JP2019165334A - 対象物監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】近距離無線通信を利用する複数の機器からの情報を、より少ないリソースで統一的に収集すると共に、統一的に管理できるようにする対象物監視システムを提供する。【解決手段】複数の監視対象の各々に対応付けて取り付けられた複数の発信機の各々からの無線電波を受信することが可能な携帯端末であって、携帯端末は、複数の発信機から無線電波を受信すると、無線電波に含まれる情報であって、無線電波を発信した発信機のIDと無線電波の受信強度とを少なくとも含む情報を、タッチパネルを有する画面に表示する表示部と、当該携帯端末に無線接続され、複数の監視対象の各々を監視するサーバ装置に対して、情報を伝達する発信機情報伝達部と、を有する。【選択図】図9

Description

本発明は、対象物の監視システムに関する。
ネットワーク通信の普及と共に、無線LAN規格としてWiFiが広く普及している。このWiFiは、Wi-Fi Alliance(米国に本拠を置く業界団体)によって、国際標準規格であるIEEE 802.11規格を使用した無線相互接続の名称である。WiFiは、主にPCやスマートフォンなどにおいて、近距離無線通信に利用されている。
近年、WiFiに加えて、省電力・近距離無線通信を目的として、その他の無線通信規格が利用され始めている。このような技術を利用して、離れた位置から、様々な対象に関する情報や状態を把握できるようにしたり、制御できるようにしたりすることがより容易にできるようになってきている。
省電力・近距離無線通信の規格としては、例えば、BLE(Bluetooth Low Energy)、EnOcean、Wi-SUN、Zigbee、などの近距離の無線通信規格がある。
BLEは、近距離無線通信技術Bluetooth(登録商標)の拡張仕様の一つである。BLEは、低電力で通信が可能であり、2010年7月に発表されたBluetooth 4.0規格の一部として策定された。BLEは数cmから数m程度の至近距離にある端末間で通信できる技術である。Apple社(Appleは登録商標)が開発したBLEを利用した通信システムにiBeacon(登録商標)がある。iBeaconでは固定的に設置された発信機(ビーコン)から近隣のBLE対応スマートフォンなどに向けてビーコン端末からは固有のID情報を発信し続ける。受信側ではBLEの電波を監視し、ID情報、ビーコンの伝播強度を認識することができる。iBeaconは、IDを発信する範囲を「Immediate」(近接)、「Near」(近い)、「Far」(遠い)の3種類から設定できる。
EnOceanは、電池を不要とする通信を実現する無線通信であり、通信距離は使用周波数帯に応じて数10mから200m程度であり、データレートは125kbpsとなっている。
Wi-SUNとは、Wireless Smart Utility Networkの略語で、日本で開発された無線通信規格である。最大1km弱程度の距離で相互通信を行う省電力無線通信規格である。
Zigbeeは、電池駆動可能な超小型機器への実装に向いている無線規格であり、センサなどからのデータを転送する。基礎部分の(電気的な)仕様はIEEE 802.15.4として規格化されている。
このように、省電力・近距離無線通信が利用されているが、様々な仕様が存在するため、多種多様な機器の各々が、異なる省電力・近距離無線通信規格を採用したり、近距離無線通信であるために、予期しないタイミングで通信が途絶えてしまったり、様々な不都合が発生するようになってきている。そして、このような不都合を解消するために、必要以上に送信機又は受信機を設置してしまったり、規格毎に別個のインタフェースを作成することを強いられたりすることとで、必要以上の金銭的又は物理的なリソースが必要となるなどの弊害も生じるようになってきている。
たとえば、省電力・近距離無線通信を利用した従来技術としては、以下の技術が挙げられる。
移動体探索サーバが、一定の範囲に所在するユーザ、および移動体の探索者がそれぞれ保持する、ビーコン信号の受信機である携帯端末と無線ネットワークを介して通信可能であり、携帯端末から、位置情報と、ビーコン装置を特定する情報および電波強度に係る情報を受信して記録するユーザ位置登録部と、探索者が保持する携帯端末から探索対象のビーコン装置の探索の指示を受け付けて、各携帯端末の位置情報とビーコン装置との間の距離に基づいて探索対象のビーコン装置の位置情報を算出するビーコン位置算出部とを有する技術が存在する。この技術では、三点測位により探索対象のビーコン位置を算出している(例えば、特許文献1参照)。
児童が携帯可能であって識別IDを含むビーコン信号を発信するビーコン端末から発信されたビーコン信号を検知する一つ以上の見守り側端末によって送信され、見守り側端末がビーコン信号を検知したときの位置、時刻および電波強度ならびに検知したビーコン信号に含まれる識別IDを含む検知信号を受信し、識別IDに対応するビーコン端末ごとの居場所情報を、検知信号に含まれる時刻に基づいて5分ごとにまとめて管理し、居場所情報の取得要求を保護者端末から受け付けたときに、5分間の居場所情報のうち、電波強度が最大となる検知信号に基づく居場所情報を、5分単位に特定し、特定した居場所情報を用いて、児童の居場所を保護者端末4に提供する技術が存在する(例えば、特許文献2参照)。
1つの発信機と、発信機が発信する電波を受信して受信電波強度を計測する電波計測手段及び自らの位置を計測する位置計測手段を備えた1つの携帯型端末とを用い、携帯型端末を位置移動させて異なる位置にて、発信機から受けた受信電波強度及び受信側である携帯型端末自身の位置を計測し、多地点で得られた計測結果としての受信電波強度及び受信側位置情報を統合して発信機の位置を推定する技術が存在する(例えば、特許文献3参照)。
上記の既存の技術は、いずれも、いわゆる発信機と、受信側の携帯端末とを組み合わせて、発信機の位置や情報を取得する技術である。しかしながら、これらの技術は、発信機及び受信側の携帯端末双方の位置が変化する環境に対して向けられた技術である。しかも、主たる目的は、迷い子などの発信機を所持した者の位置を特定することにある。
したがって、例えば工場などの固定されたエリア内において、様々な機器が、様々な通信規格を用いる機器を備え、かつ作業員などの人の移動も伴う多様な対象に関する様々な情報を把握しつつ、無線通信を行うリソースの削減も図りたいといったニーズには、十分に答えることができないのが実情である。
特開2016−217931号公報 特開2017−41836号公報 特開2017−142180号公報
よって、本発明は、近距離無線通信を利用する複数の機器からの情報を、より少ないリソースで統一的に収集すると共に、統一的に管理できるようにすることを目的とする。
本明細書に開示される一実施の形態によれば、複数の監視対象の各々に対応付けて取り付けられた複数の発信機の各々からの無線電波を受信することが可能な携帯端末であって、前記携帯端末は、前記複数の発信機から無線電波を受信すると、無線電波に含まれる情報であって、無線電波を発信した発信機のIDと無線電波の受信強度とを少なくとも含む情報を、タッチパネルを有する画面に表示する表示部と、当該携帯端末に無線接続され、前記複数の監視対象の各々を監視するサーバ装置に対して、前記情報を伝達する発信機情報伝達部と、を有する携帯端末が提供される。
前記携帯端末において、前記タッチパネルを操作する操作者の指示に基づき、前記複数の発信機のうち、所定の発信機からの無線電波に含まれる情報のうち、前記指示によって選択された発信機に対応する情報を、前記発信機情報伝達部に対して、前記サーバ装置に選択的に送信させる選択部、を更に有してもよい。
前記携帯端末において、所定の発信機の無線電波の受信強度が所定の閾値を超える値から、前記所定の閾値以下の値に変化した場合、又は前記所定の閾値以下の値から、前記所定の閾値を超える値に変化した場合に、その旨を、前記画面に表示する、受信強度監視部、
を更に有してもよい。
前記携帯端末において、前記携帯端末に供給する電源が断となった場合に、該携帯端末は、電源供給が停止した旨を報知するか、またはその旨を前記サーバ装置に伝達する電源監視部、を更に有してもよい。
本発明による一実施形態である監視システムは、複数の監視対象の各々に対応付けて取り付けられ無線電波を発信する複数の発信機と、前記複数の発信機の各々からの無線電波を受信することが可能な複数の携帯端末と、前記複数の携帯端末に接続され前記複数の監視対象の各々を監視するサーバ装置と、を有し、
前記複数の携帯端末は、
無線電波を受信することで、無線電波を発信した発信機に対応するIDと該無線電波の受信強度とを含む情報を、前記サーバ装置に伝達する発信機情報伝達部と、
GPSを含む測位手段により携帯端末自身の位置情報を取得すると共に、必要があれば、オペレータからの位置情報の修正を受け入れて、前記位置情報を、前記サーバ装置に伝達する、位置情報伝達部と、
を有し、
前記サーバ装置は、
所定の発信機からの無線電波が、少なくとも3つの携帯端末で受信されている場合は、前記少なくとも3つの携帯端末で受信されている前記所定の発信機からの無線電波の受信強度と前記少なくとも3つの携帯端末の位置情報とを用いて、前記所定の発信機の位置を推定する、位置推定部、
を有する。
前記監視システムにおいて、
前記サーバ装置は、前記複数の発信機及び/又は前記複数の携帯端末の位置を示した地図を生成する地図生成部と、
前記サーバ装置は、前記地図を表示画面に表示するか、又は前記複数の携帯端末のうちの少なくとの1つに配信する配信部と、
を有してもよい。
前記監視システムにおいて、
前記サーバ装置は、前記少なくとも3つの携帯端末のうち、前記無線電波を受信する携帯端末が2つ以下となった状態1の場合、または、前記無線電波が、いずれの携帯端末にも受信されなくなった状態2の場合、前記状態1又は前記状態2を報知する、携帯端末死活監視部を更に有してもよい。
本発明によれば、近距離無線通信を利用する複数の機器からの情報を、より少ないリソースで統一的に収集できると共に、統一的に管理できるようにすることができる。
実施形態を構成する各構成要素が配置された状況を示す図である。 携帯端末の表示画面の例を示す図である。 電源断のアラートを示した図である。 1つの発信機の無線電波が閾値を超えていた状態から閾値以下となった場合の例を示した図である。 各監視対象の位置を推定した図である。 発信機に接続された回転音センサからの信号に異常が発生したときの図である。 作業員の移動の様子を示した図である。 一実施形態のハードウエア構成を示す図である。 実施形態のブロック図である。
以下、図面を参照しながら、実施形態について説明する。
<実施形態1>
図1は、実施形態を構成する各構成要素が配置された状況を示す図である。この実施形態では、作業エリア140内の複数個所に、携帯端末110が設置されている。また、作業エリア140内に存在する作業員130及び発信機120の各々には、無線電波を発信する発信機120が取り付けられている。
なお、150は作業エリアにおける建屋の柱を示しており、その近辺に商用電源の取り出しソケットが配置されている。携帯端末は、バッテリを備え得るが、連続的に作動させることを前提としているので、商用電源からの電力が供給されるようになっている。なお、商用電源からの電力が途絶えても、バッテリ駆動で動作するため、一定期間は、携帯端末の動作が中断することはない。なお、バッテリを消耗してしまった場合には、携帯端末の動作は停止してしまうため、バッテリの電力供給が無くなる前に、商用電源からの電力供給を復旧させることが望ましい。商用電源からの電力供給が無くなった場合の対処については、図3と共に後述する。
作業エリア140の外には、サーバ装置100が設置されている。各携帯端末110からの諸情報は、携帯電話の無線通信網、或いはWiFiなどを経由して、サーバ装置100に伝達される。また、サーバ装置100からの情報も同じ通信網を介して携帯端末110に伝達されようになっており、サーバ装置100と携帯端末110とは、相互通信により情報の共有がなされる。
後述するように、携帯端末110には、各発信機からの無線電波の受信強度が表示されるようになっているため、携帯端末110を適切な間隔で、作業エリア140内に設置することができる。したがって、必要以上の携帯端末110を作業エリア140内に設置してしまうようなリソースの消費の無駄を省くことができる。また、各発信機からの無線電波を少なくとも3つの携帯端末110で受信することができるようにすれば、無線電波の強度を測定することにより、発信機120と携帯端末110との距離が推測できるため、三点測位などの方法で、発信機120の位置を推定することができる。なお、柱や物体の陰に発信機が位置する場合には、障害物がない場合に比してその発信機からの無線電波の受信強度が低下することがあり得るため、柱や物体の陰になる領域の位置の推測に関しては、発信機の実際の位置によって、位置の推測をキャリブレーションしておくこととしてもよい。発信機の位置を推測することにより、発信機に付けられた監視対象(人、工具など)の位置を推測することができる。
なお、発信機は、その発信機を設置する機器の種類に応じて、各種センサからの測定値(回転速度、加速度、温度等)の情報を無線電波に含ませることとしてもよい。このようにすることによって、監視対象の位置に加えて、監視対象の動作状態をも監視することができる。監視は、携帯端末を介して接続されているサーバ装置100によって行われてもよい。あるいは、サーバ装置100の監視結果を、携帯端末あるいは、管理用の携帯端末(不図示)に送信することで、作業エリア内の携帯端末110あるいは、管理用の携帯端末においても確認できるようにしてもよい。
なお、携帯端末は、既に述べたように、各種の近距離無線通信の複数種類の無線電波を受信することができるようになっていてもよい。また、各発信機は、発信機毎に固有のIDを持たせ、無線電波にIDの情報を含ませることによって、無線電波の情報がどの発信機(監視対象)からのものであるかを識別することができるようになっている。なお、固有のIDは、非常に多くの桁数を有する文字列である場合があるため、発信機の表面には、発信機を識別できる短いIDを付し、短いIDと、桁数の長い固有のIDとの対応は、携帯端末110或いはサーバ装置100が保持することとしてもよい。このようにすれば、携帯端末110に発信機120の短いIDを人間が入力することによって、携帯端末110と発信機120との紐づけがより容易に行えるようになる。
各発信機からの諸情報は、無線電波によって、携帯端末110に受信され、必要に応じてフォーマットが加工され、サーバ装置100に伝達される。したがって、携帯端末110は、ゲートウェイとしての機能を有する。
なお、通常の小型のゲートウェイには、表示装置を持たないものが多いため、表示装置とタッチセンサを少なくとも備えた携帯端末を用いることによって、発信機120と携帯端末110との疎通確認も容易に行え、携帯端末の設置がより容易になると共に、必用以上の余分な携帯端末を設置するようなことも避けることができる。
図2は、携帯端末110の表示画面111の例を示す図である。「戻る」ボタン129は、現在の表示画面の前に表示されていた画面に戻るボタンである。「保存」ボタン125は、この画面の設定指示を保存し、実行させるためのボタンである。
表示領域232ないし236は、3つの異なる発信機からの無線電波の情報を表示すると共に、いずれの発信機からの情報をサーバ装置100に送り、その他を無視するかのユーザからの指示を受ける指示領域が表示されている。
まず、表示領域232について説明する。「「レ」このデバイスからのデータを取得する」表示は、ユーザが、この発信機からの情報をサーバ装置100に送ることとするか否かを指示するための領域である。なお、「レ」は図2に示されるように、□の中にチェックマークのレ点が入っていることを示している。□の中にレが入っており「「レ」となっているため、ユーザは、この発信機からの情報をサーバ装置100に送ることを指示したことがわかる。なお、デフォルトで、「レ」となるように設定されていてもよい。「ID 0001 ドリル」の表示は、発信機のIDが「0001」であることを示しており、発信機が取り付けられた監視対象機器が「ドリル」であることを示している。発信機のID「0001」と「ドリル」との紐づけは、予め対応表が携帯端末110又はサーバ装置100に記憶しておけばよい。
「電波強度95」の表示は、相対的な数値であって、無線電波の最大の受信強度を100としたときのパーセント表示である。なお、この表示に限られるものではない。また、棒グラフで示されるように、90%の数値がオペレータに対して直感的に理解できるようにしてもよい。
「回転信号 あり」は、発信機が計測したドリルの回転信号が無線電波中に含まれており、ドリルの回転数が伝達されてきていることを示している。このような計測値は、回転数に限られるものではなく、監視対象の機器に対応して、適切なセンサから出力される計測値を無線電波に乗せて伝達するようにすることが望ましい。センサが無い場合には、計測値を送らずに、監視対象の存否をビーコンにより伝達してもよい。
表示領域234は、同様に「「レ」このデバイスからのデータを取得する」と指示されている。発信機のIDは「0002」であり、監視対象の機器は、「スパナ」であることが示されている。電波強度は、「40」である。その機器の存否情報であるビーコンは「あり」であり、存在することが、伝達されていることがわかる。
表示領域236は、「□このデバイスからのデータを取得する」となっているため、この発信機からの情報は、サーバ装置100に伝達されないように設定されていることがわかる。発信機のIDは、「S001」であり、「山田課長のネームプレート」に発信機が付されていることがわかる。山田課長の存否情報であるビーコンは「あり」であるから、山田課長は、現在、作業エリア140に居ることがわかるが、この情報は、サーバ装置に伝達されないように設定されていることがわかる。
以上のようにして、ゲートウェイの機能を有する携帯端末110のタッチセンサ付き表示パネルに、携帯端末110に入来する無線電波の情報が表示されることで、簡単に疎通確認が行えると共に、不要な無線電波の情報は、サーバ装置100に送らないように設定することも容易にできる。
なお、未知のIDの無線電波を受信した場合には、発信機をオンオフしたり、携帯端末との距離を変化させたりすることにより、どの発信機からの無線電波を受信しているかがわかる。発信機にIDを記載しておくことにより、その場で、短いIDを入力してもよい。また、その発信機が付された監視対象機器を携帯端末に入力すればよい。このようにすることにより、短いIDと、桁数の長い発信器の固有のIDと、発信機が付された監視対象との組み合わせが決まる。これらの情報は、携帯端末110又はサーバ装置のテーブルに追加することができる。
<実施形態2>
図3は、電源断のアラートを示した図である。
携帯端末110は、ゲートウェイの機能を有し、常時電源を供給しておくことが望ましい。したがって、携帯端末110の近くから商用電源を供給することが望ましい。携帯端末110に接続された電源が断となった場合には、携帯端末110は、バッテリ駆動に間断なく切り替えられるので、携帯端末110の機能はすぐには停止しない。しかしながら、このような状態が見過ごされてしまうと、バッテリを消費した時点で携帯端末110の機能は停止してしまう。このため、電源断が発生した場合には、携帯端末内の電源監視部によって、電源断が検知される。そして、電源断であることを、携帯端末110の表示部を介して報知してもよい。或いは、携帯端末のスピーカによって報知してもよい。或いは、電源断の状態をサーバ装置に伝達し、サーバ装置或いはサーバ装置に接続された端末において報知してもよい。
このようにすることによって、電源断による監視機能の領域の縮退ないし停止を未然に防止することができる。
<実施形態3>
図4は、1つの発信機の無線電波が閾値を超えていた状態から閾値以下となった場合の例を示している。
発信器のID「0002」の発信機からの無線電波は、図2では40%であったが、図4の場合には、5パーセントとなった場合の例を示している。例えば、閾値を10%に設定していた場合、5パーセントは、閾値以下である。閾値以下となることが予想されない場合において、閾値以下となった場合には、何等かの異常が発生した可能性があることを推認させる。したがって、このような場合には、携帯端末110の画面にアラート400を表示するようにして、発信機のID「0002」の発信機の異常、又は、当該発信器に取り付けられた監視対象が作業エリア外に出たか、何等かの異常に遭遇している可能性を知らしめるようにしてもよい。
なお、作業エリア140内において無線電波が閾値以下となることが、十分予想される監視対象については、このアラートを発しないようにしてもよい。例えば、作業エリア140に、出入りすることが許されている作業員に付着された発信機からの無線電波は、途絶えることも当然予測されるから、このような監視対象に付された発信機からの無線電波については、閾値以下の受信強度になってもアラートを発しないこととしてもよい。
また、図5で後述するように、三点測位によって位置を特定したい監視対象の場合には、その監視対象に付された発信機の無線電波が、例えば、2個に減少した時点で、無線電波が受信できなくなった携帯端末110についてのアラートを発するようにしてもよい。
<実施形態4>
図5(A)は、各監視対象の位置を三点測位等により推定した際の、作業エリア140の地図600を生成した図である。携帯端末110の三点測位により複数の作業員130及び複数の機器135の位置が、地図600上に示されている。
この地図600は、サーバ装置100に表示するようにしてもよい。三点測位は、サーバ装置が行うようにしてもよい。なお、サーバ装置100に表示された地図600は、携帯端末110又は管理用携帯端末(不図示)に配信してもよい。
なお、サーバ装置100は、遠隔のPCまたは、クラウド上のコンピュータにより実現されてもよい。或いは、サーバ装置100は、携帯端末110のいずれか一つにより実現されるようにしてもよい。或いは、サーバ装置100の機能は、携帯端末110が機能を分担することで、分散された複数の携帯端末110において実現されてもよい。
図5(B)は、1つの発信機の三点測位が不可能となった場合の例を示している。スパナ555には、「?」605のマークが付されている。これは、スパナ555の位置が不明であることを示している。スパナ555の位置を推定するには、少なくともスパナ555に付された発信機の無線電波を、少なくとも3つの携帯端末110が受信していることが条件となる。図5(B)においては、2つ以下の携帯端末110しか、スパナ555に付された発信機の無線電波を受信できていないため、スパナ555の位置を推定できない状態を示している。この場合には、直近で、無線電波を受信していて、その後に無線電波の受信が途絶えたか、閾値以下となった携帯端末110の位置を特定して、地図600上に示してもよい(不図示)。或いは、その携帯端末110の表示装置にアラートを表示させるようにしてもよい(不図示)。
図6(A)は、ドリル666に設置された回転音センサからの信号の周波数分布を示した図である。図6(B)は、発信機120に接続された回転音センサからの信号に異常が発生した旨のアラートを示した図である。図6(A)のドリル666からの回転音のFFT解析による周波数分布は、正常な時は1つのみ、ピーク612が存在する。これに対して、図6(A)では、周波数の第2のピーク614が発生している。この第2のピーク614は、ドリルの回転の異常を示すものである。したがって、サーバ装置100は、ドリル666に異常が発生しているとして、アラートを発することが望ましい。図6(B)にしめすように、星印(☆)650が、ドリル666の位置に表示され、ドリル666が異常の状態であることを報知している。
このようにすることにより、サーバ装置100で行ったデータ分析により、監視対象の異常を発見することができる。この異常のアラートを示す図6(B)は、携帯端末110又は管理端末(不図示)に配信してもよい。
<実施形態5>
図7(A)は、作業員130の移動の様子を示した図である。このように、作業員130が発信機120を保持することにより、作業員の行動の様子を監視することができる。このようにすることによって、各作業員の仕事を容易に管理することができる。
図7(B)は、作業員が頻繁に移動するエリアを色の濃さで表した図である。この図をみることによって、作業員が頻繁に移動している位置がわかるので、作業員の接触による製品の落下の可能性、作業員の接触に伴って、使用する機器に接触して、けがをする確率等が高くなると推測できる。このような図を参照することによって、作業エリア140のレイアウトの変更、作業員130の動線の変更などを検討し、変更するなどの対処が可能となり、作業エリアの安全性の確保とエリアの有効活用が可能となる。
<ハードウエア構成>
図8は、一実施形態のサーバ装置100、携帯端末110のハードウエア構成800を示す図である。
ハードウエア構成800は、CPU802、メモリ804、通信制御装置806、入力インタフェース808、表示制御部810、外部メモリ制御部812及び出力インタフェース814を有する。
そして、通信制御装置806には、ネットワーク830(WIFI、広域ネットワーク(インターネット)、近距離無線通信等)が接続される。入力インタフェース808には、タッチ感知センサ等840などが接続される。表示制御部810には、ディスプレイ850が接続される。外部メモリ制御部812は、記憶媒体860を読み書きすることができる。出力インタフェース814には、スピーカ等870などが接続される。
記憶媒体860は、RAM、ROM、CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク、メモリーカード等であってもよい。
また実施形態を実現するプログラムは、ハードウエア構成800を備えるコンピュータにより実行され得る。また、実施形態のプログラムは、コンピュータに実行させる方法として、インプリメントされてもよい。本実施形態のプログラムの一部又は全部は、オペレーティングシステムにより実行されてもよい。また、プログラムの一部がハードウエアにより実現されてもよい。プログラムは記憶媒体860又はメモリ804に記憶されてもよい。
図9は、実施形態のブロック図である。
携帯端末110は、例えば、発信機情報伝達部952、選択部954、位置情報伝達部956、受信強度監視部958、電源監視部960、表示部962を有する。
発信機情報伝達部952は、発信機120からの無線電波を受信し、その無線電波によって伝送された情報をサーバ装置100に伝送する。
選択部954は、オペレータの指示に基づいて、選択された発信機の情報のみをサーバ装置100に送信するよう、発信機情報伝達部952に指示する。
位置情報伝達部956は、携帯端末自身の位置の情報をサーバ装置100に伝達する。
受信強度監視部958は、発信機の無線電波を携帯端末110が受信した際の受信強度が、所定の閾値と比較して、強いのか弱いのかを判断する。そして、閾値の前後で、受信強度が変化したかを監視する。
電源監視部960は、携帯端末110が電源に接続されているか否かを監視する。
表示部962は、タッチパネルを有し、発信機120のID、発信機からの無線電波の強度などを表示する。
サーバ装置100は、例えば、位置推定部912、地図生成部914、表示部916、端末死活監視部918、配信部920を有する。
位置推定部912は、なくとも3つの携帯端末で受信されている前記所定の発信機からの無線電波の受信強度と前記少なくとも3つの携帯端末の位置情報とを用いて、前記所定の発信機の位置を推定する。
地図生成部914は複数の携帯端末の位置を示した地図を生成する。
表示部916は、種々の情報を表示する。
端末死活監視部918は、少なくとも3つの携帯端末のうち、無線電波を受信する携帯端末が2つ以下となった状態1の場合、または、無線電波が、いずれの携帯端末にも受信されなくなった状態2の場合、状態1又は状態2を報知する。
配信部920は、種々の情報を、携帯端末110等に配信する。
上述の実施形態において、各々の処理は、矛盾のない限り、同時に、又は順序を入れ替えて実行されてもよい。
以上の実施形態は、ハードウエアの装置としてインプリメントされ得る。
以上の実施形態は、請求項に記載された発明を限定するものではなく、例示として取り扱われることは言うまでもない。
100 サーバ装置
110 携帯端末
120 発信機
912 位置推定部
914 地図生成部
916 表示部
918 端末死活監視部
920 配信部
952 発信機情報伝達部
954 選択部
956 位置情報伝達部
958 受信強度監視部
960 電源監視部
962 表示部

Claims (7)

  1. 複数の監視対象の各々に対応付けて取り付けられた複数の発信機の各々からの無線電波を受信することが可能な携帯端末であって、
    前記携帯端末は、前記複数の発信機から無線電波を受信すると、無線電波に含まれる情報であって、無線電波を発信した発信機のIDと無線電波の受信強度とを少なくとも含む情報を、タッチパネルを有する画面に表示する表示部と、
    当該携帯端末に無線接続され、前記複数の監視対象の各々を監視するサーバ装置に対して、前記情報を伝達する発信機情報伝達部と、
    を有する携帯端末。
  2. 前記タッチパネルを操作する操作者の指示に基づき、前記複数の発信機のうち、所定の発信機からの無線電波に含まれる情報のうち、前記指示によって選択された発信機に対応する情報を、前記発信機情報伝達部に対して、前記サーバ装置に選択的に送信させる選択部、
    を更に有する請求項1に記載の携帯端末。
  3. 所定の発信機の無線電波の受信強度が所定の閾値を超える値から、前記所定の閾値以下の値に変化した場合、又は前記所定の閾値以下の値から、前記所定の閾値を超える値に変化した場合に、その旨を、前記画面に表示する、受信強度監視部、
    を更に有する請求項1又は2に記載の携帯端末。
  4. 前記携帯端末に供給する電源が断となった場合に、該携帯端末は、電源供給が停止した旨を報知するか、またはその旨を前記サーバ装置に伝達する電源監視部、
    を更に有する請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の携帯端末。
  5. 複数の監視対象の各々に対応付けて取り付けられ無線電波を発信する複数の発信機と、前記複数の発信機の各々からの無線電波を受信することが可能な複数の携帯端末と、前記複数の携帯端末に接続され前記複数の監視対象の各々を監視するサーバ装置と、を有する監視システムであって、
    前記複数の携帯端末は、
    無線電波を受信することで、無線電波を発信した発信機に対応するIDと該無線電波の受信強度とを含む情報を、前記サーバ装置に伝達する発信機情報伝達部と、
    GPSを含む測位手段により携帯端末自身の位置情報を取得すると共に、必要があれば、オペレータからの位置情報の修正を受け入れて、前記位置情報を、前記サーバ装置に伝達する、位置情報伝達部と、
    を有し、
    前記サーバ装置は、
    所定の発信機からの無線電波が、少なくとも3つの携帯端末で受信されている場合は、前記少なくとも3つの携帯端末で受信されている前記所定の発信機からの無線電波の受信強度と前記少なくとも3つの携帯端末の位置情報とを用いて、前記所定の発信機の位置を推定する、位置推定部、
    を有する、
    監視システム。
  6. 前記サーバ装置は、前記複数の発信機及び/又は前記複数の携帯端末の位置を示した地図を生成する地図生成部と、
    前記サーバ装置は、前記地図を表示画面に表示するか、又は前記複数の携帯端末のうちの少なくとの1つに配信する配信部と、
    を有する請求項5に記載の監視システム。
  7. 前記サーバ装置は、前記少なくとも3つの携帯端末のうち、前記無線電波を受信する携帯端末が2つ以下となった状態1の場合、または、前記無線電波が、いずれの携帯端末にも受信されなくなった状態2の場合、前記状態1又は前記状態2を報知する、携帯端末死活監視部
    を更に有する請求項5又は6に記載の監視システム。
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