JP2019178972A - 作業機械の後退支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】放土時に適切な放土位置に停車できるように、運搬車両を誘導可能とする。【解決手段】第一距離計測装置201及び第二距離計測装置202を含み、第一距離計測装置201及び第二距離計測装置202は、第一距離計測装置201の第一スキャン面21及び第二距離計測装置202の第二スキャン面202を直交させ、車体水平面Hに対して第一スキャン面21が垂直、かつ車体水平面Hに対して第二スキャン面22が俯角を有して配置された計測装置200を備え、第一距離計測装置201で測定した第一距離及び第二距離計測装置202で測定した第二距離に基づき作業機械の進行方向に位置する車止め1002までの距離と車止め1002の形状とを検出し、作業機械が車止め1002に接触するまでの距離を算出する。【選択図】図5

Description

本発明は、鉱山用ダンプトラック等の作業機械の後退走行を支援する後退支援技術に関する。特に、放土時の後退支援技術に関する。
鉱山用ダンプトラック等の作業車両(運搬車両)の運転者が、停止位置を把握できるよう支援する技術がある。例えば、特許文献1には、「運搬車両の車体後端または後輪タイヤ後端を路面に投影した位置あるいは該投影した位置から後方へ所定距離離れた路面上の位置に、ベッセルの積荷を排土する排土作業時に基準となる排土作業時距離目安線あるいは排土作業時距離目安点を設定し、該排土作業時距離目安線あるいは排土作業時距離目安点を、表示部に表示される画像に、重ね合わせて表示する(要約抜粋)」運搬車両の後方視界表示システムが開示されている。
特許第5380735号公報
しかしながら、特許文献1に開示の運搬車両の後方視界表示システムでは、車両を放土位置まで後退させる際に目安とする排土作業時距離目安線を、オペレータが画像上で設定する。このため、運搬車両が後退中に、この目安線を必ずしも正確に設定できるとは限らない。特に、鉱山のように走行路面や車止めの形状が頻繁に変化する環境では、排土作業時距離目安線を正確に設定することが難しく、その結果、適切な位置に誘導することが難しい。
本発明は、上記の状況に鑑みてなされたものであり、放土時に適切な放土位置に停車できるように、運搬車両を誘導可能な技術を提供することを目的とする。
本発明は、作業機械の後退走行を支援する作業機械の後退支援装置であって、レーザを照射し、被検出体で反射された反射光を受光して前記被検出体までの距離を測定する第一距離計測装置及び第二距離計測装置を含み、前記第一距離計測装置及び前記第二距離計測装置は、前記第一距離計測装置のレーザ照射面からなる第一スキャン面及び前記第二距離計測装置のレーザ照射面からなる第二スキャン面を直交させ、前記作業機械の車体の前後軸及び左右軸を含む車体水平面に対して前記第一スキャン面が垂直、かつ前記車体水平面に対して前記第二スキャン面が俯角を有して前記作業機械に配置された計測装置を備え、前記第一距離計測装置で測定した第一距離及び前記第二距離計測装置で測定した第二距離に基づき前記作業機械の進行方向に位置する車止めまでの距離と前記車止めの形状とを検出し、前記作業機械が前記車止めに接触するまでの距離を算出することを特徴とする作業機械の後退支援装置ことを特徴とする。
本発明によれば、放土時に適切な放土位置に停車できるように、運搬車両を誘導できる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施形態に係るダンプトラックの放土時の周辺環境を示す説明図。 本発明の実施形態に係るダンプトラックの左側面図。 本発明の実施形態に係るダンプトラックの後方斜視図。 本発明の実施形態に係る後退支援装置の機能構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る接触距離算出装置の機能構成を示すブロック図。 本発明の実施形態の映像表示装置に表示される映像例を示す図。 本発明の実施形態の映像表示装置に表示される他の映像例を示す図。 (a)は、本発明の実施形態に係る車止め検出処理を説明するための模式図、(b)は、本発明の実施形態に係る第一距離計測装置の計測結果をプロットした模式図(ダンプトラック左側面視)。 本発明の実施形態に係る車止め位置推定処理のフローチャート。 (a)は、本発明の実施形態に係る車止め幅方向形状検出処理のフローチャート、(b)は、本発明の実施形態に係る車止め幅方向形状検出処理におけるマッピングの説明図(ダンプトラックの上面視)。 本発明の実施形態に係る接触距離決定処理のフローチャート。 本発明の実施形態に係るダンプトラックにピッチ振動が発生している場合の車止め検出処理を説明するための模式図(ダンプトラックの左側面視)。 (a)は、本発明の実施形態に係る路面が平面である場合を示す図、(b)は、路面が第一距離計測装置の鉛直方向真下の地面を中心として、傾斜角θ分回転した状態を示す図。 (a)は、本発明の実施形態に係る2本実施形態以上の直線近似の場合における傾斜角θを示す図、(b)は、本発明の実施形態に係る2本以上の曲線近似の場合における傾斜角θを示す図。 本発明の実施形態に係るダンプトラックが傾斜を持つ走行路面上を走行している場合の後方検出処理を説明するための模式図(ダンプトラックの左側面視)。 本発明の実施形態に係るダンプトラックが傾斜に変化がある走行路面を走行している場合の後方検出処理を説明するための模式図(ダンプトラックの左側面視)。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一または関連する符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1から図3を参照してダンプトラックの概略構成について説明する。図1は、本実施形態に係るダンプトラック1の放土時の周辺環境を示す説明図である。図2は、ダンプトラック1の左側面図である。図3は、ダンプトラック1の後方斜視図である。
図1に示すように、ダンプトラック1は崖下にある放土場1003に放土する際、崖際に配置された車止め(Bund)1002に向かって走行路面1001上を後退走行する。ダンプトラック1は、車体フレーム2(図2参照)の前下部に右前輪3r及び左前輪3l(図2参照)を備え、後下部に右後輪4r及び左後輪4lを備える。更に車体フレーム2の後部にはリアアスクル7が備えられる。一方、車体フレーム2の前上部には運転席5(図2参照)が備えられ、後ろ上部にはベッセル6が備えられる。
更にダンプトラック1は、ダンプトラック1の後退走行を支援する後退支援装置100を備える。後退支援装置100は、ダンプトラック1の後方を撮影する撮影装置(カメラ)102と、車止めまでの距離(接触距離)を算出する接触距離算出装置101と、表示映像生成装置103(図4参照)と、映像表示装置(モニタ)104(図4参照)と、放土場所進入判定装置105(図4参照)と、放土場所進入報知装置(ブザー、ランプ)106(図4参照)と、を含む。
映像表示装置104及び放土場所進入報知装置106は、運転席5に配置される。
接触距離算出装置101は、ダンプトラック1の後方を走査して車止め形状を蓄積するとともに、ダンプトラック1が車止めに接触するまでの距離(接触距離)を算出する。接触距離算出装置101は、複数のレーザスキャナを含む計測装置(スキャナ)200と、ダンプトラック1の自己位置を検出する自己位置推定装置300と、計測装置200からのセンサ出力及び自己位置推定装置300からの自己位置を基に車止めを検出する車止め検出装置10と、検出した車止めにダンプトラック1を誘導する情報を算出する車止め誘導装置60(図5参照)とを含む。
以下の説明において、後退支援装置100が動作を始めた時のダンプトラック1の位置を原点とし、後退支援装置100が動作を始めた瞬間の進行方向をy軸とし、ダンプトラック1の車体高さ軸をz軸とし、y軸及びz軸の2軸に直交する軸をx軸とする直交座標系400を用いる。
計測装置200は、第一距離計測装置201及び第二距離計測装置202を含んで構成される。計測装置200は、ダンプトラック1の車体後方、より詳しくはリアアスクル7より上かつベッセル6より下で、左後輪4l及び右後輪4rの間に設置される。第一距離計測装置201及び第二距離計測装置202は、同じ高さに配置される必要はなく、また左右対称でなくてもよい。
第一距離計測装置201及び第二距離計測装置202は、例えばレーザ光を扇状に照射し、被検出体からの反射光を受光して被検出体までの距離と方向を検出するレーザスキャナ(レーザレーダ)である。第一距離計測装置201及び第二距離計測装置202は、第二距離計測装置202のレーザ照射面(以下「第二スキャン面」という)22と第一距離計測装置201のレーザ照射面(以下「第一スキャン面」という)21とが直交するよう配置される。なおここでいう直交は、厳密に第一スキャン面21及び第二スキャン面22の法線ベクトルが垂直となる場合に限定されず、第一距離計測装置201が検出した被検出体と同じ被検出体の幅方向の形状が検出できる向きに第二スキャン面22が向くように、第一距離計測装置201及び第二距離計測装置202が配置されている場合も含む。
より詳しくは、本実施形態では、第一スキャン面21が車体フレーム2の前後軸及び左右軸を含む車体水平面Hに対して少なくとも垂直下向きから車体後方に向かって車体水平面Hと平行な方向までを覆うように第一距離計測装置201がダンプトラック1に設置される。
第二距離計測装置202は、走行路面1001が平坦である時に、第二スキャン面22と走行路面1001とが交差する位置P1と、左後輪4l及び右後輪4rの最後端を走行路面1001に投影した位置P2との距離D1が、ダンプトラック1の最大後退速度の制動距離以上となるよう、車体水平面Hに対して設置俯角α(図2)を持つようにダンプトラック1に設置される。このように設置することにより、最大後退速度で後退しても車止めに接触することなく制動が可能である。
また第二距離計測装置202は、第二距離計測装置202の検出距離と第二距離計測装置202の車体水平面Hに対する設置俯角αと、第二スキャン面22に対するダンプトラック1の遮蔽によって決まる、走行路面1001と第二スキャン面22との交線の長さD2(図3参照)がダンプトラック1の車輪幅(外幅)よりも長くなるような位置に設置される。このように設置することにより、ダンプトラック1の車輪が通過する領域を前もってスキャンすることが可能である。
なお第一距離計測装置201及び第二距離計測装置202は1つずつ備える構成に限定されず、各計測装置が複数のレーザスキャナを用いて構成されてもよい。また第一距離計測装置201に対して第一スキャン面21は一つに限定されず複数あってもよい。同様に第二距離計測装置202に対して第二スキャン面22は一つに限定されず複数あってもよい。
撮影装置102は、例えばダンプトラック1の後方の映像を取得するカメラである。撮影装置102は、ダンプトラック1の車体後方、より詳しくは計測装置200より上かつベッセル6より下で、左後輪4l及び右後輪4rの間に、ダンプトラック1の後方の、第一スキャン面21及び第二スキャン面22を視野範囲に含んで設置される。
ダンプトラック1の車両座標系における視野範囲の各位置と画素位置とは予め対応づけて表示映像生成装置103がアクセス可能なROM等のメモリに記憶される。ダンプトラック1の車両座標系は、ダンプトラック1の重心を原点とし、車体水平面上の車体前後軸方向をy軸、左右軸方向をx軸、車体水平面に直交する方向をz軸方向とする座標系である。
図4は後退支援装置100の、図5は接触距離算出装置101の、其々機能構成を示すブロック図である。
自己位置推定装置300は、ダンプトラック1が備える車輪速計測装置(車輪速センサ)301及び操舵角計測装置(ヨーレートセンサ、旋回角速度センサ)302の其々に接続され、車輪速計測装置301から車輪回転速度を取得し、操舵角計測装置302からダンプトラック1の旋回角速度の計測結果を取得する。そして自己位置推定装置300は、例えばデットレコニング処理を実行することにより、ダンプトラック1の速度、角速度、及び既述の直交座標系400(図1参照)の原点からの位置及び姿勢を算出する。
なお、車体速度を計測する目的で、車輪速計測装置301に代わりIMU(慣性計測装置)を、旋回角速度を推定する目的で操舵角計測装置302として、ヨーレートセンサに代わり操舵角センサを用いてもよい。また、直交座標系400の原点からの位置、姿勢を計測する目的で、自己位置推定装置300に代わり、GPS(全地球測位システム)と地磁気センサを用いてもよい。
車止め検出装置10は、車止め位置を推定する第一車止め検出装置40及び車止めの幅方向の形状を推定する第二車止め検出装置50を含む。また車止め誘導装置60は、車止め誘導判断装置61及び車体形状記憶装置62を含む。
第一車止め検出装置40は、路面推定装置41及び車止め推定装置42を含む。既述の第一距離計測装置201の出力は、路面推定装置41及び車止め推定装置42の其々の入力に接続される。路面推定装置41の出力は、車止め推定装置42及び後述するピッチ振動補正装置51の入力に接続される。車止め推定装置42の入力には、第一距離計測装置201の出力が更に接続される。
第一距離計測装置201が出力する第一距離情報R1i(i:第一距離計測装置201におけるレーザ照射角度φを示し、例えば−45≦i≦225、後述する第二距離情報R2iも同様)には、測定点及び測定点までの距離が含まれる。
路面推定装置41は、第一距離情報R1iの内、路面と推定される測定点及び距離を示す距離情報を抽出し、路面線を演算する。そして車体フレーム2の前後軸及び左右軸を含む車体水平面Hに対する路面線の傾斜角θ(図12参照)を演算し、車体水平面Hに対する路面の傾きを算出する。傾斜角θをピッチ角θともいう。
車止め推定装置42は、第一距離計測装置201が計測した第一距離情報R1iの内、車止めと推定されるものの距離情報を抽出し、路面及び車止めの交点と、路面に対する車止めの傾斜を算出する。
第二車止め検出装置50は、ピッチ振動補正装置51、車止め形状推定装置52、及び車止め形状記憶装置53を含む。ピッチ振動補正装置51の入力は、第二距離計測装置202及び路面推定装置41の其々の出力に接続される。ピッチ振動補正装置51の出力は車止め形状推定装置52の入力に接続される。車止め形状推定装置52の入力は、更に自己位置推定装置300の出力に接続される。車止め形状記憶装置53は、車止め形状推定装置52及び後述する車止め誘導判断装置61に接続される。
ピッチ振動補正装置51は、路面推定装置41が推定した車体水平面Hに対する路面の傾斜角θに基づいて、第二距離計測装置202が計測した第二距離情報R2iから、ピッチ振動による影響を取り除くための補正処理を実行する。
車止め形状推定装置52は、ピッチ振動補正装置51が補正した第二距離情報R2iと自己位置推定装置300が推定したダンプトラック1の位置及び姿勢に基づいて、一般的なSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)等のマッピング方法によって、ダンプトラック1の進行方向の地形を車止め1002の車幅方向の形状として演算する。
車止め形状記憶装置53は、車止め形状推定装置52が演算した車止め1002の車幅方向の形状を示す幅方向形状情報を蓄積する。車止め形状推定装置52はより高度に幅方向形状情報を算出するために、車止め形状記憶装置53が蓄積した車止め形状情報を参照してもよい。蓄積された車止め形状情報は表示映像生成装置103も参照する。
車止め誘導装置60は、車止め誘導判断装置61及び車体形状記憶装置62を含む。車止め誘導判断装置61の入力は、車止め推定装置42及び自己位置推定装置300の其々の出力に接続されると共に、車止め形状記憶装置53及び車体形状記憶装置62の其々にも接続される。車止め誘導判断装置61は、車止め形状記憶装置53及び車体形状記憶装置62に記憶された情報を必要に応じて読み出す。
車止め誘導判断装置61は、車止め推定装置42が推定した車止めまでの距離及び車止めの傾斜と、車止め形状記憶装置53が記憶する車止めの幅方向形状と、自己位置推定装置300を介して取得する操舵角計測装置302が計測する旋回角速度と、車体形状記憶装置62が記憶する車体形状(車幅方向の大きさを含む)に基づいて、誘導の判断に必要な接触距離を算出する。車止め誘導判断装置61は、算出した接触距離を、放土場所進入判定装置105に出力する。
表示映像生成装置103は、撮影装置102が取得した映像に、車止め形状記憶装置53に蓄積された車止め形状を重畳し、表示映像を生成する。表示映像生成装置103の入力は、撮影装置102および接触距離算出装置101の其々の出力に接続され、表示映像生成装置103の出力は、映像表示装置104の入力に接続される。表示映像生成装置103は、表示映像上で車止め形状を識別可能な態様で重畳する。直交座標系400の値で表される車止め形状は、自己位置推定装置300が算出するダンプトラック1の自己位置及び姿勢を用い、画素位置に変換される。
映像表示装置104は、表示映像生成装置103が生成した表示映像を表示する。映像表示装置104に表示される映像例410を図6に示す。ベッセル6、左後輪4l、右後輪4rを含むダンプトラック1の後方の映像に、車止め形状1002bが識別可能な態様で表示される。
なお、撮影装置102によりダンプトラック1の周囲の映像を取得可能な場合は、表示映像生成装置103は、撮影装置102が取得した映像から俯瞰画像を生成し、生成した俯瞰画像に車止め形状を重畳して表示画像を生成してもよい。この場合の表示画像例420を図Xに示す。中心にダンプトラック1を表すアイコン画像1aが表示される。取得した映像を俯瞰画像に変換する際に用いる変換テーブル、アイコン画像1aは、後退支援装置100が備えるROM等の記憶装置に予め保持される。
放土場所進入判定装置105は、車止め誘導判断装置61が算出した接触距離と車止めからの距離で予め定められた放土場所とから、ダンプトラック1が放土場所に進入したか否かを判定し、進入したと判定した場合、放土場所進入報知装置106に報知信号を出力する。放土場所進入判定装置105の入力は、接触距離算出装置101の出力に接続される。放土場所進入判定装置105の出力は、放土場所進入報知装置106の入力に接続される。
放土場所進入報知装置106は、例えばブザー、ランプを含む。放土場所進入報知装置106は、放土場所進入判定装置105から報知信号を受信するとブザーから音を出力したり、ランプを点灯させたりする報知出力を行う。
車止め検出装置10と車止め誘導装置60と自己位置推定装置300と表示映像生成装置103と放土場所進入判定装置105とは、中央演算装置、記憶装置、入出力回路、及び通信回路を含むマイコン装置に実装され、ハードウェアと各装置の機能を実現するソフトウェアとの組み合わせにより構成してもよいし、各装置を演算回路により構成してもよい。
次に図8(a)及び図8(b)を参照して計測装置200を用いてダンプトラック1の後方にある車止めを検出する処理について説明する。図8(a)は車止め検出装置10による車止め検出処理を説明するための模式図である。図8(b)は第一距離計測装置201の計測結果をプロットした模式図である。
図8(a)の点線1011は、第一車止め検出装置40が計測した被検出体(路面、車止めの両方を含む)までの距離を表す。また図8(a)の黒点1012は、第一距離計測装置201が計測した測定点を示す。図8(b)の黒点1013は、直交座標上での第一距離計測装置201が第一距離情報R1iを出力した位置を示す。
ダンプトラック1が車止め1002にむかって後退を始めると、計測装置200であるスキャナが回転しながら−45°〜−225°にレーザを照射してダンプトラック1の後輪最後端から車止め1002の傾斜面1002aまでに沿って並ぶ各点までの距離を算出し、第一距離情報R1iとして出力する。ダンプトラック1が車止め1002に接近するにつれて、第一スキャン面21と走行路面1001上との交線は短くなる。
図8(b)に示すように第一距離情報R1iを横軸が水平方向位置、縦軸が垂直方向高さを示す座標系にプロットすると、水平方向にほぼ平行な直線1021と、垂直方向高さが変化する直線1022とが得られる。この二直線の交点1023が第一距離情報R1iの変曲点であり、路面(troad)と車止め(tberm)とが接する点と推定できる。
また図8(a)ではダンプトラック1が車止め1002に十分接近しているので、第二スキャン面22は、走行路面1001ではなく傾斜面1002a上の幅方向に並ぶ各点までの距離を算出して第二距離情報R2iとして出力する。以後、ダンプトラック1が車止め1002に更に接近するにつれて、第二スキャン面22は傾斜面1002aの上端に向かって移動する。
次に図9を参照して第一車止め検出装置40の動作について説明する。図9は車止め位置推定処理を示すフローチャートである。
路面推定装置41は、第一距離計測装置201が計測した第一距離情報R1iのうち、路面と推定される第一距離情報を抽出する(S101)。具体的には、前回の計測で路面推定装置41が推定した路面線troad_oldとの距離が第一閾値K1以下である第一距離情報R1iを抽出する。
路面推定装置41は、路面として抽出した第一距離情報R1iの個数nを、予め定めた閾値(路面閾値Kn)と比較する。抽出した距離情報の個数nが路面閾値Kn未満である場合(S102/NO)、路面線troadを初期値ini_troadに設定し(S108)、後述するS104へ進む。
抽出した第一距離情報R1iの個数nが路面閾値Kn以上の場合(S102/YES)、路面推定装置41は、抽出された距離情報から路面線troadを算出する(S103)。ここでは、抽出された第一距離情報R1iを線形回帰によって近似することにより、路面線troadを算出する。線形回帰処理として、例えば、1次の最小二乗法により直線近似してもよいし、二本以上の直線近似、また曲線近似を用いてもよい。後述する車止め線の算出における線形回帰も同様である。路面推定装置41は、算出した路面線troadを車止め推定装置42に出力する。
車止め推定装置42は、第一距離計測装置201が計測した第一距離情報R1iから、車止めと推定される第一距離情報R1iを抽出する(S104)。ここでは、第一距離計測装置201が計測した第一距離情報R1iのうち、路面線troadからの距離が第二閾値K2以上であり、かつ、前回の計測で車止め推定装置42が推定した車止め線tberm_oldとの距離が第三閾値K3以下である第一距離情報R1iを抽出する。
車止め推定装置42は、車止めとして抽出した第一距離情報R1iの数mと、予め定めた閾値(車止め閾値Km)と比較する。そして、車止めとして抽出した第一距離情報R1iの数mが車止め閾値Km未満である場合(S105/No)、処理を終了する。
一方、車止め推定装置42は、抽出した第一距離情報R1iの数mが車止め閾値Km以上である場合(S105/YES)、抽出された第一距離情報R1iを線形回帰によって近似した車止め線tbermを算出する(S106)。
そして車止め推定装置42は、路面線troad及び車止め線tbermの交点から車止めまでの距離Lb1を求めると共に、troad及びtbermの傾きから車止め傾斜角度Abを算出する(S107)。
次に図10(a)及び図10(b)を参照して、第二車止め検出装置50の動作について説明する。図10(a)は、第二車止め検出装置50による、車止め幅方向形状検出処理を示すフローチャートである。図10(b)は、車止め幅方向形状検出処理におけるマッピングを説明するための模式図である。
ピッチ振動補正装置51は、第二距離計測装置202の設置俯角α(図2参照)と、路面推定装置41が推定した路面に対する車体水平面Hの傾斜角θ(図12参照)とを次式(1)〜(3)に適用し、第二距離情報R2iに対してピッチ振動を補正しつつ3次元変換を行う(S201)。
xi=R2i×cos(φ) ・・・(1)
yi=R2i×sin(φ)×cos(α+θ) ・・・(2)
zi=R2i×sin(φ)×sin(α+θ) ・・・(3)
次に車止め形状推定装置52は、自己位置推定装置300が推定した自己位置に基づいて、ピッチ振動補正装置51が補正した第二距離情報R2iのマッピングを行う(S202)。そして車止め形状推定装置52は、車止め形状記憶装置53にマッピングした補正後の第二距離情報R2iからなる幅方向形状情報を書込み、マッピングした距離情報を蓄積する(S203)。
図10(b)において点群R2_cは現在の距離情報を示し、点群R2_pre1、点群R2_pre2は過去の幅方向形状情報を示す。なお、点群R2_pre1よりも、点群R2_pre2の方が更に前の幅方向形状情報である。
次に図11を参照して車止め誘導装置60の動作について説明する。図11は、車止め誘導装置60による接触距離決定処理のフローチャートである。
車止め誘導判断装置61は、車止め推定装置42が算出した車止めまでの距離Lb1及び車止め傾斜角度Abを、それぞれ予め定めた第四閾値K4および第五閾値K5と比較する。
距離Lb1が第四閾値K4以下であり、かつ、車止め傾斜角度Abが第五閾値K5以上である場合(S301/Yes)、車止め誘導判断装置61は、予測される進行経路pを推定する(S302)。進行経路pは、操舵角計測装置302が計測し、自己位置推定装置300を介して取得した旋回角速度(ステアリング角)sに基づいて推定される。
次に車止め誘導判断装置61は、進行経路pと、第二車止め検出装置50が車止め形状記憶装置53に蓄積した幅方向形状情報Gと、車体形状記憶装置62が記憶する車体形状Dとにより、車止め1002までの距離Lb2を算出する(S303)。
算出した距離Lb2が第六閾値K6以下の場合(S304/Yes)、距離Lb2を接触距離Lcとする(S305)。
算出した距離Lbが第六閾値K6より大きい場合(S304/No)、距離Lb1を接触距離Lcとする(S306)。
距離Lb1が第四閾値K4より大きいか、または、車止め傾斜角度Abが第五閾値K5未満である場合(S301/No)、第四閾値K4を接触距離Lcとする。
次にピッチ振動が発生している場合の車止め検出装置10による車止め検出について説明する。図12は、ダンプトラック1にピッチ振動が発生している場合の車止め検出処理を説明するための模式図である。図13(a)及び図13(b)は図12の状態において第一距離計測装置201が行った計測結果を示す図である。
図13(a)は路面が平面である場合を示す図である。第一距離計測装置201の鉛直方向真下の地面を中心として、路面が傾斜角θ=0、即ち路面が水平な場合を示す。第一距離計測装置201からの生データは、距離Lとレーザ照射角度φの極座標とであり、これを直交座標(x、y)に座標変換する。そして点群のうち、路面と推定されるものを抽出し、線形解析(最小二乗法)による直線近似を行い路面直線y=ax+bを算出する。このとき、傾斜角θはatan(a)となる。
路面が理想的な平面な場合、路面直線はy=bであり、傾斜角θ=0となる。
図13(b)は、路面が第一距離計測装置201の鉛直方向真下の地面を中心として、傾斜角θ分回転した状態を示す。また、第二距離計測装置202が計測する場所は、ピッチ振動がない場合を基準として第二距離計測装置202を中心としてθ回転した場所となる。
傾斜角θが発生しているとき、レーザ照射角度φは変わらないが距離Lは短く(または長く)なる。第一距離計測装置201からの生データの距離Lとレーザ照射角度φの極座標とを直交座標(x、y)に変換すると、図13(b)のように直交座標上にプロットされるxy座標に変換される。図13(a)と同様に直線近似を行い、路面直線y=ax+bを算出することで、傾斜角θを算出することができる。
図14(a)は、2本以上の直線近似の場合における傾斜角θを示す図である。2本以上の直線が求まった場合には、最初の直線、即ち、ダンプトラック1に近い側の直線の傾きaが傾斜角θとなる。
図14(b)は、2本以上曲線近似の場合における傾斜角θを示す図である。2本以上の曲線が求まった場合には、水平方向位置が0付近、すなわちダンプトラック1に近い位置での曲線の微分値の傾きが傾斜角θとなる。
図14(a)、図14(b)のいずれの場合でも、直線近似、曲線近似のいずれも、近似路面線の水平方向位置が0付近(ダンプトラック1付近)における、水平方向位置軸と路面との傾きをθとしていることが共通している。
路面推定装置41は、前回推定した路面線troad_oldを用いて路面を計測した第一距離情報R1iの抽出を行い路面を推定するので、ピッチ振動が発生している状況でもピッチ振動の影響を緩和して路面の傾きを推定することができる。また、車止め推定装置42も前回推定した車止め線tberm_oldを用いて車止めを計測した第一距離情報R1iの抽出を行い、車止めを推定することで、ピッチ振動が発生している状況でもピッチ振動の影響を緩和して車止めの位置及び傾斜を推定することができる。
ピッチ振動補正装置51は、式(1)〜式(3)の通り路面推定装置41が算出した車体水平面Hと路面の傾斜角θを用いて補正を行っているので、第二距離計測装置202のピッチ振動による俯角ずれを補正することができる。
次に図15を参照して走行路面1001Aに傾きがある場合の車止め検出装置10の動作について説明する。図15はダンプトラック1が傾斜を持つ走行路面1001A上を走行している場合の後方検出処理を説明するための模式図である。
図15において、ダンプトラック1にピッチ振動がない場合、第一距離計測装置201及び第二距離計測装置202が計測する距離情報は、図8(b)で示した傾きのない走行路面1001上で計測したものと同じになる。従って、傾斜を持つ走行路面1001Aを走行していても正確に車止め1002までの距離と車止め角度、及び車止め形状を推定することができる。
ピッチ振動を傾斜センサ等によって計測する場合、傾斜センサは重力によって傾きを判定するため、図15で示したような傾斜を持つ走行路面1001A上を走行する場合は、ピッチ振動がない場合でもピッチ振動があると判定されてしまい、正確なピッチ振動補正が行えない。
一方で、ピッチ振動補正装置51はダンプトラック1の車体水平面Hと走行路面1001Aとの相対的な傾斜角θを利用するため、路面の傾きによらずピッチ振動を補正することができる。従って、傾斜が変化する走行路面上を走行している場合は、ピッチ振動補正装置51はピッチ振動だけでなく、路面の傾きの変化を補正することができる。
次に図16を参照して走行路面1001Bの傾斜に変化がある場合の車止め検出装置10の動作について説明する。図16はダンプトラック1が傾斜に変化のある走行路面1001B上を走行している場合の後方検出処理を説明するための模式図である。
図16では、走行路面1001Bの傾きが途中から変化しているが、第一距離計測装置201は、進行方向の距離を計測しているため、現在のダンプトラック1と走行路面1001Bの相対的な傾きではなく、今後走行する走行路面とダンプトラック1との相対的な傾きを計測している。
従って、傾斜の変化する走行路面1001B上を走行している場合は、ピッチ振動補正装置51は、ピッチ振動だけでなく、路面の傾きの変化を補正することができる。
以上説明したように、第一距離計測装置201及び第二距離計測装置202のスキャン面を交差させてダンプトラック1に設置することで、ダンプトラック1にピッチ振動が発生しているときや走行路面に傾斜がある場合でもピッチ振動による影響を緩和して車止めまでの距離と車止めの形状、向き(車止めの傾斜角や幅方向の形状)を精度よく計測することができる。本実施形態によれば、精度よく計測した車止めまでの距離と車止めの形状、向きとを用いてダンプトラック1を車止めまでの誘導できる。これにより、放土時に適切な放土位置に停車できるように誘導することができる。
上記実施形態は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲での変更態様は本発明に含まれる。例えば作業機械はダンプトラックに限らず、ドーザー、ホイールローダ、油圧ショベルでもよく、これらの作業機械の後方にスキャナを取り付けて後方障害物の形状検出を行ってもよい。また、後方障害物に限らず、スキャナを作業機械の前、左、右に設置し、前方障害物、左障害物、右障害物の形状検出を行ってもよい。
また、表示映像生成装置103および放土場所進入判定装置105は、接触距離算出装置101の出力先の一例に過ぎず、他の装置、例えば、ダンプトラック1が自律走行をする所謂無人ダンプトラックである場合には、自律走行を制御する自律走行制御装置に出力して、ダンプトラック1から車止めまでの距離や車止めに対するダンプトラック1の車体の向き(車体水平面の向き、車体前後軸、また車体左右軸の向きでもよい)等、停車に必要な演算を自律走行制御装置が実行するように構成されてもよい。この場合、撮影装置102、表示映像生成装置103、映像表示装置104、放土場所進入判定装置105、放土場所進入報知装置106は備えなくてもよい。
更に、ダンプトラック1に接触判定装置を備え、この接触判定装置を接触距離算出装置101の出力先としてもちいてもよい。そして、接触判定装置が車止めとの接触判定を行い、車止めとの接触(干渉)を回避するための制御を行ってもよい。
1:ダンプトラック、1a:アイコン画像、2:車体フレーム、3l:左前輪、3r:右前輪、4l:左後輪、4r:右後輪、5:運転席、6:ベッセル、7:リアアスクル、
100:後退支援装置、101:接触距離算出装置、102撮影装置、103:表示映像生成装置、104:映像表示装置、105:放土場所進入判定装置、106:放土場所進入報知装置、
10:車止め検出装置、40:第一車止め検出装置、41:路面推定装置、42:車止め推定装置、50:第二車止め検出装置、51:ピッチ振動補正装置、52:車止め形状推定装置、53:車止め形状記憶装置、60:車止め誘導装置、61:車止め誘導判断装置、62:車体形状記憶装置、
200:計測装置、201:第一距離計測装置、202:第二距離計測装置、21:第一スキャン面、22:第二スキャン面、
300:自己位置推定装置、301:車輪速計測装置、302:操舵角計測装置、400:直交座標系、
1001:走行路面、1001A:走行路面、1001B:走行路面、1002:車止め、1002a:傾斜面、1002b:車止め形状、1003:放土場、1011:点線、1012:黒点、1013:黒点、1023:交点

Claims (8)

  1. 作業機械の後退走行を支援する作業機械の後退支援装置であって、
    レーザを照射し、被検出体で反射された反射光を受光して前記被検出体までの距離を測定する第一距離計測装置及び第二距離計測装置を含み、前記第一距離計測装置及び前記第二距離計測装置は、前記第一距離計測装置のレーザ照射面からなる第一スキャン面及び前記第二距離計測装置のレーザ照射面からなる第二スキャン面を直交させ、前記作業機械の車体の前後軸及び左右軸を含む車体水平面に対して前記第一スキャン面が垂直、かつ前記車体水平面に対して前記第二スキャン面が俯角を有して前記作業機械に配置された計測装置を備え、
    前記第一距離計測装置で測定した第一距離及び前記第二距離計測装置で測定した第二距離に基づき前記作業機械の進行方向に位置する車止めまでの距離と前記車止めの形状とを検出し、前記作業機械が前記車止めに接触するまでの距離を算出することを特徴とする作業機械の後退支援装置。
  2. 請求項1に記載の作業機械の後退支援装置であって、
    前記作業機械が動作を始めた時からの位置及び姿勢を自己位置として算出する自己位置推定装置と、
    前記第一距離を基に前記車体水平面に対する前記作業機械が走行する走行路面の傾きを算出する路面推定装置と、
    前記路面推定装置が算出した前記走行路面の傾きに基づいてピッチ振動を補正後の前記第二距離と、前記自己位置推定装置が算出した前記自己位置とに基づいて、前記作業機械の進行方向の地形を前記車止めの形状として推定する車止め形状推定装置と、
    前記車止め形状推定装置が推定した前記車止めの形状を蓄積する車止め形状記憶装置と、
    前記車止め形状記憶装置に蓄積された前記車止めの形状に基づいて、前記作業機械が前記車止めに接触するまでの距離を算出する車止め誘導装置と、をさらに備えることを特徴とする作業機械の後退支援装置。
  3. 請求項2に記載の作業機械の後退支援装置であって、
    前記第一距離と、前記路面推定装置が推定した前記走行路面の傾きとに基づいて、前記走行路面と前記車止めとの交点及び前記車止めの角度を推定する車止め推定装置をさらに備えることを特徴とする作業機械の後退支援装置。
  4. 請求項1に記載の作業機械の後退支援装置であって、
    前記第一距離計測装置及び前記第二距離計測装置は、それぞれ、照射面が1つまたは複数のレーザレーダであることを特徴とする作業機械の後退支援装置。
  5. 請求項1に記載の作業機械の後退支援装置であって、
    前記第二距離計測装置の俯角は、前記作業機械が走行する走行路面と前記第二スキャン面とが交わる交線と、前記作業機械の後輪の最後端を前記走行路面に投影した点との距離が、前記作業機械の最大後退速度の制動距離以上になるよう設定されることを特徴とする作業機械の後退支援装置。
  6. 請求項1に記載の作業機械の後退支援装置であって、
    前記第二距離計測装置は、前記第二スキャン面と前記作業機械が走行する走行路面との交線の長さが前記作業機械の車輪幅以上となるよう設置されることを特徴とする作業機械の後退支援装置。
  7. 請求項1に記載の作業機械の後退支援装置であって、
    前記作業機械の後方を撮影とする撮影装置と、
    前記撮影装置が取得した映像から表示映像を生成する表示映像生成装置と、
    生成された前記表示映像を表示する映像表示装置と、をさらに備え、
    前記表示映像生成装置は、前記撮影装置が取得した映像に検出された前記車止めの形状を識別可能な態様で重畳して前記表示映像を生成することを特徴とする作業機械の後退支援装置。
  8. 請求項1に記載の作業機械の後退支援装置であって、
    前記作業機械が放土場所に進入した場合、報知信号を出力する放土場所進入判定装置と、
    前記報知信号を受信すると報知出力を行う放土場所進入報知装置と、をさらに備えることを特徴とする作業機械の後退支援装置。
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