JP2019181465A - 汚水処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】土壌ブロックを多段に積層してなる汚水処理装置において、土壌ブロックにおける処理土壌層の母材である真砂土の有効径、含水率及び処理土壌層の硬度を最適化し、汚水処理量の増大と、汚水中に含まれているBOD、窒素及び燐を効果的に除去できる汚水処理装置を提供する。【解決手段】処理槽110内に多段に積層される土壌ブロック120を、処理土壌層123を収容する土壌ブロック枠121と、処理土壌層123を包み込むんで土壌が流出するのを防止する不織布122と、汚水を浄化する処理土壌層123とで構成する。処理土壌層123は、母材となる真砂土が体積比において75〜80%を構成し、かつ、真砂土の有効径が0.075〜0.250mmとなるようにする。【選択図】 図1

Description

本発明は、汚水処理装置に関し、より詳しくは土壌ブロックを多段に積層して汚水を処理する浄化装置を構成する処理土壌層の組成だけでなく、真砂土の有効径及び含水率、処理土壌層の硬度を最適化することにより、汚水の処理量を増大させるとともに、汚水中に含まれているBOD、窒素及び燐を効果的に除去することが出来る土壌ブロックを利用した汚水浄化装置に関するものである。
これまでの治水・利水中心の河川整備は、流水の滞留時間の減少により河川の自浄作用の喪失をもたらし、河川環境への被害を誘発した。一方、河川汚染は水量が大きく汚染濃度が低い特徴により、河川の全量を対象に処理する方法は経済面では現実的でない。したがって、河川の自浄能力を回復させ、かつ、清浄な水そのものを維持することを可能にする親環境型水質浄化技術への要求が徐々に高まっている。
これに応えんとして適用された接触酸化技術、人工湿地、人工植栽島等を利用した水質浄化技術は、植栽や微生物による生物学的除去効率と周辺環境効率向上等の利点はあるが、洪水時には構造自体が崩壊してしまう恐れがあるため、その機能を持続的に維持できない。このような限界を克服するには、地表水、地下水、敷地等を含めた流域空間を有効に利用することのできる自然親和型水質浄化法が要求されている。
このような観点から、韓国特許第586496号に提示されている汚水、湖沼水、下廃水処理装置の放流水処理のための伏流式浄化装置及びこれを利用した浄化処理法は、河川の高水敷や湖水辺敷地に伏流式浄化施設を建設し、土壌の濾過、吸着及び微生物による有機物分解と共に植物を植栽して窒素と燐を除去する等の水質改善を期待している。しかし、上記の方法は装置の処理量が土壌層の透水係数に絶対的に依存しているため、透水性が低い土壌を使用した場合、求める処理量を得ることが難しく、長期間運転した場合、目詰まりが発生して計画処理量を確保できない事態に陥る。
このような問題点を解決するため、多段土壌層法が開発された。日本特許公開公報第2004−154696号等に開示されている多段土壌層法によると、その浄化法は基本的には土壌を利用することを根本としているが、構造を改善して装置への流入水の流れを変化させていることを特徴としている。
具体的には、土壌を一定な形にブロック化して、対象地域や反応槽にレンガ積み状に土壌層を積み上げ、土壌層の間に通水層を形成して透水性を向上させている。このような方法の場合、処理土壌層を立体的に活用することで処理量を増大することが出来る長所がある。
多段土壌層は、図14のような断面構造を持つ土壌層を組み合わせた方式である。
単粒砕石で構成された透水性の高い通水層と透水性は低いが浄化能力の高い処理土壌層(混合土壌を充填した土壌ブロック)をレンガ状に組み合わせた構造を持つ処理槽に、上部から散水管によって汚水を下降浸透させながら処理する方式である。このような構造により、従来の土壌処理法による処理水質を保ちながら、処理量を飛躍的に高めることが出来た。
また、韓国公開特許第2015−0091815号に、土壌、吸着剤、鉄分及びアルミナ等で土壌ブロックを形成し、土壌ブロックを多段に積層することにより汚水中の窒素、燐を除去する技術が提示されている。
このように土壌を利用した水質浄化法は、処理量を増大させると共に汚水中に含まれている窒素、燐等の多様な汚染物質を効果的に除去する方向に発展している。現時点において、土壌を用いた汚水処理法での最大処理量を達成した工法は、多段土壌層法の先端技術である「土壌ブロック積層工法」である。この工法は汚濁が進行した河川水に限らず、あらゆる有機物由来の汚水を親水用水レベルまで浄化する能力を獲得している。
しかし、土壌ブロックが積層された土壌処理槽による汚水処理法において、一定水準以上の汚水を継続的に処理するには、何よりも先ずコアとなる土壌ブロックが正しく製作されねばならない。そのためには、土壌ブロックを形成する物質の組成だけではなく、真砂土の有効径、含水率、処理土壌層の硬度等が考慮されねばならない。
韓国特許第586496号公報 日本特許公開第2004−154696号公報 韓国特許公開第2015−0091815号公報
本発明は上記のような問題点を解決するために案出されたものであり、土壌ブロックを多段に積層し汚水を処理する浄化装置を構築する際、土壌ブロックを構成する処理土壌層の組成だけでなく、処理土壌層の母材である真砂土の有効径、含水率及び処理土壌層の硬度を最適化することによって汚水の処理量を増大すると共に、汚水中に含まれているBOD、窒素及び燐を効果的に除去することが出来る土壌ブロックを利用した汚水処理装置を提供することがその目的である。
上記の目的を達成するため、本発明による汚水処理装置は、
汚水が処理される空間を提供する処理槽と、
上記処理槽内に垂直方向に離隔されて多段形で積層されている土壌ブロックと、
各段の土壌ブロックの間と各段に水平配置されている土壌ブロックの間とに配置された通水層とを有し、
上記土壌ブロックは、処理土壌層が備えられる空間を提供する土壌ブロック枠と、上記処理土壌層を包み込んで処理土壌層が土壌ブロックから流出することを防止するとともに処理土壌層を透過する汚水を下部の土壌ブロックまたは通水層に伝達する役割を果たす不織布と、汚水を浄化する処理土壌層とを含んで構成され、
上記処理土壌層は、母材となる真砂土が体積比において70〜80%を構成し、かつ、前記真砂土の有効径が0.075〜0.250mmであることを特徴とする。
そして、好適な実施態様として、上記真砂土の含水率は11〜14%であることを特徴とする。また、上記処理土壌層の硬度は、山中式標準硬度計基準で11.0〜15.0mmであることを特徴とする。
また、本発明に係る汚水処理装置は他の実施態様として、
汚水が処理される空間を提供する処理槽と、
上記処理槽内に垂直方向に離隔されて多段形で積層される管状の土壌ブロックと、
各段に水平配置されている管状の土壌ブロックの間に配置される管状の通水ブロックと、
垂直方向に隣接する管状の土壌ブロックまたは通水ブロックの間に配置された通水層とを有し、
上記管状の土壌ブロックは管状の不織布と当該不織布内に具備される処理土壌層で構成され、上記通水ブロックは管状の網枠と当該管状の網枠内に具備される通水層で構成され、
上記処理土壌層は、母材となる真砂土が体積比において70〜80%を構成し、かつ、前記真砂土の有効径が0.075〜0.250mmである
ことを特徴とする。
そして、好適な実施態様として、上記真砂土の含水率は11〜14%であることを特徴とする。また、上記処理土壌層の硬度は、山中式標準硬度計基準で11.0〜15.0mmであることを特徴とする。
本発明による土壌ブロックを利用した汚水処理装置には、次のような効果がある。
土壌ブロックの処理土壌層を構成する際、処理土壌層の組成、真砂土の有効径及び含水率、処理土壌層の硬度を最適化することにより、汚水の処理量を増大させるとともに、汚水中に含まれているBOD、窒素及び燐を効果的に除去することができる。
本発明の第1実施例に基づく土壌ブロックを利用した汚水処理装置を模式的に示した構成図である。 本発明の第2実施例に基づく土壌ブロックを利用した汚水処理装置を模式的に示した構成図である。 実験期間中の装置1及び装置2のBOD除去量を示す説明図である。 実験期間中の装置1及び装置2のSS除去量を示す説明図である。 実験期間中の装置1及び装置2のCOD除去量を示す説明図である。 実験期間中の装置1及び装置2の総燐(TP)除去量を示す説明図である。 実験期間中の装置1及び装置2の総窒素(TN)とNH4除去能を示す説明図である。 実験期間中の装置1及び装置2の総燐(TP)除去能を示す説明図である。 本発明の第1実施例に示す土壌ブロックと汚水処理装置の製造手順(その1)を示す説明図である。 同土壌ブロックと汚水処理装置の製造手順(その2)を示す説明図である。 同土壌ブロックと汚水処理装置の製造手順(その3)を示す説明図である。 同土壌ブロックと汚水処理装置の製造手順(その4)を示す説明図である。 真砂土の粒径加積曲線を示す説明図である。 多段土壌層の断面構造の一例を模式的に示す断面図である。
本発明は、土壌ブロックが多段に積層された汚水処理装置に関する技術を提示する。
本発明は汚水処理装置を構成する際、土壌ブロックを最適化することによって汚水処理量を増大させると共に、汚水中に含まれているBOD、窒素及び燐を効果的に除去することが出来る技術を提示する。
本発明による土壌ブロックは、一定量の処理土壌層がブロック化されたものである。土壌ブロックの処理量と土壌ブロックによるBOD、窒素および燐の除去は、処理土壌層の組成、真砂土の有効径と含水率、処理土壌層の硬度によって決定され、本発明は処理土壌層の組成、真砂土の有効径と含水率、処理土壌層の硬度等の因子が最適化された土壌ブロックを提示する。
本発明による土壌ブロックを構成する処理土壌層は、真砂土、腐葉土、木炭、及び軽石により構成される。真砂土は処理土壌層の母材たる構成要素であり、透水性が優れており粒径を制御しやすいという利点がある。
腐葉土は土壌微生物の棲息空間を提供すると共に、土壌微生物の餌となるため、多くの微生物が付着している。土壌ブロック内の腐葉土は2〜3ヶ月を経過すると、土壌微生物によって完全に分解され、処理土壌層内に空隙を提供する。
軽石は処理土壌層の水分を調整する役割を果たす。軽石は豊富な空隙を保有しており、処理土壌層内に水分が多くなった場合、一定量の水分が軽石内に貯蔵され、処理土壌層が乾燥した場合、貯蔵された水分が放出され、処理土壌層の水分が一定になるよう維持することが出来る。このような軽石の機能により真砂土がぬかるむ現象を避けることが出来る。
木炭は処理土壌層に透水性及び通気性を与える役割を果たすと同時に脱色、脱臭、脱リン機能を持っている。
詳述した真砂土、腐葉土、軽石及び木炭により処理土壌層を構成する上において、全体処理土壌層体積比は、真砂土70〜80%、腐葉土7.5〜15%、軽石5〜10%、木炭7.5〜15%、の組成割合にて構成されている。
腐葉土の場合、7.5%未満であれば土壌微生物による浄化効果が小さく、15%を超えると腐葉土による空隙が過大に形成され処理土壌層が沈下する危険性を伴う。
軽石の場合、処理土壌層の平方メートル当り日汚水処理量(L/m2 day)即ち、処理土壌層の単位汚水処理量(L/m2 day)を考慮して添加割合を決定する。軽石5%は単位汚水処理量の最低値に該当し、軽石10%は単位汚水処理量の最大値に該当する。
木炭の場合、7.5%未満であれば処理土壌層の透水性及び通気性が低下すると共に、脱色、脱臭、脱リンが効果的に機能しなくなり、15%を超えると経済性が悪くなる。
一方、上記真砂土、腐葉土、木炭及び軽石以外に本発明による汚水処理装置が設置される現地の土壌が処理土壌層の一構成要素になることもできるが、この場合、現地土壌の有効径が真砂土の有効径範囲内に収まらなければならない。真砂土の有効径については後述することにする。
土壌ブロックの処理水量、そして土壌ブロックによるBOD、窒素及び燐の除去を向上させるには、詳述したような処理土壌層の組成以外に真砂土の有効径及び含水率、処理土壌層の硬度が最適化されねばならない。本発明による真砂土の有効径及び含水率、処理土壌層の硬度について説明すると、以下の通りである。
先ず、真砂土の有効径が最適化されねばならない。
土壌を利用して汚水を浄化する際、汚水浄化の主体は微生物であるが、汚水処理量を決定する因子は土壌の粒径と間隙である。土壌間隙を通過する流体の透水性は、土壌の粒度分布に大きく影響される。土壌の有効径(D10)とは、通過質量百分率の10%に相当する粒径のことであり、土壌の透水係数はこの有効径(D10)により決定される。より正確には、土壌の透水係数は有効径(D10)の2乗に比例する。
真砂土の有効径は1次的には処理対象の水質、計画処理量、単位処理量を考慮して決定するが、同時に本発明による処理土壌層の配合条件、土壌ブロックの積層数、土壌の目詰まり等の汚水浄化装置の設計条件をも考慮して決定されねばならない。そのため、本出願人は下記の表1のような条件にて実験を行った。
下記表1は、処理土壌層の配合条件、土壌ブロックの材質、土壌ブロックの積層数等を多様な汚水条件下で多様な真砂土の有効径を適用して実験を行った。下記表2は、これらの実験を通じて得られたデータを分析する過程で見つけた、最適な真砂土の粒径による通過質量(%)を示している。表2及び図13を参照すると、通過質量10%範囲内に相当する真砂土の粒径(有効径)は0.075〜0.250mmであった。従って、真砂土の最適有効径は0.075〜0.250mmとして設計することが望ましい。
次に、本発明による真砂土の含水率及び処理土壌層の硬度は、以下の事項を考慮して決定された。
本発明の土壌ブロックを構成する母材である真砂土は、11〜14%の含水率であることが望ましい。真砂土の含水率が11%より小さいか14%より大きいと、真砂土、腐葉土、軽石、木炭の一体化(ブロック化)がスムースに行われなく、11〜14%の含水率を通じて処理土壌層の一体化が形成されるとともに、汚水の移動を可能とさせる土壌ブロック内の間隙を確保することが出来る。
また、本発明による処理土壌層は、一定水準の硬度が要求される。処理土壌層の硬度は、処理土壌層の締固め作業によって得られる。即ち、土壌ブロック内に処理土壌層を充填した状態で締固め作業を行うことにより処理土壌層に硬度を付与することが出来る。締固め作業を実施しない場合、即ち、処理土壌層の硬度が低い場合、自然圧密により処理土壌層の沈下が発生し、処理土壌層の沈下は通水層を含んだ全体処理槽の沈下を誘発する。また、処理土壌層の硬度が低いと、処理土壌層の微細粒子が土壌間隙内下部に沈殿し目詰まりを誘発する。反面、締固めが過度に行われ処理土壌層の硬度が基準値より大きいと、空隙が押しつぶされ、浸透性と通気性が悪化し、浄化機能が損なわれる。
以上の点を考慮して、本発明による処理土壌層の硬度は、硬度計基準で11.0〜15.0mmに設定することが望ましい。
処理土壌層の硬度は、土壌硬度計を利用した硬度測定法(山中式標準型)を利用することができる。山中式標準型硬度計を処理土壌層に突き刺した後、硬度計に貫入された処理土壌層の目盛を確認することで処理土壌層の硬度を評価することが出来る。参考に上述した硬度計を利用した山中式硬度測定方法は、土壌の硬度を測定する分野で広く知られている方法である。
以上、本発明による土壌ブロックに関する説明を行った。
次に、本発明の土壌ブロックが適用された汚水処理装置について説明する。
本発明による土壌ブロックを利用した汚水処理装置は、土壌ブロックの形状及び配置状況に従って、第1実施例と第2実施例に区分される。第1実施例の場合、土壌ブロックは直六面体形状をなし、第2実施例での土壌ブロックは管状(円筒形)になっている。第1実施例と第2実施例で用いた真砂土の有効径(D10)は、どちらも0.21mmである。
本発明の第1実施例による土壌ブロックを利用した汚水浄化装置は、図1に示すような処理槽110を備えている。上記処理槽110は、土壌ブロック120と通水層130と備えられる空間を提供する。
上記処理槽110内には、複数の土壌ブロック120が垂直方向に離隔されて多段形(多段積層構造)で備えられる。また、各段において、水平方向に複数の土壌ブロック120が備えられる。各段の土壌ブロック120の間、および各段に水平配置されている土壌ブロック120の間には、通水層130が備えられている。通水層130は、均一粒径の礫層で構成されており、単粒砕石や軽石等の無機材質が用いられる。
土壌ブロック120は、土壌ブロック枠121と、不織布122と、処理土壌層123とで構成される。土壌ブロック枠121は、上面が開口した直方体形状をなし、処理土壌層123が備えられる空間を提供する。不織布122は、処理土壌層123を包み込んで処理土壌層123が土壌ブロック120から流出することを防止するとともに、処理土壌層123を透過する汚水を下部の土壌ブロック120または通水層130に伝達する役割を担っている。土壌ブロック120は、土壌ブロック枠121内に不織布122を敷き詰め、この中に処理土壌層123を充填し、適度に締め固めることによって製造することが出来る。土壌ブロック120の製造方法及び汚水処理装置の設置方法については、後に詳述する。
また、最上段の土壌ブロック120上に汚水を均一に分配する散水管140が設置されるが、この散水管140は、各段の通水層130内に設置することもできる。
一方、上記土壌ブロック枠121内に充填される処理土壌層123は、上述したような組成、有効径、含水率及び硬度を持つ。具体的には、処理土壌層123は、全処理土壌層体積比 真砂土70〜80%、腐葉土7.5〜15%、木炭7.5〜15%、軽石5〜10%の組成割合にて構成されている。処理土壌層123の母材である真砂土の有効径は0.075〜0.250mmの範囲内に収まらねばならず、混合時の含水率は11〜14%が望ましい。また、土壌ブロック製作時、処理土壌層121の硬度は、山中式標準型硬度計基準によれば11.0〜15.0mmの範囲内にて締固めされねばならない。
次に、本発明の第2実施例による土壌ブロックを利用した汚水処理装置は、第1実施例と同様に、処理槽210を備えている(図2参照)。上記処理槽210は、土壌ブロック220と、通水ブロック230と、通水層240とが備えられる空間を提供する。第1実施例による土壌ブロック120は直六面体形状であったが、この第2実施例の土壌ブロック220は円筒形状(管状)をしている。このような管状の土壌ブロック220は、垂直方向に離間して多段形で繰り返し配置され、各段でも、複数の土壌ブロック220が水平方向に隣接して繰り返し配置される。
各段の水平配置において、第1の実施例の場合、複数の土壌ブロック120が離間して配置されるが、第2実施例の場合、複数の土壌ブロック220が隣接して配置される。また、各段の水平配置において、土壌ブロック220に隣接して通水ブロック230が備えられる。具体的には、各段の水平配置において、複数の土壌ブロック220が接して配置され、このような複数の土壌ブロック220の群(土壌ブロック群)の間には、土壌ブロック220と隣接する形で通水ブロック230が配置される。上記通水ブロック230は、上記土壌ブロック220と同様に管状をしている。また、垂直方向に隣接する土壌ブロック220または通水ブロック230との間の空間には、通水層240が備えられる。
一方、管状の土壌ブロック220は、管状のブロック網枠に敷き詰めた不織布221と、上記不織布221内に具備される処理土壌層222とで構成される。この土壌ブロック220は、管状の不織布221に処理土壌層222となる混合土壌を充填し、適度な締固めを行って構成される。不織布221は、処理土壌層222を包み、処理土壌層222が土壌ブロック220から流出するのを防止すると共に、処理土壌層222を通過する汚水を下段の土壌ブロック220と通水層240に伝達する枠割を担っている。
上記通水ブロック230は、管状の網枠(たとえば、ステンレスなどの金属製の網枠)231と管状の網枠231内に具備される通水層232になる。なお、この通水層232及び上記通水層240は、第1実施例と同じく均一粒径の礫層で構成されており、単粒砕石や軽石等の無機材質が用いられる。
最上段の土壌ブロック220上には、第1実施例と同様に、汚水を均一に分配する散水管250が設置されるが、この散水管250は各段の通水層240内に敷設することもできる。
上記土壌ブロック220内に具備される処理土壌層222は、上述したような組成、有効径、含水率及び硬度を持つ。具体的には、処理土壌層は、全処理土壌層体積比 真砂土70〜80%、腐葉土7.5〜15%、木炭7.5〜15%、軽石5〜10%の組成割合にて構成されている。また、処理土壌層の母材である真砂土の有効径は0.075〜0.250mmの範囲内に収まらなければならず、混合時の含水率は11〜14%が望ましい。また、土壌ブロック製作時、処理土壌層220の硬度は、山中式標準型硬度計基準によれば 11.0〜15.0mmの範囲内にて締固めされねばならない。
次に、本発明の第1実施例による土壌ブロックの製造方法及び第1実施例による汚水処理装置の設置方法について説明する。
第1実施例による土壌ブロックを製造するため、処理土壌層となる混合土壌を準備する。混合土壌は、真砂土70〜80%、腐葉土7.5〜15%、木炭7.5〜15%、軽石5〜10%の割合にて混合し、真砂土の有効径は0.075〜0.250mm、混合時の含水率は11〜14%の条件を満足させる。
次いで、土壌ブロック枠121を準備し(図9(a)参照)、土壌ブロック枠121内に不織布122を敷き詰め、これに上記混合土壌を充填する(図9(b)参照)。この後、土壌ブロック枠121内に充填された混合土壌を転圧して締固めて処理土壌層を形成し(図10(a)参照)、処理土壌層の硬度が11.0〜15.0mmであることを確認する。このような工程を実施することで第1実施例による土壌ブロック120が完成する。
第1実施例による汚水処理装置の設置方法は以下の通りである。
汚水処理装置の処理槽110の下段に支持板を設置した後(図10(b)参照)、支持板上に複数の土壌ブロック120を水平方向に敷設する(図11(a)参照)。続いて、複数の土壌ブロック120を全て覆うように一定高さの通水層130を敷設する(図11(b)参照)。その後、通水層130の上に再度複数の土壌ブロック120を水平方向に配置する。このような土壌ブロック120の配置、通水層の敷設過程を反復実施することで、土壌ブロック120が多段に積層された汚水処理装置が完成する。最上段の土壌ブロック120の上段には、汚水を均等に分配する散水管140が設置される(図12参照)が、このような散水管140は格段の通水層130の間に設置することも可能である。
以上、本発明による土壌ブロック及びこれを利用した汚水浄化装置について説明した。
次に、実験例を通してより具体的に説明することにする。
<実験例1:実験方法>
本発明の第1実施例及び第2実施例による汚水処理装置を用いて原水を処理し、BOD除去能、SS及びCOD除去能、燐及び窒素の除去能、大腸菌除去能等を評価した。以下の説明では、実験に使用された第1実施例による汚水処理装置は「装置1」、第2実施例による汚水処理装置は「装置2」と称することにする。
装置1の土壌ブロックは、ステンレス鋼材質の枠を土壌ブロック枠として採用し、不織布で混合土壌を包んでいる。装置1の土壌ブロック寸法は、W200×L400×H50mmとした。装置1の全体大きさは、W1.30×L0.80×H2.00mとして設計した。土壌ブロック間の通水層は軽石を用いた。装置2は、円筒形状の網枠に処理土壌層を充填した土壌ブロックを用いた。装置2の全体大きさは装置1と同じく、W1.30×L0.80×H2.00mとして設計し、土壌ブロック間の通水層は軽石を用いた。
装置1と装置2において、処理土壌層と通水層の容積比はどちらも同じく4:6の構成比である。土壌ブロック中、混合土壌の材料である真砂土、腐葉土、木炭、軽石の構成比は形状に関係なく同じ比率で製作され、その構成比率は真砂土75%、腐葉土10%、木炭10%、軽石5%とした。
原水は農業集落排水処理水を利用しその平均水質は、BOD20.0mg/l,SS10.0mg/l,T−P3.0mg/l,T−N18.3mg/lであった。実験期間は、2017年8月20日〜12月16日であり、装置1と装置2に7.0L/m2・min(4.2L/m3・min)の空気量を24時間連続供給した。
<実験例2:処理水量>
108日間、装置1と装置2を稼働させた結果、装置1の日平均処理量は8.4m3/m2日、装置2は7.6m3/m2日であった。装置1と装置2の期間別処理量は下記の表3の通りである。
<実験例3:一般項目>
水温、pH、ORPについては、原水と処理水に大きな差はなかった。
DO(溶存酸素量)は原水より処理水の方が高く、装置内が十分好気的な状態になっている事が分かる。これは、土壌層への送気を24時間連続して7.0l/m2・min(4.2l/m3・min)に設定した効果であると考えられる。
<実験例4:BOD除去能>
下記表4は、装置1と装置2のBOD除去能を表したものである。
表4と図3を参照すると、初期の3週間は、7.5 m3/m2・日の負荷量で装置を稼動させたが、第1及び第2装置ともBOD除去能は、いずれも同一傾向を示し安定していた。以降、9月13日に負荷量を8.5m3/m2・日に上げ約5週間実験を継続したが、BOD除去能は2mg/l以下を安定して達成し、目標値(5mg/l)を充分クリアしている。次いで、10月16日に負荷量を10m3/m2・日に増やして4週間実験を継続したが、BOD除去能は2mg/l以下を安定して達成し、目標値(5mg/l)をクリアした。
原水の温度とBOD除去能間の関連性を見ると、夏期から秋期の間、気温・水温が比較的高く、土壌の生物活性が高く保たれた条件下では、水量水質負荷が10m3/m2・日、原水BOD濃度が20mg/lを超えても、処理水はBOD5mg/l以下をクリア出来る性能が示された。冬期に水温が15℃を下回る条件下では、前処理槽内の生物活性が低下し、原水BOD濃度は設定値(20mg/l)を定常的に超えている。同時に土壌処理槽内の生物活性も低下しているので、処理水目標値であるBOD5mg/lを超える結果となった。しかし、原水BODが設定値の20mg/l以下に維持される条件では、処理水目標値はクリア出来ると考えられる。また、汚水処理装置が第1及び第2装置よりも大きくなり、地下に埋設された条件では、外界からの温度変化に対する緩衝能が今回の実験装置に比べて大きくなり、冬期においても今回の実験結果を上回る浄化性能が期待できる。
一方、負荷量とBOD除去能との関連性は、負荷量が7.5から10m3/m2・日に増加しても、除去率は90%以上を維持できることが確認された。負荷量を10m3/m2・日に設定した後、11月下旬まで4週間程度はBOD除去能に大きな影響は認められず、安定した処理水質を維持していた。12月に入りBOD除去能が低下する傾向を示し始めたが、これは、主に低温による生物活性の低下が原因と判断される。
<実験例5:SS及びCOD除去能>
図4は、期間ごとの装置1と装置2のSS除去量を示した実験結果であり、図4は期間ごとの装置1と装置2のSS除去量を示した実験結果である。図4を参照すると、原水のSS(懸濁物質)は11月11日まで2装置とも除去率は90%以上であり、冬期でも原水のSSは70%程度は除去されており、実験期間中を通して安定していた。
図5によると、原水のCODcr(化学的酸素要求量―重クロム酸カリウム法)は、装置1と装置2ともBODと同様気温による変動が大きく、冬期に値が高くなり(Max64mg/l)除去能は良くなる。
負荷量とSS,COD除去能を探ってみると、BOD除去能と同じように負荷量が7.5から10m3/m2・日に増加しても除去率は安定していた。
<実験例6:燐の除去能>
下記の表5は、負荷量ごとの装置1と装置2の総燐(TP)除去率を表している。
図6は、測定期間による装置1と装置2の総燐(TP)除去量を表している。
表5から、負荷量が8.5m3/m2・日未満の時、T−P(総リン)は10〜20%程度除去できていたが、負荷量を10.5m3/m2・日に増やした後では、殆ど除去されてない結果となった。また、10月16日より負荷量10m3/m2・日に増加させ4週間処理し、再び負荷量を減少させ7m3/m2・日で処理を行ったが、リンはほとんど除去されなかった。
<実験例7:窒素の除去能>
装置1の窒素除去能について解析をおこなった。下記表6は、装置1の窒素除去能実験結果を示しており、解析対象項目はTN(総窒素)、NH4 ,NO3 とした。図7は、実験期間中のTN(総窒素)、NH4 ,NO3 除去能を示す実験結果である。
装置1に対する窒素除去能実験を行った処、表6及び図7によると、原水中のNH4−N(アンモニア態窒素)とNO2 −N(亜硝酸態窒素)は、大部分がNO3 −N(硝酸態窒素)に変り、硝化作用が進行している。しかし、硝化後のNO3 −Nは、N2 (窒素ガス)までには分解せず、そのまま処理水として流出しているため、T−N(総窒素)をみると、負荷量に関係なく原水と処理水の濃度差は殆どない。つまりT−Nとしては除去できていない結果となった。
表6及び図7が示す様に、NH4の平均除去率は89.4%であり、非常に高いことが判る。これは、処理水の平均DO(溶存酸素量)が7mg/l以上であることに起因し、装置1の運転条件が強い好気的条件により、硝酸化反応が活発に進行した結果である。
一方、硝酸態窒素が窒素ガスとして脱窒されるためには、脱窒菌(嫌気性微生物)による脱窒作用が促進されねばならないが、そのためには、装置内部が嫌気条件にあることと、脱窒に必要な炭素源(水素供与体)が必要である。実験中半期までは、好気環境及び原水中の有機物濃度が低いことにより、脱窒にとっての必要条件が満たされていなかった。そのため、硝酸態窒素はそのまま止まり、総窒素の濃度はそれ程変わらなかった。実験後半期の冬季に入り、気温・水温が低下し原水BODが高くなり、さらに負荷量が10m3/m2・日に増加するにつれ、10〜15%のT−N除去が認められた。
実験後半期に脱窒反応が一部進行した理由は、以下のように推測される。冬期は水温の低下により原水BOD濃度が増加し、処理できず残った一部のBODが脱窒に必要な水素供与体として利用されたこと。また、原水SSが装置1内部に蓄積し、負荷量の増加に伴い装置1の内部が一部嫌気的に変わったことによるものと判断される。
<実験例8:大腸菌除去能>
図8は、実験期間中の装置1及び装置2の大腸菌除去能を示す実験結果である。図8によると、原水の大腸菌群数は300〜3,600個/mlであり、装置1及び装置2処理水の大腸菌群数は100〜1,000個/mlを示しており、放流水質基準(3,000個/ml以下)をクリアしている。
なお、上述した実施形態はあくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれらに限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が可能である。
110 処理槽
120 土壌ブロック
121 土壌ブロック枠
122 不織布
123 処理土壌層
130 通水層
140 散水管
220 土壌ブロック
221 不織布
222 処理土壌層
232 通水層
230 通水ブロック
240 通水層

Claims (8)

  1. 汚水が処理される空間を提供する処理槽と、
    前記処理槽内に垂直方向に離隔されて多段形で積層されている土壌ブロックと、
    各段の土壌ブロックの間と各段に水平配置されている土壌ブロックの間とに配置された通水層とを有し、
    前記土壌ブロックは、処理土壌層が備えられる空間を提供する土壌ブロック枠と、前記処理土壌層を包み込んで処理土壌層が土壌ブロックから流出することを防止するとともに処理土壌層を透過する汚水を下部の土壌ブロックまたは通水層に伝達する役割を果たす不織布と、汚水を浄化する処理土壌層とを含んで構成され、
    前記処理土壌層は、母材となる真砂土が体積比において70〜80%を構成し、かつ、前記真砂土の有効径が0.075〜0.250mmである
    ことを特徴とする汚水処理装置。
  2. 前記真砂土の含水率は11〜14%であることを特徴とする請求項1に記載の汚水処理装置。
  3. 前記処理土壌層の硬度は、山中式標準硬度計基準で11.0〜15.0mmであることを特徴とする請求項1に記載の汚水処理装置。
  4. 最上段の土壌ブロック上段、及び各段の通水層内に汚水を均等に分配する散水管が設置されることを特徴とする請求項1に記載の汚水処理装置。
  5. 汚水が処理される空間を提供する処理槽と、
    前記処理槽内に垂直方向に離隔されて多段形で積層される管状の土壌ブロックと、
    各段に水平配置されている管状の土壌ブロックの間に配置される管状の通水ブロックと、
    垂直方向に隣接する管状の土壌ブロックまたは通水ブロックの間に配置された通水層とを有し、
    前記管状の土壌ブロックは管状の鋼枠と当該管状の鋼網内に具備される処理土壌層で構成され、前記通水ブロックは管状の網網と当該管状の網網内に具備される通水層で構成され、
    前記処理土壌層は、母材となる真砂土が体積比において70〜80%を構成し、かつ、前記真砂土の有効径が0.075〜0.250mmである
    ことを特徴とする汚水処理装置。
  6. 前記真砂土の含水率は11〜14%であることを特徴とする請求項5に記載の汚水処理装置。
  7. 前記処理土壌層の硬度は、山中式標準硬度計基準で11.0〜15.0mmであることを特徴とする請求項5に記載の汚水処理装置。
  8. 最上段の土壌ブロック上段、及び各段の通水層内に汚水を均等に分配する散水管が設置されることを特徴とする請求項1に記載の汚水処理装置。
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