JP2019184770A - 手書き文字作成装置とその制御方法、及びプログラム - Google Patents

手書き文字作成装置とその制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】様々な出力フォーマットに対応する全ての手書きフォントを作成したい場合、各出力フォーマットに適した特徴を持つ手書き文字を登録することは、ユーザに多大な負荷を要する。【解決手段】ユーザの手書き文字のパターンを、前記ユーザの識別情報及び前記手書き文字に対応する文字コードに対応付けて記憶しておき、ユーザが入力した文字に対応する文字コードに基づいて、記憶された、前記ユーザの手書き文字のパターンを取得して手書きフォントを生成する。そして、その生成された手書きフォントを、手書きフォントに反映させる情報を反映させた手書きフォントに変換する。【選択図】 図1

Description

本発明は、手書き文字作成装置とその制御方法、及びプログラムに関する。
通信添削などの教育サービスや手紙などの代筆サービス、DM(ダイレクトメール)、POP(point of purchase)などの広告で、手書き文字を活用したサービスが増加している。その理由の一つとして、手書き文字が、活字と比べて「読み手に対して想いが伝わる」、「目立ちやすい」という特徴があるためであると考えられる。一方、手書き文字には、「時間がかかる」、「面倒」、「自分の書いた字が汚い場合は人に見せたくない」という短所が挙げられる。この短所を解消するため、手書き感を再現した手書き風フォントを用いた印刷物が近年増加している。
しかし、一般的に手書き風フォントは、手書き感を再現した文字フォントであり、特定の書き手の文字の特徴を再現したものではない。そこで、書き手の手書き文字をフォント化するサービスが展開され始めている。手書き文字をフォント化するサービスでは、ユーザがシートに書いた手書き文字をスキャナ等で読み取り、PCにフォントとしてインストールすることにより、手書きフォントを作成するソフトウェアが存在する。また手書き文字が書かれたシートを、Webサイトの管理会社へ送付することにより、Webサイト上で手書きフォント生成サービスを利用できるサービスも存在する。
このような手書きフォント生成サービスでは、ユーザが入力する文字を、ユーザ自身がインストール或いはWebサイトに登録した手書き文字に置き換えて出力するのが一般的である。一方、ユーザが形の異なる複数の同一文字を登録することにより、同一文字に対して異なる形の手書き文字を生成させる手書きフォント生成方法も知られている(例えば、特許文献1参照)。更に特許文献1には、ユーザが入力する文字で構成されるフレーズによって、登録された複数の手書き文字の表示リスト内の優先度を調整して手書きフォントを表示する方法も記載されている。
特開2013−33199号公報
従来の手書きフォント生成方法では、ユーザの出力する手書きフォントは事前に登録したユーザ自身の手書き文字であるため、出力フォーマットに適した特徴を持つ手書きフォントを生成することはできない。例えば、ユーザが手書きフォントを用いて履歴書を作成する場合を考える。履歴書に書かれる文字の一般的な特徴は、きれい、丁寧である等が挙げられる。一方でユーザが事前に登録した手書き文字の特徴が、履歴書に書かれる文字の特徴と一致しない場合(例えば文字が汚い、読みにくい等)、その手書き文字を使用するのは好ましくない。この場合、ユーザが、きれい、丁寧な手書き文字を登録することにより、履歴書用の手書き文字を出力することができる。しかし、様々な出力フォーマットに対応する全ての手書きフォントを作成したい場合、各出力フォーマットに適した特徴を持つ手書き文字を登録することは、ユーザに多大な負荷を要する。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決することにある。
本発明の目的は、ユーザの手書きの特徴を示し、かつその手書き文字の使用に応じた手書きフォントを作成する技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係るは以下のような構成を備える。即ち、 ユーザの手書き文字のパターンを、前記ユーザの識別情報及び前記手書き文字に対応する文字コードに対応付けて記憶する記憶手段と、
ユーザが入力した文字に対応する文字コードに基づいて、前記記憶手段に記憶された前記ユーザの手書き文字のパターンを取得して手書きフォントを生成する生成手段と、
前記手書きフォントに反映させる情報を設定する設定手段と、
前記生成手段で生成された手書きフォントを、前記設定手段により設定された前記情報を反映した手書きフォントに変換する変換手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの手書きの特徴を示し、かつその手書き文字の使用に応じた手書きフォントを作成することができる。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。尚、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
実施形態1に係る手書きフォント入力システムにおける手書き文章を作成する処理を説明するフローチャート。 本発明の実施形態1に係る手書きフォント入力システムの一例を説明する図。 実施形態1に係るサーバ装置におけるフォントの作成を行うプログラムの機能構成を説明する機能ブロック図。 実施形態1に係る文字の特徴学習部を説明するブロック図。 実施形態1に係る情報端末で履歴書を作成する場合に表示部に表示されるUI画面の一例を示す図。 実施形態1に係る文字の特徴反映部によるフォントの生成処理を説明する図。 実施形態2に係る手書きフォント入力システムにおける手書き文章を作成する処理を説明するフローチャート。 実施形態2に係るサーバ装置の処理を説明する図。 実施形態2に係る文字の特徴学習部を説明するブロック図。 実施形態2に係る情報端末で履歴書を作成する場合に表示部に表示されるUI画面の一例を示す図。 実施形態2に係る文字の特徴反映部によるフォントの生成処理を説明する図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[実施形態1]
図2は、本発明の実施形態1に係る手書きフォント入力システムの一例を説明する図である。
この手書きフォント入力システムは、情報端末200と、サーバ装置220と、ネットワーク231を有している。情報端末200は、文章入力を行うユーザ232の作業状況を収集してサーバ装置220に送信する。サーバ装置220は、情報端末200から送信されてきた作業状況を受信、分析してユーザの手書きフォントの管理や生成を行う。ネットワーク231は、情報端末200とサーバ装置220との間で情報の伝達を行う。また、このシステムは更に、複数人のユーザ232a,232bと、それらユーザが操作する情報端末200a,200bを含んでもよい。また本発明は、このようなシステムに限らず、情報端末200と、サーバ装置220の機能を内包する手書き文字作成装置のような形態であってもよい。
次に実施形態1に係る情報端末200の構成を説明する。
情報端末200は、制御部202、入力装置となる操作部203、出力装置となる表示部204、手書き文字記入シートの画像を読み取って入力するスキャナ230を有している。
文字記入シートは、ユーザの手書き文字を記入するための文字記入枠が設けられる。各文字記入枠は、手書き文字の生成に必要な文字コードと対応しており、複数設けられている。ここでの文字とは、言葉を表記するために線や点を使って形作られる記号のことであり、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット、数字、句読点、記号等を含む。
尚、実施形態1では、文字記入シートに記入される文字の読み取りにはスキャナ230を用いているが、文字コードとユーザの手書き文字の対応が認識できる画像を取得できる装置であればよく、スキャナ230に限らず、例えばカメラにより文字記入シートを撮影した画像を用いても良い。
制御部202は、CPU224、RAM226、ROM225、HDD222、及び操作部203からスキャナ230までの構成要素と接続するためのインターフェース221を備える。これは一般的なパーソナルコンピュータ等で代用できる。スキャナ230は、制御部202からの指示により、ユーザ232が手書き文字を記入した文字記入シートをスキャンする。スキャンにより得られた画像データは、制御部202に渡される。操作部203は、ユーザ232の行った入力操作をデータ化して制御部202に渡す。表示部204は、ユーザ232が文章入力に必要なソフトウェアを制御部202で動作させ、その画面を表示する。ネットワークインタフェース223は、制御部202とネットワーク231とのインタフェースを制御している。CPU224は、ROM225のブートプログラムを実行し、HDD222に格納されているプログラムをRAM226に展開し、その展開したプログラムを実行することにより、この情報端末200の動作を制御している。
次にサーバ装置220について説明する。
サーバ装置220は、サーバ221と記憶装置222を有している。サーバ221は、不図示のCPU、RAM、ROM、HDD等を有し、記憶装置222はHDD等を有するが、サーバ221内のHDDと兼用してもよい。
情報端末200は、ユーザの入力情報をデータ化してサーバ装置220へ送信し、サーバ装置220から受信したデータを用いて表示部204に表示する。ユーザ232から電源投入の指示を受けた情報端末200は、予め制御部202のHDD222に格納されたプログラムをRAM226に展開して処理の実行を開始する。このプログラムは複数の処理を並行して同時に実行することが可能なプログラムとしてもよい。
次に、ユーザ232からスキャンを行うように指示操作を受けた制御部202は、スキャナ230に指示し、ユーザ232の文字記入シートを読み込んでデータ化し、制御部202に送信させる。制御部202は、スキャナ230から得たスキャン画像をネットワーク伝送に適した形式に変換し、ネットワークインタフェース223により、ネットワーク231を経由してサーバ装置220へ送信する。
また制御部202は、操作部203から送られてくるユーザ232の操作情報を、ネットワーク231を経由してサーバ装置220へ送信する。これら操作情報は、操作があったタイミングでリアルタイムに送信される。
次に、スキャン画像を受信したサーバ装置220の動作を説明する。
図3は、実施形態1に係るサーバ装置220におけるフォントの作成を行うプログラムの機能構成を説明する機能ブロック図である。図3に示す各部(モジュール)の機能は、予めサーバ221内のCPUが、HDDに格納されたプログラムを読み出して実行することにより達成される。このプログラムは、複数の処理を並行して同時に実行することが可能なプログラムとしてもよい。
サーバ装置220は、処理が開始され情報端末200からリアルタイムで送られてきた各種データを用いてユーザの手書きフォント生成処理及びユーザが設定する出力フォーマットに応じた手書きフォント反映処理を行う。これら2つの処理は、後述する図1のS106の処理続行判断において、処理の続行と判断されている間は、上述した情報端末200から情報が送信されてくる間は処理をし続ける。
このプログラムは、ユーザの手書き文字のスキャン画像301からユーザのフォントリスト303を生成するリスト生成部302と、フォントリスト303を基にユーザ特有の手書き文字の特徴を学習する手書き文字学習部304を有する。更に、手書き文字学習部304により学習されたユーザの手書き文字の特徴を再現して手書きフォントを生成するフォント生成部306を含む。リスト生成部302は、ユーザの手書き文字を学習するためのフォントリスト303を作成する。フォントリスト303は、文字とユーザの手書き文字の字形が一対一で対応したリストのことである。ここでの文字とは、言葉を表記するために線や点を使って形作られる記号のことであり、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット、数字、句読点、記号等を含む。
手書き文字学習部304は、リスト生成部302で生成するフォントリスト303に対して、人工知能を用いたディープラーニング等を行うことで、ユーザの手書き文字の特徴(文字調整パラメータ)を学習する。ここで文字調整パラメータ305には、「大きさ」、「太さ」、「傾き」、「縦横比」、「角の丸み」といった文字形状や、「文字間」、「行間」、「ベースライン」といった配置や、「止め」、「はらい」、「はね」、「次の文字との繋がり」といった、線同士もしくは文字同士の関係性や、「かすれ」、「くずれ」といった特徴が挙げられる。このような文字調整パラメータ305を基準となるフォントに付与することで、フォントに特徴を与えることが可能となる。
また、フォントリスト303にリストアップされるユーザの手書き文字と、同一文字の標準的な手書きフォントとの形状の差分情報に対して、ディープラーニング等を行うことにより文字調整パラメータ305を効率的に学習することができる。ここで標準的な手書きフォントとは、手書き感が分かるフォントであればよく、手書き風フォントでも構わない。このように形状の差分情報のみを学習することにより、ユーザの個性が出やすい文字が重点的に学習されるため、学習データを必要最低限にすることができる。これによりユーザのフォントリスト作成に要する負担を抑えることができる。フォント生成部306は、手書き文字学習部304で学習する文字調整パラメータ305を、標準の手書きフォントに付与することにより、標準のユーザの手書きフォント307を生成する。
次に、この標準のユーザの手書きフォント307を、出力フォーマットに合わせたフォーマットに変換する構成を説明する。
310は、ユーザが設定した出力フォーマット(例えば、履歴書、年賀状等)と、その出力フォーマットに対応した文字の特徴リストである。文字の特徴学習部311は、その出力フォーマットと文字の特徴リストから、その出力フォーマットに応じた文字調整パラメータ312を取得する。文字の特徴反映部313は、文字の特徴学習部311で得られる文字調整パラメータ312を用いて、フォント生成部306で生成されるユーザの標準の手書きフォント307を、その出力フォーマットに応じて変化させた手書きフォント314を出力する。こうして、その出力フォーマットの文字の特徴を、標準の手書きフォント307に反映させた手書きフォント314を出力することができる。
尚、フォントリストを作成する処理は、例えば、特開2013−33199号公報に示される方法が挙げられる。これによれば、ユーザの自筆文字が直接記入された文字記入シートをスキャンした画像に対して文字認識技術を用いて、その自筆文字に対応する文字コードを識別する。そして、自筆文字の画像をビットマップ形式やベクター形式のデータに変換することで、各自筆文字の形態を表す自筆フォントを複数種類作成する。こうして、そのユーザが作成した複数種類のフォントを、そのユーザのIDと文字コードとに対応付けて登録したフォントリストを作成する。
次に図3の310〜314に関連する文字の特徴学習処理と文字の特徴反映処理について説明する。
図4は、実施形態1に係る文字の特徴学習部311を説明するブロック図である。
図4に示すように、予め多数の人物が複数の出力フォーマットに応じた文字を筆記した手書き文字のリスト401に対して、ディープラーニング等を行うことで、出力フォーマットに応じた文字の特徴が文字の特徴量(文字調整パラメータ312)へ与える影響の寄与度を学習する。ここで出力フォーマットに応じた文字の特徴とは、例えば出力フォーマットが履歴書の場合、「きれい」や「丁寧」など一般的に想定される特徴を意味する。ユーザが設定する「履歴書」のフォーマットに応じて設定される文字の特徴に対して、文字調整パラメータ312を構成する文字の各特徴の重みが算出され、「履歴書」用の文字調整リスト402が生成される。また、この文字調整パラメータ312は、使用する各ユーザに共通して適用することができる。
文字の特徴反映部313は、文字の特徴学習部311で得られる文字調整パラメータ312を用いて、フォント生成部306で生成されるユーザの標準の手書きフォント307を出力フォーマットに応じて変化させる。具体的な処理を図5及び図6を参照して説明する。
図5は、実施形態1に係る情報端末200で履歴書を作成する場合に表示部204に表示されるUI画面の一例を示す図である。
ここでは出力フォーマットに対応する複数の項目が、ユーザにより選択可能に表示されている。ユーザは出力フォーマット502の「履歴書」を、操作部203を用いて指定することにより、ユーザが作成物501に入力する文字は、標準の手書きフォントから履歴書に応じた手書きフォントへ変換されて出力される。
図6は、実施形態1に係る文字の特徴反映部313によるフォントの生成処理を説明する図である。
ユーザが、図5の出力フォーマット502で「履歴書」601を指定し、作成物501に文字を入力する。602は、入力された文字からフォント生成部306で作成される標準のユーザ手書きフォントを示す。次に文字の特徴学習部311は、「履歴書」フォーマットに応じた文字の特徴リスト310に記載された文字調整パラメータ312に応じて、各重みを標準のユーザ手書きフォント602に付与する。これにより、ディープラーニング等で「履歴書」用の手書きフォント603が生成される。
同様に、ユーザが出力フォーマット502で「POP広告」605を指定して、作成物501に文字を入力する。これにより、入力された文字からフォント生成部306で標準のユーザ手書きフォント605が生成される。次に文字の特徴学習部311は、「POP広告」フォーマットに応じた文字の特徴リスト310に記載された文字調整パラメータ312に応じて、各重みを標準のユーザ手書きフォント605に付与する。これにより、ディープラーニング等で「POP広告」用の手書きフォント606が生成される。
図1は、実施形態1に係る手書きフォント入力システムにおける手書き文章を作成する処理を説明するフローチャートである。
まず最初にS101で、情報端末200で履歴書等の文章入力処理が開始される。ここでは情報端末200上で操作部203により手書き文字が入力されると、文字認識処理を実行して、その手書き文字に対応する文字コードを取得する。次にS102に進み、自筆文字の入力により得られた文字コードと、そのユーザのID(識別情報)を情報端末200からサーバ装置220に送信する。これによりサーバ装置220は、その文字コードに対応する、そのユーザの標準の手書きフォントの文字パターンを作成する。
次にS103に進み、例えば図5の画面を表示した出力フォーマット設定処理によりユーザが出力フォーマットを設定する。そしてS104で、その設定されたフォーマットの情報を基に、手書きフォント反映処理を実行する。ここでは、文字調整パラメータ312を用いて、ユーザが設定した出力フォーマットに応じた手書きフォントの生成処理を行う。そして最後にS105に進み、生成されたフォントをサーバ装置220から情報端末200に送信する。これにより情報端末200は、その生成されたフォントを表示部104に表示する。これら処理をS106で、文章の入力が終了するまで繰り返し行う。
以上説明したように実施形態1によれば、手書き文字の入力時、ユーザが指定した出力フォーマットに応じた文字の特徴を反映した手書き文字を含む文書を作成できる。
[実施形態2]
上述の実施形態1では、ユーザの標準の手書きフォントを、指定した出力フォーマットに応じて変化させたフォントを生成していた。この場合、出力フォーマットと対応しない文字の特徴を持つフォントへ変化させることはできない。例えばユーザの手書き文字を、丁寧な文字パターンに変えたい場合、実施形態1で生成される手書きフォントは特定の出力フォーマットに限定される。このため、ユーザは任意の出力フォーマットに対して、手書きフォントを丁寧な形式の文字パターンに変えることができなかった。
そこで実施形態2では、ユーザが文字の特徴を示す文字モード(きれい、目立つ等)を設定することにより、任意の出力フォーマットに対して、ユーザの設定を反映した手書きフォントを生成することを可能とする。そのために実施形態2では、図1のS103の出力フォーマット設定処理を、図7に示すようにS701の文字モード設定処理に変更する。
図7は、実施形態2に係る手書きフォント入力システムにおける手書き文章を作成する処理を説明するフローチャートである。図7において、前述の図1と共通する箇所は同じ参照符号で示し、それらの説明を省略する。図7では、図1のS103に代えてS701で、ユーザが所望する文字モード(例えば、きれい、目立つ等)を設定する。
次に実施形態2における変更点を以下に説明する。尚、実施形態2に係る情報端末200やサーバ装置220のハードウェア構成などは、前述の実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
図8は、実施形態2に係るサーバ装置220の処理を説明する図である。図8において、前述の図3と共通する部分は同じ参照番号で示し、それらの説明を省略する。
801は、ユーザが設定する文字モードと文字の特徴リストである。実施形態2に係る文字の特徴学習部311は、文字モードと文字の特徴リスト801に応じた文字調整パラメータ802求める。そして
801は、ユーザが設定した文字モード(例えば、「きれい」等)と、その文字モードに対応した文字の特徴リストである。文字の特徴学習部311は、その文字モードと文字の特徴リスト801から、その文字モードに応じた文字調整パラメータ802を取得する。文字の特徴反映部313は、文字の特徴学習部311で得られる文字調整パラメータ802を用いて、フォント生成部306で生成されるユーザの標準の手書きフォント307を、その文字モードに応じて変化させた手書きフォント803を出力する。こうして、その文字モードでの文字の特徴を、標準の手書きフォント307に反映させた手書きフォント803を出力することができる。
図9は、実施形態2に係る文字の特徴学習部311を説明するブロック図である。
実施形態2に係る文字の特徴学習部311は、予め多数の人物が複数の文字モードに対応した文字を筆記した手書き文字のリスト901に対してディープラーニング等を行う。これにより、文字モードに対応した文字の特徴が文字の特徴量(文字調整パラメータ802)へ与える影響の寄与度を学習する。例えば文字を丁寧な文字パターンに変更する「きれい」モードの場合、その文字モード「きれい」に応じて、文字調整パラメータ802を構成する文字の各特徴の重みが算出される。こうして文字モード「きれい」に対応する文字調整リスト902が生成される。また、この文字調整パラメータ802は、各ユーザに共通して適用することができる。文字の特徴反映部313は、文字の特徴学習部311で得られる文字調整パラメータ802を使用し、フォント生成部306で生成されるユーザの標準の手書きフォント307をユーザが設定した文字モードに対応する手書きフォント803に変化させる。
図10は、実施形態2に係る情報端末200で履歴書を作成する場合に表示部204に表示されるUI画面の一例を示す図である。ここでは文字モードに対応する複数の項目が、ユーザにより選択可能に表示されている。ここではユーザが情報端末200で、文字モードとして「きれい」を選択して履歴書を作成する場合に表示部204に表示されるUI画面を示す。
ユーザは文字モード1002の「きれい」を操作部203を用いて選択する。これにより、ユーザが作成物1001に入力する文字のパターンは、標準の手書きフォントを丁寧な文字化した手書きフォントに変換されて出力される。尚、ここ、設定する文字モードにより変化する文字の特徴の変化量(ここではどれくらい丁寧な文字化するか)を、ユーザが設定できるようにしてもよい。例えば、バーなどを使用して、或いは0〜100%などの数値で指定できるようにしてもよい。
図11は、実施形態2に係る文字の特徴反映部313によるフォントの生成処理を説明する図である。
ユーザが、図10の文字モード1002で「きれい」を指定し、作成物1001に文字を入力する。1101は、入力された文字からフォント生成部306で作成される標準のユーザ手書きフォントを示す。次に文字の特徴学習部311は、文字モード1002「きれい」に応じた文字の特徴リスト801に記載された文字調整パラメータ802に応じて、各重みを標準のユーザ手書きフォント1101に付与する。これにより、ディープラーニング等で文字モード1002で「きれい」の手書きフォント1102が生成される。
同様に、文字モード1002で「目立つ」を指定し、作成物1001に文字を入力する。これにより、入力された文字からフォント生成部306で標準のユーザ手書きフォント1103が生成される。次に文字の特徴学習部311は、文字モード1002の「目立つ」に応じた文字の特徴リスト802に記載された文字調整パラメータ802に応じて、各重みを標準のユーザ手書きフォント1103に付与する。これにより、ディープラーニング等で、文字モード1002の「目立つ」に応じた手書きフォント1104が生成される。
以上説明したように実施形態2によれば、ユーザが文字の特徴を示す文字モード(きれい、目立つ等)を設定することにより、任意の出力フォーマットに対して、ユーザの設定を反映した手書きフォントを生成することができる。
<変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態に限らず、以下の変形例にて実施することも可能である。
例えば、上述の実施形態では、入力された文書の全体に対して、ユーザが設定する文字の特徴を反映した手書きフォントを生成しているが本発明はこれに限らず、部分的にユーザが設定する文字の特徴を反映する処理を適用しても良い。
また、生成された手書きフォントを適切でないとユーザが判断した場合、他の手書きフォントの候補が表示部104に表示されるようにしてもよい。
また、上述の実施形態1,2では、生成した手書きフォントを表示部104に表示しているが、印刷装置を用いて紙媒体へ印刷しても良い。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
200…情報端末、202…制御部、203…操作部、204…表示部、220…サーバ装置、224…CPU、230…スキャナ、231…ネットワーク、232…ユーザ、302…リスト生成部、303…フォントリスト、304…手書き文字学習部、306…フォント生成部、311…文字の特徴学習部、313…文字の特徴反映部

Claims (11)

  1. ユーザの手書き文字のパターンを、前記ユーザの識別情報及び前記手書き文字に対応する文字コードに対応付けて記憶する記憶手段と、
    ユーザが入力した文字に対応する文字コードに基づいて、前記記憶手段に記憶された前記ユーザの手書き文字のパターンを取得して手書きフォントを生成する生成手段と、
    前記手書きフォントに反映させる情報を設定する設定手段と、
    前記生成手段で生成された手書きフォントを、前記設定手段により設定された前記情報を反映した手書きフォントに変換する変換手段と、
    を有することを特徴とする手書き文字作成装置。
  2. 前記生成手段は、前記文字コードと前記ユーザの識別情報とに基づいて、前記記憶手段に記憶された前記ユーザの手書き文字のパターンを取得して手書きフォントを生成することを特徴とする請求項1に記載の手書き文字作成装置。
  3. 前記設定手段が設定する前記情報は、前記ユーザの手書きフォントを出力する出力フォーマットに関する情報であることを特徴とする請求項1又は2に記載の手書き文字作成装置。
  4. 前記設定手段は、複数の出力フォーマットに対応する複数の項目をユーザにより選択可能に表示し、前記ユーザにより選択された項目に対応する出力フォーマットを設定することを特徴とする請求項3に記載の手書き文字作成装置。
  5. 前記変換手段は、前記出力フォーマットと、前記出力フォーマットに対応する文字の特徴リストから、前記出力フォーマットに応じた文字調整パラメータを取得し、前記文字調整パラメータを用いて、前記生成手段で生成された手書きフォントを前記出力フォーマットに対応する手書きフォントに変換することを特徴とする請求項3又は4に記載の手書き文字作成装置。
  6. 前記設定手段が設定する前記情報は、前記ユーザの手書きフォントを出力する文字の特徴に関する情報であることを特徴とする請求項1又は2に記載の手書き文字作成装置。
  7. 前記設定手段は、複数の文字の特徴に対応する複数の項目をユーザにより選択可能に表示し、前記ユーザにより選択された項目に対応する文字の特徴を設定することを特徴とする請求項6に記載の手書き文字作成装置。
  8. 前記変換手段は、前記文字の特徴と、前記文字の特徴に対応する文字の特徴リストから、前記文字の特徴に応じた文字調整パラメータを取得し、前記文字調整パラメータを用いて、前記生成手段で生成された手書きフォントを前記文字の特徴に対応する手書きフォントに変換することを特徴とする請求項6又は7に記載の手書き文字作成装置。
  9. 前記文字調整パラメータは、文字の形状、文字を構成する線同士、もしくは文字同士の関係性を示すパラメータであることを特徴とする請求項5又は8に記載の手書き文字作成装置。
  10. ユーザの手書き文字のパターンを、前記ユーザの識別情報及び前記手書き文字に対応する文字コードに対応付けて記憶する記憶手段を有する手書き文字作成装置を制御する制御方法であって、
    ユーザが入力した文字に対応する文字コードに基づいて、前記記憶手段に記憶された前記ユーザの手書き文字のパターンを取得して手書きフォントを生成する生成工程と、
    前記手書きフォントに反映させる情報を設定する設定工程と、
    前記生成工程で生成された手書きフォントを、前記設定工程で設定された前記情報を反映した手書きフォントに変換する変換工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  11. コンピュータを、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の手書き文字作成装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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