以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、建物を識別する建物識別子と建物に関する建物情報に対応付けて、当該建物の住環境に関する1以上の住環境スコアが格納されており、建物識別子を受け付けた場合に、当該建物の1以上の住環境スコアを出力する情報処理装置を備える情報処理システムについて説明する。
図1は、本実施の形態における情報処理システムAの概念図である。情報処理システムAは、情報処理装置1、1または2以上の端末装置2を備える。情報処理装置1と1以上の各端末装置2とは、インターネット等のネットワークを介して通信可能である。また、情報処理装置1は、いわゆるサーバであり、例えば、クラウドサーバ、ASPサーバ等、その種類は問わない。端末装置2は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、いわゆるパーソナルコンピュータ等であり、その種類は問わない。
図2は、本実施の形態における情報処理システムAのブロック図である。図3は、情報処理装置1のブロック図である。
情報処理装置1は、格納部11、受付部12、処理部13、および出力部14を備える。格納部11は、建物情報格納部111、スコア格納部112、スコア取得元情報格納部113、および外部情報格納部114を備える。外部情報格納部114は、過去地震情報格納部1141、震度予測情報格納部1142、過去浸水情報格納部1143、浸水予測情報格納部1144、治水計画情報格納部1145、地盤改良情報格納部1146、過去津波情報格納部1147、津波予測情報格納部1148、津波対策計画情報格納部1149、過去土砂災害情報格納部114a、土砂警戒情報格納部114b、土砂災害対策情報格納部114c、過去火災情報格納部114d、消火栓設置情報格納部114e、学校情報格納部114f、待機児童情報格納部114g、育児支援情報格納部114h、犯罪情報格納部114i、交通事故情報格納部114j、開発計画情報格納部114k、駅情報格納部114l、バス停情報格納部114m、渋滞履歴情報格納部114n、および施設情報格納部114oを備える。処理部13は、スコア取得部131、および取得部132を備える。
端末装置2は、端末格納部21、端末受付部22、端末処理部23、端末送信部24、端末受信部25、および端末出力部26を備える。
情報処理装置1を構成する格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、後述する建物情報、後述するスコア、後述するスコア取得元情報、後述する外部情報等である。
格納部11には、1以上の住環境スコアが格納される。住環境スコアは、建物の住環境に関するスコアである。スコアは、数値で表されても良いし、アルファベット等の数値以外の順序を示す情報、ランクを示す情報(例えば、A,B,C)等で表されても良い。住環境スコアは、例えば、後述する災害スコア、後述する治安スコア、後述する交通事故スコア、後述する利便性スコア、後述する育児スコア、後述する教育スコア、後述する公害スコア等である。また、災害スコアとは、例えば、後述する地震スコア、後述する水スコア、後述する液状化スコア、後述する津波スコア、後述する土砂災害スコア、後述する火事スコア等である。住環境スコアは、建物の住環境に関する特性値と言っても良い。
また、建物は、マンション、アパート等の集合住宅である。ただし、建物に、一戸建てを含むと考えても良い。
格納部11の住環境スコアは、建物識別子と建物情報に対応付けられている。建物識別子は、建物を識別する情報である。建物識別子は、例えば、ID、建物名、住所等である。建物名は、例えば、マンション名、アパート名等である。建物情報については後述する。
格納部11には、建物識別子と階を識別する階識別子とに対応付けて、1以上の住環境スコアが格納されていても良い。階識別子は、通常、階を示す数値(1階,5階など)であるが、上層階、下層階など、階のグループを示す情報でも良い。
格納部11には、建物識別子と住居を識別する住居識別子とに対応付けて、1以上の住環境スコアが格納されていても良い。住居識別子は、集合住宅の住居を特定する情報であり、例えば、105号室、309号室等である。
建物情報格納部111には、1以上の建物情報が格納される。建物情報は、建物識別子に対応付けられている。なお、建物識別子に対応付けられていることは、建物識別子を含むことでも良い。建物情報は、建物に関する情報である。建物情報は、例えば、住所を示す住所情報、位置を示す位置情報(通常、(緯度,経度))、標高を示す標高情報、地区を識別する地区識別子、施工に使われている技術を特定する施工技術情報(例えば、SRC,RCなど)、築年数を示す築年数情報、施工に使われている建材を特定する建材情報(例えば、鉄筋、木など)、耐震技術(例えば、耐震工法、免振広報、制震工法など)を特定する耐震技術情報、耐震工事の有無を示す耐震工事有無情報、耐震工事の内容を特定する耐震工事内容情報、階数、周辺の道路の幅を含む道路情報等を有する。
スコア格納部112には、建物識別子に対応づけられて、1以上の住環境スコアが格納される。なお、1以上の住環境スコアは、建物識別子と階識別子とに対応付けられていても良いし、建物識別子と住居識別子とに対応付けられていても良い。スコア格納部112には、通常、建物識別子と住環境スコアの種類を特定する住環境スコア種類識別子に対応付けて、住環境スコアが格納される。
スコア格納部112に、建物識別子と階識別子とに対応付けて、1以上の住環境スコアが格納されていても良い。また、スコア格納部112に、建物識別子と住居識別子とに対応付けて、1以上の住環境スコアが格納されていても良い。
スコア取得元情報格納部113には、1以上のスコア取得元情報が格納される。スコア取得元情報とは、住環境スコアを取得する際に使用される情報である。スコア取得元情報とは、住環境スコアを取得する元になる情報である。
スコア取得元情報は、例えば、建物の属性値と減算する減算スコアとの対応情報、建物の属性値と加算する加算スコアとの対応情報である。なお、建物の属性値は、通常、建物情報を構成する情報であり、例えば、マンション等の建物の構造、建物の階数である。建物の属性値は、特定の施設との距離または移動時間を特定する情報、周辺の特定の施設の数、周辺の特定の施設の属性値等でも良い。周辺の特定の施設とは、建物から閾値以内または閾値より、距離または移動時間が短い施設である。
スコア取得元情報は、例えば、外部情報に対応して減算する減算スコアまたは加算する加算スコアを示す情報でも良い。
スコア取得元情報は、例えば、1または2以上のパラメータを用いた住環境スコアの算出式である。パラメータは、後述するいずれかの外部情報、特定の施設との距離または移動時間を特定する情報等である。
スコア取得元情報は、例えば、「過去震災時における震度>=6|地震スコア=−1」(過去震災時における震度が6以上である場合、地震スコアを1減じることを示す)、「地盤改良有無情報=有|地震スコア=+1」(地盤改良有無情報が「有」の場合、地震スコアを1加算することを示す)である。
スコア取得元情報は、例えば、建物の階識別子に対応して減算する減算スコアまたは加算する加算スコアを示す情報でも良い。
その他、スコア取得元情報は、住環境スコアの取得の元になる情報であれば良く、その内容やデータ構造等は問わない。スコア取得元情報は、住環境スコアの取得を行うプログラムでも良い。
外部情報格納部114には、1または2以上の外部情報が格納される。外部情報は、住環境に関する情報である。外部情報は、外部から受け付けられた情報であり、住環境スコアの取得のために使用される情報である。外部情報は、例えば、図示しない外部のサーバ装置から受信された情報、またはユーザにより入力された情報等である。外部情報は、例えば、上記の非特許文献1〜14の情報が格納されている外部のサーバ装置から取得された情報でも良い。
また、外部情報は、例えば、後述する以下の情報である。その情報は、例えば、過去地震情報、震度予測情報、過去浸水情報、浸水予測情報、治水計画情報、地盤改良情報、過去津波情報、津波予測情報格、津波対策計画情報、過去土砂災害情報、土砂警戒情報、土砂災害対策情報、過去火災情報、消火栓設置情報、学校情報、待機児童情報、育児支援情報、犯罪情報、交通事故情報、開発計画情報、駅情報、バス停情報、渋滞履歴情報、施設情報等である。なお、上記のスコアの算出とは、スコアの取得のことであり、スコアは、計算によって取得されても良いし、複数の情報の中からの選択によって取得されても良い。
過去地震情報格納部1141には、1または2以上の過去地震情報が格納される。過去地震情報は、過去に発生した地震に関する情報である。過去地震情報は、例えば、地域を特定する1または2以上の地域識別子に対応付いている。地域識別子は、例えば、地域のID、地域名等である。地域は、都道府県、市町村区、町、住所を構成する一部の情報、矩形領域(メッシュの領域)等である。過去地震情報は、例えば、過去の震災時における地域の震度を示す震度情報である。過去地震情報は、例えば、過去の震災時における地域の震度のランクを示す震度ランク情報である。過去地震情報は、例えば、過去に閾値以上または閾値より大きい震度の地震があった地域を特定する地域識別子である。
震度予測情報格納部1142には、1または2以上の震度予測情報が格納される。震度予測情報は、震源における地域の震度に関する予測の情報である。震度予測情報は、例えば、地域を特定する1または2以上の地域識別子に対応付いている。震度予測情報は、例えば、震源を特定する震源識別子に対応付いている。震度予測情報は、例えば、予測の震度を示す震度情報である。震度予測情報は、例えば、予測の震度のランクを示す震度ランク情報である。震度予測情報は、例えば、閾値以上または閾値より大きい震度の地震があると予測される地域を特定する地域識別子である。
過去浸水情報格納部1143には、1または2以上の過去浸水情報が格納される。過去浸水情報とは、過去に発生した洪水時における浸水に関する情報である。過去浸水情報は、例えば、地域を特定する1または2以上の地域識別子に対応付いている。過去浸水情報は、例えば、過去の洪水時における浸水の有無を示す情報、過去の洪水時における浸水の深さを特定する情報、過去の洪水時における浸水の程度を示す情報である。過去浸水情報は、例えば、過去に閾値以上または閾値より大きい浸水被害がった地域を特定する地域識別子である。
浸水予測情報格納部1144には、1または2以上の浸水予測情報が格納される。浸水予測情報は、洪水における地域の浸水に関する予測の情報である。浸水予測情報は、例えば、地域を特定する1または2以上の地域識別子に対応付いている。浸水予測情報は、例えば、浸水の有無の予測を示す情報、浸水の深さの予測を示す情報、浸水の程度の予測を示す情報である。浸水予測情報は、例えば、閾値以上または閾値より大きい浸水被害があると予測される地域を特定する地域識別子である。
治水計画情報格納部1145は、1または2以上の治水計画情報が格納される。治水計画情報とは、治水計画に関する情報である。治水計画情報は、例えば、地域を特定する1または2以上の地域識別子に対応付いている。治水計画情報は、例えば、治水計画の有無を示す情報、治水計画の規模を特定する情報、治水計画の規模のランクを示す情報、治水計画が存在する1以上の地域識別子である。
地盤改良情報格納部1146には、1または2以上の地盤改良情報が格納される。地盤改良情報は、地盤改良に関する情報である。地盤改良情報は、例えば、地域を特定する1または2以上の地域識別子に対応付いている。地盤改良情報は、例えば、地盤改良の有無を示す情報、地盤改良の規模を特定する情報、地盤改良の規模のランクを示す情報、地盤改良が行われた地域を特定する1以上の地域識別子である。
過去津波情報格納部1147は、1または2以上の過去津波情報が格納される。過去津波情報とは、過去に発生した震災時における津波に関する情報である。過去津波情報は、例えば、地域を特定する1または2以上の地域識別子に対応付いている。過去津波情報は、例えば、過去の震災時における津波の有無を示す情報、過去の震災時における津波による浸水の有無を示す情報、過去の震災時における津波の高さを特定する情報、過去の震災時における津波による浸水の深さを特定する情報、過去の震災時における津波の程度を示す情報、過去に閾値以上または閾値より大きい津波があった地域を特定する地域識別子である。
津波予測情報格納部1148は、1または2以上の津波予測情報が格納される。津波予測情報は、震災における地域の津波に関する予測の情報である。津波予測情報は、例えば、地域を特定する1または2以上の地域識別子に対応付いている。津波予測情報は、例えば、震災時における津波の有無の予測を示す情報、震災時における津波の高さの予測を示す情報、震災時における津波による浸水の有無の予測を示す情報、震災時における津波の高さの予測を示す情報、震災時における津波の程度の予測を示す情報、閾値以上または閾値より大きい津波があると予測される地域を特定する地域識別子である。
津波対策計画情報格納部1149は、1または2以上の津波対策計画情報が格納される。津波対策計画情報とは、津波対策計画に関する情報である。津波対策計画情報は、例えば、地域を特定する1または2以上の地域識別子に対応付いている。津波対策計画情報は、例えば、津波対策計画の有無を示す情報、津波対策計画の規模を特定する情報、津波対策計画の規模のランクを示す情報、津波対策計画が存在する1以上の地域識別子である。
過去土砂災害情報格納部114aは、1または2以上の過去土砂災害情報が格納される。過去土砂災害情報とは、過去に発生した洪水時における土砂災害に関する情報である。過去土砂災害情報は、例えば、地域を特定する1または2以上の地域識別子に対応付いている。過去土砂災害情報は、例えば、過去の土砂災害の有無を示す情報、過去の土砂災害の程度を示す情報、土砂災害の警戒区域に指定された履歴に関する情報、土砂災害の特別警戒区域に指定された履歴に関する情報、過去の土砂災害発生履歴に関する情報、過去に閾値以上または閾値より大きい規模の土砂災害があった地域を特定する地域識別子である。
土砂警戒情報格納部114bは、1または2以上の土砂警戒情報が格納される。土砂警戒情報とは、土砂警戒に関する情報である。土砂警戒情報は、例えば、地域を特定する1または2以上の地域識別子に対応付いている。土砂警戒情報は、例えば、土砂警戒の指定の有無を示す情報、土砂災害の警戒区域に指定されている1以上の地域識別子、土砂災害の特別警戒区域に指定されている1以上の地域識別子である。
土砂災害対策情報格納部114cは、1または2以上の土砂災害対策情報が格納される。土砂災害対策情報とは、土砂災害対策に関する情報である。土砂災害対策情報は、例えば、地域を特定する1または2以上の地域識別子に対応付いている。土砂災害対策情報は、例えば、土砂災害対策の有無を示す情報、土砂災害対策の規模を特定する情報、土砂災害対策の規模のランクを示す情報、土砂災害対策が存在する1以上の地域識別子である。
過去火災情報格納部114dは、1または2以上の過去火災情報が格納される。過去火災情報とは、過去に発生した火災に関する情報である。過去火災情報は、例えば、地域を特定する1または2以上の地域識別子に対応付いている。過去火災情報は、例えば、過去の火災の有無を示す情報、過去の火災の発生件数を示す情報、過去の火災発生履歴に関する情報、過去に閾値以上または閾値より大きい規模の火災があった地域を特定する地域識別子である。
消火栓設置情報格納部114eは、1または2以上の消火栓設置情報が格納される。消火栓設置情報とは、消火栓の設置に関する情報である。消火栓設置情報は、例えば、地域を特定する1または2以上の地域識別子に対応付いている。消火栓設置情報は、例えば、消火栓が設置されている1以上の位置を示す位置情報(例えば、(緯度,経度)、消火栓が設置されている1以上の地域識別子である。
学校情報格納部114fは、1または2以上の学校情報が格納される。学校情報とは、学校に関する情報である。学校情報は、例えば、学校を識別する学校識別子、学校の偏差値を示す偏差値情報、学校のランクを示すランク情報、住所、位置情報、学校の種類(例えば、公立、私立、小学校、中学校、高校、保育園、幼稚園等)を示す種類情報を有する。
待機児童情報格納部114gは、1または2以上の待機児童情報が格納される。待機児童情報とは、待機児童に関する情報である。待機児童情報は、例えば、1または2以上の地域識別子に対応付いている。待機児童情報は、例えば、待機児童の数を特定する情報、待機児童の有無を示す情報、育児支援制度の有無を示す情報、育児支援制度の内容を特定する情報、育児支援制度のレベルを示す情報、待機児童数が閾値以上または閾値より多い地域を特定する地域識別子、待機児童数が閾値以下または閾値より少ない地域を特定する地域識別子である。
育児支援情報格納部114hは、1または2以上の育児支援情報が格納される。育児支援情報とは、育児支援に関する情報である。育児支援情報は、例えば、1または2以上の地域識別子に対応付いている。育児支援情報は、例えば、育児支援制度の有無を示す情報、育児支援制度の内容を特定する情報、育児支援制度のレベルを示す情報、育児支援制度がある地域を特定する地域識別子、育児支援制度がない地域を特定する地域識別子である。
犯罪情報格納部114iは、1または2以上の犯罪情報が格納される。犯罪情報とは、犯罪に関する情報である。犯罪情報は、例えば、1または2以上の地域識別子に対応付いている。犯罪情報は、例えば、犯罪の発生件数を特定する情報、重度の犯罪の発生件数を特定する情報、軽度の犯罪の発生件数を特定する情報、人口当たり重度の犯罪発生率、人口当たり犯罪発生率、人口当たり軽度の犯罪発生率、犯罪の発生に関するランクを示す情報ある。犯罪情報は、例えば、犯罪発生率が閾値以上または閾値より高い地点を示す位置情報、犯罪発生率が閾値以上または閾値より高い地域の地域識別子、犯罪発生率が閾値以下または閾値より低い地域の地域識別子である。
交通事故情報格納部114jは、1または2以上の交通事故情報が格納される。交通事故情報とは、交通事故に関する情報である。交通事故情報は、例えば、1または2以上の地域識別子に対応付いている。交通事故情報は、例えば、過去の交通事故発生件数を示す情報、過去の交通事故発生率を示す情報、過去の交通事故の中の死亡事故数を示す情報、過去の交通事故の中の死亡事故率を示す情報、過去の交通事故の発生件数または発生率が閾値以上または閾値より高い地域の地域識別子、過去の交通事故の発生件数または発生率が閾値以下または閾値より低い地域の地域識別子である。
開発計画情報格納部114kは、1または2以上の開発計画情報が格納される。開発計画情報とは、開発計画に関する情報である。開発計画情報は、例えば、1または2以上の地域識別子に対応付いている。開発計画情報は、例えば、開発計画の有無を示す情報、開発の対象の駅を示す駅識別子、開発の対象のマンションを示す建物識別子である。
駅情報格納部114lは、1または2以上の駅情報が格納される。駅情報とは、駅に関する情報である。駅情報は、例えば、地域を特定する1または2以上の地域識別子に対応付いている。駅情報は、例えば、駅を識別する駅識別子、駅の位置を示す位置情報、駅の住所、乗り入れの線の数を示す情報、開発計画の有無を示す情報である。
バス停情報格納部114mは、1または2以上のバス停情報が格納される。バス停情報とは、バス停に関する情報である。バス停情報は、例えば、地域を特定する1または2以上の地域識別子に対応付いている。バス停情報は、例えば、バス停を識別するバス停識別子、バス停の位置を示す位置情報、バス停の住所である。
渋滞履歴情報格納部114nは、1または2以上の渋滞履歴情報が格納される。渋滞履歴情報とは、渋滞の履歴に関する情報である。渋滞履歴情報は、例えば、地域を特定する1または2以上の地域識別子に対応付いている。渋滞履歴情報は、例えば、渋滞の程度を示す情報、渋滞の距離を示す情報、渋滞する時間帯を示す情報を含む。
施設情報格納部114oは、1または2以上の施設情報が格納される。施設情報とは、施設に関する情報である。施設は、例えば、スーパーやデパートや小売店等の買物の拠点、病院や医院等の医療の施設、工場、飛行場等である。施設情報は、例えば、地域を特定する1または2以上の地域識別子に対応付いている。施設情報は、例えば、施設を識別する施設識別子、施設の種類(例えば、「買物拠点」「医療施設」「工場」など)を示す施設種類情報、診療科目を示す情報、店舗の種類(例えば、スーパー、薬局、文房具屋、コンビニ等)を示す情報、位置を示す位置情報、住所、悪臭の有無を示す情報、騒音を立てるか否かを示す情報等である。
受付部12は、各種の指示や情報等を受け付ける。各種の指示や情報等は、例えば、特定情報である。特定情報とは、建物を特定する情報である。特定情報は、建物識別子でも良いし、建物の種類情報等でも良い。特定情報は、1または2以上の建物を特定する情報であれば良い。各種の指示や情報等は、例えば、格納部11に格納される各種の情報である。
ここで、受け付けとは、通常、端末装置2からの受信であるが、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念であると考えても良い。
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、スコア取得部131、取得部132が行う処理である。
スコア取得部131は、1または2以上の住環境スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、取得した住環境スコアを、建物識別子に対応付けてスコア格納部112に蓄積する。ここで、住環境スコアの取得とは、住環境スコアの算出でも良いし、複数のスコアから、住環境スコアを選択して、取得すること等でも良い。
スコア取得部131は、通常、スコア取得元情報格納部113のスコア取得元情報と外部情報格納部114の外部情報と建物情報格納部111の建物情報とを用いて、1以上の住環境スコアを取得する。
スコア取得部131は、通常、建物情報格納部111に格納されている建物情報と、当該建物情報に対応付いている建物識別子に対応する外部情報とを、スコア取得元情報格納部113のスコア取得元情報に適用し、1以上の住環境スコアを取得する。
また、スコア取得部131は、一の建物の2種類以上の住環境スコアを用いて、総合的な住環境スコアである住環境総合スコアを取得しても良い。スコア取得部131は、2種類以上の住環境スコアをパラメータとする増加関数により、住環境総合スコアを算出する。なお、かかる増加関数は、例えば、平均値算出の関数、加重平均算出の関数等である。
具体的には、スコア取得部131は、例えば、以下のように1以上の各住環境スコアを取得する。なお、以下の住環境スコアの取得アルゴリズムは一例であることは言うまでもない。
(1)地震スコア
地震スコアは、地震についてのスコアである。地震スコアは、例えば、地震の発生のし難さ、地震の発生のし易さ、地震に対する影響の受け難さ、地震に対する影響の受け易さ等を示すスコアである、と考えても良い。
スコア取得部131は、例えば、過去地震情報、震度予測情報、地盤改良情報のうちの1種類以上の情報、および建物情報をスコア取得元情報に適用し、地震スコアを取得する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する過去地震情報、震度予測情報、地盤改良情報のうちの1種類以上の情報を外部情報格納部114から取得し、当該過去地震情報、震度予測情報、地盤改良情報のうちの1種類以上の情報を用いて地震スコアを取得する。スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する過去地震情報、震度予測情報、地盤改良情報を取得し、当該過去地震情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理、当該震度予測情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理、当該地盤改良情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理のうちのいずれか1以上の取得処理を行い、1以上のスコアの加算量または減算量を用いて、地震スコアを算出する。
スコア取得部131は、通常、過去地震情報が示す過去の震災時の震度が大きいほど、低い値となる地震スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、震度予測情報が示す震度が大きいほど、低い値となる地震スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、地盤改良情報が示す地盤改良に関する情報が「地盤改良が行われていることを示す情報」であれば「地盤改良が行われていないことを示す情報」より、または地盤改良のレベルが高いことを示す情報であるほど、高い値となる地震スコアを取得する。
また、スコア取得部131は、例えば、一の建物の建物情報が有する施工技術に関する情報、築年数の情報、施工に利用されている建材を示す情報、耐震技術を特定する情報、耐震工事の有無に関する情報、耐震工事の内容に関する情報(レベルでも良い)のうちの1以上の各情報に対応する、スコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得し、当該スコアの加算量または減算量を用いて、地震スコアを算出する。
スコア取得部131は、通常、一の建物の建物情報が有する築年数が少ないほど、高い値となる地震スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、一の建物の建物情報が有する耐震工事の有無に関する情報が「有」の場合は「無」の場合より、高い値となる地震スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、一の建物の建物情報が有する耐震工事の内容に関する情報が示すレベルが高い値ほど、高い値となる地震スコアを取得する。
なお、一の建物に対応する過去地震情報または震度予測情報または地盤改良情報は、例えば、一の建物の建物情報が有する位置情報を含む地域の地域識別子と対になる過去地震情報または震度予測情報または地盤改良情報、一の建物の建物情報が有する地域識別子と対になる過去地震情報または震度予測情報または地盤改良情報、または一の建物の建物情報が有する住所を含む地域の地域識別子と対になる過去地震情報または震度予測情報または地盤改良情報である。
また、スコア取得部131は、例えば、一の住居の階数を示す情報に対応する、スコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得し、当該スコアの加算量または減算量を用いて、洪水スコアを算出する。スコア取得部131は、通常、一の住居の建物情報が有する階数が高いほど、低い値となる地震スコアを取得する。
(2)洪水スコア
洪水スコアは、洪水についてのスコアである。洪水スコアは、例えば、洪水の発生のし難さ、洪水の発生のし易さ、洪水に対する影響の受け難さ、洪水に対する影響の受け易さ等を示すスコアである、と考えても良い。
スコア取得部131は、例えば、過去浸水情報、浸水予測情報、治水計画情報のうちの1種類以上の情報、および建物情報をスコア取得元情報に適用し、洪水スコアを取得する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する過去浸水情報、浸水予測情報、治水計画情報のうちの1種類以上の情報を外部情報格納部114から取得し、当該過去浸水情報、浸水予測情報、治水計画情報のうちの1種類以上の情報を用いて洪水スコアを取得する。スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する過去浸水情報、浸水予測情報、治水計画情報を取得する処理、当該過去浸水情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理、当該浸水予測情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理のうちのいずれか1以上の取得処理を行い、当該治水計画情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得し、1以上のスコアの加算量または減算量を用いて、洪水スコアを算出する。
スコア取得部131は、通常、過去浸水情報が示す過去の浸水の有無を示す情報が「有」の場合は「無」の場合より、低い値となる洪水スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、過去浸水情報が示す浸水の深さが深いほど、低い値となる洪水スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、浸水予測情報が示す浸水の有無の予測を示す情報が「有」の場合は「無」の場合より、低い値となる洪水スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、浸水予測情報が示す浸水の深さが深いほど、低い値となる洪水スコアを取得する。スコア取得部131は、通常、治水計画情報が示す治水計画の有無を示す情報が「有」の場合は「無」の場合より、高い値となる洪水スコアを取得する。スコア取得部131は、通常、治水計画情報が示す治水計画の規模のランクが高いほど、高い値となる洪水スコアを取得する。
また、スコア取得部131は、例えば、一の建物の建物情報が有する階数を示す情報、または高度情報(水抜0mからの高さ)のうちの1以上の各情報に対応する、スコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得し、当該スコアの加算量または減算量を用いて、地震スコアを算出する。
スコア取得部131は、通常、一の建物の建物情報が有する階数が高いほど、高い値となる洪水スコアを取得する。スコア取得部131は、通常、一の建物の建物情報が有する高度情報(水抜0mからの高さ)が高いほど、高い値となる洪水スコアを取得する。
また、スコア取得部131は、例えば、一の住居の階数を示す情報に対応する、スコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得し、当該スコアの加算量または減算量を用いて、洪水スコアを算出する。スコア取得部131は、通常、一の住居の建物情報が有する階数が高いほど、高い値となる洪水スコアを取得する。
(3)液状化スコア
液状化スコアは、液状化についてのスコアである。液状化スコアは、例えば、液状化の発生のし難さ、液状化の発生のし易さ、液状化に対する影響の受け難さ、液状化に対する影響の受け易さ等を示すスコアである、と考えても良い。
スコア取得部131は、例えば、過去地震情報、震度予測情報、地盤改良情報のうちの1種類以上の情報、および建物情報をスコア取得元情報に適用し、液状化スコアを取得する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する過去地震情報、震度予測情報、地盤改良情報のうちの1種類以上の情報を外部情報格納部114から取得し、当該過去地震情報、震度予測情報、地盤改良情報のうちの1種類以上の情報を用いて液状化スコアを取得する。スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する過去地震情報、震度予測情報、地盤改良情報を取得し、当該過去地震情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理、当該震度予測情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理、当該地盤改良情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理のうちの1以上の処理を行い、1以上のスコアの加算量または減算量を用いて、液状化スコアを算出する。
スコア取得部131は、通常、過去地震情報が示す過去の震災時の震度が大きいほど、低い値となる液状化スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、震度予測情報が示す震度が大きいほど、低い値となる液状化スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、地盤改良情報が示す地盤改良に関する情報が「地盤改良が行われていることを示す情報」であれば「地盤改良が行われていないことを示す情報」であるより、または地盤改良のレベルが高いことを示す情報であるほど、高い値となる液状化スコアを取得する。
また、スコア取得部131は、例えば、一の建物の建物情報が有する施工技術に関する情報、築年数の情報、施工に利用されている建材を示す情報、耐震工事の有無に関する情報、耐震工事の内容に関する情報(レベルでも良い)のうちの1以上の各情報に対応する、スコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得し、当該スコアの加算量または減算量を用いて、液状化スコアを算出する。
スコア取得部131は、通常、一の建物の建物情報が有する築年数が少ないほど、高い値となる液状化スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、一の建物の建物情報が有する耐震工事の有無に関する情報が「有」の場合は「無」の場合より、高い値となる液状化スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、一の建物の建物情報が有する耐震工事の内容に関する情報が示すレベルが高い値ほど、高い値となる液状化スコアを取得する。
また、スコア取得部131は、例えば、一の住居の階数を示す情報に対応する、スコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得し、当該スコアの加算量または減算量を用いて、液状化スコアを算出する。スコア取得部131は、通常、一の住居の建物情報が有する階数が高いほど、高い値となる液状化スコアを取得する。
(4)津波スコア
津波スコアは、津波についてのスコアである。津波スコアは、例えば、津波の発生のし難さ、津波の発生のし易さ、津波に対する影響の受け難さ、津波に対する影響の受け易さ等を示すスコアである、と考えても良い。
スコア取得部131は、例えば、過去地震情報、震度予測情報、過去津波情報、津波予測情報、津波対策計画情報のうちの1種類以上の情報、および建物情報をスコア取得元情報に適用し、津波スコアを取得する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する過去地震情報、震度予測情報、過去津波情報、津波予測情報、津波対策計画情報のうちの1種類以上の情報を外部情報格納部114から取得し、当該過去地震情報、震度予測情報、過去津波情報、津波予測情報、津波対策計画情報のうちの1種類以上の情報を用いて津波スコアを取得する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する過去地震情報、震度予測情報、過去津波情報、津波予測情報、津波対策計画情報を取得し、当該過去地震情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理、当該震度予測情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理、当該過去津波情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理、当該津波予測情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理、当該津波対策計画情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理のうちの1以上の取得処理を行い、取得した1以上のスコアの加算量または減算量を用いて、津波スコアを算出する。
スコア取得部131は、通常、過去地震情報が示す過去の震災時の震度が大きいほど、低い値となる津波スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、震度予測情報が示す震度が大きいほど、低い値となる津波スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、過去津波情報が示す情報が津波「有」の場合は「無」の場合より、低い値となる津波スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、過去津波情報が示す情報が浸水「有」の場合は「無」の場合より、低い値となる津波スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、過去津波情報が示す津波の高さが高いほど、低い値となる津波スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、過去津波情報が示す浸水の深さが深いほど、低い値となる津波スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、過去津波情報が示す津波の程度が大きいほど、低い値となる津波スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、津波予測情報が示す情報が津波「有」の場合は「無」の場合より、低い値となる津波スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、津波予測情報が示す津波の高さが高いほど、低い値となる津波スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、津波予測情報が示す津波の程度が大きいほど、低い値となる津波スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、津波対策計画情報が示す情報が津波対策計画「有」の場合は「無」の場合より、高い値となる津波スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、津波対策計画情報が示す津波対策計画の規模のランクが大きいほど、高い値となる津波スコアを取得する。
また、スコア取得部131は、例えば、一の建物の建物情報が有する階数を示す情報に対応する、スコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得し、当該スコアの加算量または減算量を用いて、津波スコアを算出する。スコア取得部131は、通常、一の建物の建物情報が有する階数が高いほど、高い値となる津波スコアを取得する。
また、スコア取得部131は、例えば、一の住居の階数を示す情報に対応する、スコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得し、当該スコアの加算量または減算量を用いて、津波スコアを算出する。スコア取得部131は、通常、一の住居の建物情報が有する階数が高いほど、高い値となる津波スコアを取得する。
(5)土砂災害スコア
土砂災害スコアは、土砂災害に関するスコアである。土砂災害スコアは、例えば、土砂災害の発生のし難さ、土砂災害の発生のし易さ、土砂災害に対する影響の受け難さ、土砂災害に対する影響の受け易さ等を示すスコアである、と考えても良い。
スコア取得部131は、例えば、過去土砂災害情報、土砂警戒情報、土砂災害対策情報のうちの1種類以上の情報、および建物情報をスコア取得元情報に適用し、土砂災害スコアを取得する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する過去土砂災害情報、土砂警戒情報、土砂災害対策情報のうちの1種類以上の情報を外部情報格納部114から取得し、当該過去土砂災害情報、土砂警戒情報、土砂災害対策情報のうちの1種類以上の情報を用いて土砂災害スコアを取得する。スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する過去土砂災害情報、土砂警戒情報、土砂災害対策情報を取得し、当該過去土砂災害情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理、当該土砂警戒情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理、当該土砂災害対策情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理のうちの1以上の取得処理を行い、当該1以上のスコアの加算量または減算量を用いて、土砂災害スコアを算出する。
スコア取得部131は、通常、過去土砂災害情報が示す過去の土砂災害が「有」の場合は「無」の場合より、低い値となる土砂災害スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、過去土砂災害情報が示す過去の土砂災害の程度が大きいほど、低い値となる土砂災害スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、土砂警戒情報が示す土砂警戒の指定が「有」を示す場合は「無」の場合より、低い値となる土砂災害スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、土砂災害対策情報が土砂災害対策「有」を示す場合は「無」の場合より、高い値となる土砂災害スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、土砂災害対策情報が示す土砂災害対策の規模のランクが高いほど、高い値となる土砂災害スコアを取得する。
また、スコア取得部131は、例えば、一の建物の建物情報が有する住所または位置情報と、土砂災害が発生した地点を示す位置情報とから、一の建物と土砂災害が発生した地点との距離を算出し、当該距離を用いて、土砂災害スコアを取得する。
スコア取得部131は、通常、上記距離が短いほど、低い値となる土砂災害スコアを取得する。
また、スコア取得部131は、例えば、一の住居の階数を示す情報に対応する、スコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得し、当該スコアの加算量または減算量を用いて、土砂災害スコアを算出する。スコア取得部131は、通常、一の住居の建物情報が有する階数が高いほど、高い値となる土砂災害スコアを取得する。
(6)火事スコア
火事スコアは、火事に関するスコアである。火事スコアは、例えば、火事の発生のし難さ、火事の発生のし易さ、火事に対する影響の受け難さ、火事に対する影響の受け易さ等を示すスコアである、と考えても良い。
スコア取得部131は、例えば、過去火災情報、消火栓設置情報、施設情報のうちの1種類以上の情報、および建物情報をスコア取得元情報に適用し、地震スコアを取得する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する過去火災情報、消火栓設置情報、施設情報のうちの1種類以上の情報を外部情報格納部114から取得し、当該過去火災情報、消火栓設置情報、施設情報のうちの1種類以上の情報を用いて火事スコアを取得する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する過去火災情報、消火栓設置情報を取得し、当該過去火災情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理、当該消火栓設置情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理、当該消火栓設置情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理のうちの1以上の取得処理を行い、取得した1以上のスコアの加算量または減算量を用いて、火事スコアを算出する。
スコア取得部131は、通常、過去火災情報が示す過去の火災が「有」の場合は「無」の場合より、低い値となる火事スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、過去火災情報が示す過去の火事の発生件数または発生率が多いほど、低い値となる火事スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、消火栓設置情報が示す消火栓の位置と、一の建物の建物情報が有する位置情報または住所が示す位置とから、両者の距離を算出し、距離が遠いほど、低い値となる火事スコアを取得する。
また、スコア取得部131は、例えば、一の建物の建物情報が有する位置情報または住所が示す位置に最も近い施設種類情報「消防署」の施設情報を施設情報格納部114oから検索し、当該施設情報が有する位置情報または住所と一の建物の建物情報が有する位置情報または住所とから両者の距離を算出し、当該距離を用いて、火事スコアを取得する。なお、通常、スコア取得部131は、当該距離が遠いほど、低い火事スコアを取得する。
また、スコア取得部131は、例えば、一の建物の建物情報が有する施工技術に関する情報、築年数の情報、施工に利用されている建材を示す情報のうちの1以上の各情報に対応する、スコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得し、当該スコアの加算量または減算量を用いて、火事スコアを算出する。
スコア取得部131は、通常、一の建物の建物情報が有する築年数が少ないほど、高い値となる火事スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、一の建物の建物情報が有する耐震工事の有無に関する情報が「有」の場合は「無」の場合より、高い値となる火事スコアを取得する。また、スコア取得部131は、通常、一の建物の建物情報が有する耐震工事の内容に関する情報が示すレベルが高い値ほど、高い値となる火事スコアを取得する。
(7)治安スコア
治安スコアは、治安に関するスコアである。治安スコアは、治安の良し悪しに関するスコアである。
スコア取得部131は、例えば、犯罪情報、および建物情報をスコア取得元情報に適用し、治安スコアを取得する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する犯罪情報を犯罪情報格納部114iから取得し、当該犯罪情報を用いて治安スコアを取得する。スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する犯罪情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得し、当該スコアの加算量または減算量を用いて、治安スコアを算出する。
スコア取得部131は、通常、犯罪情報が示す犯罪の発生件数または発生率が大きい値ほど、低い値となる治安スコアを取得する。スコア取得部131は、通常、犯罪情報が示す情報が犯罪「有」の場合には、「無」の場合より、低い値となる治安スコアを取得する。スコア取得部131は、通常、犯罪情報が示す犯罪の発生に関するランクが高い(犯罪が発生し易い)ほど、低い値となる治安スコアを取得する。
また、スコア取得部131は、例えば、一の建物の建物情報が有する位置情報または住所が示す位置と、犯罪発生率が閾値以上または閾値より高い1以上の各地点を示す位置情報が示す位置との距離を算出し、最も短い両者の距離を取得し、当該距離を用いて治安スコアを取得する。なお、スコア取得部131は、通常、当該距離が遠いほど、高い治安スコアを取得する。また、スコア取得部131は、例えば、「治安スコア=f(犯罪情報が示す犯罪の発生件数または発生率,上記の両者の距離)」により、治安スコアを算出する。なお、fは、通常、発生件数または発生率をパラメータとする減少関数であり、上記の両者の距離をパラメータとする増加関数である。
(8)交通事故スコア
交通事故スコアは、交通事故に関するスコアである。交通事故スコアは、建物の付近の交通事故の多少に関するスコアである。交通事故スコアは、建物が存在する地域の交通事故の多少に関するスコアでも良い。
スコア取得部131は、例えば、交通事故情報、および建物情報をスコア取得元情報に適用し、交通事故スコアを取得する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する交通事故情報を交通事故情報格納部114jから取得し、当該交通事故を用いて交通事故スコアを取得する。スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する交通事故情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得し、当該スコアの加算量または減算量を用いて、交通事故スコアを算出する。
スコア取得部131は、通常、交通事故情報が示す交通事故の発生件数または発生率または死亡事故数または死亡事故数が多いほど、低い値となる交通事故スコアを取得する。スコア取得部131は、通常、交通事故情報が示す交通事故の発生に関するランクが高い(交通事故が発生し易い)ほど、低い値となる交通事故スコアを取得する。
また、スコア取得部131は、例えば、一の建物の建物情報が有する位置情報または住所が示す位置と、交通事故発生率が閾値以上または閾値より高い1以上の各地点を示す位置情報が示す位置との距離を算出し、最も短い両者の距離を取得し、当該距離を用いて交通事故スコアを取得する。なお、スコア取得部131は、通常、当該距離が遠いほど、高い交通事故スコアを取得する。また、スコア取得部131は、例えば、「交通事故スコア=f(交通事故情報が示す交通事故の発生件数または発生率,上記の両者の距離)」により、治安スコアを算出する。なお、fは、通常、発生件数または発生率をパラメータとする減少関数であり、上記の両者の距離をパラメータとする増加関数である。
(9)利便性スコア
利便性スコアは、利便性に関するスコアである。利便性スコアは、例えば、生活のし難さ、生活のし易さ等を示すスコアである、と考えても良い。利便性スコアは、例えば、最寄り駅が近いほど、閾値以内の距離または移動時間内に存在する駅が多いほど、最寄りのバス停が近いほど、周辺道路の渋滞が少ないほど、スーパーやデパート等の買物拠点が近いほど、閾値以内の距離または移動時間内に存在する買物拠点が多いほど、閾値以内の距離または移動時間内に存在する医療機関の数が多いほど、最も近い医療機関までの距離または移動時間が小さいほど、高くなるスコアである。
スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する開発計画情報、駅情報、バス停情報、渋滞履歴情報、施設情報のうちの1種類以上の情報、および建物情報をスコア取得元情報に適用し、利便性スコアを取得する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する開発計画情報、駅情報、バス停情報、渋滞履歴情報、施設情報のうちの1種類以上の情報を外部情報格納部114から取得し、当該開発計画情報、駅情報、バス停情報、渋滞履歴情報、施設情報のうちの1種類以上の情報を用いて利便性スコアを取得する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する開発計画情報、渋滞履歴情報を取得し、当該開発計画情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理、当該渋滞履歴情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理のうちの1以上の取得処理を行い、当該1以上のスコアの加算量または減算量を用いて、利便性スコアを算出する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物の建物情報が有する位置情報または住所が示す位置から閾値以内または閾値より小さい距離または移動時間の位置情報に対応する1または2以上の駅情報を駅情報格納部114lから取得し、当該1以上の駅情報を用いて、利便性スコアを取得する。なお、スコア取得部131は、通常、閾値以内または閾値より小さい距離または移動時間の位置に存在する駅の数が多いほど、最寄りの駅までの距離または移動時間が小さいほど、高いスコアとなる利便性スコアを取得する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物の建物情報が有する位置情報または住所が示す位置から閾値以内または閾値より小さい距離または移動時間の位置情報に対応する1または2以上のバス停情報をバス停情報格納部114mから取得し、当該1以上のバス停情報を用いて、利便性スコアを取得する。なお、スコア取得部131は、通常、閾値以内または閾値より小さい距離または移動時間の位置に存在するバス停の数が多いほど、最寄りのバス停までの距離または移動時間が小さいほど、高いスコアとなる利便性スコアを取得する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物の建物情報が有する位置情報または住所が示す位置に最も近い施設種類情報「医療機関」の施設情報を施設情報格納部114oから検索し、一の建物と当該医療機関との距離または移動時間を算出し、当該距離または移動時間が小さいほど、高いスコアとなる利便性スコアを取得する。スコア取得部131は、例えば、一の建物の建物情報が有する位置情報または住所が示す位置から閾値以内または閾値より近い位置に存在する医療機関を、施設情報格納部114oから検索し、当該医療機関の数が多いほど、または当該医療機関の種類(例えば、眼科、内科、外科、耳鼻科など)が多いほど、高いスコアとなる利便性スコアを取得する。
スコア取得部131は、例えば、「利便性=f(最寄りの駅までの距離または移動時間,最寄りのバス停までの距離または移動時間,最寄りの医療機関までの距離または移動時間)」により、利便性スコアを算出する。なお、fは、通常、各引数をパラメータとする減少関数である。
(10)育児スコア
育児スコアは、育児に関するスコアである。育児スコアは、例えば、育児のし難さ、育児のし易さ等を示すスコアである、と考えても良い。育児スコアは、例えば、当該地域の待機児童数が少ないほど、当該地域の育児支援制度が有るほど、当該建物から通学可能な幼稚園または保育園の数が多いほど、当該建物から通学可能な各幼稚園または各保育園の入園者数が多いほど、高くなるスコアである。
スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する学校情報、待機児童情報、育児支援情報のうちの1種類以上の情報、および建物情報をスコア取得元情報に適用し、育児スコアを取得する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する学校情報、待機児童情報、育児支援情報のうちの1種類以上の情報を外部情報格納部114から取得し、当該学校情報、待機児童情報、育児支援情報のうちの1種類以上の情報を用いて育児スコアを取得する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する待機児童情報、育児支援情報を取得し、当該待機児童情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理、当該育児支援情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理のうちの1以上の取得処理を行い、取得した1以上のスコアの加算量または減算量を用いて、育児スコアを算出する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物の建物情報が有する位置情報または住所が示す位置から閾値以内または閾値より小さい距離または移動時間の位置情報に対応する1または2以上の学校情報であり、種類「保育園」または「幼稚園」に対応する1以上の学校情報を学校情報格納部114fから取得し、当該1以上の学校情報を用いて、育児スコアを取得する。なお、スコア取得部131は、通常、閾値以内または閾値より小さい距離または移動時間の位置に存在する「保育園」または「幼稚園」の数が多いほど、取得した1以上の各学校情報が有する入園者数の合計が多いほど、高いスコアとなる育児スコアを取得する。
(11)教育スコア
教育スコアは、教育に関するスコアである。教育スコアは、例えば、教育のし難さ、教育のし易さ、教育レベル等を示すスコアである、と考えても良い。教育スコアは、例えば、建物が所属する地域から通学可能な公立学校の偏差値が高いほど、建物が所属する地域から通学可能な公立学校までの距離が近いほど、建物から通学可能な距離または移動時間にある通学可能な私立学校への距離が近いほど、当該私立学校の偏差値が高いほど、建物から通学可能な距離または移動時間にある通学可能な私立学校の数が多いほど、高くなるスコアである。
スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する学校情報、および建物情報をスコア取得元情報に適用し、教育スコアを取得する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する地域と対になり、種類「公立」に対応する学校情報を学校情報格納部114fから取得し、また、種類「私立」に対応する学校情報であり、一の建物の建物情報が有する位置情報または住所が示す位置から閾値以内または閾値より小さい位置に対応する学校情報を学校情報格納部114fから取得し、取得した1以上の各学校情報が有する位置または住所を用いて、当該建物との距離または移動時間を算出する。また、スコア取得部131は、例えば、取得した1以上の各学校情報が有する偏差値を取得する。そして、スコア取得部131は、当該建物との距離または移動時間、偏差値を用いて、教育スコアを取得する。なお、スコア取得部131は、当該建物との距離または移動時間が小さいほど、偏差値が高いほど、高い教育スコアを取得する。スコア取得部131は、例えば、「教育スコア=f(公立学校までの距離または移動時間,公立学校の偏差値,閾値以内または閾値より小さい位置に対応する私立学校の数,閾値以内または閾値より小さい位置に対応する私立学校の中の最高の偏差値)」により教育スコアを算出する。なお、かかる関数fは、公立学校までの距離または移動時間をパラメータとする減少関数であり、公立学校の偏差値、閾値以内または閾値より小さい位置に対応する私立学校の数、閾値以内または閾値より小さい位置に対応する私立学校の中の最高の偏差値をパラメータとする増加関数である。
(12)公害スコア
公害スコアは、公害に関するスコアである。公害スコアは、例えば、騒音の程度、悪臭の有無、悪臭の程度等を示すスコアである、と考えても良い。公害スコアは、例えば、当該地域の周辺の開発計画があるほど、当該地域の周辺の開発計画の数が多いほど、周辺の公害可能性のある施設の数が多いほど、当該施設までの距離が近いほど、低くなるスコアである。
スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する開発計画情報、施設情報のうちの1種類以上の情報、および建物情報をスコア取得元情報に適用し、公害スコアを取得する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する開発計画情報、施設情報のうちの1種類以上の情報を外部情報格納部114から取得し、当該開発計画情報、施設情報のうちの1種類以上の情報を用いて公害スコアを取得する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物に対応する開発計画情報、施設情報を取得し、当該開発計画情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理、当該施設情報に対応するスコアの加算量または減算量をスコア取得元情報から取得する処理のうちの1以上の取得処理を行い、取得した1以上のスコアの加算量または減算量を用いて、公害スコアを算出する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物の建物情報が有する位置情報または住所が示す位置から閾値以内または閾値より小さい距離または移動時間の位置情報に対応する1または2以上の開発計画情報を開発計画情報格納部114kから取得し、当該1以上の開発計画情報を用いて、公害スコアを取得する。なお、スコア取得部131は、通常、取得した開発計画情報の数が多いほど、低いスコアとなる公害スコアを取得する。
スコア取得部131は、例えば、一の建物の建物情報が有する位置情報または住所が示す位置から閾値以内または閾値より小さい距離または移動時間の位置情報に対応する1または2以上の施設情報であり、種類「工場」に対応する1以上の施設情報を施設情報格納部114oから取得し、当該1以上の施設情報を用いて、公害スコアを取得する。なお、スコア取得部131は、通常、取得した施設情報の数が多いほど、低いスコアとなる公害スコアを取得する。
取得部132は、特定情報に対応する建物識別子と対になる1以上の住環境スコアを格納部11から取得する。取得部132は、例えば、受付部12が受け付けた建物識別子である特定情報と対になる1以上の住環境スコアをスコア格納部112から取得する。また、取得部132は、例えば、受付部12が受け付けた特定情報(例えば、地区識別子、種類情報)と対になる1以上の建物識別子を建物情報格納部111から取得し、当該1以上の各建物識別子ごとに、建物識別子と対になる1以上の住環境スコアをスコア格納部112から取得する。
出力部14は、取得部132が取得した1以上の住環境スコアを出力する。ここで、出力とは、通常、端末装置2への送信であるが、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である、と考えても良い。
端末装置2を構成する端末格納部21には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、ユーザを識別するユーザ識別子である。ユーザ識別子は、例えば、ユーザID、メールアドレス、端末装置2のID(MACアドレス)、IPアドレス、氏名等である。
端末受付部22は、ユーザから情報や指示等を受け付ける。情報や指示等とは、例えば、建物識別子、特定情報などである。なお、特定情報は、建物識別子でも良い。
情報や指示等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
端末処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、端末受付部22が受け付けた指示や情報に応じた処理を行う。端末処理部23は、例えば、端末受付部22が受け付けた指示や情報を用いて、情報処理装置1に送信する指示を構成する。端末処理部23は、例えば、端末受付部22が受け付けた特定情報を用いて、送信する特定情報を構成する。端末処理部23は、端末受付部22が受け付けた指示や情報に無関係な処理を行っても良い。端末処理部23は、例えば、端末受信部25が受信した情報から出力する情報を構成する。なお、端末処理部23が行う処理は問わない。
端末送信部24は、端末処理部23が構成した指示等を情報処理装置1に送信する。
端末受信部25は、各種の情報を情報処理装置1から受信する。各種の情報とは、例えば、1以上の住環境スコアである。各種の情報とは、例えば、建物情報の全部または一部である。
端末出力部26は、端末受信部25が受信した情報を出力する。端末出力部26は、端末処理部23が構成した情報を出力しても良い。
なお、ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
格納部11、建物情報格納部111、スコア格納部112、スコア取得元情報格納部113、外部情報格納部114、過去地震情報格納部1141、震度予測情報格納部1142、過去浸水情報格納部1143、浸水予測情報格納部1144、治水計画情報格納部1145、地盤改良情報格納部1146、過去津波情報格納部1147、津波予測情報格納部1148、津波対策計画情報格納部1149、過去土砂災害情報格納部114a、土砂警戒情報格納部114b、土砂災害対策情報格納部114c、過去火災情報格納部114d、消火栓設置情報格納部114e、学校情報格納部114f、待機児童情報格納部114g、育児支援情報格納部114h、犯罪情報格納部114i、交通事故情報格納部114j、開発計画情報格納部114k、駅情報格納部114l、バス停情報格納部114m、渋滞履歴情報格納部114n、施設情報格納部114o、および端末格納部21は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
受付部12、および端末受信部25は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
処理部13、スコア取得部131、取得部132、および端末処理部23は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部13の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
出力部14、および端末送信部24は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
端末受付部22は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
端末出力部26は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部26は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報処理システムAの動作について説明する。まず、情報処理装置1の動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)処理部13は、各建物の住環境スコアを取得するタイミングであるか否かを判断する。住環境スコアを取得するタイミングであればステップS402に行き、住環境スコアを取得するタイミングでなければステップS413に行く。なお、住環境スコアを取得するタイミングは、例えば、情報処理装置1の管理者等からの指示を受け付けた場合、予め決められた時刻になった場合等であるが、そのタイミングは問わない。
(ステップS402)スコア取得部131は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS403)スコア取得部131は、i番目の建物情報が建物情報格納部111に存在するか否かを判断する。i番目の建物情報が存在する場合はステップS404に行き、存在しない場合はステップS401に戻る。
(ステップS404)スコア取得部131は、i番目の建物情報を建物情報格納部111から取得する。
(ステップS405)スコア取得部131は、カウンタjに1を代入する。
(ステップS406)スコア取得部131は、取得すべきj番目の住環境スコアが存在するか否かを判断する。j番目の住環境スコアが存在する場合はステップS407に行き、j番目の住環境スコアが存在しない場合はステップS411に行く。
(ステップS407)スコア取得部131は、j番目の住環境スコアの取得のために使用する1種類以上の外部情報であり、i番目の建物情報に対応する1以上の外部情報を外部情報格納部114から取得する。
(ステップS408)スコア取得部131は、j番目の住環境スコアの取得のために使用する1以上のスコア取得元情報をスコア取得元情報格納部113から取得する。
(ステップS409)スコア取得部131は、ステップS407で取得した1以上の外部情報およびi番目の建物情報を、ステップS408で取得した1以上のスコア取得元情報に適用し、j番目の住環境スコアを取得する。そして、スコア取得部131は、i番目の建物情報に対応する建物識別子に対応付けて、当該j番目の住環境スコアを蓄積する。なお、蓄積先は、例えば、スコア格納部112であるが、外部の装置でも良い。
(ステップS410)スコア取得部131は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS406に戻る。
(ステップS411)スコア取得部131は、i番目の建物情報に対応する建物の2以上の住環境スコアを用いて、当該建物の住環境総合スコアを算出する。
(ステップS412)スコア取得部131は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS403に戻る。
(ステップS413)受付部12は、端末装置2から特定情報を受信したか否かを判断する。特定情報を受信した場合はステップS414に行き、特定情報を受信しなかった場合はステップS401に戻る。
(ステップS414)取得部132は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS415)取得部132は、ステップS413で受信された特定情報に対応するi番目の建物識別子が存在するか否かを判断する。i番目の建物識別子が存在する場合はステップS416に行き、i番目の建物識別子が存在しない場合はステップS421に行く。
(ステップS416)取得部132は、ステップS413で受信された特定情報に対応するi番目の建物識別子を取得する。
(ステップS417)取得部132は、i番目の建物識別子と対になる1以上の住環境スコアをスコア格納部112から取得する。
(ステップS418)取得部132は、i番目の建物識別子に対応する建物情報を建物情報格納部111から取得する。
(ステップS419)取得部132は、1以上の住環境スコアを含む情報であり、i番目の建物の情報を構成する。なお、かかる情報は、送信される情報を構成する。
(ステップS420)取得部132は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS415に戻る。
(ステップS421)取得部132は、ステップS419で構成された1以上の建物の情報を用いて、送信する情報を構成する。
(ステップS422)出力部14は、ステップS421で構成された情報を、端末装置2に送信する。ステップS401に戻る。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、端末装置2の動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS501)端末受付部22は、ユーザから特定情報を受け付けたか否かを判断する。特定情報を受け付けた場合はステップS502に行き、特定情報を受け付けなかった場合はステップS501に戻る。
(ステップS502)端末処理部23は、送信する特定情報を構成する。端末処理部23は、例えば、端末格納部21のユーザ識別子を読み出し、当該ユーザ識別子とステップS501で受け付けられた特定情報とを有する情報を構成する。
(ステップS503)端末送信部24は、ステップS502で構成された特定情報を情報処理装置1に送信する。
(ステップS504)端末受信部25は、情報を情報処理装置1から受信したか否かを判断する。情報を受信した場合はステップS505に行き、受信しなかった場合はステップS504に戻る。なお、受信された情報は、1以上の住環境スコアを含む。受信された情報は、通常、住環境スコアに対応付けて、住環境スコアの種類を特定する情報を含む。
(ステップS505)端末処理部23は、ステップS504で受信された情報を用いて、出力する情報を構成する。
(ステップS506)端末出力部26は、ステップS505で構成され情報を出力する。ステップS501に戻る。
なお、図5のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における情報処理システムAの具体的な動作について説明する。情報処理システムAの概念図は図1である。
今、建物情報格納部111には、図6に示す建物情報管理表が格納されている。建物情報管理表には、1以上の建物情報が格納される。建物情報は、ここでは、建物識別子、住所情報、位置情報、標高情報、地区識別子、施工技術情報、築年数情報、建材情報等を有する。
また、スコア格納部112には、図7に示す構造を有するスコア情報管理表が格納されている。スコア情報管理表には、「建物識別子」「住環境総合スコア」「地震スコア」「洪水スコア」「液状化スコア」「津波スコア」等を有するレコードが1以上格納される。
また、スコア取得元情報格納部113には、図8に示すスコア取得元情報管理表が格納される。スコア取得元情報管理表は、「ID」「情報の種類」「住環境スコア」「値」「増減情報」を有するレコードが1以上格納される。「ID」はレコードを識別する情報である。「情報の種類」は、情報(例えば、外部情報、建物情報内の情報)の種類を特定する情報である。「住環境スコア」は、増減情報が影響を与える住環境スコアを特定する情報である。「値」は外部情報の値または値の範囲を示す情報である。「増減情報」は、スコアに対して増加させる値、減少させる値を示す情報である。「増減情報」のa,b,c,d,e,f,g,h,i,j,k,l等は、正の数値である。
また、過去地震情報格納部1141には、図9に示す過去地震情報管理表が格納される。過去地震情報管理表は、「ID」「領域情報」「震度」「年月日」を有するレコードが1以上格納される。レコードは、過去の地震に関する情報である。「ID」はレコードを識別する情報である。「領域情報」は、領域を特定する情報であり、ここでは、矩形の領域の2点の位置情報(緯度,軽度)の組である。「年月日」は、地震の発生の年月日である。「年月日」は、時刻情報をも有しても良い。
さらに、震度予測情報格納部1142、過去浸水情報格納部1143、浸水予測情報格納部1144、治水計画情報格納部1145、地盤改良情報格納部1146、過去津波情報格納部1147、津波予測情報格納部1148、津波対策計画情報格納部1149、過去土砂災害情報格納部114a、土砂警戒情報格納部114b、土砂災害対策情報格納部114c、過去火災情報格納部114d、消火栓設置情報格納部114e、学校情報格納部114f、待機児童情報格納部114g、育児支援情報格納部114h、犯罪情報格納部114i、交通事故情報格納部114j、開発計画情報格納部114k、駅情報格納部114l、バス停情報格納部114m、渋滞履歴情報格納部114n、施設情報格納部114o等にも、各種の住環境スコアを取得するために使用される外部情報が格納されている、とする。
なお、過去地震情報管理表の過去地震情報や、他の外部情報は、例えば、行政等が運営する外部のサーバ装置から受信した情報、または外部のサーバ装置から受信した情報から取得した情報である。なお、かかる外部のサーバ装置は、例えば、非特許文献の覧に記載したウェブページを格納しているサーバ装置である。
かかる状況において、以下、2つの具体例について説明する。具体例1は、住環境スコアの算出を説明する例である。具体例2は、住環境スコアの出力を説明する例である。
(具体例1)
今、情報処理装置1の運営者は、住環境スコアの取得の指示を情報処理装置1に入力した、とする。すると、情報処理装置1の処理部13は、各建物の住環境スコアを取得するタイミングである、と判断する。
次に、スコア取得部131は、1番目の建物情報を建物情報管理表(図6)から取得する。なお、1番目の建物情報は、建物識別子「B01」を含む図6のレコードである。また、1番目の建物情報は、位置情報(x1,y1)、施工技術情報「T01」、築年数情報「16年」、建材情報「M01」を含む。
次に、スコア取得部131は、建物識別子「B01」と対になる位置情報(x1,y1)を図6から取得する。
次に、スコア取得部131は、図9の過去地震情報管理表の各レコードの領域情報が示す領域の中に、位置情報(x1,y1)が含まれるか否かを判断する。そして、スコア取得部131は、位置情報(x1,y1)が含まれる領域の領域情報と対になる震度をすべて取得する。
次に、スコア取得部131は、取得した震度の数「13」、および最大の震度「3.5」を取得した、とする。
また、スコア取得部131は、図8のスコア取得元情報管理表を参照し、震度の数「13」と対になる増減情報「−d」、最大の震度「3.5」と対になる増減情報「+a」を取得する。
また、スコア取得部131は、図8のスコア取得元情報管理表を参照し、施工技術情報「T01」と対になる増減情報「+e」、築年数情報「16年」と対になる増減情報「−h」、建材情報「M01」と対になる増減情報「+i」を取得する。
そして、スコア取得部131は、ここでは、例えば、基準値「3.0」に、取得した増減情報「−d」、増減情報「+a」、増減情報「+e」、増減情報「−h」、増減情報「+i」を加算し、1番目の建物の地震スコア「3.7」を取得し、建物識別子「B01」と対にして、当該地震スコア「3.7」をスコア情報管理表に蓄積した、とする。
また、スコア取得部131は、同様に、外部情報と建物情報をスコア取得元情報に適用し、1番目の建物の洪水スコア「4.5」、液状化スコア「5.0」、津波スコア「4.3」等を取得し、建物識別子「B01」と対にして、スコア情報管理表に蓄積した、とする。
次に、スコア取得部131は、取得した地震スコア「3.7」、洪水スコア「4.5」、液状化スコア「5.0」、津波スコア「4.3」等を用いて、1番目の建物の住環境総合スコア「4.3」を算出し、建物識別子「B01」と対にして、スコア情報管理表に蓄積した、とする。
さらに、スコア取得部131は、2番目以降の建物情報に対しても、1番目の建物情報と同様の処理を行い、住環境スコアおよび住環境総合スコアをスコア情報管理表に蓄積した、とする。
以上の処理により、図7のスコア情報管理表が構築された、とする。
(具体例2)
情報処理装置1に、図7のスコア情報管理表が格納されている状況において、図10のように多数のマンションのリストが端末装置2に表示されている場合に、端末装置2のユーザは、図10の1001のマンションを選択した、とする。
すると、端末装置2の端末受付部22は、ユーザから建物識別子「B01」を含む特定情報を受け付ける。そして、端末処理部23は、送信する特定情報を構成する。次に、端末送信部24は、構成された特定情報を情報処理装置1に送信する。
次に、受付部12は、端末装置2から特定情報を受信する。次に、取得部132は、受信された特定情報から建物識別子「B01」を取得する。
次に、取得部132は、建物識別子「B01」と対になる1以上の住環境スコアをスコア管理表から取得する。
次に、取得部132は、建物識別子「B01」に対応する建物情報を建物情報管理表から取得する。
次に、取得部132は、送信する情報を構成する。送信する情報は、地震スコア「3.7」、洪水スコア「4.5」、液状化スコア「5.0」、津波スコア「4.3」等の住環境スコア、住環境総合スコア「4.3」、および建物情報の一部を含む。
次に、出力部14は、構成された情報を端末装置2に送信する。
次に、端末受信部25は、情報を情報処理装置1から受信する。そして、端末処理部23は、受信された情報を用いて、出力する情報を構成する。次に、端末出力部26は、構成され情報を出力する。ここで、住環境スコア等の出力例は図11である。
以上、本実施の形態によれば、建物ごとの1以上の住環境スコアを出力できる。
また、本実施の形態によれば、建物ごとの住環境総合スコアを出力できる。
また、本実施の形態によれば、建物の中の階ごとの住環境スコアを出力できる。
また、本実施の形態によれば、建物の中の住居ごとの住環境スコアを出力できる。
さらに、本実施の形態によれば、住環境スコアを自動算出できる。
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、例えば、建物を識別する建物識別子と当該建物に関する建物情報に対応付けて、当該建物の住環境に関する1以上の住環境スコアが格納される格納部にアクセス可能なコンピュータを、建物を特定する特定情報を受け付ける受付部と、前記特定情報に対応する建物識別子と対になる1以上の住環境スコアを前記格納部から取得する取得部と、前記取得部が取得した1以上の住環境スコアを出力する出力部として機能させるためのプログラムである。
また、図12は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の情報処理装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図12は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図13は、システム300のブロック図である。
図12において、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図13において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD−ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の情報処理装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の情報処理装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。