JP2019176235A - 管理システム、管理装置および管理方法 - Google Patents

管理システム、管理装置および管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】操作端末が複数の家電機器に対する制御要求を送信してから操作完了の制御結果を受信するまでの時間を短縮する。【解決手段】管理システム1は、複数の機器と、操作端末と、機器と通信して制御する管理装置を有する。操作端末は、ユーザによる複数の機器への操作命令の入力を受け付けて、該機器に対する制御要求を管理装置に送信する送信部と、管理装置から制御要求に対する制御結果を受信して表示する受信部と、を備える。管理装置は、操作端末から受信した複数の機器に対する制御要求を受け付けて、該機器の特徴に基づく順序で各機器に制御要求を送信する制御部を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、管理システム、管理装置および管理方法に関する。
近年、宅内に設置された家電やセンサなどの種々の電子機器等の管理装置(コントローラ)を用い、遠隔操作や遠隔管理等の各種サービスを可能にするホームネットワークシステムが普及しつつある。例えば、HEMS(Home Energy Management System)における管理装置は、所定の通信プロトコルに基づいて制御対象となる家電機器に対して各種の命令を含む制御要求を送信する。
管理装置は、ユーザが使用する操作端末から複数の家電機器に対する制御要求を受信した場合に、制御要求に含まれる制御対象の各家電機器に、逐次的に制御要求を送信している。また、管理装置は、全ての家電機器から制御要求に対する応答を受信した場合に、操作端末に操作完了の制御結果を通知している。
特開2015−220709号公報 特開2012−175377号公報
しかしながら、ユーザは、操作端末に操作命令の入力を行ってから、操作端末に制御結果が通知されるまで、操作を終了させることができないため、操作終了までに時間が長くかかる場合がある。
本発明は、操作端末が複数の機器に対する制御要求を送信してから操作完了の制御結果を受信するまでの時間を短縮することを目的とする。
実施形態に係る管理システムは、複数の機器と、操作端末と、前記機器と通信して制御する管理装置とを有する管理システムであって;前記操作端末は、ユーザによる複数の前記機器への操作命令の入力を受け付けて、該機器に対する制御要求を前記管理装置に送信する送信部と;前記管理装置から前記制御要求に対する制御結果を受信して表示する受信部と、を備え;前記管理装置は、前記操作端末から受信した複数の前記機器に対する制御要求を、該機器の特徴に基づく順序で各機器に制御要求を送信する制御部を備える;ことを特徴とする。
本発明によれば、操作端末が複数の機器に対する制御要求を送信してから操作完了の制御結果を受信するまでの時間を短縮することができる。
図1は、実施形態に係る管理システムの構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係る操作端末の構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る管理装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る応答時間情報のデータ構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係る応答時間情報のデータ構成例を示す図である。 図6は、実施形態に係る応答時間情報のデータ構成例を示す図である。 図7は、実施形態に係る管理システムにおける管理処理の一例を示すシーケンス図である。 図8は、実施形態に係る管理システムにおける管理処理の効果を説明するための説明図である。
以下、図面を参照して、実施形態に係る管理システムを説明する。実施形態において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
以下で説明する実施形態に係る管理システム1は、複数の家電機器100と、操作端末(例えば、操作端末5、操作端末6)と、家電機器100と通信して制御する管理装置4とを有する。操作端末は、ユーザによる複数の家電機器100への操作命令の入力を受け付けて、該家電機器100に対する制御要求を管理装置4に送信する送信部17と、管理装置4から制御要求に対する制御結果を受信して表示する受信部16と、を備え、管理装置4は、操作端末から受信した複数の家電機器100に対する制御要求を受け付けて、該家電機器100の特徴に基づく順序で各家電機器100に制御要求を送信する制御部24を備える。
また、以下の実施形態に係る管理システム1において、管理装置4の制御部24は、家電機器100の応答時間に関する特徴に基づく順序で各家電機器100に制御要求を送信する。
また、以下の実施形態に係る管理システム1において、管理装置4の制御部24は、家電機器100に対する制御要求に含まれる操作命令の数に基づく順序で各家電機器100に制御要求を送信する。
また、以下の実施形態に係る管理システム1において、管理装置4の制御部24は、家電機器100の最大応答時間に基づく順序で各家電機器100に制御要求を送信する。
また、以下の実施形態に係る管理システム1において、管理装置4の制御部24は、家電機器100ごとの過去の応答時間の履歴に基づく順序で各家電機器100に制御要求を送信する。
また、以下の実施形態に係る管理システム1において、管理装置4の制御部24は、家電機器100に対する制御要求に含まれる操作命令の数、家電機器100の最大応答時間、または家電機器100ごとの過去の応答時間の履歴のうち2つ以上の組み合わせに基づく順序で各家電機器100に制御要求を送信する。
また、以下の実施形態に係る管理装置4は、操作端末から受信した複数の家電機器100に対する制御要求を受け付けて、該家電機器100の特徴に基づく順序で各家電機器100に制御要求を送信する制御部24を備える。
また、以下の実施形態に係る管理方法は、複数の家電機器100と、操作端末と、家電機器100と通信して制御する管理装置4とを有する管理システム1で実行され、操作端末における送信工程と、管理装置4における制御工程と、操作端末における受信工程と、を含む。操作端末における送信工程は、ユーザによる複数の家電機器100への操作命令の入力を受け付けて、該家電機器100に対する制御要求を管理装置4に送信する。管理装置4における制御工程は、操作端末から受信した複数の家電機器100に対する制御要求を、該家電機器100の特徴に基づく順序で各家電機器100に制御要求を送信する。操作端末における受信工程は、管理装置4から制御要求に対する制御結果を受信して表示する。
[実施形態]
<管理システムの構成>
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る管理装置4を含む管理システム1を説明する。図1は、実施形態に係る管理システム1の構成例を示す図である。管理システム1は、例えば宅内に設置される家電機器等の制御や監視を実現するシステムである。管理システム1は、例えば、HEMSと呼ばれる場合がある。また、管理システム1は、一例として、HEMS標準プロトコルの「ECHONET Lite」(商標登録)が適用される場合がある。かかるECHONET Liteは、エコーネットコンソーシアムにより規定されたAIF(Application Interface)規格に準拠したものである。
図1に示した管理システム1は、ホームネットワークシステム2と、操作端末6と、ネットワーク7とを有する。ホームネットワークシステム2と、操作端末6とは、ネットワーク7を介して有線又は無線により通信可能に接続される。ネットワーク7は、例えば、インターネットやイントラネットに該当する。なお、図1に示すホームネットワークシステム2、操作端末6の数は、一例に過ぎず、管理システム1の構成に応じて適宜変更可能である。
ホームネットワークシステム2は、例えば宅内や店舗内などの所定の建物内に構築され、アクセスポイント3と、管理装置4と、操作端末5と、各通信アダプタ50a〜50cと、制御対象の各家電機器100a〜100cとを含む。なお、図1に示す家電機器100a〜100cの数は、一例に過ぎず、ホームネットワークシステム2の構成に応じて適宜変更可能である。
操作端末5は、例えば、リモートコントローラ、タブレット端末、PC(Personal Computer)、携帯電話機、PDA(Personal Data Assistance)などである。操作端末5は、無線LAN(Local Area Network)や有線LANなどを介して管理装置4と通信を行うことができる。例えば、操作端末5は、ユーザ操作に従って、各家電機器100a〜100cの動作を制御するための制御要求を管理装置4に送信することができる。なお、管理装置4の構成については、図2を用いて後述する。
各家電機器100a〜100cは、宅内に設置される電化製品等である。例えば、家電機器100a〜100cとしては、照明器具、エアコン、テレビジョンセット、洗濯機、給湯器、電気錠、インターホン(ドアホン)などの生活家電、テレビジョン録画機などのオーディオ・ビジュアル機器などがある。
また、家電機器100a〜100cは、上記の例に限られず、ゲーム機などのアミューズメント家電、パーソナルコンピュータなどの情報家電、太陽光発電関連機器などであってもよい。すなわち、家電機器100a〜100cは、広く家庭電化製品一般であってもよい。以下では、家電機器100a〜100cを区別する必要がない場合には、単に「家電機器100」と表記する場合がある。
通信アダプタ50a〜50cは、それぞれに接続された家電機器100とアクセスポイント3との間の通信を中継する。なお、家電機器100が通信機能を備える場合、通信アダプタ50a〜50cを省略することも可能である。
管理装置4は、いわゆるホームゲートウェイであり、ホームネットワークシステム2を外部のネットワーク7と通信可能に接続する通信機器である。管理装置4は、操作端末5やアクセスポイント3を介して家電機器100a〜100cと通信を行う。
例えば、管理装置4は、家電機器100の動作を制御する。具体的には、管理装置4は、操作端末5から制御要求を受信した場合に、受信した操作要求を家電機器100に送信する。この場合、家電機器100は、管理装置4から受信した制御要求に含まれる命令に従って自装置(家電機器100)の動作を制御する。
例えば、制御対象の家電機器100が照明器具である場合、電源をオンにする旨の命令を含む制御要求を受信した場合には、自装置の電源をオンにする。なお、管理装置4の構成については、図3を用いて後述する。
このように、ホームネットワークシステム2を利用するユーザは、操作端末5を用いることで、管理装置4を介して家電機器100を制御することができる。例えば、操作端末5がスマートフォンである場合、ユーザは、宅内でスマートフォンを操作するだけで、複数の家電機器100の動作を遠隔制御することができる。
アクセスポイント3は、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線技術や宅内LANを用いて、管理装置4と家電機器100との通信を仲介する。なお、アクセスポイント3は、管理装置4と一体となって形成されてもよい。
また、図1において、ホームネットワークシステム2の外部に示した操作端末6は、例えば、携帯電話機、PDA、タブレット端末、PCなどであり、無線又は有線によりネットワーク7に接続される。操作端末6は、ユーザ操作に従って家電機器100に対する制御要求を、ネットワーク7およびネットワーク7上の図示略のサーバを介して、管理装置4に送信する。
これにより、宅内の管理装置4は、ホームネットワークシステム2の外部(宅外)に位置する操作端末6から送信された制御要求を家電機器100に送信し、家電機器100の動作を制御する。このように、操作端末6のユーザは、ホームネットワークシステム2内に所在しない場合であっても、家電機器100の動作を制御することができる。
<操作端末の構成>
次に、図2を用いて、操作端末5の構成を説明する。図2は、実施形態に係る操作端末5の構成を示すブロック図である。図2に示すように、操作端末5は、通信部11、記憶部12、入力部13、出力部14、および制御部15を有する。
通信部11は、例えば、通信回路等によって実現される。そして、通信部11は、外部の情報処理装置との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部11は、管理装置4との間で情報の送受信を行う。
記憶部12は、制御部15による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納する。また、記憶部12は、例えばユーザにより入力された操作命令等の各種情報を格納する。なお、記憶部12とは、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置である。
入力部13は、ユーザの操作が入力される。例えば、入力部13は、操作端末5がタッチパネルの機能を有する場合、操作端末5の表示画面を介してユーザから各種操作を受け付ける。また、入力部13は、音声認識の機能により操作端末5のマイクを介してユーザから各種操作を受け付けてもよい。
出力部14は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現される操作端末5の表示画面を備え、各種情報を表示する。例えば、出力部14は、ユーザの操作命令に対する操作完了の旨を表す画面を出力する。
制御部15は、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。実施形態の操作端末5において、制御部15は、受信部16および送信部17として機能する。
送信部17は、複数の家電機器100への操作命令の入力を受け付けて、該家電機器100に対する制御要求を管理装置4に送信する。具体的には、送信部17は、ユーザが入力部13を介して入力した複数の家電機器100に対する操作命令を含めた制御要求を、管理装置4に送信する。なお、操作命令は、例えば、ユーザにより入力された順、あるいは内部メモリに記憶されている順等の順列で制御要求に含まれる。
受信部16は、管理装置4から制御要求に対する制御結果を受信して表示する。具体的には、受信部16は、後述する処理において管理装置4から、制御要求を送信した全ての家電機器100の操作完了の旨の応答を受信した場合に、出力部14に操作完了の旨を表す制御結果を出力する。
なお、操作端末5は、操作命令入力用のアプリケーションがインストールされたスマートフォンやタブレット端末等であってもよい。例えば、操作端末5が、操作命令入力用のアプリケーションがインストールされたスマートフォンである場合、制御部15や記憶部12については、操作端末5にインストールされた操作命令入力用のアプリケーションの機能であってもよい。また、操作端末6は、操作端末5と同様の構成であるので説明を省略する。
<管理装置の構成>
続いて、図3を用いて実施形態に係る管理装置4の構成について説明する。図3は、実施形態に係る管理装置4の構成例を示す図である。図3に示すように、管理装置4は、通信部21、記憶部22および制御部24を有する。
通信部21は、図1に示したアクセスポイント3、操作端末5、ネットワーク7等と接続され、これらの装置と通信処理を行う。なお、通信部21は、例えば、有線通信および無線通信の双方の通信を用いて通信処理を行うことができる。
また、記憶部22は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子等の記憶装置によって実現される。図3に示すように、記憶部22は、応答時間情報23を記憶する。応答時間情報23は、各家電機器100において制御要求に対する応答の返信に要する時間である応答時間に関する情報である。
ここで、図4〜図6は、実施形態に係る応答時間情報23のデータ構成を例示する図である。応答時間情報23は、例えば、図4に示すように、各制御要求に含まれる操作命令の数で表される。図4には、例えば、家電機器100の機種が照明である場合に、一度の操作に含まれる命令が「電源」に関する命令と「照度」に関する命令との2つであること、すなわち制御要求に含まれる操作命令の数が2であることが示されている。
なお、電源に関する命令とは、家電機器100の電源のオン/オフを意味する。また、照度に関する命令とは、例えば、照明に設定する明るさの100%等の値である。また、図4には、運転モード、設定温度、風量、タイマー状態、タイマー時間等に関する命令が例示されている。運転モードに関する命令は、例えば、エアコンの冷房、暖房等で表される。設定温度に関する命令は、例えば、エアコンに設定する室温の値である。風量に関する命令は、例えば、エアコンに設定する自動、大、小等の風量の程度で表される。タイマー状態に関する命令とは、家電機器100のタイマーのオン/オフを意味する。タイマー時間に関する命令とは、タイマーに設定する時間である。
あるいは、応答時間情報23は、図5に示すように、各家電機器100の応答時間の最大値で表されてもよい。図5には、例えば、家電機器100の機種が照明の場合に、応答時間の最大値(最大応答時間)が10秒であることが示されている。
または、応答時間情報23は、図6に示すように、各家電機器100の過去の応答時間の平均値(平均応答時間)が含まれていてもよい。図6には、例えば、家電機器100の機種が照明Aである場合に、一度の操作に含まれる命令の数(制御要求に含まれる操作命令の数)が2であり、最大応答時間が10秒(sec)であり、過去の平均応答時間が2秒であることが示されている。なお、図6に示す応答時間情報23に含まれる優先度については後述する。
制御部24は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。また、制御部24は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、管理装置4内部の記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。
制御部24は、操作端末5,6から受信した複数の家電機器100に対する制御要求を、該家電機器100の特徴に基づく順序で各家電機器100に制御要求を送信する。具体的には、制御部24は、家電機器100の応答時間に関する特徴に基づく順序で各家電機器100に制御要求を送信する。
すなわち、制御部24は、応答時間情報23を用いて、各家電機器100における制御要求に対する応答の返信に要する応答時間の長い順に、家電機器100に制御要求を送信する。これにより、管理装置4が最初に制御要求を送信してから、最後に制御要求を送信した家電機器100からの応答を受信するまでの時間、つまり、管理装置4が全ての家電機器100からの応答を受信するまでの時間を短縮することができる。
例えば、制御部24は、図4に示した応答時間情報23を用いて、制御要求に含まれる操作命令の数に基づく順序で各家電機器100に制御要求を送信する。ここで、制御要求に含まれる操作命令の数が多いほど、応答時間が長いことが想定される。そこで、制御部24は、制御要求に含まれる操作命令の数が多い順に、制御対象の家電機器100に制御要求を送信する。
なお、制御要求に含まれる操作命令の数が同数の場合には、制御部24は、いずれの家電機器100に対する制御要求を先に送信してもよい。図4に示した例では、制御部24は、エアコン、照明、給湯器または蓄電池の順に制御要求を送信する。
また、制御部24は、図4に示した応答時間情報23を用いずに、各家電機器200に対する制御要求に含まれる操作命令の数を計上し、計上した操作命令の数が多い順に、家電機器100に制御要求を送信してもよい。
あるいは、制御部24は、図5に示した応答時間情報23を用いて、家電機器100の最大応答時間に基づく順序で各家電機器に制御要求を送信してもよい。この場合には、制御部24は、最大応答時間が長い順に、制御対象の家電機器100に制御要求を送信する。最大応答時間が同じ場合には、制御部24は、いずれの家電機器100に対する制御要求を先に送信してもよい。図5に示した例では、制御部24は、蓄電池、給湯器またはエアコン、照明の順に制御要求を送信する。
または、制御部24は、家電機器100ごとの過去の応答時間の履歴に基づく順序で各家電機器100に制御要求を送信してもよい。例えば、制御部24は、過去の応答時間の平均値(平均応答時間)が長い順に、各家電機器100に制御要求を送信する。過去の平均応答時間が同じ場合には、制御部24は、いずれの家電機器100に対する制御要求を先に送信してもよい。
または、制御部24は、家電機器100に対する制御要求に含まれる操作命令の数、家電機器100の最大応答時間、または家電機器100ごとの過去の応答時間の履歴のうち2つ以上の組み合わせに基づく順序で各家電機器100に制御要求を送信してもよい。
例えば、制御部24は、図6に示した応答時間情報23を用いて、各家電機器100の一度の操作に含まれる命令の数、応答までの最大時間、過去の平均応答時間の各項目を所定の重み付けで組み合わせて優先度を決定する。また、制御部24は、優先度の高い順に、家電機器100に制御要求を送信する。優先度が同じ場合には、制御部24は、いずれの家電機器100に対する制御要求を先に送信してもよい。
図6に示した例では、例えば、蓄電池の優先度が最高の一位であり、最初に制御要求が送信される。また、照明Aの優先度が最低であり、最後に制御要求が送信される。また、優先度が同一の2位であるエアコンBとエアコンCには、蓄電池の次に順不同に制御要求が送信される。また、優先度が同一の6位の照明Bと照明Cには、優先度が5位の給湯器の次に順不同に制御要求が送信される。
制御部24は、全ての家電機器100からの応答を受信した場合に、操作完了の旨の制御結果を操作端末5,6に送信する。
<管理システムによる管理処理>
次に、図7および図8を参照して、管理システム1による管理処理を説明する。図7は、実施形態に係る管理システムにおける管理処理の一例を示すシーケンス図である。図7に示すように、管理装置4は、操作端末5,6から家電機器A〜Cの3台分の制御要求を受信した場合に(ステップS10)、各家電機器100の応答時間に関する特徴に基づいて順序を決定する(S20)。
例えば、管理装置4は、各家電機器100に対する制御要求に含まれる操作命令の数が多い順に順序を決定する。あるいは、管理装置4は、最大応答時間が長い順に順序を決定する。または、管理装置4は、過去の平均応答時間が長い順に順序を決定する。管理装置4は、操作命令の数、最大応答時間、過去の平均応答時間のうち2つ以上を所定の重み付けで組み合わせた優先度が高い順に順序を決定してもよい。
図7に示す例では、応答時間が3secの家電機器C、応答時間が2secの家電機A、応答時間が0.5secの家電機器Bの順に順序が決定されている。
管理装置4は、決定した順序で、家電機器A〜Cに制御要求を送信する(S31〜S33)。図7に示す例では、各家電機器A〜Cに1secの間隔で制御要求が送信されている。
管理装置4は、各家電機器A〜Cからの応答を全て受信した場合に(ステップS41〜S43)、操作完了の旨の制御結果を操作端末5,6に送信する(ステップS50)。操作端末5,6は、操作完了の旨の制御結果を出力部14に表示する。これにより、一連の管理処理が終了する。
ここで、図8は、実施形態に係る管理システムにおける管理処理の効果を説明するための説明図である。従来、管理装置4は、操作端末5,6から複数の家電機器100の制御要求を受信した場合に、例えば、制御要求に含まれる操作命令列の順に、各家電機器100に制御要求を送信していた。この操作命令列は、例えば、ユーザにより入力された順、あるいは内部メモリに記憶されている順等であり、各家電機器100の応答時間に関する特徴は考慮されていなかった。
そこで、応答時間の長い家電機器100に制御要求を送信する順序が遅い場合に、この制御要求に対する応答のみを待つ時間が長くなり、操作端末5,6に制御結果を送信するまでの時間が長くなる場合があった。
図8に示す例では、応答時間が2secの家電機器A、応答時間が0.5secの家電機器B、応答時間が3secの家電機器Cの順に制御要求が送信されている。この場合に応答時間が最も長い家電機器Cに制御要求を送信する順序が最後になっている。そのため、管理装置4では、先に他の家電機器A,Bに対する制御要求の送信および応答の受信が完了し、家電機器Cからの制御要求に対する応答のみを待つ時間が長くなっている。その結果、操作端末5,6から制御要求を受信してから操作端末5,6に制御結果を送信するまでの時間が長くなっている。
これに対し、図7に示したように、実施形態に係る管理システム1では、管理装置4は、各家電機器100の応答時間を考慮して、応答時間の長い順に、家電機器A〜Cに制御要求を送信する。そのため、応答時間が最も長い家電機器Cからの制御要求に対する応答のみを待つ時間が短縮され、全体として、操作端末5,6から制御要求を受信してから操作端末5,6に制御結果を送信するまでの時間が短縮される。
上述してきたように、実施形態に係る管理システム1は、複数の家電機器100と、操作端末5,6と、家電機器100と通信して制御する管理装置4とを有する。操作端末5,6は、ユーザによる複数の家電機器100への操作命令の入力を受け付けて、家電機器100に対する制御要求を管理装置4に送信する送信部17と、管理装置4から制御要求に対する制御結果を受信して表示する受信部16と、を備える。管理装置4は、操作端末5,6から受信した複数の家電機器100に対する制御要求を受け付けて、該家電機器100の特徴に基づく順序で各家電機器100に制御要求を送信する制御部24を備える。これにより、操作端末5,6が複数の家電機器100に対する制御要求を送信してから操作完了の制御結果を受信するまでの時間を短縮することができる。したがって、ユーザは、操作完了の制御結果の通知を受けて早期に操作を終了させることができる。
また、管理装置4の制御部24は、家電機器100の応答時間に関する特徴に基づく順序で各家電機器100に制御要求を送信する。これにより、制御要求に対する応答の返信に要する応答時間の長い順に、家電機器100に制御要求を送信し、全ての家電機器100からの応答を受信するまでの時間を短縮することができる。
また、管理装置4の制御部24は、家電機器100に対する制御要求に含まれる操作命令の数に基づく順序で各家電機器100に制御要求を送信する。これにより、容易に家電機器100の応答時間の長い順序を推定し、全ての家電機器100からの応答を受信するまでの時間を短縮することができる。
また、管理装置4の制御部24は、家電機器100の最大応答時間に基づく順序で各家電機器100に制御要求を送信する。これにより、容易に家電機器100の応答時間の長い順序を推定し、全ての家電機器100からの応答を受信するまでの時間を短縮することができる。
また、管理装置4の制御部24は、家電機器100ごとの過去の応答時間の履歴に基づく順序で各家電機器100に制御要求を送信する。これにより、容易に家電機器100の応答時間の長い順序を推定し、全ての家電機器100からの応答を受信するまでの時間を短縮することができる。
また、管理装置4の制御部24は、家電機器に対する制御要求に含まれる操作命令の数、家電機器の最大応答時間、または家電機器ごとの過去の応答時間の履歴のうち2つ以上の組み合わせに基づく順序で各家電機器100に制御要求を送信する。これにより、容易かつ高精度に家電機器100の応答時間の長い順序を推定し、全ての家電機器100からの応答を受信するまでの時間を短縮することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。また、これらの実施形態やその変形は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
1 管理システム
2 ホームネットワークシステム
3 アクセスポイント
4 管理装置
5,6 操作端末
7 ネットワーク
11 通信部
12 記憶部
13 入力部
14 出力部
15 制御部
16 受信部
17 送信部
21 通信部
22 記憶部
23 応答時間情報
24 制御部
50a〜50c 通信アダプタ
100,100a〜100c 家電機器

Claims (8)

  1. 複数の機器と、操作端末と、前記機器と通信して制御する管理装置とを有する管理システムであって;
    前記操作端末は、
    ユーザによる複数の前記機器への操作命令の入力を受け付けて、該機器に対する制御要求を前記管理装置に送信する送信部と;
    前記管理装置から前記制御要求に対する制御結果を受信して表示する受信部と、を備え;
    前記管理装置は、
    前記操作端末から受信した複数の前記機器に対する制御要求を、該機器の特徴に基づく順序で各機器に制御要求を送信する制御部を備える;
    ことを特徴とする管理システム。
  2. 前記管理装置の前記制御部は、前記機器の応答時間に関する特徴に基づく順序で各機器に制御要求を送信することを特徴とする請求項1に記載の管理システム。
  3. 前記管理装置の前記制御部は、前記機器に対する制御要求に含まれる操作命令の数に基づく順序で各機器に制御要求を送信することを特徴とする請求項1に記載の管理システム。
  4. 前記管理装置の前記制御部は、前記機器の最大応答時間に基づく順序で各機器に制御要求を送信することを特徴とする請求項1に記載の管理システム。
  5. 前記管理装置の前記制御部は、前記機器ごとの過去の応答時間の履歴に基づく順序で各機器に制御要求を送信することを特徴とする請求項1に記載の管理システム。
  6. 前記管理装置の前記制御部は、前記機器に対する制御要求に含まれる操作命令の数、前記機器の最大応答時間、または前記機器ごとの過去の応答時間の履歴のうち2つ以上の組み合わせに基づく順序で各機器に制御要求を送信することを特徴とする請求項1に記載の管理システム。
  7. 操作端末から受信した複数の機器に対する制御要求を受け付けて、該機器の特徴に基づく順序で各機器に制御要求を送信する制御部を備えることを特徴とする管理装置。
  8. 複数の機器と、操作端末と、前記機器と通信して制御する管理装置とを有する管理システムで実行される管理方法であって、
    前記操作端末における、ユーザによる複数の前記機器への操作命令の入力を受け付けて、該機器に対する制御要求を前記管理装置に送信する送信工程と;
    前記管理装置における、前記操作端末から受信した複数の前記機器に対する制御要求を、該機器の特徴に基づく順序で各機器に制御要求を送信する制御工程と;
    前記操作端末における、前記管理装置から前記制御要求に対する制御結果を受信して表示する受信工程と;
    を含んだことを特徴とする管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7573233B2 (ja) 2020-07-13 2024-10-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報端末、通信システム、及び通信方法

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