装置202、及び不揮発性記憶装置203を有する。
プロセッサ201は、OLT200全体を制御する。例えば、プロセッサ201は、CPU(Central Processing Unit)、又はFPGA(Field Programmable Gate Array)などである。プロセッサ201は、マルチプロセッサでもよい。OLT200は、処理回路によって実現されてもよく、又は、ソフトウェア、ファームウェア若しくはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。なお、処理回路は、単一回路又は複合回路でもよい。
揮発性記憶装置202は、OLT200の主記憶装置である。例えば、揮発性記憶装置202は、RAM(Random Access Memory)である。不揮発性記憶装置203は、OLT200の補助記憶装置である。例えば、不揮発性記憶装置203は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)である。
OLT100,300は、OLT200と同様に、プロセッサ、揮発性記憶装置、及び不揮発性記憶装置を有する。
次に、OLT200の機能について説明する。
図3は、実施の形態1のOLTの構成を示す機能ブロック図(その1)である。OLT200は、制御部210、キュー221,222、終端部230、識別部240、及び帯域算出部250を有する。
キュー221,222は、揮発性記憶装置202又は不揮発性記憶装置203に確保した記憶領域として実現される。
制御部210、終端部230、識別部240、及び帯域算出部250の一部又は全部は、プロセッサ201によって実現してもよい。制御部210、終端部230、識別部240、及び帯域算出部250の一部又は全部は、プロセッサ201が実行するプログラムのモジュールとして実現してもよい。当該プログラムは、制御プログラムとも言う。
終端部230は、ONU500_1〜500_nと通信する。終端部230は、ONU500_1〜500_nから受信した光信号を電気信号に変換する。終端部230は、変換した電気信号(すなわち、データ)をキュー221に格納する。このように、終端部230は、ONU500_1〜500_nからデータを受信する。そして、終端部230は、受信したデータをキュー221に格納する。
また、終端部230は、定期的に、割当帯域情報を帯域算出部250に送信する。割当帯域情報とは、終端部と通信する各ONUに割当てている帯域を示す情報である。例えば、割当帯域情報とは、終端部230と通信するONU500_1〜500_nに割当てている帯域を示す情報である。なお、終端部230が定期的に割当帯域情報を送信する理由は、ONU500_1〜500_nに割当てている帯域が変化するからである。
識別部240は、合計帯域値通知フレームをOLT300から受信する。合計帯域値通知フレームは、合計帯域値を含む。合計帯域値は、合計帯域値については、後で説明する。また、合計帯域値通知フレームのヘッダには、合計帯域値通知フレームであることを示す情報が含まれている。識別部240は、ヘッダを確認することで、OLT300から受信した情報が合計帯域値通知フレームであるか否かを識別する。識別部240は、合計帯域値を帯域算出部250に送信する。
識別部240は、OLT300からデータを受信する。例えば、当該データは、OLT300がONU600_1〜600_nから受信したデータである。識別部240は、受信したデータをキュー222に格納する。すなわち、識別部240は、OLT300から受信した情報のうち合計帯域値通知フレーム(すなわち、合計帯域値)以外のデータをキュー222に格納する。
また、OLT200とOLT300とが光通信を用いて通信している場合、識別部240は、OLT300から受信した光信号を電気信号に変換する。
帯域算出部250は、ONU500_1〜500_nの割当帯域情報を終端部230から定期的に受信する。帯域算出部250は、ONU500_1〜500_nの割当帯域情報に基づいて、PON帯域値を算出する。PON帯域値とは、OLTと通信する各ONUに割当てている帯域の総和である。例えば、PON帯域値とは、OLT200と通信するONU500_1〜500_nに割当てている帯域の合計値である。また、PON帯域値は、第1の合計帯域値とも言う。
帯域算出部250は、識別部240から合計帯域値を受信する。なお、当該合計帯域値は、下位のOLTから受信した合計帯域値と表現してもよい。例えば、識別部240から受信される合計帯域値は、第2の合計帯域値とも言う。例えば、第2の合計帯域値は、OLT300と通信するONU600_1〜600_nに割り当てている帯域の合計値である。
帯域算出部250は、式(1)を用いて、新たな合計帯域値を算出する。
合計帯域値=PON帯域値+下位のOLTから受信した合計帯域値・・・(1)
帯域算出部250が算出した合計帯域値(すなわち、新たな合計帯域値)は、新たな第2の合計帯域値と考えてもよい。このように、帯域算出部250が算出した合計帯域値は、ONU500_1〜500_nに割当てている帯域の合計値とONU600_1〜600_nに割り当てている帯域の合計値とに基づいて算出される。
帯域算出部250は、算出した合計帯域値を含む合計帯域値通知フレームを生成する。帯域算出部250は、合計帯域値通知フレームを制御部210に送信する。制御部210は、合計帯域値通知フレームをOLT100に送信する。
また、帯域算出部250は、PON帯域値と下位のOLTから受信した合計帯域値とに基づいて、読み出し比を算出する。例えば、算出される読み出し比は、キュー221から読み出すデータ量とキュー222から読み出すデータ量との割合である。帯域算出部250は、読み出し比を制御部210に送信する。
制御部210は、読み出し比に基づいて、キュー221とキュー222からデータを読み出す。なお、例えば、データを読み出す方法は、FIFO(First In First Out)でもよいし、LIFO(Last In First Out)でもよい。また、制御部210は、これ以外の方法でデータを読み出してもよい。制御部210は、読み出したデータをOLT100に送信する。
ここで、OLT300は、OLT200と同様の機能ブロックを有する。そのため、OLT300の機能の説明を省略する。
また、OLT300の識別部は、下位のOLTが存在しないため、合計帯域値通知フレームを受信しない。このように、下位のOLTが存在しない場合、識別部は、0を代入した合計帯域値を帯域算出部に送信する。例えば、OLT300の識別部は、0を代入した合計帯域値をOLT300の帯域算出部に送信する。
次に、OLT100の機能について説明する。
図4は、実施の形態1のOLTの構成を示す機能ブロック図(その2)である。OLT100は、制御部110、キュー121,122、終端部130、識別部140、及び帯域算出部150を有する。
キュー121,122は、OLT100が有する揮発性記憶装置又は不揮発性記憶装置に確保した記憶領域として実現される。
制御部110、終端部130、識別部140、及び帯域算出部150の一部又は全部は、OLT100が有するプロセッサによって実現してもよい。制御部110、終端部130、識別部140、及び帯域算出部150の一部又は全部は、OLT100が有するプロセッサが実行するプログラムのモジュールとして実現してもよい。当該プログラムは、制御プログラムとも言う。
OLT100の機能は、OLT200と同じである。例えば、識別部140は、合計帯域値通知フレーム(すなわち、合計帯域値)を受信する。識別部140は、合計帯域値通知フレーム以外のデータをOLT200から受信した場合、受信したデータをキュー122に格納する。すなわち、キュー122に格納されるデータは、OLT300からOLT200が受信したデータの少なくとも一部のデータと、ONU500_1〜500_nからOLT200が受信したデータの少なくとも一部のデータとを含む。
このように、OLT100の機能は、OLT200と同じであるため、説明を省略する。但し、制御部110は、読み出し比に基づいて、読み出したデータを上位ネットワークに送信する点が制御部210と異なる。また、制御部110は、合計帯域値通知フレームを上位ネットワークに送信しない点が制御部210と異なる。
図5は、実施の形態1の一覧表の例を示す図である。一覧表51は、OLT間の読み出し比などを一覧にしたものである。なお、一覧表51の内容は、変化する場合がある。例えば、ONUに割り当てている帯域が変化したとき、一覧表51の内容は、変化する。
一覧表51は、OLTの名称を含む。例えば、一覧表51は、“OLT1”、“OLT2”、“OLT3”を含む。“OLT1”は、OLT100の名称である。“OLT2”は、OLT200の名称である。“OLT3”は、OLT300の名称である。
一覧表51は、ONU台数、PON帯域値、OLT段数比、ONU台数比、合計帯域値、及び読み出し比の項目を有する。
ONU台数の項目は、配下のONUの数を示す。例えば、一覧表51は、OLT200に接続しているONUの数が10であることを示す。すなわち、一覧表51は、OLT200とONU500_1〜ONU500_10とが接続していることを示す。なお、ONU台数は、端末数(すなわち、ユーザ数)と考えてもよい。
PON帯域値の項目は、PON帯域値を示す。OLT段数比の項目は、下位のOLT数を示す。なお、OLT段数比の項目には、自OLTが1と表現される。例えば、一覧表51は、1:0を示す。これは、自OLT(すなわち、OLT300)が1、下位のOLTが0であることを示す。また、例えば、一覧表51は、1:1を示す。これは、自OLT(すなわち、OLT200)が1、下位のOLT(すなわち、OLT300)が1であることを示す。
ONU台数比は、自OLTに接続しているONU数と下位のOLTに接続しているONUの総数との比を示す。例えば、一覧表51は、10:50を示す。これは、OLT200に接続しているONU数が10、下位のOLT300に接続しているONUの総数が50であることを示す。また、例えば、一覧表51は、30:60を示す。これは、OLT100に接続しているONU数が30、下位のOLT200,300に接続しているONUの総数が60であることを示す。
合計帯域値の項目は、合計帯域値を示す。合計帯域値は、式(1)を用いて算出される。例えば、一覧表51は、9Gbpsを示す。これは、OLT200のPON帯域値である2GbpsとOLT300の合計帯域値である7Gbpsとの総和である。
読み出し比の項目は、読み出し比を示す。読み出し比は、Q1とQ2とを用いて表現される。Q1は、自OLTと通信するONUから受信したデータが格納されるキューを示す。例えば、Q1は、キュー121,221,321である。Q2は、自OLTが下位のOLTから受信したデータが格納されるキューを示す。例えば、Q2は、キュー122,222,322である。
例えば、一覧表51は、2:7を示す。これは、“OLT2”(すなわち、OLT200)のPON帯域値が2Gbps、“OLT3”(すなわち、OLT300)の合計帯域値が7Gbpsであることを示す。そして、制御部210は、読み出し比(すなわち、2:7)に基づいて、Q1(すなわち、キュー221)とQ2(すなわち、キュー222)とからデータを読み出す。
図6は、実施の形態1の合計帯域値の算出処理の一例を示すシーケンス図である。
(ステップS101)OLT200は、起動する。また、OLT200は、OLT100に接続する。また、OLT200は、OLT300と未接続である。
(ステップS102)OLT200の帯域算出部250は、ONU500_1〜500_nの割当帯域情報を終端部230から受信する。帯域算出部250は、ONU500_1〜500_nの割当帯域情報に基づいて、PON帯域値を算出する。算出したPON帯域値は、2Gbpsとする。
帯域算出部250は、式(1)を用いて、合計帯域値を算出する。また、OLT200がOLT300から合計帯域値通知フレームを受信していないため(すなわち、OLT300と未接続であるため)、合計帯域値は、2(2+0)Gbpsである。
帯域算出部250は、算出した合計帯域値を含む合計帯域値通知フレームを生成する。帯域算出部250は、合計帯域値通知フレームを制御部210に送信する。
また、帯域算出部250は、読み出し比(すなわち、2:0)を算出する。帯域算出部250は、読み出し比を制御部210に送信する。これにより、制御部210は、読み出し比に基づいて、キュー221とキュー222に格納されているデータを読み出す。
(ステップS103)OLT200の制御部210は、合計帯域値通知フレームをOLT100に送信する。これにより、OLT100の識別部140は、合計帯域値通知フレームを受信する。
(ステップS104)OLT200とOLT300は、接続する。
(ステップS105)OLT300の帯域算出部は、ONU600_1〜600_nの割当帯域情報をOLT300の終端部から受信する。OLT300帯域算出部は、ONU600_1〜600_nの割当帯域情報に基づいて、PON帯域値を算出する。算出したPON帯域値は、7Gbpsとする。
OLT300の帯域算出部は、式(1)を用いて、合計帯域値を算出する。合計帯域値は、7(7+0)Gbpsである。
OLT300の帯域算出部は、算出した合計帯域値を含む合計帯域値通知フレームを生成する。OLT300の帯域算出部は、合計帯域値通知フレームをOLT300の制御部に送信する。
また、OLT300の帯域算出部は、読み出し比(すなわち、7:0)を算出する。OLT300の帯域算出部は、読み出し比をOLT300の制御部に送信する。これにより、OLT300の制御部は、読み出し比に基づいて、データの読み出し処理を実行する。
(ステップS106)OLT300の制御部310は、合計帯域値通知フレームをOLT200に送信する。これにより、OLT200の識別部240は、合計帯域値通知フレームを受信する。
(ステップS107)OLT200の帯域算出部250は、ONU500_1〜500_nの割当帯域情報を終端部230から受信する。帯域算出部250は、ONU500_1〜500_nの割当帯域情報に基づいて、PON帯域値を算出する。算出したPON帯域値は、2Gbpsである。
帯域算出部250は、式(1)を用いて、合計帯域値を算出する。合計帯域値は、9(2+7)Gbpsである。
帯域算出部250は、算出した合計帯域値を含む合計帯域値通知フレームを生成する。帯域算出部250は、合計帯域値通知フレームを制御部210に送信する。
また、帯域算出部250は、読み出し比(すなわち、2:7)を算出する。帯域算出部250は、読み出し比を制御部210に送信する。これにより、制御部210は、読み出し比に基づいて、キュー221とキュー222に格納されているデータを読み出す。
(ステップS108)OLT200の制御部210は、合計帯域値通知フレームをOLT100に送信する。これにより、OLT100の識別部140は、合計帯域値通知フレームを受信する。
ここで、OLT100の帯域算出部150は、ONU400_1〜400_nの割当帯域情報をOLT100の終端部130から受信する。OLT100の帯域算出部150は、ONU400_1〜400_nの割当帯域情報に基づいて、PON帯域値を算出する。算出したPON帯域値は、8Gbpsとする。
OLT100の帯域算出部150は、読み出し比(すなわち、8:9)を算出する。OLT100の帯域算出部150は、読み出し比をOLT100の制御部110に送信する。これにより、OLT100の制御部110は、読み出し比に基づいて、キュー121とキュー122に格納されているデータを読み出す。
(ステップS109)OLT200は、ONU500_1〜500_nに割り当てている帯域を変更する。これにより、PON帯域値は、2Gbpsから3Gbpsに変化したものとする。
(ステップS110)OLT300の帯域算出部は、ONU600_1〜600_nの割当帯域情報をOLT300の終端部から受信する。OLT300帯域算出部は、ONU600_1〜600_nの割当帯域情報に基づいて、PON帯域値を算出する。算出したPON帯域値は、7Gbpsである。
OLT300の帯域算出部は、式(1)を用いて、合計帯域値を算出する。合計帯域値は、7(7+0)Gbpsである。
OLT300の帯域算出部は、算出した合計帯域値を含む合計帯域値通知フレームを生成する。OLT300の帯域算出部は、合計帯域値通知フレームをOLT300の制御部に送信する。
また、OLT300の帯域算出部は、読み出し比(すなわち、7:0)を算出する。OLT300の帯域算出部は、読み出し比をOLT300の制御部に送信する。これにより、OLT300の制御部は、読み出し比に基づいて、データの読み出し処理を実行する。
(ステップS111)OLT300の制御部310は、合計帯域値通知フレームをOLT200に送信する。これにより、OLT200の識別部240は、合計帯域値通知フレームを受信する。
(ステップS112)OLT200の帯域算出部250は、ONU500_1〜500_nの割当帯域情報を終端部230から受信する。帯域算出部250は、ONU500_1〜500_nの割当帯域情報に基づいて、PON帯域値を算出する。算出したPON帯域値は、3Gbpsである。
帯域算出部250は、式(1)を用いて、合計帯域値を算出する。合計帯域値は、10(3+7)Gbpsである。
帯域算出部250は、算出した合計帯域値を含む合計帯域値通知フレームを生成する。帯域算出部250は、合計帯域値通知フレームを制御部210に送信する。
また、帯域算出部250は、読み出し比(すなわち、3:7)を算出する。帯域算出部250は、読み出し比を制御部210に送信する。これにより、制御部210は、読み出し比に基づいて、キュー221とキュー222に格納されているデータを読み出す。
(ステップS113)OLT200の制御部210は、合計帯域値通知フレームをOLT100に送信する。
このように、OLT200,300は、合計帯域値を算出する度に、合計帯域値通知フレームを上位のOLTに送信する。
また、例えば、帯域算出部250は、定期的に、読み出し比を算出する。これにより、帯域算出部250は、ONUに割り当てている帯域の現状を読み出し比に反映することができる。そして、制御部210は、ONUに割り当てている帯域の現状に合わせて、キュー221とキュー222に格納されているデータを読み出すことができる。
実施の形態1は、終端部が定期的に割当帯域情報を帯域算出部に送信する場合を説明した。しかし、終端部は、OLTの起動時、又はONUに割り当てている帯域が変化したとき、割当帯域情報を帯域算出部に送信してもよい。
実施の形態1によれば、OLTは、読み出し比に基づいて、データを読み出す。読み出し比は、PON帯域値と下位のOLTから受信した合計帯域値との比に基づいて、算出される。PON帯域値は、自OLTに接続している各ONU(すなわち、ユーザが使用する端末)に割り当てた帯域が反映されている。下位のOLTから受信した合計帯域値は、下位の各OLTが接続している各ONU(すなわち、ユーザが使用する端末)に割り当てた帯域が反映されている。よって、OLTは、読み出し比に基づいて、データを読み出すことで、ユーザ間の公平性を確保できる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2を説明する。実施の形態1と相違する事項を主に説明し、実施の形態1と共通する事項の説明を省略する。実施の形態2の説明では、図2〜4を参照する。
実施の形態1では、各OLTが1つの光カプラを介して各ONUと接続する場合を説明した。実施の形態2では、各OLTが2つの光カプラを介して各ONUと接続することが可能な場合を説明する。
図7は、実施の形態2の通信システムを示す図である。OLT200は、光カプラ40を介して、ONU700_1などと通信する。すなわち、OLT200は、光カプラ40を介して、複数のONUと通信する。ONU700_1などは、端末710_1などと通信する。すなわち、複数のONUは、複数の端末と通信する。
ここで、光カプラを介して通信する複数のONUは、子局装置群とも言う。例えば、ONU500_1などは、子局装置群である。ONU700_1などは、子局装置群である。
OLT200は、ONU700_1などに帯域を割当てる。ONU700_1などは、割り当てられた帯域に従って、端末710_1などから受信したデータをOLT200に送信する。また、ONU700_1などは、時分割多重方式を用いて、端末710_1などから受信したデータをOLT200に送信する。
端末710_1などは、ユーザが使用する端末である。
OLT100は、さらに、キュー123を有する。OLT200は、さらに、キュー223を有する。キュー223には、ONU700_1などから受信したデータが格納される。OLT300は、さらに、キュー323を有する。
図7では、2つの光カプラを介して、OLT200と各ONUが接続する場合を例示している。しかし、OLT100,300も同様に、2つの光カプラを介して、各ONUと接続することが可能である。例えば、OLT100は、光カプラ10以外の光カプラを介して各ONUと接続することができる。また、OLT100は、光カプラ10以外の光カプラを介して接続する各ONUから受信したデータをキュー123に格納する。また、例えば、OLT300は、光カプラ30以外の光カプラを介して各ONUと接続することができる。また、OLT300は、光カプラ30以外の光カプラを介して接続する各ONUから受信したデータをキュー323に格納する。
図8は、実施の形態2のOLTの構成を示す機能ブロック図である。OLT200は、さらに、終端部231を有する。
キュー223は、揮発性記憶装置202又は不揮発性記憶装置203に確保した記憶領域として実現される。
終端部231の一部又は全部は、プロセッサ201によって実現してもよい。終端部231の一部又は全部は、プロセッサ201が実行するプログラムのモジュールとして実現してもよい。
終端部230と識別部240の機能は、実施の形態1と同じなので説明を省略する。
終端部231は、ONU700_1などと通信する。終端部231は、ONU700_1などから受信した光信号を電気信号に変換する。終端部231は、変換した電気信号(すなわち、データ)をキュー223に格納する。このように、光カプラには、キューが対応付けられている。例えば、光カプラ20には、キュー221が対応付けられている。光カプラ40には、キュー223が対応付けられている。そして、終端部231は、光カプラ40を介してデータを受信した場合、受信したデータを、光カプラ40に対応するキュー223に格納する。
また、終端部231は、定期的に、割当帯域情報を帯域算出部250に送信する。当該割当帯域情報とは、ONU700_1などに割当てている帯域を示す情報である。
帯域算出部250は、ONU500_1などの割当帯域情報を終端部230から定期的に受信する。また、帯域算出部250は、ONU700_1などの割当帯域情報を終端部231から定期的に受信する。
帯域算出部250は、終端部230から受信した割当帯域情報に基づいて、PON帯域値を算出する。また、帯域算出部250は、終端部231から受信した割当帯域情報に基づいて、PON帯域値を算出する。
帯域算出部250は、識別部240から受信した合計帯域値と、終端部230から受信した割当帯域情報に基づいて算出したPON帯域値と、終端部231から受信した割当帯域情報に基づいて算出したPON帯域値とを用いて、合計帯域値を算出する。
帯域算出部250は、算出した合計帯域値を含む合計帯域値通知フレームを生成する。帯域算出部250は、合計帯域値通知フレームを制御部210に送信する。制御部210は、合計帯域値通知フレームをOLT100に送信する。
また、帯域算出部250は、終端部230から受信した割当帯域情報に基づいて算出したPON帯域値と、識別部240から受信した合計帯域値と、終端部231から受信した割当帯域情報に基づいて算出したPON帯域値との比を算出する。
このように、帯域算出部250は、複数の子局装置群のそれぞれに割り当てている帯域を示す複数の帯域値(すなわち、終端部230から受信した割当帯域情報に基づいて算出したPON帯域値と、終端部231から受信した割当帯域情報に基づいて算出したPON帯域値)と識別部240から受信した合計帯域値とに基づいて、キュー221、キュー222、及びキュー223のそれぞれから読み出すデータ量の割合である比を算出する。また、比の算出は、次のように表現してもよい。帯域算出部250は、終端部230,231のそれぞれが通信している複数の子局装置に割り当てている帯域値(すなわち、終端部230から受信した割当帯域情報が示す帯域値と、終端部231から受信した割当帯域情報が示す帯域値)と識別部240から受信した合計帯域値とに基づいて、比を算出する。 算出された比を読み出し比と呼ぶ。帯域算出部250は、読み出し比を制御部210に送信する。
制御部210は、読み出し比に基づいて、キュー221、キュー222、及びキュー223に格納されているデータを読み出す。制御部210は、読み出したデータをOLT100に送信する。
ここで、OLT100,300は、OLT200と同様の機能ブロックを有する。そのため、OLT100,300が有する機能ブロックの説明を省略する。なお、OLT100の制御部110は、読み出し比に基づいて、読み出したデータを上位ネットワークに送信する点が制御部210と異なる。また、OLT100の制御部110は、合計帯域値通知フレームを上位ネットワークに送信しない点が制御部210と異なる。
図9は、実施の形態2の一覧表の例を示す図である。一覧表52は、OLT間の読み出し比などを一覧にしたものである。なお、一覧表52の内容は、変化する場合がある。例えば、ONUに割り当てている帯域が変化したとき、一覧表52の内容は、変化する。
一覧表52は、ONU台数、PON帯域値、OLT段数比、ONU台数比、合計帯域値、及び読み出し比の項目を有する。
ONU台数の項目は、配下のONUの数を示す。ここで、一覧表52に含まれる“光カプラ1”とは、光カプラ20の名称である。一覧表52に含まれる“光カプラ2”とは、光カプラ40の名称である。
例えば、一覧表52は、光カプラ20を介して、OLT200に接続しているONU数が10であることを示す。また、例えば、一覧表52は、光カプラ40を介して、OLT200に接続しているONU数が10であることを示す。
PON帯域値の項目は、PON帯域値を示す。OLT段数比の項目は、下位のOLT数を示す。なお、OLT段数比の項目には、自OLTが1と表現される。例えば、一覧表52は、1:1:1を示す。これは、自OLT(すなわち、OLT200)が1、下位のOLT(すなわち、OLT300)が1、自OLT(すなわち、OLT200)が1であることを示す。
ONU台数比の項目は、自OLTに接続しているONU数と下位のOLTに接続しているONUの総数との比を示す。例えば、一覧表52は、10:50:10を示す。これは、光カプラ20を介してOLT200に接続しているONU数が10、下位のOLTに接続しているONU総数が50、光カプラ40を介してOLT200に接続しているONU数が10であることを示す。
合計帯域値の項目は、合計帯域値を示す。例えば、一覧表52は、10Gbpsを示す。ここで、一覧表52によれば、帯域算出部250が終端部230から受信した割当帯域情報に基づいて算出したPON帯域値は、2Gbpsである。帯域算出部250が終端部231から受信した割当帯域情報に基づいて算出したPON帯域値は、1Gbpsである。識別部240がOLT300から受信した合計帯域値は、7Gbpsである。帯域算出部250がこれらの値に基づいて算出した合計帯域値は、10(2+1+7)Gbpsである。なお、制御部210は、算出した合計帯域値を含む合計帯域値フレームをOLT100に送信する。
読み出し比の項目は、読み出し比を示す。読み出し比は、Q1とQ2とQ3を用いて表現される。Q1は、1つ目の光カプラを介してONUから受信したデータが格納されるキューを示す。例えば、Q1は、キュー121,221,321である。Q2は、下位のOLTから受信したデータが格納されるキューを示す。例えば、Q2は、キュー122,222,322である。Q3は、2つ目の光カプラを介してONUから受信したデータが格納されるキューを示す。例えば、Q3は、キュー123,223,323である。例えば、一覧表51は、2:7:1を示す。制御部210は、読み出し比(すなわち、2:7:1)に基づいて、Q1(すなわち、キュー221)とQ2(すなわち、キュー222)とQ3(すなわち、キュー223)とからデータを読み出す。
ここで、例えば、OLT100の帯域算出部150は、OLT200から合計帯域値通知フレームを受信した後、読み出し比(8:10:0)を算出する。OLT100の帯域算出部150は、読み出し比をOLT100の制御部110に送信する。これにより、OLT100の制御部110は、読み出し比に基づいて、Q1(すなわち、キュー121)とQ2(すなわち、キュー122)とQ3(すなわち、キュー123)とからデータを読み出す。
実施の形態2は、2つの光カプラを介して各ONUとOLTが接続する場合を例示した。しかし、実施の形態2は、3つ以上の光カプラを介して各ONUとOLTが接続してもよい。この場合、OLTは、光カプラの数に1を加算した数のキューを有する。また、OLTは、光カプラの数の終端部を有する。
また、実施の形態2では、OLTに接続する各ONUから受信したデータが、1つのキューに格納されてもよい。例えば、終端部230は、ONU500_1などが送信したデータをキュー221に格納する。終端部231は、ONU700_1などが送信したデータをキュー221に格納する。この場合、帯域算出部250は、ONU500_1などの割合帯域情報とONU700_1などの割合帯域情報とを加算してPON帯域値を算出する。帯域算出部250は、算出したPON帯域値と識別部240から受信した合計帯域値とに基づいて、読み出し比(例えば、3:7)を算出する。制御部210は、読み出し比に基づいて、キュー221とキュー222からデータを読み出す。
さらに、実施の形態2では、2つの終端部を例示した。しかし、終端部の数は、1つでもよい。例えば、OLT200は、終端部230だけを有してもよい。但し、この場合、終端部231の機能は、終端部230に含まれる。
実施の形態2によれば、OLTは、読み出し比に基づいて、データを読み出す。例えば、読み出し比は、2つのPON帯域値と下位のOLTから受信した合計帯域値との比に基づいて、算出される。2つのPON帯域値は、自OLTに接続している各ONU(すなわち、ユーザが使用する端末)に割り当てた帯域が反映されている。下位のOLTから受信した合計帯域値は、下位の各OLTが接続している各ONU(すなわち、ユーザが使用する端末)に割り当てた帯域が反映されている。よって、OLTは、読み出し比に基づいて、データを読み出すことで、ユーザ間の公平性を確保できる。
実施の形態3.
次に、実施の形態3を説明する。実施の形態1と相違する事項を主に説明し、実施の形態1と共通する事項の説明を省略する。実施の形態3の説明では、図2〜4を参照する。
実施の形態1では、各OLTに1つのOLTが接続する場合を説明した。実施の形態3では、各OLTに2つのOLTが接続することが可能な場合を説明する。
図10は、実施の形態3の通信システムを示す図である。通信システムは、OLT800を含む。また、通信システムは、ONU900_1などを含む。さらに、通信システムは、端末910_1などを含む。
OLT200とOLT800とは、電気通信を用いて接続してもよい。OLT200とOLT800とは、光通信を用いて接続してもよい。
図10では、光カプラを省略している。OLT800は、光カプラを介して、ONU900_1などと通信する。すなわち、OLT800は、光カプラを介して、複数のONUと通信する。ONU900_1などは、端末910_1などと通信する。すなわち、複数のONUは、複数の端末と通信する。
端末910_1などは、ユーザが使用する端末である。OLT800は、ONU900_1などに帯域を割当てる。ONU900_1などは、割り当てられた帯域に従って、端末910_1などから受信したデータをOLT800に送信する。また、ONU900_1などは、時分割多重方式を用いて、端末910_1などから受信したデータをOLT800に送信する。
OLT800は、制御部810と、キュー821,822,824とを有する。制御部810は、OLT200と通信する。キュー821には、ONU900_1などが送信したデータが格納される。制御部810は、読み出し比に基づいて、データの読み出し処理を実行する。制御部810は、読み出したデータをOLT200に送信する。
OLT100は、さらに、キュー124を有する。OLT200は、さらに、キュー224を有する。キュー224には、OLT800から受信したデータが格納される。OLT300は、さらに、キュー324を有する。
図10では、2つのOLTがOLT200と接続する場合を例示している。しかし、OLT100,300,800も同様に、2つのOLTと接続することが可能である。例えば、OLT100は、OLT200以外のOLTと接続することができる。また、OLT100は、OLT200以外のOLTから受信したデータをキュー124に格納する。
図11は、実施の形態3のOLTの構成を示す機能ブロック図である。OLT200は、さらに、識別部241を有する。
キュー224は、揮発性記憶装置202又は不揮発性記憶装置203に確保した記憶領域として実現される。
識別部241の一部又は全部は、プロセッサ201によって実現してもよい。識別部241の一部又は全部は、プロセッサ201が実行するプログラムのモジュールとして実現してもよい。
終端部230と識別部240の機能は、実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。
識別部241は、合計帯域値通知フレームをOLT800から受信する。合計帯域値通知フレームは、合計帯域値を含む。このように、識別部241は、OLT800から、自装置と通信しているONU900_1などに割り当てている帯域の合計値(すなわち、合計帯域値)を受信する。なお、識別部241は、合計帯域値通知フレームのヘッダを確認することで、OLT800から受信した情報が合計帯域値通知フレームであるか否かを識別する。識別部241は、合計帯域値を帯域算出部250に送信する。
識別部241は、OLT800からデータを受信する。当該データは、OLT800がONU900_1などから受信したデータである。識別部241は、受信したデータをキュー224に格納する。すなわち、識別部241は、OLT800から受信した情報のうち合計帯域値通知フレーム以外のデータをキュー224に格納する。このように、複数のOLTのそれぞれには、キューが対応付けられている。例えば、OLT300には、キュー222が対応付けられている。OLT800には、キュー224が対応付けられている。そして、識別部241は、OLT800からデータを受信した場合、受信したデータを、OLT800に対応するキュー224に格納する。
また、OLT200とOLT800とが光通信を用いて接続している場合、識別部241は、OLT800から受信した光信号を電気信号に変換する。
帯域算出部250は、ONU500_1などの割当帯域情報を終端部230から定期的に受信する。帯域算出部250は、終端部230から受信した割当帯域情報に基づいて、PON帯域値を算出する。
帯域算出部250は、識別部240から受信した合計帯域値と、識別部241から受信した合計帯域値と、終端部230から受信した割当帯域情報に基づいて算出したPON帯域値とを加算して、合計帯域値を算出する。
帯域算出部250は、算出した合計帯域値を含む合計帯域値通知フレームを生成する。帯域算出部250は、合計帯域値通知フレームを制御部210に送信する。制御部210は、合計帯域値通知フレームをOLT100に送信する。
また、帯域算出部250は、終端部230から受信した割当帯域情報に基づいて算出したPON帯域値と、識別部240から受信した合計帯域値と、識別部241から受信した合計帯域値との比を算出する。当該比を読み出し比と呼ぶ。帯域算出部250は、読み出し比を制御部210に送信する。
制御部210は、読み出し比に基づいて、キュー221、キュー222、及びキュー224に格納されているデータを読み出す。制御部210は、読み出したデータをOLT100に送信する。
ここで、OLT100,300,800は、OLT200と同様の機能ブロックを有する。そのため、OLT100,300,800が有する機能ブロックの説明を省略する。なお、OLT100の制御部110は、読み出し比に基づいて、読み出したデータを上位ネットワークに送信する点が制御部210と異なる。また、OLT100の制御部110は、合計帯域値通知フレームを上位ネットワークに送信しない点が制御部210と異なる。
図12は、実施の形態3の一覧表の例を示す図である。一覧表53は、OLT間の読み出し比などを一覧にしたものである。なお、一覧表53に示す内容は、変化する場合がある。例えば、ONUに割り当てている帯域が変化したとき、一覧表53に示す内容は、変化する。
一覧表53は、OLTの名称を含む。例えば、一覧表53は、“OLT4”を含む。“OLT4”は、OLT800の名称である。
一覧表53は、ONU台数、PON帯域値、OLT段数比、ONU台数比、合計帯域値、読み出し比の項目を有する。
ONU台数の項目は、配下のONUの数を示す。例えば、一覧表53は、OLT800に接続しているONU数が10であることを示す。
PON帯域値の項目は、PON帯域値を示す。OLT段数比の項目は、下位のOLT数を示す。なお、OLT段数比の項目には、自OLTが1と表現される。ONU台数比の項目は、自OLTに接続しているONU数と下位のOLTに接続しているONUの総数との比を示す。例えば、一覧表53は、10:50:10を示す。これは、OLT200に接続しているONU数が10、下位のOLT300に接続しているONUの総数が50、OLT800に接続しているONU数が10であることを示す。
合計帯域値の項目は、合計帯域値を示す。例えば、一覧表53は、10Gbpsを示す。ここで、一覧表53によれば、識別部240がOLT300から受信した合計帯域値は、7Gbpsである。識別部241がOLT800から受信した合計帯域値は、1Gbpsである。帯域算出部250が終端部230から受信した割当帯域情報に基づいて算出したPON帯域値は、2Gbpsである。帯域算出部250がこれらの値に基づいて算出した合計帯域値は、10(7+1+2)Gbpsである。なお、制御部210は、算出した合計帯域値を含む合計帯域値通知フレームをOLT100に送信する。
読み出し比の項目は、読み出し比を示す。読み出し比は、Q1とQ2とQ4を用いて表現される。Q1は、自OLTに接続しているONUから受信したデータが格納されるキューを示す。例えば、Q1は、キュー121,221,321である。Q2は、1つ目の下位のOLTから受信したデータが格納されるキューを示す。例えば、Q2は、キュー122,222,322である。Q4は、2つ目の下位のOLTから受信したデータが格納されるキューを示す。例えば、Q4は、キュー124,224,324である。例えば、一覧表53は、2:7:1を示す。制御部210は、読み出し比(すなわち、2:7:1)に基づいて、Q1(すなわち、キュー221)とQ2(すなわち、キュー222)とQ4(すなわち、キュー223)とからデータを読み出す。
ここで、例えば、OLT100の帯域算出部150は、OLT200から合計帯域値通知フレームを受信した後、読み出し比(例えば、8:10:0)を算出する。OLT100の帯域算出部150は、読み出し比をOLT100の制御部110に送信する。これにより、OLT100の制御部110は、読み出し比に基づいて、データの読み出し処理を実行する。
実施の形態3は、2つのOLTが1つのOLTに接続する場合を例示した。しかし、実施の形態3は、3つ以上のOLTが1つOLTに接続してもよい。この場合、例えば、OLT200は、OLT200に接続する下位のOLTの数に1を加算した数のキューを有する。また、OLT200は、OLT200に接続する下位のOLTの数の識別部を有する。
また、実施の形態3では、複数の下位のOLTが送信したデータが、1つのキューに格納されてもよい。例えば、識別部240は、OLT300が送信したデータをキュー222に格納する。識別部241は、OLT800が送信したデータをキュー222に格納する。この場合でも、上述したように、識別部240,241は、OLT300,800のそれぞれから、自装置と通信している複数のONUに割り当てている帯域の合計値(すなわち、合計帯域値)を受信する。そして、帯域算出部250は、PON帯域値と、識別部240と識別部241とから受信した合計帯域値を加算した値とに基づいて、読み出し比(例えば、2:8)を算出する。制御部210は、読み出し比に基づいて、キュー221とキュー222に格納されているデータを読み出す。
さらに、実施の形態3では、2つの識別部を例示した。しかし、識別部の数は、1つでもよい。例えば、OLT200は、識別部240だけを有してもよい。但し、この場合、識別部241の機能は、識別部240に含まれる。
実施の形態3によれば、OLTは、読み出し比に基づいて、データを読み出す。例えば、読み出し比は、PON帯域値と2つの下位のOLTから受信した合計帯域値との比に基づいて、算出される。PON帯域値は、自OLTに接続している各ONU(すなわち、ユーザが使用する端末)に割り当てた帯域が反映されている。2つの下位のOLTから受信した合計帯域値は、下位の各OLTが接続している各ONU(すなわち、ユーザが使用する端末)に割り当てた帯域が反映されている。よって、OLTは、読み出し比に基づいて、データを読み出すことで、ユーザ間の公平性を確保できる。
実施の形態4.
次に、実施の形態4を説明する。実施の形態1と相違する事項を主に説明し、実施の形態1と共通する事項の説明を省略する。実施の形態4の説明では、図2〜4を参照する。
図13は、実施の形態4のOLTの構成を示す機能ブロック図である。OLT200は、さらに、記憶部260及び状態管理部270を有する。
記憶部260は、揮発性記憶装置202又は不揮発性記憶装置203に確保した記憶領域として実現される。
状態管理部270の一部又は全部は、プロセッサ201によって実現してもよい。状態管理部270の一部又は全部は、プロセッサ201が実行するプログラムのモジュールとして実現してもよい。
終端部230と識別部240の機能は、実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。
記憶部260は、状態管理テーブルを記憶する。状態管理テーブルについては、図14で説明する。状態管理部270は、定期的に、ONU500_1〜500_4の通信状態を終端部230から取得する。状態管理部270は、取得した通信状態を状態管理テーブルに登録する。
ここで、状態管理テーブルについて説明する。
図14は、実施の形態4の状態管理テーブルの例を示す図である。状態管理テーブル261は、記憶部260に格納される。状態管理テーブル261は、名称、割当帯域、及び通信状態の項目を有する。
名称の項目は、ONUの名称を示す。“ONU1”は、ONU500_1の名称である。“ONU2”は、ONU500_2の名称である。“ONU3”は、ONU500_3の名称である。“ONU4”は、ONU500_4の名称である。
割当帯域の項目は、ONUに割り当てている帯域を示す。通信状態の項目は、通信状態を示す。
状態管理テーブル261は、以下の内容を示す。
“ONU1”(すなわち、ONU500_1)は、OLT200と通信可能状態である。また、“ONU1”は、端末510_1と通信可能状態である。
“ONU2”(すなわち、ONU500_2)は、OLT200と通信可能状態である。しかし、“ONU2”は、端末510_2と通信不可状態である。
“ONU3”(すなわち、ONU500_3)は、OLT200と通信不可状態である。
“ONU4”(すなわち、ONU500_4)は、OLT200と通信可能状態である。また、“ONU4”は、端末510_4と通信可能状態である。
このように、状態管理テーブル261の通信状態の項目に通信可能状態が登録される場合は、OLT200と通信し、かつ端末と通信できる場合である。
なお、状態管理テーブル261は、ONUが4つの場合を例示している。しかし、状態管理テーブル261には、OLT200と接続するONUの数だけ、ONUの通信状態が登録される。
図13に戻って、説明する。
帯域算出部250は、ONU500_1などの割当帯域情報を終端部230から定期的に受信する。帯域算出部250は、終端部230から受信した割当帯域情報に基づいて、PON帯域値を算出する。
ここで、帯域算出部250は、PON帯域値を算出するとき、状態管理テーブル261の送信を状態管理部270に指示する。これにより、帯域算出部250は、状態管理テーブル261を状態管理部270から取得できる。そして、帯域算出部250は、PON帯域値を算出するとき、状態管理テーブル261を用いる。詳細には、帯域算出部250は、状態管理テーブル261に基づいて、通信可能状態のONUに割り当てている帯域の総和を算出する。例えば、帯域算出部250は、状態管理テーブル261に基づいて、通信可能状態の“ONU1”,“ONU4”に割り当てている帯域の総和を算出する。算出された値は、1Gbps(300Mbps+700Mbps)である。そして、算出された値が、PON帯域値である。
また、PON帯域値の算出は、ONU500_1などの割当帯域情報の中から、状態管理テーブル261に基づいて、通信不可状態のONUに割り当てている帯域を除外すると表現してもよい。
帯域算出部250は、識別部240から受信した合計帯域値とPON帯域値とを用いて、合計帯域値を算出する。帯域算出部250は、算出した合計帯域値を含む合計帯域値通知フレームを生成する。帯域算出部250は、合計帯域値通知フレームを制御部210に送信する。また、制御部210は、合計帯域値通知フレームをOLT100に送信する。
また、帯域算出部250は、PON帯域値と、識別部240から受信した合計帯域値との比を算出する。当該比は、読み出し比である。帯域算出部250は、読み出し比を制御部210に送信する。
制御部210は、読み出し比に基づいて、キュー221、及びキュー222に格納されているデータを読み出す。制御部210は、読み出したデータをOLT100に送信する。
ここで、OLT100,300は、OLT200と同様の機能ブロックを有する。そのため、OLT100,300が有する機能ブロックの説明を省略する。なお、OLT100の制御部110は、読み出し比に基づいて、読み出したデータを上位ネットワークに送信する点が制御部210と異なる。また、OLT100の制御部110は、合計帯域値通知フレームを上位ネットワークに送信しない点が制御部210と異なる。
実施の形態4によれば、OLTは、読み出し比に基づいて、データを読み出す。読み出し比は、PON帯域値と下位のOLTから受信した合計帯域値との比に基づいて、算出される。PON帯域値は、自OLTと通信できている各ONU(すなわち、ユーザが使用する端末)に割り当てた帯域が反映されている。下位のOLTから受信した合計帯域値は、下位の各OLTが接続している各ONU(すなわち、ユーザが使用する端末)に割り当てた帯域が反映されている。よって、OLTは、読み出し比に基づいて、データを読み出すことで、ユーザ間の公平性を確保できる。
以上に説明した各実施の形態における特徴は、互いに適宜組み合わせることができる。
10,20,30,40 光カプラ、 51,52,53 一覧表、 100 OLT、 110 制御部、 121,122,123,124 キュー、 130 終端部、 140 識別部、 150 帯域算出部、 200 OLT、 201 プロセッサ、 202 揮発性記憶装置、 203 不揮発性記憶装置、 210 制御部、 221,222,223,224 キュー、 230,231 終端部、 240,241 識別部、 250 帯域算出部、 260 記憶部、 261 状態管理テーブル、 270 状態管理部、 300 OLT、 310 制御部、 321,322,323,324 キュー、 400_1〜400_n ONU、 410_1〜410_n 端末、 500_1,500_2,500_3,500_4〜500_n ONU、 510_1,510_2,510_3,510_4〜510_n 端末、 600_1〜600_n ONU、 610_1〜610_n 端末、 700_1 ONU、 710_1 端末、 800 OLT、 810 制御部、 821,822,824 キュー、 900_1 ONU、 910_1 端末。

Claims (12)

  1. 複数の子局装置と通信する第1の親局装置と、
    前記第1の親局装置と通信していない複数の子局装置と通信し、かつ前記第1の親局装置と通信する第2の親局装置と、
    を含み、
    前記第1の親局装置は、
    第1の記憶部と、
    第2の記憶部と、
    前記第1の親局装置と通信する複数の子局装置からデータを受信し、受信したデータを前記第1の記憶部に格納する終端部と、
    前記第2の親局装置と通信する複数の子局装置に割り当てている帯域の合計値である第2の合計帯域値を前記第2の親局装置から受信し、前記第2の親局装置と通信する複数の子局装置が送信したデータを前記第2の親局装置から受信した場合、受信したデータを前記第2の記憶部に格納する識別部と、
    前記第1の親局装置と通信する複数の子局装置に割り当てている帯域の合計値である第1の合計帯域値と前記第2の合計帯域値とに基づいて、前記第1の記憶部から読み出すデータ量と前記第2の記憶部から読み出すデータ量との割合である読み出し比を算出する帯域算出部と、
    前記読み出し比に基づいて、前記第1の記憶部及び前記第2の記憶部からデータを読み出す制御部と、
    を有する、
    通信システム。
  2. 前記帯域算出部は、定期的に、前記読み出し比を算出する、
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記通信システムは、さらに、多段に接続された複数の親局装置を含み、
    前記複数の親局装置のそれぞれは、複数の子局装置と通信し、
    前記第2の親局装置は、前記複数の親局装置のうちの第3の親局装置と通信し、前記第3の親局装置から受信したデータと、前記第2の親局装置と通信する複数の子局装置から受信したデータとを前記第1の親局装置に送信し、
    前記識別部は、前記第2の合計帯域値以外のデータを前記第2の親局装置から受信した場合、受信したデータを前記第2の記憶部に格納し、
    前記第2の合計帯域値には、前記複数の親局装置のそれぞれが通信する複数の子局装置に割り当てている帯域の合計値が加算される、
    請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記第2の記憶部は、前記第3の親局装置から前記第2の親局装置が受信したデータの少なくとも一部のデータと、前記第2の親局装置と通信する複数の子局装置から前記第2の親局装置が受信したデータの少なくとも一部のデータを記憶する、
    請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記第1の親局装置は、前記第1の記憶部を含む複数の記憶部と、前記終端部を含む複数の終端部を有し、
    前記複数の終端部のそれぞれは、複数の光合分波器のそれぞれを介して、複数の子局装置群のそれぞれと通信し、前記複数の光合分波器のそれぞれを介して受信したデータを、前記複数の光合分波器のそれぞれに対応付けられた、前記複数の記憶部に含まれる記憶部に格納し、
    前記帯域算出部は、前記複数の子局装置群のそれぞれに割り当てている帯域を示す複数の帯域値と前記第2の合計帯域値とに基づいて、前記複数の記憶部及び前記第2の記憶部のそれぞれから読み出すデータ量の割合である比を算出し、
    前記制御部は、前記帯域算出部が算出した比に基づいて、前記複数の記憶部及び前記第2の記憶部からデータを読み出す、
    請求項1又は2に記載の通信システム。
  6. 前記第1の記憶部は、複数の光合分波器を介して、複数の子局装置が送信したデータを記憶し、
    前記帯域算出部は、前記複数の光合分波器を介して通信する複数の子局装置に割り当てている帯域の合計値と前記第2の合計帯域値とに基づいて、前記読み出し比を算出する、
    請求項1又は2に記載の通信システム。
  7. 前記第1の親局装置は、前記終端部を含む複数の終端部を有し、
    前記複数の終端部は、前記複数の光合分波器を介して、複数の子局装置と通信し、前記複数の光合分波器を介して受信したデータを前記第1の記憶部に格納する、
    請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記通信システムは、前記第2の親局装置を含む複数の親局装置を備え、
    前記複数の親局装置のそれぞれは、前記第1の親局装置と通信していない複数の子局装置と通信し、かつ前記第1の親局装置と通信し、
    前記第1の親局装置は、前記第2の記憶部を含む複数の記憶部と前記識別部を含む複数の識別部を有し、
    前記複数の識別部のそれぞれは、前記複数の親局装置のそれぞれから、自装置と通信している複数の子局装置に割り当てている帯域の合計値を受信し、合計値以外のデータを前記複数の親局装置のそれぞれから受信した場合、前記複数の親局装置のそれぞれから受信したデータを、前記複数の親局装置のそれぞれに対応付けられた、前記複数の記憶部に含まれる記憶部に格納し、
    前記帯域算出部は、前記第1の合計帯域値と、前記複数の親局装置のそれぞれから受信した合計値のそれぞれとに基づいて、前記第1の記憶部及び前記複数の記憶部のそれぞれから読み出すデータ量の割合である比を算出し、
    前記制御部は、前記帯域算出部が算出した比に基づいて、前記第1の記憶部及び前記複数の記憶部からデータを読み出す、
    請求項1又は2に記載の通信システム。
  9. 前記通信システムは、前記第2の親局装置を含む複数の親局装置を備え、
    前記複数の親局装置のそれぞれは、前記第1の親局装置と通信していない複数の子局装置と通信し、かつ前記第1の親局装置と通信し、
    前記第2の記憶部は、前記複数の親局装置が送信したデータを記憶し、
    前記帯域算出部は、前記第1の合計帯域値と、前記複数の親局装置のそれぞれから受信した、自装置と通信している複数の子局装置に割り当てている帯域の合計値のそれぞれとに基づいて、前記読み出し比を算出する、
    請求項1又は2に記載の通信システム。
  10. 前記第1の親局装置は、前記識別部を含む複数の識別部を有し、
    前記複数の識別部のそれぞれは、前記複数の親局装置のそれぞれから、自装置と通信している複数の子局装置に割り当てている帯域の合計値を受信し、合計値以外のデータを前記複数の親局装置のそれぞれから受信した場合、受信したデータを前記第2の記憶部に格納する、
    請求項9に記載の通信システム。
  11. 前記帯域算出部は、前記第1の親局装置と通信し、かつ端末と通信する子局装置に割り当てている帯域値と、前記第2の合計帯域値とに基づいて、前記読み出し比を算出する、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の通信システム。
  12. 複数の子局装置と通信する第1の親局装置と、前記第1の親局装置と通信していない複数の子局装置と通信し、かつ前記第1の親局装置と通信する第2の親局装置とを含む通信システムの前記第1の親局装置である光通信装置であって、
    第1の記憶部と、
    第2の記憶部と、
    前記第1の親局装置と通信する複数の子局装置が送信したデータを前記第1の記憶部に格納する終端部と、
    前記第2の親局装置と通信する複数の子局装置に割り当てている帯域の合計値である第2の合計帯域値を受信し、前記第2の親局装置と通信する複数の子局装置が送信したデータを受信した場合、受信したデータを前記第2の記憶部に格納する識別部と、
    前記第1の親局装置と通信する複数の子局装置に割り当てている帯域の合計値である第1の合計帯域値と前記第2の合計帯域値とに基づいて、前記第1の記憶部から読み出すデータ量と前記第2の記憶部から読み出すデータ量との割合である読み出し比を算出する帯域算出部と、
    前記読み出し比に基づいて、前記第1の記憶部及び前記第2の記憶部からデータを読み出す制御部と、
    を有する光通信装置。
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