JP2019175964A - ラックおよび電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子機器を収容したラック内の各所に冷却空気を供給する。【解決手段】電子機器を収容するラック本体Lと、その前面2との間、およびラック本体Lの両側面との間にそれぞれ間隔をおいて設けられ、下面開口4を有するとともに、前面の上下に前面開口6、8を有するダクト本体1と、前記前面開口6、8のうち最も下に位置する第1前面開口6と前記下面開口4との間で前記ダクト本体内1の空間を仕切る第1導風板7と、第1の導風板7の表面との間に間隔をおいて、第2前面開口8と前記下面開口5との間で前記ダクト本体1内の空間を仕切る第2導風板2とを有し、前記ラック本体1の側面と向き合う前記ダクト本体1の側面は、前記第1前面開口6の高さと前記第2前面開口8の高さとで前記ラック本体1の前面から背面への長さが異なる切り欠き10、11を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、ラックおよび電子機器に関する。
関連する技術として、特許文献1、2に記載されたラックがある。
この特許文献1のラックは、床下に敷設されたダクトからラックの下部へ冷却空気を導入し、この冷却空気をラックの前面板との間の空間に導いて上方へ流すことにより、前記ラックに内蔵されたモジュール等を冷却する構成となっている。
すなわち、図12に示すように、筐体110の収納部120内は、仕切り板130により仕切られて上下三段に設けられ、冷却空気を床下から取り入れ、中央の導風空間部(ダクト)の導風前面板201の開口部221〜223から内部に吹き出す構造となっている。
この特許文献1のラックは、床下に敷設されたダクトからラックの下部へ冷却空気を導入し、この冷却空気をラックの前面板との間の空間に導いて上方へ流すことにより、前記ラックに内蔵されたモジュール等を冷却する構成となっている。
すなわち、図12に示すように、筐体110の収納部120内は、仕切り板130により仕切られて上下三段に設けられ、冷却空気を床下から取り入れ、中央の導風空間部(ダクト)の導風前面板201の開口部221〜223から内部に吹き出す構造となっている。
また特許文献2には、ファンによって筐体の前面から背面へ冷却空気を流す構成が開示されている。
しかしながら、特許文献1記載のラックには、例えば、半導体装置などの発熱部品を回路基板に搭載したモジュールを多数収容することがある。このように多数のモジュールを収容した場合、冷却空気が放出されるラックの前面中央に多くの冷却空気を流通させることができるものの、ラックには、ある程度の幅、奥行き(背面方向への距離)があるため、背面寄りの配置されたモジュール、あるいはモジュールの背面寄りの領域に十分な冷却空気を送り込むことができない場合がある。
また特許文献2記載の技術は、単一の電子機器の前面から背面へ冷却空気を流通させるファンを開示するに過ぎず、複数段にわたってモジュールを収容したラックの全体に冷却空気を送り込むための配慮がなされたものではない。
また特許文献2記載の技術は、単一の電子機器の前面から背面へ冷却空気を流通させるファンを開示するに過ぎず、複数段にわたってモジュールを収容したラックの全体に冷却空気を送り込むための配慮がなされたものではない。
この発明は、複数の複数のモジュールが収容されたラック本体、あるいは電子機器の各所への冷却空気の供給を促進することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の構成を有する。
電子機器を収容するラック本体と、このラック本体内にラック本体の前面との間、およびラック本体の両側面との間にそれぞれ間隔をおいて設けられ、下面に下面開口を有するとともに、前面に上下方向に並ぶ複数の前面開口を有するダクト本体と、このダクト本体の前記前面開口のうち下方に位置する第1前面開口と前記下面開口との間に設けられて前記ダクト本体内の空間を仕切る第1導風板と、この第1の導風板の表面との間に間隔をおいて、第2前面開口と前記下面開口との間に設けられて前記ダクト本体内の空間を仕切る第2導風板とを有し、前記ラック本体の側面と向き合って設けられた前記ダクト本体の側面は、前記第1前面開口に対応する位置と前記第2前面開口に対応する位置とで前記ラック本体の前面から背面への方向の長さが異なる切り欠きを有する。
電子機器を収容するラック本体と、このラック本体内にラック本体の前面との間、およびラック本体の両側面との間にそれぞれ間隔をおいて設けられ、下面に下面開口を有するとともに、前面に上下方向に並ぶ複数の前面開口を有するダクト本体と、このダクト本体の前記前面開口のうち下方に位置する第1前面開口と前記下面開口との間に設けられて前記ダクト本体内の空間を仕切る第1導風板と、この第1の導風板の表面との間に間隔をおいて、第2前面開口と前記下面開口との間に設けられて前記ダクト本体内の空間を仕切る第2導風板とを有し、前記ラック本体の側面と向き合って設けられた前記ダクト本体の側面は、前記第1前面開口に対応する位置と前記第2前面開口に対応する位置とで前記ラック本体の前面から背面への方向の長さが異なる切り欠きを有する。
本発明によれば、ラック内の各所への冷却空気をできるだけ均一に供給することができる。
図1により、本発明のラックの最少構成例を説明する。
符号1は電子機器(例えば、半導体チップや電子部品等を配線基板に搭載したモジュール)を収容するラック本体Lの内部に設けられたダクト本体であり、このダクト本体1とラックLの前面2との間には、上下方向へ向かう間隔3を有する。この間隔3は空気通路として機能する。また前記ダクト本体1は、例えば、サーバー等が設置された空調室の床下に設けられたダクト(図示略)の上に設けられ、下面開口4、5から冷却空気を受け入れるようになっている。
符号1は電子機器(例えば、半導体チップや電子部品等を配線基板に搭載したモジュール)を収容するラック本体Lの内部に設けられたダクト本体であり、このダクト本体1とラックLの前面2との間には、上下方向へ向かう間隔3を有する。この間隔3は空気通路として機能する。また前記ダクト本体1は、例えば、サーバー等が設置された空調室の床下に設けられたダクト(図示略)の上に設けられ、下面開口4、5から冷却空気を受け入れるようになっている。
前記下面開口4と、前記間隔3に連通する前面開口6との間には、第1導風板7が設けられ、この第1導風板7は、前記下面開口4から前記間隔3へ冷却空気を案内している。また前記下面開口5と、前記間隔3に連通する第2前面開口8との間には、第2導風板9が設けられ、この第2導風板9は、前記下面開口5から前記間隔3へ冷却空気を案内している。
前記ラック本体1の側面(図1の紙面に対応する面)には、切り欠き10、11が形成されている。前記下側の切り欠き10は、上側の切り欠き11より短く(図中左右方向に短く)形成されている。この結果、第1導風板7により区画される冷却空気の通路の側面が前記切り欠き10により側方へ開放され、また、第2導風板9により区画される冷却空気の通路の側面が前記切り欠き11により側方へ開放されている。
前記ラック本体1の側面(図1の紙面に対応する面)には、切り欠き10、11が形成されている。前記下側の切り欠き10は、上側の切り欠き11より短く(図中左右方向に短く)形成されている。この結果、第1導風板7により区画される冷却空気の通路の側面が前記切り欠き10により側方へ開放され、また、第2導風板9により区画される冷却空気の通路の側面が前記切り欠き11により側方へ開放されている。
上記構成のラックにあっては、下面開口4から第1導風板7に案内された冷却空気が空気通路としての間隔3へ案内される。また下面開口5から第2導風板9に案内された冷却空気が空気通路である間隔3へ案内される。また、下側の切り欠き10より上側の切り欠き11がより深く切り込まれているので、第2前面開口8へ向かう冷却空気が、より多く、ラックLの背面側(図1の右側)の領域へ供給される。
図2〜10を参照して、本発明の第1実施形態を説明する。なお以下の説明中、図1と共通の構成には同一符号を付し、説明を簡略化する。
図2〜4は、ラックL内におけるダクト本体1と、モジュール20との配置を示している。前記ダクト本体1は、ラックLの略中央に縦向きに配置されている。またラックL内は、図示の場合上下三段に仕切られ、例えば回路基板に電子部品等を搭載した前記モジュール20が縦向きに収容されている。前記ラック本体1の前面2は、例えば鉛直な軸を中心に回転自在に支持された板状の扉により開閉可能な構造とされている。なお前記ラック本体Lに収容された電子機機器の少なくとも一部には、冷却ファンが設けられていて、図1の右方へ向かう気流(ラックの前面から背面へ向かう気流)を発生させることができる。
図2〜4は、ラックL内におけるダクト本体1と、モジュール20との配置を示している。前記ダクト本体1は、ラックLの略中央に縦向きに配置されている。またラックL内は、図示の場合上下三段に仕切られ、例えば回路基板に電子部品等を搭載した前記モジュール20が縦向きに収容されている。前記ラック本体1の前面2は、例えば鉛直な軸を中心に回転自在に支持された板状の扉により開閉可能な構造とされている。なお前記ラック本体Lに収容された電子機機器の少なくとも一部には、冷却ファンが設けられていて、図1の右方へ向かう気流(ラックの前面から背面へ向かう気流)を発生させることができる。
前記ダクト本体1の構造の詳細について、図5、6を参照して説明する。
ダクト本体1の内部には、第1の導風板7が設けられ、この第1の導風板7は、上方へ向かって湾曲して延び、第1前面開口6の上縁に対応する高さ位置から水平に向いていて、第1前面開口6に繋がっている。
また、前記第1導風板7の水平部分の下方には、平行に第1仕切り板21が設けられて、第1導風板7との間に、第1前面開口6へ向かう冷却風の流路を形成している。なお図示の場合、第1仕切り板21がダクト本体1の下面板1cの一部となっている。
第1導風板7より背面寄りの位置には、第2導風板9が配置されている。この第2導風板9は、上方へ向かって第1導風板7より大きな曲率半径で湾曲しつつ延び、第2前面開口8の上縁に対応する高さ位置から水平に向かって、第2前面開口8に繋がっている。
また、前記第2導風板9の水平部分の下方には、平行に第2仕切り板22が設けられて、第2導風板9との間に、第2前面開口8へ向かう冷却風の流路を形成している。
第2導風板9より背面寄りの位置には、第3導風板12が配置されている。この第3導風板12は、下面開口15から上方へ向かって第2導風板9より大きな曲率半径で湾曲しつつ延び、第3前面開口14の上縁に対応する高さ位置から水平方向に向かって、第3前面開口14に繋がっている。
また、前記第3導風板12の水平部分の下方には、平行に第3仕切り板23が設けられて、第3導風板12との間に、第3前面開口14へ向かう冷却風の流路を形成している。
ダクト本体1の内部には、第1の導風板7が設けられ、この第1の導風板7は、上方へ向かって湾曲して延び、第1前面開口6の上縁に対応する高さ位置から水平に向いていて、第1前面開口6に繋がっている。
また、前記第1導風板7の水平部分の下方には、平行に第1仕切り板21が設けられて、第1導風板7との間に、第1前面開口6へ向かう冷却風の流路を形成している。なお図示の場合、第1仕切り板21がダクト本体1の下面板1cの一部となっている。
第1導風板7より背面寄りの位置には、第2導風板9が配置されている。この第2導風板9は、上方へ向かって第1導風板7より大きな曲率半径で湾曲しつつ延び、第2前面開口8の上縁に対応する高さ位置から水平に向かって、第2前面開口8に繋がっている。
また、前記第2導風板9の水平部分の下方には、平行に第2仕切り板22が設けられて、第2導風板9との間に、第2前面開口8へ向かう冷却風の流路を形成している。
第2導風板9より背面寄りの位置には、第3導風板12が配置されている。この第3導風板12は、下面開口15から上方へ向かって第2導風板9より大きな曲率半径で湾曲しつつ延び、第3前面開口14の上縁に対応する高さ位置から水平方向に向かって、第3前面開口14に繋がっている。
また、前記第3導風板12の水平部分の下方には、平行に第3仕切り板23が設けられて、第3導風板12との間に、第3前面開口14へ向かう冷却風の流路を形成している。
上記のように構成されたダクト本体1内において、ダクト本体1がなす直方体の各面を構成する上面板1a、前面板1b、下面板1c、背面板1d、側面板1eと、内部を区画する第1導風板7、第2導風板9、第3導風板12等とによってどのように冷却空気の流路が形成されているかについて、図5、6を参照して説明する。
以下の説明中、A、B、C等アルファベットの大文字は、ダクト本体1の各地点を示している。
ダクト本体1は、全体として直方体状をなし、上面1a、背面1dは、全面が塞がれている。
前記ダクト本体1の前面1bの各々の地点に囲まれた領域は、それぞれ、下記のように開口し、あるいは塞がれている。
A1〜B1〜B1’〜A1’ 前面板1bにより塞がれる。
B1〜C1〜C1’〜B1’ 前面板1bがなく第3前面開口14が形成される。
C1〜D1〜D1’〜C1’ 前面板1bにより塞がれる。
D1〜E1〜E1’〜D1’ 前面板1bがなく第2前面開口8が形成される。
E1〜F1〜F1’〜E1’ 前面板1bにより塞がれる。
F1〜G1〜G1’〜F1’ 前面板1bがなく第1前面開口6が形成される。
以下の説明中、A、B、C等アルファベットの大文字は、ダクト本体1の各地点を示している。
ダクト本体1は、全体として直方体状をなし、上面1a、背面1dは、全面が塞がれている。
前記ダクト本体1の前面1bの各々の地点に囲まれた領域は、それぞれ、下記のように開口し、あるいは塞がれている。
A1〜B1〜B1’〜A1’ 前面板1bにより塞がれる。
B1〜C1〜C1’〜B1’ 前面板1bがなく第3前面開口14が形成される。
C1〜D1〜D1’〜C1’ 前面板1bにより塞がれる。
D1〜E1〜E1’〜D1’ 前面板1bがなく第2前面開口8が形成される。
E1〜F1〜F1’〜E1’ 前面板1bにより塞がれる。
F1〜G1〜G1’〜F1’ 前面板1bがなく第1前面開口6が形成される。
前記ダクト本体の両側の側面1eの各々の地点は、下記のように開口、あるいは塞がれている。なお下記の説明は、一部、図5の手前側の側面板1eにより代表して説明する。
A〜B〜B1〜A1 側面板1eにより塞がれる。
B〜C〜C2〜B2 側面板1eにより塞がれる。この結果、B2〜C2〜C1〜B1で囲まれた領域に切り欠き13が形成される。同様にして、B2’〜C2’〜C1’〜B1’で囲まれた切り欠き13が形成される。
C〜D〜D1〜C1 側面板1eにより塞がれる。
D〜E〜E2〜D2 側面板1eにより塞がれる。この結果、D2〜E2〜E1〜D1で囲まれた領域に切り欠き11が形成される。同様にして、D2’〜E2’〜E1’〜D1’で囲まれた領域に切り欠き11が形成される。
E〜F〜F1〜E1 側面板1eにより塞がれる。
F〜G〜G2〜F2 側面板1eにより塞がれる。この結果、F2〜G2〜G1〜F1が切り欠き10となる。同様にして、F2’〜G2’〜G1’〜F1’で囲まれた切り欠き10が形成される。
A〜B〜B1〜A1 側面板1eにより塞がれる。
B〜C〜C2〜B2 側面板1eにより塞がれる。この結果、B2〜C2〜C1〜B1で囲まれた領域に切り欠き13が形成される。同様にして、B2’〜C2’〜C1’〜B1’で囲まれた切り欠き13が形成される。
C〜D〜D1〜C1 側面板1eにより塞がれる。
D〜E〜E2〜D2 側面板1eにより塞がれる。この結果、D2〜E2〜E1〜D1で囲まれた領域に切り欠き11が形成される。同様にして、D2’〜E2’〜E1’〜D1’で囲まれた領域に切り欠き11が形成される。
E〜F〜F1〜E1 側面板1eにより塞がれる。
F〜G〜G2〜F2 側面板1eにより塞がれる。この結果、F2〜G2〜G1〜F1が切り欠き10となる。同様にして、F2’〜G2’〜G1’〜F1’で囲まれた切り欠き10が形成される。
上記構成のラックにあっては、図7に示すように、床下のダクト(図示略)を流れる冷却空気が、矢印aで示すように、下面開口4から第1導風板7に案内されて上方〜水平へ案内され、第1導風板7と第1仕切り板21との間を通って第1前面開口6から前方へ、切り欠き10から側方へ吹き出す。また、矢印bで示すように、下面開口5から第2導風板9に案内されて上方〜水平へ案内され、第2導風板9と第2仕切り板22との間を通って第2前面開口8から前方へ、切り欠き11から側方へ吹き出す。また、矢印cで示すように、下面開口15から第3導風板12に案内されて上方〜水平へ案内され、第3導風板12と第3仕切り板23との間を通って第3前面開口14から前方へ、切り欠き13から側方へ吹き出す。
図8〜10を参照して、さらに詳細に説明すれば、第1導風板7により案内された冷却空気は、ラックLの前面2に近い位置で前方及び側方へ吹き出し、第2導風板9により案内された冷却空気は、矢印bで示すように、ラックLの前面2より背面1d寄りの位置で前方および側方へ吹き出し、第3導風板12により案内された冷却空気は、矢印cで示すように、さらに背面1d寄りの位置で前方および側方へ吹き出す。
上記構成によれば、三段に重ねて配置されたモジュール20のうち最下段には、第1導風板7により案内された冷却空気が供給され、中段には第2導風板9により案内された冷却空気が供給され、上段には、第3導風板12により案内された冷却空気が供給される。また、自然対流により上方ほど高温雰囲気となるラックLの内部において、高い位置、かつ、前面の上下方向の空気通路から離れた背面寄りほど大きな切り欠きを介してより多くの冷却空気が供給され、したがって、各段のモジュール20のそれぞれに冷却空気が案内されるので、多数のモジュール20の部分的な冷却不足を防止することができる。
また、ラックLの下方の床下ダクトから上方へ冷却空気を導くことに起因して、流路が長く(遠く)なるほど流路抵抗が大きくなるにもかかわらず、切り欠きが大きくなって冷却空気の出口の開口面積が大きくなるため、流路抵抗の増大に伴って減少する冷却空気の風量に起因する冷却能力の不足を抑制することができる。
上記第1実施形態では、単一のラックLについて説明したが、図11の第2実施形態に示すように、共通の床下ダクトに各下面開口4、5、15が連通するように、複数のラックLを並べて配置しても良い。
なお、上記第1、第2実施形態では、モジュールを上下方向へ三段に配置した場合について説明したが、段数の変更に対応して導風板、仕切り板の数、形状、あるいはこれらの配置を変更しても良いのはもちろんである。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、サーバー等のモジュールを収容する電子機器及びそのラックに利用することができる。
1 ダクト本体
1a 上面(上面板)
1b 前面(前面板)
1c 下面(下面板)
1d 背面(背面板)
1e 側面(側面板)
2 前面
3 間隔(空気通路)
4 下面開口
5 下面開口
6 (第1)前面開口
7 (第1)導風板
8 (第2)前面開口
9 (第2)導風板
10 切り欠き
11 切り欠き
12 (第3)導風板
13 切り欠き
14 (第3)前面開口
15 下面開口
20 モジュール
21 (第1)仕切板
22 (第2)仕切板
23 (第3)仕切板
L ラック本体
1a 上面(上面板)
1b 前面(前面板)
1c 下面(下面板)
1d 背面(背面板)
1e 側面(側面板)
2 前面
3 間隔(空気通路)
4 下面開口
5 下面開口
6 (第1)前面開口
7 (第1)導風板
8 (第2)前面開口
9 (第2)導風板
10 切り欠き
11 切り欠き
12 (第3)導風板
13 切り欠き
14 (第3)前面開口
15 下面開口
20 モジュール
21 (第1)仕切板
22 (第2)仕切板
23 (第3)仕切板
L ラック本体
Claims (8)
- 電子機器を収容するラック本体と、
このラック本体内にラック本体の前面との間、およびラック本体の両側面との間にそれぞれ間隔をおいて設けられ、下面に下面開口を有するとともに、前面に上下方向に並ぶ複数の前面開口を有するダクト本体と、
このダクト本体の前記前面開口のうち下方に位置する第1前面開口と前記下面開口との間に設けられて前記ダクト本体内の空間を仕切る第1導風板と、
この第1の導風板の表面との間に間隔をおいて、第2前面開口と前記下面開口との間に設けられて前記ダクト本体内の空間を仕切る第2導風板と、
を有し、
前記ラック本体の側面と向き合って設けられた前記ダクト本体の側面板は、前記第1前面開口に対応する位置と前記第2前面開口に対応する位置とで前記ラック本体の前面から背面への方向の長さが異なる切り欠きを有する、
ラック。 - 前記第1前面開口に設けられた第1導風板に沿って設けられて、前記第1前面開口に連なる第1流路を形成する第1仕切板と、
この第1仕切板と異なる長さを有し、前記第2前面開口に設けられた第2導風板に沿って設けられて、前記第2前面開口に連なる第2流路を形成する第2仕切板と、
を有し、
前記側面板の複数の切り欠きの一方は、前記第1仕切板に対応する位置まで形成され、前記切り欠きの他方は、第2仕切板に対応する位置まで形成された、
請求項1に記載のラック。 - 前記第2仕切板は、前記第1仕切板より長くされた、
請求項1または2のいずれか一項に記載のラック。 - 前記側面板の切り欠きは、上方ほど背面方向への長さが長くされた、
請求項1〜3のいずれか一項に記載のラック。 - 前記ラック本体の略中央に前記ダクト本体が設けられた、
請求項1〜4のいずれか一項に記載のラック。 - 前記第2前面開口の上部に第3前面開口を有し、この第3前面開口と前記下面開口との間で前記ダクト本体内の空間を仕切り、前記第2仕切板より長い第3導風板と、
この第3導風板に沿って設けられて、前記第2前面開口より上の第3前面開口に連なる第3流路を形成する第3仕切板とを有し、
この第3仕切板に対応する位置まで前記ダクト本体の側面板が切り欠かれた、
請求項2〜5のいずれか一項に記載のラック。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載されたラックの前記ダクト本体の側部にモジュールを設けた電子機器。
- 前記ダクト本体の両側に、それぞれ複数のモジュールを設けた請求項7に記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018061306A JP2019175964A (ja) | 2018-03-28 | 2018-03-28 | ラックおよび電子機器 |
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JP2018061306A JP2019175964A (ja) | 2018-03-28 | 2018-03-28 | ラックおよび電子機器 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|---|---|
JP2018061306A Pending JP2019175964A (ja) | 2018-03-28 | 2018-03-28 | ラックおよび電子機器 |
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