JP2019202683A - 車両用視認装置 - Google Patents

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直樹 野畑
智宣 市川
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Abstract

【課題】車両周辺の撮影画像に重ねて報知情報を表示する際に、報知情報を目立たせることが可能な車両用視認装置を提供することを目的とする。【解決手段】車両周辺の撮影画像を表示する液晶モニタ14Dと、光が透過可能な表示面を有し、液晶モニタ14Dの表示面側に配置されて、予め定めた報知情報が表示される透過モニタ14A〜Cと、を備える。そして、緊急性が高い報知情報を乗員側の透過モニタ14Aに表示し、位置精度が必要な報知情報を液晶モニタ14D側の透過モニタ14Cに表示し、他の報知情報を中央の透過モニタ14Bに表示する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両周辺を撮影して撮影画像を表示することにより車両周辺を視認する車両用視認装置に関する。
車両周辺の撮影画像を表示して車両周辺を視認する車両用視認装置としては、例えば、特許文献1に記載の技術が提案されている。
特許文献1には、運転者から見える前方または周囲の景色に重ねて表示される情報を出力する情報出力装置が提案されている。具体的には、車両の運転者から見える前方または周囲の景色に重ねて情報を表示するに際して、景色の中で情報が重ねて表示される領域内の色についての情報(色情報)を検出する。そして、検出した色情報に基づいて情報の表示色を決定して、決定した表示色で情報を出力する。これにより、情報が重ねて表示される領域に対して目立ち易い表示色で情報を出力することができるので、運転者が容易に認識可能な態様で情報を表示することが可能となる。
特開2016−136326号公報
特許文献1の技術では、乗員へ報知する情報を表示する背景の色に応じて報知する情報の色を決定して表示するが、警告などの報知情報を報知する際には、目立ち易くするために、報知情報の明るさを変える等の表示状態の変更を行う必要がある。しかしながら、表示部の一部の明るさなどの表示状態を変更することが難しく、報知情報を目立つよう表示するためには改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、車両周辺の撮影画像に重ねて報知情報を表示する際に、報知情報を目立たせることが可能な車両用視認装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1の態様は、車両周辺の撮影画像を表示する表示部と、光が透過可能な表示面を有し、前記表示部の表示面側に配置され、予め定めた報知情報を表示する透過表示部と、を備える。
第1の態様によれば、表示部には、車両周辺の撮影画像が表示される。すなわち、表示部に表示された撮影画像によって車両周辺を視認することができる。
また、透過表示部は、光が透過可能な表示面を有し、表示部の表示面側に配置されて、予め定めた報知情報が表示される。すなわち、透過表示部は、光が透過可能であるため、透過表示部を介して撮影画像を視認することができ、撮影画像に報知情報を重ねて表示することができる。そして、表示部とは異なる透過表示部に報知情報を表示するので、撮影画像とは異なる表示状態で報知情報を表示することが可能であるため、撮影画像に対して報知情報を目立たせることが可能となる。
例えば、透過表示部は、撮影画像より報知情報を明るく表示してもよい。これにより、撮影画像に対して報知情報を目立たせることができる。
また、透過表示部は、報知情報を表示する際にちらつきを発生させて表示してもよい。これによっても、ちらつきにより報知情報を撮影画像に対して目立たせることが可能となる。
なお、透過表示部を複数有し、それぞれ表示面を重ねて配置し、かつ乗員側の透過表示部ほど緊急性の高い報知情報を表示してもよい。これにより、緊急性が高い報知情報ほど乗員側の透過表示部に表示されるので、緊急性が高い報知情報ほど目立ちやすくなる。
また、透過表示部を複数有し、それぞれ表示面を重ねて配置し、かつ乗員側の透過表示部ほど高輝度で報知情報を表示してもよい。これにより、乗員側の透過表示部ほど目立つ報知情報を表示することが可能となる。
さらに、透過表示部を複数有し、それぞれ表示面を重ねて配置し、かつ表示部に隣り合う透過表示部に表示の位置精度が必要な報知情報を表示してもよい。これにより、乗員側の透過表示部に表示の位置精度が必要な報知情報を表示するよりも報知情報を表示する際の位置精度を高めることが可能となる。
以上説明したように本発明によれば、車両周辺の撮影画像に重ねて報知情報を表示する際に、報知情報を目立たせることが可能な車両用視認装置を提供できる、という効果がある。
本実施形態に係る車両用視認装置の概略構成を示す図である。 本実施形態に係る車両用視認装置のモニタの構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る車両用視認装置の制御系の構成を示すブロック図である。 (A)は位置情報の表示制御における液晶モニタに表示する撮影画像の一例を示す図であり、(B)は液晶モニタ側の透過モニタに表示する枠画像の一例を示す図であり、(C)は中央の透過モニタの非表示を示す図であり、(D)は乗員側の透過モニタの非表示を示す図であり、(E)は(A)〜(D)を重ねてモニタとして見える画像例を示す図である。 (A)は警告情報の表示制御における液晶モニタに表示する撮影画像の一例を示す図であり、(B)は液晶モニタ側の透過モニタの非表示を示す図であり、(C)は中央の透過モニタの非表示を示す図であり、(D)は乗員側の透過モニタに表示する警告画像の一例を示す図であり、(E)は(A)〜(D)を重ねてモニタとして見える画像例を示す図である。 (A)はレーンはみ出しを警告する警告情報の表示制御における液晶モニタに表示する撮影画像の一例を示す図であり、(B)は液晶モニタ側の透過モニタの非表示を示す図であり、(C)は中央の透過モニタに表示する警告画像の一例を示す図であり、(D)は乗員側の透過モニタの非表示を示す図であり、(E)は(A)〜(D)を重ねてモニタとして見える画像例を示す図である。 本実施形態に係る車両用視認装置の制御装置で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 緊急性、輝度、及びフリッカ度合いをモニタ毎に予め定めた例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る車両用視認装置の概略構成を示す図である。
本実施形態に係る車両用視認装置は、後側方カメラ12、及びモニタ14が車両の左右に対応してそれぞれ設けられている。
後側方カメラ12は、車両のサイドドア(フロントサイドドア、図示省略)の上下方向中間部の車両前側端に外側に設置されて車両後側方を撮影する。後側方カメラ12は、支持体としての略直方体形箱状の筐体13に設けられており、レンズが車両後側方に向けて配置され、車両の後側方を撮影する。筐体13の車幅方向内側端部は、サイドドアに取付けられており、筐体13がサイドドア(車体側)に車両前後方向に回動可能に支持されている。
モニタ14は、フロントピラーの下端付近に設けられ、後側方カメラ12の後側方撮影画像を主に表示する。すなわち、アウターミラーの代わりとされ、モニタ14を確認することにより、車両後側方を視認することができる。
モニタ14は、詳細には、図2に示すように、複数(本実施形態では3つ)の透過表示部としての透過モニタ14A〜14C、及び表示部としての液晶モニタ14Dを含んで構成されている。各透過モニタ14A〜14Cは、それぞれ光が透過可能な表示面を有しており、ケース15A、15B内にそれぞれの表示面を重ねて液晶モニタ14Dの表示面側に配置されている。すなわち、光が透過可能な表示面がそれぞれ重ねて配置されているので、各表示面に表示された画像を重ねて視認することができる。光が透過可能な表示面とされた各透過モニタ14A〜14Cとしては、例えば、透明有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイや透過型液晶ディスプレイ等を適用することが可能である。或いは、単純なセグメントを表示するディスプレイを適用してもよい。なお、液晶モニタ14Dの代わりに、他の透過モニタ14A〜14Cと同様の透過モニタを適用してもよい。また、本実施形態では、3つの透過モニタ14A〜14Cを備える例を説明するが、3つに限るものではなく、1以上であればよい。
続いて、本実施形態に係る車両用視認装置10の制御系の構成について説明する。図3は、本実施形態に係る車両用視認装置10の制御系の構成を示すブロック図である。
車両用視認装置10は、制御装置18を備えており、制御装置18は、後側方カメラ12によって撮影された撮影画像の液晶モニタ14Dへの表示を制御する。
制御装置18は、CPU18A、ROM18B、RAM18C、及びI/O(入出力インタフェース)18Dがそれぞれバス18Eに接続されたマイクロコンピュータで構成されている。
ROM18Bには、後側方カメラ12の後側方撮影画像を液晶モニタ14Dに表示するための表示制御等を行うための各種プログラムが記憶されている。ROM18Bに記憶されたプログラムをRAM18Cに展開してCPU18Aが実行することにより、モニタ14への表示制御が行われる。
I/O18Dには、後側方カメラ12、報知用モニタ制御部20、液晶モニタ14D、及び操作部16が接続されている。
後側方カメラ12は、車両後側方を撮影することによって後側方撮影画像を得る。撮影によって得られた後側方撮影画像は、後側方カメラ12の撮影結果として制御装置18に出力する。
報知用モニタ制御部20は、複数の透過モニタ14A〜14Cが接続されており、複数の透過モニタ14A〜14Cへの報知情報の表示を制御する。報知用モニタ制御部20は、制御装置18と基本的に同様の構成であるため詳細な説明は省略するが、マイクロコンピュータで構成され、ROMに記憶されたプログラムを実行することにより透過モニタ14A〜14Cへの報知情報の表示制御を行う。報知情報としては、例えば、周辺の車両や障害物などの対象物の接近を表す警告情報を適用してもよい。或いは、周辺の車両や自転車、歩行者等の対象物の位置を表す位置情報を適用してもよい。また、各透過モニタ14A〜14Cへの表示制御については詳細は後述する。
報知用モニタ制御部20は、例えば、ミリ波レーダ装置やマイクロ波レーダ装置等の電波レーダや、カメラなどを用いて周辺の車両や自転車、歩行者、障害物などを検出する周辺監視装置などが接続されている。そして、報知用モニタ制御部20は、周辺監視装置等から報知情報を取得して透過モニタ14A〜14Cへの表示を制御する。
液晶モニタ14Dは、後側方カメラ12によって撮影された後側方撮影画像を表示する。なお、後側方撮影画像を液晶モニタ14Dに表示する際には、撮影画像の左右を反転する鏡像変換等の画像処理を行って表示するが、以下の説明では、説明を簡略化するために鏡像変換等の画像処理を省略して説明する場合がある。
操作部16は、モニタ14に表示される画像の表示位置、すなわち、後側方の視認範囲の変更の指示等を行う。操作部16は、例えば、視認範囲の車幅方向への変更指示や、車両上下方向への変更指示等を行うためのスイッチやセンサや、視認範囲の拡大や縮小の変更指示を行うスイッチやセンサ、視認範囲を変更する対象のモニタ14(左または右)を指示するためのスイッチ等を備える。また、操作部16は、後側方の視認範囲の変更の指示等が乗員によって行われると、変更指示信号を制御装置18に出力する。操作部16は、具体的には、左スイッチ、右スイッチ、及び方向指示部等を含む。すなわち、左スイッチまたは右スイッチによって視認範囲を変更するモニタ14に対応する方向(左または右)を指示し、方向指示部によって視認範囲の変更方向(車幅方向及び車両上下方向)を指示する。なお、視認範囲の変更については音声入力による変更指示を可能としてもよい。
なお、制御装置18は、車両の左右に対応して一対設けてもよい。この場合には、それぞれ相互通信可能なようにそれぞれのI/O18Dに他方の制御装置18が接続される。また、制御装置18は1つとして、左右のそれぞれの後側方カメラ12やモニタ14を制御する形態としてもよい。
続いて、報知用モニタ制御部20で行われる報知情報の透過モニタ14A〜14Cへの表示制御について説明する。
報知用モニタ制御部20は、上述したように、周辺の車両や障害物等の対象物の接近などの警告情報や、周辺の車両や自転車、歩行者等の対象物の位置を表す位置情報などの報知情報の表示制御等を行う。
具体的には、周辺の車両や自転車、歩行者等の位置を表す位置情報の表示制御では、各種レーダやカメラ等によって車両や自転車、歩行者等の対象物を周辺監視装置が検出する。そして、報知用モニタ制御部20が、液晶モニタ14Dに表示された撮影画像中の検出した対象物を囲う枠画像を報知情報として、対象物に追従して表示する制御を行う。この場合には、後側方カメラ12によって撮影された撮影画像を、図4(A)に示すように、液晶モニタ14Dに表示する。また、図4(B)に示すように、液晶モニタ14D側の透過モニタ14Cに撮影画像中の車両及び歩行者に対応する枠画像30を報知情報として表示する。また、中央の透過モニタ14Bは図4(C)に示すように非表示とし、かつ乗員側の透過モニタ14Aも図4(D)に示すように非表示とする。これにより、モニタ14としては、透過モニタ14A〜14Cは光を透過するので、図4(E)に示すように、撮影画像中の後方車両及び自転車が枠画像30に囲われて表示される。ここで、液晶モニタ14Dに最も近い液晶モニタ14D側の透過モニタ14Cに枠画像30を表示することで、他の透過モニタ14A、14Bに枠画像30を表示する場合よりも後方車両や自転車等の対象物との位置ずれが抑制される。換言すれば、位置精度が必要な報知情報を液晶モニタ14Dに隣り合う、液晶モニタ14D側の透過モニタ14Cに表示するようになっている。
また、周辺の車両や障害物などの対象物の接近などの警告情報の表示制御においても、各種レーダやカメラ等によって周辺の対象物を周辺監視装置が検出する。そして、報知用モニタ制御部20が、検出した対象物の方向を表す警告画像を報知情報として表示する制御を行う。この場合には、後側方カメラ12によって撮影された撮影画像を、図5(A)に示すように、液晶モニタ14Dに表示する。また、図5(D)に示すように、接近する対象物の方向を表す警告画像32を乗員側の透過モニタ14Aの予め定めた位置に表示し、中央の透過モニタ14Bは図5(C)に示すように非表示とし、かつ液晶モニタ14D側の透過モニタ14Cも図5(B)に示すように非表示とする。これにより、モニタ14としては、透過モニタ14A〜14Cは光を透過するので、図5(E)に示すように、撮影画像に重ねて警告画像32が表示される。なお、警告画像32の表示位置は、接近する対象物の方向に対応する位置に表示してもよい。
また、報知用モニタ制御部20は、上記以外にレーンのはみ出しを警告する警告情報を報知情報として表示する場合もある。例えば、前方や後方を撮影するカメラを用いてレーンのはみ出しまたはレーンをはみ出す可能性があることを検出するレーン検出装置を周辺監視装置として報知用モニタ制御部20に接続し、レーン検出装置が、撮影画像からレーンのはみ出しやはみ出す可能性があることを検出する。そして、報知用モニタ制御部20が、レーンのはみ出しまたははみ出す可能性があることが検出された場合に警告画像を警告情報として表示する制御を行う。この場合には、後側方カメラ12によって撮影された撮影画像を、図6(A)に示すように、液晶モニタ14Dに表示する。また、図6(C)に示すように、レーンのはみ出しまたははみ出す可能性があることを表す警告画像34を中央の透過モニタ14Bの予め定めた位置に表示し、液晶モニタ14D側の透過モニタ14Cは図6(B)に示すように非表示とし、かつ乗員側の透過モニタ14Aも図6(D)に示すように非表示とする。これにより、モニタ14としては、透過モニタ14A〜14Cは光を透過するので、図6(E)に示すように、撮影画像に重ねて警告画像34が表示される。
なお、報知情報を透過モニタ14A〜14Cに表示する際には、液晶モニタ14Dに表示される撮影画像と異なる表示状態で表示することにより、報知情報を目立たせることが可能となる。異なる表示状態としては、例えば、液晶モニタ14Dに表示する撮影画像よりも透過モニタ14A〜14Cに表示する報知情報を高輝度で表示してもよい。これにより、報知情報を目立たせることが可能となる。また、この場合、緊急性が高い報知情報ほど明るく表示してもよい。例えば、緊急性が高いほど乗員に近い側の透過モニタに表示し、乗員に近い側の透過モニタほど明るく表示してもよい。
続いて、上述のように構成された本実施形態に係る車両用視認装置10の報知用モニタ制御部20で行われる具体的な表示制御について説明する。図7は、本実施形態に係る車両用視認装置10の報知用モニタ制御部20で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図7の表示制御は、例えば、図示しないイグニッションスイッチ(IG)がオンされた場合に、ROM18Bに予め記憶された表示制御プログラムを実行することにより開始する。
ステップ100では、報知用モニタ制御部20が、報知情報があるか否かを判定する。該判定は、例えば、上述の後方車両や自転車等の対象物、接近する対象物、またはレーンのはみ出し若しくはレーンのはみ出す可能性があることを検出したか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ100へ移行し、否定された場合にはステップ114へ移行する。
ステップ102では、報知用モニタ制御部20が、報知内容を取得してステップ104へ移行する。本実施形態では、例えば、枠画像30を表示するための対象物の位置情報、接近する対象物を警告する警告情報、またはレーンのはみ出しやはみ出す可能性があることを表す警告情報を周辺監視装置等から取得する。
ステップ104では、報知用モニタ制御部20が、報知内容の緊急性が高いか否かを判定する。例えば、接近する対象物がある場合、レーンのはみ出し若しくははみ出す可能性がある場合、対象物の枠画像を表示する場合の順に緊急性の高さを予め定めて、接近する対象物がある場合を緊急性が高いと判定する。該判定が肯定された場合にはステップ106へ移行し、否定された場合にはステップ108へ移行する。
ステップ106では、報知用モニタ制御部20が、乗員側の透過モニタ14Aに報知情報を表示して上述のステップ100に戻って上述の処理を繰り返す。例えば、上述したように、図5(D)に示すように、接近する対象物の方向を表す警告画像32を乗員側の透過モニタ14Aの予め定めた位置に表示し、中央の透過モニタ14Bは図5(C)に示すように非表示とし、かつ液晶モニタ14D側の透過モニタ14Cも図5(A)に示すように非表示とする。これにより、モニタ14としては、透過モニタ14A〜14Cは光を透過するので、図5(E)に示すように、撮影画像に重ねて警告画像32が表示される。
ステップ108では、報知用モニタ制御部20が、表示位置精度が高いか否かを判定する。該判定は、本実施形態では、報知内容が枠画像30の表示であるか否かを判定する。枠画像30の表示の場合には、該判定が肯定されてステップ110へ移行し、該判定が否定された場合にはステップ112へ移行する。
ステップ110では、報知用モニタ制御部20が、液晶モニタ14D側の透過モニタ14Cに枠画像30を報知情報として表示して上述のステップ100に戻って上述の処理を繰り返す。例えば、上述したように、図4(B)に示すように、液晶モニタ14D側の透過モニタ14Cに撮影画像中の車両及び歩行者に対応する枠画像30を報知情報として表示し、中央の透過モニタ14Bは図4(C)に示すように非表示とし、かつ乗員側の透過モニタ14Aも図4(D)に示すように非表示とする。これにより、モニタ14としては、透過モニタ14A〜14Cは光を透過するので、図4(E)に示すように、撮影画像中の後方車両及び自転車が枠画像30に囲われて表示される。
また、ステップ112では、報知用モニタ制御部20が、中央の透過モニタ14Bに報知情報を表示して上述のステップ100に戻って上述の処理を繰り返す。例えば、上述したように、図6(C)に示すように、レーンのはみ出しまたははみ出す可能性があることを表す警告画像34を中央の透過モニタ14Bの予め定めた位置に表示し、液晶モニタ14D側の透過モニタ14Cは図6(B)に示すように非表示とし、かつ乗員側の透過モニタ14Aも図6(D)に示すように非表示とする。これにより、モニタ14としては、透過モニタ14A〜14Cは光を透過するので、図6(E)に示すように、撮影画像に重ねて警告画像34が表示される。
一方、ステップ114では、報知用モニタ制御部20が、報知情報を表示中であるか否かを判定する。該判定は、ステップ106、ステップ110、またはステップ112が既に実行されて報知情報を表示中であるか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ116へ移行し、否定された場合にはステップ100に戻って上述の処理を繰り返す。
ステップ116では、報知用モニタ制御部20が、報知情報を表示終了してステップ100に戻って上述の処理を繰り返す。
このように、本実施形態では、液晶モニタ14Dの表示面側に光が透過する透過モニタ14A〜14Cを配置して、上述のように処理を行うことで、車両周辺の撮影画像に重ねて報知情報を表示することが可能となる。また、撮影画像を表示する液晶モニタ14Dとは別の透過モニタ14A〜14Cに報知情報を表示するので、報知情報の明るさを撮影画像よりも明るくして目立たせることも可能となる。
なお、透過モニタ14A〜14Cへの報知情報の表示は、図8に示すように、モニタ毎に緊急性、輝度、及びフリッカ度合いを予め定めて表示してもよい。図8の例では、報知情報の緊急性を複数段階(図8の例では、高、中、及び低の3段階)に予め定める。また、各モニタの表示輝度を複数段階(図8の例では、高輝度、中輝度、及び低輝度の3段階)に予め定める。また、各モニタのフリッカ度合い(ちらつき度合い)を複数段階(図8の例では、高、中、低の3段階)に予め定める。そして、報知情報の緊急性に応じて輝度及びフリッカ度合いを変更して表示することにより報知情報を目立たせる。図8の例では、乗員に近いモニタほど緊急性を高く、緊急性が高いほど輝度を高く、かつ緊急性が高いほどフリッカ(ちらつき)度合いを高く設定している。すなわち、乗員側の透過モニタ14Aは、緊急性が高の報知情報を高輝度、かつ高のフリッカ度合いで表示される。また、中央の透過モニタ14Bは、緊急性が中の報知情報が中輝度、かつ中のフリッカ度合いで表示される。また、液晶モニタ14D側の透過モニタ14Cは、緊急性が低の報知情報が低輝度、かつ低のフリッカ度合いで表示される。フリッカ度合いは、例えば、透過モニタ14A〜14Cに印加する電流のパルス幅を変動されることにより表示画像をちらつかせることが可能となる。また、図8において、輝度はモニタ毎に変更せずに、撮影画像より高輝度として全ての透過モニタ14A〜14Cで共通の輝度としてもよい。或いは、フリッカ度合いについてもモニタ毎にフリッカ度合いを変更せずに全ての透過モニタ14A〜14Cで共通のフリッカ度合いとしてもよい。また、図8では、緊急性に応じて輝度及びフリッカ度合いを変更する例を示すが、輝度またはフリッカ度合いを変更する形態としてもよい。また、図8では、緊急性、輝度、及びフリッカ度合いをそれぞれ3段階として示したが、3段階に限るものではなく、2段階でもよいし、4段階以上としてもよい。
また、上記の実施の形態では、モニタ14をフロントピラーの下端付近に設けた例を説明したが、モニタ14の位置はこれに限るものではない。例えば、インナーミラーの位置に設けてもよい。或いはコンビネーションメータ内に設けてもよい。或いは、センターコンソールに設けてもよい。或いは、フロントウインドシールドガラスの上部付近または天井の車両前方部に設けたインナーミラーに設けてもよい。
また、上記の実施形態において、透過モニタ14A〜14Cと液晶モニタ14Dの設置間隔は、重畳表示の位置精度向上のために密着して設置することが望ましいが、報知情報を目立たせることを優先して距離を離して設置してもよい。
また、上記の実施形態における報知用モニタ制御部20で行われる処理は、ソフトウエアの処理として説明したが、これに限るものではない。例えば、ハードウエアで行う処理としてもよいし、ハードウエアとソフトウエアの双方を組み合わせた処理としてもよい。
また、上記の実施形態における報知用モニタ制御部20で行われる処理は、プログラムとして記憶媒体に記憶して流通させるようにしてもよい。
さらに、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10・・・車両用視認装置、14・・・モニタ、14A〜14C・・・透過モニタ、14D・・・液晶モニタ

Claims (6)

  1. 車両周辺の撮影画像を表示する表示部と、
    光が透過可能な表示面を有し、前記表示部の表示面側に配置され、予め定めた報知情報を表示する透過表示部と、
    を備えた車両用視認装置。
  2. 前記透過表示部は、前記撮影画像より前記報知情報を明るく表示する請求項1に記載の車両用視認装置。
  3. 前記透過表示部は、前記報知情報を表示する際にちらつきを発生させて表示する請求項1又は請求項2に記載の車両用視認装置。
  4. 前記透過表示部を複数有し、それぞれ表示面を重ねて配置し、かつ乗員側の前記透過表示部ほど緊急性の高い前記報知情報を表示する請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用視認装置。
  5. 前記透過表示部を複数有し、それぞれ表示面を重ねて配置し、かつ乗員側の前記透過表示部ほど高輝度で前記報知情報を表示する請求項1〜4の何れか1項に記載の車両用視認装置。
  6. 前記透過表示部を複数有し、それぞれ表示面を重ねて配置し、かつ前記表示部に隣り合う前記透過表示部に表示の位置精度が必要な報知情報を表示する請求項1〜5の何れか1項に記載の車両用視認装置。
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