JP2019189157A - 鉄道用走行位置検知装置及び方法 - Google Patents
鉄道用走行位置検知装置及び方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019189157A JP2019189157A JP2018086751A JP2018086751A JP2019189157A JP 2019189157 A JP2019189157 A JP 2019189157A JP 2018086751 A JP2018086751 A JP 2018086751A JP 2018086751 A JP2018086751 A JP 2018086751A JP 2019189157 A JP2019189157 A JP 2019189157A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- railway vehicle
- positioning
- satellite
- unit
- railway
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 title claims abstract description 65
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 79
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 67
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 58
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims description 20
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 11
- 238000013461 design Methods 0.000 claims description 4
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 49
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 22
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 11
- 239000013598 vector Substances 0.000 description 10
- 230000001186 cumulative effect Effects 0.000 description 8
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 5
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 3
- 239000008186 active pharmaceutical agent Substances 0.000 description 3
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
Abstract
【解決手段】実施形態の鉄道用走行位置検知装置は、鉄道車両に搭載される鉄道用走行位置検知装置であって、鉄道車両の進行方向及び人工衛星からの測位用信号の受信状態に基づいて受信方位角を設定する受信方位角設定部と、設定された受信方位角の範囲内で測位対象の人工衛星を選択する衛星選択部と、選択した事項衛星からの測位用信号を受信し、鉄道車両の位置を検知する衛星測位部と、自立測位用センサの出力に基づいて、鉄道車両の位置を検知する自立測位部と、衛星測位部における検知精度が所定の検知精度以上である場合には衛星測位部が検知した前記鉄道車両の位置を検知位置として判別し、検知精度が所定の検知精度未満となった場合には自立測位部が検知した前記鉄道車両の位置を検知位置として判別する切替判別部と、を備える。
【選択図】図2
Description
この自車位置を検知することで、カメラ等を用いた進路上の支障物の有無を確認し、安全を確保する等といった走行用安全支援システムや、駅舎や踏切等の鉄道施設の設備管理や点検、保守といった施設管理用GIS(Geographic Information System)のための基幹情報を取得することが可能になる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、鉄道車両の位置検出を行うための設備を複雑化することなく、所望の精度で鉄道車両の位置を検知することが可能な鉄道用走行位置検知装置及び方法を提供することを目的としている。
[1]第1実施形態
図1は、第1実施形態の鉄道用走行位置検知装置が適用された走行位置検知システムの概要構成ブロック図である。
走行位置検知システム10は、鉄道車両11に搭載され、人工衛星12−1〜12−4あるいは地上の基地局12−5、12−6に設置された複数の送信機からそれぞれ送信された測位用電波信号SX1〜SX6を受信可能なアンテナ13と、アンテナ13の出力した測位用電波信号SX1〜SX6に基づいて測位制御を行い、測位結果を鉄道車両11の走行制御を行う外部機器14に出力する受信演算処理装置15と、を備えている。
受信演算処理装置15は、アンテナ13の出力した測位用電波信号SX1〜SX6に基づいて演算を行い、測位データ群DGを出力する測位信号演算処理部21と、測位データ群DGに基づいて人工衛星12−1〜12−4からの測位用電波信号SX1〜SX4及びその受信感度に基づいて、位置誤差を推定する演算処理を行い、得られた推定演算誤差に基づいて、対応する衛星受信仰角及び受信強度等の受信制御を行う衛星受信制御部22と、3軸加速度センサ、3軸ジャイロセンサ及び3軸地磁気センサを含む3軸センサ部CSUの出力に基づいて自立測位データ群DSを出力する自立測位演算処理部23と、測位データ群DGあるいは自立測位データ群DSに基づいて鉄道車両11の走行状態(停止状態を判別する走行状態判別処理部24と、測位データ群DGに基づいて鉄道車両11の鉄道車両11位置の補正を行う車両位置補正部25と、測位データ群DGに基づいて自立計測に切り替えるべきか否かを判別する自立計測切替判別部26と、各演算・判定処理機能に対する演算結果と閾値等の値を記憶する記憶装置2727と、記憶装置2727に記憶された各種データを外部機器との間で通信を行う通信接続装置28と、を備えている。
図3は、第1実施形態の測位信号演算処理部の処理フローチャートである。
受信演算処理装置15の測位信号演算処理部21は、アンテナ13を介して測位用電波信号SX1〜SX6を受信する(ステップS11)。
さらに測位信号演算処理部21は、測位用電波信号SX1〜SX6から時刻信号を抽出し取得する(ステップS12)。
続いて測位信号演算処理部21は、衛星アルマナック情報及び得られた時刻信号に基づいて緯度情報及び経度情報を含む位置情報(位置座標)を取得する(ステップS13)。
測位信号演算処理部21は、衛星アルマナック情報及び得られた時刻信号に基づいて、以下に示す、(1)式により位置座標(x,y,z)を算出する。
この4パラメータを最小二乗法などにより、検知したい位置情報を算出するものである。
さらに測位信号演算処理部21は、衛星アルマナック情報に基づいて測位衛星仰角を算出するとともに、受信強度を取得する(ステップS15)。
さらに測位信号演算処理部21は、その他の衛星受信情報を取得する(ステップS17)。
図4は衛星受信制御処理及び自立計測切替判別処理の処理フローチャート(その1)である。
次に推定位置誤差の演算及び取得を行う(ステップS32)。
ここで、推定位置誤差値を用いる方法の場合には、推定位置誤差値として、EHPE(推定水平測位精度)やPDOP(位置精度低下率)が用いられる。
なお、受信方位角の設定(ステップS33)は、この段階では必ずしも行う必要はない。
db−thr<db
と判別された場合には(ステップS34;Yes)、受信強度が充分強く、感度が良い状態であり、測位精度が比較的良いと判別し、仰角の制御に遷移する。
pdop<pdop−thr
の場合には(ステップS35;Yes)、位置精度低下率が低く、精度が比較的良いと判別し、次周期の測位信号を受信し、測位衛星仰角及び受信強度の制御値として現在値を維持し、変更せずに、処理を再びステップS31に移行し、以下、上述した処理ステップS31〜ステップS35を行う。
pdop≧pdop−thr
の場合には(ステップS35;No)、位置精度低下率が高く、精度が比較的悪いと判別し、仰角の上限角度及び仰角の下限角度を演算し(ステップS36)、仰角の制御(再設定)を行う(ステップS37)。
db−thr≧db
と判別された場合には(ステップS34;No)、受信強度が弱く、感度が悪い状態であり、測位精度が比較的悪いと判別されるので、受信強度の制御や自立計測処理に遷移する。
ehpe<ehpe−thr
の場合(ステップS38;Yes)、位置精度低下率が低く、精度が比較的良いと判別するが、受信強度が悪い状況であるため、受信強度の上限強度及び下限強度を演算し(ステップS39)、受信強度の制御(再設定)を行う(ステップS40)。
すなわち、測位精度は向上しない状況下にあると考えられるので、測位方法を自立計測に切り替え(ステップS41)、自立計測処理(ステップS42)に遷移する。
この場合において、自立計測処理に遷移中、衛星等の測位信号も並行して受信しているが測位精度は悪いと考えられるが、測位精度が改善するトンネルから出た後等の状況になり次第、衛星測位に切り替える必要がある。
次にステップS32と同様の手法で、推定位置誤差の演算及び取得を行う(ステップS52)。
次に測位信号演算処理部21は、記憶装置27に記憶されている所定の受信強度の判定閾値db−thrを用いて、測位した受信強度dbが判定閾値db−thr未満となっているか否かを判別する(ステップS54)。
db−thr<db
と判別された場合には(ステップS54;Yes)、受信強度が充分強く、感度が良い状態となっており、測位精度が比較的良くなっていると判別し、受信強度制御が必要であるか判別するため、測位したEHPE値(ehpe)が記憶装置27に記憶した所定のEHPEの判定閾値ehpe−thr未満であるか否かを判別する(ステップS55)。
ehpe<ehpe−thr
の場合(ステップS55;Yes)、位置精度低下率が低く、精度が比較的良いと判別して、自立計測を終了させるために自立計測終了命令を出力して処理をステップS31(図4参照)に移行し、自立計測処理の最後に演算した位置を衛星測位の最初の点として衛星測位を開始する。
ehpe≧ehpe−thr
の場合(ステップS55;No)、位置精度低下率が高く、精度が比較的悪いと判別されるので、自立計測処理を継続する。
db−thr≧db
と判別された場合にも(ステップS54;No)、受信強度が弱く、感度が悪い状態であり、測位精度が比較的悪いと判別されるので、自立計測処理を継続する。
図6は、受信衛星制御処理の処理フローチャートである。
樹脂衛星制御処理は、測位環境に応じて、位置検知に用いる人工衛星を選択する機能を実行する。
この場合において、測位信号を受信するアンテナが、鉄道車両11の内部にある場合は、特に進行方向に対して、逆向きの衛星や側面方向に存在する衛星等からの測位信号は、反射や回折して受信される可能性が高いため、測定精度に直ちに影響を及ぼすこととなる。
より具体的には、衛星受信制御部22は、取得した測位信号を用い、測位衛星仰角及び受信強度を取得する(ステップS61)。
次に衛星受信制御部22は、衛星アルマナック情報あるいは衛星エフィメリスを受信可能な人工衛星から取得し、各人工衛星の軌道情報を取得する(ステップS62)。
図7(a)は、衛星軌道情報のイメージ図である。
図7(a)において円の中心に鉄道車両11のアンテナ13が配置されているものとする。
図7(a)中、○印は人工衛星の現在位置、人工衛星の現在位置を通る曲線は各人工衛星の衛星軌道情報を表している。
図8は、人工衛星の選択処理の説明図である。
図8において、鉄道車両11の進行方向は、紙面垂直方向前方である。
そして、衛星受信制御部22は、受信有効エリアAEに位置している人工衛星から、設定した受信強度(受信強度上限値及び受信強度下限値で特定される範囲)に属する人工衛星を有効な人工衛星12Eとして選択する。
より詳細には、有効な人工衛星12Eとして選択される人工衛星は、受信有効エリアAEに位置する人工衛星のうち、アンテナ13を介して直接、測位用信号を受信可能な衛星である。
衛星受信制御部22は、図9(a)に示すように、上述した人工衛星選択処理によって選択した有効な人工衛星12Eを全て含むとともに、無効な人工衛星12N(=人工衛星12N21及び人工衛星12N22)を含まないように仰角ELを制御する。
この結果、測位精度を所望の値以上に維持することが可能となる。
これらにより、より位置検知精度を向上可能とする測位信号のみを選定することが可能になる。
走行状態判別処理部24は、3軸センサ部CSUが出力した加速度情報、ジャイロ情報及び地磁気情報に基づいて、キャリブレーションとなる初期値演算処理する機能と、3軸センサ値の累計誤差を補正演算処理する機能と、補正演算処理した値と3軸センサ値を基に、鉄道車両11の速度情報を演算処理する機能と、衛星受信情報から得られる鉄道車両11の速度情報と3軸センサ値から演算処理した速度情報に基づいて誤差許容範囲内と推定される鉄道車両11走行情報を選別処理する機能と、鉄道車両11の速度情報に基づいて停止と走行を判別する機能を備えている。
まず走行状態判別処理部24は、3軸センサ部CSUが出力した加速度情報、ジャイロ情報及び地磁気情報を取得する(ステップS71)。
この初期値演算処理は、基本的に鉄道車両11が停止中に実施するのが好ましい。ここで、鉄道車両11が停止中に実施する理由は、初期値演算処理を移動中に実施することは測定値に影響するだけでなく、累積誤差の初期化が困難になるためだからである。
鉄道車両11が停止中に3軸センサ部CSUが出力した加速度情報、ジャイロ情報及び地磁気情報のそれぞれの値を積算、平均化し、得られた積算平均化値をそれぞれの3軸センサのオフセット値として取得して初期値演算処理とする。
ここで、鉄道車両11の速度演算は、3軸センサ部CSUが出力した3軸加速度センサの出力である加速度の値を取得した時刻間隔において積分処理することで鉄道車両11の速度情報として演算する。
一方、衛星受信情報から得られる鉄道車両11の速度情報を取得する(ステップS76)。
esn<esn−thr
である場合には(ステップS77;Yes)、3軸センサ部CSUが出力した3軸加速度センサの出力に対応する鉄道車両11の速度情報の信頼性が高いと考えられる状況であるので、3軸加速度センサの出力に対応する鉄道車両11の速度情報spdを選択し(ステップS78)、当該3軸加速度センサの出力に対応する鉄道車両11の速度情報spd及び記憶装置27に記憶しておいた所定の鉄道車両11速度判定値spd−thrに基づいて、鉄道車両11の速度情報spd<鉄道車両11速度判定値spd−thであるか否かを判別する(ステップS80)。
ここで、spd<spd−thrであれば鉄道車両11は停止状態、spd≧spd−thrであれば鉄道車両11は走行状態であると判別される。
esn≧esn−thr
である場合には(ステップS77;No)、鉄道車両11の連続走行状態であり、3軸センサ部CSUが出力した3軸加速度センサの出力に対応する鉄道車両11の速度情報の信頼性が低く、衛星情報に対応する鉄道車両11の速度情報の信頼性が高いと考えられる状況であるので、衛星情報に対応する鉄道車両11の速度情報spdを選択し(ステップS79)、人工衛星からの受信データに対応する鉄道車両11の速度情報spd及び記憶装置27に記憶しておいた所定の鉄道車両11速度判定値spd−thrに基づいて、鉄道車両11の速度情報spd<鉄道車両11速度判定値spd−thであるか否かを判別する(ステップS80)。
ここで、spd<spd−thrであれば鉄道車両11は停止状態、spd≧spd−thrであれば鉄道車両11は走行状態であると判別される。
車両位置補正部25は、衛星受信制御部において演算した推定位置誤差(EHPE及びPDOP)posを取得する(ステップS91)。
続いて車両位置補正部25は、3軸方向の走行ベクトルを演算する(ステップS98)。
また、走行路線地図作成が可能となり、走行支援や鉄道設備情報作成支援に展開も可能となる。
本第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、鉄道車両11の進路予測を行い、鉄道車両11が直線区間あるいは曲線区間のいずれを走行しているかを判別し、さらに予め記憶している鉄道車両11の走行区間情報と対比することにより、鉄道車両11の実際の走行状態が実際の走行区間に適したものとなっているか否かに基づいて適切な走行を行わせるための情報を提供する点である。
このため、本第2実施形態においては、図12に示すように、図2に示した第1実施形態の構成に加えて、鉄道車両11の実際の進路(所定の走行区間中の走行位置)を予測する車両進路予測演算部29を備えており、いる点が、第1実施形態と異なっている。
図13は、車両進路予測演算部の処理フローチャート(その1)である。
車両進路予測演算部29は、測位信号演算処理部21が出力した緯度情報及び経度情報を含む位置情報(位置座標)を取得し、記憶する(ステップS101)。
さらに、車両進路予測演算部29は、3軸センサ部CSUが出力した加速度情報、ジャイロ情報及び地磁気情報に基づいて鉄道車両11の姿勢角(例えば、カント)を演算する(ステップS104)。
続いて車両進路予測演算部29は、鉄道車両11の進行方向ベクトルを演算し、記憶する(ステップS106)。
続いて車両進路予測演算部29は、ベクトル方位角shpを演算する(ステップS111)。
次に車両進路予測演算部29は、鉄道車両11の速度情報並びに記憶装置27に予め記憶した直線区間あるいは曲線区間を判別するための線形判定値shp−thrに基づいて鉄道車両11の現在の走行区間が直線区間あるいは曲線区間のいずれであるかを判別する(ステップS112)。
ステップS112の判別において、
shp<shp−thr
である場合には(ステップS112;Yes)、現在の列車走行区間は、直線区間であるので、車両進路予測演算部29は、直線区間判定出力を行う(ステップS113)。
さらに車両進路予測演算部29は、当該時点までの走行履歴及び記憶装置27に予め記憶した走行区間を特定するための走行経路の形状及び距離情報を格納した走行区間データベースに基づいて、現在の鉄道車両11の走行位置及び走行区間を特定し取得する(ステップS115)。
spd<xspd−thr1
である場合には(ステップS116;No)、鉄道車両11は制限速度範囲内で走行していると判別されるので、制限速度以内の判定出力を行って処理を終了する(ステップS117)。
spd≧xspd−thr1
である場合には(ステップS116;Yes)、鉄道車両11は制限速度超過で走行していると判別されるので、制限速度超過の判定出力及び現在速度を出力して処理を終了する(ステップS118)。
ステップS112の判別において、
shp≧shp−thr
である場合には(ステップS112;No)、現在の列車走行区間は、曲線区間であるので、図15に示すように、車両進路予測演算部29は、曲線区間判定出力を行う(ステップS121)。
次に特定した鉄道車両11の走行位置及び曲線区間である走行区間における設計基準に準じた曲率半径とカント量における制限速度データxspd−thr2を記憶装置27から読み出して、当該鉄道車両11の速度spdと比較し、鉄道車両11が速度超過しているか否かを判別する(ステップS126)。
spd<xspd−thr2
である場合には(ステップS126;No)、鉄道車両11は制限速度範囲内で走行していると判別されるので、制限速度以内の判定出力を行って処理を終了する(ステップS127)。
spd≧xspd−thr2
である場合には(ステップS126;Yes)、鉄道車両11は制限速度超過で走行していると判別されるので、制限速度超過の判定出力及び現在速度を出力して処理を終了する(ステップS128)。
以上の第2実施形態においては、速度超過情報を出力する場合のものであったが、前方の障害物をカメラ等により検知する場合の検知エリアの範囲設定にも用いることが可能なものである。
以上の説明のように、各実施形態の装置及び方法によれば、人口衛星等からの測位信号の状況により、受信仰角と受信強度、衛星選択を制御し、また自立計測処理の切り替え判別を行うことにより、受信環境の悪い状況下においても鉄道車両11の位置検知を可能とできる。
さらに鉄道車両11の走行位置を取得し、取得したデータから鉄道車両11進路予測することで、前方検知範囲の設定、進路予測、走行位置の検知、速度超過検知等に用いることが可能となる。
さらには、走行路線地図作成を可能とし、走行支援や鉄道設備情報作成支援に展開可能となる。
また、本実施形態の鉄道用走行位置検知装置のプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
11 鉄道車両
12−1〜12−4 人工衛星
12−5〜12−6 基地局
13 アンテナ
14 外部機器
15 受信演算処理装置
21 測位信号演算処理部
22 衛星受信制御部
23 自立測位演算処理部
24 走行状態判別処理部
25 車両位置補正部
26 自立計測切替判別部
27 記憶装置
28 通信接続装置
29 車両進路予測演算部
AD 衛星配置判定エリア
AE 受信有効エリア
AEL 仰角範囲
AN 受信無効エリア
CSU 3軸センサ部
DG 測位データ群
DR 進行方向
DS 自立測位データ群
EL 仰角
Claims (8)
- 鉄道車両に搭載される鉄道用走行位置検知装置であって、
前記鉄道車両の進行方向及び人工衛星からの測位用信号の受信状態に基づいて受信方位角を設定する受信方位角設定部と、
設定された前記受信方位角の範囲内で測位対象の前記人工衛星を選択する衛星選択部と、
前記選択した事項衛星からの測位用信号を受信し、前記鉄道車両の位置を検知する衛星測位部と、
自立測位用センサの出力に基づいて、前記鉄道車両の位置を検知する自立測位部と、
前記衛星測位部における検知精度が所定の検知精度以上である場合には前記衛星測位部が検知した前記鉄道車両の位置を検知位置として判別し、前記検知精度が所定の検知精度未満となった場合には前記自立測位部が検知した前記鉄道車両の位置を前記検知位置として判別する切替判別部と、
を備えた鉄道用走行位置検知装置。 - 前記受信状態として、推定水平測位精度あるいは位置精度低下率を用いる、
請求項1記載の鉄道用走行位置検知装置。 - 前記受信方位角範囲内に位置する前記人工衛星のうち、前記測位用信号の時間遅延あるいは受信信号強度に基づいて、測位対象の前記人工衛星を制限するための仰角範囲を設定する仰角設定部を備える、
請求項1記載の鉄道用走行位置検知装置。 - 前記衛星測位部あるいは前記自立測位部の測位結果に基づいて、前記鉄道車両が停止状態あるいは走行状態のいずれにあるかを判別する状態判別部を備え、
前記自立測位部は、前記鉄道車両が停止状態にあると判別された場合に前記検知位置の初期化を行う、
請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載の鉄道用走行位置検知装置。 - 前記自立測位用センサは、3軸加速度センサ、3軸ジャイロセンサ及び3軸地磁気センサのうち、少なくとも3軸加速度センサあるいは3軸ジャイロセンサの少なくとも一方を備える、
請求項1乃至請求項4のいずれか一項記載の鉄道用走行位置検知装置。 - 前記自立測位用センサは、3軸ジャイロセンサを備え、
前記3軸ジャイロセンサの出力に基づいて前記鉄道車両の姿勢角を演算し、前記鉄道車両の検知位置の履歴及び前記鉄道車両の速度情報に基づいて、前記鉄道車両が速度超過状態であるか否かを判別する制限速度超過判別部を備える、
請求項1乃至請求項5のいずれか一項記載の鉄道用走行位置検知装置。 - 前記鉄道車両の前記進行方向及び速度情報に基づいて、当該鉄道車両が直線区間を走行中であるか、曲線区間を走行中であるかを判別する車両進路予測部と、
前記鉄道車両が曲線区間を走行中であると判別された場合に、当該曲線区間の曲率半径を演算する曲率半径演算部と、
予め設計基準に準じた曲率半径とカント量を記憶する記憶装置27と、を備え、
前記速度超過判別部は、前記姿勢角、前記速度情報及び前記記憶装置27から読み出した当該鉄道車両の走行位置に対応する前記設計基準に準じた曲率半径とカント量に基づいて前記鉄道車両が速度超過状態であるか否かを判別する、
請求項6記載の鉄道用走行位置検知装置。 - 自立測位用センサを備え、鉄道車両に搭載される鉄道用走行位置検知装置で実行される方法であって、
前記鉄道車両の進行方向及び人工衛星からの測位用信号の受信状態に基づいて受信方位角を設定する過程と、
設定された前記受信方位角の範囲内で測位対象の前記人工衛星を選択する過程と、
前記選択した人工衛星からの測位用信号を受信し、前記鉄道車両の位置を検知する過程と、
前記自立測位用センサの出力に基づいて、前記鉄道車両の位置を検知する過程と、
前記人工衛星からの測位用信号に基づく検知精度が所定の検知精度以上である場合には前記人工衛星からの測位用信号に基づいて検知した前記鉄道車両の位置を検知位置として判別し、前記検知精度が所定の検知精度未満となった場合には前記測位用センサの出力に基づいて検知した前記鉄道車両の位置を前記検知位置として判別する過程と、
を備えた方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018086751A JP2019189157A (ja) | 2018-04-27 | 2018-04-27 | 鉄道用走行位置検知装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018086751A JP2019189157A (ja) | 2018-04-27 | 2018-04-27 | 鉄道用走行位置検知装置及び方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019189157A true JP2019189157A (ja) | 2019-10-31 |
Family
ID=68390600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018086751A Pending JP2019189157A (ja) | 2018-04-27 | 2018-04-27 | 鉄道用走行位置検知装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019189157A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102208405B1 (ko) * | 2019-12-17 | 2021-01-27 | 주식회사 에스유아이씨티 | 열차 위치 추적 장치 |
CN112896241A (zh) * | 2021-04-01 | 2021-06-04 | 四川硕享科技有限公司 | 一种高可靠性铁路专用定位系统 |
CN113687396A (zh) * | 2021-09-26 | 2021-11-23 | 重庆赛迪奇智人工智能科技有限公司 | 定位处理方法、装置、定位设备、交通工具及存储介质 |
WO2021235178A1 (ja) * | 2020-05-22 | 2021-11-25 | 株式会社 東芝 | 位置測位装置、速度計測装置、及び位置測位方法 |
KR20220081507A (ko) * | 2020-12-09 | 2022-06-16 | 주식회사 에스유아이씨티 | 열차 위치 추적 장치 |
CN114757625A (zh) * | 2022-06-14 | 2022-07-15 | 成都普惠道智慧能源科技有限公司 | 一种基于位置匹配的lng罐装安全管理方法及物联网系统 |
US11861552B1 (en) | 2022-06-14 | 2024-01-02 | Chengdu Puhuidao Smart Energy Technology Co., Ltd. | Methods for managing liquefied natural gas (LNG) tanking safety based on location matching and internet of things systems thereof |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001093100A (ja) * | 1999-09-24 | 2001-04-06 | Toshiba Corp | 空間位置表示装置及び空間位置表示方法 |
JP2006017604A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-19 | Japan Radio Co Ltd | 衛星信号受信装置 |
JP2007315766A (ja) * | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Victor Co Of Japan Ltd | ナビゲーション装置 |
JP2010107237A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Panasonic Electric Works Co Ltd | ナビゲーションシステム |
JP2012047474A (ja) * | 2010-08-24 | 2012-03-08 | Toshiba Corp | 測位装置及び測位方法 |
JP2013210300A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Sony Corp | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム |
JP2018028516A (ja) * | 2016-08-19 | 2018-02-22 | 株式会社東芝 | 列車位置検出装置及び方法 |
-
2018
- 2018-04-27 JP JP2018086751A patent/JP2019189157A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001093100A (ja) * | 1999-09-24 | 2001-04-06 | Toshiba Corp | 空間位置表示装置及び空間位置表示方法 |
JP2006017604A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-19 | Japan Radio Co Ltd | 衛星信号受信装置 |
JP2007315766A (ja) * | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Victor Co Of Japan Ltd | ナビゲーション装置 |
JP2010107237A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Panasonic Electric Works Co Ltd | ナビゲーションシステム |
JP2012047474A (ja) * | 2010-08-24 | 2012-03-08 | Toshiba Corp | 測位装置及び測位方法 |
JP2013210300A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Sony Corp | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム |
JP2018028516A (ja) * | 2016-08-19 | 2018-02-22 | 株式会社東芝 | 列車位置検出装置及び方法 |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102208405B1 (ko) * | 2019-12-17 | 2021-01-27 | 주식회사 에스유아이씨티 | 열차 위치 추적 장치 |
WO2021235178A1 (ja) * | 2020-05-22 | 2021-11-25 | 株式会社 東芝 | 位置測位装置、速度計測装置、及び位置測位方法 |
KR20220081507A (ko) * | 2020-12-09 | 2022-06-16 | 주식회사 에스유아이씨티 | 열차 위치 추적 장치 |
KR102442965B1 (ko) | 2020-12-09 | 2022-09-14 | 주식회사 에스유아이씨티 | 열차 위치 추적 장치 |
CN112896241A (zh) * | 2021-04-01 | 2021-06-04 | 四川硕享科技有限公司 | 一种高可靠性铁路专用定位系统 |
CN113687396A (zh) * | 2021-09-26 | 2021-11-23 | 重庆赛迪奇智人工智能科技有限公司 | 定位处理方法、装置、定位设备、交通工具及存储介质 |
CN114757625A (zh) * | 2022-06-14 | 2022-07-15 | 成都普惠道智慧能源科技有限公司 | 一种基于位置匹配的lng罐装安全管理方法及物联网系统 |
CN114757625B (zh) * | 2022-06-14 | 2022-09-16 | 成都普惠道智慧能源科技有限公司 | 一种基于位置匹配的lng罐装安全管理方法及物联网系统 |
US11861552B1 (en) | 2022-06-14 | 2024-01-02 | Chengdu Puhuidao Smart Energy Technology Co., Ltd. | Methods for managing liquefied natural gas (LNG) tanking safety based on location matching and internet of things systems thereof |
US12106263B2 (en) | 2022-06-14 | 2024-10-01 | Chengdu Puhuidao Smart Energy Technology Co., Ltd. | Method for liquefied natural gas (LNG) station management and internet of things system thereof |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2019189157A (ja) | 鉄道用走行位置検知装置及び方法 | |
US10365363B2 (en) | Mobile localization using sparse time-of-flight ranges and dead reckoning | |
US6574557B2 (en) | Positioning error range setting apparatus, method, and navigation apparatus | |
US20170023659A1 (en) | Adaptive positioning system | |
KR20150051747A (ko) | 차량의 위치 결정 방법 | |
KR20130079532A (ko) | 포지셔닝 네트워크 이용가능성 및 신뢰성 기반 라우팅 | |
US11960011B2 (en) | System and method for validating GNSS location input | |
CN109642955B (zh) | 列车位置检测装置以及方法 | |
JPWO2006132003A1 (ja) | Gps受信装置およびgps測位補正方法 | |
US20140022121A1 (en) | Navigating in areas of uncertain positioning data | |
US10132915B2 (en) | System and method for integrated navigation with wireless dynamic online models | |
WO2018102146A1 (en) | Methods and systems for location determination | |
US20120158237A1 (en) | Unmanned apparatus and method of driving the same | |
US10527434B2 (en) | Autonomous mobility apparatus | |
WO2015035501A1 (en) | System and method for enhanced integrated navigation with wireless angle of arrival | |
WO2016196717A2 (en) | Mobile localization using sparse time-of-flight ranges and dead reckoning | |
JP4906591B2 (ja) | 位置検知装置 | |
JP2007248321A (ja) | 車両走行位置推定システム及び車両走行位置推定方法 | |
WO2021235178A1 (ja) | 位置測位装置、速度計測装置、及び位置測位方法 | |
JP2008275419A (ja) | 自車両位置判定システム及び方法 | |
JP4470944B2 (ja) | 移動体位置測位装置 | |
JP2000180191A (ja) | ナビゲーション装置 | |
US10830906B2 (en) | Method of adaptive weighting adjustment positioning | |
EP4060364A1 (en) | Positioning device and positioning method | |
CN111051925A (zh) | 信息处理设备、信息处理系统、定位结果输出方法和存储有程序的非暂时性计算机可读介质 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210305 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220222 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220420 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20220809 |