JP2019212939A - 通信システム及び光通信装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、実施の形態1の通信システムを示す図である。通信システムは、OLT200とOLT300とを含む。また、通信システムは、OLT100を含んでもよい。さらに、通信システムは、ONU400_1〜400_n(nは、正の整数),500_1〜500_n,600_1〜600_n、及び端末410_1〜410_n,510_1〜510_n,610_1〜610_nを含んでもよい。
端末410_1〜410_n,510_1〜510_n,610_1〜610_nは、ユーザが使用する端末である。
ONU400_1〜400_nは、端末410_1〜410_nと通信する。OLT100は、ONU400_1〜400_nに帯域を割当てる。ONU400_1〜400_nは、割り当てられた帯域に従って、端末410_1〜410_nから受信したデータをOLT100に送信する。また、ONU400_1〜400_nは、時分割多重方式を用いて、端末410_1〜410_nから受信したデータをOLT100に送信する。
また、キュー121、キュー221、又はキュー321は、第1の記憶部とも言う。キュー122、キュー222、又はキュー322は、第2の記憶部とも言う。
図2は、実施の形態1のOLTが有するハードウェアの構成を示す図である。OLT200は、プロセッサ201、揮発性記憶装置202、及び不揮発性記憶装置203を有する。
図3は、実施の形態1のOLTの構成を示す機能ブロック図(その1)である。OLT200は、制御部210、キュー221,222、終端部230、識別部240、及び帯域算出部250を有する。
制御部210、終端部230、識別部240、及び帯域算出部250の一部又は全部は、プロセッサ201によって実現してもよい。制御部210、終端部230、識別部240、及び帯域算出部250の一部又は全部は、プロセッサ201が実行するプログラムのモジュールとして実現してもよい。当該プログラムは、制御プログラムとも言う。
また、OLT200とOLT300とが光通信を用いて通信している場合、識別部240は、OLT300から受信した光信号を電気信号に変換する。
合計帯域値=PON帯域値+下位のOLTから受信した合計帯域値・・・(1)
帯域算出部250が算出した合計帯域値(すなわち、新たな合計帯域値)は、新たな第2の合計帯域値と考えてもよい。このように、帯域算出部250が算出した合計帯域値は、ONU500_1〜500_nに割当てている帯域の合計値とONU600_1〜600_nに割り当てている帯域の合計値とに基づいて算出される。
また、OLT300の識別部は、下位のOLTが存在しないため、合計帯域値通知フレームを受信しない。このように、下位のOLTが存在しない場合、識別部は、0を代入した合計帯域値を帯域算出部に送信する。例えば、OLT300の識別部は、0を代入した合計帯域値をOLT300の帯域算出部に送信する。
図4は、実施の形態1のOLTの構成を示す機能ブロック図(その2)である。OLT100は、制御部110、キュー121,122、終端部130、識別部140、及び帯域算出部150を有する。
制御部110、終端部130、識別部140、及び帯域算出部150の一部又は全部は、OLT100が有するプロセッサによって実現してもよい。制御部110、終端部130、識別部140、及び帯域算出部150の一部又は全部は、OLT100が有するプロセッサが実行するプログラムのモジュールとして実現してもよい。当該プログラムは、制御プログラムとも言う。
一覧表51は、OLTの名称を含む。例えば、一覧表51は、“OLT1”、“OLT2”、“OLT3”を含む。“OLT1”は、OLT100の名称である。“OLT2”は、OLT200の名称である。“OLT3”は、OLT300の名称である。
ONU台数の項目は、配下のONUの数を示す。例えば、一覧表51は、OLT200に接続しているONUの数が10であることを示す。すなわち、一覧表51は、OLT200とONU500_1〜ONU500_10とが接続していることを示す。なお、ONU台数は、端末数(すなわち、ユーザ数)と考えてもよい。
(ステップS101)OLT200は、起動する。また、OLT200は、OLT100に接続する。また、OLT200は、OLT300と未接続である。
帯域算出部250は、式(1)を用いて、合計帯域値を算出する。また、OLT200がOLT300から合計帯域値通知フレームを受信していないため(すなわち、OLT300と未接続であるため)、合計帯域値は、2(2+0)Gbpsである。
また、帯域算出部250は、読み出し比(すなわち、2:0)を算出する。帯域算出部250は、読み出し比を制御部210に送信する。これにより、制御部210は、読み出し比に基づいて、キュー221とキュー222に格納されているデータを読み出す。
(ステップS104)OLT200とOLT300は、接続する。
OLT300の帯域算出部は、式(1)を用いて、合計帯域値を算出する。合計帯域値は、7(7+0)Gbpsである。
また、OLT300の帯域算出部は、読み出し比(すなわち、7:0)を算出する。OLT300の帯域算出部は、読み出し比をOLT300の制御部に送信する。これにより、OLT300の制御部は、読み出し比に基づいて、データの読み出し処理を実行する。
帯域算出部250は、算出した合計帯域値を含む合計帯域値通知フレームを生成する。帯域算出部250は、合計帯域値通知フレームを制御部210に送信する。
ここで、OLT100の帯域算出部150は、ONU400_1〜400_nの割当帯域情報をOLT100の終端部130から受信する。OLT100の帯域算出部150は、ONU400_1〜400_nの割当帯域情報に基づいて、PON帯域値を算出する。算出したPON帯域値は、8Gbpsとする。
OLT300の帯域算出部は、算出した合計帯域値を含む合計帯域値通知フレームを生成する。OLT300の帯域算出部は、合計帯域値通知フレームをOLT300の制御部に送信する。
帯域算出部250は、算出した合計帯域値を含む合計帯域値通知フレームを生成する。帯域算出部250は、合計帯域値通知フレームを制御部210に送信する。
このように、OLT200,300は、合計帯域値を算出する度に、合計帯域値通知フレームを上位のOLTに送信する。
次に、実施の形態2を説明する。実施の形態1と相違する事項を主に説明し、実施の形態1と共通する事項の説明を省略する。実施の形態2の説明では、図2〜4を参照する。
実施の形態1では、各OLTが1つの光カプラを介して各ONUと接続する場合を説明した。実施の形態2では、各OLTが2つの光カプラを介して各ONUと接続することが可能な場合を説明する。
ここで、光カプラを介して通信する複数のONUは、子局装置群とも言う。例えば、ONU500_1などは、子局装置群である。ONU700_1などは、子局装置群である。
OLT100は、さらに、キュー123を有する。OLT200は、さらに、キュー223を有する。キュー223には、ONU700_1などから受信したデータが格納される。OLT300は、さらに、キュー323を有する。
キュー223は、揮発性記憶装置202又は不揮発性記憶装置203に確保した記憶領域として実現される。
終端部230と識別部240の機能は、実施の形態1と同じなので説明を省略する。
また、終端部231は、定期的に、割当帯域情報を帯域算出部250に送信する。当該割当帯域情報とは、ONU700_1などに割当てている帯域を示す情報である。
帯域算出部250は、終端部230から受信した割当帯域情報に基づいて、PON帯域値を算出する。また、帯域算出部250は、終端部231から受信した割当帯域情報に基づいて、PON帯域値を算出する。
ONU台数の項目は、配下のONUの数を示す。ここで、一覧表52に含まれる“光カプラ1”とは、光カプラ20の名称である。一覧表52に含まれる“光カプラ2”とは、光カプラ40の名称である。
次に、実施の形態3を説明する。実施の形態1と相違する事項を主に説明し、実施の形態1と共通する事項の説明を省略する。実施の形態3の説明では、図2〜4を参照する。
実施の形態1では、各OLTに1つのOLTが接続する場合を説明した。実施の形態3では、各OLTに2つのOLTが接続することが可能な場合を説明する。
OLT200とOLT800とは、電気通信を用いて接続してもよい。OLT200とOLT800とは、光通信を用いて接続してもよい。
キュー224は、揮発性記憶装置202又は不揮発性記憶装置203に確保した記憶領域として実現される。
終端部230と識別部240の機能は、実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。
また、OLT200とOLT800とが光通信を用いて接続している場合、識別部241は、OLT800から受信した光信号を電気信号に変換する。
帯域算出部250は、識別部240から受信した合計帯域値と、識別部241から受信した合計帯域値と、終端部230から受信した割当帯域情報に基づいて算出したPON帯域値とを加算して、合計帯域値を算出する。
また、帯域算出部250は、終端部230から受信した割当帯域情報に基づいて算出したPON帯域値と、識別部240から受信した合計帯域値と、識別部241から受信した合計帯域値との比を算出する。当該比を読み出し比と呼ぶ。帯域算出部250は、読み出し比を制御部210に送信する。
一覧表53は、ONU台数、PON帯域値、OLT段数比、ONU台数比、合計帯域値、読み出し比の項目を有する。
PON帯域値の項目は、PON帯域値を示す。OLT段数比の項目は、下位のOLT数を示す。なお、OLT段数比の項目には、自OLTが1と表現される。ONU台数比の項目は、自OLTに接続しているONU数と下位のOLTに接続しているONUの総数との比を示す。例えば、一覧表53は、10:50:10を示す。これは、OLT200に接続しているONU数が10、下位のOLT300に接続しているONUの総数が50、OLT800に接続しているONU数が10であることを示す。
次に、実施の形態4を説明する。実施の形態1と相違する事項を主に説明し、実施の形態1と共通する事項の説明を省略する。実施の形態4の説明では、図2〜4を参照する。
記憶部260は、揮発性記憶装置202又は不揮発性記憶装置203に確保した記憶領域として実現される。
終端部230と識別部240の機能は、実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。
図14は、実施の形態4の状態管理テーブルの例を示す図である。状態管理テーブル261は、記憶部260に格納される。状態管理テーブル261は、名称、割当帯域、及び通信状態の項目を有する。
割当帯域の項目は、ONUに割り当てている帯域を示す。通信状態の項目は、通信状態を示す。
“ONU1”(すなわち、ONU500_1)は、OLT200と通信可能状態である。また、“ONU1”は、端末510_1と通信可能状態である。
“ONU2”(すなわち、ONU500_2)は、OLT200と通信可能状態である。しかし、“ONU2”は、端末510_2と通信不可状態である。
“ONU4”(すなわち、ONU500_4)は、OLT200と通信可能状態である。また、“ONU4”は、端末510_4と通信可能状態である。
なお、状態管理テーブル261は、ONUが4つの場合を例示している。しかし、状態管理テーブル261には、OLT200と接続するONUの数だけ、ONUの通信状態が登録される。
帯域算出部250は、ONU500_1などの割当帯域情報を終端部230から定期的に受信する。帯域算出部250は、終端部230から受信した割当帯域情報に基づいて、PON帯域値を算出する。
また、帯域算出部250は、PON帯域値と、識別部240から受信した合計帯域値との比を算出する。当該比は、読み出し比である。帯域算出部250は、読み出し比を制御部210に送信する。
Claims (12)
- 複数の子局装置と通信する第1の親局装置と、
前記第1の親局装置と通信していない複数の子局装置と通信し、かつ前記第1の親局装置と通信する第2の親局装置と、
を含み、
前記第1の親局装置は、
第1の記憶部と、
第2の記憶部と、
前記第1の親局装置と通信する複数の子局装置からデータを受信し、受信したデータを前記第1の記憶部に格納する終端部と、
前記第2の親局装置と通信する複数の子局装置に割り当てている帯域の合計値である第2の合計帯域値を前記第2の親局装置から受信し、前記第2の親局装置と通信する複数の子局装置が送信したデータを前記第2の親局装置から受信した場合、受信したデータを前記第2の記憶部に格納する識別部と、
前記第1の親局装置と通信する複数の子局装置に割り当てている帯域の合計値である第1の合計帯域値と前記第2の合計帯域値とに基づいて、前記第1の記憶部から読み出すデータ量と前記第2の記憶部から読み出すデータ量との割合である読み出し比を算出する帯域算出部と、
前記読み出し比に基づいて、前記第1の記憶部及び前記第2の記憶部からデータを読み出す制御部と、
を有する、
通信システム。 - 前記帯域算出部は、定期的に、前記読み出し比を算出する、
請求項1に記載の通信システム。 - 前記通信システムは、さらに、多段に接続された複数の親局装置を含み、
前記複数の親局装置のそれぞれは、複数の子局装置と通信し、
前記第2の親局装置は、前記複数の親局装置のうちの第3の親局装置と通信し、前記第3の親局装置から受信したデータと、前記第2の親局装置と通信する複数の子局装置から受信したデータとを前記第1の親局装置に送信し、
前記識別部は、前記第2の合計帯域値以外のデータを前記第2の親局装置から受信した場合、受信したデータを前記第2の記憶部に格納し、
前記第2の合計帯域値には、前記複数の親局装置のそれぞれが通信する複数の子局装置に割り当てている帯域の合計値が加算される、
請求項1又は2に記載の通信システム。 - 前記第2の記憶部は、前記第3の親局装置から前記第2の親局装置が受信したデータの少なくとも一部のデータと、前記第2の親局装置と通信する複数の子局装置から前記第2の親局装置が受信したデータの少なくとも一部のデータを記憶する、
請求項3に記載の通信システム。 - 前記第1の親局装置は、前記第1の記憶部を含む複数の記憶部と、前記終端部を含む複数の終端部を有し、
前記複数の終端部のそれぞれは、複数の光合分波器のそれぞれを介して、複数の子局装置群のそれぞれと通信し、前記複数の光合分波器のそれぞれを介して受信したデータを、前記複数の光合分波器のそれぞれに対応付けられた、前記複数の記憶部に含まれる記憶部に格納し、
前記帯域算出部は、前記複数の子局装置群のそれぞれに割り当てている帯域を示す複数の帯域値と前記第2の合計帯域値とに基づいて、前記複数の記憶部及び前記第2の記憶部のそれぞれから読み出すデータ量の割合である比を算出し、
前記制御部は、前記帯域算出部が算出した比に基づいて、前記複数の記憶部及び前記第2の記憶部からデータを読み出す、
請求項1又は2に記載の通信システム。 - 前記第1の記憶部は、複数の光合分波器を介して、複数の子局装置が送信したデータを記憶し、
前記帯域算出部は、前記複数の光合分波器を介して通信する複数の子局装置に割り当てている帯域の合計値と前記第2の合計帯域値とに基づいて、前記読み出し比を算出する、
請求項1又は2に記載の通信システム。 - 前記第1の親局装置は、前記終端部を含む複数の終端部を有し、
前記複数の終端部は、前記複数の光合分波器を介して、複数の子局装置と通信し、前記複数の光合分波器を介して受信したデータを前記第1の記憶部に格納する、
請求項6に記載の通信システム。 - 前記通信システムは、前記第2の親局装置を含む複数の親局装置を備え、
前記複数の親局装置のそれぞれは、前記第1の親局装置と通信していない複数の子局装置と通信し、かつ前記第1の親局装置と通信し、
前記第1の親局装置は、前記第2の記憶部を含む複数の記憶部と前記識別部を含む複数の識別部を有し、
前記複数の識別部のそれぞれは、前記複数の親局装置のそれぞれから、自装置と通信している複数の子局装置に割り当てている帯域の合計値を受信し、合計値以外のデータを前記複数の親局装置のそれぞれから受信した場合、前記複数の親局装置のそれぞれから受信したデータを、前記複数の親局装置のそれぞれに対応付けられた、前記複数の記憶部に含まれる記憶部に格納し、
前記帯域算出部は、前記第1の合計帯域値と、前記複数の親局装置のそれぞれから受信した合計値のそれぞれとに基づいて、前記第1の記憶部及び前記複数の記憶部のそれぞれから読み出すデータ量の割合である比を算出し、
前記制御部は、前記帯域算出部が算出した比に基づいて、前記第1の記憶部及び前記複数の記憶部からデータを読み出す、
請求項1又は2に記載の通信システム。 - 前記通信システムは、前記第2の親局装置を含む複数の親局装置を備え、
前記複数の親局装置のそれぞれは、前記第1の親局装置と通信していない複数の子局装置と通信し、かつ前記第1の親局装置と通信し、
前記第2の記憶部は、前記複数の親局装置が送信したデータを記憶し、
前記帯域算出部は、前記第1の合計帯域値と、前記複数の親局装置のそれぞれから受信した、自装置と通信している複数の子局装置に割り当てている帯域の合計値のそれぞれとに基づいて、前記読み出し比を算出する、
請求項1又は2に記載の通信システム。 - 前記第1の親局装置は、前記識別部を含む複数の識別部を有し、
前記複数の識別部のそれぞれは、前記複数の親局装置のそれぞれから、自装置と通信している複数の子局装置に割り当てている帯域の合計値を受信し、合計値以外のデータを前記複数の親局装置のそれぞれから受信した場合、受信したデータを前記第2の記憶部に格納する、
請求項9に記載の通信システム。 - 前記帯域算出部は、前記第1の親局装置と通信し、かつ端末と通信する子局装置に割り当てている帯域値と、前記第2の合計帯域値とに基づいて、前記読み出し比を算出する、
請求項1から10のいずれか1項に記載の通信システム。 - 複数の子局装置と通信する第1の親局装置と、前記第1の親局装置と通信していない複数の子局装置と通信し、かつ前記第1の親局装置と通信する第2の親局装置とを含む通信システムの前記第1の親局装置である光通信装置であって、
第1の記憶部と、
第2の記憶部と、
前記第1の親局装置と通信する複数の子局装置が送信したデータを前記第1の記憶部に格納する終端部と、
前記第2の親局装置と通信する複数の子局装置に割り当てている帯域の合計値である第2の合計帯域値を受信し、前記第2の親局装置と通信する複数の子局装置が送信したデータを受信した場合、受信したデータを前記第2の記憶部に格納する識別部と、
前記第1の親局装置と通信する複数の子局装置に割り当てている帯域の合計値である第1の合計帯域値と前記第2の合計帯域値とに基づいて、前記第1の記憶部から読み出すデータ量と前記第2の記憶部から読み出すデータ量との割合である読み出し比を算出する帯域算出部と、
前記読み出し比に基づいて、前記第1の記憶部及び前記第2の記憶部からデータを読み出す制御部と、
を有する光通信装置。
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