JP2019175493A - 支援装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】業務報告の正確性を向上させる。【解決手段】携帯装置12は巡回業務を行う巡回者に携帯され、所定時間毎に、位置検出部16が位置を検出し、モーション情報検出部18が巡回者の姿勢を判定可能なモーション情報(加速度及び角速度)を検出する。入力支援装置24の取得部26は携帯装置12から検出情報を取得し、検出情報DB30に登録する。巡回者により巡回報告が作成される場合に、巡回報告作成支援部38は、検出情報DB30から対応する検出情報を読み出し、検出情報の各時刻について、巡回者が位置していたエリア、移動の有無、移動無しの期間の巡回者の姿勢(立位又は座位)等を判定し、座位の期間や立位の期間、移動時間等が標準範囲から外れているエリアについて、巡回結果の入力を促す巡回報告作成画面を生成して巡回者に提示する。【選択図】図1

Description

本発明は支援装置、支援方法及び支援プログラムに関する。
従来より、移動を伴う業務を行った利用者による日報や業務報告等(以下「業務報告」と称する)の入力を省力化する技術が提案されている。この技術では、業務遂行中の利用者に携帯される携帯端末が、所定時間毎に検出した位置とその時刻等を送信し、利用者の滞在地が変わる毎に、ホストがその位置と時刻等を蓄積する。業務報告を入力する際には蓄積されたデータが表示されるので、利用者は、表示された各滞在地での業務内容を入力することで業務報告を作成できる。
特開平10−260994号公報
しかしながら、上記技術は、所定時間毎の携帯端末の位置の変化から、各時刻で利用者が移動中か滞留中かはホストで判断できるものの、滞留中と判断した期間内における利用者の行動自体(例えば、業務を行っていたのか休憩していたのか等)は判定できない。このため、上記技術は、作成される業務報告に記載される各滞在地での行動等については利用者の入力(自己申告)に委ねられており、作成される業務報告に正確性向上の余地がある、という課題がある。
一つの側面では、本発明は、業務報告の正確性を向上させることが目的である。
一つの実施態様では、取得部は、移動を伴う業務を行う利用者に携帯される携帯機器から検出情報を取得する。携帯機器は、位置を検出する第1検出部及び利用者の姿勢を判定可能な所定の物理量を検出する第2検出部を含み、検出情報は、第1検出部によって検出された位置及び第2検出部によって検出された所定の物理量を含む。そして生成部は、取得部によって取得された検出情報に基づき、利用者が移動を停止しておりかつ利用者の姿勢が第1の姿勢である位置を他の位置とは異なる態様で表示部に表示させる。
一つの側面として、業務報告の正確性を向上できる、という効果を有する。
巡回報告作成支援システムの機能ブロック図である。 第1実施形態において携帯装置として機能する携帯タグ及び携帯端末の概略ブロック図である。 第1実施形態において入力支援装置として機能するサーバ及び端末装置の概略ブロック図である。 検出情報DBのフォーマットの一例を示す図表である。 巡回者情報のフォーマットの一例を示す図表である。 巡回ルート情報(一部)のフォーマットの一例を示す図表である。 巡回ルート情報に含まれる地図情報の一例を示すイメージ図である。 第1実施形態において携帯タグで実行される検出情報送信処理の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態において携帯端末で実行される検出情報送受信処理の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態においてサーバで実行される検出情報取得処理の一例を示すフローチャートである。 第1実施形態においてサーバで実行される巡回報告作成支援処理の一例を示すフローチャートである。 巡回報告作成画面の一例を示すイメージ図である。 巡回報告作成画面の一例を示すイメージ図である。 作成された巡回報告書の一例を示すイメージ図である。 第2実施形態において携帯装置として機能する携帯タグ及び携帯端末の概略ブロック図である。 第2実施形態において入力支援装置として機能するサーバ及び端末装置の概略ブロック図である。 第2実施形態において携帯端末で実行される検出情報送信処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態において端末装置で実行される巡回報告作成支援処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して開示の技術の実施形態の一例を詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1に示す巡回報告作成支援システム10は、移動を伴う業務の一例として、所定の巡回ルートを巡回して異常の有無を確認する巡回業務を行った際の巡回業務報告(以下、単に「巡回報告」という)の作成を支援するためのシステムである。巡回報告作成支援システム10は、巡回業務を行う利用者(以下、単に「巡回者」という)に携帯される携帯装置12と、巡回者による巡回報告作成時の入力を支援する入力支援装置24と、を含んでいる。
携帯装置12は、ID記憶部14、位置検出部16、モーション情報検出部18及び検出情報出力部20を含んでいる。本実施形態では、巡回業務に携わる個々の巡回者にID(巡回者ID)が付与されており、ID記憶部14は、携帯装置12を携帯する巡回者の巡回者IDを記憶している。
位置検出部16は、携帯装置12の位置、すなわち携帯装置12を携帯している巡回者の位置を検出する。本実施形態において、位置検出部16は、複数のビーコン基地局72(図2参照:後述)から各々受信したビーコン信号に基づく位置検出、又は、GPS(Global Positioning System)を利用した位置検出を行う。但し、これに限定されるものではなく、複数の無線LAN(Local Area Network)から各々受信した電波に基づく位置検出を採用してもよいし、上述した各種の位置検出方法のうち2種類以上の位置検出方法を組み合わせてもよい。
モーション情報検出部18は、携帯装置12を携帯している巡回者の姿勢、歩数及び活動量を算出可能な所定の物理量であるモーション情報を検出する。本実施形態において、モーション情報検出部18は、モーション情報(所定の物理量)として、3軸の加速度及び3軸の角速度を検出する。但し、これに限定されるものではなく、加速度、角速度、角加速度及び地磁気の何れかを検出するようにしてもよいし、これらを組み合わせたモーション情報を検出するようにしてもよい。
検出情報出力部20は、ID記憶部14に記憶された巡回者ID、時刻情報、位置検出部16が検出した位置を表す位置情報及びモーション情報検出部18が検出したモーション情報を、検出情報として入力支援装置24へ出力する。なお、検出情報出力部20による入力支援装置24への検出情報の出力は、例えば所定時間毎に行われる。
また、所定の巡回ルートの途中の1以上の箇所に通行制限装置74(図2参照:後述)が設けられている場合、携帯装置12にはID通信部22が追加される。通行制限装置74は、無線通信により通行者のIDを確認し、事前にIDが登録された通行者以外が自装置の設置箇所を通行することを制限する装置である。通行制限装置74による通行制限は、例えば、開閉ドアに取り付けられた電子錠の解錠停止、或いは、警報装置への警報信号の出力等により実現される。
ID通信部22は、通行制限装置74から無線信号を受信すると、ID記憶部14に記憶された巡回者IDを含む無線信号を通行制限装置74へ送信する。巡回業務に携わる個々の巡回者の巡回者IDは事前に登録されており、ID通信部22から通行制限装置74への上記の無線信号の送信により通行制限装置74による通行制限が解除され、通行制限装置74が設置された箇所を巡回者が通行することが可能になる。なお、所定の巡回ルート上に通行制限装置74が存在しない場合、ID通信部22は省略できる。
一方、入力支援装置24は、取得部26、記憶部28及び巡回報告作成支援部38を含んでおり、巡回報告作成支援部38は、読出部40、モーション判定部42、集計部44、作成画面生成・出力部46及び巡回報告出力部48を含んでいる。
取得部26は、携帯装置12から出力された検出情報を取得する。記憶部28は、検出情報DB30及び巡回業務情報32を記憶しており、取得部26は、取得した検出情報を検出情報DB30に登録する。本実施形態における検出情報DB30は、一例として図4に示すように、巡回者ID、時刻、位置情報、及び、モーション情報としての3軸の加速度及び3軸の角速度を含む検出情報が登録される。
記憶部28に記憶される巡回業務情報32は、巡回者情報34及び巡回ルート情報36を含んでいる。巡回者情報34は、巡回業務に携わる個々の巡回者毎の情報であり、一例として図5に示すように、巡回者ID、氏名及び所属の各情報を含んでいる。
巡回ルート情報36は所定の巡回ルートを規定する情報である。本実施形態において、所定の巡回ルートは複数の巡回エリアを順に巡回するルートとされており、巡回ルート情報36は、例として図7に示すように、巡回する個々の巡回エリアの位置及び範囲を規定する情報を含む地図情報を含んでいる。なお、一例として図7では、巡回する個々の巡回エリアの外縁を破線で囲み、1〜7のIDにより区別して示している。
また、巡回ルート情報36は、一例として図6に示す個々の巡回エリアの属性情報36Aも含んでいる。巡回エリアの属性情報36Aは、巡回エリアのID、名称、巡回業務での標準範囲を含んでいる。巡回業務での標準範囲には、歩数、活動量、滞在時間、移動(歩行)時間、巡回者が移動を停止しておりかつ姿勢が立位の時間及び巡回者が移動を停止しておりかつ姿勢が座位の時間の標準範囲が含まれる。なお、巡回業務における巡回者の動作は、一般に移動(歩行)と立位での移動停止(静止)の繰り返しであり、巡回業務の最中に巡回者の姿勢が座位となることは通常は想定されない。このため、図6に示す個々の巡回エリアの属性情報36Aは、一例として、姿勢が座位の時間の標準範囲を「0」としている。但し、これに限定されるものではなく、姿勢が座位の時間の標準範囲は0〜x(xは0よりも大きい値)であってもよい。
なお、図示は省略するが、巡回業務情報32には、巡回業務における休憩時間帯を表す情報も含まれている。
巡回報告作成支援部38は、巡回業務を行った巡回者による巡回報告の作成を支援する処理を行う。すなわち、読出部40は、巡回報告を作成する巡回者の巡回者IDと対応付けられた検出情報を検出情報DB30から読み出す。モーション判定部42は、読出部40が読み出した検出情報に基づき、携帯装置12から検出情報が入力された各時刻について、巡回者が位置していた巡回エリア、移動の有無を判定し、歩数、活動量を演算する。また、モーション判定部42は、検出情報が入力された各時刻のうち、移動無しと判定した各時刻における巡回者の姿勢を判定する。
集計部44は、巡回者の歩数、活動量、滞在時間、移動時間、各姿勢(立位又は座位)の時間を、個々の巡回エリア毎に集計する。作成画面生成・出力部46は、集計部44が巡回エリア毎に集計した歩数、活動量、滞在時間、移動時間、各姿勢(立位又は座位)の時間の少なくとも1つが、巡回ルート情報36に含まれる標準範囲から外れているか否か判定する。そして、作成画面生成・出力部46は、巡回報告の作成画面として、歩数、活動量、滞在時間、移動時間、各姿勢の時間の少なくとも1つが標準範囲から外れている巡回エリアについて、巡回結果の入力を促す画面を生成し、出力する。
巡回報告出力部48は、作成画面生成・出力部46が生成して出力した作成画面に基づき、巡回者によって必要な情報が入力されることで巡回報告が作成されると、作成された巡回報告を出力する。
第1実施形態において、携帯装置12は、図2に示す携帯タグ50A及び携帯端末76Aで実現される。なお、携帯タグ50Aの典型例は、例えばICチップを搭載したICカードであり、携帯端末76の典型例は、例えば携帯電話機やスマートフォンであるが、これらに限定されるものではない。
携帯タグ50Aは、CPU52、メモリ54、不揮発性の記憶部56、ビーコン信号受信部62、加速度センサ64、ジャイロセンサ66及び無線通信部68を含み、これらはバス70を介して接続されている。ビーコン信号受信部62は、所定の巡回ルートの途中の複数箇所に各々設置されたビーコン基地局72から所定時間毎に送信される、ビーコン基地局72のIDを含むビーコン信号を受信する。加速度センサ64は3軸の加速度を検出し、ジャイロセンサ66は3軸の角速度を検出する。加速度センサ64及びジャイロセンサ66は、図1に示すモーション情報検出部18の一例として機能する。
無線通信部68は携帯端末76Aと無線通信を行う。なお、携帯タグ50Aと携帯端末76Aとの間の無線通信としては、例えばBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)等の近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)を適用することができるが、その他の無線通信を適用してもよい。また無線通信部68は、所定の巡回ルートの途中に通行制限装置74が設けられている場合に、図1に示すID通信部22の一例として機能し、通行制限装置74から無線信号を受信すると、巡回者IDを含む無線信号を通行制限装置74へ送信する。
なお、所定の巡回ルートの途中に通行制限装置74が設けられる場合、具体的な設置位置の一例としては、所定の巡回ルートの開始位置、終了位置、巡回エリアの境界位置等が挙げられる。また通行制限装置74は、携帯タグ50Aから受信した巡回者ID及びその受信時刻を後述するサーバ・コンピュータ100Aへ送信するようにしてもよい。
記憶部56は、巡回者ID記憶領域60に巡回者IDを記憶しており、図1に示すID記憶部14の一例として機能する。また、記憶部56は検出情報送信プログラム58を記憶しており、CPU52は、検出情報送信プログラム58を記憶部56から読み出してメモリ54に展開し、検出情報送信プログラム58を実行する。CPU52は、検出情報送信プログラム58を実行することで、ビーコン信号受信部62と協働して図1に示す位置検出部16の一例として動作する。
上述のように、携帯タグ50Aは加速度センサ64及びジャイロセンサ66を含んでおり、これらのセンサで検出された加速度及び角速度は、後述するように巡回者の歩数、活動量及び姿勢の算出に用いられる。このため、携帯タグ50Aは、巡回者の歩行や姿勢変化と一体となって変位するように、巡回者の衣服のうち巡回者の歩行や姿勢変化に伴って変位する部位(一例としては胴体部分の何れかの部位)に装着される形態が好ましい。
携帯端末76AはCPU78、メモリ80及び不揮発性の記憶部82、表示部86、入力部88、GPSセンサ90及び無線通信部92を含み、これらはバス94を介して接続されている。GPSセンサ90は、複数のGPS衛星からGPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて位置検出を行う。GPSセンサ90は図1に示す位置検出部16の一例として機能する。無線通信部92は携帯タグ50Aと無線通信を行う。また無線通信部92は、ネットワーク96に含まれる無線通信基地局(図示省略)と無線通信を行うことで、ネットワーク96に含まれる他の装置(例えば、後述するサーバ・コンピュータ100A)と通信を行う。
記憶部82は検出情報送受信プログラム84を記憶している。CPU78は、検出情報送受信プログラム84を記憶部82から読み出してメモリ80に展開し、検出情報送受信プログラム84を実行する。CPU78は、検出情報送受信プログラム84を実行することで、無線通信部92と協働して図1に示す検出情報出力部20の一例として動作する。
また、第1実施形態において、入力支援装置24は、図3に示すサーバ・コンピュータ(以下、単にサーバという)100Aで実現される。サーバ100AはCPU102、メモリ104、不揮発性の記憶部106、表示部108、入力部110及び通信部112を含み、これらはバス132を介して接続されている。通信部112はネットワーク96に接続されており、ネットワーク96には後述する端末装置134A及びプリンタ152が接続されている。
記憶部106はHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等によって実現される。記憶部106には、サーバ100Aを入力支援装置24として機能させるための入力支援プログラム114が記憶されている。CPU102は、入力支援プログラム114を記憶部106から読み出してメモリ104に展開し、入力支援プログラム114に含まれる各プロセスを順次実行する。入力支援プログラム114は、取得プロセス116、読出プロセス118、モーション判定プロセス120、集計プロセス122、作成画面生成・出力プロセス124及び巡回報告出力プロセス126を含む。
CPU102は、取得プロセス116を実行することで、図1に示す取得部26として動作する。また、CPU102は、読出プロセス118を実行することで、図1に示す読出部40として動作する。また、CPU102は、モーション判定プロセス120を実行することで、図1に示すモーション判定部42として動作する。また、CPU102は、集計プロセス122を実行することで、図1に示す集計部44として動作する。また、CPU102は、作成画面生成・出力プロセス124を実行することで、図1に示す作成画面生成・出力部46として動作する。また、CPU102は、巡回報告出力プロセス126を実行することで、図1に示す巡回報告出力部48として動作する。これにより、入力支援プログラム114を実行したサーバ100Aが入力支援装置24として機能することになる。第1実施形態において、入力支援プログラム114は開示の技術に係る入力支援プログラムの一例である。
また、記憶部106には検出情報DB記憶領域128及び巡回業務情報記憶領域130が設けられている。検出情報DB記憶領域128には前述の検出情報DB30が予め記憶されており、巡回業務情報記憶領域130には前述の巡回業務情報32が予め記憶されている。これにより、記憶部106は図1に示す記憶部28として機能する。
なお、入力支援装置24は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
一方、端末装置134AはCPU136、メモリ138、不揮発性の記憶部140、表示部142、入力部144及び通信部146を含み、これらはバス150を介して接続されている。通信部146はネットワーク96に接続されている。記憶部140には、閲覧プログラム(ブラウザのプログラム)148が記憶されている。なお、前述した携帯端末76Aを端末装置134Aとして機能させることも可能である。
次に第1実施形態の作用を説明する。巡回者は、携帯タグ50A及び携帯端末76Aを携帯した状態で、複数の巡回エリアを含む所定の巡回ルートを巡回し、各巡回エリアの異常の有無を確認し、必要に応じて異常有りを連絡する巡回業務を行う。巡回者が上記の巡回業務を行っている間、携帯タグ50AのCPU52が検出情報送信プログラム58を所定時間毎に実行することにより、図8に示す検出情報送信処理が携帯タグ50Aで所定時間毎に行われる。なお、所定時間としては、例えば、加速度センサ64及びジャイロセンサ66によって検出された時系列の加速度及び角速度のデータから、巡回者の姿勢、歩数及び活動量を算出可能な時間間隔を適用することができる。
検出情報送信処理のステップ200において、携帯タグ50AのCPU52は、加速度センサ64が検出した3軸の加速度を加速度センサ64から取得すると共に、ジャイロセンサ66が検出した3軸の角速度をジャイロセンサ66から取得する。そして、CPU52は、取得した各情報を検出情報としてメモリ54に記憶させる。次のステップ202において、CPU52は、記憶部56から巡回者IDを取得すると共に、現在時刻を内蔵タイマから取得し、取得した巡回者ID及び時刻を、ステップ200で取得してメモリ54に記憶させた検出情報に付加する。
次のステップ204において、CPU52は、ビーコン基地局72からビーコン信号を受信しているか否かをビーコン信号受信部62に問い合わせ、ビーコン信号受信部62からの応答に基づきビーコン信号を受信しているか否か判定する。一例として図7に示すように、所定の巡回ルートが屋内のみを巡回するルートであれば、上記のステップ204の判定は常に肯定される。一方、例えば工場の敷地内の巡回等のように、所定の巡回ルートが屋外の巡回を含むルートの場合、巡回者が屋外に位置している間はステップ204の判定が否定されることがある。
ステップ204の判定が肯定された場合はステップ206へ移行する。ステップ206において、CPU52は、ビーコン信号受信部62がビーコン信号を受信した複数のビーコン基地局72の位置を認識すると共に、ビーコン信号の受信強度から複数のビーコン基地局72までの距離を各々演算する。そして、複数のビーコン基地局72の位置及び距離に基づいて、自機の現在位置、すなわち巡回者の現在位置を演算する。
なお、現在位置はビーコン信号のみを用いての演算することに限られるものではない。例えば、メモリ54が記憶している検出情報に含まれる加速度及び角速度の少なくとも一方を利用し、歩行者向け自律航法(PDR:Pedestrian Dead Reckoning)技術による現在位置の推測を併用して、現在位置を演算するようにしてもよい。次のステップ208において、CPU52は、ステップ206で演算した自機(巡回者)の現在位置を表す位置情報を、メモリ54が記憶している検出情報に追加し、ステップ210へ移行する。
一方、ステップ204の判定が否定された場合は、ステップ206,208をスキップしてステップ210へ移行する。この場合、メモリ54が記憶している検出情報には位置情報は追加されない。
そして、ステップ210において、CPU52は、メモリ54が記憶している検出情報を無線通信により携帯端末76Aへ送信し、メモリ54から検出情報を消去して検出情報送信処理を終了する。なお、上述した検出情報送信処理では、所定時間毎、すなわち、位置、加速度及び角速度の検出時間間隔で携帯タグ50Aから携帯端末76Aへ検出情報が送信されるが、これに限定されるものではない。すなわち、加速度、角速度(及び位置)のデータがメモリ54にn個(n>1)蓄積記憶された段階で携帯端末76Aへの検出情報の送信を行ってもよい。この場合、携帯タグ50Aから携帯端末76Aへの検出情報の送信時間間隔が、位置、加速度及び角速度の検出時間間隔よりも大きくなる。また、位置と、加速度及び角速度との検出時間間隔を相違させてもよい。
次に、携帯端末76Aが携帯タグ50Aから検出情報を受信する都度、携帯端末76AのCPU78が検出情報送受信プログラム84を実行することによって、携帯端末76Aで行われる検出情報送受信処理について、図9を参照して説明する。
検出情報送受信処理のステップ220において、携帯端末76AのCPU78は、携帯タグ50Aから検出情報を受信し、受信した検出情報をメモリ80に記憶させる。次のステップ222において、CPU78は、メモリ80に記憶させた検出情報に位置情報が含まれているか否か判定する。検出情報に位置情報が含まれている場合は、ステップ222の判定が肯定されてステップ228へ移行する。
一方、検出情報に位置情報が含まれていない場合は、ステップ222の判定が否定されてステップ224へ移行する。検出情報に位置情報が含まれていない場合は、巡回者が屋外に位置している可能性が高い。このため、ステップ224において、CPU78は、GPSセンサ90によって自機の現在位置、すなわち巡回者の現在位置を検出する。次のステップ226において、CPU78は、GPSセンサ90によって検出された現在位置を表す位置情報を、メモリ80が記憶している検出情報に追加し、ステップ228へ移行する。
このように、携帯タグ50Aから受信した検出情報に位置情報が含まれていない場合には、GPSセンサ90によって検出された現在位置を表す位置情報が検出情報に追加されることで、サーバ100Aへは位置情報を常に含む検出情報が送信される。
そしてステップ228において、CPU78は、メモリ80が記憶している検出情報をネットワーク96経由でサーバ100Aへ送信し、検出情報送受信処理を終了する。なお、上述した検出情報送受信処理では、携帯タグ50Aから検出情報を受信する都度、携帯端末76Aからサーバ100Aへ検出情報が送信されるが、これに限定されるものではない。すなわち、携帯タグ50Aから受信してメモリ80に記憶した検出情報の数がn(n>1)に達した段階でサーバ100Aへの検出情報の送信を行ってもよい。この場合、サーバ100Aへの検出情報の送信時間間隔が、携帯タグ50Aからの検出情報の受信時間間隔よりも大きくなる。
サーバ100Aは、携帯端末76Aから検出情報を受信する都度、CPU102が入力支援プログラム114の取得プロセス116を実行することで、図10に示す検出情報取得処理を行う。
検出情報取得処理のステップ230において、サーバ100AのCPU102(取得部26)は、携帯端末76Aからネットワーク96経由で検出情報を受信し、受信した検出情報をメモリ104に記憶させる。次のステップ232において、CPU102(取得部26)は、メモリ104に記憶させた検出情報から巡回者IDを抽出し、抽出した巡回者IDをキーとするフォーマットで前記検出情報を検出情報DB30に登録し、検出情報取得処理を終了する。
このように、巡回者が巡回業務を行っている間、位置、加速度及び角速度が所定時間毎に検出され、検出結果が検出情報として検出情報DB30に順次登録される。
また、巡回業務を終えた巡回者は、端末装置134Aの入力部144を介し、自身の巡回者IDを指定して巡回報告の作成を指示する操作を行う。上記の操作が行われると、指定された巡回者IDを含む巡回報告作成指示情報が、端末装置134Aからサーバ100Aへ送信される。サーバ100Aは、端末装置134Aから巡回報告作成指示情報を受信すると、CPU102が入力支援プログラム114の取得プロセス116以外の各プロセスを実行することで、図11に示す巡回報告作成支援処理を行う。
巡回報告作成支援処理のステップ240において、サーバ100AのCPU102(読出部40)は、端末装置134Aから受信した巡回報告作成指示情報に含まれる巡回者IDをキーにして検出情報DB30を検索する。そして、CPU102(読出部40)は、検索で抽出した検出情報、すなわち巡回報告の作成を指示した巡回者が巡回業務を行っていた期間に対応する検出情報を検出情報DB30から読み出し、読み出した検出情報をメモリ104に記憶させる。
なお、本実施形態では、巡回報告を作成する際に、巡回者が自身の巡回者IDを指定する態様を説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、巡回者が、巡回を行った日付と時間帯を指定し、サーバ100Aが、指定された情報から対応する巡回者IDを判別し、対応する検出情報を検出情報DB30から読み出す処理を行うことも可能である。
次のステップ242において、CPU102(モーション判定部42)は、メモリ104が記憶している検出情報に含まれる時系列の位置情報に基づき、各時刻における巡回者の位置を巡回ルート情報36と各々照合する。そして、CPU102(モーション判定部42)は、上記の照合結果に基づき、各時刻に巡回者が位置していた巡回エリアを判定する。またCPU102(モーション判定部42)は、個々の時刻における巡回者の位置が、次の時刻における巡回者の位置と所定距離以上離れているか否かを判定することで、各時刻における巡回者の移動の有無を判定する。
次のステップ244において、CPU102(モーション判定部42)は、メモリ104が記憶している検出情報に含まれる各時刻の加速度及び角速度に基づき、巡回者の移動有りと判定した各時刻における巡回者の歩数及び活動量を演算する。なお、巡回者の歩数及び活動量の演算には、例えば特開2014−215182号公報に記載の技術を適用することができるが、これに限定されるものではない。
次のステップ246において、CPU102(モーション判定部42)は、メモリ104が記憶している検出情報に含まれる各時刻の加速度及び角速度に基づき、巡回者の移動無しと判定した各時刻における巡回者の姿勢(立位又は座位)を判定する。
具体的には、例えば特開2011−197992号公報と同様に、まず、加速度及び角速度の時系列データから巡回者の動作の特徴を表す特徴量を抽出する。次に、抽出した特徴量の時系列の変化から、巡回者の姿勢が立位から座位に変化する着座動作を行ったことに相当する特徴量の変化、及び、巡回者の姿勢が座位から立位に変化する起立動作を行ったことに相当する特徴量の変化を各々探索する。そして、例えば、巡回者の移動が停止した時刻から、着座動作を行ったことに相当する特徴量の変化が現れた時刻までの期間を、巡回者の姿勢が立位の期間と判定し、当該立位の期間内の各時刻における巡回者の姿勢を立位と判定する。また、例えば、巡回者の移動が停止している期間のうち、着座動作を行ったことに相当する特徴量の変化が現れた時刻から、起立動作を行ったことに相当する特徴量の変化が現れた時刻までの期間を、巡回者の姿勢が座位の期間と判定する。そして、当該座位の期間内の各時刻における巡回者の姿勢を座位と判定する。
なお、着座動作及び起立動作の検出は上記に限られるものではなく、例えば巡回者の胴体位置の高さ(鉛直方向の位置)の変化や、高さが変化した後に変化後の高さが維持された時間等に基づいて、上記の各動作を検出することも可能である。
次のステップ248において、CPU102(集計部44)は、ステップ242〜ステップ246の処理結果に基づいて、所定の巡回ルート上の個々の巡回エリア毎に、巡回者の歩数、活動量、滞在時間、移動時間、立位の期間及び座位の期間の累積値を集計する。ステップ250において、CPU102(作成画面生成・出力部46)は、ステップ248で得られた個々の巡回エリア毎の集計結果を、巡回ルート情報36に含まれる対応する巡回エリアの属性情報36Aと各々照合する。そして、CPU102(作成画面生成・出力部46)は、当該照合の結果に基づき、歩数、活動量、滞在時間、移動時間、立位の期間及び座位の期間の少なくとも1つが、属性情報36Aで規定された標準範囲外となっている巡回エリアを探索する。なお、以下では歩数、活動量、滞在時間、移動時間、立位の期間及び座位の期間を「行動パラメータ」と総称する。
次のステップ252において、CPU102(作成画面生成・出力部46)は、ステップ250の探索で該当する巡回エリアが抽出されたか否か判定する。ステップ252の判定が肯定された場合はステップ254へ移行する。ステップ254において、CPU102(作成画面生成・出力部46)は、ステップ250の探索で抽出された巡回エリアに巡回者が滞在していた時間帯が、巡回業務情報32に含まれる巡回業務の休憩時間帯外であったか否か判定する
行動パラメータの少なくとも1つが標準範囲外で、休憩時間帯外に巡回者が滞在していた巡回エリアが存在していた場合、当該巡回エリアの滞在期間には何らかの異常があった可能性がある。このため、ステップ254の判定が肯定された場合はステップ256へ移行する。ステップ256において、CPU102(作成画面生成・出力部46)は、行動パラメータの少なくとも1つが標準範囲外で、休憩時間帯外に滞在していた巡回エリアについて、巡回結果(行動内容)の入力を促す巡回報告作成画面を生成する。
ステップ256で生成される巡回報告作成画面の一例を図12,13に示す。図12,13に示す巡回報告作成画面170は、ハッチングで示すように、巡回エリア2の座位の期間が標準範囲外のため強調表示されており、巡回エリア2の巡回結果入力欄172Aには、巡回結果の入力を促すメッセージとボタン(▼)が表示されている。また、巡回報告作成画面170は、巡回エリア5の立位の期間が標準範囲外のため強調表示されており、巡回エリア5の巡回結果入力欄172Bには巡回結果の入力を促すメッセージとボタン(▼)が表示されている。更に、巡回報告作成画面170は、巡回エリア7の歩数、活動量及び滞在時間が各々標準範囲外のため強調表示されており、巡回エリア7の巡回結果入力欄172Cにも巡回結果の入力を促すメッセージとボタン(▼)が表示されている。
更に、巡回報告作成画面170は、所定の巡回ルート及び個々の巡回エリアを示す地図180が表示されている。この地図180には、行動パラメータの少なくとも1つが標準範囲外で、休憩時間帯外に巡回者が滞在していた巡回エリアが、マーク182によって明示されている。
また、本実施形態において、ステップ256で生成される巡回報告作成画面はマークアップ言語で記述されたウェブページとされている。CPU102(作成画面生成・出力部46)は、巡回報告作成画面として、巡回結果入力欄172に表示したボタン(▼)を巡回者が選択すると、例として図13に示すように、巡回結果の選択肢を一覧表示するプルダウンメニュー178が表示される画面を生成する。
なお、図13に示す巡回結果の選択肢は単なる一例であり、巡回結果の選択肢は事前に登録することができ、図13に示した例に限られるものではない。また、プルダウンメニュー178に表示する巡回結果の選択肢は、標準範囲外となっている行動パラメータの種類に応じて切り替えるようにしてもよい。これにより、プルダウンメニュー178に表示される巡回結果の選択肢が絞り込まれることで、巡回者が表示された選択肢から選択する作業がより容易になる。
一方、ステップ252又はステップ254の判定が否定された場合はステップ268へ移行する。この場合、行動パラメータの少なくとも1つが標準範囲外で、休憩時間帯外に巡回者が滞在していた巡回エリアが存在しないので、各巡回エリアの巡回が順調に行われたと判断できる。このため、ステップ258において、CPU102(作成画面生成・出力部46)は、通常の巡回報告作成画面、すなわち、何れの巡回エリアの巡回結果入力欄172にも「異常なし」のメッセージが表示された画面を生成する。
次のステップ260において、CPU102(作成画面生成・出力部46)は、ステップ256又はステップ258で生成した巡回報告作成画面を、ネットワーク96経由で端末装置134Aへ配信する。これにより、巡回者が操作している端末装置134Aの表示部142には、閲覧プログラム148を実行している端末装置134AのCPU136によって巡回報告作成画面が表示される。なお、行動パラメータの少なくとも1つが標準範囲外で休憩時間帯外に巡回者が滞在していた巡回エリアが有る場合は図12,13に示すような巡回報告作成画面が表示され、上記の巡回エリアが無い場合は通常の巡回報告作成画面が表示される。
巡回者は、操作している端末装置134Aの表示部142に巡回報告作成画面が表示されると、表示された画面の内容を確認し、必要に応じて情報を入力することで巡回報告を作成する。ここで、行動パラメータの少なくとも1つが標準範囲外で休憩時間帯外に巡回者が滞在していた巡回エリアが無い場合には、各巡回エリアの巡回結果入力欄172に「異常なし」のメッセージが表示される。この場合、巡回者が殆ど情報を入力することなく、巡回報告を作成することができる。
また、行動パラメータの少なくとも1つが標準範囲外で休憩時間帯外に巡回者が滞在していた巡回エリアが有る場合は、該当する巡回エリアの巡回結果入力欄172に巡回結果の入力を促すメッセージとボタン(▼)が表示される。この場合、該当する巡回エリアについて巡回結果の入力漏れや不正確な情報の入力等が生ずる可能性が低減され、作成される巡回報告の正確性が向上する。
また、巡回者が、該当する巡回エリアの巡回結果入力欄172に表示されたボタン(▼)を選択するとプルダウンメニュー178が表示され、プルダウンメニュー178に一覧表示された巡回結果の選択肢の中から選択することで巡回結果の入力が完了する。これにより、行動パラメータの少なくとも1つが標準範囲外で休憩時間帯外に巡回者が滞在していた巡回エリアが有る場合についても、巡回者による巡回結果の入力作業がより容易になる。
次のステップ262において、サーバ100AのCPU102(巡回報告出力部48)は、巡回者による巡回報告の作成が完了したか否か判定し、判定が否定された場合はステップ262を繰り返す。巡回者は、巡回報告の作成が完了すると、巡回報告の出力を指示する操作を行う。この操作が行われると、ステップ262の判定が肯定されてステップ264へ移行する。
ステップ264において、サーバ100AのCPU102(巡回報告出力部48)は、端末装置134Aへ配信した巡回報告作成画面の情報と、巡回者が端末装置134Aの入力部144を介して入力された情報とに基づいて巡回報告書を作成する。ステップ264で作成される巡回報告書の一例を図14に示す。そして、CPU102(巡回報告出力部48)は、作成した巡回報告書を指示された出力方法で出力し、巡回報告作成支援処理を終了する。
巡回報告書の出力方法としては、例えば、プリンタ152による印刷出力、巡回報告書の電子ファイルを添付した電子メールの送信、前記電子ファイルの記録メディア(例えばUSB(Universal Serial Bus)メモリ)への書き出し、などが挙げられる。巡回報告書の出力方法は、巡回者が事前に登録しておいてもよいし、巡回者が巡回報告を作成する都度、指定するようにしてもよい。
このように、第1実施形態では、巡回業務を行う巡回者に携帯される携帯装置12に位置検出部16及びモーション情報検出部18が設けられ、サーバ100Aは、携帯装置12から位置情報及びモーション情報を含む検出情報を取得する。また、サーバ100Aは、巡回者の巡回報告が作成される場合に、取得した検出情報に基づき、滞在期間の中に巡回者が移動を停止しかつ巡回者が座位の期間を含む巡回エリアについて、巡回結果の入力を促す画面を生成して出力する。なお、座位は、通常の巡回業務で想定される巡回者の姿勢である立位と異なる姿勢である。これにより、巡回者の姿勢が、通常の巡回業務で想定される立位と異なる座位となっていた期間について、巡回結果の入力漏れ等の可能性が低減することで、作成される巡回報告の正確性を向上させることができる。
また、第1実施形態において、サーバ100Aは、通常の巡回業務で想定される立位の期間が標準範囲外の巡回エリアについても、巡回結果の入力を促す画面を生成して出力する。これにより、巡回者が立位となっており時間が標準範囲外の期間についても、巡回結果の入力漏れ等の可能性が低減することで、作成される巡回報告の正確性を向上させることができる。
また、第1実施形態において、サーバ100Aは、歩数、活動量、滞在時間の少なくとも1つが標準範囲外の巡回エリアについても、巡回結果の入力を促す画面を生成して出力する。これにより、歩数、活動量、滞在時間の少なくとも1つが標準範囲外の期間についても、巡回結果の入力漏れ等の可能性が低減することで、作成される巡回報告の正確性を向上させることができる。
更に、第1実施形態において、サーバ100Aは、歩数、活動量、滞在時間、移動時間、立位期間及び座位期間の少なくとも1つが標準範囲外であっても、滞在時間帯が巡回業務の休憩時間帯の巡回エリアについては、巡回結果の入力を促さない画面を生成する。これにより、巡回者が休憩時間帯についても巡回結果を入力する手間が省け、巡回報告作成の作業量をより低減することができる。
また、第1実施形態において、サーバ100Aは、所定の巡回ルート及び個々の巡回エリアを示す地図を含む巡回報告作成画面を生成する。また、この地図には、行動パラメータの少なくとも1つが標準範囲外で休憩時間帯外に巡回者が滞在していた巡回エリアが明示されている。これにより、画面に表示された地図を参照することで、行動パラメータの少なくとも1つが標準範囲外で休憩時間帯外に巡回者が滞在していた巡回エリアの位置を巡回者が容易に認識することができる。従って、当該巡回エリアにおける巡回者自身の行動を巡回者が思い出すことを補助することができ、巡回者による巡回結果の入力がより容易になる。
〔第2実施形態〕
次に開示の技術の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
第2実施形態において、携帯装置12は、図15に示す携帯タグ50B及び携帯端末76Bで実現される。携帯タグ50Bは、第1実施形態で説明した携帯タグ50A(図2)と比較して、CPU52、メモリ54、ビーコン信号受信部62、加速度センサ64、ジャイロセンサ66が省略されている点で相違している。また、記憶部56に検出情報送信プログラム58が記憶されていない点でも相違している。
また、携帯端末76Bは、第1実施形態で説明した携帯端末76A(図2)と比較して、ビーコン信号受信部62、加速度センサ64及びジャイロセンサ66が追加されている点で相違している。また、携帯端末76Bは、携帯端末76Aと比較して、検出情報送受信プログラム84に代えて検出情報送信プログラム98が記憶部82に記憶されている点でも相違している。
また、第2実施形態において、入力支援装置24は、図16に示すサーバ100B及び端末装置134Bで実現される。サーバ100Bは、第1実施形態で説明したサーバ100A(図3)と比較して、入力支援プログラム114に代えて取得プログラム154及び読出プログラム156が記憶部106に記憶されている点で相違している。サーバ100BのCPU102は、取得プログラム154を実行することで、図1に示す取得部26として動作する。また、サーバ100BのCPU102は、読出プログラム156を実行することで、図1に示す読出部40として動作する。
なお、第2実施形態において、サーバ100Bは、巡回業務情報32のうちの巡回ルート情報36(図1参照)を参照する処理は行わない。このため、記憶部106の巡回業務情報記憶領域130には、巡回業務情報32のうちの巡回者情報34のみ記憶させるようにしてもよい。
また、端末装置134Bは、第1実施形態で説明した端末装置134A(図3)と比較して、閲覧プログラム148に代えて巡回報告作成支援プログラム158が記憶部140に記憶されている点で相違している。また、記憶部140に巡回業務情報記憶領域162が設けられている点でも相違している。記憶部140の巡回業務情報記憶領域162には、巡回業務情報32が記憶されている。端末装置134BのCPU136は、巡回報告作成支援プログラム158を記憶部140から読み出してメモリ138に展開し、巡回報告作成支援プログラム158に含まれる各プロセスを順次実行する。
巡回報告作成支援プログラム158は、受信プロセス160、モーション判定プロセス120、集計プロセス122、作成画面生成・出力プロセス124及び巡回報告出力プロセス126を含む。端末装置134BのCPU136は、モーション判定プロセス120を実行することで、図1に示すモーション判定部42として動作する。また、CPU136は、集計プロセス122を実行することで、図1に示す集計部44として動作する。また、CPU136は、作成画面生成・出力プロセス124を実行することで、図1に示す作成画面生成・出力部46として動作する。また、CPU136は、巡回報告出力プロセス126を実行することで、図1に示す巡回報告出力部48として動作する。
これにより、巡回報告作成支援プログラム158を実行した端末装置134Bが、サーバ100Bと協働して入力支援装置24として機能することになる。第2実施形態において、巡回報告作成支援プログラム158、取得プログラム154及び読出プログラム156は、開示の技術に係る入力支援プログラムの一例である。
次に第2実施形態の作用を説明する。第2実施形態において、携帯タグ50Bは、携帯端末76B又は通行制限装置72から無線信号を受信する度に、無線通信部68が、ID記憶部14に記憶された巡回者IDを含む無線信号を無線信号の送信元へ送信する。
一方、携帯端末76Bは、巡回者が巡回業務を行っている間、携帯端末76BのCPU78が検出情報送受信プログラム84を所定時間毎に実行することで、図17に示す検出情報送信処理を行う。なお、検出情報送信処理の実行時間間隔としても、例えば、加速度センサ64及びジャイロセンサ66によって検出された時系列の加速度及び角速度のデータから、巡回者の姿勢、歩数及び活動量を算出可能な時間間隔を適用することができる。
検出情報送信処理のステップ200において、携帯端末76BのCPU78は、巡回者IDを要求する無線信号を携帯タグ50Bに送信し、携帯タグ50Bからの応答を受信することで、巡回業務を行っている巡回者の巡回者IDを携帯タグ50Bから取得する。次のステップ200〜ステップ206において、CPU78は、図8のステップ200〜ステップ206と同様にの処理を行う。
すなわち、ステップ200において、CPU78は、加速度センサ64が検出した3軸の加速度を加速度センサ64から取得すると共に、ジャイロセンサ66が検出した3軸の角速度をジャイロセンサ66から取得する。そして、CPU78は、取得した各情報を検出情報としてメモリ80に記憶させる。また、ステップ202において、CPU78は、ステップ300で携帯タグ50Bから取得した巡回者ID及び内蔵タイマから取得した時刻を、ステップ200で取得してメモリ80に記憶させた検出情報に付加する。
次のステップ204において、CPU78は、ビーコン基地局72からビーコン信号を受信しているか否かをビーコン信号受信部62に問い合わせ、ビーコン信号受信部62からの応答に基づきビーコン信号を受信しているか否か判定する。ステップ204の判定が肯定された場合はステップ206へ移行する。ステップ206において、CPU78は、ビーコン信号受信部62が複数のビーコン基地局72から受信したビーコン信号に基づいて、自機の現在位置、すなわち巡回者の現在位置を演算し、ステップ208へ移行する。
一方、ステップ204の判定が否定された場合はステップ224へ移行する。ステップ224において、CPU78は、図9のステップ224と同様に、GPSセンサ90によって自機の現在位置、すなわち巡回者の現在位置を検出し、ステップ208へ移行する。次のステップ208において、CPU78は、ステップ206又はステップ224で得られた現在位置を表す位置情報を、メモリ80が記憶している検出情報に追加する。
そしてステップ228において、CPU78は、メモリ80が記憶している検出情報をネットワーク96経由でサーバ100Bへ送信し、検出情報送信処理を終了する。なお、上述した検出情報送信処理では、加速度、角速度及び現在位置を取得する都度、携帯端末76Bからサーバ100Bへ検出情報が送信されるが、これに限定されるものではない。すなわち、取得してメモリ80に記憶した加速度、角速度及び現在位置の各情報(検出情報)の数がn(n>1)に達した段階でサーバ100Bへ検出情報を送信してもよい。
サーバ100Bは、携帯端末76Bから検出情報を受信する都度、CPU102が取得プログラム154を実行することで、CPU102(取得部26)が第1実施形態で説明した検出情報取得処理(図10参照)を行う。
また、サーバ100Bは、端末装置134Bから巡回報告作成指示情報を受信すると、CPU102が読出プログラム156を実行することで、CPU102(読出部40)が以下の処理を行う。すなわち、CPU102(読出部40)は、まず、巡回報告作成支援処理(図11)のステップ240と同様に、受信した巡回報告作成指示情報に含まれる巡回者IDをキーにして検出情報DB30を検索する。そして、CPU102(読出部40)は、検索で抽出した検出情報、すなわち巡回報告の作成を指示した巡回者が巡回業務を行っていた期間に対応する検出情報を検出情報DB30から読み出し、読み出した検出情報を端末装置134Bへ送信する。
また、端末装置134Aの入力部144を介し、巡回報告の作成を指示する操作が巡回者によって行われると、端末装置134Bは、CPU102が巡回報告作成支援プログラム158の各プロセスを実行することで、図18に示す巡回報告作成支援処理を行う。
巡回報告作成支援処理のステップ310において、CPU136(読出部40)は、巡回者によって指定された巡回者IDを含む巡回報告作成指示情報をサーバ100Bへ送信する。そして、CPU136(読出部40)は、上記の巡回報告作成指示情報に応じてサーバ100Bから送信された検出情報を受信し、受信した検出情報をメモリ138に記憶させる。
次のステップ242〜ステップ258では、図11に示す巡回報告作成支援処理のステップ242〜ステップ258と同様の処理を行う。すなわち、ステップ242において、CPU136(モーション判定部42)は、メモリ138が記憶している検出情報に含まれる時系列の位置情報に基づき、各時刻に巡回者が位置していた巡回エリア及び各時刻における巡回者の移動の有無を判定する。ステップ244において、CPU136(モーション判定部42)は、メモリ138が記憶している検出情報に含まれる各時刻の加速度及び角速度に基づき、巡回者の移動有りと判定した各時刻における巡回者の歩数及び活動量を演算する。
ステップ246において、CPU136(モーション判定部42)は、巡回者の移動無しと判定した各時刻における巡回者の姿勢(立位又は座位)を判定する。ステップ248において、CPU136(集計部44)は、所定の巡回ルート上の個々の巡回エリア毎に、巡回者の歩数、活動量、滞在時間、移動時間、立位の期間及び座位の期間の累積値を集計する。ステップ250において、CPU136(作成画面生成・出力部46)は、歩数、活動量、滞在時間、移動時間、立位の期間及び座位の期間の各行動パラメータの少なくとも1つが、属性情報36Aで規定された標準範囲外となっている巡回エリアを探索する。
ステップ252において、CPU136(作成画面生成・出力部46)は、ステップ250の探索で該当する巡回エリアが抽出されたか否か判定する。ステップ252の判定が肯定された場合はステップ254へ移行する。ステップ254において、CPU136(作成画面生成・出力部46)は、ステップ250の探索で抽出された巡回エリアに巡回者が滞在していた時間帯が、巡回業務情報32に含まれる巡回業務の休憩時間帯外であったか否か判定する
ステップ254の判定が肯定された場合はステップ256へ移行する。ステップ256において、CPU136(作成画面生成・出力部46)は、第1実施形態と同様に、行動パラメータの少なくとも1つが標準範囲外で、休憩時間帯外に滞在していた巡回エリアについて、巡回結果(行動内容)の入力を促す巡回報告作成画面を生成する。また、ステップ252又はステップ254の判定が否定された場合はステップ268へ移行し、ステップ258において、CPU136(作成画面生成・出力部46)は、通常の巡回報告作成画面を生成する。
次のステップ312において、CPU136(作成画面生成・出力部46)は、ステップ256又はステップ258で生成した巡回報告作成画面を表示部142に表示させる。なお、行動パラメータの少なくとも1つが標準範囲外で休憩時間帯外に巡回者が滞在していた巡回エリアが有る場合は図12,13に示すような巡回報告作成画面が表示され、上記の巡回エリアが無い場合は通常の巡回報告作成画面が表示される。
巡回者は、表示部142に巡回報告作成画面が表示されると、表示された画面の内容を確認し、必要に応じて情報を入力することで巡回報告を作成する。ここで、行動パラメータの少なくとも1つが標準範囲外で休憩時間帯外に巡回者が滞在していた巡回エリアが無い場合には、各巡回エリアの巡回結果入力欄172に「異常なし」のメッセージが表示される。この場合、第1実施形態と同様に、巡回者が殆ど情報を入力することなく、巡回報告を作成することができる。
また、行動パラメータの少なくとも1つが標準範囲外で休憩時間帯外に巡回者が滞在していた巡回エリアが有る場合は、該当する巡回エリアの巡回結果入力欄172に巡回結果の入力を促すメッセージとボタン(▼)が表示される。この場合、第1実施形態と同様に、該当する巡回エリアについて巡回結果の入力漏れや不正確な情報の入力等が生ずる可能性が低減され、作成される巡回報告の正確性が向上する。
また、巡回者が、該当する巡回エリアの巡回結果入力欄172に表示されたボタン(▼)を選択するとプルダウンメニュー178が表示され、プルダウンメニュー178に一覧表示された巡回結果の選択肢の中から選択することで巡回結果の入力が完了する。これにより、第1実施形態と同様に、行動パラメータの少なくとも1つが標準範囲外で休憩時間帯外に巡回者が滞在していた巡回エリアが有る場合についても、巡回結果の入力作業がより容易になる。
次のステップ262において、CPU136(巡回報告出力部48)は、巡回者による巡回報告の作成が完了したか否か判定し、判定が否定された場合はステップ262を繰り返す。巡回者によって巡回報告の出力を指示する操作が行われると、ステップ262の判定が肯定されてステップ264へ移行する。
ステップ264において、CPU136(巡回報告出力部48)は、表示部142に表示させた巡回報告作成画面の情報と、巡回者が入力部144を介して入力された情報とに基づいて巡回報告書(図14参照)を作成する。そして、CPU136(巡回報告出力部48)は、作成した巡回報告書を指示された出力方法で出力し、巡回報告作成支援処理を終了する。
第2実施形態は、第1実施形態で説明した効果に加えて、以下の効果を有する。すなわち、第2実施形態は、端末装置134Bに巡回報告作成支援プログラム158をインストールする必要があるものの、サーバ100Bの処理負荷を低減することができる。また、第2実施形態は、巡回者が携帯している携帯端末76が、ビーコン信号受信部62、加速度センサ64及びジャイロセンサ66を含んだ構成である場合に、これらを利用することで携帯タグ50の構成を簡単かつ軽量にすることができる。また、携帯タグ50に加速度センサ64及びジャイロセンサ66が搭載されていないため、巡回者の歩行や姿勢変化と一体となって変位するように携帯タグ50を装着する必要が無くなる。このため、例えば携帯タグ50を巡回者の首から紐でぶら下げる等のように、携帯タグ50の着装形態の自由度が向上する。
なお、図12に示す巡回報告作成画面170は、歩数、活動量及び滞在時間が各々標準範囲外の巡回エリア7の巡回結果入力欄172Cにも、巡回結果の入力を促すメッセージとボタン(▼)を表示しているが、これに限定されるものではない。歩数、活動量及び滞在時間の少なくとも1つが標準範囲外の巡回エリアについては、巡回結果入力欄172に行動パラメータが標準範囲外である旨を通知するメッセージを表示してもよい。この場合、歩数、活動量及び滞在時間の少なくとも1つが標準範囲外の巡回エリアについては、巡回結果の入力が促されないことになるが、開示の技術はこのような態様も権利範囲に含むものである。
また、上記では、巡回エリア毎に各行動パラメータの累積値を集計し、行動パラメータの少なくとも1つが標準範囲外で休憩時間帯外に巡回者が滞在していた巡回エリアについて、巡回結果入力欄172の表示を切り替える態様を説明した。しかし、上記のように巡回エリアを単位として処理を行う態様に限られるものではなく、例えば、所定の時間範囲を超えて連続する立位の期間及び座位の期間について入力を促すようにしてもよい。
また、上記では巡回者の姿勢の判定を入力支援装置24が行う態様を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、巡回者の姿勢を携帯装置12側(携帯タグ50A又は携帯端末76)で判定し、入力支援装置24が巡回者の姿勢の判定結果を携帯装置12から取得するようにしてもよい)
更に、上記では携帯装置12が携帯タグ50と携帯端末76を含む態様を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、携帯タグ50A単独、或いは携帯端末76単独を携帯装置12として機能させることも可能である。
また、上記では開示の技術を巡回業務に適用した態様を説明したが、開示の技術における業務は移動を伴う業務であればよく、巡回業務に限られるものではない。移動を伴う業務の他の例としては、宛先の異なる複数の荷物を運搬しながら個々の荷物を個々の宛先に配達する配達業務、複数の住戸を順次訪問して電気やガス等のメータの指針を記録する記録業務などが挙げられる。また、上記では業務報告の一例として巡回報告を説明したが、適用する業務が異なれば業務報告の具体名や内容も相違することは言うまでもない。
また、上記では開示の技術における第1の姿勢の一例として、巡回者が移動していない期間に巡回者の姿勢として想定される姿勢(立位)と異なる姿勢である座位を適用し、第2の姿勢の一例として立位を適用した態様を説明した。しかし、これに限定されるものではなく、例えば車両等の運転業務のように、業務を行う利用者が移動していない期間に利用者の姿勢として想定される姿勢が座位の業務であれば、第1の姿勢が立位に、第2の姿勢が座位になることは言うまでもない。
また、第1実施形態は入力支援プログラム114がサーバ100Aの記憶部106に予め記憶(インストール)されている態様を説明した。また、第2実施形態は取得プログラム154、読出プログラム156及び巡回報告作成支援プログラム158が入力支援プログラムに相当する態様を説明した。そして、取得プログラム154、読出プログラム156がサーバ100Bの記憶部106に予め記憶され、巡回報告作成支援プログラム158が端末装置134Bの記憶部140に予め記憶されていた。しかし、開示の技術に係る入力支援プログラムは、CD−ROMやDVD−ROM、メモリカード等の記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
移動を伴う業務を行う利用者に携帯され、位置を検出する第1検出部及び前記利用者の姿勢を判定可能な所定の物理量を検出する第2検出部を含む携帯機器から、前記第1検出部によって検出された位置と、前記第2検出部によって検出された前記所定の物理量又は前記所定の物理量から判定された前記利用者の姿勢と、を含む検出情報を取得する取得部と、
前記利用者の業務報告が入力される場合に、前記取得部によって取得された前記検出情報に基づき、前記利用者が移動を停止しておりかつ前記利用者の姿勢が第1の姿勢であった第1期間を含む期間について、入力を促す処理を行う入力支援部と、
を含む入力支援装置。
(付記2)
前記所定の物理量は、加速度、角加速度、角速度及び地磁気の少なくとも1つである付記1記載の入力支援装置。
(付記3)
前記第1の姿勢は、前記利用者が移動していない期間に、前記業務を行う利用者の姿勢として想定される姿勢と異なる姿勢である付記1又は付記2記載の入力支援装置。
(付記4)
前記業務は複数の場所又は領域を巡回する業務であり、前記第1の姿勢は座位である付記1〜付記3の何れか1項記載の入力支援装置。
(付記5)
前記業務は、前記利用者が移動していない期間に、前記業務を行う利用者の姿勢として前記第1の姿勢と異なる第2の姿勢が想定され、かつ前記利用者が移動していない期間における前記業務の所要時間として所定の時間範囲が想定される業務であり、
前記入力支援部は、前記利用者の業務報告が入力される場合に、前記検出情報に基づき、前記利用者が移動を停止しておりかつ前記利用者の姿勢が前記第2の姿勢と判定された第2期間を前記所定の時間範囲を超えて含む期間についても、入力を促す前記処理を行う付記1〜付記4の何れか1項記載の入力支援装置。
(付記6)
前記業務は複数の場所又は領域を巡回する業務であり、前記第2の姿勢は立位である付記5記載の入力支援装置。
(付記7)
前記入力支援部は、予め設定された時間帯に含まれる期間については、入力を促す前記処理を停止する付記1〜付記6の何れか1項記載の入力支援装置。
(付記8)
予め設定された前記時間帯は、前記業務における休憩時間帯である付記7記載の入力支援装置。
(付記9)
前記業務は複数の場所又は領域を巡回する業務であり、
前記入力支援部は、入力を促す前記処理を行う際に、前記利用者が移動を停止してした場所又は領域の位置を明示した地図を出力する付記1〜付記8の何れか1項記載の入力支援装置。
(付記10)
移動を伴う業務を行う利用者に携帯され、位置を検出する第1検出部及び前記利用者の姿勢を判定可能な所定の物理量を検出する第2検出部を含む携帯機器から、前記第1検出部によって検出された位置と、前記第2検出部によって検出された前記所定の物理量又は前記所定の物理量から判定された前記利用者の姿勢と、を含む検出情報を取得し、
前記利用者の業務報告が入力される場合に、取得した前記検出情報に基づき、前記利用者が移動を停止しておりかつ前記利用者の姿勢が第1の姿勢であった第1期間を含む期間について、入力を促す処理を行う
ことを含む処理をコンピュータによって実行させる入力支援方法。
(付記11)
前記所定の物理量は、加速度、角加速度、角速度及び地磁気の少なくとも1つである付記10記載の入力支援方法。
(付記12)
前記第1の姿勢は、前記利用者が移動していない期間に、前記業務を行う利用者の姿勢として想定される姿勢と異なる姿勢である付記10又は付記11記載の入力支援方法。
(付記13)
前記業務は複数の場所又は領域を巡回する業務であり、前記第1の姿勢は座位である付記10〜付記12の何れか1項記載の入力支援方法。
(付記14)
前記業務は、前記利用者が移動していない期間に、前記業務を行う利用者の姿勢として前記第1の姿勢と異なる第2の姿勢が想定され、かつ前記利用者が移動していない期間における前記業務の所要時間として所定の時間範囲が想定される業務であり、
前記利用者の業務報告が入力される場合に、前記検出情報に基づき、前記利用者が移動を停止しておりかつ前記利用者の姿勢が前記第2の姿勢と判定された第2期間を前記所定の時間範囲を超えて含む期間についても、入力を促す前記処理を行う付記10〜付記13の何れか1項記載の入力支援方法。
(付記15)
前記業務は複数の場所又は領域を巡回する業務であり、前記第2の姿勢は立位である付記14記載の入力支援方法。
(付記16)
予め設定された時間帯に含まれる期間については、入力を促す前記処理を停止する付記10〜付記15の何れか1項記載の入力支援方法。
(付記17)
予め設定された前記時間帯は、前記業務における休憩時間帯である付記16記載の入力支援方法。
(付記18)
前記業務は複数の場所又は領域を巡回する業務であり、
入力を促す前記処理を行う際に、前記利用者が移動を停止してした場所又は領域の位置を明示した地図を出力する付記10〜付記17の何れか1項記載の入力支援方法。
(付記19)
コンピュータに、
移動を伴う業務を行う利用者に携帯され、位置を検出する第1検出部及び前記利用者の姿勢を判定可能な所定の物理量を検出する第2検出部を含む携帯機器から、前記第1検出部によって検出された位置と、前記第2検出部によって検出された前記所定の物理量又は前記所定の物理量から判定された前記利用者の姿勢と、を含む検出情報を取得し、
前記利用者の業務報告が入力される場合に、取得した前記検出情報に基づき、前記利用者が移動を停止しておりかつ前記利用者の姿勢が第1の姿勢であった第1期間を含む期間について、入力を促す処理を行う
ことを含む処理を実行させるための入力支援プログラム。
(付記20)
前記所定の物理量は、加速度、角加速度、角速度及び地磁気の少なくとも1つである付記19記載の入力支援プログラム。
(付記21)
前記第1の姿勢は、前記利用者が移動していない期間に、前記業務を行う利用者の姿勢として想定される姿勢と異なる姿勢である付記10又は付記11記載の入力支援プログラム。
(付記22)
前記業務は複数の場所又は領域を巡回する業務であり、前記第1の姿勢は座位である付記19〜付記21の何れか1項記載の入力支援プログラム。
(付記23)
前記業務は、前記利用者が移動していない期間に、前記業務を行う利用者の姿勢として前記第1の姿勢と異なる第2の姿勢が想定され、かつ前記利用者が移動していない期間における前記業務の所要時間として所定の時間範囲が想定される業務であり、
前記利用者の業務報告が入力される場合に、前記検出情報に基づき、前記利用者が移動を停止しておりかつ前記利用者の姿勢が前記第2の姿勢と判定された第2期間を前記所定の時間範囲を超えて含む期間についても、入力を促す前記処理を行う付記19〜付記22の何れか1項記載の入力支援プログラム。
(付記24)
前記業務は複数の場所又は領域を巡回する業務であり、前記第2の姿勢は立位である付記23記載の入力支援プログラム。
(付記25)
予め設定された時間帯に含まれる期間については、入力を促す前記処理を停止する付記19〜付記24の何れか1項記載の入力支援プログラム。
(付記26)
予め設定された前記時間帯は、前記業務における休憩時間帯である付記25記載の入力支援プログラム。
(付記27)
前記業務は複数の場所又は領域を巡回する業務であり、
入力を促す前記処理を行う際に、前記利用者が移動を停止してした場所又は領域の位置を明示した地図を出力する付記19〜付記26の何れか1項記載の入力支援方法。
10…巡回報告作成支援システム、12…携帯装置、16…位置検出部、18…モーション情報検出部、20…検出情報出力部、24…入力支援装置、26…取得部、28…記憶部、30…検出情報DB、32…巡回業務情報、38…巡回報告作成支援部、50A,50B…携帯タグ、62…ビーコン信号受信部、64…加速度センサ、66…ジャイロセンサ、68…無線通信部、76A,76B…携帯端末、90…GPSセンサ、92…無線通信部、96…ネットワーク、100A,100B…サーバ、102…CPU、106…記憶部、112…通信部、114…入力支援プログラム、134A,134B…端末装置、136…CPU、140…記憶部、142…表示部、146…通信部、152…プリンタ、154…取得プログラム、156…読出プログラム、158…巡回報告作成支援プログラム、170…巡回報告作成画面、172A,172B,172C…巡回結果入力欄、178…プルダウンメニュー、180…地図、182…マーク

Claims (6)

  1. 移動を伴う業務を行う利用者に携帯され、位置を検出する第1検出部及び前記利用者の姿勢を判定可能な所定の物理量を検出する第2検出部を含む携帯機器から、前記第1検出部によって検出された位置と、前記第2検出部によって検出された前記所定の物理量又は前記所定の物理量から判定された前記利用者の姿勢と、を含む検出情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記検出情報に基づき、前記利用者が移動を停止しておりかつ前記利用者の姿勢が第1の姿勢である位置を他の位置とは異なる態様で表示部に表示させる生成部と、
    を含む支援装置。
  2. 前記第1の姿勢は、前記利用者が移動していない期間に、前記業務を行う利用者の姿勢として想定される姿勢と異なる姿勢である請求項1記載の支援装置。
  3. 前記業務は、前記利用者が移動していない期間に、前記業務を行う利用者の姿勢として前記第1の姿勢と異なる第2の姿勢が想定され、かつ前記利用者が移動していない期間における前記業務の所要時間として所定の時間範囲が想定される業務であり、
    前記生成部は、前記検出情報に基づき、前記利用者が移動を停止しておりかつ前記利用者の姿勢が前記第2の姿勢である位置を他の位置とは異なる態様で表示部に表示させる請求項1又は請求項2記載の支援装置。
  4. 前記業務は複数の場所又は領域を巡回する業務であり、
    前記生成部は、前記利用者が移動を停止していた場所又は領域の位置を明示した地図を出力する請求項1〜請求項3の何れか1項記載の支援装置。
  5. 移動を伴う業務を行う利用者に携帯され、位置を検出する第1検出部及び前記利用者の姿勢を判定可能な所定の物理量を検出する第2検出部を含む携帯機器から、前記第1検出部によって検出された位置と、前記第2検出部によって検出された前記所定の物理量又は前記所定の物理量から判定された前記利用者の姿勢と、を含む検出情報を取得し、
    取得した前記検出情報に基づき、前記利用者が移動を停止しておりかつ前記利用者の姿勢が第1の姿勢である位置を他の位置とは異なる態様で表示部に表示させる
    ことを含む処理をコンピュータによって実行させる支援方法。
  6. コンピュータに、
    移動を伴う業務を行う利用者に携帯され、位置を検出する第1検出部及び前記利用者の姿勢を判定可能な所定の物理量を検出する第2検出部を含む携帯機器から、前記第1検出部によって検出された位置と、前記第2検出部によって検出された前記所定の物理量又は前記所定の物理量から判定された前記利用者の姿勢と、を含む検出情報を取得し、
    取得した前記検出情報に基づき、前記利用者が移動を停止しておりかつ前記利用者の姿勢が第1の姿勢である位置を他の位置とは異なる態様で表示部に表示させる
    ことを含む処理を実行させるための支援プログラム。
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