JP2019174430A - 物差し - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来の金属製等の物差しは、30cmを越える長さになると、携帯や保管する際に、収まりが悪い不便があった。また、コンベックスはテープの凹面側に目盛りを備えており、その先端に湾曲の凸面側に突出して固定されたフックを有するのでテープの先端を測定物にピッタリ当てて測ることが出来なかった。また、テープがケース内のバネにより常に引っ張られており、且つ、ケースが横に倒れしやすく重いなど安定した作業の上で不便があった。【解決手段】湾曲したテープ面に目盛りを有する屈曲自在のテープからなる物差しの先端部に湾曲の凹凸何れにも向きを変えられるフックを設けると共に、方形断面の真直な管状の収納部を有する低い長方形の収納ケースにテープを屈曲して収納し、計測時に滑らかに出し入れ出来、屈曲による自らの反発力によるケースとの摩擦力でその移動を安定に保持して計測出来るようにすると共に、使用後の保管や携帯に便利にした。【選択図】 図11
Description
本発明は、所謂直尺あるいは巻尺を含めた物差しに関するものである。特に、湾曲した帯面の薄い帯状体からなりその両面ないし片面に尺度目盛りを有する物差しに関するものである。
これまで直尺は、例えば、30cm、60cm、1m等の一定長さを有するステンレスの平鋼やプラスチック材などの厚みと一定の幅を有する平帯板に目盛りを彫り込み、あるいは、印刷したものなどが多い。
一般に、コンベックスと呼ばれている湾曲したテープ面を有し、自らの弾力でその真直状態を保持する薄い鋼製のテープからなる巻尺がある。
一般に、コンベックスと呼ばれている湾曲したテープ面を有し、自らの弾力でその真直状態を保持する薄い鋼製のテープからなる巻尺がある。
前記した従来のような直尺は、長くて重いので、硬くて平坦な面に置いた時に取り上げ難いものなどが多い。このようなことから、計測時の取扱いが不便などの欠点があった。
さらに、例えば、30cmを越える長さになると、携帯する際や保管する際に、工具箱などに収まりが悪いなどの不便があった。
さらに、例えば、30cmを越える長さになると、携帯する際や保管する際に、工具箱などに収まりが悪いなどの不便があった。
巻尺のテープは計測の際に不必要に重いケース部分が計測の邪魔になることは多くの技術者等が経験するところである。
又、物の寸法を計測する物差しは、先端部分が計測しようとする相手側の部分にピタリと正しく当てられるようになっていることが大事である。
又、従来のコンベックスは、そのテープの先端部に鋼製の┏ 形のフックが付いている。このようなコンベックスは、平たい面上にテープの先端を付けて計測しなければならない際には、フックが邪魔をして不都合であった。
又、従来のコンベックスは、そのテープの先端部に鋼製の┏ 形のフックが付いている。このようなコンベックスは、平たい面上にテープの先端を付けて計測しなければならない際には、フックが邪魔をして不都合であった。
特開2016−218030に開示される物差しでは、近似長方形の収納ケース内にテープを屈曲して複数の真直部を形成して重ね巻きにして収納するものが提案されている。
ここで、開示されたその実施例の図6〜図8と明細書の段落28の記載について見ると、「・・・・・ケース20は、その正面から見た形状が左右の短辺が外側に半円形に湾曲した近似的な長方形をなしている。図に向かって右側の側壁の曲壁面21が第一の屈曲案内手段、左側の側壁の曲壁面22が第二の屈曲案内手段を形成している。ケース20の上辺側は、第一の屈曲案内手段の曲壁面21と第二の屈曲案内手段の曲壁面22の各々上端側に連なる上部壁面24の第一の真直空間手段をなし、ケース20の下辺側は、曲壁面21と曲壁面22の各々下端側に連なる下部壁面25の第二の真直空間手段をなしている。真直空間手段は、ケース20内のテープの真直部の長さを決める。ここでは、第一の屈曲案内手段と第二の屈曲案内手段の間隔を決定づける。ケース20は、これらの連なる二つの屈曲案内手段と二つの真直空間手段からなる外側案内手段によって形成されている。」と記載されている。
ここで、開示されたその実施例の図6〜図8と明細書の段落28の記載について見ると、「・・・・・ケース20は、その正面から見た形状が左右の短辺が外側に半円形に湾曲した近似的な長方形をなしている。図に向かって右側の側壁の曲壁面21が第一の屈曲案内手段、左側の側壁の曲壁面22が第二の屈曲案内手段を形成している。ケース20の上辺側は、第一の屈曲案内手段の曲壁面21と第二の屈曲案内手段の曲壁面22の各々上端側に連なる上部壁面24の第一の真直空間手段をなし、ケース20の下辺側は、曲壁面21と曲壁面22の各々下端側に連なる下部壁面25の第二の真直空間手段をなしている。真直空間手段は、ケース20内のテープの真直部の長さを決める。ここでは、第一の屈曲案内手段と第二の屈曲案内手段の間隔を決定づける。ケース20は、これらの連なる二つの屈曲案内手段と二つの真直空間手段からなる外側案内手段によって形成されている。」と記載されている。
また、段落39では、「・・・・・真直空間手段は、屈曲したテープが真直ぐに伸びる空間を確保するものであって、必ずしもテープの真直部29 ″に接近した壁面である必要はない。この実施形態では、図に示すように、二つの真直空間手段は左右の屈曲案内手間にあって、各々その両端側が対応する右側の側壁のローラ32″ と左側の側壁のローラ32″ の内側面に滑らかに連なる真直な上部壁面35からなる第一の真直案内手段と、真直な下側の下部壁面25″ の第二の真直案内手段を形成している。この二つの真直案内手段は、外側案内手段を構成する真直空間手段の概念の内に含まれるが、ケース内を最初に屈曲案内手段に向かって進行するテープの終端側6” をより安定に案内する働きをする。」と記載されている。
さらに、図7、図9〜図10の実施例では、上部壁面24、24、24″及び下部壁面25、25′、25″は、テープの真直部29、29′、29″の外側から離れており、その説明の段落31の記載内容を見ると、「複数の真直部を伴って巻かれたテープBは、自らは挿入方向にも引き出す方向にも、いずれの側にも移動することなくケース内に保持される。テープBとケースの外側案内手段26との摩擦抵抗に打ち勝つ力でテープBを押し引きすることによってのみ、それを挿入、あるいは、引き出すことが出来、テープの引き込みのバネや、ロック装置などが不要である。」との記載はあるが、ここに記載される「外側案内手段26」が何処を指すかを示されておらず、前述の段落28での記載の中にある「これらの連なる二つの屈曲案内手段と二つの真直空間手段からなる外側案内手段によって形成されている。」との記載、並びに、図12の実施例の説明中にある記載「外側案内手段41」から判断すると曲壁面21及び曲壁面22に相当すると思われる。
ケース内のテープの上下二つの真直部とケースの上下の内壁面との接触と摩擦、ことにその摩擦抵抗について触れられていない。テープBがケース内での出入りのいずれの側にも移動しないのは、真直部の存在自体がテープが自ら飛び出そうとする力を生じさせないことによるものである。
以上の点から、この提案の収納ケースは、左右の屈曲部に於ける接触摩擦による保持に依存し、且つ、その摩擦抵抗を少なくしてテープに軽快な動きを与えることにその解決課題の要点を置いたものである。
しかしながら、実際の物の計測においては、テープの動きが軽すぎると、目盛りが安定せずにずれを生じ易く、測定の安定性を害することがしばしば生ずる。その為に、移動を止めるストッパー(ロック装置)のようなものが不可欠なものとなってくる。
ケース内のテープの上下二つの真直部とケースの上下の内壁面との接触と摩擦、ことにその摩擦抵抗について触れられていない。テープBがケース内での出入りのいずれの側にも移動しないのは、真直部の存在自体がテープが自ら飛び出そうとする力を生じさせないことによるものである。
以上の点から、この提案の収納ケースは、左右の屈曲部に於ける接触摩擦による保持に依存し、且つ、その摩擦抵抗を少なくしてテープに軽快な動きを与えることにその解決課題の要点を置いたものである。
しかしながら、実際の物の計測においては、テープの動きが軽すぎると、目盛りが安定せずにずれを生じ易く、測定の安定性を害することがしばしば生ずる。その為に、移動を止めるストッパー(ロック装置)のようなものが不可欠なものとなってくる。
また、テープ先端部の保護について、図15〜図17と明細書の段落50の記載では、テープEの先端部の裏面側に結合される先端片60について、「その先端面64はテープの先端面65に合致しており、テープEの長手方向の帯面に直角な平面である。・・・・・テープの両横端66と先端面65との両角部は、小さな半径の面取り67がなされ、薄くて弱いテープEの鋭利な角部が除かれている。この先端片60によってテープの正確な角部が維持され、且つ、テープの先端部分が保護される。」とされている。
しかしながら、このようなテープの先端面の保護においては、テープ先端の強度的な保護の機能は得られるが、テープの最も鋭利な先端部分が直に測定物面に接触することは避けられず、先端部の損傷や先端の損耗、あるいは目盛り面の擦過などによる目盛りの消失を生じやすい。
しかしながら、このようなテープの先端面の保護においては、テープ先端の強度的な保護の機能は得られるが、テープの最も鋭利な先端部分が直に測定物面に接触することは避けられず、先端部の損傷や先端の損耗、あるいは目盛り面の擦過などによる目盛りの消失を生じやすい。
本発明の目的は、テープの先端部に帯面の何れの側にも向きを変えられるフックを備え、より正確な計測の出来る湾曲した帯面の屈曲自在の物差しを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、フック板が帯面の何れの側でも安定に保持されるフックを備える湾曲した帯面の物差しを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、目盛りの付いたテープの先端を被測定物にピッタリ付けられ、測定し易い湾曲した帯面の物差しを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、テープの先端面を直に被測定物にピッタリ付けられ、より正確に測定出来る軽くて簡明なフックを備える湾曲した帯面の物差しを提供することである。
本発明の他の目的は、計測時に平面上に置かれた物差しを容易に取り上げることが出来る扱い易い湾曲した帯面の屈曲自在の物差しを提供することである。
本発明の他の目的は、単純な構造で軽量、且つ、湾曲したテープ面の何れの側にも屈曲して収納出来る収納ケースの付いた湾曲した帯面の屈曲自在の物差しを提供することである。
本発明の他の目的は、比較的短い長さの計測に適した利点を備えると共に、収納性や携帯性、並びに、計測時に計測物や周囲の物に安定して置ける取扱いに便利な湾曲した帯面を有する屈曲自在の物差しを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、収納ケースよりテープの一部分のみを引き出して扱うことも出来、収納ケースより完全に取り出して直尺のようにも使える湾曲した帯面の屈曲自在の物差しを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、テープの出し入れの操作が適度の移動抵抗を伴って行われ、収納ケース上のテープの設定位置の安定が得られる湾曲した帯面の屈曲自在の物差しを提供することである。
本発明の他の目的は、収納ケースに屈曲して収納さるテープを出し入れする際に、その屈曲部と真直部との間の移行が脈動なく滑らかに行われると共に、テープの後端側の挿入の際に、ケースの屈曲部で円滑に屈曲される屈曲自在の物差しを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、テープの挿入時や引き出し時にテープ帯面を受け止めてその屈曲や真直への円滑な移行を助けると共に、帯面の擦過傷をその中央部分の狭い範囲に止めることが出来る収納ケースを備える湾曲した帯面の屈曲自在の物差しを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、テープ挿入口の上部で操作出来、計測や取扱の邪魔にならない扱い易いテープの移動ストッパ−を備える収納ケースの物差しを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、その側壁の下部に尺度目盛りを備えケース自体を直尺として使用出来る収納ケースを備える物差しを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、収納ケースよりテープの先端側を引き出してテープの先端面、あるいは先端のフックと収納ケースの前後の両端面との間で物の内径の測定など様々な長さ部の採測や、長さの模範器具としての応用が可能な物差しを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、フック板が帯面の何れの側でも安定に保持されるフックを備える湾曲した帯面の物差しを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、目盛りの付いたテープの先端を被測定物にピッタリ付けられ、測定し易い湾曲した帯面の物差しを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、テープの先端面を直に被測定物にピッタリ付けられ、より正確に測定出来る軽くて簡明なフックを備える湾曲した帯面の物差しを提供することである。
本発明の他の目的は、計測時に平面上に置かれた物差しを容易に取り上げることが出来る扱い易い湾曲した帯面の屈曲自在の物差しを提供することである。
本発明の他の目的は、単純な構造で軽量、且つ、湾曲したテープ面の何れの側にも屈曲して収納出来る収納ケースの付いた湾曲した帯面の屈曲自在の物差しを提供することである。
本発明の他の目的は、比較的短い長さの計測に適した利点を備えると共に、収納性や携帯性、並びに、計測時に計測物や周囲の物に安定して置ける取扱いに便利な湾曲した帯面を有する屈曲自在の物差しを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、収納ケースよりテープの一部分のみを引き出して扱うことも出来、収納ケースより完全に取り出して直尺のようにも使える湾曲した帯面の屈曲自在の物差しを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、テープの出し入れの操作が適度の移動抵抗を伴って行われ、収納ケース上のテープの設定位置の安定が得られる湾曲した帯面の屈曲自在の物差しを提供することである。
本発明の他の目的は、収納ケースに屈曲して収納さるテープを出し入れする際に、その屈曲部と真直部との間の移行が脈動なく滑らかに行われると共に、テープの後端側の挿入の際に、ケースの屈曲部で円滑に屈曲される屈曲自在の物差しを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、テープの挿入時や引き出し時にテープ帯面を受け止めてその屈曲や真直への円滑な移行を助けると共に、帯面の擦過傷をその中央部分の狭い範囲に止めることが出来る収納ケースを備える湾曲した帯面の屈曲自在の物差しを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、テープ挿入口の上部で操作出来、計測や取扱の邪魔にならない扱い易いテープの移動ストッパ−を備える収納ケースの物差しを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、その側壁の下部に尺度目盛りを備えケース自体を直尺として使用出来る収納ケースを備える物差しを提供することである。
本発明のさらに他の目的は、収納ケースよりテープの先端側を引き出してテープの先端面、あるいは先端のフックと収納ケースの前後の両端面との間で物の内径の測定など様々な長さ部の採測や、長さの模範器具としての応用が可能な物差しを提供することである。
上記の目的を達成する為に、本発明は、湾曲した帯面を有し少なくともその片面側にその前端側より後方へ尺度目盛りを備えその長さ方向に垂直な前端面を備える一定長さのテープと、前記テープの前記前端面の前側の位置で前後方向の一定の厚さと一定の幅と上下方向へテープの高さを超える一定の高さを有しその後面が前記テープの前端面に接面した位置でテープの前後方向線に垂直をなす略四辺形の板状のフック板と該フック板の上下の辺の一方側に寄った位置の後面上に垂直に且つテープの湾曲の凹側内を後方へ真直に伸びその軸上にフック板の幅方向の側へ突出するカム部を有する軸部を固定に備えるフック体と、
テープの凹面側に固定手段により固定され前記軸部の下半側を覆いテープの凹面側との間で前記フック体をその軸部周りに回転可能かつ前後方向に移動可能に保持する軸保持手段と、前記軸保持手段内に形成されフック体のカム部の下側を覆って軸部の回転に伴って上下方向に振動する弾性体のカム押え手段と、前記フック体の一部位にその前後移動の方向に直角方向の面に形成される前移動当て面とフック板の後面がテープの前端面に接面した位置にある時に前記テープを含む前記軸保持手段の一部位の前記前移動当て面の前側へフック板の厚さに等しい間隔離れた位置で対面するように形成される前移動受面から成るフック体の前移動止め手段を備えフック板の前端面を目盛りの零点としたことを特徴とする物差しを提供する。
テープの凹面側に固定手段により固定され前記軸部の下半側を覆いテープの凹面側との間で前記フック体をその軸部周りに回転可能かつ前後方向に移動可能に保持する軸保持手段と、前記軸保持手段内に形成されフック体のカム部の下側を覆って軸部の回転に伴って上下方向に振動する弾性体のカム押え手段と、前記フック体の一部位にその前後移動の方向に直角方向の面に形成される前移動当て面とフック板の後面がテープの前端面に接面した位置にある時に前記テープを含む前記軸保持手段の一部位の前記前移動当て面の前側へフック板の厚さに等しい間隔離れた位置で対面するように形成される前移動受面から成るフック体の前移動止め手段を備えフック板の前端面を目盛りの零点としたことを特徴とする物差しを提供する。
湾曲した帯面を有し少なくともその片面側にその前端側より後方へ尺度目盛りを備えその長さ方向に垂直な前端面を備える一定長さのテープと、前記テープの前記前端面の中央部に形成された前後方向に一定の深さと左右方向に一定の幅のフック窪み部と、前記テープの前記フック窪み部の前側の位置で前記フック窪み部の深さより薄い前後方向の厚さと前記フック窪み部の幅より狭い横幅と上下方向へテープの高さを超える一定の高さを有しその後面が前記テープの前端面に合致した位置でテープの前後方向線に垂直をなすフック板と該フック板の上下の辺の一方側に寄った位置の後面上に垂直に且つテープの湾曲の凹側内を後方へ真直に伸びその軸上にフック板の幅方向の側へ突出するカム部を有する軸部を固定に備えるフック体と、テープの凹面側に固定手段により固定され前記軸部の下半側を覆いテープの凹面側との間で前記フック体をその軸部周りに回転可能かつ前後方向に移動可能に保持する軸保持手段と、前記軸保持手段内に形成されフック体のカム部の下側を覆って軸部の回転に伴って上下方向に振動する弾性体のカム押え手段と、前記フック体の一部位にその前後移動の方向に直角方向の面に形成される前移動当て面とフック板の後面が前記テープの前端面に合致した位置にある時に前記テープを含む前記軸保持手段の一部位の前記前移動当て面の前側位置で対面するように形成される前移動受面から成るフック体の前移動止め手段を備え前記テープの前記前端面を目盛りの零点としたことを特徴とする物差しを提供する。
また、軸保持手段がフック体のカム部の下側面を覆い該カム部の横側の一方側の部分が上下に片振り振動可能に分離された弾性を備えるカム押え部を備えることを特徴とする物差しを提供する。
また、フック体のフック板の後面上の軸部の一方側に隣接した位置にテープの前端部の凹面側内に突出する回り止め凸部を備えることを特徴とする物差しを提供する。
また、フック体のカム部の前側面の前移動当て面と、軸保持手段のカム押え部の前側の保持部の後端面の前記前移動当て面に対面する位置の前移動受面から成るフック体の前移動止め手段を備えることを特徴とする物差しを提供する。
また、フック体の軸部の後方の軸保持手段の後端面よりへ露出する部位に形成された後部突起の前側面の前移動当て面と、軸保持手段の後端面の前記前移動当て面に対面する位置の前移動受面から成るフック体の前移動止め手段を備えることを特徴とする物差しを提供する。
また、湾曲した帯面を有し少なくともその片面側にその前端側より後方へ尺度目盛りを備えその後端側に幅の狭い後端と、該後端に向かって両側端より緩やかな傾きの真直面で延びる平坦な面に形成された後端部を備える屈曲自在のテープから成ることを特徴とする物差しを提供する。
また、湾曲した帯面を有し少なくともその片面側にその前端側より後方へ尺度目盛りを備えその後端側に幅の狭い後端と、該後端に向かって両側端より緩やかな傾きで放物線状の曲面で延びる平坦な面に形成された後端部を備える屈曲自在のテープから成ることを特徴とする物差しを提供する。
また、湾曲した帯面を有し少なくともその片面側にその前端側より後方へ尺度目盛りを備えその長さ方向に垂直な前端面を備える一定長さの屈曲自在のテープと、
該テープの横幅を超える内幅と該テープの屈曲の最大直径以下の内高の方形断面を有し、両端が開放された所定の長さの真直ぐな管状の収納ケースを備えることを特徴とする物差しを提供する。
該テープの横幅を超える内幅と該テープの屈曲の最大直径以下の内高の方形断面を有し、両端が開放された所定の長さの真直ぐな管状の収納ケースを備えることを特徴とする物差しを提供する。
管状の収納ケースの横側面の下側に外方向に出っ張る形に形成されその上面に尺度目盛りを設けたスカートを備えることを特徴とする請求項10記載の物差しを提供する。
これにより、ケース自体を直尺として使用出来る収納ケースを備える物差しとすることが出来る。
これにより、ケース自体を直尺として使用出来る収納ケースを備える物差しとすることが出来る。
また、湾曲した帯面を有し少なくともその片面側にその前端側より後方へ尺度目盛りを備えその長さ方向に垂直な前端面を備える一定長さの屈曲自在のテープと、該テープの横幅を超える内幅と該テープの屈曲の最大直径以下の内高の方形断面を有する所定の長さの真直ぐな管状部と、該管状部の両端側で内側に屈曲テープとの間で押付けの調整手段を備えるテープ案内面の移動案内手段を備える前後の両側壁と、少なくとも前後の一方の側の側壁の下部に設けられたテープ挿入口からなる収納ケースを備えることを特徴とする物差し提供する。
また、移動案内手段のテープ案内面が前記側壁の内側の中央部に形成された押付け調整隙間を備える中央案内壁部からなることを特徴とする物差し提供する。
また、移動案内手段のテープ案内面が前記側壁の内側の中央部に形成された押付け調整角度を備える複数の中央案内ローラからなることを特徴とする物差しを提供する。
また、移動案内手段のテープ案内面に接面する屈曲テープの面より一定間隔を置いた内側位置に外周面を有する中央内側ローラからなる内側案内手段を備えることを特徴とする物差しを提供する。
また、テープ挿入口の上部の両横側の周縁部分の内側に上下方向に溝状に伸びる形に形成され各々その溝の前面側に逆三角形状に窪む上部ラッチ溝と下部ラッチ溝を備える両横のスライド溝を備え該前後のスライド溝の内側を外側に開かれた側壁と、その両横の両端を前記スライド溝内にスライド可能に保持され前記ラッチ溝に対面する位置に各々逆三角形状に突出する両横のラッチ爪とその上辺部のスライド溝の内側部分で外側に露出する指当て部とその下端側のテープ押端とを備える薄板状のストッパ−を備えることを特徴とする物差しを提供する。
また、テープ挿入口の上部の両横側の周縁部分の内側に上下方向に溝状に伸びる形に形成され各々その溝の前面側に逆三角形状に窪む上部ラッチ溝と下部ラッチ溝を備える両横のスライド溝を備える側壁と、前記スライド溝の上半部分に適合する位置の両横の壁面に開けられた操作窓と、その両横の両端を前記スライド溝内にスライド可能に保持され前記ラッチ溝に対面する位置に各々逆三角形状に突出する両横のラッチ爪とその上辺部にあって両横のスライド溝より両横方向の外側へ突出し前記操作窓部分より収納ケースの両横の壁面側に露出する操作突起とその下端側のテープ押端とを備える薄板状のストッパ−を備えることを特徴とする物差しを提供する。
また、前後のスライド溝の上半部分に適合する位置の外側の前後の壁面に開けられた操作窓と、ストッパ−の上辺部に前後のスライド溝より前後方向に外側へ突出し前記操作窓部分より収納ケースの前後の壁面側に露出する操作突起を備えることを特徴とする物差しを提供する。
また、前記ストッパ−の下端側のテープ押端の上部周りの細くなった撓み部を備えることを特徴とする物差しを提供する。
本発明の収納ケースを備える屈曲自在の物差しに於いては、従来のコンベックスのように、テープをその凹面側をケースの内側向きにして挿入し、ケース内でテープを凹面側に屈曲して巻くように収納することも出来る。また、テープをケース内で湾曲の凸面側に屈曲して収納することも出来る。
本発明は、これらの手段に加え、後述の実施形態の詳細な説明の中で明らかにするような屈曲自在の物差しを提供する。
本発明は、これらの手段に加え、後述の実施形態の詳細な説明の中で明らかにするような屈曲自在の物差しを提供する。
本発明によれば、テープの前端部に後方へ伸びる軸部の前端にテープの前端面に垂直なフック板を備えるフック体を設け、該フック体の軸部を軸保持手段によりテープの凹面側に回転可能、且つ、軸方向移動可能に保持し、フック板をテープの先前端面に垂直な面内でテープ面の何れの側にも向きを変えられ、且つ、フック板の厚さに等しい長さ前後移動するフックとしたので、測定の邪魔にならず、より正確な計測の出来る物差しが得られる。
また、フック体の軸部にカム部を設け、軸保持手段内の弾性体のカム押え手段によって軸部の回転が一定の方向に抑えられフック板の向きの安定が保たれる物差しが得られる。
さらに、フック体の軸部が湾曲したテープの凹面側にコンパクトに収められるので、目盛りの付いたテープの先端を被測定物にピッタリ付けられ、測定し易い物差しが得られる。
さらに、テープの前端面の中央部にフック窪み部を設け、フック窪み部内に出入りするフック体としたので、テープの先端面を目盛りの零点として直に被測定物に付けたより正確な測定の出来る軽くて簡明なフックを備える物差しが得られる。
また、フック板の後面上の軸部の一方側に隣接した位置にテープの前端部の凹面側内に突出する回り止め凸部を設けることにより、操作の感触からフック板を自ずと定められた方向に旋回させて向きを変えることが出来る。
フック体の軸部に設けられたカム部や特別に設けた後部突起の前側面の前移動当て面と軸保持手段の後端面の前移動受面間によるフック体の正確な前後移動の行われる物差しが得られる。
テープの後端部を幅の狭い後端と、該後端に向かって両側端より緩やかな傾きの真直面で延びる平坦な面としたので、取り上げやすく、且つ、この部分の屈曲部での反発力と復元力が弱められ、且つ、先の屈曲面に沿って脈動のない滑らかな出し入れ操作の行われる収納ケース付き物差しが得られる。
また、テープの後端部を幅の狭い後端と、該後端に向かって両側端より緩やかな傾きで放物線状の曲面で延びる平坦な面とすることで、先の屈曲面に沿ってより脈動の小さい滑らかな出し入れ操作の行われる収納ケース付き物差しが得られる。
湾曲したテープ面の真直な目盛りテープを低い長方形の単純な構造の収納ケース内に巻いて収納し、引き出して使用することが出来るので、直尺としての利点を有し、且つ、収納性や携帯性に優れた物差しを提供することが出来る。
管状の収納ケースの横側面の下側に外方向に出っ張る形に形成されその上面に尺度目盛りを設けたスカートを設けたので、ケース自体を直尺として使用出来る収納ケースを備える物差しとすることが出来る。
方形断面を有する両端が開放された真直ぐの管状からなる収納ケースとしたことにより、両端の屈曲部の反発力によりその間の上下の真直部がケースの内壁面に確り押し付けられ、その摩擦力で巻きテープとテープの先端が安定に保持され、低い長方形のケースの付いた扱い易い物差しを提供することが出来る。
収納ケースの管状部の両端側で内側に屈曲テープとの間で押付け調整手段を備えるテープ案内面からなる移動案内手段を設けたことにより、テープの屈曲部の上下の部分に適正に調整された押付け調整隙間が与えられ、屈曲されたテープの反発力で収納テープが収納ケース内に移動なく確り保持される物差しを提供することが出来る。
また、移動案内手段のテープ案内面を側壁の内側の中央部に形成された狭い幅の中央案内部や中央案内ローラとしたことにより、テープの挿入時や引き出し時に移動するテープ面をその中央部で受け止めてその屈曲や復元の円滑な移行を助けると共に、テープ面の擦過傷をその中央部分の狭い範囲に止めることが出来る。
また、移動案内手段のテープ案内面の内側位置に中央内側ローラからなる内側案内手段を設けたことにより、移動案内手段のテープ案内面との間で協働してテープ挿入時や引き出し時のテープ後端部の円滑な屈曲や復元を援助することが出来た。また、テープの屈曲部が内側へ移動するのを押えることが出来た。
また、テープ挿入口の上部の内側部分で外側に露出する指当て部備える薄板状の簡明な移動止めストッパ−を設けたことで、計測や取扱の邪魔にならず扱い易い収納ケースの物差しとすることが出来た。
また、同じストッパ−に収納ケースの前後の壁面に開けられた操作窓にも露出する操作突起を設けたことで、測定の状況に応じた操作し易い側で操作するテープの移動止め手段を備える収納ケースの物差しが得られた。
また、ストッパ−にテープ押端の上部の中間部に周りが細くなった板面の撓み部を設けたことで、テープ押し付け時に該撓み部に押し付けのクッションの働きを与えることが出来、テープ面を確り滑りなく押えることの出来る移動止めストッパーを備える収納ケースの物差しが得られた。
屈曲自在の真直な目盛りテープを収納ケースより完全に引き出して使用できるので、測定時にケースなどが邪魔にならず、狭隘な部分の計測がより行い易い物差しを提供することが出来る。
テープを湾曲の凸面側を内側に屈曲してケースに収納することにより計測時にテープの凸面側を上にして被計測物に当てられるので、目盛が被計測物にピッタリ付いて計測がし易い物差しを得ることが出来る。
本発明の収納ケース付の物差しでは、収納ケースよりテープの前端を引き出してテープ前端面、あるいは、前端のフックとケースの両端面との間で協働した色々な計測の応用が可能な物差しを得ることが出来る。
以下に本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
図1〜図3の実施例は、水平な平面1上に置かれた湾曲したテープ面を有する屈曲自在のテープAの物差しを示す。このテープAの物差しは、薄い帯鋼で作られており、そのテープ面3は一定の曲率で上方に凸になるように湾曲している。テープAはテープ面が湾曲面を回復しようとする力がテープを真直ぐに伸ばそうとする力となって作用する。テープは屈曲された時、その屈曲部の曲率はテープ面の湾曲による真直回復力の影響で、そのテープ固有の略一定の曲率を示す。前記一定の曲率の円(屈曲の最大直径)の範囲を超えると円は崩れて内部に直線部を形成するようになる。曲った部分のテープの横断面形状は真直ぐになる。この真直ぐになっている面が元の湾曲を回復しようとする力が、屈曲に対する強い反発力を生む。
図1〜図3の実施例は、水平な平面1上に置かれた湾曲したテープ面を有する屈曲自在のテープAの物差しを示す。このテープAの物差しは、薄い帯鋼で作られており、そのテープ面3は一定の曲率で上方に凸になるように湾曲している。テープAはテープ面が湾曲面を回復しようとする力がテープを真直ぐに伸ばそうとする力となって作用する。テープは屈曲された時、その屈曲部の曲率はテープ面の湾曲による真直回復力の影響で、そのテープ固有の略一定の曲率を示す。前記一定の曲率の円(屈曲の最大直径)の範囲を超えると円は崩れて内部に直線部を形成するようになる。曲った部分のテープの横断面形状は真直ぐになる。この真直ぐになっている面が元の湾曲を回復しようとする力が、屈曲に対する強い反発力を生む。
テープ面には、その先端面4より後方へ尺度目盛り5が55cmまで刻まれている。
ここで、テープの後端側には幅狭の後端7に向かってテープの両側端より緩やかな傾斜の真直端面で延びる後端部6が形成されている。
この後端部6は、湾曲面の凸部の位置にあって湾曲しない平坦な面に形成され、置かれた平面1との間に隙間Sを有する。
この隙間Sは該物差しを指先で取り上げる掛かり部として充分である。そして、その弾力で一定の曲率までは何れの側にも柔軟に曲がり回復する。
このテープの後端部6の部分の形状は後の実施例に示す収納ケース内へのテープの円滑な収納にとって重要な機能を果たす。
即ち、この平坦な面の部分は屈曲に対する反発力と復元力が弱くなり、どちら側にも曲がりやすい状態になる。これによって、収納ケースへのテープ挿入の際は、後端部6が屈曲部で先の屈曲面に沿って円滑に屈曲され、滑らかな挿入が行われる。また、テープ引き出しの際にも、屈曲部での後端部6の急激な復元の付勢力を生ずることなく脈動のない円滑な引き出しが行われる。
テープの後端部6の部分の形状は収納ケース内へのテープの円滑な挿入と引き出しにとって重要である。特に、テープの引き出しの際の脈動に微妙な影響を与える。
テープの後端部が屈曲部を通過する際に、屈曲部の内側面にピッタリ沿って進行あるいは後退するような形状にすることで、脈動のないテープの移動が行われ、テープの落ち着きに優れる。
本発明において、テープの後端部6は平坦な面であり、且つ、幅狭の後端7に向かって両側端部より緩やかな傾きで伸びる真直端面に形成される。
ここで、テープの後端側には幅狭の後端7に向かってテープの両側端より緩やかな傾斜の真直端面で延びる後端部6が形成されている。
この後端部6は、湾曲面の凸部の位置にあって湾曲しない平坦な面に形成され、置かれた平面1との間に隙間Sを有する。
この隙間Sは該物差しを指先で取り上げる掛かり部として充分である。そして、その弾力で一定の曲率までは何れの側にも柔軟に曲がり回復する。
このテープの後端部6の部分の形状は後の実施例に示す収納ケース内へのテープの円滑な収納にとって重要な機能を果たす。
即ち、この平坦な面の部分は屈曲に対する反発力と復元力が弱くなり、どちら側にも曲がりやすい状態になる。これによって、収納ケースへのテープ挿入の際は、後端部6が屈曲部で先の屈曲面に沿って円滑に屈曲され、滑らかな挿入が行われる。また、テープ引き出しの際にも、屈曲部での後端部6の急激な復元の付勢力を生ずることなく脈動のない円滑な引き出しが行われる。
テープの後端部6の部分の形状は収納ケース内へのテープの円滑な挿入と引き出しにとって重要である。特に、テープの引き出しの際の脈動に微妙な影響を与える。
テープの後端部が屈曲部を通過する際に、屈曲部の内側面にピッタリ沿って進行あるいは後退するような形状にすることで、脈動のないテープの移動が行われ、テープの落ち着きに優れる。
本発明において、テープの後端部6は平坦な面であり、且つ、幅狭の後端7に向かって両側端部より緩やかな傾きで伸びる真直端面に形成される。
図4〜図5の実施例は、水平な平面1′上に置かれた湾曲したテープ面を有する屈曲自在のテープの物差しの他の実施例を示す。このテープA′の物差しは、テープの後端側の一定長さの部分に後端部6′を備える物差しである。
この後端部6′は、湾曲面の凸部の位置にあって湾曲しない平坦な面に形成され、置かれた平面1′との間に隙間S′を有する。
ここで、尺度目盛り5′の終わった位置より後方へ一定の長さに伸びる後端部6′は、テープの両側端部より後端7′に向かって緩やかな傾きで内に凸な放物線状の曲面で伸びる形に形成されている。
後端部6′の内に凸な緩やかな放物線状の曲面で伸びる形は、該後端部6′が先のテープの屈曲部を通過する際に、屈曲部の内側面にピッタリ沿って移動するようにすべく、テープの屈曲部の曲率半径によってより厳密に決められる。
この後端部6′は前例の後端部6に比べより滑らかなテープの動きをする。
この後端部6′は、湾曲面の凸部の位置にあって湾曲しない平坦な面に形成され、置かれた平面1′との間に隙間S′を有する。
ここで、尺度目盛り5′の終わった位置より後方へ一定の長さに伸びる後端部6′は、テープの両側端部より後端7′に向かって緩やかな傾きで内に凸な放物線状の曲面で伸びる形に形成されている。
後端部6′の内に凸な緩やかな放物線状の曲面で伸びる形は、該後端部6′が先のテープの屈曲部を通過する際に、屈曲部の内側面にピッタリ沿って移動するようにすべく、テープの屈曲部の曲率半径によってより厳密に決められる。
この後端部6′は前例の後端部6に比べより滑らかなテープの動きをする。
図6〜図10は、テープAaとテープAbの物差しを収納する2種類の収納ケースの実施例を示す。
ここで、図6、図7の収納ケース10aは、その横断面形状が方形をなし、その紙面に向かって正面の形状が長方形の両端が開放された真直ぐの管状体である。
該収納ケース10aの内部は、その内幅WaがテープAaの横幅より広く、その内高HaがテープAaの屈曲の最大直径(屈曲されているテープが真直に転ずる時の最大の直径)以下である方形の孔になっている。
ここで、図6、図7の収納ケース10aは、その横断面形状が方形をなし、その紙面に向かって正面の形状が長方形の両端が開放された真直ぐの管状体である。
該収納ケース10aの内部は、その内幅WaがテープAaの横幅より広く、その内高HaがテープAaの屈曲の最大直径(屈曲されているテープが真直に転ずる時の最大の直径)以下である方形の孔になっている。
図6、図7は、テープAaが収納ケース10aにその凸面側を内側にして巻かれて収納された状態を示す実施例である。テープAaを手の平に長円形に屈曲して巻いてそれをこの四角形の孔に挿入して収納することが出来る。テープAaは、長円形に巻かれた巻きテープの状態で収納されており、その先端側を左側にして上下の真直部29aと左右の屈曲部28aを形成し、自らの弾力でケース内に保持される。即ち、左右両端のテープの屈曲部28a、28bの反発力により間にあるテープの上下の真直部29a、29bがケースの上下の真直ぐな内壁面15aに押付けられ、内壁面15aとの摩擦力で巻きテープ自体と該巻きテープの先端が安定に保持される。
この実施例のように凸面側を内側にして巻かれて収納されたされた場合、屈曲部28aの反発力は、上下の真直部29aのテープの凹面側の両横端が収納ケースの上下の内壁面15aに押し付けられる。
これにより、テープの先端部Aaは、巻きテープ部分と共に上下の内壁面15aとの摩擦力により収納ケース内に確りと保持される。
長さの計測は、露出している先端部をその摩擦抵抗に打ち勝つ力で引き出すなり、巻きテープの後側の屈曲部28aを指で押して、全体を取り出すなりして行うことが出来る。
この実施例のように凸面側を内側にして巻かれて収納されたされた場合、屈曲部28aの反発力は、上下の真直部29aのテープの凹面側の両横端が収納ケースの上下の内壁面15aに押し付けられる。
これにより、テープの先端部Aaは、巻きテープ部分と共に上下の内壁面15aとの摩擦力により収納ケース内に確りと保持される。
長さの計測は、露出している先端部をその摩擦抵抗に打ち勝つ力で引き出すなり、巻きテープの後側の屈曲部28aを指で押して、全体を取り出すなりして行うことが出来る。
図8〜図10は、テープAbが収納ケース10bにその凹面側を内側にして巻かれて収納された状態を示す実施例である。
この実施例では、収納ケースの前後の両側壁の内側にテープの移動案内手段が形成されている。この移動案内手段は屈曲されるテープ面との間で真直部の押付け力を調整する押付け調整手段(押付け調整隙間及び押付け調整角度)を備えている。押付け調整手段はテープAbをテープ挿入口13より出し入れする際に、上下の真直部29bが内壁面15bに押付けられる力を調整する。
図において、前側の側壁8はその内側に移動案内手段の中央案内部9を、後側の側壁8′は4個の中央案内ローラ9′を備える。前側の側壁8の下側にテープAbのテープ挿入口13を備えている。
この実施例では、テープAbはテープ挿入口13よりその後端部6b側を挿入して収納ケース10b内に長孔状の巻きテープを形成して収納される。
テープAbは、その先端側を前側の側壁のテープ挿入口13側にして収納ケース内に上下の真直部29bと左右の屈曲部28bを形成している。
ここでは、上下の真直部29bはそのテープ面の凸部側の中央部分が収納ケースの上下の内壁面15bに押付けられ、前例同様に内壁面15bとの摩擦力により収納ケース内に確りと保持されている。
これにより、テープAbの先端を引き出す際に、巻きテープの全体が引きずられて移動してくるのをこの移動案内手段の中央案内部9が受け止める。
この実施例では、収納ケースの前後の両側壁の内側にテープの移動案内手段が形成されている。この移動案内手段は屈曲されるテープ面との間で真直部の押付け力を調整する押付け調整手段(押付け調整隙間及び押付け調整角度)を備えている。押付け調整手段はテープAbをテープ挿入口13より出し入れする際に、上下の真直部29bが内壁面15bに押付けられる力を調整する。
図において、前側の側壁8はその内側に移動案内手段の中央案内部9を、後側の側壁8′は4個の中央案内ローラ9′を備える。前側の側壁8の下側にテープAbのテープ挿入口13を備えている。
この実施例では、テープAbはテープ挿入口13よりその後端部6b側を挿入して収納ケース10b内に長孔状の巻きテープを形成して収納される。
テープAbは、その先端側を前側の側壁のテープ挿入口13側にして収納ケース内に上下の真直部29bと左右の屈曲部28bを形成している。
ここでは、上下の真直部29bはそのテープ面の凸部側の中央部分が収納ケースの上下の内壁面15bに押付けられ、前例同様に内壁面15bとの摩擦力により収納ケース内に確りと保持されている。
これにより、テープAbの先端を引き出す際に、巻きテープの全体が引きずられて移動してくるのをこの移動案内手段の中央案内部9が受け止める。
前側の側壁8の中央部の幅の狭い中央案内部9は、テープの挿入時や引き出し時に移動するテープ面をその中央部で受け止めてその屈曲や復元の円滑な移行を助ける。そして、テープ面の擦過傷をその中央部分の狭い範囲に止める。
しかし、この中央案内部9の幅は、ここに示すものに限定されたものではなく、ケースの内幅の範囲で任意に選択することが出来る。
中央案内部9の内側面は、ここではテープの屈曲部28bの外側に該屈曲部28bの曲率より大きい曲率の曲面の案内壁面11になっている。
この例に示すように、テープの屈曲面より大きい曲率の曲面とすることによりテープの屈曲部28bの上下の部分に充分の間隔の押付け調整隙間Kが与えられる。これにより、屈曲されたテープの反発力を上下の真直部29bに直に伝えることが出来る。
この案内壁面11はこの例のような曲面にのみに限らず、屈曲部28bの上下の部分に充分の押付け調整隙間Kを与えることが出来、且つ、挿入されるテープの後端を滑らかに屈曲させて案内することの出来る他の類似の傾斜面であっても良い。
ここでは、案内壁面11の曲率を変えて押付け調整隙間Kを調整することで、テープの真直部29bに対する屈曲部28bの反発力を制御して真直部29bと内壁面15bとの摩擦抵抗を適正に調節することが出来る。
しかし、この中央案内部9の幅は、ここに示すものに限定されたものではなく、ケースの内幅の範囲で任意に選択することが出来る。
中央案内部9の内側面は、ここではテープの屈曲部28bの外側に該屈曲部28bの曲率より大きい曲率の曲面の案内壁面11になっている。
この例に示すように、テープの屈曲面より大きい曲率の曲面とすることによりテープの屈曲部28bの上下の部分に充分の間隔の押付け調整隙間Kが与えられる。これにより、屈曲されたテープの反発力を上下の真直部29bに直に伝えることが出来る。
この案内壁面11はこの例のような曲面にのみに限らず、屈曲部28bの上下の部分に充分の押付け調整隙間Kを与えることが出来、且つ、挿入されるテープの後端を滑らかに屈曲させて案内することの出来る他の類似の傾斜面であっても良い。
ここでは、案内壁面11の曲率を変えて押付け調整隙間Kを調整することで、テープの真直部29bに対する屈曲部28bの反発力を制御して真直部29bと内壁面15bとの摩擦抵抗を適正に調節することが出来る。
ケースの前後の移動案内手段は通常は同じにするが、この実施例では、収納ケースの後側の移動案内手段は前側の移動案内手段とは異にしている。後側の側壁8′の内側には、その中央位置に4個の中央案内ローラ9′からなる移動案内手段が設けてある。この4個の中央案内ローラ9′は側壁8′の内側の前後の中央部の位置でその内側の接触面11′がテープの屈曲面の外側に接するようにして押付け調整角度R°で上下対称に配置されている。この中央案内ローラ9′は前記の中央案内部9と同じように幅の狭いローラであって、側壁8′の内側に回転自在に保持されている。しかし、この中央案内ローラ9′の幅についても同様に限定されたものではなく、ケースの内幅の範囲で任意に選択することが出来る。
この中央案内ローラ9′は、テープ挿入口13よりテープAbが挿入される時に、テープ面をその中央部で受け止めてその後端部6bの円滑な屈曲移動を援助する。又、前記中央案内部9と同様に、テープ面の擦過傷をその中央部分の狭い範囲に止める。
ここでも、押付け調整角度R°を調整することでテープの真直部29bに対する屈曲部の反発力を制御して真直部29bと内壁面15bとの摩擦力を適正に調整することが出来る。
この中央案内ローラ9′は、テープ挿入口13よりテープAbが挿入される時に、テープ面をその中央部で受け止めてその後端部6bの円滑な屈曲移動を援助する。又、前記中央案内部9と同様に、テープ面の擦過傷をその中央部分の狭い範囲に止める。
ここでも、押付け調整角度R°を調整することでテープの真直部29bに対する屈曲部の反発力を制御して真直部29bと内壁面15bとの摩擦力を適正に調整することが出来る。
ケースの前後の移動案内手段の内側の中央位置に中央内側ローラ12からなる内側案内手段が設けてある。この中央内側ローラ12は、テープが引き出される際に、移動案内手段の中央案内部9や中央案内ローラ9′との間で協働して挿入されるテープの後端部6bの屈曲を助け、且つ、引き出されるテープ後端部6bの円滑な復元を助ける作用をする。また、テープの屈曲部が内側へ移動するのを押える働きをする。この中央内側ローラ12は、中央案内部9や中央案内ローラ9′と同じようにケースの中央部位置で幅狭いローラとすることでテープ面の擦過傷をその中央部分の狭い範囲に止める効果がある。しかし、この中央内側ローラ12の幅についても中央案内ローラ9′等と同様に限定されたものではなく、ケースの内幅の範囲で任意に選択することが出来る。
また、該中央内側ローラ12は、回転することが望ましいが、回転しないようにケース側に固定されたものであっても良い。
図中に示される指穴14は、テープ先端を繰り出す時などの為のものである。
収納ケース10bの横側面の下側には外方向に出っ張るスカート20が形成されている。このスカート20の上面21の前端面から後端面には尺度目盛り22が設けてある。これにより、この収納ケース10b自体をそのまま直尺として扱うことが出来ると共に、図28〜図29に示すようなテープAbと協働した色々な計測の応用が出来る収納ケースである。
また、該中央内側ローラ12は、回転することが望ましいが、回転しないようにケース側に固定されたものであっても良い。
図中に示される指穴14は、テープ先端を繰り出す時などの為のものである。
収納ケース10bの横側面の下側には外方向に出っ張るスカート20が形成されている。このスカート20の上面21の前端面から後端面には尺度目盛り22が設けてある。これにより、この収納ケース10b自体をそのまま直尺として扱うことが出来ると共に、図28〜図29に示すようなテープAbと協働した色々な計測の応用が出来る収納ケースである。
図11〜図14は、本発明のさらに他の実施例を示す。
ここで、テープAcはその凸面側を内側にして巻かれて収納されている。
この収納ケース10cの前側の端部にはテープ挿入口13cの上部にテープAcの移動を止めるテープ止め手段が設けられている。前側の側壁8cに設けられている移動案内手段の中央案内部9cの外側にその中央部分を外部に露出した上下にスライドする薄い板状のストッパ−30が設けてある。該ストッパ−30は耐摩耗性と弾性に富むプラスチック材等で作られている。
側壁8cの開かれた中央部の両横側の側壁の周縁部分に上下方向に伸びる溝状のスライド溝31が形成されており、ストッパ−30は、その横の両横端部を該スライド溝31にスライド可能に保持されている。
スライド溝31の後面(内側面)側の上半部分は後方へ窪んでおり、ストッパ−30の撓み隙間が形成されている。
両横のスライド溝31には各々その前面(外側面)側の内壁の上部に前後同じ位置に逆三角形状に窪む上部ラッチ溝32が形成されている。また、その下部の前後同じ位置にも逆三角形状に窪む下部ラッチ溝33が形成されている。
一方、ストッパ−30にはその上部のラッチ溝に対面する部位の前面(外側面)側の壁にラッチ溝側に対応して各々逆三角形状に突出するラッチ爪34が形成されている。
ここで、テープAcはその凸面側を内側にして巻かれて収納されている。
この収納ケース10cの前側の端部にはテープ挿入口13cの上部にテープAcの移動を止めるテープ止め手段が設けられている。前側の側壁8cに設けられている移動案内手段の中央案内部9cの外側にその中央部分を外部に露出した上下にスライドする薄い板状のストッパ−30が設けてある。該ストッパ−30は耐摩耗性と弾性に富むプラスチック材等で作られている。
側壁8cの開かれた中央部の両横側の側壁の周縁部分に上下方向に伸びる溝状のスライド溝31が形成されており、ストッパ−30は、その横の両横端部を該スライド溝31にスライド可能に保持されている。
スライド溝31の後面(内側面)側の上半部分は後方へ窪んでおり、ストッパ−30の撓み隙間が形成されている。
両横のスライド溝31には各々その前面(外側面)側の内壁の上部に前後同じ位置に逆三角形状に窪む上部ラッチ溝32が形成されている。また、その下部の前後同じ位置にも逆三角形状に窪む下部ラッチ溝33が形成されている。
一方、ストッパ−30にはその上部のラッチ溝に対面する部位の前面(外側面)側の壁にラッチ溝側に対応して各々逆三角形状に突出するラッチ爪34が形成されている。
この実施例では、ストッパ−30の正面形状は短い柄部36を持った低いワイングラスの形をしており、下端側は収納ケースの前後側にY型に開いて前後のテープ押端35を形成している。
ストッパ−30の上辺部には側壁8cの両横の周縁部分の内側の開かれた部分いっぱいの幅で外側へ隆起した指当て部37が形成されている。
ストッパ−30はその上辺側の下部に長方形の穴が開いており、柄部36の上部の周りに細くなった撓み部38が形成されている。
ここで、ストッパ−30の下端側の形状は挿入されているテープの湾曲面の向きによって異なる。この実施例と逆に凹面側を内側にして挿入されているテープの場合は、この例の両横にY型ではなく、中央の柄部36がそのまま下側に伸びた棒状のテープ押端(図示せず)にし、テープの凹面の中央部を押し付けるものとなる。
ストッパ−30の上辺部には側壁8cの両横の周縁部分の内側の開かれた部分いっぱいの幅で外側へ隆起した指当て部37が形成されている。
ストッパ−30はその上辺側の下部に長方形の穴が開いており、柄部36の上部の周りに細くなった撓み部38が形成されている。
ここで、ストッパ−30の下端側の形状は挿入されているテープの湾曲面の向きによって異なる。この実施例と逆に凹面側を内側にして挿入されているテープの場合は、この例の両横にY型ではなく、中央の柄部36がそのまま下側に伸びた棒状のテープ押端(図示せず)にし、テープの凹面の中央部を押し付けるものとなる。
図11〜図13では、ストッパ−30のラッチ爪34は上部ラッチ溝32内にあって、ストッパ−30は上方に引き上げられてテープ押端35はテープ挿入口13cの上部に引っ込んでいる状態である。
この位置において、指当て部37を矢印Qで示す方向に押すことにより、図14に示す状態にストッパ−30を押し下げることが出来る。この時、ストッパ−30のラッチ爪34は下部ラッチ溝33内にあって、そのテープ押端35は凸状に湾曲したテープAcの両横の端を確り押し付けており、テープの移動止めの機能を果たしている。この時、撓み部38は押し付けのクッションの働きをする。
テープの移動止めを解除するには、図14に矢印Uで示す方向に指当て部37を押すことによりラッチ爪34を下部ラッチ溝33から上部ラッチ溝32側に移行させる。
この位置において、指当て部37を矢印Qで示す方向に押すことにより、図14に示す状態にストッパ−30を押し下げることが出来る。この時、ストッパ−30のラッチ爪34は下部ラッチ溝33内にあって、そのテープ押端35は凸状に湾曲したテープAcの両横の端を確り押し付けており、テープの移動止めの機能を果たしている。この時、撓み部38は押し付けのクッションの働きをする。
テープの移動止めを解除するには、図14に矢印Uで示す方向に指当て部37を押すことによりラッチ爪34を下部ラッチ溝33から上部ラッチ溝32側に移行させる。
該収納ケース10cは、さらに収納ケースの前後側の壁にも同じテープ止め手段の操作部を備えている。
図12〜図14において、収納ケース10cの前側の両横の壁には、側壁8内に形成されたスライド溝31の上半部分に適合する位置に操作窓39が開けられている。
一方、ストッパ−30にはその上辺部分に両横のスライド溝より両横方向に外側へ突出し前記操作窓39部分より収納ケースの両横の壁面側に露出する操作突起40が形成されている。該操作突起40は、その両横の突起部を手の第1指と第2指で摘まんで操作し易いように両横の操作窓39内の部分に形成されており、ストッパ−30を前述の前側の端面の操作と同様にして操作することが出来る。
これにより、測定の状況に応じて操作し易い側でテープの移動止め操作が出来る。
勿論、この操作部については、側壁の外側の指当て部37によるものと、収納ケースの両横側の操作突起40によるものとを別々の、各々独立した別異の操作部を持つものとして実施することが出来る。
図12〜図14において、収納ケース10cの前側の両横の壁には、側壁8内に形成されたスライド溝31の上半部分に適合する位置に操作窓39が開けられている。
一方、ストッパ−30にはその上辺部分に両横のスライド溝より両横方向に外側へ突出し前記操作窓39部分より収納ケースの両横の壁面側に露出する操作突起40が形成されている。該操作突起40は、その両横の突起部を手の第1指と第2指で摘まんで操作し易いように両横の操作窓39内の部分に形成されており、ストッパ−30を前述の前側の端面の操作と同様にして操作することが出来る。
これにより、測定の状況に応じて操作し易い側でテープの移動止め操作が出来る。
勿論、この操作部については、側壁の外側の指当て部37によるものと、収納ケースの両横側の操作突起40によるものとを別々の、各々独立した別異の操作部を持つものとして実施することが出来る。
図15〜図22はテープの先端部に湾曲したテープ面の凸側と凹側の何れの側にも回すことが出来るフックを備える物差しの実施例である。
ここで、上へ凸に湾曲しその伸長方向に対し直角の先端面51を有する帯状のテープAdは、その先端部に上向きに突出して垂直に保たれたフック板53を備えるフック体50を備えている。
テープAdは、その先端が目盛りの1から始まるミリメートルの目盛り52を有している。フック体50は、テープの先端面51の前の位置にあってその厚さPが1ミリメートルでテープの幅より僅かに広い幅とテープ上面からの高さHを有する略長方形状のフック板53を有する。このフック板53はその下辺側の中央位置の後面54にテープAdの凹面側に沿って後方へ垂直に伸びる軸部56を有する。この軸部56の中程の位置にカム部57が形成されている。このカム部57は上向きのフック板53に対し90°の向きでテープの横方向へ(平面図16の下方向に)に突出する形に形成されている。
ここで、上へ凸に湾曲しその伸長方向に対し直角の先端面51を有する帯状のテープAdは、その先端部に上向きに突出して垂直に保たれたフック板53を備えるフック体50を備えている。
テープAdは、その先端が目盛りの1から始まるミリメートルの目盛り52を有している。フック体50は、テープの先端面51の前の位置にあってその厚さPが1ミリメートルでテープの幅より僅かに広い幅とテープ上面からの高さHを有する略長方形状のフック板53を有する。このフック板53はその下辺側の中央位置の後面54にテープAdの凹面側に沿って後方へ垂直に伸びる軸部56を有する。この軸部56の中程の位置にカム部57が形成されている。このカム部57は上向きのフック板53に対し90°の向きでテープの横方向へ(平面図16の下方向に)に突出する形に形成されている。
テープAdの凹面側に沿って伸びる軸部56の外側(下側)はテープAdの凹側面に固定鋲58によって固定された軸保持体59によって覆われている。
この軸部56の軸保持手段である軸保持体59は薄い弾性に富む金属板で造られている。
軸保持体59の前後の両側部分は図20で示されるように丸い軸部56に沿った形に形成されて軸を回転自在、且つ前後に移動可能に覆って押さえている。
この軸部56の軸保持手段である軸保持体59は薄い弾性に富む金属板で造られている。
軸保持体59の前後の両側部分は図20で示されるように丸い軸部56に沿った形に形成されて軸を回転自在、且つ前後に移動可能に覆って押さえている。
ここで、軸保持体59は、カム部57を覆う部分の両横側の一方の側(図18の上方側)の離れた位置に軸部の沿った方向の一定幅の切り目60が入れられ、その切り目60の前後の両端側が軸部に交差して反対側までに縦に深く切り離されたカム押え体61を形成している。この部分の軸直角断面を示す図21ではカム押え体61はカム部57の下側の側面に沿うような形に形成されてカム部57の下側面をその弾性で押さえており、且つ、フック板53が矢印方向に回された時は、カム部57の回転によって仮想線で示されるように片開きに撓むことが出来るようになっている。このカム押え体61によってフック板53がテープの上向きに水平の状態が保たれる。
図22はフック板53が矢印方向に180°回転させられて下向きに水平になった状態を示す。フック板53が矢印方向に90°回転させられた状態のフック板53とカム押え体61が仮想線で示されている。
図22はフック板53が矢印方向に180°回転させられて下向きに水平になった状態を示す。フック板53が矢印方向に90°回転させられた状態のフック板53とカム押え体61が仮想線で示されている。
図15において、被測定物Bdにはフック板の前面55が押し当てられており、フック板53はその後面54をテープの先端面51に押し当てられている。
即ち、フック板の前面55はテープAdの目盛りの零点に等しい位置にある。
そこで、被測定物Bdの押し当て面からの長さは、1から始まるミリメートル目盛り52の示す長さにフック板53の厚みPの1ミリメートルを加えた長さとして正しく示される。
図17〜図18において、カム部57の前側面62はカム押え体61の前側を押えている軸保持体59の前側の覆いの後側面63との間に間隔Rを有する。この間隔Rは、フック板53の厚みPの1ミリメートルに等しくなっている。
そこで、フック板の後面54が被測定物に押し当てられた際には、フック体50は間隔Rの長さだけ前方へ移動することが出来る。即ち、カム部の前側面62は前移動当て面であり、軸保持体59の前側の後側面63は前移動受面をなしフック体の前移動止め手段を構成する。
カム部の前後方向の長さは任意に決められる。軸部全体をカムの形に形成しても良い。その際に、カム押え体は、カムの長さに応じた形に形成される。
その際には、軸保持体59の全体がカムを押えるカム押え体として機能することもある。
即ち、フック板の前面55はテープAdの目盛りの零点に等しい位置にある。
そこで、被測定物Bdの押し当て面からの長さは、1から始まるミリメートル目盛り52の示す長さにフック板53の厚みPの1ミリメートルを加えた長さとして正しく示される。
図17〜図18において、カム部57の前側面62はカム押え体61の前側を押えている軸保持体59の前側の覆いの後側面63との間に間隔Rを有する。この間隔Rは、フック板53の厚みPの1ミリメートルに等しくなっている。
そこで、フック板の後面54が被測定物に押し当てられた際には、フック体50は間隔Rの長さだけ前方へ移動することが出来る。即ち、カム部の前側面62は前移動当て面であり、軸保持体59の前側の後側面63は前移動受面をなしフック体の前移動止め手段を構成する。
カム部の前後方向の長さは任意に決められる。軸部全体をカムの形に形成しても良い。その際に、カム押え体は、カムの長さに応じた形に形成される。
その際には、軸保持体59の全体がカムを押えるカム押え体として機能することもある。
図23〜図26は湾曲したテープの先端部にテープ面の上側(凸側)と下側の何れの側にも回すことが出来るフックを備える物差しの他の実施例である。
以後の実施例において、前の図15〜図22の実施例に示す部分と同じ部分には同一の符号に ′、″を附して示し、その説明を省略して異なる部分について説明する。
以後の実施例において、前の図15〜図22の実施例に示す部分と同じ部分には同一の符号に ′、″を附して示し、その説明を省略して異なる部分について説明する。
この実施例において、テープAd′は、その先端に下向き(テープの凹面側)に回されたフック板53′を備えるフック体50′を備えている。
図23において、被測定物Bd′にはフック板53′の後面54′が押し当てられており、フック体50′は前方向に移動した状態にある。
図24において、フック体50′の前方向への移動は軸部56′の後端に形成されている後部突起の前側面62′の当て面が軸保持体59′の後端面63′の前移動受面に対面することで止められており、この部分でフック体50′の前移動止め手段が構成されている。
フック体50′の前方向への移動距離は間隔R′で示されている。前の例同様に、間隔R′はフック板53′の厚さと同じの1ミリメートルであるから、フック板53′の後面54′はテープAd′の目盛りの零点に等しい位置にある。
そこで、被測定物Bd′の長さは、1から始まるミリメートル目盛りにフック体50′の移動距離R′の1ミリメートルを加えた長さとして正しく示される。
前移動止め手段は、フック体側とテープと軸押え体側の任意に選択した部位との間に設けることが出来る。
図23において、被測定物Bd′にはフック板53′の後面54′が押し当てられており、フック体50′は前方向に移動した状態にある。
図24において、フック体50′の前方向への移動は軸部56′の後端に形成されている後部突起の前側面62′の当て面が軸保持体59′の後端面63′の前移動受面に対面することで止められており、この部分でフック体50′の前移動止め手段が構成されている。
フック体50′の前方向への移動距離は間隔R′で示されている。前の例同様に、間隔R′はフック板53′の厚さと同じの1ミリメートルであるから、フック板53′の後面54′はテープAd′の目盛りの零点に等しい位置にある。
そこで、被測定物Bd′の長さは、1から始まるミリメートル目盛りにフック体50′の移動距離R′の1ミリメートルを加えた長さとして正しく示される。
前移動止め手段は、フック体側とテープと軸押え体側の任意に選択した部位との間に設けることが出来る。
図24〜図26において、フック体50′にはフック板53′の後面54′上の軸部56′の一方側に隣接した位置にテープAd′の前端部の凹面側内に突出する回り止め凸部64が設けてある。
図25に示されるフック板53′が下向き(テープの凹面側)に回された状態において、回り止め凸部64はフック板53′を矢印65方向に回すことを阻止し、反対方向にまわして上向きにすることを可能にする。
図26に示されるフック板53′が上向き(テープの凸面側)に回された状態において、回り止め凸部64はフック板53′を矢印65′方向に回すことを阻止し、反対方向にまわして下向きにすることを可能にする。
ここに示す実施例においても、フック板をカム部のカム面がテープの凹面側に向かう方向に回すことは基本的に無理があるが、この回り止め凸部を設けることで、フック板を操作する指の感触によって反テープ面方向に旋回させて向きを変えることを援助する。
ここに示す実施例においても、フック板をカム部のカム面がテープの凹面側に向かう方向に回すことは基本的に無理があるが、この回り止め凸部を設けることで、フック板を操作する指の感触によって反テープ面方向に旋回させて向きを変えることを援助する。
図27はテープの先端部にテープ面の上側(凸側)と下側の何れの側にも回すことが出来るフックを備える物差しの他の実施例である。
この実施例で、底面等を表す図はフック板とフック窪み部の部分を除き基本的に図24等と同じであるから、 ″の添え符号および以下の説明で示すに留めその表示を省略した。
ここで、上へ凸に湾曲しその伸長方向に対し直角の先端面51″を有する帯状のテープAd″は、その先端部に下向きに突出し垂直に保たれたフック板53″を備えるフック体50″を備えている。
テープAd″は、その上面に目盛りの0から始まるミリメートルの目盛り52″を有している。その先端面51″の中央部にはフック窪み部66が形成されている。
該フック窪み部66は、フック板53″の幅より広い幅であり、且つ、フック板53″の厚さより深く形成されている。
ここに示されるフック板53″は、そのフック窪み部66の幅より狭い幅である。そこで、図に仮想線で示されるように、フック板53″はその後面54″がテープの先端面51″より間隔P″だけフック窪み部66内に引っ込んだ位置にあっても、その前面55″はテープの先端面51″より引っ込んだ位置に止まっている。
従って、フックを使わないでテープの先端面51″を被測定物に直に押し当てての測定が出来る。
この実施例で、底面等を表す図はフック板とフック窪み部の部分を除き基本的に図24等と同じであるから、 ″の添え符号および以下の説明で示すに留めその表示を省略した。
ここで、上へ凸に湾曲しその伸長方向に対し直角の先端面51″を有する帯状のテープAd″は、その先端部に下向きに突出し垂直に保たれたフック板53″を備えるフック体50″を備えている。
テープAd″は、その上面に目盛りの0から始まるミリメートルの目盛り52″を有している。その先端面51″の中央部にはフック窪み部66が形成されている。
該フック窪み部66は、フック板53″の幅より広い幅であり、且つ、フック板53″の厚さより深く形成されている。
ここに示されるフック板53″は、そのフック窪み部66の幅より狭い幅である。そこで、図に仮想線で示されるように、フック板53″はその後面54″がテープの先端面51″より間隔P″だけフック窪み部66内に引っ込んだ位置にあっても、その前面55″はテープの先端面51″より引っ込んだ位置に止まっている。
従って、フックを使わないでテープの先端面51″を被測定物に直に押し当てての測定が出来る。
図27は被測定物Bd″の前面にフック板53″の後面54″を引掛けての長さ測定状態を示している。
この時、フック体50″の前方向への移動は軸56″の後端に形成されている後部突起の前側面62″の当て面が軸保持体59′の後端面63″の受面に対面して止められており、この時のフック体50″の移動距離R″はテープの先端面51″からフック板の後面54″の引っ込み間隔P″に等しくフック板53″の後面54″はテープAd″の目盛りの零点の位置にあり、正しい計測が行われる。
フック体50″の後部突起の前端面62″と軸保持体59″の後端面63″との間でその前移動止め手段が構成されている。
この時、フック体50″の前方向への移動は軸56″の後端に形成されている後部突起の前側面62″の当て面が軸保持体59′の後端面63″の受面に対面して止められており、この時のフック体50″の移動距離R″はテープの先端面51″からフック板の後面54″の引っ込み間隔P″に等しくフック板53″の後面54″はテープAd″の目盛りの零点の位置にあり、正しい計測が行われる。
フック体50″の後部突起の前端面62″と軸保持体59″の後端面63″との間でその前移動止め手段が構成されている。
図28は、本発明の物差しの他の使用例を示している。
上部に障害部71のある槽72の内側のLt寸法を計測している内側パス的ないしノギス的使用例である。収納ケース10dの後端面が計測に使われている。
Lt= Lv+ Lcである。
上部に障害部71のある槽72の内側のLt寸法を計測している内側パス的ないしノギス的使用例である。収納ケース10dの後端面が計測に使われている。
Lt= Lv+ Lcである。
図29は、本発明の物差しの他の使用例を示している。
平板73のLu寸法位置に罫書線を引いている基準尺的使用例である。
収納ケース10dの後端面が罫書に使われている。Lu= Lx+ Lcである。
平板73のLu寸法位置に罫書線を引いている基準尺的使用例である。
収納ケース10dの後端面が罫書に使われている。Lu= Lx+ Lcである。
日常における一寸した物の寸法採り、あるいは工作物の製作器具として、あるいは、広い産業分野の技術者の測定用具としての利用が見込まれる。
A、Aa、Ab、Ac、Ad、Ad′、Ad″----テープ(物差し)
K-----------------------押付け調整隙間
P、P′-------------------フック板の厚さ
P″---------------------引っ込み間隔
R、R′、R″-------------間隔
S----------------------隙間
Q、U-------------------矢印
Ha、Hb-----------------収納ケースの内高
Wa、Wb-----------------収納ケースの内幅
R°--------------------押付け調整角度
Lc、Lt、Lu、Lv、Lx -------寸法
1----------------------平面
3----------------------テープの凸面側
4、4′、51-------------テープの先端面
5、52------------------尺度目盛り
6′、7、6a、6b、6c ------テープの後端部
7′--------------------テープの後端
8、8′、8c -------------前後の側壁
9、9c------------------中央案内部
9′--------------------中央案内ローラ
10a、10b、10c、10d ----収納ケース
11、11c ---------------案内壁面
11′------------------案内ローラの接触面
12、12c ---------------中央内側ローラ
13、13′、13c ---------テープ挿入口
14--------------------指穴
15a、15b--------------内壁面
20--------------------スカート
21--------------------上面
22--------------------尺度目盛り
28a、28b、28c ---------屈曲面
29a、29b、29c ---------真直部
30--------------------ストッパ−
31--------------------スライド溝
32--------------------上部ラッチ溝
33--------------------下部ラッチ溝
34--------------------ラッチ爪
35--------------------テープ押端
36--------------------細い胴部
37--------------------指当て部
38--------------------撓み部
39--------------------操作窓
40--------------------操作突起-
50、50′--------------フック体
51、51″--------------テープの先端面
52、52′、52″--------目盛り
53、53′、53″--------フック板
54、54′、54″--------フック板の後面
55、55′、55″--------フック板の前面
56、56′、56″--------軸部
57、57′、57″------------------カム部
58、58′、58″------------------固定鋲
59、59′------------------軸保持体(軸保持手段)
60、60′------------------切り目
61、61′------------------カム押え体
62、62′、62″------------------前端面
63、63′、63″------------------後端面
64------------------回り止め凸部
65、65′------------矢印
66------------------窪み部
K-----------------------押付け調整隙間
P、P′-------------------フック板の厚さ
P″---------------------引っ込み間隔
R、R′、R″-------------間隔
S----------------------隙間
Q、U-------------------矢印
Ha、Hb-----------------収納ケースの内高
Wa、Wb-----------------収納ケースの内幅
R°--------------------押付け調整角度
Lc、Lt、Lu、Lv、Lx -------寸法
1----------------------平面
3----------------------テープの凸面側
4、4′、51-------------テープの先端面
5、52------------------尺度目盛り
6′、7、6a、6b、6c ------テープの後端部
7′--------------------テープの後端
8、8′、8c -------------前後の側壁
9、9c------------------中央案内部
9′--------------------中央案内ローラ
10a、10b、10c、10d ----収納ケース
11、11c ---------------案内壁面
11′------------------案内ローラの接触面
12、12c ---------------中央内側ローラ
13、13′、13c ---------テープ挿入口
14--------------------指穴
15a、15b--------------内壁面
20--------------------スカート
21--------------------上面
22--------------------尺度目盛り
28a、28b、28c ---------屈曲面
29a、29b、29c ---------真直部
30--------------------ストッパ−
31--------------------スライド溝
32--------------------上部ラッチ溝
33--------------------下部ラッチ溝
34--------------------ラッチ爪
35--------------------テープ押端
36--------------------細い胴部
37--------------------指当て部
38--------------------撓み部
39--------------------操作窓
40--------------------操作突起-
50、50′--------------フック体
51、51″--------------テープの先端面
52、52′、52″--------目盛り
53、53′、53″--------フック板
54、54′、54″--------フック板の後面
55、55′、55″--------フック板の前面
56、56′、56″--------軸部
57、57′、57″------------------カム部
58、58′、58″------------------固定鋲
59、59′------------------軸保持体(軸保持手段)
60、60′------------------切り目
61、61′------------------カム押え体
62、62′、62″------------------前端面
63、63′、63″------------------後端面
64------------------回り止め凸部
65、65′------------矢印
66------------------窪み部
Claims (18)
- 湾曲した帯面を有し少なくともその片面側にその前端側より後方へ尺度目盛りを備えその長さ方向に垂直な前端面を備える一定長さのテープと、
前記テープの前記前端面の前側の位置で前後方向の一定の厚さと一定の幅と上下方向へテープの高さを超える一定の高さを有しその後面が前記テープの前端面に接面した位置でテープの前後方向線に垂直をなす略四辺形の板状のフック板と該フック板の上下の辺の一方側に寄った位置の後面上に垂直に且つテープの湾曲の凹側内を後方へ真直に伸びその軸上にフック板の幅方向の側へ突出するカム部を有する軸部を固定に備えるフック体と、
テープの凹面側に固定手段により固定され前記軸部の下半側を覆いテープの凹面側との間で前記フック体をその軸部周りに回転可能かつ前後方向に移動可能に保持する軸保持手段と、
前記軸保持手段内に形成されフック体のカム部の下側を覆って軸部の回転に伴って上下方向に振動する弾性体のカム押え手段と、
前記フック体の一部位にその前後移動の方向に直角方向の面に形成される前移動当て面とフック板の後面がテープの前端面に接面した位置にある時に前記テープを含む前記軸保持手段の一部位の前記前移動当て面の前側へフック板の厚さに等しい間隔離れた位置で対面するように形成される前移動受面から成るフック体の前移動止め手段を備え
フック板の前端面を長さ目盛りの零点としたことを特徴とする物差し。 - 湾曲した帯面を有し少なくともその片面側にその前端側より後方へ尺度目盛りを備えその長さ方向に垂直な前端面を備える一定長さのテープと、
前記テープの前記前端面の中央部に形成された前後方向に一定の深さと左右方向に一定の幅のフック窪み部と、
前記テープの前記フック窪み部の前側の位置で前記フック窪み部の深さより薄い前後方向の厚さと前記フック窪み部の幅より狭い横幅と上下方向へテープの高さを超える一定の高さを有しその後面が前記テープの前端面に合致した位置でテープの前後方向線に垂直をなすフック板と該フック板の上下の辺の一方側に寄った位置の後面上に垂直に且つテープの湾曲の凹側内を後方へ真直に伸びその軸上にフック板の幅方向の側へ突出するカム部を有する軸部を固定に備えるフック体と、
テープの凹面側に固定手段により固定され前記軸部の下半側を覆いテープの凹面側との間で前記フック体をその軸部周りに回転可能かつ前後方向に移動可能に保持する軸保持手段と、
前記軸保持手段内に形成されフック体のカム部の下側を覆って軸部の回転に伴って上下方向に振動する弾性体のカム押え手段と、
前記フック体の一部位にその前後移動の方向に直角方向の面に形成される前移動当て面とフック板の後面が前記テープの前端面に合致した位置にある時に前記テープを含む前記軸保持手段の一部位の前記前移動当て面の前側位置で対面するように形成される前移動受面から成るフック体の前移動止め手段を備え
前記テープの前記前端面を目盛りの零点としたことを特徴とする物差し。 - 軸保持手段がフック体のカム部の下側面を覆い該カム部の横側の一方側の部分が上下に片振り振動可能に分離された弾性を有するカム押え部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の物差し。
- フック体のフック板の後面上の軸部の一方側に隣接した位置にテープの前端部の凹面側内に突出する回り止め凸部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の物差し。
- フック体のカム部の前側面の前移動当て面と、軸保持手段のカム押え部の前側の保持部の後端面の前記前移動当て面に対面する位置の前移動受面から成るフック体の前移動止め手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の物差し。
- フック体の軸部の後方の軸保持手段の後端面よりへ露出する部位に形成された後部突起の前側面の前移動当て面と、軸保持手段の後端面の前記前移動当て面に対面する位置の前移動受面から成るフック体の前移動止め手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の物差し。
- 湾曲した帯面を有し少なくともその片面側にその前端側より後方へ尺度目盛りを備えその後端側に幅の狭い後端と、該後端に向かって両側端より緩やかな傾きの真直面で延びる平坦な面に形成された後端部を備える屈曲自在のテープから成ることを特徴とする物差し。
- 湾曲した帯面を有し少なくともその片面側にその前端側より後方へ尺度目盛りを備えその後端側に幅の狭い後端と、該後端に向かって両側端より緩やかな傾きで放物線状の曲面で延びる平坦な面に形成された後端部を備える屈曲自在のテープから成ることを特徴とする物差し。
- 湾曲した帯面を有し少なくともその片面側にその前端側より後方へ尺度目盛りを備えその長さ方向に垂直な前端面を備える一定長さの屈曲自在のテープと、
該テープの横幅を超える内幅と該テープの屈曲の最大直径以下の内高の方形断面を有し、両端が開放された所定の長さの真直ぐな管状の収納ケースを備えることを特徴とする物差し。 - 前記管状の収納ケースの横側面の下側に外方向に出っ張る形に形成されその上面に尺度目盛りを設けたスカートを備えることを特徴とする請求項9記載の物差し。
- 湾曲した帯面を有し少なくともその片面側にその前端側より後方へ尺度目盛りを備えその長さ方向に垂直な前端面を備える一定長さの屈曲自在のテープと、
該テープの横幅を超える内幅と該テープの屈曲の最大直径以下の内高の方形断面を有する所定の長さの真直ぐな管状部と、該管状部の両端側で内側に屈曲テープとの間で押付けの調整手段を備えるテープ案内面の移動案内手段を備える前後の両側壁と、少なくとも前後の一方の側の側壁の下部に設けられたテープ挿入口からなる収納ケースを備えることを特徴とする物差し。 - 移動案内手段のテープ案内面が前記側壁の内側の中央部に形成された押付け調整隙間を備える中央案内壁部からなることを特徴とする請求項11記載の物差し。
- 移動案内手段のテープ案内面が前記側壁の内側の中央部に形成された押付け調整角度を備える複数の中央案内ローラからなることを特徴とする請求項11記載の物差し。
- 移動案内手段のテープ案内面に接面する屈曲テープ面より一定間隔を置いた内側位置に外周面を有する中央内側ローラからなる内側案内手段を備えることを特徴とする請求項11記載の物差し。
- テープ挿入口の上部の両横側の周縁部分の内側に上下方向に溝状に伸びる形に形成され各々その溝の前面側に逆三角形状に窪む上部ラッチ溝と下部ラッチ溝を備える両横のスライド溝を備え該前後のスライド溝の内側を外側に開かれた側壁と、その両横の両端を前記スライド溝内にスライド可能に保持され前記ラッチ溝に対面する位置に各々逆三角形状に突出する両横のラッチ爪とその上辺部のスライド溝の内側部分で外側に露出する指当て部とその下端側のテープ押端とを備える薄板状のストッパ−を備えることを特徴とする請求項11記載の物差し。
- テープ挿入口の上部の両横側の周縁部分の内側に上下方向に溝状に伸びる形に形成され各々その溝の前面側に逆三角形状に窪む上部ラッチ溝と下部ラッチ溝を備える両横のスライド溝を備える側壁と、前記スライド溝の上半部分に適合する位置の両横の壁面に開けられた操作窓と、その両横の両端を前記スライド溝内にスライド可能に保持され前記ラッチ溝に対面する位置に各々逆三角形状に突出する両横のラッチ爪とその上辺部にあって両横のスライド溝より両横方向の外側へ突出し前記操作窓部分より収納ケースの両横の壁面側に露出する操作突起とその下端側のテープ押端とを備える薄板状のストッパ−を備えることを特徴とする請求項11記載の物差し。
- 前記両横のスライド溝の上半部分に適合する位置の両横の壁面に開けられた操作窓と、ストッパ−の上辺部に両横のスライド溝より両横方向に外側へ突出し前記操作窓部分より収納ケースの両横の壁面側に露出する操作突起を備えることを特徴とする請求項15記載の物差し。
- その下端側のテープ押端の上部周りの細くなった撓み部を備えることを特徴とする請求項15、16又は17記載の物差し。
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