JP2019176265A - 端末装置、通知方法及び通知プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】端末装置間の無線リレー通信におけるリソース制御のために、ボトルネックを検出して基地局に通知できる端末装置、通知方法及び通知プログラムを提供すること。【解決手段】複数の装置間で無線リレー通信を行うUE 10は、eNB 20から無線リソースの割り当てを受ける前に、送信バッファ13の蓄積量に応じたインデックスをeNB 20へ通知するバッファ状態通知部14と、送信バッファ13の蓄積量の推移に基づいて、ボトルネックの発生又は解消を検出するボトルネック検出部15と、ボトルネック検出部15により検出されたボトルネックの発生又は解消の情報を、eNB 20へ通知するボトルネック情報通知部16と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、無線リレー通信を行う端末装置、並びに端末装置から基地局への通知方法及び通知プログラムに関する。
3GPP(Third Generation Partnership Project)の規格であるLTE(Long Term Evolution)では、基地局を介さず無線リレー通信を行うD2D(Device to Device)通信が規定されている。
このD2D通信(Sidelinkともいう。)では、ユーザの端末装置(remoteUE)が他の端末装置(relayUE)を経由して無線基地局(eNB)に接続し、アプリケーションサーバ等と通信を行うProSe UE−to−Network Relayが規定されている(例えば、非特許文献1参照)。
また、D2D通信中に各端末装置(UE)において、RemoteUE又はRelayUEに送信すべきデータが発生した場合、データ通信に必要な無線リソースの割り当てをeNBから受ける前に、所定のトリガでUEからeNBに対してSidelink BSR(Buffer Status Report)を通知する方法が規定されている(例えば、非特許文献2参照)。
ところで、D2D通信では、複数の無線区間における無線環境の違い、又は使用している通信システム(例えば、利用周波数帯域の異なるLTE無線通信システム)の違い等によって、割り当て可能な無線リソース量が異なる。このため、一部の区間で伝送能力が低下し、通信のボトルネックとなる場合があった。
しかしながら、既存のLTEの規定では、Sidelink BSRは、全てのUEからそれぞれ、互いに連携することなく所定の送信トリガによって独立して送信され、各UEが個別に必要とする無線リソースの割り当てを受ける。したがって、ボトルネック以外の区間からボトルネックの区間へ、処理能力を超える量のデータが送信される場合がある。この結果、データの滞留及びバッファあふれ(データ破棄)が容易に発生し、データの再送信により無線リソースが余計に消費されていた。
本発明は、端末装置間の無線リレー通信におけるリソース制御のために、ボトルネックを検出して基地局に通知できる端末装置、通知方法及び通知プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る端末装置は、複数の装置間で無線リレー通信を行う端末装置であって、基地局から無線リソースの割り当てを受ける前に、送信バッファの蓄積量に応じたインデックスを当該基地局へ通知するバッファ状態通知部と、前記送信バッファの蓄積量の推移に基づいて、ボトルネックの発生又は解消を検出するボトルネック検出部と、前記ボトルネック検出部により検出されたボトルネックの発生又は解消の情報を、前記基地局へ通知するボトルネック情報通知部と、を備える。
前記ボトルネック検出部は、前記インデックスが所定回数連続して大きくなった場合に、ボトルネックの発生を検出してもよい。
前記ボトルネック検出部は、前記インデックスが所定回数連続して小さく又は同じ値になった場合に、ボトルネックの解消を検出してもよい。
前記ボトルネック情報通知部は、前記送信バッファの蓄積量が増加する前のインデックスを伴って、ボトルネックの発生の情報を、前記基地局へ通知してもよい。
前記ボトルネック情報通知部は、前記送信バッファの蓄積量が所定の閾値を超えた場合に、ボトルネックの発生の情報を、前記基地局へ通知してもよい。
本発明に係る通知方法は、複数の装置間で無線リレー通信を行う端末装置が、基地局から無線リソースの割り当てを受ける前に、送信バッファの蓄積量に応じたインデックスを当該基地局へ通知するバッファ通知ステップと、前記送信バッファの蓄積量の推移に基づいて、ボトルネックの発生又は解消を検出するボトルネック検出ステップと、前記ボトルネック検出ステップにおいて検出されたボトルネックの発生又は解消の情報を、前記基地局へ通知する。
本発明に係る通知プログラムは、複数の装置間で無線リレー通信を行う端末装置に、基地局から無線リソースの割り当てを受ける前に、送信バッファの蓄積量に応じたインデックスを当該基地局へ通知するバッファ通知ステップと、前記送信バッファの蓄積量の推移に基づいて、ボトルネックの発生又は解消を検出するボトルネック検出ステップと、前記ボトルネック検出ステップにおいて検出されたボトルネックの発生又は解消の情報を、前記基地局へ通知するボトルネック通知ステップと、を実行させるためのものである。
本発明によれば、基地局が端末装置間の無線リレー通信におけるボトルネックを検出できる。
実施形態に係るリレー通信システムの構成を例示する概要図である。 実施形態に係るUEの機能構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るUEから送信されるBSR及びSidelink BSRを例示する図である。 実施形態に係るeNBの機能構成を示すブロック図である。 実施形態に係るRemoteUEからeNBへユーザデータが転送される場合に、ボトルネックが発生した際のリソース制御の動作を例示する図である。 実施形態に係るeNBからRemoteUEへユーザデータが転送される場合に、ボトルネックが発生した際のリソース制御の動作を例示する図である。 実施形態に係るリレー通信システムにおける無線リソース割り当てに関する通常時の処理を例示するシーケンス図である。 実施形態に係るリレー通信システムにおいて、ボトルネックが発生した場合の無線リソース割り当てに関する処理を例示するシーケンス図である。
以下、本発明の実施形態の一例について説明する。
図1は、本実施形態に係るリレー通信システム1の構成を例示する概要図である。
リレー通信システム1は、複数のUE 10(端末装置)と、eNB 20(リソース制御装置)とを備え、ProSe UE−to−Network Relayのプロトコルにより無線リレー通信が確立される。ここで、UE 10の間はPC5リンクを、UE 10とのeNB 20と間はUuリンクを用いて通信が行われる。
なお、RemoteUE 10Aは、1又は複数のRelayUE 10B、及びeNB 20を介して、アプリケーションサーバ等と通信するが、RelayUE 10Bの数は限定されない。
各UE 10は、それぞれ独立して、BSR又はSidelink BSRをeNB 20に通知し、直接の通信相手(UE 10又はeNB 20)との間の無線通信に使用できる無線リソースの割り当てをeNB 20から受ける。
図2は、本実施形態に係るUE 10の機能構成を示すブロック図である。
UE 10は、受信部11と、送信部12と、送信バッファ13と、バッファ状態通知部14と、ボトルネック検出部15と、ボトルネック情報通知部16とを備える。
受信部11は、無線リレー通信における他のUE 10若しくはeNB 20からユーザデータを受信、又はeNB 20から無線リソースの割り当てに関する信号等を受信する。
送信部12は、無線リレー通信における他のUE 10若しくはeNB 20へユーザデータを送信、又はeNB 20へBSR又はSidelink BSR等の信号を送信する。
送信バッファ13は、UE 10自身が生成し、又は他のUE 10若しくはeNB 20から受信したユーザデータを、次へ転送するまでの間、一時的に保存する。
バッファ状態通知部14は、eNB 20ら無線リソースの割り当てを受ける前に、送信バッファ13の蓄積量に応じたインデックスを、BSR又はSidelink BSRとして、送信部12を介してeNB 20へ通知する。
BSR及びSidelink BSRは、各UE 10が独立して、例えば以下の送信トリガに応じて送信する。
(1)データが発生した場合、あるいはより優先度の高いデータが発生した場合。
(2)送信すべきデータがなくなった場合。
(3)MAC PDU(Medium Access Control Protocol Data Unit)の余剰ビット数がBSR格納に必要なビット数よりも大きい場合(Padding BSR)。
(4)Periodic BSRタイマが満了した場合(周期的なBSRトリガ)。
図3は、本実施形態に係るUE 10から送信されるBSR及びSidelink BSRを例示する図である。
この例は、RemoteUE 10Aから、RelayUE 10B1及び10B2を経由してeNB 20へユーザデータが送信される場合を示している。
RemoteUE 10Aは、直接の転送先であるRelayUE 10B1へユーザデータを送信するための送信バッファ13の蓄積量に応じてインデックスを決定し、eNB 20へSidelink BSRとして送信する。同様に、RelayUE 10B1は、直接の転送先であるRelayUE 10B2へユーザデータを送信するための送信バッファ13の蓄積量に応じてインデックスを決定し、eNB 20へSidelink BSRとして送信する。
また、RelayUE 10B2は、直接の転送先であるeNB 20へユーザデータを送信するための送信バッファ13の蓄積量に応じてインデックスを決定し、eNB 20へBSRとして送信する。
ここで、インデックスは、送信バッファ13の蓄積量の範囲に対応して一意に決まる値(例えば、0〜63)が規定されている。例えば、蓄積量が「0バイト」のとき、インデックスは「0」、蓄積量が「125バイト<蓄積量≦146バイト」のとき、インデックスは「18」、蓄積量が「1132バイト<蓄積量≦1326バイト」のとき、インデックスは「32」、蓄積量が「19325バイト<蓄積量≦22624バイト」のとき、インデックスは「50」である。
ボトルネック検出部15は、送信バッファ13の蓄積量の推移に基づいて、ボトルネックの発生又は解消を検出する。
具体的には、ボトルネック検出部15は、バッファ状態通知部14により通知されるインデックスが所定回数(例えば、3回)連続して大きくなった場合に、ボトルネックの発生を検出する。
また、ボトルネック検出部15は、インデックスが所定回数(例えば、3回)連続して小さく又は同じ値になった場合に、ボトルネックの解消を検出する。
ボトルネック情報通知部16は、ボトルネック検出部15により検出されたボトルネックの発生又は解消の情報を、eNB 20へ通知する。
このとき、ボトルネック情報通知部16は、送信バッファの蓄積量が増加する前のインデックスを伴って、ボトルネックの発生の情報を、eNB 20へ通知する。具体的には、例えば、インデックスが10から、11、12、13と連続して大きくなり、ボトルネックの発生が検出された場合、ボトルネック情報通知部16は、インデックスが増加する前の値である10を、自身が処理可能なデータ量として通知する。
なお、ボトルネック情報通知部16は、送信バッファの蓄積量が所定の閾値を超えた場合にのみ、ボトルネックの発生の情報を、基地局へ通知してもよい。
閾値は、例えば、送信バッファ13の上限よりも一定値、又は一定割合だけ低い値に設定されてよい。
図4は、本実施形態に係るeNB 20の機能構成を示すブロック図である。
eNB 20は、受信部21と、送信部22と、BSR蓄積部23と、リソース指示部24と、ボトルネック情報取得部25と、ボトルネック制御部26とを備える。
受信部21は、無線リレー通信における複数のUE 10それぞれから、無線リソースの割り当ての前に、送信バッファ13の蓄積量に応じたインデックスを、BSR又はSidelink BSRとして受信する。
送信部22は、複数のUE 10それぞれに対して、BSR又はSidelink BSRに応じた無線リソースの割り当てに関する信号を送信する。
BSR蓄積部23は、受信部21により受信されたBSR又はSidelink BSRを蓄積する。
リソース指示部24は、UE 10からBSR又はSidelink BSRによって取得したインデックスに基づいて、各UE 10への無線リソースの割り当てを指示する。
ボトルネック情報取得部25は、UE 10におけるボトルネックの発生又は解消の情報を、UE 10から受信した通知信号により取得する。
ここで、ボトルネックの発生の情報は、前述のように、UE 10における送信バッファ13の蓄積量が増加する前のインデックスを伴って通知される。
ボトルネック制御部26は、ボトルネック情報取得部25がボトルネックの発生の通知を受けると、まず、この通信におけるデータ送信元を特定する。データ送信元は、RemoteUE 10A又はeNB 20である。
ここで、RemoteUE 10Aは、ProSeにより管理されている装置間の接続情報に基づいて検索される。
続いて、ボトルネック制御部26は、ボトルネックの発生から解消までの間、少なくとも無線リレー通信のデータ送信元に対して割り当てる無線リソースの量を、このデータ送信元が要求したインデックスに基づく量よりも減らすように制御する。
具体的には、ボトルネック制御部26は、データ送信元に対して割り当てる無線リソースの量を、ボトルネックのUE 10において送信バッファ13の蓄積量が増加する前のインデックスに基づく量以下に調整する。すなわち、ボトルネック制御部26は、ボトルネックとなったUE 10が処理可能なデータ量の上限をインデックスにより把握し、この上限を超えるデータ量がボトルネックに送信されないように、無線リレー通信の上流における無線リソースを調整する。
このとき、ボトルネック制御部26は、ボトルネックの上流全ての無線リソースを調整してもよいが、少なくとも送信元を調整することで、送信されるデータ量が減少し、全体の無線リソースが平滑化される。
例えば、ボトルネック制御部26は、該当のRemoteUE 10Aから受信したSidelink BSRのインデックスを、ボトルネックの発生に伴って通知されたインデックスに差し替えてリソース指示部24に提供する。
図5は、本実施形態に係るRemoteUE 10AからeNB 20へユーザデータが転送される場合に、ボトルネックが発生した際のリソース制御の動作を例示する図である。
例えば、RelayUE 10B2からeNB 20へのデータ送信に関するBSRのインデックスが4から5、6、7と増加していった場合、所定回数(例えば、3回)の増加によりボトルネックの発生が検出される。
このとき、RelayUE 10B2は、ボトルネックの発生の情報として、増加前のインデックスである「4」をeNB 20に通知する。
すると、eNB 20は、通知されたインデックス「4」に相当する無線リソースを、データ送信元であるRemoteUE 10Aに割り当てる。
また、ボトルネック制御部26は、データ送信元がeNB 20の場合、RemoteUE 10Aの場合と同様に、eNB 20のデータ送信量を、ボトルネックの発生に伴って通知されたインデックスに相当する量以下まで削減させる。これにより、ボトルネックの上流の送信データ量が減少し、全体の無線リソースが平滑化される。
図6は、本実施形態に係るeNB 20からRemoteUE 10Aへユーザデータが転送される場合に、ボトルネックが発生した際のリソース制御の動作を例示する図である。
例えば、RelayUE 10B2からRelayUE 10B1へのデータ送信に関するSidelink BSRのインデックスが4から5、6、7と増加していった場合、所定回数(例えば、3回)の増加によりボトルネックの発生が検出される。
このとき、RelayUE 10B2は、ボトルネックの発生の情報として、増加前のインデックスである「4」をeNB 20に通知する。
すると、eNB 20は、通知されたインデックス「4」に相当する無線リソースで送信可能な伝送レートにまで、自身のデータ送信量を削減する。
図7は、本実施形態に係るリレー通信システム1における無線リソース割り当てに関する通常時の処理を例示するシーケンス図である。
この例では、RemoteUE 10Aが2台のRelayUE 10Bを介してeNB 20へユーザデータを送信している。
各UE 10は、BSR又はSidelink BSRの送信トリガが発生すると、送信バッファ13の蓄積量に応じたインデックスを含むBSR又はSidelink BSRをeNB 20へ送信し、これらの信号に対応した無線リソースの割り当てをそれぞれが独立して受ける。
図8は、本実施形態に係るリレー通信システム1において、ボトルネックが発生した場合の無線リソース割り当てに関する処理を例示するシーケンス図である。
この例では、通常時の処理(図7)と同様に、RemoteUE 10Aが2台のRelayUE 10Bを介してeNB 20へユーザデータを送信している。
RelayUE 10B2は、送信トリガの発生(ステップS1)に応じてBSRをeNB 20へ送信しているが(ステップS2)、ボトルネックの発生を検出すると(ステップS3)、ボトルネックの発生を通知する信号をeNB 20へ送信する(ステップS4)。
RemoteUE 10A及びRelayUE 10B1は、通常通り、送信トリガの発生(ステップS5及びS7)に応じて、Sidelink BSRをeNB 20へ送信している(ステップS6及びS8)。
eNB 20は、ボトルネックの発生が通知されてからは、BSR又はSidelink BSRに対して、通常の無線リソースの割り当てとは異なる調整を行う(ステップS9)。
すなわち、前述のように、RelayUE 10Bに対する無線リソースの割り当ては通常通りだが(ステップS10及びS11)、データ送信元であるRemoteUE 10Aに対して、通常とは異なる調整後の無線リソースの割り当てを行い、データ送信量を削減させる(ステップS12)。
その後、RelayUE 10B2は、ボトルネックの解消を検出すると(ステップS13)、ボトルネックの解消を通知する信号をeNB 20へ送信する(ステップS14)。
この通知を受けて、eNB 20は、ボトルネックの発生に伴う無線リソースの割り当て調整を終了し、通常の割り当て処理に戻る。
なお、各UE 10に対する無線リソースの割り当てのタイミング及び順番(ステップS10〜12)は一例であり、これには限られない。例えば、各UE 10における送信トリガの発生タイミングに応じて、BSR又はSidelink BSRを受信した順に都度、割り当てが行われてもよいし、全UE 10からのBSR又はSidelink BSRが揃ったタイミングで行われてもよい。
本実施形態によれば、UE 10は、BSR又はSidelink BSRに含めるインデックスの基となる送信バッファ13の蓄積量の推移に基づいて、ボトルネックの発生又は解消を検出し、eNB 20へ通知する。
したがって、複数のUE 10は、従来、ボトルネックの発生に関わらず、インデックスに基づいて、それぞれが独立してeNB 20から無線リソースの割り当てを受けていたところ、ボトルネックの発生及び解消を自ら検出してeNB 20へ通知できる。この結果、eNB 20がD2D通信におけるボトルネックを検出できるので、ネットワーク側で無線リソースの適切な割り当てが可能となり、通信量を制御することで、バッファあふれによる無駄な無線リソースの消費が抑制される。
UE 10は、インデックスが所定回数連続して大きくなった場合に、ボトルネックの発生を検出し、所定回数連続して小さく又は同じ値になった場合に、ボトルネックの解消を検出する。
したがって、UE 10は、従来から用いているBSR又はSidelink BSRのインデックスを参照することで、容易にボトルネックの発生及び解消を検出し、eNB 20へ通知することができる。
UE 10は、ボトルネックの発生の情報として、送信バッファ13の蓄積量が増加する前、すなわち、ボトルネックの発生を検出する条件であるインデックスが所定回数連続して増加する前のインデックスを通知する。
したがって、UE 10は、ボトルネックとならない自装置で処理可能な送信データ量の上限をeNB 20へ通知できるので、より適切な無線リソース制御が可能となる。
UE 10は、送信バッファ13の蓄積量が閾値を超えた場合にのみボトルネックの発生を通知することにより、送信バッファ13にまだ余裕があり、バッファあふれに至らない段階での無線リソースの削減を抑制し、ボトルネックの自然解消の可能性を考慮して、通信速度の低下を抑制できる。
また、本実施形態によれば、eNB 20は、BSR又はSidelink BSRにより通知される送信バッファ13の蓄積量に応じたインデックスに基づいて、各UE 10に対して無線リソースを割り当てる。このとき、eNB 20は、UE 10からボトルネックの発生及び解消の情報を取得し、データ送信元に対して割り当てる無線リソースの量を通常よりも減らすことにより、ボトルネックへ流入するデータ量をできる。
したがって、eNB 20は、D2D通信におけるボトルネックの発生に伴い、各UE 10に適切に無線リソースを割り当て、通信量を制御することで、バッファあふれによる無駄な無線リソースの消費を抑制できる。
eNB 20は、ボトルネックの発生の情報として、送信バッファ13の蓄積量が増加する前、すなわち、ボトルネックの発生を検出する条件であるインデックスが所定回数連続して増加する前のインデックスを取得する。
したがって、eNB 20は、UE 10がボトルネックとならずに処理可能な送信データ量の上限を把握できるので、より適切に無線リソースを制御できる。
eNB 20は、データ送信元に対して割り当てる無線リソースの量を、ボトルネックにおける送信バッファ13の蓄積量が増加する前のインデックスに基づく量以下に調整する。
したがって、eNB 20は、ユーザデータの伝送レートを、ボトルネックとなったUE 10が処理可能なデータ量の上限以下に制限でき、ボトルネックを速やかに解消できる。
eNB 20は、データ送信元がeNB 20自身の場合、自身のデータ送信量を、ボトルネックとなったUE 10が処理可能なデータ量の上限以下に削減することにより、UE 10の無線リソースを制限する場合と同様に、ボトルネックを解消できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限るものではない。また、前述した実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
前述の実施形態では、ボトルネックの発生又は解消の情報は、BSR又はSidelink BSRとは別の信号として説明したが、これには限られず、BSR又はSidelink BSRの信号の一部として組み込まれてもよい。この場合、ボトルネック情報取得部25は、BSR蓄積部23から、ボトルネックの発生又は解消の情報を抽出する。
また、ボトルネック情報取得部25は、UE 10から受信したインデックスの推移に基づいて、ボトルネックの発生又は解消を検出してもよい。これにより、UE 10の処理及び信号送信の負荷を削減しつつ、eNB 20において複数のUE 10を一括管理できる。
前述の実施形態では、eNB 20がリソース制御装置として機能するが、本実施形態に係るリソース制御の機能は、eNB 20と通信接続された別の装置として設けられてもよい。
UE 10(端末装置)による通知方法、及びeNB 20(基地局)によるリソース制御方法は、ソフトウェアにより実現される。ソフトウェアによって実現される場合には、このソフトウェアを構成するプログラムが、情報処理装置(コンピュータ)であるUE 10及びeNB 20にインストールされる。また、これらのプログラムは、CD−ROMのようなリムーバブルメディアに記録されてユーザに配布されてもよいし、ネットワークを介してユーザのコンピュータにダウンロードされることにより配布されてもよい。さらに、これらのプログラムは、ダウンロードされることなくネットワークを介したWebサービスとしてユーザのコンピュータに提供されてもよい。
1 リレー通信システム
10 UE(端末装置)
10A RemoteUE
10B RelayUE
11 受信部
12 送信部
13 送信バッファ
14 バッファ状態通知部
15 ボトルネック検出部
16 ボトルネック情報通知部
20 eNB(基地局)
21 受信部
22 送信部
23 BSR蓄積部
24 リソース指示部
25 ボトルネック情報取得部
26 ボトルネック制御部

Claims (7)

  1. 複数の装置間で無線リレー通信を行う端末装置であって、
    基地局から無線リソースの割り当てを受ける前に、送信バッファの蓄積量に応じたインデックスを当該基地局へ通知するバッファ状態通知部と、
    前記送信バッファの蓄積量の推移に基づいて、ボトルネックの発生又は解消を検出するボトルネック検出部と、
    前記ボトルネック検出部により検出されたボトルネックの発生又は解消の情報を、前記基地局へ通知するボトルネック情報通知部と、を備える端末装置。
  2. 前記ボトルネック検出部は、前記インデックスが所定回数連続して大きくなった場合に、ボトルネックの発生を検出する請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記ボトルネック検出部は、前記インデックスが所定回数連続して小さく又は同じ値になった場合に、ボトルネックの解消を検出する請求項1又は2に記載の端末装置。
  4. 前記ボトルネック情報通知部は、前記送信バッファの蓄積量が増加する前のインデックスを伴って、ボトルネックの発生の情報を、前記基地局へ通知する請求項1から請求項3のいずれかに記載の端末装置。
  5. 前記ボトルネック情報通知部は、前記送信バッファの蓄積量が所定の閾値を超えた場合に、ボトルネックの発生の情報を、前記基地局へ通知する請求項1から請求項4のいずれかに記載の端末装置。
  6. 複数の装置間で無線リレー通信を行う端末装置が、
    基地局から無線リソースの割り当てを受ける前に、送信バッファの蓄積量に応じたインデックスを当該基地局へ通知するバッファ通知ステップと、
    前記送信バッファの蓄積量の推移に基づいて、ボトルネックの発生又は解消を検出するボトルネック検出ステップと、
    前記ボトルネック検出ステップにおいて検出されたボトルネックの発生又は解消の情報を、前記基地局へ通知するボトルネック通知ステップと、を実行する通知方法。
  7. 複数の装置間で無線リレー通信を行う端末装置に、
    基地局から無線リソースの割り当てを受ける前に、送信バッファの蓄積量に応じたインデックスを当該基地局へ通知するバッファ通知ステップと、
    前記送信バッファの蓄積量の推移に基づいて、ボトルネックの発生又は解消を検出するボトルネック検出ステップと、
    前記ボトルネック検出ステップにおいて検出されたボトルネックの発生又は解消の情報を、前記基地局へ通知するボトルネック通知ステップと、を実行させるための通知プログラム。
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