JP2019191652A - 検体取扱作業適格性判定システムおよび検体取扱作業適格性判定プログラム - Google Patents

検体取扱作業適格性判定システムおよび検体取扱作業適格性判定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】検体保管庫に対する検体の保存に関する作業を正確に把握することを可能にする検体取扱作業適格性判定システムおよび検体取扱作業適格性判定プログラムを提供する。【解決手段】検体を識別するための検体情報が検体情報読取部により読み取られる。検体保管庫を識別するための検体保管庫情報が検体保管庫情報読取部により読み取られる。検体を検体保管庫に入庫するための作業手順および検体を検体保管庫から出庫するための作業手順のうち少なくとも一方が作業手順記憶部に記憶される。検体保管庫の扉が開状態または閉状態のいずれの状態にあるかが検出される。検体情報が読み取られた時刻と、検体保管庫情報が読み取られた時刻と、開状態と閉状態との間の切り替わりが検出された時刻とを含む作業実績が作業実績記憶部に記憶される。作業実績に基づいて、作業が作業手順に従って行われたか否かが判定される。【選択図】図8

Description

本発明は、検体保管庫に検体を保存する作業に関する判定を行う検体取扱作業適格性判定システムおよび検体取扱作業適格性判定プログラムに関する。
医薬品等の検体の安定性を評価するための安定性試験として、検体を一定の温度および湿度で検体保管庫に長期間保存する環境試験が行われる。環境試験においては、検体保管庫に対する検体の入庫作業および出庫作業に人為的な作業ミスが生じると、試験結果の信頼性が低下する。
特開2011−2897号公報
人為的な作業ミスの発生を抑制するために、標準作業手順書が用いられる。特許文献1に記載された作業手順管理システムにおいては、作業者がなすべき作業内容が、その作業の実行順に指図情報としてクライアント端末の表示画面に表示される。この場合、作業者は、表示された1つの作業手順に対応した作業実績をクライアント端末に入力する。それにより、入力された作業実績が登録される。その後、次の指図情報がクライアント端末の表示画面に表示される。
このように、特許文献1の作業手順管理システムでは、作業者の作業実績が登録される。そのため、上記の環境試験において、特許文献1に記載されている作業手順管理システムを用いる場合には、登録された作業実績に基づいて環境試験における作業の正確性を保証することができる。しかしながら、作業者が作業実績を誤って入力すると、作業者による検体の入庫作業および出庫作業を正確に把握することはできない。
本発明の目的は、検体保管庫に対する検体の保存に関する作業を正確に把握することを可能にする検体取扱作業適格性判定システムおよび検体取扱作業適格性判定プログラムを提供することである。
(1)第1の発明に係る検体取扱作業適格性判定システムは、検体を識別するための検体情報を読み取る検体情報読取部と、検体保管庫を識別するための検体保管庫情報を読み取る検体保管庫情報読取部と、検体を検体保管庫に入庫するための作業手順および検体を検体保管庫から出庫するための作業手順のうち少なくとも一方を記憶する作業手順記憶部と、検体保管庫の扉が開状態または閉状態のいずれの状態にあるかを検出する開閉検出部と、検体情報が読み取られた検体読み取り時刻と、検体保管庫情報が読み取られた検体保管庫読み取り時刻と、開状態と閉状態との間の切り替わりが検出された扉状態変更時刻とを含む作業実績を記憶する作業実績記憶部と、作業実績に基づいて、作業が作業手順に従って行われたか否かを判定する判定部とを備える。
その検体取扱作業適格性判定システムにおいては、作業実績記憶部に記憶される作業実績は、検体情報が読み取られた時刻と、検体保管庫情報が読み取られた時刻と、扉状態変更時刻とを含む。
扉状態変更時刻は、検体保管庫の扉の開状態および閉状態を検出することにより取得される。そのため、作業者は扉の開作業および閉作業を手作業で記録する必要がない。したがって、作業者が扉の開閉時刻を誤って記録することがない。この場合、作業者の実際の作業が作業手順記憶部に記憶された作業手順に従って正確に行われたか否かを、作業実績に基づいて正確に判定することができる。その結果、検体保管庫に対する検体の保存に関する作業を正確に把握することが可能になる。
(2)判定部は、作業実績に含まれる扉状態変更時刻と当該作業実績に含まれる検体保管庫読み取り時刻との時間差が第1の時間内にあるか否かを判定してもよい。
この場合、時間差が第1の時間内にあるか否かに基づいて、検体の取り扱い作業が適切であるか否かをより詳細に把握することができる。
(3)判定部は、作業実績に含まれる扉状態変更時刻と当該作業実績に含まれる検体読み取り時刻との時間差が第2の時間内にあるか否かを判定してもよい。
この場合、時間差が第2の時間内にあるか否かに基づいて、検体の取り扱い作業が適切であるか否かをより詳細に把握することができる。
(4)判定部は、作業実績に含まれる扉状態変更時刻と当該作業実績に含まれる検体読み取り時刻との順序に基づいて作業が作業手順に従って行われたか否かを判定してもよい。
この場合、扉状態変更時刻と検体読み取り時刻との順序に基づいて、作業が作業手順に従って行われたか否かを容易に判定することができる。
(5)判定部は、作業実績に含まれる扉状態変更時刻に基づいて扉の開作業および閉作業のうち少なくとも一方の回数を判定し、判定された回数に基づいて作業が作業手順に従って行われたか否かを判定してもよい。
この場合、扉の開作業および閉作業のうち少なくとも一方の回数に基づいて、作業が作業手順に従って行われたか否かを容易に判定することができる。
(6)第2の発明に係る検体取扱作業適格性判定プログラムは、検体情報読取部により読み取られた検体を識別するための検体情報を取得するステップと、検体保管庫情報読取部により読み取られた検体保管庫を識別するための検体保管庫情報を取得するステップと、検体を検体保管庫に保存するための作業手順および検体を検体保管庫から出庫するための作業手順のうち少なくとも一方を作業手順記憶部に記憶させるステップと、開閉検出装置により検出された検体保管庫の扉が開状態または閉状態のいずれの状態にあるかを検出するステップと、検体情報が読み取られた検体読み取り時刻と、検体保管庫情報が読み取られた検体保管庫読み取り時刻と、開状態と閉状態との間の切り替わりが検出された扉状態変更時刻とを含む作業実績を作業実績記憶部に記憶させるステップと、作業実績に基づいて、作業が作業手順に従って行われたか否かを判定するステップとを、コンピュータに実行させる。
その検体取扱作業適格性判定プログラムにおいては、作業実績記憶部に記憶される作業実績は、検体情報が読み取られた時刻と、検体保管庫情報が読み取られた時刻と、扉状態変更時刻とを含む。
扉状態変更時刻は、検体保管庫の扉の開状態および閉状態を検出することにより取得される。そのため、作業者は扉の開作業および閉作業を手作業で記録する必要がない。したがって、作業者が扉の開閉時刻を誤って記録することがない。この場合、作業者の実際の作業が作業手順記憶部に記憶された作業手順に従って正確に行われたか否かを、作業実績に基づいて正確に判定することができる。その結果、検体保管庫に対する検体の保存に関する作業を正確に把握することが可能になる。
(7)判定するステップは、作業実績に含まれる扉状態変更時刻と当該作業実績に含まれる検体保管庫読み取り時刻との時間差が第1の時間内にあるか否かを判定することを含んでもよい。
この場合、時間差が第1の時間内にあるか否かに基づいて、検体の取り扱い作業が適切であるか否かをより詳細に把握することができる。
(8)判定するステップは、作業実績に含まれる扉状態変更時刻と当該作業実績に含まれる検体読み取り時刻との時間差が第2の時間内にあるか否かを判定することを含んでもよい。
この場合、時間差が第2の時間内にあるか否かに基づいて、検体の取り扱い作業が適切であるか否かをより詳細に把握することができる。
(9)判定するステップは、作業実績に含まれる扉状態変更時刻と当該作業実績に含まれる検体読み取り時刻との順序に基づいて作業が作業手順に従って行われたか否かを判定することを含んでもよい。
この場合、扉状態変更時刻と検体読み取り時刻との順序に基づいて、作業が作業手順に従って行われたか否かを容易に判定することができる。
(10)判定するステップは、作業実績に含まれる扉状態変更時刻に基づいて扉の開作業および閉作業のうち少なくとも一方の回数を判定し、判定された回数に基づいて作業が作業手順に従って行われたか否かを判定することを含んでもよい。
この場合、扉の開作業および閉作業のうち少なくとも一方の回数に基づいて、作業が作業手順に従って行われたか否かを容易に判定することができる。
本発明によれば、検体保管庫に対する検体の保存に関する作業を正確に把握することが可能になる。
本発明の一実施の形態に係る検体取扱作業適格性判定システムの構成を示すブロック図である。 図1の制御装置および記憶装置の機能的な構成を示すブロック図である。 検体保管庫情報の一例を示す図である。 標準作業手順の一例を示す図である。 検体情報の一例を示す図である。 作業計画の一例を示す図である。 実作業手順の一例を示す図である。 作業実績の一例を示す図である。 作業実績の他の例を示す図である。 作業実績のさらに他の例を示す図である。 作業実績のさらに他の例を示す図である。 作業実績のさらに他の例を示す図である。 作業実績生成処理の一例を示すフローチャートである。 図13の実績判定処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態に係る検体取扱作業適格性判定システムおよび検体取扱作業適格性判定プログラムについて図面を参照しながら詳細に説明する。
[1]検体取扱作業適格性判定システムの構成の概略
以下に説明する検体取扱作業適格性判定システムは、医薬品等の検体を検体保管庫に長期間保存する環境試験を行う際の作業の適格性を判定するためのものである。以下の説明において、検体を検体保管庫に保存するための作業には、検体を検体保管庫に入庫する入庫作業と検体を検体保管庫から出庫する出庫作業とが含まれる。
検体保管庫に関しては、当該検体保管庫内の温度および湿度が所定の許容範囲内にあるか否かを判定するための性能確認試験が行われる。性能確認試験において検体保管庫内の温度および湿度が許容範囲内にあった場合には、その試験の時点から予め定められた有効期間が経過するまで当該検体保管庫の性能が保証される。
図1は、本発明の一実施の形態に係る検体取扱作業適格性判定システム1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態に係る検体取扱作業適格性判定システム1は、検体管理支援装置10、第1の端末装置20、第2の端末装置30および複数の検体保管庫40を含む。検体管理支援装置10、第1の端末装置20、第2の端末装置30および複数の検体保管庫40は、ネットワーク90を介して互いに通信可能に接続される。本実施の形態において、ネットワーク90は、例えばLAN(Local area network)である。
第1の端末装置20は、例えばパーソナルコンピュータであり、制御部21、操作部22、表示部23および印字装置24を含む。制御部21は、例えばCPU(中央演算処理装置)およびメモリを含む。また、操作部22は、キーボードとマウス等のポインティングデバイスとを含む。表示部23は、例えば液晶ディスプレイパネルまたは有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルにより構成される。印字装置24は、紙等のシート状媒体に印字を行うプリンタである。
また、第2の端末装置30は、例えばスマートフォンまたはタブレットコンピュータ等の携帯情報端末であり、制御部31、操作部32、表示部33および読取部34を含む。制御部31は、例えばCPUおよびメモリを含む。また、表示部33は、例えば液晶ディスプレイパネルまたは有機ELパネルにより構成される。操作部32は、例えば、表示部33に設けられるタッチパネルである。読取部34は、一次元バーコードまたは二次元バーコード等のコードを読み取り可能なカメラまたはコードリーダである。
複数の検体保管庫40の各々は、本体部41および開閉検出装置43を含む。本体部41は、検体の保存が可能な収容空間を有するとともに扉42を有する。開閉検出装置43は、例えば開閉センサおよび通信部を含む。開閉センサは、所定周期で扉42が開状態または閉状態のいずれの状態にあるかを検出する。また、開閉センサは、扉42が開状態にあるときに例えばハイレベル(またはローレベル)の信号を検出結果として出力し、扉42が閉状態にあるときに例えばローレベル(またはハイレベル)の信号を検出結果として出力する。通信部は、開閉センサから出力される信号を後述する保管庫ID(識別子)とともに検体管理支援装置10へ送信する。
以下の説明では、第1の端末装置20の使用者は承認者および計画作成者であり、第2の端末装置30の使用者は作業者である。承認者は、第1の端末装置20を用いて後述する作業実績および作業逸脱処理に対する承認を実施し、計画作成者は検体および複数の検体保管庫40を管理するとともに、検体の入庫作業および出庫作業に用いる各種情報を設定する。作業者は第2の端末装置30の表示部33に表示される後述する実作業手順に従って、検体の入庫作業、出庫作業および作業逸脱処理を行う。
検体管理支援装置10は、例えばサーバであり、制御装置100および記憶装置200を含む。制御装置100は、例えばCPU、ROM(リードオンリメモリ)およびRAM(ランダムアクセスメモリ)を含み、検体管理支援装置10の複数の構成要素を制御する。記憶装置200は、例えばHDD(ハードディスクドライブ)を含み、後述する検体取扱作業適格性判定プログラムおよびデータベースを記憶する。
[2]制御装置100および記憶装置200の機能的な構成および動作
(1)機能的な構成
図2は、図1の制御装置100および記憶装置200の機能的な構成を示すブロック図である。図2に示すように、制御装置100は、基本情報登録部101、情報指定受付部102、作業計画生成部103および保存条件受付部104を含む。また、制御装置100は、計画指定受付部105、標準作業手順抽出部106、実作業手順生成部107、扉状態受付部108、実作業受付部109、時刻付与部110および作業手順判定部111を含む。
また、記憶装置200は、検体情報記憶部201、検体保管庫情報記憶部202、標準作業手順記憶部203、作業計画記憶部204、実作業手順記憶部205、作業者情報記憶部206および作業実績記憶部207をデータベースの形態で含む。
図2に示される各構成要素の機能は、制御装置100を構成するCPUが記憶装置200に記憶された検体取扱作業適格性判定プログラムを実行することにより実現される。なお、上記の構成要素の一部または全てが電子回路等のハードウェアにより構成されてもよい。
(2)基本情報
図2の検体保管庫情報記憶部202には、1または複数の検体保管庫情報が基本情報として記憶される。検体保管庫情報は、検体保管庫を識別するための情報を含む。図3は、検体保管庫情報の一例を示す図である。図3には、2つの検体保管庫情報ST1,ST2の例が示される。図3の各検体保管庫情報ST1,ST2は、当該検体保管庫を識別するための情報として「保管庫ID(識別子)」を含み、「運転開始日」、「運転終了日」、「逸脱情報」、「性能確認情報」および「現在設定」をさらに含む。
「運転開始日」は、検体保管庫の運転を開始した日付を示す。「運転終了日」は、検体保管庫の運転を終了した日付を示す。「現在設定」は、検体保管庫の現在の設定温度および設定湿度を示す。
「逸脱情報」には、「逸脱有無」、「逸脱時期」および「逸脱内容」が含まれる。「逸脱有無」は、検体保管庫の運転中にその検体保管庫内の温度および湿度が許容範囲から逸脱したか否かを示す。「逸脱時期」は、逸脱が発生した場合の発生時期を示す。「逸脱内容」は、逸脱が発生した場合の逸脱の具体的内容を示す。検体保管庫情報ST1では、「逸脱有無」が「無」であるため、「逸脱時期」および「逸脱内容」がブランクである。検体保管庫情報ST2では、「逸脱有無」が「有」であり、「逸脱時期」として具体的な期間が示され、「逸脱内容」として逸脱の具体的内容が示される。
「性能確認情報」には、「実施日」、「運転条件」、「試験結果」および「有効期限」が含まれる。「実施日」は、性能確認試験が行われた日付を示す。「運転条件」は、性能確認試験時の検体保管庫内の設定温度および設定湿度を示す。「試験結果」は、性能確認試験時における検体保管庫内の実際の温度および実際の湿度が許容範囲にあったか否かを示す。実際の温度および湿度が許容範囲内にあった場合に「試験結果」は「適合」であり、実際の温度および湿度が許容範囲外にあった場合に「試験結果」は「不適合」である。「有効期限」は、「試験結果」が「適合」であった検体保管庫について、当該検体保管庫内の性能が保証される期間を示す。
図2の標準作業手順記憶部203には、基本情報として1または複数の標準作業手順が記憶される。標準作業手順は、入庫作業または出庫作業を示す作業項目に関する標準的な作業手順を示す。図4は、標準作業手順の一例を示す図である。図4には、入庫作業の標準作業手順SOP1および出庫作業の標準作業手順SOP2が示される。
図2の作業者情報記憶部206には、基本情報として1または複数の作業者情報が記憶される。作業者情報は、1または複数の作業者の力量を示す情報である。
(3)基本情報の登録および更新
例えば計画作成者は、検体管理支援装置10に登録すべき検体保管庫情報および標準作業手順を基本情報として図1の第1の端末装置20に入力することができる。この場合、図2の制御装置100の基本情報登録部101は、計画作成者により第1の端末装置20に入力された検体保管庫情報および標準作業手順を、検体保管庫情報記憶部202および標準作業手順記憶部203にそれぞれ記憶させる。それにより、計画作成者は、検体保管庫情報および標準作業手順を検体管理支援装置10に登録することができる。また、計画作成者は、検体保管庫情報記憶部202および標準作業手順記憶部203に既に記憶された検体保管庫情報および標準作業手順を更新することができる。
ここで、基本情報登録部101は、検体保管庫情報の登録時に、当該検体保管庫情報に含まれる「保管庫ID」のエンコードを第1の端末装置20に指令する。この場合、第1の端末装置20の制御部21は、基本情報登録部101の指令に従って「保管庫ID」をエンコードし、印字装置24がエンコードにより得られるコードを紙等のシート状媒体に印字する。このとき、基本情報登録部101は、印字装置24が1つの検体保管庫に対応する1枚のシート状媒体に1つのコードのみを印字するように、印字動作を指令することが好ましい。計画作成者は、「保管庫ID」のコード(以下、保管庫コードと呼ぶ。)が印字されたシート状媒体を「保管庫ID」により識別される検体保管庫に貼付する。
また、例えば承認者は、検体管理支援装置10に登録すべき作業者情報を基本情報として図1の第1の端末装置20に入力することができる。この場合、図2の制御装置100の基本情報登録部101は、承認者により第1の端末装置20に入力された作業者情報を、作業者情報記憶部206に記憶させる。それにより、承認者は、作業者情報を検体管理支援装置10に登録することができる。また、承認者は、作業者情報記憶部206に既に記憶された作業者情報を更新することができる。 (4)作業計画の生成および変更
計画作成者は、ある検体についての環境試験を計画する場合に、その検体についての作業計画を生成する。この場合、計画作成者は、図1の第1の端末装置20を操作することにより環境試験の対象となる所望の検体に対応する検体情報を入力する。検体情報は、検体保管庫への保存対象となる検体を識別するための情報を含む。図5は、検体情報の一例を示す図である。図5には、2つの検体情報SP1,SP2の例が示される。図5の各検体情報SP1,SP2は、当該検体を識別するための情報として「検体ID」を含み、「検体名称」、「ロット番号」および「数量」をさらに含む。
また、計画作成者は、第1の端末装置20を操作することにより検体保管庫情報記憶部202に記憶された1または複数の検体保管庫情報からいずれかの検体保管庫情報を指定する。また、計画作成者は、第1の端末装置20を操作することにより標準作業手順記憶部203に記憶された1または複数の標準作業手順に対応する作業項目からいずれかの作業項目を指定する。さらに、計画作成者は、第1の端末装置20を操作することにより作業実施日を指定する。
この場合、図2の制御装置100の情報指定受付部102は、計画作成者による検体情報の入力を受け付けるとともに、計画作成者による検体保管庫情報、作業項目および作業予定日の指定を受け付ける。作業計画生成部103は、入力された検体情報、指定された検体保管庫情報、指定された作業項目および指定された作業予定日を含む作業計画を生成する。また、作業計画生成部103は、生成された作業計画を作業計画記憶部204に記憶させる。このようにして、作業計画が検体管理支援装置10に登録される。
このとき、情報指定受付部102は、計画作成者により第1の端末装置20に入力された検体情報を、検体情報記憶部201に記憶させる。それにより、検体情報が作業計画とともに検体管理支援装置10に登録される。
ここで、情報指定受付部102は、作業計画の登録時に、当該作業計画とともに登録される検体情報に含まれる検体情報のエンコードを第1の端末装置20に指令する。この場合、第1の端末装置20の制御部21は、情報指定受付部102の指令に従って「検体ID」を一次元バーコードまたは二次元バーコード等のコードにエンコードし、印字装置24がエンコードにより得られたコードを紙等のシート状媒体に印字する。このとき、情報指定受付部102は、作業計画において入庫対象または出庫対象となる検体が複数存在する場合に、印字装置24がその個数に対応する枚数のシート状媒体にそれぞれコードを印字するように、印字動作を指令することが好ましい。計画作成者は、「検体ID」のコード(以下、検体コードと呼ぶ。)が印字された複数枚のシート状媒体を「検体ID」により識別される複数の検体に貼付する。
作業計画の生成時には、計画作成者は、検体情報の入力ならびに検体保管庫情報、作業項目および作業予定日の指定に加えて、環境試験において検体が保存されるべき検体保管庫内の設定温度および設定湿度を保存条件として指定することができる。この場合、制御装置100の保存条件受付部104は、計画作成者による保存条件の指定を受け付ける。本例の保存条件は環境試験における設定温度および設定湿度の両方であるが、保存条件は環境試験における設定温度のみであってもよい。
作業計画生成部103は、保存条件が受け付けられると、入力された検体情報、指定された検体保管庫情報、指定された作業項目および指定された作業予定日に加えて、受け付けられた保存条件を含む作業計画を生成する。
図6は、作業計画の一例を示す図である。図6には、2つの作業計画OPL1,OPL2の例が示される。図6の各作業計画OPL1,OPL2には、当該作業計画を他の作業計画から識別するための「計画ID」が含まれる。また、各作業計画OPL1,OPL2には、指定された検体情報を示す「検体ID」および指定された検体保管庫情報を示す「保管庫ID」とともに指定された「保存条件」が含まれる。また、各作業計画OPL1,OPL2には、複数の作業項目として「入庫作業」および「出庫作業」が作業予定日とともに含まれる。
さらに、作業計画OPL1,OPL2には、「入庫作業」および「出庫作業」に付随する情報として「入庫量」および「出庫量」が含まれる。このように、計画作成者は、作業計画OPL1,OPL2の生成時に、各作業の作業対象となる検体の量を指定することもできる。
(5)実作業手順の生成
実際に作業者が環境試験を行うために、作業計画の作業項目に対応する具体的な作業手順が実作業手順として生成される。実作業手順は、図1の第2の端末装置30の表示部33に作業計画とともに表示される。作業者は、表示部33に表示された実作業手順に従って作業を行う。
以下、実作業手順の生成方法について説明する。計画作成者は、図1の第1の端末装置20を操作することにより図2の作業計画記憶部204に記憶された1または複数の作業計画のいずれかを指定する。具体的には、計画作成者は、例えば第1の端末装置20に所望の作業計画に対応する計画IDを入力することにより所望の作業計画を指定する。
なお、作業計画の指定は、計画作成者が第1の端末装置20に入力する情報に応答して検体管理支援装置10の計画指定受付部105がその情報に対応する作業計画を作業者に掲示することにより行われてもよい。
例えば、計画作成者による第1の端末装置20への作業予定日の入力に応答して、計画指定受付部105がその作業予定日を含む作業計画を作業計画記憶部204から抽出し、抽出された作業計画のリストを計画作成者に提示することを第1の端末装置20に指令してもよい。または、第1の端末装置20への検体IDの入力に応答して、計画指定受付部105がその検体IDを含む作業計画を作業計画記憶部204から抽出し、抽出された作業計画のリストを計画作成者に提示することを第1の端末装置20に指令してもよい。あるいは、第1の端末装置20への作業項目の入力に応答して、計画指定受付部105がその作業項目を含む作業計画を作業計画記憶部204から抽出し、抽出された作業計画のリストを計画作成者に提示することを第1の端末装置20に指令してもよい。
これらの場合、計画作成者は、第1の端末装置20により提示された作業計画のリストから所望の作業計画を選択することにより、作業計画の指定を行ってもよい。なお、前記計画作成者による作業計画の指定は省略されてもよく、その場合、計画指定受付部が第1の端末装置20に入力された情報に対応する作業計画を抽出するとともに抽出された作業計画が指定されたとしてもよい。
上記のように、計画作成者により作業計画が指定されると、制御装置100の計画指定受付部105は、当該作業計画の指定を受け付ける。また、標準作業手順抽出部106は、指定された作業計画に含まれる作業項目に対応する標準作業手順を標準作業手順記憶部203から抽出する。実作業手順生成部107は、指定された作業計画に含まれる検体情報、検体保管庫情報および作業予定日を抽出された標準作業手順に統合する。それにより、検体情報、検体保管庫情報および作業予定日を含む作業手順が実作業手順として生成される。実作業手順においては、検体、検体保管庫および作業予定日が特定される。さらに、実作業手順生成部107は、生成された実作業手順を実作業手順記憶部205に記憶させる。このようにして、実作業手順が検体管理支援装置10に登録される。
図7は、実作業手順の一例を示す図である。図7には、入庫作業の実作業手順AOP1および出庫作業の実作業手順AOP2が示される。図7の各実作業手順AOP1,AOP2には、当該実作業手順を他の実作業手順から識別するための「実作業手順ID」が含まれる。
また、各実作業手順AOP1,AOP2には、「作業計画を作業者と承認者とで確認する。」という作業指示が含まれる。それにより、作業者および承認者は、第2の端末装置30の表示部33に表示された作業計画の内容を確認し、確認した証拠として例えば電子署名を行う。
また、各実作業手順AOP1,AOP2には、「作業者を確認する。」という作業指示が含まれる。「作業者を確認する。」とは、例えば作業者が自己の作業者コードを図1の第2の端末装置30の読取部34で読み取る作業を意味する。作業者コードは、各作業者に付与された作業者IDを示すコードである。作業者IDは、各作業者に付与されるIDであり、当該作業者を他の作業者から識別するために用いられる。
また、実作業手順AOP1,AOP2には、「検体保管庫AAAを確認する。」という作業指示が含まれる。これにより、作業者は、確認対象となる検体保管庫を容易に認識することができる。「検体保管庫AAAを確認する。」とは、例えば作業者が検体保管庫AAAに貼付された保管庫コードを読み取る作業を意味する。
実作業手順AOP1において、「検体001を確認する。」という作業指示が含まれる。これにより、作業者は、確認対象となる検体を容易に認識することができる。「検体001を確認する。」とは、例えば作業者が検体001に貼付された検体コードを読み取る作業を意味する。また、実作業手順AOP1において、「入庫する検体001の量(50個)を確認する。」とは、例えば作業者が入庫対象となる検体001の個数50を確認する作業を意味する。また、「扉の開作業を行い、検体001を検体保管庫AAAへ入れ、扉の閉作業を行う。」とは、例えば作業者が検体保管庫AAAの扉42を開き、検体001を検体保管庫AAAに入れ、検体保管庫AAAの扉42を閉じ、その入庫の完了を第2の端末装置30の操作部32に入力する作業を意味する。なお、前記入力する作業は省略されてもよい。
また、実作業手順AOP2において、「扉の開作業を行い、検体001を確認する。」とは、例えば作業者が検体保管庫AAAの扉42を開き、検体保管庫AAA内で検体001に貼付された検体コードを読み取る作業を意味する。「出庫する検体001の量(5個)を確認する。」とは、例えば作業者が出庫対象となる検体001の個数5を確認する作業を意味する。「検体001を検体保管庫AAAから出し、扉の閉作業を行う。」とは、例えば作業者が検体001を検体保管庫AAAから出し、検体保管庫AAAの扉42を閉じ、その出庫の完了を第2の端末装置30の操作部32に入力する作業を意味する。なお、前記入力する作業は省略されてもよい。
作業者は、上記のように各実作業手順AOP1,AOP2に従う一連の作業を行った後、当該一連の作業の完了を承認者に報告した上で、承認者にその承認を第2の端末装置30に入力するように依頼する。
ここで、各実作業手順AOP1,AOP2に従う作業時に、第2の端末装置30により読み取られる情報および入力される情報は、その作業ごとに作業報告として検体管理支援装置10に送信される。本実施の形態では、一連の作業に対応する複数の作業報告は、一の作業が行われる毎に検体管理支援装置10に送信されるが、全ての作業完了時に全ての作業報告が一括して検体管理支援装置10に送信されてもよい。
(6)作業実績の生成
次に、作業実績の生成について説明する。計画作成者は、作業者に実作業手順に従う作業を行わせるために、第1の端末装置20を操作することにより対象となる実作業手順を指定する。それにより、制御装置100の実作業受付部109は、指定された実作業手順を実作業手順記憶部205から抽出するとともに、抽出した実作業手順を表示部33に表示することを図1の第2の端末装置30に指令する。
その後、作業者が実作業手順に従って作業を進めるとともに、第2の端末装置30の操作部32を操作する。それにより、操作部32が操作されるごとに第2の端末装置30から検体管理支援装置10に作業報告が送信される。この場合、制御装置100の実作業受付部109は、作業報告を受け付ける。
時刻付与部110は、計時機能を有し、例えば作業報告として検体コードが実作業受付部109により受信された時に、その時刻を検体コードが読み取られた時刻(以下、検体読み取り時刻と呼ぶ。)として読み取った当該検体情報に付与する。また、時刻付与部110は、例えば作業報告として保管庫コードが実作業受付部109により受信された時に、その時刻を保管庫コードが読み取られた時刻(以下、保管庫読み取り時刻と呼ぶ。)として読み取った当該保管庫情報に付与する。このように、時刻付与部110は、実作業受付部109により受け付けられた複数の作業報告の各々に、作業者が当該作業報告を行った時刻として当該作業報告が受信された時刻を付与する。
ここで、作業者は、実作業手順に従って作業を進める場合、所定のタイミングで検体の保存対象である検体保管庫40(以下、対象保管庫と呼ぶ。)の扉42を開閉する。対象保管庫の開閉検出装置43は、開閉センサの出力信号を保管庫IDとともに検体管理支援装置10に送信する。それにより、制御装置100の扉状態受付部108は、開閉センサの出力信号を対象保管庫の扉42の状態の検出結果として受け付ける。
扉状態受付部108は、扉42が閉状態から開状態に切り替わった時に、その切り替わりを第1の切り替わりとして検出する。時刻付与部110は、第1の切り替わりの検出に現在の時刻を付与する。
また、扉状態受付部108は、扉42が開状態から閉状態に切り替わった時に、その切り替わりを第2の切り替わりとして検出する。時刻付与部110は、第2の切り替わりの検出に現在の時刻を付与する。
さらに、時刻付与部110は、時刻が付与された作業報告、時刻が付与された第1の切り替わりの検出および時刻が付与された第2の切り替わりの検出を、それぞれ指定された実作業手順の作業実績として作業実績記憶部207に順次記憶させる。その後、作業手順判定部111は、作業報告、第1の切り替わりの検出および第2の切り替わりの検出にそれぞれ付与された時刻に基づいて、作業者により実際に行われた作業が実作業手順に従った作業であるか否かを判定する。また、作業手順判定部111は、実作業手順に従った作業が行われたか否かの判定結果を、指定された実作業手順の作業実績として作業実績記憶部207にさらに記憶させる。
さらに、作業手順判定部111は、実作業手順に従った作業が行われたか否かの判定時に、その判定結果を承認者へ画像または音声により提示することを第1の端末装置20に指令する。これにより、承認者は、指定した実作業手順について、実作業手順に従った作業が行われたか否かを容易に把握することができる。
図8は、作業実績の一例を示す図である。図8には、図7の実作業手順AOP1に対応する作業実績OA1の一例が示される。図8の作業実績OA1には、「実作業手順ID」、「入庫作業」および「作業日」が含まれるとともに、「作業報告」およびそれに付与された「時刻」が含まれる。さらに、図8の作業実績OA1には、対象保管庫の扉42に関する「切り替わりの検出」およびそれに付与された「時刻」が含まれる。
図8に示される「作業報告」、「切り替わりの検出」およびそれらに付与された「時刻」によれば、作業者による実際の作業が、図7の実作業手順AOP1に従って正しい順序で行われていることがわかる。特に、対象保管庫は、作業者による検体保管庫AAAの確認後でかつ作業者による検体001の入庫完了の入力操作前の適切なタイミングで開閉されたことがわかる。これらの結果、図8の作業実績には、太い一点鎖線の枠内に示されるように「実作業手順に従った作業が行われた。」という判定結果が付与される。
さらに、図8の作業実績OA1においては、承認者による承認の有無が付与される。具体的には、作業者から作業完了の報告を受けた承認者がその報告の承認を図1の第2の端末装置30の操作部32に入力した場合、図8の太い実線の枠内に示されるように当該作業実績に「承認有」が付与される。一方、作業者から作業完了の報告を受けた承認者がその報告の承認を図1の第2の端末装置30の操作部32に入力しない場合、後述する図9〜図12の太い実線の枠内に示されるように当該作業実績に「承認無」が付与される。
なお、承認者は、作業完了の承認の依頼を受けた場合に、第1の端末装置20に提示される作業実績の判定結果に基づいて、第2の端末装置30に承認を入力するか否かを決定することができる。
図9は、作業実績の他の例を示す図である。図9には、図7の実作業手順AOP1に対応する作業実績OA1の他の例が示される。図9の作業実績OA1においては、対象保管庫の扉42の開作業および閉作業が作業者により2回行われたことが示される。
図7の実作業手順AOP1には、対象保管庫の複数回の開作業および閉作業が予定されていない。そのため、作業手順判定部111は、扉42が予定されていない回数開閉されたことを理由として、実作業手順に従った作業が行われていないと判定する。その結果、図9の作業実績には、太い一点鎖線の枠内に示されるように「実作業手順に従った作業が行われなかった。」という判定結果が付与される。
図10は、作業実績のさらに他の例を示す図である。図10には、図7の実作業手順AOP1に対応する作業実績OA1のさらに他の例が示される。図10の作業実績OA1においては、作業者による対象保管庫の開作業が予定されていない順序で行われたことが示される。
具体的には、図10の例では、対象保管庫の開作業が、図7の実作業手順AOP1で予定されている検体保管庫AAAの確認後ではなく、検体保管庫AAAの確認前に行われている。この場合、作業手順判定部111は、扉42の開作業の順序が異なることを理由として、実作業手順に従った作業が行われていないと判定する。その結果、図10の作業実績には、太い一点鎖線の枠内に示されるように「実作業手順に従った作業が行われなかった。」という判定結果が付与される。
(7)作業実績についての付加機能
作業者が実作業手順に従って正しい順序で作業を行う場合でも、対象保管庫の扉42が長時間に渡って開状態で維持されると、対象保管庫内の環境が不安定となる可能性がある。そこで、図2の作業手順判定部111は、例えば入庫作業の作業実績に関して、保管庫読み取り時刻から対象保管庫の第2の切り替わりまでの時間が予め定められた第1の許容時間内にあるか否かを判定してもよい。第1の許容時間は、例えば検体の種類、対象保管庫の種類および対象保管庫周辺の温度環境等を考慮して定められる。
図11は、作業実績のさらに他の例を示す図である。図11には、図7の実作業手順AOP1に対応する作業実績OA1のさらに他の例が示される。本例では、第1の許容時間として「20分」が設定されているものとする。
図11の作業実績OA1においては、図8の例と同様に、作業者による実際の作業が、図7の実作業手順AOP1に従って正しい順序で行われていることがわかる。しかしながら、本例では、検体保管庫AAAの保管庫読み取り時刻「9:15」から第2の切り替わりの時刻「9:40」までの時間が25分であり、第1の許容時間を超えている。
この場合、作業手順判定部111は、例えば「実作業手順に従った作業が行われた。」ことを判定するとともに、「検体保管庫の確認から扉42の閉作業までの時間が第1の許容時間を超えている。」ことを判定する。それにより、図11の作業実績には、太い一点鎖線の枠内に示されるように「実作業手順に従った作業が行われた。」という判定結果とともに、「検体保管庫の確認から扉42の閉作業までの時間が第1の許容時間を超えている。」という判定結果が付与される。したがって、承認者は、作業者による検体の取り扱い作業が適切であるか否かをより詳細に把握することができる。
また、図2の作業手順判定部111は、例えば入庫作業の作業実績に関して、検体読み取り時刻から対象保管庫の第2の切り替わりまでの時間が予め定められた第2の許容時間内にあるか否かを判定してもよい。第2の許容時間は、例えば検体の種類、対象保管庫の種類および対象保管庫周辺の温度環境等を考慮して定められる。
図12は、作業実績のさらに他の例を示す図である。図12には、図7の実作業手順AOP1に対応する作業実績OA1のさらに他の例が示される。本例では、第2の許容時間として「40分」が設定されているものとする。
図12の作業実績OA1においては、図8の例と同様に、作業者による実際の作業が、図7の実作業手順AOP1に従って正しい順序で行われていることがわかる。しかしながら、本例では、検体001が確認された検体読み取り時刻「9:15」から第2の切り替わりの時刻「10:10」までの時間が55分であり、第2の許容時間を超えている。
この場合、作業手順判定部111は、例えば「実作業手順に従った作業が行われた。」ことを判定するとともに、「検体の確認から扉42の閉作業までの時間が第2の許容時間を超えている。」ことを判定する。それにより、図12の作業実績には、太い一点鎖線の枠内に示されるように「実作業手順に従った作業が行われた。」という判定結果とともに、「検体の確認から扉42の閉作業までの時間が第2の許容時間を超えている。」という判定結果が付与される。したがって、承認者は、作業者による検体の取り扱い作業が適切であるか否かをより詳細に把握することができる。
図2の作業手順判定部111は、例えば出庫作業の作業実績に関して、上記の入庫作業の例と同様に、保管庫読み取り時刻から対象保管庫の第2の切り替わりまでの時間が予め定められた許容時間内にあるか否かを判定してもよい。また、作業手順判定部111は、例えば出庫作業の作業実績に関して、上記の入庫作業の例と同様に、検体読み取り時刻から対象保管庫の第2の切り替わりまでの時間が予め定められた許容時間内にあるか否かを判定してもよい。これらの場合、各許容時間は、例えば、検体の種類、対象保管庫の種類および対象保管庫周辺の温度環境等を考慮して定められる。
なお、図2の作業手順判定部111は、例えば入庫作業および出庫作業の作業実績に関して、保管庫読み取り時刻から対象保管庫の第1の切り替わりまでの時間について予め定められた許容時間内にあるか否かを判定してもよい。また、図2の作業手順判定部111は、例えば入庫作業の作業実績について、検体読み取り時刻から対象保管庫の第1の切り替わりまでの時間について予め定められた許容時間内にあるか否かを判定してもよい。
[3]検体取扱作業適格性判定プログラム
上記のように、制御装置100を構成するCPUは、記憶装置200に記憶された検体取扱作業適格性判定プログラムを実行する。それにより、以下に示す作業実績生成処理が行われる。作業実績生成処理は、作業実績に基づいて作業者による作業の適格性を判定する実績判定処理を含む。
図13は、作業実績生成処理の一例を示すフローチャートである。作業実績生成処理は、例えば計画作成者により図1の第1の端末装置20から検体管理支援装置10に実作業手順の指定が与えられることにより開始される。
作業実績生成処理が開始されると、実作業受付部109は、指定された実作業手順を実作業手順記憶部205から抽出するとともに、抽出した実作業手順を図1の第2の端末装置30に送信する(ステップS101)。それにより、図1の第2の端末装置30において、計画作成者により指定された実作業手順が表示部33に表示される。
次に、時刻付与部110は、扉状態受付部108が対象保管庫の扉42の開状態および閉状態の切り替わりを検出したか否か、すなわち第1または第2の切り替わりが検出されたか否かを判定する(ステップS102)。実作業受付部109は、扉状態受付部108が第1および第2の切り替わりをいずれも検出しない場合、後述するステップS104の処理に進む。一方、時刻付与部110は、扉状態受付部108が第1または第2の切り替わりを検出した場合、現在の時刻を付与しつつその切り替わりの検出を作業実績として作業実績記憶部207に記憶させる(ステップS103)。
次に、実作業受付部109は、作業報告を受信したか否かを判定する(ステップS104)。実作業受付部109は、作業報告を受信しない場合、後述するステップS106の処理に進む。一方、時刻付与部110は、作業報告を受信すると、現在の時刻を付与しつつその作業報告を作業実績として作業実績記憶部207に記憶させる(ステップS105)。
次に、実作業受付部109は、実作業手順に従う全ての作業が完了したか否かを判定する(ステップS106)。この判定は、指定された実作業手順の複数の作業指示にそれぞれ対応する複数の作業報告が受け付けられたか否かに基づいて行われる。
時刻付与部110は、全ての作業が完了していない場合、ステップS102の処理に戻る。一方、作業手順判定部111は、全ての作業が完了した場合に、後述する実績判定処理を行う(ステップS107)。その後、実績判定処理が終了することにより、作業実績生成処理が終了する。
図14は、図13の実績判定処理の一例を示すフローチャートである。実績判定処理が開始されると、作業手順判定部111は、図13のステップS102,S103の処理で作業実績として記憶された第1および第2の切り替わりの検出の回数が予め定められた予定回数であるか否かを判定する(ステップS110)。
作業手順判定部111は、第1および第2の切り替わりの検出の回数が予め定められた予定回数である場合、検体読み取り時刻と、第1および第2の切り替わりの検出時刻との順序が実作業手順に従っているか否かを判定する(ステップS111)。
作業手順判定部111は、第1および第2の切り替わりの検出時刻の順序が実作業手順に従っている場合、実作業手順に従った作業が行われたと判定し、判定結果を作業実績記憶部207に記憶させる(ステップS112)。
次に、作業手順判定部111は、保管庫読み取り時刻と第2の切り替わりの検出時刻との差分は予め定められた第1の許容時間内か否かを判定する(ステップS113)。
作業手順判定部111は、保管庫読み取り時刻と第2の切り替わりの検出時刻との差分が予め定められた第1の許容時間内である場合、判定結果を作業実績記憶部207に記憶させる(ステップS114)。
また、作業手順判定部111は、検体読み取り時刻と第2の切り替わりの検出時刻との差分は予め定められた第2の許容時間内か否かを判定する(ステップS115)。
作業手順判定部111は、検体読み取り時刻と第2の切り替わりの検出時刻との差分が予め定められた第2の許容時間内である場合、判定結果を作業実績記憶部207に記憶させる(ステップS116)。それにより、実績判定処理が終了する。
ステップS110において第1および第2の切り替わり回数が予め定められた予定回数でない場合、作業手順判定部111は、実作業手順に従った作業が行われていないことを判定し、判定結果を作業実績記憶部207に記憶させる(ステップS120)。また、作業手順判定部111は、予め定められた作業逸脱処理を行う(ステップS121)。その後、実績判定処理が終了する。
ステップS111において第1および第2の切り替わりの検出時刻の順序が実作業手順に従っていない場合、作業手順判定部111は、上記のステップS120の処理を行い、予め定められた作業逸脱処理を行う(ステップS121)。その後、実績判定処理が終了する。
ステップS113において保管庫読み取り時刻と第2の切り替わり検出時刻の差分が第1の許容時間内でない場合、作業手順判定部111は、判定結果を作業実績記憶部207に記憶させ(ステップS117)、予め定められた作業逸脱処理を行う(ステップS121)。その後、実績判定処理が終了する。
また、ステップS114において検体読み取り時刻と第2の切り替わり検出時刻との差分が第2の許容時間内でない場合、作業手順判定部111は、上記のステップS117の処理を行い、予め定められた作業逸脱処理行う(ステップS121)。その後、実績判定処理が終了する。
なお、前記作業逸脱処理は少なくとも作業者へ作業が逸脱したことを通知することを含み、通知を受けた作業者が予め定められた方法で作業逸脱に対する処理を行うものとする。
[4]実施の形態の効果
本実施の形態に係る検体取扱作業適格性判定システム1においては、作業実績記憶部207に記憶される作業実績は、検体情報が読み取られた時刻と、検体保管庫情報が読み取られた時刻と、第1および第2の切り替わりの検出時刻とを含む。
第1および第2の切り替わりの検出時刻は、開閉検出装置43による検体保管庫40の扉42の開状態および閉状態の検出により取得される。そのため、作業者は扉42の開作業および閉作業を行ったことを手作業で記録する必要がない。したがって、作業者が扉42の開閉時刻を誤って記憶することがない。この場合、作業者の実際の作業が実作業手順に従って正確に行われたか否かを、作業実績に基づいて正確に判定することができる。その結果、対象保管庫に対する検体の保存に関する作業を正確に把握することが可能になる。
[5]他の実施の形態
(1)上記実施の形態では、各検体保管庫40が有する開閉検出装置43により、当該検体保管庫40の扉42の開状態および閉状態が検出され、その状態を示す信号が検体管理支援装置10に送信されるが、本発明はこれに限定されない。検体保管庫40とは別個に設けられる開閉検出装置43により、対象保管庫の扉42の開状態および閉状態が検出されてもよい。
あるいは、作業者が使用する第2の端末装置30が、対象保管庫の扉42の状態を検出可能に構成されてもよい。この場合、実作業手順に基づく作業者の作業時に、対象保管庫の扉42の状態が第2の端末装置30から検体管理支援装置10に送信されてもよい。
(2)各検体保管庫40が有する開閉検出装置43は、扉42の閉状態から開状態への切り替わりを第1の切り替わりとして検出し、扉42の開状態から閉状態への切り替わりを第2の切り替わりとして検出してもよい。さらに、開閉検出装置43は、検出した第1および第2の切り替わりを示す信号を検体管理支援装置10の時刻付与部110に送信してもよい。この場合、検体管理支援装置10の制御装置100に、第1および第2の切り替わりを検出するための扉状態受付部108を設ける必要がない。
(3)上記実施の形態では、制御装置100の時刻付与部110が、作業報告、第1の切り替わりの検出、および第2の切り替わりの検出にそれぞれ時刻を付与するが、本発明はこれに限定されない。
例えば第2の端末装置30から検体管理支援装置10に送信される作業報告には、予め第2の端末装置30においてその送信時または作業報告の生成時の時刻が付与されてもよい。また、第1および第2の切り替わりの検出が開閉検出装置43から検体管理支援装置10に送信される場合、それらの切り替わりの検出には予め開閉検出装置43においてその送信時または切り替わりの検出時の時刻が付与されてもよい。
なお、作業報告、第1の切り替わりの検出および第2の切り替わりの検出に時刻を付与する複数の構成が同時に用いられる場合には、作業者による作業の開始前に予めそれらの構成の計時機能について同期をとる必要がある。
(4)上記実施の形態では、作業計画の生成時に計画作成者が図1の第1の端末装置20に検体情報を入力することにより、その検体情報が検体情報記憶部201に記憶されるが、本発明はこれに限定されない。
検体情報は、作業計画の生成前に、予め基本情報として第1の端末装置20に入力されてもよい。このとき、基本情報登録部101は、計画作成者により入力された検体情報を基本情報として検体情報記憶部201に記憶させてもよい。
この場合、作業計画の生成時には、計画作成者は、検体保管庫情報および作業項目の指定を行うとともに、検体情報記憶部201に記憶された1または複数の検体情報から、作業計画に含めるべき検体情報を選択する。それにより、事前に登録された検体情報に基づいて作業計画を生成することができる。
(5)上記実施の形態では、対象となる検体保管庫の扉開閉回数は標準作業手順SOP1、又はSOP2に従って一回と定められているが、入庫作業時または出庫作業時に各検体保管庫について許容される扉開閉回数は複数回であってもよい。その際に許容される扉開閉回数は、対象保管庫の種別によって決定されてもよい。例えば、一般的に検体保管庫は据え置き型と部屋型の二種類に分類することができる。据え置き型の場合において許容される開閉回数は一回であり、部屋型の場合においては許容される開閉回数は二回であってもよい。この場合、図7の例で示される実作業手順AOP1又はAOP2は据え置き型の場合に該当する。
[6]請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応関係
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態においては、第2の端末装置30の読取部34が検体情報読取部および検体保管庫読取部の例であり、実作業手順記憶部205が作業手順記憶部の例であり、検体保管庫40の開閉検出装置43が開閉検出部の例である。
また、作業実績記憶部207が作業実績記憶部の例であり、作業手順判定部111が判定部の例であり、検体取扱作業適格性判定システム1が検体取扱作業適格性判定システムの例であり、第1の許容時間が第1の時間の例であり、第2の許容時間が第2の時間の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
1…検体取扱作業適格性判定システム,10…検体管理支援装置,20…第1の端末装置,21,31…制御部,22,32…操作部,23,33…表示部,24…印字装置,30…第2の端末装置,34…読取部,40…検体保管庫,41…本体部,42…扉,43…開閉検出装置,90…ネットワーク,100…制御装置,101…基本情報登録部,102…情報指定受付部,103…作業計画生成部,104…保存条件受付部,105…計画指定受付部,106…標準作業手順抽出部,107…実作業手順生成部,108…扉状態受付部,109…実作業受付部,110…時刻付与部,111…作業手順判定部,200…記憶装置,201…検体情報記憶部,202…検体保管庫情報記憶部,203…標準作業手順記憶部,204…作業計画記憶部,205…実作業手順記憶部,207…作業実績記憶部,AOP1,AOP2…実作業手順,OA1…作業実績,OPL1,OPL2…作業計画,SOP1,SOP2…標準作業手順,SP1,SP2…検体情報,ST1,ST2…検体保管庫情報

Claims (10)

  1. 検体を識別するための検体情報を読み取る検体情報読取部と、
    検体保管庫を識別するための検体保管庫情報を読み取る検体保管庫情報読取部と、
    検体を検体保管庫に入庫するための作業手順および検体を検体保管庫から出庫するための作業手順のうち少なくとも一方を記憶する作業手順記憶部と、
    検体保管庫の扉が開状態または閉状態のいずれの状態にあるかを検出する開閉検出部と、
    前記検体情報が読み取られた検体読み取り時刻と、前記検体保管庫情報が読み取られた検体保管庫読み取り時刻と、開状態と閉状態との間の切り替わりが検出された扉状態変更時刻とを含む作業実績を記憶する作業実績記憶部と、
    前記作業実績に基づいて、作業が前記作業手順に従って行われたか否かを判定する判定部とを備える、検体取扱作業適格性判定システム。
  2. 前記判定部は、前記作業実績に含まれる扉状態変更時刻と当該作業実績に含まれる検体保管庫読み取り時刻との時間差が第1の時間内にあるか否かを判定する、請求項1記載の検体取扱作業適格性判定システム。
  3. 前記判定部は、前記作業実績に含まれる扉状態変更時刻と当該作業実績に含まれる検体読み取り時刻との時間差が第2の時間内にあるか否かを判定する、請求項1または2記載の検体取扱作業適格性判定システム。
  4. 前記判定部は、前記作業実績に含まれる扉状態変更時刻と当該作業実績に含まれる検体読み取り時刻との順序に基づいて作業が前記作業手順に従って行われたか否かを判定する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の検体取扱作業適格性判定システム。
  5. 前記判定部は、前記作業実績に含まれる扉状態変更時刻に基づいて扉の開作業および閉作業のうち少なくとも一方の回数を判定し、前記判定された回数に基づいて作業が前記作業手順に従って行われたか否かを判定する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の検体取扱作業適格性判定システム。
  6. 検体情報読取部により読み取られた検体を識別するための検体情報を取得するステップと、
    検体保管庫情報読取部により読み取られた検体保管庫を識別するための検体保管庫情報を取得するステップと、
    検体を検体保管庫に保存するための作業手順および検体を検体保管庫から出庫するための作業手順のうち少なくとも一方を作業手順記憶部に記憶させるステップと、
    開閉検出装置により検出された検体保管庫の扉が開状態または閉状態のいずれの状態にあるかを検出するステップと、
    前記検体情報が読み取られた検体読み取り時刻と、前記検体保管庫情報が読み取られた検体保管庫読み取り時刻と、開状態と閉状態との間の切り替わりが検出された扉状態変更時刻とを含む作業実績を作業実績記憶部に記憶させるステップと、
    前記作業実績に基づいて、作業が前記作業手順に従って行われたか否かを判定するステップとを、
    コンピュータに実行させる、検体取扱作業適格性判定プログラム。
  7. 前記判定するステップは、前記作業実績に含まれる扉状態変更時刻と当該作業実績に含まれる検体保管庫読み取り時刻との時間差が第1の時間内にあるか否かを判定することを含む、請求項6記載の検体取扱作業適格性判定プログラム。
  8. 前記判定するステップは、前記作業実績に含まれる扉状態変更時刻と当該作業実績に含まれる検体読み取り時刻との時間差が第2の時間内にあるか否かを判定することを含む、請求項6または7記載の検体取扱作業適格性判定プログラム。
  9. 前記判定するステップは、前記作業実績に含まれる扉状態変更時刻と当該作業実績に含まれる検体読み取り時刻との順序に基づいて作業が前記作業手順に従って行われたか否かを判定することを含む、請求項6〜8のいずれか一項に記載の検体取扱作業適格性判定プログラム。
  10. 前記判定するステップは、前記作業実績に含まれる扉状態変更時刻に基づいて扉の開作業および閉作業のうち少なくとも一方の回数を判定し、前記判定された回数に基づいて作業が前記作業手順に従って行われたか否かを判定することを含む、請求項6〜9のいずれか一項に記載の検体取扱作業適格性判定プログラム。
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