JP2019181363A - カチオン交換樹脂再生塔 - Google Patents

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Abstract

【課題】カチオン交換樹脂再生塔からアニオン交換樹脂を効率よく抜き出すことができるカチオン交換樹脂再生塔を提供する。【解決手段】カチオン交換樹脂再生塔10の底部には、弁11aを有した逆洗水供給配管11が接続され、頂部には、弁12aを有した逆洗排水の排水配管12が接続されている。カチオン交換樹脂再生塔10内の上下方向の途中にアニオン交換樹脂排出口15が設置されており、樹脂移送配管14の上流端が該アニオン交換樹脂排出口15に接続されている。樹脂移送配管14の途中には弁14aが設けられている。各分岐配管14Aの下端にそれぞれ排出口15が設けられている。排出口15は下向きテーパ形やラッパ形のような拡径構造を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、イオン交換樹脂再生装置のカチオン交換樹脂再生塔に係り、特に火力発電所、原子力発電所等における復水脱塩装置用のイオン交換樹脂再生装置に好適なカチオン交換樹脂再生塔に関する。
通常、復水脱塩は、イオン交換樹脂再生のためにカチオン交換樹脂再生塔、アニオン交換樹脂再生塔および樹脂貯槽が設置されており、薬液再生は硫酸および苛性ソーダで行なわれる(例えば特許文献1,2)。
特許文献1,2に記載のイオン交換樹脂再生装置及び再生方法について図3,4を参照して説明する。この再生装置は、復水脱塩塔1、カチオン交換樹脂再生塔3、アニオン交換樹脂再生塔5、樹脂貯槽8及びこれらを接続して樹脂移送を可能にする配管2,4,6,7,9を有する塔外再生方式を用いた復水脱塩装置におけるイオン交換樹脂再生装置である。復水脱塩塔1には、カチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂とが混合状態で充填されている。カチオン交換樹脂再生塔3内には、配管4が接続されたコレクター4aが設置されている。特許文献1の第3,4図では、コレクターは樋状であり、塔内に水平かつ上向きに配置される。特許文献1の第6図では、コレクターは水平パイプ状であり、両側面にイオン交換樹脂が通り抜ける開口が設けられている。
通常運転時には、配管2,4,6,7,9は、各配管に設けられた弁(図示略)が閉とされることにより通液停止している。配管1a、1bのみを介して復水脱塩塔1に復水を通水することにより、脱塩処理を行う。この再生装置によるイオン交換樹脂再生は次の樹脂抜き・分離工程、逆洗再生工程及び樹脂混合・返送工程によって行われる。
<樹脂抜き・分離工程>
(i) 配管1a、1bの通液を停止し、復水脱塩塔1を主系統から切り離す。
(ii) 復水脱塩塔1内のイオン交換樹脂を、配管2を通じてカチオン交換樹脂再生塔3に移送する。
(iii) 図4(a)の通り、カチオン交換樹脂再生塔3内でイオン交換樹脂を水に浸漬した状態で下部より空気を吹き込み(エアスクラビング)、樹脂に付着した腐食生成物(クラッド等)を脱離する。
(iv) 図4(b)の通り、カチオン交換樹脂再生塔3に逆洗水を上向流にて通水することにより、混合状態のイオン交換樹脂を比重差でアニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂の上下2層に分離する。
(v) 図4(c)の通り、コレクター4a及び配管4を通じてアニオン交換樹脂を選択的に引き抜き、アニオン交換樹脂再生塔5に移送する。
<逆洗再生工程>
(vi) カチオン交換樹脂はカチオン交換樹脂再生塔3、アニオン交換樹脂はアニオン交換樹脂再生塔5において、それぞれ酸、アルカリを注入して薬液再生を行う。
<樹脂混合・返送工程>
(vii) 薬液再生が終了した後、再生したカチオン交換樹脂およびアニオン交換樹脂を、それぞれ配管6と配管7を通じて樹脂貯槽8に移送する。
(viii) 樹脂貯槽8において洗浄および混合操作を行う。
(ix) 樹脂貯槽8内のイオン交換樹脂を混合状態のまま配管9を通じて復水脱塩塔1に返送する。
(x) 配管9を通液停止し、復水脱塩塔1を予備塔として待機状態とする。
これにより、再生が終了するので、配管1a、1bを介して復水通水を再開し、脱塩処理運転に戻る。
特開昭58−159889号公報 特開2002−66340号公報 特開2000−476号公報
図4(c)に示すように、従来のカチオン交換樹脂再生塔3にあっては、該塔3からアニオン交換樹脂を抜き出した場合、コレクター4aとカチオン交換樹脂層との間に、アニオン交換樹脂の残留層が残る。なお、アニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂との界面が乱れたときには、残留層のアニオン交換樹脂にカチオン交換樹脂が混在することもある。
本発明は、カチオン交換樹脂再生塔からアニオン交換樹脂を効率よく抜き出すことができるカチオン交換樹脂再生塔を提供することを目的とする。
本発明のカチオン交換樹脂再生塔は、塔内の上下方向の途中にアニオン交換樹脂の排出口を有するカチオン交換樹脂再生塔において、該排出口は下方に向って拡径する拡径構造であることを特徴とする。
本発明の一態様では、前記カチオン交換樹脂再生塔内にアニオン交換樹脂移送用配管が差し込まれており、該配管が放射方向に分岐しており、各分岐配管の先端側が下方に向って曲がっており、各分岐配管にそれぞれ前記排出口が設けられている。
本発明の一態様では、前記排出口の下端の直径Dが50〜200mmであり、拡径構造の拡径軸の鉛直軸との交差角度θが30゜〜60゜である。
本発明の一態様では、各排出口の下端面が同一水平面上に位置する。
本発明の一態様では、前記排出口が3〜6個設置されている。
本発明のカチオン交換樹脂再生塔では、アニオン交換樹脂移送用の排出口がカチオン交換樹脂再生塔内において下方に向って、かつ下方ほど拡径する拡径構造にて設けられているので、アニオン交換樹脂が排出口内にスムーズに取り込まれる。また、排出口が拡径構造であるので、その上にイオン交換樹脂が載って残ることがない。このようなことから本発明によると、アニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂とを効率よく分離することが可能となる。
(a)は実施の形態に係るカチオン交換樹脂再生塔の概略的な縦断面図、(b)は排出口の縦断面図である。 図1のカチオン交換樹脂再生塔におけるイオン交換樹脂分離工程の説明図である。 従来のイオン交換樹脂再生装置の構成図である。 図3のイオン交換樹脂再生装置の作動工程説明図である。 排出口の別形状を示す縦断面図である。 比較例1のカチオン交換樹脂再生塔を示す縦断面図である。 (a)は比較例2のコレクター下面側を示す平面図、(b)は(a)のB−B矢視図である。 実施例及び比較例の結果を示すグラフである。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。図1(a)は、実施の形態に係るカチオン交換樹脂再生塔10を示している。
カチオン交換樹脂再生塔10の底部には、弁11aを有した逆洗水供給配管11が接続され、頂部には、弁12aを有した逆洗排水の排水配管12が接続されている。カチオン交換樹脂再生塔10内の上下方向の途中にアニオン交換樹脂排出口15が設置されており、樹脂移送配管14の上流端が該アニオン交換樹脂排出口15に接続されている。樹脂移送配管14の途中には弁14aが設けられている。
樹脂移送配管14の上流端は複数本(好ましくは3〜6本)の分岐配管14Aに分岐している。各分岐配管14Aの先端側は下方に向って曲がっている。各分岐配管14Aの先端側の下端にそれぞれ排出口15が設けられている。排出口15は、図1(b)に示す通り、下方に向って開放している。この排出口15は、下方ほど径が大きくなるテーパ形状を有している。
各排出口15の設置レベルは同一である。即ち各排出口15の下端(開口面)は同一水平面上に位置している。
排出口15の下端の開口径(直径)Dは好ましくは50〜200mm特に好ましくは100〜150mmである。鉛直軸に対する排出口15の傾斜角度θは好ましくは30゜〜60゜である。
このカチオン交換樹脂再生塔10を含むイオン交換樹脂再生装置の全体構成は図3の場合と同様とされる。ただし、カチオン交換樹脂再生塔3から抜き出した混在層を直接樹脂貯留槽8に移送する配管を設けてもよい。イオン交換樹脂を再生する際のイオン交換樹脂の分離・移送等について図2を参照して説明する。
(1) 分離工程:弁11a,12aを開とし、弁14aを閉とし、カチオン交換樹脂再生塔10内に逆洗水を好ましくはLV8〜15m/hrで上向流通水することにより、該再生塔10内の混合状態のイオン交換樹脂を、アニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂の上下2層に比重差で分離する。この工程により、樹脂分離界面がアニオン交換樹脂排出口15より30〜150mm低くする(図2(a))。
(2) アニオン交換樹脂抜出工程:弁11a,14aを開とし、弁12aを閉とし、カチオン交換樹脂再生塔10内の上層側のアニオン交換樹脂をアニオン交換樹脂排出口15、分岐配管14A及び樹脂移送配管14を介して引き抜き、アニオン交換樹脂再生塔に移送する(図2(b))。この間、カチオン交換樹脂の界面は一定となるように水量を調節する。
(3) 混在層抜出工程:アニオン交換樹脂がアニオン交換樹脂排出口15のレベルまで排出・移送されると、図2(b)の通り、アニオン交換樹脂排出口15とカチオン交換樹脂層上面との間には、アニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂との混在層が残存する。
そこで、弁11a,12aを開とし、弁14aを閉とし、逆洗水のLVを速めて上向流通水する逆洗を行い、混在層とカチオン交換樹脂層との界面を押し上げると共に混在層においてさらなる樹脂分離を促進し(図2(c))、この界面がアニオン交換樹脂排出口15から0〜20mm下方となるように弁11aの開度を調整し(図2(c))、次いで弁12aを閉とし、弁14aを開とし、アニオン交換樹脂をアニオン交換樹脂排出口15、分岐配管14A及び樹脂移送配管14を介して移送する(図2(d))。
これにより、カチオン交換樹脂再生塔10内のカチオン交換樹脂中にアニオン交換樹脂が残留することが防止される。このため、次の再生工程において、該カチオン交換樹脂再生塔10内でアニオン交換樹脂が逆再生されることが防止される。
この実施の形態では、排出口15が下向きに拡径するテーパ形状となっているので、排出口15付近のアニオン交換樹脂が効率よく該排出口15内に取り込まれる。この排出口15は、排出口がテーパのない直管状である場合に比べて、排出口15に流入するアニオン交換樹脂・水混合流の流速が小さくなるので、アニオン交換樹脂・カチオン交換樹脂界面近傍のカチオン交換樹脂を吸い上げることがなく、移送アニオン交換樹脂へのカチオン交換樹脂の混入が防止される。また、この排出口15はテーパ形であり接続部の上側に平面がないので、排出口15の上側にイオン交換樹脂が載って残留することがなく、これによっても、アニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂とが混ざり合うことが防止される。
排出口15の別形状を図5(a)〜(e)に示す。図5(a)の排出口15Aでは、テーパ管15aが分岐配管14Aに接着しテーパ管15aの開口の所定距離下側にバッフル15bがボルト15cによって固定されている。なお、排出口15A内には、分岐配管14Aが延設され、該分岐配管14Aの下端にフランジ14fが設けられ、該フランジ14fの外周縁がテーパ管15aの下端縁に連なっている。
図5(b)の排出口15Bは、図5(a)においてバッフル15aを省略された構成となっている。
図5(c)の排出口15Cは、図2の排出口15において、分岐配管14Aを若干排出口内に延長した構成となっている。
図5(d)の排出口15Dは、図5(c)の排出口15Cにおいて配管14Aをさらに下方に延長し、該配管14Aにスリットやパンチ孔15dを設けたものである。
図5(e)の排出口15Eは、図5(a)においてテーパ管15aの下端にさらに下部円筒管15dが接続され、下部円筒管15dにバッフル15bがボルト15cによって固定された構成となっている。図5(a),(e)の所定距離は5〜30mm、特に10〜20mmであることが好ましい。
排出口15がイオン交換樹脂を吸い込む面(図5(d),(e)は円筒の側面、図5(b)〜(d)は下端開口面)の面積を大きくしてLVを緩和することが好ましく、特に図5(a),(c),(d),(e)の形状が好ましい。
なお、拡径構造としてテーパ形状部材を備える例を説明したが、本発明においては、下向きラッパ形状でもよい。ただし、この場合はラッパ形状の上端と下端のそれぞれの傾斜角度が共に30〜60°であることが好ましい。
また図1は分岐配管14Aを備える構造を例示したが、塔径が小さい場合などでは樹脂移送配管14の上流端に直接排出口15が接続されてもよい。
[実施例1]
<実験条件>
図1に示すカチオン交換樹脂再生塔にアニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂の混合樹脂を導入した後、弁11a,12aを開けてLV10m/Hrで逆洗分離を行い、カチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂とを2層に分離した(図2(a))。逆洗LVは10m/Hrで一定とし、カチオン交換樹脂の量を調節して樹脂分離境界面との高低差を変えてつまり、排出口15の下端と樹脂分離境界面との距離を変えて試験を行った。逆洗水供給を継続し、樹脂移送用の弁14aを開けてから逆洗排水用の弁12aを閉じてアニオン交換樹脂(平均粒径0.6mm)の移送を行った(図2(b))。移送中の樹脂を採取し、アニオン交換樹脂中に含まれるカチオン交換樹脂(平均粒径0.5mm)の混入率を測定した。
次に、樹脂分離界面の高さが排出口15の下端から20mm下方になるよう逆洗LVを調節し、樹脂分離境界面近傍の樹脂の移送を行った(図2(c)〜(e))。移送を20分間行った後、逆洗を止めてカチオン交換樹脂に残留するアニオン交換樹脂量の計測、およびカチオン交換樹脂量の減少量を測定した。
カチオン交換樹脂再生塔のスペックは次の通りである。
直胴部の塔径:1,900mm
有効高さ:1,500mm
カチオン交換樹脂層高さ(静止状態):約500mm
アニオン交換樹脂層高さ(静止状態):約250mm
分岐配管本数:4本(放射4方向)
排出口下端直径D:150mm
排出口高さh:14mm
傾斜角度θ:40゜
[比較例1]
<実験条件>
図6に示すように、排出口15の代わりに、再生塔10’の側面の1箇所に内径85mmの排出ノズル15Nを設けた他は実施例1と同一構成の再生塔10’を使用した。逆洗水流入用の弁11aと逆洗水排水弁12aを開けてLV10m/Hrで逆洗分離を行い、カチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂とを2層に分離した。逆洗LVは10m/Hrで一定とし、カチオン交換樹脂の量を調節して樹脂分離境界面との高低差を変えてつまり横ノズル15Nの開口下端と樹脂分離界面との距離を変えて試験を行った。逆洗水供給を継続し、樹脂移送弁14aを開けてから逆洗水排水弁12aを閉じてアニオン交換樹脂の移送を行った。移送中の樹脂を採取し、アニオン交換樹脂中に含まれるカチオン交換樹脂混入率を測定した。
次に、樹脂分離境界面の高さが横ノズル15Nの下端から20mm下方になるように逆洗LVを調節して、樹脂分離境界面近傍の樹脂移送を行った。移送を20分間行った後、逆洗を止めてカチオン交換樹脂再生塔10’内に残留するアニオン交換樹脂量の計測、およびカチオン交換樹脂量の減少量を測定した。
[比較例2]
カチオン交換樹脂再生塔内に、前記排出口15の代りに、該排出口15と同レベルに、図7に示すコレクター20を設置した。
コレクター20は、中空のボス部21と、該ボス部21から放射8方向に延在する水平な管状体22とを有する。管状体22には、側面の上部に、樹脂流入口23が設けられている。流入口23の開口方向は、管状体22の管軸心と垂直な断面において、管軸心から見て45゜の方向である。主なスペックは次の通りである。
ボス部21の直径:210mm
管状体22の長さ:670mm
管状体22の内径:口径40A
樹脂流入口23の直径:10mm
その他の構成は実施例1の再生塔10と同一である。
逆洗水流入弁11aと逆洗水排水弁12aを開けてLV10m/Hrで逆洗分離を行い、カチオン交換樹脂とアニオン交換樹脂とを2層に分離した。逆洗LVは10m/Hrで一定とし、カチオン交換樹脂の量を調節して樹脂分離境界面との距離を変えて、つまりコレクター20と樹脂分離境界面との距離を変えて試験を行った。逆洗水供給を継続し、樹脂移送弁14aを開けてから逆洗水排出弁12aを閉じてアニオン交換樹脂の移送を行った。移送中の樹脂を採取し、アニオン交換樹脂中に含まれるカチオン交換樹脂混入率を測定した。
次に、樹脂分離境界面の位置がコレクターから20mm下方になるように逆洗LVを調節して、樹脂分離境界面近傍の樹脂移送を行った。移送を20分間行った後、逆洗を止めてカチオン交換樹脂に残留するアニオン交換樹脂量の計測、およびカチオン交換樹脂量の減少量を測定した。
<結果と考察>
(1) 図8に、アニオン交換樹脂移送において、各移送方式の排出口位置と樹脂分離境界面の距離を変えた場合のカチオン交換樹脂混入率の関係を示す。
図8の通り、実施例1では、排出口と樹脂分離境界面の高低差が近接しても排出樹脂中へのカチオン交換樹脂の混入率は低レベルを維持するが、比較例1,2ではカチオン交換樹脂の混入率が高く、排出口と樹脂分離境界面との高低差が小さいほどカチオン交換樹脂の混入率が高くなる。
(2) 表1に、混合樹脂移送において、各移送方式の排出樹脂の結果を示す。
Figure 2019181363
実施例1、比較例2は、アニオン交換樹脂残留量とカチオン交換樹脂減少量に大きな差異はなかった。一方、比較例1は、アニオン交換樹脂残留量およびカチオン交換樹脂減少量とも多かった。
以上の評価を総合すると、実施例1によると、簡便な構成によりアニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂を効率よく分離して移送できることが確認された。
10 カチオン交換樹脂再生塔
11a,12a,14a 弁
15、15A〜15E 排出口

Claims (5)

  1. 塔内の上下方向の途中にアニオン交換樹脂の排出口を有するカチオン交換樹脂再生塔において、該排出口は下方に向って拡径する拡径構造であることを特徴とするカチオン交換樹脂再生塔。
  2. 前記カチオン交換樹脂再生塔内にアニオン交換樹脂移送用配管が差し込まれており、該配管が放射方向に分岐しており、各分岐配管の先端側が下方に向って曲がっており、各分岐配管の下端にそれぞれ前記排出口が設けられていることを特徴とする請求項1のカチオン交換樹脂再生塔。
  3. 前記排出口の下端の直径Dが50〜200mmであり、拡径構造の拡径軸の鉛直軸との交差角度θが30゜〜60゜である請求項1又は2のカチオン交換樹脂再生塔。
  4. 各排出口の下端面が同一水平面上に位置する請求項1〜3のいずれかのカチオン交換樹脂再生塔。
  5. 前記排出口が3〜6個設置されている請求項1〜4のいずれのカチオン交換樹脂再生塔。
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