JP2019193308A - R−2rラダー抵抗回路、ラダー抵抗型d/a変換回路、及び半導体装置 - Google Patents

R−2rラダー抵抗回路、ラダー抵抗型d/a変換回路、及び半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】フィードスルーノイズが回路特性に及ぼす影響を軽減することができるR−2Rラダー抵抗回路、ラダー抵抗型D/A変換回路、及び半導体装置を提供する。【解決手段】入力端子24に接続された第1端と、参照電位VREFを生成する参照電位生成回路12に接続された第2端と、直列回路18Aの一端18A1に接続された第3端とをそれぞれ有する複数のスイッチSWと、入力端子24と複数の第1端の間にそれぞれ接続された複数の抵抗素子R1と、参照電位生成回路12と複数の第2端の間にそれぞれ接続された複数の抵抗素子R2と、一端18A1と複数の第3端の間にそれぞれ接続された複数の抵抗素子R3と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、R−2Rラダー抵抗回路、ラダー抵抗型D/A変換回路、及び半導体装置に関する。
R−2Rラダー抵抗回路を備えたD/A(デジタル/アナログ)変換回路が広く知られている。R−2Rラダー抵抗回路は、抵抗値Rの抵抗素子と抵抗値2Rの抵抗素子とが梯子状(ラダー状)に接続された回路である(例えば、特許文献1参照)。
図4には、従来のD/A変換回路100の一例が示されている。図4に示すように、D/A変換回路100は、R−2Rラダー抵抗回路102を有するラダー抵抗型のD/A変換回路であり、基準電位入力端子TREF、ビット信号入力端子T−1〜T−N、演算増幅器A1、及び出力端子Toutを備えている。
基準電位入力端子TREFは基準電位VREFに接続されている。ビット信号入力端子T−1〜T−Nには、Nビットで規定されるデジタル信号の各ビットBIT−1(MSB)〜BIT−N(LSB)が入力される。なお、ここで、MSBとは、最上位ビット(Most Significant Bit)を指し、LSBとは、最下位ビット(Least Significant Bit)を指す。
R−2Rラダー抵抗回路102では、抵抗素子RB−1〜RB−(N−1),RA−(N+1)が直列に接続され、抵抗素子RB−1は基準電位入力端子TREFに接続され、抵抗素子RA−(N+1)は接地電位に接続されている。抵抗素子RA−1〜RA−Nの各一端は、直列に接続された抵抗素子RB−1〜RB−(N−1),RA−(N+1)の接続点に接続され、抵抗素子RA−1〜RA−Nの各他端は、対応するスイッチS−1〜S−Nの可動接点aに接続されている。スイッチS−1〜S−Nの一方の固定接点bは演算増幅器A1の反転入力端子に共通に接続され、他方の固定接点cは接地電位に接続されている。そして、演算増幅器A1の出力端子は、帰還用の抵抗素子Rfを介して演算増幅器A1の反転入力端子に接続されている。
ここで、抵抗素子RA−1〜RA−(N+1)の各々の抵抗値は、20kΩ(キロオーム)とされ、抵抗素子RB−1〜RB−(N−1),Rfの抵抗値は、10kΩとされている。
特開昭59−181821号公報 特開平5−268094号公報
しかしながら、R−2Rラダー抵抗回路102では、固定接点bが演算増幅器A1に直接接続されているため、スイッチS−1〜S−Nの動作時にスイッチS−1〜S−Nで発生するフィードスルーノイズが、D/A変換回路100の出力特性を悪化させてしまう。また、固定接点cも接地電位に直接接続されているため、接地電位を他の電位である参照電位に変更すると、参照電位がフィードスルーノイズの影響を受け、D/A変換回路100の出力特性を悪化させてしまう。また、D/A変換回路100とは異なる別回路でも参照電位が共用される場合、参照電位を共用する別回路にもフィードスルーノイズの影響が及んでしまうことがある。
本発明の目的は、フィードスルーノイズが回路特性に及ぼす影響を軽減することができるR−2Rラダー抵抗回路、ラダー抵抗型D/A変換回路、及び半導体装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のR−2Rラダー抵抗回路は、入力端子に接続された第1端と、基準電位を生成する参照電位生成回路に接続された第2端と、出力端子に接続された第3端とをそれぞれ有する複数の切替接続部と、前記入力端子と複数の前記第1端の間にそれぞれ接続された複数の第1抵抗素子と、前記参照電位生成回路と複数の前記第2端の間にそれぞれ接続された複数の第2抵抗素子と、前記出力端子と複数の前記第3端の間にそれぞれ接続された複数の第3抵抗素子と、を備える。
上記目的を達成するために、請求項6に記載のラダー抵抗型D/A変換回路は、請求項1から請求項5の何れか1項に記載のR−2Rラダー抵抗回路と、前記出力端子に接続された演算増幅器と、を備える。
上記目的を達成するために、請求項7に記載の半導体装置は、請求項6に記載のラダー抵抗型D/A変換回路と、前記ラダー抵抗型D/A変換回路に前記基準電位を供給する前記参照電位生成回路と、を備える。
本発明によれば、フィードスルーノイズが回路特性に及ぼす影響を軽減することができる、という効果が得られる。
第1実施形態に係る半導体装置の要部構成の一例を示す概略構成図である。 第1実施形態に係る半導体装置の変形例を示す概略構成図である。 第2実施形態に係る半導体装置の要部構成を示す概略構成図である。 従来のD/A変換回路の回路構成の一例を示す概略回路図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態例について詳細に説明する。
[第1実施形態]
一例として図1に示すように、半導体装置10は、参照電位生成回路12、回路14A〜14A、及びラダー抵抗型D/A変換回路16を含む。
参照電位生成回路12は、回路14A〜14A及びラダー抵抗型D/A変換回路16で要求される参照電位VREFを生成する。なお、参照電位VREFは、本発明に係る基準電位の一例である。
参照電位VREFは、接地電位と異なる電位である。本第1実施形態では、参照電位VREFの一例としてSIN波の電位が採用されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、SIN波以外の波形で変動する電位であってもよいし、接地電位よりも高く、かつ、固定化された電位であってもよい。
参照電位生成回路12は、供給端子12Aを備えている。回路14A〜14A及びラダー抵抗型D/A変換回路16は、供給端子12Aに接続されており、参照電位生成回路12は、生成した参照電位VREFを供給端子12Aから回路14A〜14A及びラダー抵抗型D/A変換回路16に供給する。
ラダー抵抗型D/A変換回路16は、乗算型のD/A変換回路であり、R−2Rラダー抵抗回路18、演算増幅器20、受給端子22、及び入力端子24を有する。
入力端子24には、アナログ信号が入力される。ここで、アナログ信号とは、例えば、センサによって検出された物理量を示すアナログ信号を指す。
演算増幅器20の出力端子20Aは、帰還用の抵抗素子Rを介して演算増幅器20の反転入力端子20Bに接続されている。演算増幅器20の非反転入力端子20Cは、供給端子12Aに接続されており、非反転入力端子20Cには、参照電位VREFが供給されている。
R−2Rラダー抵抗回路18は、本発明に係る切替接続部の一例である単極双投型のスイッチSW〜SWを備えている。ここで、スイッチSWは、MSBに対応したスイッチであり、スイッチSWは、LSBに対応したスイッチである。なお、以下では、説明の便宜上、スイッチSW〜SWを区別して説明する必要がない場合、「スイッチSW」と称する。
スイッチSWの個数は、ビット数に対応した個数であり、図1に示す例では、Nビットに対応したn個のスイッチSWが示されている。各スイッチSWには、1ビットのデジタル信号であるビット信号Dが入力され、スイッチSWは、入力されたビット信号に応じて動作する。図1に示す例では、スイッチSWは、入力されたビット信号Dに応じて動作する。また、スイッチSWは、入力されたビット信号Dに応じて動作する。また、スイッチSWは、入力されたビット信号Dに応じて動作する。また、スイッチSWは、入力されたビット信号Dに応じて動作する。更に、スイッチSWは、入力されたビット信号Dに応じて動作する。
複数の抵抗素子Rがラダー状に接続されている。抵抗素子Rは、抵抗素子R、本発明に係る第1抵抗素子の一例である抵抗素子R、本発明に係る第2抵抗素子の一例である抵抗素子R、及び本発明に係る第3抵抗素子の一例である抵抗素子Rに類別される。
抵抗素子R、抵抗素子R、抵抗素子R、及び抵抗素子Rの各々は、全てのスイッチSWの各々につき、1つずつ割り当てられている。
R−2Rラダー抵抗回路18は、直列回路18Aを有する。直列回路18Aは、スイッチSW毎に対応して設けられた抵抗素子Rが直列に接続された回路であり、直列回路18Aの一端18Aは反転入力端子20Bに接続され、直列回路18Aの他端は受給端子22に接続されている。
R−2Rラダー抵抗回路18には、入力端子24と一端18Aとを接続する接続経路が複数設けられている。そして、入力端子24と一端18Aとを接続する接続経路の各々には、抵抗素子R及び抵抗素子Rが備えられている。
R−2Rラダー抵抗回路18には、受給端子22と一端18Aとを接続する接続経路が複数設けられている。そして、受給端子22と一端18Aとを接続する接続経路の各々には、抵抗素子R及び抵抗素子Rが備えられている。
抵抗素子Rの各々の一端は、直列回路18Aにおける1つの抵抗素子Rを介して接続されている。すなわち、抵抗素子Rの一端は、直列回路18Aの一端18Aに接続されており、残りの抵抗素子Rの各々の一端は、直列回路18Aにおける抵抗素子R同士の各接続点に対して1つずつ接続されている。
抵抗素子Rの各々の一端は、入力端子24に接続されており、抵抗素子Rの各々の一端は、受給端子22に接続されている。
スイッチSWの各々は、対応している抵抗素子R、抵抗素子R、及び抵抗素子R間で、ビット信号Dに応じて抵抗素子Rの他端を、抵抗素子Rの他端と抵抗素子Rの他端とに切り替えて接続する。すなわち、スイッチSWは、抵抗素子Rの他端を抵抗素子Rの他端及び抵抗素子Rの他端の何れかに接続する。
なお、抵抗素子R、抵抗素子R、抵抗素子R、及び抵抗素子Rは、入力端子24と出力端子20Aとをビット信号Dに応じて接続する全てのスイッチSWの各々に対して、1組ずつ割り当てられている。ここで、全てのスイッチSWとは、例えば、図1に示すスイッチSW〜SWを指す。
また、本第1実施形態では、抵抗素子R、抵抗素子R、抵抗素子R、及び抵抗素子Rの各抵抗値は何れも10kΩとされている。そのため、スイッチSWを介して接続された抵抗素子R及び抵抗素子Rは、R−2Rラダー抵抗回路18の2R部分として機能し、スイッチSWを介して接続された抵抗素子R及び抵抗素子Rは、R−2Rラダー抵抗回路18の2R部分として機能する。また、抵抗素子Rは、R−2Rラダー抵抗回路18のR部分として機能する。
次に、本第1実施形態に係る半導体装置10の動作について説明する。
各スイッチSWは、対応するビット信号Dに応じて、抵抗素子Rの他端を、抵抗素子Rの他端及び抵抗素子Rの他端の何れかに接続する。
抵抗素子Rの他端と抵抗素子Rの他端とがスイッチSWを介して接続されると、アナログ信号は、抵抗素子R及びスイッチSWを介して抵抗素子Rに入力される。抵抗素子Rの他端と抵抗素子Rの他端とがスイッチSWを介して接続されると、参照電位VREFが抵抗素子R及びスイッチSWを介して抵抗素子Rに入力される。
これにより、アナログ信号と参照電位VREFとの電位差がR−2Rラダー抵抗回路18によって調整されて演算増幅器20の反転入力端子20Bに入力され、R−2Rラダー抵抗回路18による調整後の電位差に応じた信号が出力端子20Aから出力される。
ここで、抵抗素子Rの他端と抵抗素子Rの他端とを接続する場合にスイッチSWがビット信号Dに応じて動作することによりスイッチSWで発生したフィードスルーノイズは、抵抗素子Rによって減衰される。これにより、フィードスルーノイズがアナログ信号に対して及ぼす影響が軽減される。
一方、抵抗素子Rの他端と抵抗素子Rの他端とを接続する場合にスイッチSWがビット信号Dに応じて動作することによりスイッチSWで発生したフィードスルーノイズは、抵抗素子Rによって減衰される。これにより、フィードスルーノイズが参照電位VREFに及ぼす影響が軽減される。
また、このようにフィードスルーノイズが参照電位VREFに及ぼす影響が軽減されると、ラダー抵抗型D/A変換回路16と参照電位VREFを共用する回路14A〜14Aに対して与えるフィードスルーノイズの影響も軽減される。
また、スイッチSWで発生したフィードスルーノイズは、抵抗素子Rによっても減衰される。これにより、フィードスルーノイズが演算増幅器20の反転入力端子20Bに対して及ぼす影響が軽減される。
以上説明したように、半導体装置10では、R−2Rラダー抵抗回路18に含まれるスイッチSW〜SWが、入力端子24と直列回路18Aの一端18Aとをビット信号Dに応じて接続する全てのスイッチである。また、R−2Rラダー抵抗回路18に含まれる複数のスイッチSWは、複数の抵抗素子Rとの間で対応関係にあり、複数の抵抗素子Rとの間で対応関係にあり、複数の抵抗素子Rとの間で対応関係にある。そして、スイッチSWにより、対応している抵抗素子R、抵抗素子R、及び抵抗素子R間で、抵抗素子Rの他端が、抵抗素子Rと抵抗素子Rとに切り替えられて接続される。
よって、半導体装置10によれば、フィードスルーノイズが抵抗素子R、抵抗素子R、及び抵抗素子Rで減衰するので、フィードスルーノイズがラダー抵抗型D/A変換回路16の特性に及ぼす影響を軽減することができる。
また、半導体装置10では、R−2Rラダー抵抗回路18に含まれる抵抗素子Rが参照電位VREFに接続されている。従って、半導体装置10によれば、フィードスルーノイズが抵抗素子Rで減衰するので、ラダー抵抗型D/A変換回路16の特性の1つである参照電位VREFにフィードスルーノイズが及ぼす影響を軽減することができる。
また、半導体装置10では、受給端子22が回路14A〜14Aと共に参照電位生成回路12の供給端子12Aに接続されている。従って、半導体装置10によれば、フィードスルーノイズが抵抗素子Rで減衰するので、フィードスルーノイズが回路14A〜14Aに対して与える影響を軽減することができる。
また、半導体装置10では、スイッチSWを介して接続された抵抗素子R及び抵抗素子RがR−2Rラダー抵抗回路18の2R部分として機能する。また、スイッチSWを介して接続された抵抗素子R及び抵抗素子RがR−2Rラダー抵抗回路18の2R部分として機能する。従って、半導体装置10によれば、フィードスルーノイズがラダー抵抗型D/A変換回路16の回路特性に及ぼす影響を軽減すると同時に、R−2Rラダー抵抗型のD/A変換を実現することができる。
なお、上記第1実施形態では、受給端子22が参照電位VREFに接続された半導体装置10を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図2に示す半導体装置30であってもよい。
一例として図2に示すように、半導体装置30は、半導体装置10に比べ、ラダー抵抗型D/A変換回路16に代えてラダー抵抗型D/A変換回路32を有する点が異なる。また、ラダー抵抗型D/A変換回路32は、ラダー抵抗型D/A変換回路16に比べ、受給端子22が参照電位VREFに接続される点に代えて、受給端子22が接地電位GNDに接続される点が異なる。
この場合、アナログ信号と接地電位GNDとの電位差がR−2Rラダー抵抗回路18によって調整されて演算増幅器20の反転入力端子20Bに入力され、R−2Rラダー抵抗回路18による調整後の電位差に応じた信号が出力端子20Aから出力される。そして、上記第1実施形態で説明したように、抵抗素子Rの他端と抵抗素子Rの他端とを接続する場合にスイッチSWがビット信号Dに応じて動作することによりスイッチSWで発生したフィードスルーノイズは、抵抗素子Rによって減衰される。また、スイッチSWで発生したフィードスルーノイズは、抵抗素子Rによっても減衰される。
この結果、上記第1実施形態と同様に、フィードスルーノイズがラダー抵抗型D/A変換回路16の特性に及ぼす影響(例えば、反転入力端子20Bに及ぼす影響)が軽減される。
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、フィードスルーノイズを抵抗素子R及び抵抗素子Rで減衰させる場合を例示したが、本第2実施形態では、一対のCMOSスイッチを用いてフィードスルーノイズを減衰する場合について説明する。なお、以下では、説明の便宜上、上記第1実施形態で説明した構成部材については同一の符号を付して、その説明を省略する。
一例として図3に示すように、本第2実施形態に係る半導体装置50は、上記第1実施形態に係る半導体装置10に比べ、ラダー抵抗型D/A変換回路16に代えてラダー抵抗型D/A変換回路52を有する点が異なる。ラダー抵抗型D/A変換回路52は、ラダー抵抗型D/A変換回路16に比べ、R−2Rラダー抵抗回路18に代えてR−2Rラダー抵抗回路54を有する点が異なる。
ラダー抵抗回路54は、R−2Rラダー抵抗回路18に比べ、スイッチSWに代えてCMOS(Complementary MOS(Metal−oxide−semiconductor):相補型MOS)スイッチ対56を有する点が異なる。また、ラダー抵抗回路54は、R−2Rラダー抵抗回路18に比べ、ダミーCMOSスイッチ58,60を有する点、及び反転回路62,64を有する点が異なる。
本発明に係る一対のCMOSスイッチの一例であるCMOSスイッチ対56は、互いに同じサイズのCMOSスイッチ56A,56Bを有する。なお、ここで言う「同じ」とは、完全に「同じ」という意味のみならず、製造工程等で生じる誤差を含めた概念を意味する。
本発明に係る一方のCMOSスイッチの一例であるCMOSスイッチ56Aの一端、及び本発明に係る他方のCMOSスイッチの一例であるCMOSスイッチ56Bの一端は、抵抗素子Rの他端に接続されている。
CMOSスイッチ56AのPチャネル側のゲートは、反転回路62の出力端子に接続されており、CMOSスイッチ56BのNチャネル側のゲートは、反転回路64の出力端子に接続されている。
CMOSスイッチ56AのNチャネル側のゲート、CMOSスイッチ56BのPチャネル側のゲート、及び反転回路62,64の各入力端子には、ビット信号Dが入力される。
本発明に係る第1CMOSスイッチの一例であるダミーCMOSスイッチ58のサイズは、CMOSスイッチ56Aのサイズの半分である。また、本発明に係る第2CMOSスイッチ60のサイズは、CMOSスイッチ56Bのサイズの半分である。なお、ここで言う「半分」とは、完全に「半分」いう意味のみならず、製造工程等で生じる誤差を含めた概念を意味する。
ダミーCMOSスイッチ58,60は何れもソース及びドレインが短絡している。CMOSスイッチ56Aは、ダミーCMOSスイッチ58の短絡経路を介して抵抗素子Rの他端に接続されている。CMOSスイッチ56Bは、ダミーCMOSスイッチ60の短絡経路を介して抵抗素子Rの他端に接続されている。
ダミーCMOSスイッチ58のPチャネル側のゲートは、反転回路62の入力端子に接続されており、ダミーCMOSスイッチ58のNチャネル側のゲートは、反転回路62の出力端子に接続されている。また、ダミーCMOSスイッチ60のNチャネル側のゲートは、反転回路64の入力端子に接続されており、ダミーCMOSスイッチ60のPチャネル側のゲートは、反転回路64の出力端子に接続されている。
次に、本第2実施形態に係る半導体装置50の動作について説明する。
CMOSスイッチ対56にビット信号Dが入力されると、CMOSスイッチ56A,56Bは、入力されたビット信号に応じて、互いに相反するスイッチング動作を行う。ここで、互いに相反するスイッチング動作とは、CMOSスイッチ56A,56Bの一方がオンされ、他方がオフされることを意味する。
すなわち、CMOSスイッチ対56は、入力されたビット信号に応じて、第1接続状態と第2接続状態とに切り替える。第1接続状態とは、抵抗素子Rの他端と抵抗素子Rの他端とを接続せずに抵抗素子Rの他端と抵抗素子Rの他端とを接続する接続状態を指す。第2接続状態とは、抵抗素子Rの他端と抵抗素子Rの他端とを接続せずに抵抗素子Rの他端と抵抗素子Rの他端とを接続する接続状態を指す。
これに対し、ダミーCMOSスイッチ58は、CMOSスイッチ56Aのスイッチング動作に対して相反するスイッチング動作を行う。すなわち、第1接続状態において、CMOSスイッチ56Aがオンされると、ダミーCMOSスイッチ58はオフされ、第2接続状態において、CMOSスイッチ56Aがオフされると、ダミーCMOSスイッチ58はオンされる。
これにより、CMOSスイッチ56Aのスイッチング動作で発生したフィードスルーノイズは、ダミーCMOSスイッチ58のスイッチング動作で発生した逆極性のフィードスルーノイズによって打ち消される。また、入力端子24とダミーCMOSスイッチ58との間に介在する抵抗素子Rによってもフィードスルーノイズが減衰される。よって、ラダー型抵抗D/A変換回路52は、CMOSスイッチ56Aのスイッチング動作で発生したフィードスルーノイズがアナログ信号に対して及ぼす影響を軽減することができる。
一方、ダミーCMOSスイッチ60は、CMOSスイッチ56Bのスイッチング動作に対して相反するスイッチング動作を行う。すなわち、第1接続状態において、CMOSスイッチ56Bがオフされると、ダミーCMOSスイッチ60はオンされ、第2接続状態において、CMOSスイッチ56Bがオンされると、ダミーCMOSスイッチ60はオフされる。
これにより、CMOSスイッチ56Bのスイッチング動作で発生したフィードスルーノイズは、ダミーCMOSスイッチ60のスイッチング動作で発生した逆極性のフィードスルーノイズによって打ち消される。また、受給端子22とダミーCMOSスイッチ60との間に介在する抵抗素子Rによってもフィードスルーノイズが減衰される。よって、CMOSスイッチ56Bのスイッチング動作で発生したフィードスルーノイズが参照電位VREFに対して及ぼす影響が軽減される。
更に、CMOSスイッチ56A,56Bで発生したフィードスルーノイズは互いに逆極性の関係にあるため、抵抗素子Rの他端側で打ち消し合う。しかも、抵抗素子Rによってもフィードスルーノイズが減衰される。よって、CMOSスイッチ56A,56Bのスイッチング動作で発生したフィードスルーノイズが演算増幅器20の反転入力端子20Bに対して及ぼす影響が軽減される。
以上説明したように、半導体装置50では、R−2Rラダー抵抗回路54が第1接続状態と第2接続状態とをビット信号に応じて切り替えるCMOSスイッチ対56を備えている。よって、ラダー抵抗型D/A変換回路52によれば、CMOSスイッチ対56で発生したフィードスルーノイズが抵抗素子R、抵抗素子R、及び抵抗素子Rで減衰するので、フィードスルーノイズが回路特性に及ぼす影響を軽減することができる。
また、半導体装置50では、R−2Rラダー抵抗回路54に含まれるCMOSスイッチ56A,56Bが、ビット信号に応じて相反するスイッチング動作を行う。よって、ラダー抵抗型D/A変換回路52によれば、CMOSスイッチ56A,56Bで発生した逆極性関係にあるフィードスルーノイズが打ち消し合うので、フィードスルーノイズが反転入力端子20Bに対して及ぼす影響を軽減することができる。
また、半導体装置50では、R−2Rラダー抵抗回路54がCMOSスイッチ56Aと相反するスイッチング動作を行うダミーCMOSスイッチ58を備えている。よって、半導体装置50によれば、CMOSスイッチ56AのフィードスルーノイズがダミーCMOSスイッチ58のフィードスルーノイズによって打ち消されるので、フィードスルーノイズがアナログ信号に及ぼす影響を軽減することができる。
更に、半導体装置50では、R−2Rラダー抵抗回路54がCMOSスイッチ56Bと相反するスイッチング動作を行うダミーCMOSスイッチ60を備えている。よって、半導体装置50によれば、CMOSスイッチ56BのフィードスルーノイズがダミーCMOSスイッチ60のフィードスルーノイズによって打ち消されるので、フィードスルーノイズが参照電位VREFに及ぼす影響を軽減することができる。
10,30,50 半導体装置
12 参照電位生成回路
12A 供給端子
14 回路
16,52 ラダー抵抗型D/A変換回路
18,54 R−2Rラダー抵抗回路
18A 一端
20A 出力端子
24 入力端子
56 CMOSスイッチ対
58,60 ダミーCMOSスイッチ
,R,R,R 抵抗素子
SW スイッチ

Claims (7)

  1. 入力端子に接続された第1端と、基準電位を生成する参照電位生成回路に接続された第2端と、出力端子に接続された第3端とをそれぞれ有する複数の切替接続部と、
    前記入力端子と複数の前記第1端の間にそれぞれ接続された複数の第1抵抗素子と、
    前記参照電位生成回路と複数の前記第2端の間にそれぞれ接続された複数の第2抵抗素子と、
    前記出力端子と複数の前記第3端の間にそれぞれ接続された複数の第3抵抗素子と、
    を備えたR−2Rラダー抵抗回路。
  2. 前記複数の切替接続部の各々は、制御信号に応じて前記第3端を前記第1端と前記第2端とに切り替えて接続する請求項1に記載のR−2Rラダー抵抗回路。
  3. 前記複数の切替接続部の各々は、制御信号に応じて、前記第3端を前記第2端に接続せずに前記第1端に接続することで前記第3抵抗素子が前記第1抵抗素子に電気的に接続される第1接続状態と、第3端を前記第1端に接続せずに前記第2端に接続することで前記第3抵抗素子が前記第2抵抗素子に電気的に接続される第2接続状態を切り替える請求項1または請求項2に記載のR−2Rラダー抵抗回路。
  4. 前記複数の切替接続部の各々は、複数のCMOSスイッチを有する請求項3に記載のR−2Rラダー抵抗回路。
  5. 前記複数の切替接続部の各々は、
    前記第1端と前記第3端との間に接続され、前記第1接続状態と前記第2接続状態とを切り替える第1CMOSスイッチと、
    前記第2端と前記第3端との間に接続され、前記第1接続状態と前記第2接続状態とを切り替える第2CMOSスイッチと、
    前記第1CMOSスイッチと前記第1端との間に接続され、ソース及びドレイン間が短絡され、前記第1CMOSスイッチと相反するスイッチング動作を行う第3CMOSスイッチと、
    前記第2CMOSスイッチと前記第2端との間に接続され、ソース及びドレイン間が短絡され、前記第2CMOSスイッチと相反するスイッチング動作を行う第4CMOSスイッチと、
    を有する請求項3または請求項4に記載のR−2Rラダー抵抗回路。
  6. 請求項1から請求項5の何れか1項に記載のR−2Rラダー抵抗回路と、
    前記出力端子に接続された演算増幅器と、
    を備えたラダー抵抗型D/A変換回路。
  7. 請求項6に記載のラダー抵抗型D/A変換回路と、
    前記ラダー抵抗型D/A変換回路に前記基準電位を供給する前記参照電位生成回路と、
    を備えた半導体装置。
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