JP2019198012A - 通信システムおよび通信装置 - Google Patents

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Seiji Sato
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淳悟 後藤
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淳悟 後藤
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理 中村
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Shohei Yamada
昇平 山田
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Yasuhiro Hamaguchi
泰弘 浜口
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Abstract

【課題】GFの通信中において、上りリンクのSR最大送信回数超過に起因する上りリンク同期再確立処理が発生した場合、通信が遅延するなどの懸念がある。【解決手段】基地局装置および移動局装置を少なくとも含む通信システムの移動局装置であって、SRを前記SR用に設定された物理上りリンク制御チャネルを使用して前記基地局装置に送信する送信部と、SRの送信回数をカウントするSR送信回数カウンタ部と、前記SRの送信回数がRRCによって設定されたSR最大送信回数に達し、かつSR送信機会が発生した場合に、サービングセルに構成されているすべての構成済み上りリンクグラントタイプ1をサスペンドし、SpCell上でRA手順を開始し、前記RA手順が成功した場合に、前記サービングセルに構成およびサスペンドされている前記すべての構成済み上りリンクグラントタイプ1を再初期化する制御部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、基地局装置、移動局装置およびその通信方法に関する。
標準化団体3GPP(3rd Generation Partnership Project)において、第3世代の移動通信方式を進化させたEvolved Universal Terrestrial Radio Access(「EUTRA」もしくは「LTE」とも呼称される)と、更にその発展形である第4世代の移動通信方式であるAdvanced EUTRA(「LTE−Advanced」もしくは「LTE−A」とも呼称される)の仕様規格化が行われ、それを利用した移動体通信の商用化が各国で行われている(非特許文献1)。また近年、3GPPでは第5世代移動通信方式であるNR(New Radio)の技術の検討および仕様規格化が進んでいる(非特許文献2)。
スケジューリング(通信リソース割り当て)技術の一つとして、セミパーシステントスケジューリング(SPS:Semi−Persistent Scheduling)による通信リソースの周期的な割り当て方法がある。これは、サブフレーム毎に通信リソースの割り当てを上りリンクグラントまたは下りリンクアサインメントと呼ばれるシグナリングで行うダイナミックスケジューリングとは異なり、予め決められた設定(時間間隔、変調方式、開始タイミング、繰り返し回数など)で通信リソースの割り当てを行うことにより、制御信号によるオーバヘッドを少なくして効率的な通信を可能とする技術である。SPSは従来のLTEおよびLTE−Advancedでも採用されており、音声サービスなどリアルタイム性を要求される通信に利用されてきたが、NRでもSPSのさらなる進化を目的とした検討および仕様規格化が進んでいる。また、上りリンクのSPSを応用し、基地局装置から移動局装置に対して割り当てられる上りリンクグラントがなくても、移動局装置から基地局装置に上りリンクデータ送信が可能となる上りリンクグラントフリー(GF:Grant Free)による通信方式についても、検討および仕様規格化が進んでいる。
GFの通信中において、上りリンクのスケジューリングリクエスト最大送信回数超過に起因する上りリンク再同期確立処理が発生した場合、通信が遅延するなどの懸念がある。
本発明はこのような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、GFの通信中に上りリンクのスケジューリングリクエスト最大送信回数超過に起因する上りリンク再同期確立処理が発生した場合でも、通信の遅延を低減することができる移動局装置及び通信方法
を提供することにある。
(1)この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による基地局装置および移動局装置を少なくとも含む通信システムの移動局装置であって、スケジューリングリクエストを前記スケジューリングリクエスト用に設定された物理上りリンク制御チャネルを使用して前記基地局装置に送信する送信部と、スケジューリングリクエストの送信回数をカウントするスケジューリングリクエスト送信回数カウンタ部と、前記スケジューリングリクエストの送信回数がRRCによって設定されたスケジューリングリクエスト最大送信回数に達し、かつスケジューリングリクエスト送信機会が発生した場合に、サービングセルに構成されているすべての構成済み上りリンクグラントタイプ1をサスペンドし、スペシャルセル上でランダムアクセス手順を開始し、前記ランダムアクセス手順が成功した場合に、前記サービングセルに構成およびサスペンドされている前記すべての構成済み上りリンクグラントタイプ1を再初期化する制御部と、を備える。
(2)また、本発明の一態様による移動局装置は上記の移動局装置であって、前記制御部は、前記スケジューリングリクエストの送信回数がRRCによって設定されたスケジューリングリクエスト最大送信回数に達し、かつスケジューリングリクエスト送信機会が発生した場合に、すべてのサービングセルに構成されているすべての構成済み上りリンクグラントタイプ1をサスペンドし、前記ランダムアクセス手順が成功した場合に、前記サービングセルに構成およびサスペンドされている前記すべての構成済み上りリンクグラントタイプ1を再初期化する。
(3)また、本発明の一態様による移動局装置は上記の移動局装置であって、前記制御部は、前記スケジューリングリクエストの送信回数がRRCによって設定されたスケジューリングリクエスト最大送信回数に達し、かつスケジューリングリクエスト送信機会が発生した場合に、前記スケジューリングリクエストの送信に係るサービングセルに構成されている構成済み上りリンクグラントタイプ1をサスペンドし、前記ランダムアクセス手順が成功した場合に、前記サービングセルに構成およびサスペンドされている前記構成済み上りリンクグラントタイプ1を再初期化する。
(4)また、本発明の一態様による移動局装置は上記の移動局装置であって、前記制御部は、前記サービングセルに複数の上りリンクBWPが設定され、前記複数の上りリンクBWP毎に構成された前記構成済み上りリンクグラントタイプ1がサスペンドされている場合、前記スペシャルセル上での前記ランダムアクセス手順が成功したときにアクティブとなる前記上りリンクBWPに構成およびサスペンドされている前記構成済み上りリンクグラントタイプ1を再初期化する。
(5)また、本発明の一態様による移動局装置は上記の移動局装置であって、前記制御部は、前記スケジューリングリクエストの送信回数がRRCによって設定されたスケジューリングリクエスト最大送信回数に達し、かつスケジューリングリクエスト送信機会が発生した場合に、前記スケジューリングリクエストに係るサービングセルが属するTAGに含まれるすべてのサービングセルに構成されているすべての構成済み上りリンクグラントタイプ1をサスペンドし、前記ランダムアクセス手順が成功した場合に、前記TAGに含まれるすべてのサービングセルに構成およびサスペンドされているすべての前記構成済み上りリンクグラントタイプ1を再初期化する。
(6)また、本発明の一態様による基地局装置および移動局装置を少なくとも含む通信システムの移動局装置であって、スケジューリングリクエストを前記スケジューリングリクエスト用に設定された物理上りリンク制御チャネルを使用して前記基地局装置に送信す
る送信部と、スケジューリングリクエストの送信回数をカウントするスケジューリングリクエスト送信回数カウンタ部と、前記スケジューリングリクエストの送信回数がRRCによって設定されたスケジューリングリクエスト最大送信回数に達し、かつスケジューリングリクエスト送信機会が発生した場合に、サービングセルに構成されているすべての構成済み上りリンクグラントタイプ1をクリアし、前記すべてのサービングセルに構成されている前記構成済み上りリンクグラントタイプ1のリリースをRRCに通知する制御部と、を備える。
(7)また、本発明の一態様による移動局装置は上記の移動局装置であって、前記制御部は、前記スケジューリングリクエストの送信に係るサービングセルに構成されている構成済み上りリンクグラントタイプ1をクリアし、前記サービングセルに構成されている構成済み上りリンクグラントタイプ1のリリースをRRCに通知する。
(8)また、本発明の一態様による移動局装置は上記の移動局装置であって、前記制御部は、前記サービングセルのアクティブ上りリンクBWPに構成されている構成済み上りリンクグラントタイプ1をクリアし、前記アクティブ上りリンクBWPに構成されている構成済み上りリンクグラントタイプ1のリリースをRRCに通知する。
(9)また、本発明の一態様による移動局装置は上記の移動局装置であって、前記制御部は、前記サービングセルが属するTAGに含まれるすべてのサービングセルに構成されている構成済み上りリンクグラントタイプ1をクリアし、前記TAGに含まれるすべてのサービングセルに構成されている構成済み上りリンクグラントタイプ1のリリースをRRCに通知する。
(10)また、本発明の一態様による移動局装置は上記の移動局装置であって、前記制御部は、前記スケジューリングリクエストの送信回数が前記スケジューリングリクエスト最大送信回数に達し、かつスケジューリングリクエスト送信機会が発生した場合に、前記構成済み上りリンクグラントタイプ1に係る上りリンクデータ送信を停止する。
この発明によれば、GFの通信中に上りリンクのスケジューリングリクエスト最大送信回数超過に起因する上りリンク再同期確立処理が発生した場合でも、通信の遅延を低減することができる。
本発明の一態様における、移動局装置内のMACエンティティの構成の一例を示す図である。 本発明の一態様における、各時間における基地局装置と移動局装置のメッセージおよびデータの送受信の流れと、移動局装置におけるGFの状態の変化の一例を示す図である。
本発明の実施形態を説明する前に、本発明に係るGFおよびSPS、セルアクティベーション・デアクティベーション、BWP(Bandwidth Part)スイッチング、上りリンクタイミング調整、スケジューリングリクエスト、およびランダムアクセス手順について説明する。
[GF・SPS]
ダイナミックスケジューリングの上りリンクグラントをダイナミックグラントと呼称するのに対して、上りリンクのSPSおよびGFの上りリンクグラントは、予め決められた
構成の送信用物理リソースで送信を許可するという意味合いから、構成済みグラント(configured grant)もしくは構成済み上りリンクグラント(configured uplink grant)と呼称されることもある。同様に、下りリンクSPSでは、予め割り当てられた設定の受信用物理リソースを使用して受信を行うことから、構成済みアサインメント(configured assignment)もしくは構成済み下りリンクアサインメント(configured downlink assignment)と呼称されることもある。3GPPのNRの仕様規格化においては、上りリンクSPSとGFおよび下りリンクSPSを合わせて「Transmission/Reception without dynamic scheduling」と呼称し、下りリンクのSPSを「DL−SPS」、GFおよび上りリンクのSPSをそれぞれ「configured grant Type 1」、「configured grant Type 2」と呼称する方向で仕様規格化が進められている。なお、以下の説明においては、便宜的に「configured grant Type 1」をGF、「configured grant Type 2」をUL−SPS、下りリンクのSPSをDL−SPSと記載する。
GFのアクティベーションは、RRC(Radio Resource Control)などの上位レイヤから周期的物理チャネルリソースの割り当てや送信開始タイミングオフセット、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)プロセス数、およびCS−RNTI(Configured Scheduling Radio Network Temporary Identification)などが設定され、その設定を保存し、設定された送信開始タイミングで構成済み上りリンクグラントの初期化を行うことにより行われる。一方、UL−SPSは、RRCから物理リソースの周期、HARQプロセス数、およびCS−RNTIなどの設定が予め行われるが、アクティベーションはPDCCH(Physical Downlink Control Channel)を通じて下りリンク制御情報(DCI:Downlink Control Information)に含まれる上りリンクグラントの受信によって行われる。なお、サービングセルもしくは後述するBWPに構成されたGFは、後述するサービングセルのデアクティブ遷移や、BWPのインアクティブ遷移により、RRCからの設定情報を保持したまま送信を停止する。これをサスペンドと言う。サスペンド状態のGFは、次のサービングセルのアクティブ遷移もしくはBWPのアクティブ遷移によって再初期化が行われ、再び送信が可能となる。一方、UL−SPSは、サービングセルのでアクティブ遷移やBWPのインアクティブ遷移によってその構成がクリアされ、その後サービングセルのアクティブ遷移やBWPのアクティブ遷移が行われても、前述のDCIによるアクティベーションが行われない限り、送信することができない。
[セルアクティベーション・デアクティベーション]
LTEおよびLTE−Aでは、UL−SPSおよびDL−SPSの設定はスペシャルセル(SpCell)と呼ばれるプライマリセル(PCell)およびプライマリセカンダリセル(PSCell)上にのみ設定が許可されていたが、3GPPの第5世代通信方式仕様においては、セカンダリセル(SCell)上にもDL−SPS、UL−SPSおよびGFの設定ができるようになった。セカンダリセルはネットワークによりアクティブ状態・非アクティブ状態を制御され、非アクティブ状態では送受信ともに行われない。セカンダリセルをアクティブ状態にするアクティベーション、および非アクティブ状態にするデアクティベーションは、基地局装置から移動局装置に送信されるSCell Activation/Deactivation MAC Control Element(CE)によって指示される。さらに、各セカンダリセルにはsCellデアクティベーションタイマ(sCellDeactivationTimer)が設定される。sCellデアクティベーションタイマは、そのセカンダリセルのアクティベーションまたはデアクティベーションを指示するSCell Activation/Deactivat
ion MAC CEを基地局装置から受信した場合に起動もしくは再起動される。また、そのセカンダリセルのPDCCH(Physical Downlink Control CHannel;物理下りリンク制御チャネル)で上りリンクグラントや下りリンクアサインメントを受信した場合や、他のサービングセルのPDCCHでそのセカンダリセルに関する上りリンクグラントや下りリンクアサインメントを受信した場合にも再起動される。また、sCellデアクティベーションタイマが満了した場合、それが設定されているセカンダリセルはデアクティベートされ、次にアクティベートされるまで、上りリンク上での制御信号とデータ送信、および下りリンク上での制御信号とデータ受信は一切行われなくなる。また、稼働中のsCellデアクティベーションタイマに関連付けされているセカンダリセルに対して、Activation/Deactivation MAC CEによってデアクティベーションが指示された場合や、RRCによるリリースが行われた場合は、そのsCellデアクティベーションタイマを停止する。
[BWPスイッチング]
サービングセル上の物理リソースを複数の周波数帯域に分割し、各周波数帯域を切り替えて使用する技術をBWP(Bandwidth Part)と呼ぶ。サービングセル上に複数のBWPが設定された場合、デフォルトの下りリンクBWP(デフォルトの下りリンクBWPが設定されない場合は初期下りリンクBWP)以外の下りリンクBWPがアクティブ状態のときは、BWPインアクティビティタイマ(bandwidthPartInactivityTimer)が設定および起動される。BWPインアクティビティタイマはそれが設定されているアクティブ下りリンクBWPのPDCCH(Physical Downlink Control CHannel;物理下りリンク制御チャネル)で上りリンクグラントや下りリンクアサインメントを受信した場合に再起動されるが、他のサービングセルのPDCCHでそのアクティブ下りリンクBWPに関する上りリンクグラントや下りリンクアサインメントを受信した場合には再起動は行われない。また、BWPインアクティビティタイマが満了した場合、それが設定されている下りリンクBWPからデフォルトの下りリンクBWP(デフォルトの下りリンクBWPが設定されない場合は初期下りリンクBWP)にスイッチされ、そのサービングセル上での通信は継続される。なお、GFおよびUL−SPSは、上りリンクBWP毎に構成が可能であり、DL−SPSも下りリンクBWP毎に構成が可能である。アクティブ状態の上りリンクBWPにGFが構成されていて、その上りリンクBWPがスイッチによってインアクティブに変化した場合はGFがサスペンドされ、次に上りリンクBWPがアクティブになったときにサスペンドされたGFが再初期化されアクティブになる。
[上りリンクタイミング調整]
上りリンク物理チャネルの送信タイミング(以下、上りリンクタイミングと略す)が同じサービングセルをTAG(Timing Advance Group)というグルーピングによって管理することができる。TAGには1つのSpCellを含むPTAG(Primary TAG)と、SpCellを含まないSTAG(Secondary TAG)に分類される。どのサービングセルがどのTAGに属するかは、RRCの設定による。また、上りリンクタイミングの調整は、基地局装置から送信されるTAコマンド(Timing Advance Command)MAC CEによって行われる。TAコマンドMAC CEにはTAG識別子(TAG−id)と、上りリンクタイミング調整値を示すインデックスが含まれ、TAG識別子で示されるTAGに属するすべてのサービングセルの上りリンクタイミングが、インデックスで示される上りリンクタイミング調整値で調整される。また、上りリンクタイミング調整の状況は上りリンクタイミング調整タイマ(timeAlignmentTimer)を使って監視する。上りリンクタイミング調整タイマは、TAG毎に関連付けされる。TAコマンドMAC CEを受信し、そのTAG識別子に対するTAGの上りタイミング調整が行われた場合、そのTAGに関連付けされる上りリンクタイミング調整タイマに、RRC設定関連メッセージに内に含まれ
る初期値を設定し、起動もしくは再起動を行う。起動もしくは再起動された上りリンクタイミング調整タイマは、停止が行われるか、もしくは前述の初期値で示される時間が経過して満了するまで稼働する。上りリンクタイミング調整タイマが稼働中に、その上りリンクタイミング調整タイマに関連づけられるTAGに対するTAコマンドMAC CEを受信せず、その後上りリンクタイミング調整タイマが満了した場合、そのTAGに属するすべてのサービングセルが上りリンクの同期外れになったと判断し、そのTAGに属するすべてのサービングセルにおけるすべての上りリンク送信を停止し、上りリンクの再同期確立処理を行う。なお、PTAGに関連付けされる上りリンクタイミング調整タイマが期限切れとなった場合は、PTAGだけでなく、その他のすべてのSTAGに関連付けされる上りリンクタイミング調整タイマも期限切れとなったとし、すべてのTAGに属するサービングセルの再同期確立が行われる。
[スケジューリングリクエスト]
移動局装置は、送信すべき上りリンクデータがあり、かつ上りリンクデータ送信に使用するためのUL−SCH(Uplink Shared Channel:上りリンク共有チャネル)リソースの割り当てが無い場合に、スケジューリングリクエスト(Scheduling Request:以下、SRと略す)を基地局装置に送信し、上りリンク物理通信リソースの割り当てを要求することができる。SRは、PUCCH(Physical Uplink Control CHannel:物理上りリンク制御チャネル)上にSR送信用として構成された通信リソースを使用して送信される。送るべきSRと、そのSRを送信するためのPUCCHリソースがあり、SRが送信可能となるタイミングをSR送信機会と呼ぶ。なお、SR送信用のPUCCHリソースと、他の上りリンクデータ送信に割り当てられたUL−SCHリソース、あるいは下りリンク通信品質測定用に設定されたギャップ(上りリンク送信不可)などが重なった場合、SRの送信は行われず、次のSR送信機会まで延期されることがある。SRの送信が行われた場合、SR送信禁止タイマを起動する。SR送信禁止タイマが起動中のときは、SR送信機会でもSRの送信は行われない。基地局装置からUL−SCHリソースの割り当てを含む上りリンクグラントを受信するまで、SR送信機会の都度SRが送信される。なお、SRの送信回数に対してRRCによって予め最大送信回数が設定される。これをSR最大送信回数(sr−TransMax)と呼ぶ。SRの送信がトリガされたときにSR送信回数カウンタ(SR_COUNTER)が0に設定され、SRが送信される度にSR送信回数カウンタがインクリメントされる。そして、SR送信回数カウンタの値がSR最大送信回数に達するまでSRの送信が行われ、その後も基地局装置からUL−SCHリソース割り当てを含む上りリンクグラントを受信せず、次のSR送信機会になった場合は、すべてのサービングセルでの上りリンク送信を停止し、SpCell上で後述するランダムアクセス手順を開始し、上りリンク同期再確立処理を行う。
[ランダムアクセス(RA)手順]
上りリンクの同期確立は、ランダムアクセス(RA)手順に従って行われる。RA手順には、競合ベースRA手順と、非競合ベースRA手順がある。以下、その手順について説明する。
ステップ1:ランダムアクセス(RA)プリアンブル送信
競合ベースRA手順の場合、予め決められた複数のRAプリアンブル系列群から、移動局装置がRAプリアンブルを選択して基地局装置に送信する。非競合ベースRA手順の場合は、競合ベースRA手順で使用されないRAプリアンブル系列群から他の移動局装置で使用されていないRAプリアンブルを基地局装置が一つ選択し、PDCCHなどを通じて予め移動局装置に通知したものを移動局装置が使用して送信する。
ステップ2:ランダムアクセスレスポンス(RAR)受信
移動局装置は、RAプリアンブル送信後、基地局装置からのランダムアクセスレスポンス(RAR)の受信を待つ。RARを受信したら、それに含まれるRAプリアンブルのインデックスが、移動局装置が送信したRAプリアンブルのインデックスと同じか確認し、同じだった場合は、RARに含まれるタイミングアドバンスコマンド MAC CEに従って上りリンクタイミング調整を適用する。非競合ベースRA手順の場合は、この時点でRA手順が完了し、上りリンク同期が確立する。競合ベースRA手順の場合は、ステップ1で選択したRAプリアンブルが他の移動局装置と競合している場合を考慮し、その競合を解決するため、次の手順に進む。
ステップ3:上りリンクデータ送信
移動局装置は、RARに含まれる上りリンク送信スケジューリング情報に従って、移動局装置を一意に識別する情報(上位レイヤでの識別子やC−RNTIなど)、および上位レイヤのメッセージなどを基地局装置に送信する。
ステップ4:競合解決
ステップ3で送信した移動局装置を一意に識別する情報を含むメッセージを受信するか、あるいはPDCCHを通じてステップ3で送信したC−RNTI宛てのDCIを受信することにより、競合が解決され、競合ベースRA手順が完了し、上りリンク同期が確立する。
しかしながら、従来の技術では、SRの送信回数がSR最大送信回数に達しても、基地局装置からの上りリンクデータ送信用UL−SCHリソース割り当てを行う上りリンクグラントを受信できなかった場合、すべてのサービングセルに構成されているGFは送信を停止し、保存しているGFの設定情報をクリアしなければならない。その後、SpCell上でRA手順による上りリンク同期再確立を実施しても、RRCによるGFの再構成をサービングセル毎に行う必要があり、効率が悪い。また低遅延が要求されるURLLCなどでは、影響が深刻になる。以下、上記課題に対する解決策を、本発明の実施形態として説明する。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の一態様である第1の実施形態について説明する。図1は本実施形態における移動局装置内のMACエンティティの構成の一例である。図1において、101は制御部であり、すべての構成部を制御する。102は上位レイヤインタフェース部であり、PDCPおよびRLC、およびRRCなどの上位レイヤとの論理チャネルの設定および管理を行い、その論理チャネルを通じて上りリンクデータおよび下りリンクデータの送受信を行う。103は上りリンクPDU(Protocol Data Unit)構成部であり、論理チャネルを通じて受信した上位レイヤからの上りリンク送信データにヘッダ付加や、複数の論理チャネルのデータの結合などを行い、上りリンクPDUを構成する。104は送信処理部であり、上りリンクPDU構成部103が作成した上りリンクPDUに誤り訂正符号化処理や変調処理などを行い、上りリンクリソース管理部106からの指示に従って、上りリンクデータやSRなどの上りリンク制御情報の上りリンク物理リソースへのマッピングを行う。105はSR送信回数カウンタ部であり、SR送信回数のカウントを行う。上りリンクリソース管理部106は、基地局装置から割り当てられた上りリンク物理リソースの管理を行い、上りリンクPDUと上りリンク物理リソースのマッピングの制御や、SR送信の制御や管理を行う。受信処理部107は、無線インタフェース部109からの受信信号に対して復調や誤り訂正符号の復号を行い、下りリンクPDUの再構成を行う。下りリンクPDU分離部108は、受信処理部107から受信した下りリンクPDUから一つもしくは複数のデータに分離し、ユーザデータや制御データは上位レイヤインタフェース部102を介して上位レイヤに送り、CE(Control Element)データは制御部101に送る。110は下りリンクリソース管
理部であり、基地局装置から割り当てられた下りリンク物理リソースの管理を行う。無線インタフェース部109は、基地局装置と無線信号の送受信を行う。
図2を用いて、本発明の一態様として、各時間における基地局装置と移動局装置のメッセージおよびデータの送受信の流れと、移動局装置におけるGFの状態の変化について説明する。まず、移動局装置は基地局装置と正常に接続し、GFもアクティブ状態とする。次に時間t00において、送信すべき上りリンクデータが発生し、基地局装置にその上りリンクデータの送信用UL−SCHリソース割り当てを要求するためのSRの送信がトリガされる。次に時間t01において、SR送信機会が発生し、基地局装置に対して1回目のSR送信が行われる(メッセージm201)。その後、時間t02のSR送信機会までに基地局装置からのUL−SCHリソース割り当てを行う上りリンクグラントを受信しなかった場合、基地局装置に対して2回目のSR送信が行われる(メッセージm202)。その後も基地局装置からの上りリンクグラントを受信することなく、SR送信機会の都度SR送信を行い、時間t10のSR送信機会にてTmax回目のSR送信を行ったものとする(メッセージm210)。ここでTmaxは、RRCによって予め設定されるSR最大送信回数(sr−TransMax)である。その後も基地局装置からの上りリンクグラントを受信することなく、時間t11においてSR送信機会が発生した場合、すべてのサービングセルの上りリンクGFの送信を停止し、サスペンドする。その後、移動局装置と基地局装置の間で、RA手順による上りリンク再同期確立処理が開始される(メッセージm211)。そして、時間t20にてRA手順が完了し、上りリンクの同期が再確立されると、すべてのサービングセルに構成されサスペンドされているすべてのGFの再初期化を行いアクティブ状態として送信が再開される。なお、時間t20におけるRA手順の完了とは、前述のとおり競合ベースRA手順の場合はステップ4の競合解決の完了時であり、非競合ベースRA手順の場合はステップ2のRAR受信時である。
なお、SR最大送信回数超過によるGFのサスペンドや、上りリンク同期再確立処理後に行われるサスペンドされたGFの再初期化は、すべてのサービングセルに構成されているGFに対して行われてもよいし、SR最大送信回数超過が発生したサービングセルのみに行われてもよい。また、全部または一部のサービングセルに複数の上りリンクBWPが設定されている場合、SR最大送信回数超過に起因するGFのサスペンドは、すべてのサービングセルのアクティブ上りリンクBWP上に構成されているGFに対して行ってもよいし、SR最大送信回数超過が発生したサービングセルのアクティブ上りリンクBWP上に構成されているGFに対してのみに行ってもよい。また、上りリンク同期再確立処理後のサスペンドされたGFの再初期化は、上りリンク同期再確立時にアクティブとなっている上りリンクBWP上に構成されサスペンドされているGFのに対して行うようにしてもよい。さらに、複数のTAGが構成されている場合、SR最大送信回数超過が発生したTAGに属するサービングセルに構成されているGFをサスペンドし、そのTAGに対する上りリンク同期再確立処理を行った後、そのTAGに属するサービングセルで構成およびサスペンドされているGFの再初期化を行ってもよい。
以上説明したとおり、本発明の一態様を適用することによって、SR最大送信回数超過による上りリンク同期再確立処理が発生した場合でも、その後上りリンク同期再確立後にRRCによるGF再構成を行う必要がなく、送信遅延を最小限にすることが可能となる。
(第2の実施形態)
従来では、SRの送信回数がSR最大送信回数に達し、その後も基地局装置からのUL−SCHリソース割り当てを示す上りリンクグラントを受信せず、その次のSR送信機会が発生した場合に、すべてのサービングセル上に構成されるGF、UL−SPSおよびDL−SPSをクリアするが、そのことをRRCなどの上位レイヤへ通知しないため、MAC層や物理層と上位レイヤとの間で齟齬が生じ、その結果、上りリンク同期再確立後にR
RCからのGFの再構成が行われないか、もしくは遅れることが考えられる。この課題に対する解決策を、第2の実施形態として説明する。
SRの送信回数がSR最大送信回数に達しても基地局装置からの上りリンクグラントを受信せず、その次のSR送信機会が発生した場合、すべてのサービングセル上に構成されるすべてのGF、UL−SPSおよびDL−SPSの送受信を停止し、さらにすべてのサービングセル上に構成されるすべてのGF、UL−SPSおよびDL−SPSをリリースするようにRRCに通知する。また、SR最大送信回数超過に起因するGF、UL−SPSおよびDL−SPSの送受信停止およびRRCへのリリース通知は、すべてのサービングセルに構成されているGF、UL−SPSおよびDL−SPSに対して行われてもよいし、SR最大送信回数超過が発生したサービングセルのみに構成されているGF、UL−SPSおよびDL−SPSに対して行われてもよい。また、全部または一部のサービングセルに複数の上りリンクBWPおよび下りリンクBWPが設定されている場合、SR最大送信回数超過に起因するGF、UL−SPSおよびDL−SPSの送受信停止およびはRRCへのリリース通知は、すべてのサービングセルのアクティブ上りリンクBWP上に構成されているGFおよびUL−SPS、およびアクティブ下りリンクBWP上に構成されているDL−SPSに対して行ってもよいし、SR最大送信回数超過が発生したサービングセルのアクティブ上りリンクBWP上に構成されているGF、UL−SPS、およびアクティブ下りリンクBWP上に構成されているDL−SPSに対してのみに行ってもよい。さらに、複数のTAGが構成されている場合、SR最大送信回数超過が発生したTAGに属するサービングセルに構成されているGF、UL−SPSおよびDL−SPSの送受信停止およびRRCへのリリース通知を行ってもよい。なお、上述したすべての場合において、SRの送信回数がSR最大送信回数に達しても基地局装置からの上りリンクグラントを受信せず、その次のSR送信機会が発生した場合、上りリンクのGFおよびUL−SPSの送信停止およびRRCへのリリース通知のみを行い、下りリンクのDL−SPSの受信停止およびRRCへのリリース通知は行わないようにしてもよい。また、上述したすべての場合において、SRの送信回数がSR最大送信回数に達しても基地局装置からの上りリンクグラントを受信せず、その次のSR送信機会が発生した場合、サービングセルに構成されているGF、UL−SPSおよびDL−SPSの構成をクリアしてもよい。
以上説明したとおり、本発明の一態様を適用することによって、上りリンク同期再確立後にGF、UL−SPSおよびDL−SPSの再構成および送受信再開が迅速に行われることが可能となる。
なお、本発明を適用する通信システム、基地局装置、移動局装置、通信方法は3GPPの第5世代通信規格(NR)に限定されず、他の通信システムで使用される通信規格に適用してもよい。
また、以上で説明した移動局装置、基地局装置の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」
とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、移動局装置、基地局装置の全部または一部の機能を集積回路に集約して実現してもよい。各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、有線および無線での通信システムや通信装置に用いて好適である。
101…制御部
102…上位レイヤインタフェース部
103…上りリンクPDU構成部
104…送信処理部
105…SR送信回数カウンタ部
106…上りリンクリソース管理部
107…受信処理部
108…下りリンクPDU分離部
109…無線インタフェース部
110…下りリンクリソース管理部

Claims (10)

  1. 基地局装置および移動局装置を少なくとも含む通信システムの移動局装置であって、
    スケジューリングリクエストを前記スケジューリングリクエスト用に設定された物理上りリンク制御チャネルを使用して前記基地局装置に送信する送信部と、
    スケジューリングリクエストの送信回数をカウントするスケジューリングリクエスト送信回数カウンタ部と、
    前記スケジューリングリクエストの送信回数がRRCによって設定されたスケジューリングリクエスト最大送信回数に達し、かつスケジューリングリクエスト送信機会が発生した場合に、サービングセルに構成されているすべての構成済み上りリンクグラントタイプ1をサスペンドし、
    スペシャルセル上でランダムアクセス手順を開始し、
    前記ランダムアクセス手順が成功した場合に、前記サービングセルに構成およびサスペンドされている前記すべての構成済み上りリンクグラントタイプ1を再初期化する制御部と、
    を備える移動局装置。
  2. 前記制御部は、前記スケジューリングリクエストの送信回数がRRCによって設定されたスケジューリングリクエスト最大送信回数に達し、かつスケジューリングリクエスト送信機会が発生した場合に、すべてのサービングセルに構成されているすべての構成済み上りリンクグラントタイプ1をサスペンドし、前記ランダムアクセス手順が成功した場合に、前記すべてのサービングセルに構成およびサスペンドされている前記すべての構成済み上りリンクグラントタイプ1を再初期化する、請求項1記載の移動局装置。
  3. 前記制御部は、前記スケジューリングリクエストの送信回数がRRCによって設定されたスケジューリングリクエスト最大送信回数に達し、かつスケジューリングリクエスト送信機会が発生した場合に、前記スケジューリングリクエストの送信に係るサービングセルに構成されている構成済み上りリンクグラントタイプ1をサスペンドし、前記ランダムアクセス手順が成功した場合に、前記サービングセルに構成およびサスペンドされている前記構成済み上りリンクグラントタイプ1を再初期化する、請求項1記載の移動局装置。
  4. 前記制御部は、前記サービングセルに複数の上りリンクBWPが設定され、前記複数の上りリンクBWP毎に構成された前記構成済み上りリンクグラントタイプ1がサスペンドされている場合、前記スペシャルセル上での前記ランダムアクセス手順が成功したときにアクティブとなる前記上りリンクBWPに構成およびサスペンドされている前記構成済み上りリンクグラントタイプ1を再初期化する、請求項1記載の移動局装置。
  5. 前記制御部は、前記スケジューリングリクエストの送信回数がRRCによって設定されたスケジューリングリクエスト最大送信回数に達し、かつスケジューリングリクエスト送信機会が発生した場合に、前記スケジューリングリクエストに係るサービングセルが属するTAGに含まれるすべてのサービングセルに構成されているすべての構成済み上りリンクグラントタイプ1をサスペンドし、前記ランダムアクセス手順が成功した場合に、前記TAGに含まれるすべてのサービングセルに構成およびサスペンドされているすべての前記構成済み上りリンクグラントタイプ1を再初期化する、請求項1記載の移動局装置。
  6. 基地局装置および移動局装置を少なくとも含む通信システムの移動局装置であって、
    スケジューリングリクエストを前記スケジューリングリクエスト用に設定された物理上りリンク制御チャネルを使用して前記基地局装置に送信する送信部と、
    スケジューリングリクエストの送信回数をカウントするスケジューリングリクエスト送信回数カウンタ部と、
    前記スケジューリングリクエストの送信回数がRRCによって設定されたスケジューリングリクエスト最大送信回数に達し、かつスケジューリングリクエスト送信機会が発生した場合に、
    サービングセルに構成されているすべての構成済み上りリンクグラントタイプ1をクリアし、
    前記サービングセルに構成されている前記すべての構成済み上りリンクグラントタイプ1のリリースをRRCに通知する制御部と、
    を備える移動局装置。
  7. 前記制御部は、前記スケジューリングリクエストの送信に係るサービングセルに構成されている構成済み上りリンクグラントタイプ1をクリアし、前記サービングセルに構成されている構成済み上りリンクグラントタイプ1のリリースをRRCに通知する、請求項6記載の移動局装置。
  8. 前記制御部は、前記サービングセルのアクティブ上りリンクBWPに構成されている構成済み上りリンクグラントタイプ1をクリアし、前記アクティブ上りリンクBWPに構成されている構成済み上りリンクグラントタイプ1のリリースをRRCに通知する、請求項6記載の移動局装置。
  9. 前記制御部は、前記サービングセルが属するTAGに含まれるすべてのサービングセルに構成されている構成済み上りリンクグラントタイプ1をクリアし、前記TAGに含まれるすべてのサービングセルに構成されている構成済み上りリンクグラントタイプ1のリリースをRRCに通知する、請求項6記載の移動局装置。
  10. 前記制御部は、前記スケジューリングリクエストの送信回数が前記スケジューリングリクエスト最大送信回数に達し、かつスケジューリングリクエスト送信機会が発生した場合に、前記構成済み上りリンクグラントタイプ1に係る上りリンクデータ送信を停止する、請求項6から請求項9に記載の移動局装置。
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