JP2019177574A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿(画像)に応じて適切な原稿モードを決定し、当該原稿モードに基づいて画像処理を施すことができる画像形成装置等を提供すること。【解決手段】印刷データを受信して画像を形成する画像形成装置であって、印刷データを解析し描画コマンドを展開する解析部と、描画コマンドに基づいて、属性ビットマップを生成する生成部と、属性ビットマップに含まれるタグ情報及び色情報を含むオブジェクトの種類から原稿モードを決定する決定部と、画像に、前記原稿モードに応じた画像処理を実行する画像処理部と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、印刷データを受信して画像を形成する画像形成装置等に関する。
画像形成装置において、画像を形成する場合に、利用者がその都度選択しなくとも、適切な原稿(画像)への処理モードが選択される自動モードが一般的に利用されている。
自動モードの場合は、例えば、画像データの圧縮フォーマットを変更することで、画質を変更する発明や、出力する原稿用紙の種類を判定し、適切な処理モードが選択される発明が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−14270号公報
例えば、受信した画像データの圧縮データフォーマットが、MMR(Modified Modified Read)又はJBIG(Joint Bi-level Imaging Group)の場合にはテキスト用の画像処理を行う属性情報を生成したり、JPEGの場合には写真用の画像処理を行う属性情報を生成したりするが、これだけでは原稿全体の性質を示しているとは言えなかった。したがって、原稿に適切な画像処理が行われないといった問題点があった。
上述した課題に鑑み、本発明の目的は、原稿(画像)に応じて適切な原稿モードを決定し、当該原稿モードに基づいて画像処理を施すことができる画像形成装置等を提供することである。
本発明の画像形成装置は、
印刷データを受信して画像を形成する画像形成装置であって、
前記印刷データを解析し描画コマンドを展開する解析部と、
前記描画コマンドに基づいて、属性ビットマップを生成する生成部と、
前記属性ビットマップに含まれるタグ情報及び色情報を含むオブジェクトの種類から原稿モードを決定する決定部と、
前記画像に、前記原稿モードに応じた画像処理を実行する画像処理部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、
印刷データを受信して画像を形成する画像形成装置における画像形成方法であって、
前記印刷データを解析し描画コマンドを展開する解析ステップと、
前記描画コマンドに基づいて、属性ビットマップを生成する生成ステップと、
前記属性ビットマップに含まれるタグ情報及び色情報を含むオブジェクトの種類から原稿モードを決定する決定ステップと、
前記画像に、前記原稿モードに応じた画像処理を実行する画像処理ステップと、
を含むことを特徴とする。
本発明の画像形成装置等によれば、印刷データに含まれる描画コマンドから属性ビットマップを生成し、当該ビットマップに含まれるオブジェクトの種類から原稿モードを決定し、原稿モードに応じた画像処理を実行することができる。
第1実施形態における画像形成装置の外観斜視図である。 第1実施形態における画像形成装置の機能構成を説明するための図である。 第1実施形態におけるPDLインタプリタ部、画像制御部、印刷制御部を説明するための図である。 第1実施形態における属性を説明するための図である。 第1実施形態におけるユーザ設定部を説明するための図である。 第1実施形態における原稿モードを説明するための図である。 第1実施形態における処理の流れを説明するための動作フローである。 第1実施形態における原稿例(動作)を説明するための図である。 第1実施形態における原稿例(動作)を説明するための図である。 第1実施形態における原稿例(動作)を説明するための図である。 第1実施形態における原稿例(動作)を説明するための図である。 第2実施形態におけるPDLインタプリタ部、画像制御部、印刷制御部を説明するための図である。 第2実施形態における処理の流れを説明するための動作フローである。 第2実施形態における原稿例(動作)を説明するための図である。 第2実施形態におけるヒストグラム(動作)を説明するための図である。 第3実施形態におけるPDLインタプリタ部、画像制御部、印刷制御部を説明するための図である。 第3実施形態における処理の流れを説明するための動作フローである。 第3実施形態における原稿例(動作)を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための一実施形態について説明する。なお、本実施形態では、一例として、画像処理装置を、デジタル複合機に適用した場合について説明するが、画像処理を行う装置であれば、プリンタ、FAXといった装置に適用可能なことは勿論である。
[1.第1実施形態]
[1.1 構成]
まず、画像処理装置を有する画像形成装置1の構成について、図1、図2、図3を用いて説明する。
図1は、画像形成装置1の外観斜視図を模式的に示した図である。また、図2は、画像形成装置1の機能構成について説明するブロック図(機能構成図)であり、図3は、PDLインタプリタ部1100、画像制御部1200、印刷制御部1300を説明するためのブロック図である。
図2に示すように、画像形成装置1は、制御部1000と、PDLインタプリタ部1100と、画像制御部1200と、印刷制御部1300と、画像入力部1400と、画像形成部1500と、記憶部1600と、操作表示部1700と、通信部1800とを備えて構成されている。
制御部1000は、画像形成装置1の全体を制御する。制御部1000は、記憶部1600に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えば1又は複数の演算装置であるCPU(Central Processing Unit)により構成されている。
画像入力部1400は、原稿の画像を読み取って画像データを生成するものであり、例えばCCD(Charge Coupled Device)等の光学情報を電気信号に変換するデバイスを備えたスキャナ装置等により構成されている。なお、画像入力部1400は、スキャナ装置等の他にもデジタルカメラ等で撮像された画像を外部から取り込むようにしてもよいし、USBメモリや、コンパクトフラッシュ(登録商標)等の記憶媒体、通信部1800を介して他の端末から原稿データを入力(受信)しても良い。
画像形成部1500は、画像データを記録媒体(例えば記録用紙)に形成する。例えば、図1の給紙トレイ1350から記録用紙を給紙し、画像形成部1500に記録用紙の表面に画像が形成された後に排紙トレイ1550から排紙される。画像形成部1500は、例えば電子写真方式を利用したレーザプリンタ等により構成されている。
原稿データは、通信部1800を介して接続される情報処理装置等の他の装置から受信される。ここでは、他の装置から受信されるデータとして、例えばPDL(Page Description Language)により示されたPDLデータが受信される。受信されたPDLデータは、PDLインタプリタ部1100に出力され処理が実行される。
PDLインタプリタ部1100により受信されたPDLデータは、PDLインタプリタ部1100、画像制御部1200、印刷制御部1300により処理されて、画像形成部1500より出力される。
具体的には、給紙トレイ1350から記録用紙が搬送され、上記の処理を施された画像が、記録用紙に画像形成部1500により出力される。そして、排紙トレイ1550から、画像が形成された記録用紙が出力される。
なお、本実施形態においては、処理が施された画像は、記録用紙に出力されることを例に説明するが、例えばUSBメモリに記憶したり、クラウドサーバに保存したりしてもよい。
ここで、PDLインタプリタ部1100、画像制御部1200及び印刷制御部1300の機能構成、動作について、図3に基づいて説明する。
PDLインタプリタ部1100は、入力インタフェース部110、受信バッファ部120、コマンド解析部130、中間データ生成部140、ビットマップ生成部150及び属性ビットマップ生成部160を有している。
入力インタフェース部110は、他の情報処理装置から送られてきたPDLデータ80を含むファイルを受信バッファ部120に一時的に格納する。受信バッファ部120に格納されたPDLデータ80を含むファイルは、コマンド解析部130に渡される。なお、受信バッファ部120は便宜的に記載しているが、後述する記憶部1600にバッファ領域を設けても良い。
コマンド解析部130は、PDLデータ80に含まれるPDLコマンドを順次抽出し解析する。
中間データ生成部140は、PDLデータ80に含まれる入力描画コマンド(PDLコマンド)に基づいて、出力対象ページにおける各描画オブジェクトの種類に関する情報を含む中間データを生成する。
例えば、中間データ生成部は、解析されたPDLコマンドを受け取り、このPDLコマンドに基づき生成されるべきバンドデータ単位で分類された印刷のための周知の中間データを生成する。
この中間データには、描画すべき対象を表すオブジェクト(描画オブジェクト)を構成するためのデータ及びそのオブジェクトの属性(描画オブジェクトの種類、座標等)が記述されている。
ビットマップ生成部150は、中間データ生成部140で得られた中間データに基づいて、出力対象ページのビットマップデータ(ビットマップイメージ)を生成する。ビットマップ生成部150で生成されるビットマップデータは、一般的に用いられるデータであることが好ましく、よってRGB形式又はCMYK形式のデータであることが好ましい。
例えば、ビットマップ生成部150は、中間データからRGB又はCMYK各色8ビットのビットマップデータを生成する。なお、その他にもsRGB、HSV、HSB等の色空間を利用してもよい。
属性ビットマップ生成部160は、中間データ生成部140で得られた中間データに基づいて、上記ビットマップデータを構成する各画素(ピクセル)に対応し且つ各画素のそれぞれについての上記種類を示す属性(属性データ)からなる属性ビットマップデータ(属性ビットマップイメージ)を生成する。
この属性ビットマップデータは、例えば、図4で示す属性(属性を示す属性データ)を用いて記述された各画素につき4ビットのデータである。属性は、(描画)オブジェクトの種類毎に4ビットの値を定めたものである。
属性ビットマップデータは、中間データの各画素につき、中間データに記述されている属性が示す値(例えば、オブジェクトなしが「0000」、白文字が「0001」、黒文字が「0010」、グレー文字が「0011」、色文字が「0100」、白ベクタグラフィックが「0101」、黒ベクタグラフィックが「0110」、グレーベクタグラフィックが「0111」、色ベクタグラフィックが「1000」、イメージが「1001」)を記述したものとなる。
すなわち、本実施形態において、ページ記述言語データに含まれる入力描画コマンドを展開した属性ビットマップデータは、各描画オブジェクトの種類として、タグ情報(文字、ベクタグラフィック)に加えて色情報(白、黒、グレー、カラー(色))が付加されている。
つづいて、画像制御部1200は、属性ビットマップカウント部210、原稿タイプ決定部220、ビットマップデータ圧縮部230及び画像保存処理部240を有する。
属性ビットマップカウント部210は、属性ビットマップ生成部160で得られた属性ビットマップデータに含まれるオブジェクトの種類毎に、画素数を集計(カウント)する。
原稿タイプ決定部220は、オブジェクトの種類毎に集計された画素数から、原稿タイプを決定する。原稿タイプは、「文字/写真モード」「文字モード」「写真モード」「CADモード」の4つが設定されている。
例えば、図5は、操作表示部1700に表示される原稿モードの設定画面である。ここで、利用者により、設定される原稿タイプが「自動」の場合であっても、原稿タイプ決定部220は、適切な原稿タイプを決定する。
ビットマップデータ圧縮部230は、ビットマップデータ、属性ビットマップデータをそれぞれのビットマップに適した圧縮方法で個別に圧縮し、画像保存処理部240は、それらを記憶部1600へ保存・記憶する。
印刷制御部1300は、画像読み出し部310、ビットマップ伸張部320、色変換/γ/フィルター/スクリーン処理部330及び印刷処理部340を有する。
画像保存処理部240により1ページ分のデータが保存されると、画像読み出し部310は、印刷されるべきページのビットマップデータ、属性ビットマップデータ及び印刷のために必要な各種情報を記憶部1600から読み出す。このとき印刷処理部340に含まれるビデオコントローラに対して各種情報を設定する。
ビデオコントローラに設定された動作モードがカラーモードである場合、画像形成部1500にカラーモードで動作させるためのコマンドを送信することにより、画像形成部1500をカラーモードで動作するように設定する。
ビットマップ伸張部320は、読み出された圧縮されたビットマップデータ及び属性ビットマップデータを色判定/圧縮伸張回路により、個別に伸張し、色変換/γ/フィルター/スクリーン処理部330で、CMYK各色4ビットに変換し、ビデオコントローラに転送する。
ビデオコントローラは、画像形成部から画像データの転送要求が発信されると、所定の同期信号に合わせてCMYK各色の画像データを印刷処理部340へ送信する。
印刷処理部340は、印刷処理を実行する。印刷処理としては、例えば、画像形成部1500から記録用紙に画像を形成した出力物90を出力する。
記憶部1600は、画像形成装置1の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶している。記憶部1600は、例えば、SSD(Solid State Drive)等の半導体メモリや、HDD(Hard Disk Drive)等により構成されている。また、画像形成装置1の記憶装置ではなく、例えばネットワークを介して接続されたクラウドサーバに記憶領域が設けられてもよい。
また、記憶部1600は、ユーザ設定情報1610と、原稿を判定する閾値が記憶されている閾値テーブル1620とを記憶している。
ユーザ設定情報1610は、画像を処理する上での利用者が行った設定が記憶されている。ユーザ設定情報1610は、ユーザ設定部により設定された値が記憶される。ユーザ設定部としては、例えば、図5に示すように、操作表示部1700により表示されて設定してもよいし、画像形成装置1に接続される情報処理装置において、印刷ドライバの設定画面で設定されても良い。
閾値テーブル1620は、各種閾値が記憶されている。本実施形態では、写真閾値A、写真閾値B、写真閾値C、下地閾値D、ベクタ閾値E、文字閾値F、ベクタ閾値Gが記憶されている。
ここで、各閾値は、総画素数の割合で記憶されていてもよいし、単純に画素数で記憶されていてもよい。また、閾値間で所定の関係が維持できていればよい。例えば、写真閾値A<写真閾値B<写真閾値C(写真閾値A<写真閾値C)の関係となる。
操作表示部1700は、ユーザが操作入力したり、ユーザに各種情報等を表示したりするための入力装置・表示装置である。入力装置としては、例えばハードウェアキー等の何れかの公知の装置により構成され、表示装置としては、例えば液晶ディスプレイ等の何れかの公知の装置により構成される。また、タッチパネルディスプレイ等の入力装置と表示装置とが一体となった操作表示装置を利用しても良い。
通信部1800は、ネットワークに接続可能なインタフェース等である。接続方法としては、有線/無線の何れにより実現されてもよい。例えば、他の情報処理装置や、画像形成装置と通信を行ったり、サーバと通信を行ったりすることが可能である。
[1.2 原稿タイプの決定]
続いて、本実施形態における原稿タイプを決定する処理について、図6及び図7を参照して説明する。
まず、図6は、各モードにおける処理方法と、モード選択条件とを説明する図である。また、図7は具体的なモード選択の処理について説明する図である。
モード選択の処理について、図7を参照して説明する。属性ビットマップカウント部210により、属性ビットマップに基づいて、オブジェクトの種類毎に画素数が集計される(ステップS102)。なお、併せてタグ情報毎に画素数を集計してもよい。
つづいて、原稿タイプ決定部220(画像制御部1200)は、「オブジェクト無」(0000)と、「白ベクタ」(0101)との総画素数が、下地閾値Dより大きいか否かを判定する(ステップS104)。
なお、本実施形態においては、判定式においては不等号で示しているが、等号付き不等号で示してもよい。例えば、「オブジェクト無」と、「白ベクタ」との総画素数が、下地閾値Dと同じ場合は、不等号「>」であれば、「No」となる。また、等号付き不等号「≧」であれば「Yes」となる。以下、矛盾の無い範囲で不等号として説明する。
「オブジェクト無」と、「白ベクタ」との総画素数が下地閾値Dより大きい場合(ステップS104;Yes)、原稿タイプ決定部220は、「「イメージ」の総画素数<写真閾値A」であるかを判定する(ステップS106)。
「「イメージ」の総画素数<写真閾値A」である場合(ステップS106;Yes)、原稿タイプ決定部220は、「「黒ベクタ」(0110)+「グレーベクタ」(0111)+「色ベクタ」(1000)の総画素数<ベクタ閾値E」であるかを判定する(ステップS108)。
「「黒ベクタ」+「グレーベクタ」+「色ベクタ」の総画素数<ベクタ閾値E」の場合(ステップS108;Yes)、原稿タイプ決定部220は、「「文字」の総画素数<文字閾値F」であるかを判定する(ステップS110)。ここで、文字の総画素数は、オブジェクトの種類として白文字(0001)、黒文字(0010)、グレー文字(0011)、色文字(0100)の画素数を集計したものである。すなわち、タグ情報として「ベクタ」の画素の総画素数を集計している。
原稿タイプ決定部220は、「「文字」の総画素数<文字閾値F」である場合は、原稿モードを「CADモード」と決定する(ステップS112)。
また、原稿タイプ決定部220は、ステップS108において、「「黒ベクタ」+「グレーベクタ」+「色ベクタ」の総画素数<ベクタ閾値E」でない場合(ステップS108;No)や、ステップS110において、「「文字」の総画素数<文字閾値F」でない場合(ステップS110;No)は、原稿モードを「文字モード」と決定する(ステップS114)。
また、ステップS104において、「「オブジェクト無」+「白ベクタ」の総画素数>下地閾値D」でない場合(ステップS104;No)や、ステップS106において、「「イメージ」の総画素数<写真閾値A」でない場合(ステップS106;No)、原稿タイプ決定部220は、「「イメージ」(1001)の総画素数>写真閾値C」であるかを判定する(ステップS116)。
「「イメージ」の総画素数>写真閾値C」の場合(ステップS116;Yes)、原稿タイプ決定部220は、「「黒ベクタ」+「グレーベクタ」+「色ベクタ」の総画素数<ベクタ閾値G」であるかを判定する(ステップS118)。
「「黒ベクタ」+「グレーベクタ」+「色ベクタ」の総画素数<ベクタ閾値G」の場合(ステップS118;Yes)、原稿タイプ決定部220は、原稿モードを「写真モード」と決定する(ステップS122)。
また、ステップS116において、「「イメージ」の総画素数>写真閾値C」でない場合(ステップS116;No)や、「「黒ベクタ」+「グレーベクタ」+「色ベクタ」の総画素数<ベクタ閾値G」でない場合(ステップS118;No)は、原稿タイプ決定部220は、「「イメージ」の総画素数>写真閾値B」であるかを判定する(ステップS120)。
原稿タイプ決定部220は、「「イメージ」(1001)の総画素数>写真閾値B」の場合は(ステップS120;Yes)、原稿モードを「文字/写真モード」と決定する(ステップS124)。他方、原稿タイプ決定部220は、「「イメージ」の総画素数>写真閾値B」でない場合は(ステップS120;No)、原稿モードを「文字モード」と決定する(ステップS124)。
図6は、各原稿モードにおける処理方法について説明する図である。例えば、文字/写真モードの場合、色再現性について、テキストについては「鮮明」、ベクタについては「鮮明」、ラスタについては「階調重視」となるように処理を行う。
また、スクリーンについて、テキストについては「解像度重視」、ベクタについては「階調重視」、ラスタについては「階調重視」となるように処理を行う。また、モード選択条件は、図7の処理で説明したものと同じである。
[1.3 適用例]
図8から図11は、原稿モードの適用について説明するための図である。例えば、図8は、文字オブジェクトR100、イメージオブジェクトR102、ベクタオブジェクトR104、オブジェクトなしR106が含まれている。これらの画素数を集計することにより、原稿タイプ決定部220は、文字/写真モードに適した原稿であると判定し、原稿モードを文字/写真モードに決定する。
図9は、文字オブジェクトR110、白ベクタオブジェクトR112、ベクタオブジェクトR114、ベクタオブジェクトR116、オブジェクトなしR118が含まれている。これらの画素数を集計することにより、原稿タイプ決定部220は、文字モードに適した原稿であると判定し、原稿モードを文字モードに決定する。
図10は、文字オブジェクトR120、イメージオブジェクトR122が含まれている。イメージオブジェクトの画素数が多いことから、原稿タイプ決定部220は、写真モードに適した原稿であると判定し、原稿モードを写真モードに決定する。
図11は、オブジェクトなしR130、ベクタオブジェクトR132、文字オブジェクトR134が含まれている。ここで、オブジェクトなしの画素数が多く、ベクタオブジェクト(白ベクタ以外)や文字の画素数が少ないことから、原稿タイプ決定部220は、CADモードに適した原稿であると判定し、原稿モードをCADモードに決定する。
このように、本実施形態によれば、ユーザが自動モードを選択すると、原稿毎に最適モード(例えば、文字/写真モード、文字モード、写真モード、CADモード)で画像処理が実施され、高品質な画像をユーザに提供することができる。
例えば、CADモードに適した原稿は、細いラインが途切れることなく再現することができ、写真モードに適した原稿は、色を忠実、かつ滑らかに再現する事ができる。又、文字モードに適した原稿は、文字やグラフを鮮明に見やすく、かつラインの途切れも発生することなく再現することができ、文字/写真モードに適した原稿では、写真もグラフも文字もバランスよく再現することができるようになる。
[2.第2実施形態]
つづいて、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態に加えて、イメージの属性のヒストグラム(輝度分布)をとることで、更に最適原稿タイプを自動で決定することができる実施形態である。
なお、第1実施形態と、機能構成については共通である。第2実施形態は、第1実施形態の図3の構成を図12の構成に置き換え、図7の処理の一部を図13に置き換えたものである。なお、同一の処理については、同一の符号を付して説明を省略する。また、図14は、原稿モードの適用について説明するための図である。
図12に示すように、本実施形態の画像制御部1200は、更にヒストグラム処理部250を備えている。属性ビットマップカウント部210により、オブジェクトの種類毎に画素数を集計した後、イメージオブジェクトの属性に対して、ヒストグラムをとる。
ヒストグラム処理部250の処理について、図13を用いて説明する。図13は、第1実施形態の図7の処理フローの一部を示した図である。ステップS102と、ステップS104との間に、ステップS202からステップS208として、ヒストグラム処理部250の処理が記載されている。
ヒストグラム処理部250は、イメージオブジェクトの属性に対してヒストグラムの処理を行う。まず、輝度分布算出手段として、イメージデータの輝度分布を算出する。この時、ビットマップ生成部でビットマップデータ作成時に、イメージの始点と終点の位置情報を記憶部1600に記憶しておき、各イメージオブジェクトのヒストグラムをとる。
図14のR156(グラフ)やR152、R154(表)はイメージオブジェクトの属性である。R150は文字オブジェクト、R158はオブジェクトなしの属性である。ここで、まずイメージオブジェクトR156(グラフ)のヒストグラムをとり、ピークの有無を検知する。そして、ヒストグラムがピークを示している場合は(ピークをとる場合)は、当該領域をビットマップデータが白の場合には「白ベクタ」へ、それ以外ならば「ベクタ(白以外)」として再集計を行う。引き続き、イメージオブジェクトR152、R154(表)のヒストグラムをとり、ピークの有無を検知、ピークを示している場合は、当該領域をビットマップデータが白の場合(R152)には「白ベクタ」へ、それ以外(R154)ならば「ベクタ(白以外)」として再集計を行い、全イメージオブジェクトの処理が終了するまで、上記処理を実施し、終了したらS104の処理に続く。
これは、イメージオブジェクトの属性である図表や写真にヒストグラム処理をすると、R156(グラフ)のヒストグラムはピークを示す(図14(a))のに対し、図10のR122(写真)のヒストグラムはブロードとなる(図14(b))。この特性を利用して、図表・グラフや写真を判別する。
図14の原稿において、R156(グラフ)やR152、R154(表)がイメージオブジェクトとして属性がカウントされた場合、「文字/写真モード」と判定されてしまう。この場合、R156(グラフ)やR152、R154(表)は階調優先の画像処理がされるため、鮮鋭性に欠けてしまう。
本実施形態によれば、R156(グラフ)やR152、R154(表)は、ヒストグラム処理でイメージオブジェクトのピークの有無を確認し、ピークが検出されることから、属性の再計算の折りには、イメージオブジェクトから白ベクタやベクタ(白以外)に変換して属性をカウントするため、「文字モード」と判定され、R156(グラフ)やR152、R154(表)は鮮鋭となる画像処理がなされる。
[3.第3実施形態]
つづいて、第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第1実施形態に加えて、エッジ判定をすることで、更に最適原稿タイプを自動で決定することができる実施形態である。
なお、第1実施形態と、機能構成については共通である。第3実施形態は、第1実施形態の図3の構成を図16の構成に置き換え、図7の処理の一部を図17に置き換えたものである。なお、同一の処理については、同一の符号を付して説明を省略する。また、図18は、原稿モードの適用について説明するための図である。
図16に示すように、本実施形態の画像制御部1200は、更にエッジ判定部260を備えている。属性ビットマップカウント部210により、オブジェクトの種類ごとに画素数を集計した後、イメージオブジェクトに対して、エッジ検出をする。
エッジ判定部260の処理について、図17を用いて説明する。図17は、第1実施形態の図7の処理フローの一部を示した図である。ステップS102と、ステップS104との間に、ステップS302からステップS308として、エッジ判定部260の処理が記載されている。
エッジ判定部260は、イメージオブジェクトの属性に対してエッジ検出処理を行う。エッジの検出方法としては、一般的なゾーべルフィルタを使って抽出してもよいし、エッジ検出用の専用回路を設けてもよい。ビットマップ生成部150でビットマップデータ作成時に、イメージの始点と終点の位置情報を記憶部1600に記憶しておき、各イメージオブジェクトのエッジ検出及びイメージオブジェクトの白画素(白イメージ)の検出をする。
図18のR140、R142(図面)はイメージオブジェクトの属性である。ここで、イメージオブジェクトR140、R142(図面)に対してエッジ検出をし、「「イメージオブジェクトの白(白イメージ)」の総画素数>白ベクタ閾値I」かつ「「エッジ」の総画素数>エッジ閾値H」の場合(図17のステップS304:Yes)、当該領域のビットマップデータが白であるイメージオブジェクトは「白ベクタ」へ、検出エッジ画素の属性は「ベクタ(白以外)」として再集計を行う。ビットマップデータが白で、かつエッジとして検出されたイメージオブジェクトは、「白ベクタ」の属性として再計算する。閾値H、Iは、総画素数(処理イメージの画素数)の割合で記憶されていてもよいし、単純に画素数で記憶されていてもよい。
図18の原稿は、例えば、R140、R142(図面)においてイメージオブジェクトとして属性がカウントされた場合、「写真モード」と判定され、R140、R142の図面は、階調優先の画像処理がされ、鮮鋭性に欠ける。
本実施形態によれば、R140、R142(図面)は、エッジ検出をし、「「「イメージオブジェクトの白」の総画素数>白ベクタ閾値I」かつ「エッジ」の総画素数>エッジ閾値H」の場合(図17のステップS304:Yes)、属性の再計算の折りには、白のイメージオブジェクト(R140)は白ベクタへ、検出エッジ(R142)はベクタ(白以外)に変換して属性をカウントするため、「CADモード」と判定され、R140、R142(図面)は鮮鋭性にとんだ画像処理(急峻な画像処理)がなされる。
図18の原稿は、イメージオブジェクトが1つだが、イメージオブジェクトが複数ある場合には、上記処理を複数回繰り返す。
なお、CADモードは、急峻な処理を実行するため、CADに適している原稿以外をCADモードに適したが画像処理を実行すると、不適切な画像処理を施される場合が多い。したがって、本実施形態の場合は、CADモードに適した原稿にCADモードが精度よく適用されることとなり、より適切な画像処理を行うことが可能となる。
[4.変形例]
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
また、上述した実施形態では、本発明の画像処理装置を、デジタル複合機等の画像形成装置に適用した場合について説明したが、それ以外の装置であっても適用可能なことは勿論である。例えば、プリンタ、FAXといった画像形成装置だけでなく、表示ディスプレイ、プロジェクタといった装置や、スマートフォン等の携帯端末装置における表示方法において適用されても良いことは勿論である。
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROMやHDD、SSDの記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
1 画像形成装置
1000 制御部
1100 PDLインタプリタ部
110 入力インタフェース部
120 受信バッファ部
130 コマンド解析部
140 中間データ生成部
150 ビットマップ生成部
160 属性ビットマップ生成部
1200 画像制御部
210 属性ビットマップカウント部
220 原稿タイプ決定部
230 ビットマップデータ圧縮部
240 画像保存処理部
1300 印刷制御部
310 画像読み出し部
320 ビットマップ伸長部
330 色変換/γ/フィルター/スクリーン処理部
340 印刷処理部
1400 画像入力部
1500 画像形成部
1600 記憶部
1610 ユーザ設定情報
1620 属性条件設定テーブル
1700 操作表示部
1800 通信部

Claims (8)

  1. 印刷データを受信して画像を形成する画像形成装置であって、
    前記印刷データを解析し描画コマンドを展開する解析部と、
    前記描画コマンドに基づいて、属性ビットマップを生成する生成部と、
    前記属性ビットマップに含まれるタグ情報及び色情報を含むオブジェクトの種類から原稿モードを決定する決定部と、
    前記画像に、前記原稿モードに応じた画像処理を実行する画像処理部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記タグ情報は、少なくともテキスト又はベクタグラフィックの何れかを示し、
    前記色情報は、少なくとも白、黒、グレー又はカラーの何れかを示す
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記タグ情報は、更にイメージを示すことができ、
    前記属性ビットマップに含まれるタグ情報がイメージとなる領域において、輝度分布を算出する輝度分布算出手段と、
    を更に備え、
    前記決定部は、
    前記輝度分布においてピークが検出された場合には、当該領域のタグ情報をイメージからベクタグラフィックに変換し、原稿モードを決定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記決定部は、前記輝度分布においてピークが検出された場合には、当該領域のタグ属性がイメージから白イメージである場合には白ベクタグラフィックに変換し、それ以外の場合にはベクタグラフィックに変換し、原稿モードを決定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記タグ情報は、更にイメージを示すことができ、
    前記属性ビットマップに含まれるタグ情報がイメージとなる領域において、エッジを検出するエッジ検出手段と、
    前記決定部は、前記タグ情報にエッジが検出された画素はベクタグラフィックに変換し、原稿モードを決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  6. 前記決定部は、前記タグ情報にエッジが検出され、かつ、白イメージである場合は、白ベクタグラフィックに変換し、原稿モードを決定することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記原稿モードに応じて、画像に適用されるスクリーンと、色再現性とが記憶されており、
    前記画像処理部は、前記タグ情報に応じて、前記画像に対して原稿モードに応じた画像処理を実行することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  8. 印刷データを受信して画像を形成する画像形成装置における画像形成方法であって、
    前記印刷データを解析し描画コマンドを展開する解析ステップと、
    前記描画コマンドに基づいて、属性ビットマップを生成する生成ステップと、
    前記属性ビットマップに含まれるタグ情報及び色情報を含むオブジェクトの種類から原稿モードを決定する決定ステップと、
    前記画像に、前記原稿モードに応じた画像処理を実行する画像処理ステップと、
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
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