JP2019198385A - Toilet device - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、一般にトイレ装置に関し、より詳細には撮像部を有するトイレ装置に関する。 The present disclosure relates generally to a toilet apparatus, and more particularly to a toilet apparatus having an imaging unit.
近年、様々な機能を有する高機能なトイレ装置が増加しており、便座の暖めや局部洗浄機能、健康管理が可能な装置など、その機能は様々である。 In recent years, highly functional toilet devices having various functions are increasing, and their functions are various such as a toilet seat warming, a local cleaning function, and a device capable of health management.
例えば、特許文献1では、個人識別機能を有するアームレスト付便器装置(トイレ装置)が記載されている。
For example,
特許文献1のトイレ装置では、ケーシング(貯水タンク)の上部側面に個人識別カメラを設置し、その個人識別カメラが撮像した画像情報を基にトイレ装置の便器使用者を特定し、特定した便器使用者の情報に基づいて、アームレスト装置の作動を制御する。
In the toilet apparatus of
特許文献1のトイレ装置の個人識別カメラ(撮像部)は、貯水タンクの上部側面に設置されているので、使用中の便器使用者(利用者)を撮像し得る構成となっている。そのため、特許文献1のトイレ装置は、プライバシーの観点で利用者に不安や不信感を与える可能性がある。
Since the personal identification camera (imaging part) of the toilet apparatus of
そこで、本開示は上記事由に鑑みてなされており、撮像部を有している場合であってもトイレの使用中における利用者のプライバシーを保護することができるトイレ装置を提供することを目的とする。 Therefore, the present disclosure has been made in view of the above reasons, and an object thereof is to provide a toilet device that can protect the privacy of a user during use of the toilet even when the imaging unit is included. To do.
本開示の一態様に係るトイレ装置は、便座と、一端部を回転軸として開閉するように構成された便蓋と、利用者の識別に用いる画像を撮像する撮像部とを備える。前記撮像部は、前記便蓋の開閉に連動して撮像方向が変更されるように設けられている。 A toilet apparatus according to an aspect of the present disclosure includes a toilet seat, a toilet lid configured to open and close with one end portion as a rotation axis, and an imaging unit that captures an image used for user identification. The imaging unit is provided such that the imaging direction is changed in conjunction with opening and closing of the toilet lid.
本開示によると、撮像部は便蓋の開閉に連動して撮像方向が変更されるように設けられているので、トイレ装置は、撮像部を有している場合であってもトイレの使用中における利用者のプライバシーを保護することができる。 According to the present disclosure, since the imaging unit is provided so that the imaging direction is changed in conjunction with opening and closing of the toilet lid, the toilet device is in use even when the toilet unit is provided. Can protect user privacy.
以下に説明する各実施形態及び変形例は、本開示の一例に過ぎず、本開示は、各実施形態及び変形例に限定されることなく、各実施形態及び変形例以外であっても、本開示に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。 Each embodiment and modification described below is only an example of the present disclosure, and the present disclosure is not limited to the embodiment and the modification, and the present disclosure is not limited to the embodiment and the modification. Various modifications can be made in accordance with the design and the like as long as they do not depart from the technical idea of the disclosure.
(実施形態1)
以下、本開示に係る実施形態1について、図1A〜図4を参照しながら説明する。
(Embodiment 1)
Hereinafter,
(1)構成
図1A及び図1Bに、本開示のトイレ装置10の概略図を示す。なお、図1Aは、便蓋102が閉じた状態、つまり未使用時のトイレ装置10の概略図を示している。図1Bは、便蓋が開いた状態、つまり利用者がトイレを使用している場合のトイレ装置10の概略図を示している。
(1) Configuration FIG. 1A and FIG. 1B are schematic views of a
トイレ装置10は、図1A及び図1Bに示すように、便座101、便蓋102及び撮像部103を備えている。便座101及び便蓋102は、便器20に取り付けられており、それぞれの一端部を回転軸130として開閉するように構成されている。便蓋102は、トイレの未使用時において便座101の上面に配置するように設けられている(図1A参照)。利用者30は、便座101に座ってトイレを利用する場合には、便蓋102を便座101に対して直交するように便蓋102を開く(図1B参照)。
As shown in FIGS. 1A and 1B, the
撮像部103は、レンズ等からなる光学部材と、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサ、又はCCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサ等の撮像素子とを有し、利用者30を撮像するためのカメラである。撮像部103は、利用者30の識別に用いる画像を撮像する。本実施形態では、撮像部103は動画を撮影するカメラであるが、静止画を撮影するカメラであってもよい。さらに、本実施形態では、撮像部103はカラー画像を撮影するカメラであるが、モノクローム画像を撮影するカメラであってもよい。
The
撮像部103は、便蓋102の上面131に設けられている(図1A参照)。具体的には、撮像部103は、回転軸130と直交する向きであって回転軸130が設けられた便蓋102の一端部から他端部に向う方向(回転軸130から便蓋102の先端に向う方向)が撮像方向V1となるように、便蓋102の上面131に設けられている(図2B参照)。言い換えると、撮像部103は、利用者から見て便蓋102の上面131の奥側に設置されており、撮像方向V1が便蓋102と平行である。これにより、トイレの未使用時には、撮像部103の撮像方向V1は、便座101において回転軸130から先端に向う方向と同様の方向となる。トイレの使用時には、撮像部103の撮像方向V1は、便座101において回転軸130から先端に向う方向と直交する方向となる。つまり、撮像部103は、便蓋102の開閉に連動して撮像方向V1が変更されるように設けられている。そして、撮像部103は、便蓋102を開閉する際に利用者30を撮像可能な構成となっている(図2B参照)。
The
なお、撮像部103は、利用者30から見て便蓋102の上面131の左または右側に設置しても良いし、中央部に設置しても構わない。また、図1A、及び図1Bでは、撮像部103の設置位置を、便蓋102の奥側に設置しているが、便蓋102の先端側に設置してもよい。
The
撮像部103は、トイレを使用する際、閉じてある便蓋102が開かれる過程において、利用者30を撮像し、利用者30に対する撮像データを取得する。トイレを使用している間は、図1Bに示すように、便蓋102が開放されているため、撮像部103の撮像方向V1における撮像領域に利用者30は含まれない、つまり撮像部103には利用者は映らないので、利用者30のプライバシーが保護される。
When using the toilet, the
本実施形態では、トイレ装置10は、トイレを使用した利用者30ごとの健康管理を行う管理システム1に備えられていることを想定している。管理システム1は、トイレ装置10の他、サーバ300を備える。トイレ装置10は、インターネット等のネットワーク200を介してサーバ300と通信可能である。
In the present embodiment, it is assumed that the
トイレ装置10は、便座101、便蓋102及び撮像部103の他、人検知部104、生体情報取得部105及びトイレユニット110を備えている。
The
人検知部104は、例えば、赤外線センサ又はドップラーセンサのような人感センサであり、トイレ装置10において便座101及び便蓋102の開閉に連動しない部位に設けられている(図1A,1B,2B参照)。人検知部104は、トイレ装置10が設けられた部屋での人の有無を検知し、判定結果をトイレユニット110に出力する。
The
生体情報取得部105は、例えば尿センサであり、便器20の表面に設けられている(図1A,1B,2B参照)。生体情報取得部105は、尿の体積や成分などの情報を生体情報として取得する。生体情報取得部105は、取得した生体情報を、トイレユニット110に出力する。なお、生体情報取得部105として尿センサを例に挙げたが、生体情報取得部105は、においなどを取得するガスセンサ、心拍や血圧等を取得するドップラーセンサ、体重計、又は体脂肪計としてもよい。
The biological
トイレユニット110は、電気回路等で構成され、通信部111、記憶部112、駆動部113及び制御部114を備えている。
The
トイレユニット110は、例えばプロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータを有している。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、マイクロコンピュータが制御部114として機能する。プロセッサが実行するプログラムは、ここではマイクロコンピュータのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
The
通信部111は、ネットワーク200を介してサーバ300と通信を行うための通信インタフェースを含んでいる。通信部111は、例えばWi−Fi(登録商標)などを利用した無線機器であり、宅内のルータ(図示せず)からネットワーク200を経由し、サーバ300と通信を行う。なお、通信部111は宅内のルータと有線で接続する通信機器でもよい。
The
記憶部112は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等から選択されるデバイスで構成される。
The
記憶部112は、利用者の顔を含む画像のデータを、利用者を識別する識別情報(例えば、氏名、利用者ID)に対応付けて予め記憶している。さらに、記憶部112は、生体情報取得部105が取得した生体情報を記憶する。
The
駆動部113は、便座101及び便蓋102の各々を開閉するための機構を有する。駆動部113は、人検知部104の検知結果に基づいて、制御部114により制御される。
The
制御部114は、図3に示すように、撮像制御部120と、開閉処理部121と、識別処理部122と、送信処理部123とを備える。
As illustrated in FIG. 3, the
撮像制御部120は、人検知部104の検知結果に応じて、撮像部103の撮像を制御する。具体的には、撮像制御部120は、人検知部104が検知結果として人を検知すると、撮像部103が撮像を開始するように撮像部103を制御する。撮像制御部120は、人検知部104が検知結果として人を検知しない、つまり人が居なくなったことを検知すると、撮像部103が撮像を停止するように撮像部103を制御する。
The
開閉処理部121は、人検知部104の検知結果に応じて、駆動部113を制御する。具体的には、開閉処理部121は、人検知部104が検知結果として人を検知すると、便蓋102を開くように、駆動部113を制御する。開閉処理部121は、人検知部104が検知結果として人を検知しない、つまり人が居なくなったことを検知すると、便蓋102を閉じるように、駆動部113を制御する。
The opening /
本実施形態では、撮像部103は、人検出機能を有している。開閉処理部121は、撮像された画像に利用者30の顔近くの部位(例えば、肩)が含まれると、開閉の速度を遅くするように(開閉速度が低速となるように)、駆動部113を制御する。これにより、撮像された画像に利用者30の顔を確実に含めることができる。なお、撮像部103が静止画を撮影する場合、低速で開閉動作が行われている間に、撮像範囲に利用者30の顔が含まれると静止画像を撮像するようにシャッターを切ってもよい。
In the present embodiment, the
識別処理部122は、撮像部103が撮像した画像を用いて利用者30を識別する。具体的には、識別処理部122は、撮像部103が撮像した画像に含まれる人の顔と、記憶部112が予め記憶している画像のデータとを比較して、利用者30を識別する。識別処理部122は、利用者30の識別が成功した場合、つまり撮像部103が撮像した利用者30の顔のデータが記憶部112に予め記憶されている場合、生体情報取得部105が生体情報を取得するように生体情報取得部105を制御する。
The
送信処理部123は、生体情報取得部105が取得した生体情報を、記憶部112に記憶する。送信処理部123は、利用者30によるトイレの利用が終了する、つまり人検知部104が人を検知しなくなると、記憶部112が記憶する生体情報と、利用者30に対応する識別情報とを対応付けて、通信部111を介してサーバ300に送信する。
The
サーバ300は、トイレ装置10から送信された生体情報及び識別情報を受け取る。サーバ300は、受け取った生体情報を、識別情報ごとに蓄積する。これにより、サーバ300は、個人ごとのデータ(生体情報)を蓄積して、生体情報を管理することができる。また、サーバ300は、利用者30が所有する情報端末からの要求に応じて、利用者30に対応付けられた生体情報を、当該情報端末に送信する。これにより、利用者30は、所有する情報端末を用いて遠隔から利用者30の健康状態を知るために、生体情報を取得することができる。
The
なお、サーバ300に送信する識別情報は、利用者30(個人)を特定するものであれば良いため、例えば氏名などの直接的に個人に繋がる情報ではなく、サーバ300上で利用者30と紐付けられた識別子を識別情報として送信するだけでよい。
Note that the identification information transmitted to the
(2)動作
ここでは、トイレ装置10の動作について、図4に示す流れ図を用いて説明する。
(2) Operation Here, the operation of the
撮像制御部120は、人検知部104が人を検知したか否かを判断する(ステップS1)。具体的には、撮像制御部120は、人検知部104の検知結果が利用者30を検知したことを表しているか否かを判断する。
The
人検知部104が人を検知していないと判断、つまり人検知部104の検知結果が利用者30を検知していないことを表していると判断する場合(ステップS1における「No」)、処理は、人の検知待ちとなる。なお、この場合には、便蓋102は閉じた状態のままである。
When it is determined that the
人検知部104が人を検知したと判断、つまり人検知部104の検知結果が利用者30を検知したことを表していると判断する場合(ステップS1における「Yes」)、撮像制御部120は、撮像部103が撮像を開始するように、撮像部103を制御する(ステップS2)。開閉処理部121は、便蓋102の開放を開始するように駆動部113を制御する(ステップS3)。
When it is determined that the
開閉処理部121は、撮像部103の撮像方向V1が利用者30の顔の付近であるか否かを判断する(ステップS4)。具体的には、開閉処理部121は、撮像された画像に利用者30の顔近くの部位(例えば、肩)が含まれるか否かを判断する。
The opening /
撮像部103の撮像方向V1が利用者30の顔の付近でないと判断する場合には(ステップS4における「No」)、処理は、再度ステップS4の判定を実行する。
When it is determined that the imaging direction V1 of the
撮像部103の撮像方向V1が利用者30の顔の付近であると判断する場合には(ステップS4における「Yes」)、開閉処理部121は、便蓋102の開閉の速度(開放における速度)を減速するように、駆動部113を制御する(ステップS5)。
When it is determined that the imaging direction V1 of the
便蓋102の開閉の速度の減速後、識別処理部122は、撮像部103が撮像した画像と、記憶部112が予め記憶している顔のデータとを比較する識別処理を行う(ステップS6)。
After the opening / closing speed of the
識別処理において利用者30の識別が成功した場合、つまり撮像部103が撮像した利用者30の顔のデータが記憶部112に予め記憶されている場合、識別処理部122は、生体情報取得部105が生体情報を取得するように生体情報取得部105を制御する。これにより、生体情報取得部105は、利用者30の生体情報を取得する(ステップS7)。
When the identification of the
その後、開閉処理部121は、人検知部104が人を検知したか否かを判断する(ステップS8)。言い換えると、開閉処理部121は、利用者30がトイレの利用を終えたか否かを判断する。
Thereafter, the opening /
人検知部104が人を検知したと開閉処理部121が判断する場合(ステップS8における「Yes」)、処理は、利用者30のトイレの利用の終了待ちとなる。
When the opening /
人検知部104が人を検知していないと開閉処理部121が判断する場合(ステップS8における「No」)、送信処理部123は、生体情報取得部105が取得した生体情報と、利用者30に対応する識別情報とを対応付けて、通信部111を介してサーバ300に送信する(ステップS9)。
When the open /
開閉処理部121は、利用者30がトイレの利用を終えると、便蓋102を閉じるように駆動部113を制御する(ステップS10)。このとき、撮像制御部120は、撮像部103が撮像を停止するように、撮像部103を制御する。
When the
なお、識別処理において識別が成功しない場合、例えば撮像部103が撮像した利用者30の顔のデータが記憶部112に予め記憶されていない場合には、トイレ装置10は、ステップS7〜S9を実行しない。この場合、トイレ装置10は、人検知部104が人を検知しない場合に便蓋102を閉じるように駆動部113を制御する。
In addition, when identification is not successful in the identification process, for example, when the data of the face of the
なお、識別処理を行った後に便蓋102が完全に開放されていない場合には、開閉処理部121は、便蓋102の開放速度を元の速度に戻すように制御してもよい。
If the
また、ステップS9とステップS10との実行順序は、入れ替えてもよい。つまり、サーバ300への生体情報を送信する処理と、便蓋102を閉じる制御とは、順番が逆であってもよい。または同時に実施してもよい。
Further, the execution order of step S9 and step S10 may be switched. That is, the order of the process of transmitting the biological information to the
(3)利点
本実施形態では、撮像部103の撮像方向V1は、便蓋102の開閉に連動して変更される。具体的には、トイレの使用前における撮像部103の撮像方向V1は、便座101において回転軸130から先端に向う方向と同様の方向である。一方、トイレの使用時における撮像部103の撮像方向V1は、便座101において回転軸130から先端に向う方向と直交する方向である。撮像部103の撮像方向V1を便蓋102の開閉に連動して変更させることで、トイレを使用中の利用者30を撮像範囲に含めることはない。つまり、トイレ使用中において、撮像部103には利用者は映らないので、利用者30のプライバシーが保護される。
(3) Advantages In this embodiment, the imaging direction V1 of the
また、本実施形態では、トイレ装置10は利用者30の退室を判別した際に、駆動部113の制御により便蓋102を自動で閉じる。これにより、トイレ装置10を使用した後の便蓋102の閉め忘れを防止でき、利用者30の入室時において利用者の撮像及び識別処理が可能な状態に確実に戻すことができ、識別の精度を向上させることができる。
In the present embodiment, the
また、本実施形態では、トイレ装置10は、利用者30の識別情報と、利用者30の生体情報とを対応付けてサーバ300に送信する。これにより、利用者の識別情報と、識別情報に紐付いた生体情報とをサーバ300で管理することが可能となり、トイレ装置10の利用によって、利用者30ごとの健康状態が確認できる。
In the present embodiment, the
(4)変形例
本実施形態では、トイレ装置10が設けられた部屋にトイレ装置10の正面から利用者が入室する場合を想定しているが、入室方向は正面でなくてもよい。例えば、トイレ装置10の側面側に入退室のドアが配置された場合には、撮像部103のレンズを当該ドア方向に向けて設置してもよい。この場合においても、実施形態1と同様の効果が得られる。
(4) Modified Example In this embodiment, it is assumed that the user enters the room in which the
また、本実施形態では、人検知部104は、赤外線センサを例に説明したが、超音波や可視光などのセンサでもよい。また、電波を使ってトイレ利用者が携帯した無線機と通信を行い、無線機がトイレに接近したことを電波強度から判定することで人検知を行う方法でも構わない。
In the present embodiment, the
また、本実施形態では、人検知部104は、一例として人感センサとしたが、これに限定されない。人検知部104は、トイレのドア機構と連携して、トイレの外側からドアが開けられたら入室と判断し、トイレの内側からドアが開けられたら退室と判断するように構成されていてもよい。または、ドアの鍵が閉められた状態を入室中と判断してもよい。
In the present embodiment, the
または、トイレの便器20の手前に人検知部104としての重量センサを備えるトイレマットを敷いてもよい。この場合、トイレマットにかかる重量が所定値以上(たとえば1kg以上)に増加したことを重量センサが検知すると、開閉処理部121は、入室と判断する。逆に、トイレマットにかかる重量が所定値以下に減少したことを重量センサが検知すると、開閉処理部121は、退室と判断する。
Or you may lay a toilet mat provided with the weight sensor as the
また、本実施形態では、撮像部103が撮像を停止するように撮像制御部120が撮像部103を制御するタイミングは、利用者30がトイレの利用を終了したタイミング(人検知部104が利用者30を検知しなくなったタイミング)としたが、このタイミングに限定されない。撮像制御部120は、便蓋102が完全に開いた状態(便蓋102が完全に開放された状態)になったタイミングで、撮像部103が撮像を停止するように撮像部103を制御してもよい。例えば、撮像制御部120は、開閉処理部121から便蓋102の開放の動作が終了したことを表す通知を受け取ることで、便蓋102が完全に開いた状態になったタイミングで、撮像部103が撮像を停止するように撮像部103を制御することが可能となる。
In the present embodiment, the timing at which the
また、本変形例において、識別処理において識別が成功しない場合(失敗した場合)の一例として、撮像部103が撮像した利用者30の顔のデータが記憶部112に予め記憶されていない場合を記載した。これは、一例であり、トイレ装置10は、識別処理の処理時間が所定時間を超えた場合においても、識別処理による識別が失敗したと判断してもよい。
In addition, in the present modification, as an example of the case where the identification process does not succeed (when the identification process fails), a case where the face data of the
(実施形態2)
以下、本開示に係る実施形態2について、図5〜図7を参照しながら説明する。
(Embodiment 2)
Hereinafter, Embodiment 2 according to the present disclosure will be described with reference to FIGS.
本実施形態のトイレ装置10Aは、実施形態1のトイレ装置10の機能に加えて、利用者30のトイレ内での見守り機能を有している。以下、実施形態1との相違点を中心に説明する。なお、実施形態1と同一の構成要素については、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
In addition to the function of the
本実施形態の管理システム1Aは、トイレ装置10A、サーバ300及び情報端末400を備えている。
The management system 1A of this embodiment includes a
情報端末400は、例えば、携帯電話機、スマートフォン等であり、ネットワーク200を介してサーバ300と通信可能である。
The
トイレ装置10Aは、利用者30に異常が発生していると判断した場合には、利用者30に異常が発生している旨を、予め指定された情報端末400にサーバ300を介して送信する。ここで、予め指定された情報端末400は、例えば利用者30の家族が所有する情報端末400、又は管理システム1を管理する会社の従業員等の情報端末400である。
When it is determined that an abnormality has occurred in the
以下、実施形態2に係るトイレ装置10Aについて、図5及び図6を用いて説明する。
Hereinafter, the
トイレ装置10Aが備える第1人検知部140(図5参照)は、実施形態1の人検知部104と同様に、赤外線センサ又はドップラーセンサのような人感センサである。第1人検知部140は、便器20の設置面から所定の高さまでを検出範囲とするように、例えば便座101の先端部に設けられている(図6参照)。
The first person detection unit 140 (see FIG. 5) provided in the
トイレ装置10Aが備える第2人検知部141は、例えば重量センサであり、便座101に設けられ、利用者30が便座101に座っているか否かを検知する。
The second
本実施形態の制御部114は、実施形態1で説明した開閉処理部121、識別処理部122及び送信処理部123の他、見守処理部124を、さらに有する。
The
見守処理部124は、利用者30に異常が発生しているか否かを判断する。具体的には、見守処理部124は、第1人検知部140が所定時間以上において利用者30の存在を検知し、かつ利用者30が便座101に座っていないことを第2人検知部141が検知している場合、利用者30に異常が発生していると判断する。
The
見守処理部124は、利用者30に異常が発生していると判断される場合には、便蓋102を閉じるように、駆動部113を制御する。
When it is determined that an abnormality has occurred in the
見守処理部124は、便蓋102が閉じられると、撮像部103が撮像を行っている場合には撮像を継続するように、撮像部103が撮像を停止している場合には撮像を開始するように、撮像部103を制御する。このとき、撮像部103は、便器20の設置面から所定の高さまで撮像可能となるように、便蓋102の先端部に設けられることが好ましい(図6参照)。
When the
見守処理部124は、撮像部103が撮像した画像と利用者30の識別情報とを対応付けて、利用者30の異常を検知した旨の検知情報とともに、通信部111を介してサーバ300に送信する。
The
サーバ300は、利用者30の識別情報が対応付けられた画像と、検知情報とを受け取ると、予め指定された情報端末400に、受け取った画像及び利用者30に異常が発生している旨のメッセージとを送信する。
When the
次に、本実施形態のトイレ装置10Aの動作について、図7に示す流れ図を用いて説明する。 Next, operation | movement of 10 A of toilet apparatuses of this embodiment is demonstrated using the flowchart shown in FIG.
撮像制御部120は、第1人検知部140が人を検知したか否かを判断する(ステップS101)。具体的には、撮像制御部120は、第1人検知部140の検知結果が利用者30を検知したことを表しているか否かを判断する。
The
第1人検知部140が人を検知していないと判断、つまり第1人検知部140の検知結果が利用者30を検知していないことを表していると判断する場合(ステップS101における「No」)、処理は、人の検知待ちとなる。なお、この場合には、便蓋102は閉じた状態のままである。
When it is determined that the first
第1人検知部140が人を検知したと判断、つまり第1人検知部140の検知結果が利用者30を検知したことを表していると判断する場合(ステップS101における「Yes」)、撮像制御部120は、撮像部103が撮像を開始するように、撮像部103を制御する(ステップS102)。開閉処理部121は、便蓋102の開放を開始するように駆動部113を制御する(ステップS103)。このとき、実施形態1と同様に、開閉処理部121は、撮像部103の撮像方向V1が利用者30の顔の付近である場合には、便蓋102の開閉の速度(開放における速度)を減速するように、駆動部113を制御する。
When it is determined that the first
識別処理部122は、撮像部103が撮像した画像と、記憶部112が予め記憶している顔のデータとを比較する識別処理を開始する(ステップS104)。
The
識別処理部122は、識別処理が完了したか否かを判断する(ステップS105)。
The
識別処理部122は、識別処理が完了したと判断する場合には(ステップS105における「Yes」)、識別処理において利用者の識別が成功したか否かを判断する(ステップS106)。
When determining that the identification process has been completed (“Yes” in step S105), the
識別処理において利用者30の識別が成功したと識別処理部122が判断する場合(ステップS106における「Yes」)、つまり撮像部103が撮像した利用者30の顔のデータが記憶部112に予め記憶されている場合、生体情報取得部105は、利用者30の生体情報を取得する(ステップS107)。
When the
その後、見守処理部124は、利用者30に異常が発生しているか否かを判断する(ステップS108)。具体的には、第1人検知部140が所定時間以上において利用者30の存在を検知し、かつ利用者30が便座101に座っていないことを第2人検知部141が検知しているか否かを見守処理部124は判断する。見守処理部124は、第1人検知部140が所定時間以上において利用者30の存在を検知し、かつ利用者30が便座101に座っていないことを第2人検知部141が検知している場合には、利用者30に異常が発生していると判断する。
Thereafter, the watching
利用者30に異常が発生していないと見守処理部124が判断する場合(ステップS108における「No」)、開閉処理部121は、第1人検知部140が人を検知したか否かを判断する(ステップS109)。言い換えると、開閉処理部121は、利用者30がトイレの利用を終えたか否かを判断する。
When the
第1人検知部140が人を検知したと開閉処理部121が判断する場合(ステップS109における「Yes」)、処理は、ステップS108に戻る。
When the opening /
第1人検知部140が人を検知していないと開閉処理部121が判断する場合(ステップS109における「No」)、送信処理部123は、生体情報取得部105が取得した生体情報と、利用者30に対応する識別情報とを対応付けて、通信部111を介してサーバ300に送信する(ステップS110)。
When the opening /
開閉処理部121は、利用者30がトイレの利用を終えると、便蓋102を閉じるように駆動部113を制御する(ステップS111)。このとき、撮像制御部120は、撮像部103が撮像を停止するように、撮像部103を制御する。
When the
利用者30に異常が発生していると見守処理部124が判断する場合(ステップS108における「Yes」)、見守処理部124は、便蓋102を閉じるように、駆動部113を制御する(ステップS112)。
When the
便蓋102が閉じられると、見守処理部124の制御により撮像部103は、トイレ内の状況を撮像する(ステップS113)。
When the
見守処理部124は、撮像部103が撮像した画像と利用者30の識別情報とを対応付けて、利用者30の異常を検知した旨の検知情報とともに、通信部111を介してサーバ300に送信する(ステップS114)。
The
このとき、サーバ300は、利用者30の識別情報が対応付けられた画像と、検知情報とを受け取ると、予め指定された情報端末400に、受け取った画像及び利用者30に異常が発生している旨のメッセージとを送信する。
At this time, when the
識別処理が完了していないと識別処理部122が判断する場合には(ステップS105における「No」)、開閉処理部121は、便蓋102の開放が完了したか否かを判断する(ステップS115)。
When the
便蓋102の開放が完了したと開閉処理部121が判断した場合(ステップS115における「Yes」)、見守処理部124は、利用者30に異常が発生しているか否かを判断する(ステップS116)。具体的な処理内容は、ステップS108の処理と同様である。
When the opening /
利用者30に異常が発生していないと見守処理部124が判断する場合(ステップS116における「No」)、開閉処理部121は、第1人検知部140が人を検知したか否かを判断する(ステップS117)。言い換えると、開閉処理部121は、利用者30がトイレの利用を終えたか否かを判断する。
When the
第1人検知部140が人を検知したと開閉処理部121が判断する場合(ステップS117における「Yes」)、処理は、ステップS116に戻る。
When the opening /
第1人検知部140が人を検知していないと開閉処理部121が判断する場合(ステップS116における「No」)、開閉処理部121は、便蓋102を閉じるように駆動部113を制御する(ステップS118)。このとき、撮像制御部120は、撮像部103が撮像を停止するように、撮像部103を制御する。
When the opening /
利用者30に異常が発生していると見守処理部124が判断する場合(ステップS116における「Yes」)、見守処理部124は、ステップS112〜ステップS114を実行する。
When the
以上説明したように、識別が成功したか否かに関係なく、利用者30に異常が発生している場合には、その旨をサーバ300に送信することができる。なお、識別に失敗した場合においてサーバ300に送信された情報(利用者30の画像及び異常が発生している旨のメッセージ)は、サーバ300からトイレを管理する管理者等(例えば、トイレが設置されている施設の管理者等)の情報端末に送信される。
As described above, if an abnormality has occurred in the
また、ステップS110とステップS111との実行順序は、入れ替えてもよい。つまり、サーバ300への生体情報を送信する処理と、便蓋102を閉じる制御とは、順番が逆であってもよい。または同時に実施してもよい。
Further, the execution order of step S110 and step S111 may be switched. That is, the order of the process of transmitting the biological information to the
なお、撮像部103は、便蓋102の先端部に限らず真ん中側や奥側に設置してもよい。
The
また、異常が発生しているか否かについては、撮像部103が撮像した画像に対して見守処理部124が画像解析を行って倒れた利用者30が画像に映っているか否かを判断してもよい。または、見守処理部124は、現在の画像と利用者が使用する前の画像とを比較して画像の異なり度合いが所定値以上異なるか否かで判断してもよい。
Further, as to whether or not an abnormality has occurred, it is determined whether or not the fallen
または、第1人検知部140は、トイレのドア機構と連携して、トイレの外側からドアが開けられたら入室と判断し、トイレの内側からドアが開けられたら退室と判断するように構成されてもよい。または、第1人検知部140は、ドアの鍵が閉められた状態を入室中と判断するように構成されてもよい。これらの場合、入室を検知してから所定時間以上(例えば10分間以上)経過しても退室を検知しない場合に、見守処理部124は、異常が発生していると判断する。このとき、見守処理部124は、便蓋102を閉じるように駆動部113を制御し、撮像部103が倒れた利用者30を含む画像を撮像して、撮像した画像をサーバ300に送信する。
Alternatively, the first
また、トイレの便器20の手前に第1人検知部140としての重量センサを備えるトイレマットを敷いてもよい。この場合、トイレマットにかかる重量が所定時間以上(例えば10分間以上)において、検出した重量が変化しない場合には、見守処理部124は異常が発生していると判断する。このとき、見守処理部124は、便蓋102を閉じるように駆動部113を制御し、撮像部103が倒れた利用者30を含む画像を撮像して、撮像した画像をサーバ300に送信する。
Moreover, you may lay a toilet mat provided with the weight sensor as the 1st
または、生体情報取得部105が利用者30の生体情報の取得を完了した後、所定時間以上(例えば10分間以上)経っても第1人検知部140が利用者30の退室を検知しない場合においても、見守処理部124は異常が発生していると判断する。このとき、見守処理部124は、便蓋102を閉じるように駆動部113を制御し、撮像部103が倒れた利用者30を含む画像を撮像して、撮像した画像をサーバ300に送信する。
Or, after the biometric
なお、撮像部103にて倒れた人を含む撮像データを取得できるのは便蓋102を駆動部113が閉じることができる場合であるのでトイレ利用者は便座101に座っていないことが前提になる。そこで、本実施形態では、便座101に座っているか否かの検知を第2人検知部141が行う。
In addition, since it is a case where the
また、本実施形態では、利用者30の見守りを行うために、利用者30の異常を検知する方法として第1人検知部140及び第2人検知部141のそれぞれの検知結果を用いる構成としたが、この構成に限定されない。第1人検知部140が人の検知に加えて、検知した人までの距離を計測することができる場合には、第2人検知部141を備える必要はない。この場合、第1人検知部140は、利用者30を検知した場合には、検知した利用者30までの距離を計測(算出)する。制御部114は、計測した距離を基に、検出された利用者30が便座101に座っているか否かを判断する。見守処理部124は、第1人検知部140が所定時間以上において利用者30の存在を検知し、かつ利用者30までの距離に基づいて利用者30が便座101に座っていないと判断する場合には、利用者30に異常が発生していると判断する。
Moreover, in this embodiment, in order to watch over the
以上説明したように、実施形態2によれば、撮像部103は、利用者30の識別の用途に使用されるだけでなく、トイレ空間における見守りの用途としても使用することが可能である。
As described above, according to the second embodiment, the
実施形態2に係るトイレ装置10Aは、便座101と、便蓋102と、利用者30を撮像するための撮像部103と、撮像部103が撮像した画像から個人を識別する識別処理部122と、利用者30の入退室を判別する第1人検知部140と、便蓋102の開閉を行う駆動部113と、第1人検知部140と駆動部113とを制御するための制御部114を有する。撮像部103は便蓋102の上面131に設置し、撮像方向V1が便蓋102と平行になるよう配置される。制御部114は、利用者に異常が発生していることを検知した際、駆動部113が便蓋102を閉じるように駆動部113を制御し、撮像部103によって倒れた利用者30を含む画像を取得する。これにより、利用者30を識別し、かつ利用者30の見守りを行うことができるトイレ装置10Aを実現することができる。
A
(変形例)
なお、本開示の実施態様は上記各実施形態に限られるものではなく、例えば以下に示すように変更することもできる。また以下の変形例は、上記各実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
(Modification)
Note that the embodiments of the present disclosure are not limited to the above-described embodiments, and may be modified as shown below, for example. Further, the following modified examples are not applied only to the above-described embodiments, and different modified examples can be implemented in combination with each other.
上記各実施形態において、便蓋102が完全に開放された状態となった後は、撮像部103に対して電力の供給を行わない構成としてもよい。この場合、例えば、トイレ装置10は、給電制御部500を備える(図8参照)。給電制御部500は、撮像部103に対して電力の供給を行ったり、電力の供給を停止したりする。開閉処理部121は、人検知部104が人を検知すると、給電制御部500が撮像部103に対して電力の供給を行うように、給電制御部500を制御する。その後、撮像制御部120は、撮像部103が撮像を開始するように、撮像部103を制御する。撮像制御部120は、便蓋102が完全に開放されると、撮像部103が撮像を停止するように撮像部103を制御する。撮像部103の撮像が停止すると、制御部114は、給電制御部500が撮像部103に対して電力の供給を停止するように、給電制御部500を制御する。なお、上述した給電制御部500は、実施形態2に適用してもよい。
In each of the above embodiments, after the
上記各実施形態では、トイレ装置10,10Aは、生体情報をサーバ300へ送信する構成としたが、この構成に限定されない。トイレ装置10,10Aは、生体情報をサーバ300へ送信する代わりに、SDカード(登録商標)やUSBメモリ(登録商標)等の記録媒体に生体情報を記憶させてもよい。
In the above embodiments, the
上記各実施形態において、撮像部103は、便蓋102の上面131に固定される構成としたが、この構成に限定されない。撮像部103は、便蓋102において設置位置を移動可能な構造としてもよい。例えば、撮像部103は、利用者30がトイレを使用している間は便蓋102の上面131に配置され、使用後においては便蓋102の下面に移動させ、排泄物を撮像する。トイレ装置10,10Aは、撮像した画像をサーバ300へ送信する。トイレ装置10,10Aは、利用者が便座101に着座しているか否かを検出する着座センサを有している。開閉処理部121は、利用者が便座101から離れたことを着座センサが検知すると、便蓋102を閉じるように駆動部113を制御する。撮像制御部120は、撮像部103を便蓋102の下面に移動させる。撮像制御部120は、撮像部103が便蓋102の下面に移動すると、排泄物を撮像するように撮像部103を制御する。送信処理部123は、撮像部103が撮像した画像をサーバ300へ送信する。これにより、画像解析を行うことで利用者30の健康状態を把握することが可能である。すなわち、撮像部103を生体情報取得部105として活用することができる。
In each of the above embodiments, the
または、撮像部103の設置位置は、便蓋102の上面131に限定されない。撮像部103が、便蓋102の開閉動作に連動して撮像方向V1を変更する構成であれば、設置位置は例えば、貯水タンク、壁等に設けてもよい。
Alternatively, the installation position of the
上記各実施形態において、トイレ装置10,10Aが識別処理部122を有する構成としたが、この構成に限定されない。サーバ300が、識別処理部122を有する構成としてもよい。この場合、サーバ300は、利用者の顔を含む画像のデータを、利用者を識別する識別情報(例えば、氏名、利用者ID)に対応付けて予め記憶している。トイレ装置10,10Aは、撮像部103が撮像した利用者30の画像をサーバ300に送信する。サーバ300は、トイレ装置10,10Aから送信された画像と、予め記憶している画像とを比較してトイレ装置10,10Aの利用者30を識別する。ネットワーク200を経由したクラウド上にサーバ300を設置することで、一度も使用したことのないトイレを利用者30が利用する場合でも利用者30を識別することが可能となる。
In each said embodiment, although
サーバ300が識別処理を行う場合、トイレ装置10,10Aは、利用者30の生体情報のみをサーバ300に送信してもよい。この場合、サーバ300は、識別処理で識別した利用者30の識別情報と、生体情報とを対応付けて記憶する。
When the
なお、上記各実施形態及び各変形例は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。 In addition, since each said embodiment and each modification are for demonstrating the technique in this indication, a various change, replacement, addition, abbreviation, etc. may be performed in a claim or its equivalent range. it can.
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様のトイレ装置(10,10A)は、便座(101)と、一端部を回転軸(130)として開閉するように構成された便蓋(102)と、利用者(30)の識別に用いる画像を撮像する撮像部(103)とを備える。撮像部(103)は、便蓋(102)の開閉に連動して撮像方向(V1)が変更されるように設けられている。
(Summary)
As described above, the toilet device (10, 10A) according to the first aspect includes the toilet seat (101), the toilet lid (102) configured to open and close with one end portion as the rotation shaft (130), and use An imaging unit (103) that captures an image used to identify the person (30). The imaging unit (103) is provided such that the imaging direction (V1) is changed in conjunction with opening and closing of the toilet lid (102).
この構成によると、撮像部(103)の撮像方向(V1)は、便蓋(102)の開閉に連動して変更される。これにより、撮像部(103)の撮像方向V1を便蓋(102)の開閉に連動して変更させることで、トイレを使用中の利用者(30)を撮像範囲に含めることはない。つまり、トイレ使用中において、撮像部(103)には利用者は映らないので、利用者(30)のプライバシーが保護される。例えば、利用者(30)がトイレに入室する際は、撮像部(103)は、便蓋(102)が完全に開いていない状態で利用者(30)を撮像する。利用者(30)がトイレ装置(10,10A)を使用する際は便蓋(102)を開放するため、撮像部(103)の撮像方向(V1)は利用者(30)と異なる方向となる。そのため、トイレ装置(10,10A)を使用中の利用者(30)に対し、プライバシーの観点において安心感を与えるという効果を奏する。 According to this configuration, the imaging direction (V1) of the imaging unit (103) is changed in conjunction with opening and closing of the toilet lid (102). Thereby, the user (30) who is using the toilet is not included in the imaging range by changing the imaging direction V1 of the imaging unit (103) in conjunction with the opening and closing of the toilet lid (102). That is, since the user is not shown in the imaging unit (103) during use of the toilet, the privacy of the user (30) is protected. For example, when the user (30) enters the toilet, the imaging unit (103) images the user (30) with the toilet lid (102) not fully open. When the user (30) uses the toilet device (10, 10A), the toilet lid (102) is opened, so the imaging direction (V1) of the imaging unit (103) is different from that of the user (30). . Therefore, an effect of giving a sense of security to the user (30) who is using the toilet device (10, 10A) from the viewpoint of privacy is achieved.
第2の態様のトイレ装置(10,10A)では、第1の態様において、撮像部(103)は、便蓋(102)の上面(131)に設けられている。 In the toilet apparatus (10, 10A) of the second aspect, in the first aspect, the imaging unit (103) is provided on the upper surface (131) of the toilet lid (102).
この構成によると、便蓋(102)の開閉に連動して確実に撮像部(103)の撮像方向(V1)を変更することができる。 According to this configuration, the imaging direction (V1) of the imaging unit (103) can be reliably changed in conjunction with the opening and closing of the toilet lid (102).
第3の態様のトイレ装置(10,10A)では、第2の態様において、撮像部(103)は、回転軸(130)と直交する向きであって回転軸(130)である一端部から他端部に向う方向が撮像方向(V1)となるように便蓋(102)の上面(131)に設けられている。 In the toilet apparatus (10, 10A) of the third aspect, in the second aspect, the imaging unit (103) is oriented from the one end that is orthogonal to the rotation axis (130) and is the rotation axis (130). It is provided on the upper surface (131) of the toilet lid (102) so that the direction toward the end is the imaging direction (V1).
この構成によると、トイレの使用前における撮像部(103)の撮像方向(V1)は、便座(101)において回転軸(130)から先端に向う方向と同様の方向となる。一方、トイレの使用時における撮像部(103)の撮像方向(V1)は、便座(101)において回転軸(130)から先端に向う方向と直交する方向となる。そのため、トイレを使用中の利用者(30)を撮像範囲に含めることはない。つまり、トイレ使用中において、撮像部(103)には利用者は映らないので、利用者(30)のプライバシーが保護される。 According to this configuration, the imaging direction (V1) of the imaging unit (103) before using the toilet is the same direction as the direction from the rotation axis (130) to the tip of the toilet seat (101). On the other hand, the imaging direction (V1) of the imaging unit (103) when the toilet is used is a direction orthogonal to the direction from the rotation axis (130) to the tip of the toilet seat (101). Therefore, the user (30) who is using the toilet is not included in the imaging range. That is, since the user is not shown in the imaging unit (103) during use of the toilet, the privacy of the user (30) is protected.
第4の態様のトイレ装置(10,10A)は、第1〜第3のいずれかの態様において、便蓋(102)の開閉動作を行う駆動部(113)を、さらに備える。撮像部(103)は、駆動部(113)による便蓋(102)の開閉に連動して撮像方向(V1)を変更する。 The toilet device (10, 10A) according to the fourth aspect further includes a drive unit (113) that opens and closes the toilet lid (102) in any one of the first to third aspects. The imaging unit (103) changes the imaging direction (V1) in conjunction with the opening and closing of the toilet lid (102) by the driving unit (113).
この構成によると、便蓋(102)を自動で開閉させるとともに、撮像部(103)の撮像方向(V1)を変更することができる。 According to this configuration, the toilet lid (102) can be automatically opened and closed, and the imaging direction (V1) of the imaging unit (103) can be changed.
第5の態様のトイレ装置(10,10A)は、第4の態様において、開閉動作において前記便蓋の回転速度を調整するよう前記駆動部を制御する制御部(114)を、さらに備える。制御部(114)は、撮像部(103)が利用者の顔を撮像している間は、便蓋(102)の回転速度を低速にする。 The toilet device (10, 10A) according to the fifth aspect further includes a control unit (114) that controls the drive unit so as to adjust the rotation speed of the toilet lid in the opening / closing operation in the fourth aspect. The control unit (114) reduces the rotation speed of the toilet lid (102) while the imaging unit (103) images the face of the user.
この構成によると、利用者(30)の顔を確実に撮像することができるので、利用者(30)の識別の精度を向上させることができる。 According to this configuration, since the face of the user (30) can be reliably imaged, the accuracy of identification of the user (30) can be improved.
第6の態様のトイレ装置(10,10A)は、第1〜第5のいずれかの態様において、利用者に係る生体情報を取得する取得部(生体情報取得部105)と、サーバ(300)と通信を行う通信部(111)とを、さらに備える。通信部(111)は、画像を用いた利用者(30)の識別が成功した場合に、取得部が取得した利用者の生体情報を、サーバ(300)に送信する。 The toilet apparatus (10, 10A) according to the sixth aspect includes, in any one of the first to fifth aspects, an acquisition unit (biological information acquisition unit 105) that acquires biological information related to the user, and a server (300). And a communication unit (111) that communicates with each other. When the identification of the user (30) using the image is successful, the communication unit (111) transmits the user's biometric information acquired by the acquisition unit to the server (300).
この構成によると、利用者(30)の生体情報をサーバ(300)で管理することが可能となり、トイレ装置(10,10A)の利用によって、個人の健康状態が確認できる。 According to this configuration, the biological information of the user (30) can be managed by the server (300), and the personal health status can be confirmed by using the toilet device (10, 10A).
本開示のトイレ装置は、トイレにおける見守りや健康管理、医療など、個人識別を必要としたシステムに広く適用可能である。 The toilet device of the present disclosure can be widely applied to systems that require personal identification, such as watching over a toilet, health management, and medical care.
10,10A トイレ装置
30 利用者
101 便座
102 便蓋
103 撮像部
105 生体情報取得部(取得部)
111 通信部
113 駆動部
114 制御部
130 回転軸
131 上面
300 サーバ
V1 撮像方向
10,
Claims (6)
一端部を回転軸として開閉するように構成された便蓋と、
利用者の識別に用いる画像を撮像する撮像部とを備え、
前記撮像部は、前記便蓋の開閉に連動して撮像方向が変更されるように設けられている
ことを特徴とするトイレ装置。 Toilet seat and
A toilet lid configured to open and close with one end as a rotation axis;
An imaging unit that captures an image used for user identification;
The said imaging part is provided so that an imaging direction may be changed in connection with opening and closing of the said toilet lid. The toilet apparatus characterized by the above-mentioned.
ことを特徴とする請求項1に記載のトイレ装置。 The toilet device according to claim 1, wherein the imaging unit is provided on an upper surface of the toilet lid.
ことを特徴とする請求項2に記載のトイレ装置。 The imaging unit is provided on an upper surface of the toilet lid so that a direction from the one end part to the other end part which is the rotation axis is perpendicular to the rotation axis and is an imaging direction. The toilet device according to claim 2.
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のトイレ装置。 The toilet device according to any one of claims 1 to 3, further comprising a drive unit that opens and closes the toilet lid.
前記制御部は、前記撮像部が利用者の顔を撮像している間は、前記便蓋の回転速度を低速にする
ことを特徴とする請求項4に記載のトイレ装置。 A control unit that controls the drive unit to adjust the rotation speed of the toilet lid in the opening and closing operation;
The toilet device according to claim 4, wherein the controller reduces the rotation speed of the toilet lid while the imaging unit is imaging a user's face.
サーバと通信を行う通信部とを、さらに備え、
前記通信部は、前記画像を用いた前記利用者の識別が成功した場合に、前記取得部が取得した前記利用者の前記生体情報を、前記サーバに送信する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のトイレ装置。 An acquisition unit for acquiring biological information relating to the user;
A communication unit that communicates with the server;
The said communication part transmits the said biometric information of the said user which the said acquisition part acquired to the said server, when the identification of the said user using the said image is successful. The toilet device according to any one of 5.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2018093256A JP2019198385A (en) | 2018-05-14 | 2018-05-14 | Toilet device |
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