JP2019205483A - リーダライタアンテナ、商品陳列用ラック及び商品管理システム - Google Patents

リーダライタアンテナ、商品陳列用ラック及び商品管理システム Download PDF

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Kunihiro Komaki
邦宏 駒木
加藤 登
Noboru Kato
登 加藤
誠 安武
Makoto YASUTAKE
誠 安武
聡 石野
Satoshi Ishino
聡 石野
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Abstract

【課題】隣接するラックのアンテナとの干渉を生じにくく、隣接するラックに陳列された商品のRFIDタグを読みにくく、リアルタイムの商品管理ができる商品陳列用ラックを提供する。【解決手段】商品陳列用ラックは、RFIDタグが付された商品を陳列するための商品陳列用ラックであって、先端部側に放射部を有し、給電部側に非放射部を有するケーブル状のリーダライタアンテナのうち、放射部が商品が陳列される空間内又は空間に面して敷設され、非放射部が空間と外部空間の少なくとも一部とを区切るように配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ケーブル状のリーダライタアンテナ、リーダライタアンテナを敷設した商品陳列用ラック及びこれを用いた商品管理システムに関する。
従来、RFIDシステムを利用した衣料品等の在庫管理が行われている(例えば、特許文献1及び2参照。)。このRFIDシステムでは、店員がハンディ型のリーダライタを走査することによって、各衣料品に取り付けられたRFIDタグの読取りを行っていた。
上記のRFIDシステムでは、バッチ的な管理は可能だが、リアルタイムの管理はできない。
また、ループアンテナを有するリーダ装置が備えられたラックが知られている(例えば、特許文献3及び4参照)。このラックによれば、ラックそのものにリーダ装置が備えられており、リアルタイムの在庫管理ができる。
特開2004−246617号公報 特開2015−23457号公報 特表2007−535762号公報 特許第5689565号公報
しかし、複数のラックが隣接している場合、ループアンテナ同士が干渉してしまったり、隣接するラックに吊るされたRFIDタグを読んでしまったりすることがある。また、ループアンテナは、近くに金属物があると、その通信特性が大きく劣化するという問題がある。
そこで、本発明の目的は、隣接するラックのアンテナとの干渉を生じにくく、隣接するラックに陳列された商品のRFIDタグを読みにくく、リアルタイムの商品管理ができる商品陳列用ラックを提供することである。
本発明に係る商品陳列用ラックは、RFIDタグが付された商品を陳列するための商品陳列用ラックであって、
先端部側に放射部を有し、給電部側に非放射部を有するケーブル状のリーダライタアンテナのうち、前記放射部が前記商品が陳列される空間内又は前記空間に面して敷設され、前記非放射部が前記空間と外部空間の少なくとも一部とを区切るように配置されている。
本発明に係るリーダライタアンテナは、先端部側に放射部を有し、給電部側に非放射部を有するケーブル状のリーダライタアンテナであって、
内部導体および前記内部導体に沿って設けられた外部導体を有するケーブル状本体部と、
前記ケーブル状本体部の一端部に設けられ、前記内部導体のインピーダンスを前記外部導体のインピーダンスに合わせるための整合回路部と、
前記ケーブル状本体部の前記一端部から離間して前記外部導体に沿って設けられた磁性体と、
を備え、
前記ケーブル状本体部は、コネクタで接続された第1ケーブル部及び第2ケーブル部を含んでおり、
前記ケーブル状本体部の一端部において、前記内部導体と前記外部導体とは前記整合回路部を介して接続されており、
前記整合回路部と、前記一端部から前記磁性体までの前記ケーブル状本体部とによって前記放射部が構成されており、
前記磁性体と、前記磁性体を設けた箇所から前記給電部側までの前記ケーブル状本体部とによって前記非放射部が構成されている。
本発明に係る商品管理システムは、ラックに陳列された商品の商品管理を行う商品管理システムであって、
陳列された商品のRFIDタグを読むための商品陳列用ラックと、
前記商品陳列用ラックと通信して前記商品の商品管理を行う店舗側端末と、
を備え、
前記商品陳列用ラックは、先端部側に放射部を有し、給電部側に非放射部を有するケーブル状のリーダライタアンテナのうち、前記放射部が前記商品が陳列される空間内又は前記空間に面して敷設され、前記非放射部が前記空間と外部空間の少なくとも一部とを区切るように配置されており、前記リーダライタアンテナの前記非放射部について前記空間と反対側に設けられた外部通信用アンテナを有し、
前記店舗側端末は、
前記商品陳列用ラックの前記外部通信用アンテナと通信するための店舗側アンテナと、
前記商品のRFIDタグの情報を管理する制御部と、
を有する。
本発明に係る商品陳列用ラック及びこれを用いた商品管理システムによれば、ケーブル状のリーダライタアンテナを用いている。このため、隣接するラックのアンテナとの干渉を生じにくく、隣接するラックに陳列された商品のRFIDタグを読みにくく、リアルタイムの商品管理ができる。
実施の形態1に係る商品陳列用ラックであるハンガーラックの構成を示す概略斜視図である。 図1のハンガーラックを2つ並べて、それぞれにハンガーを掛け、それぞれのケーブルアンテナを介して商品のRFIDタグとそれぞれ通信する様子を示す概略斜視図である。 図1のハンガーラックに用いるリーダライタアンテナの構成を示す概略図である。 図3Aの整合回路部の概略図である。 整合回路部の平面図である。 図4AのA−A方向に見た整合回路部の側断面図である。 図4Aの整合回路部の等価回路図である。 ハンガーに掛けられたRFIDタグ付きの衣服を示す概略図である。 RFIDタグの一例を示す概略図である。 実施の形態1に係るハンガーラックを含む在庫管理システムの構成を示すブロック図である。 リーダライタアンテナの放射部をコネクタを介して延長した場合を示す概略図である。 2つのコネクタ間で延長された放射部の拡大図である。 図7Bの斜視図である。 リーダライタアンテナの非放射部をコネクタを介して延長した場合を示す概略図である。 2つのコネクタ間で延長された非放射部の拡大図である。 図7Eの斜視図である。 実施の形態2に係る商品陳列用ラックである陳列台の構成を示す概略斜視図である。 実施の形態3に係る商品陳列用ラックである陳列用シェルフの構成を示す概略斜視図である。
第1の態様に係る商品陳列用ラックは、RFIDタグが付された商品を陳列するための商品陳列用ラックであって、
先端部側に放射部を有し、給電部側に非放射部を有するケーブル状のリーダライタアンテナのうち、前記放射部が前記商品が陳列される空間内又は前記空間に面して敷設され、前記非放射部が前記空間と外部空間の少なくとも一部とを区切るように配置されている。
上記構成によれば、ケーブル状のリーダライタアンテナを用いているので、隣接するラックのアンテナとの干渉を生じにくく、隣接するラックに陳列された商品のRFIDタグを読みにくく、リアルタイムの商品管理ができる。
第2の態様に係る商品陳列用ラックは、上記第1の態様の構成において、前記リーダライタアンテナは、
内部導体および前記内部導体に沿って設けられた外部導体を有するケーブル状本体部と、
前記ケーブル状本体部の一端部に設けられ、前記内部導体のインピーダンスを前記外部導体のインピーダンスに合わせるための整合回路部と、
前記ケーブル状本体部の前記一端部から離間して前記外部導体に沿って設けられた磁性体と、
を有し、
前記ケーブル状本体部の一端部において、前記内部導体と前記外部導体とは前記整合回路部を介して接続されており、
前記整合回路部と、前記一端部から前記磁性体までの前記ケーブル状本体部とによって前記放射部が構成されており、
前記磁性体と、前記磁性体を設けた箇所から前記給電部側までの前記ケーブル状本体部とによって前記非放射部が構成されていてもよい。
第3の態様に係る商品陳列用ラックは、上記第2の態様の構成において、前記リーダライタアンテナの前記外部導体は、グランドと接続されていてもよい。
第4の態様に係る商品陳列用ラックは、上記第1から第3のいずれかの態様の構成において、前記リーダライタアンテナの前記放射部が前記空間内において二次元的または三次元的に配置されていてもよい。
第5の態様に係る商品陳列用ラックは、上記第1から第4のいずれかの態様の構成において、前記リーダライタアンテナの前記非放射部は、前記空間と外部空間の少なくとも一部とを区切るように配置されていてもよい。
第6の態様に係る商品陳列用ラックは、上記第1から第5のいずれかの態様の構成において、前記ラックは、衣料品を陳列するための移動式ハンガーラックであってもよい。
第7の態様に係るリーダライタアンテナは、先端部側に放射部を有し、給電部側に非放射部を有するケーブル状のリーダライタアンテナであって、
内部導体および前記内部導体に沿って設けられた外部導体を有するケーブル状本体部と、
前記ケーブル状本体部の一端部に設けられ、前記内部導体のインピーダンスを前記外部導体のインピーダンスに合わせるための整合回路部と、
前記ケーブル状本体部の前記一端部から離間して前記外部導体に沿って設けられた磁性体と、
を備え、
前記ケーブル状本体部は、コネクタで接続された第1ケーブル部及び第2ケーブル部を含んでおり、
前記ケーブル状本体部の一端部において、前記内部導体と前記外部導体とは前記整合回路部を介して接続されており、
前記整合回路部と、前記一端部から前記磁性体までの前記ケーブル状本体部とによって前記放射部が構成されており、
前記磁性体と、前記磁性体を設けた箇所から前記給電部側までの前記ケーブル状本体部とによって前記非放射部が構成されている。
上記構成によれば、ケーブル状本体部をコネクタ間に延長部分を挟むことで、放射部及び/又は非放射部について必要な長さに延長することができる。
第8の態様に係るリーダライタアンテナは、上記第7の態様の構成において、前記非放射部は、コネクタで接続された第3ケーブル部及び第4ケーブル部を含んでもよい。
第9の態様に係る商品管理システムは、ラックに陳列された商品の商品管理を行う商品管理システムであって、
陳列された商品のRFIDタグを読むための商品陳列用ラックと、
前記商品陳列用ラックと通信して前記商品の商品管理を行う店舗側端末と、
を備え、
前記商品陳列用ラックは、先端部側に放射部を有し、給電部側に非放射部を有するケーブル状のリーダライタアンテナのうち、前記放射部が前記商品が陳列される空間内又は前記空間に面して敷設され、前記非放射部が前記空間と外部空間の少なくとも一部とを区切るように配置されており、前記リーダライタアンテナの前記非放射部について前記空間と反対側に設けられた外部通信用アンテナを有し、
前記店舗側端末は、
前記商品陳列用ラックの前記外部通信用アンテナと通信するための店舗側アンテナと、
前記商品のRFIDタグの情報を管理する制御部と、
を有する。
上記構成によれば、ケーブル状のリーダライタアンテナを用いているので、隣接するラックのアンテナとの干渉を生じにくく、隣接するラックに陳列された商品のRFIDタグを読みにくく、リアルタイムの商品管理ができる。
第10の態様に係る商品管理システムは、上記第9の態様の構成において、前記店舗側端末の前記制御部は、特定のRFIDタグの読取り可否をリアルタイムに検出して、前記特定のRFIDタグが付された商品が前記ラックから取り出され、戻された回数を含む履歴を管理してもよい。
以下、実施の形態に係るリーダライタアンテナ、商品陳列用ラック及びこれを用いた商品管理システムについて、添付図面を参照しながら説明する。なお、図面において実質的に同一の部材については同一の符号を付している。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る商品陳列用ラックであるハンガーラック10の構成を示す概略斜視図である。図2は、図1のハンガーラック10,10aを2つ並べて、それぞれにハンガー3、3aを掛け、それぞれのケーブル状のリーダライタアンテナ20、20aを介して商品2、2aのRFIDタグ1、1aとそれぞれ通信する様子を示す概略斜視図である。なお、図面では、便宜上、ハンガーラック10、10aの水平方向の左から右に向かってx方向とし、手前から奥に向かってy方向とし、垂直方向の下から上に向かってz方向としている。
このハンガーラック10、10aは、RFIDタグ1、1aが付された商品2、2aを陳列するためのハンガーラック10,10aである。このハンガーラック10,10aは、後述するように、先端部側に放射部27を有し、給電部23側に非放射部28を有するリーダライタアンテナ20、20aが敷設されている。リーダライタアンテナ20、20aのうち、放射部27が商品2,2aが陳列される空間4、4a内又は空間4、4aに面して敷設されている。また、非放射部28が空間4,4aと外部空間の少なくとも一部とを区切るように配置されている。非放射部28は、シールド部材として機能する。
具体的には、図1に示すように、放射部27は、底部13の裏面に配置されている。また、磁性体26と非放射部28とは、絶縁体である支柱12の内部に配置されている。なお、底部13に、店舗側アンテナと通信するための外部通信用アンテナを含む通信モジュール22、22aが設けられている。
このハンガーラック10によれば、ケーブル状のリーダライタアンテナ20を用いているので、隣接するラック10aのリーダライタアンテナ20aとの干渉を生じにくい。また、リーダライタアンテナ20の非放射部28を商品を陳列する空間4と外部空間の少なくとも一部とを区切るシールド部材として用いている。そこで、隣接するラック10aに陳列された商品2aのRFIDタグ1aを読みにくく、リアルタイムの商品管理ができる。ハンガーラック10aについても同様であって、ケーブル状のリーダライタアンテナ20aを用いているので、隣接するラック10のリーダライタアンテナ20との干渉を生じにくい。また、リーダライタアンテナ20aの非放射部28aを商品を陳列する空間4aと外部空間の少なくとも一部とを区切るシールド部材として用いている。そこで、隣接するラック10に陳列された商品2のRFIDタグ1を読みにくく、リアルタイムの商品管理ができる。
以下に、このハンガーラック10,10aを構成する構成部材について説明する。
<ラック>
ラック10,10aとは、商品を陳列するための棚、台、架などであり、ハンガーラック、陳列台、陳列用シェルフ等を含むものである。例えば、図1のハンガーラック10では、ハンガー3を掛けるためのハンガーパイプ11と、ハンガーパイプ11を支える支柱12と、底部13と、キャスター14と、を備える。また、ハンガーパイプ11と、支柱12と、底部13と、で囲まれる空間4は、商品である衣服2を陳列するための空間である。ハンガーパイプ11、支柱12、及び、底部13は、樹脂、木材、等の絶縁体からなる。
<リーダライタアンテナ>
図3Aは、図1のハンガーラック10に用いるリーダライタアンテナ20の一例の構成を示す概略図である。図3Bは、図3Aの整合回路部30の概略図である。図4Aは、図3Bの整合回路部30の平面図である。図4Bは、図4AのA−A方向に見た整合回路部30の側断面図である。なお、図4Bでは、ビアホール導体32の断面及びケーブル状本体部21の両方の断面を示すために、便宜上、途中で断面を切り替えている。図4Cは、図4Aの整合回路部30の等価回路図である。
リーダライタアンテナ20は、図1及び図2に示すように、商品2が陳列される空間4内のRFIDタグ1と通信するためのリーダライタアンテナである。このリーダライタアンテナ20は、先端部側に放射部27を有し、給電部23側に非放射部28を有する。リーダライタアンテナ20の放射部27は、図1に示すように、商品2が陳列される空間4に面して敷設されている。ここで敷設されるとは、部材に沿って設けられる場合に限られず、より一般的に、配置される、設置される、等の意味を含んでいる。また、空間4に面して敷設される、とは、空間4に直接又は間接に面して配置されることを含んでいる、空間4に直接に面して配置される場合とは、例えば、空間4を囲む面に沿って配置されている場合である。また、空間4に間接に面して配置される場合とは、例えば、空間4を囲む部材に面して配置される場合である。
図1では、リーダライタアンテナ20は、底部13に設けられた通信モジュール22から非放射部28が絶縁体である支柱12の内部に沿ってz軸正方向に延在する。次いで、ハンガーパイプ11の内部に沿ってx軸正方向に一方の支柱12から他方の支柱に延在する。次いで、支柱12の内部に沿ってz軸負方向に延在する。支柱12と底部13との間に非放射部28と放射部27とを区切る磁性体26が配置され、底部13では放射部27が面に沿ってミアンダ状に配置されている。なお、図1では、放射部27は、底部13の裏面にミアンダ状に設けられている。放射部27の配置は、底部13の裏面に設ける場合に限られない。
具体的には、図1に示すように、リーダライタアンテナ20の放射部27は、空間4に面する底部13の裏面に沿って配置されている。
なお、リーダライタアンテナ20の放射部27は、図1の場合に限られず、空間4内に配置されていてもよい。例えば、二次元的または三次元的に配置されていてもよい。さらに、空間内に含まれる曲面に沿って配置されていてもよい。なお、一次元的、つまり直線的に配置されていてもよい。本発明の範囲であれば、上記図面に示される配置に限定されない。
さらに、リーダライタアンテナ20の非放射部28は、空間4と外部空間の少なくとも一部とを区切るように配置されている。具体的には、リーダライタアンテナ20の非放射部28は、支柱12、ハンガーパイプ11にわたって空間4と外部空間の少なくとも一部とを区切るように配置されている。これによって、リーダライタアンテナ20の非放射部28は、シールド部材として機能している。
また、リーダライタアンテナ20は、例えば、図3Aに示すように、内部導体24および内部導体24に沿って設けられた外部導体25を有するケーブル状本体部21を有する。このケーブル状本体部21は、例えば、同軸ケーブルが用いられている。また、リーダライタアンテナ20は、ケーブル状本体部21の一端部に設けられた整合回路部30と、ケーブル状本体部21の一端部から離間して外部導体25に沿って設けられた磁性体26と、を有する。整合回路部30によって、内部導体24のインピーダンスを外部導体25のインピーダンスに合わせることができる。また、ケーブル状本体部21の一端部において、内部導体24と外部導体25とは整合回路部30を介して接続されている。磁性体26によって、整合回路部30及び一端部から磁性体26までのケーブル状本体部21による放射部27と、磁性体26及び磁性体26を設けた箇所から給電部23側までのケーブル状本体部21とによる非放射部28とに区切られる。放射部27によってRFIDタグ1との通信を行うことができる。このリーダライタアンテナ20では、非放射部28は、シールド部材として機能する。なお、磁性体26としては、例えばフェライト等を用いることができる。また、リーダライタアンテナ20の外部導体25は、グランドと接続されている。これによって電気的により安定する。
整合回路部30は、図3Bに示すように、ケーブル状本体部21の一端部において内部導体24が外部導体25と容量結合によって接続されている。具体的には、図4A及び図4Bに示すように、整合回路部30は、構造的には、内部導体24と接続された平面状の第1導体層31と、ビアホール導体32と、平面状の第2導体層33と、を含む。第1導体層31及び第2導体層33は、外部導体25の外径よりも広い幅を有し、ケーブル状本体部21の延在方向に沿って絶縁体34を介して対向している。また、第1導体層31と第2導体層33とは、2箇所のビアホール導体32で互いに接続されている。第2導体層33は、第1導体層31よりも長く、外部導体25と絶縁体34を介して重なり合うように配置されている。
また、整合回路部30は、電気的には、内部導体24と第1導体層31とが電気的に接続し、第1導体層31と第2導体層33とは2箇所のビアホール導体32で電気的に接続されている。さらに、第2導体層33と外部導体25とは絶縁体34を介するキャパシタ成分35を有する容量結合によって接続している。つまり、図4Cに示すように、内部導体24と外部導体25とは、キャパシタ成分35とインダクタ成分36とを含む整合回路部30を介して接続している。
なお、整合回路部30の構成は、図4A及び図4Bの場合に限られない。例えば、複数のキャパシタと複数のインダクタとがそれぞれ組み合わされて並列に配置されていてもよい。
このリーダライタアンテナ20は、外部導体25に生じる定在波を利用したアンテナであって、いわゆるループアンテナではない。また、その電波エリアはリーダライタアンテナ20の近傍約1m以内に限られる。さらに、金属体や磁性体が近くにあっても、周波数特性は大きく変わらない。またさらに、このリーダライタアンテナ20によれば、屈曲させても屈曲部分間での干渉等が生じないので、商品2を陳列する空間4に2次元的又は3次元的に比較的自由に配置することができる。
図7Aは、コネクタ38b、38cを介してリーダライタアンテナ20の放射部27のアンテナ長を延長した場合を示す概略図である。図7Bは、2つのコネクタ38b、38c間で延長された放射部27の拡大図である。図7Cは、図7Bの斜視図である。図7Dは、リーダライタアンテナ20の非放射部28をコネクタ38d、38eを介して延長した場合を示す概略図である。図7Eは、2つのコネクタ38d、38e間で延長された非放射部28の拡大図である。図7Fは、図7Eの斜視図である。
図7A乃至図7Cに示すように、内部導体24及び外部導体25を含むケーブル状本体部(同軸ケーブル)21の放射部27は、2つのコネクタの間に延長部分を挟むことで延長できる。ここでは、第1ケーブル部40a、40cの間に凸部39aと凹部39bとの組み合わせによるコネクタ38bと、凸部39cと凹部39dとの組み合わせによるコネクタ38cとを設けている。第1ケーブル部40a、40cは、コネクタ38bとコネクタ38dとの間に延長部分となる第2ケーブル部40bを挟むことで延長できる。上記のように放射部27を延長する場合には、RFID通信を考慮して所定長さに調整する。
図7D乃至図7Fに示すように、内部導体24及び外部導体25を含むケーブル状本体部(同軸ケーブル)21の非放射部28は、2つのコネクタの間に延長部分を挟むことで延長できる。ここでは、第3ケーブル部40d、40eの間に凸部39eと凹部39fとの組み合わせによるコネクタ38dと、凸部39gと凹部39hとの組み合わせによるコネクタ38eとを設けている。第3ケーブル部40d、40fは、コネクタ38eとコネクタ38fとの間に延長部分となる第4ケーブル部40eを挟むことで延長できる。上記のように非放射部28を延長する場合には、シールド部材として必要な長さとなるように延長すればよい。
なお、図7A乃至図7Fでは、一つのケーブル状本体部21の間に2つのコネクタを設け、2つのコネクタの間に一つの延長部分を挟んだ状態を示したが、これに限られず、複数の延長部分を挟んでもよい。あるいは、2つの部分を一つのコネクタで接続して、全体として一つのケーブル状本体部21を構成してもよい。さらに、放射部及び/又は非放射部において、それぞれコネクタ間に延長部分を挟んで延長してもよい。また、このコネクタ38b、38cは、凸部39a、39cと凹部39b、39dとの組み合わせで構成しているが、これに限られない。2つの同型の部材を組み合わせて一つのコネクタとしてもよい。
なお、リーダライタアンテナとしては、図3Aの構成、つまり、同軸ケーブルを用いたケーブル状本体部21と、その一端部に設けられた整合回路部30と、一端部から離間して設けられた磁性体26とを有するリーダライタアンテナ20に限られない。例えば、漏洩同軸ケーブルであってもよい。なお、漏洩同軸ケーブルは、スロットの設計等が難しく、自由に屈曲させることが困難であるので、上記図3Aの構成のリーダライタアンテナ20が漏洩同軸ケーブルより好ましい。
<シールド部材>
上述のように、このハンガーラック10では、リーダライタアンテナ20の非放射部28がシールド部材として機能している。具体的には、このリーダライタアンテナ20の非放射部は、支柱12、ハンガーパイプ11にわたって空間4と外部空間の少なくとも一部とを区切るように配置されている。
このリーダライタアンテナ20の非放射部28によって、商品2、2aが陳列される空間を区切ることができる。そこで、複数のラック10、10aが隣接していても、リーダライタアンテナ20,20a同士の干渉を抑制できる。また、隣接するラックに吊られたRFIDタグ1、1aを読むことを抑制できる。
なお、図3Aのリーダライタアンテナ20によれば、電波エリアが1m程度であり、隣接するラックのリーダライタアンテナとの干渉も生じにくく、隣接するラックに吊られたRFIDを読みにくい。
そこで、リーダライタアンテナ20と、リーダライタアンテナ20の非放射部28をシールド部材として用いることと、を組み合わせることで、リーダライタアンテナ20,20a同士の干渉をさらに抑制できる。また、隣のラックに吊られたRFIDタグ1、1aを読むことをさらに抑制できる。これによって、ラックの移動の自由度を高くできる。
<通信モジュール>
図6のブロック図に示すように、通信モジュール22は、店舗側アンテナ51と通信するための外部通信用アンテナ47を備える。また、通信モジュール22は、リーダライタアンテナ20と接続されているRFID通信用のRFIC素子44と、外部通信用アンテナ47と、外部通信用アンテナ47と接続されているWiFi(登録商標)/Bluetooth(登録商標)通信用のRFIC素子46と、制御部45とを備える。
なお、ここでは店舗側端末との通信のためにWiFi(登録商標)等の無線通信を挙げているが、無線通信に限られず、有線通信であってもよい。
図1及び図2に示すように、通信モジュール22、22aは、リーダライタアンテナ20の非放射部28について空間4、4aと反対側に設けている。つまり、少なくともリーダライタアンテナ20の放射部27と外部通信用アンテナ47との間にリーダライタアンテナ20の非放射部28を挟むように配置することによって、リーダライタアンテナ20によるRFID通信が外部通信用アンテナ47によるWiFi(登録商標)/Bluetooth(登録商標)通信に阻害されにくくできる。
また、通信モジュール22は、駆動させるためのバッテリーを含む。
<外部通信用アンテナ>
外部通信用アンテナ47は、店舗側アンテナ51と通信するためのものである。外部通信用アンテナ47は、店舗側アンテナ51とUHF帯またはSHF帯で通信するものであればよい。外部通信用アンテナ47と店舗側アンテナ51とで近距離無線通信システムを構成する。なお、これらの近距離無線通信システムは10m〜100m程度の通信距離を有した近距離無線通信システムであり、2.4GHz帯や5GHz帯の通信周波数帯を利用する。つまり、上記の900MHz帯を利用したRFIDシステムとは通信周波数帯や電波の強度や性質が異なるため、近距離無線通信システムとRFID通信との干渉はほとんど無い。この近距離無線通信システムで用いるアンテナは共振系のアンテナである。なお、近距離無線通信システムとしては、WiFi(登録商標)に代表される無線LANシステムの他、Bluetooth(登録商標)システムを利用してもよい。
<RFIDタグを付した物品について>
RFIDタグ1を付した物品2について説明する。
<RFIDタグ>
図5Aは、ハンガー3に掛けられたRFIDタグ1付きの衣服2を示す概略図である。図5Bは、RFIDタグ1の一例を示す概略図である。
このRFIDタグ1は、図5Aに示すように、商品2である衣服に付されている。本実施の形態1ではRFIDタグ1は、商品2にひも等で取り付けられているが、これに限られず、直接に取り付けられていてもよい。RFIDタグ1は、RFIC素子41と、その両側にミアンダ状に延在する2つのアンテナ素子43a、43bを備えたダイポールアンテナ42によって構成されている。また、RFIDタグ1の全体をカバー材(図示せず)で覆っていてもよい。なお、アンテナは、ミアンダ状でない直線状のダイポールアンテナであってもよい。さらに、ループ状アンテナであってもよい。RFIDタグ1のアンテナ素子42の構成は、通信の周波数帯に応じて適宜選択すればよい。RFIC素子41は整合回路部とともにパッケージされていてもよい。また、カバー材の表面には、例えば値段やブランド名等が印字していてもよい。なお、RFIDタグ1は、通常、衣服2に付される、あるいはひも付け等により物理的に接続されているが、これに限られない。例えば、RFIDタグ1と、衣服2とが物理的には分離しており、別個に配置されていてもよい。この場合にもRFIDタグ1は、商品2と関連付けられていればよい。
<商品>
RFIDタグ1を付する商品2としては、陳列する空間4の中に配置するものであって、RFIDタグ1による管理を行うものであれば何でもよい。例えば、商品2としては、衣服の他、食品、食器、容器、小物等であってもよい。また、取扱いに注意を要する宝飾品や食器等についても、各商品2に直接に触れることなく、在庫管理、セキュリティに関する管理を行うことができる。
<商品管理システム>
図6は、実施の形態1に係る商品陳列用ラックであるハンガーラック10を含む商品管理システムの構成を示すブロック図である。
この商品管理システムは、ハンガーラック10内に陳列された商品のRFIDタグ1、1aを読み取るハンガーラック10と、ハンガーラック10と通信して商品の商品管理を行う店舗側端末50と、を備える。
<ハンガーラック>
ハンガーラック10は、先端部側に放射部27を有し、給電部23側に非放射部28を有するリーダライタアンテナ20、20aが敷設されている。具体的には、リーダライタアンテナ20、20aのうち、放射部27が商品2,2aが陳列される空間4、4a内に敷設されている。また、非放射部28が空間4,4aと外部空間の少なくとも一部とを区切るように配置されている。非放射部28は、シールド部材として機能する。また、店舗側アンテナと通信するための外部通信用アンテナを含む通信モジュール22、22aが設けられている。
なお、このハンガーラック10は、上述の通りであるので詳細の説明を省略する。
<店舗側端末>
また、店舗側端末50は、ハンガーラック10の外部通信用アンテナ47と通信するための店舗側アンテナ51と、店舗側アンテナ51と接続され、外部通信用アンテナ47との近距離無線通信用のRFIC素子52と、商品のRFIDタグの情報を管理する制御部53と、を有する。
この店舗側アンテナ51は、ハンガーラック10の外部通信用アンテナ47とUHF帯またはSHF帯で近距離無線通信を行う。近距離無線通信システムとしては、WiFi(登録商標)に代表される無線LANシステムの他、Bluetooth(登録商標)システムを利用してもよい。
また、店舗側端末50の制御部53によって商品管理を行う。例えば、特定のRFIDタグの読取り可否をリアルタイムに検出して、特定のRFIDタグが付された商品がラック10から取り出され、戻された回数を含む履歴を管理してもよい。あるいは、会計処理と連動させて商品管理を行ってもよい。
<ラックのハンガーパイプ及び支柱の金属化について>
なお、ラック10のハンガーパイプ11及び支柱12を絶縁体ではなく金属等の導体とした場合には、ハンガーパイプ11及び支柱12自体がシールド部材として機能する。しかし、このハンガーパイプ11及び支柱12は、通常、接地されているわけではないのでシールド部材として電気的に安定ではないと考えられる。
これに対して、リーダライタアンテナ20の非放射部28を支柱12の内部ではなく、空間4側に配置する。また、ハンガーパイプ11の空間4側、つまりハンガーパイプ11の下方側に配置する。この場合には、上述のように、リーダライタアンテナ20の外部導体25がグランドに接続されている。つまり、ハンガーパイプ11及び支柱12は、リーダライタアンテナ20の外部導体25と電気的に接続されるので、ハンガーパイプ11及び支柱12もグランドに接続されていることとなり、ハンガーパイプ11及び支柱12はシールド部材として機能すると共に、電気的に安定化させることができる。
(実施の形態2)
図8は、実施の形態2に係る商品陳列用ラックである陳列台60の構成を示す概略斜視図である。
実施の形態2に係る商品陳列用ラックである陳列台60は、商品を陳列するための空間(2次元平面)61を有する。この2次元平面61の内側にリーダライタアンテナ20の放射部27が2次元的にミアンダ状に配置されている。一方、リーダライタアンテナ20の非放射部28が2次元平面61の外側を囲むように配置されている。このリーダライタアンテナ20の非放射部28がシールド部材として機能する。これらの陳列台60によって、2次元平面61内に陳列された商品に付されたRFIDタグを適切に読み取ることができる。
(実施の形態3)
図9は、実施の形態3に係る商品陳列用ラックである陳列用シェルフ70の構成を示す概略斜視図である。
実施の形態3に係る陳列用シェルフ70は、三段の棚を含む商品を陳列する空間(3次元空間)71を有する。この3次元空間71の内側に、三段の棚の面に沿ってリーダライタアンテナ20の放射部27が配置されている。一方、リーダライタアンテナ20の非放射部28が3次元空間71の外側を3周するように囲んでいる。このリーダライタアンテナ20の非放射部28がシールド部材として機能する。この陳列用シェルフ70によって、空間71内に陳列された商品に付されたRFIDタグを適切に読み取ることができる。
なお、本開示においては、前述した様々な実施の形態及び/又は実施例のうちの任意の実施の形態及び/又は実施例を適宜組み合わせることを含むものであり、それぞれの実施の形態及び/又は実施例が有する効果を奏することができる。
本発明に係る商品陳列用ラック及びこれを用いた商品管理システムによれば、ケーブル状のリーダライタアンテナを用いているので、隣接するラックのアンテナとの干渉を生じにくく、隣接するラックに陳列された商品のRFIDタグを読みにくく、リアルタイムの商品管理ができる。
1、1a、1b RFIDタグ
2、2a、2b 商品(衣服)
3,3a ハンガー
4、4a 陳列する空間
10、10a ラック(ハンガーラック)
11、11a ハンガーパイプ
12、12a 支柱
13、13a 底部
14、14a キャスター
20、20a、20b リーダライタアンテナ
22 通信モジュール
21 ケーブル状本体部
23 給電部
24 内部導体
25 外部導体
26 磁性体
27 放射部
28 非放射部
30 整合回路部
31 第1導体層
32 ビアホール導体
33 第2導体層
34 絶縁体
35 キャパシタ成分
36 インダクタ成分
38a、38b、38c、38d、38e コネクタ
39a、39c、39e、39g 凸部
39b、39d、39f、39h 凹部
40a、40c 第1ケーブル部
40b 第2ケーブル部
40d、40f 第3ケーブル部
40e 第4ケーブル部
41、41a RFIC素子
42、42a アンテナ素子
43a、43b ミアンダ状アンテナ素子
44 内部側通信用RFIC素子
45 制御IC
46 外部側通信用RFIC素子
47 外部側通信用アンテナ
48 RFID通信
50 店舗側端末
51 店舗側アンテナ
52 店舗側RFIC素子
53 店舗側制御IC
54 WiFi(登録商標)/Bluetooth(登録商標)通信
60 陳列台
61 陳列する空間
70 陳列用シェルフ
71 陳列する空間
74 給電端

Claims (10)

  1. RFIDタグが付された商品を陳列するための商品陳列用ラックであって、
    先端部側に放射部を有し、給電部側に非放射部を有するケーブル状のリーダライタアンテナのうち、前記放射部が前記商品が陳列される空間内又は前記空間に面して敷設され、前記非放射部が前記空間と外部空間の少なくとも一部とを区切るように配置されている、商品陳列用ラック。
  2. 前記リーダライタアンテナは、
    内部導体および前記内部導体に沿って設けられた外部導体を有するケーブル状本体部と、
    前記ケーブル状本体部の一端部に設けられ、前記内部導体のインピーダンスを前記外部導体のインピーダンスに合わせるための整合回路部と、
    前記ケーブル状本体部の前記一端部から離間して前記外部導体に沿って設けられた磁性体と、
    を有し、
    前記ケーブル状本体部の一端部において、前記内部導体と前記外部導体とは前記整合回路部を介して接続されており、
    前記整合回路部と、前記一端部から前記磁性体までの前記ケーブル状本体部とによって前記放射部が構成されており、
    前記磁性体と、前記磁性体を設けた箇所から前記給電部側までの前記ケーブル状本体部とによって前記非放射部が構成されている、請求項1に記載の商品陳列用ラック。
  3. 前記リーダライタアンテナの前記外部導体は、グランドと接続されている、請求項2に記載の商品陳列用ラック。
  4. 前記リーダライタアンテナの前記放射部が前記空間内において二次元的または三次元的に配置されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の商品陳列用ラック。
  5. 前記リーダライタアンテナの前記非放射部は、前記空間と外部空間の少なくとも一部とを区切るように配置されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の商品陳列用ラック。
  6. 前記商品陳列用ラックは、衣料品を陳列するための移動式ハンガーラックである、請求項1から5のいずれか一項に記載の商品陳列用ラック。
  7. 先端部側に放射部を有し、給電部側に非放射部を有するケーブル状のリーダライタアンテナであって、
    内部導体および前記内部導体に沿って設けられた外部導体を有するケーブル状本体部と、
    前記ケーブル状本体部の一端部に設けられ、前記内部導体のインピーダンスを前記外部導体のインピーダンスに合わせるための整合回路部と、
    前記ケーブル状本体部の前記一端部から離間して前記外部導体に沿って設けられた磁性体と、
    を備え、
    前記ケーブル状本体部は、コネクタで接続された第1ケーブル部及び第2ケーブル部を含んでおり、
    前記ケーブル状本体部の一端部において、前記内部導体と前記外部導体とは前記整合回路部を介して接続されており、
    前記整合回路部と、前記一端部から前記磁性体までの前記ケーブル状本体部とによって前記放射部が構成されており、
    前記磁性体と、前記磁性体を設けた箇所から前記給電部側までの前記ケーブル状本体部とによって前記非放射部が構成されている、リーダライタアンテナ。
  8. 前記非放射部は、コネクタで接続された第3ケーブル部及び第4ケーブル部を含む、請求項7に記載のリーダライタアンテナ。
  9. ラックに陳列された商品の商品管理を行う商品管理システムであって、
    陳列された商品のRFIDタグを読むための商品陳列用ラックと、
    前記商品陳列用ラックと通信して前記商品の商品管理を行う店舗側端末と、
    を備え、
    前記商品陳列用ラックは、先端部側に放射部を有し、給電部側に非放射部を有するケーブル状のリーダライタアンテナのうち、前記放射部が前記商品が陳列される空間内又は前記空間に面して敷設され、前記非放射部が前記空間と外部空間の少なくとも一部とを区切るように配置されており、前記リーダライタアンテナの前記非放射部について前記空間と反対側に設けられた外部通信用アンテナを有し、
    前記店舗側端末は、
    前記商品陳列用ラックの前記外部通信用アンテナと通信するための店舗側アンテナと、
    前記商品のRFIDタグの情報を管理する制御部と、
    を有する、
    商品管理システム。
  10. 前記店舗側端末の前記制御部は、特定のRFIDタグの読取り可否をリアルタイムに検出して、前記特定のRFIDタグが付された商品が前記ラックから取り出され、戻された回数を含む履歴を管理する、請求項9に記載の商品管理システム。
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