JP2019207787A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省電力化及び投光器の長寿命化を図ることができる照明装置を提供する。【解決手段】照明装置1は、自然光を直接的又は間接的に受け得る被照射面に投光する複数の投光器11−1〜11−Nを有する投光部と、前記被照射面の明るさを測定する測定部12と、測定部12により測定された明るさに基づいて、前記被照射面の明るさが目標の明るさに近づくように前記投光部の投光量を制御する制御部31とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、屋外等の競技場などで用いられる照明装置に関するものである。
従来から、屋外等の競技場(例えば、野球場、サッカー場、陸上競技場、テニス場、競馬場、オートレース場)などにおいて用いられる照明装置は、競技場のフィールド面等を含む被照射面に投光する投光部を備えている。前記投光部は、例えば下記特許文献1,2に開示されているような投光器を複数有している。各投光器は、前記被照射面の複数の領域のいずれかに対応し主に当該対応する領域に投光するように、その配置や向きが設定されている。
このような従来の照明装置では、例えばプロ野球のナイトゲームなどのように、日没前で空が未だ明るい時から競技が開始され日没後に完全に自然光が消失した後にも競技が継続される場合、前記投光部は、日没前で空が未だ明るく自然光が前記被照射面を照射しているときにも日没後を想定して100%の投光量で投光している。
特許第6285731号公報 特許第6302686号公報
しかしながら、前記従来の照明装置では、前記投光部が日没前で空が未だ明るく自然光が前記被照射面を照射しているときにも日没後を想定して100%の投光量で投光しているので、日没前は、被照射面の明るさは規定以上の明るさが得られており、その分電力が無駄になるとともに、必要以上の投光量となるように駆動されるため投光器の寿命も短くなってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、省電力化及び投光器の長寿命化を図ることができる照明装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための手段として、以下の各態様を提示する。第1の態様による照明装置は、自然光を直接的又は間接的に受け得る被照射面に投光する投光部と、前記被照射面の明るさを測定する測定部と、前記測定部により測定された明るさに基づいて、前記被照射面の明るさが目標の明るさに近づくように前記投光部の投光量を制御する制御部と、を備えたものである。
前記明るさは、例えば、照度でもよいし、輝度でもよい。前記被照射面の明るさは、例えば、前記被照射面の一部の箇所の明るさでもよいし、前記被照射面のの複数の箇所の平均的な明るさでもよいし、前記被照射面の全体又は広い領域に渡る平均的な明るさでもよい。前記投光量の制御は、前記投光量の段階的な制御でもよいし、前記投光量の連続的な制御でもよい。
前記第1の態様によれば、前記測定部が前記被照射面の明るさを測定し、前記制御部が、前記測定部により測定された明るさに基づいて、前記被照射面の明るさが目標の明るさに近づくように前記投光部の投光量を制御するので、日没前であっても被照射面の明るさが過剰に明るくなってしまうことがなくなり、省電力化及び投光器の長寿命化を図ることができる。
第2の態様による照明装置は、前記第1の態様において、前記投光部は、複数の投光器であって、各前記投光器が前記被照射面の複数の領域のうちのいずれかの領域に対応し主に当該対応する領域に投光する複数の投光器を含み、前記測定部は、前記被照射面の前記複数の領域の各々毎に当該領域の明るさを測定し、前記制御部は、前記複数の領域の各々毎に、前記測定部により測定された当該領域の明るさに基づいて、当該領域の明るさが当該領域の目標の明るさに近づくように当該領域に対応する前記投光器のうちの少なくとも1つの投光器の投光量を制御するものである。
自然光のみに着目し投光部による投光が行われないと仮定すると、夕方などにおいて日が傾くにつれて、前記被照射面において部分的に影が生じてその影の領域が徐々に拡大していく場合がある。例えば、夕方などにおいて日が傾くにつれて、競技場のスタンド等の影が競技場のフィールド面等において部分的に生じてその影の領域が徐々に拡大していく場合がある。
前記第2の態様によれば、前記測定部が、前記被照射面の複数の領域の各々毎に当該領域の明るさを測定し、前記制御部が、前記複数の領域の各々毎に、前記測定部により測定された当該領域の明るさに基づいて、当該領域の明るさが当該領域の目標の明るさに近づくように当該領域に対応する前記投光器のうちの少なくとも1つの投光器の投光量を制御するので、自然光による影の部分に対する投光部からの投光量は増える一方で自然光による日なたの部分に対する投光部からの投光量は減ることになる。したがって、前記第2の態様によれば、夕方などにおいて自然光のみによれば生ずる被照射面における明暗のコントラストが、各領域毎に制御された投光量の投光により低減され、自然光による影に起因する明暗差を低減することができ、より高い品質の照明を行うことができる。
第3の態様による照明装置は、前記第2の態様において、前記複数の領域の前記目標の明るさの組を、複数組記憶する記憶部と、指令に応じて、前記複数組のうち前記制御部で用いる1つの組を選択する選択部と、を備えたものである。
この第3の態様によれば、被照射面における明るさ分布を、前記複数の領域の前記目標の明るさの複数組のうち前記選択部により選択された1つの組が示す明るさ分布にすることができる。
したがって、前記第3の態様によれば、例えば、競技場において複数種類の競技(例えば、野球とサッカーなど)うちの1つが選択的に行われる場合、各競技にそれぞれ適した明るさ分布を示す前記目標の明るさの複数組を用意しておくことで、各競技に適した明るさ分布にすることができる。また、前記第3の態様によれば、例えば、陸上競技場においてトラック競技とフィールド競技を同時に行うのに適した明るさ分布や、トラック競技のみ行う場合にトラック競技に注目を集めるようにトラック部分のみを明るくするような明るさ分布や、フィールド競技のみを行う場合にフィールド競技のみに注目を集めるようにフィールド部分のみを明るくするような明るさ分布をそれぞれ示す前記目標の明るさの複数組を用意しておくことで、それぞれに適した明るさ分布にすることができる。また、前記第3の態様によれば、例えば、複数のテニスコートを有する競技場の場合、複数のテニスコートで同時に試合が行われるのに適した明るさ分布や、決勝戦などで1つテニスコートに注目を集めるようにそのテニスコートのみを明るくするような明るさ分布をそれぞれ示す前記目標の明るさの複数組を用意しておくことで、それぞれに適した明るさ分布にすることができる。また、前記第3の態様によれば、例えば、サッカー場において、競技中に適した明るさ分布やハーフタイムショーに適した明るさ分布をそれぞれ示す前記目標の明るさの複数組を用意しておくことで、それぞれに適した明るさ分布にすることができる。
第4の態様による照明装置は、前記第2の態様において、指令に応じて、前記複数の領域の前記目標の明るさを可変に設定する設定手段を備えたものである。
この第4の態様によれば、前記設定手段を備えているので、指令に応じて被照射面の明るさ分布を可変に設定することができる。したがって、前記第4の態様によれば、状況等に応じて被照射面の明るさ分布を適宜変えることができ、多彩な照明を行うことができる。
第5の態様による照明装置は、前記第2乃至第4のいずれかの態様において、前記測定部は、前記被照射面を撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像された画像に基づいて前記複数の領域の明るさを示す値を得る手段とを有するものである。
この第5の態様によれば、撮像手段により撮像された画像に基づいて被照射面の複数の領域の明るさを示す値を得るので、複数の領域の明るさを容易に取得することができる。
第6の態様による照明装置は、前記第1乃至第5のいずれかの態様において、前記測定部は、前記明るさとして輝度を用いるものである。
この第6の態様は、前記明るさとして輝度を用いる例を挙げたものであるが、前記明るさとして照度を用いてもよい。
第7の態様による照明装置は、前記第1乃至第6のいずれかの態様において、当該照明装置は競技場用照明装置であり、前記被照射面は競技場のフィールド面を含むものである。
この第7の態様は、照明装置として競技場用照明装置の例を挙げたものであるが、前記第1乃至第6の態様では、その例に限らず、外光を利用するような他の施設(例えば、体育館などのように、窓があり外光も使うような屋内競技場等の屋内施設)に設けられる照明装置にも同様に適用される。
本発明によれば、被照射面の明るさを適正に保つ他にも省電力化及び投光器の長寿命化を図ることができる照明装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態による照明装置を示す概略ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態による照明装置の各部の、競技場における配置例を模式的に示す概略斜視図である。 本発明の第1の実施の形態による照明装置の動作の一例を示す概略フローチャートである。 本発明の第2の実施の形態による照明装置の各部の、競技場における配置例を模式的に示す概略図である。 本発明の第3の実施の形態による照明装置の各部の、競技場における配置例を、当該競技場における影の発生状況と併せて模式的に示す概略斜視図である。 本発明の第3の実施の形態による照明装置が設けられた競技場における影の発生状況を模式的に示す概略断面図である。 本発明の第3の実施の形態による照明装置が利用する、被照射面における個々の領域を模式的に示す概略平面図である。 本発明の第3の実施の形態による照明装置の一部の投光器から図7に示す複数の領域のうちの主に1つの領域に対して光が投光される様子を模式的に示す概略斜視図である。 本発明の第3の実施の形態による照明装置の動作の一例を示す概略フローチャートである。 本発明の第4の実施の形態による照明装置を示す概略ブロック図である。
以下、本発明による照明装置について、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態による照明装置1を示す概略ブロック図である。図2は、本実施の形態による照明装置1の各部の、競技場における配置例を模式的に示す概略斜視図である。
本実施の形態による照明装置1は、屋外競技場としての屋外野球場2に設けられ、屋外野球場用照明装置として構成されている。図2に示す例では、屋外野球場2は、被照射面の一部をなすフィールド面(本例ではグラウンド面)2aと、これを取り巻くスタンド2bと、バックスクリーン2cとを有している。図2において、2dはライト側ファウルラインを示し、2eはレフト側ファウルラインを示している。なお、スタンド2bも、被照射面の一部をなしている。
本実施の形態による照明装置1は、前記被照射面に投光する投光部を構成するN個(複数個、例えば、数十個乃至数百個)の投光器11−1,11−2,…,11−Nと、前記被照射面の明るさを測定する測定部12と、測定部12により測定された明るさに基づいて、前記被照射面の明るさが目標の明るさに近づくように前記投光部の投光量を制御する制御部31を有する制御ユニット13と、を備えている。なお、N個の投光器11−1,11−2,…,11−Nを互いに区別しない場合には、投光器の符号として11を付す。
本実施の形態では、図面には詳細には示していないが、N個の投光器11は、N/4個ずつ、4方において立設された支柱51により支持された4つの架台52にマトリクス状に設けられている。各投光器11は、前記被照射面の複数の領域のいずれかの領域に対応し主に当該対応する領域に投光するように、その向きが設定されている。
各投光器11は、光源としてのLED21と、制御部31からの制御信号が示す投光量をLED21が発するようにLED21を駆動する駆動回路(例えば、PWM制御を実現する駆動回路)とを有している。各投光器11の構造としては、例えば、前記特許文献1,2に開示された投光器と同様の構造を採用することができる。なお、投光器11の構成・構造や配置や設置構造などは、前述した例に限らない。また、投光器11の光源もLEDに限らない。
本実施の形態では、測定部12は、前記被照射面を撮像する撮像手段としてのデジタルカメラ41と、カメラ41により撮像された画像に基づいて前記被照射面の明るさを示す値を取得する画像処理部42と、を有している。本実施の形態では、カメラ41は、前記被照射面の一部の領域として、フィールド面2aにおけるセンター付近の領域R0を含む画像を撮像し、画像処理部42は、領域R0の輝度値の平均値を前記被照射面の明るさを示す測定値として取得する。もっとも、本発明では、これに限らない。また、測定部12として、カメラ41及び画像処理部42に代えて、輝度計を用いてもよい。
本実施の形態では、制御ユニット13は、制御部31の他に、前記被照射面の明るさの目標値(本実施の形態では、具体的には、目標となる領域R0の輝度値の平均値)を記憶する記憶部32を有している。
本実施の形態では、制御部31は、測定部12で得られた測定値に基づいて、領域R0の輝度値の平均値が記憶部32に記憶されている目標値に近づくように、各投光器11の駆動回路22に制御信号を与える。制御部31は、例えば、マイクロコンピュータ等で構成することができる。
図3は、本実施の形態による照明装置1の動作の一例を示す概略フローチャートである。
本実施の形態による照明装置1は、動作を開始すると、まず、測定部12が、被照射面の明るさを測定して当該明るさを示す測定値を得る(ステップS1)。次に、制御部31が、ステップS1で得られた測定値と記憶部32に記憶されている目標値とを比較し(ステップS2)、前記被照射面の明るさを示す値(本実施の形態では、領域R0の輝度値の平均値)が前記目標値に適合するように全ての投光器11の投光量を一律に制御する(ステップS3)。具体的には、制御部31は、前記測定値と前記目標値との差が予め定めた許容範囲内である場合には、全ての投光器11の現在の投光量がそのまま維持されるように各投光器11に制御信号を供給し、前記測定値と前記目標値との差が前記許容範囲を超えかつ前記測定値が前記目標値よりも下回る場合には、比較的小さい所定量だけ全ての投光器11の投光量が増大するように各投光器11に制御信号を供給し、前記測定値と前記目標値との差が前記許容範囲を超えかつ前記測定値が前記目標値よりも上回る場合には、前記所定量だけ全ての投光器11の投光量が減少するように各投光器11に制御信号を供給する。その後、ステップS1へ戻り、ステップS1〜S3を繰り返す。
なお、本実施の形態では、1回のステップS3で前記比較的小さい所定量だけ投光量を変えることとしているが、1回のステップS3で測定値と目標値との偏差に応じた量だけ各投光器11の投光量を変えることにしてもよい。
本実施の形態によれば、測定部12が前記被照射面の明るさを測定し、制御部31が、前記測定部により測定された明るさに基づいて、前記被照射面の明るさが目標の明るさに近づくように前記投光部の投光量を制御するので、日没前であっても被照射面の明るさが過剰に明るくなってしまうことがなくなり、省電力化及び投光器の長寿命化を図ることができる。
[第2の実施の形態]
図4は、本発明の第2の実施の形態による照明装置101の各部の、競技場2における配置例を模式的に示す概略図であり、図2に対応している。図4において、図2中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
本実施の形態による照明装置101が前記第1の実施の形態による照明装置1と異なる所は、被照射面の明るさを測定する測定部12として、カメラ41及び画像処理部42に代えて、スタンド2bにおける本塁寄りの位置に設けられた照度計43が用いられ、被照射面の明るさを示す測定値として照度計43で測定された照度値が用いられ、被照射面の明るさの目標値として照度計43の位置での目標となる照度値が用いられている点である。
本実施の形態によっても、前記第1の実施の形態と同様の利点が得られる。
[第3の実施の形態]
図5は、本発明の第3の実施の形態による照明装置111の各部の、競技場2における配置例を、当該競技場2における影301の発生状況と併せて模式的に示す概略斜視図である。図6は、本実施の形態による照明装置111が設けられた競技場2における影301の発生状況を模式的に示す概略断面図である。図7は、本実施の形態による照明装置111が利用する、被照射面における個々の領域R1〜Rnを模式的に示す概略平面図である。図8は、本実施の形態による照明装置111の一部の投光器11から図7に示す複数の領域R1〜Rnのうちの主に1つの領域に対して光が投光される様子を模式的に示す概略斜視図である。
図5乃至図8において、図1及び図2中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。なお、本実施の形態による照明装置111を示す概略ブロック図は、図1(前記第1の実施の形態による照明装置1を示す概略ブロック図)と同じとなるので、図1も参照されたい。
夕方などにおいて日が傾いて太陽300が図6に示す位置に位置すると、被照射面の一部をなすフィールド面2aにおいて部分的に、スタンド2bの影301が生ずる。更に日が傾いていくと、影301の領域が徐々に拡大していく。
前記第1の実施の形態による照明装置1では、フィールド面2aの一部の領域R0の輝度値の平均値を前記被照射面の明るさを示す測定値として取得し、その測定値に基づいて全ての投光器11の投光量を一律に制御しているので、影301の部分と日なたの部分との明暗差は変わらない。
これに対し、本実施の形態による照明装置111は、自然光による影301に起因する明暗差を低減することができるものである。本実施の形態による照明装置111が前記第1の態様による照明装置1と異なる所は、以下に説明する点である。
前記第1の実施の形態による照明装置1では、測定部12のカメラ41はフィールド面2aの一部の領域R0を含む画像を撮像するのに対し、本実施の形態による照明装置111では、測定部12のカメラ41はフィールド面2aの全体を含む画像を撮像する。そして、前記第1の実施の形態による照明装置1では、測定部12の画像処理部42は、カメラ41で撮像された画像に基づいて、領域R0の輝度値の平均値を前記被照射面の明るさを示す測定値として取得するのに対し、本実施の形態による照明装置111では、測定部12の画像処理部42は、カメラ41で撮像された画像に基づいて、図7に示すようにフィールド面2aを所定数の縦の仮想線201及び所定数の横の仮想線202で区切ったn個の領域R1〜Rnの各々毎に、当該領域の輝度値の平均値を当該領域の明るさを示す測定値として取得する。なお、n個の領域R1〜Rnを互いに区別しない場合には領域の符号としてRを付す。
先に説明したように、各投光器11は、前記被照射面の複数の領域のいずれかの領域に対応し主に当該対応する領域に投光するように、その向きが設定されている。本実施の形態では、領域R1〜Rnの各々に対して投光器11−1〜11−Nのうちの1つ以上の投光器11が対応し、領域R1〜Rnの各々に対して当該領域に対応する当該1つ以上の投光器11から投光されるようになっている。図8は、領域R1〜Rnのうちの1つの領域Rに対して投光器11−1〜11−Nのうちの四方の4台の架台52にそれぞれ1つずつ設けられた合計4個の投光器11が対応し、当該1つの領域Rに対して当該1つの領域Rに対応する当該4個の投光器11から投光される様子を示している。
本実施の形態では、n個の領域R1〜Rnの各々毎に、当該領域Rに対応する1つ以上の投光器11を識別する情報(以下、「対応投光器識別情報」と呼ぶ。)が、記憶部32に記憶されている。
前記第1の実施の形態による照明装置1では、前記被照射面の明るさの目標値(本実施の形態では、具体的には、目標となる領域R0の輝度値の平均値)が記憶部32に記憶されているのに対し、本実施の形態による照明装置111では、n個の領域R1〜Rnの各々毎に、当該領域Rの明るさの目標値(本実施の形態では、具体的には、目標となる当該領域Rの輝度値の平均値)が記憶部32に記憶されている。
前記第1の実施の形態による照明装置1では、制御部31は、測定部12で得られた測定値に基づいて、領域R0の輝度値の平均値が記憶部32に記憶されている目標値に近づくように、各投光器11の駆動回路22に制御信号を与えるのに対し、本実施の形態による照明装置111では、n個の領域R1〜Rnの各々毎に、測定部12で得られた測定値に基づいて、当該領域Rの輝度値の平均値が記憶部32に記録されている当該領域Rの目標値に近づくように当該領域に対応する投光器11(これは前記対応投光器識別情報に基づいて識別される。)のうちの少なくとも1つの投光器11の投光量を制御する。
なお、投光器11−1〜11−Nのうち、スタンド2bのみに投光してフィールド面2aに投光せずにn個の領域R1〜Rnのいずれにも対応しない投光器11については、例えば、常に所定の投光量で投光するようにしてもよいし、n個の領域R1〜Rnの明るさの測定値の平均値に応じて投光量を制御してもよいし、他の手法で制御してもよい。
図9は、本実施の形態による照明装置111の動作の一例を示す概略フローチャートである。
本実施の形態による照明装置111は、動作を開始すると、まず、測定部12が、n個の領域R1〜Rnの各々毎に、当該領域Rの輝度値の平均値を当該領域Rの明るさを示す測定値として取得する(ステップS11)。
次に、制御部31が、n個の領域R1〜Rnの各々毎に、ステップS11で得られた当該領域Rの測定値と記憶部32に記憶されている当該領域Rの目標値とを比較し(ステップS12)、n個の領域R1〜Rnの各々毎に、当該領域Rの明るさを示す値(本実施の形態では、当該領域Rの輝度値の平均値)が当該領域Rの前記目標値に適合するように、当該領域Rに対応する投光器11(これは前記対応投光器識別情報に基づいて識別される。)のうちの少なくとも1つの投光器11の投光量を制御する(ステップS13)。具体的には、例えば、制御部31は、n個の領域R1〜Rnの各々毎に、当該領域Rの前記測定値と当該領域Rの前記目標値との差が予め定めた許容範囲内である場合には、当該領域Rに対応する全ての投光器11の現在の投光量がそのまま維持されるように当該領域Rに対応する投光器11に制御信号を供給し、当該領域Rの前記測定値と当該領域Rの前記目標値との差が前記許容範囲を超えかつ当該領域Rの前記測定値が当該領域Rの前記目標値よりも下回る場合には、比較的小さい所定量だけ当該領域Rに対応する全ての投光器11の投光量が増大するように当該領域Rに対応する投光器11に制御信号を供給し、当該領域Rの前記測定値と当該領域Rの前記目標値との差が前記許容範囲を超えかつ当該領域Rの前記測定値が当該領域Rの前記目標値よりも上回る場合には、前記所定量だけ当該領域Rに対応する全ての投光器11の投光量が減少するように当該領域Rに対応する投光器11に制御信号を供給する。その後、ステップS11へ戻り、ステップS11〜S13を繰り返す。
なお、本実施の形態では、1回のステップS13で前記比較的小さい所定量だけ投光量を変えることとしているが、1回のステップS13で測定値と目標値との偏差に応じた量だけ各投光器11の投光量を変えることにしてもよい。
本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態と同様に、日没前であっても被照射面の明るさが過剰に明るくなってしまうことがなくなり、省電力化及び投光器の長寿命化を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、測定部12が、n個の領域R1〜Rnの各々毎に当該領域Rの明るさを測定し、制御部31が、n個の領域R1〜Rnの各々毎に、測定部12により測定された当該領域Rの明るさに基づいて、当該領域Rの明るさが当該領域Rの目標の明るさに近づくように当該領域Rに対応する投光器11のうちの少なくとも1つの投光器11の投光量を制御するので、自然光による影301の部分に対する投光器11からの投光量は増える一方で自然光による日なたの部分に対する投光器11からの投光量は減ることになる。したがって、本実施の形態によれば、夕方などにおいて自然光のみによれば生ずる被照射面における明暗のコントラストが、各領域毎に制御された投光量の投光により低減され、自然光による影に起因する明暗差を低減することができ、より高い品質の照明を行うことができる。
[第4の実施の形態]
図10は、本発明の第4の実施の形態による照明装置121を示す概略ブロック図であり、図1に対応している。図10において、図1中の要素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
本実施の形態による照明装置121は、前記第3の実施の形態による照明装置111を以下に説明するように変形したものである。
本実施の形態では、操作部61が追加され、操作部61によって、第1の動作モード及び第2の動作モードのいずれの動作モードを行うか選択することができるようになっている。
前記第3の実施の形態による照明装置111では、n個の領域R1〜Rnの明るさの目標値の組が1組しか記憶部32に記憶されていないのに対し、本実施の形態による照明装置121では、n個の領域R1〜Rnの明るさの目標値の組が複数組、記憶部32に記憶されている。
そして、本実施の形態では、前記第1の動作モードでは、前述した図9中のステップS12で用いるn個の領域R1〜Rnの明るさの目標値の組を、記憶部32に記憶されているn個の領域R1〜Rnの明るさの目標値の複数組のうち、操作部61の所定の操作指令によって選択された1つの組にすることができるようになっている。
この第1の動作モードでは、フィールド面2aにおける明るさ分布を、n個の領域R1〜Rnの明るさの目標値の複数組のうち操作部61により選択された1つの組が示す明るさ分布にすることができる。
したがって、この第1の動作モードでは、例えば、競技場において複数種類の競技(例えば、野球とサッカーなど)うちの1つが選択的に行われる場合、各競技にそれぞれ適した明るさ分布を示す前記目標の明るさの複数組を用意しておくことで、各競技に適した明るさ分布にすることができる。また、前記第1の動作モードでは、例えば、陸上競技場においてトラック競技とフィールド競技を同時に行うのに適した明るさ分布や、トラック競技のみ行う場合にトラック競技に注目を集めるようにトラック部分のみを明るくするような明るさ分布や、フィールド競技のみを行う場合にフィールド競技のみに注目を集めるようにフィールド部分のみを明るくするような明るさ分布をそれぞれ示す前記目標の明るさの複数組を用意しておくことで、それぞれに適した明るさ分布にすることができる。また、前記第1の動作モードでは、例えば、複数のテニスコートを有する競技場の場合、複数のテニスコートで同時に試合が行われるのに適した明るさ分布や、決勝戦などで1つテニスコートに注目を集めるようにそのテニスコートのみを明るくするような明るさ分布をそれぞれ示す前記目標の明るさの複数組を用意しておくことで、それぞれに適した明るさ分布にすることができる。また、前記第1の動作モードでは、例えば、サッカー場において、競技中に適した明るさ分布やハーフタイムショーに適した明るさ分布をそれぞれ示す前記目標の明るさの複数組を用意しておくことで、それぞれに適した明るさ分布にすることができる。
また、本実施の形態では、前記第2の動作モードでは、操作部61の所定の指令操作に応じて、前述した図9中のステップS12で用いるn個の領域R1〜Rnの明るさの目標値を可変に設定することができるようになっている。
この第2の動作モードでは、操作部61の所定の指令操作に応じて、フィールド面2aの明るさ分布を可変に設定することができる。したがって、前記第2の動作モードでは、状況等に応じてフィールド面2aの明るさ分布を適宜変えることができ、多彩な照明を行うことができる。
本実施の形態では、第1及び第2の動作モードのいずれの動作モードを行うか選択することができるようになっているが、本発明では、いずれか一方の動作モードのみを行うように構成してもよい。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
例えば、本発明による照明装置は、屋外競技場のみならず、天井が開閉可能なドーム型の競技場や、天井がある程度の透光性を有する幕で構成されたドーム型の競技場などに設けてもよいし、競技場に限らずイベント会場やコンサート会場などに設けてもよい。
1,101,111,112 照明装置
11,11−1〜11−N 投光器
12 測定部
31 制御部
32 記憶部

Claims (7)

  1. 自然光を直接的又は間接的に受け得る被照射面に投光する投光部と、
    前記被照射面の明るさを測定する測定部と、
    前記測定部により測定された明るさに基づいて、前記被照射面の明るさが目標の明るさに近づくように前記投光部の投光量を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする照明装置。
  2. 前記投光部は、複数の投光器であって、各前記投光器が前記被照射面の複数の領域のうちのいずれかの領域に対応し主に当該対応する領域に投光する複数の投光器を含み、
    前記測定部は、前記被照射面の前記複数の領域の各々毎に当該領域の明るさを測定し、
    前記制御部は、前記複数の領域の各々毎に、前記測定部により測定された当該領域の明るさに基づいて、当該領域の明るさが当該領域の目標の明るさに近づくように当該領域に対応する前記投光器のうちの少なくとも1つの投光器の投光量を制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記複数の領域の前記目標の明るさの組を、複数組記憶する記憶部と、
    指令に応じて、前記複数組のうち前記制御部で用いる1つの組を選択する選択部と、
    を備えたことを特徴とする請求項2記載の照明装置。
  4. 指令に応じて、前記複数の領域の前記目標の明るさを可変に設定する設定手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の照明装置。
  5. 前記測定部は、前記被照射面を撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像された画像に基づいて前記複数の領域の明るさを示す値を得る手段とを有することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の照明装置。
  6. 前記測定部は、前記明るさとして輝度を用いることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の照明装置。
  7. 当該照明装置は競技場用照明装置であり、
    前記被照射面は競技場のフィールド面を含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の照明装置。
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