JP2019191240A - 現像装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Akihiro Watanabe
昭宏 渡辺
雄二 神山
Yuji Kamiyama
雄二 神山
有香里 太田
Yukari Ota
有香里 太田
友浩 玉木
Tomohiro Tamaki
友浩 玉木
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Abstract

【課題】現像剤搬送室が上下に配置された現像装置の下方の搬送室から上方の搬送室へ現像剤を簡易な構成で円滑に汲み上げ可能な現像装置およびそれを備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】現像装置は、第1搬送室と、第1搬送室の上方に配置される第2搬送室と、を有する現像容器と、第1搬送室内の現像剤を第1方向に攪拌搬送する第1攪拌搬送部材と、第2搬送室内の現像剤を第1方向と逆方向である第2方向に攪拌搬送する第2攪拌搬送部材と、現像剤担持体と、を備える。第1搬送室および第2搬送室の第1方向の下流側端部同士を連通する第1連通部は、第1攪拌搬送部材の軸方向と直交する現像容器の幅方向において、第1攪拌搬送部材の回転によって現像剤が下から上へ移動する側、且つ第2攪拌搬送部材の回転によって現像剤が下から上へ移動する側の仕切り部の端部に形成される。【選択図】図3

Description

本発明は、現像装置およびそれを備えた画像形成装置に関し、特に、現像剤を攪拌搬送する攪拌搬送部材が内部に配置される第1搬送室と、第1搬送室の上方に配置される第2搬送室と、を有する現像装置およびそれを備えた画像形成装置に関するものである。
画像形成装置においては、感光体等からなる像担持体上に形成した潜像を現像装置により現像し、トナー像として可視化することを行っている。このような現像装置として、現像剤を収容する現像容器と、現像剤を攪拌搬送する第1攪拌搬送部材および第2攪拌搬送部材と、第2攪拌搬送部材から供給される現像剤を担持する現像ローラー(現像剤担持体)と、を備える現像装置が知られている。第1攪拌搬送部材は、現像剤を現像ローラーの軸方向の一方側に搬送し、第2攪拌搬送部材は、現像剤を他方側(一方側とは反対側)に搬送しながら現像ローラーに供給する。
ところで、近年、画像形成装置の小型化の要求が高まっており、特にカラー機においては現像装置を複数配置するので、現像装置の小型化が要求されている。そこで、第1攪拌搬送部材が内部に配置される第1搬送室と、第1搬送室の上方に配置されるとともに第2攪拌搬送部材が内部に配置される第2搬送室と、を備えた現像装置が知られている。この現像装置では、第1搬送室と第2搬送室とを上下に配置することによって、現像装置を水平方向に小型化することが可能である。このため、現像装置の配置スペースを削減することが可能であるので、画像形成装置を小型化することが可能である。
例えば特許文献1には、各々の搬送方向が相反するように上下に平行に配置された2本のオーガー(スクリュー)を備えた現像装置が開示されている。この現像装置では、2本のオーガーによって現像剤が攪拌用現像剤溜りと供給用現像剤溜りの間を循環搬送されるとともに、供給用現像剤溜りに配置されたオーガーに隣接する現像剤担持体へ現像剤が供給される。
特許文献1のように第1搬送室と第2搬送室とを上下に配置した現像装置では、下方のスクリューから上方のスクリューへの現像剤の汲み上げが重力に逆らう向きとなるため、現像剤の循環が円滑に行われず、汲み上げ部に現像剤が滞留しやすい。そのため、スクリューの回転負荷が増加して駆動トルクが増大したり、現像剤に機械的ストレスが加わることにより凝着等の劣化を起こしたりするという問題点があった。
そこで、汲み上げ部における現像剤の滞留を抑制する方法が提案されており、特許文献2には、上段の供給スクリューが下段の回収スクリューより強い搬送力を発揮するようにした現像装置が開示されている。
特開平5−333691号公報 特開平11−24382号公報
しかしながら、特許文献2のように上下の搬送スクリューの搬送力を異ならせた場合、例えば搬送スクリューを停止状態から回転させた直後の現像剤の搬送速度が上下の搬送スクリューで異なるため、上段の搬送スクリューの下流側において現像剤の滞留が発生する。また、写真画像のように高精細な画像を印字する際に現像ローラーおよび搬送スクリューの回転速度を減速して印字する、いわゆる減速モード(1/2速印字)を実行する場合や、減速モードから通常の印字(全速モード)に切り替える場合にも現像剤の搬送速度が変化することで現像剤の滞留が発生するおそれがある。
本発明は、上記問題点に鑑み、現像剤搬送室が上下に配置された現像装置の下方の搬送室から上方の搬送室へ現像剤を簡易な構成で円滑に汲み上げ可能な現像装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、現像容器と、第1攪拌搬送部材と、第2攪拌搬送部材と、現像剤担持体と、を備えた現像装置である。現像容器は、第1搬送室と、仕切り部を挟んで第1搬送室の上方に配置される第2搬送室と、を有し、キャリアとトナーとを含む二成分現像剤を収容する。第1攪拌搬送部材は、第1搬送室内に回転可能に支持され、第1搬送室内の現像剤を第1方向に攪拌搬送する。第2攪拌搬送部材は、第2搬送室内に第1攪拌搬送部材と平行であって回転可能に支持され、第2搬送室内の現像剤を第1方向と逆方向である第2方向に攪拌搬送する。現像剤担持体は、現像容器に回転可能に支持され、第2搬送室内の現像剤を表面に担持する。現像容器は、第1搬送室および第2搬送室の第1方向の下流側端部同士を連通する第1連通部と、第1搬送室および第2搬送室の第2方向の下流側端部同士を連通する第2連通部と、を有する。第1連通部は、第1攪拌搬送部材の軸方向と直交する現像容器の幅方向において、第1攪拌搬送部材の回転によって現像剤が下から上へ移動する側、且つ第2攪拌搬送部材の回転によって現像剤が下から上へ移動する側の仕切り部の端部に形成される。
本発明の第1の構成によれば、第1攪拌搬送部材の回転により持ち上げられた現像剤は、第1搬送室の一方側の内側面に沿って第1連通部を通過し、第2搬送室内に流入していく。また、第2攪拌搬送部材の回転によって現像剤が攪拌される方向と、第1搬送室から第1連通部を通過して第2搬送室に汲み上げられる現像剤の汲み上げ方向とが同方向となるため、第2搬送室内に汲み上げられた現像剤はそのまま第2搬送室の一方側の内側面に沿って流れていく。従って、第1搬送室から第2搬送室へ現像剤を円滑に汲み上げることができ、第2搬送室内の現像剤量が安定するため、現像剤担持体への現像剤の供給ムラが発生せず、長期間に安定した画像を維持することができる。また、第1搬送室の現像剤搬送方向下流側の端部における現像剤の圧縮作用も低減されるため、現像剤の凝集やそれに伴う第1攪拌搬送部材の駆動トルクの上昇を抑制することができる。
本発明の現像装置3a〜3dを備えたカラープリンター100の全体構成を示す概略断面図 本発明の第1実施形態に係る現像装置3aの攪拌部の構造を示す側面断面図 第1実施形態の現像装置3aの第1連通部22e周辺の構造を示す縦断面図 第1実施形態の現像装置3aの第1連通部22e周辺を軸方向に沿って切断した縦断面図 本発明の第2実施形態に係る現像装置3aの構造を示す側面断面図 第2実施形態の現像装置3aの第1連通部22e周辺を軸方向に沿って切断した縦断面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の現像装置3a〜3dを備えたカラープリンター100の概略断面図であり、ここではタンデム方式のカラープリンターについて示している。カラープリンター100本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、搬送方向上流側(図1では右側)からPd〜Paの順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアン)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの画像を順次形成する。
これらの画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム1a、1b、1cおよび1dがそれぞれ配設されており、さらに図1において時計回り方向に回転する中間転写ベルト8が各画像形成部Pa〜Pdに隣接して設けられている。
パソコン等の上位装置から画像データが入力されると、先ず、帯電器2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させる。次いで露光装置5によって感光体ドラム1a〜1dの表面を画像データに応じて光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像データに応じた静電潜像を形成する。現像装置3a〜3dには、トナーコンテナ4a〜4dから補給されるブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの各色のトナーと、磁性キャリアとを含む二成分現像剤(以下、単に現像剤ともいう)が所定量充填されている。現像装置3a〜3dによって感光体ドラム1a〜1d上に現像剤中のトナーが供給され、静電的に付着する。これにより、露光装置5からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、一次転写ローラー6a〜6dにより一次転写ローラー6a〜6dと感光体ドラム1a〜1dとの間に所定の転写電圧で電界が付与され、感光体ドラム1a〜1d上のブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンのトナー像が中間転写ベルト8上に一次転写される。一次転写後に感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナー等はクリーニング装置7a〜7dにより除去される。
トナー像が転写される転写紙Pは、カラープリンター100内の下部に配置された用紙カセット16内に収容されている。転写紙Pは、給紙ローラー12aおよびレジストローラー対12bを介して所定のタイミングで中間転写ベルト8に隣接して設けられた二次転写ローラー9と中間転写ベルト8のニップ部(二次転写ニップ部)へ搬送される。トナー像が二次転写された転写紙Pは定着部13へと搬送される。
定着部13に搬送された転写紙Pは、定着ベルトと加圧ローラーとのニップ部を通過することにより加熱及び加圧されてトナー像が転写紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写紙Pは、そのまま(或いは分岐部14によって反転搬送路18に振り分けられ、両面に画像が形成された後)排出ローラー対15によって排出トレイ17に排出される。
図2は、カラープリンター100に搭載される本発明の第1実施形態に係る現像装置3aの攪拌部の構造を示す縦断面図である。なお、ここでは図1の画像形成部Paに配置される現像装置3aについて説明するが、画像形成部Pb〜Pdに配置される現像装置3b〜3dの構成についても基本的に同様であるため説明を省略する。
図2に示すように、現像装置3aは、現像ローラー(現像剤担持体)20と、攪拌搬送部材42と、現像容器22とを備えている。現像容器22は、現像装置3aの外郭を構成し、仕切り部22bと、第1搬送室22cと、第2搬送室22dと、第1連通部22eと、第2連通部22fとが形成されている。第1搬送室22c及び第2搬送室22dには、キャリアおよびトナーからなる二成分現像剤が収容される。また、現像容器22は、攪拌搬送部材42および現像ローラー20を回転可能に保持している。更に、現像容器22には、現像ローラー20を感光体ドラム1aに向けて露出させる開口22a(図3参照)が形成されている。
仕切り部22bは、現像容器22の長手方向に延びて第1搬送室22cと第2搬送室22dを上下に並列させるように区画している。第1連通部22eおよび第2連通部22fは、仕切り部22bの長手方向の一方側および他方側(A1方向下流側およびA2方向下流側)にそれぞれ形成されている。第1連通部22eは、第1搬送室22cおよび第2搬送室22dのA1方向(第1方向)の下流側端部同士を連通している。第2連通部22fは、第1搬送室22cおよび第2搬送室22dのA2方向(第2方向)の下流側端部同士を連通している。そして現像剤は、第1搬送室22c、第1連通部22e、第2搬送室22d、及び第2連通部22fを循環する。
攪拌搬送部材42は、第1スパイラル(第1攪拌搬送部材)43と第2スパイラル(第2攪拌搬送部材)44の2本で構成される。第1スパイラル43は第1搬送室22c内に回転可能に支持される。第2スパイラル44は第2搬送室22d内に回転可能に支持される。
第1搬送室22c内に配設される第1スパイラル43は、回転軸43bと、回転軸43bに一体に設けられ、回転軸43bの軸方向に一定のピッチで螺旋状に形成される第1螺旋羽根43aとを有する。回転軸43bは現像容器22に回転可能に軸支されている。第1螺旋羽根43aは、所定方向(図3の反時計回り方向)に回転することによって、第1搬送室22c内の現像剤を攪拌しながらA1方向(現像ローラー20の軸方向の一方側)に搬送する。
また、第1搬送室22cのA2方向の端面には、現像容器22内にトナーを補給するトナー補給口23が設けられている。トナー補給口23には、トナーコンテナ4a(図1参照)に連接されたトナー補給経路24が接続されている。回転軸43bは、トナー補給口23を通過し、トナー補給経路24内にまで配置されている。回転軸43bのトナー補給経路24内に配置された部分には、回転軸43bの軸方向に一定のピッチで螺旋状に形成される補給羽根43cが一体で形成されている。補給羽根43cは、第1螺旋羽根43aと同方向を向く(同位相の)螺旋状の羽根によって形成されているとともに、第1螺旋羽根43aと比べて小さいピッチおよび小さい直径に形成されている。
第2搬送室22d内に配設される第2スパイラル44は、回転軸44bと、回転軸44bに一体に設けられ、第1螺旋羽根43aと逆方向を向く(逆位相の)羽根で螺旋状に形成される第2螺旋羽根44aとを有する。回転軸44bは、回転軸43bと平行に配置され、現像容器22に回転可能に軸支されている。第2螺旋羽根44aは、第1螺旋羽根43aと同方向(図3の反時計回り方向)に回転することによって、第2搬送室22d内の現像剤をA2方向(A1方向とは反対方向)に攪拌搬送しながら現像ローラー20に現像剤を供給する。
第1スパイラル43および第2スパイラル44は現像剤を攪拌して現像剤中のトナーを所定のレベルに帯電させる。これによりトナーはキャリアに保持される。第1スパイラル43および第2スパイラル44が回転すると、現像剤が仕切り部22bに設けた一方の連通部(第1連通部22e)から第2スパイラル44に搬送され、他方の連通部(第2連通部22f)から第1スパイラル43に搬送されて現像剤が第1搬送室22cと第2搬送室22dとを循環する。そして、第2スパイラル44から現像ローラー20に現像剤が供給され、現像ローラー20上に磁気ブラシが形成される。
現像ローラー20は、現像容器22に回転可能に支持される現像スリーブ20aと、固定軸(図示せず)に固定され、複数の磁極を有する磁極部材20bと、を備える。現像スリーブ20aの近傍には、現像スリーブ20aから所定の距離を隔てて配置され、現像スリーブ20a表面の磁気ブラシを層厚規制する規制ブレード21が設けられている。現像スリーブ20aは、図示しないモーターと歯車からなる駆動機構により、図3の矢印方向(反時計回り方向)に回転する。また、現像スリーブ20aには、直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスが印加される。
この現像装置3aでは、図2に示すように、第1搬送室22c内の現像剤は、第1スパイラル43によりA1方向(第1連通部22e側)に攪拌搬送され、第1搬送室22cの一方側に徐々に堆積していく。第1搬送室22cの一方側では、現像剤は後続の現像剤に押され、第1連通部22eを介して第2搬送室22dに押し上げられる。第2搬送室22d内の現像剤は、第2スパイラル44によりA2方向(第2連通部22f側)に攪拌搬送されながら現像ローラー20に供給される。
現像バイアスが印加された現像スリーブ20aが図3の反時計回り方向に回転すると、現像バイアス電位と感光体ドラム1aの露光部の電位との電位差により、現像スリーブ20a表面の磁気ブラシに担持されたトナーが感光体ドラム1aに移動する。トナーは時計回り方向に回転する感光体ドラム1a上の露光部位に順次付着し、感光体ドラム1a上の静電潜像が現像される。
現像に用いられなかった現像スリーブ20a上の現像剤は、磁極部材20bの同極部分において現像スリーブ20aから引き剥がされて第2搬送室22dに回収される。そして、第2連通部22fを介して第1搬送室22cに落下する。
図3は、第1実施形態の現像装置3aの第1連通部22e周辺の構成を示す側面断面図(図2のXX′矢視断面図)である。図4は、第1実施形態の現像装置3aの第1連通部22e周辺を軸方向に沿って切断した縦断面図である。なお、図3では現像装置3aを図1の裏面側から見た状態を示しており、現像装置3a内の各部材の配置は図1と左右が逆になっている。
第1連通部22eは、現像容器22の幅方向(矢印Y方向)において仕切り部22bの端部に形成されている。より詳しくは、第1連通部22eは図3に示すように、仕切り部22bの、第1スパイラル43の回転(図3の反時計回り方向)によって現像剤が持ち上げられる側(図3の右側)の端部に形成されている。このため、第1連通部22e付近での第1スパイラル43による現像剤の攪拌方向(下から上方向)と第1搬送室22cから第2搬送室22dに汲み上げられる現像剤の汲み上げ方向とが同一になる。
一方、第2スパイラル44は第1スパイラル43と同方向(図3の反時計回り方向)に回転するため、第1連通部22e付近での第2スパイラル44による現像剤の攪拌方向(下から上方向)と第1搬送室22cから第2搬送室22dに汲み上げられる現像剤の汲み上げ方向とが同一になる。なお、ここでは図示しないが、第2連通部22fは現像容器22の幅方向において仕切り部22bの中央部に、第2スパイラル44によって搬送された現像剤が滞留しない十分な大きさに形成されている。
本実施形態の現像装置3aでは、第2搬送室22dは第1搬送室22cの上方に配置される。即ち、第1搬送室22cおよび第2搬送室22dは上下に配置される。これにより、現像装置3aを水平方向に小型化することができる。カラープリンター100では4つの現像装置3a〜3dを水平方向に配置するので、現像装置3a〜3dを小型化することはカラープリンター100の小型化に特に有効である。
また本実施形態では、第1搬送室22cから第2搬送室22dへ現像剤が汲み上げられる第1連通部22eが、仕切り部22bの、第1スパイラル43の回転によって現像剤が持ち上げられる側の端部に形成されている。これにより、第1スパイラル43の回転により持ち上げられた現像剤は、図3、図4の破線矢印で示すように第1搬送室22cの一方側(図3の右側)の内側面に沿って第1連通部22eを通過し、第2搬送室22d内に流入していく。即ち、第1スパイラル43によって現像剤が攪拌される方向と第1搬送室22cから第2搬送室22dへの現像剤の汲み上げ方向とが同方向になるため、現像剤を円滑に汲み上げることができる。
また、第2スパイラル44の回転によって現像剤が攪拌される方向と、第1搬送室22cから第1連通部22eを通過して第2搬送室22dに汲み上げられる現像剤の汲み上げ方向とが同方向となるため、第2搬送室22d内に汲み上げられた現像剤はそのまま第2搬送室22dの一方側(図3の右側)の内側面に沿って流れていく。
従って、第2搬送室22d内の現像剤量が安定するため、現像ローラー20への現像剤の供給ムラが発生せず、長期間に安定した画像を維持することができる。また、第1搬送室22cの現像剤搬送方向(A1方向)下流側の端部における現像剤の圧縮作用も低減されるため、現像剤の凝集やそれに伴う第1スパイラル43の駆動トルクの上昇を抑制することができる。
現像容器22の幅方向(矢印Y方向)における第1連通部22eの開口幅は、第1搬送室22cの幅方向の内寸の1/2以下とすることが好ましい。具体的には、仕切り部22bの、第1スパイラル43の回転によって現像剤が持ち上げられる側の端部から幅方向中央部までの範囲に第1連通部22eを形成する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る現像装置3aの第1連通部22e周辺の構成を示す側面断面図であり、図6は、第2実施形態に係る現像装置3aにおける第1連通部22e周辺を軸方向に沿って切断した縦断面図である。
本実施形態では、第1搬送室22cの斜め上方にずれた位置に第2搬送室22dが配置されている。また、図6に示すように、第1スパイラル43の第1螺旋羽根43aと第2スパイラル44の第2螺旋羽根44aとは同位相であり、第2スパイラル44は第1スパイラル43と逆方向(図5の時計回り方向)に回転することにより第2搬送室22d内の現像剤をA2方向に搬送する。現像装置3aの他の部分の構成は第1実施形態と同様である。
本実施形態においても、第1搬送室22cから第2搬送室22dへ現像剤が汲み上げられる第1連通部22eが、仕切り部22bの、第1スパイラル43の回転によって現像剤が持ち上げられる側(図5の右側)の端部に形成されている。また、第2スパイラル44の回転によって現像剤が攪拌される方向と、第1搬送室22cから第1連通部22eを通過して第2搬送室22dに汲み上げられる現像剤の汲み上げ方向とが同方向となっている。
本実施形態の構成によれば、第1スパイラル43の回転によって持ち上げられた現像剤は、第1搬送室22cの幅方向の一方側(図5の右側)の内側面および第2搬送室22dの幅方向の他方側(図5の左側)の内側面に沿って第1連通部22eを通過する。
従って、第1実施形態と同様に、第2搬送室22d内の現像剤量が安定するため、現像ローラー20への現像剤の供給ムラが発生せず、長期間に安定した画像を維持することができる。また、第1搬送室22cの現像剤搬送方向(A1方向)下流側の端部における現像剤の圧縮作用も低減されるため、現像剤の凝集やそれに伴う第1スパイラル43の駆動トルクの上昇を抑制することができる。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態では、第2スパイラル44から現像ローラー20に現像剤を供給する例について示したが、本発明はこれに限らない。第2スパイラル44と現像ローラー20との間に磁気ローラー等の現像剤担持体をさらに設け、第2スパイラル44から磁気ローラー等に現像剤を供給した後に、磁気ローラー等から現像ローラー20にトナーを供給してもよい。
また、本発明は図1に示したタンデム式のカラープリンター100に限らず、デジタル或いはアナログ方式のモノクロ複写機、カラー複写機、ファクシミリ等の、第1搬送室と第1搬送室の上方に配置される第2搬送室とを含む現像装置を備えた種々の画像形成装置に適用可能である。以下、実施例により本発明の効果について更に具体的に説明する。
図2、図3に示した第1実施形態の現像装置3a、および比較例の現像装置3aを用いて、現像容器22内の現像剤の循環状態について調査した。本発明の現像装置3aに用いる現像ローラー20は、外径16mmの現像スリーブ20aと、現像スリーブ20aを回転可能に支持する回転軸に磁極数が4極である磁極部材20bを固定したものを用い、回転数366rpmで回転させた。第1スパイラル43、第2スパイラル44は、それぞれ第1螺旋羽根43a、第2螺旋羽根44aとして回転軸43b、44bの外周面に外径16mm、ピッチ30mmの2条螺旋羽根を形成したものを用いた。第1スパイラル43、第2スパイラル44は回転数326rpmで回転させた。
現像剤は、平均粒径が6.8μmの正帯電トナーと、平均粒径が38μmのフェライトキャリアとから成る二成分現像剤を用い、トナーに対するキャリアの割合(重量比、T/C)を8%とした。現像装置3aへの現像剤の投入量は150gとした。
また、現像容器22の幅方向(Y方向)における第1連通部22eの開口寸法を9mmとして、仕切り部22bの側端縁(図3の右端縁)から9mmの位置に亘って開口した。また、現像剤搬送方向(A1、A2方向)における第1連通部22eの開口寸法を10mmとして、第1搬送室22cの現像剤搬送方向(A1方向)において仕切り部22bの下流側端縁(図4の左端縁)から3mmの位置から13mmの位置に亘って開口した。
一方、比較例の現像装置3aでは、現像容器22の幅方向(Y方向)における第1連通部22eの開口寸法を19mm(全開口)とした。また、現像剤搬送方向(A1、A2方向)における第1連通部22eの開口寸法は本発明と同様(10mm)として、第1搬送室22cの現像剤搬送方向(A1方向)において仕切り部22bの下流側端縁(図4の左端縁)から3mmの位置から13mmの位置に亘って開口した。さらに、第1スパイラル43の第1螺旋羽根43aとして外径16mm、ピッチ30mmの1条螺旋羽根を形成した。上記以外の構成、および現像剤については本発明と同様とした。
現像剤の循環状態は、連続印字1000枚実行後、間欠印字1000枚実行後、1/2速印字1000枚実行後における現像容器22内の現像剤の滞留の有無を目視により確認した。結果を表1に示す。
Figure 2019191240
表1から明らかなように、本発明の現像装置3aでは、連続印字1000枚実行後、間欠印字1000枚実行後、1/2速印字1000枚実行後のいずれにおいても、現像容器22の上下方向への現像剤の循環が滞ることなく、第1搬送室22cと第2搬送室22dとを現像剤がスムーズに循環していることが確認された。
これに対し、比較例の現像装置3aでは、連続印字1000枚実行後には現像容器22内の現像剤の滞留は認められなかったが、第1スパイラル43、第2スパイラル44が回転、停止を繰り返す間欠印字1000枚実行後、および現像剤搬送速度が変化する1/2速印字1000枚実行後において現像剤の滞留が確認された。
本発明は、第1搬送室と、第1搬送室の上方に配置される第2搬送室と、を有する現像装置に利用可能である。本発明の利用により、第1搬送室から第2搬送室へ現像剤を円滑に汲み上げ可能な現像装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
3a〜3d 現像装置
20 現像ローラー(現像剤担持体)
20a 現像スリーブ
20b 磁石部材
22 現像容器
22b 仕切り部
22c 第1搬送室
22d 第2搬送室
22e 第1連通部
22f 第2連通部
23 トナー補給口
42 攪拌搬送部材
43 第1スパイラル(第1攪拌搬送部材)
44 第2スパイラル(第2攪拌搬送部材)
43a 第1螺旋羽根(搬送羽根)
44a 第2螺旋羽根(搬送羽根)
43b、44b 回転軸
100 カラープリンター(画像形成装置)

Claims (5)

  1. 第1搬送室と、仕切り部を挟んで前記第1搬送室の上方に配置される第2搬送室と、を有し、キャリアとトナーとを含む二成分現像剤を収容する現像容器と、
    前記第1搬送室内に回転可能に支持され、前記第1搬送室内の現像剤を第1方向に攪拌搬送する第1攪拌搬送部材と、
    前記第2搬送室内に前記第1攪拌搬送部材と平行であって回転可能に支持され、前記第2搬送室内の現像剤を前記第1方向と逆方向である第2方向に攪拌搬送する第2攪拌搬送部材と、
    前記現像容器に回転可能に支持され、前記第2搬送室内の現像剤を表面に担持する現像剤担持体と、
    を備えた現像装置において、
    前記現像容器は、前記第1搬送室および前記第2搬送室の前記第1方向の下流側端部同士を連通する第1連通部と、前記第1搬送室および前記第2搬送室の前記第2方向の下流側端部同士を連通する第2連通部と、を有し、
    前記第1連通部は、前記第1攪拌搬送部材の軸方向と直交する前記現像容器の幅方向において、前記第1攪拌搬送部材の回転によって現像剤が下から上へ移動する側、且つ前記第2攪拌搬送部材の回転によって現像剤が下から上へ移動する側の前記仕切り部の端部に形成されることを特徴とする現像装置。
  2. 前記第1攪拌搬送部材は、回転軸と、前記回転軸に一体に設けられ、前記回転軸の軸方向に一定のピッチで螺旋状に形成される第1螺旋羽根とを有し、
    前記第2攪拌搬送部材は、回転軸と、前記回転軸に一体に設けられ、前記回転軸の軸方向に一定のピッチで前記第1螺旋羽根と逆位相の螺旋状に形成される第2螺旋羽根とを有し、
    前記第1攪拌搬送部材と前記第2攪拌搬送部材とを同方向に回転することにより前記第1搬送室および前記第2搬送室の前記幅方向の一方側に沿って現像剤が前記第1連通部を通過することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記第1搬送室および前記第2搬送室は、前記幅方向にずれて配置されており、
    前記第1攪拌搬送部材は、回転軸と、前記回転軸に一体に設けられ、前記回転軸の軸方向に一定のピッチで螺旋状に形成される第1螺旋羽根とを有し、
    前記第2攪拌搬送部材は、回転軸と、前記回転軸に一体に設けられ、前記回転軸の軸方向に一定のピッチで前記第1螺旋羽根と同位相の螺旋状に形成される第2螺旋羽根とを有し、
    前記第1攪拌搬送部材と前記第2攪拌搬送部材とを逆方向に回転することにより前記第1搬送室の前記幅方向の一方側および前記第2搬送室の前記幅方向の他方側に沿って現像剤が前記第1連通部を通過することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  4. 前記現像容器の幅方向における前記第1連通部の開口幅は、前記第1搬送室の前記幅方向の内寸の1/2以下であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の現像装置を備えた画像形成装置。
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