JP2019174809A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スペックルノイズを低減する画像表示装置を提供することを目的とする。【解決手段】レーザ光を走査する走査ミラー127と、走査されたレーザ光により画像が形成されるスクリーン123と、スクリーン123を透過したレーザ光により画像の虚像を生成する虚像光学系と、走査されたレーザ光をスクリーン123に向かわせるf−θレンズ124とを備える。走査ミラー127は、第1走査の走査速度を第2走査よりも速くする。虚像光学系は、スクリーンに形成される画像よりも大きな虚像を生成する。f−θレンズ124は、スクリーン123の受光面に対してレーザ光を垂直に入射させる。スクリーン123は、第1走査と平行方向にレンズピッチを有するレンチキュラーレンズで構成される。レンチキュラーレンズは、レンズピッチがスクリーン123の受光面近傍におけるレーザ光のビーム直径よりも大きい。【選択図】図6

Description

本発明は、画像表示装置に関し、たとえばハーフミラー等を介して虚像を表示させる形態に好適なものである。
近年、ガラス表面での表面反射(或いはハーフミラー)と自由曲面ミラーなどとを組み合わせた虚像光学系により、空間上に映像を表示させる画像表示装置の開発が進んできている。
特に乗用車等の移動体に搭載されているヘッドアップディスプレイと称される画像表示装置への応用が期待されている。たとえば、乗用車に搭載されるヘッドアップディスプレイでは、画像情報により変調された光がウインドシールド(フロントガラス)に向けて投射され、その反射光が運転者の目に照射される。これにより、運転者は、ウインドシールドの前方に、画像の虚像を見ることができる。たとえば、車速や外気温等が、虚像として表示される。最近では、ナビゲーション画像や、実在する通行人を運転者に対して注意喚起する画像を虚像として表示することも検討されている。
上記ヘッドアップディスプレイでは、光源として、半導体レーザ等のレーザ光源が用いられ得る。この構成では、映像信号に応じてレーザ光が変調されつつ、レーザ光がスクリーンを走査する。スクリーンでは、レーザ光が拡散され、運転者の目に照射される光の領域が広げられる。これにより、運転者が多少頭を動かしても、目が照射領域から外れなくなり、運転者は、良好かつ安定的に画像(虚像)を見ることができる。
レーザ光源を用いることで、レーザビームをスクリーン上に走査させる光学系を小型化できる上、大きな光学倍率を有する虚像光学系と組み合わせることで、より小さな本体寸法であるにもかかわらず大きな虚像を表示することができるため、ヘッドアップディスプレイの搭載車種を増やす効果が期待されている。
しかしながら、このように光源としてレーザ光源を用いると、レーザ光のコヒーレント性により干渉ノイズ、いわゆるスペックルノイズが発生し、ギラギラした表示画像となり視認しづらくなるという問題が生じる。
スペックルノイズという課題に対し、多くの技術者が低減策を考案し、これまでにいくつかの方法を提案している。
例えば、特許文献1には、マイクロレンズアレイに偏向回転コーティングが施されており、レンズの寸法をビーム直径以上とするスペックルノイズ低減方法が記載されている。
また、特許文献2には、六方格子状のマイクロレンズアレイを2枚対向配置し、2枚目マイクロレンズアレイの角度をずらしたスクリーンを構成し、スペックルノイズを低減する構成が記載されている。
特許文献3には、格子状に配列される複数の光学素子部のピッチが眼球の瞳径以下となるようにレンズピッチを決定することでスペックルノイズを低減する構成が記載されている。
特許文献4には、スクリーン振動でスペックルノイズを除去する手法を提案しており、
なおかつスポットサイズが、スポットサイズ<スクリーン移動量<π×スポットサイズ2÷(2×レーザ波長)の関係を満足する時、スペックルノイズが低減されると記載されている。
特開2008−26616号公報 国際公開第2012/117495号 特開2013−64985号公報 国際公開第2009/019973号
しかしながら、これまでの構成ではいくつかの課題があることがわかった。例えば、上記特許文献1や特許文献3の構成では、虚像光学系の倍率が大きくなったときに、表示された映像が粗くなったり、表示した映像の中心部ではスペックルノイズが除去できているが、周辺部では除去し切れていなかったりするという課題が確認された。
一方、上記特許文献2の構成では、2つのマイクロレンズアレイの位置関係を厳密に調整する必要があった。また、スペックルノイズを抑制する位置に2つのマイクロレンズアレイを配置すると、表示画像の解像度が低下する、映像にボケが発生し鮮明さに欠けるという課題が確認された。
上記特許文献4の構成でも、周辺輝度など映像を視認する環境によりスペックルノイズの低減効果が変わってしまうという問題が確認された。
また、上記特許文献4の構成では、スクリーンを機械的に揺動させるため、映像が一時的にデフォーカス状態となり、ボケが発生し鮮明さに欠ける上、機械的可動部を設ける事により信頼性が低下するという課題が確認された。
かかる課題に鑑み、本発明は、表示画像の解像度の低下を抑制しつつ、スペックルノイズを低減する画像表示装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、レーザ光を出射する光源と、前記光源から出射された前記レーザ光を走査する走査部と、前記走査部で走査された前記レーザ光により画像が形成されるスクリーンと、前記スクリーンを透過した前記レーザ光により前記画像の虚像を生成する虚像光学系と、前記走査部で走査された前記レーザ光を前記スクリーンに向かわせるスクリーン入射角補正光学系と、を備え、前記走査部は、少なくとも、第1走査と、前記第1走査と異なる走査方向の第2走査を行い、前記第1走査の走査速度を前記第2走査の走査速度よりも大きくし、前記虚像光学系は、前記スクリーンに形成される画像よりも大きな虚像を生成し、前記スクリーン入射角補正光学系は、前記スクリーンの受光面に対して前記レーザ光を垂直に入射させ、前記スクリーンは、前記レーザ光が入射する光軸上に、前記第1走査の走査方向に平行な方向の第1のレンズピッチを有する第1レンズと、前記第2走査の走査方向に平行な方向の第2のレンズピッチを有する第2レンズと、を有し、前記第1のレンズピッチと前記虚像光学系の光学倍率は、次式を満たすことを特徴とする画像表示装置である。
ここで、Pxは前記第1レンズのx軸方向のピッチ、Dは前記レーザ光のビーム直径、Aは前記虚像光学系の光学倍率である。
本願の画像表示装置によれば、画像の表示部位に関わらず表示画像の解像度の低下を抑制しつつ、スペックルノイズを低減する画像表示装置を提供することができる。
本発明の実施の形態における画像表示装置の使用形態を模式的に示す図 従来の画像表示装置を示す図 従来の画像表示装置における各種評価指標を比較した図 従来の画像表示装置における各種評価指標を比較した図 従来の画像表示装置における画素の照明状態を示した図 本発明の実施の形態における画像表示装置の構造を示す図 本発明の実施の形態におけるスクリーンの構成図 本発明の実施の形態の画像表示装置における各種評価指標を比較した図 虚像光学系の光学倍率と各種評価指標を比較した図 本発明の実施の形態におけるスクリーンの構成図 本発明の実施の形態におけるスクリーンの構成図
以下、本発明の実施の形態にかかる画像表示装置について、図面を参照しながら説明する。便宜上、各図には、適宜、互いに直交するX、Y、Z軸を付記している。なお、図面で同じ符号が付いたものは、説明を省略する場合もある。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態における画像表示装置120の使用形態を模式的に示す図である。図1(a)は、車両101の側方から車両101の内部を透視した模式図、図1(b)は、車両101の内部から走行方向前方を見た図である。図1(c)は、画像表示装置120の内部構成を示す図である。なお、本実施の形態は、車載用のヘッドアップディスプレイに本発明を適用したものである。
図1(a)に示すように、画像表示装置120は、車両101のダッシュボード111の内部に設置される。
図1(a)、(b)に示すように、画像表示装置120は、映像信号により変調されたレーザ光を、ウインドシールド112の下側の運転席寄りに配置された投射領域113に投射する。レーザ光は、投射領域113で反射され、運転者102の目の位置周辺の横長の領域(アイボックス領域)に照射される。これにより、運転者102の前方の視界に、虚像として所定の画像130が表示される。運転者102は、ウインドシールド112の前方の景色上に、虚像である画像130を重ね合わせて見ることができる。すなわち、画像表示装置120は、虚像である画像130をウインドシールド112の投射領域113の前方の空間に結像させる。
図1(c)に示すように、画像表示装置120は、走査光学モジュール121と、虚像光学系122と、スクリーン123と、スクリーン入射角補正光学系としてテレセントリックf−θレンズ(以下、f−θレンズ124と記す)とを備える。走査光学モジュール121は、赤色、青色、緑色を発するレーザ光源としてレーザ光源125a,レーザ光源125b,レーザ光源125cを有し、映像信号により変調されたレーザ光が出射される。各レーザ光源から発せられたレーザ光は、合波ミラー126a,合波ミラー126b,合波ミラー126cを介して、同軸なレーザビームとして成形され、走査ミラー127へ照射される。
その後、レーザビームは、走査ミラー127でf−θレンズ124を介してスクリーン123上を走査される。走査ミラーは、20kHz程度の共振周波数で往復運動する軸(便宜的に高速軸と呼ぶ)と、画像のフレームレート(実施例の場合60Hz)で往復運動する軸(便宜的に低速軸と呼ぶ)の二つの回転軸を有している。
以後、本実施の形態において高速軸に沿った方向をx軸、低速軸に沿った方向をy軸として説明を進める。なお、本実施の形態におけるx軸は第1走査の走査方向に相当し、y軸は第2走査の走査方向に相当する。また、x軸はy軸に直交し、x軸方向の走査速度はy軸方向の走査速度よりも速い。
虚像光学系122は、曲面状の反射面122aと、平面状の反射面122bとを有する。走査光学モジュール121から出射されたレーザ光は、f−θレンズ124、スクリーン123を経由して、虚像光学系122でウインドシールド112に向けて反射される。ウインドシールド112で反射されたレーザ光は、運転者102の目102aに照射される。走査光学モジュール121の光学系と虚像光学系122は、ウインドシールド112の前方に虚像による画像130が所定の大きさで表示されるように設定されている。
ここで、画像表示装置120にf−θレンズ124を設けてスクリーン123を特定の構造とすることで、画像130の表示品質を向上させることができる。このとき、虚像光学系122の拡大倍率を4〜30倍とすることで画像130の表示品質をさらに向上させることができる。
また、虚像光学系122の光学倍率を大きくするほど、より小さな画像表示装置120を用いて画像130を生成することができるため、搭載スペースが限られた車両にも画像表示装置120が搭載可能になる。
なお、本実施の形態では、ウインドシールドを通して虚像を観察するウインドシールド型のヘッドアップディスプレイへ展開した場合における実施例で説明したが、コンバイナと呼ばれる光学部品を通して虚像を観察するコンバイナ型と呼ばれるヘッドアップディスプレイへ展開も可能である。
また、本実施の形態では、圧電材料による歪みを与える効果や、電磁的な力、静電気を用いた所謂MEMS構造を用いた往復ミラーを用いた光学構成になっているが、レーザ光を操作する形態であれば、ポリゴンミラーやガルバノミラーを用いることも可能である。
さらに、虚像光学系122の光学倍率を大きくするほど、より小さな画像表示装置120を用いて画像130を生成することができる。その結果、搭載スペースが限られた車両にも画像表示装置120が搭載可能になるという効果が得られる。
次に、スクリーンにマイクロレンズアレイを用いた従来の画像表示装置について説明を
行う。
図2は、従来の画像表示装置を示す図である。図2(a)は、従来の画像表示装置の構成を示す図である。図2(b)は、マイクロレンズアレイを用いたスクリーン201を示す図である。図2(c)は、スクリーン201を拡大した図であり、レンズの構造とレンズピッチPx,Pyとの関係性を示す。
従来構成では、スクリーン201を照明する照明光学系として、本発明の実施形態のf−θレンズ124ではなく、一般的な集光レンズ202を設けている。また、スクリーンとして、本発明の実施形態のスクリーン123ではなく、マイクロレンズアレイを用いたスクリーン201を設けている。
また、マイクロレンズアレイは、x方向、y方向に対して格子構造の非球面凸レンズが集積した構造である。ここで、レンズピッチPxは高速軸に沿った方向のx軸方向のレンズピッチであり、レンズピッチPyは低速軸に沿った方向のy軸方向のレンズピッチである。
図3は、従来の画像表示装置における各種評価指標を比較した図である。なお、図3における各種評価指標とは、レンズピッチ(Px)、レーザビームのビーム直径(D)、スペックルコントラスト(Cs)である。
この図3は、図2(a)の構成において、虚像光学系122の光学倍率を4倍とした時に、スクリーン201を照明するレーザビームのビーム直径D(半値全幅:FWHM値)でレンズピッチ(Px)を除算した値と、画像表示品質を表す指標の一つであるスペックルコントラスト(Cs)との関係を実験的に調べた結果をプロットしたものである。なお、スペックルノイズとは、レーザ光の干渉性が要因で表示画像上に輝点が多数発生し、画像130を見る人(本願の場合は運転者)にギラギラした印象を与えるノイズである。また、スペックルコントラストとは、この輝点と画像の暗い部分との差違を示す評価指標である。ここで、図3に示すレーザビーム直径(D)は、集光レンズ202で集光されるビームウエストの位置すなわちスクリーン201(マイクロレンズアレイ)の受光面近傍での値を指している。
図3に示すように、レンズピッチ(Px)をレーザビームのビーム直径(D)で除算した値が大きくなるほど、スペックルノイズが低減されることが明らかとなった。スペックルノイズが目立たなくなる指標として、スペックルコントラスト値が10%を下回ることが挙げられる。レンズピッチ(Px)がレーザビームのビーム直径(D)に等しいとき、スペックルコントラスト値が9.5%となり、ギラツキ感が目立たない画像となった。さらに、レンズピッチ(Px)がレーザビームのビーム直径(D)の1.5倍を上回るとき、スペックルコントラストが6%を下回るようになり、レーザ光を照明として用いない場合(LEDやランプ光源)と遜色のない値が得られることがわかった。
ところが、表示された画像130の中心部と外周部とでスペックルノイズによるギラツキ感の改善状況が異なる場合があることが初めて明らかになった。さらに、虚像光学系122の光学倍率によっても同様にギラツキ感の改善状況が大きく変わることがわかった。この関係性を示したものが図4である。
図4は、従来の画像表示装置における各種評価指標を比較した図である。なお、図4にける各種評価指標とは、レンズピッチ(Px)、レーザビームのビーム直径(D)、スペックルコントラスト(Cs)、表示粗さである。図4(a)は、虚像光学系122の光学倍率を4倍にしたときの各種評価指標を比較した図である。また、図4(b)は、虚像光
学系122の光学倍率を20倍にしたときの各種評価指標を比較した図である。
図4(c)は、画像表示領域401を9分割した領域を示した図であり、中心部とは、5の領域を示し、外周部とはそれ以外の領域を示す。
図4(a)に示す虚像光学系122の光学倍率が4倍の場合では、中心部(5の領域)と比較して外周部(この場合、1,3、7、9の領域)のスペックルコントラスト値が大きくなっていることに加え、外周部では表示が間引かれたようになり、表示粗さが粗くなっているように見える事がわかった。この場合、スペックルノイズのギラツキ感の観点でも、画像の表示粗さの観点でも成立するのは、レンズピッチ(Px)をレーザビームのビーム直径(D)で除算した値が1.0の時だけ、条件を緩和しても、1.15までとなる。この現象は、虚像光学系122の光学倍率を大きくするとさらに顕著となることがわかった。
また、図4(b)に示す虚像光学系122の光学倍率が20倍の場合では、ギラツキ感を認識できなくなるのは、レンズピッチ(Px)をレーザビームのビーム直径(D)で除算した値が1.25倍以上の時であるが、この場合画素が粗くなり、別の観点で表示品質が低下することがわかった。よって、光学倍率20倍の場合は、ギラツキ感の観点でも、画像の表示粗さの観点でも成立する、レンズピッチ(Px)をレーザビームのビーム直径(D)で除算した値が存在しないという結果になる。
なぜこのような結果になるのか、光線追跡を用いて調査した結果を図5に示す。
図5は、従来の画像表示装置における画素の照明状態を示した図である。図5(a)はスクリーン201の中央部の様子を模式的に示した図であり、図5(b)はスクリーン201の周辺部の様子を模式的に示した図である。
図5(a)に示すスクリーン201の中央部では、レーザビームは、レーザビーム501a、レーザビーム501b、レーザビーム501cの順に、スクリーン201上のレンズ部502を移動していく。このとき、結像部にレーザビームが集光(結像)されて画像が形成されるが、レーザビームの移動と共に結像位置も移動し、1つの画素504(点線部)に対して、その点線部領域内をビームが移動しながら照明されることがわかった。そのため、スクリーン201の中央部では、図5の照明領域505aに示すように1つの画素504の全面が均等に照射されることがわかる。
次に、図5(b)に示すスクリーン201の周辺部では、レーザビームは、レーザビーム501d、レーザビーム501e、レーザビーム501fの順に、スクリーン201上のレンズ部502を移動していく。その際、レーザビーム501d、レーザビーム501e、レーザビーム501fのそれぞれが、レンズ部502に対して斜めに入射する。そのため、図5(a)に示すスクリーン201の中央部の時と比較して、レーザビームの集光位置(結像位置)が1つの画素504に対して、その点線領域内の片側領域にかたよってしまう。その結果、照明領域505bが1つの画素504の一部だけの領域になってしまい、画素504の全面を均一に照明できてないことがわかった。
以上のことから、ギラツキ感(スペックルノイズ)の改善状況が画像130の中央部と周辺部で異なるのは、画像130の周辺部に相当するスクリーン201の周辺部では1画素あたりのビームの動きが小さいため、光路の変化が小さく干渉性を下げる効果が小さくなるためであるとわかった。さらに、スクリーン周辺部で画像が粗くなるのは、スクリーン周辺部では画素を均一に照明できなくなるためであるということがわかった。
虚像光学系122の光学倍率が大きくなると、レーザビームで照明されない領域が拡大されて、照明されず暗くなる画素の一部がさらに目立ってしまうため、画素に対する照明されない領域の存在許容度が低くなるということがわかった。
実験検討の結果、このような状況を改善するためには、高速に走査する方向であるx軸方向については、常にレンズに対して略垂直となるようにレーザビームを入射させることが重要である。そのため、スクリーンに対するレーザビームの許容入射角度は、x軸方向に対して±1.5°であることが望ましい。
そこで、本実施の形態では、図1に記載のスクリーン123に対してレーザビームを垂直に入射させるためにスクリーン入射角補正光学系(f−θレンズ124)を設けた構成としている。
図6は、本発明の実施の形態における画像表示装置の構造を示す図である。走査光学モジュール121と、f−θレンズ124と、スクリーン123とを組み合わせた構成を示す構成図である。
走査光学モジュール121から出射されたレーザビーム601は、f−θレンズ124によりスクリーン123に対して垂直に入射するように調整される。その際、f−θレンズ124は、その集光点602がスクリーン123におけるレンズ面の受光面近傍となるように配置される。
さらに、走査光学モジュール121がレーザビームを走査する際、高速軸方向のレンズピッチが特に重要であると言うことが実験の結果で明らかになったため、スクリーン123にはレンチキュラーレンズシートを使用した。
なお、本実施の形態では、レーザビーム601のビーム直径(D)が重要な要件となり、レンズピッチ(Px)の寸法に対して、レーザビーム601のビーム直径(D)が小さい方が望ましいため、レーザビーム601をより集光しやすくするために走査ミラー127の有効ミラー直径は0.8mm以上であることが望ましい。また、有効ミラー直径が大きくなるに従いミラー部の重量増加しミラーの振れ角が小さくなるため、有効ミラー直径は1.5mm以下であることが望ましい。よって、走査ミラー127の有効ミラー直径は0.8mm以上1.5mm以下であることがより望ましい。
図7は、本発明の実施の形態におけるスクリーンの構成図であり、スクリーン123としてレンチキュラーレンズ701を用いたものである。図7(a)はレンチキュラーレンズを用いたスクリーンを示す図である。図8(b)はレンチキュラーレンズ701を拡大した図である。
レンチキュラーレンズ701は、片側の主平面にレンズ面701aを有し、高速軸方向すなわちx軸方向のみにレンズピッチPxを持つ構造である。図6に示すスクリーン123に対して、図7に示すレンチキュラーレンズ701を適用した場合、レンチキュラーレンズ701に入射するレーザビーム601をf−θレンズ124で垂直入射させつつ集光する構成となる。この場合の実験結果を図8に示す。
図8は、本発明の実施の形態の画像表示装置における各種評価指標を比較した図である。なお、各種評価指標とは、レンズピッチ(Px)をレーザビームのビーム直径(D)で除算した値、スペックルコントラスト、表示粗さである。図8(a)は、虚像光学系122の光学倍率を4倍にしたときの各種指標を比較した図である。また、図8(b)は、虚像光学系122の光学倍率を20倍にしたときの各種指標を比較した図である。ここで、
レーザビーム直径(D)は、f−θレンズ124で集光されるビームウエストの位置すなわちスクリーン123の受光面近傍での値を示している。
図8(a)に示す虚像光学系122の光学倍率が4倍の場合では、レンズピッチ(Px)をレーザビームのビーム直径(D)で除算した値が1.0〜2.0の範囲で、スクリーン123の中央部、周辺部ともスペックルコントラストを10%以下に抑制できている上、表示粗さも良好な結果が得られた。
また、虚像光学系122の光学倍率が20倍の場合では、レンズピッチ(Px)をレーザビームのビーム直径(D)で除算した値が1.0〜1.25の範囲で、スクリーン123の中央部、周辺部ともスペックルコントラストを10%以下に抑制できる上、表示粗さも良好な結果が得られ、レンズピッチ(Px)の選択許容度を拡大できるという結果が得られた。
なお、本実施の形態では1画素がレーザビームで均一に照明されることが重要となるため、画像表示装置が図6に示す構成の場合、1画素に対して、赤、青、緑のレーザ光源のうち少なくとも1色が1回点灯する点灯方式をとることが望ましい。
また、本実施の形態では、レーザビーム601のビーム直径が重要な要件となることから、画像表示装置が図6に示す構成の場合、レーザ光源125a,125b,125cは、横モードがシングルモードであることがより望ましい。
図9は、虚像光学系の光学倍率と各種評価指標を比較した図である。図9(a)は、虚像光学系122の光学倍率と、1画素毎の照明Fill−Factorの関係を示す図である。横軸は虚像光学系122の光学倍率であり、縦軸は1画素毎の照明Fill−Factorである。また、図9(b)は虚像光学系122の光学倍率と、レンズピッチ(Px)をレーザビームのビーム直径(D)で除算した値の関係を示す図である。横軸は虚像光学系122の光学倍率であり、縦軸はレンズピッチをレーザビームのビーム直径(D)で除算した値である。
図8に示した表示粗さに関して、画像の表示領域における1つの画素504の面積に対して、レーザビームが照明できる照明領域の面積の最小値をFill−Factorとして表現した場合、図9(a)に示す図で表すことができる。図9(a)では、虚像光学系の光学倍率が4倍から30倍の時、映像表示が荒れないFill−Factorの領域をハッチング部で示している。1つの画素504の全領域をレーザビームで照明することができる場合にFill−Factorは1となり、荒れのない映像が表示可能となる。
光学倍率が低い時、例えば4倍の場合では、1画素の面積に対して6割弱が照明できていれば、映像の荒れは観測されないので、Fill−Factorは0.56から1.0の範囲とすることができる。虚像光学系122の光学倍率が大きくなるにつれ、スクリーン123上の結像面が拡大されるため、照明されない領域も人の目で観測可能となる。その結果、必要なFill−Factorは大きくなり、光学倍率30倍の時は1画素の面積に対して、Fill−Factorは0.95から1.0とほぼ全面を照明できていなければならないという結果となった。
以上の結果を、虚像光学系の光学倍率と、レンズピッチ(Px)をレーザビームのビーム直径(D)で除算した値の上限との関係を図9(b)に示す。ここで、レンズピッチ(Px)をレーザビームのビーム直径(D)で除算した値の上限は、スペックルコントラストと映像荒れ(Fill−Factor)の観点で有効な数値である。
レンズピッチ(Px)をレーザビームのビーム直径(D)で除算した値が1.0未満の場合、スペックルノイズによるギラツキ感が発生する。一方、レンズピッチ(Px)をレーザビームのビーム直径(D)で割った値の上限は、図9(a)のFill−Factorから決まる値であるため、両方を考慮した場合、図9(b)のハッチング部が有効範囲であることが明らかになった。
以上の結果から、光学倍率4倍の虚像光学系を用いる場合、スペックルコントラスト、映像荒れの観点で有効なレンズピッチ(Px)をレーザビーム直径の関係(D)は1.0以上2.0以下の範囲であり、光学倍率30倍の場合、有効なレンズピッチ(Px)をレーザビームのビーム直径(D)で除算した値は1.0〜1.02の間しかないということがわかる。
上限値を近似的に式で表した場合、式(1)で表現できる事が明らかとなった。
また、図9(b)に示すハッチング領域を示した領域は、式(2)で表現できることがわかった。
なお、式(1)および式(2)において、Pxはx軸方向のレンズピッチ(μm)、Dはレーザビームのビーム直径(μm)、Aは光学倍率(倍)であり、この式が適用可能な虚像光学系122の光学倍率Aは4≦A≦30の範囲である。
以上の結果、式(2)を用いて、スペックルノイズと映像荒れの観点で、有効な光学倍率(A)は4≦A≦30の範囲であることを示したが、25倍以上では、レンズピッチ(Px)に対するレーザビームのビーム直径(D)の許容度が非常に狭くなる。特に、30倍を超えた場合、レンズピッチ(Px)とレーザビームのビーム直径(D)をほぼ一致させる必要があることから、製造時の設計尤度も含めて光学倍率Aの適用範囲を4≦A≦25にすることがより望ましい。
なお、本実施の形態では、レンチキュラーレンズ701のレンズ面701aからレーザビームを入射しているが、ギラツキ感や映像荒れという観点では、レンズ面701aの反対側に位置する平面側の方向から入射しても同様の効果が得られることを確認している。一方で、外部の光が迷光となり、コントラストが低下する等の課題も発生するため、この点を考慮すると本実施の形態と同様にレンチキュラーレンズ701のレンズ面701aからレーザビームを入射する方がより望ましい。
また、本実施の形態では、レーザビームの形状が略円形と想定して式(1)および式(2)の関係式を定義しているが、レーザビームの形状が楕円形の場合は、x軸方向のレンズピッチ(Px)に対しては、レーザビームのx軸方向におけるビーム直径(Dx)を使った記述で置き換えて表すことができ、レーザビームのy軸方向におけるレンズピッチ(Dy)を使った記述に置き換えて表すことができる。
さらに、本実施の形態では、レンチキュラーレンズ701を用いたスクリーン123の構成について示したが、レンチキュラーレンズを直角に交差させたクロスレンチキュラー構成のスクリーンを用いることも可能である。この場合、表示画像のy軸方向の視野角を広くすることができ、さらに視認性を向上できるという利点を有する。
図10は、本発明の実施の形態におけるスクリーンの構成図であり、スクリーン123をクロスレンチキュラー構成で形成したものである。図10(a)は、クロスレンチキュラー構成のスクリーンを示す図である。図10(c)は、クロスレンチキュラースクリーン1000を拡大した図である。
クロスレンチキュラー構成で形成されたクロスレンチキュラースクリーン1000は、そのスクリーン表面1001がレンズ構造を有するだけでなく、スクリーン裏面1002にもレンズ構造を有する。クロスレンチキュラースクリーン1000は、それぞれx軸方向にPx、y軸方向にPyのピッチを有する。ここで、x軸は高速軸に平行な軸であり、y軸は低速軸に平行な軸である。y軸方向のレンズピッチPyについては、レーザビームのビーム直径(D)との間にスペックルノイズに関する相関は見られないため、レンズピッチの下限側が拡大され、以下の範囲でなめらかな映像となることが確認できた。
なお、この式が適用可能な虚像光学系122の光学倍率は4≦A≦30の範囲である。
PxとPyの周期を持つマイクロレンズアレイにしても、同様の効果が得られるが、画面内の輝度ムラを抑制するために2枚重ねにする必要がある。輝度ムラ抑制の効果を得るには、それぞれのマイクロレンズアレイの間隔を合わせ込む必要があるため製造が難しく、表示がぼけてしまう場合があるという欠点があるため、クロスレンチキュラー構成の方が適している。
なお、クロスレンチキュラー構成の場合、x方向のレンズピッチ(Px)とy方向のレンズピッチ(Py)との関係が、Px≧Pyとなるとき、よりなめらかな映像となることが確認できた。
また、クロスレンチキュラー構成のスクリーンに代えて、y軸方向のレンズ構造をルーバー(庇)構造とすることで、表示画像のコントラストを向上させることができる。レンチキュラーレンズとルーバー構造とを組み合わせたスクリーンの構成図を図11に示す。
図11は、本発明の実施の形態におけるスクリーンの構成図であり、レンチキュラーレンズとルーバー構造を組み合わせてスクリーンを形成したものである。
レンチキュラーレンズとルーバー構造を組み合わせて形成されたスクリーン1100は、スクリーン表面1001がレンチキュラーレンズで構成され、スクリーン裏面1002がルーバー構造で構成される。
図11に示すスクリーン1100は、高速軸(x軸)方向がレンチキュラーレンズの構造であり、レンズピッチも式(1)で表されるレンズピッチの範囲となっている。一方、
Pyはルーバー間ピッチの下限側が、レンチキュラーレンズを使った場合と同様に拡大され式(2)に記載の範囲とすることが可能となる。
ルーバー構造は、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムにくさび上の溝を形成し、溝をカーボンで充填した光吸収体1003を有する構造となっている。このような構造とすることで、スクリーン上に垂直に入射したレーザビームに対しては、PET材料に対する光の進入角度が浅いため表面反射により拡散効果を得ることができる。そして、スクリーン1100の出射側から進入する太陽光などの外光に対しては、くさび面に対する光の進入角度が深くなるためPET材料表面での表面反射が劣勢となり、光がカーボン材料側に進入する。その結果、進入した外光はカーボン材料で吸収され、スクリーン表面での反射が抑制されるため、明所コントラストを向上させることができ、表示品質をさらに向上させることができる。なお、空隙部の充填材料はカーボン材料以外の光を吸収する材料を採用することができる。
ルーバー構造を用いた場合も、クロスレンチキュラー構成の場合と同様に、x軸方向のレンズピッチ(Px)とy軸方向のレンズピッチ(Py)との関係が、Px≧Pyとなるとき、なめらかな映像となることが確認できた。
外光による明所コントラスト低下を抑制する対策として、先行例で提案されているマイクロレンズアレイとアパーチャーアレイとを組み合わせて使用した場合、マイクロレンズアレイとアパーチャーアレイとの間隔調整の精度が必要となる。マイクロレンズアレイとアパーチャーアレイの組み合わせは、干渉パターンが発生する原因となっていたため、本実施の形態のようにレンチキュラーレンズと直交する形に配置することで、コントラストを向上させながら、干渉縞、ギラツキ等を抑えた映像表示が可能になる。
一方、ルーバー構造とマイクロレンズアレイを組み合わせて使用する際、モアレと呼ばれる干渉縞が発生し除去ができないため、本実施の形態のようにレンチキュラーレンズと直交する形に配置する必要がある。
ルーバー構造を用いた場合もクロスレンチキュラー構成の場合と同様に、x軸方向のレンズピッチとy軸方向のレンズピッチとの関係が、Px≧Pyとなるとき、よりなめらかな映像となることが確認できた。
なお、本実施の形態に述べた構成は構成例であり、図面に例示した態様以外の構成においても実施可能であることは言うまでもない。
本発明は、表示画像の解像度の低下を抑制しつつ、スペックルノイズを低減するので、レーザ光源を用いた画像表示装置などに適応可能である。
101 車両
102 運転者
102a 目
111 ダッシュボード
112 ウインドシールド
113 投射領域
120 画像表示装置
121 走査光学モジュール
122 虚像光学系
122a,122b 反射面
123 スクリーン
124 f−θレンズ
125a,125b,125c レーザ光源
126a,126b,126c 合波ミラー
127 走査ミラー
130 画像
201 スクリーン
202 集光レンズ
401 画像表示領域
501a、501b,501c レーザビーム
501d,501e,501f レーザビーム
502 レンズ部
505a,505b 照明領域
601 レーザビーム
602 集光点
701 レンチキュラーレンズ
701a レンズ面
1000 クロスレンチキュラースクリーン
1001 スクリーン表面
1002 スクリーン裏面
1003 光吸収体
1100 スクリーン

Claims (4)

  1. レーザ光を出射する光源と、
    前記光源から出射された前記レーザ光を走査する走査部と、
    前記走査部で走査された前記レーザ光により画像が形成されるスクリーンと、
    前記スクリーンを透過した前記レーザ光により前記画像の虚像を生成する虚像光学系と、
    前記走査部で走査された前記レーザ光を前記スクリーンに向かわせるスクリーン入射角補正光学系と、を備え、
    前記走査部は、少なくとも、第1走査と、前記第1走査と異なる走査方向の第2走査を行い、前記第1走査の走査速度を前記第2走査の走査速度よりも大きくし、
    前記虚像光学系は、前記スクリーンに形成される画像よりも大きな虚像を生成し、
    前記スクリーン入射角補正光学系は、前記スクリーンの受光面に対して前記レーザ光を垂直に入射させ、
    前記スクリーンは、前記レーザ光が入射する光軸上に、前記第1走査の走査方向に平行な方向の第1のレンズピッチを有する第1レンズと、前記第2走査の走査方向に平行な方向の第2のレンズピッチを有する第2レンズと、を有し、前記第1のレンズピッチと前記虚像光学系の光学倍率は、次式を満たすことを特徴とする画像表示装置。
    ここで、Pxは前記第1レンズの第1のレンズピッチ、Dは前記レーザ光のビーム直径、Aは前記虚像光学系の光学倍率である。
  2. 前記第1のレンズピッチをPx、前記第2レンズの前記第2のレンズピッチをPyとしたとき、Px≧Pyであることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記第1のレンズあるいは、第2のレンズの少なくとも一方がレンチキュラーレンズであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 前記第1走査の走査方向と前記第2走査の走査方向とが直交することを特徴とする請求項1及至3に記載の画像表示装置。
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