JP2019212081A - ストレージ装置、復旧方法、プログラム - Google Patents

ストレージ装置、復旧方法、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2019212081A
JP2019212081A JP2018108381A JP2018108381A JP2019212081A JP 2019212081 A JP2019212081 A JP 2019212081A JP 2018108381 A JP2018108381 A JP 2018108381A JP 2018108381 A JP2018108381 A JP 2018108381A JP 2019212081 A JP2019212081 A JP 2019212081A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage
data
summary information
deduplication
acquisition unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018108381A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7248267B2 (ja
Inventor
智之 岩上
Tomoyuki Iwagami
智之 岩上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Solution Innovators Ltd
Original Assignee
NEC Solution Innovators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Solution Innovators Ltd filed Critical NEC Solution Innovators Ltd
Priority to JP2018108381A priority Critical patent/JP7248267B2/ja
Publication of JP2019212081A publication Critical patent/JP2019212081A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7248267B2 publication Critical patent/JP7248267B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

【課題】ストレージを復旧する際にホストに過度の負担がかかるおそれがある。【解決手段】ストレージ装置は、要約情報取得部と、データ取得部と、を有する。要約情報取得部は、自装置と同一内容のデータを記憶する外部装置から当該外部装置が重複排除処理を行う際に算出した要約値を示す他装置要約情報を取得する。データ取得部は、前記要約情報取得部が取得した前記他装置要約情報に基づいて外部装置から復旧対象のデータを取得する。【選択図】図1

Description

本発明は、ストレージ装置、復旧方法、プログラムに関する。
ハードディスクドライブなどの障害の対策として、複数のディスクドライブに同一のデータを記憶するミラーリングという技術が知られている。ミラーリングを行うシステムの場合、例えば、ホストが記憶するデータと同一のデータが他のストレージなどに記憶される。
また、上記のような構成を有するシステムにおいて、ミラーリング先のストレージ障害に対する耐障害性を向上させることなどを目的として、ストレージに重複排除ストレージを接続することがある。このような技術の一例として、例えば、特許文献1がある。特許文献1には、ストレージコントローラと、正ボリューム及び正ボリュームを共有する複数の副ボリュームと、それぞれが外部ボリュームを有する複数の外部装置と、を有するストレージシステムが記載されている。特許文献1によると、ストレージコントローラは、複数の副ボリュームの一つから取得される正ボリュームに関連するデータを複数の外部装置の内の一つの外部ボリュームに格納する。また、副ボリューム及び外部ボリュームそれぞれは複数のページに分割されており、複数の副ボリュームの同一アドレスのページを外部ボリュームの内の一つのボリュームの複数のページに割り当てる。そして、外部装置は、一つの外部ボリュームに格納された関連するデータを重複排除する。
特許第5980588号
特許文献1に記載されているようなストレージに重複排除ストレージを接続した構成において、ストレージが故障することがある。このような故障が発生した場合、復旧処理はホストが行っていた。具体的には、例えば、ホストが正常なボリュームのイメージを読み込み、障害が発生したボリュームに書き込んでいた。その結果、復旧時にホストに過度な負担がかかるおそれがある、という問題が生じていた。
そこで、本発明の目的は、ストレージを復旧する際にホストに過度の負担がかかるおそれがある、という課題を解決するストレージ装置、復旧方法、プログラムを提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態であるストレージ装置は、
自装置と同一内容のデータを記憶する外部装置から当該外部装置が重複排除処理を行う際に算出した要約値を示す他装置要約情報を取得する要約情報取得部と、
前記要約情報取得部が取得した前記他装置要約情報に基づいて外部装置から復旧対象のデータを取得するデータ取得部と、
を有する
という構成をとる。
また、本発明の他の形態である復旧方法は、
情報処理装置が、
自装置と同一内容のデータを記憶する外部装置から当該外部装置が重複排除処理を行う際に算出した要約値を示す他装置要約情報を取得し、
取得した前記他装置要約情報に基づいて外部装置から復旧対象のデータを取得する
という構成をとる。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
情報処理装置に、
自装置と同一内容のデータを記憶する外部装置から当該外部装置が重複排除処理を行う際に算出した要約値を示す他装置要約情報を取得する要約情報取得部と、
前記要約情報取得部が取得した前記他装置要約情報に基づいて外部装置から復旧対象のデータを取得するデータ取得部と、
を実現するためのプログラムである。
本発明は、以上のように構成されることにより、ストレージを復旧する際にホストに過度の負担がかかるおそれがある、という課題を解決するストレージ装置、復旧方法、プログラムを提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態におけるストレージシステムの構成の一例を示すブロック図である。 図1で示すホストの構成の一例を示すブロック図である。 図1で示すストレージの構成の一例を示すブロック図である。 ストレージシステムにおける復旧処理の一例を示す図である。 ストレージシステムにおける復旧処理の一例を示すシーケンス図である。 ストレージシステムにおける復旧処理の他の一例を示すシーケンス図である。 ストレージシステムにおける復旧処理の他の一例を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態におけるストレージシステムの構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態のストレージシステムにおける復旧処理の一例を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態におけるストレージ装置の構成の一例を示すブロック図である。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態を図1から図7までを参照して説明する。図1は、ストレージシステムの構成の一例を示すブロック図である。図2は、ホスト1の構成の一例を示すブロック図である。図3は、ストレージ2の構成の一例を示すブロック図である。図4は、ストレージシステムにおける復旧処理の一例を示す図である。図5は、ストレージシステムにおける復旧処理の一例を示すシーケンス図である。図6、図7は、ストレージシステムにおける復旧処理の他の一例を示すシーケンス図である。
本発明の第1の実施形態では、重複排除処理を行う際などに算出するブロックデータの要約値であるハッシュ値を障害からの復旧時に利用するストレージ2を有するストレージシステムについて説明する。本実施形態におけるストレージシステムは、冗長性確保などを目的としてミラーリングを行っており、ストレージ2−1とストレージ2−2が同一のデータを記憶するよう構成されている。また、ストレージ2−1とストレージ2−2とは、重複排除処理を行う際、同一のハッシュ関数に基づいてハッシュ値を算出するよう構成されている。後述するように、2つのストレージ2のうちのいずれか一方に障害が発生した場合、ホスト1は2台のストレージ2それぞれに対して復旧を指示する。上記指示を受信すると、障害が生じていないストレージ2は、障害が生じているストレージ2に対して、自身が記憶するハッシュ情報221(要約情報)を送信する。そして、障害が生じているストレージ2は、受信したハッシュ情報221と、自身のハッシュ情報221と、に基づいて、重複排除ストレージ3などから復旧に必要となるデータを取得する。
図1は、第1の実施形態におけるストレージシステムの構成の一例を示している。図1を参照すると、ストレージシステムは、例えば、ホスト1と、2台のストレージ2(ストレージ装置)と、重複排除ストレージ3と、を有している。
図1で示すように、ホスト1は、ストレージ2−1と互いに通信可能なよう接続されているとともに、ストレージ2−2と互いに通信可能なよう接続されている。また、重複排除ストレージ3は、ストレージ2−1と互いに通信可能なよう接続されているとともに、ストレージ2−2と互いに通信可能なよう接続されている。また、ストレージ2−1とストレージ2−2とも、互いに通信可能なよう接続されている。
ホスト1は、ストレージ2に障害が発生した場合などにおいて、障害からの復旧をストレージ2に対して指示する情報処理装置である。後述するように、ホスト1は、障害の発生したストレージ2に対して復旧を指示するとともに、障害の発生していないストレージ2に対しても復旧を指示する。
図2は、ホスト1の構成の一例を示している。図2を参照すると、ホスト1は、記憶装置11を有するとともに、ミラーリング部12と、障害検知部13と、復旧指示部14と、を有している。
例えば、ホスト1は、図示しない演算装置と図示しない記憶装置(または、記憶装置11)とを有している。ホスト1は、例えば、図示しない記憶装置に格納されたプログラムを図示しない演算装置が実行することで、上記各処理部を実現する。
記憶装置11は、ハードディスクなどの記憶装置である。記憶装置11は、例えば、ミラーリング・バックアップ対象のデータ(例えば、ファイルなど)を記憶している。
ミラーリング部12は、記憶装置11が記憶するデータと同一内容のデータをストレージ2の記憶装置21に記憶させる。例えば、ミラーリング部12は、ストレージ2−1に対して記憶装置11が記憶するデータを記憶するよう指示するとともに、ストレージ2−2に対して記憶装置11が記憶するデータを記憶するよう指示する。このように、ミラーリング部12は、例えば、接続された2台のストレージ2に対して、記憶装置11が記憶するデータと同一内容のデータを記憶するよう指示する。
障害検知部13は、ストレージ2に障害が発生した旨を検知する。例えば、障害検知部13は、ストレージ2から障害が発生した旨を示す障害検知情報を受信することで、当該障害検知情報の送信元であるストレージ2に障害が発生した旨を検知する。なお、障害検知部13は、例えば、定期的にストレージ2に対して問い合わせを行い、問い合わせ結果に基づいて障害を検知するなど、上記例示した以外の方法を用いて障害を検知しても構わない。
復旧指示部14は、ストレージ2に対して復旧を指示する。例えば、復旧指示部14は、障害検知部13が障害の発生を検知した場合に、ホスト1を操作する操作者からの入力などに応じて、ストレージ2に対して障害からの復旧を指示する。復旧指示部14は、障害検知部13による検知に応じて、自動的に復旧を指示するよう構成しても構わない。
本実施形態の場合、復旧指示部14は、ストレージ2−1に対して復旧を指示するとともに、ストレージ2−2に対して復旧を指示する。換言すると、復旧指示部14は、障害の発生したストレージ2に対して復旧を指示するとともに、障害の発生したストレージ2と同一内容のデータを記憶する障害の発生していないストレージ2に対しても復旧を指示する。
以上のように、ホスト1は、ストレージ2に対して、障害からの復旧を指示する。後述するように、本実施形態の場合、上記指示に応じた復旧処理にホスト1はかかわらない。
なお、ホスト1が有する記憶装置11は、仮想的な記憶装置であっても構わない。つまり、ホスト1が有する記憶装置11は、物理的な紐づけをもたない仮想的なデバイスであっても構わない。このように構成する場合、ホスト1で実行するアプリケーションが記憶装置11にアクセスすると、ソフトミラー(ミラーリング部12)がその内容をストレージ2−1の記憶装置21−1とストレージ2−2の記憶装置21−2とに振り分けることになる。
ストレージ2は、ホスト1の記憶装置11が記憶するデータと同一内容のデータを記憶する情報処理装置である。また、本実施形態におけるストレージ2は、重複排除機能を有しており、重複排除後のブロックデータを重複排除ストレージ3に対して送信することが出来るよう構成されている。
図3は、ストレージ2の構成の一例を示している。図3を参照すると、ストレージ2は、記憶装置21を有するとともに、重複排除部22と、障害通知部23と、ハッシュ情報通知部24と、復旧部25と、を有している。また、復旧部25は、ハッシュ情報取得部251と、比較部252と、データ取得部253と、を含んでいる。
例えば、ストレージ2は、図示しない演算装置と図示しない記憶装置(または、記憶装置21)とを有している。ストレージ2は、例えば、図示しない記憶装置に格納されたプログラムを図示しない演算装置が実行することで、上記各処理部を実現する。
記憶装置21は、ハードディスクなどの記憶装置である。上述したように、ストレージ2−1が有する記憶装置21−1と、ストレージ2−2が有する記憶装置21−2とには、同一内容のデータが格納される。
重複排除部22は、記憶装置21に格納されたデータに対して重複の有無を確認する。ストレージ2は、重複排除部22による確認の結果重複していないブロックデータを重複排除ストレージ3に対して送信することが出来る。
例えば、重複排除部22は、重複排除対象のデータを固定長または可変長のブロックデータへと分割する。そして、重複排除部22は、ブロックデータのデータ内容に基づいて、当該データ内容を代表するハッシュ値を算出する。つまり、重複排除部22は、ブロックデータのデータ内容に基づいて、当該データ内容を要約した要約値であるハッシュ値を算出する。具体的には、例えば、重複排除部22は、予め設定されたハッシュ関数(例えば、SHA-2などの暗号学的ハッシュ関数)を用いて、ブロックデータのデータ内容からハッシュ値を算出する。なお、重複排除部22−1と重複排除部22−2とは、同一のハッシュ関数を用いてハッシュ値を算出する。
続いて、重複排除部22は、算出したハッシュ値を用いて、ブロックデータを既に重複排除ストレージ3に対して送信したか否か調べる。例えば、重複排除部22は、既に重複排除ストレージ3に対して送信した(つまり、重複する)ブロックデータに応じたハッシュ値を示すハッシュ情報221を図示しない記憶装置(又は、記憶装置21)などに有している。重複排除部22は、ハッシュ情報221を参照することで、同一内容のブロックデータを既に重複排除ストレージ3に対して送信しているか否か判断する。例えば、重複排除部22は、ブロックデータに基づいて算出したハッシュ値がハッシュ情報221に含まれる場合、同一内容のブロックデータを既に重複排除ストレージ3に送信している(つまり、重複している)と判断する。この場合、重複排除部22は、同一内容が既に送信されているブロックデータを送信の対象から外す。つまり、重複排除部22による重複排除の結果、既に重複排除ストレージ3に対して送信されているブロックデータは、新たに重複排除ストレージ3に対して送信されない。一方、ブロックデータに基づいて算出したハッシュ値がハッシュ情報221に含まれない場合、重複排除部22は、同一内容のブロックデータが重複排除ストレージ3に対して送信されていない(つまり、重複していない)と判断する。この場合、ストレージ2は、重複していないブロックデータを重複排除ストレージ3に対して送信する。なお、ハッシュ情報221には、上記のように、ブロックデータのデータ内容の要約値であるハッシュ値が含まれている。そのため、ハッシュ情報221は、要約値を含む要約情報である、ということも出来る。
以上のように、重複排除部22は、重複排除処理を行って重複排除ストレージ3に対して送信するブロックデータを選別する。また、重複排除部22は、重複排除処理を行う際に算出した、重複しているブロックデータに応じたハッシュ値を示すハッシュ情報221を取得・更新する。換言すると、重複排除部22は、重複排除処理を行うことで、記憶装置21に格納されているデータに応じたハッシュ情報221を取得・更新する。
なお、本実施形態においては、重複排除部22が重複排除処理を行うタイミングについては特に限定しない。例えば、重複排除部22は、予め定められた時間ごとに静止点をとって重複排除処理を行うよう構成しても構わないし、ホスト1から新たなデータを取得して記憶装置21が新たなデータを記憶するごとに重複排除処理を行うよう構成しても構わない。
また、ハッシュ情報221は、例えば、ブロックデータに基づいて算出されるハッシュ値と、当該ブロックデータの格納先を示す情報と、を対応づけた情報などであっても構わない。
障害通知部23は、記憶装置21を監視するとともに、記憶装置21に障害が発生すると、記憶装置21に障害が発生した旨をホスト1に対して通知する。例えば、障害通知部23は、記憶装置21に対する問い合わせに対して応答がない場合などにおいて、障害の発生を検知する。すると、障害通知部23は、記憶装置21に障害が発生した旨を示す障害検知情報をホスト1に対して送信することで、記憶装置21に障害が発生した旨をホスト1に対して通知する。なお、障害通知部23は、上記例示した以外の方法を用いて障害の発生を検知しても構わない。
ハッシュ情報通知部24は、ハッシュ情報221を他のストレージ2に対して送信する。
上述したように、ホスト1は、障害の発生したストレージ2と同一内容のデータを記憶する障害の発生していないストレージ2に対しても復旧を指示する。上記復旧の指示を受けた、障害の発生していないストレージ2のハッシュ情報通知部24は、障害の発生したストレージ2に対してハッシュ情報221を送信する。このように、ハッシュ情報通知部24は、自身の記憶装置21に障害の発生していない状態でホスト1から復旧の指示を受信した場合、障害が発生しているストレージ2に対してハッシュ情報221を送信する。
なお、ハッシュ情報通知部24により送信されたハッシュ情報221は、当該ハッシュ情報221の受取先のストレージ2からみると、外部装置(第1外部装置)である他装置において重複排除処理を行う際に算出したハッシュ値を示している。そのため、受取先のストレージ2からみると、ハッシュ情報通知部24が送信するハッシュ情報221は、他装置要約情報である、ということも出来る。
復旧部25は、ホスト1から受信した復旧の指示に応じて、障害からの復旧処理を行う。図3で示すように、復旧部25は、例えば、ハッシュ情報取得部251と、比較部252と、データ取得部253と、を有している。
ハッシュ情報取得部251は、障害が発生していないストレージ2からハッシュ情報221を取得する。上述したように、障害の発生していない状態でホスト1から復旧の指示を受信したストレージ2のハッシュ情報通知部24は、障害が発生しているストレージ2に対してハッシュ情報221を送信する。ハッシュ情報取得部251は、上記ハッシュ情報通知部24が送信したハッシュ情報221を取得する。
比較部252は、障害が発生していないストレージ2からハッシュ情報取得部251が受信したハッシュ情報221と、自身のハッシュ情報221と、の比較を行う。つまり、比較部252は、障害が発生していない他装置であるストレージ2から受信したハッシュ情報221(他装置要約情報)と、自身のハッシュ情報221(自装置要約情報)との比較を行う。そして、比較部252は、上記比較の結果、障害が発生していないストレージ2から受信したハッシュ情報221と、自身のハッシュ情報221と、の差分を把握する。換言すると、比較部252は、上記比較を行うことで、障害が発生していないストレージ2から受信したハッシュ情報221に含まれているものの自身のハッシュ情報221に含まれていないハッシュ値を特定する。
なお、比較部252は、自身のハッシュ情報221として、障害発生後に重複排除部22により算出しなおしたハッシュ値を示すハッシュ情報221を用いることが出来る。換言すると、比較部252は、障害が発生していないストレージ2から受信したハッシュ情報221と、自身の記憶装置21に格納された読み取り可能なデータに基づくハッシュ値を示すハッシュ情報221と、を比較するよう構成しても構わない。
データ取得部253は、比較部252による比較の結果特定したハッシュ値に応じたブロックデータを重複排除ストレージ3から取得する。例えば、データ取得部253は、上記ハッシュ値を示す情報を含む差分送信要求を重複排除ストレージ3に対して送信する。そして、データ取得部253は、上記差分送信要求に応じて重複排除ストレージ3から送信されたブロックデータを取得する。このように、データ取得部253は、ハッシュ情報221の比較結果に基づいて重複排除ストレージ3からブロックデータを取得する。これにより、データ取得部253は、障害が発生していなければ記憶できていたブロックデータ(つまり、復旧対象のデータ)を重複排除ストレージ3から取得する。
以上のように、ストレージ2は、ホスト1から受信した復旧の指示に応じて、障害からの復旧処理を行う。例えば、障害の発生していないストレージ2は、障害の発生したストレージ2に対してハッシュ情報221を送信する。また、障害の発生したストレージ2は、受信したハッシュ情報221と自信のハッシュ情報221との比較を行い、比較の結果特定されるブロックデータ(復旧対象のデータ)を重複排除ストレージ3から取得する。
重複排除ストレージ3は、重複排除後のブロックデータを記憶する情報処理装置である。重複排除ストレージ3は、ストレージ2からみると外部装置(第2外部装置)となる。重複排除ストレージ3は、例えば、通常時において、運用に関与しない。上述したように、重複排除ストレージ3は、ストレージ2から重複排除後のブロックデータを受信する。すると、重複排除ストレージ3は、受信したブロックデータを重複排除データ31として記憶する。また、重複排除ストレージ3は、ストレージ2から差分送信要求を受信すると、当該差分送信要求が要求するブロックデータをストレージ2に対して返送する。
なお、重複排除ストレージ3は、受信したブロックデータをそのまま記憶しても構わないし、冗長性確保のための所定の前処理などを行った上で記憶しても構わない。例えば、重複排除ストレージ3は、受信したブロックデータを圧縮して複数の所定の容量のフラグメントデータに分割する。具体的には、例えば、重複排除ストレージ3は、9つのフラグメントデータに分割する。また、重複排除ストレージ3は、分割したフラグメントデータのうちいくつかが欠けた場合であっても元となるブロックデータを復元可能なよう冗長データを作成し、分割したフラグメントデータに付与する。これにより、例えば、重複排除ストレージ3は、9つのフラグメントデータと3つの冗長データとにより構成されるデータセットを生成する。そして、重複排除ストレージ3は、データセットを構成する各データ(フラグメントデータ、冗長データ)を、重複排除ストレージ3が有する記憶装置に形態された各記憶領域に分散して格納する。例えば、このように、重複排除ストレージ3は、冗長データを付与したうえでブロックデータを記憶するよう構成しても構わない。
以上が、ストレージシステムの構成の一例である。続いて、図4、図5を参照して、ストレージシステムにおいて行われる復旧処理の一例について説明する。なお、図4、図5では、ストレージ2−1に障害が発生した場合について例示している。図4、図5で示す場合、ストレージ2−1が自装置となり、ストレージ2−2が外部装置である第1外部装置、重複排除ストレージ3が外部装置である第2外部装置となる。
図4は、ストレージシステムにおける復旧処理の一例を示す図である。また、図5は、ストレージシステムにおける復旧処理の一例を示すシーケンス図である。図5を参照すると、ストレージ2−1の障害通知部23は、記憶装置21に障害が発生した旨を検知すると、ホスト1に対して記憶装置21に障害が発生した旨を示す障害検知情報を送信する(ステップS101)。例えば、このような処理により、ストレージ2−1は、ホスト1に対して障害発生を通知する。
ホスト1の障害検知部13は、ストレージ2から障害が発生した旨を示す障害検知情報を受信することで、当該障害検知情報の送信元であるストレージ2に障害が発生した旨を検知する。また、復旧指示部14は、ホスト1を操作する操作者からの入力などに応じて、ストレージ2に対して障害からの復旧を指示する。具体的には、図4の丸1で示すように、復旧指示部14は、ストレージ2−1に対して復旧を指示する(ステップS103)とともに、ストレージ2−2に対して復旧を指示する(ステップS102)。
図4、図5で示すように、ストレージ2−2には、障害は発生していない。そのため、ストレージ2−2のハッシュ情報通知部24は、図4の丸2で示すように、ストレージ2−1に対してハッシュ情報221を送信する(ステップS104)。
ストレージ2−1のハッシュ情報取得部251がストレージ2−2からハッシュ情報221を受信する。比較部252は、ストレージ2−2から受信したハッシュ情報221(他装置要約情報)と、自身のハッシュ情報221(自装置要約情報)と、の比較を行う(ステップS105)。上記比較を行うことで、比較部252は、ストレージ2−2から受信したハッシュ情報221に含まれているもののストレージ2−1自身のハッシュ情報221に含まれていないハッシュ値を特定する。
データ取得部253は、比較部252による比較の結果特定したハッシュ値を示す情報を含む差分送信要求を重複排除ストレージ3に対して送信する(ステップS106)。これを受けて、重複排除ストレージ3は、図4の丸3で示すように、差分送信要求で要求されるブロックデータをストレージ2−1に対して送信する(ステップS107)。例えば、このような処理により、データ取得部253は、障害が発生していなければ記憶できていた、復旧対象のデータであるブロックデータを重複排除ストレージ3から取得する。その結果、ストレージ2−1は、ストレージ2−2と同様のデータを復旧することが可能となる。
以上のように、本実施形態におけるストレージ2は、重複排除部22と、ハッシュ情報通知部24と、復旧部25と、を有している。このような構成により、ハッシュ情報通知部24は、必要に応じて、予め算出したハッシュ値を示すハッシュ情報221を障害の発生したストレージ2に対して送信することが出来る。これにより、障害の発生していないストレージ2が記憶しているデータ内容を迅速に障害の発生したストレージ2に通知することが可能となる。また、復旧部25は、受信したハッシュ情報221と、自身のハッシュ情報221との比較結果に基づいて、重複排除ストレージ3から必要なブロックデータを取得することが出来る。これにより、復旧に必要なブロックデータのみを重複排除ストレージ3から過不足なく取得することが可能となり、不必要なデータの送受信によるストレージ2・重複排除ストレージ3間のスループット低下などを抑制することが可能となる。
また、上述した構成によると、ストレージ2と重複排除ストレージ3との間の処理により、復旧処理を完了することが出来る。その結果、復旧処理を行う際にホスト1がデータの吸出しなどを行う必要がなくなり、ホスト1に過度な負担をかけることなく復旧処理を行うことが可能となる。
なお、ストレージシステムの構成は、本実施形態で例示した場合に限定されない。例えば、ストレージシステムは、3つ以上のストレージ2を含んでいても構わないし、2つ以上の重複排除ストレージ3を含んでいても構わない。
また、図6で示すように、ストレージ2は、ハッシュ値の比較を行わずに、取得したハッシュ情報221(他装置要約情報)に基づいて重複排除ストレージ3からデータを取得するよう構成しても構わない。この場合、ストレージ2は、図3で示す比較部252を有していなくても構わない。
例えば、図6を参照すると、ストレージ2−1のハッシュ情報取得部251は、障害の発生していないストレージ2−2からハッシュ情報221を受信する。すると、ストレージ2−1のハッシュ情報取得部251は、受信したハッシュ情報221を重複排除ストレージ3に対して送信する(ステップS201)。
重複排除ストレージ3は、受信したハッシュ情報221に含まれるハッシュ値と対応するブロックデータをすべてストレージ2−1に対して送信する(ステップS202)。
このように、ストレージ2は、受信したハッシュ情報221をそのまま重複排除ストレージ3に対して送信するよう構成しても構わない。このような構成の場合、重複排除ストレージ3は、障害の発生していないストレージ2から受信したハッシュ情報221に基づいて、復旧に必要となるボリュームを構成するデータのすべて(つまり、復旧対象のデータを含むすべてのデータ)をストレージ2に対して送信する。このような構成であっても、復旧処理を行う際にホスト1がデータの吸出しなどを行う必要がなくなり、ホスト1に過度な負担をかけることなく復旧処理を行うことが可能となる。
また、図7で示すように、ストレージ2は、ハッシュ値の比較結果と、予め定められた閾値(例えば、50%。任意の値で構わない)との比較結果に基づいて、データの取得先を選択したり復旧処理の仕方を変更したりするよう構成することが出来る。
例えば、図7で示す場合、ストレージ2−2から受信したハッシュ情報221に含まれているハッシュ値に対する、ストレージ2−1自身のハッシュ情報221に含まれているハッシュ値の割合が閾値以下であるか否かで処理を変更している。例えば、図7で示す場合、ハッシュ値の割合が閾値以下である場合、データ取得部253は、比較部252による比較の結果特定したハッシュ値を示す情報を含む差分送信要求を重複排除ストレージ3に対して送信する(ステップS106)。これを受けて、重複排除ストレージ3は、差分送信要求で要求されるブロックデータをストレージ2−1に対して送信する(ステップS107)。このように、上述した場合と同様の動作を行う。一方、ハッシュ値の割合が閾値より大きい場合、データ取得部253は、ストレージ2−2に対して全イメージをコピーするよう要求して(ステップS301)、ストレージ2−2から全イメージをコピーする(ステップS302)。
例えば、このように、比較結果に基づいて複数の処理を行うよう構成しても構わない。また、所定の条件を満たす場合などにおいて、重複排除ストレージ3から復旧に必要なデータを取得する代わりに障害の生じていないストレージ2からデータを取得するよう構成しても構わない。
また、ストレージ2は、ストレージ2間のスループットやストレージ2と重複排除ストレージ3間のスループットなどを示す統計情報に基づいて、上述した各処理を選択したり組み合わせたりするよう構成しても構わない。例えば、ストレージ2は、スループットの低下していない外部装置(障害の生じていないストレージ2、または、重複排除ストレージ3)から復旧に必要なデータを取得するよう構成しても構わない。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態を図8、図9を参照して説明する。図8は、第2の実施形態におけるストレージシステムの構成の一例を示すブロック図である。図9は、第2の実施形態のストレージシステムにおける復旧処理の一例を示すシーケンス図である。
第2の実施形態では、第1の実施形態で説明したストレージシステムの変形例について説明する。後述するように、本実施形態の場合、重複排除ストレージ3が重複排除部32を有している。また、本実施形態の場合、ストレージ2は、例えば、重複排除ストレージ3に対してデータを送信する段階では重複排除を行わないように構成されている。なお、本実施形態の場合、重複排除ストレージ3は、ストレージ2と同一のハッシュ関数を用いてハッシュ値を算出する。
図8は、第2の実施形態におけるストレージシステムの構成の一例を示している。図8を参照すると、本実施形態におけるストレージシステムは、ホスト1と、2台のストレージ2と、重複排除ストレージ3と、を有している。このように、第2の実施形態で説明するストレージシステムは、第1の実施形態で説明した構成と概ね同様の構成を有している。以下、本実施形態に特徴的な構成について説明する。
本実施形態における重複排除部22は、重複排除ストレージ3に対してデータを送信する段階では重複排除を行わない。そのため、ストレージ2は、記憶装置21にデータが格納されると、当該データを重複排除せずにそのまま重複排除ストレージ3に対して送信する。このような構成のため、障害の発生前において、ストレージ2にはハッシュ情報221は存在しない。
また、重複排除部22は、記憶装置21に障害が発生してホスト1から復旧の指示を受信すると、記憶装置21に格納されているデータ(読み取り可能なデータ)に対する重複排除を行う。これにより、重複排除部22は、ハッシュ情報221を生成する。換言すると、第2の実施形態の場合、重複排除部22は、障害が生じた後に、記憶装置21が記憶しているデータに基づいてハッシュ値を算出してハッシュ情報221を生成する。
本実施形態における比較部252は、ホスト1から復旧の指示を受信すると、重複排除ストレージ3に対してハッシュ情報送信要求を送信することで、重複排除ストレージ3に対してハッシュ情報321を送信するよう要求する。また、比較部252は、重複排除ストレージ3からハッシュ情報321を受信すると、重複排除部22が障害発生後に生成したハッシュ情報221と、重複排除ストレージ3から受信したハッシュ情報321と、の比較を行う。そして、比較部252は、重複排除ストレージ3から受信したハッシュ情報321に含まれているものの自身のハッシュ情報221に含まれていないハッシュ値を特定する。その後の処理は、第1の実施形態と同様である。そのため、説明は省略する。
本実施形態における重複排除ストレージ3は、第1の実施形態で説明した場合と比較して、重複排除部32を有している。また、重複排除ストレージ3は、ストレージ2−1からの指示に応じて、ストレージ2−1に対してハッシュ情報321を送信する。なお、重複排除部32は、例えば、図示しない記憶装置に格納されたプログラムを図示しない演算装置が実行することで実現される。
重複排除部32は、ストレージ2からデータを受信すると、当該受信したデータに対して重複排除処理を行う。重複排除処理を行うことで、上記データを分割したブロックデータに基づいてハッシュ値が算出され、ハッシュ情報321として管理される。上述したように、重複排除部32がハッシュ値を算出する際に用いるハッシュ関数は、重複排除部22がハッシュ値を算出する際に用いるハッシュ関数と同一である。ハッシュ情報321は、第1の実施形態で説明したハッシュ情報221と同様にハッシュ値を含む情報である。ハッシュ情報321は、ハッシュ情報221と同様に、要約情報ということも出来る。なお、重複排除処理の詳細は、第1の実施形態で説明した重複排除部22が行う処理と同様である。そのため、説明は省略する。その後、重複排除ストレージ3は、重複排除部32による重複排除後のブロックデータを重複排除データ31として記憶する。
以上が、本実施形態に特徴的な構成の一例である。続いて、図9を参照して、第2の実施形態におけるストレージシステムにおいて行われる復旧処理の一例について説明する。なお、図9では、ストレージ2−1に障害が発生した場合について例示している。
図9は、ストレージシステムにおける復旧処理の一例を示すシーケンス図である。図9を参照すると、ストレージ2−1の障害通知部23は、記憶装置21に障害が発生した旨を検知すると、ホスト1に対して記憶装置21に障害が発生した旨を示す障害検知情報を送信する(ステップS101)。また、ホスト1の復旧指示部14は、ホスト1を操作する操作者からの入力などに応じて、ストレージ2に対して障害からの復旧を指示する。具体的には、復旧指示部14は、ストレージ2−1に対して復旧を指示する(ステップS103)とともに、ストレージ2−2に対して復旧を指示する(ステップS102)。
ストレージ2−1の比較部252は、ホスト1から復旧の指示を受信すると、重複排除ストレージ3に対してハッシュ情報送信要求を送信する(ステップS401)。これを受けて、重複排除ストレージ3は、ハッシュ情報321をストレージ2−1に対して送信する(ステップS402)。
また、重複排除部22は、ホスト1から復旧の指示を受信すると、記憶装置21に格納されているデータに対する重複排除を行う。これにより、重複排除部22は、ハッシュ情報321を生成する(ステップS403)。
ステップS401、ステップS402の処理とステップS403の処理はどちらが先に行っても構わないし、並行して行っても構わない。
比較部252は、ステップS403の処理で生成したハッシュ情報221と、ステップS402で受信したハッシュ情報431と、の比較を行う(ステップS105)。以降の処理は、第1の実施形態と同様である。そのため、説明を省略する。
なお、第2の実施形態で説明した構成の場合、ストレージ2−2からストレージ2−1に対するハッシュ情報221の送信は行われない。そのため、ホスト1は、ストレージ2−2に対して復旧を通知しなくても構わない。
このように、本実施形態における重複排除ストレージ3は重複排除部32を有しており、重複排除処理をストレージ2の代わりに行うよう構成されている。このような構成であっても、第1の実施形態と同様に、復旧処理を行う際にホスト1がデータの吸出しなどを行う必要がなくなり、ホスト1に過度な負担をかけることなく復旧処理を行うことが可能となる。
なお、第2の実施形態で説明したストレージシステムにも、第1の実施形態と同様の変形例を適用可能である。また、障害の発生前からストレージ2が重複排除を行うとともに、重複排除ストレージ3においても重複排除を行うよう構成しても構わない。この場合、障害の発生していないストレージ2と重複排除ストレージ3の両方が障害の発生したストレージ2に対してハッシュ情報(ハッシュ情報221、ハッシュ情報321)を送信するよう構成しても構わない。
[第3の実施形態]
次に、図10を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、ストレージ装置4の構成の概要について説明する。
図10は、ストレージ装置4の構成の一例を示している。図10を参照すると、ストレージ装置4は、要約情報取得部41と、データ取得部42と、を有している。なお、ストレージ装置4は、例えば、図示しない演算装置と図示しない記憶装置とを有している。ストレージ装置4は、例えば、図示しない記憶装置に格納されたプログラムを図示しない演算装置が実行することで、上記各処理部を実現する。
要約情報取得部41は、自装置と同一内容のデータを記憶する外部装置から当該外部装置が重複排除処理を行う際に算出した要約値を示す他装置要約情報を取得する。
データ取得部42は、要約情報取得部41が取得した他装置要約情報に基づいて外部装置から復旧対象のデータを取得する。
このように、ストレージ装置4は、要約情報取得部41と、データ取得部42と、を有している。このような構成により、ストレージ装置4のデータ取得部42は、要約情報取得部41が取得した他装置要約情報に基づいて外部装置から復旧対象のデータを取得することが出来る。その結果、ホストが介入することなくデータの復旧を行うことが可能となり、復旧処理を行う際にホストに過度な負担をかけるおそれを低減させることが可能となる。
また、上述したストレージ装置4は、当該ストレージ装置4に所定のプログラムが組み込まれることで実現できる。具体的に、本発明の他の形態であるプログラムは、情報処理装置に、自装置と同一内容のデータを記憶する外部装置から当該外部装置が重複排除処理を行う際に算出した要約値を示す他装置要約情報を取得する要約情報取得部41と、要約情報取得部41が取得した他装置要約情報に基づいて外部装置から復旧対象のデータを取得するデータ取得部42と、を実現するためのプログラムである。
また、上述したストレージ装置4により実行される復旧方法は、情報処理装置が、自装置と同一内容のデータを記憶する外部装置から当該外部装置が重複排除処理を行う際に算出した要約値を示す他装置要約情報を取得し、取得した前記他装置要約情報に基づいて外部装置から復旧対象のデータを取得する、という方法である。
上述した構成を有する、プログラム、又は、復旧方法、の発明であっても、上記ストレージ装置4と同様の作用を有するために、上述した本発明の目的を達成することが出来る。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明におけるストレージ装置などの概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
自装置と同一内容のデータを記憶する外部装置から当該外部装置が重複排除処理を行う際に算出した要約値を示す他装置要約情報を取得する要約情報取得部と、
前記要約情報取得部が取得した前記他装置要約情報に基づいて外部装置から復旧対象のデータを取得するデータ取得部と、
を有する
ストレージ装置。
(付記2)
付記1に記載のストレージ装置であって、
前記要約情報取得部が取得した前記他装置要約情報と、自装置が算出した要約値を示す自装置要約情報と、を比較する比較部を有し、
前記データ取得部は、前記比較部による比較の結果に基づいて外部装置から復旧対象のデータを取得する
ストレージ装置。
(付記3)
付記2に記載のストレージ装置であって、
前記比較部は、前記他装置要約情報と前記自装置要約情報とを比較することで、前記他装置要約情報に含まれるものの前記自装置要約情報に含まれない要約値を特定し、
前記データ取得部は、前記比較部が特定した要約値が示すデータを外部装置から取得する
ストレージ装置。
(付記4)
付記2又は付記3に記載のストレージ装置であって、
前記比較部は、前記他装置要約情報と、自装置が重複排除処理を行う際に算出した要約値を示す前記自装置要約情報と、を比較する
ストレージ装置。
(付記5)
付記2又は付記3に記載のストレージ装置であって、
前記比較部は、前記他装置要約情報と、記憶装置に障害が発生した後に当該記憶装置が記憶するデータに基づいて算出した要約値を示す前記自装置要約情報と、を比較する
ストレージ装置。
(付記6)
付記2から付記5までのいずれか1項に記載のストレージ装置であって、
前記データ取得部は、前記比較部による比較の結果に基づいて、復旧対象のデータを取得する外部装置を選択する
ストレージ装置。
(付記7)
付記6に記載のストレージ装置であって、
前記データ取得部は、前記他装置要約情報に含まれている要約値に対する、前記自装置要約情報に含まれている要約値の割合が予め定められた閾値以下であるか否かに応じて、復旧対象のデータを取得する外部装置を選択する
ストレージ装置。
(付記8)
付記7に記載のストレージ装置であって、
前記データ取得部は、前記他装置要約情報に含まれている要約値に対する、前記自装置要約情報に含まれている要約値の割合が予め定められた閾値より大きい場合、自装置と同一内容のデータを記憶する第1外部装置からデータを取得する
ストレージ装置。
(付記9)
付記7または付記8に記載のストレージ装置であって、
前記データ取得部は、前記他装置要約情報に含まれている要約値に対する、前記自装置要約情報に含まれている要約値の割合が予め定められた閾値以下である場合、データを重複排除した状態で記憶する重複排除ストレージである第2外部装置から復旧対象のデータを取得する
ストレージ装置。
(付記10)
付記1から付記5までのいずれか1項に記載のストレージ装置であって、
ストレージ装置は、データを重複排除した状態で記憶する重複排除ストレージである第2外部装置と接続され、前記第2外部装置に対してデータを送信するよう構成され、
前記データ取得部は、前記第2外部装置から復旧対象のデータを取得する
ストレージ装置。
(付記11)
付記1から付記10までのいずれか1項に記載のストレージ装置であって、
ストレージ装置は、ホストが記憶するデータと同一内容のデータを記憶するとともに、当該ストレージ装置と接続された第1外部装置も当該同一内容のデータを記憶するよう構成されており、
前記要約情報取得部は、前記第1外部装置から前記他装置要約情報を取得する
ストレージ装置。
(付記12)
付記1から付記11までのいずれか1項に記載のストレージ装置であって、
ストレージ装置は、データを重複排除した状態で記憶する重複排除ストレージである第2外部装置と接続されており、
前記要約情報取得部は、前記第2外部装置から前記他装置要約情報を取得する
ストレージ装置。
(付記13)
情報処理装置が、
自装置と同一内容のデータを記憶する外部装置から当該外部装置が重複排除処理を行う際に算出した要約値を示す他装置要約情報を取得し、
取得した前記他装置要約情報に基づいて外部装置から復旧対象のデータを取得する
復旧方法。
(付記14)
情報処理装置に、
自装置と同一内容のデータを記憶する外部装置から当該外部装置が重複排除処理を行う際に算出した要約値を示す他装置要約情報を取得する要約情報取得部と、
前記要約情報取得部が取得した前記他装置要約情報に基づいて外部装置から復旧対象のデータを取得するデータ取得部と、
を実現するためのプログラム。
なお、上記各実施形態及び付記において記載したプログラムは、記憶装置に記憶されていたり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されていたりする。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
以上、上記各実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることが出来る。
1 ホスト
11 記憶装置
12 ミラーリング部
13 障害検知部
14 復旧指示部
2 ストレージ
21 記憶装置
22 重複排除部
221 ハッシュ情報
23 障害通知部
24 ハッシュ情報通知部
25 復旧部
251 ハッシュ情報取得部
252 比較部
253 データ取得部
3 重複排除ストレージ
31 重複排除データ
32 重複排除部
321 ハッシュ情報
4 ストレージ装置
41 要約情報取得部
42 データ取得部

Claims (14)

  1. 自装置と同一内容のデータを記憶する外部装置から当該外部装置が重複排除処理を行う際に算出した要約値を示す他装置要約情報を取得する要約情報取得部と、
    前記要約情報取得部が取得した前記他装置要約情報に基づいて外部装置から復旧対象のデータを取得するデータ取得部と、
    を有する
    ストレージ装置。
  2. 請求項1に記載のストレージ装置であって、
    前記要約情報取得部が取得した前記他装置要約情報と、自装置が算出した要約値を示す自装置要約情報と、を比較する比較部を有し、
    前記データ取得部は、前記比較部による比較の結果に基づいて外部装置から復旧対象のデータを取得する
    ストレージ装置。
  3. 請求項2に記載のストレージ装置であって、
    前記比較部は、前記他装置要約情報と前記自装置要約情報とを比較することで、前記他装置要約情報に含まれるものの前記自装置要約情報に含まれない要約値を特定し、
    前記データ取得部は、前記比較部が特定した要約値が示すデータを外部装置から取得する
    ストレージ装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のストレージ装置であって、
    前記比較部は、前記他装置要約情報と、自装置が重複排除処理を行う際に算出した要約値を示す前記自装置要約情報と、を比較する
    ストレージ装置。
  5. 請求項2又は請求項3に記載のストレージ装置であって、
    前記比較部は、前記他装置要約情報と、記憶装置に障害が発生した後に当該記憶装置が記憶するデータに基づいて算出した要約値を示す前記自装置要約情報と、を比較する
    ストレージ装置。
  6. 請求項2から請求項5までのいずれか1項に記載のストレージ装置であって、
    前記データ取得部は、前記比較部による比較の結果に基づいて、復旧対象のデータを取得する外部装置を選択する
    ストレージ装置。
  7. 請求項6に記載のストレージ装置であって、
    前記データ取得部は、前記他装置要約情報に含まれている要約値に対する、前記自装置要約情報に含まれている要約値の割合が予め定められた閾値以下であるか否かに応じて、復旧対象のデータを取得する外部装置を選択する
    ストレージ装置。
  8. 請求項7に記載のストレージ装置であって、
    前記データ取得部は、前記他装置要約情報に含まれている要約値に対する、前記自装置要約情報に含まれている要約値の割合が予め定められた閾値より大きい場合、自装置と同一内容のデータを記憶する第1外部装置からデータを取得する
    ストレージ装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載のストレージ装置であって、
    前記データ取得部は、前記他装置要約情報に含まれている要約値に対する、前記自装置要約情報に含まれている要約値の割合が予め定められた閾値以下である場合、データを重複排除した状態で記憶する重複排除ストレージである第2外部装置から復旧対象のデータを取得する
    ストレージ装置。
  10. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のストレージ装置であって、
    ストレージ装置は、データを重複排除した状態で記憶する重複排除ストレージである第2外部装置と接続され、前記第2外部装置に対してデータを送信するよう構成され、
    前記データ取得部は、前記第2外部装置から復旧対象のデータを取得する
    ストレージ装置。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載のストレージ装置であって、
    ストレージ装置は、ホストが記憶するデータと同一内容のデータを記憶するとともに、当該ストレージ装置と接続された第1外部装置も当該同一内容のデータを記憶するよう構成されており、
    前記要約情報取得部は、前記第1外部装置から前記他装置要約情報を取得する
    ストレージ装置。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載のストレージ装置であって、
    ストレージ装置は、データを重複排除した状態で記憶する重複排除ストレージである第2外部装置と接続されており、
    前記要約情報取得部は、前記第2外部装置から前記他装置要約情報を取得する
    ストレージ装置。
  13. 情報処理装置が、
    自装置と同一内容のデータを記憶する外部装置から当該外部装置が重複排除処理を行う際に算出した要約値を示す他装置要約情報を取得し、
    取得した前記他装置要約情報に基づいて外部装置から復旧対象のデータを取得する
    復旧方法。
  14. 情報処理装置に、
    自装置と同一内容のデータを記憶する外部装置から当該外部装置が重複排除処理を行う際に算出した要約値を示す他装置要約情報を取得する要約情報取得部と、
    前記要約情報取得部が取得した前記他装置要約情報に基づいて外部装置から復旧対象のデータを取得するデータ取得部と、
    を実現するためのプログラム。

JP2018108381A 2018-06-06 2018-06-06 ストレージ装置、復旧方法、プログラム Active JP7248267B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018108381A JP7248267B2 (ja) 2018-06-06 2018-06-06 ストレージ装置、復旧方法、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018108381A JP7248267B2 (ja) 2018-06-06 2018-06-06 ストレージ装置、復旧方法、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019212081A true JP2019212081A (ja) 2019-12-12
JP7248267B2 JP7248267B2 (ja) 2023-03-29

Family

ID=68846820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018108381A Active JP7248267B2 (ja) 2018-06-06 2018-06-06 ストレージ装置、復旧方法、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7248267B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11803443B2 (en) 2021-10-19 2023-10-31 Hitachi, Ltd. Storage system, data copy control method, and recording medium

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009245089A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Fujitsu Ltd 分散オブジェクト・プログラム及びレプリケーション処理方法
JP2012523044A (ja) * 2009-04-03 2012-09-27 マイクロソフト コーポレーション ピア及びクラウドからの差分ファイル及びシステムの復元
US20130138607A1 (en) * 2011-11-29 2013-05-30 Dell Products L.P. Resynchronization of replicated data
US20150227543A1 (en) * 2014-02-11 2015-08-13 Atlantis Computing, Inc. Method and apparatus for replication of files and file systems using a deduplication key space
JP5980588B2 (ja) * 2011-08-29 2016-08-31 株式会社日立製作所 階層ストレージシステムの重複排除効率の向上
JP2016212551A (ja) * 2015-05-01 2016-12-15 富士通株式会社 ストレージ制御装置、ストレージ制御プログラム、およびストレージシステム
US20170269847A1 (en) * 2016-03-02 2017-09-21 Huawei Technologies Co., Ltd. Method and Device for Differential Data Backup

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009245089A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Fujitsu Ltd 分散オブジェクト・プログラム及びレプリケーション処理方法
JP2012523044A (ja) * 2009-04-03 2012-09-27 マイクロソフト コーポレーション ピア及びクラウドからの差分ファイル及びシステムの復元
JP5980588B2 (ja) * 2011-08-29 2016-08-31 株式会社日立製作所 階層ストレージシステムの重複排除効率の向上
US20130138607A1 (en) * 2011-11-29 2013-05-30 Dell Products L.P. Resynchronization of replicated data
US20150227543A1 (en) * 2014-02-11 2015-08-13 Atlantis Computing, Inc. Method and apparatus for replication of files and file systems using a deduplication key space
JP2016212551A (ja) * 2015-05-01 2016-12-15 富士通株式会社 ストレージ制御装置、ストレージ制御プログラム、およびストレージシステム
US20170269847A1 (en) * 2016-03-02 2017-09-21 Huawei Technologies Co., Ltd. Method and Device for Differential Data Backup

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11803443B2 (en) 2021-10-19 2023-10-31 Hitachi, Ltd. Storage system, data copy control method, and recording medium

Also Published As

Publication number Publication date
JP7248267B2 (ja) 2023-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9658798B2 (en) Grouping of tracks for copy source to target destage on global mirror secondary
US9678686B2 (en) Managing sequentiality of tracks for asynchronous PPRC tracks on secondary
US9703803B2 (en) Replica identification and collision avoidance in file system replication
JP2008250695A (ja) ディスクアレイコントローラ及びこれを備えたディスクアレイシステム
JP2009205201A (ja) 重複排除技術を用いたデータバックアップ方法、記憶制御通信装置及びプログラム
US10782997B1 (en) Storage management system and method
JP2020101949A (ja) ストレージシステム及びストレージシステム制御方法
US11151005B2 (en) System and method for storage node data synchronization
CN103988189B (zh) 检测在信息设备之间的数据传输的数据丢失的方法
US20150169475A1 (en) Local locking in a bi-directional synchronous mirroring environment
US11321005B2 (en) Data backup system, relay site storage, data backup method, and control program for relay site storage
CN108255576A (zh) 虚拟机热迁移异常处理方法、装置和存储介质
JP7075077B2 (ja) バックアップサーバ、バックアップ方法、プログラム、ストレージシステム
JP2019212081A (ja) ストレージ装置、復旧方法、プログラム
JP2014182737A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、ストレージシステム及びコンピュータプログラム
JP2018159999A (ja) ストレージシステム
JP2017142664A (ja) データ処理装置、データ処理システム、データ処理方法及びデータ処理プログラム
US10014983B2 (en) System, receiving device, and method
US9886344B2 (en) Storage system and storage apparatus
JP5891842B2 (ja) ストレージシステム
JP2019152945A (ja) ストレージ装置、データ移行方法、プログラム
JP6379914B2 (ja) ストレージシステム、制御方法および制御プログラム
JP7328283B2 (ja) データレプリケーションシステム及びデータレプリケーション方法
JP6291977B2 (ja) 分散ファイルシステム、バックアップファイル取得方法、制御装置及び管理装置
US8392675B1 (en) System and method for reduced-overhead snapshot creation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230309

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7248267

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151