JP2019186654A - 車載装置及び音響制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両内の音響に関する快適性を向上させる。【解決手段】車載装置は、車室内に設けられる複数のスピーカーと接続される。また、車載装置は、予め音響方式が定められた、車室内の座席の配置に関するモードの選択をユーザから受け付けるモード判定部と、ユーザが選択したモードに応じて、複数のスピーカーに割り当てるチャンネルを変更する出力先制御部とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、車載装置及び音響制御システムに関する。
従来、車両において、互いに異なる位置に固定設置された複数スピーカへの音声信号の出力を設定する音声出力設定装置が提案されている。本技術では、座席の向きに応じて各スピーカの音声信号の出力が設定された音声出力設定テーブルを記憶した記憶手段と、検出された座席の向きに基づいて記憶手段から音声出力テーブルを参照して各スピーカへの音声信号の出力をそれぞれ設定する出力設定手段とを備える。
特開2013−165387号公報
従来、一部の座席の向きを変えた場合に、車室内の複数のスピーカーの各々からは一部の座席に対して適切な音響効果を与えることができたとしても、他の座席に対して適切な音響効果を与えることができないこともあった。そこで、本発明は、車両内の音響に関する快適性を向上させることを目的とする。
本発明に係る車載装置は、車室内に設けられる複数のスピーカーと接続される。また、車載装置は、予め音響方式が定められた、車室内の座席の配置に関するモードの選択をユーザから受け付けるモード判定部と、ユーザが選択したモードに応じて、複数のスピーカーに割り当てるチャンネルを変更する出力先制御部とを備える。
このようにすれば、各モードに応じて車両内の座席のレイアウトに合わせて複数のスピーカーに所定のチャンネルを割り当てることで、車両内の音響の快適性を向上させることができる。
また、車載装置は映像を出力する複数のディスプレイとさらに接続され、出力先制御部は、ユーザが選択したモードに応じて、ユーザが再生する映像信号の出力先となるディスプレイを変更する。このようにすれば、映像を伴う音響の快適性を向上させることができる。
また、車載装置は、ユーザが操作する通信端末と通信可能に接続され、モード判定部は、通信端末からユーザが選択したモードの示す情報を取得するようにしてもよい。このようにすれば、ユーザは乗車前にモードの設定を完了させておくことができる。
また、モードは、車両の進行方向を基準とする前後の座席の列を向かい合わせに配置する第1のモードを含み、第1のモードが選択された場合、出力先制御部は、車両の進行方向を基準とする前後の領域において、複数のスピーカーの左右のチャンネルを逆に配置すると共に、人間の声の周波数帯域の出力を低減又はカットするようにしてもよい。このようにすれば、車室内におけるユーザの会話の快適性を向上させることができる。
また、モードは、車両の進行方向を基準とする前後の座席の列を向かい合わせに配置し
、向かい合う列の間に映像を出力するディスプレイを配置する第2のモードを含み、第2のモードが選択された場合、出力先制御部は、車両の進行方向を基準とする前後の領域において、複数のスピーカーの左右のチャンネルを逆に配置するようにしてもよい。このようにすれば、音響的に異なる空間を車両の前後に形成することができ、それぞれの空間において音質を向上させることができる。
また、モードは、車両の進行方向を基準とする横方向の一方に座席の方向を向ける第3のモードを含み、第1のモードが選択された場合、出力先制御部は、複数のスピーカーに対しチャンネルを、一方が車室内の音響を基準とする前方となるように割り当てるようにしてもよい。このようにすれば、座席の向きを基準として横方向に広がる1つの空間を形成することができ、ユーザ間の会話にも適すると共に、比較的大きなディスプレイを配置し得る態様を実現できる。
また、上述した車載装置と複数のスピーカとを備える音響制御システムは、複数のスピーカーは、車室内において、車両の進行方向に対する左右でほぼ対称に配置され且つ車両の進行方向に対する前後でほぼ対称に配置されるものであってもよい。このようにすれば、座席の向きを車両の進行方向に対して90度回転させるレイアウトにおいても、音響的に違和感のないチャンネルの割り当てができる。
本発明によれば、車両内の音響に関する快適性を向上させることができる。
車両の音響・映像制御システムの構成の一例を示す図である。 車両内に設けられるシステムの構成の一例を示すブロック図である。 車室内におけるスピーカーの配置及びチャンネルの割り当ての一例を模式的に表す図である。 通信端末の一例を示すブロック図である。 音響・映像制御処理の一例を示す処理フロー図である。 ユーザに提示されるモードの選択肢の一例を示す図である。 各モードにおけるマルチチャンネルの構成の一例を示す図である。 会話モードにおける座席のレイアウト及びスピーカーの役割を示す図である。 視聴モードIにおける座席のレイアウト及びスピーカーの役割を示す図である。 視聴モードIIにおける座席のレイアウト及びスピーカーの役割を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<システム構成>
図1は、車両の音響・映像制御システムの構成の一例を示す図である。本実施形態に係る音響・映像制御システムは、乗用車等の車両10に設けられる車載装置1等の車内システムと、本音響・映像制御システムの利用者が使用する通信端末20とを含み、これらの構成要素が、インターネット等のネットワーク30を介して又は所定の通信規格に従って直接的に、通信可能に接続されている。本実施形態では、車両10が自動運転を行う場合において、ユーザが座席のレイアウト及び音響のモードを選択したとき、車両10内の座席の位置及び向き、音響や映像の出力先を変更する。
車両10は、カメラやミリ波レーダ、車速センサ、GPS(Global Positioning System)受信機等(図示せず)が検出した車両の位置や周囲の状況に応じて、車両の加速や、
操舵、制動等を制御し、予め設定された目的地へ走行する自動運転を行う。なお、本実施形態において、自動運転とは、ネットワークを介して通信可能に接続されたコンピュータ(図示せず)が、経路情報に従って車両を走行させるものであってもよいし、車両10が備える車載装置1等のコンピュータが自律的に車両10を走行させるものであってもよい。なお、自動運転とは、運転者による操作を必要とせずに車両を運転することであり、例えば日本政府や米国運輸省道路交通安全局(NHTSA:National Highway Traffic Safety Administration)が定義する自動化のレベルにおいて、レベル4以上をいうものとする。また、手動運転とは、上述した自動化のレベルにおいてレベル3以下の運転状態であり、主に運転者が車両の運転を行うことをいうものとする。すなわち、手動運転は、運転者がコンピュータの支援を全く受けないものには限定されず、通常時は、加速、操舵及び制動の少なくとも一部をコンピュータが行い、緊急時等にコンピュータが要請した場合には運転者が対応する態様を含む。
図2は、車両内に設けられるシステムの構成の一例を示すブロック図である。車両10内に設けられるシステムは、車載装置1と、ディスプレイ2と、スピーカー3と、座席駆動装置4と、パワーアンプ5とを含む。
車載装置1は、車両10に搭載されるコンピュータである。車載装置1は、例えばナビゲーションシステム等の機能を有するものであってもよい。車載装置1は、プロセッサ11と、通信インターフェース(I/F)12と、入出力部13と、記憶装置14とを含む。
プロセッサ11は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置である。図
2においては、プロセッサ11内に、プロセッサ11が本実施形態に係るプログラムを実行することで役割を果たす機能ブロックを示している。プロセッサ11は、モード判定部111、モード制御部112、出力先制御部113として機能する。モード判定部111は、例えば車両10が自動運転を行う場合において、ユーザが選択した座席のレイアウト及び音響のモードを判定する。モード制御部112は、ユーザが選択したモードに応じて座席駆動装置4を駆動させ、座席の位置及び向きを変更する。出力先制御部113は、ユーザが選択したモードに応じて映像の出力先及びスピーカーに割り当てるチャンネルを決定し、ユーザが再生する映像及び音声を出力させる。
通信I/F12は、例えば所定の規格に基づいて通信を行う無線通信モジュールである。すなわち、車載装置1は、通信I/F12を介して、他のコンピュータと通信を行うことができる。通信は、Wi-Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の規格に従って装置間で直接行うものであっても、TCP/IP等の規格に従ってインターネット等の通信網を介して行うものであってもよい。
入出力部13は、タッチパネルであり、ユーザの操作を受け付けるタッチパッド等の入力部と、ユーザに情報を出力する表示装置等の出力部とを含む。車載装置1は、入出力部13を介して、ユーザの操作を受け付けたりユーザへ情報を出力したりする。なお、入出力部13は、物理的なキーボードとモニタのように入力部と出力部とが分かれた構成であってもよい。
記憶装置14は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の主記憶装置や、HDD(Hard-disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、eMMC(embedded Multi-Media Card)、フラッシュメモリ等の補助記憶装置を含む。記憶装置1
4は、プロセッサ11によって実行されるプログラム、後述する複数のモードの各々に対
応する座席の配置やスピーカーの割り当てを示す情報、他のコンピュータとの間で送受信する情報等を記憶する。
ディスプレイ2は、例えば前列の座席の背もたれの背面や、車両の側面や車両の前後方向の中央に設けられるモニタやフレキシブルディスプレイ、プロジェクタ及びスクリーン等のような車両内に設けられる表示装置である。
スピーカー3は、マルチチャンネルのスピーカーシステムを実現する複数のスピーカー301、スピーカー302、・・・を含む。スピーカー3は、車両の前方(進行方向)、後方、側面、天井等に設けられる。
座席駆動装置4は、車両10が備える座席を、ユーザが選択する所定のモードに応じた位置及び向きに変更するアクチュエータである。座席駆動装置4は、座席の各々の位置を水平方向に移動させると共に、座席の各々の向きを水平方向に回転させることで、後述する座席のレイアウトを実現させる。なお、車両10に座席駆動装置4を設けず、ユーザが手動で座席の配置を変更する態様であってもよい。
パワーアンプ5は、車載装置1とスピーカー3との間に設けられる。また、パワーアンプ5は、入力された電力を増幅させ、スピーカー3から音声を出力させる。出力先制御部113に対しては、例えば、コンテンツの再生信号の入力を受け、サラウンド規格のデコード処理や、イコライジング等の音響信号処理等を行う再生処理部(図示せず)からデジタル信号が入力される。また、出力先制御部113から出力されるデジタル信号は、例えば、DAC(Digital-to-Analog Converter)を介してアナログ信号に変換されてパワー
アンプ5へ入力され、パワーアンプ5からスピーカー3へ出力される。なお、コンテンツとは、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)、DVD(Digital Versatile Disc、登録商標)、CD(Compact Disc)等のメディアに記録された音声又は映像や、ストリーミング再生される音声又は映像等である。コンテンツの再生装置は、車載装置1に搭載されていてもよいし、車載装置1に有線又は無線で接続されるものであってもよい。また、パワーアンプ5等の要素の少なくとも一部についても、車載装置1と一体に構成されていてもよい。
図3は、車室内におけるスピーカーの配置及びチャンネルの割り当ての一例を模式的に表す図である。図3の例では、スピーカー3として、スピーカー301〜スピーカー315を有する。また、スピーカー3の各々は、例えばエンクロージャーを含むスピーカーシステムであり、スピーカーユニットを車室内に向けて配置されている。なお、図3においては、進行方向を基準とする車両(車室内)の方向及び車室内の音響を基準とする(座席の向きを基準とする)方向を、前後左右方向の矢印で示している。また、車室内の音響を基準とするスピーカー3の各々の役割を、スピーカー3の符号の周囲の括弧内に示している。
スピーカー301は、車室内の左前方に設けられる。また、通常モードにおいて、スピーカー301は、左前方からの音声を再生するフロントレフトスピーカー(FL)として機能する。スピーカー302は、車室内の前方中央に設けられる。また、通常モードにおいて、スピーカー302は、前方中央からの音声を再生するセンタースピーカー(C)として機能する。スピーカー303は、車室内の右前方に設けられる。また、通常モードにおいて、スピーカー303は、右前方からの音声を再生するフロントライトスピーカー(FR)として機能する。スピーカー304は、車室内の側面の左前方の例えばドアに設けられる。また、通常モードにおいて、スピーカー304は、左前方からの音声を再生するフロントワイドレフトスピーカー(FWL)として機能する。スピーカー305は、車室内の側面の右前方に設けられる。また、通常モードにおいて、スピーカー305は、右前
方からの音声を再生するフロントワイドライトスピーカー(FWR)として機能する。スピーカー306は、車室内の側面の左後方に設けられる。また、通常モードにおいて、スピーカー306は、左後方からの音声を再生するサラウンドレフトスピーカー(SL)として機能する。スピーカー307は、車室内の側面の右後方に設けられる。また、通常モードにおいて、スピーカー307は、右後方からの音声を再生するサラウンドライトスピーカー(SR)として機能する。スピーカー308は、車室内の左後方に設けられる。また、通常モードにおいて、スピーカー308は、左後方からの音声を再生するサラウンドバックレフトスピーカー(SBL)として機能する。スピーカー309は、車室内の後方中央に設けられる。また、通常モードにおいて、スピーカー309は、後方中央からの音声を再生するサラウンドバックスピーカー(SB)として機能する。スピーカー310は、車室内の右後方に設けられる。また、通常モードにおいて、スピーカー310は、右後方からの音声を再生するサラウンドバックライトスピーカー(SBR)として機能する。スピーカー311は、車室内の天井の左前方に設けられる。また、通常モードにおいて、スピーカー311は、左前上方からの音声を再生するトップフロントレフトスピーカー(TFL)として機能する。スピーカー312は、車室内の天井の右前方に設けられる。また、通常モードにおいて、スピーカー312は、右前上方からの音声を再生するトップフロントライトスピーカー(TFR)として機能する。スピーカー313は、車室内の天井の左後方に設けられる。また、通常モードにおいて、スピーカー311は、左後上方からの音声を再生するトップリアレフトスピーカー(TRL)として機能する。スピーカー314は、車室内の天井の右後方に設けられる。また、通常モードにおいて、スピーカー314は、右後上方からの音声を再生するトップリアライトスピーカー(TRR)として機能する。スピーカー315は、車室内の天井、あるいはフロア(床)の中央に設けられる。また、通常モードにおいて、スピーカー315は、低音域の音声を再生するサブウーファ(SW)として機能する。
なお、スピーカー3の数は図3の例には限られず、任意のチャンネル数に対応する構成を採用することができる。なお、一般的に、サラウンド等のマルチチャンネルを再生する場合には左右対称にスピーカーを設けるところ、本実施形態においては、サブウーファ以外のスピーカー3については、車室内の左右で対称に配置され且つ車室内の前後でも対称に配置されることが好ましい。このようにすれば、例えば座席の向きに応じてスピーカー3の前後と左右とを入れ替えることができる。また、スピーカー3の配置は、物理的にスピーカーが存在していなくてもよい。すなわち、複数のスピーカーによる音場制御や、ディレイ、フェーズシフト、HRTF(Head-Related Transfer Function:頭部伝達関数)制御等の信号処理によって、疑似的に知覚される仮想のスピーカーであってもよい。
図4は、通信端末の一例を示すブロック図である。通信端末20は、いわゆるコンピュータであり、プロセッサ21と、通信インターフェース(I/F)22と、入出力部23と、記憶装置24とを備える。運転者等のユーザは、通信端末20を操作して、車両10に対してモードの選択を入力することができる。すなわち、通信端末20を利用することで、ユーザは、乗車前にモードの設定を完了させておくことができる。
プロセッサ21は、CPU等の演算処理装置である。図4においては、プロセッサ21内に、プロセッサ21が本実施形態に係るプログラムを実行することで役割を果たす機能ブロックを示している。プロセッサ21は、通信制御部211と、入出力制御部212として機能する。通信制御部211は、通信I/F22を介して、所定の通信プロトコルに従い車載装置1と通信を行う。入出力制御部212は、入出力部23を介してユーザに対しモードの選択肢を提示したり、ユーザの操作に応じてモードの選択を受け付ける。
通信I/F22は、例えば所定の規格に基づいて通信を行う無線通信モジュールである。すなわち通信端末20は、通信I/F22を介して、ネットワークに接続された他のコ
ンピュータと通信を行うことができる。通信は、Wi-FiやBluetooth等の規格に従って装置間で直接行うものであっても、TCP/IP等の規格に従ってインターネット等の通信網を介して行うものであってもよい。
入出力部23は、例えばタッチパネルであり、ユーザの操作を受け付けるタッチパッド等の入力部と、ユーザに情報を出力する表示装置等の出力部とを含む。通信端末20は、入出力部23を介して、ユーザの操作を受け付けたりユーザへ情報を出力したりする。なお、入出力部23は、キーボードとモニタのように入力部と出力部とが分かれた構成であってもよい。
記憶装置24は、RAMやROM等の主記憶装置や、HDDやSSD、eMMC、フラッシュメモリ等の補助記憶装置を含む。記憶装置24は、プロセッサ21によって実行されるプログラムや、予め定められたモードの選択肢を示す情報、他のコンピュータとの間で送受信する情報等を記憶する。
<音響・映像制御処理>
図5は、本実施形態に係る音響・映像制御処理の一例を示す処理フロー図である。車載装置1のモード判定部111は、車両10が自動運転を行っている場合に、車両10内の座席のレイアウト並びに音響及び映像の再生モードの選択をユーザから受け付ける。すなわち、モード判定部111は、車両10が自動運転を行っているか判断する(図5:S1)。本ステップでは、モード判定部111は、車両10が備える、自動運転の制御を行うコンピュータ(図示せず)から取得する。
自動運転を行っていない場合(S1:NO)は、音響映像制御処理を行わず処理を終了し、自動運転が行われた場合にS2以降の処理を行うものとする。自動運転を行っている場合(S1:YES)、モード判定部111は、例えば車両10の入出力部13又は通信端末20の入出力部23を介してユーザの操作に応じてモードの選択がなされたか判断する(S2)。本ステップでは、モード判定部111は、例えば、車両10の入出力部13又は通信端末20の入出力部23にモードの選択肢を表示し、ユーザの選択を受け付ける。
図6は、ユーザに提示されるモードの選択肢の一例を示す図である。図6の例では、タッチパネルである通信端末20の入出力部23に、車内レイアウトモードの選択肢231〜234が表示されている。なお、図6においては、ディスプレイ2又は車載装置1の入出力部23の位置をハッチングが施された矩形で示している。なお、座席のレイアウトをユーザが手動で変更する場合は、モード判定部111は、例えば座席のレイアウトの状態を検知するセンサを介して座席のレイアウトを特定し、特定されたレイアウトにおいて選択できるサラウンド音響方式のみを選択肢としてユーザに提示するようにしてもよい。
標準モード231は、4つの座席が車両の進行方向である前方を向いた一般的なレイアウトを実現するモードである。手動運転時のほか、自動運転時においてもこのようなモードを選択することができる。
会話モード232は、前列の座席の向きを車両の後方に向け、前列の座席と後列の座席とを向かい合わせにしたレイアウトを実現するモードである。会話モードにおいては、会話が重視される。図6に示すように、車両の左右の側面にディスプレイ2を設け、映像を出力するようにしてもよい。また、左右のディスプレイ2には、同一の映像を出力するようにしてもよいし、異なる映像を出力するようにしてもよい。会話モードは、本発明に係る「第1のモード」に相当する。
視聴モードI233は、前列の座席の向きを車両の後方に向け、前列の座席と後列の座席とをディスプレイ2で仕切ったレイアウトを実現するモードである。ディスプレイ2は、例えば天井から引き出されるフレキシブルディスプレイやスクリーンであってもよい。視聴モードIにおいては、例えば、映像及び音響が重視される。ディスプレイ2によって前列と後列とが仕切られるため、前列と後列とでスピーカー3の左右のチャンネルを車両の進行方向を基準として逆にした場合(すなわち、前列と後列とでスピーカー3の左右のチャンネルを座席の向きに合わせた場合)であっても前列・後列のそれぞれに対し適切な音場を形成することができる。視聴モードIは、本発明に係る「第2のモード」に相当する。
視聴モードII234は、すべての座席の向きを側面の一方に向け、座席の位置をほぼ横一列になるように移動させたレイアウトを実現するモードである。視聴モードIIにおいては、例えば、映像、音響及び会話のバランスが重視される。また、座席が向く一方の側面にはディスプレイ2が配置される。ディスプレイ2は、予め車両の側面に設けられていてもよいし、例えば天井から引き出されるフレキシブルディスプレイやスクリーンであってもよい。視聴モードIIは、本発明に係る「第3のモード」に相当する。
ユーザからモードの選択が入力されなかった場合(図5:S2:NO)、音響映像制御処理を行わず処理を終了し、ユーザによるモードの選択がなされた場合にS3以降の処理を行うものとする。一方、モード判定部111が、入出力部13又は通信端末20の入出力部23を介して、ユーザが選択したモードを示す情報を取得した場合(S2:YES)、車載装置1のモード制御部112は、選択されたモードに応じて座席駆動装置4を駆動させ、座席のレイアウトを変更する。本ステップでは、ユーザが選択したモードに応じて、図6に示すように座席の位置及び向きを変更される。このとき、ディスプレイ2を所定の位置に配置するようにしてもよい。例えば、視聴モードIが選択された場合、車両の前列及び後列の座席の間を仕切るようにディスプレイ2を配置する。また、会話モード又は視聴モードIIが選択された場合、車両の少なくとも一方の側面にディスプレイ2を配置する。なお、ディスプレイ2は、予め所定の位置に配置されていてもよい。
また、車載装置1の出力先制御部113は、ユーザが選択したモードに応じて映像を出力するディスプレイ2及びスピーカー3に割り当てるチャンネルを切り替える(S4)。例えば、映像は、標準モードが選択された場合、車載装置1の入出力部13及び前列の座席の背もたれの背面に設けられるディスプレイ2に出力される。また、映像は、会話モードが選択された場合、車両の側面の少なくとも一方に設けられるディスプレイ2に出力される。また、映像は、視聴モードIが選択された場合、車両の前列及び後列の座席の間を仕切るように設けられるディスプレイ2に出力される。また、映像は、視聴モードIIが選択された場合、車両の一方の側面に設けられるディスプレイ2に出力される。また、複数のスピーカー3には、各モードに応じた役割が割り当てられる。
図7は、各モードにおけるマルチチャンネルの構成の一例を示す図である。すなわち、図7は、各モードが選択された場合にスピーカー3の各々に割り当てられる役割を表す。図7のテーブルは、モード及び図3に示したスピーカー301〜スピーカー315の属性を含む。また、テーブルのフィールドには、各モードにおけるスピーカー3の役割を示すレコードが登録されている。
標準モードにおけるスピーカー3の役割は、図3に示した通りである。すなわち、図3の例は図7に示したテーブルにおける属性「モード」のフィールドに登録された値が「標準モード」のレコードに対応している。標準モードは、9.1チャンネルのサラウンドに加え、4チャンネルの天井スピーカーを備える(9.1.4チャンネルとも呼ぶ)。すなわち、標準モードでは、車両の進行方向を座席の前方として車室内を1つの空間とし、9
.1.4チャンネルのサラウンドを実現している。
具体的には、図3について説明した通り、車室内(車両)の左前方に位置するスピーカー301にはFLが割り当てられ、車室内の前方中央に位置するスピーカー302にはCが割り当てられ、車室内の右前方に位置するスピーカー303にはFRが割り当てられ、車室内の左前側方に位置するスピーカー304にはFWLが割り当てられ、車室内の右前側方に位置するスピーカー305にはFWRが割り当てられ、車室内の左後側方に位置するスピーカー306にはSLが割り当てられ、車室内の右後側方に位置するスピーカー307にはSRが割り当てられ、車室内の左後方に位置するスピーカー308にはSBLが割り当てられ、車室内の後方中央に位置するスピーカー309にはSBが割り当てられ、車室内の右後方に位置するスピーカー310にはSBRがそれぞれ割り当てられる。また、車室内の天井左前方に位置するスピーカー311にはTFLが割り当てられ、車室内の天井右前方に位置するスピーカー312にはTFRが割り当てられ、車室内の天井左後方に位置するスピーカー313にはTRLが割り当てられ、車室内の天井右後方に位置するスピーカー314にはTRRが割り当てられ、車室内の天井、あるいはフロア中央に位置するスピーカー315にはSWが割り当てられる。
図8は、会話モードにおける座席のレイアウト及びスピーカー3の役割を示す図である。図8の例は、図7に示したテーブルにおける属性「モード」のフィールドに登録された値が「会話モード」のレコードに対応している。会話モードは、車両の後方を向けた車両の前列の座席が5.1チャンネルのサラウンドに加えて2チャンネルの天井スピーカーを備えると共に、車両の前方を向く車両の後列の座席も5.1チャンネルのサラウンドに加え2チャンネルの天井スピーカーを備える(それぞれ、5.1.2チャンネルとも呼ぶ)。図8に示す破線の楕円で音場を表すように、車両の前列と後列とで2つの領域が形成される。図8においては、進行方向を基準とする車両(車室内)の方向並びに車両前列の音響を基準とする(座席の向きを基準とする)方向及び車両後列の音響を基準とする(座席の向きを基準とする)方向を、前後左右方向の矢印で示している。また、車室内の音響を基準とするスピーカー3の各々の役割を、スピーカー3の符号の周囲の括弧内に示している。
具体的には、図8に示す通り、車室内(車両)の左前方に位置するスピーカー301にはSRが割り当てられ、車室内の前方中央に位置するスピーカー302にはCが割り当てられ、車室内の右前方に位置するスピーカー303にはSLが割り当てられ、車室内の左前側方に位置するスピーカー304にはFRが割り当てられ、車室内の右前側方に位置するスピーカー305にはFLが割り当てられ、車室内の左後側方に位置するスピーカー306にはFLが割り当てられ、車室内の右後側方に位置するスピーカー307にはFRが割り当てられ、車室内の左後方に位置するスピーカー308にはSLが割り当てられ、車室内の後方中央に位置するスピーカー309にはCが割り当てられ、車室内の右後方に位置するスピーカー310にはSRがそれぞれ割り当てられる。また、車室内の天井左前方に位置するスピーカー311には、右上方からの音声を再生するトップミドルライトスピーカー(TMR)が割り当てられ、車室内の天井右前方に位置するスピーカー312には左上方からの音声を再生するトップミドルレフトスピーカー(TML)が割り当てられ、車室内の天井左後方に位置するスピーカー313にはTMLが割り当てられ、車室内の天井右後方に位置するスピーカー314にはTMRが割り当てられ、車室内の天井、あるいはフロア中央に位置するスピーカー315にはSWが割り当てられる。なお、車両の前列と車両の後列とで、SWは共有する。
会話モードにおいては、出力先制御部113は、ユーザ間での会話を行い易いように、スピーカー3が出力する音声のうち、人間の声の周波数帯域のゲイン又はボリュームの出力を低減又はカットするようにしてもよい。例えば、車載装置1は、人間の声の周波数範
囲である0.2〜4.0kHzの少なくとも一部を低減又はカットするためのイコライザ又はフィルタを備え、出力先制御部113は、会話モードが選択された場合は、イコライザ又はフィルタを介してスピーカー3へ音声を出力する。低減又はカットする音声周波数帯域は、例えば電話で採用される0.3〜3.4kHzの少なくとも一部であってもよい。会話モードにおいては、スピーカー3から出力する音声に会話を重視した音響効果を与えることにより、車両内の音響の快適性を向上させることができる。
図9は、視聴モードIにおける座席のレイアウト及びスピーカー3の役割を示す図である。図9の例は、図7に示したテーブルにおける属性「モード」のフィールドに登録された値が「視聴モードI」のレコードに対応している。視聴モードIも、車両の後方を向け
た車両の前列の座席が5.1チャンネルのサラウンドに加えて2チャンネルの天井スピーカーを備えると共に、車両の前方を向く車両の後列の座席も5.1チャンネルのサラウンドに加え2チャンネルの天井スピーカーを備える。図9においても、進行方向を基準とする車両(車室内)の方向並びに車両前列の音響を基準とする(座席の向きを基準とする)方向及び車両後列の音響を基準とする(座席の向きを基準とする)方向を、前後左右方向の矢印で示している。また、車室内の音響を基準とするスピーカー3の各々の役割を、スピーカー3の符号の周囲の括弧内に示している。
具体的なスピーカーの役割は、図9に示す通り、会話モードと同様である。なお、視聴モードIにおいては、図9に示す破線の楕円で音場を表すように、車両の前列と後列とで2つの領域が形成されると共に、2つの領域の境界はディスプレイ2で分けられている。なお、車両の前列と後列とで異なる映像又は音声を再生する場合、サブウーファ(SW)は使用しないようにしてもよい。
また、上述のように、座席の向きを基準として後方中央にセンタースピーカー(C)を配置する場合は、両耳間特性を表すHRTFを用いて、座席の後方に配置されたスピーカー(スピーカー302及びスピーカー309)が出力する音声の音源の方向を座席の前方に変換してから出力するようにしてもよい。
また、車両が3列以上の座席を備える場合は、座席の列の間の任意の位置をディスプレイ2で仕切り、仕切られた両側の座席がそれぞれディスプレイの方向を向くようにしてもよい。
図10は、視聴モードIIにおける座席のレイアウト及びスピーカー3の役割を示す図である。図10の例は、図7に示したテーブルにおける属性「モード」のフィールドに登録された値が「視聴モードII」のレコードに対応している。視聴モードIIは、車両の
右側方を向く座席が、7.1チャンネルのサラウンドに加え4チャンネルの天井スピーカーを備える(7.1.4チャンネルとも呼ぶ)。すなわち、標準モードでは、車両の進行方向を基準とする右側を座席の前方として車室内を1つの空間とし、7.1.4チャンネルのサラウンドを実現している。図10においても、進行方向を基準とする車両(車室内)の方向及び車室内の音響を基準とする(座席の向きを基準とする)方向を、前後左右方向の矢印で示している。また、車室内の音響を基準とするスピーカー3の各々の役割を、スピーカー3の符号の周囲の括弧内に示している。図10に示す破線の楕円で音場を表すように、車両の進行方向を基準としたときの右側を、車室内の音響を基準としたときの前方とする1つの領域が形成される。なお、車両の左右を反転させた構成にしてもよい。
具体的には、図10に示す通り、車室内(車両)の左前方に位置するスピーカー301にはSBLが割り当てられ、車室内の前方中央に位置するスピーカー302にはSLが割り当てられ、車室内の右前方に位置するスピーカー303にはFLが割り当てられ、車室内の左前側方に位置するスピーカー304にはSBが割り当てられ、車室内の右前側方に
位置するスピーカー305にはCが割り当てられ、車室内の左後側方に位置するスピーカー306にはSBが割り当てられ、車室内の右後側方に位置するスピーカー307にはCが割り当てられ、車室内の左後方に位置するスピーカー308にはSBRが割り当てられ、車室内の後方中央に位置するスピーカー309にはSRが割り当てられ、車室内の右後方に位置するスピーカー310にはFRがそれぞれ割り当てられる。また、車室内の天井左前方に位置するスピーカー311には、TMLが割り当てられ、車室内の天井右前方に位置するスピーカー312にはTFLが割り当てられ、車室内の天井左後方に位置するスピーカー313にはTMRが割り当てられ、車室内の天井右後方に位置するスピーカー314にはTFRが割り当てられ、車室内の天井、あるいはフロア中央に位置するスピーカー315にはSWが割り当てられる。なお、サラウンドバックスピーカー(SB)は割り当てず、スピーカー304及びスピーカー306を使用しないようにしてもよい。
なお、座席のレイアウトは、横に一直線でなく前後に差がついていてもよく、また、座席の各々がディスプレイ2の方向を向く円弧状であってもよい。
<効果>
本実施形態によれば、各モードに応じて車両内の座席のレイアウトを変更すると共に複数のスピーカー3に所定のチャンネルを割り当てることで、車両内の音響の快適性を向上させることができる。なお、音響は映像を伴うものであってもよい。さらに、会話モードにおいては、スピーカー3から出力する音声について、音声周波数帯域の少なくとも一部を低減又はカットすることにより、車両内で会話を行い易くするようにしてもよい。また、視聴モードIにおいては、座席の列をディスプレイで仕切ることにより、音場を分離した空間を形成することができる。また、視聴モードIIにおいては、比較的大きなディスプレイ2を配置することができるとともに、ユーザ間の会話もし易い空間を形成することができる。また、本実施形態においては、サブウーファ以外のスピーカー3の配置が、進行方向に対する左右でほぼ対称であり且つ進行方向に対する前後でもほぼ対称になっているため、座席を進行方向に対する横向きにレイアウトした場合においても、複数のスピーカー3への違和感のないチャンネルの割り当てが可能になっている。
<その他の変形>
以上、本発明に係る音響・映像制御システムの実施形態を示したが、これらは本発明の一例であり、本発明は上述した態様には限定されない。また、各実施形態の内容は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において組み合わせることができる。上述したモードの少なくとも一部は選択できない態様であってもよいし、他のモードを含む態様であってもよい。また、スピーカー3の数は、実施形態に示したものには限定されない。例えば、サブウーファの他に天井、あるいはフロアに設けられるスピーカーの数を2つ又はゼロにしてもよく、車両の前後左右に設けられるスピーカーの数を任意の数に変更してもよい。この場合も、スピーカーの配置は、進行方向に対する左右でほぼ対称とし、且つ進行方向に対する前後でもほぼ対称とすることで、座席の向きを90度回転させるレイアウトにおいても違和感のないチャンネルの割り当てができる。
10 :車両
1 :車載装置
11 :プロセッサ
111:モード判定部
112:モード制御部
113:出力先制御部
12 :通信I/F
13 :入出力部
14 :記憶装置
2 :ディスプレイ
3(301〜315):スピーカー
4 :座席駆動装置
20 :通信端末
21 :プロセッサ
211:通信制御部
212:入出力制御部
22 :通信I/F
23 :入出力部
24 :記憶装置
30 :ネットワーク

Claims (7)

  1. 車室内に設けられる複数のスピーカーと接続される車載装置であって、
    予め音響方式が定められた、前記車室内の座席の配置に関するモードの選択をユーザから受け付けるモード判定部と、
    前記ユーザが選択したモードに応じて、前記複数のスピーカーに割り当てるチャンネルを変更する出力先制御部と、
    を備える車載装置。
  2. 前記車載装置は映像を出力する複数のディスプレイとさらに接続され、
    前記出力先制御部は、前記ユーザが選択したモードに応じて、前記ユーザが再生する映像信号の出力先となるディスプレイを変更する
    請求項1に記載の車載装置。
  3. 前記車載装置は、ユーザが操作する通信端末と通信可能に接続され、
    前記モード判定部は、前記通信端末からユーザが選択したモードの示す情報を取得する
    請求項1又は2に記載の車載装置。
  4. 前記モードは、車両の進行方向を基準とする前後の座席の列を向かい合わせに配置する第1のモードを含み、
    前記第1のモードが選択された場合、前記出力先制御部は、車両の進行方向を基準とする前後の領域において、前記複数のスピーカーの左右のチャンネルを逆に配置すると共に、人間の声の周波数帯域の出力を低減又はカットする
    請求項1から3のいずれか一項に記載の車載装置。
  5. 前記モードは、車両の進行方向を基準とする前後の座席の列を向かい合わせに配置し、向かい合う列の間に映像を出力するディスプレイを配置する第2のモードを含み、
    前記第2のモードが選択された場合、前記出力先制御部は、車両の進行方向を基準とする前後の領域において、複数のスピーカーの左右のチャンネルを逆に配置する
    請求項2、又は請求項2を引用する請求項3若しくは4に記載の車載装置。
  6. 前記モードは、車両の進行方向を基準とする横方向の一方に座席の方向を向ける第3のモードを含み、
    前記第3のモードが選択された場合、前記出力先制御部は、前記複数のスピーカーに対しチャンネルを、前記一方が前記車室内の音響を基準とする前方となるように割り当てる
    請求項1から5のいずれか一項に記載の車載装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の車載装置と、
    前記複数のスピーカーと、
    を備え、
    前記複数のスピーカーは、前記車室内において、車両の進行方向に対する左右でほぼ対称に配置され且つ車両の進行方向に対する前後でほぼ対称に配置される
    音響制御システム。
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