JP2019165560A - Tension adjustment device for preventing acceleration for feeding cable - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えばビルその他の多層階の建築物において、上層階側から下層階側に順次にケーブルを操出配線するとき、ケーブル自重その他によって急激にケーブルが降下するのを防止し、適度な降下速度となるように調整制御できるようにした操出ケーブル用加速防止の張力調整装置に関する。 The present invention, for example, in a building or other multi-story building, when a cable is sequentially routed from the upper floor side to the lower floor side, the cable is prevented from dropping suddenly due to the weight of the cable, etc. The present invention relates to a tension adjusting device for preventing the acceleration of an operation cable that can be adjusted and controlled so as to have a descending speed.
従来から、多層階の建築物内に階層に跨がってケーブル類等を配線するには、下層階から上層階にケーブルを持ち上げるとなると、ケーブル自体が相当な重量を有するために極めて面倒で困難である。そのため、上層階側から下層階側にケーブルを吊り下げるように順次に繰り出し、下層階側でこれを受け止めて順次に敷設するものとしている。 Conventionally, in order to route cables and the like across a hierarchy in a multi-storey building, lifting the cable from the lower floor to the upper floor is extremely troublesome because the cable itself has a considerable weight. Have difficulty. For this reason, the cables are sequentially drawn out from the upper floor side so as to be suspended from the lower floor side, and are received and laid in order on the lower floor side.
ところが、このように上層階側からケーブルを降下することで敷設すると、ケーブル自体が相当な重量を有するために、ある程度の長さを繰り出してしまうと操出部分の自重による自然落下に伴い急激にケーブルが繰り出され、ケーブル自体が損傷したり、作業者を傷つけたりする等の事故が生じ、通線作業を安全に実施できないことがあった。 However, when the cable is laid by lowering the cable from the upper floor side in this way, the cable itself has a considerable weight. There were cases where the cable was unwound and the cable itself was damaged, or an accident such as hurting the worker occurred, and the line work could not be performed safely.
これを解消すべく、例えば特許文献1に示される中高層ビルにおける垂直幹線の延線工法及びこれに使用する装置が提案されている。この工法・装置は、高層階に配した速度制御装置付きの繰り出しドラム装置から速度制御しながらケーブルを繰り出し落下させ、複数で設けたケーブル速度制御装置にケーブルを通し、その自重負荷を分担しながら上から下方の各階に延線するとする。
In order to solve this problem, for example, a method for extending a vertical trunk line in a medium to high-rise building disclosed in
この特許文献1におけるケーブル速度制御装置は、相対向して設けた回転する無端ベルトから成る一対のキャタピラの間にケーブルを挟んで通すものとし、キャタピラの少なくとも一つに速度制御ブレーキを設けてケーブルの落下速度を制御するようにしている。ただ、一対のキャタピラ相互はリンク片によって閉鎖傾向に連結されていても、落下するケーブルを強固に挟み込まなければ自然落下の速度は十分に制御できない。また、一方のキャタピラの回転速度を速度制御ブレーキで制御することでキャタピラの回転速度に対応した落下速度とするとしても、ケーブル自重による滑りがキャタピラ相互間に生じるからケーブルの落下速度を設定した速度に対応させるのは困難である。
The cable speed control device in
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、その目的は多層階のビルその他で、ケーブルを上層階側から下層階側にケーブルを繰り出して延線するときのケーブルの落下速度を加速させることなく一定速度に調整制御し、安全に延線作業を実施できるようにした操出ケーブル用加速防止の張力調整装置を提供することにある。 Therefore, the present invention was created in view of various circumstances that existed in the past, and the purpose of the present invention is to build a cable from a higher floor side to a lower floor side and extend the cable in a multilayer floor building or the like. It is an object of the present invention to provide a tension adjusting device for preventing acceleration for an operation cable, which can be adjusted and controlled to a constant speed without accelerating the falling speed of the cable and can safely perform the wire drawing work.
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、上層階側から下層階側に所定のケーブルを降下通線させる際の操出ケーブル用加速防止の張力調整装置であって、所定箇所に据え付けられる器枠ベース1に、繰り出されるケーブルCをそのケーブルC外径に相当する間隔に設定されて挟み込むケーブル挟持機構10と、このケーブル挟持機構10による降下速度を調整制御する制動機構40とを設けてなり、ケーブル挟持機構10は、固定されて回転する固定ローラー12、この固定ローラー12に対して間隔が調整されてスライドされ、固定ローラー12と同期回転されるスライドローラー22を備え、制動機構40は、固定ローラー12を支持している固定ローラー軸13を、この固定ローラー軸13に連繋してあることで同期回転するブレーキ手段50のブレーキパッド51をこのブレーキパッド51に圧接するブレーキシュー52を制御することで所定の降下速度に抑制するよう減速させ、固定ローラー12、スライドローラー22相互間で挟み込むケーブルCの降下速度を調整するようにしてあることを特徴とする。
ブレーキ手段50は、器枠ベース1に支承された制動軸44と、固定ローラー12と同期回転するよう制動軸44に設けたドラム状のブレーキパッド51と、器枠ベース1に設けた制動操作部61の操作で外方に向かって移動してブレーキパッド51の内周面に圧接されるよう制動軸44の周囲に設けてブレーキパッド51の内周に配したブレーキシュー52とを備えることで構成することができる。
ブレーキパッド51は、制動軸44に設けた制動スプロケット歯車45に固着されている伝動盤48に固定されていて、制動スプロケット歯車45は、固定ローラー軸13に固着されている被制動スプロケット歯車46と制動チェーン47によって掛巡して同期回転するように構成することができる。
ブレーキシュー52は、制動操作部61の操作によって揺動牽引されるスイングアーム53に一体状に形成されて、制動軸44に嵌め合わせてあるカム盤54と、このカム盤54の周囲に配されて、カム盤54の回転によって内外方向に沿って移動されることでブレーキシュー52をその内周から拡開あるいは縮小させる複数の転動コロ55とによって、ブレーキパッド51に圧接あるいは離反されるようにして構成することができる。
制動軸44に固着した制動スプロケット歯車45と、固定ローラー軸13に固着されている被制動スプロケット歯車46との間で掛巡した制動チェーン47によって制動軸44と固定ローラー軸13とは同期回転するようにして構成することができる。
制動操作部61は、器枠ベース1に進退自在にねじ込まれた調整ネジ62と、この調整ネジ62によって揺動されるよう器枠ベース1に揺動自在に支持された揺動アーム63と、この揺動される揺動アーム63によって牽引あるいは押し戻され、前記カム盤54に一体形成のスイングアーム53に連繋されているリンクバー64とを備えて成る。
In order to solve the above-described problem, in the present invention, a tension adjusting device for preventing acceleration of an operation cable when a predetermined cable is descended from an upper floor side to a lower floor side. A
The brake means 50 includes a
The
The
The
The
以上のように構成された本発明に係る操出ケーブル用加速防止の張力調整装置にあって、所定のケーブルCを例えば上層階側から下層階側に降下させて通線するに際し、通線途中の通線箇所で案内させるケーブルCを挟み込んだ状態で降下させるとき、制動機構40で降下速度を適宜に制御させることで、ケーブルCを所定階に安全に通線させる。
ケーブル挟持機構10は、通線させるケーブルC外径の大小に対応して固定ローラー12、スライドローラー22相互の間隔を調整設定させ、両ローラー12,22相互間でケーブルCをしっかりと挟み込ませる。
制動機構40は、ケーブル挟持機構10によって挟み込んだケーブルCを固定ローラー12及びこれに同期回転するスライドローラー22の回転を調整制御して、降下するケーブルCが例えばその自重その他によって降下速度が増大するのを阻止し、所定の降下速度に調整させて安全に通線させる。
器枠ベース1に設けた制動操作部61の操作は、ブレーキ手段50におけるブレーキパッド51に対するブレーキシュー52の圧接作用を制御することで、ブレーキパッド51、伝動盤48、制動スプロケット歯車45、制動チェーン47、被制動スプロケット歯車46、固定ローラー軸13を介して固定ローラー12の回転を制動し、スライドローラー22との間で挟み込み降下させるケーブルCの操出速度を調整させる。
制動操作部61は、調整ネジ62のねじ込み進退に対応して、揺動アーム63、リンクバー64、スイングアーム53を介してカム盤54を所定角度で揺動させ、この揺動は転動コロ55によってブレーキシュー52を拡開あるいは縮小させてブレーキパッド51に圧接させあるいはブレーキパッド51から離反させ、ブレーキパッド51への圧接力の大小で固定ローラー軸13、固定ローラーの回転作用を制動し、スライドローラー22と共にケーブルCの送出速度を調整させる。
In the tension adjustment device for acceleration prevention for an operation cable according to the present invention configured as described above, when a predetermined cable C is lowered from the upper floor side to the lower floor side and is connected, When the cable C to be guided is routed in a state where the cable C is sandwiched, the
The
The
The operation of the
The
本発明は以上説明したように構成されているため、例えばビルその他の建築物等で上層階側から下層階側に所定のケーブルCを降下させて通線するとき、ケーブル挟持機構10によって挟み込むケーブルCに対して例えばケーブルC自重によって降下速度が加速増大されるのを防止し、適度な降下速度に調整制御することができる。すなわち、固定ローラー12に制動装置40が繋がっていて、ブレーキ手段50によって制動制御することで固定ローラー12と、同期チェーン16によって回転するスライドローラー22とが同期して回転速度を制御し、降下速度を調整することができる。
Since the present invention is configured as described above, for example, when a predetermined cable C is lowered and passed from the upper floor side to the lower floor side in a building or other building, the cable sandwiched by the
また、ケーブル挟持機構10は、ケーブルCを挟み込んで相互に同期回転する固定ローラー12、スライドローラー22を備えるところ、ブレーキ手段50は、固定ローラー12と同期回転するよう制動軸44に設けたブレーキパッド51の内周面に圧接されるブレーキシュー52を備えていることで、ブレーキシュー52によるブレーキパッド51への圧接制御によって、固定ローラー12、スライドローラー22の挟み込みによる送出速度をケーブルCの降下時の張力を調整させることで設定でき、通線作業を安全に遂行できる。
Further, the
ブレーキパッド51は、制動軸44に設けた制動スプロケット歯車45に固着されている伝動盤48に固定されていて、制動スプロケット歯車45は、固定ローラー軸13に固着されている被制動スプロケット歯車46と制動チェーン47によって掛巡して同期回転するようにしてあるので、ブレーキシュー52のブレーキパッド51の圧接によるブレーキパッド51の回転制御は固定ローラー軸13の回転をも同期して制御し、ブレーキシュー52に対する制御作動は確実に伝達される。
The
ブレーキシュー52は、制動操作部61によって揺動牽引されるスイングアーム53に一体状で制動軸44に嵌め合わせたカム盤54と、このカム盤54の周囲に配されてブレーキシュー52をその内周から拡開あるいは縮小させる複数の転動コロ55とによって、ブレーキパッド51に圧接あるいは離反されるようにしてある。こうすることで、ブレーキシュー52のブレーキパッド51への圧接作用の強弱・大小によってその制動力を調整でき、固定ローラー12、スライドローラー22による各種のケーブルC更には降下距離、設置位置その他に対応する据付箇所それぞれにおける降下速度をそれぞれで微調整して設定することもできる。
The
制動操作部61は、進退自在な調整ネジ62によって揺動アーム63を揺動させることで揺動アーム63によってリンクバー64を牽引あるいは押し戻し、カム盤54に一体形成のスイングアーム53を揺動するようにしてあることで、調整ネジ62の正逆方向のねじ回転によって揺動アーム63、リンクバー64、スイングアーム53を介してカム盤54を自在に揺動回転でき、しかもそのねじ回転はよってカム盤54の揺動回転に対応するから、転動コロ55の内外方向に沿う移動に伴うブレーキパッド51へのブレーキシュー52の圧接力の大小を調整制御でき、また調整した回転角度を維持し、ひいてはケーブル挟持機構10によるケーブルCに対する一定の送出速度を維持することができる。
The
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。本発明は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。 In addition, the code | symbol attached | subjected in each means of the means for solving said subject and the effect of invention was attached | subjected in order to make easy reference with the part which shows each structure part described in drawing. The present invention is not limited to these descriptions, structures, shapes, and the like indicated by reference numerals and the like in the drawings.
以下、図面を参照して本発明を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1はボックス状に形成されている器枠ベースであり、この器枠ベース1にはケーブル挟持機構10と制動機構40とが設けられている。ケーブル挟持機構10は、例えばビルその他の建築物内に配線される各種ケーブルCが上層階に配置されたケーブルドラムDから下層階側に降下させる延線作業において、ケーブルCが順次繰り出されるとき、そのケーブルC径に対応して挟み込み間隔を調整させることで送り出し、また降下させるようにしている。制動機構40は、ケーブル挟持機構10でケーブルCを挟み込み送り出すとき、降下時等のケーブルCの自重等に伴い生じる加速を防止するためケーブルCを適宜な操出速度に制御制動してケーブルCの降下速度を調整するようにしている。
DETAILED DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS An embodiment for carrying out the present invention will be described below with reference to the drawings.
器枠ベース1自体は、ほぼ直方体状に形成されていて、図示を省略した設置ベース・取付台等によって例えば建築物屋上等の床面に、階層それぞれの壁面等に固定配置されるようにしてある。ケーブル挟持機構10は、この器枠ベース1の上面に配置されていて、器枠ベース1上で前後に配した送出ローラー4と共に、所定のケーブルCを引き入れ、繰り出すようにして例えばケーブルドラムDから繰り出され降下するケーブルCを挟み込むようにしている。制動機構40は、器枠ベース1の内部に収納構成されていて、器枠ベース1の外部に配した後述の制動操作部61における調整ネジ62の操作で制動力の強弱を設定することで、降下速度を調整できるようにしてある。
The
ケーブル挟持機構10は、器枠ベース1の上面に配したローラーベース11と、このローラーベース11に固定配置されて回転する固定ローラー12と、この固定ローラー12に対して接近あるいは離反するようスライド可能で固定ローラー12との間隔が調整されて、固定ローラー12と同期回転するように配置したスライドローラー22と、スライドされるスライドローラー22を支持しているスライドブロック32を移動調整させる移動調整手段31とを備えて成る。
The
ローラーベース11は、器枠ベース1の長手方向に沿って配した平面でほぼ長方形状を呈し、下方を開放した断面で溝形状に形成されて器枠ベース1上に固定されており、長手方向の一端部に固定ローラー12が固定され、他端部に固定ローラー12に対して、ケーブルCに対応して間隔が調整されるように長手方向に沿ってスライドされるスライドローラー22を配置してある。
The
ケーブルCを挟持するローラーである固定ローラー12、スライドローラー22は、図示のようにいずれも外周面には鉛直方向に沿って配した突条を有して所定の摩擦係数を備えた所定の硬度を有する軟弾性合成樹脂材にて中空ボール状に形成されていて、同期回転するこれら固定ローラー12、スライドローラー22によって挟み込んだケーブルCを所定の降下速度に調整できるようにしている。
As shown in the figure, the fixed
そして、固定ローラー12は、図2に示すように器枠ベース1の底壁2、上壁3相互間に軸受等で鉛直状に支承されている固定ローラー軸13に、ローラーベース11上に位置させて支承した鼓形状の固定ローラー支持部14に固定ローラー12が覆うようにすることで、支持されている。
Then, as shown in FIG. 2, the fixed
また、スライドローラー22は、同じく図2に示すように移動調整手段31におけるスライドブロック32に、鉛直状に支承されているスライドローラー軸23に支承した鼓形状のスライドローラー支持部24に同様にスライドローラー22が覆うようにすることで、支持されている。なお、図示のように、スライドローラー軸23は、ローラーベース11の下部に配されて、スライドブロック32に連繋されている側面L字形状のアンダーベース33にも軸受を介して支承されていることで、立脚状の鉛直性が維持されている。
Similarly, as shown in FIG. 2, the
固定ローラー12とスライドローラー22とは、図4に示すように互いに逆方向で同期回転するように固定ローラー軸13、スライドローラー軸23それぞれに固着した固定スプロケット歯車15、スライドスプロケット歯車25それぞれに同期チェーン16を、固定ローラー軸13に固着した固定スプロケット歯車15には内周で、スライドローラー軸23に固着したスライドスプロケット歯車25には外周で掛け渡すようにして掛巡してある。すなわち、図4に示すようにスライドスプロケット歯車25への同期チェーン16の外周の掛け渡しは、スライドスプロケット歯車25の外方位置で対状に支承した移動反転スプロケット歯車17、固定反転スプロケット歯車18それぞれによって内周で掛け渡し、これらの移動反転スプロケット歯車17、固定反転スプロケット歯車18相互間では同期チェーン16の外周がスライドスプロケット歯車25に噛み合うようにして固定ローラー軸13、スライドローラー軸23が相互に逆回転するように掛巡してある。
As shown in FIG. 4, the fixed
また、移動反転スプロケット歯車17はアンダーベース33に支承されていることでスライドローラー軸23と共に移動するようになっており、固定反転スプロケット歯車18はローラーベース11に移動しないものとして支承されている。そして、前述したようにこれらの移動反転スプロケット歯車17、固定反転スプロケット歯車18それぞれは、スライドローラー軸23のスライドスプロケット歯車25に対して固定ローラー軸13側の外方に位置させてあって、同期チェーン16の内周側で噛み合うと共に、同期チェーン16の外周がスライドスプロケット歯車25に噛み合うようにしてある。
The reversing sprocket gear 17 is supported by the under
こうすることで、固定ローラー軸13の固定スプロケット歯車15には同期チェーン16の内周が噛み合っていることで、固定ローラー軸13、スライドローラー軸23が相互に逆回転する。そしてまた、固定ローラー12とスライドローラー22との間隔が調整されるように、スライドローラー軸23が固定ローラー軸13に対してスライドするとき、これらの相互の間隔に広狭が生じても同期チェーン16は弛緩せず、常時一定のテンションが維持されるようにしてある。
By doing so, the fixed
移動調整手段31は、図2、図3に示すようにスライドローラー22を支持しているスライドローラー軸23を支承するスライドブロック32と、ローラーベース11内にローラーベース11の長手方向に沿って回転自在に支承してあって、スライドブロック32がねじ合わせられている送りネジ34と、同じくローラーベース11の長手方向に沿って送りネジ19に平行に配置してあって、スライドブロックが32に挿通されているガイドシャフト36とを備えて成る。また、送りネジ34には、ローラーベース11外に位置させて操作頭部35を固定してあって、この操作頭部35に対するねじ回し操作によって送りネジ34自体を回転させることでスライドブロック32を前後にスライドさせ、スライドローラー22と固定ローラー12との間隔をケーブルC径に対応して調整、設定できるようにしてある。
2 and 3, the movement adjusting means 31 rotates along the longitudinal direction of the
制動機構40は、図5乃至図8に示すように前記固定ローラー軸13を直接にあるいは間接にブレーキ手段50によって制動することで固定ローラー12更にはスライドローラー22の回転速度を調整することで制御するものとしてある。図示にあっては、固定ローラー軸13を、この固定ローラー軸13に連繋してあることで同期回転するブレーキ手段50のブレーキパッド51をこのブレーキパッド51に圧接するブレーキシュー52を制御することで所定の速度に抑制・制御するよう減速させ、固定ローラー12、スライドローラー22相互間で挟み込むケーブルCの降下速度を制動するようにしてある。
The
すなわち、ブレーキ手段50は、器枠ベース1に支承された制動軸44と、固定ローラー軸13と同期回転するよう制動軸44に設けたドラム状のブレーキパッド51と、器枠ベース1の外部からの操作で外方に向かって移動してブレーキパッド51の内周面に圧接されるよう制動軸44の周囲に設けてブレーキパッド51の内周に配したブレーキシュー52とを備えて成る。
That is, the brake means 50 includes a
また、制動機構40自体は、図2に示すように器枠ベース1内で支持されている支持軸41、この支持軸41に固定されている支持アーム42によって、例えば器枠ベース1のほぼ中央位置で支持されている平面で円形状を呈するほぼ扁平ボックス状のブレーキベース43によって配置固定されており、器枠ベース1の外部からの後述の制動操作部61に対する操作で制動力が調整されるようにしてある。
Further, as shown in FIG. 2, the
制動軸44は、器枠ベース1における底壁2、上壁3相互間で、前記固定ローラー軸13と平行になるように鉛直方向に沿ってブレーキベース43にも支承されている。そして、この制動軸44には、制動スプロケット歯車45が嵌め合わせあるいは固着されることで設けられていて、この制動スプロケット歯車45と固定ローラー軸13に固着されている被制動スプロケット歯車46との間で掛巡した制動チェーン47によって制動スプロケット歯車45と固定ローラー軸13とは同期回転するようにしてある。こうすることで、制動スプロケット歯車45に対する制動作用は、制動チェーン47、被制動スプロケット歯車46を介して固定ローラー軸13の回転を制動制御することになる。
The
ブレーキパッド51は、前記ブレーキベース43に収納される扁平円筒状に形成されていて、前記制動スプロケット歯車45に固着されている伝動盤48に固定されている。そして、ブレーキパッド51の内周側で外方に拡開されることでブレーキパッド51に圧接するブレーキシュー52がブレーキパッド51の内周に配置されている(図6参照)。このブレーキシュー52は、器枠ベース1の外部に設けられている制動操作部61の操作によって揺動牽引されるスイングアーム53に一体状に形成されて、制動軸44に嵌め合わせてあるカム盤54と、このカム盤54の周囲に配されて、カム盤54の回転によって内外方向に沿って移動されることでブレーキシュー52をその内周から拡開あるいは縮小させる複数の転動コロ55とによって、ブレーキパッド51に圧接あるいは離反されるようにしてある。
The
カム盤54は、図7、図8に示すようにほぼ円盤状に形成されていて、外周面に内外方向で傾斜している複数の作動外縁と、この作動外縁相互間に配された複数の窪み縁とを備え、作動外縁とブレーキシュー52との間に転動コロ55を当接介在させてあって、カム盤54自体の正逆方向の回転で転動コロ55がブレーキシュー52を拡開あるいは縮小させるようにしている。すなわち、ブレーキシュー52の拡開は、ブレーキパッド51の内周に圧接させて(図7参照)固定ローラー12を制動し、ブレーキシュー52の縮小はブレーキパッド51からブレーキシュー52を離反させて(図8参照)固定ローラー12がフリーに回転するようになる。なお、符号56は、転動コロ55相互間に介装された中間体である。
As shown in FIGS. 7 and 8, the
このカム盤54の揺動回転によって、固定ローラー軸13ひいては固定ローラー12の回転を調整制御するのであり、カム盤54自体の揺動回転は制動操作部61の操作によって行われる。制動操作部61は、図5に示すように例えば器枠ベース1内に配装されており、器枠ベース1に進退自在にねじ込まれた調整ネジ62と、この調整ネジ62によって揺動されるよう器枠ベース1に揺動自在に支持された揺動アーム63と、この揺動される揺動アーム63によって牽引あるいは押し戻され、前記カム盤54に一体形成のスイングアーム53に連繋されているリンクバー64とを備えて成る。
The rotation of the
調整ネジ62は、例えば器枠ベース1の側壁に器枠ベース1の外部からねじ込まれていて、器枠ベース1の外側に露出している調整ネジ62自体の頭部に設けた摘まみの回転によって調整ネジ62を進退できるようにしてある。また、摘まみの回転量は例えば器枠ベース1の側部面に表示してある制動力目盛の数値に対応するようにしてある。
For example, the adjusting
揺動アーム63は、器枠ベース1の鉛直方向に沿って立脚支持されている揺動支持柱65に揺動アーム63自体のほぼ半ば位置でシーソー状に支持されていて、揺動アーム63の一端には調整ネジ62の先端が当接し、他端にはリンクバー64が連繋されている。
The
こうすることで、調整ネジ62の所定量の前進は揺動アーム63の一端を前進させると同時に揺動アーム63の他端を逆方向に後退させ、スイングアーム53を牽引することで前記カム盤54を所定角度で揺動させる。この揺動範囲に対応して転動コロ55が外方に移動してブレーキシュー52を拡開させてブレーキパッド51に所定圧で圧接させることになり、これに対応して伝動盤48、制動スプロケット歯車45、制動チェーン47、被制動スプロケット歯車46、固定ローラー軸13を介して固定ローラー12を制動し、スライドローラー22と共にケーブルCを通線させるときの落下速度を所定の速度に制御するようにしてある。
In this way, when the
次にこれの使用の一例を説明すると、図9に示すように、例えばビルその他で所定のケーブルCを各階層に通線するとき、上層階、屋上等にケーブルドラムDを配置し、このケーブルドラムDから所定のケーブルCを下層階側に繰り出すものとしている。このような場合に、本発明の張力調整装置を例えばケーブルドラムDの設置階、下層階側の壁面・床面その他に所定の取付台によって所定間隔毎に固定配置しておき、ケーブルC径等に対応させてケーブル挟持機構10における固定ローラー12とスライドローラー22との間隔を移動調整手段21の操作によって調整する。次いで、繰り出されるケーブルCを順次に本発明の張力調整装置に挿通させ、必要以上のケーブルCの落下速度にならないように制動機構40による制動調整によって所定の降下速度になるように調整制御すれば良いのである。
Next, an example of the use of this will be described. As shown in FIG. 9, when a predetermined cable C is routed to each level in a building or the like, for example, a cable drum D is arranged on the upper floor, the rooftop, etc. A predetermined cable C is fed from the drum D to the lower floor side. In such a case, the tension adjusting device of the present invention is fixedly arranged at predetermined intervals by a predetermined mounting base on the installation floor of the cable drum D, the wall surface / floor surface on the lower floor side, etc. The distance between the fixed
なお、図示例にあっては、上層階の平坦場所から鉛直方向に降下される角部位等の降下部位における接触負荷を軽減させるためケーブルドラムジャッキP、あるいは図示を省略したエフレックスを使用しており、また、上層階側では本発明張力調整装置を複数連で設置することで、上層階側における多大な負荷に対応できるようにする。もとより、降下させるケーブルCの重量によって設置台数、設置箇所、設置間隔その他が異なるのであり、作業現場の状況によってこれらは適宜に選択、設定される。 In the example shown in the figure, a cable drum jack P or a flex not shown is used in order to reduce a contact load at a lowered part such as a corner part that is lowered vertically from a flat place on the upper floor. In addition, by installing a plurality of tension adjusting devices of the present invention on the upper floor side, it is possible to cope with a great load on the upper floor side. Of course, the number of installations, installation locations, installation intervals, and the like differ depending on the weight of the cable C to be lowered.
C…ケーブル
D…ケーブルドラム
P…ケーブルドラムジャッキ
1…器枠ベース
2…底壁
3…上壁
4…送出ローラー
10…ケーブル挟持機構
11…ローラーベース
12…固定ローラー
13…固定ローラー軸
14…固定ローラー支持部
15…固定スプロケット歯車
16…同期チェーン
17…移動反転スプロケット歯車
18…固定反転スプロケット歯車
22…スライドローラー
23…スライドローラー軸
24…スライドローラー支持部
25…スライドスプロケット歯車
31…移動調整手段
32…スライドブロック
33…アンダーベース
34…送りネジ
35…操作頭部
36…ガイドシャフト
40…制動機構
41…支持軸
42…支持アーム
43…ブレーキベース
44…制動軸
45…制動スプロケット歯車
46…被制動スプロケット歯車
47…制動チェーン
48…伝動盤
50…ブレーキ手段
51…ブレーキパッド
52…ブレーキシュー
53…スイングアーム
54…カム盤
55…転動コロ
56…中間体
61…制動操作部
62…調整ネジ
63…揺動アーム
64…リンクバー
65…揺動支持柱
C ... Cable D ... Cable drum P ...
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- 2018-03-20 JP JP2018051852A patent/JP2019165560A/en active Pending
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