JP2019200691A - 変換ロジック生成装置、httpメソッド実行システム、httpメソッド実行方法および変換ロジック生成プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】HTTPメソッドからAPIを作成する際に、同期処理または非同期処理を最適に選択する。【解決手段】変換ロジック生成装置1であって、データベースのテーブルに対するコマンドを同期処理で行うかまたは非同期処理で行うかを示す処理種別と、処理種別を適用する条件を対応づけた選択ロジックデータ12を記憶する記憶装置10と、選択ロジックデータ12を参照して、条件に適合するテーブルおよびコマンドと処理種別を特定し、特定したコマンドに対応するHTTPメソッドと、特定したテーブルに対応するHTTPメソッドの処理対象と、特定されたコマンドの処理種別を対応づけた変換ロジックデータLを出力する変換ロジック生成部22を備える。【選択図】 図3
Description
本発明は、アプリケーション実行装置から受信したHTTPメソッドを、データベースのコマンドに変換するための変換ロジックデータを生成する変換ロジック生成装置、HTTPメソッド実行システム、HTTPメソッド実行方法および変換ロジック生成プログラムに関する。
近年、自社または自組織の様々なリソースをネットワーク越しに利用するためのアプリケーションをAPI(Application Programming Interface)化し、APIの外部提供によるパートナーシップの円滑化や、社内の開発の効率化が行われている。ここでAPIは、REST(REpresentational State Transfer)に従う。
REST APIは、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)を利用し、URI(Uniform Resource Identifier)で一意に表されたリソースに対して、CRUDの各操作(C:Create、R:Read、U:Update、D:Delete)を、それぞれHTTPのPOST/GET/PUT(PATCH)/DELETEに対応させる。また、REST APIのリソースの表現として、JSON(JavaScript(登録商標)Object Notation)、XML(Extensible Markup Language)等のウェブ技術と親和性が高いデータ形式を利用する。現在、多くのAPIが、REST APIで提供されている。
データベースマネージメントシステム(DBM)によって管理されるデータを操作するAPIを作成する際、(1)HTTPメソッドとDBMのデータを操作するコマンドの変換、(2)HTTPで指定されるURIとDBMのテーブルまたはビューの変換、(3)HTTPで指定されるパラメータとDBMの属性の変換、(4)同期処理で行うか非同期処理で行うかの処理種別の決定を行う必要がある。
ここで、DBMによって管理されるデータに対して、APIにより操作する手法がある。例えば特許文献1に記載の方法は、DBMが有するプロトコルを含めて、シーケンスとRESTとを変換する。しかしながら特許文献1は、DBMとRESTとの対応を熟知した上でAPIを利用しなければならず、DBMをAPIから利用したいだけのウェブ技術者であっても、DBMの仕様について知識やノウハウを把握する必要があり、APIの利活用の障壁を高める場合がある。
そのような状況を鑑みて、DBMに対する操作等を、HTTPのメソッド等に置換するツールがある(非特許文献1および非特許文献2)。このツールは、DBMに対するCRUD操作を、RESTの各HTTPメソッドに変換するとともに、DBMの各テーブルやビューをURIに変換し、DBMのレコードや属性をJSONまたはXMLの表現に変換する。このツールによって、既存のDBMで管理されているDBがあれば、特別な開発なしにAPIとして提供することが可能になるので、ウェブ技術者は特別なDBMの知識やノウハウなしに、DBMが管理するデータの利活用が可能になる。
CA、" CA Live API Creator - 3.1"、[online]、[平成30年5月10日検索]、インターネット〈URL:https://docops.ca.com/ca-live-api-creator/3-1/en〉
Tomohiro Kada、"CA Live API Creator 製品説明資料"、[online]、平成29年8月24日、[平成30年5月10日検索]、インターネット〈URL:https://techplay.jp/slide/170422〉
しかしながら、特許文献1、非特許文献1および2に記載の方法は、いずれも、同期処理で行うか非同期処理で行うかの処理種別を決定する方法について何ら触れられていない。
APIを生成する際に、同期処理または非同期処理のいずれかを示す処理種別を特定する必要があるところ、いずれの先行技術文献もこの点に触れられていないので、APIの開発者等が指定する必要がある。しかしながら、処理種別を特定するためには、DBMにおけるデータ構造や処理時間等を把握する必要があり、DBMの仕組みに詳しくないAPIの開発者等は、処理種別を適切に設定できない場合がある。
従って本発明の目的は、HTTPメソッドからAPIを作成する際に、同期処理または非同期処理を最適に選択可能な変換ロジック生成装置、HTTPメソッド実行システム、HTTPメソッド実行方法および変換ロジック生成プログラムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、アプリケーション実行装置から受信したHTTPメソッドを、データベースのコマンドに変換するための変換ロジックデータを生成する変換ロジック生成装置に関する。第1の特徴に係る変換ロジック生成装置は、データベースのテーブルに対するコマンドを同期処理で行うかまたは非同期処理で行うかを示す処理種別と、処理種別を適用する条件を対応づけた選択ロジックデータを記憶する記憶装置と、選択ロジックデータを参照して、条件に適合するテーブルおよびコマンドと処理種別を特定し、特定したコマンドに対応するHTTPメソッドと、特定したテーブルに対応するHTTPメソッドの処理対象と、特定されたコマンドの処理種別を対応づけた変換ロジックデータを出力する変換ロジック生成部を備える。
ここで選択ロジックデータは、テーブルに対する実行に時間を要する条件に対して、処理種別として非同期処理を対応づけても良い。
選択ロジックデータは、データベースの他のテーブルへのアクセスを伴う条件に対して、処理種別として非同期処理を対応づけても良い。
選択ロジックデータは、データベースの各テーブルについて、データベースへのコマンドと、テーブルに対するコマンドの処理種別を対応づけたデータであって、変換ロジック生成部は、選択ロジックデータから、アプリケーション実行装置から受信するHTTPメソッドに対応するコマンドと、HTTPメソッドの処理対象に対応するテーブルから、処理種別を特定し、HTTPメソッドと、HTTPメソッドの処理対象と、特定されたコマンドの処理種別を対応づけた変換ロジックデータを出力しても良い。
本発明の第2の特徴は、アプリケーション実行装置から受信したHTTPメソッドを、データベースのコマンドに変換するための変換ロジックデータを生成する変換ロジック生成装置と、変換ロジックデータに基づいてHTTPメソッドをデータベースのコマンドに変換して実行するHTTPメソッド実行装置と、データベースを管理するデータベース管理装置を備えるHTTPメソッド実行システムに関する。本発明の第2の特徴に係るHTTPメソッド実行システムにおいて、変換ロジック生成装置は、データベースのテーブルに対するコマンドを同期処理で行うかまたは非同期処理で行うかを示す処理種別と、処理種別を適用する条件を対応づけた選択ロジックデータを記憶する記憶装置と、選択ロジックデータを参照して、条件に適合するテーブルおよびコマンドと処理種別を特定し、特定したコマンドに対応するHTTPメソッドと、特定したテーブルに対応するHTTPメソッドの処理対象と、特定されたコマンドの処理種別を対応づけた変換ロジックデータを出力する変換ロジック生成部を備え、HTTPメソッド実行装置は、アプリケーション実行装置から、HTTPメソッドと処理対象を含む処理リクエストを受信するアプリリクエスト処理部と、変換ロジックデータを参照して、処理リクエストをデータベースに対するデータベースリクエストに変換するとともに、処理リクエストに含まれるHTTPメソッドと、処理リクエストに含まれる処理対象から、コマンドの処理種別を決定する変換部と、変換部が決定した処理種別に基づいて、データベースリクエストを処理するデータベースリクエスト処理部を備える。
ここで、データベースリクエスト処理部は、変換部が決定した処理種別が同期処理の場合、データベースリクエストをデータベース管理装置に送信し、データベース管理装置から受信した処理結果をアプリケーション実行装置に送信する同期処理部と、変換部が決定した処理種別が非同期処理の場合、処理リクエストに対する処理結果を提供する問い合わせURIを含む処理レスポンスをアプリケーション実行装置に送信するとともに、データベースリクエストをデータベース管理装置に送信し、データベース管理装置から受信した処理結果を、問い合わせURIと対応づけて保持する非同期処理部を備えても良い。
本発明の第3の特徴は、アプリケーション実行装置から受信したHTTPメソッドを、データベースのコマンドに変換するための変換ロジックデータを生成する変換ロジック生成装置と、変換ロジックデータに基づいてHTTPメソッドをデータベースのコマンドに変換して実行するHTTPメソッド実行装置と、データベースを管理するデータベース管理装置を備えるHTTPメソッド実行システムに用いられるHTTPメソッド実行方法に関する。本発明の第3の特徴に係るHTTPメソッド実行方法は、変換ロジック生成装置が、データベースのテーブルに対するコマンドを同期処理で行うかまたは非同期処理で行うかを示す処理種別と、処理種別を適用する条件を対応づけた選択ロジックデータを記憶するステップと、変換ロジック生成装置が、選択ロジックデータを参照して、条件に適合するテーブルおよびコマンドと処理種別を特定し、特定したコマンドに対応するHTTPメソッドと、特定したテーブルに対応するHTTPメソッドの処理対象と、特定されたコマンドの処理種別を対応づけた変換ロジックデータを出力するステップと、HTTPメソッド実行装置が、アプリケーション実行装置から、HTTPメソッドと処理対象を含む処理リクエストを受信するステップと、HTTPメソッド実行装置が、変換ロジックデータを参照して、処理リクエストをデータベースに対するデータベースリクエストに変換するとともに、処理リクエストに含まれるHTTPメソッドと、処理リクエストに含まれる処理対象から、コマンドの処理種別を決定するステップと、HTTPメソッド実行装置が、決定した処理種別に基づいて、データベースリクエストを処理するステップを備える。
本発明の第3の特徴は、コンピュータに、本発明の第1の特徴に記載の変換ロジック生成装置として機能させるための変換ロジック生成プログラムに関する。
本発明によれば、HTTPメソッドからAPIを作成する際に、同期処理または非同期処理を最適に選択可能な変換ロジック生成装置、HTTPメソッド実行システム、HTTPメソッド実行方法および変換ロジック生成プログラムを提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。
(情報処理システム)
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る変換ロジック生成装置1が用いられる情報処理システム9を説明する。情報処理システム9は、HTTPメソッド実行システム5、アプリケーション開発装置6およびアプリケーション実行装置7を備える。HTTPメソッド実行システム5、アプリケーション開発装置6およびアプリケーション実行装置7は、インターネット等の通信ネットワーク8により相互に通信可能に接続される。
図1を参照して、本発明の実施の形態に係る変換ロジック生成装置1が用いられる情報処理システム9を説明する。情報処理システム9は、HTTPメソッド実行システム5、アプリケーション開発装置6およびアプリケーション実行装置7を備える。HTTPメソッド実行システム5、アプリケーション開発装置6およびアプリケーション実行装置7は、インターネット等の通信ネットワーク8により相互に通信可能に接続される。
アプリケーション開発装置6は、本発明の実施の形態に係るAPIを用いたアプリケーションを生成する。またアプリケーション開発装置6は、生成したアプリケーションで用いるAPIに関する情報を、HTTPメソッド実行システム5に登録する。
アプリケーション実行装置7は、アプリケーション開発装置6が生成したアプリケーションを実行し、アプリケーションにおいて、APIを用いてHTTPメソッド実行システム5にアクセスして処理をリクエストし、HTTPメソッド実行システム5から処理結果を受領する。
HTTPメソッド実行システム5は、アプリケーション実行装置7が送信したAPIを、データベース管理装置3が管理するデータに対するアクセスするためのコマンドに変換してデータを処理し、処理結果をアプリケーション実行装置7に送信する。
HTTPメソッド実行システム5は、変換ロジック生成装置1、HTTPメソッド実行装置2およびデータベース管理装置3を備える。変換ロジック生成装置1、HTTPメソッド実行装置2およびデータベース管理装置3は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク4により相互に通信可能に接続される。本発明の実施の形態において、変換ロジック生成装置1、HTTPメソッド実行装置2およびデータベース管理装置3は、それぞれ個別のハードウエアである場合を説明するが、一つのハードウエアにおいて、各装置の機能が実現されても良いし、3台以上のハードウエアによって、各装置の機能が実現されても良い。また各装置は、仮想マシンであっても良い。
変換ロジック生成装置1は、アプリケーション実行装置7から受信したHTTPメソッドを、データベースのコマンドに変換するための変換ロジックデータLを生成する。変換ロジック生成装置1は、アプリケーション開発装置6から受信したAPIに関する情報に基づいて、予めアプリケーションが送信するHTTPメソッドと、そのHTTPメソッドに対応するデータベースに対するコマンドに変換した変換ロジックデータLを生成する。
HTTPメソッド実行装置2は、アプリケーション実行装置7からHTTPメソッドの処理リクエストを受信すると、変換ロジックデータLに基づいて、HTTPメソッドに対応するコマンドで、データベースにアクセスして処理し、その結果をアプリケーション実行装置7に送信する。
データベース管理装置3は、アプリケーション実行装置7がアクセスするデータを管理するDBMである。データベース管理装置3は、データを複数のテーブルまたはビューの形式で保持するとともに、SQL(Structured Query Language)によりデータにアクセスするためのインタフェースとして機能する。データベース管理装置3は、HTTPメソッド実行装置2からのデータベースリクエスト(DBリクエスト)を受け付け、HTTPメソッド実行装置2に、処理結果を含むデータベースレスポンス(DBレスポンス)を送信する。
本発明の実施の形態においてAPIは、REST APIを意味する。APIにおいて、SQLコマンドに変換可能なHTTPメソッド、データベース管理装置3が有するテーブルまたはビューを特定するURI、テーブルまたはビューの属性を特定可能なJSON形式またはクエリ形式のパラメータ等が指定される。
本発明の実施の形態に係るHTTPメソッド実行システム5は、アプリケーション実行装置7から受信したAPIについて、予め作成した変換ロジックデータLに従って同期処理で行うか非同期処理で行うかを示す処理種別を決定し、決定した処理種別で、HTTPメソッドを実行する。アプリケーションがAPIの処理をHTTPメソッド実行システム5にリクエストする際、HTTPメソッドの処理種別を特定しなくても良く、アプリケーションの開発者は、DBMに関する知識は要求されない。
(HTTPメソッド実行方法)
図2を参照して、本発明の実施の形態に係るHTTPメソッド実行方法を説明する。
図2を参照して、本発明の実施の形態に係るHTTPメソッド実行方法を説明する。
ステップS1においてアプリケーション実行装置7が、HTTPメソッド実行装置2に処理リクエストを送信する。この処理リクエストには、HTTPメソッドと処理対象とを含む。この処理対象は、データベース管理装置3が管理するデータを特定する情報である。
HTTPメソッド実行装置2は、アプリケーション実行装置7から処理リクエストを受信すると、ステップS2において変換ロジック生成装置1から変換ロジックデータLを取得する。HTTPメソッド実行装置2は、変換ロジックデータLを予め取得しても良い。
ステップS3においてHTTPメソッド実行装置2は、アプリケーション実行装置7から受信した処理リクエストを、データベースリクエストに変換する。データベースリクエストは、処理リクエストに含まれるHTTPメソッドに対応するデータベースのコマンドと、処理リクエストに含まれる処理対象に対応するデータベース中のデータを特定する処理対象を含む。ステップS4においてHTTPメソッド実行装置2は、変換ロジックデータLに従って、受信した処理リクエストの処理種別を特定し、ステップS5において特定した処理種別に従って処理を切り替える。
同期処理と特定された場合、HTTPメソッド実行装置2は、ステップS11において、ステップS3で変換したデータベースリクエストをデータベース管理装置3に送信する。データベース管理装置3は、ステップS11で受信したデータベースリクエストを処理し、ステップS12において、処理結果を含むデータベースレスポンスをHTTPメソッド実行装置2に送信する。HTTPメソッド実行装置2は、ステップS12で受信したデータベースレスポンスをアプリケーション実行装置7宛の処理レスポンスに変換する。ステップS13においてHTTPメソッド実行装置2は、ステップS1で受信した処理リクエストに対する応答として、処理レスポンスをアプリケーション実行装置7に送信する。
一方非同期処理と特定された場合、HTTPメソッド実行装置2は、ステップS21において、ステップS1で受信した処理リクエストに対する応答として、問い合わせURIを設定したレスポンスをアプリケーション実行装置7に送信する。問い合わせURIは、アプリケーション実行装置7が、ステップS1で送信した処理リクエストに対する処理結果を受信するために用いられる。ステップS22においてHTTPメソッド実行装置2は、ステップS22において、ステップS3で変換したデータベースリクエストをデータベース管理装置3に送信する。データベース管理装置3は、ステップS22で受信したデータベースリクエストを処理し、ステップS23において、処理結果を含むデータベースレスポンスをHTTPメソッド実行装置2に送信する。ステップS24においてHTTPメソッド実行装置2は、ステップS21で送信した問い合わせURIと、ステップS23で受信した処理結果とを対応づけて保持する。
ステップS25においてアプリケーション実行装置7が、問い合わせURIを指定した問合リクエストをHTTPメソッド実行装置2に送信すると、HTTPメソッド実行装置2は、ステップS26において、受信した問い合わせURIに対応づけられた処理結果を、アプリケーション実行装置7に送信する。なお図示しないが、ステップS24で処理結果を保持する前に、アプリケーション実行装置7が問合リクエストをHTTPメソッド実行装置2に送信すると、HTTPメソッド実行装置2は、まだ処理が完了していない旨をアプリケーション実行装置7に返す。
(変換ロジック生成装置)
図3を参照して、本発明の実施の形態に係る変換ロジック生成装置1を説明する。変換ロジック生成装置1は、記憶装置10、処理装置20、通信制御装置30を備える一般的なコンピュータである。一般的なコンピュータが変換ロジック生成プログラムを実行することにより、図3に示す機能を実現する。
図3を参照して、本発明の実施の形態に係る変換ロジック生成装置1を説明する。変換ロジック生成装置1は、記憶装置10、処理装置20、通信制御装置30を備える一般的なコンピュータである。一般的なコンピュータが変換ロジック生成プログラムを実行することにより、図3に示す機能を実現する。
記憶装置10は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random access memory)、ハードディスク等であって、処理装置20が処理を実行するための入力データ、出力データおよび中間データなどの各種データを記憶する。処理装置20は、CPU(Central Processing Unit)であって、記憶装置10に記憶されたデータを読み書きしたり、通信制御装置30とデータを入出力したりして、変換ロジック生成装置1における処理を実行する。通信制御装置30は、変換ロジック生成装置1が、HTTPメソッド実行装置2およびデータベース管理装置3と通信可能に接続するためのインタフェースである。
記憶装置10は、テーブル構造データ11、選択ロジックデータ12および変換ロジックデータLを記憶する。
テーブル構造データ11は、データベース管理装置3が管理するテーブルの構造データである。テーブル構造データ11は、DDL(Database Definition Language)によって記載される。テーブル構造データ11の形式を、例えば図10ないし図12の各(a)に示すが、これらの図に示す形式でなくても良い。
選択ロジックデータ12は、データベース管理装置3が管理するデータベースのテーブルに対するコマンドを同期処理で行うかまたは非同期処理で行うかを示す処理種別と、処理種別を適用する条件を対応づけたデータである。選択ロジックデータ12は、HTTPメソッド実行システム5の管理者等によって、予め作成される。
例えば選択ロジックデータ12は、「テーブルに対する実行に時間を要する」条件に対して、処理種別として「非同期処理」を対応づける。選択ロジックデータ12は、「データベースの他のテーブルへのアクセスを伴う」条件に対して、処理種別として「非同期処理」を対応づける。さらに選択ロジックデータ12は、指定された条件外のケースについては、デフォルトの処理種別として「同期処理」を対応づけるようにしても良い。
また選択ロジックデータ12は、データベース管理装置3が管理する各テーブルについて、データベースへのコマンドと、このテーブルに対するこのコマンドの処理種別を対応づけたデータであっても良い。この場合選択ロジックデータ12は、各テーブルについて、データベースの各コマンド(INSERT、SELECT、UPDATE、DELETE)について、処理種別を特定可能である。
変換ロジックデータLは、本発明の実施の形態に係る変換ロジック生成装置1が、HTTPメソッド実行装置2に出力するデータである。変換ロジックデータLは、アプリケーション実行装置7から受信するHTTPメソッドと、HTTPメソッドの処理対象と、HTTPメソッドに対応するコマンドの処理種別を対応づけたデータである。
変換ロジックデータLは、例えば図4に示すように、アプリケーションから受信するAPIに関する欄と、データベースを処理するためのSQLに関する欄を備える。APIに関する項目の各小項目と、SQLに関する項目の各小項目は、相互に変換可能に対応づけられる。APIに関する項目は、APIで指定される処理対象のURIと、テーブル中の属性を特定するためのパラメータの各小項目を含む。パラメータは、APIに含まれるパラメータをJSON形式で記載したフォーマットと、クエリ形式で記載したフォーマットを含む。SQLに関する項目は、APIに関する項目の処理対象URIの小項目に対応するテーブル名と、パラメータの小項目で特定された属性のデータベースのテーブルにおける記載の各小項目を含む。
さらに、変換ロジックデータLは、APIに関する項目において、APIで指定されるHTTPメソッドを有し、SQLに関する項目において、HTTPメソッドに対応するデータベースのコマンドが対応づけられる。APIで指定されるHTTPメソッドと、各HTTPメソッドに対応するデータベースのコマンドの関係は、図5に示すように、予め定められている。
さらに変換ロジックデータLは、テーブルに対するコマンドを同期処理で行うかまたは非同期処理で行うかを示す処理種別を対応づける。例えば図4に示す例では、HTTPメソッド“GET”は、SQLコマンドの“SELECT”に対応し、同期処理である。HTTPメソッド“POST”は、SQLコマンドの“INSERT”に対応し、非同期処理である。
処理装置20は、テーブル構造取得部21、変換ロジック生成部22および変換ロジック提供部24を備える。
テーブル構造取得部21は、アプリケーション開発装置6からAPIの登録を行う指示が入力された際、そのAPIの処理で用いられるデータベースの各テーブルについて、テーブル構造データ11を取得して記憶装置10に記憶する。アプリケーション開発装置6は、例えば、DBMのIPアドレス、ポート番号などを指定して、テーブル構造取得部21が対象となるデータベースを特定し、特定されたデータベースが収容する各テーブルについて、テーブル構造データ11を取得しても良い。
変換ロジック生成部22は、テーブル構造データ11および選択ロジックデータ12を参照して、変換ロジックデータLを生成する。変換ロジック生成部22は、従来と同様に、(1)HTTPメソッドとDBMのデータを操作するコマンドの変換、(2)HTTPで指定されるURIとDBMのテーブルまたはビューの変換および(3)HTTPで指定されるパラメータとDBMの属性の変換を行う。本発明の実施の形態に係る変換ロジック生成部22は、さらに(4)同期処理で行うか非同期処理で行うかの処理種別を設定する処理種別決定部23を備える。
処理種別決定部23は、選択ロジックデータ12を参照して、選択ロジックデータ12の条件に適合するデータベースのテーブルおよびコマンドと処理種別を特定する。処理種別決定部23は、変換ロジックデータLにおいて、特定したコマンドに対応するHTTPメソッドと、特定したテーブルに対応するHTTPメソッドの処理対象と、特定されたコマンドの処理種別を対応づける。処理種別決定部23は、テーブルの構造に従って処理種別を決定する場合、テーブル構造データ11も併せて参酌する。処理種別決定部23は、データベースのテーブルに対するコマンドが、選択ロジックデータ12で定められた条件を満たすか否かを判定するために、テーブル構造データ11を参照したり、その他の必要なデータを参照したりしても良い。
例えば、選択ロジックデータ12において、「テーブルに対する実行に時間を要する」条件に対して、処理種別として非同期処理が対応づけられる場合、処理種別決定部23は、実行に時間を要するコマンドとテーブルを特定する。処理種別決定部23は、特定したコマンドとテーブルについて、このコマンドに対応するHTTPメソッドと、このテーブルに対する処理対象に、処理種別として非同期処理を対応づけて変換ロジックデータLを更新する。
また選択ロジックデータ12において、「データベースの他のテーブルへのアクセスを伴う」条件に対して、処理種別として非同期処理が対応づけられる場合、処理種別決定部23は、テーブルに対するコマンドの実行に伴って、他のテーブルへアクセスするコマンドとテーブルを特定する。処理種別決定部23は、特定したコマンドとテーブルについて、このコマンドに対応するHTTPメソッドと、このテーブルに対する処理対象に、処理種別として非同期処理を対応づけて変換ロジックデータLを更新する。
また選択ロジックデータ12において、データベース管理装置3が管理する各テーブルについて、データベースへのコマンドと、このテーブルに対するこのコマンドの処理種別を対応づける場合、処理種別決定部23は、選択ロジックデータ12から、アプリケーション実行装置7から受信するHTTPメソッドに対応するコマンドと、HTTPメソッドの処理対象に対応するテーブルから、処理種別を特定する。処理種別決定部23は、特定されたHTTPメソッドと、特定されたHTTPメソッドの処理対象と、特定されたコマンドの処理種別を対応づけた変換ロジックデータLを出力する。
このように処理種別決定部23は、選択ロジックデータ12を参照して、コマンドとテーブルに対応するHTTPメソッドおよび処理対象について、処理種別として非同期処理または同期処理を対応づけて、変換ロジックデータLを更新する。
複数のテーブルの変更を伴うなど、処理に時間がかかるコマンドを同期処理で行った場合、アプリケーション実行装置7がAPIを送信してから所定の時間以内にレスポンスを返信することができず、タイムアウトとなってしまう場合がある。そこで、処理種別決定部23は、原則同期処理を割り当て、処理に時間がかかるコマンドについて例外的に非同期処理を割り当てる。これにより、アプリケーション開発者にDBMの知識がない場合でも、アプリケーション実行装置7は、アプリケーションでタイムアウトが生じる事態を回避して、結果を適切に取得することができる。
変換ロジック提供部24は、変換ロジック生成部22が生成した変換ロジックデータLを、HTTPメソッド実行装置2に送信する。変換ロジック提供部24は、変換ロジックデータLが生成された際にHTTPメソッド実行装置2に送信しても良いし、HTTPメソッド実行装置2からリクエストがあった際にHTTPメソッド実行装置2に送信しても良い。
図6を参照して、本発明の実施の形態に係る変換ロジック生成部22による変換ロジック生成処理を説明する。
まずステップS101において変換ロジック生成部22は、変換対象のHTTPのメソッドとDBのコマンドを対応づける。ステップS102において変換ロジック生成部22は、アプリケーションから送信される処理対象と、DBのテーブルおよび属性とを対応づける。ステップS101およびステップS102の処理は、図5に示すテーブルなどを用いて従来と同様の方法で行われる。
次に、ステップS103において変換ロジック生成部22は、APIで指定される処理対象に対応する各テーブルおよびデータベースの各コマンドについて、選択ロジックデータ12に従って、同期処理で行うか或いは非同期処理で行うかを示す処理種別を特定する。或いは、変換ロジック生成部22は、選択ロジックデータ12に従って、非同期処理で行うテーブルおよびコマンドを特定するとともに、それ以外のテーブルおよびコマンドについて非同期処理で行うと、各処理種別を特定しても良い。
ステップS104において変換ロジック生成部22は、ステップS101ないしステップS103の処理結果に基づいて、変換ロジックデータLを生成する。本発明の実施の形態において変換ロジック生成部22は特に、HTTPメソッドおよび処理対象に、処理対象に対応するテーブルおよび属性に対して、HTTPメソッドに対応するコマンドを実行する際の処理種別として、ステップS103で特定した処理種別を対応づけて変換ロジックデータLを生成する。
(HTTPメソッド実行装置)
図7を参照して、本発明の実施の形態に係るHTTPメソッド実行装置2を説明する。HTTPメソッド実行装置2は、記憶装置50、処理装置60および通信制御装置70を備える一般的なコンピュータである。一般的なコンピュータがHTTPメソッド実行プログラムを実行することにより、図7に示す機能を実現する。
図7を参照して、本発明の実施の形態に係るHTTPメソッド実行装置2を説明する。HTTPメソッド実行装置2は、記憶装置50、処理装置60および通信制御装置70を備える一般的なコンピュータである。一般的なコンピュータがHTTPメソッド実行プログラムを実行することにより、図7に示す機能を実現する。
記憶装置50は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random access memory)、ハードディスク等であって、処理装置60が処理を実行するための入力データ、出力データおよび中間データなどの各種データを記憶する。処理装置60は、CPU(Central Processing Unit)であって、記憶装置50に記憶されたデータを読み書きしたり、通信制御装置70とデータを入出力したりして、HTTPメソッド実行装置2における処理を実行する。通信制御装置70は、HTTPメソッド実行装置2が、変換ロジック生成装置1およびデータベース管理装置3と通信可能に接続するためのインタフェースである。
記憶装置50は、変換ロジックデータLおよび処理結果データ51を記憶する。
変換ロジックデータLは、変換ロジック生成装置1が生成したデータであって、図4等を参照して説明したデータである。
処理結果データ51は、データベースに非同期処理を行った場合の処理結果を保持する。処理結果データ51は、図8に示すように、データベースに対して行った非同期処理に割り当てられた問い合わせURIに、その非同期処理の処理結果の識別子(リンク)を対応づけて保持する。
処理装置60は、変換ロジック取得部61、アプリリクエスト処理部62、変換部63およびデータベースリクエスト処理部64を備える。
変換ロジック取得部61は、変換ロジック生成装置1から変換ロジックデータLを取得して、記憶装置50に記憶する。変換ロジック取得部61は、アプリケーション実行装置7から処理リクエストを受信した際に変換ロジックデータLを取得しても良いし、予め変換ロジックデータLを取得しても良い。
アプリリクエスト処理部62は、アプリケーション実行装置7から、HTTPメソッドと処理対象を含むリクエストを受信する。アプリリクエスト処理部62はさらに、処理リクエストの処理結果をアプリケーション実行装置7に返す。
変換部63は、変換ロジックデータLを参照して、処理リクエストをデータベースに対するデータベースリクエストに変換するとともに、処理リクエストに含まれるHTTPメソッドと、処理リクエストに含まれる処理対象から、コマンドの処理種別を決定する。変換部63は、処理リクエストで指定されたHTTPメソッドを、データベースコマンドに変換し、処理リクエストで指定された処理対象を、データベースのテーブルの属性に変換する。さらに変換部63は、処理リクエストで指定されたHTTPメソッドおよび処理対象に対して、同期処理で行うか非同期処理で行うかを示す処理種別を特定する。
データベースリクエスト処理部64は、変換部63が変換したデータベースリクエストを、変換部63が決定した処理種別に基づいて、データベースリクエストを処理する。データベースリクエスト処理部64は、同期処理でデータベースにアクセスする同期処理部65と、非同期処理でデータベースにアクセスする非同期処理部66を有する。
同期処理部65は、データベースリクエストを即座に処理し、アプリケーション実行装置7に返す。具体的には同期処理部65は、変換部63が決定した処理種別が同期処理の場合、データベースリクエストをデータベース管理装置3に送信し、データベース管理装置から受信した処理結果をアプリケーション実行装置7に送信する。
非同期処理部66は、データベースリクエストを即座に処理することなく、問い合わせURIを作成してアプリケーション実行装置7に返し、データベースリクエストを処理する。具体的には非同期処理部66は、変換部63が決定した処理種別が非同期処理の場合、処理リクエストに対する処理結果を提供する問い合わせURIを含む処理レスポンスをアプリケーション実行装置7に送信する。また同期処理部65は、データベースリクエストをデータベース管理装置3に送信し、データベース管理装置3から受信した処理結果を、問い合わせURIと対応づけて、処理結果データ51に保持する。
非同期処理部66は、データベース管理装置3から受信した処理結果を処理結果データ51に保持する前に、アプリケーション実行装置7から問い合わせURIを含む問い合わせリクエストを受信すると、処理が未完了である旨をアプリケーション実行装置7に返す。一方非同期処理部66は、データベース管理装置3から受信した処理結果を処理結果データ51に保持した後に、アプリケーション実行装置7から問い合わせURIを含む問い合わせリクエストを受信すると、その処理結果をアプリケーション実行装置7に返す。
(具体例)
図9ないし図12を参照して、データベース管理装置3が管理する具体的なテーブルを例に、変換ロジック生成装置1が、「データベースの他のテーブルへのアクセスを伴う」条件についてコマンドを非同期処理と判定する例を説明する。
図9ないし図12を参照して、データベース管理装置3が管理する具体的なテーブルを例に、変換ロジック生成装置1が、「データベースの他のテーブルへのアクセスを伴う」条件についてコマンドを非同期処理と判定する例を説明する。
図9は、データベース管理装置3が管理する顧客テーブルT1、製品テーブルT2および発注名簿テーブルT3の一例である。発注名簿テーブルT3の「顧客アドレス」は、顧客テーブルT1の「顧客ID」とリレーションシップを有し、発注名簿テーブルT3の「製品名」は、製品テーブルT2の「製品ID」とリレーションシップを有する。
顧客テーブルT1のテーブル構造データを図10(a)に示し、テーブル構造データでの表記と、図9での表記との対応を図10(b)に示す。製品テーブルT2および発注名簿テーブルT3も同様に、テーブル構造データを図11(a)および図12(a)に示し、テーブル構造データでの表記と、図9での表記との対応を図11(b)および図12(b)に示す。
ここで、図12(a)に示す発注名簿テーブルT3のテーブル構造データにおいて、「顧客アドレス(customer_addresss)」および「製品名(product_name)」について、“FOREIGN KEY”であることが示されている。また各項目は、それぞれ他のテーブルの“customer_id”と“product_id”を参照することを示す。
ここで、変換ロジック生成装置1の選択ロジックデータ12において、「データベースの他のテーブルへのアクセスを伴う」条件について、非同期処理を行うと設定されているとする。図12に示す発注名簿テーブルの構造データにおいて、“FOREIGN KEY”という外部キー、すなわちリレーションがある。発注名簿テーブルT3に対する追加または変更を伴うINSERTおよびUPDATEのコマンドは、他のテーブルへのアクセスを伴う。従って、処理種別決定部23は、図12に示す発注名簿テーブルT3について、INSERTおよびUPDATEに対応するHTTPメソッドのPOSTおよびPUTについて、非同期処理で行うと決定する。処理種別決定部23は、図12に示す発注名簿テーブルT3について、INSERTおよびUPDATE以外のコマンドであるSELECTおよびDELETEに対応するHTTPメソッドのGETおよびDELETEについて、同期処理で行うと決定する。
なお、ここで説明した選択ロジックデータ12は一例であり、これに限るものではない。例えば、選択ロジックデータ12において、「データベースの他の2以上のテーブルへのアクセスを伴う」条件について非同期処理にすると設定しても良い。また「所定数以上のレコードを有するテーブルに対するコマンド」の条件について、非同期処理にすると設定しても良い。そのほか、経験的に処理に時間がかかると判定される条件や、経験的に処理に時間がかかると判定されたテーブルおよびコマンドの組み合わせについて、非同期処理にすると設定しても良い。また実際の運用において、処理に時間がかかると判定されたテーブルおよびコマンドの組み合わせについて、非同期処理にすると設定しても良い。
このような本発明の実施の形態に係る変換ロジック生成装置1は、選択ロジックデータ12において、予め、テーブルと、このテーブルに対するコマンドを、非同期処理にするか同期処理にするかの処理種別を対応づける。変換ロジック生成装置1は、選択ロジックデータ12に基づいて、HTTPメソッドと、処理対象に、処理種別を対応づけた変換ロジックデータLを出力するので、HTTPメソッド実行装置2が、HTTPメソッドからAPIを作成する際に、同期処理または非同期処理を最適に選択することができる。これによりAPIを送信するアプリケーションの開発者は、APIコマンドについて、同期処理または非同期処理の処理種別を設定する必要がないので、データベースの仕組みを熟知していなくとも、APIコマンドの処理種別を特定することができる。また処理種別が適切に設定できるので、アプリケーション実行装置7は、アプリケーションでタイムアウトが生じるなどの不足の事態が生じることなく、結果を取得することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなる。
上記のように、本発明の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなる。
例えば、本発明の実施の形態に記載した変換ロジック生成装置は、図3に示すように一つのハードウエア上に構成されても良いし、その機能や処理数に応じて複数のハードウエア上に構成されても良い。また、既存の情報処理システム上に実現されても良い。
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1 変換ロジック生成装置
2 HTTPメソッド実行装置
3 データベース管理装置
4、8 通信ネットワーク
5 HTTPメソッド実行システム
6 アプリケーション開発装置
7 アプリケーション実行装置
9 情報処理システム
10、50 記憶装置
30、70 通信制御装置
11 テーブル構造データ
12 選択ロジックデータ
20、60 処理装置
21 テーブル構造取得部
22 変換ロジック生成部
23 処理種別決定部
24 変換ロジック提供部
51 処理結果データ
61 変換ロジック取得部
62 アプリリクエスト処理部
63 変換部
64 データベースリクエスト処理部
65 同期処理部
L 変換ロジックデータ
2 HTTPメソッド実行装置
3 データベース管理装置
4、8 通信ネットワーク
5 HTTPメソッド実行システム
6 アプリケーション開発装置
7 アプリケーション実行装置
9 情報処理システム
10、50 記憶装置
30、70 通信制御装置
11 テーブル構造データ
12 選択ロジックデータ
20、60 処理装置
21 テーブル構造取得部
22 変換ロジック生成部
23 処理種別決定部
24 変換ロジック提供部
51 処理結果データ
61 変換ロジック取得部
62 アプリリクエスト処理部
63 変換部
64 データベースリクエスト処理部
65 同期処理部
L 変換ロジックデータ
Claims (7)
- アプリケーション実行装置から受信したHTTPメソッドを、データベースのコマンドに変換するための変換ロジックデータを生成する変換ロジック生成装置であって、
前記データベースのテーブルに対する前記コマンドを同期処理で行うかまたは非同期処理で行うかを示す処理種別と、前記処理種別を適用する条件を対応づけた選択ロジックデータを記憶する記憶装置と、
前記選択ロジックデータを参照して、前記条件に適合する前記テーブルおよびコマンドと処理種別を特定し、前記特定したコマンドに対応する前記HTTPメソッドと、前記特定したテーブルに対応する前記HTTPメソッドの処理対象と、特定された前記コマンドの処理種別を対応づけた変換ロジックデータを出力する変換ロジック生成部
を備えることを特徴とする変換ロジック生成装置。 - 前記選択ロジックデータは、
前記テーブルに対する実行に時間を要する条件に対して、前記処理種別として非同期処理を対応づける
ことを特徴とする請求項1に記載の変換ロジック生成装置。 - 前記選択ロジックデータは、
前記データベースの他のテーブルへのアクセスを伴う条件に対して、前記処理種別として非同期処理を対応づける
ことを特徴とする請求項1に記載の変換ロジック生成装置。 - アプリケーション実行装置から受信したHTTPメソッドを、データベースのコマンドに変換するための変換ロジックデータを生成する変換ロジック生成装置と、前記変換ロジックデータに基づいてHTTPメソッドをデータベースのコマンドに変換して実行するHTTPメソッド実行装置と、前記データベースを管理するデータベース管理装置を備えるHTTPメソッド実行システムであって、
前記変換ロジック生成装置は、
前記データベースのテーブルに対する前記コマンドを同期処理で行うかまたは非同期処理で行うかを示す処理種別と、前記処理種別を適用する条件を対応づけた選択ロジックデータを記憶する記憶装置と、
前記選択ロジックデータを参照して、前記条件に適合する前記テーブルおよびコマンドと処理種別を特定し、前記特定したコマンドに対応する前記HTTPメソッドと、前記特定したテーブルに対応する前記HTTPメソッドの処理対象と、特定された前記コマンドの処理種別を対応づけた変換ロジックデータを出力する変換ロジック生成部を備え、
前記HTTPメソッド実行装置は、
前記アプリケーション実行装置から、前記HTTPメソッドと処理対象を含む処理リクエストを受信するアプリリクエスト処理部と、
前記変換ロジックデータを参照して、前記処理リクエストを前記データベースに対するデータベースリクエストに変換するとともに、前記処理リクエストに含まれる前記HTTPメソッドと、前記処理リクエストに含まれる処理対象から、前記コマンドの処理種別を決定する変換部と、
前記変換部が決定した処理種別に基づいて、前記データベースリクエストを処理するデータベースリクエスト処理部
を備えることを特徴とするHTTPメソッド実行システム。 - 前記データベースリクエスト処理部は、
前記変換部が決定した処理種別が同期処理の場合、
前記データベースリクエストを前記データベース管理装置に送信し、前記データベース管理装置から受信した処理結果を前記アプリケーション実行装置に送信する同期処理部と、
前記変換部が決定した処理種別が非同期処理の場合、
前記処理リクエストに対する処理結果を提供する問い合わせURIを含む処理レスポンスをアプリケーション実行装置に送信するとともに、前記データベースリクエストを前記データベース管理装置に送信し、前記データベース管理装置から受信した処理結果を、前記問い合わせURIと対応づけて保持する非同期処理部を備える
ことを特徴とする請求項5に記載のHTTPメソッド実行システム。 - アプリケーション実行装置から受信したHTTPメソッドを、データベースのコマンドに変換するための変換ロジックデータを生成する変換ロジック生成装置と、前記変換ロジックデータに基づいてHTTPメソッドをデータベースのコマンドに変換して実行するHTTPメソッド実行装置と、前記データベースを管理するデータベース管理装置を備えるHTTPメソッド実行システムに用いられるHTTPメソッド実行方法であって、
前記変換ロジック生成装置が、前記データベースのテーブルに対する前記コマンドを同期処理で行うかまたは非同期処理で行うかを示す処理種別と、前記処理種別を適用する条件を対応づけた選択ロジックデータを記憶するステップと、
前記変換ロジック生成装置が、前記選択ロジックデータを参照して、前記条件に適合する前記テーブルおよびコマンドと処理種別を特定し、前記特定したコマンドに対応する前記HTTPメソッドと、前記特定したテーブルに対応する前記HTTPメソッドの処理対象と、特定された前記コマンドの処理種別を対応づけた変換ロジックデータを出力するステップと、
前記HTTPメソッド実行装置が、前記アプリケーション実行装置から、前記HTTPメソッドと処理対象を含む処理リクエストを受信するステップと、
前記HTTPメソッド実行装置が、前記変換ロジックデータを参照して、前記処理リクエストを前記データベースに対するデータベースリクエストに変換するとともに、前記処理リクエストに含まれる前記HTTPメソッドと、前記処理リクエストに含まれる処理対象から、前記コマンドの処理種別を決定するステップと、
前記HTTPメソッド実行装置が、決定した処理種別に基づいて、前記データベースリクエストを処理するステップ
を備えることを特徴とするHTTPメソッド実行方法。 - コンピュータに、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の変換ロジック生成装置として機能させるための変換ロジック生成プログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018096100A JP2019200691A (ja) | 2018-05-18 | 2018-05-18 | 変換ロジック生成装置、httpメソッド実行システム、httpメソッド実行方法および変換ロジック生成プログラム |
PCT/JP2019/019511 WO2019221234A1 (ja) | 2018-05-18 | 2019-05-16 | 変換ロジック生成装置、httpメソッド実行システム、httpメソッド実行方法および変換ロジック生成プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018096100A JP2019200691A (ja) | 2018-05-18 | 2018-05-18 | 変換ロジック生成装置、httpメソッド実行システム、httpメソッド実行方法および変換ロジック生成プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019200691A true JP2019200691A (ja) | 2019-11-21 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018096100A Pending JP2019200691A (ja) | 2018-05-18 | 2018-05-18 | 変換ロジック生成装置、httpメソッド実行システム、httpメソッド実行方法および変換ロジック生成プログラム |
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JP2011232893A (ja) * | 2010-04-26 | 2011-11-17 | Canon Inc | 印刷データ作成サーバ及び印刷装置及び印刷システム |
US10853365B2 (en) * | 2014-03-28 | 2020-12-01 | Hitachi, Ltd. | Database management system, computer, and database management method |
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2018
- 2018-05-18 JP JP2018096100A patent/JP2019200691A/ja active Pending
-
2019
- 2019-05-16 WO PCT/JP2019/019511 patent/WO2019221234A1/ja active Application Filing
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Publication number | Publication date |
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