JP2019176938A - 薬液投与装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジングの開口部付近に配置されたシール部材の位置ずれに伴うシール性の低下が生じることを防止できる薬液投与装置を提供する。【解決手段】薬液投与装置100は、薬液が充填される筒型の本体部111を備える薬液容器110と、薬液容器を保持するハウジング120と、薬液容器内の薬液を押し出す押し子130と、ホルダー部150と、を有しており、ハウジングは、薬液容器の先端をハウジングの外部に突出させる先端開口部129と、先端開口部からハウジング内への液体の流入を防止するシール部材180と、を有しており、ホルダー部は、薬液容器と同心状に配置されるとともにシール部材をハウジングの第1の内壁128aとの間で挟み込む挟持部151を有し、シール部材は、ハウジングの第2の内壁128bと薬液容器の外周面との間に挟み込まれている。【選択図】図5

Description

本発明は、薬液投与装置に関する。
従来、薬液容器に充填した薬液を押し子の押圧作用により生体内に投与するシリンジポンプ型の薬液投与装置が知られている。この種の薬液投与装置は、筒型の薬液容器と、薬液容器内の薬液を押し出す押し子機構と、を備える(例えば、下記特許文献1を参照)。薬液容器および押し子機構は、ハウジング内に収容されるとともにハウジングに支持されている。また、上記の薬液投与装置は、使用者の体表面に取り付けた状態で使用されることがある。
薬液投与装置は、薬液の投与を実施している間に使用者が入浴等する際などには、ハウジング内に水等の液体が浸入することを防止する必要がある。そのため、ハウジングにおいてハウジング内部とハウジング外部とを連通する開口部付近には、ハウジング内への液体の浸入を防止するためのシール部材が配置される。
特開平9−294807号公報
しかしながら、使用者が薬液投与装置を使用している間に、ハウジングとシール部材との間に過剰な圧力(例えば、入浴時に生じる水圧等)が生じると、シール部材が位置ずれしてしまう可能性がある。それにより、シール部材によるハウジングのシール性が低下してしまうという課題が生じ得る。
本発明は上記のような課題を鑑みてなされたものであり、シール部材の位置ずれに伴うシール性の低下が生じることを防止できる薬液投与装置を提供することを目的とする。
本発明に係る薬液投与装置は、薬液が充填される筒型の本体部を備える薬液容器と、前記薬液容器を保持するハウジングと、前記薬液容器内の前記薬液を押し出す押し子と、ホルダー部と、を有し、前記ハウジングは、前記薬液容器の先端を前記ハウジングの外部に突出させる開口部と、前記開口部から前記ハウジング内への液体の流入を防止するシール部材と、前記開口部の周囲に配置され、前記ホルダー部と対向する第1の内壁と、前記第1の内壁の近傍に配置され、薬液容器の外周面と対向する第2の内壁とを有し、前記ホルダー部は、前記薬液容器と同心状に配置されるとともに前記シール部材を前記ハウジングの前記第1の内壁との間で挟み込む挟持部を有し、前記シール部材は、前記ハウジングの前記第2の内壁と前記薬液容器の外周面との間に挟み込まれている。
本発明の薬液投与装置によれば、ハウジングの開口部付近に配置されたシール部材の位置ずれに伴うシール性の低下が生じることを防止できる。
実施形態に係る薬液投与システムの側面図である。 薬液投与システムの使用例を模式的に示す図である。 薬液投与装置の概観斜視図である。 ハウジングが備えるシャーシおよびシャーシに組み付けられた各構成部材の概観斜視図である。 シール部材とホルダー部の概観斜視図である。 薬液投与装置の断面図である。 ハウジングが備えるハウジング本体部にシール部材を配置する際の様子を示す斜視図である。 ハウジング本体部にシール部材を配置した状態を示す斜視図である。 ハウジング本体部にシャーシを収容する際の様子を示す斜視図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の記載は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1〜図6は、実施形態に係る薬液投与システム10、薬液投与装置100、および投与器具200の説明に供する図である。各図に付した矢印Xは、薬液投与装置100の「長手方向」を示し、矢印Yは、薬液投与装置100の「幅方向(奥行方向)」を示し、矢印Zは、薬液投与装置100の「高さ方向」を示す。また、図6に示す断面図は、薬液投与装置100の縦方向の断面(X−Z断面の断面)を簡略的に示す図である。
(薬液投与システム)
薬液投与システム10は、薬液を生体内に投与するために使用される。図1に示すように、薬液投与システム10は、薬液投与装置100と、投与器具200と、を備える。
図2に示すように、薬液投与装置100および投与器具200は、使用者の体表面(皮膚)Hに貼り付けて使用するパッチタイプとして構成している。薬液投与装置100および投与器具200を取り付ける使用者の身体の部位は特に限定されないが、例えば、腹部や大腿部である。
薬液投与システム10は、例えば、薬液投与装置100が備える薬液容器110内に充填された薬液(図示省略)を、後述する押し子130による押圧作用により、比較的長い時間(例えば、数分〜数時間程度)をかけて持続的に生体内に投与することができる。なお、薬液投与システム10は、薬液を間欠的に生体内に投与してもよい。
(薬液投与装置)
薬液投与装置100は、図3、図4、および図5に示すように、薬液が充填される筒型(バレル型)の本体部111を備える薬液容器110と、薬液容器110を保持するハウジング120と、薬液容器110内の薬液を押し出す押し子130と、薬液容器110に取り付けられるホルダー部150と、を有している。
図3および図4に示すように、ハウジング120は、内部に収容空間128が形成された箱型のハウジング本体部120aと、ハウジング本体部120aの収容空間128に収容され、ハウジング本体部120aに対して固定可能なシャーシ127と、を有している。
図3に示すように、ハウジング本体部120aの上面123には、ハウジング120の外部から収容空間128内を視認可能にする窓部123aが形成されている。窓部123aは、ハウジング本体部120aの一部に透明または半透明な部分を設けることで形成している。
ハウジング本体部120aの長手方向(X方向)の先端側には、薬液容器110の先端112をハウジングの120の外部に突出させる先端開口部(「開口部」に相当する)129が形成されている(図6を参照)。
ハウジング本体部120aの長手方向の基端側には、シャーシ127をハウジング本体部120aの収容空間128に挿入するための基端開口部125が形成されている(図9を参照)。ハウジング本体部120aの基端開口部125は、収容空間128にシャーシ127を収容した状態で、蓋部材127aにより閉じられる(図6を参照)。
図6に示すように、ハウジング本体部120aは、先端開口部129の周囲に配置され、ホルダー部150と対向する第1の内壁128aと、第1の内壁128aの近傍に配置され、薬液容器110の本体部111の外周面と対向する第2の内壁128bと、を有している。
ハウジング本体部120aの先端開口部129の周囲に配置された第1の内壁128aと第2の内壁128b付近には、先端開口部129からハウジング120内へ液体が流入するのを防止するシール部材180を配置している。シール部材180は、ハウジング本体部120aの第2の内壁128bと薬液容器110の本体部111の外周面との間に挟み込まれている。シール部材180は、例えば、流体の流入を防止するためのシール性を備える公知の弾性部材(Oリング)で構成することができる。ただし、シール部材180の具体的な形状や構成材料等は特に限定されない。
ハウジング本体部120aの底面121には、使用者の体表面Hに貼着可能なシート状の貼着部(図示省略)を設けている。薬液投与装置100を使用者に取り付ける前の初期状態において、貼着部の貼着面には、剥離可能な保護シートが取り付けられる。
図4に示すように、シャーシ127には、薬液容器110と、押し子130と、押し子130の前進移動を駆動するための駆動機構140と、制御部160と、電源部170と、が保持されている。
図6に示すように、薬液容器110の本体部111の内腔111aには、押し子130の本体部131が挿入される。押し子130の本体部131の先端部には、ガスケット135を配置している。ガスケット135は、例えば、ゴム材やエラストマー等の樹脂材料で構成することができる。ガスケット135は、ガスケット135の外周部が薬液容器110の本体部111の内周面と液密に密着することにより、ガスケット135の基端側を液密に封止する。
薬液容器110は、いわゆるプレフィルド型の薬液容器で構成している。そのため、薬液は、薬液容器110の本体部111の内腔111a内に予め充填されている。薬液としては、例えば、タンパク質製剤、麻薬性鎮痛薬、利尿薬等が挙げられる。
薬液容器110の先端開口部(吐出口)には、薬液が漏洩するのを防止するための封止部材115aを配置している。薬液容器110の先端開口部は、ハウジング本体部120aから外部に突出するように配置している。また、薬液容器110においてハウジング本体部120aから突出した部分には、後述するチューブ240(図1を参照)との接続がなされる装着部115を取り付けている。
図4に示すように、シャーシ127には、薬液容器110の本体部111の基端部(フランジ部)を支持するフランジ支持部127bが設けられている。薬液容器110は、薬液容器110がシャーシ127に配置された状態において、薬液容器110の本体部111にホルダー部150が装着される。
制御部160は、薬液投与装置100の薬液の送液動作を制御する。制御部160は、例えば、CPU、RAM、ROM等を実装した公知のマイクロコンピュータ(電子回路素子)により構成することができる。
電源部170は、例えば、公知の電池等で構成することができる。
図4に示すように、駆動機構140は、電源部170から駆動電流を受給して回転駆動力を生じさせるモータ141と、モータ141の回転駆動力を伝達する歯車等を備える減速機構143と、減速機構143に接続された送りネジ147と、を有している。
送りネジ147は、押し子130の基端付近に配置された基端接続部133と接続されている。送りネジ147は、減速機構143から伝達された回転運動を直線運動に変換して、押し子130を長手方向(X方向)に前進させる。押し子130は、薬液容器110の先端側へ向けて前進することにより、薬液容器110の本体部111の内腔111aからチューブ240(図1を参照)へ薬液を押し出す。
次に、図5および図6を参照して、ホルダー部150について説明する。図5は、ハウジング120に配置された状態におけるシール部材180とホルダー部150との位置関係を示す斜視図である。
図5および図6に示すように、ホルダー部150は、薬液容器110の本体部111と同心状に配置される挟持部151を有している。上記の「同心状に配置される」とは、円筒型の薬液容器110の本体部111の中心軸と、円形形状に形成された挟持部151の中心軸とが重なるように配置されることを意味する。
図5に示すように、ホルダー部150は、挟持部151が形成された先端部と、ハウジング120のシャーシ127に対して支持される基端部152と、先端部と基端部152との間に延びる本体部153と、を有している。
挟持部151は、シール部材180をハウジング本体部120aの第1の内壁128aとの間で挟み込むように構成している。具体的には、挟持部151は、挟持部151の先端面151aにより、シール部材180を厚み方向に沿ってハウジング本体部120a第1の内壁128aに対して押し付ける(図6を参照)。シール部材180は、シール部材180の先端面181がハウジング本体部120aの第1の内壁128aに押し付けられ、シール部材180の基端面183が挟持部151の先端面151aにより押し付けられる。このようにして、ホルダー部150は、シール部材180に位置ずれ生じることを防止する。
ホルダー部150の挟持部151は、略円形の外形形状を有している。また、挟持部151の先端面151aは、シール部材180の基端面183と略同一の形状(略同一の外径)を有している。ホルダー部150の中心軸c1と、シール部材180の中心軸c2とは重なるように同心状に配置される。
挟持部151は、ホルダー部150が薬液容器110の本体部111に取り付けられた状態で、筒型の薬液容器110の本体部111の周方向の全周に亘ってシール部材180を挟持するように構成している。
ホルダー部150は、薬液容器110の本体部111に取り付けることが可能である。ホルダー部150に薬液容器110の本体部111を取り付ける際は、挟持部151の内周面に薬液容器110の先端112を挿通させる。ホルダー部150の基端部152は、シャーシ127に形成されたフランジ支持部127bにより支持される(図4を参照)。
ホルダー部150の本体部153は、周方向の一部を切り欠いて形成した切り欠き部153aと、薬液容器110にホルダー部150を取り付けた状態で、薬液容器110の一部を視認可能にする窓部153bと、を有している。
ホルダー部150の本体部153に形成された窓部153bは、シャーシ127をハウジング本体部120aに接続した状態において、ハウジング本体部120aの窓部123aと位置合わせするように配置される(図3を参照)。そのため、使用者は、薬液投与装置100が組み立てられた状態において、ハウジング本体部120aの窓部123a、ホルダー部150の本体部153の窓部153bを介して、薬液容器110の内腔111aに挿入された押し子130の位置を視認することが可能になる。なお、本実施形態おいて、薬液容器110の本体部111は、各窓部123a、153bを介して、薬液容器110の本体部111の内部が視認可能となるように、透明や半透明(有色透明を含む)で構成することが好ましい。
次に、シール部材180およびホルダー部150の取り付け手順を説明する。
まず、図7に示すように、ハウジング本体部120aの基端開口部125からシール部材180を収容空間128内に挿入する。図8に示すように、シール部材180は、ハウジング本体部120aの先端開口部129付近の第1の内壁128aにシール部材180の先端面181が接触するように配置する(図6を参照)。また、シール部材180は、第1の内壁128aの近傍に配置された第2の内壁128bに外周面が接触するように配置する。なお、ハウジング本体部120aの先端開口部129付近には、シール部材180を保持するための溝部等が設けられていてもよい。
次に、図9に示すように、各構成部材が組み付けられたシャーシ127をハウジング本体部120aの収容空間128内に挿入する。ホルダー部150は、薬液容器110の本体部111に予め装着させておく。ホルダー部150の挟持部151は、シャーシ127がハウジング本体部120aの収容空間128内に挿入されると、ハウジング本体部120aの第1の内壁128aとの間でシール部材180を挟持し、ハウジング本体部120aの第1の内壁128aに対してシール部材180を固定する(図6を参照)。この際、シール部材180は、ハウジング本体部120aの第2の内壁128bと薬液容器110の本体部111の外周面との間で挟み込まれる。シャーシ127をハウジング本体部120aの収容空間128内に挿入した後、ハウジング本体部120aの基端開口部125は蓋部材127aにより閉じる。
(投与器具)
図1および図2に示すように、投与器具200は、薬液投与装置100に接続可能に構成している。
投与器具200は、コネクタ210と、生体に穿刺される針管220と、穿刺部(カニューレハウジング)230と、チューブ240と、針管220の生体への穿刺を補助する穿刺補助具250と、を有している。
コネクタ210は、当該コネクタ210に固定された装着部215を介して薬液投与装置100に接続可能に構成している。装着部215は、ハウジング120の外部に突出した薬液容器110の先端112付近に設けられた装着部115(図6を参照)に対して外嵌されることにより、薬液投与装置100と接続できる。
装着部215の内部には、薬液容器110の先端部に配置された封止部材115aを刺通可能な接続用の針部(図示省略)が配置されている。チューブ240は、接続用の針部を介して、薬液容器110の本体部111の内腔111aと連通される。
穿刺部230の内部には、チューブ240と針管220の内腔を連通する流路(図示省略)が形成されている。チューブ240を介して穿刺部230へ送液された薬液は、穿刺部230の内部に形成された流路および針管220を通して生体内に投与される。
使用者への薬液の送液に際して、穿刺部230には穿刺補助具250が取り付けられる。穿刺補助具250は、導入針(内針)251を保持している。導入針251は、穿刺補助具250を穿刺部230に取り付けた状態において、針管220の先端から突出する。使用者は、針管220に導入針251を挿通した状態で針管220を生体に穿刺することにより、針管220に折れ等が生じるのを防止しつつ、針管220を生体に刺入することが可能になる。
穿刺補助具250は、針管220を生体に穿刺した後、穿刺部230から取り外される。導入針251は、穿刺部230から穿刺補助具250が取り外されると、針管220の内腔から抜去される。
針管220を生体に穿刺した後、穿刺補助具250が取り外されて、針管220が生体内に留置された状態で、穿刺部230は使用者の体表面Hに残置される。この状態で薬液投与装置100の押し子130が薬液容器110内を前進することにより、薬液容器110に充填された薬液は、チューブ240および穿刺部230の流路を経由して針管220の内腔へ送液される。
導入針251は、例えば、金属針で構成することが可能である。また、針管220は、例えば、樹脂製の管状部材(カニューレ)で構成することが可能である。
投与器具200は、薬液投与装置100と同様に、使用者の体表面Hに貼り付けて使用するパッチタイプとして構成している。投与器具200の穿刺部230の接触面(底面)231には、体表面に貼着可能なシート状の貼着部(図示省略)を設けている。投与器具200を使用者に取り付ける前の初期状態において、貼着部の貼着面には剥離可能な保護シートが取り付けられる。
以上説明したように、本実施形態に係る薬液投与装置100は、薬液が充填される筒型の本体部111を備える薬液容器110と、薬液容器110を保持するハウジング120と、薬液容器110内の薬液を押し出す押し子130と、ホルダー部150と、を有している。ハウジング120は、薬液容器110の先端をハウジング120の外部に突出させる先端開口部129と、先端開口部129からハウジング120内への液体の流入を防止するシール部材180と、先端開口部129の周囲に配置され、ホルダー部150と対向する第1の内壁128aと、第1の内壁128aの近傍に配置され、薬液容器110の外周面と対向する第2の内壁128bと、を有している。ホルダー部150は、薬液容器110と同心状に配置されるとともにシール部材180をハウジング120の第1の内壁128aとの間で挟み込む挟持部151を有する。シール部材180は、ハウジング120の第2の内壁128bと薬液容器110の外周面との間に挟み込まれている。
薬液投与装置100は、ホルダー部150が備える挟持部151とハウジング120の第1の内壁128aとの間及びハウジング120の第2の内壁128bと薬液容器110の外周面との間でシール部材180を挟み込むことにより、シール部材180が位置ずれすることを防止できる。そのため、薬液投与装置100は、シール部材180の位置ずれに伴うシール性の低下が生じることを防止できる。
また、本実施形態に係る薬液投与装置100は、挟持部151が薬液容器110の本体部111の周方向の全周に亘ってシール部材180を挟持するように形成されている。そのため、シール部材180に対してより大きな挟持力を作用させることができるため、シール部材180に位置ずれが生じることをより確実に防止することができる。
また、ホルダー部150は、薬液容器110に取り付けられる。そのため、ハウジング120側の構造を大幅に変更等することなく、薬液投与装置100にホルダー部150を備えさせることができる。
また、ホルダー部150は、薬液容器110に取り付けた状態で、薬液容器110の一部を視認可能にする窓部153bを有する。そのため、使用者は、ホルダー部150を薬液容器110に取り付けた状態においても、薬液容器110を容易に視認することができる。
また、ホルダー部150は、挟持部151が形成された先端部と、ハウジング120に対して支持される基端部152と、先端部と基端部152との間に延びる本体部153と、を有する。そのため、薬液投与装置100は、薬液容器110にホルダー部150が取り付けられた状態で、ホルダー部150の基端部152がハウジング120によって支持されるため、ホルダー部150が薬液容器110に対して位置ずれすることを防止できる。
以上、実施形態を通じて本発明に係る薬液投与装置を説明したが、本発明は説明した各構成のみに限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
例えば、ホルダー部の形状は、ハウジングの第1の内壁との間でシール部材を挟み込むことによりシール部材に位置ずれが生じることを防止可能な限り、特に限定されることはない。また、ホルダー部は、例えば、薬液容器に取り付けずに、ハウジングに取り付けるように構成したり、ハウジングの一部で構成したりすることも可能である。また、ハウジングは、シャーシを備えずに、ハウジング本体部に各構成部材が固定や保持される構成であってもよい。
また、薬液投与装置を構成する各部材の材質、形状、大きさ、配置、部材同士の接続・連結構造等は、本発明の効果が発揮される限り、特に限定されることはなく、任意に変更および置換することが可能である。また、薬液投与装置には、明細書内において特に説明のなかった任意の構成部材等を適宜付加することも可能である。
10 薬液投与システム、
100 薬液投与装置、
110 薬液容器、
111 薬液容器の本体部、
111a 薬液容器の本体部の内腔、
112 薬液容器の先端、
120 ハウジング、
120a ハウジング本体部、
121 ハウジング本体部の底面、
123 ハウジング本体部の上面、
123a 窓部、
125 ハウジング本体部の基端開口部、
127 シャーシ、
128 収容空間、
128a 第1の内壁、
128b 第2の内壁、
129 ハウジング本体部の先端開口部、
130 押し子、
131 押し子の本体部、
135 ガスケット、
140 駆動機構、
150 ホルダー部、
151 挟持部(ホルダー部の先端部)、
151a 挟持部の先端面、
152 ホルダー部の基端部、
153 ホルダー部の本体部、
153b 窓部、
180 シール部材、
181 シール部材の先端面、
183 シール部材の基端面、
200 投与器具、
c1 ホルダー部の中心軸、
c2 シール部材の中心軸、
H 体表面。

Claims (5)

  1. 薬液が充填される筒型の本体部を備える薬液容器と、
    前記薬液容器を保持するハウジングと、
    前記薬液容器内の前記薬液を押し出す押し子と、
    ホルダー部と、を有し、
    前記ハウジングは、前記薬液容器の先端を前記ハウジングの外部に突出させる開口部と、前記開口部から前記ハウジング内への液体の流入を防止するシール部材と、前記開口部の周囲に配置され、前記ホルダー部と対向する第1の内壁と、前記第1の内壁の近傍に配置され、薬液容器の外周面と対向する第2の内壁とを有し、
    前記ホルダー部は、前記薬液容器と同心状に配置されるとともに前記シール部材を前記ハウジングの前記第1の内壁との間で挟み込む挟持部を有し、
    前記シール部材は、前記ハウジングの前記第2の内壁と前記薬液容器の外周面との間に挟み込まれている、薬液投与装置。
  2. 前記挟持部は、前記薬液容器の本体部の周方向の全周に亘って前記シール部材を挟持するように形成されている、請求項1に記載の薬液投与装置。
  3. 前記ホルダー部は、前記薬液容器に取り付けられる、請求項1または請求項2に記載の薬液投与装置。
  4. 前記ホルダー部は、前記薬液容器に取り付けた状態で、前記薬液容器の一部を視認可能にする窓部を有する、請求項3に記載の薬液投与装置。
  5. 前記ホルダー部は、前記挟持部が形成された先端部と、前記ハウジングに対して支持される基端部と、前記先端部と前記基端部との間に延びる本体部と、を有する請求項3または請求項4に記載の薬液投与装置。
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