JP2019207144A - 情報処理方法及び情報処理システム - Google Patents

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昌明 原田
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Abstract

【課題】ドップラーセンサがセンシング可能な範囲に複数の人が存在していても所望の人のセンシング結果を得ることができる情報処理方法及び情報処理システムを提供する。【解決手段】サーバは、第1のスペースに設置された第1のドップラーセンサの第1のセンシング結果と、第1のスペースと隣接する第2のスペースに設置された第2のドップラーセンサの第2のセンシング結果とを取得し、第1のセンシング結果が変化した時点において第2のセンシング結果が変化したか否かを判定し、判定結果に応じて、第2のドップラーセンサの電波出力を調整するための調整情報を生成し、生成した調整情報を第2のドップラーセンサへ送信する。【選択図】図1

Description

本開示は、複数のドップラーセンサを用いて複数の人のセンシング結果を得る情報処理方法及び情報処理システムに関するものである。
従来のドップラーセンサを利用して対象の活動量を検出するセンサでは、設置する場所及び検出対象の空間に応じて、電波の放射範囲の調整が必要となる場合がある。例えば、室内の人の動きを検出する場合に、センサが、室外の廊下を歩いている人の動きを検出してしまうおそれがある。また、例えば、並んで配置された2つのベッドのうちの一方のベッドで寝ている人の体動を検出する場合に、センサが、他方のベッドで寝ている別の人の体動を検出してしまうおそれがある。
この課題に対し、例えば、特許文献1に開示されている従来の送信装置は、無指向性アンテナによる電波の放射範囲を制限する構造体を装着したり、有指向性アンテナに含まれる複数のアンテナ素子の少なくとも一部への給電の有無を選択的に切替えたりすることで、電波の放射範囲を調整している。
特開2015−201782号公報
しかしながら、上記従来の技術では、ドップラーセンサを利用した人のセンシングの誤りを抑制することが困難な場合がある。例えば、上記従来の技術では、予測できない環境又は変化する環境に応じて電波の放射範囲を調整するのが困難であり、更なる改善が必要とされていた。
本開示は、上記の問題を解決するためになされたもので、ドップラーセンサがセンシング可能な範囲に複数の人が存在していても所望の人のセンシング結果を得ることができる情報処理方法及び情報処理システムを提供することを目的とするものである。
本開示の一態様に係る情報処理方法は、コンピュータが、第1のスペースに設置された第1のドップラーセンサの第1のセンシング結果と、前記第1のスペースと隣接する第2のスペースに設置された第2のドップラーセンサの第2のセンシング結果とを取得し、前記第1のセンシング結果が変化した時点において前記第2のセンシング結果が変化したか否かを判定し、判定結果に応じて、前記第2のドップラーセンサの電波出力を調整するための調整情報を生成し、生成した前記調整情報を前記第2のドップラーセンサへ送信する。
本開示によれば、ドップラーセンサがセンシング可能な範囲に複数の人が存在していても所望の人のセンシング結果を得ることができる。
本開示の実施の形態1における睡眠状態判定システムの構成の一例を示す図である。 本開示の実施の形態1における第1の体動検出装置の構成の一例を示す図である。 本開示の実施の形態1における第1のドップラーセンサの構成の一例を示す図である。 本開示の実施の形態1におけるサーバのセンサ調整要否判定処理の一例を示すフローチャートである。 本開示の実施の形態2におけるサーバの構成の一例を示す図である。 本開示の実施の形態2におけるサーバのセンサ調整要否判定処理の一例を示すフローチャートである。 本開示の実施の形態3におけるサーバの構成の一例を示す図である。
(本開示の基礎となった知見)
上記従来の技術では、ドップラーセンサとは別に電波の放射範囲を制限する構造体を装着する必要がある。そのため、ドップラーセンサをベッドのマットレスの下に設置して体動をセンシングする場合、従来のドップラーセンサをマットレスの下に設置するには物理的に適していない。また、同じ寝室に複数人が寝る場合、ベッドのサイズ及びベッドの間隔は、住宅によって異なる。そのため、ベッドのマットレスの下に設置したドップラーセンサの電波の放射範囲による影響は一意に定まらず、設置環境に応じて電波放射範囲を調整するのが困難であり、更なる改善が必要とされていた。
以上の課題を解決するために、本開示の一態様に係る情報処理方法は、コンピュータが、第1のスペースに設置された第1のドップラーセンサの第1のセンシング結果と、前記第1のスペースと隣接する第2のスペースに設置された第2のドップラーセンサの第2のセンシング結果とを取得し、前記第1のセンシング結果が変化した時点において前記第2のセンシング結果が変化したか否かを判定し、判定結果に応じて、前記第2のドップラーセンサの電波出力を調整するための調整情報を生成し、生成した前記調整情報を前記第2のドップラーセンサへ送信する。
この構成によれば、第1のスペースに設置された第1のドップラーセンサの第1のセンシング結果と、第1のスペースと隣接する第2のスペースに設置された第2のドップラーセンサの第2のセンシング結果とが取得される。第1のセンシング結果が変化した時点において第2のセンシング結果が変化したか否かが判定される。判定結果に応じて、第2のドップラーセンサの電波出力を調整するための調整情報が生成される。生成された調整情報が第2のドップラーセンサへ送信される。
したがって、第1のスペースに設置された第1のドップラーセンサの第1のセンシング結果が変化した時点において、第1のスペースと隣接する第2のスペースに設置された第2のドップラーセンサの第2のセンシング結果が変化したか否かが判定され、判定結果に応じて、第2のドップラーセンサの電波出力を調整するための調整情報が生成される。ここで、第2のセンシング結果が第1のセンシング結果と同じタイミングで変化した場合、第2のドップラーセンサが第1のスペースの人を検出したと見なせる。そのため、第2のセンシング結果が第1のセンシング結果と同じタイミングで変化した場合、例えば、第2のドップラーセンサの電波出力範囲が狭くなるように調整されることにより、第2のドップラーセンサが第1のスペースの人を検出しなくなるので、ドップラーセンサがセンシング可能な範囲に複数の人が存在していても所望の人のセンシング結果を得ることができる。
また、上記の情報処理方法において、前記第1のセンシング結果が変化した時点において前記第2のセンシング結果が変化したか否かの判定は、前記第1のセンシング結果から人の体動が検出された時点において前記第2のセンシング結果から人の体動が検出されたか否かを判定することであり、前記調整情報の生成は、前記第1のセンシング結果から人の体動が検出された時点において前記第2のセンシング結果から人の体動が検出されたと判定された場合、前記調整情報を生成してもよい。
この構成によれば、第1のセンシング結果から人の体動が検出された時点において第2のセンシング結果から人の体動が検出されたか否かが判定される。第1のセンシング結果から人の体動が検出された時点において第2のセンシング結果から人の体動が検出されたと判定された場合、調整情報が生成される。
したがって、第1のセンシング結果から人の体動が検出された時点において第2のセンシング結果から人の体動が検出されたと判定された場合、第2のドップラーセンサの電波出力を調整するための調整情報が生成されるので、ドップラーセンサがセンシング可能な範囲に複数の人が存在していても所望の人の体動を高い精度で検出することができる。
また、上記の情報処理方法において、さらに、前記第1のスペースに人が着床したか否かを判定し、前記第1のセンシング結果が変化した時点において前記第2のセンシング結果が変化したか否かの判定は、前記第1のスペースに人が着床したと判定された場合、前記人が着床した時点において前記第2のセンシング結果が変化したか否かを判定することであり、前記調整情報の生成は、前記人が着床した時点において前記第2のセンシング結果が変化したと判定された場合、前記調整情報を生成してもよい。
この構成によれば、第1のスペースに人が着床したか否かが判定される。第1のスペースに人が着床したと判定された場合、人が着床した時点において第2のセンシング結果が変化したか否かが判定される。人が着床した時点において第2のセンシング結果が変化したと判定された場合、調整情報が生成される。
したがって、第1のスペースに人が着床した時点において第2のセンシング結果が変化したと判定された場合、第2のドップラーセンサの電波出力を調整するための調整情報が生成されるので、第1のスペースに人が着床した時点において、第2のドップラーセンサの電波出力を調整する必要があるか否かを判定することができ、人が第2のドップラーセンサの第2のセンシング結果に影響を及ぼさないように、第2のドップラーセンサの電波出力範囲を調整することができる。
また、上記の情報処理方法において、さらに、前記第1のスペースに人が着床したか否かを判定し、前記第1のセンシング結果が変化した時点において前記第2のセンシング結果が変化したか否かの判定は、前記第1のスペースに人が着床したと判定された場合、前記人が着床した時点において、前記第2のセンシング結果が変化したか否かを判定することであり、前記調整情報の生成は、前記人が着床した時点において前記第2のセンシング結果が変化したと判定された回数を計数し、計数した前記回数が所定の回数に達した場合、前記調整情報を生成してもよい。
この構成によれば、第1のスペースに人が着床したか否かが判定される。第1のスペースに人が着床したと判定された場合、人が着床した時点において、第2のセンシング結果が変化したか否かが判定される。人が着床した時点において第2のセンシング結果が変化したと判定された回数が計数され、計数された回数が所定の回数に達した場合、調整情報が生成される。
したがって、人が着床した時点において第2のセンシング結果が変化したと判定された回数が所定の回数に達した場合、第2のドップラーセンサの電波出力を調整するための調整情報が生成されるので、第2のスペースに人が就寝している状態で、第1のスペースに人が着床した場合であっても、第2のスペースに配置された第2のドップラーセンサの電波出力の調整が必要であるか否かを確実に判定することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記第2のドップラーセンサは、電波を出力する複数の送信アンテナ素子と、物体で反射した前記電波を受信する複数の受信アンテナ素子とを備え、前記調整情報の生成は、前記複数の送信アンテナ素子のうち、前記第1のセンシング結果から前記第1のスペースの人の体動が検出された時点において人の体動を他の受信アンテナ素子より大きく検出した受信アンテナ素子に対応する送信アンテナ素子の電波出力を調整するための前記調整情報を生成してもよい。
この構成によれば、第2のドップラーセンサは、電波を出力する複数の送信アンテナ素子と、物体で反射した電波を受信する複数の受信アンテナ素子とを備える。複数の送信アンテナ素子のうち、第1のセンシング結果から第1のスペースの人の体動が検出された時点において人の体動を他の受信アンテナ素子より大きく検出した受信アンテナ素子に対応する送信アンテナ素子の電波出力を調整するための調整情報が生成される。
したがって、複数の送信アンテナ素子のうち、第1のセンシング結果から第1のスペースの人の体動が検出された時点において人の体動を他の受信アンテナ素子より大きく検出した受信アンテナ素子に対応する送信アンテナ素子の電波出力が調整されるので、第2のドップラーセンサの電波出力を容易に調整することができる。
また、上記の情報処理方法において、前記調整情報の生成は、前記複数の送信アンテナ素子のうち、前記第1のセンシング結果から前記第1のスペースの人の体動が検出された時点において人の体動を他の受信アンテナ素子より大きく検出した受信アンテナ素子に対応する送信アンテナ素子の電源をオフするための前記調整情報を生成してもよい。
この構成によれば、複数の送信アンテナ素子のうち、第1のセンシング結果から第1のスペースの人の体動が検出された時点において人の体動を他の受信アンテナ素子より大きく検出した受信アンテナ素子に対応する送信アンテナ素子の電源をオフするための調整情報が生成される。
したがって、複数の送信アンテナ素子のうち、第1のセンシング結果から第1のスペースの人の体動が検出された時点において人の体動を他の受信アンテナ素子より大きく検出した受信アンテナ素子に対応する送信アンテナ素子の電源をオフすることにより、第2のドップラーセンサの電波出力範囲を狭くすることができ、第2のドップラーセンサで第1のスペースの人の体動が検出されないようにすることができる。
また、上記の情報処理方法において、前記調整情報の生成は、前記複数の送信アンテナ素子のうち、前記第1のセンシング結果から前記第1のスペースの人の体動が検出された時点において人の体動を他の受信アンテナ素子より大きく検出した受信アンテナ素子に対応する送信アンテナ素子の送信電力を低下させるための前記調整情報を生成してもよい。
この構成によれば、複数の送信アンテナ素子のうち、第1のセンシング結果から第1のスペースの人の体動が検出された時点において人の体動を他の受信アンテナ素子より大きく検出した受信アンテナ素子に対応する送信アンテナ素子の送信電力を低下させるための調整情報が生成される。
したがって、複数の送信アンテナ素子のうち、第1のセンシング結果から第1のスペースの人の体動が検出された時点において人の体動を他の受信アンテナ素子より大きく検出した受信アンテナ素子に対応する送信アンテナ素子の送信電力を低下させることにより、第2のドップラーセンサの電波出力範囲を狭くすることができ、第2のドップラーセンサで第1のスペースの人の体動が検出されないようにすることができる。
また、上記の情報処理方法において、さらに、前記第2のセンシング結果の履歴に基づいて、前記第2のセンシング結果から前記第2のスペースの人の体動を検出することが可能な前記複数の送信アンテナ素子の送信電力の値を特定し、前記調整情報の生成は、前記複数の送信アンテナ素子のうち、前記第1のセンシング結果から前記第1のスペースの人の体動が検出された時点において人の体動を他の受信アンテナ素子より大きく検出した受信アンテナ素子に対応する送信アンテナ素子の送信電力を前記値に変更させるための前記調整情報を生成してもよい。
この構成によれば、第2のセンシング結果の履歴に基づいて、第2のセンシング結果から第2のスペースの人の体動を検出することが可能な複数の送信アンテナ素子の送信電力の値が特定される。複数の送信アンテナ素子のうち、第1のセンシング結果から第1のスペースの人の体動が検出された時点において人の体動を他の受信アンテナ素子より大きく検出した受信アンテナ素子に対応する送信アンテナ素子の送信電力を前記値に変更させるための調整情報が生成される。
したがって、複数の送信アンテナ素子のうち、第1のセンシング結果から第1のスペースの人の体動が検出された時点において人の体動を他の受信アンテナ素子より大きく検出した受信アンテナ素子に対応する送信アンテナ素子の送信電力を、第2のスペースの人の体動を検出することが可能な送信電力の値に変更させることにより、第2のドップラーセンサの電波出力範囲を狭くすることができ、第2のドップラーセンサで第1のスペースの人の体動が検出されないようにすることができる。
また、上記の情報処理方法において、前記第1のセンシング結果及び前記第2のセンシング結果は、人の体動量を示してもよい。
この構成によれば、第1のスペースに設置された第1のドップラーセンサの第1の体動量が変化した時点において、第1のスペースと隣接する第2のスペースに設置された第2のドップラーセンサの第2の体動量が第1の体動量と同じタイミングで変化したか否かが判定され、判定結果に基づいて、第2のドップラーセンサの電波出力を調整するための調整情報が生成されるので、ドップラーセンサがセンシング可能な範囲に複数の人が存在していても所望の人の体動量を高い精度で検出することができる。
本開示の他の態様に係る情報処理システムは、第1のスペースに設置された第1のドップラーセンサと、前記第1のスペースと隣接する第2のスペースに設置された第2のドップラーセンサと、前記第1のドップラーセンサ及び前記第2のドップラーセンサとネットワークを介して通信可能に接続された情報処理装置と、を備え、前記第1のドップラーセンサは、第1のセンシング結果を送信する送信部を備え、前記第2のドップラーセンサは、第2のセンシング結果を送信する送信部と、前記第2のドップラーセンサの電波出力を調整するための調整情報を受信する受信部と、前記調整情報に基づいて、前記第2のドップラーセンサの電波出力を調整する調整部とを備え、前記情報処理装置は、前記第1のドップラーセンサの前記第1のセンシング結果と、前記第2のドップラーセンサの前記第2のセンシング結果とを取得する取得部と、前記第1のセンシング結果が変化した時点において前記第2のセンシング結果が変化したか否かを判定する判定部と、判定結果に応じて、前記第2のドップラーセンサの電波出力を調整するための調整情報を生成する生成部と、生成した前記調整情報を前記第2のドップラーセンサへ送信する送信部と、を備える。
この構成によれば、第1のスペースに設置された第1のドップラーセンサの送信部によって、第1のセンシング結果が送信される。第1のスペースと隣接する第2のスペースに設置された第2のドップラーセンサの送信部によって、第2のセンシング結果が送信される。また、第2のドップラーセンサの受信部によって、第2のドップラーセンサの電波出力を調整するための調整情報が受信される。さらに、第2のドップラーセンサの調整部によって、調整情報に基づいて、第2のドップラーセンサの電波出力が調整される。第1のドップラーセンサ及び第2のドップラーセンサとネットワークを介して通信可能に接続された情報処理装置の取得部によって、第1のドップラーセンサの第1のセンシング結果と、第2のドップラーセンサの第2のセンシング結果とが取得される。判定部によって、第1のセンシング結果が変化した時点において第2のセンシング結果が変化したか否かが判定される。生成部によって、判定結果に応じて、第2のドップラーセンサの電波出力を調整するための調整情報が生成される。送信部によって、生成された調整情報が第2のドップラーセンサへ送信される。
したがって、第1のスペースに設置された第1のドップラーセンサの第1のセンシング結果が変化した時点において、第1のスペースと隣接する第2のスペースに設置された第2のドップラーセンサの第2のセンシング結果が変化したか否かが判定され、判定結果に応じて、第2のドップラーセンサの電波出力を調整するための調整情報が生成される。ここで、第2のセンシング結果が第1のセンシング結果と同じタイミングで変化した場合、第2のドップラーセンサが第1のスペースの人を検出したと見なせる。そのため、第2のセンシング結果が第1のセンシング結果と同じタイミングで変化した場合、例えば、第2のドップラーセンサの電波出力範囲が狭くなるように調整されることにより、第2のドップラーセンサが第1のスペースの人を検出しなくなるので、ドップラーセンサがセンシング可能な範囲に複数の人が存在していても所望の人のセンシング結果を得ることができる。
以下本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本開示を具体化した一例であって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
(実施の形態1)
図1は、本開示の実施の形態1における睡眠状態判定システムの構成の一例を示す図である。図1に示す睡眠状態判定システムは、第1の体動検出装置1、第2の体動検出装置2、環境測定装置12、サーバ13及び空気調和機14を備える。
本実施の形態1における睡眠状態判定システムは、就寝中の第1の人23A及び就寝中の第2の人23Bの体動を検出し、検出した体動に応じて第1の人23A及び第2の人23Bの睡眠状態を判定し、判定した睡眠状態に応じて空気調和機14の運転を制御する。これにより、睡眠状態判定システムは、第1の人23A及び第2の人23Bが就寝している空間内を快適な環境に整え、就寝している第1の人23A及び第2の人23Bに快適な環境を提供する。
第1の体動検出装置1は、第1の人23Aが就寝する第1のマットレス22Aに設置された第1のドップラーセンサ114などを備え、第1の人23Aの動きを検出するセンサである。第1の体動検出装置1は、睡眠中の第1の人23Aの動きを検出するために、第1のマットレス22Aと第1のベッドフレーム21Aとの間に設置されている。第1の体動検出装置1は、睡眠中の第1の人23Aの身体の動きから睡眠状態判定に利用する体動を検出する。第1の体動検出装置1は、体動検出結果をサーバ13へ送信する。第1の体動検出装置1は、ネットワーク15を介してサーバ13と互いに通信可能に接続されている。ネットワーク15は、例えばインターネットである。なお、第1の体動検出装置1の構成については、図2を用いて後述する。
第2の体動検出装置2は、第2の人23Bが就寝する第2のマットレス22Bに設置された第2のドップラーセンサ234などを備え、第2の人23Bの動きを検出するセンサである。第2の体動検出装置2は、睡眠中の第2の人23Bの動きを検出するために、第2のマットレス22Bと第2のベッドフレーム21Bとの間に設置されている。第2の体動検出装置2は、睡眠中の第2の人23Bの身体の動きから睡眠状態判定に利用する体動を検出する。第2の体動検出装置2は、体動検出結果をサーバ13へ送信する。第2の体動検出装置2は、ネットワーク15を介してサーバ13と互いに通信可能に接続されている。なお、第2の体動検出装置2の構成は、第1の体動検出装置1の構成と同じである。
第1のベッドフレーム21Aと第2のベッドフレーム21Bとは並んで配置されている。本実施の形態1では、第1のベッドフレーム21Aは、第2のベッドフレーム21Bに隣接して配置されている。そのため、第1の体動検出装置1と第2の体動検出装置2との間の距離が短くなり、第1の体動検出装置1の第1のドップラーセンサ114が第1の人23Aの体動だけでなく第2の人23Bの体動を検出したり、第2の体動検出装置2の第2のドップラーセンサ234が第2の人23Bの体動だけでなく第1の人23Aの体動を検出したりする可能性が高くなる。そこで、本実施の形態1では、第1のドップラーセンサ114が第2の人23Bの体動を検出した場合、第1のドップラーセンサ114の電波出力を調整し、第2のドップラーセンサ234が第1の人23Aの体動を検出した場合、第2のドップラーセンサ234の電波出力を調整する。
環境測定装置12は、環境情報取得部121及び通信部122を備える。環境測定装置12は、例えば枕の近傍などの第1の人23A又は第2の人23Bの近傍に配置される。環境測定装置12は、第1の人23A又は第2の人23Bが所有する端末装置であってもよい。端末装置は、例えば、スマートフォン、タブレット型コンピュータ又はウェアラブル端末である。なお、本実施の形態1における睡眠状態判定システムは、1つの環境測定装置12を備えているが、本開示は特にこれに限定されず、2つの環境測定装置12を備えてもよく、2つの環境測定装置12は、第1の人23A及び第2の人23Bのそれぞれの近傍に配置されてもよい。
環境情報取得部121は、第1の人23A又は第2の人23Bの近傍の環境情報を取得する。環境情報取得部121は、例えば温度センサであり、温度情報を環境情報として取得する。通信部122は、環境情報取得部121によって取得された環境情報をサーバ13へ送信する。環境測定装置12は、ネットワーク15を介してサーバ13と互いに通信可能に接続されている。
なお、環境情報取得部121は、例えば湿度センサであってもよく、湿度情報を環境情報として取得してもよい。また、環境情報取得部121は、温度情報及び湿度情報を環境情報として取得してもよい。
サーバ13は、プロセッサ130及び通信部131を備える。プロセッサ130は、睡眠状態判定部132、機器制御部133、着床判定部134、センサ調整判定部135及び調整情報生成部139を備える。サーバ13は、第1の体動検出装置1及び第2の体動検出装置2とネットワーク15を介して通信可能に接続される。
通信部131は、第1の体動検出装置1によって送信された第1のドップラーセンサ114の第1のセンシング結果と、第2の体動検出装置2によって送信された第2のドップラーセンサ234の第2のセンシング結果とを取得する。第1のセンシング結果は、第1のドップラーセンサ114の検出値及び/又は体動検出結果であり、第2のセンシング結果は、第2のドップラーセンサ234の検出値及び/又は体動検出結果である。通信部131は、第1の体動検出装置1によって送信された第1のドップラーセンサ114の検出値と、第2の体動検出装置2によって送信された第2のドップラーセンサ234の検出値とを受信する。また、通信部131は、第1の体動検出装置1及び第2の体動検出装置2によって送信された体動検出結果を受信する。また、通信部131は、環境測定装置12によって送信された環境情報を受信する。
睡眠状態判定部132は、通信部131によって受信された体動検出結果から所定時間ごとに第1の人23Aおよび第2の人23Bの睡眠状態を判定する。以下、第1の人23Aの睡眠状態判定について説明するが、第2の人23Bの睡眠状態判定についても同様である。睡眠状態には、第1の人23Aが睡眠している状態と、第1の人23Aが覚醒している状態との2つの状態がある。所定時間は、例えば1分である。また、睡眠状態判定部132は、通信部131によって受信された環境情報を取得し、睡眠状態と環境情報とに基づいて第1の人23Aの寝苦しさを判定し、判定結果を機器制御部133に通知する。
機器制御部133は、睡眠状態判定部132からの判定結果に基づき空気調和機14の運転を制御する。機器制御部133は、第1の人23A及び/又は第2の人23Bの寝苦しさの判定結果に応じて、空気調和機14に対し運転状態の変更を指示する。具体的には、夏の暑い夜において、睡眠状態判定部132は、第1の人23Aが覚醒している状態であり、かつ環境情報である枕元の温度が所定の温度以上である場合に第1の人23Aが寝苦しい状態であると判定する。機器制御部133は、寝苦しい状態であるという判定結果が睡眠状態判定部132から通知されると、空気調和機14に対し冷房運転の開始又は冷房運転の設定温度の低下を指示する。通信部131は、機器制御部133による運転状態の変更指示を空気調和機14へ送信する。
また、睡眠状態判定部132は、第1の人23Aが睡眠している状態であり、かつ環境情報である枕元の温度が所定の温度より低い場合に第1の人23Aが快適な状態であると判定する。機器制御部133は、快適な状態であるという判定結果が睡眠状態判定部132から通知されると、空気調和機14に対し特に指示をしない、又は現在の運転状態を維持するように指示する。
なお、上記の例は、第1の人23Aのみが就寝しており、第2の人23Bが就寝していない、すなわち、第2の人23Bが第2のマットレス22Bに横たわっていない例について説明しているが、第2の人23Bのみが就寝しており、第1の人23Aが就寝していない、すなわち、第1の人23Aが第1のマットレス22Aに横たわっていない例についても同様である。
また、夏の暑い夜において、睡眠状態判定部132は、第1の人23A及び第2の人23Bが覚醒している状態であり、かつ環境情報である枕元の温度が所定の温度以上である場合に第1の人23A及び第2の人23Bが寝苦しい状態であると判定する。機器制御部133は、寝苦しい状態であるという判定結果が睡眠状態判定部132から通知されると、空気調和機14に対し冷房運転の開始又は冷房運転の設定温度の低下を指示する。通信部131は、機器制御部133による運転状態の変更指示を空気調和機14へ送信する。
また、睡眠状態判定部132は、第1の人23A及び第2の人23Bが睡眠している状態であり、かつ環境情報である枕元の温度が所定の温度より低い場合に第1の人23A及び第2の人23Bが快適な状態であると判定する。機器制御部133は、快適な状態であるという判定結果が睡眠状態判定部132から通知されると、空気調和機14に対し特に指示をしない、又は現在の運転状態を維持するように指示する。
また、夏の暑い夜において、睡眠状態判定部132は、第1の人23A及び第2の人23Bの一方が覚醒している状態であり、かつ環境情報である枕元の温度が所定の温度以上である場合に第1の人23A及び第2の人23Bの一方が寝苦しい状態であると判定する。機器制御部133は、寝苦しい状態であるという判定結果が睡眠状態判定部132から通知されると、空気調和機14に対し冷房運転の開始又は冷房運転の設定温度の低下を指示する。通信部131は、機器制御部133による運転状態の変更指示を空気調和機14へ送信する。
また、睡眠状態判定部132は、第1の人23A及び第2の人23Bの一方が睡眠している状態であり、かつ環境情報である枕元の温度が所定の温度より低い場合に第1の人23A及び第2の人23Bの一方が快適な状態であると判定する。機器制御部133は、快適な状態であるという判定結果が睡眠状態判定部132から通知されると、空気調和機14に対し特に指示をしない、又は現在の運転状態を維持するように指示する。
空気調和機14は、第1の人23A及び第2の人23Bが就寝する部屋内に配置されている。空気調和機14は、冷房運転、暖房運転又は除湿運転を行い、部屋内の温度及び/又は湿度を調節する。空気調和機14は、サーバ13によって送信された運転状態の変更指示を受信し、受信した運転状態の変更指示に基づいて運転状態を変更する。空気調和機14は、ネットワーク15を介してサーバ13と互いに通信可能に接続されている。なお、空気調和機14は、リモートコントローラ又は端末装置からの運転状態の変更指示に基づいて運転状態を変更してもよい。
また、空気調和機14は、第1の人23A及び第2の人23Bのそれぞれに対して個別に運転制御してもよい。例えば、機器制御部133は、第1の人23A及び第2の人23Bの一方が寝苦しい状態であるという判定結果が睡眠状態判定部132から通知されると、第1の人23A及び第2の人23Bの一方に向けて冷風を送るように風向の変更を空気調和機14に対し指示してもよい。
着床判定部134は、第1の体動検出装置1が検出した第1のセンシング結果を基に、第1の人23Aが第1のマットレス22Aに着床したか否かを判定する。第1のセンシング結果は、例えば、第1の人23Aの体動量である。例えば、着床判定部134は、第1のマットレス22Aの上に第1の人23Aの体動が検出されていない状態(第1の人23Aが起きて生活している状態)から、第1のマットレス22Aの上に第1の人23Aの体動が検出された時点で第1の人23Aが着床したと判定する。
なお、着床判定部134は、体動の検出以外に、第1の人23Aの呼吸、心拍又は脈などの生体情報が取得された時点で第1の人23Aが着床したと判定してもよい。呼吸、心拍又は脈などの生体情報は、第1のドップラーセンサ114によって検出されてもよいし、第1のドップラーセンサ114以外の生体情報を測定する機器によって検出されてもよい。
以上、第1の人23Aの着床判定について説明したが、第2の人23Bの着床判定についても同様に行われる。
センサ調整判定部135は、第1のセンシング結果から第1の人23Aの体動が検出された時点において、第2のセンシング結果から第1の人23Aの体動が検出されたか否かを判定する。
センサ調整判定部135は、第1のセンシング結果が変化した時点において第2のセンシング結果が変化したか否かを判定する。センサ調整判定部135は、第1のセンシング結果から第1の人23Aの体動が検出された時点において第2のセンシング結果から人の体動が検出されたか否かを判定する。
調整情報生成部139は、判定結果に応じて、第2のドップラーセンサ234の電波出力を調整するための調整情報を生成する。調整情報生成部139は、第2のセンシング結果が第1のセンシング結果と同じタイミングで変化したと判定された場合、第2のドップラーセンサ234の電波出力を調整するための調整情報を生成する。
センサ調整判定部135は、第1のマットレス22Aに第1の人23Aが着床したと判定された場合、第1の人23Aが着床した時点において第2のセンシング結果が変化したか否かを判定する。第1の体動検出装置1が検出した第1の体動に基づいて着床判定部134によって第1の人23Aが着床したと判定されたときに、第2の体動検出装置2が検出した第2の体動が、第1の体動検出装置1が検出した第1の体動と同じ動きである場合、センサ調整判定部135は、第2の体動検出装置2が第1の人23Aの着床の動きを検出したとして、第2のドップラーセンサ234の調整が必要であると判定する。
調整情報生成部139は、第2のドップラーセンサ234の電波出力を調整する場合、第2のドップラーセンサ234が備える複数の電波送信アンテナ素子のうち、第1のセンシング結果から第1のマットレス22Aの人の体動が検出された時点において第1の人23Aの体動を他の電波受信アンテナ素子より大きく検出した電波受信アンテナ素子に対応する電波送信アンテナ素子の出力を調整するための調整情報を生成する。このとき、調整情報生成部139は、第2のドップラーセンサ234の電波出力を調整する場合、複数の電波送信アンテナ素子のうち、第1のセンシング結果から第1のマットレス22Aの人の体動が検出された時点において第1の人23Aの体動を他の電波受信アンテナ素子より大きく検出した電波受信アンテナ素子に対応する電波送信アンテナ素子の電源をオフするための調整情報を生成する。また、調整情報生成部139は、第2のドップラーセンサ234の電波出力を調整する場合、複数の電波送信アンテナ素子のうち、第1のセンシング結果から第1のマットレス22Aの人の体動が検出された時点において第1の人23Aの体動を他の電波受信アンテナ素子より大きく検出した電波受信アンテナ素子に対応する電波送信アンテナ素子の送信電力を低下させるための調整情報を生成してもよい。
また、センサ調整判定部135は、第2のセンシング結果が変化した時点において第1のセンシング結果が変化したか否かを判定する。センサ調整判定部135は、第2のセンシング結果から第2の人23Bの体動が検出された時点において第1のセンシング結果から人の体動が検出されたか否かを判定する。
調整情報生成部139は、判定結果に応じて、第1のドップラーセンサ114の電波出力を調整するための調整情報を生成する。調整情報生成部139は、第1のセンシング結果が第2のセンシング結果と同じタイミングで変化したと判定された場合、第1のドップラーセンサ114の電波出力を調整するための調整情報を生成する。
センサ調整判定部135は、第2のマットレス22Bに第2の人23Bが着床したと判定された場合、第2の人23Bが着床した時点において第1のセンシング結果が変化したか否かを判定する。第2の体動検出装置2が検出した第2の体動に基づいて着床判定部134によって第2の人23Bが着床したと判定されたときに、第1の体動検出装置1が検出した第1の体動が、第2の体動検出装置2が検出した第2の体動と同じ動きである場合、センサ調整判定部135は、第1の体動検出装置1が第2の人23Bの着床の動きを検出したとして、第1のドップラーセンサ114の調整が必要であると判定する。
調整情報生成部139は、第1のドップラーセンサ114の電波出力を調整する場合、第1のドップラーセンサ114が備える複数の電波送信アンテナ素子のうち、第2のセンシング結果から第2のマットレス22Bの人の体動が検出された時点において第2の人23Bの体動を他の電波受信アンテナ素子より大きく検出した電波受信アンテナ素子に対応する電波送信アンテナ素子の出力を調整するための調整情報を生成する。このとき、調整情報生成部139は、第1のドップラーセンサ114の電波出力を調整する場合、複数の電波送信アンテナ素子のうち、第2のセンシング結果から第2のマットレス22Bの人の体動が検出された時点において第2の人23Bの体動を他の電波受信アンテナ素子より大きく検出した電波受信アンテナ素子に対応する電波送信アンテナ素子の電源をオフするための調整情報を生成する。また、調整情報生成部139は、第1のドップラーセンサ114の電波出力を調整する場合、複数の電波送信アンテナ素子のうち、第2のセンシング結果から第2のマットレス22Bの人の体動が検出された時点において第2の人23Bの体動を他の電波受信アンテナ素子より大きく検出した電波受信アンテナ素子に対応する電波送信アンテナ素子の送信電力を低下させるための調整情報を生成してもよい。
なお、第1のドップラーセンサ114及び第2のドップラーセンサ234の調整については後述する。
また、通信部131は、調整情報生成部139によって生成された調整情報を第1の体動検出装置1又は第2の体動検出装置2へ送信する。
図2は、本開示の実施の形態1における第1の体動検出装置の構成の一例を示す図である。図2に示す第1の体動検出装置1は、プロセッサ111、メモリ112、通信部113及び第1のドップラーセンサ114を備える。なお、第2の体動検出装置2の構成は、第1の体動検出装置1の構成と同じであるので、説明を省略する。
プロセッサ111は、センシング値取得部211、体動検出部212及びセンサ制御部213を備える。メモリ112は、例えば不揮発性の半導体メモリであり、閾値記憶部221を備える。
第1のドップラーセンサ114は、例えば24GHzの周波数のマイクロ波などの電波を発射し、物体(第1の人23A)によって反射された電波を受信する。そして、第1のドップラーセンサ114は、物体(第1の人23A)によって反射された電波の周波数を、発射した電波の周波数と比較することにより物体(第1の人23A)の動きを検出する。
センシング値取得部211は、第1のドップラーセンサ114の検出値を取得する。第1のドップラーセンサ114の検出値は、体動量を表す。センシング値取得部211は、取得した検出値を体動検出部212及び通信部113へ出力する。
体動検出部212は、第1のドップラーセンサ114の検出値と所定の条件とに基づいて第1の人23Aの体動を検出する。所定の条件は、例えば閾値である。
閾値記憶部221は、体動検出に用いる閾値を予め記憶する。体動検出部212は、閾値記憶部221に記憶されている閾値を用いて第1の人23Aの体動を検出する。本実施の形態1では、第1のドップラーセンサ114は、第1のマットレス22Aの下部に配置され、第1のマットレス22Aの上部に横たわる第1の人23Aの体動を検出する。そのため、閾値は、第1のマットレス22Aの厚み、すなわち、第1のドップラーセンサ114と第1の人23Aとの間の距離に応じて決定される。閾値は、一般的なマットレスの厚みに応じて決定されてもよい。また、閾値は、第1の人23Aによって設定されてもよい。
体動検出部212は、第1のドップラーセンサ114の検出値が、所定の閾値を超えるか否かを判定し、判定結果を体動検出結果として通信部113へ出力する。体動検出部212は、検出値が閾値を超えた場合、第1の人23Aの体動を検出する。具体的には、第1のドップラーセンサ114は、1秒毎に第1の人23Aの身体の動きを検出する。体動検出部212は、第1のドップラーセンサ114の検出値が所定の閾値を越えた回数を例えば1分毎に集計し、体動検出結果として通信部113へ出力する。
通信部113は、第1のドップラーセンサ114の第1のセンシング結果をサーバ13へ送信する。第1のセンシング結果は、第1のドップラーセンサ114の検出値及び/又は体動検出結果である。通信部113は、センシング値取得部211によって取得された第1のドップラーセンサ114の検出値をサーバ13へ送信する。また、通信部113は、体動検出部212によって検出された体動検出結果をサーバ13へ送信する。さらに、通信部113は、サーバ13によって送信された調整情報を受信する。
センサ制御部213は、第1のドップラーセンサ114を制御する。センサ制御部213は、通信部113によって受信され調整情報に基づいて、第1のドップラーセンサ114の電波出力の調整を指示する。
図3は、本開示の実施の形態1における第1のドップラーセンサの構成の一例を示す図である。
第1のドップラーセンサ114は、第1の電波送信アンテナ素子301、第1の電波受信アンテナ素子302、第2の電波送信アンテナ素子303、第2の電波受信アンテナ素子304、信号処理部305、通信部306及び調整部307を備える。なお、第2のドップラーセンサ234の構成は、第1のドップラーセンサ114の構成と同じである。
第1の電波送信アンテナ素子301、第1の電波受信アンテナ素子302、第2の電波送信アンテナ素子303及び第2の電波受信アンテナ素子304は、第1のマットレス22Aの短手方向、すなわち、第1のマットレス22Aに横たわった第1の人23Aの横方向に沿って配置される。
第1の電波送信アンテナ素子301は、例えば24GHzの周波数のマイクロ波などの電波を発射する。第1の電波受信アンテナ素子302は、第1の電波送信アンテナ素子301によって発射されるとともに、物体(第1の人23A)によって反射された電波を受信する。
第2の電波送信アンテナ素子303は、例えば24GHzの周波数のマイクロ波などの電波を発射する。第2の電波受信アンテナ素子304は、第2の電波送信アンテナ素子303によって発射されるとともに、物体(第1の人23A)によって反射された電波を受信する。
なお、本実施の形態1では、第1のドップラーセンサ114は、2つの電波送信アンテナ素子と2つの電波受信アンテナ素子とを備えているが、本開示は特にこれに限定されず、3つ以上の電波送信アンテナ素子と3つ以上の電波受信アンテナ素子とを備えてもよい。また、第1のドップラーセンサ114は、1つの電波送信アンテナ素子と1つの電波受信アンテナ素子とを備えてもよい。
信号処理部305は、第1の電波受信アンテナ素子302及び第2の電波受信アンテナ素子304によって受信された検出信号に対し所定の信号処理を行う。信号処理部305は、例えば、第1の電波受信アンテナ素子302によって受信された検出信号と、第2の電波受信アンテナ素子304によって受信された検出信号とを平均した信号を出力する。信号処理部305は、検出値を通信部306へ出力する。
通信部306は、センシング値取得部211とデータの受け渡しを行う。通信部306は、検出値をセンシング値取得部211へ出力する。
調整部307は、センサ制御部213から第1のドップラーセンサ114の調整指示を受け付ける。調整部307は、第1のドップラーセンサ114の調整が必要な場合、つまり、第1のドップラーセンサ114が、第2のドップラーセンサ234がセンシング対象としている第2の人23Bの体動を検出している場合、第1のドップラーセンサ114の第2のドップラーセンサ234側に配置された第2の電波送信アンテナ素子303及び第2の電波受信アンテナ素子304の電源をオフする。
調整部307は、第1の電波受信アンテナ素子302及び第2の電波受信アンテナ素子304から得られる検出信号の値が大きいほうの電波受信アンテナ素子及び/又は当該電波受信アンテナ素子に対応する電波送信アンテナ素子の電源をオフしてもよい。
なお、第1のドップラーセンサ114の第2のドップラーセンサ234側に配置された第2の電波送信アンテナ素子303及び第2の電波受信アンテナ素子304が、第2の人23Bの体動を他のアンテナ素子より大きく検出したアンテナ素子に対応する。また、調整部307は、第2の電波受信アンテナ素子304の電源をオフせずに、第2の電波送信アンテナ素子303のみの電源をオフしてもよい。
なお、調整部307は、第1のドップラーセンサ114が、第2のドップラーセンサ234がセンシング対象としている第2の人23Bの体動を検出している場合、第1のドップラーセンサ114の第2のドップラーセンサ234側に配置された第2の電波送信アンテナ素子303の送信電力を削減又は低下してもよい。
また、調整部307は、第1のドップラーセンサ114が、第2のドップラーセンサ234がセンシング対象としている第2の人23Bの体動を検出している場合、第1の電波送信アンテナ素子301及び第2の電波送信アンテナ素子303の送信電力を削減又は低下してもよい。
なお、調整部307は、第1のドップラーセンサ114が、第2のドップラーセンサ234がセンシング対象としている第2の人23Bの体動を検出している場合、第1のドップラーセンサ114の第2のドップラーセンサ234側に配置された第2の電波受信アンテナ素子304の受信感度を低下させてもよい。すなわち、調整部307は、第1のドップラーセンサ114が、第2のドップラーセンサ234がセンシング対象としている第2の人23Bの体動を検出している場合、第1のドップラーセンサ114の第2のドップラーセンサ234側に配置された第2の電波受信アンテナ素子304によって受信された検出信号を増幅させるオペアンプのゲインを低下させてもよい。なお、信号処理部305がオペアンプを備える。
また、第1の体動検出装置1のメモリ112は、寝室内の第1のベッドフレーム21A及び第2のベッドフレーム21Bの配置状態を示す情報を予め記憶してもよい。この場合、センサ制御部213は、第1のドップラーセンサ114が、第2のドップラーセンサ234がセンシング対象としている第2の人23Bの体動を検出している場合、第1のドップラーセンサ114が備える複数の電波送信アンテナ素子のうち、第2のベッドフレーム21Bに近い側の電波送信アンテナ素子の電源をオフしてもよい。また、センサ制御部213は、第1のドップラーセンサ114が、第2のドップラーセンサ234がセンシング対象としている第2の人23Bの体動を検出している場合、第1のドップラーセンサ114が備える複数の電波送信アンテナ素子のうち、第2のベッドフレーム21Bに近い側の電波送信アンテナ素子の送信電力を削減又は低下させるように指示してもよい。
なお、本実施の形態1において、枕元に置かれた環境測定装置12が第1の人23A及び第2の人23Bの近傍の温度情報を取得する代わりに、空気調和機14が備える温度センサが室内の温度情報を取得してもよい。
また、本実施の形態1において、着床判定部134は第1のドップラーセンサ114の検出値から第1の人23Aが第1のマットレス22Aに着床したか否かを判定しているが、本開示は特にこれに限定されない。就寝する第1の人23Aが利用しているスマートフォンなどの端末装置が、第1のマットレス22Aに着床したことを示す着床判定情報の第1の人23Aによる手指又は音声などを利用した入力操作を受け付け、入力された着床判定情報を第1の体動検出装置1へ送信してもよい。第1の体動検出装置1の通信部113は、第1の人23Aが着床したことを示す着床判定情報を、第1の人23Aの所有する端末装置から受信する。着床判定部134は、通信部113によって着床判定情報が受信された場合、第1の人23Aが第1のマットレス22Aに着床したと判定する。なお、端末装置には、着床判定情報の入力操作を受け付けるアプリケーションが予めインストールされていてもよい。第1の人23Aは、アプリケーションを利用して、着床判定情報を入力する。
また、体動検出部212及び閾値記憶部221は、第1の体動検出装置1ではなくサーバ13に備わっていてもよい。
また、第1の体動検出装置1の通信部113が、ネットワーク15に接続する機能を有していない場合、睡眠状態判定システムは、ネットワーク15に接続する機能を有するルータを備えてもよい。ルータは、第1の体動検出装置1が配置されている家屋内に配置され、第1の体動検出装置1から情報を無線又は有線で受信する。そして、ルータは、第1の体動検出装置1から受信した情報を、ネットワーク15を介してサーバ13へ送信する。
本実施の形態1では、第1のドップラーセンサ114は、第1の体動検出装置1の内部に設けられているが、第1の体動検出装置1の外部に設けられていてもよい。
なお、本実施の形態1において、サーバ13が情報処理装置の一例に相当し、通信部131が取得部及び送信部の一例に相当し、センサ調整判定部135が判定部の一例に相当し、調整情報生成部139が生成部の一例に相当する。
続いて、以上のように構成された睡眠状態判定システムのサーバ13のセンサ調整要否判定処理について以下に説明する。
図4は、本開示の実施の形態1におけるサーバのセンサ調整要否判定処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、第1の人23A及び第2の人23Bはまだ就寝しておらず、先に第1の人23A及び第2の人23Bの一方が就寝する例について説明する。また、第1の体動検出装置1及び第2の体動検出装置2は、第1の人23A及び第2の人23Bからの指示がなくても常時、体動を検出している。
まず、ステップS1において、サーバ13の通信部131は、第1の体動検出装置1から第1のセンシング結果を取得する。第1のセンシング結果は、例えば、第1のドップラーセンサ114の検出値である。通信部131は、取得した第1の体動検出装置1からの第1のセンシング結果を着床判定部134及びセンサ調整判定部135へ出力する。
次に、ステップS2において、サーバ13の通信部131は、第2の体動検出装置2から第2のセンシング結果を取得する。第2のセンシング結果は、例えば、第2のドップラーセンサ234の検出値である。通信部131は、取得した第2の体動検出装置2からの第2のセンシング結果を着床判定部134及びセンサ調整判定部135へ出力する。
次に、ステップS3において、着床判定部134は、第1の体動検出装置1の第1のセンシング結果に基づいて、第1のマットレス22Aの上に第1の人23Aが着床したか否かを判定する。着床判定部134は、第1の体動検出装置1の第1のセンシング結果が所定期間検出されていない状態から、第1の体動検出装置1の第1のセンシング結果が検出された時点で、第1の人23Aが着床したと判定することができる。
なお、第1のセンシング結果が、体動量を示す第1のドップラーセンサ114の検出値である場合、着床判定部134は、第1のドップラーセンサ114の検出値が、体動を示す閾値を超えたか否かを判定する。なお、閾値は、閾値記憶部221に記憶される閾値と同じであり、不図示のメモリに記憶されている。着床判定部134は、第1のドップラーセンサ114の検出値が閾値を超えたと判定した場合、第1の人23Aが着床したと判定する。
また、第1のセンシング結果が、所定時間内において体動が検出された回数を示す体動検出結果である場合、着床判定部134は、第1の体動検出装置1からの体動検出結果が、体動を少なくとも1回検出したことを示しているか否かを判定する。着床判定部134は、第1の体動検出装置1からの体動検出結果が、体動を少なくとも1回検出したことを示していると判定した場合、第1の人23Aが着床したと判定する。
ここで、第1のマットレス22Aの上に第1の人23Aが着床したと判定された場合(ステップS3でYES)、ステップS4において、センサ調整判定部135は、第2のドップラーセンサ234の調整が必要であるか否かを判定する。第1の人23Aが着床したと判定されたときに、第2の体動検出装置2の第2のセンシング結果が体動を検出している場合、第2の体動検出装置2が第1の人23Aの着床の動きを検出したと判断できる。そのため、センサ調整判定部135は、第2の体動検出装置2の第2のセンシング結果が体動を検出している場合、第2のドップラーセンサ234の調整が必要であると判定する。
なお、第2のセンシング結果が、体動量を示す第2のドップラーセンサ234の検出値である場合、センサ調整判定部135は、第2のドップラーセンサ234の検出値が、体動を示す閾値を超えたか否かを判定する。なお、閾値は、閾値記憶部221に記憶される閾値と同じであり、不図示のメモリに記憶されている。センサ調整判定部135は、第2のドップラーセンサ234の検出値が閾値を超えたと判定した場合、第2のドップラーセンサ234の調整が必要であると判定する。
また、着床判定部134は、第1のドップラーセンサ114の検出値が、体動を示す第1の閾値を超えたか否かを判定してもよく、センサ調整判定部135は、第2のドップラーセンサ234の検出値が、第1の閾値より低い第2の閾値を超えたか否かを判定してもよい。なお、第1の閾値は、閾値記憶部221に記憶される閾値と同じである。第1の閾値及び第2の閾値は、不図示のメモリに記憶されている。センサ調整判定部135は、第2のドップラーセンサ234の検出値が第2の閾値を超えたと判定した場合、第2のドップラーセンサ234の調整が必要であると判定してもよい。
また、第2のセンシング結果が、所定時間内において体動が検出された回数を示す体動検出結果である場合、センサ調整判定部135は、第2の体動検出装置2からの体動検出結果が、体動を少なくとも1回検出したことを示しているか否かを判定する。センサ調整判定部135は、第2の体動検出装置2からの体動検出結果が、体動を少なくとも1回検出したことを示していると判定した場合、第2のドップラーセンサ234の調整が必要であると判定する。
ここで、第2のドップラーセンサ234の調整が必要であると判定された場合(ステップS4でYES)、ステップS5において、調整情報生成部139は、第2のドップラーセンサ234の電波出力を調整するための調整情報を生成する。
一方、第2のドップラーセンサ234の調整が必要ではないと判定された場合(ステップS4でNO)、ステップS1に処理が戻る。
また、ステップS3で第1のマットレス22Aの上に第1の人23Aが着床していないと判定された場合(ステップS3でNO)、ステップS6において、着床判定部134は、第2の体動検出装置2の第2のセンシング結果に基づいて、第2のマットレス22Bの上に第2の人23Bが着床したか否かを判定する。着床判定部134は、第2の体動検出装置2の第2のセンシング結果が所定期間検出されていない状態から、第2の体動検出装置2の第2のセンシング結果が検出された時点で、第2の人23Bが着床したと判定することができる。
なお、第2のセンシング結果が、体動量を示す第2のドップラーセンサ234の検出値である場合、着床判定部134は、第2のドップラーセンサ234の検出値が、体動を示す閾値を超えたか否かを判定する。なお、閾値は、閾値記憶部221に記憶される閾値と同じであり、不図示のメモリに記憶されている。着床判定部134は、第2のドップラーセンサ234の検出値が閾値を超えたと判定した場合、第2の人23Bが着床したと判定する。
また、第2のセンシング結果が、所定時間内において体動が検出された回数を示す体動検出結果である場合、着床判定部134は、第2の体動検出装置2からの体動検出結果が、体動を少なくとも1回検出したことを示しているか否かを判定する。着床判定部134は、第2の体動検出装置2からの体動検出結果が、体動を少なくとも1回検出したことを示していると判定した場合、第2の人23Bが着床したと判定する。
ここで、第2のマットレス22Bの上に第2の人23Bが着床していないと判定された場合(ステップS6でNO)、ステップS1に処理が戻る。
一方、第2のマットレス22Bの上に第2の人23Bが着床したと判定された場合(ステップS6でYES)、ステップS7において、センサ調整判定部135は、第1のドップラーセンサ114の調整が必要であるか否かを判定する。第2の人23Bが着床したと判定されたときに、第1の体動検出装置1の第1のセンシング結果が体動を検出している場合、第1の体動検出装置1が第2の人23Bの着床の動きを検出したと判断できる。そのため、センサ調整判定部135は、第1の体動検出装置1の第1のセンシング結果が体動を検出している場合、第1のドップラーセンサ114の調整が必要であると判定する。
なお、第1のセンシング結果が、体動量を示す第1のドップラーセンサ114の検出値である場合、センサ調整判定部135は、第1のドップラーセンサ114の検出値が、体動を示す閾値を超えたか否かを判定する。なお、閾値は、閾値記憶部221に記憶される閾値と同じであり、不図示のメモリに記憶されている。センサ調整判定部135は、第1のドップラーセンサ114の検出値が閾値を超えたと判定した場合、第1のドップラーセンサ114の調整が必要であると判定する。
また、着床判定部134は、第2のドップラーセンサ234の検出値が、体動を示す第1の閾値を超えたか否かを判定してもよく、センサ調整判定部135は、第1のドップラーセンサ114の検出値が、第1の閾値より低い第2の閾値を超えたか否かを判定してもよい。なお、第1の閾値は、閾値記憶部221に記憶される閾値と同じである。第1の閾値及び第2の閾値は、不図示のメモリに記憶されている。センサ調整判定部135は、第1のドップラーセンサ114の検出値が第2の閾値を超えたと判定した場合、第1のドップラーセンサ114の調整が必要であると判定してもよい。
また、第1のセンシング結果が、所定時間内において体動が検出された回数を示す体動検出結果である場合、センサ調整判定部135は、第1の体動検出装置1からの体動検出結果が、体動を少なくとも1回検出したことを示しているか否かを判定する。センサ調整判定部135は、第1の体動検出装置1からの体動検出結果が、体動を少なくとも1回検出したことを示していると判定した場合、第1のドップラーセンサ114の調整が必要であると判定する。
ここで、第1のドップラーセンサ114の調整が必要であると判定された場合(ステップS7でYES)、ステップS8において、調整情報生成部139は、第1のドップラーセンサ114の電波出力を調整するための調整情報を生成する。
次に、ステップS9において、通信部131は、調整情報生成部139によって生成された調整情報を第2の体動検出装置2へ送信する。
一方、第1のドップラーセンサ114の調整が必要ではないと判定された場合(ステップS7でNO)、ステップS1に処理が戻る。
そして、サーバ13が調整情報を第1の体動検出装置1へ送信した場合、第1の体動検出装置1の通信部113は、サーバ13によって送信された調整情報を受信する。センサ制御部213は、第1のドップラーセンサ114の複数の電波送信アンテナ素子及び複数の電波受信アンテナ素子のうち、第2の人23Bの体動を検出した電波送信アンテナ素子及び電波受信アンテナ素子の組み合わせ、又は第2の体動検出装置2の方向に位置する電波送信アンテナ素子及び電波受信アンテナ素子の組み合わせの電源をオフする。あるいは、センサ制御部213は、第1のドップラーセンサ114の複数の電波送信アンテナ素子のうち、第2の人23Bの体動を検出した電波受信アンテナ素子に対応する電波送信アンテナ素子、又は第2の体動検出装置2の方向に位置する電波送信アンテナ素子の電波送信電力を抑える。
また、サーバ13が調整情報を第2の体動検出装置2へ送信した場合、第2の体動検出装置2の通信部113は、サーバ13によって送信された調整情報を受信する。センサ制御部213は、第2のドップラーセンサ234の複数の電波送信アンテナ素子及び複数の電波受信アンテナ素子のうち、第1の人23Aの体動を検出した電波送信アンテナ素子及び電波受信アンテナ素子の組み合わせ、又は第1の体動検出装置1の方向に位置する電波送信アンテナ素子及び電波受信アンテナ素子の組み合わせの電源をオフする。あるいは、センサ制御部213は、第2のドップラーセンサ234の複数の電波送信アンテナ素子のうち、第1の人23Aの体動を検出した電波受信アンテナ素子に対応する電波送信アンテナ素子、又は第1の体動検出装置1の方向に位置する電波送信アンテナ素子の電波送信電力を抑える。
このように、第1のマットレス22Aに配置された第1のドップラーセンサ114の第1のセンシング結果が、第1のマットレス22Aに隣接する第2のマットレス22B上の第2の人23Bの体動を含む場合、第1のドップラーセンサ114の電波放射角度を狭め、電波強度を弱めるように調整されることで、第1のドップラーセンサ114に不必要な第2の人23Bの体動の検出を抑制し、第1のドップラーセンサ114による体動の検出精度を高めることができる。
なお、本実施の形態1において、着床判定部134は、第1の人23A又は第2の人23Bが着床したか否かを判定し、第1の人23A及び第2の人23Bのそれぞれが第1のマットレス22A及び第2のマットレス22Bにいるか否かを示す情報をメモリ(不図示)に記憶してもよい。そして、着床判定部134は、第2の人23Bが第2のマットレス22Bにいない状態で、第1の人23Aが着床したか否かを判定してもよい。また、着床判定部134は、第1の人23Aが第1のマットレス22Aにいない状態で、第2の人23Bが着床したか否かを判定してもよい。これにより、第1のドップラーセンサ114又は第2のドップラーセンサ234の調整が必要であるか否かをより正確に判定することができる。
また、本実施の形態1では、着床判定部134は、第1の人23A又は第2の人23Bが着床したか否かを判定しているが、本開示は特にこれに限定されず、センサ調整判定部135は、第1の人23A及び第2の人23Bがそれぞれ第1のマットレス22A及び第2のマットレス22Bにいる状態で、第1のドップラーセンサ114の検出値が、体動を示す閾値を超えた場合、第2のドップラーセンサ234の検出値が、体動を示す閾値を超えたか否かを判定してもよい。そして、センサ調整判定部135は、第2のドップラーセンサ234の検出値が閾値を超えたと判定した場合、第2のドップラーセンサ234の調整が必要であると判定してもよい。また、センサ調整判定部135は、第1の人23A及び第2の人23Bがそれぞれ第1のマットレス22A及び第2のマットレス22Bにいる状態で、第2のドップラーセンサ234の検出値が、体動を示す閾値を超えた場合、第1のドップラーセンサ114の検出値が、体動を示す閾値を超えたか否かを判定してもよい。そして、センサ調整判定部135は、第1のドップラーセンサ114の検出値が閾値を超えたと判定した場合、第1のドップラーセンサ114の調整が必要であると判定してもよい。
(実施の形態2)
例えば、第1の人23Aが第1のマットレス22Aで既に就寝している際に、第2の人23Bが第2のマットレス22Bに着床し、着床したタイミングで就寝中の第1の人23Aが寝返りをすると、第1のドップラーセンサ114は、第1の人23Aの体動を検出するため、第1のドップラーセンサ114が、着床した第2の人23Bの体動を検出したか否かが分からない。そこで、第2の実施の形態では、第1のドップラーセンサ114及び第2のドップラーセンサ234のそれぞれの調整が必要であると判定された判定回数を記憶し、記憶した判定回数が所定の回数に達した場合、第1のドップラーセンサ114又は第2のドップラーセンサ234の電波出力を調整するための調整情報を生成する。
図5は、本開示の実施の形態2におけるサーバの構成の一例を示す図である。図5に示すサーバ13Aは、プロセッサ130A、通信部131及びメモリ136を備える。
プロセッサ130Aは、睡眠状態判定部132、機器制御部133、着床判定部134、センサ調整判定部135A及び調整情報生成部139Aを備える。メモリ136は、例えば不揮発性の半導体メモリであり、判定回数記憶部137を備える。なお、本実施の形態2において、実施の形態1と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
センサ調整判定部135Aは、第1のマットレス22Aに第1の人23Aが着床したと判定された場合、第1の人23Aが着床した時点において第2のセンシング結果が変化したか否かを判定する。調整情報生成部139Aは、人が着床した時点において第2のセンシング結果が変化したと判定された回数を計数し、計数した回数が所定の回数に達した場合、調整情報を生成する。
すなわち、センサ調整判定部135Aは、第2のセンシング結果が第1のセンシング結果と同じタイミングで変化したと判定された判定回数を、第2のドップラーセンサ234に対応付けて判定回数記憶部137に記憶する。調整情報生成部139Aは、判定回数記憶部137に記憶された判定回数が所定の回数に達したと判定した場合、調整情報を生成する。
また、センサ調整判定部135Aは、第2のマットレス22Bに第2の人23Bが着床したと判定された場合、第2の人23Bが着床した時点において第1のセンシング結果が変化したか否かを判定する。調整情報生成部139Aは、人が着床した時点において第1のセンシング結果が変化したと判定された回数を計数し、計数した回数が所定の回数に達した場合、調整情報を生成する。
すなわち、センサ調整判定部135Aは、第1のセンシング結果が第2のセンシング結果と同じタイミングで変化したと判定された判定回数を、第1のドップラーセンサ114に対応付けて判定回数記憶部137に記憶する。調整情報生成部139Aは、判定回数記憶部137に記憶された判定回数が所定の回数に達したと判定した場合、調整情報を生成する。
判定回数記憶部137は、第2のセンシング結果が第1のセンシング結果と同じタイミングで変化したと判定された判定回数を、第2のドップラーセンサ234に対応付けて記憶するとともに、第1のセンシング結果が第2のセンシング結果と同じタイミングで変化したと判定された判定回数を、第1のドップラーセンサ114に対応付けて記憶する。
続いて、以上のように構成された睡眠状態判定システムのサーバ13Aのセンサ調整要否判定処理について以下に説明する。
図6は、本開示の実施の形態2におけるサーバのセンサ調整要否判定処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、第1の人23A及び第2の人23Bの一方が既に就寝しており、第1の人23A及び第2の人23Bの他方が着床する例について説明する。また、第1の体動検出装置1及び第2の体動検出装置2は、第1の人23A及び第2の人23Bからの指示がなくても常時、体動を検出している。
図6に示すステップS11〜ステップS14の処理は、図4に示すステップS1〜ステップS4の処理と同じであるので、説明を省略する。
第2のドップラーセンサ234の調整が必要であると判定された場合(ステップS4でYES)、ステップS15において、センサ調整判定部135Aは、判定回数記憶部137に記憶されている第2のドップラーセンサ234に対応付けられた判定回数をインクリメントする。
次に、ステップS16において、調整情報生成部139Aは、判定回数記憶部137に記憶されている第2のドップラーセンサ234に対応付けられた判定回数が所定の回数に達したか否かを判定する。なお、所定の回数は、例えば3回である。ここで、判定回数記憶部137に記憶されている第2のドップラーセンサ234に対応付けられた判定回数が所定の回数に達していないと判定された場合(ステップS16でNO)、ステップS11に処理が戻る。
一方、判定回数記憶部137に記憶されている第2のドップラーセンサ234に対応付けられた判定回数が所定の回数に達したと判定された場合(ステップS16でYES)、ステップS17において、調整情報生成部139Aは、第2のドップラーセンサ234の電波出力を調整するための調整情報を生成する。
図6に示すステップS18〜ステップS19の処理は、図4に示すステップS6〜ステップS7の処理と同じであるので、説明を省略する。
第1のドップラーセンサ114の調整が必要であると判定された場合(ステップS19でYES)、ステップS20において、センサ調整判定部135Aは、判定回数記憶部137に記憶されている第1のドップラーセンサ114に対応付けられた判定回数をインクリメントする。
次に、ステップS21において、調整情報生成部139Aは、判定回数記憶部137に記憶されている第1のドップラーセンサ114に対応付けられた判定回数が所定の回数に達したか否かを判定する。なお、所定の回数は、例えば3回である。ここで、判定回数記憶部137に記憶されている第1のドップラーセンサ114に対応付けられた判定回数が所定の回数に達していないと判定された場合(ステップS21でNO)、ステップS11に処理が戻る。
一方、判定回数記憶部137に記憶されている第1のドップラーセンサ114に対応付けられた判定回数が所定の回数に達したと判定された場合(ステップS21でYES)、ステップS22において、調整情報生成部139Aは、第1のドップラーセンサ114の電波出力を調整するための調整情報を生成する。
図6に示すステップS23の処理は、図4に示すステップS9の処理と同じであるので、説明を省略する。
このように、第1のドップラーセンサ114又は第2のドップラーセンサ234の調整が必要であると判定された判定回数が計数され、計数された判定回数が所定の回数に達した場合に、第1のドップラーセンサ114又は第2のドップラーセンサ234の電波出力を調整するための調整情報が生成される。したがって、第1のマットレス22A及び第2のマットレス22Bの一方に人が就寝している状態で、第1のマットレス22A及び第2のマットレス22Bの他方に人が着床した場合であっても、第1のマットレス22A及び第2のマットレス22Bの一方に配置されたドップラーセンサの調整が必要であるか否かを確実に判定することができる。
なお、本実施の形態2では、センサ調整判定部135は、第1のドップラーセンサ114又は第2のドップラーセンサ234の調整が必要であると判定された判定回数が所定の回数に達したか否かを判定しているが、本開示は特にこれに限定されず、第1のドップラーセンサ114又は第2のドップラーセンサ234の調整が必要であると所定の回数連続して判定されたか否かを判定してもよい。また、センサ調整判定部135は、第1のドップラーセンサ114又は第2のドップラーセンサ234の調整が必要であると所定の期間連続して判定されたか否かを判定してもよい。さらに、センサ調整判定部135は、第1のドップラーセンサ114又は第2のドップラーセンサ234の調整が必要であると所定の期間に所定の回数連続して判定されたか否かを判定してもよい。
(実施の形態3)
実施の形態3では、マットレスの厚さを推定し、推定した厚さ、つまりドップラーセンサと人との間の距離に応じて、ドップラーセンサが人の体動を検出するために必要な電波送信電力の最小値を特定し、特定した電波送信電力の最小値でドップラーセンサの電波送信アンテナ素子を制御する。
図7は、本開示の実施の形態3におけるサーバの構成の一例を示す図である。図7に示すサーバ13Bは、プロセッサ130B、通信部131及びメモリ136Bを備える。
プロセッサ130Bは、睡眠状態判定部132、機器制御部133、着床判定部134、センサ調整判定部135B及び調整情報生成部139Bを備える。メモリ136Bは、例えば不揮発性の半導体メモリであり、送信パワー記憶部138を備える。なお、本実施の形態3において、実施の形態1と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
送信パワー記憶部138は、マットレスの厚さと、当該マットレスに人が着床した時に検出されるドップラーセンサの検出値(体動量)と、当該マットレス上に横たわる人の体動を検出するのに必要な電波送信アンテナ素子の送信電力の最小値とを対応付けて予め記憶する。
マットレスの厚さと、当該マットレスに人が着床した時に検出されるドップラーセンサの検出値とには、相関関係がある。マットレスの厚さに応じて、当該マットレスに人が着床した時に検出されるドップラーセンサの検出値は異なる。そのため、マットレスに人が着床した時に検出されるドップラーセンサの検出値から、マットレスの厚さを推定することが可能になる。また、マットレスの厚さと、マットレス上に横たわる人の体動を検出するのに必要な電波送信アンテナ素子の送信電力の最小値とには、相関関係がある。そのため、マットレスの厚さから、マットレス上に横たわる人の体動を検出するのに必要な電波送信アンテナ素子の送信電力の最小値を推定することが可能になる。
調整情報生成部139Bは、第2のドップラーセンサ234の電波出力を調整する場合、第2のセンシング結果の履歴に基づいて、第2のセンシング結果から第2のマットレス22Bの人の体動を検出することが可能な複数の電波送信アンテナ素子の送信電力の値を特定する。調整情報生成部139Bは、複数の電波送信アンテナ素子のうち、第1のセンシング結果から第1のマットレス22Aの人の体動が検出された時点において第1の人23Aの体動を他の電波受信アンテナ素子より大きく検出した電波受信アンテナ素子に対応する電波送信アンテナ素子の送信電力を、特定した値に変更させるための調整情報を生成する。
すなわち、調整情報生成部139Bは、第2のドップラーセンサ234の電波出力を調整する場合、第2の人23Bが第2のマットレス22Bに着床した時に検出された第2のドップラーセンサ234の検出値を取得し、取得した検出値に対応付けられている電波送信アンテナ素子の送信電力の最小値を送信パワー記憶部138から読み出す。そして、調整情報生成部139Bは、第2のドップラーセンサ234の複数の電波送信アンテナ素子のうち、第1の人23Aの体動を他の電波受信アンテナ素子より大きく検出した電波受信アンテナ素子に対応する電波送信アンテナ素子の送信電力を、読み出した最小値に変更させるための調整情報を生成する。なお、着床判定部134は、第2の人23Bが第2のマットレス22Bに着床したと判定した場合、第2の人23Bが第2のマットレス22Bに着床した時に検出された第2のドップラーセンサ234の検出値をメモリ136Bに記憶する。
また、調整情報生成部139Bは、第1のドップラーセンサ114の電波出力を調整する場合、第1のセンシング結果の履歴に基づいて、第1のセンシング結果から第1のマットレス22Aの人の体動を検出することが可能な複数の電波送信アンテナ素子の送信電力の値を特定する。調整情報生成部139Bは、複数の電波送信アンテナ素子のうち、第2のセンシング結果から第2のマットレス22Bの人の体動が検出された時点において第2の人23Bの体動を他の電波受信アンテナ素子より大きく検出した電波受信アンテナ素子に対応する電波送信アンテナ素子の送信電力を、特定した値に変更させるための調整情報を生成する。
すなわち、調整情報生成部139は、第1のドップラーセンサ114の電波出力を調整する場合、第1の人23Aが第1のマットレス22Aに着床した時に検出された第1のドップラーセンサ114の検出値を取得し、取得した検出値に対応付けられている電波送信アンテナ素子の送信電力の最小値を送信パワー記憶部138から読み出す。そして、調整情報生成部139Bは、第1のドップラーセンサ114の複数の電波送信アンテナ素子のうち、第2の人23Bの体動を他の電波受信アンテナ素子より大きく検出した電波受信アンテナ素子に対応する電波送信アンテナ素子の送信電力を、読み出した最小値に変更させるための調整情報を生成する。なお、着床判定部134は、第1の人23Aが第1のマットレス22Aに着床したと判定した場合、第1の人23Aが第1のマットレス22Aに着床した時に検出された第1のドップラーセンサ114の検出値をメモリ136Bに記憶する。
このように、人がマットレスに着床した時に検出されたドップラーセンサの検出値から、当該ドップラーセンサの電波送信アンテナ素子の送信電力の最小値が特定され、特定された送信電力の最小値で電波送信アンテナ素子の電波出力が調整されるので、ドップラーセンサの電波放射角度を狭め、電波強度を弱めることができる。これにより、ドップラーセンサに不必要な人の体動の検出を抑制し、ドップラーセンサによる体動の検出精度を高めることができる。
なお、本実施の形態3では、調整情報生成部139Bは、電波送信アンテナ素子の送信電力を最小値に変更させるための調整情報を生成しているが、本開示は特にこれに限定されず、調整情報生成部139Bは、電波送信アンテナ素子の送信電力を最小値以上の送信電力に変更させるための調整情報を生成してもよい。
上記の各実施の形態では、第1のドップラーセンサ及び第2のドップラーセンサがそれぞれ第1のマットレス及び第2のマットレスに設置される例を説明したが、ドップラーセンサの設置形態はこれに限られない。例えば、1つのマットレスのうち第1の人が着床する第1のスペースに第1のドップラーセンサが設置され、当該第1のスペースと隣接する第2の人が着床する第2のスペースに第2のドップラーセンサが設置されてもよい。
本開示において、ユニット、装置、部材又は部の全部又は一部、又は図に示されるブロック図の機能ブロックの全部又は一部は、半導体装置、半導体集積回路(IC)、又はLSI(Large Scale Integration)を含む一つ又は複数の電子回路によって実行されてもよい。LSI又はICは、一つのチップに集積されてもよいし、複数のチップを組み合わせて構成されてもよい。例えば、記憶素子以外の機能ブロックは、一つのチップに集積されてもよい。ここでは、LSIやICと呼んでいるが、集積の度合いによって呼び方が変わり、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、若しくはULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれるものであってもよい。LSIの製造後にプログラムされる、Field Programmable Gate Array(FPGA)、又はLSI内部の接合関係の再構成又はLSI内部の回路区画のセットアップができるReconfigurable Logic Deviceも同じ目的で使うことができる。
さらに、ユニット、装置、部材又は部の全部又は一部の機能又は操作は、ソフトウエア処理によって実行することが可能である。この場合、ソフトウエアは一つ又は複数のROM、光学ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体に記録され、ソフトウエアが処理装置(Processor)によって実行されたときに、そのソフトウエアで特定された機能が処理装置(Processor)および周辺装置によって実行される。システム又は装置は、ソフトウエアが記録されている一つ又は複数の非一時的記録媒体、処理装置(Processor)、及び必要とされるハードウエアデバイス、例えばインターフェース、を備えていてもよい。
本開示にかかる情報処理方法及び情報処理システムは、ドップラーセンサがセンシング可能な範囲に複数の人が存在していても所望の人のセンシング結果を得ることができ、複数のドップラーセンサを用いて複数の人のセンシング結果を得る情報処理方法及び情報処理システムとして有用である。
1 第1の体動検出装置
2 第2の体動検出装置
12 環境測定装置
13,13A,13B サーバ
14 空気調和機
15 ネットワーク
21A 第1のベッドフレーム
21B 第2のベッドフレーム
22A 第1のマットレス
22B 第2のマットレス
23A 第1の人
23B 第2の人
111 プロセッサ
112 メモリ
113 通信部
114 第1のドップラーセンサ
121 環境情報取得部
122 通信部
130,130A,130B プロセッサ
131 通信部
132 睡眠状態判定部
133 機器制御部
134 着床判定部
135,135A センサ調整判定部
136,136B メモリ
137 判定回数記憶部
138 送信パワー記憶部
139,139A,139B 調整情報生成部
211 センシング値取得部
212 体動検出部
213 センサ制御部
221 閾値記憶部
234 第2のドップラーセンサ
301 第1の電波送信アンテナ素子
302 第1の電波受信アンテナ素子
303 第2の電波送信アンテナ素子
304 第2の電波受信アンテナ素子
305 信号処理部
306 通信部
307 調整部

Claims (10)

  1. コンピュータが、
    第1のスペースに設置された第1のドップラーセンサの第1のセンシング結果と、前記第1のスペースと隣接する第2のスペースに設置された第2のドップラーセンサの第2のセンシング結果とを取得し、
    前記第1のセンシング結果が変化した時点において前記第2のセンシング結果が変化したか否かを判定し、
    判定結果に応じて、前記第2のドップラーセンサの電波出力を調整するための調整情報を生成し、
    生成した前記調整情報を前記第2のドップラーセンサへ送信する、
    情報処理方法。
  2. 前記第1のセンシング結果が変化した時点において前記第2のセンシング結果が変化したか否かの判定は、前記第1のセンシング結果から人の体動が検出された時点において前記第2のセンシング結果から人の体動が検出されたか否かを判定することであり、
    前記調整情報の生成は、前記第1のセンシング結果から人の体動が検出された時点において前記第2のセンシング結果から人の体動が検出されたと判定された場合、前記調整情報を生成する、
    請求項1記載の情報処理方法。
  3. さらに、前記第1のスペースに人が着床したか否かを判定し、
    前記第1のセンシング結果が変化した時点において前記第2のセンシング結果が変化したか否かの判定は、前記第1のスペースに人が着床したと判定された場合、前記人が着床した時点において前記第2のセンシング結果が変化したか否かを判定することであり、
    前記調整情報の生成は、前記人が着床した時点において前記第2のセンシング結果が変化したと判定された場合、前記調整情報を生成する、
    請求項1記載の情報処理方法。
  4. さらに、前記第1のスペースに人が着床したか否かを判定し、
    前記第1のセンシング結果が変化した時点において前記第2のセンシング結果が変化したか否かの判定は、前記第1のスペースに人が着床したと判定された場合、前記人が着床した時点において、前記第2のセンシング結果が変化したか否かを判定することであり、
    前記調整情報の生成は、前記人が着床した時点において前記第2のセンシング結果が変化したと判定された回数を計数し、計数した前記回数が所定の回数に達した場合、前記調整情報を生成する、
    請求項1記載の情報処理方法。
  5. 前記第2のドップラーセンサは、電波を出力する複数の送信アンテナ素子と、物体で反射した前記電波を受信する複数の受信アンテナ素子とを備え、
    前記調整情報の生成は、前記複数の送信アンテナ素子のうち、前記第1のセンシング結果から前記第1のスペースの人の体動が検出された時点において人の体動を他の受信アンテナ素子より大きく検出した受信アンテナ素子に対応する送信アンテナ素子の電波出力を調整するための前記調整情報を生成する、
    請求項1記載の情報処理方法。
  6. 前記調整情報の生成は、前記複数の送信アンテナ素子のうち、前記第1のセンシング結果から前記第1のスペースの人の体動が検出された時点において人の体動を他の受信アンテナ素子より大きく検出した受信アンテナ素子に対応する送信アンテナ素子の電源をオフするための前記調整情報を生成する、
    請求項5記載の情報処理方法。
  7. 前記調整情報の生成は、前記複数の送信アンテナ素子のうち、前記第1のセンシング結果から前記第1のスペースの人の体動が検出された時点において人の体動を他の受信アンテナ素子より大きく検出した受信アンテナ素子に対応する送信アンテナ素子の送信電力を低下させるための前記調整情報を生成する、
    請求項5記載の情報処理方法。
  8. さらに、前記第2のセンシング結果の履歴に基づいて、前記第2のセンシング結果から前記第2のスペースの人の体動を検出することが可能な前記複数の送信アンテナ素子の送信電力の値を特定し、
    前記調整情報の生成は、前記複数の送信アンテナ素子のうち、前記第1のセンシング結果から前記第1のスペースの人の体動が検出された時点において人の体動を他の受信アンテナ素子より大きく検出した受信アンテナ素子に対応する送信アンテナ素子の送信電力を前記値に変更させるための前記調整情報を生成する、
    請求項7記載の情報処理方法。
  9. 前記第1のセンシング結果及び前記第2のセンシング結果は、人の体動量を示す、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  10. 第1のスペースに設置された第1のドップラーセンサと、
    前記第1のスペースと隣接する第2のスペースに設置された第2のドップラーセンサと、
    前記第1のドップラーセンサ及び前記第2のドップラーセンサとネットワークを介して通信可能に接続された情報処理装置と、
    を備え、
    前記第1のドップラーセンサは、
    第1のセンシング結果を送信する送信部を備え、
    前記第2のドップラーセンサは、
    第2のセンシング結果を送信する送信部と、
    前記第2のドップラーセンサの電波出力を調整するための調整情報を受信する受信部と、
    前記調整情報に基づいて、前記第2のドップラーセンサの電波出力を調整する調整部とを備え、
    前記情報処理装置は、
    前記第1のドップラーセンサの前記第1のセンシング結果と、前記第2のドップラーセンサの前記第2のセンシング結果とを取得する取得部と、
    前記第1のセンシング結果が変化した時点において前記第2のセンシング結果が変化したか否かを判定する判定部と、
    判定結果に応じて、前記第2のドップラーセンサの電波出力を調整するための調整情報を生成する生成部と、
    生成した前記調整情報を前記第2のドップラーセンサへ送信する送信部と、
    を備える、
    情報処理システム。
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