JP2019185773A - 農業支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】圃場を撮像した圃場画像を用いて適正に解析することができるようにする。【解決手段】農業支援システムは、圃場を撮像した圃場画像であって、位置情報を有する圃場画像を読み込む第1画像入力部と、圃場画像を圃場の位置情報を有する基準画像に展開し、且つ、展開した画像を解析画像として生成する画像展開部と、を備えている。画像展開部は、第1画像入力部で読み込んだ圃場画像の位置情報に対応する基準画像を取得し、取得した基準画像の外周輪郭に合わせて読み込んだ圃場画像を展開する。【選択図】図1

Description

本発明は、農業支援システムに関する。
従来、圃場を空撮する技術として特許文献1及び2が知られている。
特許文献1及び2では、マルチコプター等の飛行体(航空機)を圃場の上空に飛行させ、当該圃場を上空から空撮して、空撮した空撮画像を農作物の植生などの分析に用いている。
特開2008−250185号公報 特開2015−49号公報
さて、特許文献1及び2に示されているように、圃場を上空から撮像した場合、空撮画像と実際の圃場との位置ズレが生じたり、空撮画像が実際の圃場に対して歪んでしまい、正確に圃場の空撮画像を撮像することができないのが実情である。このような場合、空撮画像を農作物の解析に用いた場合、適正に解析できないことがある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、圃場を撮像した圃場画像を用いて適正に解析することができる農業支援システムを提供することを目的とする。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
農業支援システムは、圃場を撮像した圃場画像であって、位置情報を有する圃場画像を読み込む第1画像入力部と、前記圃場画像を前記圃場の位置情報を有する基準画像に展開し、且つ、前記展開した画像を解析画像として生成する画像展開部と、を備えている。
前記画像展開部は、前記第1画像入力部で読み込んだ前記圃場画像の位置情報に対応する前記基準画像を取得し、前記読み込んだ圃場画像を、前記取得した基準画像に合わせる展開を行う。
前記画像展開部は、前記基準画像と前記圃場画像とを画面上に表示させる表示制御部と、前記画面上の圃場画像に対して前記基準画像の任意点と対応する複数の座標点を取得する座標取得部と、前記座標取得部が取得した前記座標点を、前記基準画像の任意点に合わせる画像処理を前記圃場画像に対して行う画像加工部と、を有している。
前記表示制御部は、前記基準画像の外周輪郭を示す複数個の外周頂点を前記任意点として表示し、前記座標取得部は、前記外周頂点に対応する複数の座標点を取得し、前記画像加工部は、前記座標取得部が取得した前記座標点を、前記基準画像の外周頂点に合わせる画像処理を前記圃場画像に対して行う。
農業支援システムは、位置情報を有する複数の空撮画像を読み込む第2画像入力部と、前記第2画像入力部が読み込んだ前記空撮画像より前記圃場画像を生成する画像生成部と、を備えている。
前記画像生成部は、前記空撮画像が有する個々の位置情報の位置関係に従って複数の前記空撮画像を合成することで、前記圃場画像を生成する。
農業支援システムは、前記解析画像を解析し且つ、解析した解析結果を出力する画像解析部を備えている。
前記画像解析部は、前記解析画像より圃場における農作物の植生指数を算出し、前記算出した植生指数を前記解析結果として出力する。
前記画像解析部は、前記植生指数に基づいて得られた圃場に関する圃場マップを出力する。
本発明によれば、圃場を撮像した圃場画像を用いて適正に解析することができる。
農業支援システムの概略図である。 マルチコプターを飛行軌跡K1に沿って飛行させた場合における撮像位置と画像(空撮画像)との関係を示す図である。 6枚の空撮画像Gnを示す図である。 6枚の空撮画像Gnを合成後における1枚の圃場画像を示す図である。 記憶装置に記憶された圃場画像の一例を示す図である。 基準画像B1に対して圃場画像H1の位置がずれている状態を示す図である。 基準画像B1に対して圃場画像H1の位置がずれ且つ、大きさが異なっている状態を示す図である。 基準画像(基準画像データ)を説明する説明図である。 記憶装置に記憶された基準画像(基準画像データ)の一例を示す図である。 圃場画像の外周頂点の座標を未設定時の展開設定画面Q1を示す図である。 圃場画像の外周頂点の座標を1つ設定した時の展開設定画面Q1を示す図である。 基準画像の外周頂点に対応する圃場画像の外周頂点の座標を全て設定した時の展開設定画面Q1を示す図である。 基準画像への圃場画像の展開を説明する説明図である。 解析画面Q2の一例を示す図である。 解析画面Q3の一例を示す図である。 基準画像の任意点の第1変形例であって、圃場画像の座標を未設定時の図である。 基準画像の任意点の第1変形例であって、圃場画像の座標を設定時の図である。 基準画像の任意点の第2変形例であって、圃場画像の座標を未設定時の図である。 基準画像の任意点の第2変形例であって、圃場画像の座標を設定時の図である。 農業支援システムの変形例における概略図である。 平行移動処理を説明する図である。 縮小処理を説明する図である。 回転処理を説明する図である。 設定画面Q4の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、農業支援システムを示している。農業支援システムは、農作物の解析を支援するシステムである。農業支援システムでは、例えば、マルチコプター、航空機によって、農作物が作付けされた圃場を上空から撮像(空撮)して、撮像した圃場の空撮画像(圃場画像)を解析する支援を行う。
まず、空撮画像(圃場画像)について説明する。空撮画像は、マルチコプター、航空機等の飛行体を飛行させながら撮像した画像である。本実施形態では、空撮画像は、無人の飛行体であるマルチコプターを飛行させながら撮像した画像である。なお、本実施形態では、マルチコプターを例示するが、マルチコプターと同等の撮影機能を有するものであれば、マルチコプター以外の飛行体(例えば固定翼ドローンなど)であっても問題はない。
図1に示すように、マルチコプター30は、本体30aと、本体30aに設けられたアーム30bと、アーム30bに設けられた回転翼30cと、本体30aに設けられたスキッド30dとを有している。回転翼30cは、飛行するための揚力を発生させる装置で、回転力を付与するロータとロータの駆動によって回転するブレード(プロペラ)とを含んでいる。
また、マルチコプター30は、撮像装置30eを有している。撮像装置30eは、赤外線カメラ等で構成され、圃場の農作物を撮像可能な装置である。また、マルチコプター30は、位置検出装置30fを有している。位置検出装置30fは、マルチコプター30の位置を検出する装置であって、GPS等の測位衛星のデータに基づいて位置(緯度、経度)を検出する。マルチコプター30は、圃場の上空を飛行して、圃場の農作物を空撮し、撮像装置30eで撮像した画像に、位置検出装置30fで検出した位置情報(緯度、経度)を対応付けて撮像データ(空撮画像)とする。空撮画像は、マルチコプター30の外部接続部30gに挿入したUSBメモリ、SDカード等の電子記録媒体31に記録される。
例えば、図2に示すように、マルチコプター30を飛行軌跡K1に沿って飛行させた場合、位置検出装置30fは、少なくとも画像を撮像した位置(撮像位置Pn、n=1〜6)における緯度、経度を検出する。また、マルチコプター30は、位置情報である撮像位置Pnと、撮像した画像Gn(n=1〜6)をそれぞれ対応付けて、撮像位置Pnと画像Gnとを対応付けたそれぞれの撮像データを、空撮画像として保存を行う。図2では、圃場を6分割して撮像した例(n=1〜6)を示しているが、圃場を撮像する場合の分割数(n数)は、限定されない。
さて、上述した複数の撮像データ、即ち、複数の空撮画像は、所定の圃場毎(圃場単位)で合成され、合成された画像が圃場画像として、圃場毎に管理される。
図1に示すように、農業支援システムは、画像作成装置13を備えている。画像作成装置13は、画像に関する様々な処理を実行する装置である。画像作成装置13は、第2画像入力部20と、画像生成部21を有している。第2画像入力部20及び画像生成部21は、画像作成装置13に設けられた電気・電子部品、当該画像作成装置13に格納されたプログラム等から構成されている。
第2画像入力部20は、マルチコプター30等によって空撮した複数の空撮画像を読み込むことを実行する。例えば、空撮の終了後、複数の空撮画像が記憶されている電子記録媒体31が、画像作成装置13の入力インタフェースに接続されると、第2画像入力部20は、電子記録媒体31に記憶されている複数の空撮画像を読み込む。図3Aに示すように、電子記憶媒体31が撮像位置Pn(n=1〜6)及び画像Gn(n=1〜6)に対応する6枚の空撮画像In(n=1〜6)を記憶している場合、第2画像入力部20は、6枚の空撮画像In(n=1〜6)を電子記録媒体31から取得する。
画像生成部21は、第2画像入力部20が読み込んだ空撮画像Inに基づいて、所定の圃場における圃場画像を生成する。具体的には、画像生成部21は、空撮画像Inが有する個々の位置情報(撮像位置Pn)の位置関係に従って複数の空撮画像Inに含まれる画像Gnを合成(結合)することで、所定の圃場画像を生成する。図3Aに示すように、画像生成部21は、複数の撮像位置Pnを参照し、複数の撮像位置Pnのうちで、隣接する撮像位置Pnを求める。図3Bに示すように、画像生成部21は、隣接する撮像位置Pnに対応する画像Gnの同士を画像処理によって、1つの画像に合成する。画像生成部21は、例えば、画像G1と画像G2との合成、画像G2と画像G3との合成、画像G1と画像G6との合成、画像G2と画像G5との合成、画像G3と画像G4との合成を実行して、合成後の1つの画像G7を生成する。また、画像生成部21は、合成した画像G7に対して位置情報を割り当てることで圃場画像を生成する。なお、画像G7に対する位置情報(緯度、経度)の割り当ては、例えば、撮像位置Pnを含ませてもよいし、1枚の画像G7に対して新たな位置情報(緯度、経度)を割り当ててもよい。画像生成部21によって生成された圃場画像は、図4に示すように、画像作成装置13に設けた記憶装置23に記憶される。
なお、画像生成部21は、空撮画像Inが有する撮像位置Pnに基づいて複数の画像を合成していたが、当該画像の合成処理では、特徴点抽出、マッチング等により、空撮画像Inの位置を求めることにより合成を行ってもよい。また、空撮画像Inが有する撮像位置Pnは、圃場画像を解析する際に補足的な情報として用いてもよい。
さて、上述したように、圃場を上空から空撮した空撮画像を合成して所定の圃場における圃場画像を作成した場合、圃場画像の位置や大きさ等が、実際の圃場に一致しない場合がある。例えば、図5Aに示すように、圃場画像H1と、予め定められている圃場の基準画像B1を比較した場合、圃場画像H1の縦及び横の長さが基準画像B1の縦及び横の長さと一致しているものの、基準画像B1に対して圃場画像H1の位置がずれることがある。或いは、図5Bに示すように、圃場画像H1の縦及び横の長さが基準画像B1の縦及び横の長さと異なり、且つ、基準画像B1に対して圃場画像H1の位置がずれることがある。
農業支援システムでは、圃場画像を解析する前に、基準画像B1に対して圃場画像を展開し、基準画像に対する圃場画像の一致又は不一致等を確認したり、基準画像に圃場画像を一致させることを実行する。
図1に示すように、農業支援システムは、管理装置10と、外部端末11とを備えている。管理装置10は、圃場画像等に関する様々な処理を行う装置であって、例えば、サーバである。外部端末11は、管理者、作業者等が操作可能な端末であって、例えば、農家、営農会社等に設置されたパーソナルコンピュータ(PC)である。なお、外部端末は、スマートフォン、タブレット、PDA等の携帯端末であってもよい。外部端末11と管理装置10とは、LANまたはインターネット等のネットワークを介して接続されており、互いにデータの送受信が行えるようになっている。
管理装置10は、記憶装置(記憶部)12を有している。記憶装置12は、圃場毎の基準画像を生成するための基準画像データを記憶している。基準画像データとは、所定の圃場における基準画像を示すためのデータであって、図6に示すように、所定の圃場において、外周の輪郭(外周輪郭)を「CL1」とした場合、当該外周輪郭CL1の外周頂点Ui(i=1〜5)の位置(緯度、経度)を含んでいる。
外周輪郭における外周頂点Uiの位置の登録は、例えば、管理者や作業者等が外部端末11を操作して、管理装置10に接続する。そして、外部端末11のモニタ等の表示部に、所定の圃場における外周頂点の数(iの数)と、外周頂点Uiの位置(緯度、経度)とを入力する情報入力部を表示して、管理者等が、外周頂点に対応する位置情報を情報入力部に入力することにより、管理装置10に外周輪郭における外周頂点Uiの位置の登録を行うことができる。或いは、外部端末11のモニタ等の表示部に、サービス会社等が提供する地図画像を表示して、地図画像上で所定の圃場に対応する外周頂点Uiを作業者等がキーボード、マウス等で選択することにより、管理装置10に外周輪郭における外周頂点Uiの位置の登録を行うことができる。
図7は、記憶装置(記憶部)12に記憶された基準画像データを示している。図7に示すように、記憶装置12は、管理番号等の管理情報と、圃場名等の圃場を識別する識別情報と、圃場の外周の輪郭(外周輪郭)を示す外周頂点の位置情報(頂点座標)とを関連付けて記憶している。なお、管理装置10が記憶装置12を有しているが、外部端末11が基準画像データを記憶する記憶装置12を有していてもよい。
画像作成装置13は、第1画像入力部25と、画像展開部26とを有している。第1画像入力部25及び画像展開部26は、画像作成装置13に設けられた電気・電子部品、当該画像作成装置13に格納されたプログラム等から構成されている。
第1画像入力部25は、位置情報を有する圃場画像を読み込むことを実行する。第1画像入力部25は、管理者等が画像作成装置13に対して所定の操作を行うことによって、所定の圃場における圃場画像の読み込みを指示すると、当該第1画像入力部25は、記憶装置23を参照して、指示された圃場(指示圃場)における圃場画像を読み込む。例えば、図4に示すように、第1圃場の圃場画像を指定した場合には、第1画像入力部25は、第1圃場の圃場画像(緯度、経度)を取得する。
画像展開部26は、第1画像入力部25で読み込んだ圃場画像の位置情報に対応する基準画像を取得する。例えば、上述したように、第1画像入力部25が第1圃場における圃場画像を取得した場合、画像展開部26は、第1圃場に対応する位置情報を参照して、当該位置情報が含まれる第1圃場の基準画像(基準画像データ)を取得する。
画像展開部26は、所定の圃場における基準画像を取得後、当該取得した基準画像に圃場画像を合わせる展開を行い、展開した画像を解析画像として生成する。
まず、画像展開部26における基準画像への圃場画像の展開について詳しく説明する。基準画像への圃場画像の展開を行うにあたって、画像展開部26は、基準画像及び圃場画像を表示する。例えば、画像展開部26は、基準画像の任意点及び圃場画像を表示し、且つ、表示した基準画像の任意点に対応する圃場画像の座標点を選択させることで、基準画像の任意点と、圃場画像の座標点とを合わせる展開を実行する。この実施形態では、基準画像の任意点として、外周輪郭CL1を示す複数個の外周頂点Ui(i=1〜5)を採用している。
具体的には、画像展開部26は、表示制御部40を有している。表示制御部40は、管理者等が画像作成装置13に対して所定の操作を行うと、図8Aに示すように、展開設定画面Q1を表示する。展開設定画面Q1は、少なくとも基準画像B1と圃場画像とを表示する画面であって、圃場画像を基準画像B1に展開するための画面である。例えば、表示制御部40は、記憶装置12を参照して、第1圃場における外周輪郭CL1を示す複数個の外周頂点Ui(i=1〜5)を取得し、取得した複数個の外周頂点Ui(i=1〜5)と圃場画像H1とを、展開設定画面Q1に表示させる。
具体的には、展開設定画面Q1は、基準画像表示部51と、周辺圃場表示部52と、詳細圃場表示部53と、ガイダンス表示部54とを含んでいる。
基準画像表示部51は、基準画像B1(基準画像B1の外周頂点Ui及び外周頂点Uiを結ぶことによって形成される外周輪郭CL1)を表示する部分である。基準画像表示部51において、基準画像B1の外周頂点Uiは、例えば、外周頂点Uiの場所をマーカ部57で示されている。基準画像表示部51において、基準画像B1の外周頂点Uiを示すマーカ部57には、外周頂点Uiの数(iの数)、即ち、外周頂点Uiの番号が付されている。これにより、作業者は、基準画像B1における外周頂点Uiの場所と個数とを把握することができる。
周辺圃場表示部52は、第1画像入力部25が読み込んだ圃場画像H1の周辺の地図、又は、圃場画像H1に対応する基準画像B1の周辺の地図を表示する部分である。具体的には、表示制御部40は、圃場画像H1に対応する位置情報及び基準画像B1の位置情報のいずれかを参照して、参照した位置情報の周辺の地図を周辺圃場表示部52に表示させる。
詳細圃場表示部53は、第1画像入力部25によって読み込まれた圃場画像H1の拡大図を表示する部分である。詳細圃場表示部53は、圃場画像H1における外周頂点と対応する複数の座標点(x座標、y座標)Riを選択(設定)するためのポインタ部55を表示する。ポインタ部55にて、圃場画像H1における外周頂点の座標点Riを選択すると、図8B及び図8Cに示すように、詳細圃場表示部53は、座標点Riを選択したマーカ部56を、頂点の数(iの数)と共に表示する。
ガイダンス表示部54は、展開設定画面Q1における作業者(オペレータ)への操作ガイダンスとして、操作手順等を示す領域である。ガイダンス表示部54では、詳細圃場表示部53において、基準画像表示部51に表示した基準画像B1の外周頂点Uiと対応する圃場画像H1の外周頂点の座標点Riを選択する手順等を表示する。図8Aに示すように、展開設定画面Q1において、ガイダンス表示部54は、例えば、「頂点P1と対応する場所をクリックしてください」と表示して、作業者(オペレータ)に圃場画像H1の外周頂点の座標点R1の選択を促している。
次に、作業者(オペレータ)による圃場画像H1の座標点Riの設定について詳しく説明する。図8Aに示すように、詳細圃場表示部53において、圃場画像H1の座標点Riが全く設定されていない場合(座標点Riの未設定の場合)には、基準画像表示部51において、基準画像B1の1番目の外周頂点Ui(i=1)に対応するマーカ部57は、他のマーカ部57よりも強調される。これにより、基準画像B1の1番目のマーカ部57に対応する圃場画像H1の座標点Ri(i=1)を、詳細圃場表示部53にて設定する必要があることを作業者は把握することができる。図8Bに示すように、詳細圃場表示部53において、1番目の圃場画像H1の座標点Ri(i=1)の設定が完了すると、基準画像表示部51において、基準画像B1の2番目の外周頂点Ui(i=2)に対応するマーカ部57は、他のマーカ部57よりも強調される。これにより、基準画像B1の2番目のマーカ部57に対応する圃場画像H1の座標点Ri(i=2)を、詳細圃場表示部53にて設定する必要があることを作業者は把握することができる。上述したように、圃場画像H1の座標点Riが設定される毎に、外周頂点を示す数(iの数)がカウントアップされる。
展開設定画面Q1では、基準画像B1が有する外周頂点Uiに対応して、外周頂点Uiと同数の圃場画像H1の外周頂点の座標点Riを設定することができる。図8Cに示すように、基準画像B1が有する外周頂点Uiと同数の座標点Riの設定が完了すると、展開ボタン58が表示される。
次に、展開設定画面Q1における圃場画像H1の外周頂点(座標点)Riの設定と、画像展開部26における処理について詳しく説明する。
図1に示すように、画像展開部26は、座標取得部41と、画像加工部42とを有している。座標取得部41は、展開設定画面Q1(詳細圃場表示部53)に示した圃場画像H1上で設定された外周頂点、即ち、任意点と対応する複数の座標点Riを取得する。詳しくは、図8Bに示すように、ポインタ部55によって圃場画像H1の一部が選択されると、座標取得部41は、選択された画素に対応する座標点を、外周頂点と対応する座標点Riとして保持する。なお、座標取得部41は、ポインタ部55によって圃場画像H1の一部が選択される毎に、座標点Riのiの数を増加していく。これにより、座標取得部41は、複数の座標点Riを取得することができる。
画像加工部42は、座標取得部41が取得した座標点Riを、基準画像B1の外周頂点Uiに合わせる画像処理を、圃場画像H1に対して行う。例えば、詳細圃場表示部53において、複数の座標点Riが設定された後、図8Cに示すように、展開設定画面Q1に表示された展開ボタン58が選択されると、画像加工部42は、画像処理を実行する。
画像加工部42における画像処理では、例えば、射影変換法を用いて、圃場画像H1の座標点Riを、基準画像B1の外周頂点Uiに合わせる変換の処理を実行する。詳しくは、基準画像B1の外周頂点Uiが5点であり、圃場画像H1の外周頂点の座標Riも5点である場合、図9に示すように、座標R1を外周頂点U1、座標R2を外周頂点U2、座標R3を外周頂点U3、座標R4を外周頂点U4、座標R5を外周頂点U5に一致するように、圃場画像H1の画像データ、即ち、ピクセルの座標(位置)を補正する、即ち、圃場画像H1の拡大、縮小、傾き等を補正する。画像展開部26によって基準画像B1に展開された基準画像B1、即ち、補正後の基準画像B1は、基準画像B1とは別に、解析画像として記憶装置23に記憶される。
以上によれば、画像展開部26、即ち、画像加工部42によって、基準画像B1に対する圃場画像H1の位置のずれ、歪み等が補正することができ、補正後の圃場画像H1を解析画像として記憶することができる。
さて、補正後の圃場画像(解析画像)は、例えば、農作物の解析に用いられる。図1に示すように、管理装置10は、画像解析部14を有している。画像解析部14は、管理装置10に設けられた電気・電子部品、当該管理装置10に格納されたプログラム等から構成されている。
画像解析部14は、解析画像を解析するもので、解析画像より圃場における農作物の植生指数を算出する。また、画像解析部14は、植生指数に基づいて得られた圃場に関する圃場地図を表示する。
例えば、外部端末11を管理装置10にログイン後、作業者が所定の操作を行うことで、当該外部端末11から管理装置10に解析を行う指令を送信すると、当該管理装置10の画像解析部14は、図10に示すように、解析を行う解析画面Q2を外部端末11に表示する。解析画面Q2では、画像読込の第1読込ボタン60が表示されている。第1読込ボタン60が選択されると、画像解析部14は、補正後の圃場画像H1である解析画像を記憶している記憶装置23を参照し、解析画面Q2等で指定された圃場に対応する解析画像を抽出する。画像解析部14は、解析画像を抽出後、解析画像の画像データからDVI、RVI、NDVI、GNDVI、SAVI、TSAVI、CAI、MTCI、REP、PRI、RSI等の植生指数を求める。画像解析部14は、植生指数を求めると、解析画面Q2に示した解析結果表示部61に、解析結果を表示(出力)する。
例えば、画像解析部14は、解析結果表示部61におけるフィールドを複数のエリアWn(n=1,2,3・・・n)に区分し、区分されたエリアWnのそれぞれに入る複数の植生指数Gn[i](n:区分、Gn[i]:植生指数、i:データ数)を平均した平均値を代表値Dn(n=1,2,3・・・n)に設定する。或いは、画像解析部14は、区分されたエリアWnのそれぞれに入る複数の植生指数Gn[i]を積算した積算値を代表値Dnに設定する。或いは、画像解析部14は、平均値及び積算値をエリアWnの面積で割った面積辺りの数値を代表値Dnに設定する。
画像解析部14は、代表値Dnを求めた後、当該代表値Dnの大きさ(値)に応じて、複数のグループ(複数のランク)を割り当て、ランク毎に色等を変化させることによって、解析結果を示す圃場マップを作成し、解析結果表示部61に表示する。
以上によれば、画像解析部14によって、解析画像を解析した結果、即ち、圃場における植生指数を外部端末11に表示することができる。
なお、上述した実施形態では、基準画像B1の任意点として、外周輪郭CL1を示す複数個の外周頂点Uiを採用していたが、任意点は、上述した例に限定されない。また、上述した実施形態では、1つの圃場を示す基準画像B1に対して、1つの圃場を示す圃場画像H1を展開していたが、これに限定されない。
図12A及び図12Bは、第1変形例を示し、図13A及び図13Bは、第2変形例を示している。
図12A及び図12Bは、基準画像として複数の圃場が一括登録されている場合の展開設定画面の表示例である。このとき、基準画像B1は、6つの圃場の外周輪郭CL1と、位置情報で示された4つの任意点Vi(i=1〜4)とを有している。このとき、4つの任意点Vi(i=1〜4)は、6つの圃場を内包する外周輪郭の各頂点上に登録されているが、任意点Viの登録位置、登録数は図12で例示した箇所、数に限定されない。
第1画像入力部25が、6つの圃場を有する圃場画像H1を読み込むと、画像展開部26は、当該圃場画像H1の位置情報と対応する当該基準画像B1を取得する。表示制御部40は、読み込んだ圃場画像H1と取得した基準画像B1との情報を元に、図12Aで示した基準画像B1と圃場画像H1とを画面上に表示する。図12Bで示すように、作業者が基準画像B1を参考に圃場画像H1に4つの座標点Ri(i=1〜4)を設定すると、画像展開部26は、4つの座標点Ri(i=1〜4)が設定された領域(6つの圃場を含む領域)の圃場画像H1を基準画像B1の4つの任意点Vi(i=1〜4)と一致するように展開する。これにより、1つの基準画像B1を用いて、複数の圃場画像H1を一括展開することができる。
また、基準画像B1の任意点Viは、基準画像B1において、当該基準画像B1の外周輪郭でなくてよく、当該基準画像B1の内部(内方)にあってもよい。図13A及び図13Bは、基準画像B1の任意点Viを内部に設けた例を示している。具体的には、図13A及び図13Bは、基準画像B1に6つの任意点Vi(i=1〜6)を示した例であり、任意点V1〜V4は、上述した実施形態と同様であり、基準画像B1の2つの任意点V5、V6は、圃場の内部に登録されていて、上述した実施形態と異なっている。
図13Bで示すように、作業者が当該基準画像B1を参考にして、圃場画像H1に6つの座標点Ri(i=1〜6)を図13Bで示すように設定する。このとき、画像展開部26は、6点の座標点Ri(i=1〜6)が設定された領域の圃場画像H1を基準画像B1の6つの任意点Vi(i=1〜6)と一致するように展開する。つまり、圃場の内部に設定された2点の座標点R5、R6も一致するように圃場画像H1を展開する。
このように、圃場の内部に任意点を設けることで、圃場画像H1の内側に画像の位置ズレや歪みがあった場合にも、画像展開の際の展開精度を向上させることができる。図12及び図13において、基準画像B1に圃場画像H1を展開する前に、例えば、展開設定画面において、基準画像B1の任意点を追加できるようにしてもよい。
農業支援システムは、第1画像入力部25と、画像展開部26とを備えている。画像展開部26は、第1画像入力部25で読み込んだ圃場画像H1の位置情報に対応する基準画像B1を取得し、読み込んだ圃場画像H1を、取得した基準画像B1に合わせる展開を行う。これによれば、第1画像入力部25によって読み込んだ圃場画像を、画像展開部26によって基準画像に合わせるという展開を行った後に、展開後の圃場画像を基に解析を行うことができる。詳しくは、基準画像に対して圃場画像の位置がずれている場合、圃場画像が歪んでいる場合等、画像展開部26によって、位置ズレ、歪を補正することができ、位置ズレや歪が無い補正後の圃場画像(解析画像)を用いて適正に解析することができる。
画像展開部26は、基準画像B1と圃場画像H1とを画面上に表示させる表示制御部40と、画面上の圃場画像H1に対して基準画像B1の任意点と対応する複数の座標点Riを取得する座標取得部41と、座標取得部41が取得した座標点Riを、基準画像B1の任意点に合わせる画像処理を圃場画像H1に対して行う画像加工部42と、を有している。これによれば、基準画像B1における任意点に、圃場画像H1の座標点Riを簡単に合わせることができる。即ち、圃場画像H1が基準画像B1に対して歪んでいる場合であっても、歪等を補正することができる。
表示制御部40は、基準画像B1の外周輪郭を示す複数個の外周頂点Uiを任意点として表示し、座標取得部41は、外周頂点Uiに対応する複数の座標点Riを取得し、画像加工部42は、座標取得部41が取得した座標点Riを、基準画像B1の外周頂点Uiに合わせる画像処理を圃場画像H1に対して行う。これによれば、表示制御部40によって、基準画像B1と、圃場画像H1の外周輪郭の外周頂点Riとの対応関係を、作業者等が簡単に確認することができる。また、座標取得部41及び画像加工部42によって、圃場画像H1の外周頂点Uiに対応する座標点Riを、簡単に基準画像B1の外周頂点Uiに一致させることができる。
農業支援システムは、位置情報を有する複数の空撮画像Inを読み込む第2画像入力部20と、第2画像入力部20が読み込んだ空撮画像Inより圃場画像H1を生成する画像生成部21と、を備えている。これによれば、複数の空撮画像Inから簡単に、1つの圃場画像H1を生成することができる。
画像生成部21は、空撮画像Inが有する個々の位置情報の位置関係に従って複数の空撮画像Inを合成することで、圃場画像H1を生成する。これによれば、例えば、1つの圃場を複数の空撮画像Inで撮像した場合に、簡単に複数の空撮画像Inを1つの圃場に対応する圃場画像H1にすることができる。
農業支援システムは、解析画像を解析し且つ、解析した解析結果を出力する画像解析部14を備えている。これによれば、基準画像B1に展開した圃場画像H1である解析画像の解析を画像解析部14によって簡単に解析することができる。
画像解析部14は、解析画像より圃場における農作物の植生指数を算出し、算出した植生指数を解析結果として出力する。これによれば、圃場に作付した農作物の植生(育成)の状態を植生指数によって簡単に把握することができる。
画像解析部14は、植生指数に基づいて得られた圃場に関する圃場マップを出力する。これによれば、植生指数の分布を圃場マップによって簡単に確認することができる。
また、上述した実施形態では、マルチコプター30で圃場の作物を撮像していたが、圃場に設置された圃場監視装置で、圃場の作物を撮像して、撮像した撮像画像に、当該圃場監視装置に対応付けられた圃場の位置を付加することにより、圃場画像を得るようにしてもよい。
また、圃場画像によって植生指数を求めていたが、圃場画像は、農作物が作付けされた圃場の画像でなくてもよく、例えば、農作物を作付する前の圃場画像であってもよい。即ち、圃場画像は、圃場の土壌を撮像した土壌画像であってもよい。
また、上述した実施形態では、画像作成装置13と外部端末11とを別々に構成していたが、画像作成装置13と外部端末11とを一体化してもよい。
上述した実施形態では、複数の空撮画像Inから圃場画像H1を作成した後、圃場画像H1を基準画像B1に展開し、さらに、基準画像B1に展開した圃場画像である解析画像に対して解析を行っているが、一連の作業をまとめて行って実行してもよい。
この場合、例えば、図11に示すように、外部端末11に解析画面Q3を表示する。解析画面Q3には、基準画像表示部51と、周辺圃場表示部52と、詳細圃場表示部53と、ガイダンス表示部54及び解析結果表示部61が表示される。また、解析画面Q3には、第2読込ボタン63が表示される。第2読込ボタン63が選択されると、第2画像入力部20によって、電子記録媒体31に記憶されている複数の空撮画像Inが読み込まれた後、画像生成部21によって自動的に複数の空撮画像Inを合成した圃場画像H1が生成される。圃場画像H1が生成された後は、解析画面Q3において、図8A〜図8Cと同様に、画像展開部26により基準画像B1の外周頂点Uiに対応する圃場画像H1の座標点Riの設定が指示される。圃場画像H1の座標点Riが完了すると、画像展開部26により圃場画像H1が基準画像B1に展開されて、展開後の解析画像が生成される。また、画像展開部26による解析画像の生成後は、画像解析部14が解析画像に基づいて植生指数等を計算し、図10と同様に、解析結果表示部61が表示される。
なお、図14に示すように、管理装置10は、農業に関する様々な事項を管理する装置であってもよい。記憶装置12は、管理者等が外部端末11を用いて所有する圃場(管理圃場)を登録した圃場情報(管理圃場地図情報)が記憶されている。圃場情報は、圃場の位置情報(緯度、経度)及び輪郭が含まれる地図である。例えば、管理者が圃場A〜圃場Hまでを管理している場合、記憶装置12は少なくとも管理者が所有する圃場A〜圃場Hの圃場情報を記憶している。
管理装置10は、農業に関する様々な管理を行う農業管理部80を備えている。農業管理部80は、管理装置10に設けられた電気・電子部品、当該管理装置10に格納されたプログラム等から構成されている。農業管理部80は、FMIS(FarmManagement Information System)を行うものであって、例えば、農作業を行った農業機械81から送信された稼働情報及び農業機械81の位置情報等を受付け、稼働情報及び位置情報に基づいて、例えば、圃場における農作業の可視化等を行う。例えば、圃場の所定位置において散布された散布物(肥料、薬剤)等を表示したり、予め定められた計画に対して農作業の実績等がどうであったかをグラフ等により表示する。なお、上述した農業管理部80は、一例であり、限定されない。
画像作成装置13は、推定部43を備えている。推定部43は、画像作成装置13に設けられた電気・電子部品、当該画像作成装置13に格納されたプログラム等から構成されている。画像作成装置13は、圃場画像H1を取得すると、推定部43は、圃場画像H1と管理装置10の記憶装置12に記憶された圃場情報における圃場の位置及び輪郭とを比較して、圃場画像H1の位置及び輪郭に一致又は相似する圃場を抽出し、抽出した圃場を基準画像B1として推定する。即ち、推定部43は、農業管理部80のために用いられる圃場情報と圃場画像H1とから基準画像B1を推定する。
なお、管理装置10が推定部43を備えていてもよい。この場合、推定部43は、画像作成装置13から圃場画像H1を取得して、記憶装置12に記憶された圃場情報と圃場画像H1とから基準画像B1を推定する。
基準画像B1の推定後は、画像作成装置13(画像展開部26)は、圃場画像H1を基準画像B1に展開する処理を行う。図15Aに示すように、圃場画像H1と基準画像B1との位置が互いにズレている場合は、画像展開部26は、圃場画像H1を平行移動することにより基準画像B1に合わせる処理(平行移動処理)を行う。或いは、図9に示すように、圃場画像H1が基準画像B1に対して小さい場合は、画像展開部26は、当該圃場画像H1の外周頂点の座標点R1〜R5を基準画像B1の外周頂点U1〜U5に合わせる処理(拡大処理)を行う。或いは、図15Bに示すように、圃場画像H1が基準画像B1に対して大きい場合は、画像展開部26は、当該圃場画像H1の外周頂点の座標点R1〜R5を基準画像B1の外周頂点U1〜U5に合わせる処理(縮小処理)を行う。或いは、図15Cに示すように、圃場画像H1が基準画像B1に対して傾いている場合は、画像展開部26は、当該圃場画像H1を回転させることで、外周頂点の座標点R1〜R5を基準画像B1の外周頂点U1〜U5に合わせる処理(回転処理)を行う。
上述した基準画像B1に対する圃場画像H1の展開(補正)を一括して行ってもよい。この場合、図16に示すように、表示制御部40は、管理装置10の記憶装置12が記憶している圃場情報に含まれる地図を外部端末11の設定画面Q4に表示させる。画像展開部26は、外部端末11において周辺地図から複数の基準画像B1をポインタ部55B等の操作に応じて受付を行う。また、画像展開部26は、複数の圃場画像H1を設定画面Q4に表示させ、複数の基準画像B1と同様に、ポインタ部55B等の操作に応じて複数の圃場画像H1の受付を行う。そして、画像展開部26は、受付を行った複数の基準画像B1に対して、受付を行った複数の圃場画像H1の展開、即ち、上述した少なくとも平行移動処理、拡大処理、縮小処理、回転処理のいずれかを実行する。
以上のように、農業の管理等に用いられる圃場情報により、基準画像B1を推定するようにしているため、圃場画像H1を展開するための基準画像B1を簡単に取り出すことができる。また、画像展開部26は、平行移動処理、拡大処理、縮小処理、回転処理を行うため、圃場画像H1を簡単に基準画像B1に展開することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 管理装置
14 画像解析部
13 画像作成装置
20 第2画像入力部
21 画像生成部
23 記憶装置
25 第1画像入力部
26 画像展開部
30 マルチコプター
30a 本体
30b アーム
30c 回転翼
30d スキッド
30e 撮像装置
30f 位置検出装置
30g 外部接続部
31 電子記録媒体
40 表示制御部
41 座標取得部
42 画像加工部
43 推定部
51 基準画像表示部
52 周辺圃場表示部
53 詳細圃場表示部
54 ガイダンス表示部
55 ポインタ部
56 マーカ部
57 マーカ部
58 展開ボタン
60 読込ボタン
61 解析結果表示部
63 読込ボタン
80 農業管理部
81 農業機械
CL1 外周輪郭
Gn 画像
H1 圃場画像
In 空撮画像
K1 飛行軌跡
Pn 撮像位置
Q1 展開設定画面
Ri 圃場画像の外周頂点の座標
Ui 外周頂点
Vi 任意点

Claims (10)

  1. 圃場を撮像した圃場画像であって、位置情報を有する圃場画像を読み込む第1画像入力部と、
    前記圃場画像を前記圃場の位置情報を有する基準画像に展開し、且つ、前記展開した画像を解析画像として生成する画像展開部と、
    を備えている農業支援システム。
  2. 前記画像展開部は、前記第1画像入力部で読み込んだ前記圃場画像の位置情報に対応する前記基準画像を取得し、前記読み込んだ圃場画像を、前記取得した基準画像に合わせる展開を行う請求項1に記載の農業支援システム。
  3. 前記画像展開部は、
    前記基準画像と前記圃場画像とを画面上に表示させる表示制御部と、
    前記画面上の圃場画像に対して前記基準画像の任意点と対応する複数の座標点を取得する座標取得部と、
    前記座標取得部が取得した前記座標点を、前記基準画像の任意点に合わせる画像処理を前記圃場画像に対して行う画像加工部と、
    を有している請求項2に記載の農業支援システム。
  4. 前記表示制御部は、前記基準画像の外周輪郭を示す複数個の外周頂点を前記任意点として表示し、
    前記座標取得部は、前記外周頂点に対応する複数の座標点を取得し、
    前記画像加工部は、前記座標取得部が取得した前記座標点を、前記基準画像の外周頂点に合わせる画像処理を前記圃場画像に対して行う請求項3に記載の農業支援システム。
  5. 位置情報を有する複数の空撮画像を読み込む第2画像入力部と、
    前記第2画像入力部が読み込んだ前記空撮画像より前記圃場画像を生成する画像生成部と、を備えている請求項1〜4のいずれかに記載の農業支援システム。
  6. 前記画像生成部は、前記空撮画像が有する個々の位置情報の位置関係に従って複数の前記空撮画像を合成することで、前記圃場画像を生成する請求項5に記載の農業支援システム。
  7. 前記解析画像を解析し且つ、解析した解析結果を出力する画像解析部を備えている請求項1〜6のいずれかに記載の農業支援システム。
  8. 前記画像解析部は、前記解析画像より圃場における農作物の植生指数を算出し、前記算出した植生指数を前記解析結果として出力する請求項7に記載の農業支援システム。
  9. 前記画像解析部は、前記植生指数に基づいて得られた圃場に関する圃場マップを出力する請求項8に記載の農業支援システム。
  10. 農業を管理する農業管理部と、
    前記農業管理部によって農業を管理する圃場を含む圃場情報を記憶する記憶装置と、
    前記記憶装置に記憶された圃場情報と、前記圃場画像とに基づいて前記基準圃場を推定する推定部と、
    を備えている請求項1〜9のいずれかに記載の農業支援システム。
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