JP2019165846A - 振動検出センサーユニット及びピックアップ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、種々の装着対象に対する装着性に優れる振動検出センサーユニット及びピックアップの提供を課題とする。【解決手段】本発明の振動検出センサーユニット1は、シート状の振動検出センサー2と、振動検出センサー2に固定される形状維持部5とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、振動検出センサーユニット及びピックアップに関する。
従来、振動を検出して電気信号として出力可能な振動検出センサーが知られている。この振動検出センサーは、マイクロフォン、楽器、スピーカー、スイッチ等種々の用途に用いられている(米国特許出願公開2001/02406号明細書参照)。この振動検出センサーは、例えば音波を受波すべくマイクロフォンの内部に配設されたり、楽器の振動を検出すべく楽器の振動部分に配設されたりする。
さらに今日では、心拍、脈波、血流音、呼吸音等の生体の内部で発生する振動(可聴域の音波振動に限定されず、非可聴域の低周波振動や超音波振動を含む)(生体内部で発生する振動をまとめて「生体振動」という)を検出可能な振動検出センサーも発案されている(特開2015−12987号公報参照)。
米国特許出願公開2001/024067号明細書 特開2015−12987号公報
特許文献1に記載のトランスデューサーは、円筒状の内側導体、この内側導体の外周面に配設される圧電高分子層及びこの圧電高分子層の外周面に配設される外側導体層を有している。このトランスデューサーは、サドル下や、ブリッジ内で設置できるように一定の柔軟性を有していてもよいとされている。
しかしながら、このトランスデューサーは、前述の構造を有することによって一定の柔軟性が得られるとされているものの、このような同軸状のセンサーを製造するにはコストが嵩む。また、このトランスデューサーは、例えばサドル下やブリッジ内に配設する場合、配設部分にあわせて径を調整することが必要となり、汎用性に欠ける。さらに、このトランスデューサーは、半径方向に湾曲させることができるとしても、あくまでもサドルやブリッジ等の他の部材に支持されて曲げられるに過ぎず、それ自体湾曲形状を維持できるものではない。
特許文献2に記載の生体信号センサは、圧電センサの表面に粘着剤層が積層されており、この粘着剤層によって生体の表面に貼り付け可能とされている。しかしながら、この生体信号センサは、着脱時の応力等に起因して圧電センサに皺が生じやすく、繰り返して使用し難い。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、種々の装着対象に対する装着性に優れる振動検出センサーユニット及びピックアップの提供を課題とする。
前記課題を解決するためになされた本発明は、シート状の振動検出センサーと、前記振動検出センサーに固定される形状維持部とを備える振動検出センサーユニットである。
前記形状維持部が、塑性変形可能な板材又は線材であるとよい。
前記形状維持部が金属製であり、前記振動検出センサーの一方の配線を兼ねるとよい。
前記形状維持部が金属製であり、前記振動検出センサーの一方の電極を兼ねるとよい。
また、前記課題を解決するためになされた本発明は、当該振動検出センサーユニットを湾曲してなるピックアップである。
なお、本明細書において、「板材」とは、フィルム状やシート状の部材を含む。また、「線材」とは、多重筒状等の筒状の部材を含む。「湾曲」とは、弓状の他、凹状及び凸状が組み合わされた形状も含み、湾曲部の曲率半径は問わない。また、「湾曲」とは、二次元的な湾曲の他、三次元で湾曲された形状も含む。
本発明の振動検出センサーユニットは、振動検出センサーに固定される形状維持部を備えるので、振動検出センサーを湾曲した場合の湾曲形状を形状維持部によって維持することができる。そのため、当該振動検出センサーユニットは、装着対象に対する装着性に優れる。
本発明の第一実施形態に係る振動検出センサーユニットを示す模式的断面図である。 図1の振動検出センサーユニットを用いたピックアップを示す模式的断面図である。 図1の振動検出センサーユニットを用いた図2とは異なる実施形態に係るピックアップを示す模式的断面図である。 図1の振動検出センサーユニットとは異なる実施形態に係る振動検出センサーユニットを示す模式的断面図である。 図1及び図4の振動検出センサーユニットとは異なる実施形態に係る振動検出センサーユニットを示す模式的断面図である。 図5の振動検出センサーユニットの変形例を示す模式的断面図である。 図1の振動検出センサーユニットを用いたマイクロフォンセンサーを示す模式的斜視図である。 図1の振動検出センサーユニットを用いた楽器用ピックアップを示す模式的側面図である。 図8の楽器用ピックアップの模式的A−A線断面図である。 図8の楽器用ピックアップとは異なる実施形態に係る楽器用ピックアップを示す模式的斜視図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。
[第一実施形態]
<振動検出センサーユニット>
図1の振動検出センサーユニット1は、シート状の振動検出センサー2と、振動検出センサー2に固定される形状維持部5とを備える。振動検出センサー2は、圧電素子3と、一対の電極4a,4bとを有する。図1の振動検出センサーユニット1は、板状に形成され、厚さ方向に湾曲可能とされている。
(圧電素子)
圧電素子3は、シート状に形成されている。また、圧電素子3は平面視略矩形状に形成されている。
圧電素子3を形成する圧電材料としては、例えばチタン酸ジルコン酸鉛等の無機材料であってもよいが、後述する形状維持部5の曲げ等に追従して容易に変形できるよう可撓性を有する高分子圧電材料であることが好ましい。
前記高分子圧電材料としては、例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF)、フッ化ビニリデン−三フッ化エチレン共重合体(P(VDF/TrFE))、シアン化ビニリデン−酢酸ビニル共重合体(P(VDCN/VAc))等を挙げることができる。
また、圧電素子3としては、圧電特性を有しない例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等に多数の気孔6を形成し、例えばコロナ放電等によって気孔6の対向面を分極して帯電させることによって圧電特性を付与した多孔質フィルムを使用することもできる。当該振動検出センサーユニット1は、圧電素子3として多孔質フィルムを用いることで、比較的容易に湾曲することができる。
圧電素子3の平均厚さの下限としては、10μmが好ましく、50μmがより好ましい。一方、圧電素子3の平均厚さの上限としては、500μmが好ましく、200μmがより好ましい。圧電素子3の平均厚さが前記下限に満たないと、圧電素子3の強度が不十分となるおそれがある。逆に、圧電素子3の平均厚さが前記上限を超える場合、圧電素子3の変形能が小さくなり、検出感度が不十分となるおそれがある。
(電極)
電極4a,4bは、圧電素子3の両面に積層され、圧電素子3の表裏の電位差を検出するために用いられる。
電極4a,4bの材質としては、導電性を有するものであればよく、例えばアルミニウム、銅、ニッケル等の金属や、カーボン等を挙げることができる。
電極4a,4bの圧電素子3への積層方法としては、特に限定されず、例えば金属の蒸着、カーボン導電インクの印刷、銀ペーストの塗布乾燥等が挙げられる。
電極4a,4bの平均厚さとしては、特に限定されず、積層方法にもよるが、例えば0.1μm以上30μm以下とすることができる。電極4a,4bの平均厚さが前記下限に満たないと、電極4a,4bの強度が不十分となるおそれがある。逆に、電極4a,4bの平均厚さが前記上限を超えると、湾曲時に電極4a,4bに亀裂が入って電極4a,4b上で断線したり、振動検出センサー2が重くなって、圧電素子3への振動の伝達を阻害するおそれがある。
(形状維持部)
形状維持部5は、板状に構成されている。形状維持部5は、圧電素子3に固定されている。詳細には、形状維持部5は、圧電素子3の一方の面に積層される一方の電極4bの表面の略全面に亘って積層され、これにより一方の電極4bを介して圧電素子3に固定されている。形状維持部5の積層方法としては、例えば接着剤、粘着剤等を用いて貼り付ける方法や、熱圧着等が挙げられる。
形状維持部5は、圧電素子3及び一対の電極4a,4bと共に湾曲されることで、当該振動検出センサーユニット1の湾曲形状を維持可能に構成されている。当該振動検出センサーユニット1は、形状維持部5が一方の電極4bの表面の略全面に亘って積層されることで、当該振動検出センサーユニット1の湾曲形状を容易かつ確実に維持することができる。なお、「略全面」とは、被積層面(本実施形態においては一方の電極4bの表面)に対する積層割合が98%以上であることをいう。
形状維持部5の具体的構成としては、当該振動検出センサーユニット1の湾曲形状を維持可能である限り特に限定されず、例えば塑性変形可能な板材、面ファスナー等の係合手段を有するサポータ、フック等の係合手段を有する複数の板材が一方向側に連結された長尺状の巻き板、弾性変形可能な長尺状の接着シート等、種々の構成が挙げられる。中でも、形状維持部5は、当該振動検出センサーユニット1の湾曲形状を容易かつ確実に維持しやすい点から、塑性変形可能な板材であることが好ましい。また、当該振動検出センサーユニット1は、このように形状維持部5が板材であることによって、形状維持部5の平面方向における振動が抑制される。そのため、当該振動検出センサーユニット1は、厚さ方向の振動をさらに的確に検出することができる。
前記塑性変形可能な板材としては、例えば金属製の板、塑性変形可能な金属製のワイヤ等を内部又は表面に具備する合成樹脂板、塑性変形可能な金属製のワイヤ等を内部又は表面に具備する布帛等が挙げられる。中でも、前記塑性変形可能な板材としては、金属製の板が好ましい。
形状維持部5を形成する前記金属としては、例えば鉛、銀、銅、錫、白金、亜鉛、ニッケル、パラジウム、リチウム等が挙げられ、これらを単独で又は2種以上混合して用いることができる。中でも、形状維持部5を形成する前記金属としては、容易かつ確実に湾曲形状を維持することができる等の点から、塑性変形可能な鉄合金や銅合金、又は鉛が好ましい。なお、本発明において「金属製」とは、金属を用いて形成される場合の他、前記金属の化合物を用いて形成される場合も含む。
形状維持部5が金属製の板である場合、形状維持部5の平均厚さの下限としては、0.1mmが好ましく、0.5mmがより好ましく、1.0mmがさらに好ましい。一方、形状維持部5の平均厚さの上限としては、10mmが好ましく、5mmがより好ましく、2mmがさらに好ましい。形状維持部5の平均厚さが前記下限未満であると、当該振動検出センサーユニット1の湾曲形状を的確に維持できないおそれがある。逆に、形状維持部5の平均厚さが前記上限を超えると、当該振動検出センサーユニット1が湾曲し難くなるおそれがある。
また、形状維持部5は、厚さ方向に複数の貫通孔を有していてもよい。このように形状維持部5が厚さ方向に複数の貫通孔を有することによって、形状維持部5側から伝達される音波等を圧電素子3によってより的確に受波することができる。
(利点)
当該振動検出センサーユニット1は、振動検出センサー2に固定される形状維持部5を備えるので、振動検出センサー2を湾曲した場合の湾曲形状を形状維持部5によって維持することができる。そのため、当該振動検出センサーユニット1は、装着対象に対する装着性に優れる。
当該振動検出センサーユニット1において、圧電素子3が前述の多孔質フィルムである場合、この圧電素子3は比較的容易に湾曲することができ、かつ湾曲形状を元の平面に戻そうとする反発力を生じ難い。そのため、当該振動検出センサーユニット1は、マイクロフォンセンサーや楽器用ピックアップとして用いた場合に湾曲形状を安定的に維持することができる。
当該振動検出センサーユニット1は、例えば生体振動センサーとして用いた場合、生体表面から取り外す際には形状維持部5の湾曲状態を解除すればよいので、生体への着脱に起因して圧電素子3に皺が生じるおそれが低い。そのため、当該振動検出センサーユニット1は、繰り返し使用性に優れる。
<ピックアップ>
図2のピックアップ11は、図1の振動検出センサーユニット1を湾曲してなる。図2のピックアップ11は、例えばマイクロフォンセンサー、楽器用ピックアップ等として用いられる。図2のピックアップ11は、形状維持部5を内側にして図1の当該振動検出センサーユニット1を厚さ方向に湾曲して円環状とすることで形成される。すなわち、当該ピックアップ11において、振動検出センサー2は形状維持部5の外側に備えられる。当該ピックアップ11は、形状維持部5の内周面を楽器等の振動部分に巻きつけることでこの振動部分に固定可能とされている。なお、当該ピックアップ11は、楽器等の振動部分に巻きつけられる場合、接着剤等を用いて振動部分に固定されてもよいが、接着剤等の接着材料を用いず、形状維持部5の形状維持機能によって固定されてもよい。なお、接着剤を用いる場合には、形状維持部5の効果もあるため弱い接着力の接着剤を用いることができる。
(利点)
当該ピックアップ11は、当該振動検出センサーユニット1を湾曲して形成されるので、湾曲形状を維持することができる。そのため、当該ピックアップ11は、装着対象に対する装着性に優れる。また、当該ピックアップ11は、湾曲形状を維持することで指向性を広げることができると共に、このように指向性を広げた場合でも振動を的確に検出することができる。また、当該ピックアップ11は、湾曲した形状維持部5の外側に振動検出センサー2を備えているので、振動検出センサー2が面しているほぼ360度の方向からの音を検出することが可能となる。具体的には、シンバルを支持する支柱のシンバルの傘の下に当該ピックアップ11を固定することで、このシンバルから発せられる音を360度の方向から検出することができる。
<ピックアップ>
図3のピックアップ12は、図1の振動検出センサーユニット1を湾曲してなる。図3のピックアップ12は、例えば人、動物等の生体の表面に密接して配置され、生体内部の振動を検出するために用いられる生体振動センサーである。図3のピックアップ12は、形状維持部5を外側にして図1の振動検出センサーユニット1を厚さ方向に湾曲して円環状とすることで形成される。すなわち、当該ピックアップ12において、振動検出センサー2は形状維持部5の内側に配置される。
当該ピックアップ12における形状維持部5は、振動検出センサー2の外周側の形状を所望の湾曲形状に維持できるよう塑性変形可能な板材であることが好ましい。
(利点)
当該ピックアップ12は、使用者の体形に応じて形状維持部5を所望の湾曲形状に曲げることができると共に、この湾曲状態を維持することができる。そのため、当該ピックアップ12は、生体表面への装着性に優れる。また、当該ピックアップ12は、振動検出センサー2の外周側が形状維持部5によって外側から支持されており、振動検出センサー2の外周側の湾曲形状が維持されやすい。そのため、当該ピックアップ12は、例えば圧電素子3が前述の多孔質フィルムである場合、生体振動によって内周側が加圧された際に圧電素子3が生体振動に対応して圧縮変形しやすい。そのため、当該ピックアップ12は、生体振動を適切に検出しやすい。なお、人、動物等の生体の表面に密接して配置する場合、生体の表面に負担のならないような弱い粘着剤と形状維持部5を組み合わせて生体表面に固定をすることもできる。
[第二実施形態]
<振動検出センサーユニット>
図4の振動検出センサーユニット21は、シート状の振動検出センサー22と、振動検出センサー22に固定される形状維持部23とを備える。当該振動検出センサーユニット21は、振動検出センサー22を構成する一方の電極が形状維持部23に置き換えられている。すなわち、振動検出センサー22は、圧電素子3と、他方の電極4aとを備えており、形状維持部23が一方の電極を兼ねている。図4の振動検出センサーユニット21は、板状に形成され、厚さ方向に湾曲可能とされている。当該振動検出センサーユニット21は、図1の振動検出センサーユニット1と同様、厚さ方向に湾曲することでピックアップに構成可能とされている。なお、図4の振動検出センサーユニット21の圧電素子3及び電極4aは、図1の振動検出センサーユニット1の圧電素子3及び電極4aと同様のため、同一符号を付して説明を省略する。
(形状維持部)
形状維持部23は、塑性変形可能な板状に構成されている。また、形状維持部23は、圧電素子3に固定されている。詳細には、形状維持部23は、圧電素子3の一方の面(電極4aが積層される面と反対側の面)に直接積層されている。形状維持部23は、金属製である。上述のように、形状維持部23は、振動検出センサー22の一方の電極を兼ねる。つまり、形状維持部23は、圧電素子3の一方の面に直接積層され、圧電素子3の変形量に対応して電極4aとの間に発生する電圧を取り出す電極の機能を奏すると共に、当該振動検出センサーユニット21の湾曲形状を維持する。
形状維持部23の形成材料としては、塑性変形可能であると共に導電性を有する限り特に限定されないが、例えば図1の振動検出センサーユニット1の形状維持部5を形成する金属と同様の金属が挙げられる。形状維持部23の平均厚さとしては、図1の振動検出センサーユニット1の形状維持部5の平均厚さと同様とすることができる。
(利点)
当該振動検出センサーユニット21は、形状維持部23が、金属製であり、圧電素子3の一方の電極を兼ねるので、薄型化を促進しつつ部品点数の増加を抑えてコストの増加を抑制することができる。また、当該振動検出センサーユニット21は、形状維持部23の電極からの剥がれを確実に防止することができる。
[第三実施形態]
<振動検出センサーユニット>
図5の振動検出センサーユニット31は、シート状の振動検出センサー2と、振動検出センサー2に固定される形状維持部33とを備える。図5の振動検出センサーユニット31の振動検出センサー2は、図1の振動検出センサーユニット1の振動検出センサー2と同様のため、同一符号を付して説明を省略する。
(形状維持部)
形状維持部33は、塑性変形可能な線材である。形状維持部33は、圧電素子3に固定されている。詳細には、形状維持部33は、圧電素子3の一方の面に積層される一方の電極4bの表面に、軸が表面と平行となるよう配設され、これにより一方の電極4bを介して圧電素子3に固定されている。形状維持部33の固定方法としては、特に限定されるものではないが、例えば接着剤や粘着剤等によって貼り付ける方法や、熱圧着等が挙げられる。
形状維持部33は、一方の電極4bの表面を外周面に巻きつけて折り畳むことで、当該振動検出センサーユニット31の湾曲形状を維持する。また、形状維持部33は、半径方向に塑性変形することで、当該振動検出センサーユニット31を形状維持部33の半径方向にも湾曲可能とする。なお、一方の電極4bに対する形状維持部33の配設位置は、特に限定されないが、振動検出センサー2が長尺状の場合等には長手方向に沿って配設されるのが好ましい。
形状維持部33は、金属製である。形状維持部33の形成材料としては、塑性変形可能である限り特に限定されないが、例えば図1の振動検出センサーユニット1の形状維持部5を形成する金属と同様の金属が挙げられる。
形状維持部33は、振動検出センサー2の一方の配線を兼ねる。形状維持部33は、一方の電極4bと電気的に接続されている。形状維持部33は、このように一方の電極4bと電気的に接続されることで、例えば軸方向の一端をさらにリード線や出力端子と接続して出力信号を取り出すことができる。
形状維持部33の軸方向の断面形状としては、特に限定されるものではなく、例えば円形、楕円形、多角形等が挙げられる。中でも、形状維持部33の軸方向の断面形状としては、振動検出センサー2を外周面に巻きつけやすく、かつ半径方向の任意の方向に塑性変形しやすい円形が好ましい。
形状維持部33の平均径の下限としては、6mmが好ましく、8mmがより好ましく、10mmがさらに好ましい。一方、形状維持部33の平均径の上限としては、55mmが好ましく、35mmがより好ましく、25mmがさらに好ましい。形状維持部33の平均径が前記下限未満であると、振動検出センサー2を外周に巻きつけ難くなるおそれがある。逆に、形状維持部33の平均径が前記上限を超えると、塑性変形し難くなるおそれがある。なお、「径」とは、同面積の真円に換算した場合の径を意味する。
(利点)
当該振動検出センサーユニット31は、形状維持部33が塑性変形可能な線材であるので、振動検出センサー2の湾曲形状を形状維持部33によって容易かつ確実に維持することができる。また、当該振動検出センサーユニット31は、形状維持部33が塑性変形可能な線材であるので、例えば振動検出センサー2が長尺状である場合等に、この振動検出センサー2を一方の電極4b側を内面にして折り重ねて用いることができる。さらに、当該振動検出センサーユニット31は、前述のように、形状維持部33の半径方向にも容易に湾曲することができる。
当該振動検出センサーユニット31は、形状維持部33が、金属製であり、振動検出センサー2の一方の配線を兼ねるので、振動検出センサー2を一方の電極4b側を内面にして折り重ねた状態で、折り重ねた側の電極4bと容易かつ確実に電気的に接続できる。従って、当該振動検出センサーユニット31は、湾曲形状を維持した状態で信号を容易かつ確実に外部に出力することができる。
<振動検出センサーユニット>
図6の振動検出センサーユニット41は、図5の振動検出センサーユニット31の形状維持部33の外周面に一方の電極4bの表面が当接するように振動検出センサー2を湾曲させて巻きつけたものである。図6の振動検出センサーユニット41は、一方の電極4b側が内面になるように振動検出センサー2を形状維持部33の外周面に巻きつけた上、一方の電極4bの表面同士が重なり合って形成されている。
(利点)
当該振動検出センサーユニット41は、振動検出センサー2を湾曲しており、振動検出センサー2が形状維持部33を覆うので、形状維持部33を隠しつつ湾曲形状を維持することができる。当該振動検出センサーユニット41は、マイクロフォンセンサーや楽器用ピックアップとして用いた場合に指向性を広げることができると共に、このように指向性を広げた場合でも振動を的確に検出することができる。また、当該振動検出センサーユニット41は、外側に配設される他方の電極4aがシールドの役割を果たすことでシールド効果を得ることができる。
[ピックアップの使用態様]
以下、当該ピックアップの具体的使用態様について説明する。ただし、以下で説明する使用態様はあくまでも例示であって、当該ピックアップの使用態様が以下の構成に限定されるものではない。
<マイクロフォンセンサー>
図7のマイクロフォンセンサー51は、ピックアップ52と、支持棒53とを備える。
(ピックアップ)
ピックアップ52は、図2のピックアップ11の円周方向の両端を連結した筒状に構成されており、具体的には円筒状に構成されている。図2のピックアップ11の円周方向の両端を連結する手段としては、特に限定されるものではなく、例えば円周方向の両端を接着剤で接着してもよく、粘着テープで貼着してもよい。
(支持棒)
支持棒53は、ピックアップ52の軸方向に付設される。詳細には、支持棒53は、ピックアップ52の一方の端面に接着剤によって接着されている。支持棒53の形成材料としては、特に限定されるものではなく、例えば金属、合成樹脂、木材等が挙げられる。
(利点)
当該マイクロフォンセンサー51は、当該ピックアップ52が筒状、特に円筒状に形成されているので、周方向から送られる音波等を角度を問わず容易かつ確実に受波することができる。
また、当該マイクロフォンセンサー51は、形状維持部5が筒の内面を形成するように配設されているので、前述のように周方向から送られる音波等を角度を問わず容易かつ確実に受波することができると共に、形状維持部5に複数の貫通孔を設けるようにすれば、内面側からも音波等を受波することができ、音波等の受波特性を格段に向上することができる。
なお、当該マイクロフォンセンサー51は、必ずしも当該振動検出センサーユニット1を円筒状に湾曲して構成される必要はなく、例えばラッパ状(メガホン状)に巻いて構成されてもよい。当該マイクロフォンセンサー51は、このように当該振動検出センサーユニット1をラッパ状に巻いて構成されることによって、指向性マイクロフォンセンサーとして好適に用いられる。
<楽器用ピックアップ>
図8及び図9の楽器用ピックアップ61は、当該ピックアップ11から構成される。当該楽器用ピックアップ61は、支持柱aの外周面に形状維持部5を内側にして巻き付けられている。当該楽器用ピックアップ61は、円周方向の端部同士が接着剤や粘着テープ、又はその他の係合手段により連結されていてもよく、形状維持部5が塑性変形可能な金属製である場合等には連結されていなくてもよい。
支持柱aの種類は、当該楽器用ピックアップ61が振動を感知可能である限り特に限定されるものではなく、例えばシンバル等の打楽器の支持棒、電気スタンドの支持棒、観賞植物、カメラのレンズ等が挙げられる。
(利点)
当該楽器用ピックアップ61は、当該ピックアップ11が支持柱62に巻き付くことで筒状に構成されるので、音波等を広い面積で検出することができる。そのため、当該楽器用ピックアップ61は、感度が著しく高められる。また、当該楽器用ピックアップ61は、形状維持部5によって支持柱aに容易かつ確実に巻きつけることができ、装着性を格段に向上することができる。
<楽器用ピックアップ>
図10の楽器用ピックアップ71は、当該ピックアップ11と、芯材72とを備える。図10の楽器用ピックアップ71は、芯材72の外周面に当該ピックアップ11を形状維持部5を内面側として螺旋状に巻き付けて構成される。
芯材72の形成材料は、特に限定されるものではなく、例えば剛性材料であっても弾性材料であってもよい。ただし、例えば芯材72の形成材料として弾性材料を用いた場合、芯材72の弾性によって当該ピックアップ11のつぶれを防ぎ、ダイナミックレンジを広げ、かつ耐久性を高めることができる。また、芯材72を半径方向に曲げることも可能となる。
芯材72の平均径の下限としては、3mmが好ましく、5mmがより好ましい。一方、芯材72の平均径の上限としては、5cmが好ましく、1cmがより好ましい。芯材72の平均径が前記下限未満であると、当該ピックアップ11を巻きつけ難くなるおそれがある。逆に、芯材72の平均径が前記上限を超えると、装着対象の大きさ等によっては装着性が低下するおそれがある。
芯材72の軸方向における当該ピックアップ11の巻き間隔の上限としては、2cmが好ましく、1cmがより好ましい。当該ピックアップ11の巻き間隔が前記上限を超えると、振動を的確に検出できないおそれがある。なお、当該ピックアップ11の巻き間隔の下限としては、特に限定されるものではなく、例えば0mmとすることができる。なお、「巻き間隔」とは、当該ピックアップ11同士の距離をいう。
(利点)
当該楽器用ピックアップ71は、当該ピックアップ11を芯材72の外周面に螺旋状に巻き付けて構成されるので、同軸状の振動ピックアップとして用いることができる。当該楽器用ピックアップ71は、芯材72が弾性変形可能に構成される場合、芯材72を半径方向に曲げて弦楽器のサドル下やブリッジ内等に容易かつ確実に配設することができる。
[その他の実施形態]
前記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、前記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて前記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
前述の各実施形態の構成は適宜組み合わせることが可能である。例えば図3のピックアップ12が図4の振動検出センサーユニット21を用いて形成されてもよく、図7のマイクロフォンセンサー51、図8及び図10の楽器用ピックアップ61,71が、図4の振動検出センサーユニット21、図5の振動検出センサーユニット31又は図6の振動検出センサーユニット41を用いて形成されてもよい。
当該振動検出センサーユニットは、生体振動センサー以外に用いられる場合であっても、形状維持部が外側になるように湾曲することも可能である。当該振動検出センサーユニットは、このように形状維持部が外側になるように湾曲することで、内側から伝わる振動を的確に感知することができる。また、当該振動検出センサーユニットは、形状維持部が板材である場合でも、この形状維持部は必ずしも一方の電極又は圧電素子の略全面に積層される必要はなく、一方の電極又は圧電素子の一部に積層されてもよい。
当該振動検出センサーユニットは、前記形状維持部として一対の金属製の線材を備えていてもよい。また、この場合、一対の形状維持部が各々配線を兼ねてもよい。具体的には、一方の形状維持部が圧電素子の一方の電極に巻き付けられてこの電極と電気的に接続されると共に、他方の形状維持部が他方の電極に巻き付けられてこの電極と電気的に接続されてもよい。
当該振動検出センサーユニットは、前記形状維持部が金属製の線材である場合でも、この形状維持部は必ずしも配線を兼ねる必要はない。
前記形状維持部は、必ずしも板材又は線材である必要はなく、例えばブロック材であってもよい。また、前記形状維持部は、一対の電極の両面に積層されてもよく、また圧電素子の両面に積層されて圧電素子の一対の電極を兼ねてもよい。
以上説明したように、本発明の振動検出センサーユニットは、種々の装着対象に対する装着性に優れるので、マイクロフォンセンサー、楽器用センサー、生体振動センサー等のようなピックアップとして好適に用いられる。
1,21,31,41 振動検出センサーユニット
2,22 振動検出センサー
3 圧電素子
4a,4b 電極
5,23,33 形状維持部
6 気孔
11,12,52 ピックアップ
51 マイクロフォンセンサー
53 支持棒
61,71 楽器用ピックアップ
72 芯材
a 支持柱

Claims (5)

  1. シート状の振動検出センサーと、
    前記振動検出センサーに固定される形状維持部と
    を備える振動検出センサーユニット。
  2. 前記形状維持部が、塑性変形可能な板材又は線材である請求項1に記載の振動検出センサーユニット。
  3. 前記形状維持部が、金属製であり、前記振動検出センサーの一方の配線を兼ねる請求項2に記載の振動検出センサーユニット。
  4. 前記形状維持部が、金属製であり、前記振動検出センサーの一方の電極を兼ねる請求項2又は請求項3に記載の振動検出センサーユニット。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の振動検出センサーユニットを湾曲してなるピックアップ。
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