JP2019212595A - 安全性を向上させたマグネットプラグと機器側プラグ差込口のセット - Google Patents
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Abstract
【課題】 湯沸しポットなどに使われるマグネットプラグにおいて、マグネット部に小さな金属片が吸着されても、電極間の短絡が発生しにくいマグネットプラグと差込口のセットを提供する。【解決手段】マグネットプラグ側のマグネット部を電極よりも奥に配置することで、マグネットプラグの電極間の沿面距離を広げ、機器側の差込口内部に設けられた鉄片がスペーサーを介し相応的に手前に配置されることで、電極間の短絡が起き難いことを特徴とするマグネットプラグと差込口のセット。【選択図】図1
Description
本発明は、湯沸しポットなどに用いられるマグネットプラグに関するものである。
家庭などで広く使われている湯沸しポットなどの機器では、電源コードに足を引っ掛けるなどした場合に、湯沸しポットが強く引っ張られ転倒し、周辺に熱湯が飛散することを避けるため、マグネットプラグを用いて給電されるものが多い。
マグネットプラグは、プラグ内に磁石が組み込まれており、機器側にあるプラグ差込口の鉄片を吸着することによって、マグネットプラグ側の電極と、機器側にあるプラグ差込口側の電極とが繋がり、機器に給電される仕組みである。
マグネットプラグは、電流容量が7Aのものと12Aのものがあり、後者のほうがやや大型であるが、各々でマグネットや電極周辺の寸法は各社の製品間で共通である。
マグネットプラグを使用すれば、電源コードに足を引っ掛けるなどした場合でも、容易にプラグが機器から外れるために、機器の転倒を避けられる。
しかしながら、マグネットプラグの先端にある磁石に、床やテーブル上にあるステープラーの針などの小さな金属片が吸着された場合、この小さな金属片を経由してプラグ両端に印加されているAC100Vが短絡され、発火や焼損等を起こす可能性があり、平成15年4月に国民生活センターから発行された「電気ジャーポットの安全」にもその旨の記載があり、火災事例があったことや改善の必要性についても言及されている。
なお、マグネットプラグの改善案として、電極部の前面にカバーを設ける(特許文献1参照)、あるいはゴムキャップを追加する方法(特許文献2参照)が知られているが、これらは、異物による短絡よりは、感電防止を目的としている。
マグネットプラグは、プラグ内に磁石が組み込まれており、機器側にあるプラグ差込口の鉄片を吸着することによって、マグネットプラグ側の電極と、機器側にあるプラグ差込口側の電極とが繋がり、機器に給電される仕組みである。
マグネットプラグは、電流容量が7Aのものと12Aのものがあり、後者のほうがやや大型であるが、各々でマグネットや電極周辺の寸法は各社の製品間で共通である。
マグネットプラグを使用すれば、電源コードに足を引っ掛けるなどした場合でも、容易にプラグが機器から外れるために、機器の転倒を避けられる。
しかしながら、マグネットプラグの先端にある磁石に、床やテーブル上にあるステープラーの針などの小さな金属片が吸着された場合、この小さな金属片を経由してプラグ両端に印加されているAC100Vが短絡され、発火や焼損等を起こす可能性があり、平成15年4月に国民生活センターから発行された「電気ジャーポットの安全」にもその旨の記載があり、火災事例があったことや改善の必要性についても言及されている。
なお、マグネットプラグの改善案として、電極部の前面にカバーを設ける(特許文献1参照)、あるいはゴムキャップを追加する方法(特許文献2参照)が知られているが、これらは、異物による短絡よりは、感電防止を目的としている。
従来より、次のような問題点があった。
(イ) マグネットプラグの先端部にある磁石に、床やテーブル上にあるステープラーの針などの小さな金属片が吸着された場合、この小さな金属片を経由してプラグ両端に印加されているAC100Vが短絡され、発火/焼損等を起こす可能性があった。
(ロ) 特許文献1で知られている方法の場合、接続の度にカバーを開ける必要があった。
(ハ) 特許文献2で知られている方法の場合、追加されたゴムキャップと電極の間のスペースに埃が溜まり、埃が吸湿した場合には電極間で絶縁不良を起こす可能性があった。
本発明は、以上の問題点を解決しようとするものである。
(イ) マグネットプラグの先端部にある磁石に、床やテーブル上にあるステープラーの針などの小さな金属片が吸着された場合、この小さな金属片を経由してプラグ両端に印加されているAC100Vが短絡され、発火/焼損等を起こす可能性があった。
(ロ) 特許文献1で知られている方法の場合、接続の度にカバーを開ける必要があった。
(ハ) 特許文献2で知られている方法の場合、追加されたゴムキャップと電極の間のスペースに埃が溜まり、埃が吸湿した場合には電極間で絶縁不良を起こす可能性があった。
本発明は、以上の問題点を解決しようとするものである。
湯沸しポットなどに給電するために使われるマグネットプラグにおいて、マグネット部を電極よりも奥に配置し、マグネットプラグにある電極間の沿面距離を広げることによって、マグネットプラグ先端に小さな金属片が吸着された場合に、電極間の短絡を発生しにくくしてある。
こうしたマグネットプラグ側の構造変更に相応し、機器側のプラグ差込口側では、中央奥に設けられた鉄片をスペーサーによって手前に配置してある。
以上を特徴とするマグネットプラグと機器側プラグ差込口のセットである。
こうしたマグネットプラグ側の構造変更に相応し、機器側のプラグ差込口側では、中央奥に設けられた鉄片をスペーサーによって手前に配置してある。
以上を特徴とするマグネットプラグと機器側プラグ差込口のセットである。
(イ) マグネットプラグの電極間の沿面距離、及びマグネットプラグの磁石と電極との距離が拡大されているので、マグネットプラグの磁石に、床やテーブル上にあるステープラーの針などの小さな金属片が吸着された場合でも、電極間の短絡が発生しにくく、これは特許文献1及び特許文献2にはない効果である。
(ロ) 従って、マグネットプラグの磁石に、床やテーブル上にあるステープラーの針などの小さな金属片が吸着されたことに起因するトラブルを低減させることが出来る。
(ハ) 特許文献1と比べると、蓋を動かすという動作が発生せず、従来品と同様の方法でマグネットプラグの着脱が可能である。
(ニ) 特許文献2と比べると、電極と追加したゴムキャップの間に溜まった埃が吸湿して絶縁不良を起こすような懸念がない。
(ホ) なお、電極とマグネットの位置関係を変更したのみで、電極やマグネットの材質や構造については変更しないので、電極部分の耐久性や高温高湿などの過酷環境下での接続信頼性については既存のマグネットプラグと同等と考える。
(ロ) 従って、マグネットプラグの磁石に、床やテーブル上にあるステープラーの針などの小さな金属片が吸着されたことに起因するトラブルを低減させることが出来る。
(ハ) 特許文献1と比べると、蓋を動かすという動作が発生せず、従来品と同様の方法でマグネットプラグの着脱が可能である。
(ニ) 特許文献2と比べると、電極と追加したゴムキャップの間に溜まった埃が吸湿して絶縁不良を起こすような懸念がない。
(ホ) なお、電極とマグネットの位置関係を変更したのみで、電極やマグネットの材質や構造については変更しないので、電極部分の耐久性や高温高湿などの過酷環境下での接続信頼性については既存のマグネットプラグと同等と考える。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ) 全体の形状は、従来のマグネットプラグと類似の形状であるが、2つあるプラグ側電極(1)の中間に位置するマグネット(7)及びプラグ側鉄片(2)をやや奥に配置している([図1][図2]参照)。
(ロ) プラグ側電極(1)と、差込口側電極(10)が接触する仕組みは、現状のものと同様で、プラグ側鉄片(2)が、差込口側鉄片(9)を吸着することで、プラグ側電極(1)と差込口側電極(10)が接続される仕組みである。
(ハ) ここで、プラグ側電極(1)は内部にS字屈曲部(8)が設けられており、接続時にはマグネット(7)の吸着力によってS字屈曲部(8)が縮むことにより接点同士を押さえつけることによって、安定した接続を保っている。([図2][図3]参照)。
(ニ) マグネットプラグ側の形状変更に合わせ、機器側のプラグ差込口については、スペーサー(12)を追加し、差込口側鉄片(9)を手前に配置している。([図4]参照)。また、比較用に従来のプラグ差込口も示す([図5]参照)
(ホ) 挿し易さと抜け易さを考慮し、マグネットプラグ部の凹みについては、先端部がやや広がった形状に、プラグ差込口のスペーサー(12)は先端部がやや狭くなった形状にしてある。
本発明は、以上の構成よりなっている。
本発明の使い方を説明する。
(イ) 従来のマグネットプラグと全く同様に、マグネットプラグを差込口に当てるだけで接続でき、軽く引くだけで抜くことができる。
(ロ) マグネットプラグ側も機器の差込口側も形状を変えているので、従来製品との互換性はないが、湯沸しポットなどでは、マグネットプラグもセットで売られるのが通例なので、エンドユーザーが困ることは無いと考える。
(イ) 全体の形状は、従来のマグネットプラグと類似の形状であるが、2つあるプラグ側電極(1)の中間に位置するマグネット(7)及びプラグ側鉄片(2)をやや奥に配置している([図1][図2]参照)。
(ロ) プラグ側電極(1)と、差込口側電極(10)が接触する仕組みは、現状のものと同様で、プラグ側鉄片(2)が、差込口側鉄片(9)を吸着することで、プラグ側電極(1)と差込口側電極(10)が接続される仕組みである。
(ハ) ここで、プラグ側電極(1)は内部にS字屈曲部(8)が設けられており、接続時にはマグネット(7)の吸着力によってS字屈曲部(8)が縮むことにより接点同士を押さえつけることによって、安定した接続を保っている。([図2][図3]参照)。
(ニ) マグネットプラグ側の形状変更に合わせ、機器側のプラグ差込口については、スペーサー(12)を追加し、差込口側鉄片(9)を手前に配置している。([図4]参照)。また、比較用に従来のプラグ差込口も示す([図5]参照)
(ホ) 挿し易さと抜け易さを考慮し、マグネットプラグ部の凹みについては、先端部がやや広がった形状に、プラグ差込口のスペーサー(12)は先端部がやや狭くなった形状にしてある。
本発明は、以上の構成よりなっている。
本発明の使い方を説明する。
(イ) 従来のマグネットプラグと全く同様に、マグネットプラグを差込口に当てるだけで接続でき、軽く引くだけで抜くことができる。
(ロ) マグネットプラグ側も機器の差込口側も形状を変えているので、従来製品との互換性はないが、湯沸しポットなどでは、マグネットプラグもセットで売られるのが通例なので、エンドユーザーが困ることは無いと考える。
1 プラグ側電極
2 プラグ側鉄片
3 上側外郭
4 下側外郭
5 電源コード
6 固定ネジ
7 マグネット
8 S字屈曲部
9 差込口側鉄片
10 差込口側電極
11 差込口外郭
12 スペーサー
2 プラグ側鉄片
3 上側外郭
4 下側外郭
5 電源コード
6 固定ネジ
7 マグネット
8 S字屈曲部
9 差込口側鉄片
10 差込口側電極
11 差込口外郭
12 スペーサー
Claims (1)
- 湯沸しポットなどに給電するために使われるマグネットプラグにおいて、マグネット部を電極よりも奥に配置することで、マグネットプラグの電極間の沿面距離を広げることによって、マグネットプラグ先端に小さな金属片が吸着された場合に、電極間の短絡を発生しにくくしたマグネットプラグ、
及び、マグネットプラグ側の形状変更に相応し、機器側のプラグ差込口において、内部中央にある鉄片を手前に配置したプラグ差込口のセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018117423A JP2019212595A (ja) | 2018-06-04 | 2018-06-04 | 安全性を向上させたマグネットプラグと機器側プラグ差込口のセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018117423A JP2019212595A (ja) | 2018-06-04 | 2018-06-04 | 安全性を向上させたマグネットプラグと機器側プラグ差込口のセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019212595A true JP2019212595A (ja) | 2019-12-12 |
Family
ID=68845950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018117423A Pending JP2019212595A (ja) | 2018-06-04 | 2018-06-04 | 安全性を向上させたマグネットプラグと機器側プラグ差込口のセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019212595A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111541077A (zh) * | 2020-04-29 | 2020-08-14 | 杨娟 | 一种安全插头 |
-
2018
- 2018-06-04 JP JP2018117423A patent/JP2019212595A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111541077A (zh) * | 2020-04-29 | 2020-08-14 | 杨娟 | 一种安全插头 |
CN111541077B (zh) * | 2020-04-29 | 2021-11-23 | 常熟市华岳触控科技有限公司 | 一种安全插头 |
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