JP2019176208A - 通信システム - Google Patents

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Masashi Kuge
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Abstract

【課題】放射状にノードが接続される通信システムにおいて、バスラインの終端をいずれのノードで終端するかテーブルを用いることなく自動的に設定できる通信システムを提供する。【解決手段】本体ユニット2と各センサユニット20−1〜20−4とを、平衡信号伝送線と電源線とで接続する。本体ユニット2は、各センサユニットに対してデータフレームを送信し、センサユニット内での電源線の電圧を示す値を要求する。センサユニットは、それぞれ電源線の電圧と自己のID含むデータフレームを本体ユニット2に送信する。本体ユニット2は、電源電圧の一番低いセンサユニット20−1と電源電圧の2番目に低いセンサユニット20−2で、バスラインが終端されるよう、データフレームを送信する。【選択図】図1

Description

この発明は、2本の信号線を用い電圧の差動により信号が送信される通信機器を複数用いる通信システムにおいて、信号線の終端を最適かつ自動的に行うことができる通信システムに関する。
2本の信号線(以下バスラインと呼ぶ)を用い、バスライン間の電圧の差で信号を伝送する通信方式(差動伝送方式)が知られている。電圧の差をとることによりノイズの影響を低減するこの通信方式は、例えばコントロールエリアネットワーク(Control Area Network、以下「CAN」という)が自動車等で用いられており、複数のECU(Electronic Control Unit)をバスラインに接続し、ECU間でデータを送受信する構成がとられている。
バスラインの端部で信号が反射すると伝送エラーが生じやすくなるため、バスラインの両端を抵抗で終端する必要がある。この抵抗のことを終端抵抗と呼び、CANの場合には、120Ωで終端することとなっている。図7(a)には、2つの通信機器(以下
「ノード」と呼ぶN1、N2)が、バスラインLで接続された例を示している。この場合には、各ノードN1,N2でそれぞれバスラインLを終端抵抗Rt1、Rt2で終端する。
図7(b)では、バスラインLの一端にノードN1が接続されバスラインを終端抵抗Rt1で終端している。ノードN1から伸びるバスラインL上に複数のノードN2、…、Nnが接続された例を示している。この場合には、ノードN1から最も遠いノードであるノードNnでバスラインを終端抵抗Rt2で終端する。このために、各ノードN2、…、Nnに終端抵抗Rtを持たせておき、終端するかをバスラインとは別の制御線で遠隔から設定できるようにしておき、ノードN2、…、NnがノードN1から遠方に位置する順をテーブル化して記憶し、このテーブルに従って最も遠いノードでバスラインを終端する技術が下記の特許文献1に記載されている。
また、図7(c)では、2つN2、N3のノードがバスラインLで接続され、その中間にノードN1が接続する場合には、ノードN2、N3でバスラインを終端することが、下記の特許文献2に開示されている。
特開2016−054362号 実開平02−016628号
上記特許文献1では、ノードN2、…、Nnが遠方に位置する順が判っている場合には有効であるが、その場合でも最も遠いノードNnを終端するためにバスラインとは別の制御線を必要としている。また、図6に示すように、一つのノードN1から、各ノードN2、…、Nnへ放射状にバスラインL2、…、Lnが接続している場合を想定する。この場合ノードN1でバスラインを終端するとは限られないという第1の問題点、各バスラインL2、…、Lnの長さ(実際にはケーブルの長さ)を把握するのが困難であるいう第2の問題点がある。第2の問題点に関しては、ノードN2、…ノードNnが設置する場所は決まっているが、ケーブルは構造物等に沿う様に配線されるので、ノードN1とノードN2、…、Nnとの直線距離が各ケーブルの長さにそのまま反映されるわけではないところに難しさがある。従って、図6に示した場合に特許文献1のテーブルを用いた終端抵抗の設定方法を適用することが困難となっている。
この発明は上記に鑑みなされたもので、放射状にノードが接続される通信システムにおいて、バスラインの終端をいずれのノードで終端するかテーブルを用いることなく自動的に設定できる通信システムの提供を目的としている。
この発明の一観点にかかる通信システムは、主ノードと、3以上の数の副ノードから構成され、各副ノードが平衡伝送信号線と電源線により前記主ノードにそれぞれ接続される通信システムにおいて、
前記主ノードは、前記電源線に電源を供給する電源回路と、前記平衡伝送信号線からデータフレームを受信すると共に、前記平衡伝送信号線にデータフレームを送信する第1の送受信回路と、前記平衡伝送信号線を終端する第1の終端抵抗と、前記第1の終端抵抗を平衡伝送信号線間に接続するか非接続とするかを切り替える第1のスイッチ回路と、第1の送受信回路と第1のスイッチ回路を制御する第1の制御部を備え、前記各副ノードは、電源線の電圧を測定するアナログ/デジタル変換部と、前記平衡伝送信号線からデータフレームを受信すると共に、前記平衡伝送信号線にデータフレームを送信する第2の送受信回路と、前記平衡伝送信号線を終端する第2の終端抵抗と、前記第2の終端抵抗を平衡伝送信号線間に接続するか非接続とするかを切り替える第2のスイッチ回路と、前記第2の送受信回路と第2のスイッチ回路を制御する第2の制御部を備えている。
第1の制御部は、各副ノードからの第1のデータフレームを受信し、第1のデータフレームから抽出した識別情報により前記副ノードの数を判定し、副ノードの数が3以上の場合には、前記電源電圧を示すデータを前記主ノードに送信するよう、各副ノードに第2のデータフレームを送出し、各副ノードから前記電源電圧を示すデータと前記識別情報を含む第3のデータフレームを受信し、前記副ノードの内、最も電源電圧の低い第1の副ノードと、その次に電源電圧の低い第2の副ノードが平衡伝送信号線を終端するよう第4のデータフレームを前記各副ノードに送信するよう構成される。
第2の制御部は、ノードの識別情報を含む第1のデータフレームを前記主ノードに送信し、前記主ノードから第2のデータフレームを受信すると、前記アナログ/デジタル変換部から出力された電源電圧を示す値と前記識別情報を含む第3のデータフレームを前記主ノードに送信し、前記主ノードから、平衡伝送信号線を終端するか否かの情報を含む第4のデータフレームを受信し、第2のスイッチを動作させて副ノードで平衡伝送信号線の終端状態を設定するよう構成される
副ノードで電源線の電圧は、同じケーブルを用いているならばケーブルが長くなるほど低下する。従って、検出される電源電圧の最も低い第1の副ノードと、その次に電源電圧の低い第2の副ノードで平衡伝送信号線を終端すれば、平衡伝送信号線上で最も離れた副ノード間で平衡伝送信号線が自動的に終端され、最適な通信を行うことができる。
この発明の第2の観点に係る発明の通信システムでは、初期状態では前記主ノード及び各副ノードで平衡伝送信号線が終端されており、第1の制御部は、第1の副ノードと第2の副ノード以外の少なくとも一つの第3の副ノードの識別情報と、平衡伝送信号線から第2の終端抵抗を切り離す指示を含む第4のデータフレームを平衡伝送信号線に送出するよう構成され、第2の制御部は、第4のデータフレームを受信し、自己の識別情報が含まれると判定した場合には、前記指示に従い第2の終端抵抗が平衡伝送信号線から切り離されるよう第2のスイッチ回路を動作させるよう構成される。
この発明の第3の観点に係る発明の通信システムでは、初期状態では前記主ノードと前記各副ノードで平衡伝送信号線が終端されておらず、第1の制御部は、前記各副ノードの内、最も電源電圧の低い第1の副ノードと、その次に電源電圧の低い第2の副ノードに、その第1及び第2の副ノードの識別情報と、平衡伝送信号線から第2の終端抵抗を接続する指示を含む第4のデータフレームを平衡伝送信号線に送出するよう構成され、第2の制御部は、第4のデータフレームを受信し、自己の識別情報が含まれると判定した場合には、前記指示に従い第2の終端抵抗が平衡伝送信号線に接続するよう第2のスイッチ回路を動作させるよう構成される。
第2の観点では、前記主ノード及前記各副ノードが初期状態で平衡伝送信号線を終端するよう構成されている場合に適用できる。また、第3の観点では、前記主ノード及び前記各副ノードが初期状態で平衡伝送信号線を終端しないよう構成されている場合に適用できる。いずれの場合においても、平衡伝送信号線を自動かつ最適に終端することができる。
平衡伝送信号線で主ノードから放射状に3以上の副ノードが接続される通信システムにおいて、バスラインの終端をいずれの副ノードで終端するかを自動的に設定できる。
発明の実施の形態にかかる通信システムの概要を説明する図である。 同通信システムの主ノードである本体ユニットのブロック図である。 同通信システムの副ノードであるセンサユニットのブロック図である。 同通信システムの終端抵抗の設定を説明するフロー図の前半である。 同通信システムの終端抵抗の設定を説明するフロー図の後半である。 発明の課題を説明する図である。 従来技術を説明する図である。
発明の実施の形態を、図1〜図5を参照しながら以下に説明する。まず、この通信システム1の概要を、図1を参照しながら説明する。図1の通信システム1は、本体ユニット2(主ノード)と3以上のセンサユニット(副ノード)20、カメラ30から構成され、生産拠点や搬送拠点において、温度、振動、騒音などをセンサユニット20で検出し、得られた情報を本体ユニット1に集める。また、カメラ30で画像を撮影し、その画像信号も本体ユニット1に収集される。
本体ユニット2は、LAN(Local Area Network)ケーブル12を介して、拠点内のLAN13に接続される。センサユニット20で収集したデータ、カメラ30で撮影した画像データは、LAN13に接続された上位のサーバ等に送信される。また、本体ユニット2は、無線LAN(IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11a,ac,b,g,n等)を用いて、ワイヤレスで通信することもできる。
図1では、4つのセンサユニット20−1、20−2、20−3及び20−4が本体ユニット2に接続されている。各センサユニット20−1、20−2、20−3及び20−4は、それぞれケーブル19−1、19−2、19−3及び19−4で本体ユニット2と接続されている。ケーブル19−1、19−2、19−3及び19−4は電源線と平衡伝送信号線を含んでいる。なお、同じものが複数ある要素については、例えばセンサユニット20−1、20−2、20−3及び20−4を総称する場合には、センサユニット20のように表すこととする。
この実施の形態では、平衡伝送信号方式としてCAN(Controller Area Network、ISO(International Organization for Standardization)11898及び11519)を使用している。平衡伝送信号線としては2本の信号線を用いており、一本の信号線に元の信号を、もう一本の信号線に元の信号の位相を反転した信号を送る。ノイズは2本の平衡伝送信号線に同じようにのるので、2本の信号線の差をとればノイズがキャンセルされる仕組みである。以下、平衡伝送信号線をバスラインとよぶ。
次に図2を参照しながら本体ユニット2の構成を説明する。CANトランシーバ3は、CANのデータフレームを生成してバスラインに送出し、バスラインから受信したデータフレームからデータを抽出する回路である。バスラインCAN−H、CAN−L間には、終端抵抗Rt1(第1の終端抵抗)とアナログスイッチ4(第1のスイッチ回路)の直列回路が接続される。なお、図面上では「スイッチ」を「SW」と略記する。アナログスイッチ4をオン/オフすることにより、バスラインCAN−H、CAN―Lを終端する/終端しないを選択することができる。終端抵抗Rt1の値はCANの場合には120Ωと定まっている。
CANトランシーバ3は、SoC(System on Chip)5に接続されている。SoC5は、CPU(Central Processing Unit)コア、周辺回路、各種I/Fを一つのダイの上に形成したものである。CANトランシーバ3は、データ送信線TxD、データ受信線RxDとでSoC5と接続されており、SoC5はCANドライバソフトウェアを動作させることによりCANトランシーバ3を制御し通信を行わせる。また、SoC5の出力ポートPOがアナログスイッチ4に接続されており、SoC5によりバスラインを終端するかしないかを切り替えることができる。
SoC5には、DDRSDRAM(Double Date Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory、以下SDRAMと略称する)6とフラッシュメモリ7が接続される。SDRAM5は、SoC5のCPUコアの作業領域となり、OS(オペレーティング・システム)や前記CANドライバなどの各種ソフトウェアが記憶される。フラッシュメモリ7は、前記OSや各種ソフトウェアを圧縮した状態で格納している。また、フラッシュメモリ7は、後述の識別情報ID0を記憶している。本体ユニット2の起動時にSoC5により、OSや各種ソフトウェアが読みだされ、実行可能にSDRAM6上に展開される。
SoC5には、さらに無線LAN通信部8及び有線LAN通信部9が接続される。符号8a、8bは、無線LAN通信部8のアンテナ接続端子であり、図1に示すようにスリーブアンテナ11a、11bが取り付けられる。符号9aは、有線LANケーブル12のレセプタクルである。レセプタクル9aには、LANケーブル12のモジューラジャック(図示せず)が挿入され、本体ユニット2がLAN13に接続される。
SoC5には、カメラ画像処理回路10が接続されている。カメラ画像処理回路10は、図1のカメラC1〜C4で撮影された画像信号を処理し、カメラC1〜C4の4つの画像を一つの画面に合成した画像信号をSoC5に出力する。符号10−1、10−2、10−3、10−4は、カメラC1〜C4からのケーブル17を接続するレセプタクルである。なお、カメラは最大4台接続可能ということであり、必要数なだけのカメラを本体ユニット2に接続すればよい。
電源回路15は、電源端子15a、15bから供給される電源(例えば直流24V)を、本体ユニット2内の各回路要素に供給する電圧に変換する(Vcc)。さらに、センサユニット20に供給する5Vの直流電圧を、電源線15c、15dにより供給する。前記CANのバスラインCAN−H、CAN−Lと電源線15c、15dとが、それぞれCANのレセプタクル16−1、・・・、16−4に接続される。
レセプタクル16−1、・・・、16−4には、ケーブル19−1、・・・、19−4の図示しないプラグが挿入され、ケーブル19−1、・・・、19−4を介してセンサユニット20−1、・・・20−4が本体ユニット2に接続される。センサユニット20についても必要な数だけ、本体ユニット2に接続すればよい。センサユニット20の数により、本体ユニット、センサユニットの何れでCANのバスラインを終端するかが異なるが、詳細は後述する。この実施例ではセンサユニット20−1、・・・、20−4は同じ構成を有しているものとする。
図3は、センサユニット20の構成を示している。センサユニット20は、CANトランシーバ23(第2の送受信回路)、終端抵抗Rt2(第2の終端抵抗)、アナログスイッチ24(第2のスイッチ回路)、1チップマイクロプロコンピュータ25(第2の制御部、以下マイクロコンピュータという)、電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor、以下FETという)28、電源回路29、マイクロホンモジュール30,センサ31、32から構成される。
CANトランシーバ23は、CANのデータフレームを生成してバスラインに送出し、バスラインから受信したデータフレームからデータを抽出する回路である。バスラインCAN−H、CAN−L間には、アナログスイッチ24及び終端抵抗Rt2が直列に接続される。この終端抵抗Rt2も120Ωである。アナログスイッチ24は、マイクロコンピュータ25の出力ポートPO−0に接続され、マイクロコンピュータ25によりオン/オフが制御される。
マイクロコンピュータ25は、センサユニット20の動作を制御する。マイクロコンピュータ25は、CPUコア25aと、フラッシュメモリ25b及びSRAM(Static Random Access Memory)25cを含んでいる。SRAM25cは、CPUコア25aの作業エリアとして機能する。SRAM25cはCPUコア25aのワークエリアであり、処理データ等が記憶される。フラッシュメモリ25bは、プログラムや設定データを記憶しており、CPUコア25aはフラッシュメモリ25bからプログラムを読み出し実行する。またフラッシュメモリ25bは後述の識別情報も記憶している。
マイクロコンピュータ25は、アナログ/デジタル(A/D)入力ポートA/D、シリアルポートSP−0、SP−1、SP−2を有している。このうち、SP−0には、マイクロホンモジュール30が接続される。マイクロホンモジュール30は、マイクロホン26及びA/Dコンバータ27を含み、マイクロホン26が捉えた音声信号をA/Dコンバータ27がデジタル信号に変換し、I2S(Inter-IC Sound)規格のシリアル転送規格によりシリアルポートSP−0へ音声信号データを出力する。シリアルポートSP−1,SP−2には、それぞれセンサ31、32が接続される。センサ31、32は、用途に応じて必要な物理量を測定するセンサを選択する。例えば、温度センサ、湿度センサ、加速度センサ、傾斜センサなどである。これらのセンサは、I2C(Inter-Integrated Circuit)、SPI(Serial Peripheral Interface)などのシリアル転送規格を用いて測定データをマイクロコンピュータ25に出力する。
電源回路29は、本体ユニット2からケーブル19を介して受電した電源電圧を適切な電圧、例えば3Vに変換し、CANトランシーバ23、アナログスイッチ24、マイクロコンピュータ25等のセンサユニッ20の各要素に供給する。電源線の+側には、FET28のソースSが接続される。FET28のドレインDは、A/D入力ポートA/D−0に接続される。FET28のゲートGは、マイクロコンピュータ25の出力ポートPO−1に接続される。マイクロコンピュータ25が、出力ポートPO−1の出力を制御することにより、ソースSとドレインD間に電流が流れ、電源線+の電圧がA/D入力ポートA/D−0に入力される。
CANのバスラインCAN−H、CAN−L、電源線(+)、(−)は、一つのレセプタクル34にまとめられ、ケーブル19の図示しないプラグが結合される。
次に、本体ユニット2とセンサユニット20の動作を、図4を参照しながら説明する。図4の左半分は本体ユニット2の動作を示し、右半分はセンサユニット20の動作を示している。本体ユニット2は、電源が投入されると、SoC5の初期化処理を行い、フラッシュメモリ7から、OS、CANドライバ等の各種プログラムを読み出し、SDRAM6上に実行可能に展開する(図示せず)。初期化が終了した後、SoC5は、出力POより信号を出力し、アナログスイッチ4をオンにし、バスラインCAN−H、CAN−Lを終端抵抗Rt1で終端する(ステップ(以下STと略称する)1)。
次に、SoC5はCANトランシーバ3を起動し(ST2)、タイマTをスタートさせる(ST3)。SoC5は、CANトランシーバ3を介して、センサユニット20からのデータフレームDF1(第1のデータフレーム)を受信する(ST4)。SoC5は、タイマTがタイムアップするまでデータフレームの受信を続ける(ST5、NO)。
センサユニット20は、電源が投入されると、マイクロコンピュータ25を初期化する。CPUコア25aは、フラッシュメモリ25bからプログラムを読み出し実行する。そして、マイクロコンピュータ25は、出力ポートPO_0より信号を出力し、アナログスイッチ24をオンにし、バスラインCAN−H、CAN−Lを終端抵抗Rtで終端する(ST21)。
次に、マイクロコンピュータ25は、CANトランシーバ23を起動し(ST22)、所定の周期でデータフレームDF1をバスラインに送出する(ST23)。なお、複数のセンサユニット20が同時にデータフレームを出すことはできない。そこで、本体ユニット2、センサユニット20−1、20−2、20−3及び20−4にそれぞれ識別情報ID0、ID1,ID2,ID3、ID4を持たせている。ここで、番号の小さいIDが優先されものとする。例えば、センサユニット20−1とセンサユニット20−2では、ID1のセンサユニット20−1が優先される。センサユニット20−1のデータフレームの送信後、ID2のセンサユニット20−2はデータフレームを送信することができる。前記タイマTは、4つのセンサユニット20からデータフレームが少なくとも1回は受信できる時間に設定されている。
タイマTがタイムアップすると(ST5、YES)、SoC5は、何個のセンサユニット20からデータフレームを受信したか判定する(ST6)。データフレームのIDの数mが1つの場合には、接続するセンサユニット20は一つであるから、本体ユニット2と一つのセンサユニット20のそれぞれでバスラインを終端すればよい(図7(a)の状態)。本体ユニット2はST1で終端抵抗を接続しており、センサユニット20もST21で終端抵抗を接続しているので、そのまま通信を開始する。
ST6の判定でIDの数mが2の場合には、2つのセンサユニット20が本体ユニット2に接続されている。この場合は図7(c)の状態に相当し、本体ユニット2でCANババスラインを終端する必要はないので、SoC5は出力ポートPO−0の信号でアナログスイッチ4をオフとし、終端抵抗Rt1をバスラインより切り離し(ST10)、通信を開始する。
次に、ST6の判定でIDの数mが3以上である場合について説明する。ここでは、図1に示すように本体ユニット2に4つのセンサユニット20−1、20−2、20−3及び20−4が接続されている例で説明する。各センサニット20を接続しているケーブル19−1、19−2、19−3、19−4の長さ(以下、ケーブル長という)をそれぞれL1、L2、L3、L4とし、L1>L2>L3>L4の関係にあるとする。
SoC5は、各センサユニット20に電源電圧を示す値を要求するデータフレームDF2(第2のデータフレーム)をCANトランシーバ3からバスラインに送信する(ST7)。各センサユニット20は、このデータフレームDF2を受信すると(ST24)、各センサユニット20のマイクロコンピュータ25は、出力ポートPO−1の出力を切り替え、FET28を導通状態とし、A/D−0入力ポートから電源電圧を取り込み、電源電圧を示すデジタル信号に変換する。
マイクロコンピュータ25は、このデジタル信号と自己のIDとを含むデータフレームを生成し、CANトランシーバ23よりバスラインにデータフレームDF3(第3のデータフレーム)を送出する(ST25)。本体ユニット2は、CANトランシーバ3で各センサユニット20のデータフレームを受信し、SoC5は受信したデータフレームから、IDと電源電圧を示す値を抽出する(ST8)。
SoC5は、最も電源電圧の低いセンサユニット(第1の副ノード)のIDと、その次に電源電圧の低いセンサユニット(第2の副ノード)のIDを決定する。図1に示した例では、センサユニット20−1のケーブル19−1のケーブル長L1が最も長く、電源電圧を示す値が最も低くなる。そして、センサユニット20−2のケーブル長L2がL1の次に長いので、電源電圧を示す値が次に低くなる。
SoC5は、センサユニット20−1、20−2以外のセンサユニット、すなわちセンサユニット20−3、20−4(第3の副ノード)の識別情報を含み、バスラインの終端抵抗Rt2を切り離すコマンドとIDを含むデータフレームDF4(第4のデータフレーム)をバスラインに送出する。センサユニット20は、CANトランシーバ24で受信したデータフレームをマイクロコンピュータ25に出力し、マイクロコンピュータ25は、データフレームよりIDと終端抵抗を切り離すコマンドを抽出する。抽出したIDが自己のIDと一致する場合には(ST26、YES)、マイクロコンピュータ25は、出力ポートPO−0を制御し、アナログスイッチ24をオフとして、終端抵抗Rt2をバスラインより切り離す(ST27)。抽出されたIDが自己のIDと一致しない場合には、マイクロコンピュータ25は現在の状態、すなわち終端抵抗Rt2の接続状態を維持する。この例では、センサユニット20−3及びセンサユニット20−4で終端抵抗Rt2がバスラインから切り離される。
センサユニット20−1、20−2で終端抵抗Rtの接続が維持されるので、本体ユニット2ではバスラインを終端するが必要なくなる。SoC5は出力ポートPOを制御して、アナログスイッチ4をオフとし、終端抵抗Rtをバスラインより切り離す(ST10)。その後、本体ユニット2及び各センサユニット20は通信を開始する。すなわち、センサユニット20は、マイクロホンモジュール30で取得された音声データ、センサ31,32で測定されたデータを含むデータフレームを定期的に本体ユニット2に送信する。本体ユニット2は、センサユニット20からのデータを有線LAN又は無線LANを介して図示しない上位サーバ等に転送する。
上述の終端抵抗の設定処理は電源投入時に毎回行ってもよいが、終端抵抗接続の有無を本体ユニット2のフラッシュメモリ7、センサユニット20のフラッシュメモリ27に記憶しておき、2回目以降の終端抵抗の設定処理を省略することができる。但し、本体ユニットやセンサユニットの配置の変更(ケーブル長の変更)や、センサユニットの数の増減時には、終端抵抗の設定が必要となる。そこで、ユーザの指示によりいつでも終端抵抗の設定処理ができるようにするのが好ましい。例えば、本体ユニット2にWEBサーバ機能を持たせ、LAN13に接続した図示しないコンピュータのブラウザを用いて、WEBUI(WEB User Interface)により終端抵抗の設定を指示することができる。
上記実施の形態では、本体ユニット2、センサユニット20が電源投入時にバスラインを終端している場合について説明した。本発明は、電源投入時にバスラインが終端されていない場合においても適用可能である。この場合には、
(1)センサユニット20が一つの場合(m=1)
本体ユニット2とセンサユニット20で、バスラインに終端抵抗を接続する。
(2)センサユニット20が2つの場合(m=2)
2つのセンサユニット20で、バスラインに終端抵抗を接続する。
(3)センサユニット20が3つ以上の場合(m≧3)
電源電圧の最も低いセンサユニット20−1と、その次に電源電圧の低いセンサユニット20−2で、バスラインに終端抵抗を接続することによって、バスラインを適切に終端することができる。
1 通信システム
2 本体ユニット(主ノード)
3 CANトランシーバ(第1の送受信回路)
4 アナログスイッチ(第1のスイッチ回路)
5 SoC(第1の制御部)
6 DDRSDRAM
7 フラッシュメモリ
8 無線LAN通信部
9 有線LAN通信部
10 カメラ画像処理回路
15 電源回路
15c、15d 電源線
19−1、19−2、19−3,19−4 ケーブル
20−1、20−2、20−3、20−4 センサユニット(副ノード)
23 CANトランシーバ(第2の送受信回路)
24 アナログスイッチ(第2のスイッチ回路)
25 マイクロコンピュータ(第2の制御部)
26 マイクロホン
27 A/Dコンバータ
28 FET
29 電源回路
30 マイクロホンモジュール
31,32 センサ
CAN−H、CAN−L バスライン(平衡伝送信号線)
DF1 第1のデータフレーム
DF2 第2のデータフレーム
DF3 第3のデータフレーム
DF4 第4のデータフレーム
Rt1、Rt2 終端抵抗

Claims (3)

  1. 主ノードと、3以上の数の副ノードから構成され、各副ノードが平衡伝送信号線と電源線により前記主ノードにそれぞれ接続される通信システムにおいて、
    前記主ノードは、
    前記電源線に電源を供給する電源回路と、前記平衡伝送信号線からデータフレームを受信すると共に、前記平衡伝送信号線にデータフレームを送信する第1の送受信回路と、前記平衡伝送信号線を終端する第1の終端抵抗と、前記第1の終端抵抗を平衡伝送信号線間に接続するか非接続とするかを切り替える第1のスイッチ回路と、第1の送受信回路と第1のスイッチ回路を制御する第1の制御部を備え、
    前記各副ノードは、
    電源線の電圧を測定するアナログ/デジタル変換部と、前記平衡伝送信号線からデータフレームを受信すると共に、前記平衡伝送信号線にデータフレームを送信する第2の送受信回路と、前記平衡伝送信号線を終端する第2の終端抵抗と、前記第2の終端抵抗を平衡伝送信号線間に接続するか非接続とするかを切り替える第2のスイッチ回路と、前記第2の送受信回路と第2のスイッチ回路を制御する第2の制御部を備え、
    第1の制御部は、
    各副ノードからの第1のデータフレームを受信し、第1のデータフレームから抽出した識別情報により前記副ノードの数を判定し、副ノードの数が3以上の場合には、前記電源電圧を示すデータを前記主ノードに送信するよう、各副ノードに第2のデータフレームを送出し、各副ノードから前記電源電圧を示すデータと前記識別情報を含む第3のデータフレームを受信し、前記副ノードの内、最も電源電圧の低い第1の副ノードと、その次に電源電圧の低い第2の副ノードが平衡伝送信号線を終端するよう第4のデータフレームを前記各副ノードに送信するよう構成され、
    第2の制御部は、ノードの識別情報を含む第1のデータフレームを前記主ノードに送信し、前記主ノードから第2のデータフレームを受信すると、前記アナログデジタル変換部から出力された電源電圧を示す値と前記識別情報を含む第3のデータフレームを前記主ノードに送信し、前記主ノードから、平衡伝送信号線を終端するか否かの情報を含む第4のデータフレームを受信し、第2のスイッチを動作させて副ノードで平衡伝送信号線の終端状態を設定するよう構成されることを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1記載の通信システムにおいて、
    初期状態では前記主ノード及び各副ノードで平衡伝送信号線が終端されており、
    第1の制御部は、
    第1の副ノードと第2の副ノード以外の少なくとも一つの第3の副ノードの識別情報と、平衡伝送信号線から第2の終端抵抗を切り離す指示を含む第4のデータフレームを平衡伝送信号線に送出するよう構成され、
    第2の制御部は、
    第4のデータフレームを受信し、自己の識別情報が含まれると判定した場合には、前記指示に従い第2の終端抵抗が平衡伝送信号線から切り離されるよう第2のスイッチ回路を動作させるよう構成される。
  3. 請求項1記載の通信システムにおいて、
    初期状態では前記主ノードと前記各副ノードで平衡伝送信号線が終端されておらず、
    第1の制御部は、
    前記各副ノードの内、最も電源電圧の低い第1の副ノードと、その次に電源電圧の低い第2の副ノードに、その第1及び第2の副ノードの識別情報と、平衡伝送信号線から第2の終端抵抗を接続する指示を含む第4のデータフレームを平衡信号線に送出するよう構成され、
    第2の制御部は、第4のデータフレームを受信し、自己の識別情報が含まれると判定した場合には、前記指示に従い第2の終端抵抗が平衡伝送信号線に接続するよう第2のスイッチ回路を動作させるよう構成される。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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