JP2019193611A - ケージ蓋部材、飼育ケージおよび飼育システム - Google Patents
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Abstract
Description
(項目1)
飼育ケージ用のケージ蓋部材であって、
板状の蓋本体と、
該蓋本体に設けられ、換気フィルタを取り付けるためのフィルタ取付部と
を備え、
該フィルタ取付部は、該換気フィルタを挿入するための挿入孔と、該挿入孔の縁に形成された1または複数の切れ込み部とを含む、ケージ蓋部材。
(項目2)
前記ケージ蓋部材の厚さは約0.3mm〜約2mmである、項目1に記載のケージ蓋部材。
(項目3)
前記蓋本体は、前記挿入孔を囲むように形成されたリング状凸部を有する、項目1または項目2に記載のケージ蓋部材。
(項目4)
前記蓋本体は、隆起部を含み、
前記フィルタ取付部は、該隆起部に設けられている、項目1〜3のいずれか一項に記載のケージ蓋部材。
(項目5)
前記隆起部の側面は、前記蓋本体の外面のうちの該隆起部の周辺部分に対して傾斜している、項目4に記載のケージ蓋部材。
(項目6)
ポリエチレンテレフタラート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ乳酸、およびポリグリコール酸からなる群より選ばれる少なくとも1つの材料を含む、項目1〜5のいずれか一項に記載のケージ蓋部材。
(項目7)
ポリエチレンテレフタラートを含む、項目6に記載のケージ蓋部材。
(項目8)
前記蓋本体は、給水ボトルが取り付けられるボトル取付部を含む、項目1〜7のいずれか一項に記載のケージ蓋部材。
(項目9)
前記蓋本体は、第2のフィルタ取付部をさらに含む、項目1〜8のいずれか一項に記載のケージ蓋部材。
(項目10)
前記フィルタ取付部に取り付けられた換気フィルタをさらに備える、項目1〜9のいずれか一項に記載のケージ蓋部材であって、該換気フィルタは、雄ねじ部を有する、ケージ蓋部材。
(項目11)
小動物を飼育するための飼育ケージであって、
該小動物を収容するケージ本体と、
項目1〜10のいずれか一項に記載のケージ蓋部材と
を備える、飼育ケージ。
(項目12)
複数の項目11に記載の飼育ケージと、該複数の飼育ケージの換気を行う換気システムとを備えた飼育システム。
(項目13)
前記換気システムは、
前記複数の飼育ケージを載置する棚板と、
該棚板の上方に配置された換気配管とを有し、
前記換気フィルタに形成された接続口と該換気配管に形成された通気孔との圧接により該換気フィルタと該換気配管とが接続されるように、該飼育ケージが該棚板と該換気配管との間で押圧されるように構成されている、項目12に記載の飼育システム。
(項目14)
複数の飼育ケージを収容する飼育ラックと、該飼育ラックの換気を行う換気システムとを備えた飼育システムであって、
該換気システムは、
該複数の飼育ケージ内を陰圧に、該複数の飼育ケージ以外の該飼育ラック内を陽圧にする、飼育システム。
(項目15)
前記換気システムは、
前記飼育ラック内への給気を行う給気装置と、
前記飼育ケージ内からの排気を行う排気装置と
を備える、項目14に記載の飼育システム。
(項目16)
前記給気装置の単位時間当たりの給気量よりも前記排気装置の単位時間当たりの排気量を少なくすることで、前記飼育ラック内に導入された外気の一部が前記飼育ケージを通過せずに該飼育ラック内から排気される、項目15に記載の飼育システム。
(項目17)
前記飼育ケージは、前記給気装置により前記飼育ラック内に供給された外気を該飼育ケージ内に導入する導入部を有する、項目15または16に記載の飼育システム。
(項目18)
前記飼育ケージは、ケージ本体とケージ蓋部材とを有し、
前記導入部は、該ケージ本体と該ケージ蓋部材との間に形成される隙間である、項目17に記載の飼育システム。
(項目19)
前記ケージ蓋部材は、
板状の蓋本体と、
該蓋本体に設けられたフィルタ取付部と
を備え、
該フィルタ取付部は、該換気フィルタを挿入するための挿入孔と、該挿入孔の縁に形成された1または複数の切れ込み部とを含む、項目18に記載の飼育システム。
(項目20)
前記飼育ラックは、
フィルタを備え、
該飼育ラック内に導入された外気の一部が前記飼育ケージを通過せずに該飼育ラック内から排気されるとき、該フィルタを通過するように構成されている、項目14〜19のいずれか一項に記載の飼育システム。
(項目21)
飼育システムが設置された飼育室と、
該飼育室の換気を行う室内換気装置と
を備え、
該飼育システムは、項目14〜20のいずれか一項に記載の飼育システムである、飼育施設。
いるだけでなく、挿入孔の周囲が補強された構造でもよい。蓋本体を使い捨てにするために薄い樹脂製とすることにより、換気フィルタの重さに耐えられずに下方に凹むため、補強部を設けてこの凹みを抑制することができる。このように挿入孔の周囲を補強する構造としては、挿入孔の周囲に設けられた突出部が挙げられるが、本発明はこれに限定されない。この突出部は、蓋本体から突出した凸部であり、任意の高さであり得る。好ましくは突出部の高さは、後述するフィルタねじ部101bが蓋本体200aの表面から突出する高さH1と同一またはそれよりも高い、約6mm〜約10mmであり得る。このようにすることにより、排気枝管と蓋本体との間での気密性の向上を図ることができる。好ましい実施形態において、この突出部はフィルタ取付部の挿入孔の周りにリング状に形成された凸部であるが、本発明はこれに限定されず、換気フィルタの重量による蓋本体の凹みを抑制することができる限り任意の構成であり得る。
さらに、1つの実施形態において、本発明は、複数の飼育ケージを収容する飼育ラックと、飼育ラック内の換気を行う換気システム(ラック内換気システム)とを備えた飼育システムに関するものであって、換気システムは複数の飼育ケージ内を陰圧に、複数の飼育ケージ以外の飼育ラック内を陽圧にするように調整され得る。詳細は後述するが、このようにすることで、従来の飼育ラックの換気を行う方法に比べて、飼育ケージ内の汚れた空気などが飼育ラック内および飼育ラックを収容する飼育室を汚染するのを回避できるとともに、飼育ラックのイニシャルコストおよび換気システムのランニングコストを削減することが可能となる。
換気システムは、飼育ケージ内を陰圧、飼育ケージ以外の飼育ラック内を陽圧にすることが可能な範囲で任意の手段であり得る。1つの実施形態において、換気システムは、飼育ラック内への給気を行う給気装置と、飼育ラック内に収容された複数の飼育ケージ内からの排気を行う排気装置とを備えることによって、飼育ケージ内を陰圧、飼育ケージ以外の飼育ラック内を陽圧にすることを達成するが、本発明はこれに限定されない。好ましい実施形態として、給気装置における飼育ラック内に供給される外気の単位時間当たりの給気量よりも、排気装置における飼育ケージ内の気体の単位時間当たりの排気量を少なくすることで、ラック本体内に導入される外気の一部が飼育ケージを通過せずに飼育ラックから排気される。このようにすることで容易に、飼育ケージ内を陰圧に、かつ飼育ケージ以外の飼育ラック内を陽圧にすることが可能となる。
さらに、本願明細書では、実施形態5の飼育システムとして、1以上の飼育ラックとともに、飼育ラック内に収容された複数の飼育ケージ内を陰圧に、複数の飼育ケージ以外の飼育ラック内を陽圧にするように構成されたラック内換気システムを備えた飼育システムを挙げる。
図1は、本発明の実施形態1によるケージ蓋部材100を用いた飼育ケージ1を示す斜視図である。
飼育ケージ1のケージ本体10は、図2に示すように、プラスチック材料で構成された本体容器11と、金網で構成された遮蔽ネット12とを有する。遮蔽ネット12は本体容器11の開口を開閉可能に設けられている。ここで、本体容器11はプラスチック製のものに限定されず、紙製、ガラス製、陶器製あるいは金属製でもよい。遮蔽ネット12は、金属製のものに限らず、プラスチック製、紙製、陶器製あるいは金属製でもよい。
ケージ蓋部材100は、図2に示すように、板状の蓋本体100aと、蓋本体100aの周囲に形成された蓋周壁100bとを有する。蓋本体100aは、換気フィルタ101を取り付けるためのフィルタ取付部110と、給水ボトル102を装着するためのボトル装着部(ボトル取付部)120とを有する。フィルタ取付部110には、換気フィルタ101を挿入するための挿入孔111が形成されており、ケージ蓋部材100の挿入孔111には、ケージ蓋部材100の内側から換気フィルタ101が取り付けられている。なお、換気フィルタ101は、ケージ蓋部材100の外側からケージ蓋部材100の挿入孔111に取り付けてもよい。ボトル装着部120には、給水ボトル102を収容するボトル収容ピット121が形成されており、ボトル収容ピット121の底面には、給水ボトル102の給水ノズル102aを挿入するためのノズル挿入口121aが形成されている。給水ボトル102がボトル収容ピット121に固定具(図示せず)により固定されている。なお、飼育ケージ1内の小動物Mへの給水は、ケージ蓋部材100に装着した給水ボトル102から行う場合に限らず、飼育ケージ1から離れた給水システム(図示せず)から給水してもよい。
図3は、図2に示す換気フィルタ101およびフィルタ取付部110を説明するための図であり、図3(a)〜図3(e)は、それぞれ換気フィルタ101の拡大側面図、ケージ蓋部材100の平面図、A−A線断面図、B部分の拡大図、フィルタ取付部110の拡大平面図である。
ケージ蓋部材100のフィルタ取付部110は、図3(b)、図3(c)に示すように、板状の蓋本体100aの一部の領域であり、この領域には、換気フィルタ101のフィルタねじ部101bを挿入するための円形の挿入孔111が形成されている。さらに、挿入孔111の縁には一対の切れ込み部111aが形成されている。切れ込み部111aは、挿入孔111にフィルタねじ部101bのねじ軸体101b1を挿入したときにねじ山101b2が挿入孔111と干渉するのを回避あるいは抑制するためのスペースとなるものであればよく、個数、形状、あるいは寸法が限定されるものではない。切れ込み部111aの数が多くなると、製造が困難で、かつねじ山101b2と挿入孔111の周縁部との当接による固定強度が低下するので、好ましくは切れ込み部の数は2〜3個である。また、ねじ山101b2は、一つであってもよいし、切れ込み部111aの個数に応じて複数設けてもよい。
図6は、図1に示す飼育ケージ1を飼育ラック20に収納した状態を説明するための図である。図6(a)は、飼育ケージ1の適切な使用状態を示すが、図6(b)に示すように、ケージ蓋部材を使い捨てにするために薄く形成すると、換気フィルタの取付部分が換気フィルタの重さによって凹むことがあり得る。この場合、換気フィルタ101と排気枝管31との間に隙間ができ、飼育ケージ1内の換気が不十分になる恐れがある。
リング状凸部212の高さH2が、フィルタねじ部101bが蓋本体200aの表面から突出する高さH1より低い場合、さらにリング状凸部212の内径C2が、換気フィルタ101のフィルタ本体101aの直径D0よりも小さい場合もあり得る。
さらに、実施形態1、2のケージ蓋部材100、200は、飼育ケージ1、2を飼育ラック20に収納した状態で、ケージ蓋部材100、200に取り付けた換気フィルタ101と排気枝管31とを密着させて換気フィルタ101の通気路101b3の接続口101b4と排気枝管31の通気孔31aとを接続するので、ケージ蓋部材100、200のフィルタ取付部110、210の周辺部を隆起させて換気フィルタ101と排気枝管31との密着を高めるために、弾力性に富む構造とすることが望ましい。
図11は、本発明の実施形態4によるケージ蓋部材400を用いた飼育ケージ4を示す斜視図である。
(実施形態5)
従来から複数の飼育ケージを収容する飼育ラックの換気を行う換気システム(ラック内換気システム)として、清浄な空気が飼育ラックの背面の多孔板より飼育ラックの開放された前面に向けて流れるように空気流を形成し、飼育ラックの棚間での相互汚染を回避するようにしたものがある。この換気システムでは、飼育ラック毎の換気を行わないで飼育室の全体を換気する場合に比べて、換気の対象となる体積は、飼育ラックの内容積となって削減される。しかしながら、飼育ラックが設置されている飼育室では、設置されている台数の飼育ラックでの総換気風量に応じた風量の換気を行う必要があること、さらに、飼育ケージ内の汚れた空気などが飼育ラック内および飼育室を汚染することから、空気清浄化のための空調設備として、比較的処理風量の大きな室内空調装置が必要となる(例えば、図14を参照)。
これに対し、飼育ラックの内部に配置される飼育ケージごとに個別に換気を行う場合は、換気の対象となる体積は、複数の飼育ケージの内容量の合計であり、換気の対象となる体積は、同じ数の小動物を飼育する場合、飼育ラックの内容積に比べると大きく削減される。従って、飼育ラックが設置されている飼育室での空気清浄化のための処理風量も大きく削減される。
ただし、この場合、飼育ラックでは、個々の飼育ケージでの換気効率を落とさないためには、個々の飼育ケージに対して給気配管と排気配管とを接続する必要があり、飼育ラックにおける換気のための構成が複雑になってしまうという問題が生じることを本件発明者は見出した。
本発明は、この課題に対しては、複数の飼育ケージを収容する飼育ラックと、飼育ラックの換気を行う換気システムとを備えた飼育システムにおいて、換気システムを、複数の飼育ケージ内を陰圧に、複数の飼育ケージ以外の飼育ラック内を陽圧にするように構成するという課題解決手段を提供する。ここで、飼育ケージ内を陰圧にするとは、飼育ケージ内の気圧を飼育ケージ外の気圧に比べて相対的に低くすることであり、飼育ラック内を陽圧にするとは、飼育ラック内の気圧を飼育ラック外(例えば、飼育室内)の気圧に比べて相対的に高くすることを意味する。一つの実施形態において、飼育ケージ内を陰圧、飼育ラック内を陽圧という状態は、飼育ケージ内の気圧が大気圧(約1013hPa)より低く、飼育ケージ以外の飼育ラック内の気圧が大気圧(約1013hPa)より高い状態であるが、本発明はこれに限定されない。例えば、飼育ケージ内の気圧が飼育ラックの気圧に対して相対的に低く、飼育ラック内の気圧が飼育ラック外(飼育室)の気圧よりも相対的に高い状態を満足する状態であれば、飼育ケージおよび飼育ラック内の気圧が大気圧以下であってもよいし、飼育ケージおよび飼育ラック内の気圧が陽圧であってもよい。
このような飼育ラックの換気システムを備えた飼育システムでは、飼育ケージ内を陰圧に保持することで、飼育ケージ内の汚れた空気などが飼育ラック内および飼育室内を汚染するのを回避でき、しかも、換気の対象を個々の飼育ケージとすることで、飼育環境(飼育室)の空気清浄化のための処理風量の削減により空調設備(室内空調装置)の小型化を図ることができる。
また、飼育ケージを収容する飼育ラック内を陽圧にすることで、個々の飼育ケージに給気配管を接続することなく個々の飼育ケージへの強制給気が可能となる。これにより、配管構造の複雑化を招くことなく個々の飼育ケージでの換気効率を高めることができ、同時に、飼育ケージ内の汚れた空気などによる飼育ラック内や飼育室内の汚染をより確実に回避することができる。
ここで、飼育システムは、飼育ラックとその換気システムとを備え、飼育ラックに個別に除塵可能な飼育ケージを収容し、換気システムが個々の飼育ケージ内を陰圧に、複数の飼育ケージ以外の飼育ラック内を陽圧にする機能を有するものであれば特に限定されるものではない。従って、本発明の飼育システムは、実施形態1〜4のいずれかの飼育ケージを飼育ラックに収容したものでもよい。ただし、以下に詳述する実施形態5では、飼育システムは、実施形態1の飼育ケージ1を飼育ラックに複数個収容し、換気システムとして、飼育ラック内を給気により陽圧に保持する給気装置と、複数の飼育ケージ内を排気により陰圧に保持する排気装置とを有するものとする。
以下、このように飼育ラックに収容された飼育ケージ1の個別換気が行われる飼育システムを実施形態5として具体的に説明する。
図13は、本発明の実施形態5による飼育システム1010を説明するための模式図であり、飼育システム1010を構成する飼育ラック1100およびラック内換気装置1200を飼育施設1001の飼育室1030に設置した状態を示す。
飼育施設1001は、小動物の飼育を行う飼育室1030と、飼育室1030に設置される飼育システム1010とを有する。
飼育システム1010は、複数の飼育ケージを収容する飼育ラック(個別除塵ラック)1100と、飼育ラック1100の内部を換気するラック内換気システム1200とを有する。ここで、複数の飼育ケージには、実施形態1の飼育ケージ1が用いられている。
ラック内換気システム1200は、飼育ラック1100に収容される複数の飼育ケージ1の除塵が個別に行われ、かつ各飼育ケージ1の内部の汚れが飼育ラック1100の内部および外部に広がらないように、飼育ケージ1および飼育ラック1100の換気を行うように構成されている。
ここで、飼育ラック1100は、複数の飼育ケージ1を格納するラック本体1110と、ラック本体1110に飼育ケージ1を出し入れするための開口部を開閉するラック扉1120とを有し、ラック本体1110内には複数段に渡って飼育ケージ1を配置可能に構成されている。
ラック内換気システム1200は、飼育室1030内の清浄な空気を飼育ラック1100内に供給する給気装置1210と、各飼育ケージ1内の空気を換気フィルタ101を通して飼育ラック1100の外部(飼育室1030の内部)へ排出する排気装置1220と、ラック本体1110に取り付けられたラックフィルタ1230とを有する。
給気装置1210は、給気配管1212と給気ファン1211とを有し、給気配管1212は、飼育ラック1100の内部から外部に跨って配置され、給気配管1212のうちの飼育ラック1100の外側に位置する端部には、給気ファン1211が取り付けられ、給気ファン1211により飼育室1030内の清浄な空気が飼育ラック1100内に供給されるようになっている。
排気装置1220は、排気配管1222と排気ファン1221とを有し、排気配管1222は、複数の飼育ケージ1の各々に対応して設けられた複数の排気枝管1223と、複数の排気枝管1223が接続された排気幹管1224とを有する。排気枝管1223の一端は飼育ケージ1の換気フィルタ101に接続され、複数の排気枝管1223の他端は排気幹管1224に接続されている。排気幹管1224のうちの飼育ラック1100の外側に位置する端部には、排気ファン1221が取り付けられ、排気ファン1221より個々の飼育ケージ1内の空気が換気フィルタ101を通して飼育ラック1100の外側に排出されるようになっている。この場合、飼育ケージ1は、ケージ本体10の上面の開口がケージ蓋部材100により密閉された構造ではなく、そのケージ本体10とケージ蓋部材100との間には、飼育ケージ1内の陰圧により飼育ラック1100内の空気が飼育ケージ1内に導入される導入部としての隙間Gpが形成された構造を有する。なお、導入部は飼育ラック1100内の空気が飼育ケージ1内に導入可能であれば任意の機構であり得る。導入部は隙間Gpに限定されず、例えば、ケージ蓋部材100やケージ本体10に形成された微細な貫通穴であってもよい。
ラックフィルタ1230は、飼育室1030から飼育ラック1100内に供給された清浄な空気のうちで複数の飼育ケージ1のいずれにも入り損ねた空気が飼育ラック1100から排出される経路に配置されている。
このような構成の飼育システム1010では、給気装置1210が飼育ラック1100への給気を行うことにより飼育ラック1100内が陽圧に保持され、排気装置1220が各飼育ケージ1からの排気を行うことにより各飼育ケージ1内が陰圧に保持される。ここでは、給気装置1210における飼育ラック1100内に供給される外気の単位時間当たりの給気量よりも、排気装置1220における飼育ケージ1100内から排気される気体の単位時間当たりの排気量を少なくすることで、飼育ラック内に導入される外気の一部が飼育ケージを通過せずに飼育ラックから排気される。
上述したように、飼育ラック内を陽圧にするとは、飼育ラック内の気圧を飼育ラック外の気圧より高くすること、飼育ケージ内を陰圧するとは、飼育ケージ内の気圧を飼育ケージ外の気圧に比べて低くすることであり、飼育ラック内の陽圧は、給気装置1210により飼育ラック1100の外部の空気(飼育室1030内の空気)を飼育ラック1100の内部に供給することにより実現され、飼育ケージ内の陰圧は、排気装置1220により飼育ケージ1の内部の空気を飼育ケージ1の外部(飼育ラック1100の外部である飼育室1030の内部)に排気することにより実現される。
換気によって、適切な酸素のケージへの供給、動物の呼吸、照明または器具によって生じる温度負荷の除去、臭気などの希釈、環境雰囲気の水分量の調整および隣接スペース間での静圧差の形成が達成される。1時間あたりの換気回数は、国や実験施設における規定に従って、ケージに収納する動物の数、種、大きさおよびラックの大きさなどの条件も考慮して、適宜設定され得る。一つの実施形態において換気回数は、1時間あたり約5回〜約25回、好ましくは約10回〜約15回である。しかし本発明はこれに限定されない。
本発明のラック内換気システム1200は、飼育室全体を換気する従来技術に比べてケージ内の空気を換気するだけで足りるため、換気量を低減することができ、それによって換気効率が高められ、省エネルギーで低コスト化を図ることが可能となる。
このように飼育ケージ1内を陰圧にするのに対して飼育ラック1100内を陽圧にすることにより、空気の流れが飼育ラック1100内から飼育ケージ1内への一方向となるため、飼育ケージ1内の汚れた空気が飼育ラック1100内に逆流することが防止される。そのため、飼育ラック1100内および飼育室を常に清浄な状態に保つことが可能となる。
なお、飼育作業者Paなどが出入りする飼育室1030の出入り口には、飼育室1030の内部がその外部と隔離されるように仕切扉1031が設けられており、飼育室1030の内部は、室内空調装置(室内換気装置)1020により清浄な状態に保持されている。室内空調装置1020は、給気管1021、給気ファン1022、排気管1023、および排気ファン1024を有し、給気ファン1022が給気管1021を介して飼育室1030へ清浄な空気を供給し、排気ファン1024が排気管1023を介して飼育室1030内の空気を外部に排出するように構成されている。この室内空調装置1020での処理風量は、飼育室1030に設置されているすべての飼育システム1010の飼育ラック1100に収容されているすべての飼育ケージ1での換気風量の総量に相当する風量である。
図14は、実施形態5の飼育システム1010と対比される従来の飼育システム2010を説明するための模式図であり、陽圧ラック2100を用いた従来の飼育システム2010を示している。
この飼育システム2010では、複数の飼育ケージ1aを収容する飼育ラックとして、内部が陽圧に保持される従来の飼育ラック(陽圧ラック)2100が用いられている。
飼育システム2010は、複数の飼育ケージ1aを収容する飼育ラック2100と、飼育ラック2100の内部を換気するラック内換気システム2200とを有している。
飼育ラック2100には飼育ケージ1aを載せる棚2102が複数段設けられ、飼育ラック2100の前面側は開口し、その背面側には多孔板2101が取り付けられている。飼育ラック2100は、ラック内換気システム2200から供給される空気が背面側から多孔板2101を介して前面側に流れることにより、飼育ラック2100内が陽圧に保持されるように構成されている。また、飼育ラック2100の背面側から多孔板2101を介して前面側に流れる空気は層流を形成し、これにより上下の棚2102間および同じ棚の隣接する飼育ケージ1a間での空気の相互汚染が抑制される。
また、従来の陽圧ラック2100で用いられている飼育ケージ1aは、実施形態1の飼育ケージ1とは異なり、換気フィルタを有していない。飼育ケージ1aでは、飼育ラック2100の背面側からその前面側に流れる空気により飼育ケージ1a内の換気が行われるように、飼育ケージ1aの上面などには、飼育ケージ1aの内部への空気の流入が可能となるように開口(図示せず)が形成されている。
なお、従来の陽圧ラック2100を用いた飼育システム2010が設置されている飼育施設2001では、飼育室1030の換気のための室内空調装置2020は、実施形態5の飼育施設1001の室内空調装置1020に相当するものであるが、実施形態5の飼育施設1001の室内空調装置1020と比べると、換気能力の高い大型の装置が用いられている。その理由は、
・陽圧ラック2100を用いた飼育システム2010では、換気の対象となるのは飼育ラック2100の内容積であり、飼育ラック2100に収容されるすべての飼育ケージ1aの内容積に比べて大きく、その結果、陽圧ラック2100が設置されている飼育室1030の換気風量も大きくなること、および、
・飼育ケージ1a内の汚れが陽圧ラック2100の外に拡散するため、陽圧ラック2100の配置されている飼育室1030の内部を空調により除塵する必要があること、
である。
このように、実施形態5のラック内換気システム1200を備えた飼育システム1010では、飼育ラック1100に収容された複数の飼育ケージ1の各々の内部が陰圧に保持されるように排気装置1220が各飼育ケージ1内の空気を排気するので、飼育ケージ1内の汚れた空気などが飼育ラック1100内および飼育室1030内を汚染するのを回避できる。しかも、ラック内換気システム1200では、換気の対象は飼育ラック1100内に収容されている複数の飼育ケージ1の内部領域(飼育ラック1100内の一部)であることから、飼育環境の空気清浄化のための処理風量を低く抑えることができる。
さらに、複数の飼育ケージ1を収容する飼育ラック1100の内部が陽圧に保持されるように給気装置1210が飼育ラック1100内に清浄な空気を供給するので、飼育ラック1100内に配置された個々の飼育ケージ1には、ケージ本体10とケージ蓋部材100との間の隙間Gpから清浄な空気が強制的に供給される。このため、各飼育ケージ1に給気配管が接続された複雑な配管構造を用いることなく、個々の飼育ケージでの換気効率を高めることができ、同時に、飼育ケージ内の汚れた空気などによる飼育ラック内や飼育室内の汚染をより確実に回避できる。
その結果、実施形態5の飼育システム1010では、空気清浄化の対象となる体積が、飼育環境である飼育室1030の限られた領域(飼育ラック1100内の複数の飼育ケージ1の内部領域)の体積に限定されることから、飼育ラック1100内および飼育室1030内の空気清浄化のための処理風量を大きく削減でき、飼育施設1001に設置される室内空調装置1020を小型化できる。
しかも、飼育システム1010を構成するラック内換気システム1200では、配管構造を複雑化させることなく、個々の飼育ケージ1内での換気効率を高め、飼育ケージ1内の汚れた空気などによる飼育ラック内や飼育室内の汚染の拡散をより確実に防止することが可能となる。
10 ケージ本体
30 換気システム
100、200、300、400 ケージ蓋部材
101 換気フィルタ
110、210、310、410 フィルタ取付部
111 挿入孔
111a 切れ込み部
212、412 リング状凸部
313 隆起部
1000 飼育ラック
1001 飼育施設
1010 飼育システム
1100 飼育ラック(個別除塵ラック)
1200 ラック内換気システム
1210 給気装置
1220 排気装置
Claims (21)
- 飼育ケージ用のケージ蓋部材であって、
板状の蓋本体と、
該蓋本体に設けられ、換気フィルタを取り付けるためのフィルタ取付部と
を備え、
該フィルタ取付部は、該換気フィルタを挿入するための挿入孔と、該挿入孔の縁に形成された1または複数の切れ込み部とを含む、ケージ蓋部材。 - 前記ケージ蓋部材の厚さは約0.3mm〜約2mmである、請求項1に記載のケージ蓋部材。
- 前記蓋本体は、前記挿入孔を囲むように形成されたリング状凸部を有する、請求項1または請求項2に記載のケージ蓋部材。
- 前記蓋本体は、隆起部を含み、
前記フィルタ取付部は、該隆起部に設けられている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のケージ蓋部材。 - 前記隆起部の側面は、前記蓋本体の外面のうちの該隆起部の周辺部分に対して傾斜している、請求項4に記載のケージ蓋部材。
- ポリエチレンテレフタラート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ乳酸、およびポリグリコール酸からなる群より選ばれる少なくとも1つの材料を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載のケージ蓋部材。
- ポリエチレンテレフタラートを含む、請求項6に記載のケージ蓋部材。
- 前記蓋本体は、給水ボトルが取り付けられるボトル取付部を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載のケージ蓋部材。
- 前記蓋本体は、第2のフィルタ取付部をさらに含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のケージ蓋部材。
- 前記フィルタ取付部に取り付けられた換気フィルタをさらに備える、請求項1〜9のいずれか一項に記載のケージ蓋部材であって、該換気フィルタは、雄ねじ部を有する、ケージ蓋部材。
- 小動物を飼育するための飼育ケージであって、
該小動物を収容するケージ本体と、
請求項1〜10のいずれか一項に記載のケージ蓋部材と
を備える、飼育ケージ。 - 複数の請求項11に記載の飼育ケージと、該複数の飼育ケージの換気を行う換気システムとを備えた飼育システム。
- 前記換気システムは、
前記複数の飼育ケージを載置する棚板と、
該棚板の上方に配置された換気配管とを有し、
前記換気フィルタに形成された接続口と該換気配管に形成された通気孔との圧接により該換気フィルタと該換気配管とが接続されるように、該飼育ケージが該棚板と該換気配管との間で押圧されるように構成されている、請求項12に記載の飼育システム。 - 複数の飼育ケージを収容する飼育ラックと、該飼育ラックの換気を行う換気システムとを備えた飼育システムであって、
該換気システムは、
該複数の飼育ケージ内を陰圧に、該複数の飼育ケージ以外の該飼育ラック内を陽圧にする、飼育システム。 - 前記換気システムは、
前記飼育ラック内への給気を行う給気装置と、
前記飼育ケージ内からの排気を行う排気装置と
を備える、請求項14に記載の飼育システム。 - 前記給気装置の単位時間当たりの給気量よりも前記排気装置の単位時間当たりの排気量を少なくすることで、前記飼育ラック内に導入された外気の一部が前記飼育ケージを通過せずに該飼育ラック内から排気される、請求項15に記載の飼育システム。
- 前記飼育ケージは、前記給気装置により前記飼育ラック内に供給された外気を該飼育ケージ内に導入する導入部を有する、請求項15または16に記載の飼育システム。
- 前記飼育ケージは、ケージ本体とケージ蓋部材とを有し、
前記導入部は、該ケージ本体と該ケージ蓋部材との間に形成される隙間である、請求項17に記載の飼育システム。 - 前記ケージ蓋部材は、
板状の蓋本体と、
該蓋本体に設けられたフィルタ取付部と
を備え、
該フィルタ取付部は、該換気フィルタを挿入するための挿入孔と、該挿入孔の縁に形成された1または複数の切れ込み部とを含む、請求項18に記載の飼育システム。 - 前記飼育ラックは、
フィルタを備え、
該飼育ラック内に導入された外気の一部が前記飼育ケージを通過せずに該飼育ラック内から排気されるとき、該フィルタを通過するように構成されている、請求項14〜19のいずれか一項に記載の飼育システム。 - 飼育システムが設置された飼育室と、
該飼育室の換気を行う室内換気装置と
を備え、
該飼育システムは、請求項14〜20のいずれか一項に記載の飼育システムである、飼育施設。
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