JP2019182992A - トレッド用ゴム組成物 - Google Patents

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伊藤  博
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Abstract

【課題】ドライグリップ性能、ウェットグリップ性能、および耐摩耗性能の総合性能が改善されたトレッド用ゴム組成物および該トレッド用ゴム組成物により構成されたトレッドを有するタイヤを提供すること。【解決手段】スチレンブタジエンゴムおよびブタジエンゴムを含むゴム成分100質量部に対し、20質量部超の水酸化アルミニウム、50質量部以上のカーボンブラック、および0質量部以上10質量部以下のシリカを含有し、水酸化アルミニウムの含有量に対するカーボンブラックの含有量(カーボンブラックの含有量/水酸化アルミニウムの含有量)が1.1〜5.5であるトレッド用ゴム組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、トレッド用ゴム組成物、及び該トレッド用ゴム組成物を用いて作製したトレッドを有する空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤのトレッドゴムは路面と接触するため、安全性等の観点から高いウェットグリップ性能が要求されている。ウェットグリップ性能を改善する方法としては、トレッドゴムにシリカ等の無機フィラーを配合する方法がよく知られており、更なるウェットグリップ性能の改善手法として、水酸化アルミニウムを添加する手法(例えば、特許文献1)等も提案されている。なお、トレッドゴムに水酸化アルミニウムを多量に配合すると、耐摩耗性、特に摩耗後のアブレージョン外観(即ち、波状のささくれ立ち状態)が悪化する傾向があることに注意が必要である。
特許第4559573号公報
本発明は、ドライグリップ性能、ウェットグリップ性能、および耐摩耗性能の総合性能を改善することができるトレッド用ゴム組成物および該トレッド用ゴム組成物により構成されたトレッドを有するタイヤを提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討の結果、スチレンブタジエンゴムおよびブタジエンゴムを含むゴム成分、および所定量の水酸化アルミニウムとカーボンブラックを配合することにより、トレッド用ゴム組成物のドライグリップ性能、ウェットグリップ性能、および耐摩耗性能の総合性能を改善することができることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、
〔1〕スチレンブタジエンゴムおよびブタジエンゴムを含むゴム成分100質量部に対し、20質量部超の水酸化アルミニウム、50質量部以上のカーボンブラック、および0質量部以上10質量部以下のシリカを含有し、水酸化アルミニウムの含有量に対するカーボンブラックの含有量が1.1〜5.5であるトレッド用ゴム組成物、
〔2〕水酸化アルミニウムを30質量部以上含有する、〔1〕に記載のトレッド用ゴム組成物、
〔3〕加硫促進剤として、少なくともスルフェンアミド系加硫促進剤を使用し、硫黄に対する加硫促進剤の質量比が2.0以上である、〔1〕または〔2〕に記載のトレッド用ゴム組成物、
〔4〕カーボンブラックのBET比表面積が130m2/g以上である、〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載のトレッド用ゴム組成物、
〔5〕〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載のトレッド用ゴム組成物により構成されたトレッドを有するタイヤ、に関する。
本発明に係るトレッド用ゴム組成物により構成されたトレッドを使用することにより、タイヤのドライグリップ性能、ウェットグリップ性能、および耐摩耗性能の総合性能を改善することができる。
本発明の一実施形態であるトレッド用ゴム組成物は、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、および所定量の水酸化アルミニウムならびにカーボンブラックを含有することを特徴とする。
本実施形態に係るトレッド用ゴム組成物は、所定量の水酸化アルミニウムを配合することによりウェットグリップ性能が改善されるが、これは以下の作用が発揮されることによる効果であると推察される。
水酸化アルミニウムは、シリカに比べて十分にBET値が小さく、凝集性が低いことから、加硫後のゴム組成物中には、水酸化アルミニウムが単粒子状に均一に分布することとなる。これにより、グリップ時には路面のミクロ凹凸に引っかきを発現することができ、ウェットグリップ性能が向上するものと考えられる。
また、水酸化アルミニウムの一部が、混練り中にシリカ以上のモース硬度を有するアルミナ(アルミニウム酸化物塊)に転化することにより、路面のミクロ凹凸に対してアンカー効果を発現し、ウェットグリップ性能が向上するものと考えられる。
さらに、本実施形態に係るトレッド用ゴム組成物は、所定量のカーボンブラックを配合しているため、水酸化アルミニウムの添加による耐摩耗性や摩耗後のアブレージョン外観の低下を抑制しつつ、ドライグリップ性能とウェットグリップ性能の総合性能を改善することができる。これは以下の作用が発揮されることによる効果であると推察される。
カーボンブラックとゴム成分が作る練りゴム中のゲル相は、加硫後の耐摩耗性やタイヤの硬さに大きく影響するものであるが、ここに水酸化アルミニウムを練り込むことにより、水酸化アルミニウムが単粒子状に取り込まれる。これにより、水酸化アルミニウムがゲル相に固定されることから、ゴム組成物のグリップ性能と耐摩耗性能とを相乗的に向上させることができる。
<ゴム成分>
本実施形態において使用されるゴム成分としては、良好な操縦安定性、低燃費性、破断時伸びを確保しつつ、良好な耐久性が得られるという理由から、スチレンブタジエンゴム(SBR)、およびブタジエンゴム(BR)が好適に用いられる。
(SBR)
SBRとしては、特に限定されず、例えば未変性の乳化重合スチレンブタジエンゴム(E−SBR)や溶液重合スチレンブタジエンゴム(S−SBR)、これらを変性した変性乳化重合スチレンブタジエンゴム(変性E−SBR)や変性溶液重合スチレンブタジエンゴム(変性S−SBR)などの変性SBRが挙げられる。またSBRとしては、伸展油を加えて柔軟性を調整した油展タイプのものと、伸展油を加えない非油展タイプのものとがあるが、このいずれも使用可能である。SBRは、上記のうち1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本実施形態で使用できるS−SBRとしては、JSR(株)、住友化学(株)、宇部興産(株)、旭化成(株)、日本ゼオン(株)等によって製造販売されるS−SBRが挙げられる。
SBRのスチレン含量は、ウェットグリップ性能の観点から、15質量%以上が好ましく、18質量%以上がより好ましく、20質量%以上がさらに好ましい。また、当該スチレン含量は、ポリマーの分散性や低燃費性の観点から、60質量%以下が好ましく、より好ましくは55質量%以下がより好ましく、50質量%以下がさらに好ましい。なお、本明細書におけるSBRのスチレン含量は、H1−NMR測定により算出される。
SBRのビニル含量は、ウェットグリップ性能の観点から、30モル%以上が好ましく、33モル%以上がより好ましく、35モル%以上がさらに好ましい。また、当該ビニル含量は、低燃費性の観点から、60モル%以下が好ましく、55モル%以下が好ましく、50モル%以下がより好ましい。なお、本明細書において、SBRのビニル含量とはSBRにおけるブタジエン部の1,2−結合単位量のことを示し、赤外吸収スペクトル分析法によって測定される。
SBRの重量平均分子量(Mw)は、耐摩耗性およびグリップ性能等の観点から50万以上が好ましく、67万以上がより好ましく、80万以上がさらに好ましい。また、Mwは、架橋均一性等の観点から、200万以下が好ましく、100万以下がより好ましい。なお、Mwは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)(東ソー(株)製GPC−8000シリーズ、検出器:示差屈折計、カラム:東ソー(株)製のTSKGEL SUPERMALTPORE HZ−M)による測定値を基に、標準ポリスチレン換算により求めることができる。
SBRのゴム成分中の含有量は、50質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましく、80質量%以上がさらに好ましい。また、SBRの含有量は、95質量%以下が好ましく、90質量%以下がより好ましく、85質量%以下がさらに好ましい。上記範囲内であると、本発明の効果が良好に得られる。なお、SBRとして油展タイプのSBRを用いる場合は、当該油展タイプのSBR中に含まれる固形分としてのSBR自体の含有量をゴム成分中の含有量とする。
(BR)
BRとしては特に限定されるものではなく、例えば、シス1,4結合含有率が50%未満のBR(ローシスBR)、シス1,4結合含有率が90%以上のBR(ハイシスBR)、希土類元素系触媒を用いて合成された希土類系ブタジエンゴム(希土類系BR)、シンジオタクチックポリブタジエン結晶を含有するBR(SPB含有BR)、変性BR(ハイシス変性BR、ローシス変性BR)等ゴム工業において一般的なものを使用することができる。これらのBRのなかでも、耐摩耗性に優れるという理由から、ハイシスBRが好ましい。
ハイシスBRとしては、例えば、日本ゼオン(株)製のBR1220、宇部興産(株)製のBR130B、BR150B、BR150L、JSR(株)製のBR730等が挙げられる。ハイシスBRを含有することで低温特性および耐摩耗性能を向上させることができる。希土類系BRとしては、例えば、ランクセス(株)製のBUNA−CB25等が挙げられる。
SPB含有BRは、1,2−シンジオタクチックポリブタジエン結晶が、単にBR中に結晶を分散させたものではなく、BRと化学結合したうえで分散しているものが挙げられる。このようなSPB含有BRとしては、宇部興産(株)製のVCR−303、VCR−412、VCR−617等が挙げられる。
変性BRとしては、リチウム開始剤により1,3−ブタジエンの重合を行ったのち、スズ化合物を添加することにより得られ、さらに変性BR分子の末端がスズ−炭素結合で結合されているもの(スズ変性BR)や、ブタジエンゴムの活性末端に縮合アルコキシシラン化合物を有するブタジエンゴム(シリカ用変性BR)等が挙げられる。このような変性BRとしては、例えば、日本ゼオン(株)製のBR1250H(スズ変性)、住友化学工業(株)製のS変性ポリマー(シリカ用変性)等が挙げられる。
BRのゴム成分中の含有量は、5質量%以上が好ましく、10質量%以上が好ましく、15質量%以上がより好ましい。5質量%未満の場合は、本発明の効果が不十分となる傾向がある。また、BRの含有量は、耐摩耗性の観点から、50質量%以下が好ましく、30質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましい。
BRのシス1,4結合含有率(シス含量)は、耐久性や耐摩耗性能の観点から、90質量%以上が好ましく、93質量%以上がより好ましく、95質量%以上がより好ましい。シス含量が高い方が、ポリマー鎖が規則正しく配列されることから、ポリマー同士の相互作用が強くなりゴム強度が向上し、耐摩耗性能が向上すると考えられる。
BRの重量平均分子量(Mw)は、耐摩耗性およびグリップ性能等の観点から40万以上が好ましく、45万以上がより好ましく、50万以上がさらに好ましい。また、Mwは、架橋均一性等の観点から、200万以下が好ましく、100万以下がより好ましい。なお、Mwは、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)(東ソー(株)製GPC−8000シリーズ、検出器:示差屈折計、カラム:東ソー(株)製のTSKGEL SUPERMALTPORE HZ−M)による測定値を基に、標準ポリスチレン換算により求めることができる。
(その他のゴム成分)
本実施形態に係るゴム成分として、前記のSBRおよびBR以外のゴム成分を含有してもよい。他のゴム成分としては、ゴム工業で一般的に用いられる架橋可能なゴム成分を用いることができ、例えば、イソプレン系ゴム、スチレン−イソプレン−ブタジエン共重合ゴム(SIBR)、スチレン−イソブチレン−スチレンブロック共重合体(SIBS)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、水素化ニトリルゴム(HNBR)、ブチルゴム(IIR)、エチレンプロピレンゴム、ポリノルボルネンゴム、シリコーンゴム、塩化ポリエチレンゴム、フッ素ゴム(FKM)、アクリルゴム(ACM)、ヒドリンゴム等が挙げられる。これらの架橋可能なゴム成分は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
イソプレン系ゴムとしては、例えば、イソプレンゴム(IR)および天然ゴム等ゴム工業において一般的なものを使用することができる。天然ゴムには、非改質天然ゴム(NR)の他に、エポキシ化天然ゴム(ENR)、水素化天然ゴム(HNR)、脱タンパク質天然ゴム(DPNR)、高純度天然ゴム(UPNR)、グラフト化天然ゴム等の改質天然ゴム等も含まれる。NRとしては、特に限定されず、ゴム工業において一般的なものを用いることができ、例えば、SIR20、RSS#3、TSR20等が挙げられる。
<無機フィラー>
本実施形態において使用される無機フィラーは、水酸化アルミニウムおよびカーボンブラックを必須成分として含むことを特徴とする。
(水酸化アルミニウム)
水酸化アルミニウムとしては、ゴム工業において一般的なものを使用することができ、例えば、昭和電工(株)製のハイジライト(登録商標)、ナバルテック社製のアピラール(登録商標)等が挙げられる。なお、本実施形態における水酸化アルミニウムには、アルミナ水和物も含む。
水酸化アルミニウムのゴム成分100質量部に対する含有量は20質量部超であり、25質量部以上が好ましく、30質量部以上がより好ましい。20質量部以下の場合は、ウェットグリップ性能が不十分となる傾向がある。また、耐摩耗性能の観点からは、45質量部以下が好ましく、40質量部以下がより好ましく、35質量部以下がさらに好ましい。
水酸化アルミニウムのBET比表面積は、ウェットグリップ性能の観点から、5m2/g以上が好ましく、10m2/g以上が好ましく、12m2/g以上がより好ましい。また、水酸化アルミニウムのBET比表面積は、水酸化アルミニウムの分散性、再凝集防止、耐摩耗性能の観点から、50m2/g以下が好ましく、45m2/g以下がより好ましく、40m2/g以下がさらに好ましい。なお、本明細書における水酸化アルミニウムのBET比表面積は、ASTM D3037−81に準じてBET法で測定される値である。
水酸化アルミニウムの平均粒子径(D50)は、水酸化アルミニウムの分散性、再凝集防止、耐摩耗性能の観点から、0.1μm以上が好ましく、0.2μm以上がより好ましく、0.3μm以上がさらに好ましい。また、水酸化アルミニウムの平均粒子径(D50)は、耐摩耗性能の観点から、3.0μm以下が好ましく、2.0μmがより好ましい。なお、本明細書における平均粒子径(D50)とは、粒子径分布測定装置により求めた粒子径分布曲線の積算質量値50%の粒子径である。
水酸化アルミニウムのなかでも、成形加工性に優れるという理由から、偏平水酸化アルミニウムがより好ましい。偏平水酸化アルミニウムとしては、工業的にボーキサイトから製造された偏平率5〜30であり平均粒子径が1.0μm以下の偏平水酸化アルミニウムが、耐空気透過性、成形粘着性により優れるという理由から好ましい。偏平水酸化アルミニウムをゴム組成物に配合することにより、偏平水酸化アルミニウムが空気の透過経路を遮る結果、良好な耐空気透過性を得ることができる。
偏平水酸化アルミニウムの偏平率は、5〜30が好ましく、10〜30がより好ましい。なお、水酸化アルミニウムの偏平率は、SEM(Scanning Electron Microscope)画像から回析した値である。
偏平水酸化アルミニウムのモース硬度は、設備摩耗が少ないという理由から、3以下が好ましい。なお、モース硬度とは、材料の機械的性質の一つで古くから鉱物関係で広く用いられている測定法であり、以下の10種類の鉱物で順次引っ掻いて傷つけばその鉱物よりも硬度が低いとする方法である。硬度の低い方から、1:タルク(滑石)、2:石膏、3:方解石、4:螢石、5:アパタイト(リン灰石)、6:正長石、7:水晶(シリカ)、8:トパーズ(黄玉)、9:コランダム(アルミナ)、10:ダイヤモンドが使用される。
(カーボンブラック)
カーボンブラックとしては、ゴム用として一般的なものを適宜利用することができる。カーボンブラックとしては、ファーネスブラック、アセチレンブラック、サーマルブラック、チャンネルブラック、グラファイト等が挙げられ、具体的にはN110,N115,N120,N125,N134,N135,N219,N220,N231,N234,N293,N299,N326,N330,N339,N343,N347,N351,N356,N358,N375,N539,N550,N582,N630,N642,N650,N660,N683,N754,N762,N765,N772,N774,N787,N907,N908,N990,N991等を好適に用いることができ、これ以外にも自社合成品等も好適に用いることができる。これらのカーボンブラックは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
カーボンブラックのBET比表面積は130m2/g以上が好ましく、135m2/g以上が好ましく、140m2/g以上がより好ましい。BET比表面積が130m2/g以上の小粒子カーボンブラックを所定量含有することで、BRおよびSBRの各相の境界近傍に小粒子カーボンブラックが分散され、SBRとカーボンブラックとの接触面積が増加する。このことから、BRおよびSBRの各相間の結びつきが強化されるので、耐摩耗性に優れたゴム組成物とすることができる。また、小粒子カーボンブラックの使用により、ゴム組成物に対する補強効果が向上し、耐摩耗性能が向上すると考えられる。また、BET比表面積の上限は特に限定されないが、加工性の観点から180m2/g以下が好ましく、160m2/g以下がより好ましく、150m2/g以下がさらに好ましい。なお、本明細書におけるカーボンブラックのBET比表面積は、JIS K 6217−2「ゴム用カーボンブラック基本特性−第2部:比表面積の求め方−窒素吸着法−単点法」に準じて測定された値である。
カーボンブラックのゴム成分100質量部に対する含有量は50質量部以上であり、55質量部以上が好ましく、60質量部以上がより好ましい。50質量部未満の場合は、耐摩耗性能が不十分となる傾向がある。また、カーボンブラックの含有量の上限は特に限定されないが、低燃費性や加工性の観点から、100質量部以下が好ましく、95質量部以下がより好ましく、90質量部以下がさらに好ましい。
水酸化アルミニウムの含有量に対するカーボンブラックの含有量(カーボンブラックの含有量/水酸化アルミニウムの含有量)は1.1以上であり、1.5以上が好ましく、2.0以上がより好ましい。1.1未満の場合は、耐摩耗性能が悪化する傾向がある。また、水酸化アルミニウムの含有量に対するカーボンブラックの含有量は5.5以下であり、5.0以下が好ましく、4.5以下がより好ましい。5.5を超えると、低燃費性や加工性が悪化する傾向がある。
(その他の無機フィラー)
本実施形態に係るゴム組成物は、ゴム工業で一般的に使用される無機フィラーであって水酸化アルミニウムおよびカーボンブラック以外のものを含有することができる。具体例としては、シリカ、硫酸マグネシウム、タルク、クレー、グラファイト、マイカ等が挙げられる。その他の無機フィラーとしては、1種または2種以上を使用することができ、シリカ、タルク、クレー、グラファイト、マイカとしても、1種または2種以上を使用することができる。
シリカとしては特に限定されず、例えば、乾式法シリカ(無水ケイ酸)、湿式法シリカ(含水ケイ酸)等が挙げられるが、シラノール基が多いという理由から、湿式法シリカが好ましい。
シリカのBET比表面積は、耐久性や破断時伸びの観点から、80m2/g以上が好ましく、100m2/g以上がより好ましい。また、シリカのN2SAは、低燃費性および加工性の観点から、250m2/g以下が好ましく、220m2/g以下がより好ましい。なお、本明細書におけるシリカのBET比表面積は、ASTM D3037−93に準じて測定された値である。
シリカの含有量は、耐摩耗性能の観点から、10質量部以下が好ましく、8質量部以下がより好ましく、5質量部以下がさらに好ましく、0質量部が特に好ましい。
無機フィラー全体のゴム成分100質量部に対する含有量は、ウェットグリップ性能の観点から、80質量部以上が好ましく、85質量部以上がより好ましく、90質量部以上がさらに好ましい。また、無機フィラーの分散性の観点や加工性の観点からは、150質量部以下が好ましく、140質量部以下がより好ましく、130質量部以下がさらに好ましい。
無機フィラー中における水酸化アルミニウムおよびカーボンブラック以外の無機フィラー含有量は、耐摩耗性能の観点から、10質量部以下が好ましく、8質量部以下がより好ましく、5質量部以下がさらに好ましく、0質量部が特に好ましい。
<その他の成分>
本実施形態に係るゴム組成物は、上記のゴム成分および無機フィラー以外にも、従来、ゴム工業に使用される配合剤や添加剤、例えば、シランカップリング剤、酸化亜鉛、ワックス、老化防止剤、ステアリン酸、加硫剤、加硫促進剤等を必要に応じて適宜含有することができる。
シランカップリング剤は特に限定されないが、ゴム工業において従来シリカと併用される任意のシランカップリング剤を使用することができる。シランカップリング剤として具体的には、例えば、エボニックデグッサ社製のSi75、Si266(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド)、同社製のSi69(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド)等のスルフィド系、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、モメンティブ社製のNXT−Z100、NXT−Z45、NXT等、メルカプト系(メルカプト基を有するシランカップリング剤)、ビニルトリエトキシシラン等のビニル系、3−アミノプロピルトリエトキシシラン等のアミノ系、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン等のグリシドキシ系、3−ニトロプロピルトリメトキシシラン等のニトロ系、3−クロロプロピルトリメトキシシラン等のクロロ系等が挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。なかでも、スルフィド系、メルカプト系がシリカとの結合力が強く、低発熱性において優れるという点から好ましい。
シランカップリング剤を含有する場合のシリカに対する含有量は、シリカ分散性の観点から、2質量%以上が好ましく、3質量%以上がより好ましい。また、コストの観点からは、25質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましい。
ワックスを含有する場合のゴム成分100質量部に対する含有量は、ゴムの耐候性の観点から、0.5質量部以上が好ましく、1質量部以上がより好ましい。また、ブルームによるタイヤの白色化の観点からは、10質量部以下が好ましく、5質量部以下がより好ましい。
オイルを含有する場合のゴム成分100質量部に対する含有量は、良好な耐摩耗性を確保する観点から、100質量部以下が好ましく、90質量部以下がより好ましい。また、加工性の観点からは、10質量部以上が好ましく、15質量部以上がより好ましい。
老化防止剤としては特に限定されず、ゴム分野で使用されているものが使用可能であり、例えば、キノリン系、キノン系、フェノール系、フェニレンジアミン系老化防止剤等が挙げられる。
老化防止剤を含有する場合のゴム成分100質量部に対する含有量は、ゴムの耐オゾンクラック性の観点から、0.5質量部以上が好ましく、1質量部以上がより好ましい。また、耐摩耗性能やグリップ性能の観点からは、10質量部以下が好ましく、5質量部以下がより好ましい。
加工助剤としては、例えば、ステアリン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩等が挙げられる。具体的には、例えば、ストラクトール社製のEF44、WB16等の脂肪酸石鹸系加工助剤が挙げられる。加工助剤の配合割合は、ゴム分の総量100質量部あたり0.1質量部以上であるのが好ましく、5質量部以下、特に3質量部以下であるのが好ましい。
ステアリン酸を含有する場合のゴム成分100質量部に対する含有量は、加硫速度の観点から、0.2質量部以上が好ましく、1質量部以上がより好ましい。また、加工性の観点からは、10質量部以下が好ましく、5質量部以下がより好ましい。
酸化亜鉛を含有する場合のゴム成分100質量部に対する含有量は、加硫速度の観点から、0.5質量部以上が好ましく、1質量部以上がより好ましい。また、耐摩耗性能の観点からは、10質量部以下が好ましく、5質量部以下がより好ましい。
加硫剤としては硫黄が好適に用いられる。硫黄としては、粉末硫黄、油処理硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄、高分散性硫黄等を用いることができる。
加硫剤として硫黄を含有する場合のゴム成分100質量部に対する含有量は、十分な加硫反応を確保し、良好なグリップ性能および耐摩耗性を得るという観点から、0.5質量部以上が好ましく、1.0質量部以上がより好ましい。また、劣化の観点からは、3.0質量部以下が好ましく、2.5質量部以下がより好ましい。
硫黄以外の加硫剤としては、例えば、田岡化学工業(株)製のタッキロールV200、フレキシス社製のDURALINK HTS(1,6−ヘキサメチレン−ジチオ硫酸ナトリウム・二水和物)、ランクセス社製のKA9188(1,6−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサン)等の硫黄原子を含む加硫剤や、ジクミルパーオキサイド等の有機過酸化物等が挙げられる。
加硫促進剤としては、例えば、スルフェンアミド系、チアゾール系、チウラム系、チオウレア系、グアニジン系、ジチオカルバミン酸系、アルデヒド−アミン系もしくはアルデヒド−アンモニア系、イミダゾリン系、およびキサンテート系加硫促進剤等が挙げられる。これら加硫促進剤は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。なかでも、スルフェンアミド系加硫促進剤、チアゾール系加硫促進剤、およびグアニジン系加硫促進剤が好ましく、スルフェンアミド系加硫促進剤がより好ましい。また、スルフェンアミド系加硫促進剤と他の加硫促進剤(好ましくは、チアゾール系加硫促進剤および/またはグアニジン系加硫促進剤)との併用も好ましい態様して挙げることができる。
スルフェンアミド系加硫促進剤としては、例えば、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(TBBS)、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(CBS)、N,N−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(DCBS)等が挙げられる。なかでも、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(TBBS)、およびN−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(CBS)が好ましい。
チアゾール系加硫促進剤としては、例えば、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−メルカプトベンゾチアゾールのシクロヘキシルアミン塩、ジ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィド等が挙げられる。なかでも、2−メルカプトベンゾチアゾールが好ましい。
グアニジン系加硫促進剤としては、例えば、1,3−ジフェニルグアニジン、1,3−ジ−o−トリルグアニジン、1−o−トリルビグアニド、ジカテコールボレートのジ−o−トリルグアニジン塩、1,3−ジ−o−クメニルグアニジン、1,3−ジ−o−ビフェニルグアニジン、1,3−ジ−o−クメニル−2−プロピオニルグアニジン等が挙げられる。なかでも、1,3−ジフェニルグアニジンが好ましい。
加硫促進剤を含有する場合のゴム成分100質量部に対する含有量は、加硫促進の観点から、0.1質量部以上が好ましく、0.5質量部以上がより好ましい。また、加工性の観点からは、5質量部以下が好ましく、3質量部以下がより好ましい。
硫黄に対する加硫促進剤の質量比(加硫促進剤/硫黄の質量比)は、耐摩耗性能の観点から2.0以上が好ましく、2.5以上がより好ましく、3.0以上さらに好ましい。また、硫黄に対する加硫促進剤の質量比の上限は特に制限されないが、コストの観点から10以下が好ましい。
<ゴム組成物およびタイヤの製造>
本実施形態に係るゴム組成物は、公知の方法により製造することができる。例えば、上記の各成分をオープンロール、バンバリーミキサー、密閉式混練機等のゴム混練装置を用いて混練りし、その後加硫する方法等により製造できる。
本発明の他の実施形態は、上記ゴム組成物により構成されたタイヤ部材を有するタイヤである。上記ゴム組成物により構成されるタイヤ部材としては、トレッド、アンダートレッド、カーカス、サイドウォール、ビード等の各タイヤ部材が挙げられる。なかでも、ウェットグリップ性能、および耐摩耗性能に優れることからトレッドが好ましい。
本実施形態に係るタイヤは、上記ゴム組成物を用いて、通常の方法により製造することができる。すなわち、上記の各成分を混練して得られた未加硫ゴム組成物をトレッド等のタイヤ部材の形状にあわせて押出し加工した部材をタイヤ成形機上で他のタイヤ部材とともに貼り合わせ、通常の方法にて成形することにより、未加硫タイヤを形成し、この未加硫タイヤを加硫機中で加熱加圧することにより製造することができる。
本実施形態に係るタイヤは、競技用タイヤ、乗用車用タイヤ、大型乗用車用、大型SUV用タイヤ、モーターサイクル用タイヤに好適であり、それぞれのサマータイヤ、ウインタータイヤ、スタッドレスタイヤとして使用可能である。
本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は、実施例にのみ限定されるものではない。
以下、実施例および比較例において用いた各種薬品をまとめて示す。
SBR:油展乳化重合SBR(Mw:80万、スチレン含量:37.5質量%、ビニル含量:16モル%、ゴム固形分100質量部に対して、油展オイル分37.5質量部含有)
BR:宇部興産(株)製のUBEPOL BR150B(Mw:44万、ハイシスBR、シス−1,4結合含量:96%)
カーボンブラック1:キャボットジャパン(株)製のショウブラックN110(BET:142m2/g)
水酸化アルミニウム:ナバルテック社製のAPYRAL200SM(平均粒子径:0.6μm、偏平率:15、BET比表面積:15m2/g、モース硬度:3)
シリカ:エボニックデグサ社製のウルトラシルVN3(N2SA:175m2/g、平均一次粒子径:15nm)
シランカップリング剤:エボニックデグサ社製のSi69(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド)
オイル:出光興産(株)製のダイアナプロセスNH−60
ワックス:日本精蝋(株)製のオゾエース0355
老化防止剤1:住友化学(株)製のアンチゲン6C(N−(1,3−ジメチルブチル)−N−フェニル−p−フェニレンジアミン)
老化防止剤2:大内新興化学(株)製のノクラックRD(ポリ(2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン))
ステアリン酸:日油(株)製のステアリン酸「椿」
酸化亜鉛:東邦亜鉛(株)製の「銀嶺R」
硫黄:細井化学工業(株)製のHK−200−5(5%オイル含有粉末硫黄)
加硫促進剤:大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS−P(N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(TBBS))
実施例および比較例
表1に示す配合処方にしたがい、(株)神戸製鋼所製1.7Lバンバリーミキサーを用いて、硫黄および加硫促進剤を除く配合成分を充填率が58%になるように充填し、回転数80rpmで140℃に到達するまで3分間混練りした。ついで、得られた混練り物に硫黄および加硫促進剤を加えた後、オープンロールを用いて、80℃で5分間混練りし、各実施例および各比較例に係る配合の未加硫ゴム組成物を得た。
また、前記未加硫ゴム組成物を所定の形状の口金を備えた押し出し機でタイヤトレッドの形状に押し出し成形し、他のタイヤ部材とともに貼り合わせて未加硫タイヤを形成し、170℃の条件下で12分間プレス加硫することにより、試験用タイヤ(タイヤサイズ(後輪):180/55ZR17、リム:(前輪)MT3.50×17(後輪)MT5.50×17、内圧:(前輪)250kPa(後輪)290kPa)を製造、準備した。
<ドライグリップ性能>
上記試験用タイヤを排気量750ccの自動二輪車に装着し、ドライアスファルト路面のテストコースにて、初速度100km/時からの制動距離を求めた。結果は指数で表し、指数が大きいほどドライグリップ性が良好であることを示す。指数は次の式で求めた。
(ドライグリップ性指数)=
(比較例1の制動距離)/(各配合例の制動距離)×100
<ウェットグリップ性能>
上記試験用タイヤを排気量750ccの自動二輪車に装着し、散水車によって路面を濡らしたウェットアスファルト路面のテストコースにて、初速度100km/時からの制動距離を求めた。結果は指数で表し、指数が大きいほどウェットグリップ性が良好であることを示す。指数は次の式で求めた。
(ウェットグリップ性指数)=
(比較例1の制動距離)/(各配合例の制動距離)×100
<耐摩耗性能>
前記試験用タイヤを排気量750ccの自動二輪車に装着し、走行距離1200km後のタイヤトレッド部の溝深さを測定し、タイヤ溝深さが1mm減るときの走行距離を求めた。結果は比較例1のタイヤ溝が1mm減るときの走行距離を100とする指数で示した。数値が大きいほど耐摩耗性能が良好であることを示す。
Figure 2019182992
表1の評価結果から、本発明のトレッド用ゴム組成物により構成されたトレッドを有するタイヤは、ドライグリップ性能、ウェットグリップ性能、および耐摩耗性能の総合性能が改善されることがわかる。
本発明によれば、ドライグリップ性能、ウェットグリップ性能、および耐摩耗性能の総合性能が改善されたトレッド用ゴム組成物および該トレッド用ゴム組成物により構成されたトレッドを有するタイヤを提供することができる。

Claims (5)

  1. スチレンブタジエンゴムおよびブタジエンゴムを含むゴム成分100質量部に対し、
    20質量部超の水酸化アルミニウム、50質量部以上のカーボンブラック、および0質量部以上10質量部以下のシリカを含有し、
    水酸化アルミニウムの含有量に対するカーボンブラックの含有量が1.1〜5.5であるトレッド用ゴム組成物。
  2. 水酸化アルミニウムを30質量部以上含有する、請求項1に記載のトレッド用ゴム組成物。
  3. 加硫促進剤として、少なくともスルフェンアミド系加硫促進剤を使用し、
    硫黄に対する加硫促進剤の質量比が2.0以上である、請求項1または2に記載のトレッド用ゴム組成物。
  4. カーボンブラックのBET比表面積が130m2/g以上である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のトレッド用ゴム組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のトレッド用ゴム組成物により構成されたトレッドを有するタイヤ。
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