JP2019187351A - 無核果実の生産技術 - Google Patents

無核果実の生産技術 Download PDF

Info

Publication number
JP2019187351A
JP2019187351A JP2018086221A JP2018086221A JP2019187351A JP 2019187351 A JP2019187351 A JP 2019187351A JP 2018086221 A JP2018086221 A JP 2018086221A JP 2018086221 A JP2018086221 A JP 2018086221A JP 2019187351 A JP2019187351 A JP 2019187351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plant
papaya
fruit
seedless fruit
growing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018086221A
Other languages
English (en)
Inventor
節三 田中
Setsuzo Tanaka
節三 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Setsuzo
Original Assignee
Tanaka Setsuzo
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tanaka Setsuzo filed Critical Tanaka Setsuzo
Priority to PCT/JP2018/017206 priority Critical patent/WO2018199293A1/ja
Priority to US16/608,698 priority patent/US11350583B2/en
Priority to CA3061616A priority patent/CA3061616A1/en
Priority to JP2018086221A priority patent/JP2019187351A/ja
Priority to PH12019502423A priority patent/PH12019502423A1/en
Publication of JP2019187351A publication Critical patent/JP2019187351A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)

Abstract

【課題】パパイヤの無核果実を得る新規の技術を提供する。【解決手段】パパイヤ科に属する植物の植物組織を凍結する凍結工程S11と、凍結された植物組織を解凍する解凍工程S12と、解凍された植物組織から植物を発生させる発生工程S13と、発生工程により得られた植物を育成する第1の育成工程S14と、を含むことを特徴とする、パパイヤ科に属する植物の無核果実の生産方法。【選択図】図1

Description

本発明は、遺伝子操作や化学処理によらずに無核果実を得る技術に関する。
果実は、一般に被子植物における内部に種子を含む構造のことをいう。そのため、通常であれば果実の中には種が含まれており、果実を人が食する際には食せない部分である種を除去する必要がある。しかし、種を除去する作業は煩雑である。
このような問題に鑑み、種の無い果実(無核果実)を作出する方法が考案されている。代表的な無核果実を得る方法(無核化)としては、ジベレリン処理法が挙げられる(特許文献1)。
また、一般に流通しているバナナのように、突然変異により種の無い果実を着果する性質を有する株を株分けの方法により増産することも行われている。
植物の種類によっては受粉が起こらないことにより、自然に無核果実を着果するものもある。
雄樹と雌樹が存在するパパイヤ種もこの一例であり、受粉が起こらなければ単為結果が起こりうる。しかし、その効率は非常に低い(5〜10%程度)。
なお、両性種のパパイヤは、雄花と雌花が交互に開花して自家受粉するため、ほとんど単為結果は起こらない。
また、品種改良により得られた単為結果するパパイヤ種が知られている(品種登録番号16161号)
再表97/031536号公報
上述したように、受粉を行わなかった場合、パパイヤは単為結果し得るが、その効率は非常に悪い。
無核果実を着果するパパイヤを得るための方法として品種改良が挙げられるが、非常に長い期間を要し、また確実性も低い。
一方、ジベレリンなどの化学的処理を行う方法があるが、化学物質の残留などの問題があるため好ましくない。
このような問題に鑑み、本発明の解決しようとする課題は、パパイヤの無核果実を得る新規の技術を提供することにある。
上記課題をする本発明は、パパイヤ科に属する植物の植物組織を凍結する凍結工程と、凍結された植物組織を解凍する解凍工程と、解凍された植物組織から植物を発生させる発生工程と、発生工程により得られた植物を育成する第1の育成工程と、を含むことを特徴とする、パパイヤ科に属する植物の無核果実の生産方法である。
本発明の生産方法によれば、品種改良よりも短期に、またジベレリン処理のような化学的処理を行うことなく、高効率にパパイヤ科植物の無核果実を得ることができる。
本発明の好ましい形態では、前記第1の育成工程を生物による花粉媒介が無い環境下で行う。虫などが媒介する受粉が起こらないため、非常に高い効率で無核果実を得ることができる。
本発明の好ましい形態では、前記第1の育成工程により育成された植物の植物組織を採取し、組織培養する培養工程と、培養工程により得られた植物を育成する第2の育成工程と、を含む。
第1の育成工程により得られた植物も無核果実を着果するが、培養工程を経て第2の育成工程により得られた植物は、着蕾の段階で子房の肥大が認められ、無核果実の着果が確認できる特異な性質を有する。そして、着果が確認できる蕾は、蕾全体の9割程度を占める。すなわち、極めて高効率に無核果実を得ることができる。
本発明の好ましい形態では、前記第2の育成工程が露地栽培である。
第2の育成工程により得られる植物は、通常であれば虫が媒介する受粉が起こり得る露地栽培によっても、無核果実を高効率で着果する。
本発明の好ましい形態では、前記第2の育成工程の過程で発生した蕾を観察し、着果が確認できない蕾を除去する選別工程を含む。
選別工程により着果が確認できない蕾を除去し、着蕾の段階で着果が確認できる蕾だけを残すことにより、着果する果実の全てを無核果実とすることができる。
本発明は、上述の生産方法により生産した無核果実にも関する。かかる無核果実はジベレリン等の薬品により無核化されたものとは異なり、残留物質の心配もなく、安心して食することができる。
また、本発明は上述の無核果実の生産方法における、第1の育成工程で得られる、無核果実を着果する植物にも関する。かかる植物は無核果実を高効率で着果する。
また、本発明は上述の無核果実の生産方法における、第2の育成工程で得られる、無核果実を着果する植物にも関する。かかる植物は、上述のとおり着蕾の段階で子房の肥大が認められ、無核果実の着果が確認できる特異な性質を有する。
また、本発明は上述の植物より得られる、接ぎ木のための穂木として用いられる植物組織及びこれが穂木として接ぎ木された植物、並びに、これら植物より得られる、該植物とは独立した植物個体を発生可能な植物組織にも関する。
本発明によれば、高効率にパパイヤ科植物の無核果実を得ることができる。
無核果実の生産方法のスキーム。 凍結解凍処理を行ったパパイヤと未処理のパパイヤの発芽後30日後における写真。 凍結解凍処理を行ったパパイヤと未処理のパパイヤの発芽後45日後における写真。 凍結解凍処理を行ったパパイヤと未処理のパパイヤの発芽後60日後における写真。 凍結解凍処理を行ったパパイヤと未処理のパパイヤの発芽後3か月後における写真。 凍結解凍処理を行ったパパイヤと未処理のパパイヤの収穫期における写真。 通常のパパイヤの蕾と、第2の育成工程の過程で着果したパパイヤの蕾の比較写真である。 通常のパパイヤの蕾の断面と、第2の育成工程の過程で着果したパパイヤの蕾の断面の比較写真である。
以下、本発明の実施の形態について図1を参照しながら詳細に説明を加える。
本発明の無核果実の生産方法は、Cylicomorpha属、Carica(パパイヤ)属、Horovitzia属、Jarilla属、Jacaratia属、Vasconcellea属など、パパイヤ科(Caricaceae)に属する植物に適用することができる。具体的には、パパイヤ属(Carica)に属する植物、より具体的にはパパイヤ(Carica papaya L)に適用することができる。
本発明の無核果実の生産方法は、植物組織を凍結する凍結工程S11を含む。
凍結工程S11に供する植物組織としては、植物より得られる、該植物とは独立した植物個体を発生可能な植物組織が好ましく例示できる。
植物は全能性を有するため、植物のどの部位であっても「植物より得られる、該植物とは独立した植物個体を発生可能な植物組織」に該当するが、具体的には、植物の種子、根、芽、茎、葉、花弁などを例示でき、好ましくは種子、根及び芽、さらに好ましくは種子を挙げることができる。
凍結工程S11に供する際にこれら組織は、そのまま凍結してもよいし、一部を切除し、切片の形態で凍結してもよい。
凍結工程S11においては、植物組織を液体に浸漬した状態で凍結することが好ましい。植物組織を浸漬する液体としては、DMSO(ジメチルスルホキシド)、グリセリン、エチレングリコール、糖類などの水溶液からなる凍害防御剤を用いることが好ましい。中でも糖類水溶液、特にトレハロース水溶液を用いることが好ましい。
凍結工程S11における凍結時最低温度の上限は、好ましくは−20℃以下、より好ましくは−30℃以下、さらに好ましくは−40℃以下、さらに好ましくは−50℃以下、さらに好ましくは−55℃以下である。
また、凍結時最低温度の下限は、好ましくは−200℃以上、より好ましくは−150℃以上、さらに好ましくは−100℃以上、さらに好ましくは−80℃以上、さらに好ましくは−70℃以上、さらに好ましくは−65℃以上である。
凍結工程S11においては急速に凍結時最低温度に降下させるのではなく、緩慢に温度降下させることが好ましい。温度降下の速度は、解凍後の生存率の観点から、好ましくは0.8℃日/以下、より好ましくは0.6℃日/以下、より好ましくは0.5℃/日以下、さらに好ましくは0.3℃/日以下、さらに好ましくは0.2℃/日、さらに好ましくは0.1℃/日である。
このように緩慢に温度降下させる場合には、凍結工程S11においてはプログラムフリーザーを用いることが好ましい。
凍結工程S11の期間の下限は、好ましくは100日以上、より好ましくは120日以上、さらに好ましくは150日以上、さらに好ましくは160日以上、さらに好ましくは180日/以上である。
なお、「凍結工程S11の期間」とは、植物組織に温度降下を開始した時点から、解凍工程S12を開始するまでの期間である。
解凍工程S12における解凍方法は特に制限されない。凍結状態の植物組織を常温に放置することで自然解凍してもよいし、凍結状態の植物組織を流水ですすぎながら解凍してもよい。
本発明の無核果実の生産方法は、このようにして解凍された植物組織から植物を発生させる発生工程S13を含む。
凍結工程S11及び解凍工程S12に供した植物組織が植物の種子である場合には、これを常法に従い播種し、植物個体を発生させることができる。
凍結工程S11及び解凍工程S12に供した植物組織が種子以外の植物部位である場合には、これをそのまま土壌や培地に移し発芽させてもよいし、また、細かく細断し常法に従い細胞培養を行い、カルス誘導、不定胚誘導、不定芽誘導を行うことで、植物個体を発生させることができる。
発生工程S13により発生させた植物個体を第1の育成工程S14において育成する。第1の育成工程S14は、何れの方法によってもよく、露地栽培、ハウス栽培、密室栽培など公知の植物栽培方法を適用することができる。
第1の育成工程S14により育成される植物41は、虫を媒介とする自然受粉が起これば種を含む果実を着果してしまう。そのため、第1の育成工程S14においては、より単為結果の効率を向上させるために、密室栽培など虫等の生物による花粉媒介が無い環境で行うことが好ましい。
パパイヤ科植物の栽培における至適温度に鑑み、第1の育成工程S14は、熱帯〜亜熱帯地域、またはこれら地域の気候と同等に温度管理がなされた室内で行ってもよい。
なお、凍結工程S11、解凍工程S12及び発生工程S13を経た植物41は、耐寒性が劇的に向上しているため、熱帯〜亜熱帯地域よりも気温の低い温帯〜寒帯地域、またはこれら地域の気候と同等に温度管理がなされた室内栽培で行うこともできる。
第1の育成工程S14において育成された植物41は、自然又は人工的に受粉がなされなければ、高効率で無核果実31を着果する。
通常の栽培方法で栽培したパパイヤ科植物も受粉をしなければ単為結果を起こすが、その効率は非常に低い。一方、第1の育成工程S14により育成された植物41は、非常に高効率に単為結果するため、無核果実の生産性に特に優れる。
本発明の好ましい実施の形態では、第1の育成工程S14により育成された植物の植物組織を採取し、組織培養を行う(培養工程S21)。組織培養の方法は特に限定されず、葉などの器官を培養する器官培養、茎頂を培養するメリクロン培養(茎頂培養)、未熟胚を培養する胚培養、葯を培養する葯培養、プロトプラストを培養するプロトプラスト培養などを例示することができる。
言うまでもないが、培養工程S21は、第1の育成工程S14において植物41が結実するまで待つ必要はない。いずれの成長段階にある植物41であっても、培養工程S21に供することができる。
培養工程S21により新たな植物個体を発生させた後、この得られた植物を育成する第2の育成工程S22を行う。
第2の育成工程S22の条件については、上述した第1の育成工程S14の内容を適用できる。ただし、培養工程S21を経た植物42は、着蕾の段階で子房の肥大が認められ、無核果実の着果が確認できる特異な性質を有する。そして、着果が確認できる蕾は、蕾全体の9割程度を占める。このように着蕾段階で単為結果することが確定している蕾がほとんどを占めるため、露地栽培を行うことで虫による自然受粉が起こり、単為結果効率が低下する問題が生じない。そのため、第2の育成工程S22は露地栽培で行ってもよい。露地栽培で行うことは生産コストを低減させるためにも非常に有利である。
上述の通り、培養工程S21を経た植物42は、蕾の状態で単為結果を確認できる。そのため、着果が確認できない蕾(受粉により種のある果実を着果する可能性がある)を除去する選別工程S23を行うことが好ましい。選別工程S23を行えば、着果する全果実における無核果実32の占める割合を向上させることができる。選別工程S23により、着果が確認できない蕾を全て除去すれば、着果する果実の全てを無核果実32とすることができる。
上述したように植物41及び42は無核果実を高効率に着果する性質を有する。植物41及び42から有性生殖以外の方法により得た次世代の植物は、高効率に単為結果する特性を引き継ぐ。したがって、植物41及び42より得られる、これら植物とは独立した植物個体を発生可能な種子以外の植物組織(子株等)から発生した次世代以降の子孫も、高効率に単為結果する特性を有する。
また、植物41及び42は、接ぎ木の穂木として利用した場合であっても、高効率に単為結果する特性を発揮する。
<試験例1>
パパイヤの種子をトレハロース水溶液に浸漬した状態で、プログラムフリーザー内に静置し凍結した(凍結工程)。凍結は0.5℃/日の温度降下速度で180日間かけて緩慢に行い、凍結時最低温度が−60℃となるように行った。
凍結したパパイヤの種子を流水ですすぐことにより解凍し(解凍工程)、これを播種し栽培した(発生工程、第1の育成工程)。なお、栽培地域は日本の岡山県である。
図2〜6に、凍結解凍処理を受けた種子と未処理の種子の成長を経時的に観察した結果を示す。
図2〜6に示すように、上述の凍結解凍処理を受けたパパイヤは、未処理のパパイヤと比較して著しく成長速度が向上していることが確認できた。
また、パパイヤはメキシコ南部から西インド諸島を原産とし、熱帯の国々で栽培されている植物であり、耐寒性に乏しい性質がある。しかし、凍結解凍処理を受けたパパイヤは、育成地が温帯に属する岡山県であるにも関わらず、図2〜6に示すように問題無く成長した。
また、図6に示すように、凍結解凍処理を受けたパパイヤは未処理のパパイヤと比較して多くの果実が実った。この結果は、凍結解凍処理によりパパイヤの豊産性が増強されたことを示している。
本試験例においては、農薬を用いていないが、病害虫の被害を受けることなくパパイヤを栽培することができた。また、本試験例と同様の方法により凍結解凍処理したパパイヤを、農薬を用いずに大規模に栽培した場合であっても、病害虫の被害を受けることなく栽培することができた。
また、凍結解凍処理を受けたパパイヤには根腐れに対する耐性が認められた。
結実したパパイヤの果実を収穫し、その中身を確認したところ、全体の約95%の果実が無核果実であった。
以上の結果をまとめると、パパイヤを凍結工程、解凍工程、発生工程、第1の育成工程に供することにより、パパイヤの無核果実を高効率に得られることがわかった。また、本方法により栽培されたパパイヤは豊産性に非常に優れていた。すなわち、本発明の方法は、無核果実を非常に高い生産性で得ることができることがわかった。
また、本方法により栽培されたパパイヤは耐寒性、耐虫性、根腐れ耐性に優れているため、第1の育成工程は温帯でも行うことができ、また、無農薬栽培も可能である。
<試験例2>
試験例1における凍結工程、解凍工程、発生工程及び第1の育成工程により得たパパイヤの茎頂を採取し、これをメリクロン培養した(培養工程)。培養工程を経て発生したパパイヤ個体の苗を露地栽培した(第2の育成工程)。
図7及び図8に第2の育成工程の過程で着蕾した蕾と、通常のパパイヤの蕾の比較写真を掲載するが、その違いは一目瞭然である。図7に示すように、第2の育成工程の過程で着蕾した蕾には子房の肥大が観察される。そして、図8に示すように、蕾の断面を観察すると第2の育成工程の過程で着蕾した蕾はすでに着果していることがわかる。この着蕾段階で着果した果実は受粉をしていないため当然に無核果実である。
第2の育成工程の過程で着蕾した蕾全体に占める、単為結果が確認された蕾の割合は約90%であった。
図7に示すような子房の肥大が確認されなかった蕾(約10%)を選別し、これを除去した(選別工程)。選別工程の後、最終的に第2の育成工程で育成したパパイヤより得られた果実の全てが無核果実であった。
本発明はパパイヤの無核果実の生産に応用できる。

Claims (11)

  1. パパイヤ科に属する植物の植物組織を凍結する凍結工程と、凍結された植物組織を解凍する解凍工程と、解凍された植物組織から植物を発生させる発生工程と、発生工程により得られた植物を育成する第1の育成工程と、を含むことを特徴とする、パパイヤ科に属する植物の無核果実の生産方法。
  2. 前記第1の育成工程を生物による花粉媒介が無い環境下で行うことを特徴とする、請求項1に記載の無核果実の生産方法。
  3. 前記第1の育成工程により育成された植物の植物組織を採取し、組織培養する培養工程と、培養工程により得られた植物を育成する第2の育成工程と、を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の無核果実の生産方法。
  4. 前記第2の育成工程が露地栽培であることを特徴とする、請求項3に記載の無核果実の生産方法。
  5. 前記第2の育成工程の過程で発生した蕾を観察し、着果が確認できない蕾を除去する選別工程を含むことを特徴とする、請求項3又は4に記載の無核果実の生産方法。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の生産方法により生産した無核果実。
  7. 請求項1〜5の何れか一項に記載の生産方法における、第1の育成工程で得られる、無核果実を着果する植物。
  8. 請求項3〜5の何れか一項に記載の生産方法における、第2の育成工程で得られる、無核果実を着果する植物。
  9. 請求項7又は8に記載の植物より得られる、接ぎ木のための穂木として用いられる植物組織。
  10. 請求項9に記載の植物組織が穂木として接ぎ木された植物。
  11. 請求項7又は8に記載の植物より得られる、該植物とは独立した植物個体を発生可能な植物組織。

JP2018086221A 2017-04-27 2018-04-27 無核果実の生産技術 Pending JP2019187351A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/017206 WO2018199293A1 (ja) 2017-04-27 2018-04-27 植物の特性を増強する方法及び無核果実の生産方法
US16/608,698 US11350583B2 (en) 2017-04-27 2018-04-27 Method for enhancing plant characteristics and method for producing seedless fruit
CA3061616A CA3061616A1 (en) 2017-04-27 2018-04-27 Method for enhancing plant characteristics and method for producing seedless fruit
JP2018086221A JP2019187351A (ja) 2018-04-27 2018-04-27 無核果実の生産技術
PH12019502423A PH12019502423A1 (en) 2017-04-27 2019-10-25 Method for enhancing plant characteristics and method for producing seedless fruit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018086221A JP2019187351A (ja) 2018-04-27 2018-04-27 無核果実の生産技術

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019187351A true JP2019187351A (ja) 2019-10-31

Family

ID=68387476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018086221A Pending JP2019187351A (ja) 2017-04-27 2018-04-27 無核果実の生産技術

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019187351A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003116382A (ja) * 2001-10-05 2003-04-22 Ishigaki Ichi パパイヤの栽培方法
JP2016021929A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 メカテック有限会社 接木元苗の選別装置
JP6300215B1 (ja) * 2017-04-27 2018-03-28 節三 田中 植物の特性を増強する方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003116382A (ja) * 2001-10-05 2003-04-22 Ishigaki Ichi パパイヤの栽培方法
JP2016021929A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 メカテック有限会社 接木元苗の選別装置
JP6300215B1 (ja) * 2017-04-27 2018-03-28 節三 田中 植物の特性を増強する方法

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
田中節三: "タネの凍結解凍覚醒技術(その2)ゆっくり温度を下げながら凍結させる", 現代農業, vol. 第96巻, 第3号, JPN6022001335, 1 March 2017 (2017-03-01), JP, pages 334 - 337, ISSN: 0004822720 *
田中節三: "低温に強い・生育が速いパパイヤ・バナナをつくった", 現代農業, vol. 第96巻, 第2号, JPN6022001337, 1 February 2017 (2017-02-01), JP, pages 318 - 322, ISSN: 0004822719 *

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6300215B1 (ja) 植物の特性を増強する方法
CN101209014B (zh) 烟草嫁接培育方法
CN111543238A (zh) 一种抗苹果枝枯病香梨树的抚育方法
Mayer et al. Advances in peach, nectarine and plum propagation
WO2018199293A1 (ja) 植物の特性を増強する方法及び無核果実の生産方法
Noonan Review of investigations on the Annona species
KR20170067536A (ko) 삽목을 이용한 토종 다래의 무성증식 방법
JP2019187351A (ja) 無核果実の生産技術
CN101836559B (zh) 蔬菜作物茎尖移接方法
CN100998290B (zh) 培育抗根结线虫番茄的方法
Dolmatov et al. Dwarf varieties and rootstocks-the basis for creating intensive pear gardens in Central Russia
Heimburger Report on poplar hybridization II 1937 and 1938
Niino¹ et al. Cryopreservation of vegetatively propagated species (mainly mulberry)
Zhao et al. Inadvertent selection for unwanted morphological forms during micropropagation adversely affects field performance of European rhubarb (Rheum rhaponticum)
SU1628949A1 (ru) Способ получени посадочного материала садовых культур
Subedi et al. Research notes on vegetative propagation of Chiuri (Diploknema butyracea (Roxb.) HJ Lam)
JP6716140B2 (ja) 植物の特性を増強する方法
Balaj et al. The effect of rootstock on vegetative development and flower production in modern garden roses (Rosa canina L.).
Javid et al. Advances in Plum Propagation and Nursery Management: Methods and Techniques
Żurawicz et al. Breeding of new sour cherry cultivars at the Research Institute of Horticulture, Skierniewice, Poland
Toma Cost effective culture medium for micropropagation of Paulownia (Paulownia tomentosa Steud.) and Catalpa (Catalpa bignonioides Walt.)
Albrecht et al. Citrus Rootstock Propagation: Traditional Techniques and Recent Advances: HS1329, 8/2019
Ramesh A Review on Asexual Reproduction System in Plants
Gurung et al. Chemical growth regulator mediated propagation of Dendrobium ‘Rinnapa’Lek Dee Dee and its comparative analysis with other methods of propagation
Kramarenko Introduction of apricot to Moscow and surrounding regions: Results of 32 years of work

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20200925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20200925

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220118

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220712