JP2019170502A - 生体情報報知装置及び生体情報報知方法 - Google Patents

生体情報報知装置及び生体情報報知方法 Download PDF

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貴子 有賀
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Abstract

【課題】誤報知を抑制可能な生体情報報知装置を提供する。【解決手段】生体情報報知装置は、被検者の脈波情報を取得する脈波情報取得部と、前記被検者の血圧情報を取得する血圧情報取得部と、前記脈波情報に基づく脈波乱れ、及び、前記血圧情報に基づく血圧低下、を検出する制御部と、前記脈波乱れ及び前記血圧低下が検出された場合に、報知を行う報知部と、を備える。【選択図】図4

Description

本開示は、生体情報報知装置及び生体情報報知方法に関する。
心房細動は、心原性脳梗塞等の重大な病気の原因となり得る。心房細動の確定診断は、心電図を測定することによって行うことができる。しかし、心電図の測定は大掛かりとなりやすいため、心電図の測定を常時行うことは困難である。よって、発作性心房細動等、低頻度で発生する心房細動を、心電図の測定によって早期に発見することは困難な場合がある。
特許文献1には、脈波情報に基づいて不整脈としての心房細動を検出し、当該心房細動が検出された場合に、ユーザーに心電図の測定を促す報知情報を出力する装置が記載されている。
特開2016−47092号公報
特許文献1に記載の装置によれば、脈波情報に基づいて心房細動を検出した場合に、ユーザーに心電図の測定を促す報知情報を出力することができるので、心電図の測定による心房細動の確定診断を促すことができる。しかしながら、脈波情報には、脈波以外にも体動等によるノイズが乗ることがあるため、脈波情報のみに基づいて報知を行うと、心房細動の可能性が低い場合等、報知が不要な場合にも誤って報知してしまうことが起こりやすい。
本開示の目的は、上記問題に鑑み、誤報知を抑制可能な生体情報報知装置及び生体情報報知方法を提供することである。
本発明の一態様としての生体情報報知装置は、被検者の脈波情報を取得する脈波情報取得部と、前記被検者の血圧情報を取得する血圧情報取得部と、前記脈波情報に基づく脈波乱れ、及び、前記血圧情報に基づく血圧低下、を検出する制御部と、前記脈波乱れ及び前記血圧低下が検出された場合に、報知を行う報知部と、を備える。
本発明の一実施形態としての生体情報報知装置において、前記制御部は、直前の血圧値と、現時点での血圧値との差を算出し、その差が所定値以上である場合に、前記血圧低下を検出する。
本発明の一実施形態としての生体情報報知装置において、前記制御部は、前記脈波乱れが生じた際の初期血圧値と、現時点での血圧値との差を算出し、その差が所定値以上である場合に、前記血圧低下を検出する。
本発明の一実施形態としての生体情報報知装置は、時間帯ごとの標準血圧値の情報を記憶する記憶部を更に備え、前記制御部は、前記記憶部に記憶された現時点に対応する時間帯の前記標準血圧値と、現時点での血圧値との差を算出し、その差が所定値以上である場合に、前記血圧低下を検出する。
本発明の一実施形態としての生体情報報知装置は、時間帯ごとの標準血圧値の情報を記憶する記憶部を更に備え、前記制御部は、前記脈波乱れが生じた際の初期血圧値と、現時点での血圧値との差を算出し、その差が所定値以上であり、かつ、前記記憶部に記憶された現時点に対応する時間帯の前記標準血圧値と、現時点での血圧値との差を算出し、その差が所定値以上である場合に、前記血圧低下を検出する。
本発明の一実施形態としての生体情報報知装置において、前記血圧情報取得部は、前記脈波情報の周期と同期するタイミングで、前記血圧情報を取得する。
本発明の一実施形態としての生体情報報知装置は、前記被検者の活動量情報を取得する活動量情報取得部を更に備え、前記制御部は、前記活動量情報に基づく安静状態が検出されているときに、前記脈波乱れの有無、及び、前記血圧低下の有無を検出する。
本発明の一態様としての生体情報報知方法は、生体情報報知装置により実行される生体情報報知方法であって、被検者の脈波情報を取得するステップと、前記被検者の血圧情報を取得するステップと、前記脈波情報に基づく脈波乱れ、及び、前記血圧情報に基づく血圧低下、を検出するステップと、前記脈波乱れ及び前記血圧低下が検出された場合に、報知を行うステップと、を含む。
本開示によると、誤報知を抑制可能な生体情報報知装置及び生体情報報知方法を提供することができる。
本発明の一実施形態としての生体情報報知装置の外観の一例を示す図である。 図1の生体情報報知装置の本体部の構成を示すブロック図である。 図1の生体情報報知装置が記憶する血圧値日内変動情報の一例を示す図である。 図1の生体情報報知装置が実行する報知処理を示すフローチャートである。 脈波情報及び血圧情報を模式的に示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。各図において共通の要素には、同一の符号を付している。
図1は、本発明の一実施形態としての生体情報報知装置1の外観の一例を示す図である。図1に示すように、生体情報報知装置1は、本体部2と、装着部3と、を備える。
本体部2は、生体情報報知装置1の本体を構成する。本体部2の詳細については後述する。装着部3は、本体部2に固定され、本体部2を被検者の体表面に接触した状態で保持するための部材である。図1に示す例では、装着部3は、可撓性を有する長尺状の部材であり、被検者の手首等の部位に巻きつけられた状態で、生体情報報知装置1を当該部位に装着させる。換言すれば、被検者は、本体部2を体表面に接触させた状態で、装着部3を手首等の部位に巻き付けることで、生体情報報知装置1を装着することができる。生体情報報知装置1は、後述する本体部2の脈波情報取得部10(図2参照)及び血圧情報取得部20(図2参照)が精度良く生体情報を取得するために、本体部2が被検者の動脈上の皮膚に接触した状態で装着されることが好ましい。図1に示す例では、生体情報報知装置1は、本体部2が被検者の左手の親指側の動脈である脛骨動脈上の皮膚に接触した状態で装着されている。生体情報報知装置1が装着される位置は、被検者の手首には限定されず、例えば、首、足首、太もも、耳等、動脈の近傍であればよい。
図2は、生体情報報知装置1の本体部2の構成を示すブロック図である。図2に示すように、本体部2は、脈波情報取得部10と、血圧情報取得部20と、活動量情報取得部30と、制御部40と、記憶部50と、報知部60と、を備える。
脈波情報取得部10は、被検者の生体情報としての脈波情報を取得する。脈波情報取得部10は、例えば、発光部と受光部とからなる光学脈波センサを備える。光学脈波センサは、発光部から赤外光又は赤色光を被検者の体表面に照射し、被検者の生体内からの反射光を受光部で検出することで、光の吸収量の時間変動を測定できる。光の吸収量は、血液中の酸化ヘモグロビン等の量に依存するため、光学脈波センサによれば、血流量の時間変動の情報、すなわち脈波情報を、非侵襲的に取得できる。脈波情報取得部10は、後述する血圧情報取得部20が備える圧力センサで構成してもよい。
血圧情報取得部20は、被検者の生体情報としての血圧情報を取得する。血圧情報取得部20は、例えば、圧力センサを備え、トノメトリ法により、脈波1周期(脈拍1拍)ごとの血圧を測定することができる。すなわち、血圧情報取得部20は、例えば、圧力センサを用いて、被検者の動脈を体表面から押圧し、圧脈波と血圧が等しくなるように押圧条件を調整した状態で脈波1周期ごとの圧脈波を測定すれば、脈波1周期ごとの血圧を測定できる。
血圧情報取得部20は、脈波情報の周期と同期するタイミングで、血圧情報を取得することが好ましい。詳細には、血圧情報取得部20は、脈波情報の周期が同じ位相となるタイミング、例えばピークを取るタイミングで、血圧情報を取得することが好ましい。
活動量情報取得部30は、例えば、加速度センサを備え、被検者の生体情報としての、歩数等の活動量情報を取得する。
制御部40は、例えば記憶部50に記憶された種々の情報及びプログラムのうち、所定の情報及びプログラムを読み込むことにより所定の機能を実現するプロセッサを含み、生体情報報知装置1の各構成部を制御する。具体的に、制御部40は、記憶部50に記憶された所定の情報及びプログラムを読み込み、後述する報知処理等を実行する。制御部40は、脈波情報取得部10によって取得される被検者の脈波情報、血圧情報取得部20によって取得される被検者の血圧情報、及び、活動量情報取得部30によって取得される被検者の活動量情報、を取得する。
記憶部50は、例えば記憶装置を含んで構成され、種々の情報及びプログラムを記憶する。具体的に、記憶部50は、後述する報知処理等を制御部40に実行させるためのプログラム及び情報を記憶する。図2に示すように、記憶部50は、報知処理を制御部40に実行させるための情報として、血圧値日内変動情報51、初期血圧値情報52、及び生体履歴情報53を記憶する。
図3は、血圧値日内変動情報51の一例を示す図である。図3に示すように、血圧値日内変動情報51は、被検者の1日における、時間帯ごとの標準血圧値の情報である。具体的に、血圧値日内変動情報51は、所定の時間帯と、当該所定の時間帯での標準血圧値と、の対応情報が、1日の全ての時刻が属する複数の時間帯について保持された情報である。標準血圧値は、各時間帯での被検者にとっての標準的な血圧値であり、例えば、血圧情報取得部20によって直近の複数の日数に亘って取得された血圧情報に基づいて算出された、各時間帯での血圧値の平均値であってもよい。一般的に、血圧値は、就寝時間を含む深夜に低下し、活動量が多くなる日中に上昇する傾向がある。図3に示す例においても、時間帯が0時〜6時であるときに標準血圧値が100mmHgと最も小さくなっており、時間帯が12時〜18時であるときに標準血圧値が150mmHgと最も大きくなっている。図3に示す例では、1日を4つの時間帯に分けているが、複数の時間帯であればよい。すなわち、時間帯は2つでもよいし、3つでもよいし、5つ以上でもよい。
図2に示す初期血圧値情報52は、後述する報知処理において、脈波乱れが継続的に検出される場合の、脈波乱れが検出され始めた時点での血圧値(以下、適宜「初期血圧値」と称する。)の情報である。初期血圧値情報52の詳細については後述する。生体履歴情報53は、脈波情報取得部10によって取得される被検者の脈波情報、血圧情報取得部20によって取得される被検者の血圧情報、及び、活動量情報取得部30によって取得される被検者の活動量情報、の履歴情報である。生体履歴情報53には、例えば、直前に取得された脈波情報、血圧情報、及び活動量情報を含む。
報知部60は、後述する報知処理において、被検者に心電図測定タイミングの報知を行う。報知部60は、スピーカ、振動子、又は発光素子等を含み、音、振動、又は光等による報知を行う。報知部60は、通信装置を含んでもよく、他の装置が報知を行うことが可能なように、当該通信装置を介して当該他の装置に報知情報を送信してもよい。
図4は、生体情報報知装置1が実行する報知処理を示すフローチャートである。
図4に示すように、まず、生体情報報知装置1は、被検者の脈波情報、血圧情報、及び活動量情報を取得する(ステップS101)。具体的に、生体情報報知装置1は、脈波情報取得部10を用いて被検者の脈波情報を取得し、血圧情報取得部20を用いて被検者の血圧情報を取得し、活動量情報取得部30を用いて被検者の活動量情報を取得する。生体情報報知装置1は、取得した脈波情報、血圧情報、及び活動量情報を、記憶部50に記憶された生体履歴情報53に追加する。
図5は、脈波情報及び血圧情報を模式的に示す図である。図5に示すように、血圧情報取得部20は、脈波情報の周期と同期するタイミングで、血圧情報としての血圧値を取得する。図5に示す例では、血圧情報取得部20は、脈波情報に対応する脈波がピークを取るタイミング(図5では、時刻t1、t2、t3、・・・t9の各タイミング)で、血圧情報としての血圧値を断続的に取得する。以下では、生体情報報知装置1が、本ステップの処理を1回実行するごとに、血圧情報としての血圧値を1つ取得するとして説明する。
次に、生体情報報知装置1は、制御部40を用いて、ステップS101の処理で取得した活動量情報に基づいて、安静状態を検出するか否かを判定する(ステップS102)。具体的に、生体情報報知装置1は、例えば、今回取得された活動量情報に対応する活動量が、前回取得された活動量情報に対応する活動量に対して、所定量以上変化していれば安静状態ではないと判定し、所定量未満の変化量であれば安静状態であると判定する。生体情報報知装置1は、安静状態を検出しない場合(ステップS102のNo)、ステップS101の処理に戻る。
一方、生体情報報知装置1は、安静状態を検出する場合(ステップS102のYes)、制御部40を用いて、ステップS101の処理で取得した脈波情報に基づいて、脈波乱れを検出するか否かを判定する(ステップS103)。具体的に、生体情報報知装置1は、例えば、今回取得された脈波情報に対応する脈波の周期が、前回取得された脈波情報に対応する脈波の周期に対して、所定割合以上変化していれば脈波乱れ有りと判定し、所定割合未満の変化割合であれば脈波乱れなしと判定する。
例えば、図5に示すように、時刻t2と時刻t3との間の脈波の周期は、時刻t1と時刻t2との間の脈波の周期に対して、略変化していないので、所定割合未満の変化割合であるとして、脈波乱れなしと判定される。一方、時刻t3と時刻t4との間の脈波の周期は、時刻t2と時刻t3との間の脈波の周期に対して、大きく変化しているので、所定割合以上変化しているとして、脈波乱れ有りと判定される。以下の説明では、時刻t3までは脈波乱れなしと判定され、時刻t4以降は脈波乱れ有りと判定されるとして説明する。
図4に示すように、生体情報報知装置1は、脈波乱れを検出しない場合(ステップS103のNo)、脈波乱れが終了した、又は脈波乱れが生じていないと判定し、制御部40を用いて、記憶部50に記憶された初期血圧値情報52に含まれる初期血圧値を消去し(ステップS104)、ステップS101の処理に戻る。
一方、生体情報報知装置1は、脈波乱れを検出する場合(ステップS103のYes)、制御部40を用いて、記憶部50に記憶された初期血圧値情報52に含まれる初期血圧値が設定済みであるか否かを判定する(ステップS105)。
生体情報報知装置1は、初期血圧値が設定されていないと判定する場合(ステップS105のNo)、現時点から脈波乱れが検出され始めたと判定し、制御部40を用いて、今回取得された血圧値情報に対応する血圧値を初期血圧値に設定し(ステップS106)、ステップS101の処理に戻る。
一方、生体情報報知装置1は、初期血圧値が設定済みであると判定する場合(ステップS105のYes)、脈波乱れが継続的に検出されていると判定し、制御部40を用いて、今回取得された血圧情報に対応する血圧値(現時点での血圧値)と、直前に取得された血圧情報に対応する血圧値(直前の血圧値)と、の差を算出する(ステップS107)。直前に取得された血圧情報は、制御部40が一時的に記憶していてもよいし、記憶部50に記憶された生体履歴情報53から読み出してもよい。
また、生体情報報知装置1は、制御部40を用いて、今回取得された血圧情報に対応する血圧値(現時点での血圧値)と、記憶部50に記憶された初期血圧値情報52に含まれる初期血圧値と、の差を算出する(ステップS108)。生体情報報知装置1は、ステップS108の処理を、ステップS107の処理よりも先に実行してもよいし、ステップS107の処理と同時に実行してもよい。
その後、生体情報報知装置1は、制御部40を用いて、ステップS107の算出結果に基づいて、今回取得された血圧情報に対応する血圧値が、直前に取得された血圧情報に対応する血圧値よりも、第1所定値以上低下しているか否かを判定する(ステップS109)。換言すれば、生体情報報知装置1は、ステップS107の処理で算出した差が第1所定値以上であるか否かを判定する。第1所定値は、連続して取得される血圧情報に対応する血圧値の低下幅の閾値として用いられる。
例えば、図5に示すように、生体情報報知装置1は、時刻t4以降、脈波乱れが継続的に検出されている場合において、今回としての時刻t7で取得された血圧情報に対応する血圧値が、直前としての時刻t6で取得された血圧情報に対応する血圧値よりも、第1所定値以上低下しているか否かを判定する。
図4に示すように、生体情報報知装置1は、今回取得された血圧情報に対応する血圧値が、直前に取得された血圧情報に対応する血圧値よりも、第1所定値以上低下してはいないと判定する場合(ステップS109のNo)、後述するステップS110の処理に進む。一方、生体情報報知装置1は、今回取得された血圧情報に対応する血圧値が、直前に取得された血圧情報に対応する血圧値よりも、第1所定値以上低下していると判定する場合(ステップS109のYes)、後述するステップS111の処理に進む。
生体情報報知装置1は、ステップS110の処理において、制御部40を用いて、今回取得された血圧情報に対応する血圧値が、記憶部50に記憶された初期血圧値情報52に含まれる初期血圧値よりも、第2所定値以上低下しているか否かを判定する。換言すれば、生体情報報知装置1は、ステップS108の処理で算出した差が第2所定値以上であるか否かを判定する。第2所定値は、初期血圧値、すなわち、脈波乱れが検出され始めた時点での血圧値、に対する現時点の血圧値の低下幅の閾値として用いられる。第2所定値は、例えば第1所定値よりも大きい値である。
例えば、図5に示すように、生体情報報知装置1は、時刻t4以降、脈波乱れが継続的に検出されている場合において、今回としての時刻t7で取得された血圧情報に対応する血圧値が、初期血圧値としての時刻t4での血圧値よりも、第2所定値以上低下しているか否かを判定する。
図4に示すように、生体情報報知装置1は、今回取得された血圧情報に対応する血圧値が、記憶部50に記憶された初期血圧値情報52に含まれる初期血圧値よりも、第2所定値以上低下してはいないと判定する場合(ステップS110のNo)、ステップS101の処理に戻る。一方、生体情報報知装置1は、今回取得された血圧情報に対応する血圧値が、記憶部50に記憶された初期血圧値情報52に含まれる初期血圧値よりも、第2所定値以上低下していると判定する場合(ステップS110のYes)、後述するステップS111の処理に進む。
生体情報報知装置1は、ステップS111の処理において、制御部40を用いて、今回取得された血圧情報に対応する血圧値が、記憶部50に記憶された血圧値日内変動情報51に含まれる時間帯のうち、現時点が属する時間帯の標準血圧値よりも、第3所定値以上低下しているか否かを判定する。第3所定値は、現時点が属する時間帯の標準血圧値に対する現時点の血圧値の低下幅の閾値として用いられる。第3所定値は、第1所定値及び第2所定値いずれとも無関係な所定の値である。例えば、図3に示すように、生体情報報知装置1は、現時点が属する時間帯が12時〜18時である場合、今回取得された血圧情報に対応する血圧値が、当該時間帯の標準血圧値150mmHgよりも、第3所定値以上低下しているか否かを判定する。
図4に示すように、生体情報報知装置1は、今回取得された血圧情報に対応する血圧値が、現時点が属する時間帯の標準血圧値よりも、第3所定値以上低下してはいないと判定する場合(ステップS111のNo)、ステップS101の処理に戻る。一方、生体情報報知装置1は、今回取得された血圧情報に対応する血圧値が、現時点が属する時間帯の標準血圧値よりも、第3所定値以上低下していると判定する場合(ステップS111のYes)、報知部60を用いて心電図測定タイミングを報知する(ステップS112)。
このように、生体情報報知装置1は、ステップS109、S110、及びS111の各処理で、血圧情報に基づく血圧低下の有無を検出する。ところで、生体情報報知装置1は、ステップS109、S110、及びS111の各処理のうち、少なくとも1つの処理を実行すればよい。例えば、生体情報報知装置1は、ステップS109及びS110の各処理を実行し、かつ、ステップS111の処理を実行しない場合、ステップS109の処理でYesと判定するとき、又は、ステップS110の処理でYesと判定する時、ステップS112の処理に進む。例えば、生体情報報知装置1は、ステップS109及びS111の各処理を実行し、かつ、ステップS110の処理を実行しない場合、ステップS109の処理でNoと判定するとき、ステップS101の処理に戻る。例えば、生体情報報知装置1は、ステップS109の処理を実行せず、かつ、ステップS110及びS111の処理を実行する場合、ステップS108の処理の後、ステップS110の処理に進む。例えば、生体情報報知装置1は、ステップS109の処理を実行し、かつ、ステップS110及びS111の処理を実行しない場合、ステップS109の処理でYesと判定するとき、ステップS112の処理に進み、ステップS109の処理でNoと判定するとき、ステップS101の処理に戻る。例えば、生体情報報知装置1は、ステップS109及びS111の処理を実行せず、かつ、ステップS110の処理を実行する場合、ステップS108の処理の後、ステップS110の処理に進み、ステップS110の処理でYesと判定するとき、ステップS112の処理に進み、ステップS110の処理でNoと判定するとき、ステップS101の処理に戻る。例えば、生体情報報知装置1は、ステップS109及びS110の処理を実行せず、かつ、ステップS111の処理を実行する場合、ステップ108の処理の後、ステップS111の処理に進む。
このように、本実施形態の生体情報報知装置1によれば、脈波情報に基づく脈波乱れ、及び、血圧情報に基づく血圧低下を検出し、脈波乱れ及び血圧低下が検出された場合に、報知を行うことができる。従って、脈波情報と血圧情報とに基づいて、心房細動が発生した可能性が高い場合に、心電図測定タイミング等を報知することができるので、誤報知を抑制することができる。
また、本実施形態の生体情報報知装置1によれば、脈波乱れが継続的に検出されているとき、血圧情報に基づいて、脈波乱れが検出され始めた時点からの血圧値の低下幅が所定値以上であると判定すると、血圧低下を検出することができる。換言すれば、本実施形態の生体情報報知装置1は、脈波乱れが生じた際の初期血圧値と、現時点での血圧値との差を算出し、その差が所定値以上である場合に、血圧低下を検出する。従って、脈波乱れの開始時からの血圧値の低下に基づいて、心房細動が発生した可能性がより高い場合に、血圧低下を検出することができるので、誤報知をより抑制することができる。
また、本実施形態の生体情報報知装置1によれば、脈波乱れが継続的に検出されているとき、血圧情報に基づいて、現時点が属する時間帯の標準血圧値に対する当該現時点での血圧値の低下幅が、所定値以上であると判定すると、血圧低下を検出することができる。換言すれば、本実施形態の生体情報報知装置1は、現時点に対応する時間帯の標準血圧値と、現時点での血圧値との差を算出し、その差が所定値以上である場合に、血圧低下を検出する。従って、血圧値の日内変動に基づいて、心房細動が発生した可能性がより高い場合に、血圧低下を検出することができるので、誤報知をより抑制することができる。
本発明は、上述した各実施形態で特定された構成に限定されず、特許請求の範囲に記載した内容を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、各構成部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
本開示は、生体情報報知装置及び生体情報報知方法に関する。
1:生体情報報知装置
2:本体部
3:装着部
10:脈波情報取得部
20:血圧情報取得部
30:活動量情報取得部
40:制御部
50:記憶部
51:血圧値日内変動情報
52:初期血圧値情報
53:生体履歴情報
60:報知部
t1〜t9:時刻

Claims (8)

  1. 被検者の脈波情報を取得する脈波情報取得部と、
    前記被検者の血圧情報を取得する血圧情報取得部と、
    前記脈波情報に基づく脈波乱れ、及び、前記血圧情報に基づく血圧低下、を検出する制御部と、
    前記脈波乱れ及び前記血圧低下が検出された場合に、報知を行う報知部と、を備える生体情報報知装置。
  2. 前記制御部は、直前の血圧値と、現時点での血圧値との差を算出し、その差が所定値以上である場合に、前記血圧低下を検出する、請求項1に記載の生体情報報知装置。
  3. 前記制御部は、前記脈波乱れが生じた際の初期血圧値と、現時点での血圧値との差を算出し、その差が所定値以上である場合に、前記血圧低下を検出する、請求項1又は2に記載の生体情報報知装置。
  4. 時間帯ごとの標準血圧値の情報を記憶する記憶部を更に備え、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された現時点に対応する時間帯の前記標準血圧値と、現時点での血圧値との差を算出し、その差が所定値以上である場合に、前記血圧低下を検出する、請求項1に記載の生体情報報知装置。
  5. 時間帯ごとの標準血圧値の情報を記憶する記憶部を更に備え、
    前記制御部は、前記脈波乱れが生じた際の初期血圧値と、現時点での血圧値との差を算出し、その差が所定値以上であり、かつ、前記記憶部に記憶された現時点に対応する時間帯の前記標準血圧値と、現時点での血圧値との差を算出し、その差が所定値以上である場合に、前記血圧低下を検出する、請求項1に記載の生体情報報知装置。
  6. 前記血圧情報取得部は、前記脈波情報の周期と同期するタイミングで、前記血圧情報を取得する、請求項1から5のいずれか一項に記載の生体情報報知装置。
  7. 前記被検者の活動量情報を取得する活動量情報取得部を更に備え、
    前記制御部は、前記活動量情報に基づく安静状態が検出されているときに、前記脈波乱れの有無、及び、前記血圧低下の有無を検出する、請求項1から6のいずれか一項に記載の生体情報報知装置。
  8. 生体情報報知装置により実行される生体情報報知方法であって、
    被検者の脈波情報を取得するステップと、
    前記被検者の血圧情報を取得するステップと、
    前記脈波情報に基づく脈波乱れ、及び、前記血圧情報に基づく血圧低下、を検出するステップと、
    前記脈波乱れ及び前記血圧低下が検出された場合に、報知を行うステップと、を含む生体情報報知方法。
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