JP2019205028A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号の損失を低減しつつ、任意の指向性を設定可能なアンテナ装置を提供する。【解決手段】第1のスイッチの各々は、第1の接点と複数の第2の接点を有しており、第1の接点に複数のアンテナのいずれかに接続されている。第2のスイッチは、第3の接点と複数の第4の接点を有しており、通信回路に第3の接点が接続されている。複数の信号線路が、複数の第1のスイッチと、第2のスイッチの複数の第4の接点を接続する。第2のスイッチに接続されていない第2の接点は、インピーダンス装置を介して、グランドに接続されている。制御手段は、使用されるアンテナに接続された第1のスイッチの第1の接点と、当該第1のスイッチのうち第2のスイッチに接続された第2の接点を接続し、第2のスイッチの第3の接点と、第2のスイッチのうち使用されるアンテナに接続された第1のスイッチに接続された第4の接点を接続する。【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナ装置に関する。
指向性の異なる複数のアンテナをそれぞれ異なる方向に指向性の最大方向が向くように配列したアンテナ装置において、通信方向に応じて使用するアンテナを切り替えることが行われている。これにより、単独のアンテナを使用するよりも、広い通信領域を確保することが可能となる。
このようなアンテナ装置において、複数のアンテナが近接する場合には、電磁的にアンテナの相互結合が発生してしまう。使用されないアンテナと使用されるアンテナの相互結合が発生すると、使用されるアンテナが単独で形成するはずの指向性とは異なる指向性を持つことになる。
特許文献1には、2つのアンテナにそれぞれ接続された2つのスイッチによって、使用されるアンテナを切り替える技術が開示されている。ここでは、使用されるアンテナは1つのスイッチにより無線機の回路に接続される。一方、使用されないアンテナは、アースされたインピーダンス素子に他のスイッチによって接続され、相互結合の影響を排除しようとする。
特開平9―223993号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、無線機の回路から2つのスイッチに向けて線路が分岐する。この場合、使用されないアンテナとの接続が絶たれた線路(スタブ)の開放端において、信号が反射するため、特定周波数で信号が相殺されることにより信号の損失が生ずることがある。
そこで、本発明は、信号の損失を低減しつつ、任意の指向性を設定可能なアンテナ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るアンテナ装置の一態様は、複数のアンテナと、各々が第1の接点と複数の第2の接点を有しており、前記第1の接点が前記複数のアンテナのいずれかに接続された複数の第1のスイッチと、前記複数のアンテナのいずれかを使用して高周波信号を送信または受信する通信回路と、第3の接点と複数の第4の接点を有しており、前記通信回路に前記第3の接点が接続された第2のスイッチと、各信号線路がいずれかの前記第1のスイッチの前記第2の接点のいずれかと、前記第2のスイッチの前記複数の第4の接点のいずれかを接続する、複数の信号線路と、前記複数の第2の接点のうち前記第2のスイッチに接続されていない第2の接点に接続された一端と、グランドに接続された他端とを有する少なくとも1つのインピーダンス装置と、前記複数のアンテナのうち高周波信号の送信または受信に使用されるアンテナに接続された第1のスイッチの前記第1の接点と、当該第1のスイッチの前記複数の第2の接点のうち前記第2のスイッチに接続された第2の接点とを接続し、前記第2のスイッチの前記第3の接点と、当該第2のスイッチの前記複数の第4の接点のうち前記使用されるアンテナに接続された第1のスイッチに接続された第4の接点とを接続する制御手段と、を有する。
本発明によれば、信号の損失を低減しつつ、任意の指向性を設定可能なアンテナ装置が提供される。
本発明の第1実施形態に係るアンテナ装置の概略図。 第1実施形態で使用される制御信号と、スイッチで選択される端子の関係を示す表。 図1とは別のアンテナが使用される場合の第1実施形態に係るアンテナ装置の概略図。 第1実施形態の変形例に係るアンテナ装置の概略図。 第1実施形態の他の変形例に係るアンテナ装置の概略図。 本発明の第2実施形態に係るアンテナ装置の概略図。 第2実施形態で使用される制御信号と、スイッチで選択される端子の関係を示す表。 本発明の第3実施形態に係るアンテナ装置の概略図。 第2実施形態または第3実施形態に係るアンテナ装置のアンテナの実装例を示す平面図。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。以下に説明する実施形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
<第1実施形態>
本実施形態では、アンテナ装置は2つのアンテナを有する。但し、本実施形態の2つのアンテナは、配列された多数のアンテナの2つと考えてよく、図示された2つのアンテナ以外のアンテナに同様の改良を施してよい。アンテナ装置は、送信アンテナ装置として使用してもよいし、受信アンテナ装置として使用してもよい。
<アンテナ装置の構成>
図1は、第1実施形態に係るアンテナ装置の概略図である。アンテナ装置は、2つのアンテナ1,2と、アンテナ1,2にそれぞれ接続された2つのRFスイッチ3,4と、回路部5と、回路部5に接続されておりRFスイッチ3または4に選択的に接続されるRFスイッチ6とを有する。アンテナ1,2は、それぞれ異なる指向性を有する。アンテナ1,2は、電磁気的な結合によって相互のアンテナ特性に影響を与える距離に近接して配置されている。
RFスイッチ3,4の各々は、第1の接点aと、2つの第2の接点b,cと、2つの制御入力端C1,C2を有する。アンテナ1は、RFスイッチ3の第1の接点aに接続され、アンテナ2は、RFスイッチ4の第1の接点aに接続されている。アンテナ装置が送信アンテナ装置として使用される場合、第1の接点aはアンテナへのRF信号の出力側の接点であり、第2の接点b,cはRF信号の入力側の接点である。アンテナ装置が受信アンテナ装置として使用される場合、第1の接点aはアンテナからのRF信号の入力側の接点であり、第2の接点b,cはRF信号の出力側の接点である。RFスイッチ3,4の各々において、2つの第2の接点b,cのどちらを第1の接点aに電気的に接続するかを、外部から選択することが可能である。制御入力端C1,C2には、第2の接点b,cのどちらを第1の接点aに接続するのかを示す制御信号が入力される。
回路部5は、通信回路の機能と、RFスイッチ3,4,6の切り替え制御の機能を有する。アンテナ装置が送信アンテナ装置として使用される場合、回路部5は送信用のRF信号を生成して出力する。アンテナ装置が受信アンテナ装置として使用される場合、回路部5は、アンテナ1または2で受信されたRF信号を受信して、処理する。
RFスイッチ6は、第3の接点aと、2つの第4の接点b,cと、2つの制御入力端C1,C2を有する。回路部5は、RF線路7を介してRFスイッチ6の第3の接点aに接続されている。アンテナ装置が送信アンテナ装置として使用される場合、第3の接点aは回路部5からのRF信号の入力側の接点であり、第4の接点b,cはアンテナ側へのRF信号の出力側の接点である。アンテナ装置が受信アンテナ装置として使用される場合、第3の接点aは回路部5へのRF信号の出力側の接点であり、第4の接点b,cはアンテナ側からのRF信号の入力側の接点である。RFスイッチ6において、2つの第4の接点b,cのどちらを第3の接点aに電気的に接続するかを、外部から選択することが可能である。制御入力端C1,C2には、第4の接点b,cのどちらを第3の接点aに接続するのかを示す制御信号が入力される。
RFスイッチ3の第2の接点cは、RF線路8を介して、RFスイッチ6の第4の接点cに接続されている。RFスイッチ4の第2の接点bは、RF線路9を介して、RFスイッチ6の第4の接点bに接続されている。
RFスイッチ3の第2の接点bと、RFスイッチ4の第2の接点cは、RF線路10を介して、インピーダンス素子(例えば、抵抗器)11の一端に接続されており、インピーダンス素子11の他端はグランドに接続されている。インピーダンス素子11のインピーダンス値(例えば、抵抗値)は、0Ω以上、50Ω以下であることが好ましい。RF線路7,8,9,10の各々のインピーダンス値は、例えば50Ωである。尚、インピーダンス素子11はインピーダンス装置の一例である。
RFスイッチ3,4,6の切り替え制御のため、回路部5には、制御用信号線12,13が接続されている。制御用信号線12は、RFスイッチ3,4,6の制御入力端C1に接続されており、制御用信号線13は、RFスイッチ3,4,6の制御入力端C2に接続されている。
<使用アンテナの切り替え>
回路部5は、RFスイッチ3,4,6の各々の切り替え制御を行うことにより、アンテナ1または2を選択的に使用する。回路部5は、RFスイッチ3,4,6の制御入力端C1,C2にそれぞれ供給される複数の制御信号を供給する。これにより、回路部5は、使用されるアンテナ1または2に接続されたRFスイッチ3または4の第1の接点aと、当該RFスイッチの2つの第2の接点b,cのうちRFスイッチ6に接続された第2の接点bまたはcとを接続する。同時に、回路部5は、RFスイッチ6の第3の接点aと、RFスイッチ6の2つの第4の接点b,cのうち使用されるアンテナ1または2に接続されたRFスイッチ3または4に接続された第4の接点b,cとを接続する。同時に、回路部5は、使用されないアンテナに接続されたRFスイッチ3または4の第1の接点aと、当該RFスイッチの2つの第2の接点b,cのうちインピーダンス素子11に接続された第2の接点bまたはcとを接続する。
図2を用いて、制御信号と、各RFスイッチで選択される端子の関係を説明する。ここで、RF−ctl1は、制御用信号線12を介して、各RFスイッチの制御入力端C1に供給される制御信号であり、RF−ctl2は、制御用信号線13を介して、各RFスイッチの制御入力端C2に供給される制御信号である。制御信号RF−ctl1,RF−ctl2の各々の電圧レベルは可変である。
回路部5が、制御信号RF−ctl1,RF−ctl2の電圧を3.3V(High)または0V(Low)に設定することにより、各RFスイッチにおいて接点b,cのいずれを接点aに接続するかを切り替えることができる。別の観点からいえば、RFスイッチの各々は、当該RFスイッチの制御入力端C1,C2に供給された制御信号RF−ctl1,RF−ctl2の電圧レベルの組合せに応じて、当該RFスイッチにおいて接点aに接続する接点bまたはcを選択する。このようにして、回路部5は、各RFスイッチの制御入力端に制御信号を供給することにより、使用されるべきアンテナに接続されたRFスイッチ3または4の第1の接点aと所望の第2の接点bまたはcとを接続する。同時に、回路部5は、RFスイッチ6の第3の接点aと所望の第4の接点bまたはcとを接続する。
具体的には、制御信号RF−ctl1を3.3Vに設定し、制御信号RF−ctl2を0Vに設定することで、RFスイッチ3,4,6の各々では、接点aに接続する接点として接点bが選択される。この場合には、図1に示すように、回路部5から、RF線路7、RFスイッチ6の接点a,b、RF線路9、RFスイッチ4の接点b,aを経て、アンテナ2までのRF信号経路が生成される。アンテナ装置が送信アンテナ装置として使用される場合、回路部5が供給したRF信号はこのRF信号経路を経てアンテナ2から電波として放射される。アンテナ装置が受信アンテナ装置として使用される場合、アンテナ2で受信されたRF信号が回路部5に供給される。
このようにアンテナ2が使用される場合、使用されないアンテナ1は、RFスイッチ3の接点a,b、RF線路10、インピーダンス素子11を介して、グランドに接続される。したがって、アンテナ1は、低インピーダンスで終端される。アンテナ1,2は、電磁気的な結合によって相互のアンテナ特性に影響を与えるよう近接しているが、相互結合の影響は小さい。また、相互結合の影響を事前に把握することによって、アンテナ2の使用時の指向性はあらかじめ予測して設定しておくことができる。
逆に、制御信号RF−ctl1を0Vに設定し、制御信号RF−ctl2を3.3Vに設定することで、RFスイッチ3,4,6の各々では、接点aに接続する接点として接点cが選択される。この場合には、図3に示すように、回路部5から、RF線路7、RFスイッチ6の接点a,c、RF線路8、RFスイッチ3の接点c,aを経て、アンテナ1までのRF信号経路が生成される。アンテナ装置が送信アンテナ装置として使用される場合、回路部5が供給したRF信号はこのRF信号経路を経てアンテナ1から電波として放射される。アンテナ装置が受信アンテナ装置として使用される場合、アンテナ1で受信されたRF信号が回路部5に供給される。
このようにアンテナ1が使用される場合、使用されないアンテナ2は、RFスイッチ3の接点a,c、RF線路10、インピーダンス素子11を介して、グランドに接続される。したがって、アンテナ2は、低インピーダンスで終端される。アンテナ1,2は、電磁気的な結合によって相互のアンテナ特性に影響を与える距離に近接しているが、相互結合の影響は小さい。また、相互結合の影響を事前に把握することによって、アンテナ1の使用時の指向性はあらかじめ予測して設定しておくことができる。
本実施形態によれば、アンテナ1,2側のRFスイッチ3,4と、回路部5との間にRFスイッチ6が介在することによって、RF線路にはスタブが存在しない。したがって、RF信号の相殺が発生しないので、RF信号の損失を低減することができる。また、使用しないアンテナを低インピーダンスで終端した状態にすることで、近接して配置されるアンテナ間の相互結合の影響を弱め、使用するアンテナの指向性を容易に設定することが可能である。
回路部5は、上記のようにRFスイッチ3,4,6を制御して、使用されるアンテナを切り替える。回路部5は、使用されるアンテナをアンテナ1,2から時分割で順次選択してもよい。
<第1実施形態の変形例>
第1実施形態においては、RFスイッチ3の第2の接点bおよびRFスイッチ4の第2の接点cは、共通のインピーダンス素子11を介してグランドに接続されている。しかし、図4に示すように、RFスイッチ3,4の各々に個別のインピーダンス素子を接続してもよい。
図4の変形例においては、RFスイッチ3の第2の接点bは、RF線路21を介して、インピーダンス素子(例えば、抵抗器)22の一端に接続されており、インピーダンス素子22の他端はグランドに接続されている。RFスイッチ4の第2の接点cは、RF線路23を介して、インピーダンス素子(例えば、抵抗器)24の一端に接続されており、インピーダンス素子24の他端はグランドに接続されている。インピーダンス素子22,24の各々のインピーダンス値(例えば、抵抗値)は、0Ω以上、50Ω以下であることが好ましい。RF線路21,23の各々のインピーダンス値は、例えば50Ωである。
第1実施形態においては、RFスイッチ3,4をグランドに接続するインピーダンス装置がインピーダンス素子11から構成される。しかし、図5に示すように、RFスイッチ3,4をグランドに接続するインピーダンス装置が、選択可能な複数のインピーダンス素子を有してもよい。図5の変形例においては、グランドに接続されるインピーダンス装置30が、2つのインピーダンス素子33,34と、RFスイッチ32とを有する。RFスイッチ32は、第5の接点aと、2つの第6の接点b,cと、2つの制御入力端C1,C2を有する。第5の接点aは、RFスイッチ3,4の接点b,cのうちRFスイッチ6に接続されていない接点に接続されている。具体的には、RFスイッチ32の接点aは、RF線路10を介して、RFスイッチ3の接点bと、RFスイッチ4の接点cに接続されている。2つの第6の接点b,cは、それぞれ2つのインピーダンス素子33,34に接続されている。インピーダンス素子33,34のRFスイッチ32と反対側の端部は、グランドに接続されている。
RFスイッチ32において、2つの第6の接点b,cのどちらを第5の接点aに電気的に接続するかを、外部から選択することが可能である。制御入力端C1,C2には、第6の接点b,cのどちらを第5の接点aに接続するのかを示す制御信号が入力される。RFスイッチ32の切り替え制御のため、回路部5には、制御用信号線35,36が接続されている。制御用信号線35は、RFスイッチ32の制御入力端C1に接続されており、制御用信号線36は、RFスイッチ32の制御入力端C2に接続されている。
インピーダンス素子33,34は、0Ω以上、50Ω以下の範囲で、互いに異なるインピーダンス値(例えば、抵抗値)を有する。上記のように、RFスイッチ3の接点bは、RFスイッチ3に対応するアンテナ1が使用されない場合に、アンテナ1を低インピーダンスで終端させるために使用される。RFスイッチ4の接点bは、RFスイッチ4に対応するアンテナ2が使用されない場合に、アンテナ2を低インピーダンスで終端させるために使用される。図5の変形例においては、インピーダンス素子33,34を選択的に切り替えることにより、使用されないアンテナが終端するインピーダンスの値を選択することが可能である。
回路部5は、RFスイッチ32の制御入力端C1,C2に可変レベルの複数の制御信号を供給することにより、RFスイッチ32の第5の接点aと所望の第6の接点bまたはcとを接続する。RFスイッチ32において接点b,cのいずれを接点aに接続するかを切り替える方法は、RFスイッチ3,4,6の各々において接点b,cのいずれを接点aに接続するかを切り替える方法と同じでよい。RFスイッチ32の切り替えにより、回路部5は、使用されないアンテナが終端するインピーダンス素子33または34を選択的に切り替え、インピーダンスの値を選択する。アンテナ1,2は、電磁気的な結合によって相互のアンテナ特性に影響を与える距離に近接して配置されているため、使用されないアンテナが終端するインピーダンスの値に応じて、使用されるアンテナの指向性は異なる。したがって、図5の変形例では、インピーダンス素子33または34を選択的に切り替えることによって、使用されるアンテナの指向性を制御することができる。
図5の例では、制御用信号線35,36は、制御用信号線12,13から独立して設けられている。但し、制御用信号線35を制御用信号線12に接続し、制御用信号線36を制御用信号線13に接続してもよい。この場合、例えば、アンテナ2が使用される際、使用されないアンテナ1がインピーダンス素子33に接続され、アンテナ1が使用される際、使用されないアンテナ2が他方のインピーダンス素子34に接続されるようにしてもよい。
図5の例では、RFスイッチ32は2つの第6の接点b,cを有し、2つのインピーダンス素子33,34が使用される。但し、RFスイッチ32は3つ以上の第6の接点を有してよく、これに応じて、3つ以上のインピーダンス素子が使用されてもよい。
図5の例では、RFスイッチ3の第2の接点bおよびRFスイッチ4の第2の接点cは、共通のインピーダンス装置30を介してグランドに接続されている。但し、RFスイッチ3,4の各々に個別のインピーダンス装置を接続してもよい。
第1実施形態および変形例において、2つの制御用信号線で伝送される2つの制御信号により、各RFスイッチが切り替えられる。但し、1つの制御用信号線で伝送される1つの制御信号によって各RFスイッチを切り替えて、上記と同等の効果を達成してもよい。
また、第1実施形態および変形例において、RFスイッチ3,4,6のすべてで同時に同じ符号を有する接点が選択される。すなわち、アンテナ2が使用される場合には、RFスイッチ3,4,6のすべてで接点bが選択され、アンテナ1が使用される場合には、RFスイッチ3,4,6のすべてで接点cが選択される。但し、上記と同等の効果が達成されるのであれば、接点の配列順序、および接点間の配線は限定されない。
<第2実施形態>
本実施形態では、アンテナ装置は4つのアンテナを有する。但し、本実施形態の4つのアンテナは、配列された多数のアンテナの4つと考えてよく、図示された4つのアンテナ以外のアンテナに同様の改良を施してよい。アンテナ装置は、送信アンテナ装置として使用してもよいし、受信アンテナ装置として使用してもよい。
<アンテナ装置の構成>
図6は、第2実施形態に係るアンテナ装置の概略図である。アンテナ装置は、4つのアンテナ41,42,43,44と、アンテナ41,42,43,44にそれぞれ接続された2つのRFスイッチ45,46,47,48とを有する。また、アンテナ装置は、回路部49と、回路部49に接続されておりRFスイッチ45,46,47,48のいずれかに選択的に接続されるRFスイッチ50とを有する。アンテナ41,42,43,44は、それぞれ異なる指向性を有する。アンテナ41,42,43,44は、電磁気的な結合によって相互のアンテナ特性に影響を与える距離に近接して配置されている。
RFスイッチ45,46,47,48の各々は、第1の接点aと、4つの第2の接点b〜eと、2つの制御入力端C1,C2を有する。アンテナ41は、RFスイッチ45の第1の接点aに接続され、アンテナ42は、RFスイッチ46の第1の接点aに接続されている。アンテナ43は、RFスイッチ47の第1の接点aに接続され、アンテナ44は、RFスイッチ48の第1の接点aに接続されている。アンテナ装置が送信アンテナ装置として使用される場合、第1の接点aはアンテナへのRF信号の出力側の接点であり、第2の接点b〜eはRF信号の入力側の接点である。アンテナ装置が受信アンテナ装置として使用される場合、第1の接点aはアンテナからのRF信号の入力側の接点であり、第2の接点b〜eはRF信号の出力側の接点である。RFスイッチ45,46,47,48の各々において、4つの第2の接点b〜eのどちらを第1の接点aに電気的に接続するかを、外部から選択することが可能である。制御入力端C1,C2には、第2の接点b〜eのどちらを第1の接点aに接続するのかを示す制御信号が入力される。
回路部49は、通信回路の機能と、RFスイッチ45,46,47,48,50の切り替え制御の機能を有する。アンテナ装置が送信アンテナ装置として使用される場合、回路部49は送信用のRF信号を生成して出力する。アンテナ装置が受信アンテナ装置として使用される場合、回路部49は、アンテナ41〜44のいずれか1つで受信されたRF信号を受信して、処理する。
RFスイッチ50は、第3の接点aと、4つの第4の接点b〜eと、2つの制御入力端C1,C2を有する。回路部49は、RF線路51を介してRFスイッチ50の第3の接点aに接続されている。アンテナ装置が送信アンテナ装置として使用される場合、第3の接点aは回路部49からのRF信号の入力側の接点であり、第4の接点b〜eはアンテナ側へのRF信号の出力側の接点である。アンテナ装置が受信アンテナ装置として使用される場合、第3の接点aは回路部49へのRF信号の出力側の接点であり、第4の接点b〜eはアンテナ側からのRF信号の入力側の接点である。RFスイッチ50において、4つの第4の接点b〜eのどちらを第3の接点aに電気的に接続するかを、外部から選択することが可能である。制御入力端C1,C2には、第4の接点b〜eのどちらを第3の接点aに接続するのかを示す制御信号が入力される。
RFスイッチ45の第2の接点eは、RF線路52を介して、RFスイッチ50の第4の接点eに接続されている。RFスイッチ46の第2の接点dは、RF線路53を介して、RFスイッチ50の第4の接点dに接続されている。RFスイッチ47の第2の接点cは、RF線路54を介して、RFスイッチ50の第4の接点cに接続されている。RFスイッチ48の第2の接点bは、RF線路55を介して、RFスイッチ50の第4の接点bに接続されている。
RFスイッチ45の第2の接点b,c,dは、RF線路56を介して、インピーダンス素子(例えば、抵抗器)57の一端に接続されており、インピーダンス素子57の他端はグランドに接続されている。RFスイッチ46の第2の接点b,c,eは、RF線路58を介して、インピーダンス素子59の一端に接続されており、インピーダンス素子59の他端はグランドに接続されている。RFスイッチ47の第2の接点b,d,eは、RF線路60を介して、インピーダンス素子61の一端に接続されており、インピーダンス素子61の他端はグランドに接続されている。RFスイッチ48の第2の接点c,d,eは、RF線路62を介して、インピーダンス素子63の一端に接続されており、インピーダンス素子63の他端はグランドに接続されている。インピーダンス素子57,59,61,63の各々のインピーダンス値(例えば、抵抗値)は、0Ω以上、50Ω以下であることが好ましい。RF線路51〜56,58,60,62の各々のインピーダンス値は、例えば50Ωである。
RFスイッチ45,46,47,48,50の切り替え制御のため、回路部49には、制御用信号線64,65が接続されている。制御用信号線64は、RFスイッチ45,46,47,48,50の制御入力端C1に接続されており、制御用信号線65は、RFスイッチ45,46,47,48,50の制御入力端C2に接続されている。
<使用アンテナの切り替え>
回路部49は、RFスイッチ45〜48,50の各々の切り替え制御を行うことにより、アンテナ41〜44のいずれか1つを選択的に使用する。回路部49は、RFスイッチ45〜48,50の制御入力端C1,C2にそれぞれ供給される複数の制御信号を供給する。これにより、回路部49は、RFスイッチ45〜48のうち使用されるアンテナに接続されたRFスイッチの第1の接点aと、当該RFスイッチの4つの第2の接点b〜eのうちRFスイッチ50に接続された1つの第2の接点とを接続する。同時に、回路部49は、RFスイッチ50の第3の接点aと、RFスイッチ50の4つの第4の接点b〜eのうち使用されるアンテナに接続されたRFスイッチに接続された第4の接点とを接続する。同時に、回路部49は、使用されない3つのアンテナに接続された3つのRFスイッチの各々の第1の接点aと、当該RFスイッチの4つの第2の接点b〜eのうちインピーダンス素子57,59,61または63に接続された第2の接点とを接続する。
図7を用いて、制御信号と、各RFスイッチで選択される端子の関係を説明する。ここで、RF−ctl1は、制御用信号線64を介して、各RFスイッチの制御入力端C1に供給される制御信号であり、RF−ctl2は、制御用信号線65を介して、各RFスイッチの制御入力端C2に供給される制御信号である。制御信号RF−ctl1,RF−ctl2の各々の電圧レベルは可変である。
回路部49が、制御信号RF−ctl1,RF−ctl2の電圧を3.3V(High)または0V(Low)に設定することにより、各RFスイッチにおいて接点b〜eのいずれを接点aに接続するかを切り替えることができる。別の観点からいえば、RFスイッチの各々は、当該RFスイッチの制御入力端C1,C2に供給された制御信号RF−ctl1,RF−ctl2の電圧レベルの組合せに応じて、当該RFスイッチにおいて接点aに接続する接点を接点b〜eから選択する。このようにして、回路部49は、各RFスイッチの制御入力端に制御信号を供給することにより、使用されるべきアンテナに接続されたRFスイッチ45〜48の各々の第1の接点aと、第2の接点b〜eのうち所望の第2の接点とを接続する。同時に、回路部49は、RFスイッチ50の第3の接点aと第4の接点b〜eのうち所望の第4の接点とを接続する。
具体的には、制御信号RF−ctl1を3.3Vに設定し、制御信号RF−ctl2を3.3Vに設定することで、RFスイッチ45〜48,50の各々では、接点aに接続する接点として接点bが選択される。この場合には、回路部49から、RF線路51、RFスイッチ50の接点a,b、RF線路55、RFスイッチ48の接点b,aを経て、アンテナ44までのRF信号経路が生成される。アンテナ装置が送信アンテナ装置として使用される場合、回路部49が供給したRF信号はこのRF信号経路を経てアンテナ44から電波として放射される。アンテナ装置が受信アンテナ装置として使用される場合、アンテナ44で受信されたRF信号が回路部49に供給される。
このようにアンテナ44が使用される場合、使用されないアンテナ41〜43の各々は、これに対応するRFスイッチの接点a,b、RF線路、インピーダンス素子を介して、グランドに接続される。したがって、これらのアンテナ41〜43は、低インピーダンスで終端される。アンテナ41〜44は、電磁気的な結合によって相互のアンテナ特性に影響を与えるように近接しているが、相互結合の影響は小さい。また、相互結合の影響を事前に把握することによって、アンテナ44の使用時の指向性はあらかじめ予測して設定しておくことができる。
制御信号RF−ctl1を3.3Vに設定し、制御信号RF−ctl2を0Vに設定することで、RFスイッチ45〜48,50の各々では、接点aに接続する接点として接点cが選択される。この場合には、図6に示すように、回路部49から、RF線路51、RFスイッチ50の接点a,c、RF線路54、RFスイッチ47の接点c,aを経て、アンテナ43までのRF信号経路が生成され、アンテナ43が使用される。制御信号RF−ctl1を0Vに設定し、制御信号RF−ctl2を3.3Vに設定することで、RFスイッチ45〜48,50の各々では、接点aに接続する接点として接点dが選択される。この場合には、回路部49からアンテナ42までのRF信号経路が生成され、アンテナ42が使用される。制御信号RF−ctl1を0Vに設定し、制御信号RF−ctl2を0Vに設定することで、RFスイッチ45〜48,50の各々では、接点aに接続する接点として接点eが選択される。この場合には、回路部49からアンテナ41までのRF信号経路が生成され、アンテナ41が使用される。
いずれの場合でも、使用されない各アンテナは、いずれかのインピーダンス素子を介して、グランドに接続され、低インピーダンスで終端される。アンテナ41,2は、電磁気的な結合によって相互のアンテナ特性に影響を与えるように近接しているが、相互結合の影響は小さい。また、相互結合の影響を事前に把握することによって、使用されるアンテナの使用時の指向性はあらかじめ予測して設定しておくことができる。
本実施形態によれば、アンテナ41〜44側のRFスイッチ45〜48と、回路部49との間にRFスイッチ50が介在することによって、RF線路にはスタブが存在しない。したがって、RF信号の相殺が発生しないので、RF信号の損失を低減することができる。また、使用しないアンテナを低インピーダンス短絡状態にすることで、近接して配置されるアンテナ間の相互結合の影響を弱め、使用するアンテナの指向性を容易に設定することが可能である。
回路部49は、上記のようにRFスイッチ45〜48,50を制御して、使用されるアンテナを切り替える。回路部49は、使用されるアンテナをアンテナ41,2から時分割で順次選択してもよい。
<第2実施形態の変形例>
第2実施形態においては、RFスイッチ45〜48の各々に1つのインピーダンス素子が接続されている。しかし、すべてのRFスイッチ45〜48の第2の接点b〜eのうちRFスイッチ50に接続されない第2の接点をすべて、1つの共通のインピーダンス素子に接続してもよい。あるいは、これらの第2の接点を複数の個別のインピーダンス素子に接続してもよい。
第2実施形態においては、RFスイッチ45〜48をグランドに接続するインピーダンス装置がインピーダンス素子57,59,61または63から構成される。しかし、第2実施形態の57,59,61,63の各々を、図5の変形例のインピーダンス装置30に置き換えてもよい。
第2実施形態において、2つの制御用信号線で伝送される2つの制御信号により、各RFスイッチが切り替えられる。但し、1つの制御用信号線で伝送される1つの制御信号によって各RFスイッチを切り替えて、上記と同等の効果を達成してもよい。
また、第2実施形態において、RFスイッチ45〜48,50のすべてで同時に同じ符号を有する接点が選択される。すなわち、アンテナ41が使用される場合には、RFスイッチ45〜48,50のすべてで接点eが選択され、アンテナ42が使用される場合には、RFスイッチ45〜48,50のすべてで接点dが選択される。アンテナ43が使用される場合には、RFスイッチ45〜48,50のすべてで接点cが選択され、アンテナ44が使用される場合には、RFスイッチ45〜48,50のすべてで接点bが選択される。但し、上記と同等の効果が達成されるのであれば、接点の配列順序、および接点間の配線は限定されない。
<第3実施形態>
本実施形態は、第2実施形態の修正であって、ここではRFスイッチ45〜48の接点が相互に接続されている。本実施形態の4つのアンテナは、配列された多数のアンテナの4つと考えてよく、図示された4つのアンテナ以外のアンテナに同様の改良を施してよい。アンテナ装置は、送信アンテナ装置として使用してもよいし、受信アンテナ装置として使用してもよい。
<アンテナ装置の構成>
図8は、第3実施形態に係るアンテナ装置の概略図である。図7と共通する構成要素を示すために同一の符号が使用されている。
本実施形態では、RFスイッチ45〜48の各々において、第2の接点b〜eの1つがRFスイッチ50に接続され、第2の接点b〜eの他の1つがインピーダンス素子を介してグランドに接続されている。また、第2の接点b〜eのうちRFスイッチ50にもインピーダンス素子にも接続されていない第2の接点が、他のRFスイッチ45〜48の第2の接点b〜eのうちRFスイッチ50にもインピーダンス素子にも接続されていない第2の接点に接続されている。
具体的には、RFスイッチ45の第2の接点eは、RF線路52を介して、RFスイッチ50の第4の接点eに接続されている。RFスイッチ46の第2の接点dは、RF線路53を介して、RFスイッチ50の第4の接点dに接続されている。RFスイッチ47の第2の接点cは、RF線路54を介して、RFスイッチ50の第4の接点cに接続されている。RFスイッチ48の第2の接点bは、RF線路55を介して、RFスイッチ50の第4の接点bに接続されている。
RFスイッチ45の第2の接点bは、RF線路56を介して、インピーダンス素子57の一端に接続されており、インピーダンス素子57の他端はグランドに接続されている。RFスイッチ46の第2の接点eは、RF線路58を介して、インピーダンス素子59の一端に接続されており、インピーダンス素子59の他端はグランドに接続されている。RFスイッチ47の第2の接点dは、RF線路60を介して、インピーダンス素子61の一端に接続されており、インピーダンス素子61の他端はグランドに接続されている。RFスイッチ48の第2の接点cは、RF線路62を介して、インピーダンス素子63の一端に接続されており、インピーダンス素子63の他端はグランドに接続されている。
RFスイッチ45の第2の接点cは、RF線路66を介して、RFスイッチ46の第2の接点cに接続されている。RFスイッチ45の第2の接点dは、RF線路69を介して、RFスイッチ48の第2の接点dに接続されている。RFスイッチ46の第2の接点bは、RF線路67を介して、RFスイッチ47の第2の接点bに接続されている。RFスイッチ47の第2の接点eは、RF線路68を介して、RFスイッチ48の第2の接点eに接続されている。
<使用アンテナの切り替え>
回路部49は、RFスイッチ45〜48,50の各々の切り替え制御を行うことにより、アンテナ41〜44のいずれか1つを選択的に使用する。回路部49は、RFスイッチ45〜48,50の制御入力端C1,C2にそれぞれ供給される複数の制御信号を供給する。これにより、回路部49は、RFスイッチ45〜48のうち使用されるアンテナに接続されたRFスイッチの第1の接点aと、当該RFスイッチの4つの第2の接点b〜eのうちRFスイッチ50に接続された1つの第2の接点とを接続する。同時に、回路部49は、RFスイッチ50の第3の接点aと、RFスイッチ50の4つの第4の接点b〜eのうち使用されるアンテナに接続されたRFスイッチに接続された第4の接点とを接続する。
RFスイッチ45〜48,50の切り替えの方法は、第2実施形態と同じでよい。制御信号RF−ctl1,RF−ctl2と、各RFスイッチで選択される端子の関係は図7と同じである。但し、本実施形態では、使用されないアンテナに対応するRFスイッチ45〜48での第2の接点b〜eの接続先が第2実施形態と異なる。
具体的には、制御信号RF−ctl1を3.3Vに設定し、制御信号RF−ctl2を3.3Vに設定することで、RFスイッチ45〜48,50の各々では、接点aに接続する接点として接点bが選択される。この場合には、回路部49から、RF線路51、RFスイッチ50の接点a,b、RF線路55、RFスイッチ48の接点b,aを経て、アンテナ44までのRF信号経路が生成され、アンテナ44が使用される。
このようにアンテナ44が使用される場合、アンテナ41に対応するRFスイッチ45では、接点aが接点bに接続されて、アンテナ41がインピーダンス素子57を介してグランドに接続される。アンテナ42に対応するRFスイッチ46では、接点aが接点bに接続され、アンテナ43に対応するRFスイッチ47では、接点aが接点bに接続されるので、使用されないアンテナ42,43がRF線路67を介して接続される。アンテナ41〜44は、電磁気的な結合によって相互のアンテナ特性に影響を与えるように近接しているので、使用されないアンテナ42,43は、使用されるアンテナ44の無給電素子として動作する。したがって、使用されるアンテナ44の指向性は、低インピーダンスで終端したアンテナ41と、無給電素子であるアンテナ42,43に影響される。このような相互結合の影響を事前に把握することによって、アンテナ44の使用時の指向性はあらかじめ予測して設定しておくことができる。
制御信号RF−ctl1を3.3Vに設定し、制御信号RF−ctl2を0Vに設定することで、RFスイッチ45〜48,50の各々では、接点aに接続する接点として接点cが選択される。この場合には、図8に示すように、回路部49から、RF線路51、RFスイッチ50の接点a,c、RF線路54、RFスイッチ47の接点c,aを経て、アンテナ43までのRF信号経路が生成され、アンテナ43が使用される。
このようにアンテナ43が使用される場合、アンテナ44に対応するRFスイッチ48では、接点aが接点cに接続されて、アンテナ44がインピーダンス素子63を介してグランドに接続される。アンテナ41に対応するRFスイッチ45では、接点aが接点cに接続され、アンテナ42に対応するRFスイッチ46では、接点aが接点cに接続されるので、使用されないアンテナ41,42がRF線路66を介して接続される。使用されないアンテナ41,42は、使用されるアンテナ43の無給電素子として動作する。したがって、使用されるアンテナ43の指向性は、低インピーダンスで終端したアンテナ44と、無給電素子であるアンテナ41,42に影響される。このような相互結合の影響を事前に把握することによって、アンテナ43の使用時の指向性はあらかじめ予測して設定しておくことができる。
制御信号RF−ctl1を0Vに設定し、制御信号RF−ctl2を3.3Vに設定することで、RFスイッチ45〜48,50の各々では、接点aに接続する接点として接点dが選択される。この場合には、回路部49からアンテナ42までのRF信号経路が生成され、アンテナ42が使用される。
このようにアンテナ42が使用される場合、アンテナ43に対応するRFスイッチ47では、接点aが接点dに接続されて、アンテナ43がインピーダンス素子61を介してグランドに接続される。アンテナ41に対応するRFスイッチ45では、接点aが接点dに接続され、アンテナ44に対応するRFスイッチ48では、接点aが接点dに接続されるので、使用されないアンテナ41,44がRF線路69を介して接続される。使用されないアンテナ41,44は、使用されるアンテナ42の無給電素子として動作する。したがって、使用されるアンテナ42の指向性は、低インピーダンスで終端したアンテナ43と、無給電素子であるアンテナ41,44に影響される。このような相互結合の影響を事前に把握することによって、アンテナ42の使用時の指向性はあらかじめ予測して設定しておくことができる。
制御信号RF−ctl1を0Vに設定し、制御信号RF−ctl2を0Vに設定することで、RFスイッチ45〜48,50の各々では、接点aに接続する接点として接点eが選択される。この場合には、回路部49からアンテナ41までのRF信号経路が生成され、アンテナ41が使用される。
このようにアンテナ41が使用される場合、アンテナ42に対応するRFスイッチ46では、接点aが接点eに接続されて、アンテナ42がインピーダンス素子59を介してグランドに接続される。アンテナ43に対応するRFスイッチ47では、接点aが接点eに接続され、アンテナ44に対応するRFスイッチ48では、接点aが接点eに接続されるので、使用されないアンテナ43,44がRF線路68を介して接続される。使用されないアンテナ43,44は、使用されるアンテナ41の無給電素子として動作する。したがって、使用されるアンテナ41の指向性は、低インピーダンスで終端したアンテナ42と、無給電素子であるアンテナ43,44に影響される。このような相互結合の影響を事前に把握することによって、アンテナ41の使用時の指向性はあらかじめ予測して設定しておくことができる。
本実施形態によれば、アンテナ41〜44側のRFスイッチ45〜48と、回路部49との間にRFスイッチ50が介在することによって、RF線路にはスタブが存在しない。したがって、RF信号の相殺が発生しないので、RF信号の損失を低減することができる。また、使用しない複数のアンテナを任意の組合せで無給電素子または低インピーダンス終端状態にすることで、近接して配置されるアンテナ間の相互結合の影響を弱め、使用するアンテナの指向性を制御することが可能となる。
回路部49は、上記のようにRFスイッチ45〜48,50を制御して、使用されるアンテナを切り替える。回路部49は、使用されるアンテナをアンテナ41,2から時分割で順次選択してもよい。
<第3実施形態の変形例>
第3実施形態においても第2実施形態の変形例が利用可能である。
<アンテナの実装>
図9は、第2実施形態または第3実施形態に係るアンテナ装置のアンテナ41〜44をアンテナ基板71に実装した例を示す平面図である。
アンテナ基板71は、グランド領域72およびアンテナ領域73から構成され、アンテナ領域73はアンテナ基板71の四隅に配置されている。4つのアンテナ領域73には、それぞれアンテナ41〜44が配置される。したがって、アンテナ41〜44は、アンテナ基板71に実装された平面アンテナである。グランド領域72には、アンテナ以外のRFスイッチ、RF線路、インピーダンス素子、制御用信号線等が配置される(非図示)。
アンテナ基板71の素材、形状、層構成等は限定されない。隣接するアンテナ領域73の間隔Xおよび間隔Yは、アンテナで送信または受信される電波の波長の1/4より小さい。したがって、アンテナ41〜43は、電磁気的な結合によって相互のアンテナ特性に影響を与える距離に近接して配置されている。
第1実施形態に係るアンテナ装置のアンテナ1,2も平面アンテナとしてアンテナ基板に実装してよい。
<他の変形例>
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記の説明は本発明を限定するものではなく、本発明の技術的範囲において、構成要素の削除、追加、置換を含む様々な変形例が考えられる。例えば、RF信号を送信または受信する回路部5とは別の制御回路を用いて、RFスイッチを切り替えてもよい。アンテナの数は、上記の実施形態に限定されず、3でもよいし5以上でもよい。尚、上述の各実施形態で用いられるアンテナは、アンテナ装置の使用用途に応じて任意の周波数(2.4GHz帯域や5GHz帯域等)において共振するアンテナである。
1,2,41,42,43,44 アンテナ
3,4,6,45,46,47,48,50 RFスイッチ
8,9,52,53,54,55 RF線路
11,22,24,57,59,61,63 インピーダンス素子
30 インピーダンス装置
5,49 回路部
a,b,c,d,e 接点

Claims (10)

  1. 複数のアンテナと、
    各々が第1の接点と複数の第2の接点を有しており、前記第1の接点が前記複数のアンテナのいずれかに接続された複数の第1のスイッチと、
    前記複数のアンテナのいずれかを使用して高周波信号を送信または受信する通信回路と、
    第3の接点と複数の第4の接点を有しており、前記通信回路に前記第3の接点が接続された第2のスイッチと、
    各信号線路がいずれかの前記第1のスイッチの前記第2の接点のいずれかと、前記第2のスイッチの前記複数の第4の接点のいずれかを接続する、複数の信号線路と、
    前記複数の第2の接点のうち前記第2のスイッチに接続されていない第2の接点に接続された一端と、グランドに接続された他端とを有する少なくとも1つのインピーダンス装置と、
    前記複数のアンテナのうち高周波信号の送信または受信に使用されるアンテナに接続された第1のスイッチの前記第1の接点と、当該第1のスイッチの前記複数の第2の接点のうち前記第2のスイッチに接続された第2の接点とを接続し、前記第2のスイッチの前記第3の接点と、当該第2のスイッチの前記複数の第4の接点のうち前記使用されるアンテナに接続された第1のスイッチに接続された第4の接点とを接続する制御手段と、
    を有することを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記制御手段は、高周波信号の送信または受信に使用されないアンテナに接続された第1のスイッチの前記第1の接点と、当該第1のスイッチの前記複数の第2の接点のうち前記インピーダンス装置に接続された第2の接点とを接続する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記制御手段は、前記使用されるアンテナを前記複数のアンテナから時分割で順次選択する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記インピーダンス装置は、一つのインピーダンス素子から構成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記インピーダンス装置は、異なるインピーダンス値を有する複数のインピーダンス素子と、第3のスイッチとを有し、
    前記第3のスイッチは、第5の接点と複数の第6の接点を有しており、前記第5の接点は、前記複数の第2の接点のうち前記第2のスイッチに接続されていない第2の接点に接続され、前記複数の第6の接点は、それぞれ前記複数のインピーダンス素子に接続され、
    前記複数のインピーダンス素子は、それぞれグランドに接続されている、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  6. 少なくとも3つのアンテナを備え、
    各第1のスイッチは、少なくとも3つの第2の接点を有し、
    前記第2のスイッチは、少なくとも3つの第4の接点を有し、
    各第1のスイッチにおいて、前記第2のスイッチにも前記インピーダンス装置にも接続されていない第2の接点が、他の第1のスイッチにおいて、前記第2のスイッチにも前記インピーダンス装置にも接続されていない第2の接点に接続されている、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記複数の第1のスイッチの各々は制御入力端を有し、前記第2のスイッチは制御入力端を有し、
    前記制御手段は、前記複数の第1のスイッチの前記制御入力端と、前記第2のスイッチの前記制御入力端に制御信号を供給することにより、前記使用されるアンテナに接続された第1のスイッチの前記第1の接点と所望の第2の接点とを接続し、前記第2のスイッチの前記第3の接点と所望の第4の接点とを接続する、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  8. 前記複数の第1のスイッチの各々は複数の制御入力端を有し、前記第2のスイッチは複数の制御入力端を有し、
    前記制御手段は、前記複数の第1のスイッチの前記複数の制御入力端に可変レベルの複数の制御信号を供給し、前記第2のスイッチの前記複数の制御入力端に可変レベルの複数の制御信号を供給し、
    前記複数の第1のスイッチの各々は、当該第1のスイッチの前記複数の制御入力端に供給された複数の制御信号のレベルの組合せに応じて、当該第1のスイッチにおいて前記第1の接点に接続する第2の接点を選択し、
    前記第2のスイッチは、前記第2のスイッチの前記複数の制御入力端に供給された複数の制御信号のレベルの組合せに応じて、前記第2のスイッチにおいて前記第1の接点に接続する第2の接点を選択する、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  9. 前記複数の第1のスイッチの各々は制御入力端を有し、前記第2のスイッチは制御入力端を有し、前記第3のスイッチは、制御入力端を有し、
    前記制御手段は、前記複数の第1のスイッチの前記制御入力端と、前記第2のスイッチの前記制御入力端と、前記第3のスイッチの前記制御入力端に制御信号を供給することにより、前記使用されるアンテナに接続された第1のスイッチの前記第1の接点と所望の第2の接点とを接続し、前記第2のスイッチの前記第3の接点と所望の第4の接点とを接続し、前記第3のスイッチの前記第5の接点と所望の第6の接点とを接続する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のアンテナ装置。
  10. 前記複数のアンテナは、基板に実装された平面アンテナであり、
    隣接する前記アンテナの間隔は、前記アンテナで送信または受信される電波の波長の1/4より小さい、
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
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