JP2019206183A - 制御方法および制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】チェーンソーにおいて、作業者がグリップを離したときには主電源スイッチがオフ状態となるようにして安全性の向上を図りつつ、作業者がグリップを把持した状態では主電源スイッチがオン状態からオフ状態とならないようにして操作性を良好に維持する。【解決手段】チェーンソー10は、ハウジング11に設けられて、作業者が把持するグリップ34を有したハンドル33と、グリップ34が作業者に把持されているか否かを検知する把持検知装置40とを備え、操作部35によって電動モータの駆動を停止させるように操作したときに、把持検知装置40によってグリップ34が作業者に把持されていることを検知しているときには、主電源スイッチ50がオフ状態とならないように制御し、把持検知装置40によってグリップ34が作業者に把持されていないことを検知したときには、主電源スイッチ50がオフ状態となるように制御した。【選択図】図1

Description

本発明は、電動モータの駆動によってソーチェーンを回転させるチェーンソーに関する。
特許文献1には、電動モータの駆動によってソーチェーンを回転させるチェーンソーが開示されている。このチェーンソーは、ハウジング内に設けた電動モータと、ハウジングの前部にて前方に突出して設けたガイドバーと、ガイドバーに張設されて電動モータによって駆動されるソーチェーンとを備え、電動モータによる駆動によってソーチェーンをガイドバーの外周に沿って回転させて、回転するソーチェーンを木材等に押しつけることで木材等を切断することができる。このチェーンソーは、ハウジングの前後方向の中央部にサイドハンドルと、ハウジングの後部にリアハンドルとを備え、作業者は例えば左手でサイドハンドルの上部のグリップを把持し、右手でリアハンドルの上部のグリップを把持して木材等の切断作業を行う。リアハンドルの上部下面にはトリガレバーが回動可能に設けられており、電動モータはトリガレバーをグリップ側に引いてオン操作することによって作動するようになっている。
特開2015−074193号公報
上記のチェーンソーにおいては、作業者がリアハンドルのグリップを把持したときに、グリップを把持した手の指で意図せずにトリガレバーを引くことによって、電動モータの意図しない駆動によってソーチェーンが回転するおそれがあった。このため、電源から電動モータに給電可能なオン状態と給電不可なオフ状態とを切り替える主電源スイッチを設け、主電源スイッチをオン状態としない限り、トリガレバーを引いても電動モータが駆動しないようにするのが好ましく、電動モータの意図しない駆動によってソーチェーンが回転するのを防ぐことができる。この場合に、リアハンドルのグリップから手を離して作業を終了したときに、主電源スイッチが継続的にオン状態となっていると、作業者が再びリアハンドルのグリップを把持した手の指で意図せずにトリガレバーを引くおそれがあり、主電源スイッチのオン状態を知らない第三者がトリガレバーを引いてしまうおそれもある。このため、トリガレバーを引いた状態から戻して電動モータを停止させたときに、主電源スイッチがオフ状態となるように制御することで、作業者が再びリアハンドルのグリップを把持したときに意図せずにトリガレバーを引いても、電動モータが駆動してチェーンソーが回転するのを防ぐことができる。しかし、作業者がトリガレバーを引いて作業をしているときに、引いた状態のトリガレバーを一時的に戻して電動モータを停止させることもあり、トリガレバーを一時的に戻して電動モータを停止させたときにも主電源スイッチがオフ状態となると、トリガレバーを一時的に戻して電動モータを停止させるたびに主電源スイッチをオン状態となるように操作しなければならなく、操作性が良好とならない問題があった。本発明は、チェーンソーにおいて、作業者がグリップを離したときには主電源スイッチがオフ状態となるようにして安全性の向上を図りつつ、作業者がグリップを把持した状態では主電源スイッチがオン状態からオフ状態とならないようにして操作性を良好に維持することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ハウジングに設けられて、作業者が把持するグリップを有したハンドルと、ハウジングの前部に設けたガイドバーと、ガイドバーの外周に回転可能に張設されたソーチェーンと、ハウジング内に設けられて、ソーチェーンを回転させる電動モータと、電源から電動モータに給電可能なオン状態と、給電不可なオフ状態とを切り替える主電源スイッチと、主電源スイッチによってオン状態に切り替えた状態で、電源からの給電によって電動モータを駆動させる操作部とを備えたチェーンソーであって、グリップが作業者に把持されているか否かを検知する把持検知装置を備えたことを特徴とするチェーンソーを提供するものである。
上記のように構成したチェーンソーにおいては、グリップが作業者に把持されているか否かを検知する把持検知装置を備えたので、チェーンソーは作業者がグリップを把持している使用状態または把持していない不使用状態の検知をすることができるようになった。
上記のように構成したチェーンソーにおいては、操作部によって電動モータの駆動を停止させるように操作したときに、把持検知装置によってグリップが作業者に把持されていることを検知しているときには、主電源スイッチがオフ状態とならないように制御し、把持検知装置によってグリップが作業者に把持されていないことを検知したときには、主電源スイッチがオフ状態となるように制御するのが好ましい。このようにしたときには、作業者がグリップを把持した状態で操作部を操作して電動モータを駆動させるように操作した後で、作業者がグリップから手を離して作業を終えたときには、把持検知装置によってグリップが作業者に把持されていないことが検知されることに基づいて、主電源スイッチがオフ状態となるように制御される。これにより、作業者がグリップを再び把持したときに、操作部を意図せずに操作しても電動モータが駆動することがないので、安全性を高くすることができた。これに対し、作業者がグリップを把持した状態で操作部によって電動モータの駆動を一時的に停止させるように操作しても、把持検知装置によってグリップが作業者に把持されていることが検知されていることに基づいて、主電源スイッチがオフ状態とならないように制御される。これにより、作業者が主電源スイッチをオン状態となるように操作することなく操作部だけを操作して電動モータを再び駆動させるようにすることができるので、安全性を高めても操作性が低下することがない。
上記のように構成したチェーンソーにおいては、ハンドルは作業者の一方の手で把持されるグリップを有した第1ハンドルと、他方の手で把持されるグリップを有した第2ハンドルとを備え、把持検知装置を第1ハンドルのグリップと第2ハンドルのグリップの両方に設け、操作部によって電動モータの駆動を停止させるように操作したときに、両方の把持検知装置によって第1及び第2ハンドルの両方のグリップが作業者に把持されていることを検知しているときには、主電源スイッチがオフ状態とならないように制御し、両方の把持検知装置によって第1及び第2ハンドルの両方のグリップが作業者に把持されていないことを検知したときには、主電源スイッチがオフ状態となるように制御するのが好ましい。
このようにしたときには、操作部によって電動モータの駆動を停止させるように操作したときに、作業者が左右の両方の手で第1及び第2ハンドルの両方のグリップを把持して
いない限り、操作部を再び操作しても電動モータを駆動させることができないので、作業者に左右の両方の手で第1及び第2ハンドルの両方のグリップを把持させるように促すことができ、チェーンソーを安全性を高く使用させることができるようになった。
上記のように構成したチェーンソーの一実施形態として、把持検知装置は、作業者が把持しないときにグリップから突出する非把持位置と、作業者が把持したときにグリップ内に退避する把持位置との間で進退可能に設けた把持検知部材と、把持検知部材の非把持位置または把持位置を検知する検知器とを備え、検知器によって把持検知部材が非把持位置または把持位置にあるかを検知することによって、グリップが作業者に把持されているか否かを検知するようにしてもよい。
また、チェーンソーの他の実施形態として、把持検知装置は、グリップと作業者の手に着用した着用物との一方に設けた送信器と、グリップと着用物との他方に設けられて、送信器から送信される信号を作業者がグリップを把持したときに受信可能な受信器とを備え、送信器から送信される信号を受信器が受信したか否かによって、グリップが作業者に把持されているか否かを検知するようにしてもよい。
また、チェーンソーのさらに他の実施形態として、把持検知装置は、グリップに設けた光検出器を備え、光検出器がグリップを把持した作業者の手により覆われて光が遮られたか否かを検出することによって、グリップが作業者に把持されているか否かを検知するようにしてもよい。
また、チェーンソーのさらに他の実施形態として、把持検知装置は、グリップを把持したときの作業者の把持力による圧力変化を検知する感圧検知器を備え、感圧検知器がグリップを把持した作業者の把持力により生じる圧力を検知したか否かことによって、グリップが作業者に把持されているか否かを検知するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態のチェーンソーの斜視図である。 図1の側面図である。 ハウジングの後部とリアハンドルの内部を示す分解図であり、把持検知レバーが非把持位置にあるとき(a)、把持検知レバーが把持地位にあるとき(b)の分解図である。 制御装置の制御を示すフローチャートである。 把持検知装置の変形例を示す図2の後部の拡大図である(1)。 把持検知装置の変形例を示す図2の後部の拡大図である(2)。 把持検知装置の変形例を示す図2の後部の拡大図である(3)。 第2実施形態のチェーンソーの側面図である。
以下、本発明のチェーンソーの各実施形態を図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2に示したように、第1実施形態のチェーンソー10は、ハウジング11の前部に電動モータ21を内蔵し、ハウジング11の後部に電動モータ21の電源として用いるバッテリパック22を着脱可能に備えている。ハウジング11の右側面前部には前方に突出するガイドバー23が設けられている。ハウジング11の右側面前部にはガイドバー23の後側に電動モータ21の駆動により回転する駆動軸21aが突出しており、駆動軸21aにはスプロケット24が固定されている。ガイドバー23の外周とスプロケット24との間にはソーチェーン25が張設されており、ソーチェーン25は電動モータ21の駆動により回転するスプロケット24によってガイドバー23の外周を回転する。ハウ
ジング11の右側面前部にはスプロケットカバー26が設けられており、スプロケットカバー26は電動モータ21の駆動軸21a、スプロケット24及びガイドバー23の基端部を覆っている。
図1及び図2に示したように、ハウジング11の前後方向の中間部にはサイドハンドル(フロントハンドル)31が設けられており、ハウジング11の後部にはリアハンドル33が一体的に設けられている。サイドハンドル31は上下を逆向きとした略U字形をしており、サイドハンドル31の上部は作業者が把持するグリップ32となっている。リアハンドル33は後側が閉じられるように倒れた略U字形をしており、リアハンドル33の上部は作業者が把持するグリップ34となっている。
図3に示したように、リアハンドル33のグリップ34の前部下面にはハウジング11の後部との境界部近くにトリガレバー(操作部)35が左右方向の水平軸線回りに回動可能に設けられている。ハウジング11の後部にはトリガレバー35の操作に応じた操作信号を出力するスイッチ部36が設けられており、スイッチ部36は後述する制御装置60にトリガレバー35の回動角度に応じた操作信号をする。トリガレバー35がグリップ34から最も離れた下側に突出した位置では、スイッチ部36はトリガレバー35に操作されずに制御装置60にオフ信号を出力して、電動モータ21は制御装置60によって駆動しないように制御されている。トリガレバー35をグリップ34に近づくように上側に回動させると、スイッチ部36はトリガレバー35の回動角度に応じた操作信号を制御装置60に出力し、電動モータ21は制御装置60によってスイッチ部36からの操作信号に応じた出力となるように駆動するよう制御される。
図3に示したように、リアハンドル33のグリップ34には作業者が把持しているか否かを検知する把持検知装置40が設けられており、把持検知装置40による検知により、作業者がグリップ34を把持している、チェーンソー10が使用状態であることと、グリップ34を把持していない、チェーンソー10が不使用状態であることを検知することができる。把持検知装置40はグリップ34の前後方向の中間部に回動可能に設けた把持検知レバー(把持検知部材)41を備えている。把持検知レバー41は、グリップ34の前後方向の中間部上面にてグリップ34から上側に突出した非把持位置(図3(a)に示した)と、グリップ34の内部に退避する把持位置(図3(b)に示した)との間で回動可能に支持されており、把持検知レバー41は付勢部材(図示省略)によって非把持位置に突出するように付勢されている。作業者がリアハンドル33のグリップ34を把持していないときには、把持検知レバー41は付勢部材の付勢力によってグリップ34の上側に突出して非把持位置となり、作業者がリアハンドル33のグリップ34を把持すると、把持検知レバー41は付勢部材の付勢力に抗して作業者の把持する手によってグリップ34内に退避して把持位置となる。
把持検知装置40は、把持検知レバー41の位置を検知する検知器42を備えており、検知器42はこの実施形態はマイクロスイッチを採用したものである。検知器42は、把持検知レバー41が非把持位置にあるときには押動されずにオフ信号を出力し、把持位置にある把持検知レバー41によって押動されてオン信号を出力する。作業者がリアハンドル33のグリップ34を把持していないときには、把持検知レバー41はグリップ34から上側に突出して非把持位置となっており、検知器42は把持検知レバー41に押動されずにオフ信号を出力することで、把持検知装置40は非把持状態を検知する。作業者がリアハンドル33のグリップ34を把持しているときには、把持検知レバー41はグリップ34内に退避して把持位置となり、検知器42は把持検知レバー41に押動されてオン信号を出力することで、把持検知装置40は把持状態を検知する。
図1に示したように、ハウジング11の後側上部には主電源スイッチ50が設けられており、主電源スイッチ50は、バッテリパック22から電動モータ21に給電可能なオン状態と、給電不可なオフ状態とを切り替えるものである。具体的には、オフ状態の主電源スイッチ50を押動によるオン操作をすることによってオン状態としたときには、トリガレバー35を引いた回動角度に応じた出力で電動モータ21が駆動可能な状態となり、ソーチェーン25は電動モータ21の出力に応じた速度でガイドバー23の外周を回転する。オン状態の主電源スイッチ50を再び押動するオフ操作をすることによってオフ状態としたときには、トリガレバー35を引いても電動モータ21が駆動不可な状態となる。また、主電源スイッチ50にはランプ50aが設けられており、ランプ50aは主電源スイッチ50によってオン状態となったときに点灯するようになっている。
図2に示したように、チェーンソー10は、電動モータ21の駆動を制御する制御装置60を備えており、制御装置60は、電動モータ21、スイッチ部36、検知器42及び主電源スイッチ50に接続されている。制御装置60は、主電源スイッチ50をオン状態としたときには、バッテリパック22から電動モータ21に給電可能な状態となるように制御し、主電源スイッチ50をオフ状態としたときには、バッテリパック22から電動モータ21に給電不可な状態となるように制御している。また、制御装置60は、主電源スイッチ50をオン状態に切り替えた状態で、トリガレバー35を操作したときに出力されるスイッチ部36からの操作信号に応じた出力で電動モータ21を駆動するように制御している。さらに、制御装置60は、引いた状態のトリガレバー35を戻すことによりスイッチ部36からオフ信号を出力させて電動モータ21の駆動を停止させるように操作したときに、把持検知装置40の検知器42によってグリップ34が作業者に把持されていることを検知しているときには、主電源スイッチ50がオフ状態とならないように制御し、把持検知装置40の検知器42によってグリップ34が作業者に把持されてないことを検知したときには、主電源スイッチ50がオフ状態となるように制御する制御プログラムを有している。
次に、このチェーンソー10の作動において、制御装置60による電動モータ21の制御を図4に示したフローチャートにより説明する。制御装置60は、ステップ101において、主電源スイッチ50がオン操作されたか否かを判定する。制御装置60は、主電源スイッチ50がオン操作されるまで、ステップ101の処理でNOと判断し、ステップ101の処理を繰り返し実行する。主電源スイッチ50を押動してオン操作をすると、制御装置60はステップ101でYESと判断し、ステップ102に進める。制御装置60は、ステップ102において、主電源スイッチ50をオン状態に切り替えるとともに、主電源スイッチ50のランプ50aを点灯させる。
制御装置60は、ステップ103において、オン状態となってから5秒経過したか否かを判定し、5秒経過してなければNOと判断してステップ104に進める。制御装置60は、ステップ104において、把持検知装置40によりグリップ34が作業者に把持されたか否か、すなわち、検知器42からオン信号が入力されたか否かを判定する。作業者がグリップ34を把持してないときには、把持検知レバー41が非把持位置にあって、検知器42は把持検知レバー41によって押動されずにオフ信号を出力しており、制御装置60は検知器42のオフ信号に基づいてステップ104においてNOと判断してステップ103に戻す。これに対し、作業者がグリップ34を把持すると、把持検知レバー41がグリップ34を把持した手に押されて把持位置に移動し、検知器42は把持検知レバー41によって押動されてオン信号を出力し、制御装置60は検知器42のオン信号に基づいてステップ104でYESと判断してステップ105に進める。制御装置60は、ステップ105において、再び主電源スイッチ50がオン状態となってから5秒経過したか否かを判定し、5秒経過してなければNOと判断してステップ106に進める。制御装置60は、ステップ106において、トリガレバー35をオン操作したか否か、すなわち、トリガレバー35の操作によってスイッチ部36から操作信号が出力されたか否かを判定する。グリップ34を握った手指によってトリガレバー35を引いてなければ、スイッチ部36からオフ信号が継続的に出力され、制御装置60はスイッチ部36のオフ信号に基づいてステップ106にてNOと判断してステップ103に戻す。
制御装置60がステップ103−106の処理を実行しているときに、主電源スイッチ50をオン状態に切り替えてから5秒経過すると、把持検知装置40によってグリップ34が把持されたことを検知する前であればステップ103にて、把持検知装置40によってグリップ34が把持されたことを検知した後であればステップ105にてYESと判断してステップ113に進め、制御装置60はステップ113にて主電源スイッチ50をオフ状態に切り替えるとともにランプ50aを消灯させてステップ101に戻す。これに対し、制御装置60がステップ103−106の処理を実行しているときに、主電源スイッチ50をオン状態に切り替えてから5秒経過する前に、作業者がグリップ34を把持してトリガレバー35を引くと、把持検知装置40の検知器42が把持検知レバー41により押動されてオン信号を出力するとともに、スイッチ部36がトリガレバー35の操作によって操作信号を出力し、制御装置60は、ステップ103にてNO、ステップ104にてYES、ステップ105にてNO、ステップ106にてYESと判断してステップ107に進める。このように、制御装置60は、主電源スイッチ50をオン状態に切り替えてから所定時間として5秒以内にグリップを把持し、トリガレバー35をオン操作してスイッチ部36から操作信号を出力させない限り、主電源スイッチ50がオフ状態に切り替えられるように制御されている。主電源スイッチ50が短時間でオン状態からオフ状態に切り替わるように制御されているので、主電源スイッチ50をオン状態に切り替えるようにオン操作した作業者だけが電動モータ21を駆動させるように操作できるように限定することができた。
次に、制御装置60は、ステップ107において、トリガレバー35を操作したときのスイッチ部36の操作信号に応じた出力で電動モータ21を駆動させる。電動モータ21の駆動によって駆動軸21aに固定したスプロケット24が回転し、ソーチェーン25は電動モータ21の駆動によって回転するスプロケット24によってガイドバー23の外周を回転する。制御装置60は、ステップ108において、主電源スイッチ50が再び押動されてオフ操作されたか否かを判定する。主電源スイッチ50がオフ操作されれば、制御装置60はステップ108にてYESと判断してステップ109に進める。制御装置60は、ステップ109にて電動モータ21の駆動を停止させ、上述したのと同様に、ステップ113にて主電源スイッチ50をオフ状態に切り替えてステップ101に戻す。これに対し、主電源スイッチ50がオフ操作されなければ、制御装置60はステップ108にてNOと判断してステップ110に進める。制御装置60は、ステップ110において、トリガレバー35がオン操作されているか否かを判定する。トリガレバー35によって継続してオン操作しているときには、スイッチ部36から継続して電動モータ21を駆動させる操作信号が出力されているので、制御装置60はステップ110にてYESと判断してステップ107に戻す。
制御装置60がステップ107,108及び110の処理を実行しているときに、作業者がトリガレバー35を一時的に戻して作業を中断すると、スイッチ部36がオフ信号を出力し、制御装置60はスイッチ部36のオフ信号に基づきステップ110にてNOと判断してステップ111に進める。制御装置60は、ステップ111において、電動モータ21の駆動を停止させ、ステップ112に進める。制御装置60は、ステップ112において、把持検知装置40のグリップ34が作業者に引き続き把持されているか否か、すなわち、検知器42からオン信号が入力されているか否かを判定する。作業者がトリガレバー35を一時的に戻しただけでグリップ34を握ったままであれば、把持検知レバー41がそのまま把持位置にあり、検知器42は継続してオン信号を出力し、制御装置60は検知器42のオン信号に基づいてステップ112でYESと判断してステップ110に戻す。制御装置60は、トリガレバー35によりオン操作されるまでステップ110−112の処理を繰り返し実行し、トリガレバー35によりオン操作されてスイッチ部36から電動モータを駆動させる操作信号が出力されると、制御装置60はステップ110にてYESと判断してステップ107に戻し、電動モータ21を再び駆動させて、ソーチェーン25を回転させる。
これに対し、作業者がトリガレバー35を戻して作業を終了したときのように、チェーンソー10を載置台などに載置してグリップ34から手を離すと、把持検知レバー41は付勢部材によって非把持位置に戻り、検知器42は把持検知レバー41に押動されずにオフ信号を出力する。制御装置60は検知器42のオフ信号に基づいてステップ112にてNOと判断し、上述したのと同様に、ステップ113にて主電源スイッチ50をオフ状態に切り替えてステップ101に戻す。
このように、制御装置60は、引いた状態のトリガレバー35を戻すことによりスイッチ部36からオフ信号を出力させて電動モータ21の駆動を停止させるように操作したときに(ステップ110にてNO)、把持検知装置40の検知器42によってグリップ34が作業者に把持されてないことを検知したときには(ステップ112にてNO)、主電源スイッチ50がオフ状態となるように制御している(ステップ113)。このようにしたことで、作業者がグリップ34から手を離して作業を終えた後で、グリップ34を再び把持したときに、グリップ34を把持した手の指によりトリガレバー35を意図せずに引いても電動モータ21が駆動することがないので、安全性を高くすることができた。
これに対し、制御装置60は、引いた状態のトリガレバー35を戻すことによりスイッチ部36からオフ信号を出力させて電動モータ21の駆動を停止させるように操作したときに(ステップ110にてNO)、把持検知装置40の検知器42によってグリップ34が作業者に把持されていることを検知しているときには(ステップ112にてYES)、主電源スイッチ50がオフ状態とならないように制御している。これにより、作業者が再び主電源スイッチ50をオン状態となるようにオン操作をすることなく、トリガレバー35を再び引いてオン操作するだけで電動モータ21を再び駆動させることができるので、安全性を高くしても操作性が低下することがない。
上記のように構成したチェーンソー10の把持検知装置40の検知器42は、マイクロスイッチに限られるものでなく、検知器42にリードスイッチ等の近接センサを用い、把持検知レバー41に設けた磁石等の被検知部材が把持位置または非把持位置にて近接したか否かを検知することで、グリップ34が作業者に把持されているか否かを検知するようにしたものであってもよい。
また、図5に示したように、他の把持検知装置40Aでは、例えば近距離無線通信等を利用したものとして、グリップ34に設けた送信器41Aと、作業者の手に着用した例えば手袋またはリストバンド等の着用物Wに設けられて、送信器41Aから送信される信号を作業者がグリップ34を把持したときに受信可能な受信範囲とした受信器42Aとを備え、送信器41Aから送信される信号を受信器42Aが受信したか否かによって、グリップ34が作業者に把持されているか否かを検知するようにしてもよい。なお、グリップ34に受信器42Aを設け、着用物Wに送信器41Aを設けたものであってもよい。また、この把持検知装置40Aは、作業者の着用物Wに受信器42A(または送信器41A)を設けるようにしたので、受信器42A(または送信器41A)を所持しない作業者以外の人がトリガレバー35を引いて操作しても、電動モータ21が駆動しないように制御されるので、作業者以外の意図しない人の使用を制限することができる。
また、図6に示したように、他の把持検知装置40Bでは、グリップ34に光検出器4
1Bを設け、光検出器41Bがグリップ34を把持した作業者の手によって覆われて光が遮られたか否かを検出することによって、グリップ34が作業者に把持されているか否かを検知するようにしてもよい。また、図7に示したように、他の把持検知装置40Cでは、グリップ34の外周部にグリップ34を把持したときの作業者の把持力による圧力変化を検知する感圧導電エラストマ等の感圧検知器41Cを設け、感圧検知器41Cがグリップ34を把持した作業者の把持力により生じる圧力を検知したか否かによって、グリップ34が作業者に把持されているか否かを検知するようにしたものであってもよい。
(第2実施形態)
図8に示したように、第2実施形態のチェーンソーは、第1実施形態のチェーンソー10のサイドハンドル31のグリップ32にも把持検知装置40を設けたものであり、これ以外については上述した第1実施形態のチェーンソー10と同様の構造である。
第2実施形態のチェーンソー10の制御装置60は、第1実施形態の図4にて示したフローチャートと同様に電動モータ21の制御をしており、ステップ104及びステップ112における把持検知装置40による作業者のグリップ32,34の把持の検知をサイドハンドル(第1ハンドル)31のグリップ32の把持検知装置40と、リアハンドル(第2ハンドル)33のグリップ34の把持検知装置40との両方(以下、両方の把持検知装置40とも記載する)の検知に基づいて判断するようにしたものである。
この第2実施形態のチェーンソー10においては、主電源スイッチ50をオン状態とした後で電動モータ21の駆動を開始するときに、制御装置60は、両方の把持検知装置40により両方のグリップ32,34が把持されたことを検知した状態で(ステップ104にてYES)、トリガレバー35をオン操作したときに(ステップ105にてYES)、電動モータ21が駆動するように制御している。このようにしたことで、作業者は左右両方の手でサイドハンドル31のグリップ32とリアハンドル33のグリップ34を把持しない限り、電動モータ21を駆動を開始させることができず、作業者に左右の両方の手でサイドハンドル31及びリアハンドル33の両方のグリップ32,34を把持させるように促すことができ、チェーンソー10を安全性を高く使用させることができるようになった。
また、この第2実施形態のチェーンソー10においては、制御装置60は、引いた状態のトリガレバー35を戻すことによりスイッチ部36からオフ信号を出力させて電動モータ21の駆動を停止させるように操作したときに(ステップ110にてNO)、サイドハンドル31のグリップ32の把持検知装置40と、リアハンドル33のグリップ34の把持検知装置40との両方によって、サイドハンドル31とリアハンドル33の両方のグリップ32,34が作業者に把持されていないことを検知しているときには(ステップ112にてNO)、主電源スイッチ50がオフ状態となる(ステップ113)ように制御し、
両方の把持検知装置40によって両方のグリップ32,34が作業者に把持されていることを検知しているときには(ステップ112にてYES)、主電源スイッチ50がオフ状態とならないように制御している。
このようにしたときには、トリガレバー35によって電動モータ21の駆動を停止させるように操作したときに、作業者が左右の両方の手でサイドハンドル31とリアハンドル33の両方のグリップ32,34を把持していない限り、トリガレバー35を再び操作しても電動モータ21を駆動させることができないので、作業者に左右の両方の手でサイドハンドル31とリアハンドル33の両方のグリップ32,34を把持させるように促すことができ、チェーンソー10を安全性を高く使用させることができるようになった。
この第2実施形態においても、第1実施形態の変形例で示した把持検知装置40A−40Cを採用してもよく、このようにしたときにも、上述したのと同様の作用効果を得るこ
とができる。
上記の各実施形態のチェーンソー10は、ハウジング11の前後方向の中間部にサイドハンドル31と後部にリアハンドル33を備えたリアハンドル型のチェーンソーであるが、本発明はこれに限られるものでなく、ハウジング11の前後方向の中間部にサイドハンドルと、ハウジング11の上部にトップハンドルを備えたトップハンドル型のチェーンソーであってもよく、トップハンドル型のチェーンソーであっても上述したのと同様の作用効果を得ることができる。
上記の各実施形態のチェーンソー10は、電動モータ21の電源としてバッテリパック22を用いたものであるが、本発明はこれに限られるものでなく、電動モータ21を外部の電源(家庭用または業務用の交流電源)に電源コードで接続したものであってもよく、このようにしたときにも上述したのと同様の作用効果を得ることができる。
上記の各実施形態のチェーンソー10は、操作部としてトリガレバー35を用いたが、本発明はこれに限られるものでなく、操作部として操作ボタン、操作ダイヤル等を用いてもよく、このようにしたときにも上述したのと同様の作用効果を得ることができる。
10…チェーンソー、11…ハウジング、21…電動モータ、22…電源(バッテリパック)、23…ガイドバー、25…ソーチェーン、31…第1ハンドル(サイドハンドル)、32…グリップ、33…(第2)ハンドル(リアハンドル)、34…グリップ、35…操作部(トリガレバー)、40,40A,40B,40C…把持検知装置、41…把持検知部材(把持検知レバー)、41A…送信器、41B…光検出器、41C…感圧検知器、42…検知器、42A…受信器。
本発明は、制御方法および制御装置に関する。
上記のチェーンソーにおいては、作業者がリアハンドルのグリップを把持したときに、グリップを把持した手の指で意図せずにトリガレバーを引くことによって、電動モータの意図しない駆動によってソーチェーンが回転するおそれがあった。このため、電源から電動モータに給電可能なオン状態と給電不可なオフ状態とを切り替える主電源スイッチを設け、主電源スイッチをオン状態としない限り、トリガレバーを引いても電動モータが駆動しないようにするのが好ましく、電動モータの意図しない駆動によってソーチェーンが回転するのを防ぐことができる。この場合に、リアハンドルのグリップから手を離して作業を終了したときに、主電源スイッチが継続的にオン状態となっていると、作業者が再びリアハンドルのグリップを把持した手の指で意図せずにトリガレバーを引くおそれがあり、主電源スイッチのオン状態を知らない第三者がトリガレバーを引いてしまうおそれもある。このため、トリガレバーを引いた状態から戻して電動モータを停止させたときに、主電源スイッチがオフ状態となるように制御することで、作業者が再びリアハンドルのグリップを把持したときに意図せずにトリガレバーを引いても、電動モータが駆動してチェーンソーが回転するのを防ぐことができる。しかし、作業者がトリガレバーを引いて作業をしているときに、引いた状態のトリガレバーを一時的に戻して電動モータを停止させることもあり、トリガレバーを一時的に戻して電動モータを停止させたときにも主電源スイッチがオフ状態となると、トリガレバーを一時的に戻して電動モータを停止させるたびに主電源スイッチをオン状態となるように操作しなければならなく、操作性が良好とならない問題があった。本発明は、業者がグリップを離したときには主電源スイッチがオフ状態となるようにして安全性の向上を図りつつ、作業者がグリップを把持した状態では主電源スイッチがオン状態からオフ状態とならないようにして操作性を良好に維持することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、モータの駆動を制御する制御方法を開示する。制御方法は、主電源スイッチのオン操作によって、電源から前記モータに給電不可なオフ状態から前記電源から前記モータに給電可能なオン状態に切り替える工程と、前記オン状態で作業者によって操作部が操作されることによって、前記モータを駆動する工程と、把持検知装置による検知によって、グリップが前記作業者によって把持されているか否かを検知する工程と、前記把持検知装置による検知によって、前記操作部が前記作業者によって操作された状態で前記グリップが前記作業者によって把持されていることが検知された場合、前記オフ状態とならないように制御する工程と、前記把持検知装置による検知によって、前記操作部が前記作業者によって操作された状態で前記グリップが前記作業者によって把持されていないことが検知された場合、前記オフ状態となるように制御する工程と、を備えている。また、本明細書では、ハウジングに設けられて、作業者が把持するグリップを有したハンドルと、ハウジングの前部に設けたガイドバーと、ガイドバーの外周に回転可能に張設されたソーチェーンと、ハウジング内に設けられて、ソーチェーンを回転させる電動モータと、電源から電動モータに給電可能なオン状態と、給電不可なオフ状態とを切り替える主電源スイッチと、主電源スイッチによってオン状態に切り替えた状態で、電源からの給電によって電動モータを駆動させる操作部とを備えたチェーンソーであって、グリップが作業者に把持されているか否かを検知する把持検知装置を備えたことを特徴とするチェーンソーを開示する。
1実施形態のチェーンソーの斜視図である。 図1の側面図である。 ハウジングの後部とリアハンドルの内部を示す分解図であり、把持検知レバーが非把持位置にあるとき(a)、把持検知レバーが把持地位にあるとき(b)の分解図である。 制御装置の制御を示すフローチャートである。 把持検知装置の変形例を示す図2の後部の拡大図である(1)。 把持検知装置の変形例を示す図2の後部の拡大図である(2)。 把持検知装置の変形例を示す図2の後部の拡大図である(3)。 第2実施形態のチェーンソーの側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2に示したように、第1実施形態のチェーンソー10は、ハウジング11の前部に電動モータ21を内蔵し、ハウジング11の後部に電動モータ21の電源として用いるバッテリパック22を着脱可能に備えている。ハウジング11の右側面前部には前方に突出するガイドバー23が設けられている。ハウジング11の右側面前部にはガイドバー23の後側に電動モータ21の駆動により回転する駆動軸21aが突出しており、駆動軸21aにはスプロケット24が固定されている。ガイドバー23の外周とスプロケット24との間にはソーチェーン25が張設されており、ソーチェーン25は電動モータ21の駆動により回転するスプロケット24によってガイドバー23の外周を回転する。ハウジング11の右側面前部にはスプロケットカバー26が設けられており、スプロケットカバー26は電動モータ21の駆動軸21a、スプロケット24及びガイドバー23の基端部を覆っている。

Claims (7)

  1. ハウジングに設けられて、作業者が把持するグリップを有したハンドルと、
    前記ハウジングの前部に設けたガイドバーと、
    前記ガイドバーの外周に回転可能に張設されたソーチェーンと、
    前記ハウジング内に設けられて、前記ソーチェーンを回転させる電動モータと、
    電源から前記電動モータに給電可能なオン状態と、給電不可なオフ状態とを切り替える主電源スイッチと、
    前記主電源スイッチによって前記オン状態に切り替えた状態で、前記電源からの給電によって前記電動モータを駆動させる操作部とを備えたチェーンソーであって、
    前記グリップが作業者に把持されているか否かを検知する把持検知装置を備えたことを特徴とするチェーンソー。
  2. 請求項1に記載のチェーンソーにおいて、
    前記操作部によって前記電動モータの駆動を停止させるように操作したときに、
    前記把持検知装置によって前記グリップが作業者に把持されていることを検知しているときには、前記主電源スイッチがオフ状態とならないように制御し、
    前記把持検知装置によって前記グリップが作業者に把持されていないことを検知したときには、前記主電源スイッチがオフ状態となるように制御したことを特徴とするチェーンソー。
  3. 請求項1に記載のチェーンソーにおいて、
    前記ハンドルは作業者の一方の手で把持される前記グリップを有した第1ハンドルと、他方の手で把持される前記グリップを有した第2ハンドルとを備え、前記把持検知装置を前記第1ハンドルの前記グリップと前記第2ハンドルの前記グリップの両方に設け、
    前記操作部によって前記電動モータの駆動を停止させるように操作したときに、
    前記両方の把持検知装置によって前記第1及び第2ハンドルの両方の前記グリップが作業者に把持されていることを検知しているときには、前記主電源スイッチがオフ状態とならないように制御し、
    前記両方の把持検知装置によって前記第1及び第2ハンドルの両方の前記グリップが作業者に把持されていないことを検知したときには、前記主電源スイッチがオフ状態となるように制御したことを特徴とするチェーンソー。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のチェーンソーにおいて、
    前記把持検知装置は、作業者が把持しないときに前記グリップから突出する非把持位置と、作業者が把持したときに前記グリップ内に退避する把持位置との間で進退可能に設けた把持検知部材と、前記把持検知部材の前記非把持位置または前記把持位置を検知する検知器とを備え、前記検知器によって前記把持検知部材が前記非把持位置または前記把持位置にあるかを検知することによって、前記グリップが作業者に把持されているか否かを検知するようにしたことを特徴とするチェーンソー。
  5. 請求項1〜3の何れか1項に記載のチェーンソーにおいて、
    前記把持検知装置は、前記グリップと前記作業者の手に着用した着用物との一方に設けた送信器と、前記グリップと前記着用物との他方に設けられて、前記送信器から送信される信号を前記作業者が前記グリップを把持したときに受信可能な受信器とを備え、前記送信器から送信される信号を前記受信器が受信したか否かによって、前記グリップが作業者に把持されているか否かを検知するようにしたことを特徴とするチェーンソー。
  6. 請求項1〜3の何れか1項に記載のチェーンソーにおいて、
    前記把持検知装置は、前記グリップに設けた光検出器を備え、前記光検出器が前記グリ
    ップを把持した作業者の手により覆われて光が遮られたか否かを検出することによって、前記グリップが作業者に把持されているか否かを検知するようにしたことを特徴とするチェーンソー。
  7. 請求項1〜3の何れか1項に記載のチェーンソーにおいて、
    前記把持検知装置は、前記グリップを把持したときの作業者の把持力による圧力変化を検知する感圧検知器を備え、前記感圧検知器が前記グリップを把持した作業者の把持力により生じる圧力を検知したか否かことによって、前記グリップが作業者に把持されているか否かを検知するようにしたことを特徴とするチェーンソー。
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