JP2019193276A - 同時ratモードのユーザ機器におけるモビリティイベントを管理すること - Google Patents

同時ratモードのユーザ機器におけるモビリティイベントを管理すること Download PDF

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Abstract

【課題】同時無線アクセス技術(RAT)モードのユーザ機器(UE)におけるモビリティイベントを管理する方法を提供する。【解決手段】ユーザ機器(UE)で、第1の無線アクセス技術(RAT)から第2のRATに、UEでの第1の通信サービスの移転をトリガするモビリティイベントを検出する(500)。UEが、移転に関連する第1のRATの第2の基地局からモビリティ移転情報を受信する(501)。UEが第1のRATの第2の基地局でアイドル状態にあるとき、第2の通信サービスのための第2のRATへの第1の基地局に対する既存の接続を決定する(502)。UEが第1の基地局の選択のための再選択基準の評価を修正する(503)。【選択図】図5

Description

関連出願の相互参照
[0001]本出願は、その全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2013年6月10日に出願された「INFLUENCING MOBILITY EVENTS IN SIMULTANEOUS RAT MODE USER EQUIPMENT」と題する米国仮特許出願第61/833,221号の利益を主張する。
[0002]本開示の態様は、一般に、ワイヤレス通信システムに関し、特に、同時無線アクセス技術(RAT)モードのユーザ機器(UE)におけるモビリティイベントを管理することに関する。
[0003]ワイヤレス通信ネットワークは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどといった、様々な通信サービスを提供するために広く展開されている。これらのワイヤレスネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することによって、複数のユーザをサポートすることができる多元接続ネットワークでありうる。通常は多元接続ネットワークであるこのようなネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することによって複数のユーザのための通信をサポートする。このようなネットワークの一例は、ユニバーサルテレストリアルラジオアクセスネットワーク(UTRAN)である。UTRANは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部として定義された無線接続ネットワーク(RAN)であって、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によってサポートされる第3世代(3G)携帯電話技術である。多元接続ネットワークフォーマットの例は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワークと、時分割多元接続(TDMA)ネットワークと、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワークと、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワークと、単一キャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークとを含む。
[0004]ワイヤレス通信ネットワークは、多数のユーザ機器(UE)のための通信をサポートできる多数の基地局あるいはノードBを含みうる。UEは、ダウンリンクおよびアップリンクを介して基地局と通信しうる。ダウンリンク(すなわち、順方向リンク)は、基地局からUEへの通信リンクを指し、アップリンク(すなわち、逆方向リンク)は、UEから基地局への通信リンクを指す。
[0005]基地局は、ダウンリンク上でデータおよび制御情報をUEに送信しうる、および/または、アップリンク上でデータおよび制御情報をUEから受信しうる。ダウンリンク上で、基地局からの送信は、近隣の基地局からの、あるいは、その他のワイヤレス無線周波数(RF)送信機からの送信による干渉に遭遇しうる。
[0006]モバイルブロードバンドアクセスのための需要が増加し続けるとともに、ワイヤレス通信のための1つより多くのネットワークまたは無線アクセス技術(RAT)の利用は、より普及することになり、同時に複数のRATにアクセスする能力を持つデバイスが広く利用可能である。複数のRATへの同時アクセスの場合、モビリティおよびモビリティイベントの制御は、モバイル通信および効率的なネットワーク動作を持つユーザエクスペリエンスを向上させるために重要なままである。
[0007]開示の1つの態様では、ワイヤレス通信の方法は、UEで、第1のRATから第2のRATへの、UEでの第1の通信サービスの移転をトリガするモビリティイベントを検出すること、ここにおいて、UEは、第1および第2のRATとの同時通信のために構成される、と、UEが、第2の通信サービスのための第2のRATの第1の基地局に対する既存の接続を決定することと、UEが、移転に関連する、第1のRATの第2の基地局からのモビリティ移転情報を受信すること、ここにおいて、モビリティ移転情報は、複数の近隣する第2のRAT基地局の測定値に対する情報を含む、と、UEが、第1の基地局に関連するキャッシュされた測定情報のみを使用して、UEによる第1のRATへの第1の通信サービスの移転のための第1の基地局の選択に影響を及ぼすこととを含む。
[0008]開示の追加の態様では、ワイヤレス通信のために構成された装置は、UEで、第1のRATから第2のRATへの、UEでの第1の通信サービスの移転をトリガするモビリティイベントを検出するための手段、ここにおいて、UEは、第1および第2のRATとの同時通信のために構成される、と、UEが、第2の通信サービスのための第2のRATの第1の基地局に対する既存の接続を決定するための手段と、UEが、移転に関連する、第1のRATの第2の基地局からのモビリティ移転情報を受信するための手段、ここにおいて、モビリティ移転情報は、複数の近隣する第2のRAT基地局の測定値に対する情報を含む、と、UEが、第1の基地局に関連するキャッシュされた測定情報のみを使用して、UEによる第1のRATへの第1の通信サービスの移転のための第1の基地局の選択に影響を及ぼすための手段とを含む。
[0009]開示のさらなる態様では、ワイヤレスネットワークにおけるワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品は、その上に記録されたプログラムコードを有する非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。プログラムコードは、UEで、第1のRATから第2のRATへの、UEでの第1の通信サービスの移転をトリガするモビリティイベントを検出するコード、ここにおいて、UEは、第1および第2のRATとの同時通信のために構成される、と、UEが、第2の通信サービスのための第2のRATの第1の基地局に対する既存の接続を決定するコードと、UEが、移転に関連する、第1のRATの第2の基地局からのモビリティ移転情報を受信するコード、ここにおいて、モビリティ移転情報は、複数の近隣する第2のRAT基地局の測定値に対する情報を含む、と、UEが、第1の基地局に関連するキャッシュされた測定情報のみを使用して、UEによる第1のRATへの第1の通信サービスの移転のための第1の基地局の選択に影響を及ぼすコードとを含む。
[0010]開示の別の態様では、ワイヤレス通信のために構成された装置は、メモリと少なくとも1つのプロセッサとを含む。プロセッサは、UEで、第1のRATから第2のRATへの、UEでの第1の通信サービスの移転をトリガするモビリティイベントを検出すること、ここにおいて、UEは、第1および第2のRATとの同時通信のために構成される、と、UEが、第2の通信サービスのための第2のRATの第1の基地局に対する既存の接続を決定することと、UEが、移転に関連する、第1のRATの第2の基地局からのモビリティ移転情報を受信すること、ここにおいて、モビリティ移転情報は、複数の近隣する第2のRAT基地局の測定値に対する情報を含む、と、UEが、第1の基地局に関連するキャッシュされた測定情報のみを使用して、UEによる第1のRATへの第1の通信サービスの移転のための第1の基地局の選択に影響を及ぼすこととを行うように構成される。
[0011]本開示の追加の態様では、ワイヤレス通信の方法は、UEで、第1のRATから第2のRATへの、UEでの第1の通信サービスの移転をトリガするモビリティイベントを検出すること、ここにおいて、UEは、第1および第2のRATとの同時通信のために構成される、と、UEが、第2の通信サービスのための第2のRATの第1の基地局に対する既存の接続を決定することと、UEが、移転に関連する、第1のRATの第2の基地局からのモビリティ移転情報を受信すること、ここにおいて、UEは、第1のRATの第2の基地局でアイドル状態であり、モビリティ移転情報は、複数の近隣する第2のRAT基地局の測定値に対する情報を含む、と、UEが、第1のRATへの第1の通信サービスの移転のために第1の基地局の選択のための再選択基準の評価を修正することとを含み、修正することは、第1の基地局のためのキャッシュされた測定情報のみを使用して再選択基準を評価することを備える。
[0012]本開示の追加の態様では、ワイヤレス通信のために構成された装置は、UEで、第1のRATから第2のRATへの、UEでの第1の通信サービスの移転をトリガするモビリティイベントを検出するための手段、ここにおいて、UEは、第1および第2のRATとの同時通信のために構成される、と、UEが、第2の通信サービスのための第2のRATの第1の基地局への既存の接続を決定するための手段と、UEが、移転に関連する、第1のRATの第2の基地局からのモビリティ移転情報を受信するための手段、ここにおいて、UEは、第1のRATの第2の基地局でアイドル状態であり、モビリティ移転情報は、複数の近隣する第2のRAT基地局の測定値に対する情報を含む、と、UEが、第1のRATへの第1の通信サービスの移転のために第1の基地局の選択のための再選択基準の評価を修正するための手段とを含み、修正するための手段は、第1の基地局のためのキャッシュされた測定情報のみを使用して再選択基準を評価するための手段を備える。
[0013]本開示の追加の態様では、ワイヤレスネットワークにおけるワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品は、その上に記録されたプログラムコードを有する非一時的なコンピュータ可読媒体を含む。プログラムコードは、UEで、第1のRATから第2のRATへの、UEでの第1の通信サービスの移転をトリガするモビリティイベントを検出するコード、ここにおいて、UEは、第1および第2のRATとの同時通信のために構成される、と、UEが、第2の通信サービスのための第2のRATの第1の基地局への既存の接続を決定するコードと、UEが、移転に関連して第1のRATの第2の基地局からのモビリティ移転情報を受信すること、ここにおいて、UEは、第1のRATの第2の基地局でアイドル状態であり、モビリティ移転情報は、複数の近隣する第2のRAT基地局の測定値に対する情報を含む、と、UEが、第1のRATへの第1の通信サービスの移転のために第1の基地局の選択のための再選択基準の評価を修正するコードとを含み、修正するコードは、第1の基地局のためのキャッシュされた測定情報のみを使用して再選択基準を評価するコードを備える。
[0014]本開示の追加の態様では、ワイヤレス通信のために構成された装置は、メモリと、少なくとも1つのプロセッサとを含む。プロセッサは、UEで、第1のRATから第2のRATへの、UEでの第1の通信サービスの移転をトリガするモビリティイベントを検出すること、ここにおいて、UEは、第1および第2のRATとの同時通信のために構成される、と、UEが、第2の通信サービスのための第2のRATの第1の基地局に対する既存の接続を決定することと、UEが、移転に関連する、第1のRATの第2の基地局からのモビリティ移転情報を受信すること、ここにおいて、UEは、第1のRATの第2の基地局でアイドル状態であり、モビリティ移転情報は、複数の近隣する第2のRAT基地局の測定値に対する情報を含む、と、UEが、第1のRATへの第1の通信サービスの移転のために第1の基地局の選択のための再選択基準の評価を修正することとを行うように構成され、修正することは、第1の基地局のためのキャッシュされた測定情報のみを使用して再選択基準を評価することを備える。
モバイル通信システムの例を説明するブロック図。 本開示の1つの態様に従って構成された基地局/eNBおよびUEの設計を説明するブロック図。 同時のデュアルRATのデバイスとして構成され、本開示の1つの態様に従って構成されたUEを説明するブロック図。 本開示の1つの態様に従って構成されたUEを説明するブロック図。 本開示の1つの態様を実装するように実行される例示のブロックを説明する機能ブロック図。 本開示の1つの態様を実装するために実行される例示のブロックを説明する機能ブロック図。 本開示の1つの態様を実装するために実行される例示のブロックを説明する機能ブロック図。 本開示の様々な態様に従って構成された例示のUEのコールフローを説明するコールフローチャート。 本開示の様々な態様に従って構成された例示のUEのコールフローを説明するコールフローチャート。 本開示の様々な態様に従って構成された例示のUEのコールフローを説明するコールフローチャート。
発明の詳細な説明
[0022]添付の図面に関して以下に示す発明を実施するための形態は、様々な構成を説明するものであり、本開示の範囲を限定するものではない。むしろ、この詳細な説明は、発明の主題の徹底した理解を提供することを目的とした特定の詳細を含む。これら特定の詳細がすべてのケースで必要とされるわけではないこと、および、いくつかの事例では、提示の明確さのために周知の構造およびコンポーネントがブロック図の形式で示されることは、当業者には明らかであろう。
[0023]本明細書において説明される技術は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMAおよびその他のネットワークのような様々なワイヤレス通信ネットワークに関して使用されうる。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば交換可能に用いられる。CDMAネットワークは、ユニバーサルテレストリアルラジオアクセス(UTRA)、電気通信産業アソシエーション(TIA)、CDMA2000、およびそれらと同様のもののような、無線技術を実装しうる。UTRA技術は、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))とCDMAのその他の変形とを含む。CDMA2000技術は、電子産業アライアンス(EIA)およびTIAからのIS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格を含む。TDMAネットワークは、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(GSM(登録商標))のような無線技術を実装しうる。OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E−UTRA)、ウルトラモバイル・ブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、フラッシュOFDMA、およびそれらと同様のもののような無線技術を実装しうる。UTRAおよびE−UTRA技術は、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステムシステム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE(登録商標))およびLTEアドバンスト(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSのより新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−AおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称される団体からの文書内に記述される。CDMA2000(登録商標)およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称される団体からの文書内に記述される。本明細書において説明される技術は、上述されたワイヤレスネットワークおよび無線接続技術に加えて、その他のワイヤレスネットワークおよび無線接続技術のために使用されうる。明確化のために、これらの技術の特定の態様は、LTEあるいはLTE−A(代替として、共に「LTE/−A」と称される)に関して以下に記述され、このようなLTE/−A用語を下記の説明の大部分において使用する。
[0024]図1は、通信のためのワイヤレスネットワーク100を示し、これはLTE−Aネットワークでありうる。ワイヤレスネットワーク100は、いくつかの発展型ノードB(eNB)110と他のネットワークエンティティとを含む。eNBは、UEと通信する固定局でありえ、基地局、ノードB、アクセスポイントなどとさらに呼ばれうる。各eNB110は、特定の地理的エリアに対して通信カバレージを提供しうる。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用されるコンテキストに応じて、eNBのこの特定の地理的カバレージエリアおよび/またはこのカバレージエリアをサービスするeNBサブシステムを指すことができる。
[0025]eNBは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/あるいはその他のタイプのセルのための通信カバレージを提供しうる。マクロセルは一般的に、比較的大きい地理的エリア(例えば、半径数キロメータ)をカバーし、サービス加入しているUEによる、ネットワークプロバイダへの無制限のアクセスを可能にしうる。ピコセルは、一般的に、相対的により狭い地理的エリアをカバーし、ネットワークプロバイダにサービス加入しているUEによる制限のないアクセスを可能にし得る。フェムトセルはまた、一般的に、相対的に狭い地理的エリア(たとえば、家)をカバーし、制限のないアクセスに加え、フェムトセルとの関連づけを有するUE(たとえば、クローズドサブスクライバグループ(CSG)の中のUE、家の中のユーザのためのUE、等)による制限されたアクセスをも提供しうる。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと称されうる。ピコセルのためのeNBは、ピコeNBと称されうる。また、フェムトセルのためのeNBは、フェムトeNBまたはホームeNBと称されうる。図1に示す例では、eNB110a、110b、および110cは、それぞれマクロセル102a、102bおよび102cのためのマクロeNBである。eNB110xは、ピコセル102xのためのピコeNBである。また、eNB110yおよび110zは、それぞれフェムトセル102yおよび102zのためのフェムトeNBである。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つ、等の)セルをサポートしうる。
[0026]ワイヤレスネットワーク100はまた、中継局を含む。中継局は、上流局(たとえば、eNB、UEなど)からデータおよび/または他の情報の送信を受信し、データおよび/または他の情報の送信を下流局(たとえば、別のUE、別のeNBなど)に送る局である。中継局はまた、他のUEのための送信を中継するUEでありうる。図1に示す例では、中継局110rは、eNB110aおよびUE120rと通信しえ、ここで、中継局110rは、それらの2つのネットワーク要素(eNB110aおよびUE120r)間の通信を容易にするために、それらの間の中継器として働く。中継局はまた、中継器eNB、中継器、などと呼ばれうる。
[0027]ワイヤレスネットワーク100は、同期あるいは非同期動作をサポートしうる。同期動作の場合、eNBは、同様のフレームタイミングを有し、異なるeNBからの送信は、時間的にほぼアラインされうる。非同期動作の場合、eNBは、異なるフレームタイミングを有し、異なるeNBからの送信は、時間的にアラインされえない。
[0028]UE120は、ワイヤレスネットワーク100にわたって分散され、各UEはステイショナリ―あるいはモバイルでありうる。UEはまた、端末や、モバイル局や、加入者ユニットや、局などと称されうる。UE115は、セルラ電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、等でありうる。UEは、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、中継器、等と通信可能でありうる。図1では、両矢印を有する実線は、UEとサービングeNBとの間での所望の送信を示し、サービングeNBは、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上におけるUEにサービングするよう指定されたeNBである。両矢印を有する破線は、UEとeNBとの間での干渉送信を示す。
[0029]LTE/−Aは、ダウンリンクでは直交周波数分割多重化(OFDM)を利用し、アップリンクでは単一キャリア周波数分割多重化(SC−FDM)を利用する。OFDMとSC−FDMAは、システム帯域幅を複数の(K個の)直交サブキャリアに分割し、そしてそれらは、トーン、ビンまたは同様なものとも一般的に称される。各サブキャリアは、データとともに変調されうる。一般に、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で、およびSC−FDMAでは時間領域で送られる。隣接するサブキャリアの間の空間は固定されえ、そしてサブキャリアの総数(K)は、システム帯域幅に依存し得る。例えば、Kは、対応するシステム帯域幅1.4、3、5、10、15、または20メガヘルツ(MHz)に対し、それぞれ、72、180、300、600、900、および1200、と等しい。システム帯域幅はまた、サブバンドに分割されうる。例えば、サブバンドは、1.08 MHzをカバーしえ、対応するシステム帯域幅1.4、3、5、10、15、または20MHzに対し、それぞれ、1、2、4、8、または16サブバンドに等しい。
[0030]ワイヤレスネットワーク100は、単位エリア当たりのシステムのスペクトル効率を改善するために、eNB110の多様なセット(すなわち、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、および中継器)を使用する。ワイヤレスネットワーク100は、それのスペクトルカバレージのためにそのような異なるeNBを使用するので、それは異種ネットワークとも称されうる。マクロeNB110a〜cは、通常、ワイヤレスネットワーク100のプロバイダによって慎重に計画され、配置される。マクロeNB110a〜cは、概して、高電力レベル(たとえば、5W〜40W)で送信する。ピコeNB110xおよび中継局110rは、概して、かなり低い電力レベル(たとえば、100mW〜2W)で送信し、マクロeNB110a〜cによって与えられたカバレージエリア中のカバレージホールを除去し、ホットスポットにおける容量を改善するために比較的無計画な方法で展開されうる。一般にワイヤレスネットワーク100とは無関係に展開されるフェムトeNB110y〜zは、それらの管理者によって許可された場合、ワイヤレスネットワーク100への潜在的なアクセスポイントとして、または少なくとも、リソース協調および干渉管理の協調を実行するためにワイヤレスネットワーク100の他のeNB110と通信しうる、アクティブでアウェアなeNBとして、のいずれかでワイヤレスネットワーク100のカバレージエリアに組み込まれうる。フェムトeNB110y〜zはまた、一般に、マクロeNB110a〜cよりも十分に低い電力レベル(たとえば、100mW〜2W)で送信する。
[0031]ワイヤレスネットワーク100のような異種ネットワークの動作では、各UEは、通常、より良好な信号品質を持つeNB100によりサービス提供される一方で、他のeNB110から受信される所望されない信号は、干渉として扱われる。そのような動作原理が最適状態には到底及ばないパフォーマンスをもたらし得る一方で、ネットワークのパフォーマンスの向上が、eNB110間のインテリジェントなリソース協調、より良好なサーバ選択ストラテジ、および効率的な干渉管理のためのより進歩した技法を使用することによって、ワイヤレスネットワーク100において実装される。
[0032]ピコeNB110xのような、ピコeNBは、マクロeNB110a〜cのようなマクロeNBと比較した場合、十分により低い送信電力によって特徴づけられる。ピコeNBはまた、通常、アドホック方式でワイヤレスネットワーク100のようなネットワークの方々に配置されることになる。この無計画な展開のせいで、ワイヤレスネットワーク100のようなピコeNBの配置を有するワイヤレスネットワークは、干渉状況への低い信号を伴う広いエリアを有することが予期され、それは、カバレージエリア、すなわち、セル、のエッジ上のUE(「セルエッジ」UE)への制御チャネル送信のためのよりチャレンジングなRF環境を助長することができる。さらに、マクロeNB110a〜Cの送信電力レベルとピコeNB110xの送信電力レベルとの間の潜在的に大きな不均衡(たとえば、約20dB)は、混合した展開では、ピコeNB110xのダウンリンクのカバレージエリアが、マクロeNB110a〜cのダウンリンクのカバレージエリアよりもはるかに小さくなるであろうことを暗に意味する。
[0033]しかしながら、アップリンクのケースでは、アップリンク信号の信号強度は、UEによって支配されるので、どのタイプのeNB110によって受信された場合にも同様になるだろう。eNB110のためのアップリンクのカバレージエリアはほぼ同一または同様であるので、アップリンクのハンドオフ境界は、チャネル利得に基づいて決定されるだろう。これは、ダウンリンクハンドオーバ境界とアップリンクハンドオーバ境界との間の不一致をもたらすことになる。追加のネットワークによる助けがなければ、不一致は、ダウンリンクとアップリンクのハンドオーバ境界がより緊密に一致しているマクロeNBのみの同種ネットワークよりも、ワイヤレスネットワーク100において、サーバ選択またはUEのeNBへの関連づけをより困難にするだろう。
[0034]サーバ選択が、LTEリリース8規格において提供されるようにダウンリンク受信信号強度に主に基づいている場合、ワイヤレスネットワーク100のような異種ネットワークの混在したeNB展開の実用性は、大いに減少するだろう。これは、ピコeNB110xが、著しくより弱いダウンリンク送信電力のために、いずれのUEにもサービス提供していない間、マクロeNB110a〜cのより高いダウンリンク受信信号強度は利用可能なUEの全てを引き付けることから、マクロeNB110a〜cのような、より高い電力源の(higher powered)マクロeNBのより大きなカバレッジエリアは、ピコeNB110xのような、ピコeNBを用いてセルカバレージを分割する利益を制限するからである。さらに、マクロeNB110a〜cは、これらのUEに効率的にサービス提供するために十分なリソースを有していない可能性が高いだろう。したがって、ワイヤレスネットワーク100は、ピコeNB 110xのカバレージエリアの拡張によって、マクロeNBs110a〜cとピコeNB110xとの間の負荷を積極的にバランスするように試みるだろう。この概念は、セル範囲拡大(CRE)と称される。
[0035]ワイヤレスネットワーク100は、サーバ選択が決定されるやり方を変更することによって、このCREを達成する。サーバ選択のベースをダウンリンク受信信号強度に置く代わりに、選択は、ダウンリンク信号の品質により基づく。1つのこのような品質ベースの決定では、サーバ選択は、最小のパスロスをUEに与えるeNBを決定することに基づきうる。追加として、ワイヤレスネットワーク100は、マクロeNB110a〜cとピコeNB110xとの間で固定されたリソースの分割を提供する。しかしながら、この負荷のバランスを積極的に用いずとも、マクロeNB110a〜cからのダウンリンク干渉は、ピコeNB110xのような、ピコeNBによってサービス提供されるUEに対して軽減されるべきである。これは、UEにおける干渉消去、eNB110間のリソース調整、あるいはそれらと同様のものを含む、様々な方法によって成し遂げられることができる。
[0036]図2は、基地局/eNB110およびUE120の設計のブロック図を示し、それらは、図1における基地局/eNBのうちの1つおよびUEのうちの1つでありうる。制限付き関連付けシナリオの場合、eNB110は、図1中のマクロeNB110cでありえ、UE120は、UE120yでありうる。eNB110はまた、何らかの他のタイプの基地局でありうる。eNB110は、アンテナ234a〜234tを装備しえ、UE120は、アンテナ252a〜252rを装備しうる。
[0037]eNB110で、送信プロセッサ220は、データソース212からデータを、制御器/プロセッサ240から制御情報を受信しうる。制御情報は、PBCH、PCFICH、PHICH、PDCCH、等のためのものでありうる。データは、PDSCH、等のためのものでありうる。送信プロセッサ220は、データシンボルおよび制御シンボルをそれぞれ取得するために、データおよび制御情報を処理し(例えば、符号化し、シンボルマップし)うる。送信プロセッサ220はまた、例えば、PSS、SSS、およびセル固有基準信号のための基準シンボルを生成しうる。送信(TX)多入力/多出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボル上で空間処理(例えばプリコーディング)を実行し、出力シンボルストリームを変調器(MODs)232a〜232tに提供しうる。各変調器232は、出力サンプルストリームを取得するために、(例えば、OFDMなどのための)それぞれの出力シンボルストリームを処理しうる。各変調器232は、ダウンリンク信号を取得するために、出力サンプルストリームをさらに処理し(例えば、アナログへコンバートし、増幅し、フィルタに掛け、アップコンバートし)うる。変調器232a〜232tからのダウンリンク信号は、それぞれ、アンテナ234a〜234tを介して送信されうる。
[0038]UE120で、アンテナ252a〜252rは、eNB110からダウンリンク信号を受信し、受信信号をそれぞれ復調器(DEMOD)254a〜254rに提供しうる。各復調器254は、入力サンプルを取得するために、それぞれの受信信号を調整し(例えば、フィルタに掛け、増幅し、ダウンコンバートし、デジタル化し)うる。各復調器254はさらに、受信シンボルを取得するために、(例えば、OFDM、等のための)入力サンプルを処理しうる。MIMO検出器256は、すべての復調器254a〜254rからの受信シンボルを取得し、適用可能であれば、受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出したシンボルを提供する。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理し(例えば、復調し、デインタリーブし、復号し)、UE120のための復号されたデータをデータシンク260に提供し、復号された制御情報を制御器/プロセッサ280に提供しうる。
[0039]アップリンク上で、UE120で、送信プロセッサ264は、データソース262からの(例えば、PUSCHのための)データを受信および処理し、制御器/プロセッサ280からの(例えば、PUCCHのための)制御情報を受信しうる。送信プロセッサ264はまた、基準信号のための基準シンボルを生成しうる。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能な場合、TX MIMOプロセッサ266によってプリコードされ、(例えば、SC−FDM、等のために)変調器254a〜254rによってさらに処理され、eNB110に送信されうる。eNB110で、UE120からのアップリンク信号は、UE120によって送られた復号されたデータおよび制御情報を取得するために、アンテナ234によって受信され、復調器232によって処理され、適用可能な場合、MIMO検出器236によって検出され、受信プロセッサ238によってさらに処理されうる。プロセッサ238は、復号されたデータをデータシンク239に提供し、復号された制御情報を制御器/プロセッサ240に提供しうる。
[0040]制御器/プロセッサ240および280は、それぞれeNB110およびUE120における動作を指示しうる。eNB110での制御器/プロセッサ240および/または他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書に記述された技術のための様々なプロセスの実行を行いまたは指示しうる。UE120での制御器/プロセッサ280および/または他のプロセッサとモジュールは、図5、図6Aおよび図6B中に説明された機能ブロック、および/または本明細書で記述された技術のための他のプロセスを実行する、またはその実行を指示しうる。メモリ242および282はまた、それぞれ、eNB110およびUE120のためのデータおよびプログラムコードを記憶しうる。スケジューラ244は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上におけるデータ送信のためにUEをスケジュールしうる。
[0041]技術における進歩が見出されるにつれて、様々な無線アクセス技術(RAT)は、サービスプロバイダによって展開される。時間およびコスト考慮のために、全ワイヤレスシステムは、次世代RATに直ちに置き替えられえないまたはアップグレードされえないこのように、任意の与えられた地理的領域の至る所に展開される複数のRATを見出すことは一般的である。携帯電話事業者は、あるRATによって取り扱われるべきあるサービスを提供する間、他のサービスが別の共存するRATによって取り扱われていることによって混合したRAT展開の利点を取りうる。例えば、GSMが回路交換通信のために利用可能である一方、LTEは、パケット交換通信でより良い性能を有しうる。GSMはまた、パケット交換通信を取り扱うことができる;しかしながら、利用可能なとき、LTEは、これらのサービスのために好まれうる。
[0042]携帯電話事業者およびモバイルデバイス製造業者は、同時のRAT動作およびデバイスを提供することによってこのデュアル動作の利点を取りうる。例えば、同時のGSM音声およびLTEデータ(SGLTE)、または同時のGSM音声および時分割同期符号多元接続(TD−SCDMA)データ(SGTDS)デバイスのような、単一加入者識別モジュール(SIM)デュアルアクティブ(SSDA)デバイスは、GSMのための専用無線および他のRAT(例えば、LTE、TD−SCDMA、等)のための別の専用無線を有する。そのようなデバイスでは、モビリティイベントは、あるRAT上でのサービスを他のRATに移転するようにトリガされうる。1つの例では、移転プロシージャは、評価を容易にするために第1のRAT上で近隣GSMセルの測定値を要求し、モビリティ評価基準を満たすGSMセルに再選択しうる。しかしながら、そのような同時のデュアル無線UEでは、第1のRAT上のGSMセルに対する接続が既に存在しうる。したがって、モビリティイベントが第2のRATからGSMへの移転プロシージャをトリガする場合、既存のGSM接続は、RAT移転を完了するために中断されうる。従って、本開示の様々な態様は、第2のRATから第1 RATへのモビリティプロシージャを容易にする一方で、UE上で影響を受けていない第1のRATサービスに既存の接続を維持するような方法でモビリティプロシージャを評価することに向けられる。さらに、この例では、第1のRAT上のGSMセルが最初に決定された時、第1のRATにわたる通信に適しているとして判断された。したがって、本開示に従って、RAT上の既存のセルまたは基地局が、サービスが別のRATから移転されるときの使用のために適したままであり、そのようなサービスが第1のRAT上のいくつかの他の目的地よりむしろ同じ基地局またはセルに移転されるべきであることが望しくなることが考慮される。
[0043]図3は、同時のデュアルRATデバイスとして構成され、本開示の1つの態様に従って構成されるUE300を説明するブロック図である。この例では、UE300は、RAT1のセル301上に留まり、RAT2のセル302に関連するものとして示される。UE300とRAT2のセル302との間の関連性は、RAT2のセル302とのアクティブな通信である、またはUE300は、RAT2のセル302上に留まり、アイドルモードでありうる。モビリティイベントは、RAT2のセル302に関してUE 300で生じる。モビリティイベントは、RAT2のセル302によって取り扱われる通信サービスをRAT1ネットワークに移転するように動作するだろう評価プロセスをトリガする。典型的なモビリティ評価プロセスは、RAT1のセル301、303、および304のようなRAT1の近隣セルの各々に対する信号品質測定値を行うことをUE300に要求するだろう。しかしながら、UE300は、RAT1のセル301上に既に留まっている。
[0044]UE300がRAT1のセル303へ(例えば再選択、リダイレクション、ハンドオーバなど通じて)通信サービスを移転すべきであると結論を下すモビリティ評価プロシージャおよび測定の結果だとしたら、UE300は、RAT1のセル301に既に関連する既存の通信サービスをRAT1のセル303に移転することを要求されることができる。この動作は、現在のサービスを中断し、望まれないRAT1のセルへ移転することを包含できる。RAT1のセル301と関連するより有利な利用料金のため、またはおそらくUEがRAT1のセル301に移転し返す結果になるだろう方向に動いているためのいずれでも、UEは、RAT1のセル301に素早く移転し返されるためにだけにRAT1のセル303に移転されうる。RAT1のセル301と既存の通信サービス中のこれらの中断および複数の移転は、UE300との通信中の実質的な遅延を引き起こすことになり、追加の移転要求に起因してUE300での電力消費に悪影響を及ぼしうる。
[0045]UE300が2つのRATを使用する場合、典型的なモビリティ評価プロシージャの代わりに本開示の1つの態様に従って修正することができる。1つの態様では、モビリティイベントがトリガされるとき、UE300は、RAT1のセルに既に関連しているかどうか決定するためにチェックする。UE300がRAT1のセル301のような、RAT1のセルに既に関連している場合、UE300は、モビリティプロシージャに影響を及ぼすためにそのアクションを修正するだろう。例えば、UE300は、サービングRAT1のセル、RAT1のセル301に関して既存のキャッシュされた測定情報を使用することによってモビリティプロシージャに影響を及ぼすことができる。近隣のRAT1のセルの新規の測定を実行する代わりに、UE300は、RAT1のセル301のためにキャッシュされた既存の測定情報を代用し、RAT2のセル302と継続している通信サービスからRAT1のセル301を再選択するように再選択決定を行うためにキャッシュされた測定情報を使用すること、あるいは測定レポート中にRAT1のセル301のためのキャッシュされた測定情報を詰め、ハンドオーバ評価のためにRAT2のセル302に測定レポートを送ることのいずれかを行う。測定レポートがRAT1のセル301のための測定情報のみを含むことになるので、ハンドオーバ決定は、ハンドオーバのためにRAT1のセル301を選択するように重み付けられることになる。
[0046]図4は、本開示の1つの態様に従って構成されるUE120を説明するブロック図である。示されるように、UE120は、RAT1との通信サービスのための専用のRAT1の無線400およびRAT2との通信サービスのための専用のRAT2の無線401を含む同時の複数のRATのデバイスである。RAT1およびRAT2は、互いに異なるが、GSM、LTE、TD−SCDMA、WIFI、等を含む様々なRATのうちの任意の数のものでありうる。UE120はまた、RAT1の無線400およびRAT2の無線401を通じて同時の通信のために構成される。制御器/プロセッサ280は、1つまたは複数のプロセッサまたはプロセッサコアであり、UE120の機能にしたがって動作するためにUEの特徴および機能性を実行する制御器である。制御器/プロセッサ280は、RAT1の無線400およびRAT2の無線401を制御し、メモリ282中に記憶された情報を使用および情報へのアクセスを制御し、論理も実行する。
[0047]例示の動作では、UE120は、RAT1の無線400およびRAT2の無線401を通じて通信サービスを同時に維持する。この例の目的のために、UE120は、RAT1の無線400を持つ、RAT1を通じて回路交換通信サービス、およびRAT2の無線401を持つ、RAT2を通じてパケット交換通信サービスを維持する。RAT2の無線401とのRAT2のセル通信の基準信号の信号強度が所定のしきい値を下回るような、モビリティイベントが生じる。制御器/プロセッサ280の制御の下で、UE120は、メモリ282中に記憶されたRAT1サービングセル情報402を取得する。
[0048]UE120がRAT2のセルからRAT1のセルへの再選択、ハンドオーバ、またはリダイレクションを実行することになるかどうかにより、UE120は、任意の移転決定を調節するまたは影響を及ぼすためにRAT1サービングセル測定値403を使用する。例えば、UE120がRAT2のセル上でアイドル状態である場合、RAT1サービングセル測定値403は、制御器/プロセッサ280の制御の下で、UE120がRAT1無線400を通じてRAT1のセルとの既存の接続への再選択を評価するために使用することになる、受信信号強度インジケータ(RSSI)を含みうる。UE120がRAT2のセルと接続状態である場合、RAT1サービングセル測定値は、現在のRAT1サービングセルのためのキャッシュされた測定情報になるだろう。制御器/プロセッサ280の制御の下で、UE120は、近隣のRAT1のセルの任意の測定を実際に実行せずに、RAT2サービングセルに測定レポートとしてこの測定情報を送るだろう。RAT2のサービングセルは、RAT1の無線400を通じて既存のRAT1のサービングセルに対するハンドオーバまたはリダイレクションを決定するために、この重み付けられた測定情報を使用するだろう。一旦、移転決定がなされとしても、再選択、ハンドオーバ、またはリダイレクションを通じてであろうとなかろうと、制御器/プロセッサ280の制御の下で、UE120は、RAT1の無線400で通信しているRAT1のサービングセルへの既存の接続を使用して、RAT2で一般に実行しうる、パケット交換通信サービスをRATに移転するために、メモリに記憶された、移転論理404を実行することになる。移転論理404は、場合によっては、再選択、ハンドオーバ、またはリダイレクションのいずれかを実行するために、UE120によって使用されるプロセスおよびアクションを含む。
[0049]図5は、本開示の1つの態様を実装するために実行される例示のブロックを説明する機能ブロック図である。ブロック500で、UEは、第1のRATから第2のRATへの、UEと第1のRATを通じて行われる第1の通信サービスの潜在的移転をトリガするモビリティイベントを検出する。UEは、第1および第2のRATと同時通信するために構成される。したがって、いくつかの通信サービスが第1のRATで進行中である一方、同時通信は、UEと第2のRATで進行中でありうる。
[0050]ブロック501で、UEは、第1のRATから第2のRATへの、第1の通信サービスの移転に関する、第1のRATの第2の基地局からのモビリティ移転情報を受信する、ここで、モビリティ移転情報は、複数の近隣する第2のRAT基地局の測定値のための情報を含む。モビリティ移転情報は、第2のRATのために構成されたセルの近隣セルリスト、UEに第2のRATのために構成された様々な近隣セルを測定するように指示する測定対象、または同様のものでありうる。ブロック502で、UEが第1のRATの第2の基地局でアイドル状態であるとき、UEは、第2の通信サービスのための第2のRATの第1の基地局に対する既存の接続を決定する。
[0051]ブロック503で、UEは、第1の基地局の選択のための再選択基準の評価を修正する、ここで、修正することは、第1の基地局のためのキャッシュされた測定情報に少なくとも部分的に基づいて再選択基準を評価することを備える。UEが第1のRATに関してアイドルモードであるとき、UEは、現在接続される第1の基地局のキャッシュされた測定情報に基づいてハンドオーバ判定を行うように、第2のRATの基地局に対する第1の基地局での信号強度インジケータのような、キャッシュされた測定情報に即座に基づいてセル再選択基準を評価しうる。
[0052]システム構成に依存して、第1の基地局が、第2のRATの基地局から受信した測定対象でまたは近隣リストのいずれかにおいて見出される場合、UEは、キャッシュされた測定情報のみを使用することに注意されたい。さもなければ、UEは、あたかも移転を受信する近隣の第2のRATの基地局がないものとして進む。システムはまた、第1のRATの基地局から受信される情報中に含まれるか否かに関わりなく、現在接続される第2のRAT基地局に関連するキャッシュされた測定情報を使用するように構成されうる。本開示の態様は、任意のある特定のシステム構成に限定されるものではない。
[0053]図6A−6Bは、本開示の1つの態様を実装するように実行される例示のブロックを説明する図である。図6Aで開始して、ブロック600で、UEは、2つの異なるRAT、第1および第2のRAT、を使用して、通信サービスで同時処理モードにおいて作動する。第1および第2のRATは、GSM、LTE、TD−SCDMA、WIFI、等のような、様々な異なるタイプのRATでありうる。ブロック601で、UEが第2のRATの上のサービスを有するかの決定を行う。例えば、第1のRATがGSMであり、第2のRATがLTEであろう場合、UEは、それがLTE上でサービスを有するかどうかを決定するだろう。第2のRAT上でのサービスがない場合、その後、ブロック602で、第1のRATを包含する何らの測定値も第2のRAT上のサービスが取得されるまで必要ではない。第2のRAT上でのサービスがなければ、RAT間でのモビリティが何ら必要ないだろう。従って、何の測定も必要ではないだろう。
[0054]UEが第2のRAT上にサービスを有している場合、その後、ブロック603で、UEは、UEのメモリ中にキャッシュされた第1のRATの現在のサービングセルに関する情報を取得する。キャッシュされた情報は、UEに、第1のRAT通信のための現在のサービングセルがあることを知らせることを可能にするだろう。
[0055]ブロック604で、UEが第2のRAT上でアイドル状態であるかどうかの決定を行う。第2のRAT上のUEの状態は、UEの、第2のRATでの通信サービスがどのように第2のRATから第1のRATへ移転されるかを決定することになるだろう。UEがアイドル状態でない場合、その後、ブロック605で、第2のRATが第1のRATのサービングセルを含む第1のRAT測定値を要求したかどうかの別の決定を行う。もしその要求がなければ、ブロック606で、何らの測定レポートも第2のRATに送られないことになる。その後、処理は、ブロック603から継続するだろう。
[0056]第2のRATが第1のRATのサービングセルを含む第1のRAT測定値を要求している場合、その後、ブロック607で、UEは、第1のRATのサービングセルに関連するキャッシュされた測定情報を検索し、第2のRATへの測定レポート中でその測定情報を送る。その後、第2のRATは、UEの現在の第1のRATサービングセルからの測定情報にのみ基づいてハンドオーバまたはリダイレクション決定を行うことになる。
[0057]図6Bと共に続いて、ブロック604での決定が、UEが第2のRAT上でアイドルモードである場合、その後、プロセスAは、ブロック608での、第1のRATのサービングセルが第2のRATから取得された第1のRAT近隣リストの一部であるかどうかの決定と共に続く。第1のRATのサービングセルが近隣リストの一部でない場合、その後、ブロック612で、UEは、あたかも第1のRATの近隣セルが存在しないかのように動作すると共に、ブロック613で、何の再選択も生じない。
[0058]第1のRATのサービングセルが第2のRATによって提供される近隣リスト上にある場合、その後、ブロック609で、UEは、RSSIのような、キャッシュされた信号強度情報を取得し、第1のRATサービングセルへの再選択を評価するために信号強度情報を使用する。ブロック610で、再選択基準が満たされたかどうかの決定を行う。再選択基準を満たさない場合、その後、ブロック612で、UEは再び、あたかも第1のRATの近隣セルが存在しないかのように動作する。しかしながら、再選択基準が満たされる場合、その後、ブロック611で、UEは、第2のRATを通じて提供されていた通信サービスのために第1のRATのサービングセルを再選択する。第1のRATのサービングセルのために既存の測定を使用し、再選択のための評価プロシージャを修正することによって、たとえば、第1のRATとの関連が何ら存在しない場合、UEが異なる第1のRATのサービングセルを選択しているかどうかに関わりなく、UEは、第1のRATのサービングセルに対して意向(will)を再選択する。
[0059]図7は、本開示の1つの態様に従って構成されるUE120と、RAT1のセル70と、RAT2のセル71との間で行われる典型的なコールフローを説明するコールフローチャートである。UE120は、RAT1とRAT2の両方と同時通信サービスが可能な、同時の、デュアルRATデバイスである。700で、UE120は、RAT1のセル70上に留まり、RAT2のセル71上でアイドル状態にある。701で、UE120は、回路交換通信サービスがRAT1のセル70で生じ、パケット交換通信サービスがRAT2のセル71で生じるように動作する。RAT1のセル70およびRAT2のセル71の各々とのその通信の一部として、702で、UE120は、RAT2のセル71にそのRAT1能力を広告する一方、703で、UE120は、RAT1のセル70にそのRAT2能力を広告しない。パケット交換通信がRAT2のセル71からRAT1のセル70に移転することになりうるのと同時にRAT1のセル70からRAT2のセル71に移転することに関わる任意のRAT1のパケット交換通信をUE120が望まないので、UE120は、RAT1のセル70にそのRAT2能力を広告しない。両方の指示におけるこの関わりは、サービス影響がある無線から別の無線へ移動することをもたらすことになるだろう。
[0060]704で、RAT2のセル71は、RAT1のセルの近隣リストを含むシステム情報を送る。705で、UE120は、UE120の現在のサービングセルである、RAT1のセル70が近隣リスト中に含まれるかどうか考慮する。もし含まれるのであれば、706で、UE120は、RAT1のセル70のためのキャッシュされた信号強度測定値を取得する。信号強度測定値は、RSSIまたは同様なもののような測定値を含みうる。信号強度測定値を使用して、UE120は、RAT1のセル70に対するパケット交換通信サービスのためのセル再選択を評価する。
[0061]707で、UE120は、任意の新規の測定を行なわずに、RAT1のセル70に対するパケット交換サービスを再選択する。再選択の後、709で、UE120は、RAT1のセル70に現在留まる。709で、RAT1のセル70とのパケット交換接続は、UE120とRAT1のセル70との間で開始される。710で、非アクセス層(NAS)直接移転(DT)メッセージは、UE120とRAT1のセル70との間で交換される。NAS DTメッセージは、RAT1に対するUE120のためのルーティングエリア更新を提供する。711で、UE120の結果として生じる動作は、RAT1 70を使用して、パケット交換通信サービスと回路交換通信サービスとの両方を提供する。
[0062]図8は、図7において示されたような、典型的なコールフローを説明するコールフローチャートであるが、図8では、UE120は、RAT2のセル71上で接続される。800−803のコールフロー処理は、800で、UE120がRAT1のセル70に留まり、RAT2のセル71と接続される以外は700−703(図7)のコールフロー処理と類似している。801で、UEは、RAT1のセル70上の回路交換通信およびRAT2のセル71上のパケット交換通信を維持し、802で、RAT2のセル71へ同一完全な広告することを維持し、803で、RAT1のセル70への一部の広告することを維持する。
[0063]804で、RAT2のセル71と接続された状態では、UE120は、周囲のRAT1のセルを測定するための複数のRAT1測定対象を含む接続再構成メッセージを受信する。805で、UE120は、UE120の現在のRAT1のサービングセルである、RAT1のセル70が接続再構成メッセージにおいて測定対象のうちの1つとして含まれるかどうか決定する。806で、含まれるのであれば、UE120は、RAT1のセル70のためにキャッシュされた測定値を取得する。UE120のサービングRAT1のセルとして、UE120は、RAT1のセルとの接続の様々な測定メトリックを周期的に獲得することになる。
[0064]807で、UE120は、測定レポート中にRAT1のセル70のためにキャッシュされた測定情報を詰め込み、RAT2のセル71へ測定レポートを送る。測定レポートは、RAT1測定対象が他の近隣RAT1のセルを含むかどうかにかかわらず、RAT1のセル70のための測定のみを包含しうる。したがって、RAT2のセル71は、サービングRAT1のセルの測定値にのみ基づいてハンドオーバ決定を行う。808で、RAT2のセル71は、UE120に、RAT2のセル71上の現在のパケット交換通信サービスをRAT1のセル70にハンドオーバするように指示する、UE120へのハンドオーバコマンドを送る。
[0065]809で、UE120は、パケット交換通信のためにRAT1のセル70に接続される。810および811でのコールフローは、810で、NAS DTメッセージが交換され、回路交換通信およびパケット交換通信がUE120のためのRAT1のセル上で現在生じている、コールフロー710および711(図7)と類似している。
[0066]図9は、図7および図8中に示されるような典型的なコールフローを説明するコールフローチャートであるが、図9では、UE120がRAT2のセル71上で接続され、ハンドオーバの代わりにリダイレクトされることになる。800−807および810−811でのコールフロー処理は、図8中と同じであり、図9に関係して再び記述されることないないだろう。900で、807で、RAT1のセル70のための測定情報のみを包含する、UE120からの測定レポートを受信した後に、RAT2のセル71は、リダイレクション決定を行い、RAT1のセル70にリダイレクトするためにリダイレクションメッセージと共に接続リリースメッセージを送る。901で、リダイレクションの後、UE120は、RAT1のセル70上に留まれない。UE120とRAT1のセル70との間の接続は、902で開始される。810および811でのコールフローは、811で、UE120がRAT1のセル70を通じて接続されるパケット交換通信サービスおよび回路交換通信サービスの両方で終わるような、図8中に記述されるのと同じである。
[0067]当業者は、情報と信号とが、多様で異なる技法と技術のいずれかを用いて表されることを理解するであろう。例えば、上記の記述の至る所で参照されうるデータ、命令群、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界あるいは磁気粒子、光学界または光学粒子、あるいはそれら任意の組み合わせによって表わされうる。
[0068]図5、図6A、および図6Bの機能ブロックおよびモジュールは、プロセッサ、電子デバイス、ハードウェアデバイス、電子構成要素、論理回路、メモリ、ソフトウェアコード、ファームウェアコードなど、またはそれらの任意の組合せを備えうる。
[0069]当業者は、本明細書の開示に関連して記述される様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびステップが、電子的ハードウェア、コンピュータソフトウェア、あるいはそれらの組合せとして実施されうるということをさらに理解するだろう。ハードウェアおよびソフトウェアの互換性を明確に例示するために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、一般にそれらの機能の観点から上記で記述されている。このような機能がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、システム全体に課される特定のアプリケーションおよび設計制約に依存する。当業者は、記述された機能を、各特定のアプリケーションのために様々な方法で実装しうるが、このような実装決定は、本開示の範囲からの逸脱を生ずるものとして解釈されるべきではない。当業者はまた、熟練した職人は、順序または構成要素の組み合わせ、方法、または本明細書に記述される相互作用は、構成要素、方法、または本開示の様々な態様の相互作用が本明細書に説明され記述されるもの以外の方法で組み合わされうる、または実行されうることを容易に認識するだろう。
[0070]本明細書の本開示に関連して記述された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、本明細書に開示された機能を実行するために、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラム可能な論理デバイス、ディスクリートゲートあるいはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、またはそれらの任意の組み合わせを実装するか、または実行されうる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサでありうるが、代替において、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、制御器、マイクロ制御器、またはステートマシンでありうる。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと結合された1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として、実装され得る。
[0071]本明細書の開示に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、またはその2つの組み合わせで、具現化されうる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当該技術において知られる任意の他の形態の記憶媒体中に常駐しうる。例示的な記憶媒体は、プロセッサが、記憶媒体から情報を読み取り、および記憶媒体へ情報を書き込むことができるようなプロセッサに結合されうる。代替では、記憶媒体は、プロセッサに一体化されうる。このプロセッサと記憶媒体とは、ASIC内に存在しうる。プロセッサおよび記憶媒体は、ASICに常駐しうる。代替では、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末において、離散コンポーネントとして常駐できる。
[0072]1つまたは複数の例示的な設計では、記述される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、あるいはそれら任意の組み合わせで実装されうる。ソフトウェアで実装される場合、その機能は、コンピュータ可読媒体上の1つ以上の命令またはコードとして記憶または送信されうる。コンピュータ可読記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体でありうる。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、または他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置、または他の磁気記憶デバイス、または、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用されることができ、かつ、汎用または専用コンピュータ、または汎用または専用プロセッサによってアクセスされることができる、任意の他の媒体を備えることができる。また、非一時的接続は、コンピュータ可読媒体の定義内に適切に含まれうる。たとえば、命令が、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、またはデジタル加入者線(DSL)を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、またはDSLは、媒体の定義に含まれる。本明細書において使用される場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびブルーレイディスクを含み、ここでディスク(disk)は通常、磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。上記の組み合わせはまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0073]特許請求の範囲を含む、本明細書で使用される場合、「および/または」という用語は、2つ以上の項目からなるリストで使用されるとき、リストされた項目のうちのいずれか1つがそれ自体によって採用されうること、あるいは、リストされた項目のうちの2つ以上からなる任意の組み合わせが採用されうることを意味する。例えば、ある構成が、コンポーネントA、B、および/またはCを含むものとして説明されている場合、この構成は、Aだけ、Bだけ、Cだけ、AとBの組み合わせ、AとCの組み合わせ、BとCの組み合わせ、またはAとBとCの組み合わせを含みうる。また、ここに使用されるように、特許請求の範囲を含む、「のうちの少なくとも1つ」で始まる項目のリストで使用される「または(or)」は、例えば「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」のリストが、A、またはB、またはC、またはAB、またはAC、またはBC、またはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するように離接的なリスト(disjunctive list)を示す。
[0074]本開示の先の説明は、本開示を製造または使用することをいずれの当業者にも可能にさせるために提供される。これらの開示に対する様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書において定義された包括的な原理は、本開示の精神または範囲を逸脱することなく他の変形に適用されうる。したがって、本開示は、本明細書において説明された例および設計に限定されることは意図せず、本明細書に開示された原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲が付与されるべきである。
[0074]本開示の先の説明は、本開示を製造または使用することをいずれの当業者にも可能にさせるために提供される。これらの開示に対する様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書において定義された包括的な原理は、本開示の精神または範囲を逸脱することなく他の変形に適用されうる。したがって、本開示は、本明細書において説明された例および設計に限定されることは意図せず、本明細書に開示された原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲が付与されるべきである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信の方法であって、
ユーザ機器(UE)で、第1の無線アクセス技術(RAT)から第2のRATに、前記UEでの第1の通信サービスの移転をトリガするモビリティイベントを検出すること、ここにおいて、前記UEは、前記第1および第2のRATと同時通信するために構成される、と、
前記UEが、前記移転に関連する前記第1のRATの第2の基地局からモビリティ移転情報を受信すること、ここにおいて、前記モビリティ移転情報は、複数の近隣する第2のRAT基地局の測定値のための情報を含む、と、
前記UEが、前記UEが前記第1のRATの前記第2の基地局でアイドル状態にあるとき、第2の通信サービスのための前記第2のRATへの第1の基地局に対する既存の接続を決定することと、
前記UEが、前記第1の基地局の選択のための再選択基準の評価を修正することと
を備え、前記修正することは、前記第1の基地局のキャッシュされた測定情報に少なくとも部分的に基づいて前記再選択基準を評価することを備える、
方法。
[C2]
前記モビリティ移転情報は、前記第2のRATにおける通信のために構成されるセルの近隣リストを備える、
[C1]に記載の方法。
[C3]
前記キャッシュされた測定情報は、前記第1の基地局に関連する信号強度インジケータを含む、
[C2]に記載の方法。
[C4]
前記修正することは、前記第1の基地局が前記近隣リスト中に含まれると決定されたときに実行される、
[C2]に記載の方法。
[C5]
前記第1の基地局が前記セルの近隣リスト中に存在し、前記再選択基準が前記キャッシュされた測定情報によって満たされるとき、前記第1の通信サービスのための前記第1の基地局に再選択すること、
前記UEが、前記第1の基地局が前記セルの近隣リスト中に含まれないとき、セル再選択を実行しないと決定すること
のうちの1つをさらに備える、[C2]に記載の方法。
[C6]
ワイヤレス通信のために構成される装置であって、
ユーザ機器(UE)で、第1の無線アクセス技術(RAT)から第2のRATに前記UEでの第1の通信サービスの移転をトリガするモビリティイベントを検出するための手段、ここにおいて、前記UEは、前記第1および第2のRATと同時通信するために構成される、と、
前記UEが、前記移転に関連する前記第1のRATの第2の基地局からモビリティ移転情報を受信するための手段、ここにおいて、前記モビリティ移転情報は、複数の近隣する第2のRAT基地局の測定値のための情報を含む、と、
前記UEが、前記UEが前記第1のRATの前記第2の基地局でアイドル状態にあるとき、第2の通信サービスのための前記第2のRATへの第1の基地局に対する既存の接続を決定するための手段と、
前記UEが、前記第1の基地局の選択のための再選択基準の評価を修正するための手段と
を備え、前記修正するための手段は、前記第1の基地局のキャッシュされた測定情報に少なくとも部分的に基づいて前記再選択基準を評価するための手段を備える、
装置。
[C7]
前記モビリティ移転情報は、前記第2のRATにおける通信のために構成されるセルの近隣リストを備える、
[C6]に記載の装置。
[C8]
前記キャッシュされた測定情報は、前記第1の基地局に関連する信号強度インジケータを含む、
[C7]に記載の装置。
[C9]
前記修正するための手段は、前記第1の基地局が前記近隣リスト中に含まれると決定されたときに実行される、
[C7]に記載の装置。
[C10]
前記第1の基地局が前記セルの近隣リスト中に存在し、前記再選択基準が前記キャッシュされた測定情報によって満たされるとき、前記第1の通信サービスのための前記第1の基地局に再選択するための手段、
前記UEが、前記第1の基地局が前記セルの近隣リスト中に含まれないとき、セル再選択を実行しないと決定するための手段
のうちの1つをさらに備える、[C7]に記載の装置。
[C11]
ワイヤレスネットワークにおけるワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品であって、
その上に記憶されたプログラムコードを有する非一時的コンピュータ可読媒体を備え、前記プログラムコードは、
コンピュータに、ユーザ機器(UE)で、第1の無線アクセス技術(RAT)から第2のRATに前記UEでの第1の通信サービスの移転をトリガするモビリティイベントを検出させるためのプログラムコード、ここにおいて、前記UEは、前記第1および第2のRATと同時通信するために構成される、と、
前記コンピュータに、前記UEが、前記移転に関連する前記第1のRATの第2の基地局からモビリティ移転情報を受信させるためのプログラムコード、ここにおいて、前記モビリティ移転情報は、複数の近隣する第2のRAT基地局の測定値のための情報を含む、と、
前記コンピュータに、前記UEが、前記UEが前記第1のRATの前記第2の基地局でアイドル状態にあるとき、第2の通信サービスのための前記第2のRATへの第1の基地局に対する既存の接続を決定させるためのプログラムコードと、
前記コンピュータに、前記UEが、前記第1の基地局の選択のための再選択基準の評価を修正させるためのコードと
を備え、前記コンピュータに修正させるための前記プログラムコードは、前記コンピュータに、前記第1の基地局のキャッシュされた測定情報に少なくとも部分的に基づいて前記再選択基準を評価させるためのプログラムコードを備える、
コンピュータプログラム製品。
[C12]
前記モビリティ移転情報は、前記第2のRATにおける通信のために構成されるセルの近隣リストを備える、
[C11]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C13]
前記キャッシュされた測定情報は、前記第1の基地局に関連する信号強度インジケータを含む、
[C12]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C14]
前記コンピュータに修正させるための前記プログラムコードは、前記コンピュータに、前記第1の基地局が前記近隣リスト中に含まれると決定されたときに実行させる、
[C12]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C15]
前記コンピュータに、前記第1の基地局が前記セルの近隣リスト中に存在し、前記再選択基準が前記キャッシュされた測定情報によって満たされるとき、前記第1の通信サービスのための前記第1の基地局に再選択させるためのプログラムコード、
前記コンピュータに、前記UEが、前記第1の基地局が前記セルの近隣リスト中に含まれないとき、セル再選択を実行しないと決定させるためのプログラムコード
のうちの1つをさらに備える、[C12]に記載のコンピュータプログラム製品。
[C16]
ワイヤレス通信のために構成される装置であって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されるメモリと
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
ユーザ機器(UE)で、第1の無線アクセス技術(RAT)から第2のRATに前記UEでの第1の通信サービスの移転をトリガするモビリティイベントを検出すること、ここにおいて、前記UEは、前記第1および第2のRATと同時通信するために構成される、と、
前記UEが、前記移転に関連する前記第1のRATの第2の基地局からモビリティ移転情報を受信すること、ここにおいて、前記モビリティ移転情報は、複数の近隣する第2のRAT基地局の測定値のための情報を含む、と、
前記UEが、前記UEが前記第1のRATの前記第2の基地局でアイドル状態にあるとき、第2の通信サービスのための前記第2のRATへの第1の基地局に対する既存の接続を決定することと、
前記UEが、前記第1の基地局の選択のための再選択基準の評価を修正することと
を行うように構成され、前記修正することを行う前記少なくとも1つのプロセッサの構成は、前記第1の基地局のキャッシュされた測定情報に少なくとも部分的に基づいて前記再選択基準を評価することを行う構成を備える、
装置。
[C17]
前記モビリティ移転情報は、前記第2のRATにおける通信のために構成されるセルの近隣リストを備える、
[C16]に記載の装置。
[C18]
前記キャッシュされた測定情報は、前記第1の基地局に関連する信号強度インジケータを含む、
[C17]に記載の装置。
[C19]
修正する前記少なくとも1つのプロセッサの前記構成は、前記第1の基地局が前記近隣リスト中に含まれると決定されたときに実行される、
[C17]に記載の装置。
[C20]
前記第1の基地局が前記セルの近隣リスト中に存在し、前記再選択基準が前記キャッシュされた測定情報によって満たされるとき、第1の通信サービスのための第1の基地局に再選択する前記少なくとも1つのプロセッサの構成、
前記UEが、前記第1の基地局が前記セルの近隣リスト中に含まれないとき、セル再選択を実行しないと決定する前記少なくとも1つのプロセッサの構成
のうちの1つをさらに備える、[C17]に記載の装置。

Claims (20)

  1. ワイヤレス通信の方法であって、
    ユーザ機器(UE)で、第1の無線アクセス技術(RAT)から第2のRATに、前記UEでの第1の通信サービスの移転をトリガするモビリティイベントを検出すること、ここにおいて、前記UEは、前記第1および第2のRATと同時通信するために構成される、と、
    前記UEが、前記移転に関連する前記第1のRATの第2の基地局からモビリティ移転情報を受信すること、ここにおいて、前記モビリティ移転情報は、複数の近隣する第2のRAT基地局の測定値のための情報を含む、と、
    前記UEが、前記UEが前記第1のRATの前記第2の基地局でアイドル状態にあるとき、第2の通信サービスのための前記第2のRATへの第1の基地局に対する既存の接続を決定することと、
    前記UEが、前記第1の基地局の選択のための再選択基準の評価を修正することと
    を備え、前記修正することは、前記第1の基地局のキャッシュされた測定情報に少なくとも部分的に基づいて前記再選択基準を評価することを備える、
    方法。
  2. 前記モビリティ移転情報は、前記第2のRATにおける通信のために構成されるセルの近隣リストを備える、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記キャッシュされた測定情報は、前記第1の基地局に関連する信号強度インジケータを含む、
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記修正することは、前記第1の基地局が前記近隣リスト中に含まれると決定されたときに実行される、
    請求項2に記載の方法。
  5. 前記第1の基地局が前記セルの近隣リスト中に存在し、前記再選択基準が前記キャッシュされた測定情報によって満たされるとき、前記第1の通信サービスのための前記第1の基地局に再選択すること、
    前記UEが、前記第1の基地局が前記セルの近隣リスト中に含まれないとき、セル再選択を実行しないと決定すること
    のうちの1つをさらに備える、請求項2に記載の方法。
  6. ワイヤレス通信のために構成される装置であって、
    ユーザ機器(UE)で、第1の無線アクセス技術(RAT)から第2のRATに前記UEでの第1の通信サービスの移転をトリガするモビリティイベントを検出するための手段、ここにおいて、前記UEは、前記第1および第2のRATと同時通信するために構成される、と、
    前記UEが、前記移転に関連する前記第1のRATの第2の基地局からモビリティ移転情報を受信するための手段、ここにおいて、前記モビリティ移転情報は、複数の近隣する第2のRAT基地局の測定値のための情報を含む、と、
    前記UEが、前記UEが前記第1のRATの前記第2の基地局でアイドル状態にあるとき、第2の通信サービスのための前記第2のRATへの第1の基地局に対する既存の接続を決定するための手段と、
    前記UEが、前記第1の基地局の選択のための再選択基準の評価を修正するための手段と
    を備え、前記修正するための手段は、前記第1の基地局のキャッシュされた測定情報に少なくとも部分的に基づいて前記再選択基準を評価するための手段を備える、
    装置。
  7. 前記モビリティ移転情報は、前記第2のRATにおける通信のために構成されるセルの近隣リストを備える、
    請求項6に記載の装置。
  8. 前記キャッシュされた測定情報は、前記第1の基地局に関連する信号強度インジケータを含む、
    請求項7に記載の装置。
  9. 前記修正するための手段は、前記第1の基地局が前記近隣リスト中に含まれると決定されたときに実行される、
    請求項7に記載の装置。
  10. 前記第1の基地局が前記セルの近隣リスト中に存在し、前記再選択基準が前記キャッシュされた測定情報によって満たされるとき、前記第1の通信サービスのための前記第1の基地局に再選択するための手段、
    前記UEが、前記第1の基地局が前記セルの近隣リスト中に含まれないとき、セル再選択を実行しないと決定するための手段
    のうちの1つをさらに備える、請求項7に記載の装置。
  11. ワイヤレスネットワークにおけるワイヤレス通信のためのコンピュータプログラム製品であって、
    その上に記憶されたプログラムコードを有する非一時的コンピュータ可読媒体を備え、前記プログラムコードは、
    コンピュータに、ユーザ機器(UE)で、第1の無線アクセス技術(RAT)から第2のRATに前記UEでの第1の通信サービスの移転をトリガするモビリティイベントを検出させるためのプログラムコード、ここにおいて、前記UEは、前記第1および第2のRATと同時通信するために構成される、と、
    前記コンピュータに、前記UEが、前記移転に関連する前記第1のRATの第2の基地局からモビリティ移転情報を受信させるためのプログラムコード、ここにおいて、前記モビリティ移転情報は、複数の近隣する第2のRAT基地局の測定値のための情報を含む、と、
    前記コンピュータに、前記UEが、前記UEが前記第1のRATの前記第2の基地局でアイドル状態にあるとき、第2の通信サービスのための前記第2のRATへの第1の基地局に対する既存の接続を決定させるためのプログラムコードと、
    前記コンピュータに、前記UEが、前記第1の基地局の選択のための再選択基準の評価を修正させるためのコードと
    を備え、前記コンピュータに修正させるための前記プログラムコードは、前記コンピュータに、前記第1の基地局のキャッシュされた測定情報に少なくとも部分的に基づいて前記再選択基準を評価させるためのプログラムコードを備える、
    コンピュータプログラム製品。
  12. 前記モビリティ移転情報は、前記第2のRATにおける通信のために構成されるセルの近隣リストを備える、
    請求項11に記載のコンピュータプログラム製品。
  13. 前記キャッシュされた測定情報は、前記第1の基地局に関連する信号強度インジケータを含む、
    請求項12に記載のコンピュータプログラム製品。
  14. 前記コンピュータに修正させるための前記プログラムコードは、前記コンピュータに、前記第1の基地局が前記近隣リスト中に含まれると決定されたときに実行させる、
    請求項12に記載のコンピュータプログラム製品。
  15. 前記コンピュータに、前記第1の基地局が前記セルの近隣リスト中に存在し、前記再選択基準が前記キャッシュされた測定情報によって満たされるとき、前記第1の通信サービスのための前記第1の基地局に再選択させるためのプログラムコード、
    前記コンピュータに、前記UEが、前記第1の基地局が前記セルの近隣リスト中に含まれないとき、セル再選択を実行しないと決定させるためのプログラムコード
    のうちの1つをさらに備える、請求項12に記載のコンピュータプログラム製品。
  16. ワイヤレス通信のために構成される装置であって、
    少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されるメモリと
    を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
    ユーザ機器(UE)で、第1の無線アクセス技術(RAT)から第2のRATに前記UEでの第1の通信サービスの移転をトリガするモビリティイベントを検出すること、ここにおいて、前記UEは、前記第1および第2のRATと同時通信するために構成される、と、
    前記UEが、前記移転に関連する前記第1のRATの第2の基地局からモビリティ移転情報を受信すること、ここにおいて、前記モビリティ移転情報は、複数の近隣する第2のRAT基地局の測定値のための情報を含む、と、
    前記UEが、前記UEが前記第1のRATの前記第2の基地局でアイドル状態にあるとき、第2の通信サービスのための前記第2のRATへの第1の基地局に対する既存の接続を決定することと、
    前記UEが、前記第1の基地局の選択のための再選択基準の評価を修正することと
    を行うように構成され、前記修正することを行う前記少なくとも1つのプロセッサの構成は、前記第1の基地局のキャッシュされた測定情報に少なくとも部分的に基づいて前記再選択基準を評価することを行う構成を備える、
    装置。
  17. 前記モビリティ移転情報は、前記第2のRATにおける通信のために構成されるセルの近隣リストを備える、
    請求項16に記載の装置。
  18. 前記キャッシュされた測定情報は、前記第1の基地局に関連する信号強度インジケータを含む、
    請求項17に記載の装置。
  19. 修正する前記少なくとも1つのプロセッサの前記構成は、前記第1の基地局が前記近隣リスト中に含まれると決定されたときに実行される、
    請求項17に記載の装置。
  20. 前記第1の基地局が前記セルの近隣リスト中に存在し、前記再選択基準が前記キャッシュされた測定情報によって満たされるとき、第1の通信サービスのための第1の基地局に再選択する前記少なくとも1つのプロセッサの構成、
    前記UEが、前記第1の基地局が前記セルの近隣リスト中に含まれないとき、セル再選択を実行しないと決定する前記少なくとも1つのプロセッサの構成
    のうちの1つをさらに備える、請求項17に記載の装置。
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