JP2019201305A - 音響共振器 - Google Patents

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Abstract

【課題】性能を向上させることができる音響共振器及びその製造方法を提供する。【解決手段】音響共振器100は、基板110と、基板上に配置され、下部からメンブレン層150、第1電極121、圧電層123及び第2電極125が順に積層された共振部120と、を含む。共振部は、キャビティCによって基板と離隔しており、キャビティの間隔に関連して次の式を満たすことができる。(式)0Å≦△Cg≦340Å(ここで、△Cgは、キャビティの最大間隔と最小間隔との差である。)【選択図】図2

Description

本発明は、音響共振器に関する。
無線通信機器の小型化の傾向に伴い、高周波部品技術の小型化が積極的に求められている。一例として、半導体薄膜ウエハーの製造技術を用いるバルク音響共振器(BAW、Bulk Acoustic Wave)形態のフィルターが挙げられる。
バルク音響共振器(BAW)とは、半導体基板であるシリコンウエハー上に圧電誘電体物質を蒸着し、その圧電特性を用いることで共振を誘発させる薄膜形態の素子をフィルターとして実現したものである。
バルク音響共振器の利用分野としては、移動通信機器、化学及びバイオ機器などの小型軽量フィルター、オシレーター、共振素子、音響共振質量センサーなどが挙げられる。
一方、バルク音響共振器の特性と性能を向上させるための様々な構造的形状及び機能に関する研究が行われており、その製造方法に関する研究も行われている。
特許第5111281号公報
本発明の目的は、性能を向上させることができる音響共振器及びその製造方法を提供することにある。
本発明の実施形態による音響共振器は、基板と、上記基板上に配置され、下部からメンブレン層、第1電極、圧電層、及び第2電極が順に積層された共振部と、を含み、上記共振部は、キャビティによって上記基板と離隔しており、上記キャビティの間隔に関連して次の式を満たすことができる。
(式)0Å≦△Cg≦340Å
(ここで、△Cgは、キャビティの最大間隔と最小間隔との差である。)
また、本発明の実施形態による音響共振器は、基板と、キャビティによって上記基板と離隔しており、上記キャビティの上部にメンブレン層、第1電極、圧電層、及び第2電極が順に積層されて形成される共振活性領域と、上記キャビティの外郭に沿って形成され、上記キャビティと外部を連結する少なくとも1つの開口と、を含み、上記開口の長さに関連して次の式を満たすことができる。
(式)30μm≦Ra/Hw≦200μm
(ここで、Raは上記共振活性領域の面積(μm)であり、Hwは上記開口の全長(μm)である。)
本発明の実施形態による音響共振器は、共振性能を高めるためにキャビティの間隔偏差を制限する。そのために、キャビティの形成に用いられる開口の長さを限定する。
開口の長さが拡張されることにより、犠牲層が速い速度で除去されることができるため、犠牲層とともにメンブレン層が除去されることを最小化することができて、キャビティの間隔偏差を減らすことができる。
本発明の実施形態による音響共振器の平面図である。 図1のI−I'に沿った断面図である。 図1のII−II'に沿った断面図である。 本発明の実施形態による音響共振器の製造方法を説明するための図である。 本発明の実施形態による音響共振器の製造方法を説明するための図である。 本発明の実施形態による音響共振器の製造方法を説明するための図である。 本発明の実施形態による音響共振器の製造方法を説明するための図である。 本発明の実施形態による音響共振器の製造方法を説明するための図である。 図2のA部分を拡大して示した図である。 図1に示された音響共振器の効果を説明するためのグラフである。 図10のリップル(Ripple)成分を説明するためのグラフである。 Ra/Hwの変化によるリップル成分の変化を説明するための図である。 本発明の他の実施形態による音響共振器を示す概略断面図である。 本発明の実施形態によるフィルターを示す概略的な回路図である。 本発明の他の実施形態によるフィルターを示す概略的な回路図である。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳細に説明する。但し、本発明の思想は提示される実施形態に制限されず、本発明の思想を理解する当業者は同一の思想の範囲内で他の構成要素の追加、変更、削除等によって、退歩的な他の発明や本発明の思想の範囲内に含まれる他の実施形態を容易に提案することができ、これも本発明の思想の範囲内に含まれる。
尚、明細書全体において、ある構成が他の構成と「連結される」というのは、これら構成が「直接的に連結」される場合だけでなく、他の構成を間にして「間接的に連結」される場合も含むことを意味する。さらに、明細書全体において、ある構成要素を「含む」というのは、特に反対である記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。
図1は本発明の実施形態による音響共振器の平面図であり、図2は図1のI−I'に沿った断面図であり、図3は図1のII−II'に沿った断面図である。
図1及び図2を参照すると、本発明の実施形態による音響共振器100は、基板110及び共振部120を含むことができる。
基板110と共振部120との間にはキャビティCが形成され、共振部120は、キャビティCを介して基板110と離隔するようにメンブレン層150上に形成される。
基板110はシリコンが積層された基板であってもよい。例えば、基板110としては、シリコンウエハーを用いてもよく、SOI(Silicon On Insulator)型の基板を用いてもよい。
基板110はエッチング阻止層115を含むことができる。エッチング阻止層115は基板110の一面に配置されており、音響共振器の製造過程でキャビティCを形成する時に、エッチングガスによって基板110がエッチングされることを防ぐために備えられる。
エッチング阻止層は、窒化シリコン(SiN)または酸化シリコン(SiO)で形成されることができる。また、後述のメンブレン層150と同一の材料で形成されることができる。
共振部120は、第1電極121、圧電層123、及び第2電極125を含む。共振部120は、下部から第1電極121、圧電層123、及び第2電極125が順に積層されて形成されることができる。したがって、圧電層123は第1電極121と第2電極125との間に配置される。
共振部120はメンブレン層150上に形成される。その結果、基板110の上部には、メンブレン層150、第1電極121、圧電層123、及び第2電極125が順に積層される。
メンブレン層150は、基板110とともにキャビティCを形成する。メンブレン層150は後述の犠牲層131の表面に沿って形成され、犠牲層131が除去されることにより、メンブレン層150が基板110とともにキャビティCを形成する。したがって、メンブレン層150も、キャビティCの形成過程で除去されにくい材料で形成される。
例えば、キャビティ層140の一部(例えば、キャビティ領域)を除去するためにフッ素(F)、塩素(Cl)などのハライド系エッチングガスを用いる場合、メンブレン層150は、上記のエッチングガスとの反応性が低い材料からなることができる。この場合、メンブレン層150は、窒化シリコン(SiN)、酸化シリコン(SiO)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化ジルコニウム(ZrO)、窒化アルミニウム(AlN)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、ガリウムヒ素(GaAs)、酸化ハフニウム(HfO)、酸化アルミニウム(Al)、酸化チタン(TiO)、酸化亜鉛(ZnO)のうち何れか1つの材料を含有する誘電体層(Dielectric layer)、またはアルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、白金(Pt)、ガリウム(Ga)、ハフニウム(Hf)のうち何れか1つの材料を含有する金属層からなることができる。しかし、本発明の構成がこれに限定されるものではない。
第1電極121及び第2電極125は、金、モリブデン、ルテニウム、イリジウム、アルミニウム、白金、チタン、タングステン、パラジウム、クロム、ニッケルなどのような金属で形成されることができるが、これに限定されるものではない。
圧電層123は第1電極121を部分的に覆うように形成される。
圧電層123の材料としては、酸化亜鉛(ZnO)、窒化アルミニウム(AlN)、ドープされた窒化アルミニウム(Doped Aluminum Nitride)、チタン酸ジルコン酸鉛(Lead Zirconate Titanate)、クォーツ(Quartz)などが選択的に用いられることができる。ドープされた窒化アルミニウム(Doped Aluminum Nitride)の場合、希土類金属(Rare earth metal)遷移金属またはアルカリ土類金属をさらに含むことができる。一例として、上記希土類金属は、スカンジウム(Sc)、エルビウム(Er)、イットリウム(Y)、及びランタン(La)のうち少なくとも1つを含むことができる。上記遷移金属は、ハフニウム(Hf)、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、及びマグネシウム(Mg)のうち少なくとも1つを含むことができる。また、上記アルカリ土類金属はマグネシウム(Mg)を含むことができる。
このように構成される共振部120は、第1電極121、圧電層123、及び第2電極125によって形成される共振活性領域Sを備える。共振活性領域Sは、圧電層123の振動によって実質的に共振が発生する領域であって、本実施形態では、キャビティCの上部に位置し、且つフレーム170の輪郭の内部に配置される領域と規定される。
また、共振部120は、品質係数(Quality Factor)を向上させるためにキャビティCによって基板110と離隔配置される。
キャビティCは、共振部120と基板110との間に形成され、圧電層123で発生する音響波(Acoustic Wave)が基板110の影響を受けることを抑える。
また、キャビティCにより、共振部120で発生する音響波の反射特性が向上することができる。キャビティCは空き空間であり、インピーダンスが無限大に近いため、音響波がキャビティCによって損失されることなく、共振部120内に残存することができる。
共振部120の上部にはフレーム170が配置されることができる。
フレーム170は、共振部120の輪郭に沿ってリング状に形成されることができる。しかし、これに限定されず、不連続的な複数の弧状に形成されてもよい。
音響共振器100は、フレーム170を用いて、共振部120の外部に向かう水平方向の弾性波を共振部120の内側へ反射させることで、弾性波のエネルギー損失を防ぐことができる。これにより、反射された水平方向の弾性波はエネルギー損失が減少されるため、本実施形態による音響共振器100は、高いQ−factor、ktを確保することができる。
高いQ−factorは、フィルターやデュプレクサを実現するにあたり、他の周波数帯の遮断特性を高めることができ、高いktは、帯域幅(bandwidth)を確保してデータ送受信時の伝送量及び速度を増加させることができる。
フレーム170は、圧電体、誘電体または金属で構成されることができる。例えば、フレーム170は、窒化アルミニウム(AlN)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、酸化シリコン(SiO)、酸化チタン(TiO)、ルテニウム(Ru)、モリブデン(Mo)、金(Au)、チタン(Ti)、銅(Cu)、タングステン(W)、及びアルミニウム(Al)のうち何れか1つ、または何れか1つを主成分とする合成材料で形成されることができる。
第1電極121と第2電極125はそれぞれ共振部120の外側に延びる連結電極121a、125aを含み、それぞれの連結電極121a、125aには第1接続電極180と第2接続電極190が連結される。
第1接続電極180と第2接続電極190は、共振器とフィルターの特性を確認する外部接続端子として用いられることもできるが、これに限定されるものではない。
また、第1電極121上には、第1電極121の縁に沿って形成される金属フレーム180aが備えられることができる。
金属フレーム180aは第1電極121に接合され、保護層127を貫通して外部に露出する。
金属フレーム180aは、第1接続電極180から延びる形態に形成されることができ、第1接続電極180の形成過程でともに形成されることができる。しかし、これに限定されず、第1接続電極180と離隔するように構成してもよく、第1接続電極180と別の工程により製造されてもよい。
保護層127は、音響共振器100の表面に沿って配置され、音響共振器100を外部から保護する。この際、第1接続電極180と第2接続電極190は保護層127の外部に露出する。したがって、保護層127は、第1接続電極180と第2接続電極190を除いた残りの要素が形成する表面に沿って配置されることができる。
保護層127は、酸化シリコン系、窒化シリコン系、及び窒化アルミニウム系のうち1つの絶縁物質で形成されることができるが、これに限定されるものではない。また、必要な周波数トリミングを行うために備えられることができる。
このように構成される音響共振器は、キャビティCが外部に開放される少なくとも1つの開口Pを備える。開口Pは、図1に示すように、キャビティCの輪郭に沿って四方に多数個が配置されることができ、キャビティCの製造過程でエッチングガスがキャビティCの内部に流入される入口として用いられる。
開口Pはメンブレン層150と基板110(例えば、エッチング阻止層)との間に形成される。また、キャビティCの面方向に沿ってキャビティCを拡張する形態に形成される。
したがって、開口Pは、キャビティCの上部ではなく、キャビティCの側部または上部に形成され、キャビティCの間隔と略同一の間隔で形成される。
次に、本実施形態による音響共振器の製造方法について説明する。
図4から図8は本発明の実施形態による音響共振器の製造方法を説明するための図である。
まず、図4を参照すると、基板110の上部にエッチング阻止層115を形成する。
エッチング阻止層115は、キャビティ(図1のC)を形成するために犠牲層131を除去する時に、基板110を保護する役割を果たす。エッチング阻止層115は、窒化シリコン(SiN)または酸化シリコン(SiO)などで形成することができるが、これに限定されるものではない。
次に、犠牲層131をエッチング阻止層115上に形成する。
犠牲層131は、後続のエッチング工程により除去され、キャビティ(図1のC)が形成されるようにする役割を果たす。したがって、犠牲層131としては、エッチングしやすいポリシリコンまたはポリマーなどの材料を用いることができるが、これに限定されるものではない。
この過程で、開口(図1のP)の形成領域にも犠牲層131を形成する。図4を参照すると、犠牲層131は、外郭に向かって厚さが薄くなるように形成する。しかし、開口Pに形成される犠牲層131は、中心部と同一または類似の厚さに形成することができる。これにより、後続の製造過程で犠牲層131上に様々な要素が積層されても、開口Pに形成された犠牲層131の側面または上面が外部に露出した状態が維持される。
次に、犠牲層131の上部にメンブレン層150を形成する。メンブレン層150は、キャビティCの上部に位置してキャビティCの形状を維持させ、共振活性領域(図1のS)を支持する役割を果たす。
上述のように、メンブレン層150は、窒化シリコン(SiN)、酸化シリコン(SiO)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化ジルコニウム(ZrO)、窒化アルミニウム(AlN)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、ガリウムヒ素(GaAs)、酸化ハフニウム(HfO)、酸化アルミニウム(Al)、酸化チタン(TiO)、酸化亜鉛(ZnO)のうち何れか1つの材料を含有する誘電体層(Dielectric layer)、またはアルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、白金(Pt)、ガリウム(Ga)、ハフニウム(Hf)のうち何れか1つの材料を含有する金属層からなることができるが、これに限定されるものではない。
次に、図5に示すように、メンブレン層150上に第1電極121と圧電層123を順に形成する。
第1電極121は、メンブレン層150の上部に全体的に導電層を蒸着した後、不要な部分を除去(例えば、パターニング)することで形成することができる。また、圧電層123は、第1電極121上に圧電物質を蒸着することで形成することができる。
本実施形態において、第1電極121はモリブデン(Mo)のような材料で形成することができる。しかし、これに限定されるものではなく、金、ルテニウム、イリジウム、アルミニウム、白金、チタン、タングステン、パラジウム、クロム、ニッケルなどの様々な金属を用いることができる。
また、本実施形態において、圧電層123は窒化アルミニウム(AlN)で形成することができる。しかし、これに限定されるものではなく、ドープされた窒化アルミニウム(Doped Aluminum Nitride)、酸化亜鉛(ZnO)、チタン酸ジルコン酸鉛(Lead Zirconate Titanate)、クォーツ(Quartz)など、必要に応じて様々な圧電材料を用いることができる。ドープされた窒化アルミニウム(Doped Aluminum Nitride)の場合、希土類金属(Rare earth metal)遷移金属またはアルカリ土類金属をさらに含むことができる。一例として、上記希土類金属は、スカンジウム(Sc)、エルビウム(Er)、イットリウム(Y)、及びランタン(La)のうち少なくとも1つを含むことができる。上記遷移金属は、ハフニウム(Hf)、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、及びマグネシウム(Mg)のうち少なくとも1つを含むことができる。また、上記アルカリ土類金属はマグネシウム(Mg)を含むことができる。
次に、図6に示すように、圧電層123の上部に第2電極125を形成する。本実施形態において、第2電極125はモリブデン(Mo)で形成することができる。しかし、これに限定されるものではなく、金、ルテニウム、イリジウム、アルミニウム、白金、チタン、タングステン、パラジウム、クロム、ニッケルなどの様々な金属を用いることができる。
また、この過程で、第2電極125の縁に沿ってフレーム170を形成することができる。フレーム170は、第2電極125より厚い厚さに第2電極の外郭に沿って形成する。
フレーム170は第2電極125と同一の材料で形成することができるが、これに限定されるものではない。
次に、図7に示すように、圧電層123の不要な部分を除去し、共振部120の表面に沿って保護層127を形成する。圧電層123はフォトリソグラフィ工程により除去することができる。また、保護層127は、酸化シリコン系、窒化シリコン系、及び窒化アルミニウム系のうち1つの絶縁物質で形成することができるが、これに限定されるものではない。
次に、保護層127を部分的に除去して連結電極121a、125aを露出させた後、連結電極121a、125a上に第1、第2接続電極180、190及び金属フレーム180aを形成する。
第1接続電極180と金属フレーム180aは金(Au)または銅(Cu)などを第1電極121上に蒸着して形成することができる。同様に、第2接続電極190は金(Au)または銅(Cu)などを第2電極125上に蒸着して形成することができる。
次に、図8に示すようにキャビティCを形成する。
キャビティは、図7に示す犠牲層131を除去することで形成される。これにより、図1に示す音響共振器100が完成する。ここで、犠牲層131はエッチング方式により除去することができる。
犠牲層131をポリシリコンまたはポリマーなどの材料で形成した場合、犠牲層131は、フッ素(F)、塩素(Cl)などのハライド系エッチングガス(例えば、XeF)を用いる乾式エッチング方法により除去することができる。したがって、犠牲層131は、開口Pを介して供給されるハライド系エッチングガスと接触し、開口Pに位置した部分から順に除去される。
このように構成される本実施形態による音響共振器のキャビティCは、中心部と周辺部における間隔が異なる。
図9は図2のA部分を拡大して示した図であり、図9を参照すると、本実施形態による音響共振器のキャビティCは、中心部の間隔g1が、キャビティCの周辺部の間隔g2より狭く形成される。これにより、本実施形態によるキャビティCは、中心部から周辺部に向かうほど間隔が増加する形態に形成される。
このような間隔差は、メンブレン層150や基板110の厚さ偏差(△Mg、△Sg)によって形成される。
本実施形態によるキャビティCは、上述のように、犠牲層131を除去することで形成される。したがって、犠牲層131を除去する過程で、犠牲層131とともにメンブレン層150や基板110(例えば、エッチング阻止層)の一部がともに除去され、これにより、上記の厚さ偏差(△Mg、△Sg)が発生し得る。
図10は図1に示された音響共振器の効果を説明するためのグラフであり、図11は図10のリップル成分を説明するためのグラフである。
まず、図11を参照すると、リップル(Ripple)成分は、周波数帯による音響共振器の特性を示すグラフの変曲点で現れるリップル(Ripple)の大きさ(peak to peak)を意味する。
したがって、リップル成分が小さいほど音響共振器の性能が向上し、リップル成分が増加するほど音響共振器の性能は低下する。
図10は様々な厚さ偏差を有する音響共振器のリップル成分を測定した結果を示した表とグラフであり、音響共振器においてメンブレン層150の厚さ偏差が増加すると、リップル成分も増加することが分かる。
ここで、メンブレン層150の厚さ偏差とは、キャビティC内に配置されるメンブレン層150の最大厚さと最小厚さとの差を意味する。
また、グラフを参照すると、メンブレン層150の厚さ偏差が170Åを超える場合に、リップル成分が急激に増加することが分かる。
したがって、本実施形態による音響共振器は、メンブレン層の厚さ偏差が170Å以下の範囲となるように形成する。これにより、本実施形態による音響共振器は、メンブレン層150の厚さ偏差の範囲を次の式1で表することができる。
(式1)0Å≦△Mg≦170Å
(△Mgは、キャビティ内に配置されるメンブレン層の最大厚さと最小厚さとの差である。)
この時、下限は、犠牲層131の除去過程でメンブレン層150が全く除去されない場合を意味する。
一方、メンブレン層150は犠牲層131の表面に形成される。犠牲層131としてポリシリコン(Poly Si)を用いる場合、ポリシリコン(Poly Si)の表面粗さ(roughness)により、犠牲層131の表面には約10Åの厚さ偏差が発生し得る。
これにより、犠牲層131上に積層されるメンブレン層150には、犠牲層131の表面粗さによって最大約10Åの厚さ偏差が発生し得る。この場合、メンブレン層150の厚さ偏差の下限は10Åと規定されることができるが、これに限定されるものではない。
一方、犠牲層131の除去過程で、基板110のエッチング阻止層115の一部もメンブレン層150とともに除去される。これにより、図9に示すように基板110にも厚さ偏差△Sgが発生し得る。
エッチング阻止層115がメンブレン層150と同一の材料で形成される場合、エッチング阻止層115はメンブレン層150と同一の量が除去される。したがって、エッチング阻止層115の厚さ偏差△Sgは、上記の条件式1と同一の範囲に限定されることができる。
これにより、本実施形態による音響共振器のキャビティは、間隔の偏差(△Cg、△Sg+△Mg)に関連して式2を満たすことができる。
(式2)0Å≦△Cg≦340Å
(ここで、△Cgは、キャビティの最大間隔g2と最小間隔g1との差である。)
また、本発明の実施形態による音響共振器100は、メンブレン層150の厚さ偏差を最小化するために、エッチングガスが流入される開口Pのサイズを限定する。
開口Pのサイズが拡張される場合、キャビティC側に流入される時間当たりのエッチングガスの量が増加する。したがって、開口Pが小さい構造に比べて、短い時間内に犠牲層131を除去することができ、これにより、メンブレン層150やエッチング阻止層115がエッチングされることを最小化することができる。
図1を参照すると、開口PはキャビティCの輪郭に沿って配置される。しかし、開口Pは、共振活性領域SからキャビティCの輪郭までトンネルの形態に形成され、上記トンネルの両端は略同一のサイズに形成される。したがって、本実施形態では、開口Pが共振活性領域Sの外郭に沿って配置されることと同様に理解されることができる。
図1に示すように、共振活性領域Sの両側には連結電極121a、125aが連結されるため、開口Pは、共振活性領域Sの外郭のうち、連結電極121a、125aが配置された部分を除いた残りの部分にのみ形成されることができる。
最近の音響共振器の製造技術を考慮すると、連結電極121a、125aの幅の下限は60μmに規定されることができる。音響共振器100は2つの連結電極121a、125aを備えるため、共振活性領域Sの縁において120μmは、連結電極121a、125aの配置に用いられる。
したがって、共振活性領域Sの全周は120μmより大きく形成されなければならない。
一方、共振活性領域Sの面積が大きいほど、共振活性領域Sの全周が増加することとなるため、開口Pも大きく形成することができる。したがって、本実施形態では、共振活性領域Sの面積と、開口Pの長さとの比に基づいて、開口Pのサイズを数値的に限定する。
本実施形態による音響共振器100は、開口Pのサイズに関連して次の式3を満たす。
(式3)30μm≦Ra/Hw≦200μm
(ここで、Raは共振活性領域Sの面積(μm)を意味し、Hwは開口Pの全長(μm)を意味する。また、共振活性領域Sの面積とは、図1に示された音響共振器の平面に示された共振活性領域Sの全面積を意味し、開口Pの長さとは、キャビティCの輪郭に沿って形成された開口Pの全長を意味する。)
したがって、Ra/Hwが減少されるということは、開口Pの全長が増加し、連結電極121a、125aを除いた共振活性領域Sの全周に沿って開口Pが形成されるということを意味する。
図1を参照すると、4つの開口Pが音響共振器100に備えられる。したがって、Hwは、各開口Pの長さL1、L2、L3、L4の和と規定される。
例えば、共振活性領域Sの全周が400μm(計算の便宜のために、一辺が100μmの正四角形状に共振活性領域Sが形成されていると仮定)であり、連結電極の幅が60μmである場合、開口Pが形成される最大の長さは280μmに限定される。この場合、共振活性領域Sの面積は10000μmであるため、上記のRa/Hwは35.7μmと算出される。したがって、上記の式3の範囲に含まれることが分かる。
他の例として、共振活性領域Sの全周が240μm(計算の便宜のために、一辺が60μmの正四角形状に共振活性領域Sが形成されていると仮定)であり、連結電極の幅が60μmである場合、開口Pが形成される最大の長さは120μmに限定される。この場合、共振活性領域Sの面積は3600μmであるため、上記のRa/Hwは30μmと算出される。したがって、上記の例も式3の範囲に含まれ、この例のRa/Hwが式3の下限値であることが分かる。
開口Pの全長(L1+L2+L3+L4)が連結電極121a、125aの全幅より短く形成される場合、上記のRa/Hwは30μmより大きく算出される。したがって、開口Pの全長(L1+L2+L3+L4)は、連結電極121a、125aの全幅と同一またはより大きく形成される際に、式3の範囲に含まれることができる。
一方、式3のRa/Hwの下限値は、連結電極121a、125aの全幅を120μmに限定することにより導出された値であるため、連結電極121a、125aの幅が変更される場合、下限値も変更される。
図12はRa/Hwの変化によるリップル成分の変化を説明するための図であり、共振活性領域Sの面積を一定に維持しながら、Ra/Hwの変化によるリップル成分の変化を測定した結果を表及びグラフで示したものである。
これを参照すると、Ra/Hwの値が小さくなるほど、リップル成分も小さくなることが分かる。また、グラフを参照すると、Ra/Hwの値が200μm以上に増加すると、グラフに示すようにリップル成分が急激に増加することが分かる。
したがって、本実施形態による音響共振器は、Ra/Hwが比較的線形に増加する限界点である200μmをRa/Hwの上限値と規定する。
以上で説明した本実施形態による音響共振器は、共振性能を高めるために、リップル成分を最小化することができる構成を提示する。具体的に、メンブレン層とエッチング阻止層の厚さ偏差を制限し、そのために開口の長さを限定する。
開口の長さが拡張されることにより、犠牲層が速い速度で除去されることができるため、犠牲層とともにメンブレン層とエッチング阻止層が除去されることを最小化することができる。これにより、キャビティの間隔偏差を減らすことができる。
図13は本発明の他の実施形態による音響共振器を示す概略断面図である。
図13を参照すると、本実施形態による音響共振器200は、バルク音響共振器(BAW、Bulk Acoustic Wave Resonator)であり、基板110、キャビティ層140、共振部120を含んで構成されることができる。
基板110はシリコンが積層された基板であってもよい。例えば、基板110としては、シリコンウエハーを用いてもよく、SOI(Silicon On Insulator)型基板を用いてもよい。
基板110は、窒化シリコン(SiN)または酸化シリコン(SiO)を含むエッチング阻止層115を含むことができる。エッチング阻止層115は基板110の一面に配置されており、音響共振器の製造過程でキャビティCを形成する時に、エッチングガスによって基板110がエッチングされることを防ぐために備えられる。
キャビティ層140は基板110上に形成され、キャビティ層140の内部にはキャビティCとエッチング防止部145が配置される。
キャビティCは空き空間で形成され、キャビティ層140の一部を除去することで形成されることができる。
キャビティCがキャビティ層140内に形成されることにより、キャビティ層140の上部に形成される共振部120が全体的に平らに形成されることができる。
エッチング防止部145はキャビティCの縁に沿って配置される。エッチング防止部145は、キャビティCの形成過程で、キャビティ領域を超えてエッチングされることを防ぐために備えられる。したがって、キャビティCの水平領域はエッチング防止部145によって規定される。
メンブレン層150はキャビティ層140上に形成され、基板110とともにキャビティCの垂直領域を規定する。したがって、メンブレン層150も、キャビティCの形成過程で除去されにくい材料で形成される。
例えば、キャビティ層140の一部(例えば、キャビティ領域)を除去するためにフッ素(F)、塩素(Cl)などのハライド系エッチングガスを用いる場合、メンブレン層150は、上記のエッチングガスとの反応性が低い材料からなることができる。この場合、メンブレン層150は、窒化シリコン(SiN)、酸化シリコン(SiO)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化ジルコニウム(ZrO)、窒化アルミニウム(AlN)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、ガリウムヒ素(GaAs)、酸化ハフニウム(HfO)、酸化アルミニウム(Al)、酸化チタン(TiO)、酸化亜鉛(ZnO)のうち何れか1つの材料を含有する誘電体層(Dielectric layer)、またはアルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、白金(Pt)、ガリウム(Ga)、ハフニウム(Hf)のうち何れか1つの材料を含有する金属層からなることができる。しかし、本発明の構成がこれに限定されるものではない。
共振部120は、第1電極121、圧電層123、及び第2電極125を含む。共振部120は、下から第1電極121、圧電層123、及び第2電極125が順に積層されて形成されることができる。したがって、圧電層123は第1電極121と第2電極125との間に配置される。
共振部120はメンブレン層150上に形成される。その結果、基板110の上部には、メンブレン層150、第1電極121、圧電層123、及び第2電極125が順に積層される。
共振部120は、第1電極121、圧電層123、及び第2電極125によって形成される共振活性領域Sを備える。共振活性領域Sは、圧電層123の振動によって実質的に共振が発生する領域であって、本実施形態では、キャビティCの上部に位置し、且つフレーム170の輪郭の内部に配置される領域と規定される。
第1電極121及び第2電極125は、金、モリブデン、ルテニウム、イリジウム、アルミニウム、白金、チタン、タングステン、パラジウム、クロム、ニッケルなどのような金属で形成されることができるが、これに限定されるものではない。
圧電層123は第1電極121を覆うように形成される。
圧電層123の材料としては、酸化亜鉛(ZnO)、窒化アルミニウム(AlN)、ドープされた窒化アルミニウム(Doped Aluminum Nitride)、チタン酸ジルコン酸鉛(Lead Zirconate Titanate)、クォーツ(Quartz)などが選択的に用いられることができる。ドープされた窒化アルミニウム(Doped Aluminum Nitride)の場合、希土類金属(Rare earth metal)遷移金属またはアルカリ土類金属をさらに含むことができる。一例として、上記希土類金属は、スカンジウム(Sc)、エルビウム(Er)、イットリウム(Y)、及びランタン(La)のうち少なくとも1つを含むことができる。上記遷移金属は、ハフニウム(Hf)、チタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)、及びマグネシウム(Mg)のうち少なくとも1つを含むことができる。また、上記アルカリ土類金属はマグネシウム(Mg)を含むことができる。
共振部120の上部にはフレーム170が配置されることができる。
フレーム170は、共振部120の輪郭に沿ってリング状に形成されることができる。しかし、これに限定されず、不連続的な複数の弧状に形成されてもよい。
フレーム170は、圧電体、誘電体、若しくは金属で構成される。例えば、フレーム170は、窒化アルミニウム(AlN)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、酸化シリコン(SiO)、酸化チタン(TiO)、ルテニウム(Ru)、モリブデン(Mo)、金(Au)、チタン(Ti)、銅(Cu)、タングステン(W)、及びアルミニウム(Al)のうち何れか1つ、または何れか1つを主成分とする合成材料で形成されることができる。
保護層127は音響共振器100の表面に沿って配置され、音響共振器100を外部から保護する。保護層127は、第2電極125とフレーム170が形成する表面に沿って配置されることができる。
保護層127は、酸化シリコン系、窒化シリコン系、及び窒化アルミニウム系のうち1つの絶縁物質で形成されることができるが、これに限定されるものではない。
第1電極121と第2電極125は、共振部120の外側に延びて形成され、それぞれ第1接続電極180と第2接続電極190に連結される。
第1接続電極180と第2接続電極190は、金(Au)、金−スズ(Au−Sn)合金、銅(Cu)、銅−スズ(Cu−Sn)合金などの金属材料などからなることができる。
第1接続電極180と第2接続電極190は、共振器とフィルターの特性を確認する外部接続端子として用いられることもできるが、これに限定されるものではない。
このように構成される本実施形態による音響共振器は、上述の実施形態と同様に、上述の式1〜式3によって、メンブレン層150の厚さ偏差(△Mg)の範囲、キャビティCの間隔偏差(△Cg)の範囲、及び開口Pのサイズが限定されることができる。
以下では、図面を参照して上記のバルク音響共振器が備えられるフィルターについて説明する。
図14は本発明の実施形態によるフィルターを示す概略的な回路図である。図14に開示されたフィルターに採用される複数のバルク音響共振器は、それぞれ、図1または図13に示された音響共振器であることができる。
図14を参照すると、本発明の実施形態によるフィルター1000はラダー型(ladder type)フィルターの構造で形成されることができる。具体的に、フィルター1000は、複数のバルク音響共振器1100、1200を含む。第1バルク音響共振器1100は、入力信号RFinが入力される信号入力端と出力信号RFoutが出力される信号出力端との間に直列連結されることができ、第2バルク音響共振器1200は上記信号出力端と接地との間に連結されることができる。
図15は本発明の他の実施形態によるフィルターを示す概略的な回路図である。図15に開示されたフィルターに採用される複数のバルク音響共振器はそれぞれ、図1または図13に示された音響共振器であることができる。
図15を参照すると、本実施形態によるフィルター2000はラティス型(lattice type)フィルターの構造で形成されることができる。具体的に、フィルター2000は、複数のバルク音響共振器2100、2200、2300、2400を含み、バランスド(balanced)入力信号(RFin+、RFin−)をフィルタリングしてバランスド出力信号(RFout+、RFout−)を出力することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲がこれに限定されるものではなく、請求範囲に記載の本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で様々な修正及び変形が可能であるということは、当技術分野の通常の知識を有する者にとって自明であろう。
100、200 音響共振器
110 基板
120 共振部
121 第1電極
123 圧電層
125 第2電極
127 保護層
131 犠牲層
140 キャビティ層
150 メンブレン層
170 フレーム
180 第1接続電極
190 第2接続電極

Claims (14)

  1. 基板と、
    前記基板上に配置され、下部からメンブレン層、第1電極、圧電層、及び第2電極が順に積層された共振部と、を含む音響共振器であって、
    前記共振部は、キャビティによって前記基板と離隔しており、
    前記キャビティの間隔に関連して次の式を満たす、音響共振器。
    (式)0Å≦△Cg≦340Å
    (ここで、△Cgは、前記キャビティの最大間隔と最小間隔との差である。)
  2. 前記メンブレン層の厚さに関連して次の式を満たす、請求項1に記載の音響共振器。
    (式)0Å≦△Mg≦170Å
    (ここで、△Mgは、前記キャビティ内に配置される前記メンブレン層の最大厚さと最小厚さとの差である。)
  3. 前記共振部は、前記キャビティ上に配置される共振活性領域を備え、
    前記第1電極と前記第2電極は、それぞれ前記共振活性領域の外側に延びる連結電極を備えており、
    前記キャビティは、外部と連結される少なくとも1つの開口を含む、請求項1または2に記載の音響共振器。
  4. 前記開口の長さに関連して次の式を満たす、請求項3に記載の音響共振器。
    (式)30μm≦Ra/Hw≦200μm
    (ここで、Raは前記共振活性領域の面積(μm)であり、Hwは前記開口の全長(μm)である。)
  5. 前記連結電極の幅はそれぞれ60μm以上に形成される、請求項4に記載の音響共振器。
  6. 前記開口は、前記メンブレン層と前記基板との間に形成される、請求項4または5に記載の音響共振器。
  7. 前記開口の全長は、前記連結電極の全幅と同一またはより大きく形成される、請求項3から6のいずれか一項に記載の音響共振器。
  8. 前記基板は、一面に形成されるエッチング阻止層を含み、
    前記キャビティは、前記エッチング阻止層と前記メンブレン層との間に形成される、請求項1から7のいずれか一項に記載の音響共振器。
  9. 前記エッチング阻止層は、前記メンブレン層と同一の材料で形成される、請求項8に記載の音響共振器。
  10. 基板と、
    キャビティによって前記基板と離隔しており、前記キャビティの上部に、メンブレン層、第1電極、圧電層、及び第2電極が順に積層されて形成される共振活性領域と、
    前記キャビティの外郭に沿って形成され、前記キャビティと外部を連結する少なくとも1つの開口と、を含む音響共振器であって、
    前記開口の長さに関連して次の式を満たす、音響共振器。
    (式)30μm≦Ra/Hw≦200μm
    (ここで、Raは前記共振活性領域の面積(μm)であり、Hwは前記開口の全長(μm)である。)
  11. 前記第1電極と前記第2電極からそれぞれ前記共振活性領域の外側に延びる連結電極をさらに含み、
    前記連結電極の幅がそれぞれ60μm以上に形成される、請求項10に記載の音響共振器。
  12. 前記開口の全長は、前記連結電極の全幅と同一またはより大きく形成される、請求項11に記載の音響共振器。
  13. 前記基板と前記共振活性領域との間に介在されるキャビティ層をさらに含み、
    前記キャビティは前記キャビティ層内に形成される、請求項10から12のいずれか一項に記載の音響共振器。
  14. 前記キャビティ層内に配置され、前記キャビティの縁に沿って配置されるエッチング防止部をさらに含む、請求項13に記載の音響共振器。
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