JP2019200238A - 撮像制御装置およびその制御方法、プログラム並びに記憶媒体 - Google Patents

撮像制御装置およびその制御方法、プログラム並びに記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】被写体のより詳細な部分にピント位置を微調整する操作をスムーズに行える技術を実現する。【解決手段】撮像制御装置は、画像から被写体のより詳細な部分を検出することが可能な検出手段と、前記検出手段により検出された前記詳細な部分をオートフォーカス(AF)の対象として指定可能とするか否かを設定する設定手段と、所定の条件を満たし、前記設定手段がAFの対象として前記詳細な部分の指定を不可とする設定である場合は、撮影準備指示に応じてAFを行い、当該撮影準備指示の操作の継続中に特定の操作が行われてもマニュアルフォーカス(MF)によるピント位置の調整を実行せず、前記所定の条件を満たし、前記設定手段がAFの対象として前記詳細な部分の指定を可能とする設定である場合は、撮影準備指示に応じてAFを行い、当該撮影準備指示の操作の継続中に前記特定の操作が行われたことに応じてMFによるピント位置の調整を実行するように制御する制御手段と、を有する。【選択図】図9

Description

本発明は、被写体検出機能を有する撮像制御技術に関する。
デジタルカメラなどの撮像制御装置は、撮像した画像から自動的に検出した被写体や、ユーザが任意で選択した被写体に対してピントを合わせるオートフォーカス(AF)機能が搭載されている。また、被写体として人物の顔を検出するだけでなく、顔の器官(例えば瞳など)が検出可能であり、被写体のより詳細な部分へのAF(以下、瞳AF)が可能なものもある。このような瞳AFでは、AF対象位置として顔と瞳のいずれかを選択し判別できるようにすることで、ユーザの意図を反映できるような機能を実現することができる。
特許文献1では、ユーザが画面をタッチすることで、タッチ位置にある被写体が顔か瞳かを判定し、AF対象として選択する技術が記載されている。これによりユーザが撮影シーンに応じて手軽にAF対象位置を指定できるようになり、使い勝手を向上させている。特許文献2には、レリーズボタンの半押し操作に応じてAFを行って合焦した後、レリーズボタンの半押し操作を維持している間に、フォーカスリングの操作に応じて合焦した領域を拡大し、焦点位置を調整することができるカメラシステムが提案されている。
特開2013−70164号公報 特開2010−141767号公報
しかしながら、特許文献1では、瞳AF後により詳細な部分にピント位置を微調整する機能には着目していない。ピントを微調整する機能としては、マニュアルフォーカス(MF)がある。特にAF(合焦)後のMF機能としては、特許文献2のように、AFによる合焦後に一時的にフォーカス調整操作を受け付ける機能(以下、AF+MF)が知られている。AF+MF機能では、予め機能の有効・無効を設定しておき、無効に設定されている場合にはAFによる合焦後にフォーカス調整操作がされてもMFを実行しないようにすることで、AFによる合焦後に誤操作によってピントがずれてしまうことが防げる。しかしながら、AF+MF機能が無効に設定されている場合は、瞳AFなどの顔の器官を対象としたAF後により詳細な部分にピント位置を微調整する操作を行うことができなくなる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、被写体のより詳細な部分にピント位置を微調整する操作をスムーズに行える技術を実現することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の撮像制御装置は、画像から被写体のより詳細な部分を検出することが可能な検出手段と、前記検出手段により検出された前記詳細な部分をオートフォーカス(AF)の対象として指定可能とするか否かを設定する設定手段と、所定の条件を満たし、前記設定手段がAFの対象として前記詳細な部分の指定を不可とする設定である場合は、撮影準備指示に応じてAFを行い、当該撮影準備指示の操作の継続中に特定の操作が行われてもマニュアルフォーカス(MF)によるピント位置の調整を実行せず、前記所定の条件を満たし、前記設定手段がAFの対象として前記詳細な部分の指定を可能とする設定である場合は、撮影準備指示に応じてAFを行い、当該撮影準備指示の操作の継続中に前記特定の操作が行われたことに応じてMFによるピント位置の調整を実行するように制御する制御手段と、を有する。
本発明によれば、被写体のより詳細な部分にピント位置を微調整する操作をスムーズに行えるようになる。
本実施形態のデジタルカメラの背面の外観図。 本実施形態のデジタルカメラの構成を示すブロック図。 本実施形態の撮影モード処理を示すフローチャート。 図3のMFモード処理を示すフローチャート。 MF設定画面(a)〜(c)およびMF待機画面(d)を例示する図。 図3の被写体指定処理を示すフローチャート。 図3のホイール操作処理を示すフローチャート。 撮影条件設定画面を例示する図。 図3の撮影処理を示すフローチャート。 瞳AFモード時の画面を例示する図。
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
<装置構成>
まず、図1および図2を参照して、本実施形態の撮像制御装置としてのデジタルカメラの機能及び外観について説明する。
本実施形態のデジタルカメラ100の背面の外観を示す図1において、表示部101は画像や各種情報を表示する液晶表示パネル(LCD)等からなる。表示部101には、ファインダー外に配置された表示部である背面表示パネル101aと、ファインダー内の表示部である電子ビューファインダー(以下、EVF)101bが含まれる。EVF101bは、ユーザが覗き込み式(接眼式)のファインダーの接眼部を介して撮像画面をモニタすることが可能である(視認可能である)。シャッターボタン102は撮影指示を行うための操作部である。モード切替ボタン103は各種モードを切り替えるための操作部である。コネクタ107は、パーソナルコンピュータやプリンタなどの外部機器と接続するための接続ケーブル108とデジタルカメラ100とを接続するインターフェースである。操作部104はユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチ、ボタン、タッチパネル等の操作部材からなる操作部である。コントローラホイール104bは操作部104に含まれる回転可能な電子ダイヤルである。電源スイッチ105は電源のオン、オフを切り替える操作部である。接眼検知部106は、赤外線近接センサなどを用いて、EVF101bを内蔵するファインダーの接眼部への何らかの物体の接近を検知する。記録媒体109はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体スロット110は記録媒体109を格納するためのスロットである。記録媒体スロット110に格納された記録媒体109は、デジタルカメラ100との通信が可能となる。蓋111は記録媒体スロット110の蓋である。図1では、蓋111を開けて記録媒体スロット110から記録媒体109の一部を取り出して露出させた状態を示している。
本実施形態のデジタルカメラ100の内部構成を示す図2において、撮影レンズ203はズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群である。シャッター204は絞り機能を備える。撮像部205は被写体の光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS等で構成される撮像素子である。A/D変換器206は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器206は、撮像部205から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。バリア202は、デジタルカメラ100の、撮影レンズ203を含む撮像系を覆うことにより、撮影レンズ203、シャッター204、撮像部205を含む撮像系の汚れや破損を防止する。
画像処理部207は、A/D変換器206からのデータ、又は、メモリ制御部209からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部207では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部201が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部207ではさらに、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
A/D変換器206からの出力データは、画像処理部207及びメモリ制御部209を介して、或いは、メモリ制御部209を介してメモリ210に直接書き込まれる。メモリ210は、撮像部205によって得られ、A/D変換器206によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部101に表示するための画像データを格納する。メモリ210は、所定枚数の静止画や所定時間の動画および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。
また、メモリ210は画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器208は、メモリ210に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部101に供給する。こうして、メモリ210に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器208を介して表示部101により表示される。表示部101は、LCD等の表示器上に、D/A変換器208からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器206によって一旦A/D変換され、メモリ210に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器208においてアナログ変換し、表示部101に逐次転送して表示することで、ライブビュー画像の表示を行える。
不揮発性メモリ213は、電気的に消去・記憶可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ213には、システム制御部201の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。
システム制御部201は、デジタルカメラ100全体を制御する。前述した不揮発性メモリ213に記憶されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。212はシステムメモリであり、RAMが用いられる。システムメモリ212には、システム制御部201の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ213から読み込んだプログラム等を展開する。また、システム制御部201はメモリ210、D/A変換器208、表示部101等を制御することにより表示制御も行う。
システムタイマー211は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。
モード切替ボタン103、第1シャッタースイッチ102a、第2シャッタースイッチ102b、操作部104はシステム制御部201に各種の動作指示を入力するための操作手段である。
モード切替ボタン103は、システム制御部201の動作モードを、少なくとも画像を再生する再生モードと、静止画や動画を撮影する撮影モードのいずれかに切り替える。撮影モードは、オートモード、オートシーン判別モード、マニュアルモード、シーン別撮影モード、プログラムAEモード、カスタムモードなどがある。モード切替ボタン103で、撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに直接切り替えられる、あるいは、モード切替ボタン103で撮影モードに一旦切り替えた後に、撮影モードに含まれるこれらのモードのいずれかに、他の操作部材を用いて切り替えるようにしてもよい。オートモードは、カメラの各種パラメータが、計測された露出値に基づいてデジタルカメラ100に組み込まれたプログラムにより自動的に決定されるモードである。マニュアルモードは、カメラの各種パラメータをユーザが自由に変更可能なモードである。シーン別の撮影モードは、撮影シーン別にその撮影シーンに適したシャッター速度や絞り値、ストロボ発光状態、感度設定、ホワイトバランス(WB)設定等を組み合わせることによって実現されるモードである。プログラムAEモードは、被写体の明るさに合わせて、デジタルカメラ100が自動的にシャッタースピードと絞り値の組み合わせを決定するモードである。カスタムモードは、ユーザが事前に登録した設定を呼び出して撮影できるモードである。
第1シャッタースイッチ102aは、デジタルカメラ100に設けられたシャッターボタン102の操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でオンとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の撮影準備処理を開始する。
第2シャッタースイッチ102bは、シャッターボタン102の操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でオンとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部201は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部205からの信号読み出しから記録媒体109に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理を開始する。
操作部104の各操作部材は、表示部101に表示される種々の機能アイコンを選択操作することなどにより、シーンごとに適宜機能が割り当てられ、各種機能ボタンとして作用する。機能ボタンとしては、例えば終了ボタン、戻るボタン、画像送りボタン、ジャンプボタン、絞込みボタン、属性変更ボタンなどがある。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部101に表示される。ユーザは、表示部101に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
コントローラホイール104bは、操作部104に含まれる回転操作可能な操作部材であり、方向ボタンと共に選択項目を指示する際などに使用される。コントローラホイール104bを回転操作すると、操作量に応じて電気的なパルス信号が発生し、このパルス信号に基づいてシステム制御部201はデジタルカメラ100の各部を制御する。このパルス信号によって、コントローラホイール104bが回転操作された角度や、何回転したかなどを判定することができる。なお、コントローラホイール104bは回転操作が検出できる操作部材であればどのようなものでもよい。例えば、ユーザの回転操作に応じてコントローラホイール104b自体が回転してパルス信号を発生するダイヤル操作部材であってもよい。また、タッチセンサよりなる操作部材で、コントローラホイール104b自体は回転せず、コントローラホイール104b上でのユーザの指の回転動作などを検出するものであってもよい(いわゆる、タッチホイール)。
電源制御部214は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部214は、その検出結果及びシステム制御部201の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体109を含む各部へ供給する。
電源部215は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、リチウムイオン電池等の二次電池、ACアダプタ等からなる。記録媒体I/F216は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体109とのインターフェースである。記録媒体109は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
通信部217は、無線アンテナや有線ケーブルによって外部機器と通信可能に接続し、映像や音声の送受信を行う。通信部217は無線LAN(Local Area Network)やインターネットにも接続可能である。通信部217は撮像部205で撮像された画像データ(ライブビュー画像を含む)や、記録媒体109に記録されている画像ファイルを外部機器に送信でき、また、外部機器から画像データやその他の各種情報を受信できる。
姿勢検知部218は、重力方向に対するデジタルカメラ100の姿勢を検知する。姿勢検知部218で検知された姿勢に応じて、撮像部205で撮像された画像がデジタルカメラ100を横に構えて撮影されたものか、縦に構えて撮影されたものかを判別可能である。システム制御部201は、姿勢検知部218で検知された姿勢に関する情報を撮像部205で撮像された画像データに付加したり、画像データを回転して記憶することが可能である。姿勢検知部としては、加速度センサやジャイロセンサ等を用いることができる。
接眼検知部106は、ファインダーの接眼部に対する目(物体)の接近(接眼)および離反(離眼)を検知する。システム制御部201は、接眼検知部106で検知された状態に応じて、背面表示パネル101aとEVF101bの表示(表示状態)/非表示(非表示状態)を切り替える。すなわち、システム制御部201は、接眼検知部106が接眼を検知している場合は表示先をEVF101bとし、接眼を検知していない場合は表示先を背面表示パネル101aとする。
なお、操作部104の1つとして、背面表示パネル101aに対する接触を検知可能なタッチパネル104aを有する。タッチパネル104aと背面表示パネル101aとは一体的に構成することができる。例えば、タッチパネル104aを光の透過率が背面表示パネル101aの表示を妨げないように構成し、背面表示パネル101aの表示面の上層に取り付ける。そして、タッチパネル104aにおける入力座標と、背面表示パネル101a上の表示座標とを対応付ける。これにより、あたかもユーザが背面表示パネル101a上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUI(Grafical User Interface)を構成することができる。すなわち、タッチパネル104aにおけるタッチ検知面が背面表示パネル101aの表示面となる。また、背面表示パネル101aの表示素子と静電容量方式のタッチ検出(タッチ検知)用の電極がセパレータを挟まずに一体的に構成されたインセル型のタッチパネルディスプレイであってもよい。システム制御部201はタッチパネル104aへの以下の操作あるいは状態を検出できる。
・タッチパネル104aにタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル104aにタッチしたこと。すなわち、タッチの開始(以下、タッチダウン(Touch−Down)と呼ぶ)。
・タッチパネル104aを指やペンでタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch−On)と呼ぶ)。
・タッチパネル104aを指やペンでタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch−Move)と呼ぶ)。
・タッチパネル104aへタッチしていた指やペンを離したこと。すなわち、タッチの終了(以下、タッチアップ(Touch−Up)と呼ぶ)。
・タッチパネル104aに何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch−Off)と呼ぶ)。
タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンであることも検出される。タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが検出されるのもタッチオンが検出されている状態である。タッチオンが検出されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検出された後は、タッチオフとなる。
これらの操作・状態や、タッチパネル104a上に指やペンがタッチしている位置座標は内部バスを通じてシステム制御部201に通知される。システム制御部201は通知された情報に基づいてタッチパネル104a上にどのような操作(タッチ操作)が行われたかを判定する。
タッチムーブについてはタッチパネル104a上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル104a上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。また、タッチパネル104a上をタッチダウンから一定のタッチムーブを経てタッチアップをしたとき、ストロークを描いたこととする。素早くストロークを描く操作をフリックと呼ぶ。フリックは、タッチパネル104a上に指を触れたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作であり、言い換えればタッチパネル104a上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行われたと判定できる。また、所定距離以上を、所定速度未満でタッチムーブしたことが検出された場合はドラッグが行われたと判定するものとする。
更に、複数箇所(例えば2点)を同時にタッチして、互いのタッチ位置を近づけるタッチ操作をピンチイン、互いのタッチ位置を遠ざけるタッチ操作をピンチアウトと称する。ピンチアウトとピンチインを総称してピンチ操作(あるいは単にピンチ)と称する。
タッチパネル104aは、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものを用いてもよい。方式によって、タッチパネルに対する接触があったことでタッチがあったと検出する方式や、タッチパネルに対する指やペンの接近があったことでタッチがあったと検出する方式ものがあるが、いずれの方式でもよい。
本実施形態のデジタルカメラ100は、中央1点AFや顔AF、瞳AFを用いた撮影が可能である。中央1点AFとは撮影画面内の中央位置1点に対してAFを行うことである。顔AFとは顔検出機能によって検出された撮影画面内の顔に対してAFを行うことである。瞳AFとは顔検出機能の一種でもある器官検出機能によって検出された撮影画面内の顔に含まれる瞳に対してAFを行うことである。
顔検出機能について説明する。システム制御部201は、画像から顔および該顔の器官(目、鼻、口、耳など)を検出可能な検出部として機能する。システム制御部201は顔検出対象の画像データを画像処理部207に送る。システム制御部201の制御下で画像処理部207は、画像データに水平方向バンドパスフィルタを作用させる。また、システム制御部201の制御下で画像処理部207は、画像データに垂直方向バンドパスフィルタを作用させる。これら水平及び垂直方向のバンドパスフィルタを適用することにより、画像データからエッジ成分が検出される。
その後、システム制御部201は、検出されたエッジ成分に関してパターンマッチングを行い、目及び鼻、口、耳などの顔の器官の候補群を抽出する。そして、システム制御部201は、抽出された目の候補群の中から、予め設定された条件(例えば2つの目の距離、傾き等)を満たすものを目と判断し、目の候補群の絞り込みを行う。そして、システム制御部201は、絞り込まれた目の候補群とそれに対応する顔を形成する他のパーツ(鼻、口、耳などの器官)を対応付け、また、予め設定した非顔条件フィルタを通すことで、顔を検出する。システム制御部201は、顔の検出結果に応じて、検出された顔の数、各顔の位置、大きさ、向き、内包する器官(目、鼻、口、耳)などの位置や大きさ等の顔情報を出力し、処理を終了する。このとき、システム制御部201は、顔の数などの特徴量をシステムメモリ212に記憶する。一旦顔として検出された領域は、コントラストや色、大きさ等の条件が合致していれば所定期間(1秒程度)は顔として検出し続ける。これによって、一時的に被写体が後ろを向いた、目を瞑った等によって顔の器官が検出されなくなっても、顔として検出し続けることが可能である。
システム制御部201は、上述の顔検出機能によって検出された顔について抽出済みとなっている目を、検出された目(瞳)として確定し、瞳検出結果として瞳情報を出力する。瞳情報には、例えば、画像中における目の位置、顔における目の位置、大きさ等、また、目の位置と大きさに基づく瞳領域が含まれる。瞳検出は、顔の要素(パーツ)を検出する器官検出の一種である。
以上のようにライブビュー表示される画像データや再生表示される画像データを画像解析して、画像データの特徴量を抽出して、顔や瞳などの特定の被写体情報を検出することが可能である。
なお、顔AFと同時に顔AE、顔FE、顔WBを行うことができる。顔AEとは検出された顔の明るさに合わせて、画面全体の露出を最適化することである。顔FEとは検出された顔を中心にフラッシュの調光をすることである。顔WBとは、検出された顔の色に合わせて画面全体のWBを最適化することである。
さらに、システム制御部201は、画像処理部207を用いて、色、コントラスト、動きベクトルなどの条件によって、主要被写体と想定されるモノ(人物の顔と器官以外のモノ)を検出することも可能である。
また、本実施形態のデジタルカメラ100は、撮影時にピント位置を調整するフォーカス動作モードとして、被写体に自動的にピントを合わせるオートフォーカス(以下、AF)モードと、ユーザが手動でピント合わせを行うマニュアルフォーカス(以下、MF)モードのいずれかに設定が可能である。
撮影時のAFの動作モードとして、複数のAFモードからユーザ操作に応じて1つのAFモードを設定することが可能である。AFモードの設定は、設定メニュー画面における、AFモードを設定するためのメニュー項目が選択されて表示されるAFモード設定画面でのユーザ操作に基づいて行われる。AFを行う位置の決定方式ごとに複数のAFモードが用意されている。本実施形態では、AFモードとして、1点AFモードと、追尾優先モードのいずれかが設定できるものとする。
1点AFモードは、撮影範囲の中央、あるいはユーザが指定した箇所にピント調整位置を表すAF枠を設定するAFモードである。1点AFモードでは、AF枠は被写体に変化があっても移動せず、顔などの被写体が検出されているか否かに関わらず、AF枠の位置から得られた情報(コントラスト値や位相差AF用のデフォーカス量)に基づいてAFが行われる。
追尾優先モードでは、ユーザからの追尾指定がない場合(追尾待機状態、追尾解除状態)は、デジタルカメラ100が自動的に主被写体と判定した被写体がAF対象(ピント調整位置)となる。人物の顔が検出された場合は、検出された人物の瞳または顔を優先して主被写体としてAF対象にする。人物の顔が検出されていない場合は、動体、コントラスト値の高い被写体、中央に近い被写体などの所定の条件に従って主被写体をデジタルカメラ100が自動的に決定してAF対象とする。また、ユーザからの追尾指定がなされた後は、LV画像中で指定された被写体を追尾し続け、追尾している被写体の撮影範囲内での位置が変わっても、追尾している被写体をAF対象とする。例えばユーザが人物Aの瞳または顔を追尾指定した場合(追尾中)は、ライブビュー画像上で人物Aが移動しても人物Aの瞳または顔を追い続け、AF対象とする。
また、人物以外を追尾対象とすることも可能であり(モノ追尾)、追尾指定された位置の色、コントラスト、形状などを条件として、同一の被写体がLV画像中で移動しても追い続け、AF対象とする。すなわち、追尾優先モードは追尾を行うことによるAF位置の決定が可能なAFモードである。なお、AFモードは1点AFモードと追尾モードに限るものではない。例えばユーザが指定した限定領域内で追尾を行うAFモード(「ゾーンAF」)などがあってもよい。設定したAFモードは、不揮発性メモリ213に記憶され、撮影モード処理においてはシステムメモリ212に読み出される。
<撮影モード処理>次に、図3から図7を参照して、本実施形態のデジタルカメラ100による撮影モード処理について説明する。
なお、図3の処理は、不揮発性メモリ213に記録されたプログラムを、システムメモリ212に読み出してシステム制御部201が実行することにより実現する。デジタルカメラ100が撮影モードで起動されると、図3の撮影モード処理を開始する。なお、図3は、AFモードが追尾優先モードに設定されている場合の処理を示している。1点AFモードに設定されている場合の処理については説明を省略する。
追尾優先モードでは、ライブビュー画像から顔および顔の器官を検出し、検出された顔または器官は、ユーザ操作(本実施形態ではタッチ操作)によりAF対象(追尾対象)として指定される候補となる。また、タッチ操作により指定可能なAF対象が異なる複数の動作モードが用意されており、ユーザはいずれかの動作モードをメニュー画面上で設定することができる。以下では、画像から検出される顔の器官を目(瞳)とし、タッチ操作により指定可能なAF対象が異なる複数の動作モードとして、顔と瞳をAF対象に指定できる瞳AF入と顔をAF対象に指定できる(瞳は指定できない)瞳AF切を設定可能なデジタルカメラの例を説明する。
S301では、システム制御部201は、撮影モードの初期化処理を行った後、撮像部205により取得した画像を、表示部101にライブビュー(以下、LVと略称する場合もある)として表示する。ライブビュー画像の表示先は、表示先切替が「自動」に設定されていて接眼検知部106により接眼が検知されていない場合は背面表示パネル101aであり、接眼が検知されている場合はEVF101bである。また、表示先切替が「手動」で、表示先が背面表示パネル101aに設定されている場合は背面表示パネル101aであり、表示先がEVF101bに設定されている場合はEVF101bである。また、撮影モードの初期化処理とは、フラグや制御変数等を含むパラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ213から読み出す等の処理である。また記録媒体109の状態を確認し、異常等があれば、ライブビューに重畳して警告等を表示する。
S302では、システム制御部201は、操作部104に含まれるメニューボタンが押下されたか否かを判定し、メニューボタンが押下されたと判定された場合はS303へ進み、そうでな場合はS308へ進む。
S303では、システム制御部201は、表示部101にメニュー画面を表示し、AF+MF設定が変更されたか否かを判定する。メニュー画面には、AF+MF設定項目、および瞳AF設定項目が含まれており、ユーザによってそれぞれの設定項目が選択されると、選択された設定項目に関する設定画面が表示部101に表示される。AF+MFの設定画面および瞳AFの設定画面では、設定候補として「入(オン、可能)」と「切(オフ、不可)」の選択肢が表示され、ユーザはいずれかを選択して、AF+MFと瞳AFの設定を行うことが可能である。S303においてAF+MFの設定が変更された場合は、S304に進み、システム制御部201は、S303で変更された設定値(AF+MFの「入(オン、可能)」または「切(オフ、不可)」)を不揮発性メモリ213に記憶し、AFモードを設定する。また、S303においてAF+MFの設定が変更されていない場合は、S305に進み、システム制御部201は、瞳AFの設定が変更されたか否かを判定する。S305で瞳AFの設定が変更された場合は、S306に進み、システム制御部201は、S305で変更された設定値(瞳AFの「入(オン、可能)」または「切(オフ、不可)」)を不揮発性メモリ213に記憶し、AFモードを設定する。また、S305で瞳AF以外の設定項目が変更された場合は、S307に進み、S305で設定された項目について同様の処理を行う。
S308では、システム制御部201は、フォーカス動作モードをMFモードに切り替える操作があったか否かを判定し、MFモードへの切り替え操作があった場合は、後述する図4のS401に進み、そうでない場合はS309に進む。MFモードへの切り替え操作がない場合でも、デジタルカメラ100の起動直前の設定がMFモードであって、起動後にもMFモードで起動した場合(すなわち、現在MFモードに設定されている場合)には、図4のS401に進む。
S309では、システム制御部201は、被写体指定操作があったか否かを判定し、被写体指定操作があった場合は図6のS601に進み、そうでない場合はS310に進む。
S310では、システム制御部201は、コントローラホイール104bの回転操作があったか否かを判定し、コントローラホイール104bの回転操作があった場合は図7のS701に進み、そうでない場合にはS311に進む。
S311では、システム制御部201は、シャッターボタン102の半押し操作があったか否かを、第1シャッタースイッチ信号SW1の入力があったか否かにより判定し、半押し操作があった場合には図9のS901に進み、そうでない場合にはS312に進む。
S312では、システム制御部201は、電源オフ操作や再生モードへの移行操作など、撮影モード処理の終了操作があったか否かを判定し、終了操作があった場合には処理を終了し、そうでない場合にはS301に戻り、処理を繰り返す。
<MFモード処理>次に、図4および図5を用いて、図3のS308においてMFモードへの切り替える操作があった場合の処理を説明する。
システム制御部201は、S308においてMFモードに切り替えられたと判定すると、S401において表示部101にMF設定画面を表示する。図5(a)〜(c)はMF設定画面を例示している。図5(a)〜(c)において、インジケータ551はピントが合っている距離を示すインジゲータである。インジケータ551で表示されている距離を目安に、ユーザはピントの微調整を行うことができる。本実施形態では、コントローラホイール104bの回転操作、上下ボタン(操作部104に含まれる上下左右の4方向ボタンのうち上ボタンと下ボタン)の押下、もしくはGUIとしてのタッチボタン(表示部101に表示されたタッチアイテム)に対するタッチ操作で距離の変更が可能である。アイコン550はコントローラホイール104bで距離を変更することが可能なことをユーザに示す表示アイテムである。
S402では、システム制御部201はコントローラホイール104bが操作されたか否かを判定し、コントローラホイール104が操作された場合はS403に進み、そうでない場合にはS406に進む。
S403では、システム制御部201は、コントローラホイール104bの回転方向を判定し、時計回りに回転されたと判定した場合は、S404に進み、無限遠側へフォーカス距離を変更する。コントローラホイール104bによる操作は、ユーザが微調整できるようにフォーカス距離の移動は微動とする。また、システム制御部201は、S403で反時計回りに回転されたと判定した場合は、S405に進み、至近側へフォーカス距離を変更する。この場合もS404と同様にフォーカス距離の移動は微動とする。
S406では、システム制御部201は、上下ボタンが操作されたか否かを判定し、上下ボタンが操作されたと判定した場合はS407に進み、そうでない場合はS410に進む。
S407では、システム制御部201は、上ボタンが操作されたか否かを判定し、上ボタンが操作されたと判定した場合は、S408に進み、無限遠側へフォーカス距離を移動する。この場合のフォーカス移動速度はS403でのコントローラホイール104bを操作した場合よりも粗動とする。つまり、コントローラホイール104bの1クリック分で移動するフォーカス距離よりも、上下ボタンの1回の押下で移動するフォーカス距離の方が大きい。また、上ボタンが押し続けられた場合は、加速度的にフォーカス移動速度を速めてもよい。このようにコントローラホイール104bと上下ボタンで、フォーカス移動速度を変えることで、ユーザはその場に合った方法でフォーカス位置を微調整することが可能である。また、システム制御部201は、S407で下ボタンが操作されたと判定した場合は、S409に進み、至近側へフォーカス距離を移動する。この場合もS408と同様に、フォーカス移動速度は粗動となる。また、タッチボタンが操作された場合も上下ボタンが操作された場合と同様の動作となる。
S410では、システム制御部201は、操作部104に含まれるLV拡大ボタンが操作されたか否かを判定し、LV拡大ボタンが操作されたと判定した場合はS411に進み、そうでない場合はS412に進む。この操作は、ズームレバーに対する光学ズームを指示する操作とは異なり、撮像されているライブビュー画像の一部分を電子的に拡大する操作である。
S411では、システム制御部201は、S410におけるLV拡大ボタン操作により指示された拡大率に応じてライブビューを拡大して表示する。図5(c)はLV拡大表示例を示している。拡大位置ガイド554は拡大箇所が画像全体のうちのどの部分なのかを示している。拡大位置の初期位置は中央であり、所望の位置に移動させることも可能である。また、アイコン553で示されるボタンを操作することで拡大率を変更することが可能である。また、予め拡大率をメニューから設定しておくことで、MF設定画面が表示されたときに既定の拡大率に応じてライブビュー画像を拡大表示することも可能となる。これにより、ユーザは被写体のより詳細な撮影状態を確認しながらピントを微調整することが可能である。
S412では、システム制御部201は、MF設定画面の終了操作があったか否かを判定し、終了操作があった場合はS413に進み、そうでない場合にはS402に戻り、処理を繰り返す。
S413では、システム制御部201は、表示部101をMF設定画面からMF待機画面に切り替え、S301に戻る。図5(d)は、MF待機画面を例示している。MF待機画面では、フォーカス位置を変更することはできないが、MF状態であることを示すMFアイコン555が表示部101に表示される。
<被写体指定処理>次に、図6を用いて、図3のS309において被写体指定操作が行われた場合の処理を説明する。
本実施形態では、被写体指定操作は、ユーザが表示部101に表示されている被写体をタッチする操作とする。S309においてタッチパネル104aに対するタッチ操作(位置指定操作)が検出されると、図6の処理に移行する。
図6では、瞳AFの入/切と、タッチ操作によりLV画面上で指定された位置とに基づいて追尾対象を設定する処理を行う。なお、システム制御部201が検出するタッチ操作による位置指定操作は、表示先が背面表示パネル101aである場合はタッチダウンとし、表示先がEVF101bである場合はタッチアップとする。EVF101bが表示先となっている場合、ユーザはタッチパネル上のタッチ位置を目視できないため、タッチ位置を確定する操作をタッチダウン後のタッチアップとすることで、目的の位置を確定しやすくなるためである。
S601では、システム制御部201は、瞳AFの設定が入であるか否か(瞳AF入か瞳AF切か)を判定し、瞳AFの設定が入である場合はS602へ進み、そうでない場合はS605へ進む。
S602では、システム制御部201は、ライブビュー画像から瞳が検出されており、かつ、タッチ操作を検出したときの指定位置(以下、タッチ操作の位置ともいう)が、検出されている瞳の位置か(瞳領域内であるか)否かを判定する。システム制御部201は、タッチ操作の位置が瞳領域内であると判定した場合はS603へ進み、そうでない場合はS605へ進む。なお、S602の瞳AF入の場合では、被写体の右側の瞳と左側の瞳を区別して指定することが可能である。なお、表示先が背面表示パネル101aである場合は、背面表示パネル101aに表示されているライブビューにおける、検出されている瞳に対応する領域内にタッチダウンがされた場合に、タッチ操作の位置が検出されている瞳領域内であると判定する。また、表示先がEVF101bである場合は、指定位置を示すカーソルをタッチムーブによってEVF101bに表示されたライブビュー画像上で移動し、タッチアップされたときのカーソルの位置をタッチ操作の位置とする。したがって、EVF101bに表示されたライブビュー画像の検出されている瞳に対応する領域内にカーソルを移動させた状態でタッチアップされた場合に、タッチ操作の位置が検出されている瞳領域内であると判定する。
S603では、システム制御部201は、S602で判定した指定位置が、ライブビュー画像における被写体に対して、ユーザから見て右側の瞳(被写体の左目)の選択領域内か否かを判定する。システム制御部201は、右側の瞳である場合はS604へ進み、そうでない場合、すなわち、S602で判定した指定位置が、ライブビューにおける被写体に対して、ユーザから見て左側の瞳(被写体の右目)の選択領域内である場合はS607へ進む。
S604では、システム制御部201は、S602で判定した指定位置で検出されている顔の右側の瞳(検出された顔の左目)を追尾対象として追尾する。
S607では、システム制御部201は、S602で判定した指定位置で検出されている顔の左側の瞳(検出された顔の右目)を追尾対象として追尾する。
一方、S602で指定位置が瞳領域ではない場合は、S605において、システム制御部201は、タッチ操作の位置が、検出されている顔の位置か(顔領域内か)否かを判定し、顔の位置である場合はS608へ進み、そうでない場合はS606へ進む。
S608では、システム制御部201は、タッチ操作の位置において検出されている顔を追尾対象として追尾する。
S606では、システム制御部201は、タッチ操作が行われた位置が、後述する解除タッチボタンの位置か否かを判定し、解除タッチボタンの位置である場合はS609へ進み、そうでない場合はS610へ進む。
S609では、システム制御部201は、タッチ操作の位置の被写体を追尾対象とするモノ追尾を実行する。すなわち、ライブビュー画像中で指定位置にある被写体の色、コントラスト、形状などを条件として、同一の被写体がライブビュー画像中で移動しても追い続けるAF対象とする。
S610では、システム制御部201は、追尾状態を解除して、追尾待機状態に移行する。
<ホイール操作処理>次に、図7および図8を用いて、図3のS310においてコントローラホイール104bの操作を検出した場合の処理を説明する。
シャッタースイッチ102の半押し操作前の撮影待機状態において、ユーザはコントローラホイール104bを回転操作することで、撮影条件に関する設定が可能であり、変更したい設定項目を事前にメニュー画面などで設定しておくことができる。
S701では、システム制御部201は、撮影待機画面が表示されているか否かを判定し、撮影待機画面が表示されている場合はS704に進み、そうではない場合はS702に進む。
S702では、システム制御部201は、設定画面が表示されているか否かを判定し、設定画面が表示されている場合は、S703に進み、フォーカスがあたっている設定項目を移動する。図8(a)は撮影条件設定画面を例示している。図8(a)では、AF方式850として顔優先AF851にフォーカスがあたっている状態を示している。この状態でコントローラホイール104bの回転操作が行われると、AF方式として1点AF852にフォーカスがあたっている状態に変わり、AF方式が変更される。
S704では、システム制御部201は、コントローラホイール104bに割り当てられている機能を判定し、Av値の変更機能が割り当てられている場合はS705に進み、そうでない場合はS706に進む。
S705では、システム制御部201は、コントローラホイール104bの回転操作に応じてAv値の設定を変更し、変更された設定値を不揮発性メモリ213に記憶する。図8(b)は、Av値の設定が変更される画面を例示している。図8(b)では、MF設定画面と同様に、Av値にホイールアイコン853が表示されており、コントローラホイール104bを回転することでAv値の設定が変更可能なことが明示的にユーザに通知される。実際にコントローラホイール104bを回転させると854のような設定変更画面が表示される。
S706では、コントローラホイール104bに割り当てられている機能がTv値の変更機能であるか判定し、Tv値の変更機能が割り当てられている場合はS707に進み、そうでない場合はS708に進む。
S707では、システム制御部201は、コントローラホイール104bの回転操作に応じてTv値の設定を変更し、変更された設定値を不揮発性メモリ213に記憶する。図8(c)は、Tv値の設定が変更される画面を例示している。図8(c)では、図8(b)と同様に、Tv値にホイールアイコン855が表示されており、コントローラホイール104bを回転することでTv値が変更可能なことが明示的にユーザに通知される。実際にコントローラホイール104bを回転させると856のような設定変更画面が表示される。
S708では、システム制御部201は、コントローラホイール104bに割り当てられている機能がISO値の変更機能であるか判定し、ISO値の変更機能が割り当てられている場合はS709に進み、そうでない場合はS710に進む。
S709では、システム制御部201は、コントローラホイール104bの回転操作に応じてISO値の設定を変更し、変更された設定値を不揮発性メモリ213に記憶する。図8(d)は、ISO値の設定が変更される画面を例示している。図8(d)では、図8(b)と同様に、ISO値にホイールアイコン857が表示されており、コントローラホイール104bを回転することでISO値が変更されることが明示的にユーザに通知される。実際にコントローラホイール104bを回転させると858のような設定変更画面が表示される。
S710では、システム制御部201は、コントローラホイール104bに割り当てられている機能がMFの変更機能であるか判定し、MFの変更機能が割り当てられている場合は図4のS401に進み、そうでない場合は図3のS301に進む。
<撮影処理>次に、図9および図10を用いて、図3のS311においてシャッターボタン102が半押し操作された場合の処理を説明する。
図9は、図3のS311においてシャッターボタン102が半押し操作された場合の処理を示すフローチャートである。
S901では、システム制御部201はAF処理を開始し、S902ではコントローラホイール104bの操作(フォーカス調整操作)がなされたか否かを判定する。システム制御部201は、フォーカス調整操作があった場合はS903に進み、そうでいない場合はS907に進む。
S903では、システム制御部201は、AF+MFが入か否かを判定し、AF+MFが入と判定した場合は、瞳AFの設定や合焦した被写体によらずフォーカス調整操作を受け付け、S906で図4および図5で説明したMFモード処理を一時的に可能な状態とする一時的MFモード処理に移行する。一時的MFモード処理は、主にシャッターボタン102の半押しによるAF合焦後の微調整を目的としているため、第1シャッタースイッチ信号SW1がオフされる、あるいは第2シャッタースイッチ信号SW2がオンされた場合は一時的MFモード処理は解除される。
また、S903においてAF+MFが切と判定した場合はS904に進み、システム制御部201は、瞳AFが入か否かを判定し、瞳AFが入と判定した場合はS905に進み、そうでない場合はS902に戻る(フォーカス調整操作は無視される)。
また、S904において瞳AFが入と判定した場合、S905に進み、システム制御部201は、瞳AFに成功しているか否かを判定し、瞳AFに成功している場合はS906に進み、一時的MFモード処理を行う。瞳AFに成功していない場合(瞳が検出されなかった場合と、瞳が検出されていても合焦させられなかった場合)には、S906の処理は行わない(フォーカス調整操作は無視される)。図10(a)〜(c)は、瞳AFに成功した場合の画面を例示している。図10(a)は瞳を検出している撮影待機状態を示し顔枠1051および瞳検出枠1050が表示される。この状態でシャッターボタン102が半押しされてAFが行われ、瞳に合焦した場合の画面を図10(b)に示す。被写体の右目1052に合焦しており、図10(a)では切であったAF+MFが入になっていることを明示的にユーザに通知するホイールアイコン1053が表示されている。この状態でコントローラホイール104bが回転操作された画面を図10(c)に示す。図5(c)と同様のMF設定画面が表示され、フォーカス距離がコントローラホイール104bで変更可能なことを明示的にユーザに通知するホイールアイコン1054が表示される。さらに、MFモード処理で説明したように事前に拡大率の設定をしておくことで、ユーザは合焦している瞳を中心にライブビュー画像が拡大表示された画面を確認しながら、より詳細な位置にピントを合わせることができる。
S907では、システム制御部201は、シャッターボタン102が全押しされ、第2シャッタースイッチ信号SW2が検出されたか否かを判定し、シャッターボタン102が全押しされた場合はS911に進み、そうでない場合はS908に進む。
S909では、システム制御部201は撮影処理を行う。
S908では、システム制御部201は、シャッターボタン102が半押しされた状態が継続中か否か、すなわち、第1シャッタースイッチ信号SW1がオンされたままか否かを判定し、シャッターボタン102の半押し状態が継続中の場合はS902に戻り、そうでない場合はS910に進む。
S910では、システム制御部201は、S909において撮影処理が終了し、もしくはS908においてシャッターボタン102の半押しが解除された場合に、一時的MFモード処理中か否かを判定し、一時的MFモード処理中であると判定した場合はS911に進み、そうでない場合は図3のS301に戻る。
S911では、システム制御部201は、一時的MFモード処理を解除して撮影待機状態へ移行した後、図3のS301戻る。
本実施形態によれば、シャッターボタン102の半押しにより瞳に合焦した後に自動的にAF+MFが有効になる。これにより、被写体のより詳細な部分にピント位置を微調整するMF操作をスムーズに行えるようになり、撮影機会を逃すことなく撮影を行うことが可能となり、使い勝手を向上することができる。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。本実施形態では、電子ビューファインダーを例に説明したが、光学ファインダーでもよい。また、AF枠は、状況に応じて大きさが可変であってもよく、また1枠で構成されていなくてもよい。例えば光学ファインダーなど、予め表示部上に複数のAF点が表示されている場合には、タッチ位置を示す際にはタッチした指の位置および面積に応じて、複数のAF点の色を変更するなどして、タッチ位置を示すようにしてもよい。
なお、システム制御部201が行うものとして説明した上述の各種制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェア(例えば、複数のプロセッサや回路、モジュール)が処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
また、本実施形態ではAF対象として人の顔、および瞳を例に説明をしたが、人以外の動物の顔でもよい。また、検出可能な顔の器官の例として瞳を挙げたが、これに限るものではなく、瞳AFのようにAF対象として設定を行える器官であれば、鼻、口、眉、頬などの他の器官に対しても、上述した実施形態と同様の処理を適用可能である。
なお、本発明は、カメラ本体に限らず、有線または無線通信を介して撮像装置(ネットワークカメラを含む)と通信し、撮像装置を遠隔で制御する制御装置にも適用可能である。撮像装置を遠隔で制御する装置としては、例えば、スマートフォンやタブレットPC、デスクトップPCなどの装置がある。制御装置側で行われた操作や制御装置側で行われた処理に基づいて、制御装置側から撮像装置に各種動作や設定を行わせるコマンドを通知することにより、撮像装置を遠隔から制御可能である。また、撮像装置で撮影したライブビュー画像を有線または無線通信を介して受信して制御装置側で表示できるようにしてもよい。また、撮像装置で撮影したライブビュー画像を有線または無線通信を介して受信して制御装置側で表示できるようにしてもよい。その場合、そのような制御装置は撮像装置のAF機構を制御するAF制御を実行することになる。
[他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100…デジタルカメラ、101…表示部、104…操作部、201…システム制御部

Claims (13)

  1. 画像から被写体のより詳細な部分を検出することが可能な検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記詳細な部分をオートフォーカス(AF)の対象として指定可能とするか否かを設定する設定手段と、
    所定の条件を満たし、前記設定手段がAFの対象として前記詳細な部分の指定を不可とする設定である場合は、撮影準備指示に応じてAFを行い、当該撮影準備指示の操作の継続中に特定の操作が行われてもマニュアルフォーカス(MF)によるピント位置の調整を実行せず、
    前記所定の条件を満たし、前記設定手段がAFの対象として前記詳細な部分の指定を可能とする設定である場合は、撮影準備指示に応じてAFを行い、当該撮影準備指示の操作の継続中に前記特定の操作が行われたことに応じてMFによるピント位置の調整を実行するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする撮像制御装置。
  2. フォーカス動作をAFとMFのいずれかに切り替え可能な切替手段をさらに有し、
    前記制御手段による制御は、前記フォーカス動作がAFに設定されている場合に実行されることを特徴とする請求項1に記載の撮像制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記撮影準備指示の操作前に前記特定の操作が行われてもMFによるピント位置の調整は実行しないように制御することを特徴とする請求項2に記載の撮像制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記撮影準備指示の操作前に前記特定の操作が行われた場合、MFとは異なる撮影条件に関する設定を可能とすることを特徴とする請求項3に記載の撮像制御装置。
  5. 前記撮影準備指示の操作の継続中の前記特定の操作に応じたMFによるピント位置の調整を有効にするか否かを設定する第2の設定手段をさらに有し、
    前記所定の条件は、前記第2の設定手段が有効に設定されていない場合であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記検出手段により前記詳細な部分が検出されている場合は、前記撮影準備指示の操作の継続中の前記特定の操作に応じた前記MFによるピント位置の調整を有効にし、
    前記検出手段により前記詳細な部分が検出されていない場合は、前記撮影準備指示の操作の継続中に前記特定の操作が行われてもMFによるピント位置の調整を実行しないことを特徴とする請求項5に記載の撮像制御装置。
  7. 前記撮影準備指示の操作の継続中の前記特定の操作に応じたMFによるピント位置の調整が有効となったことをユーザに通知する通知手段をさらに有することを特徴とする請求項6に記載の撮像制御装置。
  8. 前記検出手段は、画像から顔及び顔の器官を検出可能であり、前記詳細な部分は顔の器官であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  9. 前記顔の器官は、瞳であることを特徴とする請求項8に記載の撮像制御装置。
  10. 前記特定の操作は、MFにおいてピント位置を調整するための回転操作可能な部材を回転させる操作であることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の撮像制御装置。
  11. 画像から被写体のより詳細な部分を検出することが可能な検出手段と、前記検出手段により検出された前記詳細な部分をオートフォーカス(AF)の対象として指定可能とするか否かを設定する設定手段と、を有する撮像制御装置の制御方法であって、
    所定の条件を満たし、前記設定手段がAFの対象として前記詳細な部分の指定を不可とする設定である場合は、撮影準備指示に応じてAFを行い、当該撮影準備指示の操作の継続中に特定の操作が行われてもマニュアルフォーカス(MF)によるピント位置の調整を実行せず、
    前記所定の条件を満たし、前記設定手段がAFの対象として前記詳細な部分の指定を可能とする設定である場合は、撮影準備指示に応じてAFを行い、当該撮影準備指示の操作の継続中に前記特定の操作が行われたことに応じてMFによるピント位置の調整を実行するように制御するステップを有することを特徴とする制御方法。
  12. コンピュータを、請求項1から10のいずれか1項に記載された撮像制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  13. コンピュータを、請求項1から10のいずれか1項に記載された撮像制御装置の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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