JP2019175447A - 就労支援付き健康管理システム - Google Patents

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【課題】高齢者など、就労支援を希望するユーザーのニーズに応えることが可能な就労支援付き健康管理システムを提供する。高齢者の就労支援を児童への学習支援に繋げることが可能な就労支援付き健康管理システムを提供する。【解決手段】ネットワーク回線400を通じて利用者端末201〜204とメインサーバー100が接続された健康管理システムにおいて、メインサーバー100が、ユーザー情報を登録するデータベース120と、個々のユーザーの就労能力スコアを評価する就労能力スコア評価部130と、個々のユーザーの健康状態スコアを評価する健康状態スコア評価部140と、就労支援プログラムおよび健康改善プログラムを提供するプログラム提供部150と、個々のユーザーの就労コースを認定する就労コース認定部160と、就労先にユーザーの就労認定情報を提供する就労認定情報提供部170と、就労実績による就労ポイントを還元するポイント還元部180を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、健康管理システムに関し、高齢者など、特に就労支援を希望するユーザーのニーズに対応可能な就労支援付き健康管理システムに関する。
我が国の高齢化率(65歳以上)は2000年の約17%から2040年には約36%に達し、おおよそ10人に4人が高齢者になると推定されている(総務省国勢調査及び国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口より)。また、高齢化に伴い、がん、循環器疾患、呼吸器疾患、消化器疾患、整形外科疾患などの増加が見込まれ、全国の高齢者についての認知症有病率推定値は15%、認知症有病者数は約462万人と推計されている(いずれも上記将来推計人口と平成26年度患者調査の受療率より)。
高齢者は、退職に伴う社会参加機会の喪失により生活の不活発化に繋がりやすく、ひいてはフレイル(加齢とともに心身の活力が低下し、心身の脆弱性が出現した状態)に陥りやすいという傾向がある。フレイル状態に陥ると、日頃の生活にサポートが必要な要介護状態や慢性疾患の増加といった悪循環を招きやすくなる。
その一方で、高齢者に対するアンケートでは、「優先的にお金を使いたいもの」に関しては、「健康維持や医療介護のための支出」が最も高く(内閣府2006年度高齢者の経済生活に関する意識調査より)、また、「将来の日常生活で不安を感じること」に関しては、「自分や配偶者の健康や病気のこと」が最も高い(内閣府2004年度高齢者の日常生活に関する意識調査より)。さらに、高齢者の「やってみたい仕事」に関しては、「現役世代の知識やスキルを活かせる仕事」に対するニーズが高い(次世代ヘルスケア産業協議会新事業創出WG、生涯現役社会実現に向けた環境整備に関する検討会より)。
さらに、児童に目を向けると、就学援助を受けている小学生・中学生の割合は1990年代半ばから上昇傾向にあり、2012年度の調査で約16%に達していることが分かった(内閣府「子ども・若者白書」より)。このため、近年では児童に対する学習支援サービスのニーズが高まっていると言える。
就労支援に関しては、外国人の就労を支援する就労支援システムの例(特許文献1)が、学習支援に関しては、児童用の学習支援システムの例(特許文献2)が提案されている。
特許公開2003−6383号公報 特許公開2002−91275号公報
前者のシステムは、Webサーバーを用いて外国人の就労資格のチェックを行なうことで企業に対して法律上問題がない外国人の斡旋を行なうことができるもの、後者のシステムは、インターネットを介してアクセスしたホームページ上のデータを簡単な操作でとり込んで、学習の材料として児童が使用できるものであり、特に後者のシステムは児童が楽しく、かつ興味深く学習できるという効果がある。
しかしながら、上記のシステムは、「現役時代の知識やスキルを活かせる仕事」という高齢者のニーズや「世の中の役に立ちたい」という高齢者の社会参加に対する根源的なニーズに対応したシステムではなく、また、貧困状態にある児童に対する学習支援のニーズに応えることが可能なシステムであるとも言えない。さらに、高齢化に伴い、介護予防分野の担い手の慢性的な不足という問題もある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、高齢者など、就労支援を希望するユーザーのニーズに応えることが可能な就労支援付き健康管理システムを提供すること、さらには、高齢者の就労支援を児童への学習支援に繋げることが可能な就労支援付き健康管理システムを提供すること、さらに、介護予防分野の担い手の創出に寄与する就労支援付き健康管理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る就労支援付き健康管理システムは、
ネットワーク回線を通じて利用者端末とメインサーバーが接続された健康管理システムにおいて、
メインサーバーが、
ユーザーに関する情報を登録するデータベースと、
個々のユーザーの就労能力スコアを評価する就労能力スコア評価手段と、
個々のユーザーの健康状態スコアを評価する健康状態スコア評価手段と、
登録された個々のユーザーについて、就労能力スコア評価手段により得られた評価と、健康状態スコア評価手段により得られた評価に基づき、個々のユーザーの就労コースを認定する就労コース認定手段を備える、
ことを主要な特徴とする。
本発明に係る就労支援付き健康管理システムは、
前記就労能力スコア評価手段が、基本的態度、コミュニケーション能力、学習支援能力の項目のうち、いずれか一または複数の項目に関するスコアを評価することを第2の特徴とする。
本発明に係る就労支援付き健康管理システムは、
前記健康状態スコア評価手段が、フレイル評価、ロコモティブ評価、認知機能評価、うつ症状評価のいずれか一または複数の項目に関するスコアと、身体測定、BMI測定、血圧測定、血液検査のいずれか一または複数の項目に関するスコアを評価することを第3の特徴とする。
本発明に係る就労支援付き健康管理システムは、
就労能力スコア評価手段および/または健康状態スコア評価手段の評価に基づき、個々のユーザーに就労支援プログラムおよび/または健康改善プログラムを提供するプログラム提供手段を備えることを第4の特徴とする。
本発明に係る就労支援付き健康管理システムは、
就労コース認定手段が、
就労支援プログラムの修了を条件として、就労コースを認定することを第5の特徴とする。
本発明に係る就労支援付き健康管理システムは、
就労コース認定手段が、
健康状態スコア評価手段による評価が一定の基準を満たすことを条件として、就労コースを認定することを第6の特徴とする。
本発明に係る就労支援付き健康管理システムは、
就労コース認定手段が、
就労能力スコア評価手段により評価された基準に対応して就労権限が格付けされた就労コースを、個々のユーザーに認定することを第7の特徴とする。
本発明に係る就労支援付き健康管理システムは、
ネットワーク回線を通じて複数の事業者端末とメインサーバーが接続され、
メインサーバーが、
就労コースが認定された個々のユーザーを就労コース認定者とする就労認定情報を複数の就労先端末に提供する就労認定情報提供手段を備えることを第8の特徴とする。
本発明に係る就労支援付き健康管理システムは、
メインサーバーが、
就労先端末から、就労コース認定者として登録された個々のユーザーの就労実績から算出される就労ポイントを受信し、データベースに登録することを第9の特徴とする。
本発明に係る就労支援付き健康管理システムは、
メインサーバーが、
データベースに登録された就労ポイントを、健康管理システムに利用できる健康増進ポイントへの変換を含め、個々のユーザーに還元するポイント還元手段を備えることを第10の特徴とする。
本発明に係る就労支援付き健康管理システムは、
ポイント還元手段が、
就労ポイントを健康増進ポイントに変換するにあたり、ポイント変換率を変更するポイント変換率変更手段を備えることを第11の特徴とする。
以上説明したように、本発明に係る就労支援付き健康管理システムによると、ユーザー、特に退職後の高齢者に対し就労の機会を提供してフレイルなどに陥りやすい高齢者の健康増進と社会参加を図ることができるという優れた効果を奏する。
また、本発明に係る就労支援付き健康管理システムによると、高齢者のもつ知識やスキルを、児童(特に就学援助を受けている児童)に対する学習支援というニーズに繋げることができるという優れた効果を奏する。
就労支援付き健康管理システムの全体構成図、 本システムにおけるメインサーバーの構成図、 メインサーバーにおけるデータベースの構成図、 就労能力スコアの評価表を示す図、 就労能力スコアの評価基準と推奨される就労プログラムを示す説明図、 就労能力スコアに基づく判定基準と就労コースを示す説明図、 問診・実測スコアの評価と判定基準を示す図、 生体情報スコアの評価と判定基準を示す図、 問診・実測の流れと判定、健康診断測定の流れと判定を示すフロー図、 生涯現役トレーナー養成講座のカリキュラムを示す図、 生涯現役コンシェルジュ養成講座のカリキュラムを示す図である。
本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。図1は就労支援付き健康管理システムSの全体構成図である。システム構成について最初に説明する。
就労支援付き健康管理システムS(以下、システムSと称する)は、ユーザー、例えば高齢者に対する就労支援と健康管理を行なうシステムで、図1に示すように、メインサーバー100を備えている。メインサーバー100は、管理用端末101と、利用者用の端末201〜204と、就労先(事業所)A〜Cの端末(図1では端末301のみ図示する)に対し、それぞれネットワーク回線400により接続されている。
メインサーバー100は、図2に示すように、登録・会計部110と、データベース120と、就労能力スコア評価部130と、健康状態スコア評価部140と、プログラム提供部150と、就労コース認定部160と、就労認定情報提供部170と、ポイント還元部180と、制御部190と、入出力部192と、演算部194を備えている。
登録・会計部110は、登録・会計用の端末201からシステムの利用を希望するユーザーの登録情報を受け付け、また、システム利用に係る会計を受け付け、処理する。端末201に入力されたユーザー情報(氏名、住所、連絡先、性別、年齢等)は、発行されるユーザーIDと共に、データベース120のユーザー情報登録部122(図3参照)に登録される。
登録・会計部110で支払われる会費(年会費、月会費、利用料)は、データベース120のユーザー情報登録部122に会費情報が登録される。ユーザーは、会費の支払いにより、就労支援プログラムを受講することができ、また、健康状態(身体機能と認知機能)のチェックおよび評価と、健康状態を維持・向上させるための健康増進プログラムの提供を受けることができる。なお、就労支援プログラムは任意に受講できるようにしてもよい。
登録・会計部110で支払われる会費は、端末201からの指示により、上に述べた健康状態のチェックおよび評価と、健康増進プログラムの提供を受けるための健康増進ポイントに変換し、後述する就労ポイントを上積みできるようにしてもよい。変換されたポイントはデータベース120のユーザーポイント登録部124(図3参照)に登録される。
データベース120は、個々のユーザーに対する就労支援(就労実績を含む)、健康管理に関する情報を登録するもので、図3に示すように、ユーザー情報登録部122と、ユーザーポイント登録部124と、プログラム登録部126を備えている。なお、データベース120はメインサーバー100とネットワーク回線400で接続される外部装置に構成してもよい。
就労能力スコア評価部130は、ユーザーの就労能力スコアに基づき、個々のユーザーの就労能力を評価する。図4は就労能力スコアを算出するための評価表を示している。図4の評価表は項目欄(大項目、中項目、小項目)と評価欄(3、2、1、0)が設けられている。
ユーザーは、就労支援のプログラムを受講する場合、図1に示す就労支援用の端末202に移動し、端末202に表示される就労支援サイトの入力画面から、図4の評価表の小項目(計25項目)の質問に対し、評価(3、2、1、0)を選択し、回答することができる。図4の評価表の大項目には、就労能力スコアを求める指標として「基本的態度」、「コミュニケーション能力」、「学習支援能力」が設けられている。
図4の評価表の各項目には評価(3、2、1、0)に適する具体例を表示できる。例えば「基本的態度」の小項目「あいさつ」の評価の具体例として、3(いつも、自分の方から、笑顔で、ていねいに挨拶する。)、2(自分から先に挨拶をすることが多く、挨拶されればたいてい返してくれる。)、1(自分からは挨拶をしないことがしばしばであるが、挨拶されればたいてい返してくれる。)、0(自分からは挨拶をせず、挨拶されても返さないことが多い。)と表示される。ユーザーにより回答された評価は、データベース120のユーザー情報登録部122に登録される。
就労能力スコア評価部130は、図4の評価表の小項目(計25項目)に対して個々のユーザーにより回答された評価(3、2、1、0)を、大項目(「基本的態度」「コミュニケーション能力」「学習支援能力」)別に加算して求めた「就労能力スコア」を生成する。そして、生成された就労能力スコアに基づき、図5に示す評価基準に従い、就労能力スコアを評価(基準F〜A)し、さらに、評価(基準F〜A)に応じてユーザーに推奨する就労支援プログラムを決定する。生成された就労能力スコアと評価はユーザー情報登録部122に登録され、また、端末202に出力可能である。
就労支援プログラム(講義と演習からなる)は、図5の評価表に示すように、4段階(ブロンズ/シルバー/ゴールド/学童教育支援)のクラスに分かれている。ブロンズからゴールドの各クラスは、1回/月、2回/2月を1クールとして組まれている。シルバーはブロンズクラスを修了した者、ゴールドはブロンズおよびシルバーのクラスを修了した者が受講でき、学童教育支援はブロンズクラスを修了した者が選択的に受講可能に設定されている。
ユーザーは、ブロンズクラスから順次、上位レベルの就労支援プログラムを受講することができ、また、自己の就労スコアのレベルに応じた就労支援プログラムの修了にとどめてもよい。
上記就労支援プログラムのうち、例えば、ブロンズクラスは、就労先で一つのコンテンツを実践できる(運営管理できる)能力を育成するクラス、シルバークラスは、就労先でコンテンツを実践できるだけでなく、参加者にアドバイスできる能力を育成するクラス、ゴールドクラスは、複数の就労先でコンテンツの実践を展開できる能力を育成するクラス、学童教育支援クラスは、特技や技術、強みを発揮して、学童支援を実践する能力を育成するクラスに、設定される。
ユーザーは、プログラム提供部150により提供される就労支援プログラムの実施後に、再び端末202から図4に示す評価表に回答し、改善後の就労能力スコアと自己評価(基準F〜A)を得ることができる。得られた改善後の就労能力スコアと評価はユーザー情報登録部122に登録され、また、端末202に出力できる。
管理者10(または管理補助者(ユーザーの就労支援をアシストするマネージャー))は、ユーザーによる就労支援プログラムの修了後に、管理者用の端末101または端末202から就労支援サイトにアクセスし、入力画面から、図4の評価表に対する各評価(3、2、1、0)を入力して、プログラム修了後のユーザーの就労能力スコアを生成し、これにより他者評価の目線で、ユーザーの就労能力を客観的に評価(基準F〜A)できる。
このとき、就労能力スコア評価部130は、就労支援プログラムの修了(端末202からの修了情報の受信)および管理者10(または管理補助者)の承認(端末101または端末202からの承認情報の受信)を条件として、管理者評価によるユーザーの就労能力スコアを生成し、生成された就労能力スコアに基づき、図5に示す評価基準に従い、ユーザーの就労能力を客観的に評価(基準F〜A)するように働く。
健康状態スコア評価部140は、個々のユーザーの健康状態スコアに基づき、個々のユーザーの健康状態(身体機能、認知機能)を評価する。ここで、個々のユーザーの健康状態スコアは、問診・実測スコアと、生体情報スコアから構成される。問診・実測スコアの評価表を図7に、生体情報スコアの評価表を図8に示す。
ユーザーは、健康状態(身体機能、認知機能)のチェックおよび評価を受ける場合、図1に示す健康問診支援用の端末203に移動し、端末203に表示される健康問診支援サイトの入力画面から、図7に示す問診評価および実測結果を入力する。
図7に示す問診・実測スコアの評価表には、「フレイル評価基準」(フレイルスクリーニングテスト)「イレブンチェック」「下腿周囲長」「ロコチェック」(ロコモティブシンドロームスクリーニングテスト)「ロコモ25」「立ち上がりテスト」「2ステップテスト」「Timed up and go(TUG)」「Montreal Cognitive Assessment(MoCA)」(認知症スクリーニングテスト)「Geriatric Depression Scale(GDS)」(老年期うつ病評価尺度)の各項目が含まれる。追加項目を含んでよい。
図8に示す生体情報スコアの評価表には、「腹囲測定」「body mass index(BMI)」「血圧測定」「HbA1c」「HDLコレステロール」「LDLコレステロール」「総タンパク」の各項目が含まれる。追加項目を含んでもよい。
ユーザーにより端末203から入力された問診評価および実測結果はユーザー情報登録部122に登録される。生体情報スコア用の測定項目は、測定機器からデータが端末204を介してメインサーバー100に送信され、ユーザー情報登録部122に登録される。
健康状態スコア評価部140は、ユーザーによる端末203からの問診評価および実測結果の入力により、図7に示す評価表の評価基準に従い、各項目(各テスト)について「問診・実測スコア」を生成する。また、端末204からの測定データの受信により、図8に示す評価表の評価基準に従い、各項目(各テスト)について「生体情報スコア」を生成する。生成された問診・実測スコアと生体情報スコアはユーザー情報登録部122に登録される。
健康状態スコア評価部140は、生成された問診・実測スコアについて、さらに、図7に示す判定基準に従い、「フレイルリスク」「ロコモリスク」「認知症リスク」「メンタルリスク」の有無を判定する。また、生成された生体情報スコアについて、図8に示す判定基準に従い、「生活習慣病リスク」の有無を判定する。そして、いずれかの項目にリスク有りと判定されたとき、当該リスクに応じてユーザーに推奨される健康改善プログラムを決定する。
プログラム提供部150は、プログラム登録部126に登録された就労支援プログラムのうち、個々のユーザーに対し、就労能力スコア評価部130により決定された就労支援プログラムを提供する。また、プログラム登録部126に登録された健康改善プログラムのうち、個々のユーザーに対し、健康状態スコア評価部140により決定された健康改善プログラムを提供する。
各プログラムは、端末202または端末203から(またはユーザー端末から)、受け取ることができる。ユーザーは、提供された就労支援プログラムの実施により就労能力を改善し、また、提供された健康改善プログラムの実施により健康状態(身体機能、認知機能)を改善できる。
健康改善プログラムは、健康状態の評価を前提として、例えば週1回「体と栄養プログラム」、「脳と心のプログラム」を1セットとし、計6か月を1クールとして実行する。「フレイルリスク」「ロコモリスク」「認知症リスク」「メンタルリスク」の改善を目指したプログラム構成とする。不定期に趣味教室などのプログラムを加えてよい。
就労コース認定部160は、就労支援プログラムの終了を条件として、管理者10(または管理者補助者)により生成されたユーザーの就労能力スコアに基づき得られた評価(基準F〜A)(図5参照)に基づき、図6に示す就労コース判定表の判定基準に従い、就労コースを認定する。認定された就労コースはユーザー情報登録部122に登録される。
就労コースは、図5の評価基準および図6の判定表に示すように、就労能力スコアのレベルに応じて、就労不可、ブロンズコース、シルバーコース、ゴールドコース、準学童教育支援コース、学童教育支援コースの6段階に分かれている。ブロンズコースは就労先(例えば学童支援事業所)で1つのコンテンツを運営管理できる(実践できる)権限、シルバーコースは就労先でコンテンツの参加者にアドバイスできる権限、ゴールドコースは複数の就労先でコンテンツを展開し運営管理できる権限、準学童教育支援コースは就労先で学童教育支援をサポートできる権限、学童教育支援コースは学童教育支援を運営管理できる権限を付与することが想定されている。
就労コース認定部160は、問診・実測スコアまたは生体情報スコアが一定の基準を満たさない場合、就労不可と認定する。具体的には、健康状態スコア評価部140が「認知症リスクあり」または「メンタルリスクあり」と判定した場合、いずれの場合も就労不可と認定する。
就労認定情報提供部170は、就労コース(ブロンズ〜学童教育支援)が認定された個々のユーザーを就労コース認定者とする就労コース認定情報を、管理者10の管理者端末101からの指令により、就労先A〜Cの端末(図1では端末301のみ図示する)に提供する。就労先A〜Cは、受信した就労コース認定情報に基づき、個々のユーザーを、用意されている就労コースの就労者として受け入れるかどうかを判断することができる。判断結果は就労先A〜Cの端末(端末301)からメインサーバー100に送信される。就労先A〜Cは、例えば学童教育向けの学習塾が該当する。
ポイント還元部180は、就労コース(ブロンズ〜学童教育支援)が認定された個々のユーザーが就労先A〜Cのいずれかに就労者として受け入れられた場合、個々のユーザーの就労実績に応じて就労先から付与される就労ポイントを個々のユーザーに還元する。就労ポイントは就労先の端末(端末301)からメインサーバー100に送信され、ユーザーポイント登録部124に登録される。ユーザーは、端末201からの指示により就労ポイントを受け取ることができる。
ユーザーは、端末201からの指示により就労ポイントを登録・会計部110で現金として受け取るか、健康増進ポイントに上積みし、上積みされた健康増進ポイントを利用して、上に述べた健康状態のチェックおよび評価と、健康増進プログラムの提供を受けることができる。ポイント還元部180は、端末201からのユーザーの指示により、ユーザーポイント登録部124に登録された就労ポイントを、登録・会計部110でユーザーに対し現金として支払うか、ユーザーの健康増進ポイントに上積みする。
就労ポイントは、例えば1ポイント/1円とし、ユーザーの就労実績により就労先から得られた対価が4000円である場合、ユーザーは就労先から一部(例えば2000円)を現金として支払いを受け、残りの金額を就労ポイント(2000ポイント)として受け取り、さらに就労ポイントを健康増進ポイントに変換して上積みすることができる。あるいは全額(4000円)を就労ポイントから健康増進ポイントに変換して上積みすることができる。
ポイント還元部180は、就労ポイントを健康増進ポイントに上積みする場合、ポイント変換率を変更可能なポイント変換率変更部182を備える。管理者用端末101からの指示により、例えば、1ポイント/1円の変換率を、ポイント変換率変更部182が、1ポイント超〜1.5ポイント以下の範囲で1.1ポイント/1円に変更して、健康増進ポイントに上積みする。ポイント変換率を上げることにより、ユーザーが健康状態のチェックおよび評価と、健康増進プログラムの提供を受けるためのインセンティブを付与することができる。
なお、制御部190はシステム全体の統御と各部に対する指令制御、入出力部192は各種情報の入出力、演算部194は各種情報の演算処理を行う。
次に、上記のシステムSを用いて、ユーザー1がシステムを利用する手順とシステムSの情報処理について、図1等を参照しながら、以下に説明する。
まず、最初に登録・会計部110の端末201からユーザー登録を行う(ステップ1)。ユーザー1は端末201の登録画面からユーザー情報(氏名、住所、連絡先、性別、年齢等)を入力する。次に、ユーザー1は会費(年会費、月会費、利用料)を支払う(ステップ2)。就労支援プログラムを受講する場合、別途の受講料を支払う。会費は端末201からカードにより支払ってもよい。
入力されたユーザー情報はメインサーバー100に送信され、データベース120のユーザー情報登録部122に登録される。支払われた会費は会費情報がユーザー情報登録部122に登録される。ユーザー1がポイント変換を指示した場合、会費は健康増進ポイントに変換され(例:1ポイント/1円)、ユーザーポイント登録部124に登録される。
次に、ユーザー1は、就労支援プログラムを受講する場合、端末202に移動し、端末202から「就労支援サイト」にアクセスし、画面に表示される質問(図4参照)に対し自己評価を回答する(ステップ3)。ユーザー1により回答された評価は、メインサーバー100に送信され、ユーザー情報登録部122に登録される。あわせて、就労能力スコア評価部130が、評価基準(図5参照)に従い、ユーザー1の就労能力スコアを生成する(ステップ4)。
具体的には、「基本的態度」の各項目の点数(0〜3点)、「コミュニケーション能力」の各項目の点数(0〜3点)、「学習支援能力」の各項目の点数(0〜3点)を大項目別にカウントする。生成された就労能力スコアはユーザー情報登録部122に登録される。
就労能力スコアが生成されると、就労能力スコア評価部130が、就労能力を評価(基準F〜A)し、ユーザー1に推奨される就労支援プログラムを決定する(ステップ5)。例えば、「基本的態度」の各項目が1点以上、かつ「コミュニケーション能力」の各項目が2点以上であれば、基準Cと評価し、ゴールドプログラムと決定する。就労支援プログラムが決定されると、プログラム提供部150が、推奨される就労支援プログラムをユーザー1に提供する(ステップ6)。ユーザー1は、提供された就労支援プログラムを端末202(またはユーザー端末)から就労能力スコア、評価(評価レポート)とともに受け取ることができる。
次に、ユーザー1は、健康状態(身体機能、認知機能)のチェックと評価を受けるため、端末203に移動し、端末203から「健康問診サイト」にアクセスし、画面に表示される問診項目(図7参照)に対し回答し、また、実測項目(図7参照)の結果を入力する(ステップ7)。ユーザー1により回答・入力された情報は、メインサーバー100に送信され、ユーザー情報登録部122に登録される。あわせて健康状態スコア評価部140が、ユーザー1の問診・実測スコアを生成する(ステップ8)。生成された問診・実測スコアはユーザー情報登録部122に登録される。
次に、ユーザー1は、健康診断を行う場所に移動し、健康測定(腹囲測定、BMI計測、血圧測定、血液検査)を受ける(ステップ9)。測定データは測定機器により端末204に送信され、端末204でユーザー1の生体情報が生成され、端末204からメインサーバー100に送信される。健康状態スコア評価部140は、送信された生体情報に基づき、ユーザー1の生体情報スコアを生成する(ステップ10)。生成された生体情報スコアはユーザー情報登録部122に登録される。
問診・実測スコアおよび生体情報スコアが生成されると、健康状態スコア評価部140が、問診・実測スコアの判定基準(図7参照)に従い、ユーザー1の「フレイルリスク」「ロコモリスク」「認知症リスク」「メンタルリスク」の有無を判定し(ステップ11)、また、生体情報スコアの判定基準(図8参照)に従い、ユーザー1の「生活習慣病リスク」を判定する(ステップ12)。これにより、ユーザーの健康状態(身体機能、認知機能)がチェックされ、評価される。
そして、いずれかの項目にリスクありと判定されたときは、健康状態スコア評価部140が、健康状態スコアに応じてユーザー1に推奨される健康改善プログラムを決定する(ステップ13)。
健康改善プログラムが決定されると、プログラム提供部150が、推奨される健康改善プログラムをユーザー1に提供する(ステップ14)。ユーザー1は、提供された健康改善プログラムを端末203(またはユーザー端末)から問診・実測スコア、生体情報スコアおよびそれらの判定評価(評価レポート)とともに受け取ることができる。判定評価はユーザー情報登録部122に登録される。
ユーザー1は、提供された就労支援プログラムを受講することにより、就労能力の改善と向上を図り、また、提供された健康改善プログラムを実施することにより、健康状態の改善と向上を図ることができる。各プログラムの修了情報は、端末202,203(またはユーザー端末)からメインサーバー100に送信され、ユーザー情報登録部122に登録される。
ユーザー1の就労支援プログラムの修了を受け付けると、管理者10(または管理補助者)が、端末101または端末202から「就労支援サイト」にアクセスし、ユーザー1の就労能力について、画面に表示される項目(図4参照)に対し管理者の評価を回答する(ステップ15)。そして、回答された評価(管理者評価)に基づき、就労能力スコア評価部130が、評価基準(図5参照)に従い、ユーザー1の就労スコアを生成する(ステップ16)。生成された就労能力スコアはユーザー情報登録部122に登録される。
管理者の評価によりユーザー1の就労能力スコアが生成されると、就労資格認定部160が、判定基準(図6参照)に従い、ユーザー1に対する就労コースを認定し(ステップ17)、ユーザー1に認定証を発行する。認定された就労コースはユーザー情報登録部122に登録される。健康状態スコア評価部140が「認知症リスクあり」または「メンタルリスクあり」と判定した場合、就労資格認定部160は就労不可と認定する。
ユーザー1に対し就労コースが認定されると、就労認定情報提供部170が、就労先A〜Cの端末301に、就労コース認定情報(ユーザー1に関する情報、認定証、認定就労コース)を送信する(ステップ18)。就労先A〜Cは、就労コース認定情報を受け取ることにより、用意されている就労コースにユーザー1を受け入れるかどうかを判断し、端末301からメインサーバー100に回答する。
就労先A〜Cのうち、例えば就労先Aがユーザー1を就労者として受け入れることを決定すると、就労先Aの端末301に就労者としてユーザー1が登録される(ステップ19)。あわせて、端末301からメインサーバー100にユーザー1の就労者登録情報が送信される。送信された就労者登録情報はユーザー情報登録部122に登録される。
ユーザー1が就労先Aで就労すると、就労対価として、就労時間および就労実績に応じた就労ポイント(例えば1ポイント/1円)を取得し(ステップ20)、取得された就労ポイント情報は端末301に登録されるとともに、端末301からユーザー1の就労情報(就労時間、就労実績)とともにメインサーバー100に送信される。送信されたユーザー1の就労情報はユーザー情報登録部122に、ユーザー1の就労ポイント情報はユーザーポイント情報登録部124に登録される(ステップ21)。
ユーザー1は、端末201から就労で得た就労ポイントの還元を受けることができる(ステップ22)。すなわち、端末201の「会計画面」から就労ポイントの還元申込により、ポイント還元部180が、就労ポイントをユーザーに還元する。例えば、ユーザー1は、就労ポイントの一部を登録・会計部110で現金として受け取り、残りを健康増進ポイントに変換して、ユーザーポイント情報登録部124に登録することができる。
ユーザー1は、さらに、施設内の店舗の端末とネットワークで接続し、就労ポイントを施設内の店舗のサービスを受けるポイントとして利用することもできる。
上記の実施形態では、就労支援プログラムと健康改善プログラムの提供を受けて、ユーザーは就労能力スコアと健康状態スコアの改善を図ることができるが、本システムSは、端末201に健康改善プログラムだけを申し込むことができる選択画面を設定し、健康状態スコアの改善のみを要望するユーザーにも対応させることができる。
図10および図11は、本発明の他の実施形態を示すもので、高齢者の生涯現役を支援するため、図1に示すシステムに追加されるカリキュラムで、介護予防分野で従事するための2つの就労コースのカリキュラムを示している。
図10に示すカリキュラムは、介護予防サービスの従事者としての就労コース(生涯現役トレーナー養成講座)に用いる。同就労コースの受講を希望するユーザーは受講料を支払い、同図に示すカリキュラムを受講し、認定試験を受けることができる。認定試験に合格したユーザーは生涯現役トレーナーとして認定され、認定後は指定された介護予防サービスの現場で従事することができる。
生涯現役トレーナーは、生涯現役社会の実現に向けて、老年症候群に関する知識を習得しており、自らの老年症候群の予防に取り組むとともに、身体的・精神的・社会的フレイル(虚弱)にある高齢者に対して必要な支援を行うことができる。
図10のカリキュラムにおいて、「認知症予防概論(講義)」は、軽度認知障害(MCI)についての理解を深め、早期発見、早期診断法、そしてMCIの予防について理解することを目的とする。「認知症予防指導演習(実技)」は、認知症予防のためのトレーニング方法を習得することを目的とする。たとえば、二重課題トレーニング(かなひろい体操、しりとり歩きなど)、短期記憶トレーニング(グループでの会話や日記など)を習得する。
また、「ロコモ予防概論」は、ロコモ(ロコモティブシンドローム)の状態やその判定方法、予防について理解することを目的とする。ここで、ロコモティブシンドロームとは、主に加齢により骨や関節、筋肉、動きの信号を伝える神経などが衰えて「立つ」「歩く」といった動作が困難になり、要介護や寝たきりになってしまうこと、またはそのリスクが高い状態のことである。
「筋トレ指導演習(実技)」は、ロコモ予防のためのトレーニング方法を習得することを目的とする。たとえば、開眼片脚立ち、かかと上げ、スクワットについて習得する。「ストレッチ指導演習(実技)」は、転倒予防、腰痛予防、膝痛予防などのためのトレーニング方法を習得することを目的とする。たとえば、背伸び、胸・背中、お尻、わき腹、足指ひらき、足首回し、太ももの裏側、ふくらはぎのストレッチ方法について習得する。
図11に示すカリキュラムは、介護予防分野において、生涯現役に向けた動機付けを含む必要な支援を行うことができる従事者としての就労コース(生涯現役コンシェルジュ養成講座)に用いる。同就労コースの受講を希望するユーザーは受講料を支払い、同図に示すカリキュラムを受講し、認定試験を受けることができる。認定試験に合格したユーザーは生涯現役コンシェルジュとして認定され、認定後は、指定された薬局、医療機関、スーパー、温泉施設など高齢者が集まりやすい場所で介護予防分野の啓蒙、サービスの紹介などに従事することができる。
生涯現役コンシェルジュは、生涯現役社会の実現に向けて、老年症候群に関する知識を習得しており、自らの老年症候群の予防に取り組むとともに、生涯現役に向けた動機づけを含む必要な支援を行うことができる。
図11のカリキュラムにおいて、「フレイル予防概論(講義)」は、フレイルの状態やその基準、予防について理解することを目的とする。フレイルとは、加齢と共に心身の活力(運動機能、認知機能)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方では適切な介入、支援により、生活機能の維持向上が可能な状態でもある。
また、「アセスメント技法」は、基本チェックリストというスクリーニング検査を行い、近い将来、介護が必要になる危険の高い高齢者(フレイル高齢者)を早期に発見し、介護予防事業を行う仕組みであり、その他、ロコモ25、MMSEなど、アセスメント内容の理解と、アセスメント時の心得について習熟することを目的とする。「行動変容技法」は、人の目標達成を促し、支援するコミュニケーション手法、相手の自発的行動を促すコミュニケーションスキルなどのコーチング技法についての習得を目的とする。また、聴くスキル(傾聴)、認めるスキル(行動へのモチベーション)など、人の行動変容におけるスキルの習熟を目的とする。
ユーザーは、上記の就労コースを受講し、生涯現役トレーナーあるいは生涯現役コンシェルジュとして認定されることで、介護予防分野等での生きがい就労を通じて「生涯現役」「生涯活躍」の場が提供され、これにより、健康寿命の延伸、可処分所得の増加による高齢者消費の押し上げ、介護予防分野の担い手の創出に寄与する。なお、上記の養成講座の内容、時間の構成は一例であり、追加または一部を省略することができる。
以上、説明してきたように、本発明によると、上記システムの運用により、ユーザー、特に退職後の高齢者に対し就労の機会を提供してフレイルなどに陥りやすい高齢者の健康増進と社会参加を図り、また、高齢者のもつ知識やスキルを、児童(特に就学援助を受けている児童)に対する学習支援というニーズに繋げることができるようになる。
また、本発明のシステムによると、就労実績に伴う就労ポイントを利用して、継続的に健康改善プログラムの受講を受けることや、施設内の店舗サービスや貸出具サービスを受けることが可能であり、高齢者の生き生きとした生活改善に繋げることが可能である。
なお、本発明のシステムは、ユーザーとして主に高齢者を想定して説明してきたが、高齢者に限らない。幅広い層で本発明のシステムを利用可能である。
本発明に係るシステムは、就労支援を希望するユーザーへの就労支援システムとして、また、健康管理を希望するユーザーへの健康管理システムとして、また、両方を備えたシステムとして幅広く利用可能である。
100 メインサーバー
101 端末(管理者端末)
110 登録・会計部
120 データベース
122 ユーザー情報登録部
124 ユーザーポイント登録部
126 プログラム登録部
130 就労能力スコア評価部
140 健康状態スコア評価部
150 プログラム提供部
160 就労コース認定部
170 就労認定情報提供部
180 ポイント還元部
182 ポイント変換率変更部
190 制御部
192 演算部
194 入出力部
201,202,203,204 端末(利用者端末)
301 端末(就労先端末)
400 ネットワーク
A〜C 就労先
S 就労支援付き健康管理システム

Claims (11)

  1. ネットワーク回線を通じて利用者端末とメインサーバーが接続された健康管理システムにおいて、
    メインサーバーが、
    ユーザーに関する情報を登録するデータベースと、
    個々のユーザーの就労能力スコアを評価する就労能力スコア評価手段と、
    個々のユーザーの健康状態スコアを評価する健康状態スコア評価手段と、
    登録された個々のユーザーについて、就労能力スコア評価手段により得られた評価と、健康状態スコア評価手段により得られた評価に基づき、個々のユーザーの就労コースを認定する就労コース認定手段を備える、
    ことを特徴とする就労支援付き健康管理システム。
  2. 前記就労能力スコア評価手段が、基本的態度、コミュニケーション能力、学習支援能力の項目のうち、いずれか一または複数の項目に関するスコアを評価することを特徴とする請求項1記載の就労支援付き健康管理システム。
  3. 前記健康状態スコア評価手段が、フレイル評価、ロコモティブ評価、認知機能評価、うつ症状評価のいずれか一または複数の項目に関するスコアと、身体測定、BMI測定、血圧測定、血液検査のいずれか一または複数の項目に関するスコアを評価することを特徴とする請求項1または請求項2記載の就労支援付き健康管理システム。
  4. 就労能力スコア評価手段および/または健康状態スコア評価手段の評価に基づき、個々のユーザーに就労支援プログラムおよび/または健康改善プログラムを提供するプログラム提供手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の就労支援付き健康管理システム。
  5. 就労コース認定手段が、
    就労支援プログラムの修了を条件として、就労コースを認定することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の就労支援付き健康管理システム。
  6. 就労コース認定手段が、
    健康状態スコア評価手段による評価が一定の基準を満たすことを条件として、就労コースを認定することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の就労支援付き健康管理システム。
  7. 就労コース認定手段が、
    就労能力スコア評価手段により評価された基準に対応して就労権限が格付けされた就労コースを、個々のユーザーに認定することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の就労支援付き健康管理システム。
  8. ネットワーク回線を通じて複数の事業者端末とメインサーバーが接続され、
    メインサーバーが、
    就労コースが認定された個々のユーザーを就労コース認定者として、就労認定情報を複数の就労先端末に提供する就労認定情報提供手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の就労支援付き健康管理システム。
  9. メインサーバーが、
    就労先端末から、就労コース認定者として登録された個々のユーザーの就労実績から算出される就労ポイントを受信し、データベースに登録することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の就労支援付き健康管理システム。
  10. メインサーバーが、
    データベースに登録された就労ポイントを、健康管理システムに利用できる健康増進ポイントへの変換を含め、個々のユーザーに還元するポイント還元手段を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の就労支援付き健康管理システム。
  11. ポイント還元手段が、
    就労ポイントを健康増進ポイントに変換するにあたり、ポイント変換率を変更するポイント変換率変更手段を備えることを特徴とする請求項10に記載の就労支援付き健康管理システム。

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