JP2019187090A - 電動圧縮機の運転制御装置、電動圧縮機、電気機器および電動圧縮機の運転制御方法 - Google Patents

電動圧縮機の運転制御装置、電動圧縮機、電気機器および電動圧縮機の運転制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】共振による振動を回避しつつ、従来よりも幅広い範囲の回転周波数でモーターを駆動させることが可能な電動圧縮機の運転制御装置を提供する。【解決手段】モーターの共振による電動圧縮機の振動を回避すべく、予め定められた範囲の回転数での前記モーターの運転を禁止する運転禁止範囲を設定する運転禁止範囲設定部と、前記電動圧縮機の用途に応じた前記モーターの目標回転数および前記運転禁止範囲に基づき、前記モーターの回転数の設定をおこなうモーター回転数設定部と、前記回転数の設定に基づき、前記モーターの回転数を制御する制御信号を出力する信号出力部と、前記制御信号に基づき前記モーターに電圧を印加して前記モーターを回転させる電圧印加部と、前記モーターに流れる負荷電流値を検知する負荷電流検知部とを備え、前記運転禁止範囲設定部は、前記振動が発生する前記モーターの回転数が前記負荷電流値に応じて変化しうることを考慮して、前記負荷電流値に応じて前記運転禁止範囲を設定することを特徴とする電動圧縮機の運転制御装置。【選択図】図5

Description

本発明は、電動圧縮機の運転制御装置、電動圧縮機、電気機器および電動圧縮機の運転制御方法に関する。
エアコンの室外機や冷蔵庫等の電動圧縮機(以下、圧縮機ともいう)を駆動させるモーターの回転周波数は、インバータによって制御されている。
これらの圧縮機には固有振動数があり、インバータによってモーターの回転周波数を変化させる際に、圧縮機が固有振動数に共振して振動し、騒音を発する現象が知られている。
このような圧縮機の共振による騒音や振動または配管の劣化を防止するため、従来、圧縮機のケース或いは接続配管等に振動検出装置を設けることにより、この装置が検出した振動値が予め設定した異常振動値を越えた場合に電動機の回転周波数を上昇又は下降させる手段を備えたことを特徴とする電動圧縮機の防振装置の発明が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、圧縮機の共振周波数帯を含む運転禁止領域を予め設定しておき、連続して運転禁止領域で運転することを避けて共振回避を行なうことにより、圧縮機の配管の折損や共振による騒音・振動を防ぎ、圧縮機の信頼性を向上することができるインバータ制御装置の発明も開示されている(例えば、特許文献2を参照)。
特開昭60−125790号公報 特開2011−72061号公報
しかしながら、圧縮機のモーターの回転周波数に運転禁止領域を設ける従来の技術は、モーターの回転周波数範囲の限定により、インバータの制御が大きく制限されてしまうため、結果として圧縮機の性能が十分に発揮できなくなるという問題があった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、従来よりも幅広い範囲の回転周波数でモーターを駆動させることが可能な電動圧縮機の運転制御装置、電動圧縮機、電気機器および電動圧縮機の運転制御方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、モーターの共振による電動圧縮機の振動を回避すべく、予め定められた範囲の回転数での前記モーターの運転を禁止する運転禁止範囲を設定する運転禁止範囲設定部と、前記電動圧縮機の用途に応じた前記モーターの目標回転数および前記運転禁止範囲に基づき、前記モーターの回転数の設定をおこなうモーター回転数設定部と、前記回転数の設定に基づき、前記モーターの回転数を制御する制御信号を出力する信号出力部と、前記制御信号に基づき前記モーターに電圧を印加して前記モーターを回転させる電圧印加部と、前記モーターに流れる負荷電流値を検知する負荷電流検知部とを備え、前記運転禁止範囲設定部は、前記振動が発生する前記モーターの回転数が前記負荷電流値に応じて変化しうることを考慮して、前記負荷電流値に応じて前記運転禁止範囲を設定することを特徴とする電動圧縮機の運転制御装置が提供される。
また、本発明によれば、前記運転制御装置を備えた電動圧縮機が提供される。
また、本発明によれば、前記電動圧縮機を駆動させ、配管を介して冷媒を循環する熱サイクルにより、予め定められた対象を冷却または加熱する電気機器が提供される。
また、本発明によれば、モーターの共振による電動圧縮機の振動を回避すべく、予め定められた範囲の回転数での前記モーターの運転を禁止する運転禁止範囲を設定する運転禁止範囲設定ステップと、前記電動圧縮機の用途に応じた前記モーターの目標回転数および前記運転禁止範囲に基づき、前記モーターの回転数の設定をおこなうモーター回転数設定ステップと、前記回転数の設定に基づき、前記モーターの回転数を制御する制御信号を出力する信号出力ステップと、前記制御信号に基づき前記モーターに電圧を印加して前記モーターを回転させる電圧印加ステップと、前記モーターに流れる負荷電流値を検知する負荷電流検知ステップとを有し、前記運転禁止範囲設定ステップにおいて、前記振動が発生する前記モーターの回転数の範囲が前記負荷電流値に応じて変化しうることを考慮して、前記負荷電流値に応じて前記運転禁止範囲を設定することを特徴とする電動圧縮機の運転制御方法が提供される。
本発明において、「モーターの回転数」は、単位時間あたりのモーターの回転数であり、例えば、rpm(1分当たりの回転数)である。
本発明の「電動圧縮機」は、圧縮機40によって実現される。また、本発明の「信号出力部」は、インバータ制御部605によって実現される。また、本発明の「電圧印加部」は、AC電源604およびインバータ回路601の協働によって実現される。また、本発明の「負荷電流検知部」は、DC電流検出回路および電流値検出・負荷電流演算部6051の協働によって実現される。また、本発明の「運転禁止範囲設定部」および「モーター回転数設定部」は、モーター回転数設定部6052によって実現される。
本発明によれば、共振による振動を回避しつつ、従来よりも幅広い範囲の回転周波数でモーターを駆動させることが可能な電動圧縮機の運転制御装置、電動圧縮機、電気機器および電動圧縮機の運転制御方法を実現できる。
また、本発明の電動圧縮機の制御装置は、次のように構成されてもよく、それらが適宜組み合わされてもよい。
(2)前記運転禁止範囲設定部は、前記負荷電流値が予め定められた閾値以上の場合に前記運転禁止範囲を設定し、前記閾値未満の場合は前記運転禁止範囲を設定しないものであってもよい。
このようにすれば、前記負荷電流値が予め定められた閾値以上の場合のみに前記運転禁止範囲を設定するため、共振による振動を回避しつつ、従来よりも幅広い範囲の回転周波数でモーターを駆動させることが可能な電動圧縮機の運転制御装置を実現できる。
(3)前記運転禁止範囲設定部は、電動圧縮機の運転時の前記振動が予め定められた振動許容値以上となる前記モーターの回転数の範囲を前記運転禁止範囲として設定し、前記運転禁止範囲が複数存在する場合は、前記運転禁止範囲ごとに異なる前記閾値を設定するものであってもよい。
このようにすれば、前記運転禁止範囲ごとに異なる負荷電流値の閾値を設定するため、共振による振動を回避しつつ、従来よりも幅広い範囲の回転周波数でモーターを駆動させることが可能な電動圧縮機の運転制御装置を実現できる。
(4)前記運転禁止範囲設定部は、前記モーターの回転数に応じて異なる前記閾値を設定するものであってもよい。
このようにすれば、モーターの回転数に応じて異なる前記閾値を設定するため、共振による振動を回避しつつ、従来よりも幅広い範囲の回転周波数でモーターを駆動させることが可能な電動圧縮機の運転制御装置、電動圧縮機、電気機器および電動圧縮機の運転制御方法を実現できる。
本発明の実施形態1に係る空気調和機の室外機の内部構成を説明する分解図である。 図1の回路基板の概略構成を示すブロック図である。 従来のインバータ制御におけるモーターの回転数と運転禁止領域との関係を示すグラフである。 圧縮機の負荷電流値が変化したときのモーターの回転数と圧縮機の振動との関係を示すグラフである。 図2のインバータ制御部によるモーターの回転数の制御処理を示すフローチャートである。 モーターの負荷電流値と運転禁止領域の設定との関係を示すグラフである。 本発明の実施形態2に係る空気調和機の室外機において、集塵機のモーターの負荷電流値と運転禁止領域の設定との関係を示すグラフである。 本発明の実施形態3に係る空気調和機の室外機において、集塵機のモーターの負荷電流値と運転禁止領域の設定との関係を示すグラフである。 本発明の実施形態3および4に係る空気調和機の室外機において、集塵機のモーターの負荷電流値と運転禁止領域の設定との関係を示すグラフである。
以下、図面を参照しながら本発明の電動圧縮機の一例としての室外機1の圧縮機40の実施形態を詳説する。なお、以下の実施例の記載によって、本発明が限定されるものではない。
(実施形態1)
図1および図2に基づき、本発明の実施形態1に係る空気調和機の室外機1の概略構成について説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係る空気調和機の室外機1の内部構成を説明する分解図である。また、図2は、図1の回路基板60の概略構成を示すブロック図である。
<室外機1の全体構成>
図1に示すように、本発明の実施形態1に係る空気調和機の室外機1は、直方体形の筐体10と、筐体10内に収納された熱交換器(室外熱交換器)20、モーター30aおよびプロペラファン30bを有するファン30、圧縮機40、配管部50およびケース(電装ボックス)にて覆われた回路基板60と、ファン30を支持するファン支持部材(モータアングル)70と、筐体10の一側面に取り付けられたカバー93内に収納された図示しない二方弁および三方弁とを主たる構成要素として備える。
筐体10は、底板(ドレンパン)11、左右の側板12、13、前板14、格子状の吸気口を有する後板15および天板16を有し、これらがビスにて連結して組み立てられる。
前板14には、円形の吹出口14aが設けられると共に、吹出口14aに円形のファンガード14bが取り付けられている。
熱交換器20は、筐体10の左側板12と後板15と右側板13の内面に沿うように底板11にて支持されると共に、配管部50と接続されている。
また、筐体10内には、ファン30を収納する左側スペースと圧縮機40および配管部50を収納する右側スペース(機械室)とを遮蔽する遮蔽板17が底板11にて支持されるよう設けられている。左側スペースにおける左右の略中間位置にかつ熱交換器20に沿ってファン支持部材(モータアングル)70が底板11にて支持されるよう設けられ、電装ボックス(回路基板60)を水平状に支持する支持板19がファン支持部材70にて支持されるよう設けられている。
なお、底板11の裏(下面)には左右一対の支持脚18が取り付けられており、一対の支持脚18によって底板11が設置面から浮き上がっている。
配管部50は、膨張弁またはキャピラリーチューブまたはその両方を有しかつ熱交換器20と二方弁(不図示)とを接続する冷媒配管部と、四方弁を有しかつ熱交換器20および三方弁(不図示)を前記四方弁を介して圧縮機40に接続する冷媒配管部とを備える。
なお、二方弁および三方弁は、冷媒を流通させる渡り配管としての図示しない第1配管および第2配管を介して室内機の室内熱交換器(不図示)と接続される。
すなわち、圧縮機40、四方弁、室外熱交換器、膨張機構(膨張弁、キャピラリーチューブ)、二方弁、第1配管、室内熱交換器、第2配管、三方弁にて冷凍サイクルが形成されている。
空気調和機の運転時、室外機1においては、圧縮機40の駆動により冷媒が循環して熱サイクル(冷凍サイクル)が運転される。この際、ファン30を駆動することにより熱交換器20の周囲に気流が生じ、回転するプロペラファン30bの吸引力によって外気が吸込され、熱交換器20を通過して筐体10内に流入する。熱交換器20を通過した外気は熱交換されて吹出口14aから外部に吹き出される。
また、冷媒が図示しない第1配管と第2配管を介して室外機1と図外の室内機との間を循環し、室外機1の二方弁および三方弁のうちの一方には高温の冷媒が流れ、他方には低温の冷媒が流れる。具体的には、空気調和機の通常の冷房運転時には、圧縮機40から吐出された高温高圧の気体冷媒は、四方弁を介して、室外熱交換器に流入する。室外熱交換器にて放熱し、中温高圧の液冷媒となり、膨張弁にて、低温低圧の液冷媒となる。二方弁に低温低圧の液冷媒が流れ、第1配管を通って、室内熱交換器に流入する。室内熱交換器にて吸熱し中温(通常、室内熱交換器に流入する液冷媒よりも高温)低圧の気体冷媒となる、気体冷媒は第2配管を通り、三方弁に中温の気体冷媒が流れる。気体冷媒は四方弁を介して、圧縮機40に流入する。すなわち、通常の冷房運転時においては、基本的には二方弁の温度は三方弁の温度よりも低くなる。
通常の暖房運転時には圧縮機40から吐出された高温高圧の冷媒は、四方弁を介して、三方弁を通る。すなわち、三方弁には、高温高圧の気体冷媒が流れる。三方弁を通った冷媒は、第2配管を通り、室内熱交換器に流入する。室内熱交換器にて放熱し、中温高圧(通常、室内熱交換器に流入する気体冷媒よりも低温)の液冷媒となり、第1配管を通って、二方弁に流入する。すなわち、二方弁には低温の液体冷媒が流れる。その後、膨張弁にて、低温低圧の液冷媒となり、室外熱交換器に流入する。室外熱交換器にて吸熱し、中温低圧の気体冷媒となり、四方弁を介して、圧縮機40に流入する。すなわち、通常の暖房運転時においては、基本的には二方弁の温度は三方弁の温度よりも低くなる。
すなわち、通常の冷房運転時、通常の暖房運転時いずれにおいても、基本的には二方弁を流れる冷媒の温度は、三方弁を流れる冷媒の温度よりも低くなる。
<回路基板60の概略構成>
図2に示すように、回路基板60の概略構成について説明する。
図2に示すように、回路基板60は、インバータ回路601、DC電流検出回路602、整流回路603、AC電源604およびインバータ制御部605を備える。
以下、回路基板60の各構成要素を説明する。
インバータ回路601は、モーター30aに接続され、モーター回転数設定部6052によって設定された目標回転数に基づき、モーター30aを適宜所定の回転数で回転するよう回転指令信号を送信してモーター30aを駆動することにより、モーター30aの回転を制御する回路である。
DC電流検出回路602は、インバータ回路601を流れるDC電流の電流値を検知する回路である。
整流回路603は、AC電源604に接続され、ダイオード、チョークコイルおよびコンデンサーから構成され、AC電源604からの交流電圧を直流電圧に変換する回路である。
AC電源604は、所定の電圧および周波数の交流電力をインバータ回路601およびモーター30aに供給する部分である。
インバータ制御部605は、電流値検出・負荷電流演算部6051およびモーター回転数設定部6052を備え、インバータ回路601の動作を制御する部分である。
電流値検出・負荷電流演算部6051は、DC電流検出回路602に接続され、DC電流検出回路602によって検出されたインバータ回路601を流れるDC電流の電流値を検出し、モーター30aにかかる負荷電流値Iqを演算により算出する部分である。
モーター回転数設定部6052は、電流値検出・負荷電流演算部6051によって算出されたモーター30aにかかる負荷電流値Iqに基づき、モーター30aの回転数を設定し、インバータ回路601に制御信号を出力する部分である。
<従来のインバータ制御の問題点>
次に、図3および図4に基づき、従来のインバータ制御の問題点について説明する。
図3は、従来のインバータ制御におけるモーター30aの回転数と運転禁止領域との関係を示すグラフである。また、図4は、圧縮機40の負荷電流値Iqが変化したときのモーター30aの回転数と圧縮機40の振動との関係を示すグラフである。
図3および図4において、グラフの横軸はモーター30aの回転数(rpm)を示し、縦軸は圧縮機40の振動の大きさ(μm)を示す。
以下の図6,7および8においても同様である。
従来のインバータ制御は、圧縮機40が共振による騒音や振動または配管の劣化を防止するため、図3に示すように、圧縮機40の共振周波数帯を含む運転禁止領域を予め設定しておき、当該運転禁止領域内に入らないように、モーター30aの回転数の制御をおこなっていた。
図3において、モーター30aの回転数が2800〜3100rpmの範囲では、圧縮機40の振動は、42μmの振動許容値を超えるため、この範囲を運転禁止領域として設定している。
しかしながら、圧縮機40の振動の変化の仕方は一様ではなく、圧縮機40の負荷電流値Iqに応じて大きく変化することが知られている。
図4において、下からそれぞれ圧縮機40の負荷電流値Iqが3、5および7Aの例が示されている。
圧縮機40の負荷電流値Iqは、現在の温度と目標温度との温度差が大きい場合に室外機1を動作させるなど、一般に負荷が大きくなるほど大きくなる傾向がある。
また、図4に示すように、負荷電流値Iqが大きくなると、圧縮機40の振動も大きくなる傾向がある。
一方、負荷電流値Iqが小さいほど、圧縮機40の振動も小さくなるため、例えば、負荷電流値Iqが3(A)の場合は、モーター30aの回転数が2800〜3100rpmの運転禁止領域内にあっても、圧縮機40の振動が振動許容値を超えることはない。
それゆえ、負荷電流値Iqの小さい場合、圧縮機40の共振による騒音や振動が生じる可能性がほとんどないのにもかかわらず、従来のインバータ制御において、運転禁止領域内に入らないようにモーター30aの回転数を制御していたため、従来、インバータの性能が必要以上に制限されていた。
本発明は、このような問題を解決すべく、圧縮機40の負荷電流値Iqを考慮して、圧縮機40の振動が振動許容値よりも高くなる場合のみ、運転禁止領域を有効にすることで、より幅広い範囲で圧縮機40の動作の制御が可能なインバータ制御装置および制御方法を提供する。
<モーター30aの回転数の制御方法>
次に、図5および図6に基づき、本発明の実施形態1に係る室外機1のモーター30aの回転数の制御方法について説明する。
回転数の制御とは、目標となる回転数の指令がモーター回転数設定部6052に与えられて、その目標回転数に実際のモーター30aの回転数を近づけることである。
また、モーター回転数設定部6052に与えられる回転数の指令は、目標の室内温度へ近づけるように室内機から送られてくる信号を元にすることが一般的である。
図5は、図2のインバータ制御部605によるモーター30aの回転数の制御処理を示すフローチャートである。
室外機1の運転開始後、図5のステップS1において、電流値検出・負荷電流演算部6051は、DC電流検出回路602によって検出されたDC電流値に基づき、圧縮機40の負荷電流値Iqを算出する(ステップS1)。
次に、ステップS2において、インバータ制御部605は、算出した負荷電流値Iqにおいて、モーター30aの回転数の運転禁止領域が設定されているか否かを判定する(ステップS2)。
図6は、モーター30aの負荷電流値Iqと運転禁止領域の設定との関係を示すグラフである。
図6(A)に示すように、圧縮機40の負荷電流値Iqが5(A)以上の場合、モーター30aの回転数が圧縮機40の固有振動数付近で共振により増大する。
図6(A)の例では、モーター30aの回転数が2800〜3100rpmの範囲で、圧縮機40の振動が振動許容値42μm以上となる。
ここで、圧縮機40の振動が所定の振動許容値を超えたとき、騒音や振動による配管の劣化などが生じる危険性があるため、この範囲を運転禁止領域に設定する必要がある。
図6(A)に示すように、圧縮機40の負荷電流値Iqが5A以上の場合は、当該2800〜3100rpmの範囲を運転禁止領域として設定する。
一方、圧縮機40の負荷電流値Iqが5A未満の場合、0〜5000rpmの全範囲において、圧縮機40の振動が振動許容値42μmを超えることはない。
それゆえ、圧縮機40の負荷電流値Iqが5A未満の場合は、運転禁止領域を設定しない。
図5のステップS2において、算出した負荷電流値Iqにおいて、モーター30aの回転数の運転禁止領域が設定されている場合(ステップS2の判定がYesの場合)、インバータ制御部605は、ステップS3の判定をおこなう(ステップS3)。
一方、算出した負荷電流値Iqにおいて、モーター30aの回転数の運転禁止領域が設定されていない場合(ステップS2の判定がNoの場合)、インバータ制御部605は、ステップS6において、予め定められた制御方法に従って、モーター30aの目標回転数を設定する(ステップS6)。
その後、インバータ制御部605は、ステップS7の判定をおこなう(ステップS7)。
次に、ステップS3において、インバータ制御部605は、モーター30aの目標回転数が運転禁止領域内にあるか否かを判定する(ステップS3)。
モーター30aの目標回転数が運転禁止領域内にある場合(ステップS3の判定がYesの場合)、モーター回転数設定部6052は、ステップS4において、圧縮機40の振動が振動許容値以下になるようにモーター30aの目標回転数を設定する(ステップS4)。
具体的には、モーター回転数設定部6052は、モーター30aの目標回転数と、運転禁止領域のモーター30aの回転数の上限値および下限値との回転数の差DRN1およびDRN2をそれぞれ算出する。
次に、モーター回転数設定部6052は、運転禁止領域の上限値および下限値のうち、当該上限値および下限値との回転数の差DRN1およびDRN2が小さいほうにモーター30aの目標回転数を変化させる。
例えば、モーター30aの目標回転数と運転禁止領域のモーター30aの回転数の上限値との回転数の差DRN1が、モーター30aの目標回転数と運転禁止領域のモーター30aの回転数の下限値との回転数の差DRN2より小さい場合は、モーター回転数設定部6052は、モーター30aの目標回転数を当該上限値まで増加させる。
一方、モーター30aの目標回転数と運転禁止領域のモーター30aの回転数の下限値との回転数の差DRN2が、モーター30aの目標回転数と運転禁止領域のモーター30aの回転数の上限値との回転数の差DRN1より小さい場合は、モーター回転数設定部6052は、モーター30aの目標回転数を当該下限値まで減少させる。
次に、図5のステップS3において、モーター30aの目標回転数が運転禁止領域外にある場合(ステップS3の判定がNoの場合)、モーター回転数設定部6052は、ステップS5において、予め定められた制御方法に従って、モーター30aの目標回転数を設定する(ステップS5)。
図5のステップS4またはS5の処理を終了した後、インバータ制御部605は、ステップS7の処理をおこなう(ステップS7)。
次に、ステップS7において、インバータ制御部605は、圧縮機40の運転が終了したか否かを判定する(ステップS7)。
圧縮機40の運転が終了した場合(ステップS7の判定がYesの場合)、インバータ制御部605は処理を終了させる。
一方、圧縮機40の運転が終了していない場合(ステップS7の判定がNoの場合)、インバータ制御部605はステップS1の処理を繰り返す(ステップS1)。
このようにして、モーター30aの負荷電流値Iqに応じて、モーター30aの運転禁止領域の設定の有無を確認し、運転禁止領域が設定されている場合は、当該運転禁止領域に基づいてモーター30aの目標回転数を設定することにより、従来よりも幅広い範囲の回転周波数でモーター30aを駆動させることが可能な圧縮機40を実現できる。
(実施形態2)
次に、図7に基づき、本発明の実施形態2に係る圧縮機のインバータ制御部605によるモーター30aの回転数の制御処理について説明する。
図7は、本発明の実施形態2に係る空気調和機の室外機1において、圧縮機40のモーター30aの負荷電流値Iqと運転禁止領域の設定との関係を示すグラフである。
実施形態2においては、図7(A)(B)に示すように、圧縮機40の負荷電流値Iqに応じて、圧縮機40の振動が振動許容値以下になるよう、異なる範囲の運転禁止領域を設定する。
例えば、図7(A)では、7Aの負荷電流値Iqに対して約2800〜3100rpmの範囲に運転禁止領域を設定したが、図7(B)では、5Aの負荷電流値Iqに対して約2900〜2950rpmの範囲に運転禁止領域を設定する。
このように、圧縮機40のモーター30aの負荷電流値Iqに応じて、運転禁止領域を設定することにより、従来よりも幅広い範囲の回転周波数でモーター30aを駆動させることが可能な圧縮機40を実現できる。
(実施形態3)
次に、図8に基づき、本発明の実施形態3に係る圧縮機40のインバータ制御部605によるモーター30aの回転数の制御処理について説明する。
図8は、本発明の実施形態3に係る空気調和機の室外機1において、圧縮機40のモーター30aの負荷電流値Iqと運転禁止領域の設定との関係を示すグラフである。
実施形態1および2では、1つの運転禁止領域のみが設定されている場合について考えたが、実施形態3では、複数の運転禁止領域が設定されている場合について考える。
図8(A)の例では、負荷電流値Iqが7Aの場合、モーター30aの回転数の2つの範囲1400〜1600rpmおよび2700〜3000rpmになったとき、圧縮機40の振動が振動許容値42μmを超えるため、それぞれの範囲に対応する2つの運転禁止領域1および2がそれぞれ設定されている。
一方、図8(B)の例では、負荷電流値Iqが5Aの場合、モーター30aの回転数の範囲2800〜3000rpmになったとき、圧縮機40の振動が振動許容値42μmを超えるため、この範囲に対応する1つの運転禁止領域2のみが設定されている。
それゆえ、負荷電流値Iqが7A以上の場合に運転禁止領域1が設定され、負荷電流値Iqが5A以上の場合に運転禁止領域2が設定される。
このように、複数の運転禁止領域が存在する場合、運転禁止領域ごとに異なる負荷電流値Iqの閾値を設定することにより、従来よりも幅広い範囲の回転周波数でモーター30aを駆動させることが可能な圧縮機40を実現できる。
(実施形態4)
次に、図9に基づき、本発明の実施形態4に係る圧縮機40のインバータ制御部605によるモーター30aの回転数の制御処理について説明する。
図9は、本発明の実施形態3および4に係る空気調和機の室外機1において、圧縮機40のモーター30aの負荷電流値Iqと運転禁止領域の設定との関係を示すグラフである。
図9において、グラフの横軸はモーター30aの回転数(rpm)を示し、縦軸は負荷電流値Iqの大きさ(A)を示す。
実施形態3では、複数の運転禁止領域が存在する場合、運転禁止領域ごとに異なる負荷電流値Iqの閾値を設定していた。
これは、図9(A)に示すように、負荷電流値Iqが予め定められた閾値以上であれば、運転禁止領域を設定することに対応する。
図9(A)の例では、モーター30aの回転数が1400〜1600rpmの範囲で負荷電流値Iqの閾値が7Aとなり、モーター30aの回転数が2700〜3000rpmの範囲で負荷電流値Iqの閾値が5Aとなっている。
また、その他のモーター30aの回転数の範囲では、負荷電流値Iqの閾値は無限大に設定されている。
一方、実施形態4では、図9(B)に示すように、連続的な負荷電流値Iqの閾値を設定する。
図9(B)の例では、負荷電流値Iqの閾値がなめらかに連続した関数で設定されており、負荷電流値Iqが当該閾値以上である場合に、運転禁止領域が設定される。
このように、複数の運転禁止領域が存在する場合、連続的な負荷電流値Iqの閾値を設定することにより、細かい運転禁止領域の設定が可能となるため、従来よりも幅広い範囲の回転周波数でモーター30aを駆動させることが可能な圧縮機40を実現できる。
また、開示された実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上述の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1:室外機、 10:筐体、 11:底板(ドレンパン)、 12:左側板、 13:右側板、 14:前板、 14a:吹出口、 14b:ファンガード、 15:後板、 16:天板、 17:遮蔽板、 18:支持脚、 19:支持板、 20:熱交換器、 30:ファン、 30a:モーター、 30b:プロペラファン、 40:圧縮機、 50:配管部、 60:回路基板、 70:ファン支持部材(モータアングル)、 93:カバー、 601:インバータ回路、 602:DC電流検出回路、 603:整流回路、 604:AC電源、 605:インバータ制御部、 6051:電流値検出・負荷電流演算部、 6052:モーター回転数設定部、 DRN1,DRN2:回転数の差、 Iq:負荷電流値

Claims (7)

  1. モーターの共振による電動圧縮機の振動を回避すべく、予め定められた範囲の回転数での前記モーターの運転を禁止する運転禁止範囲を設定する運転禁止範囲設定部と、
    前記電動圧縮機の用途に応じた前記モーターの目標回転数および前記運転禁止範囲に基づき、前記モーターの回転数の設定をおこなうモーター回転数設定部と、
    前記回転数の設定に基づき、前記モーターの回転数を制御する制御信号を出力する信号出力部と、
    前記制御信号に基づき前記モーターに電圧を印加して前記モーターを回転させる電圧印加部と、
    前記モーターに流れる負荷電流値を検知する負荷電流検知部とを備え、
    前記運転禁止範囲設定部は、前記振動が発生する前記モーターの回転数が前記負荷電流値に応じて変化しうることを考慮して、前記負荷電流値に応じて前記運転禁止範囲を設定することを特徴とする電動圧縮機の運転制御装置。
  2. 前記運転禁止範囲設定部は、前記負荷電流値が予め定められた閾値以上の場合に前記運転禁止範囲を設定し、前記閾値未満の場合は前記運転禁止範囲を設定しない請求項1に記載の電動圧縮機の運転制御装置。
  3. 前記運転禁止範囲設定部は、電動圧縮機の運転時の前記振動が予め定められた振動許容値以上となる前記モーターの回転数の範囲を前記運転禁止範囲として設定し、
    前記運転禁止範囲が複数存在する場合は、前記運転禁止範囲ごとに異なる前記閾値を設定する請求項2に記載の電動圧縮機の運転制御装置。
  4. 前記運転禁止範囲設定部は、前記モーターの回転数に応じて異なる前記閾値を設定する請求項2に記載の電動圧縮機の運転制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つの運転制御装置を備えた電動圧縮機。
  6. 請求項5に記載の電動圧縮機を駆動させ、配管を介して冷媒を循環する熱サイクルにより、予め定められた対象を冷却または加熱する電気機器。
  7. モーターの共振による電動圧縮機の振動を回避すべく、予め定められた範囲の回転数での前記モーターの運転を禁止する運転禁止範囲を設定する運転禁止範囲設定ステップと、
    前記電動圧縮機の用途に応じた前記モーターの目標回転数および前記運転禁止範囲に基づき、前記モーターの回転数の設定をおこなうモーター回転数設定ステップと、
    前記回転数の設定に基づき、前記モーターの回転数を制御する制御信号を出力する信号出力ステップと、
    前記制御信号に基づき前記モーターに電圧を印加して前記モーターを回転させる電圧印加ステップと、
    前記モーターに流れる負荷電流値を検知する負荷電流検知ステップとを有し、
    前記運転禁止範囲設定ステップにおいて、前記振動が発生する前記モーターの回転数の範囲が前記負荷電流値に応じて変化しうることを考慮して、前記負荷電流値に応じて前記運転禁止範囲を設定することを特徴とする電動圧縮機の運転制御方法。
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