JP2019188528A - 制御プログラム、データ構造、制御方法及び制御装置 - Google Patents

制御プログラム、データ構造、制御方法及び制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ロボットによる応対品質の低下を抑制すること。【解決手段】制御プログラムは、ロボットによる特定の発話シナリオに応じた、第1の言語に対応する第1の発話データ及び第2の言語に対応する第2の発話データを取得し、取得した前記第1の発話データ及び前記第2の発話データのうち、前記ロボットによる同一の動作が対応付けられた第1の発話データ部分及び第2の発話データ部分を特定し、特定した前記第1の発話データ部分に応じた発話期間の前又は後の一方の期間である第1の期間と、特定した前記第2の発話データ部分に応じた発話期間の前又は後の前記一方の期間である第2の期間とを特定し、特定した前記第1の期間と、特定した前記第2の期間とに共通する期間に、前記動作を開始又は終了させる指示を、前記ロボットに出力する、処理をコンピュータに実行させる。【選択図】図5

Description

本発明は、制御プログラム、データ構造、制御方法及び制御装置に関する。
展示会場等において、身振り手振り等の動作を交えながら来場者等の応対を行うロボットによる説明が、並行して複数の言語で出力される場合が有る。例えば、ロボットが備えるスピーカからは日本語が出力され、言語別に用意された各ヘッドホンからは、それぞれの言語で説明が出力される場合が有る。
特開2008−254103号公報 特開2004−034273号公報
しかしながら、同じ説明に対応する発話時間は、言語に応じて異なりうる。したがって、ロボットの動作のタイミングが日本語での説明に合わされている場合、他の言語で説明を聞いている人に対して、ロボットの発話のタイミングと動作のタイミングとがずれてしまう可能性が有る。その結果、ロボットによる応対の品質が低下する可能性が有る。
そこで、一側面では、本発明は、ロボットによる応対品質の低下を抑制することを目的とする。
一つの態様では、制御プログラムは、ロボットによる特定の発話シナリオに応じた、第1の言語に対応する第1の発話データ及び第2の言語に対応する第2の発話データを取得し、取得した前記第1の発話データ及び前記第2の発話データのうち、前記ロボットによる同一の動作が対応付けられた第1の発話データ部分及び第2の発話データ部分を特定し、特定した前記第1の発話データ部分に応じた発話期間の前又は後の一方の期間である第1の期間と、特定した前記第2の発話データ部分に応じた発話期間の前又は後の前記一方の期間である第2の期間とを特定し、特定した前記第1の期間と、特定した前記第2の期間とに共通する期間に、前記動作を開始又は終了させる指示を、前記ロボットに出力する、処理をコンピュータに実行させる。
一側面として、ロボットによる応対品質の低下を抑制することができる。
説明シナリオと動作との関係性を説明するための図である。 本発明の実施の形態におけるシステム構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における制御装置10のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における制御装置10の機能構成例を示す図である。 制御装置10が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 シナリオデータのデータ構造の一例を示す図である。 開始許容期間及び終了許容期間の特定結果の一例を示す図である。 各共通期間の特定結果の一例を示す第1の図である。 各共通期間の特定結果の一例を示す第2の図である。 共通開始許容期間拡張処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 共通開始許容期間拡張処理において利用される変数を説明するための図である。 共通終了許容期間拡張処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 共通終了許容期間拡張処理において利用される変数を説明するための図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。まず、本実施の形態の概要について説明する。本願発明者は、ロボットが実行する説明シナリオについて、発話内容とポインティング動作との間に、図1に示されるような関係性が見うけられることに着目した。
すなわち、説明シナリオのうち、一つのポインティング動作に対応する発話部分p1は、(a)導入部分から始まり、(b)図示等を行うポインティング動作が重要となる説明に移り、その後、(c)論理的な細部の説明に至る。ここで、(a)〜(c)と、ポインティング動作との関係は以下の通りである。
(a)導入部分:ポインティングしてもしなくても良い。
(b)図示等のポインティング動作が必要な説明部分:必ずポインティングすべき。
(c)細部説明部分:ポインティングしてもしなくても良い。
着目点から言えることは、ポインティング動作の開始は、(a)区間のどこでも良いが、(b)区間に入ってからポインティング動作を開始するのは遅すぎる。また、ポインティング動作の終了は(c)区間のどこでも良いが、(b)区間内でポインティング動作を終了してしまうのは早すぎる。そこで、(a)区間をポインティング動作の開始の許容期間(以下「開始許容期間」という。)と考え、(c)区間をポインティング動作の終了の許容期間(以下「終了許容期間」という。)と考えて、(a)区間でポインティング動作を開始することにより(b)区間(以下、「必須期間」という。)のいずれかの時点で必ずポインティングしている状態にすることを可能とする。また、(c)区間で動作の終了を開始することにより、次の区間の動作へとスムーズに繋げることを可能とする。
図1では、日本語での説明シナリオの例が示されているが、同一の意味内容(説明内容)について日本語と並行して出力される各言語(例えば、中国語)での説明シナリオについても開始許容期間及び終了許容期間が特定され、複数の言語の説明シナリオ間で、開始許容期間の重複期間(以下「共通開始期間」という。)と、終了許容期間の重複期間(以下「共通終了期間」という。)とが特定される。
共通開始期間においてロボット20によるポインティング動作を開始させ、共通終了期間においてロボット20によるポインティング動作を終了させることで、複数の言語に跨って、発話と動作との連動を可能とし、発話と動作のタイミングがずれることで生じる)応対品質の低下を抑制する。
ロボット20に関して上記のような制御を可能とするため、本実施の形態では、例えば、以下のようなシステム構成が採用される。図2は、本発明の実施の形態におけるシステム構成例を示す図である。図2において、1以上のロボット20は、例えば、展示会場等の特定のエリアにおける来場者に対して接客又はプレゼンテーション等を行うコミュニケーションロボットである。各ロボット20は、例えば、無線LAN等の無線通信網を介してネットワークN1に接続される。ネットワークN1には、制御装置10が接続されている。したがって、各ロボット20と制御装置10とはネットワークN1を介して通信可能である。又は、制御装置10とロボット20とは有線のネットワーク若しくはUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等で接続されてもよい。なお、各ロボット20は、所定の位置に固定されていてもよいし、移動可能であってもよい。
制御装置10は、各ロボット20を制御する1以上のコンピュータ(情報処理装置)である。例えば、制御装置10は、ロボット20の発話の内容を示すデータや、発話に合わせた動作の内容及びタイミングを示すデータ等をロボット20に送信する。
図3は、本発明の実施の形態における制御装置10のハードウェア構成例を示す図である。図3の制御装置10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100、補助記憶装置102、メモリ装置103、CPU104、及びインタフェース装置105等を有する。
制御装置10での処理を実現するプログラムは、記録媒体101によって提供される。プログラムを記録した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って制御装置10に係る機能を実行する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
なお、記録媒体101の一例としては、CD−ROM、DVDディスク、又はUSBメモリ等の可搬型の記録媒体が挙げられる。また、補助記憶装置102の一例としては、HDD(Hard Disk Drive)又はフラッシュメモリ等が挙げられる。記録媒体101及び補助記憶装置102のいずれについても、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に相当する。
図4は、本発明の実施の形態における制御装置10の機能構成例を示す図である。図4において、制御装置10は、シナリオデータ取得部11、必須期間特定部12、発話部分特定部13、許容期間特定部14、共通期間特定部15、判定部16、補正部17、決定部18及び送信部19等を有する。これら各部は、制御装置10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU104に実行させる処理により実現される。制御装置10は、また、閾値記憶部121を利用する。閾値記憶部121は、例えば、補助記憶装置102、又は制御装置10にネットワークを介して接続可能な記憶装置等を用いて実現可能である。
シナリオデータ取得部11は、ロボット20に実行させる説明シナリオ(発話シナリオ)について、言語別のシナリオデータを取得する。シナリオデータは、説明シナリオに関して、発話に関する内容及びタイミングと、動作に関する種別及びタイミングとを規定するデータである。
必須期間特定部12は、言語別の各シナリオデータに基づいて、各動作の必須期間を言語別に特定する。発話部分特定部13は、言語別の各シナリオデータに基づいて、各動作に対応する発話部分を言語別に特定する。許容期間特定部14は、言語別の各シナリオデータに基づいて、各動作に対応する開始許容期間及び終了許容期間を言語別に特定する。なお、必須期間が特定されれば、開始許容期間及び終了許容期間が特定される(又はその逆も可である)ため、必須期間特定部12及び許容期間特定部14が他方を兼ねてもよい。
共通期間特定部15は、各動作について言語別に特定された必須期間、開始許容期間、終了許容期間のそれぞれについて、動作ごとに共通期間(共通必須期間、共通開始期間、共通終了期間)を判定する。
判定部16は、各動作について特定された共通開始期間及び共通終了期間が、閾値記憶部121に記憶されている閾値以上であるか否かを判定する。すなわち、動作を開始してから動作が完了するまでの時間、又は動作が完了した状態から動作が終了した状態までの移行の時間が十分に有るか否かが判定される。
補正部17は、いずれかの共通開始期間又は共通終了期間が閾値未満である場合に、当該共通開始期間又は当該共通終了期間が閾値以上となるように、いずれかの言語のシナリオデータを変更(補正)する。
決定部18は、各動作の開始のタイミング及び終了のタイミングを決定する。送信部19は、各動作の共通開始期間、共通必須期間及び共通終了期間と、決定部18により決定されたタイミング等を示す情報とを含む制御データをロボット20に送信する。
以下、制御装置10が実行する処理手順について説明する。図5は、制御装置10が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS101において、シナリオデータ取得部11は、或る説明シナリオ(以下、「対象説明シナリオ」という。)について、言語別のシナリオデータを取得する。シナリオデータは、補助記憶装置102から取得されてもよいし、ネットワークを介して取得されてもよい。
図6は、シナリオデータのデータ構造の一例を示す図である。図6には、一つの説明シナリオに関して、日本語のシナリオデータdjと中国語のシナリオデータdcとのデータ構造が示されている。図6において、水平方向(列方向)は、説明シナリオの開始時からの経過時間に対応し、垂直方向(行方向)は、言語別の各データ(発話データ、動作データ)に対応する。
図6に示されるように、各シナリオデータは、発話データ及び動作データを含む。発話データは、発話の内容と発話のタイミングとを示すデータである。図6では、発話のタイミングが、最初の発話からの経過時間によって示されている。動作データは、発話に合わせた動作の内容(動作の種別)と動作のタイミング(必須期間)とを示すデータである。図6では、各動作の必須期間が、矩形によって示されている。各矩形の左端は、必須期間の開始時期を示し、右端は、必須期間の終了時期を示す。なお、各動作の内容が()内に示されている。
なお、発話データは、それぞれが1つの動作に対応する複数の発話データ部分を含む。図6では、発話データ部分p[1]〜p[3]が示されている。日本語の発話データと中国語の発話データとにおいて、同じ意味を示す発話データ部分には、同じ符号が付与されている。また、動作データを構成する複数の必須期間のうち、発話データ部分p[k](k=1,2,又は3)に対応する必須期間(すなわち、i番目の必須期間)には、括弧内([]内)にiの値が示されている。したがって、日本語の動作データと中国語の動作データとにおいて、同じ動作に対応する必須期間には、同じ括弧番号が付与されている。以下、必須期間を区別する場合、括弧番号を必須期間に対して付与する。例えば、[1]が付与されている必須期間を、必須期間[1]という。
なお、日本語のシナリオデータdjと、中国語のシナリオデータdcとは、個別に作成されてよい。すなわち、一方を他方に合わせるのではなく、それぞれの言語での発話の長さに適した内容で、各言語のシナリオデータが作成されてよい。
なお、図6において、シナリオデータdjの上には、参考までに、シナリオデータdj内の動作データに合わせたタイミングでのロボット20の動作が示されている。すなわち、当該動作データの必須期間[1]に対応するタイミングで、ロボット20は右手を上げる。また、当該動作データの必須期間[2]に対応するタイミングで、ロボット20は左手を上げる。更に、当該動作データの必須期間[3]に対応するタイミングで、ロボット20は両手を上げる。但し、図6に示されているロボット20の動作のタイミングは、必ずしも、中国語のシナリオデータdc内の動作データが示す各必須期間には合っていない。特に、両手を上げる動作は、中国語のシナリオデータdc内の動作データの必須期間[3]の期間外となってしまっている。本実施の形態では、このようなシナリオデータ間の不整合を解消するための処理も実行される。
続いて、必須期間特定部12は、変数iに1を代入する(S102)。変数iは、処理対象とする必須期間及び発話データ部分を識別するための変数である。
続いて、必須期間特定部12は、変数iの値がN以下であるか否かを判定する(S103)。Nは、対象説明シナリオにおける発話データ部分の総数である。Nの値は、いずれかの言語のシナリオデータに基づいて特定されてもよいし、対象説明シナリオの識別情報に関連付けられて補助記憶装置102等に記憶されていてもよい。なお、同一の説明シナリオに関する各言語でのシナリオデータにおける発話データ部分の総数は同じであるとする。
変数iの値がN以下である場合(S103でYes)、必須期間特定部12は、各言語の動作データに基づいて、i番目の必須期間[i]を言語ごとに特定する(S104)。すなわち、各言語の必須期間[i]の開始時期及び終了時期が特定される。図6によれば、i=1の場合、シナリオデータdjの必須期間[1]の開始時期(t=3)及び終了時期(t=11)と、シナリオデータdcの必須期間[1]の開始時期(t=4)及び終了時期(t=8)とが特定される。
続いて、発話部分特定部13は、各言語の発話データに基づいて、i番目の発話データ部分p[i]に応じた発話期間を言語ごとに特定する(S105)。すなわち、発話データ部分p[i]の開始時期及び終了時期が特定される。図6によれば、i=1の場合、シナリオデータdjの発話データ部分p[1]の開始時期(t=0)及び終了時期(t=15)と、シナリオデータdcの発話データ部分p[1]の開始時期(t=0)及び終了時期(t=13)とが特定される。
続いて、発話部分特定部13は、iがN未満であるか否かを判定する(S106)。ここでNは、上記した通り、発話データ部分の総数である。iがN未満である場合(S106でYes)、発話部分特定部13は、各言語の発話データを参照して、i+1番目の発話データ部分p[i+1]の期間を言語ごとに特定する(S107)。
ステップS106でNoの場合、又はステップS107に続いて、許容期間特定部14は、各言語の動作データを参照して、必須期間[i]に係る動作について、開始許容期間[i]及び終了許容期間[i]を言語ごとに特定する(S108)。i番目の必須期間[i]に対する開始許容期間[i]は、発話データ部分p[i−1]の終了時期(但し、i=1の場合、発話データ部分p[i]の開始時期)から必須期間[i]の開始時期までの期間である。また、必須期間[i]の終了許容期間[i]は、必須期間[i]の終了時期から発話データ部分p[i+1]の開始時期までの期間である。但し、発話データ部分p[i+1]が無い場合(すなわち、i≧Nの場合)、終了許容期間[i]の終了時期は、シナリオデータの終了時期でよい。
図7は、開始許容期間及び終了許容期間の特定結果の一例を示す図である。図7には、日本語のシナリオデータdj及び中国語のシナリオデータdcのそれぞれについて、必須期間の行の1行下に開始許容期間を示す行が追加され、更にその下に終了許容期間を示す行が追加されている。図7では、i=1の際に特定される開始許容期間[1]及び終了許容期間[1]の範囲が示されている。
続いて、共通期間特定部15は、各言語の開始許容期間[i]の共通期間(重複期間)である共通開始許容期間[i]と、各言語の終了許容期間[i]の共通期間(重複期間)である共通終了許容期間[i]とを特定する(S109)。
続いて、共通期間特定部15は、各言語の必須期間[i]の共通必須期間[i]を特定する(S110)。具体的には、共通開始許容期間[i]の終了時期から共通終了許容期間[i]の開始時期までが共通必須期間[i]として特定される。
図8は、各共通期間の特定結果の一例を示す第1の図である。図8には、日本語の終了許容期間の行と、中国語の発話データの行との間に、共通必須期間を示す行、共通開始許容期間を示す行、及び共通終了許容期間を示す行が追加されている。
具体的には、共通開始許容期間を示す行には、日本語の開始許容期間[1]と中国語の開始許容期間[1]との重複期間である共通開始許容期間[1]が示されている。共通終了許容期間を示す行には、日本語の終了許容期間[1]と中国語の終了許容期間[1]との重複期間である共通終了許容期間[1]が示されている。更に、共通必須期間を示す行には、共通開始許容期間[1]の終了時期を開始時期とし、共通終了許容期間[1]の開始時期を終了時期とする共通必須期間[1]が示されている。
続いて、判定部16は、共通開始許容期間[i]が、閾値at[i]以上であるか否かを判定する(S111)。閾値at[i]は、共通開始許容期間[i]の下限に対する閾値であり、閾値記憶部121に記憶されている。閾値at[i]は、例えば、i番目の動作について、動作の開始から完了までの所要時間に基づいて定められてもよい(例えば、当該所要時間+α(α≧0))。動作の開始から完了までとは、例えば、i番目の動作が右手を上げることであれば、右手を上げ始めてから、右手が目的とする高さまで上がった状態になるまでのことをいう。
共通開始許容期間[i]が、閾値at[i]以上である場合(S111でYes)、判定部16は、共通終了許容期間[i]が、閾値bt[i]以上であるか否かを判定する(S113)。閾値bt[i]は、共通終了許容期間[i]の下限に対する閾値であり、閾値記憶部121に記憶されている。閾値bt[i]は、例えば、i番目の動作について、動作が完了している状態から動作が終了している状態への移行の所要時間に基づいて定められてもよい(例えば、当該所要時間+α(α≧0))。動作が完了している状態から動作が終了している状態への移行とは、例えば、i番目の動作が右手を上げることであれば、右手を下げ始めてから右手が下がった状態になるまでのことをいう。
共通終了許容期間[i]が、閾値bt[i]以上である場合(S113でYes)、決定部18は、共通開始許容期間[i]において、i番目の動作の開始のタイミング(開始時期)を決定すると共に、共通開始許容期間[i]において、i番目の動作の終了のタイミング(終了時期)を決定する(S115)。動作の終了のタイミングとは、当該動作の終了を開始するタイミングである。例えば、共通開始許容期間[i]内であって、(共通開始許容期間[i]の終了時期−at[i])以前の期間内において、開始時期が決定されればよい。同様に、共通終了許容期間[i]内であって、(共通終了許容期間[i]の終了時期−bt[i])以前の期間内において、終了時期が決定されればよい。なお、決定された開始時期及び終了時期は、例えば、共通開始許容期間[i]又は共通終了許容期間[i]に対して記録(付与)される。
続いて、必須期間特定部12は、変数iに1を加算して(S116)、ステップS103以降を実行する。したがって、図8の発話データ部分p[2]及び発話データ部分p[3]についても、ステップS104以降が実行されて、図9に示されるように、各言語の必須期間、開始許容期間、終了許容期間が特定され、それぞれの共通期間が特定される。
図9は、各共通期間の特定結果の一例を示す第2の図である。図9において、共通期間許容期間の行に注目すると、共通開始許容期間[3]が無い。これは、日本語の開始許容期間[3]と、中国語の開始許容期間[3]との間に共通期間が無いからである。その結果、共通必須許容期間[3]も特定されていない。
このように、共通開始許容期間[i]が閾値at[i]未満である場合(S111でNo)、補正部17は、共通開始許容期間拡張処理を実行する(S112)。共通開始許容期間拡張処理では、共通開始許容期間[i]がat[i]以上になるように、各言語の発話データ部分p[i]のうちの少なくとも一つの発話データ部分p[i]の期間が変更される。換言すれば、各言語の発話データ部分p[i]のうちの少なくとも一つの発話データ部分p[i]の期間を変更することで、閾値at[i]以上の共通開始許容期間[i]が確保される。
いずれかの言語の発話データ部分p[i]の期間が変更された結果、共通終了許容期間[i]及び共通必須許容期間[i]等も変化する可能性が有る。そこで、この場合、ステップS106以降が繰り返される。
また、共通終了許容期間[i]が、閾値bt[i]未満である場合(S113でNo)、補正部17は、共通終了許容期間拡張処理を実行する(S114)。共通終了許容期間拡張処理では、共通終了許容期間[i]がbt[i]以上になるように、各言語の発話データ部分p[i+1]のうちの少なくとも一つの発話データ部分p[i+1]の期間が変更される。換言すれば、各言語の発話データ部分p[i+1]のうちの少なくとも一つの発話データ部分p[i+1]の期間を変更することで、bt[i]以上の共通終了許容期間[i]が確保される。
なお、共通終了許容期間拡張処理は、共通開始許容期間[i]及び共通終了許容期間[i]には影響しないため、ステップS114に続いてステップS115へ進む。
その後、変数iの値がNを超えると(すなわち、全ての発話データ部分についてステップS104以降が実行されると)(S103でNo)、送信部19は、図9における各行のうち、各言語の発話データと、共通必須期間、共通開始許容期間及び共通終了許容期間の行とを含む制御データを、ロボット20に送信(出力)する(S117)。ここで、各共通開始許容期間には、当該共通開始許容期間で開始すべき動作の種別と、当該動作の開始時期を含む情報が付与されている。また、各共通終了許容期間には、当該共通終了許容期間で終了すべき動作の種別と、当該動作の終了時期を含む情報が付与されている。したがって、当該制御データの送信は、各共通開始許容期間において動作を開始させ、各共通終了許容期間において動作を終了させる指示をロボット20への出力することと等価である。
ロボット20は、各言語の発話データに基づいて並列的に出力される発話内容に伴って、共通開始許容期間に記録された開始時期に動作を開始し、共通終了許容期間に記録された終了時期に動作を終了する。その結果、各言語の発話のタイミングとロボット20の動作とを連動させることができる。
又は、送信部19は、制御データをロボット20に送信せずに、制御データに基づいて、動作の開始又は終了の指示を、逐次的にロボット20に送信してもよい。
続いて、ステップS112の一例について説明する。図10は、共通開始許容期間拡張処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図10において、変数iの値は、図10の処理手順が実行される時点における、図5での変数iの値である。
ステップS201において、補正部17は、閾値at[i]からmatを差し引いた結果を変数ratに代入する。
図11は、共通開始許容期間拡張処理において利用される変数を説明するための図である。図11に示されるように、matは、共通開始許容期間[i]を示す。したがって、ratの値は、閾値at[i]に対する共通開始許容期間[i]の不足分を示す。なお、以下の説明において、図11に示した変数が利用される。
続いて、補正部17は、日本語の開始許容期間[i]の終了時期jat2から共通開始許容期間[i]の終了時期mat2を差し引いた結果を変数jratに代入する(S202)。続いて、補正部17は、jratがrat未満であるか否かを判定する(S203)。すなわち、共通開始許容期間[i]の不足の原因が、日本語側に有るか否かが判定される。jratがrat以上である場合(S203でNo)、ステップS205へ進む。
jratがrat未満である場合(S203でYes)、補正部17は、日本語の発話データ部分p[i]の期間(開始時期及び終了時期)を(rat−jrat)だけ遅らすように日本語のシナリオデータdjを修正(補正)する(S204)。本実施の形態において、日本語の開始許容期間[i]は、日本語の発話データ部分p[i]の開始時期を終了時期とする。したがって、当該発話データ部分[i]を遅らせることは、当該開始許容期間[i]を延長することを意味する。
なお、斯かる修正の結果、シナリオデータdjにおいて、発話データ部分p[i]と発話データ部分p[i+1]との期間との間に重複が発生してしまったり、発話データ部分p[i]と発話データ部分p[i+1]との順序が逆になってしまったりする場合には、発話データ部分p[i+1]の開始時期が、発話データ部分[i]の終了時期より後になるように、発話データ部分p[i+1]以降の各発話データ部分の期間が、一定時間ずつ後ろにずらされてもよい。又は、斯かる重複や順序の逆転の有無に関係なく、発話データ部分p[i]以降の全ての発話データ部分の期間が、(rat−jrat)だけ遅れるようにシナリオデータdjが修正されてもよい。
ステップS203でNoの場合、又はステップS204に続いて、補正部17は、中国語のシナリオデータdcについても同様の処理を実行する。
すなわち、ステップS205において、補正部17は、中国語の開始許容期間[i]の終了時期cat2から共通開始許容期間[i]の終了時期mat2を差し引いた結果を変数cratに代入する。続いて、補正部17は、cratがrat未満であるか否かを判定する(S206)。すなわち、共通開始許容期間[i]の不足の原因が、中国語側に有るか否かが判定される。cratがrat以上である場合(S206でNo)、図10の処理は終了する。
cratがrat未満である場合(S206でYes)、補正部17は、中国語の発話データ部分p[i]の期間(開始時期及び終了時期)を(rat−crat)だけ遅らすように中国語のシナリオデータdcを修正(補正)する(S207)。斯かる修正の方法は、日本語において説明した通りである。
図10の処理によって、at[i]以上の共通開始許容期間[i]が確保される。
続いて、図5のステップS114の一例について説明する。図12は、共通終了許容期間拡張処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図12において、変数iの値は、図12の処理手順が実行される時点における、図5での変数iの値である。
ステップS301において、補正部17は、閾値bt[i]からmbtを差し引いた結果を変数rbtに代入する。
図13は、共通終了許容期間拡張処理において利用される変数を説明するための図である。図13に示されるように、mbtは、共通終了許容期間[i]を示す。したがって、rbtの値は、閾値bt[i]に対する共通終了許容期間[i]の不足分を示す。なお、以下の説明において、図13に示した変数が利用される。
続いて、補正部17は、日本語の終了許容期間[i]の終了時期jbt2から共通終了許容期間[i]の終了時期mbt2を差し引いた結果を変数jrbtに代入する(S302)。続いて、補正部17は、jrbtがrbt未満であるか否かを判定する(S303)。すなわち、共通終了許容期間[i]の不足の原因が、日本語側に有るか否かが判定される。jrbtがrbt以上である場合(S303でNo)、ステップS305へ進む。
jrbtがrbt未満である場合(S303でYes)、補正部17は、日本語の発話データ部分p[i+1]の期間(開始時期及び終了時期)を(rbt−jrbt)だけ遅らすように日本語のシナリオデータdjを修正(補正)する(S304)。本実施の形態において、日本語の終了許容期間[i]は、日本語の発話データ部分p[i+1]の開始時期を終了時期とする。したがって、当該発話データ部分[i+1]を遅らせることは、当該終了許容期間[i]を延長することを意味する。
なお、斯かる修正の結果、シナリオデータdjにおいて、発話データ部分p[i+1]と発話データ部分p[i+2]との期間との間に重複が発生してしまったり、発話データ部分p[i+1]と発話データ部分p[i+2]との順序が逆になってしまったりする場合には、発話データ部分p[i+2]の開始時期が、発話データ部分[i+1]の終了時期より後になるように、発話データ部分p[i+2]以降の各発話データ部分の期間が、一定時間ずつ後ろにずらされてもよい。又は、斯かる重複や順序の逆転の有無に関係なく、発話データ部分p[i+1]以降の全ての発話データ部分の期間が、(rbt−jrbt)だけ遅れるようにシナリオデータdjが修正されてもよい。
ステップS303でNoの場合、又はステップS304に続いて、補正部17は、中国語のシナリオデータdcについても同様の処理を実行する。
すなわち、ステップS305において、補正部17は、中国語の終了許容期間[i]の終了時期cbt2から共通終了許容期間[i]の終了時期mbt2を差し引いた結果を変数crbtに代入する。続いて、補正部17は、crbtがrbt未満であるか否かを判定する(S306)。すなわち、共通終了許容期間[i]の不足の原因が、中国語側に有るか否かが判定される。crbtがrbt以上である場合(S306でNo)、図12の処理は終了する。
crbtがrbt未満である場合(S306でYes)、補正部17は、中国語の発話データ部分p[i]の期間(終了時期及び終了時期)を(rbt−crbt)だけ遅らすように中国語のシナリオデータdcを修正(補正)する(S307)。斯かる修正の方法は、日本語において説明した通りである。
図12の処理によって、bt[i]以上の共通終了許容期間[i]が確保される。
なお、図10及び図12では、いずれかの言語の発話データ部分を遅らせることで、共通開始許容期間[i]又は共通終了期間[i]が拡張される例について説明したが、いずれかの言語の発話データ部分を早めることで、共通開始許容期間[i]又は共通終了期間[i]が生成されてもよい。この場合、当該発話データ部分より前の発話データ部分の発話速度が高められてもよいし、当該前の発話データ部分の発話の長さ(文字列長)が短縮されてもよい。発話データ部分の発話の長さの短縮は、同じ意味内容を異なる表現で置き換えることによって行われてもよい。
なお、図10及び図12に示した処理は、一例である。発話データ部分をずらすことで、十分な共通開始許容期間[i]又は共通終了期間[i]を確保可能な方法であれば、他の方法によって図10及び図12の処理手順が置換されてもよい。
なお、上記では、制御装置10が、図5の処理手順を実行する例について説明したが、各ロボット20が、図3に示したハードウェアを含み、図4に示した機能構成を有していてもよい。すなわち、図5に示した処理手順は、各ロボット20によって実行されてもよい。
また、上記では、説明の便宜上、日本語及び中国語の2つの言語のシナリオデータが有る例について説明したが、3種類以上の言語のシナリオデータが有る場合であっても、同様の処理内容によって、共通開始期間及び共通終了期間等が特定及び拡張されてもよい。
上述したように、本実施の形態によれば、複数の言語の発話データについて、同一の動作に対応付いた発話データ部分が特定され、各発話データ部分の前又は後の期間の共通期間に、当該動作の開始又は終了の指示がロボット20に出力される。したがって、ロボット20の動作を、各言語の発話のタイミングに連動されることができる。その結果、複数の言語による応対時に発話と動作のタイミングがずれることで生じる、ロボット20による応対品質の低下を抑制することができる。また、ロボットによる説明内容を正確に伝達することができる。
なお、本実施の形態において、発話部分特定部13、許容期間特定部14及び送信部19は、生成部の一例である。シナリオデータ取得部11は、取得部の一例である。発話部分特定部13は、第1の特定部の一例である。許容期間特定部14は、第2の特定部の一例である。送信部19は、出力部の一例である。日本語は、第1の言語の一例である。中国語は、第2の言語の一例である。日本語の発話データは、第1の発話データの一例である。中国語の発話データは、第2の発話データの一例である。日本語の発話データ部分p[i]は、第1の発話データ部分の一例である。中国語の発話データ部分p[i]は、第2の発話データ部分の一例である。日本語の開始許容期間又は終了許容期間は、第1の期間の一例である。中国語の開始許容期間又は終了許容期間は、第2の期間の一例である。日本語の動作データは、第1の動作データの一例である。中国語の動作データは、第2の動作データの一例である。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
ロボットによる特定の発話シナリオに応じた、第1の言語に対応する第1の発話データ及び第2の言語に対応する第2の発話データを取得し、
取得した前記第1の発話データ及び前記第2の発話データのうち、前記ロボットによる同一の動作が対応付けられた第1の発話データ部分及び第2の発話データ部分を特定し、
特定した前記第1の発話データ部分に応じた発話期間の前又は後の一方の期間である第1の期間と、特定した前記第2の発話データ部分に応じた発話期間の前又は後の前記一方の期間である第2の期間とを特定し、
特定した前記第1の期間と、特定した前記第2の期間とに共通する期間に、前記動作を開始又は終了させる指示を、前記ロボットに出力する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
(付記2)
前記共通する期間が閾値未満である場合に、前記第1の発話データ部分に応じた発話期間及び前記第2の発話データ部分に応じた発話期間の少なくともいずれか一方を変更する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする付記1記載の制御プログラム。
(付記3)
前記共通する期間が前記閾値未満である場合に、前記共通する期間が閾値以上となるように、前記第1の発話データ部分に応じた発話期間及び前記第2の発話データ部分に応じた発話期間の少なくともいずれか一方を変更する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする付記2記載の制御プログラム。
(付記4)
ロボットによる特定の発話シナリオに応じた、第1の言語に対応する第1の発話データ及び第2の言語に対応する第2の発話データと、前記第1の発話データに含まれる発話データ部分に対応付けられた第1の動作データ及び前記第2の発話データに含まれる発話データ部分に対応付けられた第2の動作データと、を含むデータ構造であって、
前記ロボットを制御する指示を生成する生成部が、
前記データ構造を参照して、前記第1の発話データ及び前記第2の発話データを取得するとともに、取得した前記第1の発話データ及び前記第2の発話データのうち、前記ロボットによる同一の動作データが対応付けられた第1の発話データ部分及び第2の発話データ部分を特定し、
特定した前記第1の発話データ部分に応じた発話期間の前又は後の一方の期間である第1の期間と、特定した前記第2の発話データ部分に応じた発話期間の前又は後の前記一方の期間である第2の期間とを特定し、
特定した前記第1の期間と、特定した前記第2の期間とに共通する期間に、前記同一の動作データに応じた動作を開始又は終了させる指示を、前記ロボットに出力する、
処理に用いられる、データ構造。
(付記5)
前記生成部は、前記共通する期間が閾値未満である場合に、前記第1の発話データ部分に応じた発話期間及び前記第2の発話データ部分に応じた発話期間の少なくともいずれか一方を変更する、
ことを特徴とする付記4記載のデータ構造。
(付記6)
前記生成部は、前記共通する期間が前記閾値未満である場合に、前記共通する期間が閾値以上となるように、前記第1の発話データ部分に応じた発話期間及び前記第2の発話データ部分に応じた発話期間の少なくともいずれか一方を変更する、
ことを特徴とする付記5記載のデータ構造。
(付記7)
ロボットによる特定の発話シナリオに応じた、第1の言語に対応する第1の発話データ及び第2の言語に対応する第2の発話データを取得し、
取得した前記第1の発話データ及び前記第2の発話データのうち、前記ロボットによる同一の動作が対応付けられた第1の発話データ部分及び第2の発話データ部分を特定し、
特定した前記第1の発話データ部分に応じた発話期間の前又は後の一方の期間である第1の期間と、特定した前記第2の発話データ部分に応じた発話期間の前又は後の前記一方の期間である第2の期間とを特定し、
特定した前記第1の期間と、特定した前記第2の期間とに共通する期間に、前記動作を開始又は終了させる指示を、前記ロボットに出力する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする制御方法。
(付記8)
前記共通する期間が閾値未満である場合に、前記第1の発話データ部分に応じた発話期間及び前記第2の発話データ部分に応じた発話期間の少なくともいずれか一方を変更する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする付記7記載の制御方法。
(付記9)
前記共通する期間が前記閾値未満である場合に、前記共通する期間が閾値以上となるように、前記第1の発話データ部分に応じた発話期間及び前記第2の発話データ部分に応じた発話期間の少なくともいずれか一方を変更する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする付記8記載の制御方法。
(付記10)
ロボットによる特定の発話シナリオに応じた、第1の言語に対応する第1の発話データ及び第2の言語に対応する第2の発話データを取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記第1の発話データ及び前記第2の発話データのうち、前記ロボットによる同一の動作が対応付けられた第1の発話データ部分及び第2の発話データ部分を特定する第1の特定部と、
前記第1の特定部が特定した前記第1の発話データ部分に応じた発話期間の前又は後の一方の期間である第1の期間と、特定した前記第2の発話データ部分に応じた発話期間の前又は後の前記一方の期間である第2の期間とを特定する第2の特定部と、
前記第2の特定部が特定した前記第1の期間と、前記第2の特定部が特定した前記第2の期間とに共通する期間に、前記動作を開始又は終了させる指示を、前記ロボットに出力する出力部と、
を有することを特徴とする制御装置。
(付記11)
前記共通する期間が閾値未満である場合に、前記第1の発話データ部分に応じた発話期間及び前記第2の発話データ部分に応じた発話期間の少なくともいずれか一方を変更する変更部、
を有することを特徴とする付記10記載の制御装置。
(付記12)
前記変更部は、前記共通する期間が前記閾値未満である場合に、前記共通する期間が閾値以上となるように、前記第1の発話データ部分に応じた発話期間及び前記第2の発話データ部分に応じた発話期間の少なくともいずれか一方を変更する、
ことを特徴とする付記11記載の制御装置。
10 制御装置
11 シナリオデータ取得部
12 必須期間特定部
13 発話部分特定部
14 許容期間特定部
15 共通期間特定部
16 判定部
17 補正部
18 決定部
19 送信部
20 ロボット
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
121 閾値記憶部
B バス

Claims (6)

  1. ロボットによる特定の発話シナリオに応じた、第1の言語に対応する第1の発話データ及び第2の言語に対応する第2の発話データを取得し、
    取得した前記第1の発話データ及び前記第2の発話データのうち、前記ロボットによる同一の動作が対応付けられた第1の発話データ部分及び第2の発話データ部分を特定し、
    特定した前記第1の発話データ部分に応じた発話期間の前又は後の一方の期間である第1の期間と、特定した前記第2の発話データ部分に応じた発話期間の前又は後の前記一方の期間である第2の期間とを特定し、
    特定した前記第1の期間と、特定した前記第2の期間とに共通する期間に、前記動作を開始又は終了させる指示を、前記ロボットに出力する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする制御プログラム。
  2. 前記共通する期間が閾値未満である場合に、前記第1の発話データ部分に応じた発話期間及び前記第2の発話データ部分に応じた発話期間の少なくともいずれか一方を変更する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1記載の制御プログラム。
  3. 前記共通する期間が前記閾値未満である場合に、前記共通する期間が閾値以上となるように、前記第1の発話データ部分に応じた発話期間及び前記第2の発話データ部分に応じた発話期間の少なくともいずれか一方を変更する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項2記載の制御プログラム。
  4. ロボットによる特定の発話シナリオに応じた、第1の言語に対応する第1の発話データ及び第2の言語に対応する第2の発話データと、前記第1の発話データに含まれる発話データ部分に対応付けられた第1の動作データ及び前記第2の発話データに含まれる発話データ部分に対応付けられた第2の動作データと、を含むデータ構造であって、
    前記ロボットを制御する指示を生成する生成部が、
    前記データ構造を参照して、前記第1の発話データ及び前記第2の発話データを取得するとともに、取得した前記第1の発話データ及び前記第2の発話データのうち、前記ロボットによる同一の動作データが対応付けられた第1の発話データ部分及び第2の発話データ部分を特定し、
    特定した前記第1の発話データ部分に応じた発話期間の前又は後の一方の期間である第1の期間と、特定した前記第2の発話データ部分に応じた発話期間の前又は後の前記一方の期間である第2の期間とを特定し、
    特定した前記第1の期間と、特定した前記第2の期間とに共通する期間に、前記同一の動作データに応じた動作を開始又は終了させる指示を、前記ロボットに出力する、
    処理に用いられる、データ構造。
  5. ロボットによる特定の発話シナリオに応じた、第1の言語に対応する第1の発話データ及び第2の言語に対応する第2の発話データを取得し、
    取得した前記第1の発話データ及び前記第2の発話データのうち、前記ロボットによる同一の動作が対応付けられた第1の発話データ部分及び第2の発話データ部分を特定し、
    特定した前記第1の発話データ部分に応じた発話期間の前又は後の一方の期間である第1の期間と、特定した前記第2の発話データ部分に応じた発話期間の前又は後の前記一方の期間である第2の期間とを特定し、
    特定した前記第1の期間と、特定した前記第2の期間とに共通する期間に、前記動作を開始又は終了させる指示を、前記ロボットに出力する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする制御方法。
  6. ロボットによる特定の発話シナリオに応じた、第1の言語に対応する第1の発話データ及び第2の言語に対応する第2の発話データを取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記第1の発話データ及び前記第2の発話データのうち、前記ロボットによる同一の動作が対応付けられた第1の発話データ部分及び第2の発話データ部分を特定する第1の特定部と、
    前記第1の特定部が特定した前記第1の発話データ部分に応じた発話期間の前又は後の一方の期間である第1の期間と、特定した前記第2の発話データ部分に応じた発話期間の前又は後の前記一方の期間である第2の期間とを特定する第2の特定部と、
    前記第2の特定部が特定した前記第1の期間と、前記第2の特定部が特定した前記第2の期間とに共通する期間に、前記動作を開始又は終了させる指示を、前記ロボットに出力する出力部と、
    を有することを特徴とする制御装置。
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