JP2019173752A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

スクロール型圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2019173752A
JP2019173752A JP2019053652A JP2019053652A JP2019173752A JP 2019173752 A JP2019173752 A JP 2019173752A JP 2019053652 A JP2019053652 A JP 2019053652A JP 2019053652 A JP2019053652 A JP 2019053652A JP 2019173752 A JP2019173752 A JP 2019173752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angle
turning
spiral wall
fixed
compression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019053652A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6956127B2 (ja
Inventor
拓巳 前田
Takumi Maeda
拓巳 前田
太田 貴之
Takayuki Ota
貴之 太田
耕作 戸澤
Kosaku Tozawa
耕作 戸澤
拓郎 山下
Takuro Yamashita
拓郎 山下
友哉 服部
Yuya Hattori
友哉 服部
達規 友田
Tatsunori Tomota
達規 友田
近藤 靖裕
Yasuhiro Kondo
靖裕 近藤
一騎 柴田
Kazuki Shibata
一騎 柴田
英津子 堀
Etsuko Hori
英津子 堀
鈴木 秀之
Hideyuki Suzuki
秀之 鈴木
公博 布川
Kimihiro Fukawa
公博 布川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp, Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to US16/364,781 priority Critical patent/US11078909B2/en
Priority to CN201910233602.4A priority patent/CN110307153B/zh
Priority to KR1020190034911A priority patent/KR102165114B1/ko
Priority to EP19165441.7A priority patent/EP3546757B1/en
Publication of JP2019173752A publication Critical patent/JP2019173752A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6956127B2 publication Critical patent/JP6956127B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
    • F04C18/0207Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
    • F04C18/0215Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2210/00Fluid
    • F04C2210/26Refrigerants with particular properties, e.g. HFC-134a
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
    • F05B2210/00Working fluid
    • F05B2210/10Kind or type
    • F05B2210/14Refrigerants with particular properties, e.g. HFC-134a
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
    • F05B2260/00Function
    • F05B2260/96Preventing, counteracting or reducing vibration or noise

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

【課題】圧縮力の変動に伴う振動を低減できるスクロール型圧縮機を提供すること。【解決手段】スクロール型圧縮機の旋回角について、圧縮室が形成され流体の圧縮が開始される旋回角を旋回開始角とし、流体の圧縮が完了する旋回角を旋回終了角とする。また、圧縮が完了する前に旋回側渦巻壁の第1端部が、固定側渦巻壁の円弧部に接触を開始する旋回角を先端接触開始角とする。旋回角と区画点距離の関係に関し、旋回開始角から旋回終了角までの間であって、先端接触開始角から旋回終了角までの範囲の中の旋回角から360°の整数倍を差し引いた旋回角のうち少なくとも一つにおいて区画点距離が極大となる。【選択図】図7

Description

本発明は、固定スクロールと旋回スクロールとによって区画された圧縮室の流体を圧縮するスクロール型圧縮機に関する。
スクロール型圧縮機は、ハウジング内に固定された固定スクロールと、この固定スクロールに対して公転運動する旋回スクロールとを有する。固定スクロールは、固定側基板と、固定側基板から立設された固定側渦巻壁とを有するとともに、旋回スクロールは、旋回側基板と、旋回側基板から立設された旋回側渦巻壁とを有する。そして、固定側渦巻壁と旋回側渦巻壁とが互いに噛み合わされることで、旋回スクロールの公転運動に基づいて容積減少して冷媒(流体)を圧縮する圧縮室が区画されている。
このようなスクロール型圧縮機では、固定側渦巻壁及び旋回側渦巻壁は、インボリュート曲線を用いて形成されている場合が多い。例えば、特許文献1に開示のスクロール型圧縮機においては、固定側渦巻壁及び旋回側渦巻壁の外周1周分がインボリュート曲線に基づいて形成され、一定の壁厚とされている。また、インボリュート曲線で形成された部分より内周側が補正曲線に基づいて形成され、壁厚が変化している。
特に、固定側渦巻壁及び旋回側渦巻壁の一方の端部側では、インボリュート曲線の基礎円の原点との距離が小さくなるように補正係数を定め、該補正係数によってインボリュート曲線を補正した補正曲線に基づいて形成されている。よって、吐出直前の高圧の圧縮室を形成する端部側の壁厚を厚くし、耐久性を高めている。
特開平07−35058号公報
ところで、スクロール型圧縮機においては、高圧の圧縮室から冷媒が吐出される直前、すなわち、圧縮完了の直前に、圧縮力が大きく変動し、その変動を原因とした振動が生じる。特許文献1のスクロール型圧縮機においては、圧縮完了直前の高圧に耐え得るように渦巻壁の壁厚を設定しているが、圧縮完了直前の振動に関しては対策が取られていない。
本発明の目的は、圧縮力の変動に伴う振動を低減できるスクロール型圧縮機を提供することにある。
上記問題点を解決するためのスクロール型圧縮機は、固定側基板、及び、前記固定側基板から起立した固定側渦巻壁を有する固定スクロールと、前記固定側基板と対向する旋回側基板、及び、前記旋回側基板から前記固定側基板に向けて起立し、かつ前記固定側渦巻壁と噛み合う旋回側渦巻壁を有する旋回スクロールと、を備え、前記旋回スクロールが旋回することにより、前記固定スクロールと前記旋回スクロールとによって区画された圧縮室内の流体を圧縮するスクロール型圧縮機において、前記固定側渦巻壁が描くインボリュート曲線の基礎円の中心と前記旋回側渦巻壁が描くインボリュート曲線の基礎円の中心との両方を通る直線と、前記固定側渦巻壁と前記旋回側渦巻壁が接触又は近接し前記圧縮室を区画する点との距離を区画点距離とし、前記旋回スクロールの旋回角について、前記圧縮室が形成され流体の圧縮が開始される旋回角を旋回開始角とし、流体の圧縮が完了する旋回角を旋回終了角とするとともに、圧縮が完了する前に前記旋回側渦巻壁の端部が、前記固定側渦巻壁における先端に連なるとともに円弧を描く一部の内周面に接触を開始する旋回角を先端接触開始角とし、旋回角と前記区画点距離の関係に関し、前記旋回開始角から前記旋回終了角までの間であって、前記先端接触開始角から前記旋回終了角までの範囲の中の旋回角から360°の整数倍を差し引いた旋回角のうち少なくとも一つにおいて前記区画点距離が極大となることを要旨とする。
これによれば、固定側渦巻壁及び旋回側渦巻壁が接触又は近接することによって形成される中央側の圧縮室では容積がゼロとなり、圧縮完了となる直前に圧縮力が大きく変動する。しかし、先端接触開始角から旋回終了角までの範囲の中の旋回角から360°の整数倍を差し引いた旋回角のうち少なくとも一つに区画点距離が極大となる位置を設けることで、圧縮完了前の圧縮力の変動と同時に、他の圧縮室での圧縮力の変動を発生させることができる。その結果、中央側の圧縮室と他の圧縮室とで圧縮力の変動を打ち消し合い、圧縮力の低減幅を小さくすることができる。その結果として、圧縮力の急激な変動を抑制し、振動を低減できる。
また、スクロール型圧縮機について、前記旋回終了角から360°の整数倍を差し引いた旋回角のうち少なくとも一つにおいて前記区画点距離が極大となってもよい。
これによれば、容積ゼロとなる旋回終了角から360°の整数倍を差し引いた旋回角のうち少なくとも一つに区画点距離が極大となる位置を設けることで、圧縮完了直前の圧縮力の変動と同時に、他の圧縮室での圧縮力の変動を発生させることができる。その結果、中央側の圧縮室と他の圧縮室とで圧縮力の変動を打ち消し合い、圧縮力の低減幅を小さくすることができる。その結果として、圧縮力の急激な変動を抑制し、振動を低減できる。
また、スクロール型圧縮機について、前記旋回終了角から360°の整数倍を差し引いた旋回角のうちの一つにおける前記区画点距離は、前記旋回開始角から前記旋回終了角までの全ての旋回角における区画点距離の中で極大かつ最大となってもよい。
これによれば、旋回終了角から360°の整数倍を差し引いた旋回角の一つにおいて圧縮力をより大きく変動させることができ、中央側の圧縮室と他の圧縮室とで圧縮力の変動を打ち消し、圧縮力の低減幅を小さくすることができる。
本発明によれば、圧縮力の変動に伴う振動を低減できる。
実施形態のスクロール型圧縮機を示す縦断面図。 実施形態の固定側渦巻壁及び旋回側渦巻壁を示す図。 固定側渦巻壁と旋回側渦巻壁の第1端部及び円弧部を示す拡大図。 固定側渦巻壁と旋回側渦巻壁の接触、変動部、及び区画点距離を示す図。 圧縮完了時点の固定側渦巻壁及び旋回側渦巻壁を示す図。 中央側圧縮室を示す図。 旋回角と区画点距離の関係を示すグラフ。 旋回角と圧縮力の関係を示すグラフ。 比較例の固定側渦巻壁及び旋回側渦巻壁を示す図。
以下、スクロール型圧縮機を具体化した一実施形態を図1〜図9にしたがって説明する。
図1に示すように、スクロール型圧縮機10は、流体が吸入される吸入口11a及び流体が吐出される吐出口11bが形成されたハウジング11を備えている。ハウジング11は、全体として略円筒形状である。ハウジング11は、有底円筒形状の2つのパーツ12,13を有している。第1パーツ12と第2パーツ13とは、互いに開口端同士が突き合わさった状態で組み付けられている。吸入口11aは、第1パーツ12の側壁部12a、詳細には当該側壁部12aのうち第1パーツ12の底部12b側の位置に設けられている。吐出口11bは、第2パーツ13の底部13aに設けられている。
スクロール型圧縮機10は、回転軸14と、吸入口11aから吸入された吸入流体を圧縮して吐出口11bから吐出する圧縮部15と、圧縮部15を駆動する電動モータ16とを備えている。回転軸14、圧縮部15及び電動モータ16は、ハウジング11内に収容されている。電動モータ16は、ハウジング11内において吸入口11a側に配置されており、圧縮部15は、ハウジング11内において吐出口11b側に配置されている。
回転軸14は、回転可能な状態でハウジング11内に収容されている。詳細には、ハウジング11内には、回転軸14を軸支する軸支部材21が設けられている。軸支部材21は、例えば圧縮部15と電動モータ16との間の位置にてハウジング11に固定されている。軸支部材21には、回転軸14が挿通可能なものであって第1軸受22が設けられた挿通孔23が形成されている。また、軸支部材21と第1パーツ12の底部12bとは対向しており、当該底部12bには円筒状のボス24が突出している。ボス24の内側には第2軸受25が設けられている。回転軸14は、両軸受22,25によって回転可能な状態で支持されている。
圧縮部15は、ハウジング11に固定された固定スクロール31と、固定スクロール31に対して旋回し、公転運動可能な旋回スクロール32とを備えている。
固定スクロール31は、回転軸14と同一軸線上に設けられた円板状の固定側基板31aと、固定側基板31aから起立した固定側渦巻壁31bとを有する。同様に、旋回スクロール32は、円板状であって固定側基板31aと対向する旋回側基板32aと、旋回側基板32aから固定側基板31aに向けて起立した旋回側渦巻壁32bとを備えている。
固定スクロール31と旋回スクロール32とは互いに噛み合っている。詳細には、固定側渦巻壁31bと旋回側渦巻壁32bとは互いに噛み合っており、固定側渦巻壁31bの先端面は旋回側基板32aに接触しているとともに、旋回側渦巻壁32bの先端面は固定側基板31aに接触している。そして、固定スクロール31と旋回スクロール32とによって、流体を圧縮する圧縮室33が区画されている。
図2は、固定スクロール31と旋回スクロール32により流体が圧縮室33に最初に閉じ込められた時点を示している。この時点では、圧縮室33は固定側渦巻壁31bの内周側と旋回側渦巻壁32bの外周側によって形成される第1圧縮室33aと、固定側渦巻壁31bの外周側と旋回側渦巻壁32bの内周側によって形成される第2圧縮室33bの2つが形成される。なお、第1圧縮室33a及び第2圧縮室33bより内側にも同様の圧縮室が区画されている。また、図6に示すように、旋回スクロール32の公転運動に伴い、第1圧縮室33aと第2圧縮室33bが繋がって固定スクロール31の中央部に中央側圧縮室33cが形成されるようになっている。したがって、スクロール型圧縮機10では、複数の圧縮室33が同時に形成されるようになっている。
図1に示すように、軸支部材21には、吸入流体を圧縮室33に吸入する吸入通路34が形成されている。また、旋回スクロール32は、回転軸14の回転に伴って公転運動するように構成されている。詳細には、回転軸14の一部は、軸支部材21の挿通孔23を介して圧縮部15に向けて突出している。そして、回転軸14における圧縮部15側の端面のうち回転軸14の軸線Lに対して偏心した位置には、偏心軸35が設けられている。そして、偏心軸35にはブッシュ36が設けられている。ブッシュ36と旋回スクロール32(詳細には旋回側基板32a)とは軸受37を介して連結されている。
また、スクロール型圧縮機10は、旋回スクロール32の公転運動を許容する一方、旋回スクロール32の自転を規制する自転規制部38を備えている。なお、自転規制部38は、複数設けられている。回転軸14が予め定められた正方向に回転すると、旋回スクロール32の正方向の公転運動が行われる。旋回スクロール32は、固定スクロール31の軸線(すなわち回転軸14の軸線L)の周りで正方向に公転する。これにより、圧縮室33の容積が減少するため、吸入通路34を介して圧縮室33内に吸入された吸入流体が圧縮される。圧縮された流体は、固定側基板31aに設けられた吐出ポート41から吐出され、その後、吐出口11bから吐出される。固定側基板31aには、吐出ポート41を覆う吐出弁42が設けられている。圧縮室33にて圧縮された流体は、吐出弁42を押し退けて吐出ポート41から吐出される。
電動モータ16は、回転軸14を回転させることにより、旋回スクロール32を公転運動させるものである。電動モータ16は、回転軸14と一体的に回転するロータ51と、ロータ51を取り囲むステータ52とを備えている。ロータ51は、回転軸14に連結されている。ロータ51には永久磁石(図示略)が設けられている。ステータ52は、ハウジング11(詳細には第1パーツ12)の内周面に固定されている。ステータ52は、筒状のロータ51に対して径方向に対向するステータコア53と、ステータコア53に捲回されたコイル54とを有している。
スクロール型圧縮機10は、電動モータ16を駆動させる駆動回路としてのインバータ55を備えている。インバータ55は、ハウジング11、詳細には第1パーツ12の底部12bに取り付けられた円筒形状のカバー部材56内に収容されている。インバータ55とコイル54とは電気的に接続されている。
図2〜図6では、固定スクロール31の固定側渦巻壁31b及び旋回スクロール32の旋回側渦巻壁32bのみを示している。固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bは、渦巻の中心側に位置する第1端部Eから渦巻の外周側の端に位置する第2端部Sに向かって延びる渦巻状である。
固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bにおいて、図3の1点鎖線に示すように、第1端部Eは円弧Cによって形成されている。また、図3の実線に示すように、固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bの外周面は、第2端部Sから第1端部Eの円弧Cの一端に繋がるまでインボリュート曲線によって形成されている。さらに、固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bの内周面は、第2端部Sから第1端部Eの直前までインボリュート曲線に基づいて形成されるとともに、図3の2点鎖線に示すように、インボリュート曲線の終点Fから第1端部Eの円弧Cの他端に至るまで円弧によって形成されている。なお、インボリュート曲線の終点Fと第1端部Eの円弧Cとの間に形成される円弧を円弧部Rと記載する。この円弧部Rは、固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bにおける先端(第1端部E)に連なる円弧である。固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bの内周面において、インボリュート曲線と円弧部Rとは終点Fによって切り換わる。
インボリュート曲線は、基礎円に設定された一つの法線が常にその基礎円に接するように移動させたときの法線の先端が描く軌跡によって形成される平面曲線であり、伸開線とも呼ばれる。そして、固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bの内周面では、第1端部Eの直前の終点Fがインボリュート曲線の巻き始めに該当し、第2端部Sがインボリュート曲線の巻き終わりに該当する。また、固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bの外周面では、第1端部Eの円弧Cの一端がインボリュート曲線の巻き始めに該当し、第2端部Sがインボリュート曲線の巻き終わりに該当する。
なお、第1端部Eの直前において、固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bの内周面に円弧部Rを形成するのは、図2に示すように、中央側圧縮室33cにおいて、固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bの一方の第1端部Eが他方の渦巻壁の内周面に接触したときの流体漏れを抑制するためである。
ここで、図2に示すように、固定側渦巻壁31bが描くインボリュート曲線の基礎円(図示せず)の中心を固定側基礎円中心P1とし、旋回側渦巻壁32bが描くインボリュート曲線の基礎円(図示せず)の中心を旋回側基礎円中心P2とする。この固定側基礎円中心P1と旋回側基礎円中心P2との両方を通る直線を半径方向線Mとする。半径方向線Mは、基礎円の半径方向に延びる直線である。
図2〜図5に示すように、固定側渦巻壁31bと旋回側渦巻壁32bとが互いに接触する区画点Tは複数存在する。区画点Tの数は、渦巻壁31b,32bの巻き数によって異なる。区画点Tとしては、旋回側渦巻壁32bの外周面と固定側渦巻壁31bの内周面との区画点と、旋回側渦巻壁32bの内周面と固定側渦巻壁31bの外周面との区画点とが形成される。そして、旋回スクロール32の公転運動に伴い、区画点Tは固定側渦巻壁31bに沿って第1端部Eに向けて移動していく。また、第1圧縮室33a及び第2圧縮室33bも第1端部Eに向けて変位していく。
固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bの巻き数を2巻き半程度とすると、図4に示すように、固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bの第2端部S側に形成された1つの区画点Tを各渦巻壁31b,32bを辿って第1端部Eまで移動させると、区画点Tも2巻き半程度、移動することとなる。各渦巻壁31b,32bに沿った区画点Tの位置を旋回スクロール32の旋回角として表した場合、旋回角の最大値は旋回終了角として表される。なお、第2端部S側に区画点Tが形成された時点、すなわち、圧縮室33内に閉じ込まれた流体の圧縮が開始された時点の旋回角を旋回開始角とする。
そして、図5に示すように、旋回角が旋回終了角となった時点で区画点Tが固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bの第1端部Eに到達する。区画点Tが第1端部Eに到達した時点が、中央側圧縮室33cの容積がゼロになり、中央側圧縮室33c内の流体の圧縮が完了した時点となる。
図4に示すように、区画点Tと半径方向線Mとの距離を区画点距離Kとする。区画点距離Kは、具体的には、区画点Tから半径方向線Mに対して引いた垂線の長さである。区画点Tが両渦巻壁31b,32bの第2端部S付近に位置している場合、区画点Tと半径方向線Mとは離間し、区画点距離Kが存在している。
また、図6に示すように、中央側圧縮室33cが形成されている場合であっても、区画点Tと半径方向線Mは離間し、区画点距離Kは存在している。さらに、図5に示すように、1つの区画点Tが固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bの第1端部Eまで移動した時点、すなわち旋回終了角では、区画点Tは半径方向線M上に位置し、区画点距離Kはゼロになる。ただし、旋回終了角以外の旋回角上に位置する区画点Tは半径方向線Mと離間し、区画点距離Kが存在している。
図7のグラフに、旋回角と区画点距離Kの関係を示す。区画点距離Kは、中央側圧縮室33cによる流体の圧縮完了の前において急増(急変)する。これは、固定側渦巻壁31bの内周面に旋回側渦巻壁32bの第1端部Eが接触して形成される区画点T、及び旋回側渦巻壁32bの内周面が固定側渦巻壁31bの第1端部Eに接触して形成される区画点Tのそれぞれがインボリュート曲線から円弧部Rに移動したときに、区画点Tの形成される位置が変化することによる。
なお、以下の説明において、第1端部Eと円弧部Rとの接触が開始される位置での旋回角を先端接触開始角とする。この先端接触開始角は、中央側圧縮室33cでの圧縮が完了する前に、旋回側渦巻壁32bの第1端部Eが、固定側渦巻壁31bの内周面で描く円弧部Rに接触を開始する旋回角である。図3に示すように、先端接触開始角は、固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bの内周面において、区画点Tの位置が終点Fにてインボリュート曲線から円弧部Rに切り替わる位置でもある。そして、区画点距離Kは、区画点Tが先端接触開始角を通過した後、円弧部Rに沿って区画点Tが移動することで急増した後、急減し、圧縮完了時にゼロになる。以下、旋回開始角から旋回終了角までの間において、先端接触開始角から旋回終了角までを旋回角の変動範囲Wとする。この変動範囲Wは、区画点距離Kが不連続に変動する範囲でもある。
また、図2、図4〜図6に示すように、固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bは、円弧部Rよりも第2端部S側において壁厚が徐変する変動部Hを備える。変動部Hは、第1端部E及び円弧部Rよりも第2端部S寄りにおいて、第2端部S側から第1端部Eに向かうに従い壁厚が徐々に厚くなった後、円弧部Rに向けて徐々に元の厚さになるように薄くなっていく形状である。よって、この変動部Hを区画点Tが通過する場合、区画点距離Kは変動部Hを通過しない場合よりも長くなる。
ここで、旋回開始角から旋回終了角までの区画点距離Kについて説明する。
図7のグラフに示すように、区画点距離Kは、流体の圧縮開始となる旋回開始角(0°)から大きな変動はなく、徐々に連続的に短くなっている。なお、区画点距離Kが徐々に短くなっているのは、詳細に図示しないが、固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bの壁厚を第2端部Sほど薄くしているためである。
区画点Tが変動部Hを通過していく旋回角の範囲では、図7のグラフの実線又は1点鎖線に示すように区画点距離Kが急変している。例えば、図2、図4及び図5に示すように、区画点Tが変動部Hを移動していくに従い区画点距離Kが長くなっている。そして、上記変動部Hは、区画点距離Kがゼロになる時点、すなわち圧縮完了時点よりも前に区画点距離Kを不連続に増大減少させる位置に形成されている。
変動部Hを設けることのできる範囲を旋回角で表す。まず、先端接触開始角から360°の整数倍(n)を差し引いた旋回角それぞれを第1旋回角とし、旋回終了角から360°の整数倍(n)を差し引いた旋回角それぞれを第2旋回角とする。変動部Hを設けることのできる旋回角の範囲は、上記第1旋回角から第2旋回角までの範囲に存在する旋回角に設定される。なお、差し引く際の整数倍のnは、先端接触開始角と旋回終了角とで同じ整数であり、固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bの巻き数以下の整数である。そして、変動部Hは、上記変動範囲Wの中の旋回角から360°の整数倍を差し引いた旋回角のうち少なくとも一つにおいて区画点距離Kが極大となるように設定される。
本実施形態では、変動部Hは、旋回開始角から旋回終了角までの間のうち、旋回終了角から360°の整数倍を差し引いた旋回角(第2旋回角)のうちの一つについて、区画点距離Kが極大となるように設定されている。具体的には、一つの第2旋回角において区画点距離Kが極大かつ最大となる極大値Aがくるように設定されている。この場合、区画点距離Kは、旋回終了角から360°の整数倍を差し引いた一つの第2旋回角よりも第2端部S側から不連続に急に長くなっていき、旋回終了角から360°の整数倍差し引いた第2旋回角で極大値Aとなった後、第1端部Eに向けて急に短くなっていく。
なお、図7の1点鎖線に示すように、変動部Hを、旋回開始角から旋回終了角までの間のうち、先端接触開始角から360°の整数倍を差し引いた旋回角(第1旋回角)において区画点距離Kが極大となるように設定した場合、区画点距離Kは、先端接触開始角から360°の整数倍を差し引いた第1旋回角よりも第2端部S側から不連続に急に長くなっていく。そして、先端接触開始角から360°の整数倍差し引いた第1旋回角で極大(極大値A)となった後、第1端部Eに向けて急に短くなっていく。
次に、旋回角と圧縮力の関係について説明する。図8のグラフは、図7のグラフにおいて、圧縮完了直前において、区画点Tが円弧部Rの曲線を通過しはじめ、区画点距離Kが急増し始めた時点から旋回スクロール32が1周公転するまでの旋回角と圧縮力の関係を示している。なお、圧縮力とは、各圧縮室33において流体が圧縮されたときに生じる反力の合計であり、流体が圧縮されるほど、圧縮力は高くなる。
ここで、図9に、変動部Hを備えず、壁厚が急変しない比較例の固定側渦巻壁61及び旋回側渦巻壁62を示す。そして、図7のグラフにおいて、2点鎖線に、比較例における区画点距離Kと旋回角の関係を示し、図8のグラフの2点鎖線に、比較例における圧縮力と旋回角の関係を示す。
図7のグラフの2点鎖線に示すように、比較例では、圧縮完了時点(旋回終了角)から360°を差し引いた旋回角(第2旋回角)であっても区画点距離Kは急変していない。そして、比較例では、図8のグラフの2点鎖線に示すように、圧縮完了直前に圧縮力の急激な低下が発生している。
これに対し、変動部Hを、第2旋回角において区画点距離Kが極大となる極大値Aがくるように設定した本実施形態では、図8の実線のグラフに示すように、圧縮完了の直前で区画点距離Kが増加し始めると、圧縮力は、徐々に高くなっていき、区画点距離Kが極大値Bに達した後、圧縮完了に向けて減少していくが、比較例に比べて圧縮力の低減幅が小さい。
また、図8の1点鎖線のグラフに示すように、変動部Hを、第1旋回角に区画点距離Kの極大値Aがくるように設定した場合も、圧縮完了の直前で区画点距離Kが増加し始めると、圧縮力は、徐々に高くなっていき、区画点距離Kが極大値Bに達した後、圧縮完了に向けて減少していくが、比較例に比べて圧縮力の低減幅が小さい。
このような圧縮力の低減幅の減少は、変動部Hを所定の範囲に形成することで、中央側圧縮室33cにおいて、旋回スクロール32が先端接触開始角から旋回終了角まで公転するまでの間に、その他の圧縮室33について区画点距離Kが極大となるように急増させて圧縮力を変動させているためである。そして、中央側圧縮室33cでの圧縮力の変動が発生するのと同時に、その他の圧縮室33(第1圧縮室33a及び第2圧縮室33b)でも圧縮力の変動を発生させ、圧縮力を互いに打ち消し合わせることで、圧縮力を減少させている。
本実施形態では、nを1としており、変動部Hは、変動範囲Wの中の圧縮完了時点から360°を差し引いた旋回角に設けられている。このため、中央側圧縮室33cにおける圧縮完了直前の区画点距離Kがゼロになるのと同時に、その他の圧縮室33(第1圧縮室33a及び第2圧縮室33b)について区画点距離Kが極大となるように急増させて圧縮力を変動させている。すなわち、中央側圧縮室33cでの圧縮力の変動が発生するのと同時に、その他の圧縮室33(第1圧縮室33a及び第2圧縮室33b)でも圧縮力の変動を発生させ、圧縮力を互いに打ち消し合わせることで、圧縮力の変動を減少させている。
その結果、圧縮完了の360°前に中央側圧縮室33c以外の圧縮室33(第1圧縮室33a及び第2圧縮室33b)に圧縮力の変動を生じさせることで、圧縮力の変動を打ち消し、比較例に比べて圧縮力の低減幅を小さくしている。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)スクロール型圧縮機10において、固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bに、それらの壁厚を徐変させた変動部Hを設けた。また、変動範囲Wの中の旋回角から360°を差し引いた旋回角に変動部Hを設け、その旋回角で区画点距離Kが極大となるように(極大値Aが示されるように)区画点距離Kを急変させた。そして、中央側圧縮室33cでの圧縮力の変動と同時に、その他の圧縮室33(第1及び第2圧縮室33a,33b)にも圧縮力の変動を発生させるようにした。その結果、圧縮完了直前に圧縮力の変動を打ち消し合い、圧縮力の低減幅を小さくできる。このため、圧縮力の急激な変動を抑制し、スクロール型圧縮機10の振動を低減できるとともに、振動に起因した騒音も低減できる。
(2)圧縮完了時点から360°を差し引いた旋回角において区画点距離Kが極大となるように(極大値Aが示されるように)区画点距離Kを急変させ、中央側圧縮室33cでの圧縮力の変動と同時に、その他の圧縮室33(第1及び第2圧縮室33a,33b)にも圧縮力の変動を発生させるようにした。その結果、圧縮完了直前に圧縮力の変動を打ち消し合い、圧縮力の低減幅を小さくできる。このため、圧縮力の急激な変動を抑制し、スクロール型圧縮機10の振動を低減できるとともに、振動に起因した騒音も低減できる。
(3)区画点Tが第2端部Sから第1端部Eに到達するまでの区画点距離Kと圧縮力の変動に着目し、変動範囲Wの中の旋回角から360°を差し引いた旋回角において区画点距離Kが極大となるように(極大値Aが示されるように)区画点距離Kを急変させるようにした。そして、圧縮完了時点の圧縮力の低減幅を小さくし、圧縮力の急激な変動を抑制するようにした。区画点距離Kは、固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bの壁厚を調節することで調節できるため、固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bを大型化等せずに、圧縮力の急激な変動を抑制できる。また、固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bの壁厚を調節するだけでよいため、例えば、他部品を追加することなく圧縮力の変動を抑制できる。
(4)変動部Hに対応した区画点距離Kの急変によって生じる極大値Aの区画点距離Kの値は、旋回開始角から旋回終了角までの全ての旋回角における区画点距離Kの中で最大である。このような区画点距離Kが形成されるように変動部Hの壁厚を調節することで、圧縮力の変動を効果的に抑制できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 区画点距離Kが極大となる場所は、固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bの巻き数に関わらず、1箇所さえあればよいし、複数あってもよい。例えば、実施形態において、区画点距離Kが極大となる場所(例えば、区画点距離Kの極大値Aを示す場所)は、旋回角において、圧縮完了から360°×1(n=1)を差し引いた旋回角と、360°×2(720°:n=2)を差し引いた旋回角の両方であってもよいし、720°前のみであってもよい。
○ 固定側渦巻壁31b及び旋回側渦巻壁32bの巻き数に応じて区画点距離Kが極大となる場所の数を変更してもよい。
○ 区画点距離Kを急変させたときの極大値Aの値は、圧縮完了直前に現れる極大値Bの値より小さくてもよい。
○ 実施形態では、区画点距離Kを、固定側渦巻壁31bと旋回側渦巻壁32bが接触し圧縮室33を区画する点と半径方向線Mとの距離としたが、これに限らない。隙間を介した流体漏れが無ければ、固定側渦巻壁31bと旋回側渦巻壁32bが近接して圧縮室33を区画する点を区画点とし、この区画点と半径方向線Mとの距離を区画点距離Kとしてもよい。
○ 極大値Aは不連続でなく、連続的な近接点距離の変化として現れてもよい。
E…端部としての第1端部、P1…固定側基礎円中心、P2…旋回側基礎円中心、K…区画点距離、M…直線としての半径方向線、T…区画点、10…スクロール型圧縮機、31…固定スクロール、31a…固定側基板、31b…固定側渦巻壁、32…旋回スクロール、32a…旋回側基板、32b…旋回側渦巻壁、33…圧縮室。

Claims (3)

  1. 固定側基板、及び、前記固定側基板から起立した固定側渦巻壁を有する固定スクロールと、
    前記固定側基板と対向する旋回側基板、及び、前記旋回側基板から前記固定側基板に向けて起立し、かつ前記固定側渦巻壁と噛み合う旋回側渦巻壁を有する旋回スクロールと、を備え、前記旋回スクロールが旋回することにより、前記固定スクロールと前記旋回スクロールとによって区画された圧縮室内の流体を圧縮するスクロール型圧縮機において、
    前記固定側渦巻壁が描くインボリュート曲線の基礎円の中心と前記旋回側渦巻壁が描くインボリュート曲線の基礎円の中心との両方を通る直線と、
    前記固定側渦巻壁と前記旋回側渦巻壁が接触又は近接し前記圧縮室を区画する点との距離を区画点距離とし、
    前記旋回スクロールの旋回角について、前記圧縮室が形成され流体の圧縮が開始される旋回角を旋回開始角とし、流体の圧縮が完了する旋回角を旋回終了角とするとともに、圧縮が完了する前に前記旋回側渦巻壁の端部が、前記固定側渦巻壁における先端に連なるとともに円弧を描く一部の内周面に接触を開始する旋回角を先端接触開始角とし、
    旋回角と前記区画点距離の関係に関し、前記旋回開始角から前記旋回終了角までの間であって、前記先端接触開始角から前記旋回終了角までの範囲の中の旋回角から360°の整数倍を差し引いた旋回角のうち少なくとも一つにおいて前記区画点距離が極大となることを特徴とするスクロール型圧縮機。
  2. 前記旋回終了角から360°の整数倍を差し引いた旋回角のうち少なくとも一つにおいて前記区画点距離が極大となる請求項1に記載のスクロール型圧縮機。
  3. 前記旋回終了角から360°の整数倍を差し引いた旋回角の一つにおける前記区画点距離は、前記旋回開始角から前記旋回終了角までの全ての旋回角における区画点距離の中で極大かつ最大となる請求項2に記載のスクロール型圧縮機。
JP2019053652A 2018-03-27 2019-03-20 スクロール型圧縮機 Active JP6956127B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US16/364,781 US11078909B2 (en) 2018-03-27 2019-03-26 Scroll compressor
CN201910233602.4A CN110307153B (zh) 2018-03-27 2019-03-26 涡旋型压缩机
KR1020190034911A KR102165114B1 (ko) 2018-03-27 2019-03-27 스크롤형 압축기
EP19165441.7A EP3546757B1 (en) 2018-03-27 2019-03-27 Scroll compressor

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018060410 2018-03-27
JP2018060410 2018-03-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019173752A true JP2019173752A (ja) 2019-10-10
JP6956127B2 JP6956127B2 (ja) 2021-10-27

Family

ID=68168510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019053652A Active JP6956127B2 (ja) 2018-03-27 2019-03-20 スクロール型圧縮機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6956127B2 (ja)
KR (1) KR102165114B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113464428A (zh) * 2020-03-31 2021-10-01 株式会社丰田自动织机 涡旋式压缩机

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0735058A (ja) * 1993-07-16 1995-02-03 Toyota Autom Loom Works Ltd スクロール型圧縮機
JP2000064971A (ja) * 1998-08-17 2000-03-03 Carrier Corp スクロ―ル圧縮機およびその形成方法
JP2001517752A (ja) * 1997-09-25 2001-10-09 スクロール テクノロジーズ 一般化された最小径スクロール部品
JP2006526113A (ja) * 2003-05-28 2006-11-16 スクロール テクノロジーズ オフセットスクロール部材を有するスクロール圧縮機

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5551987A (en) * 1978-10-12 1980-04-16 Sanden Corp Positive displacement fluid compressor
US4490099A (en) * 1980-10-03 1984-12-25 Sanden Corporation Scroll type fluid displacement apparatus with thickened center wrap portions

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0735058A (ja) * 1993-07-16 1995-02-03 Toyota Autom Loom Works Ltd スクロール型圧縮機
JP2001517752A (ja) * 1997-09-25 2001-10-09 スクロール テクノロジーズ 一般化された最小径スクロール部品
JP2000064971A (ja) * 1998-08-17 2000-03-03 Carrier Corp スクロ―ル圧縮機およびその形成方法
JP2006526113A (ja) * 2003-05-28 2006-11-16 スクロール テクノロジーズ オフセットスクロール部材を有するスクロール圧縮機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113464428A (zh) * 2020-03-31 2021-10-01 株式会社丰田自动织机 涡旋式压缩机
JP2021161942A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 株式会社豊田自動織機 スクロール型圧縮機
CN113464428B (zh) * 2020-03-31 2022-11-01 株式会社丰田自动织机 涡旋式压缩机
JP7364523B2 (ja) 2020-03-31 2023-10-18 株式会社豊田自動織機 スクロール型圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
KR20200067705A (ko) 2020-06-12
JP6956127B2 (ja) 2021-10-27
KR102165114B1 (ko) 2020-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE46106E1 (en) Scroll compressor
JP6587636B2 (ja) 電動スクロール圧縮機
KR102292995B1 (ko) 스크롤형 압축기
KR102226457B1 (ko) 스크롤 압축기
JP5472424B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2015132238A (ja) スクロール型圧縮機
KR20140136795A (ko) 스크롤 압축기
JP2019183832A (ja) スクロール型圧縮機
CN110307153B (zh) 涡旋型压缩机
JP6956127B2 (ja) スクロール型圧縮機
WO2019026410A1 (ja) オルダムリング、スクロール圧縮機
JP7364523B2 (ja) スクロール型圧縮機
JP6956131B2 (ja) スクロール型圧縮機
US9920760B2 (en) Scroll compressor
WO2003064859A1 (fr) Compresseur ferme
JP2023055460A (ja) スクロール型圧縮機
JP6339340B2 (ja) スクロール型流体機械
JP2019011737A (ja) 圧縮機
JP2017089551A (ja) スクロール型圧縮機
JP2013164039A (ja) スクロール圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190412

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210824

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210914

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6956127

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250