JP2019195537A - 唾液吸引チューブ - Google Patents

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亮太 川又
Ryota Kawamata
亮太 川又
修之 秋本
Shuji Akimoto
修之 秋本
千春 小野
Chiharu Ono
千春 小野
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Abstract

【課題】患者に負担を与えることなく常時装着可能であって、かつ、口腔内の広範囲から唾液を吸引除去可能な唾液吸引チューブを提供することを課題とする。【課題を解決するための手段】本発明に係る唾液吸引チューブは、口腔内の唾液を吸引する唾液吸引チューブであって、左右にそれぞれ配されて、頬と歯肉の間に挿入される2つの側部と2つの側部の間に連結されて、舌の上に配置される中央部と、を備え、2つの側部及び中央部のそれぞれは唾液を吸引する吸引口を有する、唾液吸引チューブである。【選択図】図2

Description

本発明は、自力で唾液を飲み込めない患者の口腔内に装着して持続的に唾液を吸引除去する口腔内吸引具に関する。
ALS疾患や意識障害などによる嚥下障害により、自力で唾液を飲み込めない患者には、誤嚥を防止するため、口腔内吸引具で唾液を頻繁に吸引して除去する必要がある。
この種の口腔内吸引具として、例えば、特許文献1には、吸引装置に接続される吸引管と、この吸引管の先端部に取り付けられたチップとで構成されたものが開示されている。このチップの先端部は、該チップの中心線に対し傾斜する方向に切断された先鋭形状をなし、先端に吸引口が開口している。この口腔内吸引具を使用する場合には、術者が吸引管の基端部を持ってチップを口腔内で動かし、吸引口を唾液に近づけて吸引する。しかしながら、吸引口が該チップの先端部に一つだけ形成されていることから、吸引処置時に、吸引口の周りに作用する負圧により口腔粘膜や舌が吸引口に吸い寄せられて該吸引口の周縁部に密着し、該吸引口が閉鎖して吸引されなくなってしまう虞があった。このため、術者は、吸引管を絶えず細かく動かす必要があり、煩雑である。
これに対して、特許文献2には、吸引管の先端側が渦巻状に巻かれた形状を有し、この渦巻状部に複数の吸引口が開口した口腔内吸引具が開示されている。しかしながら、唾液が口腔内の広い範囲に存在している場合には、特許文献2に係る口腔内吸引具であっても吸引口が先端側の渦巻状部にしかない為、術者は、吸引管を大きく動かし吸引口の位置を変える必要があり、また、常時唾液を吸引する必要がある患者には、吸引管を顔にテープなどで固定して使用しなければならない問題があった。一方、適切な位置に吸引口を配置できない場合には、口の両脇から唾液が溢れてしまうことから、拭きとったり、唾液を吸収するガーゼなどを当てるなどの対応を行う必要があり、頻繁に拭きとったりガーゼなどを交換しなければならない問題があった。
また、吸引措置の際に渦巻状部が舌根に触れ舌根を強めに刺激した場合には、被処置者は吸引処置中に咽頭反応を起こしやすくなり、不快感を感じるとともに、被処置者への負担が増大する虞があった。
特開2005−13394号公報 特開2007−260080号公報
本発明は、患者に負担を与えることなく常時装着可能であって、かつ、口腔内の広範囲から唾液を吸引除去可能な唾液吸引チューブを提供することを課題とする。
本発明に係る唾液吸引チューブは、口腔内の唾液を吸引する唾液吸引チューブであって、
左右にそれぞれ配されて、頬と歯肉の間に挿入される2つの側部と、
2つの側部の間に連結されて、舌の上に配置される中央部と、
を備え、2つの側部及び中央部のそれぞれは唾液を吸引する吸引口を有する、唾液吸引チューブである。
本発明に係る唾液吸引チューブであれば、頬と歯肉の間に溜まる唾液と、舌根部に溜まる唾液を同時に吸引して除去することが可能である。また、頬と歯肉の間に唾液吸引チューブを挿入し固定できることから、常時装着するために、唾液吸引チューブを顔にテープで止めたり、吸引管を動かし舌根を強く刺激する恐れがなく、患者への負担を軽減することができる。
本発明に係る唾液吸引チューブの2つの側部の少なくとも一方は、上下方向に伸長する垂直部と該垂直部の下端から延びて上向きに湾曲する下湾部とを有する、唾液吸引チューブである。
本発明に係る唾液吸引チューブであれば、側部を頬と歯肉の間に挿入し、頬と歯肉の間に溜まる唾液を確実に吸引除去することができる。
本発明に係る唾液吸引チューブは、2つの側部の垂直部の上端を前記中央部の端部にそれぞれ連結して、下顎の歯の上方を跨ぐ上湾部をさらに備える、唾液吸引チューブである。
本発明に係る唾液吸引チューブであれば、上湾部で下顎の歯を挟み固定することで、唾液吸引チューブを常時装着する場合であっても、唾液吸引チューブが動いてずれることなく確実に唾液を吸引することができる。
本発明に係る唾液吸引チューブの中央部は、下向きに湾曲する、唾液吸引チューブである。
本発明に係る唾液吸引チューブ中央部であれば、唾液が溜まる舌根の上面に位置し確実に唾液を吸引することができる。

本発明に係る唾液吸引チューブの2つの側部、上湾部及び中央部は軟性樹脂からなる、唾液吸引チューブである。
本発明に係る唾液吸引チューブであれば、自由に形状を変形することが可能であり、口腔内の任意の位置に唾液吸引チューブを挿入し固定することができる。
本発明に係る唾液吸引チューブの2つの側部及び中央部のうちの少なくとも1つは、形状を保持する芯線を唾液が通る中空部内に通す、唾液吸引チューブである。
本発明に係る唾液吸引チューブであれば、所定の形状に形状を保持することでき、より確実に口腔内の任意の位置に唾液吸引チューブを挿入し固定することができる。
図1は、本実施形態に係る唾液吸引装置の構成を示す外観図である。 図2は、本実施形態に係る唾液吸引チューブの斜視図である。 図3は、本実施形態に係る唾液吸引チューブの正面図である。 図4は、本実施形態に係る唾液吸引チューブのA−A断面図である。 図5は、本実施形態に係る唾液吸引チューブの平面図である。 図6は、本実施形態に係る唾液吸引チューブの内部構成を示す拡大詳細図である。 図7は、本実施形態の変形例に係る唾液吸引チューブの平面図である。 図8は、本実施形態の変形例に係る唾液吸引チューブの内部構造を示す拡大詳細図である。 図9は、本実施形態に係る唾液吸引チューブを、口腔内に装着した状態を示す模式図である。
以下、本発明の一実施形態について、説明する。
図1に、本実施形態に係る唾液吸引装置1の構成を示す。唾液吸引装置1は、吸引器2、吸引管3、コネクタ4、及び唾液吸引チューブ5からなる。なお、唾液吸引装置1の一例としてポータブルタイプの吸引器2を示しているが、これに限らず、病室の壁に設置された吸引配管を利用するものであってもよい。
吸引器2は、唾液を吸引するための負圧を発生するポンプを内蔵する本体41と、吸引圧の調整を行う調圧筒42、及び、調圧筒42を介して本体に連結する吸引した唾液を溜める吸引タンク43からなる。
吸引管3は、唾液吸引チューブ5から吸引した唾液を吸引器2に送るためのフレキシブルなチューブであり、基端が吸引タンク42に連結され、先端がコネクタ4を介して唾液吸引チューブ5に連結されている。
コネクタ4は、唾液吸引チューブ5を吸引管3に接続するための部材である。
図2に、唾液吸引チューブ5の右上方から見た斜視した外観を、また、図3に正面視した外観を示す。唾液吸引チューブ5は、略円形断面を有するチューブであり、一例として軟質樹脂を用いて可撓性を有するように形成されている。軟質樹脂は、唾液吸引チューブ5が直接口腔内に挿入して使用されることから、低溶出性等の安全性を満たすものであれば良く、例えば、ポリ塩化ビニール(PVC)、ポリウレタン(PU)、ポリブタジエン(PBD)、トリメリット酸トリオクチル(TOTM)、シリコンゴム等が好ましい。
唾液吸引チューブ5の外径は、2〜5mmであり、2mmよりも細いと、内径が小さくなりすぎて、単位時間当たりの吸引量が少なくなり、十分に唾液を吸引除去することが困難になり、好ましくない。一方、唾液吸引チューブ5の外径が5mmより太くなると、唾液吸引チューブ5を口腔内に挿入した際に、唾液吸引チューブ5が口腔粘膜や舌に当たり、患者に不快感を与える恐れがあり、好ましくない。
唾液吸引チューブ5は、側部11、上湾部14、中央部15、及び導管21を備える。
側部11は、左右それぞれの頬36と歯肉35の間に挿入され頬と歯肉で挟んで固定する部分であり、上下方向に伸長する垂直部12と、垂直部12の下端から上向きに湾曲する下湾部13と、を有し、垂直部12に対して下湾部13を一軸方向(図2における左下方向)に配して全体でJ字状をなしている。側部11がJ字状であると、下湾部13が頬36と歯肉35の唾液が溜まる位置に挿入されることから、確実に唾液を吸引除去することができる。なお、本実施形態では、側部11は左右に対向して一対設けられている。
上湾部14は、下顎の歯34の上方を跨ぐ部分であり、一対の側部11のそれぞれの垂直部12の上端に連結し、上方に湾曲して内向き(一対の側部が対向する方向、すなわち図2における左上方向又は右下方向)に延びる。
中央部15は、舌32の上方に配置される部分であり、2つの上湾部14の間に連結し、下方に湾曲して、確実に唾液を吸引できるよう唾液が溜まる舌根33の上面に位置する。
導管21は、唾液吸引チューブ5を頬36と歯肉35との間から口腔外に導く部分であり、下湾部13の先端に連結し、一軸方向に延びる。左右の導管21の先端は、互いに近接して一体となって排出口部22を構成する。なお、排出口部22の先端には吸引した唾液を排出する排出口23が開口し、コネクタ4を介して吸引管3に連結される。
2つの下湾部13と中央部15のそれぞれには、唾液を吸引する吸引口16が、各1ヶ所開口している。唾液を十分に吸引除去できれば良いので、吸引口16の数は限定されず、各1ヶ所であっても、各2ヶ所以上であっても良く、吸引口16の形状は円形に限らず、任意の形状でも良い。本実施形態では、吸引口16は、上面に位置するが、上面に限られず、任意の位置で良い。なお、吸引口16の数が各2ケ所以上であると、そのうちの1ヶ所が口腔粘膜などに吸着して吸引口16が閉塞し吸引できなくなったとしても、他の吸引口16から吸引することができ、より良い。
図4に、唾液吸引チューブ5の内部構成を表すA−A断面を示す。また、図5に、唾液吸引チューブ5を上方から見た平面図を示す。右側の図(A)は、外観を、左側の図(B)は、B−B断面を示す図である。図6に、唾液吸引チューブ5の内部構成の詳細を示す。
唾液吸引チューブ5は、中空の筒状であって、チューブの形状を保持する芯線17を唾液が通る中空部内に通す。芯線17は、挿入する患者の口腔の形状に合わせて、唾液吸引チューブ5の形状を手で変形することが可能な柔軟性を有し、変形後の形状を保持できる可塑性の材料であって、かつ、低溶出性等の安全性を満たすものであれば良く、例えば、ステンレス、チタンやアルミ合金の線材であっても良い。
次に、唾液吸引チューブ5の変形例について説明する。図7に、変形例に係る唾液吸引チューブ5の平面図を示す。左側の図(A)は、外観を、左側の図(B)は、B−B断面を示す図である。また、図8に、変形例に係る唾液吸引チューブ5の内部構成の詳細を示す。
変形例に係る唾液吸引チューブ5は、略円形断面を有する軟質樹脂製のチューブからなり、可塑性を有している。したがって、手で形状を変形後に変形後の形状を保持できることから、唾液吸引チューブ5の中空部内を通る芯17を有しない。なお、その他の構成は、先述の実施形態と同様である。
次に、唾液吸引チューブ5の使用方法について、説明する。図9に、唾液吸引チューブ5を口腔31内に装着した状態を示す。
先ず、唾液吸引チューブ5の形状を、患者の口腔31の形状に合わせて変形した上で、吸引器2に、吸引管33、コネクタ6、及び唾液吸引チューブ5を連結し、吸引器2の電源を投入し、負圧を発生させる。次に、左右の側部11の下湾部16をそれぞれ左右の頬36と歯肉35の間に挿入し、上湾部14を下顎の歯34を跨がせて、中央部15を舌32の上に配置する。このとき、上湾部14で歯34を挟むようにして固定すると、唾液吸引チューブ5装着中に唾液吸引チューブ5がずれることがなく、好ましい。
舌根33の部分に溜まる唾液は中央部15の吸引口16から、頬36と歯肉35の間に溜まる唾液は側部11の吸引口16から吸引され、導管21を経由して排出口23から、排出される。更に、排出された唾液は、吸引管3を経由して吸引器2の吸引タンク43に達し、唾液と一緒に吸引された空気と分離されて、唾液は吸引タンク43に溜まる。
本発明に係る唾液吸引チューブ5であれば、患者に負担を与えることなく常時装着可能であって、かつ、口腔内の広範囲から唾液を吸引除去することができる。
1…唾液吸引装置
2…吸引器
3…吸引管
4…コネクタ
5…唾液吸引チューブ
11…側部
12…垂直部
13…下湾部
14…上湾部
15…中央部
16…吸引口
17…芯線
21…導管
22…排出口部
23…排出口
31…口腔
32…舌
33…舌根
34…歯
35…歯肉
36…頬
41…本体
42…調圧筒
43…吸引タンク

Claims (6)

  1. 口腔内の唾液を吸引する唾液吸引チューブであって、
    左右にそれぞれ配されて、頬と歯肉の間に挿入される2つの側部と、
    前記2つの側部の間に連結されて、舌の上に配置される中央部と、
    を備え、前記2つの側部及び前記中央部のそれぞれは唾液を吸引する吸引口を有する、唾液吸引チューブ。
  2. 前記2つの側部の少なくとも一方は、上下方向に伸長する垂直部と該垂直部の下端から延びて上向きに湾曲する下湾部とを有する、請求項1に記載の唾液吸引チューブ。
  3. 前記2つの側部の垂直部の上端を前記中央部の端部にそれぞれ連結して、下顎の歯の上方を跨ぐ上湾部をさらに備える、請求項1又は2に記載の唾液吸引チューブ。
  4. 前記中央部は、下向きに湾曲する、請求項1から3のいずれか一項に記載の唾液吸引チューブ。
  5. 前記2つの側部、前記上湾部及び前記中央部は軟性樹脂からなる、請求項1から4のいずれか一項に記載の唾液吸引チューブ。
  6. 前記2つの側部及び前記中央部のうちの少なくとも1つは、形状を保持する芯線を唾液が通る中空部内に通す、請求項5に記載の唾液吸引チューブ。



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