JP2019211132A - 送風装置 - Google Patents

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隼人 布
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Masafumi Uta
全史 宇多
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Yosuke Imai
洋輔 今井
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Yusuke Taruki
裕介 樽木
知之 配川
Tomoyuki Haikawa
知之 配川
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Fumi Okuno
文 奥野
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Keita Kawahara
啓太 川原
雅彦 長治
Masahiko Choji
雅彦 長治
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【課題】吹出空気の送風と、渦輪状の空気の吹き出しとを行うことができる送風装置を提供する。【解決手段】送風モードでは、フラップ(25)を開いて吹出口(20)を開放するとともに、開閉シャッタ(35)を閉じて渦輪吹出口(30)を閉塞することで、ファン(12)の吹出空気をケーシング(11)外部に送風させる。渦輪モードでは、まず、フラップ(25)を閉じて吹出口(20)を閉塞するとともに、開閉シャッタ(35)を閉じて渦輪吹出口(30)を閉塞することで、ケーシング(11)内部で空気を加圧させる。そして、ケーシング(11)内部の圧力が高まった後、開閉シャッタ(35)を開いて渦輪吹出口(30)を開放することで、ケーシング(11)外部に渦輪状の空気(R)を吹き出させる。【選択図】図5

Description

本開示は、送風装置に関するものである。
従来より、ファンの駆動によって吹出口から空気を吹き出すとともに、加圧手段で圧力室を加圧して渦輪吹出口から渦輪を吹き出すようにした空気調和装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3675203号公報
しかしながら、従来の空気調和装置では、空気を吹き出すためのファンとは別に、渦輪を吹き出すための加圧手段が必要であり、装置構成が複雑となってしまうという問題がある。
本開示の目的は、比較的簡単な構成で、吹出空気の送風と、渦輪状の空気の吹き出しとを行うことができる送風装置を提供することにある。
本開示の第1の態様は、ケーシング(11)と、該ケーシング(11)内部に配設されたファン(12)とを備えた送風装置を対象とする。そして、前記ファン(12)の吹出空気を前記ケーシング(11)外部に送風させる送風モードと、該ケーシング(11)外部に渦輪状の空気(R)を吹き出させるために該ファン(12)の吹出空気を該ケーシング(11)内部で加圧させる渦輪モードとに切り替えるモード切替部(25)を備えたものである。
第1の態様では、モード切替部(25)によって、送風モードと渦輪モードとを切り替えるようにしている。これにより、送風モードで用いるファン(12)と、渦輪モードで用いるファン(12)とを兼用することができる。
本開示の第2の態様は、第1の態様において、前記モード切替部(25)は、前記送風モード時に前記ケーシング(11)の吹出口(20)から送風される空気の風向きを調整するとともに、前記渦輪モード時に該吹出口(20)を閉じて該ケーシング(11)内部の空気の加圧量を調整するフラップ(25)で構成されているものである。
第2の態様では、送風モード時に空気の風向きをフラップ(25)で調整する一方、渦輪モード時にフラップ(25)を閉じてケーシング(11)内部の空気の加圧量を調整するようにしている。これにより、フラップ(25)の開閉動作によって、送風モードと渦輪モードとを切り替えることができる。
本開示の第3の態様は、第1又は第2の態様において、前記渦輪モード時に渦輪状の空気(R)が吹き出される渦輪吹出口(30)を開閉可能に塞ぐ開閉部(35,45,55)を備えたものである。
第3の態様では、開閉部(35,45,55)によって渦輪吹出口(30)が開閉可能に塞がれている。これにより、開閉部(35,45,55)を開くことで、渦輪状の空気(R)を吹き出すことができる。
本開示の第4の態様は、第1乃至第3の態様のうち何れか1つにおいて、前記ケーシング(11)内部の圧力を検知する圧力検知部(16)と、前記圧力検知部(16)の検知結果に基づいて、前記ケーシング(11)内部の圧力を調整する圧力調整部(25)とを備えたものである。
第4の態様では、ケーシング(11)内部の圧力を検知して、圧力調整部(25)で調整するようにしている。これにより、ケーシング(11)内部の圧力を、渦輪状の空気(R)を吹き出すのに適した圧力に調整することができる。
本開示の第5の態様は、第2の態様において、前記フラップ(25)が閉じ位置にあるときに、前記吹出口(20)と該フラップ(25)との隙間を密閉するシール部材(21)を備えたものである。
第5の態様では、閉じ位置にあるフラップ(25)と吹出口(20)との隙間がシール部材(21)で密閉されるので、渦輪モード時のケーシング(11)内部の圧力を高めることができる。
本開示の第6の態様は、第3の態様において、前記渦輪吹出口(30)は、円形状、楕円形状、又は多角形状に開口しており、前記開閉部(55)は、前記渦輪吹出口(30)の開口形状に対応した先細の錐状部(56)を有するとともに、該錐状部(56)の外周縁部が該渦輪吹出口(30)の内周縁部に密着した閉じ位置と、該錐状部(56)と該渦輪吹出口(30)との間に隙間を存する開き位置との間で、該渦輪吹出口(30)に対して進退可能に構成されているものである。
第6の態様では、開閉部(55)の錐状部(56)を渦輪吹出口(30)に対して進退させることで、渦輪吹出口(30)を開閉するようにしている。具体的には、錐状部(56)を渦輪吹出口(30)に密着させて閉じる一方、錐状部(56)と渦輪吹出口(30)との間に隙間を設けて開くようにしている。これにより、開き位置では、錐状部(56)に沿って渦輪吹出口(30)の中心部に空気が流れることで、渦輪状の空気(R)を生成し易くなる。
図1は、本実施形態に係る送風装置の構成を示す側面断面図である。 図2は、ケーシング内部の圧力を高めるときのフラップ及び開閉シャッタの開閉状態を示す側面断面図である。 図3は、開閉シャッタを閉じた状態を示す正面図である。 図4は、開閉シャッタを開いた状態を示す正面図である。 図5は、渦輪吹出口から渦輪状の空気が吹き出された状態を示す側面断面図である。 図6は、第1変形例に係る送風装置において、渦輪状の空気の吹出方向を変更可能な吹出ノズルを設けたときの側面断面図である。 図7は、第2変形例に係る送風装置において、開閉弁を閉じた状態を示す正面図である。 図8は、開閉弁を開いた状態を示す正面図である。 図9は、第3変形例に係る送風装置において、錐状体の錐状部で渦輪吹出口を閉じた状態を示す側面断面図である。 図10は、渦輪吹出口を開いた状態を示す側面断面図である。
実施形態について説明する。
図1に示すように、送風装置(10)は、室内の空気調和を行う空気調和装置で構成されている。送風装置(10)は、ケーシング(11)と、ケーシング(11)内部に配設されたファン(12)と、ケーシング(11)内部でファン(12)よりも空気流通方向の下流側に配設された複数の熱交換器(14)とを備えている。
ケーシング(11)には、吸気口(15)と、吹出口(20)と、渦輪吹出口(30)とが形成されている。吸気口(15)は、ケーシング(11)の正面下部に開口している。ファン(12)は、ファンモータ(13)によって回転駆動することで、吸気口(15)からケーシング(11)内部に空気を吸い込む。ケーシング(11)には、圧力検知センサ(16)(圧力検知部)が設けられている。圧力検知センサ(16)は、ケーシング(11)内部の圧力を検知する。
熱交換器(14)は、ファン(12)に対向する位置に4つ設けられている。具体的に、熱交換器(14)は、コア面をファン(12)に向けて傾斜させた姿勢で、ケーシング(11)内部の設置台(17)に設置されている。
吹出口(20)は、ケーシング(11)の正面中央部に開口している。吹出口(20)は、フラップ(25)によって開閉可能となっている。フラップ(25)の回動角度を変化させることで、吹出口(20)から吹き出される空気の風向きを調整することができる。
吹出口(20)の開口周縁部には、シール部材(21)が全周に亘って設けられている。シール部材(21)は、フラップ(25)が閉じ位置(図2参照)にあるときに、吹出口(20)とフラップ(25)との隙間を密閉する。これにより、ケーシング(11)内部の気密性を高めることができる。
このように、フラップ(25)は、吹出口(20)を開閉することで、ファン(12)の吹出空気をケーシング(11)外部に送風させる送風モードと、ケーシング(11)外部に渦輪状の空気(R)を吹き出させるためにファン(12)の吹出空気をケーシング(11)内部で加圧させる渦輪モードとに切り替えるモード切替部として機能する。なお、送風モード及び渦輪モードについては後述する。
渦輪吹出口(30)は、ケーシング(11)の正面上部に開口している。渦輪吹出口(30)は、開閉部としての開閉シャッタ(35)によって開閉可能となっている。図3に示すように、開閉シャッタ(35)は、複数枚の羽根(36)を円形に組み合わせることで構成されている。そして、羽根(36)を回転させることで、渦輪吹出口(30)を閉じる閉じ状態(図3参照)と、渦輪吹出口(30)を開く開き状態(図4参照)とに切り替え可能となっている。
なお、図中では、ハッチングを付した開閉シャッタ(35)を閉じ状態、ハッチングを付していない開閉シャッタ(35)を開き状態で示している。
このように構成された送風装置(10)では、フラップ(25)及び開閉シャッタ(35)の開閉動作を組み合わせることで、ファン(12)の吹出空気を吹出口(20)からケーシング(11)外部に送風させる送風モードと、渦輪吹出口(30)から渦輪状の空気(R)を吹き出させる渦輪モードとに切り替え可能となっている。
〈送風モード〉
図1は、送風モード時のフラップ(25)及び開閉シャッタ(35)の開閉状態を示している。つまり、送風モードでは、フラップ(25)を開いて吹出口(20)を開放するとともに、開閉シャッタ(35)を閉じて渦輪吹出口(30)を閉塞する。
そして、ファン(12)を回転駆動させると、吸気口(15)から空気が吸い込まれた後、熱交換器(14)に吹き出されて熱交換される。熱交換器(14)を通過した空気は、吹出口(20)及び渦輪吹出口(30)に向かって流れる。
ここで、渦輪吹出口(30)は、開閉シャッタ(35)によって閉じられているので、ファン(12)の吹出空気は、吹出口(20)からケーシング(11)外部に送風される。
〈渦輪モード〉
図2は、渦輪モード時にケーシング(11)内部で空気を加圧させるためのフラップ(25)及び開閉シャッタ(35)の開閉状態を示している。つまり、渦輪モードでは、まず、フラップ(25)を閉じて吹出口(20)を閉塞するとともに、開閉シャッタ(35)を閉じて渦輪吹出口(30)を閉塞する。
そして、ファン(12)を回転駆動させると、吸気口(15)から空気が吸い込まれた後、熱交換器(14)に吹き出されて熱交換される。熱交換器(14)を通過した空気は、吹出口(20)及び渦輪吹出口(30)に向かって流れる。
ここで、吹出口(20)は、フラップ(25)によって閉じられ、渦輪吹出口(30)は、開閉シャッタ(35)によって閉じられているので、ファン(12)の吹出空気は、ケーシング(11)外部に吹き出されることはなく、再び、ファン(12)に向かうようにケーシング(11)内部を循環する。そして、ファン(12)を引き続き回転駆動させると、吸気口(15)から新たな空気が吸気されるので、ケーシング(11)内部の圧力が徐々に高まることとなる。
ここで、ケーシング(11)内部の圧力は、圧力検知センサ(16)によって検知されている。そして、フラップ(25)は、圧力検知センサ(16)の検知結果に基づいて回動することで、ケーシング(11)内部の空気を逃がし、ケーシング(11)内部の圧力を調整する。このように、フラップ(25)は、ケーシング(11)内部の圧力を調整する圧力調整部として機能する。
そして、ケーシング(11)内部の圧力が、渦輪状の空気(R)を発生させるのに適した圧力となったときに、図5に示すように、開閉シャッタ(35)を開いて渦輪吹出口(30)を開放する。これにより、ケーシング(11)内部で圧力の高まった空気が、渦輪吹出口(30)から急速に吹き出されることで、渦輪状の空気(R)が生成される。
−実施形態1の効果−
本実施形態の送風装置(10)は、ケーシング(11)と、ケーシング(11)内部に配設されたファン(12)とを備えている。そして、ファン(12)の吹出空気をケーシング(11)外部に送風させる送風モードと、ケーシング(11)外部に渦輪状の空気(R)を吹き出させるためにファン(12)の吹出空気をケーシング(11)内部で加圧させる渦輪モードとに切り替えるモード切替部(25)を備えている。
本実施形態では、モード切替部(25)としてのフラップ(25)によって、送風モードと渦輪モードとを切り替えるようにしている。これにより、送風モードで用いるファン(12)と、渦輪モードで用いるファン(12)とを兼用することができる。
また、本実施形態の送風装置(10)において、モード切替部(25)は、送風モード時にケーシング(11)の吹出口(20)から送風される空気の風向きを調整するとともに、渦輪モード時に吹出口(20)を閉じてケーシング(11)内部の空気の加圧量を調整するフラップ(25)で構成されている。
本実施形態では、送風モード時に空気の風向きをフラップ(25)で調整する一方、渦輪モード時にフラップ(25)を閉じてケーシング(11)内部の空気の加圧量を調整するようにしている。これにより、フラップ(25)の開閉動作によって、送風モードと渦輪モードとを切り替えることができる。
また、本実施形態の送風装置(10)において、渦輪モード時に渦輪状の空気(R)が吹き出される渦輪吹出口(30)を開閉可能に塞ぐ開閉シャッタ(35)を備えている。
本実施形態では、開閉シャッタ(35)によって渦輪吹出口(30)が開閉可能に塞がれている。これにより、開閉シャッタ(35)を開くことで、渦輪状の空気(R)を吹き出すことができる。
また、本実施形態の送風装置(10)において、ケーシング(11)内部の圧力を検知する圧力検知センサ(16)と、圧力検知センサ(16)の検知結果に基づいて、ケーシング(11)内部の圧力を調整する圧力調整部(25)とを備えている。
本実施形態では、ケーシング(11)内部の圧力を検知して、圧力調整部(25)としてのフラップ(25)で調整するようにしている。これにより、ケーシング(11)内部の圧力を、渦輪状の空気(R)を吹き出すのに適した圧力に調整することができる。
また、本実施形態の送風装置(10)では、フラップ(25)が閉じ位置にあるときに、吹出口(20)とフラップ(25)との隙間を密閉するシール部材(21)を備えている。
本実施形態では、閉じ位置にあるフラップ(25)と吹出口(20)との隙間がシール部材(21)で密閉されるので、渦輪モード時のケーシング(11)内部の圧力を高めることができる。
なお、本実施形態では、送風装置(10)として、空気調和装置を例に挙げて説明したが、空気清浄機や加湿装置などにも適用可能である。
《その他の実施形態》
前記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
−第1変形例−
第1変形例では、渦輪吹出口(30)から吹き出される渦輪状の空気(R)の吹出方向を変更可能としている。具体的に、図6に示すように、ケーシング(11)の渦輪吹出口(30)には、吹出ノズル(40)が取り付けられている。
吹出ノズル(40)は、内部に空間を有する球体状の本体部(41)と、本体部(41)の内部に連通するように一体に設けられた円筒状のノズル部(42)と、本体部(41)とノズル部(42)との間に設けられた開閉シャッタ(35)とを有する。
渦輪吹出口(30)の開口端部には、本体部(41)の球体形状に対応した球面支持部(44)が設けられ、本体部(41)が摺動可能に嵌め込まれている。本体部(41)のケーシング(11)内部側の面には、本体部(41)の内部空間に連通する連通孔(43)が形成されている。ノズル部(42)は、本体部(41)のケーシング(11)外部側の面に設けられている。
そして、本体部(41)を球面支持部(44)の支持面に沿って摺動させることで、吹出ノズル(40)のノズル部(42)の向き、つまり、渦輪状の空気(R)の吹出方向を、上下左右方向の任意の方向に変更することができる。
なお、吹出ノズル(40)の位置調整は、手動で行ってもよいし、図示しない調整機構によって自動的に調整できるようにしてもよい。
−第2変形例−
第2変形例では、渦輪吹出口(30)の開閉を、開閉弁(45)を用いて行うようにしている。具体的に、図7に示すように、開閉弁(45)は、渦輪吹出口(30)を開閉可能に塞ぐ弁体(46)と、回転軸(47)が渦輪吹出口(30)の開口方向と平行に延びて弁体(46)を回転可能に支持する弁モータ(48)とを有する。
そして、弁モータ(48)を回転駆動させることで、渦輪吹出口(30)を閉じる閉じ状態(図7参照)と、渦輪吹出口(30)を開く開き状態(図8参照)とに切り替え可能となっている。
−第3変形例−
第3変形例では、渦輪吹出口(30)の開閉を、錐状体(55)を用いて行うようにしている。具体的に、図9に示すように、錐状体(55)は、渦輪吹出口(30)の開口形状に対応した先細の錐状部(56)を有する。錐状体(55)は、ケーシング(11)内部に配設され、渦輪吹出口(30)に向かって進退可能に構成されている。渦輪吹出口(30)は、円形状に開口しており、錐状部(56)は、円錐形状に形成されている。
なお、第3変形例では、渦輪吹出口(30)が円形状に開口しているものとして説明するが、楕円形状や多角形状などに開口していてもよい。この場合には、錐状部(56)を、渦輪吹出口(30)の開口形状に対応させた楕円錐形状や多角錐形状に形成すればよい。
そして、錐状体(55)を渦輪吹出口(30)に向かって進退させることで、錐状部(56)の外周縁部が渦輪吹出口(30)の内周縁部に密着した閉じ位置(図9参照)と、錐状部(56)と渦輪吹出口(30)との間に隙間を存する開き位置(図10参照)とに切り替え可能となっている。
−第3変形例の効果−
第3変形例の送風装置(10)では、渦輪吹出口(30)は、円形状、楕円形状、又は多角形状に開口しており、錐状体(55)は、渦輪吹出口(30)の開口形状に対応した先細の錐状部(56)を有するとともに、錐状部(56)の外周縁部が渦輪吹出口(30)の内周縁部に密着した閉じ位置と、錐状部(56)と渦輪吹出口(30)との間に隙間を存する開き位置との間で、渦輪吹出口(30)に対して進退可能に構成されている。
第3変形例では、錐状体(55)の錐状部(56)を渦輪吹出口(30)に対して進退させることで、渦輪吹出口(30)を開閉するようにしている。具体的には、錐状部(56)を渦輪吹出口(30)に密着させて閉じる一方、錐状部(56)と渦輪吹出口(30)との間に隙間を設けて開くようにしている。これにより、開き位置では、錐状部(56)に沿って渦輪吹出口(30)の中心部に空気が流れることで、渦輪状の空気(R)を生成し易くなる。
以上、実施形態及び変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態及び変形例は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。
以上説明したように、本開示は、送風装置について有用である。
10 送風装置
11 ケーシング
12 ファン
16 圧力検知センサ(圧力検知部)
20 吹出口
21 シール部材
25 フラップ(モード切替部、圧力調整部)
30 渦輪吹出口
35 開閉シャッタ(開閉部)
45 開閉弁(開閉部)
55 錐状体(開閉部)
56 錐状部
R 渦輪状の空気

Claims (6)

  1. ケーシング(11)と、該ケーシング(11)内部に配設されたファン(12)とを備えた送風装置であって、
    前記ファン(12)の吹出空気を前記ケーシング(11)外部に送風させる送風モードと、該ケーシング(11)外部に渦輪状の空気(R)を吹き出させるために該ファン(12)の吹出空気を該ケーシング(11)内部で加圧させる渦輪モードとに切り替えるモード切替部(25)を備えたことを特徴とする送風装置。
  2. 請求項1において、
    前記モード切替部(25)は、前記送風モード時に前記ケーシング(11)の吹出口(20)から送風される空気の風向きを調整するとともに、前記渦輪モード時に該吹出口(20)を閉じて該ケーシング(11)内部の空気の加圧量を調整するフラップ(25)で構成されていることを特徴とする送風装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記渦輪モード時に渦輪状の空気(R)が吹き出される渦輪吹出口(30)を開閉可能に塞ぐ開閉部(35,45,55)を備えたことを特徴とする送風装置。
  4. 請求項1乃至3のうち何れか1つにおいて、
    前記ケーシング(11)内部の圧力を検知する圧力検知部(16)と、
    前記圧力検知部(16)の検知結果に基づいて、前記ケーシング(11)内部の圧力を調整する圧力調整部(25)とを備えたことを特徴とする送風装置。
  5. 請求項2において、
    前記フラップ(25)が閉じ位置にあるときに、前記吹出口(20)と該フラップ(25)との隙間を密閉するシール部材(21)を備えたことを特徴とする送風装置。
  6. 請求項3において、
    前記渦輪吹出口(30)は、円形状、楕円形状、又は多角形状に開口しており、
    前記開閉部(55)は、前記渦輪吹出口(30)の開口形状に対応した先細の錐状部(56)を有するとともに、該錐状部(56)の外周縁部が該渦輪吹出口(30)の内周縁部に密着した閉じ位置と、該錐状部(56)と該渦輪吹出口(30)との間に隙間を存する開き位置との間で、該渦輪吹出口(30)に対して進退可能に構成されていることを特徴とする送風装置。
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