JP2019208121A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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雅巳 木原
Masami Kihara
雅巳 木原
知子 手島
Tomoko Tejima
知子 手島
創 松永
Hajime Matsunaga
創 松永
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Abstract

【課題】本開示は、複数種類の透かしデータのビデオデータへの埋め込みが可能であり、かつ、ビデオデータの符号化処理のための時間を短縮可能にすることを目的とする。【解決手段】本開示は、ビデオデータに含まれる特定フレームの画像と同一の画像に透かしデータを埋め込む透かしデータ埋め込み部と、ビデオデータを符号化して符号化ビデオデータEVDを生成し、透かしデータが埋め込まれた特定フレームを符号化して符号化フレームデータEMP1_A,EMP2_A,EMP3_A,EMP1_B,EMP2_B,EMP3_Bを生成する符号化部と、符号化ビデオデータEVDに含まれる特定フレームのデータFP1,FP2,FP3を、符号化フレームデータEMP1_A,EMP2_B,EMP3_Aに置換するデータ置換部と、を備える情報処理装置である。【選択図】図9

Description

本開示は、ビデオデータに電子透かしを埋め込む情報処理装置及び情報処理方法に関する。
ビデオデータに電子透かしを埋め込む方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1の方法は、m個の領域を有するビデオデータをnセット複製し、複製したビデオデータごとに異なる電子透かしを埋め込み、nセットのビデオデータをm個の領域ごとに組み合わせてビデオデータを再構成する。これにより、特許文献1の方法は、電子透かしを埋め込む時間を省略し、短時間でn×m種類の電子透かしをビデオデータに埋め込むことを可能にする。
ビデオデータを送信する場合、ビデオデータが符号化された符号化ビデオデータを送信する。特許文献1の方法では、領域ごとに再構成した後にビデオデータを符号化するため、映像コンテンツをリアルタイムで配信する場合、再構成したビデオデータをリアルタイムで符号化する必要がある。
一方で、ビデオデータの符号化では、2以上のフレームを含むグループごとにデータの圧縮及び伸長が行われている。本開示では、このグループをGOP(Group of Pictures)と呼ぶ。すなわち、本開示におけるGOPは、MPEG2(Moving Picture Experts Group Phase 2)で定められているGOPに限らない。例えば、本開示のGOPは、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)勧告のH.264やH.265における、IDR(Instantaneous Decoder Refresh)フレームから次のIDRフレームの前のフレームで構成されるグループを含む。
特許5169900号公報
映像コンテンツのリアルタイムでの配信のためには、電子透かしの埋め込み処理だけでなく、ビデオデータの符号化処理のための時間についても短縮することが望ましい。
そこで、本開示は、複数種類の透かしデータのビデオデータへの埋め込みが可能であり、かつ、ビデオデータの符号化処理のための時間を短縮可能にすることを目的とする。
本開示は、透かしデータを埋め込んだフレームを符号化し、当該フレームに含まれるデータを、符号化されたビデオデータの一部と置換する。
具体的には、本開示に係る情報処理装置は、
ビデオデータに含まれる特定フレームの画像と同一の画像に透かしデータを埋め込む透かしデータ埋め込み部と、
前記ビデオデータを符号化して符号化ビデオデータを生成し、前記透かしデータが埋め込まれた前記特定フレームを符号化して符号化フレームデータを生成する符号化部と、
前記符号化ビデオデータに含まれる前記特定フレームのデータを、前記符号化フレームデータに含まれる前記特定フレームのデータに置換するデータ置換部と、
を備える。
具体的には、本開示に係る情報処理方法は、
情報処理装置が、
ビデオデータに含まれる特定フレームの画像と同一の画像に透かしデータを埋め込み、
前記ビデオデータを符号化して符号化ビデオデータを生成し、
前記透かしデータが埋め込まれた前記特定フレームを符号化して符号化フレームデータを生成し、
前記符号化ビデオデータに含まれる前記特定フレームのデータを、前記符号化フレームデータに含まれる前記特定フレームのデータに置換する。
本開示は、情報処理装置に備わる各機能部としてコンピュータを機能させるか、或いは、本開示に係る情報処理方法に備わる各ステップをコンピュータに実行させる、プログラムを含む。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。
本開示では、前記透かしデータ埋め込み部は、さらに、前記符号化ビデオデータに含まれる前記特定フレームの画像に仮の透かしデータを埋め込み、前記データ置換部は、仮の透かしデータの埋め込まれた前記符号化ビデオデータに含まれる前記特定フレームのデータを、前記符号化フレームデータに含まれる前記特定フレームのデータに置換する、ことが好ましい。これにより、本開示は、映像品質の劣化を抑えることができる。
本開示によれば、複数種類の透かしデータのビデオデータへの埋め込みが可能であり、かつ、ビデオデータの符号化処理のための時間を短縮可能にすることができる。さらに、本開示は、特定フレームの画像に仮の透かしデータを埋め込むことで、映像品質の劣化を抑えることができる。
本開示に係るシステム構成の一例を示す。 処理部の構成の一例を示す。 ビデオデータの一例を示す。 符号化ビデオデータの一例を示す。 透かしデータが埋め込まれた画像データの一例を示す。 ビデオデータ全体での透かしデータの埋め込み例を示す。 符号化フレームデータの一例を示す。 透かしデータの埋め込まれた画像データが特定フレームに含まれる符号化ビデオデータの一例を示す。 ビデオデータ全体での透かしデータの置換例を示す。 GOP_1〜GOP_3に含まれる特定フレームの一例を示す。 第3の実施形態で用いる符号化ビデオデータの一例を示す。 ビデオデータ全体での透かしデータ及び仮データの埋め込み例を示す。 ビデオデータ全体での透かしデータの置換例を示す。 仮の透かしデータを埋め込んだ場合の映像品質の比較例を示す。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本開示は、以下に示す実施形態に限定されるものではない。これらの実施の例は例示に過ぎず、本開示は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(第1の実施形態)
図1に、本実施形態に係るシステムの一例を示す。本実施形態に係るシステムは、情報処理装置10が、ビデオデータ格納装置20に格納されているビデオデータを、ユーザ装置30_A及び30_Bに送信する。
情報処理装置10は、処理部11、メモリ12、送受信部13を備える。送受信部13がビデオデータ格納装置20からビデオデータを受信すると、処理部11がビデオデータをメモリ12に格納する。処理部11は、メモリ12からビデオデータを読み出し、読み出したビデオデータから符号化ビデオデータを生成し、メモリ12に格納する。送受信部13は、メモリ12に格納されている符号化ビデオデータをユーザ装置30_A及び30_Bに送信する。
図2に、処理部の構成の一例を示す。処理部11は、透かしデータ埋め込み部111と、符号化部112と、データ置換部113と、を備える。本実施形態は、コンピュータを、透かしデータ埋め込み部111、符号化部112及びデータ置換部113として機能させることで、情報処理装置10を実現してもよい。
符号化部112は、メモリ12からビデオデータを読み出し、読み出したビデオデータを符号化する。符号化方法は、動画の圧縮に用いられる任意の符号化方法を用いることができ、例えば、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)勧告のH.264やH.265が例示できる。これにより、符号化ビデオデータが生成される。
図3にビデオデータの一例を示す。ビデオデータは、シーケンスヘッダ、シーケンスエンド及び複数のフレームF,F,・・・Fを含む。各フレームF,F,・・・Fは、ヘッダ及び画像データを含む。例えば、フレームFは、ヘッダFH及び画像データFPを含む。
図4に、符号化ビデオデータの一例を示す。符号化部112は、2以上のフレームを含むグループごとにビデオデータの符号化を行う。この場合、符号化ビデオデータは、2以上のGOPを含む。各GOPは、GOPヘッダ、及びグループに含まれるフレームを含む。GOPに含まれる各フレームは、ヘッダ及び画像データを含む。例えば、GOP_1はGOPヘッダ及びフレームF〜Fを含み、フレームFはヘッダFH及び画像データFPを含む。
透かしデータ埋め込み部111は、メモリ12からビデオデータを読み出し、ビデオデータのなかから特定フレームを複製し、特定フレームの画像に透かしデータを埋め込む。例えば、特定フレームが図3に示すフレームFの場合、透かしデータ埋め込み部111は、図3に示すビデオデータのなかからフレームFを複製し、画像データFPに透かしデータを埋め込む。これにより、図5に示すような透かしデータが埋め込まれた画像データMP_A及びMP_Bが生成される。
透かしデータ埋め込み部111の複製する数は任意である。透かしデータ埋め込み部111は、2以上の複製を行った場合、同一の画像に対して異なる透かしデータを埋め込む。例えば、特定フレームが図3に示すフレームFの場合、図5に示す画像データMP_Aと画像データMP_Bとは、埋め込まれる透かしデータが異なる。
図6に、ビデオデータ全体での透かしデータの埋め込み例を示す。ビデオデータVDに、特定フレームの画像データFP,FP,FPが含まれている。この場合、透かしデータ埋め込み部111は、ビデオデータVDを複製してビデオデータVD_A及びVD_Bを生成し、ビデオデータVD_Aに含まれる特定フレームの画像データFP,FP,FPに共通の透かしデータ「1」を埋め込み、ビデオデータVD_Bに含まれる特定フレームの画像データFP,FP,FPに共通の透かしデータ「0」を埋め込む。これにより、画像データFP,FP,FPに透かしデータ「1」の埋め込まれた画像データMP_A,MP_A,MP_Aが生成され、画像データFP,FP,FPに透かしデータ「0」の埋め込まれた画像データMP_B,MP_B,MP_Bが生成される。
符号化部112は、透かしデータが埋め込まれた特定フレームを符号化する。例えば、符号化部112は、ヘッダFH及び画像データMPを含むフレームFを符号化する。これにより、符号化フレームデータが生成される。
図7に、符号化フレームデータの一例を示す。本実施形態では、特定フレームがフレームFである。この場合、符号化フレームデータに含まれるGOPは1のみとなる。GOPは、GOPヘッダ及びフレームFを含む。ここでのフレームFは、ヘッダFH及び画像データMPを含む。
データ置換部113は、符号化ビデオデータに含まれる特定フレームのデータを、符号化フレームデータに含まれる特定フレームのデータに置換する。例えば、データ置換部113は、図4に示す符号化ビデオデータ内を検索してヘッダFHを特定し、図4に示す画像データFPを、図7に示す画像データMPに置換する。又は、データ置換部113は、図4に示すフレームFのデータを、図7に示す符号化フレームデータ内のフレームFのデータに置換する。これにより、図8に示すような、透かしデータの埋め込まれた画像データMPが特定フレームに含まれる符号化ビデオデータを生成することができる。
ここで、データ置換部113において置換する符号化フレームデータは、ユーザ装置30_A及び30_Bごとに異なることが好ましい。例えば、ユーザ装置30_A宛の符号化ビデオデータに含まれる画像データMPは図5に示すMP_Aとし、ユーザ装置30_B宛の符号化ビデオデータに含まれる図5に示す画像データMPはMP_Bとする。
図9に、ビデオデータ全体での透かしデータの置換例を示す。図6に示す画像データMP_A,MP_A,MP_A及びMP_B,MP_B,MP_Bはそれぞれ個別に符号化され、画像データEMP_A,EMP_A,EMP_A及びEMP_B,EMP_B,EMP_Bとして符号化フレームデータに含まれる。
データ置換部113は、画像データFPを画像データEMP_Aに置換し、画像データFPを画像データEMP_Bに置換し、画像データFPを画像データEMP_Aに置換する。このように、本開示は、符号化された画像データMP_A,MP_A,MP_A及びMP_B,MP_B,MP_Bを予め生成し、符号化ビデオデータの特定フレームの画像データFP,FP,FPと置換する。
送受信部13は、フレームFに画像データMP_Aが含まれる符号化ビデオデータをユーザ装置30_Aに送信し、フレームFに画像データMP_Bが含まれる符号化ビデオデータをユーザ装置30_Bに送信する。これにより、本開示の情報処理装置10は、異なる透かしデータが埋め込まれた符号化ビデオデータを、ユーザ装置30_A及び30_B送信することができる。
本実施形態では、符号化ビデオデータに含まれる特定フレームのデータを、符号化フレームデータに含まれる特定フレームのデータに置換するため、透かしデータの埋め込み及び符号化をリアルタイムではなく事前に行うことができる。このため、本実施形態は、複数種類の透かしデータのビデオデータへの埋め込みが可能であり、かつ、ビデオデータの符号化処理のための時間を短縮可能にすることができる。
本実施形態では特定フレームがGOP_1に含まれる場合を例示したが、本開示はこれに限定されない。例えば、特定フレームは、GOP_1〜GOP_mのいずれのグループに含まれていてもよい。また、特定フレームは、GOP_1〜GOP_mのうちの2以上のグループに含まれていてもよく、全てのグループに含まれていることが好ましい。
本実施形態では特定フレームがGOP_1に含まれるフレームFのみである場合を例示したが、本開示はこれに限定されない。例えば、符号化において1のGOPに含まれるフレームのうちの2以上が特定フレームに用いられてもよい。1のGOPに含まれる特定フレームが複数であることで、1つのGOPに含まれるフレームが再構成された場合であっても透かしデータを残すことができる。
本実施形態では特定フレームがフレームFである場合を例示したが、本開示はこれに限定されない。例えば、特定フレームは、GOPに含まれる任意のフレームであってもよい。透かしデータを埋め込むことによるビデオデータの映像品質の劣化を防ぐ観点から、特定フレームは、GOPの先頭に配置されるIフレーム(キーフレーム)であることが好ましい。
本実施形態のシステムでは、2台のユーザ装置30_A及び30_Bが備わる例を示すが、本開示に係るシステムに備わるユーザ装置は1台以上であればよい。また、本実施形態のシステムでは、1台のビデオデータ格納装置20が備わる例を示すが、本開示に係るシステムに備わるビデオデータ格納装置20は2台以上であってもよい。
また、本実施形態のシステムでは情報処理装置10がビデオデータ格納装置20からビデオデータを取得する例を示すが、情報処理装置10は符号化されたビデオデータをビデオデータ格納装置20から取得してもよい。この場合、情報処理装置10は、符号化されたビデオデータを復号化してビデオデータとしてメモリ12に記憶することが好ましい。
(第2の実施形態)
本実施形態では、複数のGOPが特定フレームを含み、データ置換部113において各GOPで置換する符号化フレームの組み合わせが符号化ビデオデータの送信先ごとに異なる。これにより、本実施形態では、各特定フレームの画像データに埋め込まれる透かしデータの組み合わせを用いてユーザ装置30_A及び30_Bを識別可能にする。
図10に、GOP_1〜GOP_3に含まれる特定フレームの一例を示す。ヘッダFH及び画像データFPは図4に示すGOP_1の特定フレームに含まれ、ヘッダFH及び画像データFPは図4に示すGOP_2の特定フレームに含まれ、ヘッダFH及び画像データFPは図4に示すGOP_3の特定フレームに含まれる。
透かしデータ埋め込み部111は、GOP_1〜GOP_3の各特定フレームを複製し、透かしデータが埋め込まれた画像データMP_A,MP_B,MP_C,MP_A,MP_B,MP_C,MP_A,MP_B,MP_Cを生成する。
データ置換部113は、符号化フレームデータがユーザ装置30_A及び30_Bごとに異なるように、符号化ビデオデータに含まれる特定フレームのデータを、符号化フレームデータに含まれる特定フレームのデータに置換する。
例えば、ユーザ装置30_Aへの符号化ビデオデータは、GOP_1の特定フレームを画像データMP_Aとし、GOP_2の特定フレームを画像データMP_Bとし、GOP_3の特定フレームを画像データMP_Cとする。一方、ユーザ装置30_Bへの符号化ビデオデータは、GOP_1の特定フレームを画像データMP_Bとし、GOP_2の特定フレームを画像データMP_Aとし、GOP_3の特定フレームを画像データMP_Cとする。
画像データMP_A,MP_A,MP_Aに埋め込まれている透かしデータが「1」を表し、画像データMP_B,MP_B,MP_Bに埋め込まれている透かしデータが「2」を表し、画像データMP_C,MP_C,MP_Cに埋め込まれている透かしデータが「3」を表す場合、ユーザ装置30_Aへの符号化ビデオデータには「123」という情報を埋め込み、ユーザ装置30_Bへの符号化ビデオデータには「213」という情報を埋め込むことができる。
本実施形態では、透かしデータ埋め込み部111が各GOPの特定フレームの画像データに透かしデータを埋め込んでおき、データ置換部113がユーザ装置30_A及び30_Bに応じた符号化ビデオデータの組み合わせで、置換する。このため、送信先を特定可能な電子透かしを符号化ビデオデータに埋め込むことができる。
(第3の実施形態)
GOPの一部を特定フレームとして用いる場合、特定フレームの前後に配置されるフレームの符号化後の画像データが透かしデータの有無によって変化する可能性がある。そこで、本実施形態では、符号化ビデオデータに含まれる特定フレームの画像データに、仮データを埋め込む。
図11に、本実施形態で用いる符号化ビデオデータの一例を示す。本実施形態では、図4に示す画像データFPに代え、仮データの埋め込まれた画像データTPがヘッダFHの後に配置されている。
本実施形態では、符号化部112が符号化ビデオデータを生成する前に、透かしデータ埋め込み部111が仮データを埋め込む。例えば、透かしデータ埋め込み部111は、メモリ12からビデオデータを読み出し、ビデオデータのなかから特定フレームを複製し、特定フレームの画像データに透かしデータを埋め込む。透かしデータ埋め込み部111は、さらに、メモリ12からビデオデータを読み出し、ビデオデータのなかから特定フレームを抽出し、特定フレームの画像データに仮データを埋め込む。そして、符号化部112は、仮データの埋め込まれたビデオデータを符号化する。これにより、図11に示す符号化ビデオデータが生成される。
このように、本実施形態は、仮データの埋め込まれたビデオデータを符号化して符号化ビデオデータを生成する。このため、図11に示す符号化ビデオデータは、特定フレームの前後におけるフレームの画像データを、透かしデータを埋め込んだ後に符号化された画像データに似せることができる。
ここで、透かしデータ埋め込み部111は、透かしデータと共通の方法を用いて仮データを埋め込む。仮データは、仮の透かしデータであり、透かしデータと同一のデータであってもよいし、異なっていてもよい。例えば、透かしデータ埋め込み部111が共通の方法を用いて複数種類の透かしデータを埋め込む場合、複数種類の透かしデータのいずれかを仮データとして用いることができる。
図12に、ビデオデータ全体での透かしデータ及び仮データの埋め込み例を示す。ビデオデータVD_Aの特定フレームは、透かしデータ「1」の埋め込まれた画像データMP_A,MP_A,MP_Aを含む。ビデオデータVD_Bの特定フレームは、透かしデータ「0」の埋め込まれた画像データMP_B,MP_B,MP_Bを含む。ビデオデータVD_Xの特定フレームは、画像データFPに代えて、仮データ「X」の埋め込まれた画像データTP,TP,TP,を含む。このように、本実施形態では、ビデオデータに応じた透かしデータ又は仮データを埋め込む。
図13に、ビデオデータ全体での透かしデータの置換例を示す。図12に示す画像データMP_A,MP_A,MP_A及びMP_B,MP_B,MP_Bはそれぞれ個別に符号化され、画像データEMP_A,EMP_A,EMP_A及びEMP_B,EMP_B,EMP_Bとして符号化フレームデータに含まれる。
データ置換部113は、画像データTPを画像データEMP_Aに置換し、画像データTPを画像データEMP_Bに置換し、画像データTPを画像データEMP_Aに置換する。このように、本開示は、符号化された画像データMP_A,MP_A,MP_A及びMP_B,MP_B,MP_Bを予め生成し、符号化ビデオデータEVDの特定フレームの画像データTP,TP,TPと置換する。
図14に、仮データを埋め込んだ場合の解析例を示す。■が仮データを埋め込んだ実施例のPSNR(Peak Signal−to−Noise Ratio)を示し、黒丸が仮データを埋め込まない比較例のPSNRを示す。いずれも、GOPに含まれるフレームが30フレームであり、Iフレームに透かしデータを埋め込んでいる。比較例では、Iフレーム付近でのPSNRすなわち映像品質が劣化するが、実施例ではIフレーム付近での映像品質の劣化を防げていることが分かる。平均値での比較では、比較例が40.3であるのに対し、実施例が41.3であった。
以上説明したように、本実施形態は、符号化ビデオデータに含まれる特定フレームの画像データに、仮データを埋め込む。これにより、本実施形態は、特定フレームの前後におけるフレームの画像データを、透かしデータを埋め込んだ後に符号化された画像データに似せることができる。したがって、本実施形態は、透かしデータの埋め込み及び符号化を事前に行うことによる部分画像の劣化を軽減することができる。
本開示は情報通信産業に適用することができる。
10:情報処理装置
11:処理部
111:透かしデータ埋め込み部
112:符号化部
113:データ置換部
12:メモリ
13:送受信部
20:ビデオデータ格納装置
30_A,30_B:ユーザ装置

Claims (5)

  1. ビデオデータに含まれる特定フレームの画像と同一の画像に透かしデータを埋め込む透かしデータ埋め込み部と、
    前記ビデオデータを符号化して符号化ビデオデータを生成し、前記透かしデータが埋め込まれた前記特定フレームを符号化して符号化フレームデータを生成する符号化部と、
    前記符号化ビデオデータに含まれる前記特定フレームのデータを、前記符号化フレームデータに含まれる前記特定フレームのデータに置換するデータ置換部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記透かしデータ埋め込み部は、さらに、前記符号化ビデオデータに含まれる前記特定フレームの画像に仮の透かしデータを埋め込み、
    前記データ置換部は、仮の透かしデータの埋め込まれた前記符号化ビデオデータに含まれる前記特定フレームのデータを、前記符号化フレームデータに含まれる前記特定フレームのデータに置換する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記符号化部は、2以上のフレームを含むグループごとに前記ビデオデータの符号化を行い、
    前記特定フレームは、少なくとも1つのグループの予め定められた位置に配置されているフレームである、
    請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 複数の前記グループが前記特定フレームを含み、
    前記透かしデータ埋め込み部は、前記ビデオデータに含まれる前記特定フレームの画像と同一の画像を複製し、複製ごとに異なる透かしデータを埋め込み、
    前記データ置換部は、各グループで置換する前記符号化フレームの組み合わせが前記符号化ビデオデータの送信先ごとに異なるように、前記特定フレームのデータを、前記符号化フレームデータに含まれる前記特定フレームのデータに置換する、
    請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 情報処理装置が、
    ビデオデータに含まれる特定フレームの画像と同一の画像に透かしデータを埋め込み、
    前記ビデオデータを符号化して符号化ビデオデータを生成し、
    前記透かしデータが埋め込まれた前記特定フレームを符号化して符号化フレームデータを生成し、
    前記符号化ビデオデータに含まれる前記特定フレームのデータを、前記符号化フレームデータに含まれる前記特定フレームのデータに置換する、
    情報処理方法。
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